JPH06239748A - セチリジン含有抗アレルギー点眼点鼻用組成物 - Google Patents
セチリジン含有抗アレルギー点眼点鼻用組成物Info
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Abstract
ニルメチル〕−1−ピペラジニル〕エトキシ〕酢酸また
はその塩類を有効成分として含有する抗アレルギー点眼
点鼻用組成物であって、さらに、シクロデキストリン類
および、さらに、界面活性剤および/または水溶性高分
子を配合するすることを特徴とする。 【効果】 この点眼剤または点鼻剤は、眼刺激および鼻
粘膜刺激が少なく、アレルギー性の眼または鼻疾患の予
防、治療剤として有利に使用することができる。
Description
ニルメチル〕−1−ピペラジニル〕エトキシ〕酢酸(以
下セチリジンと称する)またはその塩類を有効成分とし
て含有することを特徴とする、眼または鼻のアレルギー
疾患の治療に有用な点眼点鼻用組成物に関する。
効果を有し、特にヒスタミンに対して格別の選択性を有
する抗アレルギー剤であることが、特公昭63−113
53号公報に明示されている。
アレルギー疾患では、全身症状と眼症状が関連すること
も多く、この場合には抗アレルギー剤の経口投与は有用
である。しかし、眼の著明な変化があっても、全身的に
は異常を検出しないこともあり、特に眼だけの病変では
全身的に異常を示すことは少ない。かかる場合に、全身
的治療を施すより、局所での治療が安全で効果的であ
る。かかる全身症状と局所症状の関係は耳鼻科の領域に
おいても言えることである。
点眼剤に関する公知文献としては、抗アレルギーおよび
抗ヒスタミン組成物に関する特許出願(特開平4−93
39)がある。当該特許出願は、抗アレルギー剤と抗ヒ
スタミン剤を併用する処方組成物に関するものであり、
セチリジンは、当該組成物の構成成分の1つである抗ヒ
スタミン剤の例示薬物の一つとして挙げられている。し
かし、セチリジンを単独で眼局所で使用した場合の効果
等についての報告は見当たらない。
るが、低濃度領域(1w/v%以下)では、時間と共に
不溶性物質が析出し、水溶液としての安定性に欠けると
いう欠点を有している。これは、セチリジンが水溶液中
で会合体を形成するジフェニルメタン誘導体であるため
と考えられる(中垣正幸編:物性物理学、南江堂、東
京、pp238〜239、1986年)。一方、不溶性
物質が析出しない濃度以上では、点眼または点鼻した場
合、刺激性が強く、点眼点鼻用組成物としては使用する
ことができない。従って、点眼点鼻用組成物として使用
出来るセチリジンを主薬とする製剤はいまだ実用化され
ていないのが現状である。
の、安全でかつ安定な点眼または点鼻剤の調製は、薬物
により個々に異なるが、一般に困難である場合がほとん
どである。そこで、本発明者等は、セチリジンのかかる
欠点を克服し、眼または鼻粘膜での刺激がなく安全で、
かつ安定なセチリジン含有点眼点鼻用組成物の開発につ
いて鋭意研究を重ねた。
ン類は、環状糖であるため、その中心部に種々の薬物を
取り込み薬物と包接化合物を形成することが知られてい
る。このため、シクロデキストリン類は、従来から諸種
の難溶性薬物を易溶化するなど、また、薬物の安定性を
向上させるなどの目的で使用されてきた。しかし、シク
ロデキストリン類は薬物に配合すると、多くの場合、該
薬物の薬効を奏し難く、特に外用製剤の場合には尚更で
あることが知られている。本発明者らは、セチリジンの
水溶液に、シクロデキストリン類を配合すると、セチリ
ジンの会合の認められる低濃度領域においては不溶性物
質の析出が抑制されること、さらに眼または鼻粘膜で、
セチリジンの刺激が認められる濃度においても、意外に
も当該刺激が抑制され、併せて、眼または鼻局所でのア
レルギー疾患に対しても充分な抑制効果を維持すること
を見出した。さらに、本発明者らは、セチリジンとシク
ロデキストリン類の溶液に界面活性剤および/または水
溶性高分子を配合すると、水溶液中でのセチリジンの会
合を長期にわたり防止できることを見出し、本発明を完
成するに到った。
