JPH0620891B2

JPH0620891B2 - パツク製造装置

Info

Publication number: JPH0620891B2
Application number: JP61306161A
Authority: JP
Inventors: ハインツ・フォッケ; ボルフガンク・エルテル
Original assignee: Focke and Co GmbH and Co KG
Current assignee: Focke and Co GmbH and Co KG
Priority date: 1985-12-23
Filing date: 1986-12-22
Publication date: 1994-03-23
Anticipated expiration: 2009-03-23
Also published as: EP0226872A2; EP0226872B1; JPS62158611A; CA1271355A; DE3685007D1; EP0226872A3; DE3545884C2; DE3545884A1; US4852335A; CN86108639A; BR8606415A; CN1006154B

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、移送ステーションにおいて各ブランクをフィ
ードユニットにより受け部材（中空マンドレル）を持つ
折曲げターレットに１づつ供給し、このブランクは前記
受け部材の１で移送するために、固定ブランクホルダ
（保持ディスク）により保持される特に煙草のソフトパ
ックであるパックを少なくとも１の折曲げ可能なブラン
クから製造するパック製造装置に関する。

［従来の技術およびその課題］煙草パックを折曲げ成形して充填するための高性能包装
機械が必要とされている。特にソフトカップ状の煙草パ
ックを製造する機械の場合にはその要求が高くなる。こ
の形式のパックは特に錫箔ブランクの内部包装を備え、
この内部包装がパック内容物である一群の煙草の全面を
覆う。このように形成された錫箔ブロックは、上部ある
いは端面を開放して紙のブランクで形成したカップ内に
収容される。

この形式のパックを製造する包装機械は折曲げターレッ
トを装備する場合が多く、この折曲げターレットは中空
マンドレルの形態で周部に沿って配置された多数の受け
部材を有する。これらは内部（錫箔）ブランクしたがっ
て紙ブランク用の断面矩形の長いレセプタクルすなわち
受け部材である。これらのブランクは静止の中空マンド
レルの周部に巻き付けられ、先に中空マンドレル内に充
填された一群の煙草と共に、中空マンドレルから長手方
向に引き抜かれる。

カップ状のソフトパックあるいはこれと同様なパックを
製造する従来の包装機械は、結局、複雑な折曲げターレ
ットが間欠的に作動されるという理由で製造能力が限ら
れていた。

したがって、本発明の目的は上記型式の包装機械におけ
るパック及び内容物（煙草）の品質を低下することな
く、製造能力を改良することにある。

［課題を解決するための手段、作用及び効果］この目的を達成する本発明は、移送ステーションにおい
て各ブランクをフィードユニットにより受け部材（中空
マンドレル）を持つ折曲げターレットに１づつ供給し、
このブランクは前記受け部材の１で移送するために、固
定ブランクホルダ（保持ディスク）により保持される特
に煙草のソフトパックであるパックを少なくとも１の折
曲げ可能なブランクから製造するパック製造装置であっ
て、ａ）前記ブランクホルダは、折曲げターレットに対して
軸方向に変位した位置と、受け部材の移動路の外側位置
との少なくとも一方の位置に配置され、ｂ）前記移送されるブランクはブランクホルダにその縁
部領域のみを保持され、ｃ）前記ブランクホルダから横方向に突出するブランク
の部分は、受け部材の移動路内に延び、折曲げターレッ
トが回転したときに、受け部材がこの保持された１のブ
ランクづつブランクホルダから引出して搬送するること
を特徴とする。

本発明のパック製造装置は、ブランクホルダを折曲げタ
ーレットに対して変位した位置に配置されており、ブラ
ンクの縁部のみを保持し、他の部分は受け部材の移動路
内に突出させる。そして、折曲げターレットが回転する
と、この折曲げターレットに設けられた受け部材も移動
しつつ、ブランクホルダから１のブランクを引出す。

したがって、本発明のパック製造装置によると折曲げタ
ーレットを間欠回転させる必要がなく、このため、連続
回転が可能となり、その製造能力を増大することができ
る。

本発明の好適な実施例では、折曲げターレットの静止段
階をなくしたことにより、錫箔ブランク及び紙ブランク
をそれぞれ折曲げターレットの中空マンドレルに供給す
るため、ブランクは折曲げターレットに互いに離隔して
配設された中空マンドレルの（円形の）移動路中に移送
される。すなわち、ブランクを移送するブランクホルダ
は中空マンドレルの移動路に隣接して所定位置に固定さ
れ、一定の速度で回転する中空マンドレルの１に受取ら
れる位置までブランクを持ってくる。

本発明の実施例では、ブランクホルダは、このために周
面に吸入孔を設けて回転駆動される円形の保持ディスク
として形成されている。間欠的に駆動される保持ディス
クは中空マンドレルがブランクを受取る間は静止してお
り、縁部ストリップの領域でのみブランクを把持する。
ブランクの移送位置で、回転する中空マンドレルがブラ
ンクを後側から掴んで取り、同時に保持ディスクから引
き抜くように保持する。この場合、ブランクは保持ディ
スク、特に円筒状部の部分で確実に湾曲した３次元形状
を占めることが重要である。これにより、薄膜材で形成
されたブランクが、安定構造を形成し、折曲げられるこ
となく中空マンドレルに受取られる。

ブランクホルダ（保持ディスク）及びこの前側のブラン
クコンベアは、ブランクが高速で排出されて所定の位置
にもたらされ、製造能力を増大するように形成される。
このために、ブランクはシート材から切断された後に加
速される。ブランクはブランクコンベアに吸引により保
持される。この吸引力はブランクがブランクコンベアか
ら次の工程に正確かつ高速で移送されるように制御され
る。

連続的に回転する折曲げターレットは、この折曲げター
レットが１回転する間に、錫箔ブランクの端部折曲げを
除いてパック（カップ状のソフトカップ）が完成され、
パック内容物（煙草群）と共に中空マンドレルから押出
されるように形成される。