チリジンまたはその塩類を有効成分として含有すること
を特徴とする抗アレルギー点眼点鼻用組成物および、
さらにシクロデキストリン類を配合する抗アレルギー点
眼点鼻用組成物および、さらに界面活性剤および/ま
たは水溶性高分子を含有する安全かつ安定な抗アレルギ
ー点眼点鼻用組成物に関する。
は塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩等の無機酸塩や酢
酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、マレイン酸塩等の有機酸
塩等が挙げられる。
しては、α−、β−およびγ−シクロデキストリン、ヒ
ドロキシプロピルβ−シクロデキストリン、ジメチルβ
−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキス
トリンおよびβ−シクロデキストリン硫酸エステル等が
挙げられ、特に好ましくは、α−、β−およびγ−シク
ロデキストリンが挙げられる。これらのシクロデキスト
リン類は単独あるいは2種以上を適宜組み合わせて使用
することも出来る。
添加量は、使用するシクロデキストリン類の溶解度およ
びセチリジンの濃度により異なるが、通常はセチリジン
1モルに対し、0.5〜3.0モル、好ましくは1.0
〜2.0モルの比率で配合するのが望ましい。
イオン性界面活性剤が好ましく、たとえば、ポリソルベ
ート80、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油50および
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60等が挙げられる。
セルロース誘導体、ビニル系高分子化合物および多価ア
ルコール化合物が好ましく、セルロース誘導体としては
アルキルセルロースまたはヒドロキシアルキルセルロー
スが好ましい。アルキルセルロースとしては、たとえば
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等が挙
げられ、ヒドロキシアルキルセルロースとしては、たと
えばヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース等が挙げらる。ビニル系化合物として
は、たとえばポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコ
ール等が挙げらる。多価アルコール化合物としては、た
とえばマクロゴール200〜6000等が挙げられる。
高分子の添加量は、使用する界面活性剤および/または
水溶性高分子の種類ならびにセチリジンの濃度により異
なるが、通常はセチリジンに対し、界面活性剤の場合
は、0.01〜1.0重量比、好ましくは0.05〜
0.5重量比、水溶性高分子の場合は、0.01〜1
0.0重量比、好ましくは0.02〜5.0重量比で配
合するのが望ましい。これらの界面活性剤または水溶性
高分子は単独あるいは2種以上を適宜に組み合わせて使
用してもよい。
点鼻に通常使用されるpH範囲内で使用が可能であり、
通常4.0〜9.0の範囲、望ましくは5.0〜8.0
の範囲に調整するのがよい。
分の他、通常点眼点鼻用組成物に用いられる添加剤、例
えば保存剤(パラオキシ安息香酸エステル類、塩化ベン
ザルコニウム、クロロブタノール等)、キレート剤(エ
デト酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム等)、等張化剤
(塩化ナトリウム、ソルビトール、グリセリン等)、緩
衝剤(リン酸塩、ホウ酸、クエン酸塩等)、pH調整剤
(塩酸、酢酸、水酸化ナトリウム等)等を適宜添加して
もよい。
として一般的に使用されているあらゆる製薬形態で、た
とえば水溶液、懸濁液、乳剤、ゲル剤および軟膏剤等の
形で提供される。また、これら組成物を凍結乾燥後、粉
末剤、顆粒剤または錠剤等とし、使用にあたって精製水
で溶解等する形で提供することもできる。
目的をそこなわない限り、セチリジン以外の薬効成分を
適宜配合することもできる。