このために、折曲げターレットには各中空マンドレルに
多数の可動押圧部材が設けられており、この押圧部材は
中空マンドレルがブランクを取る間及び折曲げる間に種
々の箇所でブランクを中空マンドレルに固定する。それ
ぞれの押圧部材は回転方向の前後に延在する狭い側面
と、パックの前面に対応する中空マンドレルの内面とに
設けられる。この各押圧部材は半径方向に前後動可能に
形成されあるいは枢動可能に装着される。この制御はカ
ムディスクあるいはカム等で行われる。

更に、折曲げターレットには多数の折曲げ部材が設けら
れており、これらの折曲げ部材は折曲げターレットの移
送移動中、ブランクを半径方向外側（外面）及び中空マ
ンドレルの自由端面に折曲げる。

内側ブランク（錫箔ブランク）に関しては、これらは始
めは折曲げ部材であり、この折曲げ部材はブランクの半
径方向外側折曲げ部（管状オーバーラップ）を形成す
る。更に、折曲げ部材は自由端面（包み込み折曲げ）の
領域内で錫箔ブランクの底部折曲げに使用される。

更に、折曲げ部材の後で、折曲げターレットに折曲げ部
を固定しかつ開かないようにする部材が設けられる。

錫箔及び紙のブランクの折曲げに続いて、煙草群が折曲
げターレットの周部を越えて、特に折曲げターレットの
長手方向に押圧されて中空マンドレルに供給され、煙草
群は中空マンドレルを通り、同時に大部分が折曲げられ
たブランク（カップ状のパック）を取上げる。

煙草群はポケット付の無端状チェーン、特にドイツ特許
出願第P3527741.6号（特願昭61-179815号）に記載のチ
ェーンにより移送されるのが好ましく、このチェーンは
少なくとも折曲げターレットの領域において一定速度で
連続的に回転する。折曲げターレットの周部に沿い、ポ
ケット付チェーンのポケットが中空マンドレルと整合す
るように当接し、したがって中空マンドレルの長手方向
に移動可能な摺動部材により煙草群はポケットから中空
マンドレル内に押し出される。

以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明
する。

［実施例］図は関連する各ユニットと共に特に折曲げターレットを
図式的に示すものである。

第１図に示すように、本発明の実施例による包装機械全
体は関連する種々のユニットを有する折曲げターレット
２０を備えている。この折曲げターレット２０は連続的
に回転駆動される。回転中に、所定本数の煙草を収容す
るためのカップ状のソフトパックが形成され、このソフ
トパックを形成した後に、この内部に煙草が充填され
る。この形式のパックは特に錫箔ブランク２１である内
部包装と、紙ブランク２２である外部包装とを備える。

第２図に示すように、上記ブランク２１，２２を受取
り、折曲げた後、所定本数の煙草である一群の煙草を詰
めるため、折曲げターレット２０には外縁部に隣接して
中空マンドレル２３の形態のレセプタクルすなわちブラ
ンク受け部材が設けられている。この中空マンドレル２
３は両端が開放した矩形断面の中空部材に形成されてい
る。

第６図に示すように、中空マンドレル２３はターレット
ディスク２４に固着され、一側に突出する。このターレ
ット２４には、各中空マンドレル２３の領域内に一列に
並んだ通路オリフィス２５が設けられている。中空マン
ドレル２３の軸線方向寸法は、ブランク２１，２２が中
空マンドレル２３に受取られ、同時に先端部が所定長さ
突出するように定められる。この突出長さは、中空マン
ドレル２３の開放先端部上に折曲げられる折曲げタブ２
６が錫箔ブランク２１あるいは紙ブランク２２の底壁を
形成するように定められる。

第２図に示すように、中空マンドレル２３はターレット
ディスク２４に、特に前側面２７及び後側面２８である
狭い側面をそれぞれ周方向前後に向ける。これらはパッ
クの狭い側面と整合する。広い内側面２９及び対応する
外側面３０はそれぞれ半径方向内方及び外方に向く。こ
の内側面にはブランクあるいはパックの前壁が当接し、
後壁には外面３０が当接する。

第１図に示すように、フィードユニットとしてのブラン
クユニット３１，３２は折曲げターレット２０に設けら
れて錫箔ブランク２１及び紙ブランク２２を形成し、こ
れらのブランクを折曲げターレット２０の中空マンドレ
ル２３に移送する。各ブランクは連続した錫箔シート３
３及び紙シート３４から切断される。ブランクユニット
３１，３２はそれぞれブランク２１，２２の第１移送ス
テーション３５及び第２ステーション３６の領域内で折
曲げターレット２０の周部に強固に固定される。第１移
送ステーション３５から第２移送ステーション３６（ブ
ランクユニット３２）に錫箔ブランク２１を移送する間
に錫箔ブランク２１を折曲げ、中空マンドレル２３の外
面３０上のオーバーラップ３７及び折曲げタブ２６が台
形状に折曲げられた底壁３８を成形する。

移送ステーション３６においては、紙ブランク２２は中
空マンドレル２３あるいは既に折曲げられて中空マンド
レルに取付けられた錫箔ブランク２１上に載置される。

移送ステーション３６の後、紙ブランク２２は折曲げら
れ、移送方向後側の側面２８の領域を除いて同様に管状
のオーバーラップ３９を形成する。更に、突出している
折曲げタブ２６は、折曲げターレット２０の回転範囲の
外側に装着されている固定の折曲げ部材により折曲げら
れて底壁４０を形成する。

第１移送ステーション３５は、垂直面内で回転する折曲
げターレット２０の側部でほぼ水平な中間平面内に配置
されている。第２移送ステーション３６は１／４周離隔
して配置されており、垂直な中間平面内にほぼ形成され
ている。この反対側、すなわち下側の円弧の領域内にお
いて、折曲げターレット２０の周部までポケット付きチ
ェーン４１が配設されている。このポケット付きチェー
ン４１には独立したポケット４２が設けられており、こ
の各ポケット内には一群の煙草（パック内容物）が収容
されている。ポケット付きチェーン４１は連続的にある
いは折曲げターレット２０の領域内で同期して駆動さ
れ、折曲げターレット２０により拾い上げられる。すな
わち、同期移動中、多数のポケット４２は関連する中空
マンドレル２３に整合し、内部の煙草が中空マンドレル
２３及び最終的には折曲げられかつ互いに重ねられたブ
ランク２１，２２内に移される。

ブランク２１，２２の折曲げターレット２０への移送は
特に重要である。

第２図及び第３図に示すように、錫箔ブランク２１のブ
ランクユニット３１では、錫箔シート３３は引張りロー
ラ４３を介してナイフローラ４４まで所定の速度で供給
される。ナイフローラ４４には通常の態様でナイフ４５
が設けられており、このナイフはナイフローラ４４の周
面を越えて突出し、固定の受け側ナイフ４６の切断縁と
共に作用する。ナイフローラ４４には、錫箔シート３３
を固定するために、周面に開口する吸入孔が設けられて
いる。第３図に示すように、回転するナイフ４５の近部
には、軸線に平行な吸入溝４８に連通した２つのグルー
プの吸入孔４７が配設されている。２列（ローラの長手
方向に）の吸入孔４７は吸入溝４８と共に、ブランクを
切断した後、移送方向前部に位置する錫箔シートの一部
を固定するのに特に有効である。吸入孔４７から離隔し
た位置には、単列の吸入孔４９が設けられ、小さい力で
保持する作用をなす。吸入孔４７，４９あるいはこれら
を互いに連通する吸入溝４８は通常の方法により固定の
吸入セグメント５０に連通する。吸入溝４８が吸入セグ
メント５０の領域内に配置されている限り、吸入空気が
吸入孔に伝達される。

錫箔ブランク２１が切断される前の錫箔シート３３は、
特に加速ローラ５１であるブランク移送装置に当接す
る。このローラ５１にも同様に所定形状に分散配置され
た吸入孔が設けられている。錫箔シート３３の各前部を
保持するために、２列の吸入孔が（軸線に平行な）吸入
溝５３に設けられている。そしてその後には、それぞれ
吸入溝５５に連通した吸入孔５４の列が互いに所定距離
離隔して配置されている。第４図に示すように、吸入孔
及び吸入溝５２，５５は固定の制御ディスク５６に空圧
的に結合されている。吸入溝５２，５５に面する側に
は、制御ディスクに円弧の形態の吸入セグメント５７，
５８，５９が設けられている。これらは制御ディスク５
６あるいは加速ローラ５１に対して同心状に配置されて
いる。吸入溝５２，５５の端部あるいは口部が吸入セグ
メント５７，５９に重なると、吸入空気は中央の真空圧
管路（図示せず）を介して吸入孔５３，５４に付加され
る。

第３図に示すように、加速ローラ５１には、ナイフロー
ラ４４から錫箔シート３３を受取る領域から、移送域に
沿うほぼ中間の移送ローラ６０まで（主）吸入セグメン
ト５７が延設されている。この移送ローラ６０は加速ロ
ーラ５１から錫箔ブランク２１を受取るものである。加
速ローラ５１がナイフローラ４４から錫箔シート３３を
受取った後の領域内では、錫箔シート３３あるいは切断
された錫箔ブランク２１に、より大きな吸引力が作用す
る。錫箔ブランク２１は錫箔シート３３から切断された
後、この吸引力により、ナイフローラ４４よりも周速度
が高いために高速で移送される加速ローラ５１の外面上
に固定される。錫箔ブランク２１が切断される前は、錫
箔シート３３は加速ローラ５１上をスリップしつつ保持
される。錫箔シート３３から切断された後は、この錫箔
ブランク２１は錫箔シート３３よりも速い周速度で移動
される。

第４図に示すように、保持力あるいは吸引力を増加する
ために、第２吸入セグメント５８は必要な領域において
吸入セグメント５７に対し同心状に配設されている。短
い方の吸入セグメント５８は半径方向吸入溝６１を介し
て吸入セグメント５７に結合されている。これらは制御
ディスク５６の方向に向く加速ローラ５１の端面あるい
は前面に形成されている。すなわち、錫箔シート３３の
前部を固定するために、所定の選択された吸入孔５２あ
るいは吸入孔５５のグループが設けられている。

吸入セグメント５７，５８，５９の吸入空気は制御ディ
スク５６を介して供給される。充分な真空度を形成する
ために、比較的大型の管状真空チャンバ６２が設けられ
る。この容量はエアータンク、すなわちアキュムレータ
及びバッファとしての作用をなす。真空チャンバ６２は
ノイル６３を介して真空源に結合され、更に直接吸入セ
グメント５８，５９に結合されている。

錫箔シート３３から切断された後、移送方向の前側に位
置する錫箔ブランク２１の領域が加速ローラ５１から中
間移送ローラ６０の移送領域に入ると、真空度は低下す
る。このため、この領域（第３図に網状に点を付した部
分）において、制御ディスク５６の端面に弧状に形成さ
れた吸入セグメント５７は、その前の領域よりも制御デ
ィスク５６の軸線方向に沿う深さがより浅く形成され
る。例えば、吸入セグメント５７は吸入力の高い領域内
で６mmの（軸線方向）深さを有し、中間移送ローラ６０
に面する領域では１mmの深さを有するに過ぎない。