濃度は、投与経路、アレルギーの症状などによっても異
なるが、通常0.01〜4.0w/v%程度、望ましく
は0.05〜2.0w/v%程度とし、例えば成人の患
者に点眼剤として用いる場合は、これを1日3〜6回程
度、1回量1ないし数滴の点眼で投与するのが好まし
く、点鼻薬として用いる場合は、1日3〜6回程度、1
回1〜2度ずつ鼻腔内に噴霧器を用いて噴霧吸入するの
が好ましい。
をさらに詳細に説明し、本発明の効果を明らかにする
が、これらは単なる例示であって、これらにより本発明
の範囲が限定されるものではない。
ウサギ(1群3羽)を使用し、右眼に表1に示す処方の
溶液C、D、EおよびFを、左眼にはそれらの基剤を1
回1滴、1時間間隔で1日8回、5日間点眼した。観察
は、1日目の点眼開始前、1、3、5日目の点眼終了3
0分後および6日目に前眼部の肉眼観察とフルオレセイ
ンによる角膜染色斑の観察を行なった。
した群では、1日目の点眼終了後の観察において、眼瞼
結膜および瞬膜に発赤が認められた。特に、処方Dの溶
液を点眼した群では、その程度は非常に強く、正常の眼
瞼結膜で認められる血管走行が不明瞭となる程であり、
また、球結膜の血管拡張、眼瞼結膜浮腫が明らかに認め
られた。これら発赤は、1日目の点眼終了後16時間経
過後の2日目の点眼開始前にも消失しなかった。点眼3
日目の観察では、両群共に、1日目の点眼終了後の観察
時と同様、結膜の発赤が認められ、その程度は1日目よ
りすべてにおいて強く、セチリジンが結膜に対し強い眼
刺激を有することが分かった。また、点眼終了後のフル
オレセインによる角膜染色班の観察においては、両群共
に角膜全体にフルオレセイン染色班が認められ、セチリ
ジンが角膜上皮に対しても刺激性を示すことが分かっ
た。尚、ウサギの眼が点眼に耐えられない状態にあると
判断し、処方CおよびDの溶液の点眼は3日目で中止し
た。次に、シクロデキストリン類を配合した処方Eの溶
液を点眼した群では、1日目の点眼終了後の観察におい
て、眼瞼結膜および球結膜に軽度の発赤が、また処方F
の溶液を点眼した群では、極少量の分泌物が認められた
ウサギがあったが、点眼3日目以後の観察では、1日目
で認められた発赤または分泌物も認められなかった。ま
た、点眼終了後のフルオレセインによる角膜染色斑の観
察においても、点眼開始前と差はなく、いずれも正常範
囲内であり、セチリジンにシクロデキストリン類を配合
すると、眼刺激は低くなることが明らかとなった。尚、
基剤を点眼した眼では、基剤によると思われる刺激は認
められなかった。
れない日本白色雄性ウサギ(1群5羽)を使用し、表1
に示す処方の溶液FおよびKを、1回1滴、1日8回、
28日間ウサギの両眼に点眼した。経時的に一般状態、
摂餌量、体重、眼科的項目(前眼部肉眼観察、角膜染色
斑観察、眼底観察、眼圧)を検査し、28日後に、尿検
査、血液学的検査、血液化学的検査、剖検、器官重量の
測定、眼球の病理組織学的検査、角膜の電子顕微鏡的検
査を行った。 (実験結果)処方FおよびKの溶液の点眼による眼科的
検査、一般状態およびその他の検査において、異常は認
められなかった。
の上眼瞼結膜下に0.1w/v%ヒスタミンを50μl
注射した。なお、下記の被験点眼液を、ヒスタミン注射
40および20分前にラットの両眼に3μlづつ点眼し
た。ヒスタミン注射1時間後にラットを屠殺し、眼瞼結
膜の浮腫重量を測定し、生理食塩液点眼群の眼瞼結膜の
浮腫率に対する被験点眼液点眼群の浮腫抑制率を算出し
た。被検点眼液は、塩酸セチリジンを任意の濃度となる
よう基剤〔濃グリセリン(2.0w/v%)、ホウ酸
(0.4w/v%)、水酸化ナトリウム(適量);pH
7.0〕で溶解したもの(以下CE点眼液と称する)、
塩酸セチリジンおよび塩酸セチリジンと等モルのα−、
またはβ−シクロデキストリンを任意の濃度となるよう
基剤で溶解したもの(以下各々CE+α−CD点眼液お
よびCE+β−CD点眼液と称する)および塩酸ジフェ
ンヒドラミンを基剤で溶解したもの(以下DPH点眼液
と称する)を使用した。
誘発結膜炎に対し、塩酸セチリジンは0.5w/v%の
濃度で約88.8%の抑制率を示し、塩酸セチリジンが