第３図に示すように、錫箔ブランク２１を中間移送ロー
ラ６０に移送する領域内には、制御ディスク５６と同心
状あるいは吸入セグメント５７の環状路の延長線上に、
短い空気リリーフセグメント６４が形成されている。こ
れは真空度を低下させることにより、同様な吸入孔６５
が設けられた中間移送ローラ６０に錫箔ブランク２１を
確実に移送するためである。

中間移送ローラ６０の吸入孔６５はより広い範囲にわた
る周部に沿って分散され、軸線方向に平行な吸入溝６６
に列状に結合されている。これらは一時的に上記方法で
固定制御ディスクの環状吸入セグメントに連通し、した
がって錫箔ブランク２１を保持するために吸入孔６５で
空気を吸入する。

中間移送ローラ６０の周部に隣接してブランクホルダが
配設されている。このブランクホルダは錫箔ブランク２
１を位置決めして保持し、折曲げターレット２０の中空
マンドレル２３に渡す作用をなす。円形の保持ディスク
６８として形成されたブランクホルダには吸入孔６９，
７０の２つのグレープが設けられ、この吸入孔６９，７
０は保持ディスク６８上で互いに離隔した位置で作用す
る。このように配置されることにより、数の多い吸入孔
７０はブランク（錫箔ブランク２１）を中間移送ローラ
６０から受取ったときに作用し、吸入孔６９のグループ
はブランクの移送方向後側の部分を保持する。中間移送
ローラ６０あるいはその制御ディスクには、移送領域に
おいて通常の空気リリーフセグメント７１が設けられて
いる。

ブランク（錫箔ブランク２１）を中間移送ローラ６０か
ら保持ディスク６８に確実に移送するため、ウェッジ状
のリード部材７２がこの領域内の所定の位置に固定され
ている。案内面により、このリード部材７２は保持ディ
スクの周部の一部を囲み、中間移送ローラ６０の周面か
ら離れたブランクを保持ディスク６８まで案内する。ブ
ランクが誤ることなく確実に保持ディスク６８まで移送
されるために、リード部材７２には第６図に示すように
フィンガ１５１が設けられている。このフィンガ１５１
は互いに所定距離離隔して配設され、中間移送ローラ６
０の外面に設けられた環状溝１５２内に嵌合する。この
環状溝１５２は各吸入孔６５間に配設されている。

第３図に示すように、保持ディスク６８はブランクユニ
ット３１の主要部材である。この保持ディスクはブラン
クを中空マンドレル２３の移動路（軌道）内に突出させ
るように配置される。間欠的に回転される保持ディスク
６８は、中空マンドレル２３がブランクを受取る間静止
している。保持ディスク６８あるいはその回転軸線は中
空マンドレル２３あるいはその移動路に対して中央に配
置される。

更に、保持ディスク６８は前のブランクコンベヤ、及
び、折曲げターレット２０とその中空マンドレル２３に
対して軸線方向に横にオフセットして装着されている。
特に第６図から明かなように、中空マンドレルは保持デ
ィスク６８を横方向に通過する。

保持ディスク６８をオフセットして配置したことによ
り、第３図に示すように、ブランク（錫箔ブランク２
１）は側ストリップ７３の領域内でのみ保持ディスク６
８の周面に固定される。側ストリップ７３は折曲げタブ
２６を形成するブランクの突出長さに対応し、この折曲
げタブ２６から後の段階で底壁３８が折曲げられる。吸
入孔６９，７０は、側ストリップ７３の領域内でブラン
ク全体を保持するように配置される。内部包装（錫箔ブ
ランク２１）の側壁、前壁、後壁及び上部端壁を形成す
る大部分の領域は保持ディスク６８の外側まで延設さ
れ、中空マンドレル２３の移動路内に横方向に突出す
る。

保持ディスク６８は、ブランクあるいは側ストリップ７
３が周部の一部のみを覆うような寸法に形成されてい
る。したがって、ブランク２１は円筒状の中空ボディを
形成し、折曲げターレット２０の回転方向に関連して示
すように後部領域が開放している。中空マンドレル２３
は、ブランクで形成された中空ボディの内側にこの開放
部から挿入され、保持ディスク６８上のブランクの相対
位置で予め定められた点を内側から保持する。このよう
に中空マンドレル２３にブランクが移送されるときは、
保持ディスク６８は静止している。中空マンドレル２３
が更に移動することにより、ブランクは保持ディスク６
８の外面から取外されて引き抜かれる。この位置では、
吸入孔６９，７０の２つのグループは中空マンドレル２
３の移動路の異なる側に配置される。これにより、ブラ
ンク２１は中空マンドレル２３の両側で保持ディスク６
８に固定される（最初に）。ブランク２１が上に抜かれ
ると、吸入孔６９，７０は露出する。真空が破壊され、
これにより、ブランク２１は簡単に取上げられる。

本実施例においては、ブランク２１は周方向にオフセッ
トするように保持ディスク６８上に配置される。ブラン
クが保持ディスク６８から引抜かれるときに中空マンド
レル２３の両側に形成されるブランクの脚は、長さが異
なる（第２図）。第３図に示すように、吸入孔６９，７
０はこの状態を維持するように配置される。中空マンド
レル２３がブランク２１を受取るときに、少数の吸入孔
６９が短い方のブランク脚部の領域で中空マンドレルの
移動路の直近に位置する。この段階では、吸入孔６９も
固定の制御ディスク７５（第６図）の内側で上記方法に
より形成された吸入セグメント７４の領域内に配置され
る。ブランク２１が中間移送ローラ６０から移されると
きにブランクの前部をつかんで運ぶ吸入孔７０のグルー
プは、中空マンドレル２３に移すときに吸入セグメント
７４の外側に位置する。しかしこの位置では、吸入孔７
０は空気を吸入してないため、ブランク２１は充分な力
で保持される。ブランク２１が保持ディスク６８から持
上げられるとき、吸入孔７０の真空度も低下する。

第２図に示すように、ブランクユニット３１（及び同様
な構造のブランクユニット３２）のブランクコンベアは
均一な速度で駆動される一対の牽引ローラ４３で駆動さ
れる。ナイフローラ４４及び加速ローラ５１は、駆動歯
車７６及び中間ホイール７７，７８，１４９を介して連
続的に回転駆動される。この駆動伝達装置は加速ローラ
５１が前の移送装置よりも極めて速い速度で回転される
ように選定される。

第４図に示すように、加速ローラ５１に設けられた中間
ホイール１４９は、中間軸７９に装着されており、この
中間軸は加速ローラ５１を駆動すると共に、歯車８０に
より、特に伝達軸８２に装着された伝達歯車８３を介し
てステップ機構８１に結合される。

ステップ機構８１は駆動ホイール８４及びスターホイー
ル８５（第６図）により通常の構造に形成されている。
静止段階を含むステップ動はこれらの部材の構造により
形成される。

第６図に示すように、スターホイール８５はスターホイ
ール軸８６に装着され、歯車８７，８８を介して主軸８
９に結合されている。この主軸８９は中空体に形成され
た中間移送ローラ６０内を回転可能に装着あるいはこの
内部を案内される。中間移送ローラ６０の外側で、主軸
８９の（ステップ）動力は中間歯車機構９０を介して駆
動軸９１により保持ディスク６８に伝達される。したが
って、中間移送ローラ６０は主軸８９に対して連続的
に、かつ、加速ローラ５１の中間軸７９上の歯車９３
（第４図）に係合する歯車９２を介してこの主軸８９と
は独立に駆動される。

第１２図はブランクコンベアとブランクの移動サイクル
を図式的に示す。直線１５３は錫箔シート３３（あるい
は紙シート３４）の供給速度Ｖ１を示す。交点１５４の
先においては、錫箔シート３３から切断された錫箔ブラ
ンクが直線１５５で示すより高速のＶ２で移送される。
保持ディスク６８の動きは点線１５６で示してある。こ
の保持ディスク６８は静止状態から所定の距離に亙って
ブランク２１と同一の速度が得られるまで加速される。
この状態は直線１５５と１５６のオーバーラップ部分で
示されている。符号１５７の点はブランクが保持ディス
ク６８に移った時を示す。この後、ブランクと保持ディ
スクは静止点１５８における静止状態まで移動する。こ
のとき、ブランク２１は中空マンドレル２３により後側
で保持される。

第２図に示すように、移動方向の前部に位置する中空マ
ンドレル２３の側面に収容されたブランク２１（錫箔）
は、第１押圧装置９４により直ちにこの側面２７に固定
される。ブランク２１が保持ディスク６８から離れた
後、更にブランク用の保持部材として押圧プレート９５
が用いられる。この押圧プレート９５は半径方向に可動
であり、ブランクの一部を中空マンドレル２３の内側面
２９に押圧する。これらの保持部材は各中空マンドレル
２３に設けられており、折曲げターレット２０と共に回
転する。

この位置においては、（錫箔）ブランク２１は第１折曲
げステーションに供給される。所定位置に固定されて回
転駆動される折曲げブラシ９６により、後あるいは内側
の管状タブ９７は中空マンドレル２３の外側面３０に折
曲げられる。同時あるいは直前に、横側の折曲げ脚９８
が半径方向外方に移動される。この結果、（錫箔）ブラ
ンク２１は中空マンドレルの後側面に押圧される。更に
移動すると、中空マンドレルは固設のガイド９９（run-
in quide）内に入る。この動きにより、ガイド９９はブ
ランク２１の外側管状タブ１００を外側面３０あるいは
管状タブ９７に対して同様に折曲げる。

第１図に示すように、中空マンドレル２３はここまで折
曲げられた（錫箔）ブランクと共に押圧ブラシ１０１の
領域内に入る。この押圧ブラシ１０１は円弧状のセグメ
ントとして形成されており、更に移動される間に上記の
折曲げ部を固定する作用をなす。

同時に、この領域内においては底壁３８を形成する折曲
げタブ２６（第６図）が折曲げ部材により折曲げられ
る。この折曲げ部材は折曲げターレット２０に隣接して
固定された回転するサイド曲げ部材１０２と、固定の折
曲げフィンガ１０３と、同様に折曲げようのデフレクタ
１０４とで構成され、いずれも通常のものであるためそ
の説明を省略する。押圧ブラシ１０１の後に設けられた
回転ブラシ１０５は、折曲げターレット２０に隣接して
固定され、底壁３８の折曲げを滑らかにする。

次に、中空マンドレル２３は折曲げられた錫箔ブランク
２１と共に紙ブランク２２用の移送ステーション３６に
入る。その前に、押圧装置９４がその位置から外れて前
側面２７に当接する。内方に移動することにより、折曲
げ脚９８は後側面２８に当接する保持位置から引き込ま
れる。この代りに、第２図に示すように、第２押圧装置
１０６が後側面２８に当接する。

移送ステーション３６では、自由になった前側面２７は
錫箔ブランク２１で覆われ、中空マンドレル２３はブラ
ンクユニット３２の保持ディスク６８から紙ブランク２
２を引抜いて取る。この紙ブランク２２は、ブランクユ
ニット３１について説明した錫箔ブランク２１と同様に
受取られる。したがって、ブランクユニット３２は第５
図および第７図に示すように、ブランクユニット３１と
同じ構造を有する。相違する点は紙ブランク２２が保持
ディスク６８のほぼ中央に僅かにずれて固定される点だ
けである。すなわち、紙ブランク２２はマンドレル２３
の両側に形成される脚部の長さを僅かに相違させて配置
され（第７図）、この僅かなずれにより、中空マンドレ
ル２３の後側面２８の領域内で第５図に示すように折曲
げターレット２０の半径方向外方に短い折曲げタブ１０
８が形成され、半径方向内方には長い折曲げタブ１１６
が形成され、これらの折曲げタブ１０８，１０６を重ね
ることにより紙ブランクの管状折曲げ部１５０が確実に
形成される。