眼科領域での局所の使用でも十分に抗ヒスタミン効果を
有することが明らかとなった。
クロデキストリンを配合した場合のヒスタミン誘発結膜
炎に対する塩酸セチリジンの効果を比較するため、生理
食塩液点眼群の浮腫率を最大浮腫率とし、これを50%
抑制する各点眼液中の塩酸セチリジンの濃度(mM)を
IC50とし、その値を表2に示した。
は2.05mM(約0.1w/v%)で、セチリジンは
眼刺激を有する濃度以下においてもある程度の抗ヒスタ
ミン効果を有することが明らかとなった。また、CE点
眼液およびCE+α−CD点眼液点眼群では、両者の塩
酸セチリジンのIC50はほとんど同じで、α−シクロデ
キストリンは本実験系における塩酸セチリジンの効果に
ほとんど影響を与えないことが明らかとなった。次にC
E+β−CD点眼液点眼群では、塩酸セチリジンのIC
50は塩酸セチリジン点眼群のそれよりも若干高かった。
このことから、塩酸セチリジンにβ−シクロデキストリ
ンを配合すると、本実験系における塩酸セチリジンの効
果を若干低下させることが明らかとなったが、その程度
は低く、塩酸セチリジンの効果を十分に維持できる程度
であることが明らかとなった。
物では若干差異があり、また、ヒトにおいては使用感等
の主観的要素も加味されるため、最終的にはヒトにおい
て刺激性を有さない方が好ましく、強い刺激性のあるも
のについては実用化は不可能である。そこで、表1に示
す処方A、B、D、E、F、G、H、JおよびKの各溶
液をそれぞれヒト(甲、乙、丙、丁の4人)に点眼した
場合の使用感を表3に示す。
していない処方A、BおよびDの溶液に関して、塩酸セ
チリジンの濃度が0.25w/v%である処方Aの溶液
では4人中2人が少し刺激を感じ、ある程度低濃度で
は、セチリジンはヒト眼に対する刺激は弱いものである
ことが明らかとなった。しかし、セチリジンの濃度が
0.4w/v%以上である処方BおよびDの溶液では全
ての者が刺激を感じ、特に処方Dの溶液ではその刺激の
程度は非常に強く、現実の使用に耐え得ないことが明ら
かとなった。
以上と高いにもかかわらず、α−、β−またはγ−シク
ロデキストリンを各々配合した処方E、F、GまたはK
の溶液では全く眼刺激は認められなかった。従って、セ
チリジンの点眼剤を調製する場合に、これらシクロデキ
ストリン類を配合すると、セチリジンの有する眼刺激を
抑制することができ、安全に点眼剤として使用し得るこ
とが明らかとなった。
とコンプレックスを作る性質を有するポリビニルピロリ
ドンを配合した処方Hの溶液、および局所麻酔作用を有
し注射薬の局所疼痛除去等の目的に用いられるクロロブ
タノールを配合した処方Jの溶液においては、強い眼刺
激が観察され、セチリジンの眼刺激を抑制するという本
発明の目的のために使用する配合剤として、ポリビニル
ピロリドンおよびクロロブタノールは不適であることが
明らかとなった。なお、塩酸セチリジンにシクロデキス
トリン類を配合し、さらに界面活性剤または水溶性高分
子を配合した処方においても、何ら刺激は認めなかっ
た。
性を有さないものが好ましく、強い刺激性のあるものに
ついては実用化は不可能である。そこで、表1で示す処
方C、DおよびFの各溶液をそれぞれヒト(甲、乙、丙
の3人)に点鼻した場合の使用感を表4に示す。
合、3人中1人が刺激感を感じ、処方Dの溶液を点鼻し
た場合では、全ての者が強い刺激を感じ、その刺激は、
かなりの時間持続し、セチリジン単独では鼻粘膜に対し
ても刺激性を有することが明らかとなった。一方、β−
シクロデキストリンを配合した処方Fの溶液では、強い
刺激性を有した処方Dの溶液と同濃度の塩酸セチリジン
を含有するにもかかわらず、3人中1人が少し刺激を感
じたのみで、また、その刺激は短時間で消失したことか
ら、シクロデキストリン類を配合するとセチリジンの有
する鼻粘膜刺激を抑制することができ、点鼻剤として使
用し得ることが明らかとなった。
L〜N、P〜Rを各々調製し、0.45μmのメンブラ
ンフィルターでろ過後、ガラスアンプルに充填し、室温
で6カ月間保存した。経時的に肉眼検査法に従い不溶性
異物を観察した。
は、室温保存1日後に不溶性異物の析出が認められた。
処方KおよびLを充填したアンプルは、6カ月後不溶性
異物の析出が僅かに認められた。処方M、N、P〜Rを
充填したアンプルでは、6カ月後においても不溶性異物
は認められなかった。従って、セチリジンにシクロデキ
ストリンを配合すると、セチリジンの会合が抑制され、
セチリジンとシクロデキストリンの配合処方にさらに界
面活性剤または水溶性高分子を添加するとセチリジンの
会合が防止され、安定な液剤が得られることが分かっ
た。なお、セチリジンと界面活性剤または水溶性高分子
のみの組合せでは不溶性物質の析出を防止できないこと
を確認している。
に調整し、を加えて100mlとする。この溶液をろ
過滅菌後、2mlずつ分注し凍結乾燥する。使用にあた
り注射用蒸留水5mlで溶解する。
7.0に調整し、を加えて100mlとする。
分散後、氷浴下で攪拌してを溶解する。室温まで加温
後、、およびを溶解し、でpHを7.0に調整
し、を加えて100mlとする。
分散後、氷浴下で攪拌してを溶解する。室温まで加温
後、、、およびを溶解し、でpHを7.0に
調整し、を加えて100mlとする。
溶解する。室温まで冷却後、、、およびを溶解
し、でpHを5.0に調整し、を加えて100ml
とする。
分散後、氷浴下で攪拌してを溶解する。室温まで加温
後、、、およびを溶解し、でpHを7.0に
調整し、を加えて100mlとする。
後、でpHを7.5に調整し、を加えて100ml
とする。
解後、でpHを6.5に調整し、を加えて100m
lとする。
よび鼻粘膜刺激が少なく、眼科および耳鼻科領域のアレ
ルギー疾患、例えば結膜花粉症等のアレルギー結膜炎、
春季カタル、ぶどう膜炎、アレルギー性鼻炎等の疾患の
予防、治療剤として有利に使用することができる。
Claims (12)
- 【請求項1】式 【化1】 で表される〔2−〔4−〔(4−クロロフェニル)フェ
ニルメチル〕−1−ピペラジニル〕エトキシ〕酢酸また
はその塩類を有効成分として含有することを特徴とする
抗アレルギー点眼点鼻用組成物。 - 【請求項2】さらにシクロデキストリン類を配合するこ
とを特徴とする請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】シクロデキストリン類がα−シクロデキス
トリン、β−シクロデキストリンおよびγ−シクロデキ
ストリンから選ばれる1種以上の化合物である請求項2
記載の組成物。 - 【請求項4】さらに界面活性剤および/または水溶性高
分子を配合することを特徴とする請求項2記載の組成
物。 - 【請求項5】界面活性剤が非イオン界面活性剤から選ば
れる1種以上の化合物である請求項4記載の組成物。 - 【請求項6】非イオン界面活性剤がポリソルベート80
およびポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ばれる1
種以上の化合物である請求項5記載の組成物。 - 【請求項7】水溶性高分子がセルロース誘導体、ビニル
系高分子化合物および多価アルコール化合物から選ばれ
る1種以上の化合物である請求項4記載の組成物。 - 【請求項8】セルロース誘導体がアルキルセルロースお
よびヒドロキシアルキルセルロースから選ばれる1種以
上の化合物である請求項7記載の組成物。 - 【請求項9】アルキルセルロースがメチルセルロースお
よびカルボキシメチルセルロースから選ばれる1種以上
の化合物である請求項8記載の組成物。 - 【請求項10】ヒドロキシアルキルセルロースがヒドロ
キシプロピルメチルセルロースおよびヒドロキシエチル
セルロースから選ばれる1種以上の化合物である請求項
8記載の組成物。 - 【請求項11】ビニル系高分子化合物がポリビニルアル
コールおよびポリビニルピロリドンから選ばれる1種以
上の化合物である請求項7記載の組成物。 - 【請求項12】多価アルコール化合物がマクロゴール4
000である請求項7記載の組成物。
Priority Applications (1)
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