錫箔ブランク２１の場合と同様に折曲げ部材がこの移送
ステーション３６に続いて配置されている。中空マンド
レル２３の後側面２８の領域で管状に折曲げ部１５０を
形成するために、特別な折曲げ部材が設けられている。

第１図に示すように、中空マンドレル２３は紙ブランク
２２と共に初めに円弧状の長い押圧ブラシ１０７第１図
の領域内に入る。半径方向外側のブランク脚はこれによ
り外面３０に載置される。第５図に示すように、中空マ
ンドレル２３の後側には、（僅かに短い）内部タブ１０
８が中空マンドレル２３を越えて突出する。このタブ
は、所定位置に回転可能に装着された折曲げユニット１
０９により中空マンドレル２３の後側面２８上に折曲げ
られる。

折曲げユニット１０９は複数すなわち４つ（複式）の折
曲げフィンガ１１０を有し、この折曲げフィンガは回転
するキャリヤディスク１１２上で互いに周方向に等距離
離隔して枢動可能に（枢動軸受１１１）配設されてい
る。折曲げフィンガ１１０は引張りばね１１３により初
期位置に押圧されている。

第１１図の実施例によると、実際の状態は（複式の）折
曲げフィンガ１１０は固設の枢動軸１１４に駆動可能に
装着され、２つの折曲げフィンガ１１０毎に径方向に対
向して引張りばね１１３で互いに結合されている。全体
の折曲げユニット１０９は軸１１５により、いずれの
（複式）折曲げフィンガ１１０も後側（端面２８側）を
向くようにされている。折曲げユニット１０９が移動さ
れることにより、折曲げフィンガ１１０は突出する内部
タブ１０８を後端面２８に対して折曲げる。折曲げフィ
ンガ１１０が弾性的に枢動可能に装着されているため、
無理がかからない。

この折曲げ段階の直後、上記折曲げ脚９８はその初期位
置から半径方向外方に移動され、これにより内方タブ１
０８上に部分的に載置された外方タブ１１６に係合して
折曲げ、したがってこの領域で管状の折曲げ部１５０は
折曲げ脚９８により一体的に固定される。

第１図に示すように、折曲げユニット１０９の領域内
で、押圧ブラシ１０７にはスリット状の凹部１１７が設
けられており、この凹部１１７により折曲げフィンガ１
１０が押圧ブラシ１０７を通過することが可能となる。

続いて底壁４０を形成する折曲げ部材は上述の折曲げ部
材に対応している。すなわち、サイド曲げ部材１０２、
折曲げフィンガ１０３、折曲げデフレクタ１０４及び回
転ブラシ１０５である。

ここまで完成（上部端壁を除いて）したパックは中空マ
ンドレル２３から、折曲げターレット２０と同期して走
行するチェーン４１の領域（折曲げターレット２０の下
部領域）に排出される。

パックの供給及び中空マンドレル２３からの排出は、特
に折曲げターレット２０の全体構造を示す第８図及び第
９図に示されている。

第８図及び第９図によると、ターレットディスク２４は
ターレット軸１１８に強固に装着されている。中空マン
ドレル２３の反対側に位置する後側では、長い円筒状の
支持部材１１９がターレットディスク２４に一体的に結
合されている。ターレットディスク２４の後部の直近
で、支持部材１１９には凹部１２０が設けられており、
この凹部１２０は全周部に亙って延設され、更にこの凹
部１２０内に案内トラフ１２１が凹部１２０よりも僅か
に深く形成されている。この凹部１２０は折曲げターレ
ット２０の特に下側の周部領域内でポケットチェーン４
１を収容する。同時に、案内トラフ１２１は調整作用を
なす。このために、案内トラフは列状に配置され、側面
図に示されるように凹部１２０内に周部に沿ってほぼ半
円状に配置される。これらの配置及び寸法はポケット付
きチェーン４１の各ポケット４２上の対応する半円形の
延長部１２２が案内トラフ１２１の１に確実に貫合する
ように選定されている。このポケット付きチェーン４１
と折曲げターレット２０との噛み合いは、ポケット４２
あるいはポケットオリフィスと中空マンドレル２３とを
確実かつ正確に整合させる。

支持部１１９は比較的長い軸線領域に亙って延設され、
各中空マンドレル２３に設けられた長い押出しラム１２
４のガイド１２３を形成する。各押出しラム１２４はガ
イド１２３の軸線方向に平行な内孔に摺動可能に装着さ
れ、長手方向に移動することができる。先端部において
は、各押出しラム１２４には横方向に向く案内ローラ１
２５が設けられており、この案内ローラは折曲げターレ
ット２０の案内ボディ１２７内の案内溝１２６の内部を
移動する。案内溝１２６は、ターレットディスクあるい
は支持部１１９が回転したときに、案内ローラ１２５の
案内溝１２６内の移動により、押出しラムが長い距離移
動できるように形成されている。

制御ボディ１２７は強固に装着されている。制御ボディ
１２７を介して延在するターレット軸１１８はこの内部
に回転可能に装着されており、この制御ボディ１２７は
ターレット軸１１８上に支持されている。

ターレットディスク２４に隣接して、制御ボディ１２７
は（固定の）制御壁１２８を形成する。これにはターレ
ットディスク２４に面する側の全周部に亙って延在する
複数の制御溝１２９，１３０，１３１が設けられ、上記
折曲げターレット２０の部材の動きを制御する。

制御壁１２８から離隔した制御ボディ１２７の後部は円
筒状で、外側は円筒状延長部１３２を設けた支持部１１
９で覆われている。

各押出しラム１２４は最も外側の位置に引込み可能で、
この位置ではラムのエンドプレートあるいは押出しラム
１２４の全体が、凹部１２０あるいはポケット付きチェ
ーン４１の移動路の外側に配置される。折曲げターレッ
ト２０の回転中、下部領域でラムはポケット付きチェー
ン４１のポケット４２を介して移動され、これにより第
１図に示すようにポケット４２内の煙草が排出される。
この所定本数の煙草はターレットディスク２４の通路オ
リフィス２５を介してポケット付きチェーン４１の直近
の中空マンドレルに入る。更に前進すると、煙草は錫箔
ブランク２１の底壁３８に当接する。この煙草が更に移
動されると、折曲げられたブランク２１，２２が中空マ
ンドレル２３から引抜かれあるいは押出され、同時に煙
草を収容する。錫箔ブランク２１の上端壁は更に次の段
階で処理される。

押出しラム１２４は初期位置に引き込まれ、したがって
ポケット付きチェーン４１は折曲げターレット２０の周
部から移動することができる。しかしこの後、押出しラ
ム１２４はラムのエンドプレート１３３が中空マンドレ
ルの先端とほぼ同一面となる押出し端位置に再度移動さ
れる。ラムのエンドプレート１３３はこれで底部を形成
し、このエンドプレート１３３に対して底壁３８，４０
の折曲げタブを折曲げることができる。

中空マンドレル上にブランク２１，２２を保持しかつ折
曲げる上記部材は、特別の方法で形成され、ターレット
ディスク２４上に可動に装着されている。

第９図に示すように、各中空マンドレル２３には半径方
向に可動な支持ラム１３４が設けられ、この支持ラムは
ターレットディスク２４の２個のガイド１３５内を摺動
可能に装着されている。支持ラム１３４を半径方向に前
後に移動するために、案内ローラ１３７がクロス腕１３
６に取付けられ、制御壁１２８の上記制御溝１３１内に
挿入されている。制御溝１３１の形状は第１図及び第１
０図に１点鎖線で示されている。

第９図に示すように、支持ラム１３４の上端あるいは半
径方向外端には、折曲げ脚９８及び押圧プレート９５が
取付けられている。この押圧プレートは支持ラム１３４
の端部で横方向に突出するブラケット１３８に弾性的に
支持されている。このために、押圧プレート９５は、ブ
ラケット１３８に互いに所定距離離隔して移動可能に装
着された２本の支持ラム１３９上に装着されている。こ
の保持ラム１３９は支持ばね１４０で囲まれており、こ
の支持ばねは一端が押圧プレートに当接し、他端がブラ
ケット１３８に当接する。したがって、押圧プレート１
９５の中空マンドレル２３あるいはブランク２１，２２
に当接する力が増大する。このとき、最初にブランク２
１，２２が押圧プレート９５に把持され、この後に折曲
げ脚９８は押圧力が増大すると確実に作動される。

それぞれ隣接する中空マンドレル２３間に取付けられた
２つの押圧装置９４，１０６は、枢動腕１４１，１４２
により作動され、端部は突出部すなわち横方向に張出し
部として配設されている。枢動腕１４１，１４２は互い
に長さが異なり、異なる平面内を移動し、したがって互
いに他方を通過することができる（第１０図）。

第９図に示すように、枢動腕１４１，１４２の半径方向
内側には、ターレットディスク２４内に回転可能に装着
された作動ピン１４３，１４４が取付けられている。こ
れらは互いにクランク機構１４５，１４６に結合されて
いる。このクランク機構は上記制御溝１２９，１３０内
意に配置された案内ローラ１４７，１４８で作動され
る。制御溝１２９，１３０（第１図に１点鎖線で示す）
制御溝の好適な形状により、枢動腕１４１，１４２に回
転動が伝達される。

押圧装置９４，１０６の構造により、特別な相対位置を
占めることができる。ブランク２１，２２を中空マンド
レル２３の前端面２７に固定する押圧装置９４には、第
１０図に示すように特にＵ字状に形成された広い押圧面
が形成されている。これと対照的に、押圧装置１０６は
単純なロッドとして形成され、特に移送ステーション３
５，３６の領域内でＵ字状の形状内に貫入でき、したが
って２個の押圧装置９４，１０６は特に中空マンドレル
の後端面２８に最少のスペースで折畳むことができる。
このため、保持ディスク６８により排出されたブランク
２１，２２の通路として隣接する中空マンドレルに充分
な間隙が形成される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例による包装機械における関連す
るユニットを備えた折曲げターレットの側面図、第２図
は折曲げターレットの一部を欠截した（第１）ブランク
ユニットの拡大側面図、第３図はブランクコンベアの状
態が異なる第２図の詳細を示す説明図、第４図は第２図
及び第３図のブランクユニットの詳細を更に拡大して示
す説明図、第５図は紙ブランク用の（第２）ユニットの
側面を図式的に示す説明図、第６図は第２供給ユニット
（加速移送装置）のブランク移送装置の長手方向断面
図、第７図は第６図のブランクユニットの異なる状態を
詳細に示す説明図、第８図は折曲げターレットの軸線方
向の断面図、第９図は同様に軸線方向の断面を拡大して
示す折曲げターレットの端面の一部の説明図、第１０図
は折曲げターレットの一部を欠截した拡大説明図、第１
１図は折曲げ部材の一部を断面で示す拡大説明図、第１
２図は作動ダイアグラムを示すグラフ図である。２０……折曲げターレット、２１，２２……ブランク、
２３……中空マンドレル、３１，３２……ブランクユニ
ット、３３，３４……シート材、３５，３６……移送ス
テーション、４１……ポケット付きチェーン、４２……
ポケット、５１……加速ローラ、６０……移送ローラ、
６８……保持ディスク、６９，７０……吸入孔、７２…
…リード部材、８１……ステップ機構、８９……主軸、
９４，１０６……押圧装置、６５……押圧プレート、９
８……折曲げ脚、１１９……支持部材、１２０……凹
部、１２４……押圧ラム、１２５……ガイドローラ、１
２７……制御ボディ、１２８……制御壁、１２９，１３
０……制御溝、１３４……支持ラム、１３９……保持ラ
ム、１４５，１４６……クランク機構。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献特表昭55−500515（ＪＰ，Ａ) 米国特許 1875986明細書（ＵＳ，Ａ) 西独国特許出願公開 3342028明細書西独国特許出願公開 2032184明細書欧州特許出願公開 143961明細書

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】移送ステーション（３５，３６）において
各ブランクをフィードユニット（３１，３２）により受
け部材（中空マンドレル２３）を持つ折曲げターレット
（２０）に１づつ供給し、このブランクは前記受け部材
の１で移送するために、固定ブランクホルダ（保持ディ
スク６８）により保持される特に煙草のソフトパックで
あるパックを少なくとも１の折曲げ可能なブランク（２
１，２２）から製造するパック製造装置であって、ａ）前記ブランクホルダ（６８）は、折曲げターレット
（２０）に対して軸方向に変位した位置と、受け部材
（２３）の移動路の外側位置との少なくとも一方の位置
に配置され、ｂ）前記移送されるブランク（２１，２２）はブランク
ホルダ（６８）にその縁部領域のみを保持され、ｃ）前記ブランクホルダ（６８）から横方向に突出する
ブランクの部分は、受け部材（２３）の移動路内に延
び、折曲げターレットが回転したときに、受け部材がこ
の保持された１のブランクづつブランクホルダから引出
して搬送するることを特徴とするパック製造装置。
【請求項２】前記ブランク（２１，２２）は、ブランク
ホルダ（６８）により特に円筒状の３次元形状で保持さ
れ、所定の受け部材（２３）はブランク（２１，２２）
を内側で把持し、ブランクホルダ（６８）から外して受
取る特許請求の範囲第１項記載のパック製造装置。
【請求項３】前記ブランクホルダは（間欠的に駆動され
る）保持ディスク（６８）として形成され、この周面に
はブランク（２１，２２）が特に吸入空気である横方向
エッジストリップにより固定される特許請求の範囲第１
項又は第２項記載のパック製造装置。
【請求項４】前記ブランク（２１，２２）は保持ディス
ク（６８）の一部の周部を囲み、特に中空マンドレル
（２３）である受け部材の移送方向後部において、円筒
状ブランク（２１，２２）内に挿入される中空マンドレ
ルの入口間隙が側方に形成される特許請求の範囲第１項
乃至第３項いずれか１に記載のパック製造装置。
【請求項５】前記ブランク（２１，２２）は中空マンド
レル（２３）に対して傾斜姿勢でこのマンドレルに収容
され、底壁（３８，４０）用の底部折曲げタブを形成す
る領域が一側に突出する中空マンドレル（２３）を越え
て突出する特許請求の範囲第１項乃至第４項いずれか１
に記載のパック製造装置。
【請求項６】前記ブランク（２１）は中空マンドレル
（２３）の移動路の中央に配設された保持ディスク（６
８）の周部に偏心して固定されて、前記ブランク（２
１）が中空マンドレル（２３）に対してオフセットして
立上がり、前記ブランク（２１）の環状オーバーラップ
部（２３）は中空マンドレル（２３）の（広い）外面
（３０）の領域内に形成される特許請求の範囲第３項乃
至第５項いずれか１に記載のパック製造装置。
【請求項７】前記中空マンドレル（２３）に収容された
直ぐ後のブランク（２１，２２）は（狭い）前側面（２
７）の領域に固定され、引続き（広い）内面（２９）及
び反対側の外面（３０）の領域に固定可能である特許請
求の範囲第３項乃至第６項いずれか１に記載のパック製
造装置。
【請求項８】前記ブランク（２１，２２）は、特に吸入
孔を設けた平行軸の移送ローラである無端状のコンベア
によりブランクホルダ（６８）に供給可能で、特にブラ
ンクホルダ（６８）に移送されるまで連続的な働きで主
として移送される特許請求の範囲第１項乃至第７項いず
れか１に記載のパック製造装置。
【請求項９】前記ブランク（２１，２２）は、連続的に
移送されたシート材（錫箔シート３３、紙シート３４）
から切断された後に加速可能で、加速ローラ（５１）の
領域内において、前記ブランクはシート材（３３，３
４）から切断されるまでのスリップ効果の下で移送され
る特許請求の範囲第１項乃至第８項いずれか１に記載の
パック製造装置。
【請求項１０】前記加速ローラ（５１）の領域内におい
て、シート材（３３，３４）から切断された後のブラン
ク（２１，２２）に作用する吸入力が増加する特許請求
の範囲第９項記載のパック製造装置。
【請求項１１】前記保持ディスク（６８）には、少なく
とも２群の吸入孔（６９，７０）が互いに周方向に離隔
して配置され、この吸入孔（７０）の第１の群はブラン
ク収容領域で作用し、保持ディスク（６８）にブランク
（２１，２２）が完全に収容された後に真空源から遮断
可能である特許請求の範囲第３項乃至第１０項いずれか
１に記載のパック製造装置。
【請求項１２】前記保持ディスク（６８）が静止してい
る間に、前記２群の吸入孔（６９，７０）はそれぞれ中
空マンドレル（２３）の移動路の異なる側に配置される
特許請求の範囲第１１項記載のパック製造装置。
【請求項１３】前記保持ディスク（６８）とこの保持デ
ィスクの前方の特に中間移送ローラ（６０）である移送
ローラとの間の供給移送領域にリード部材（７２）が固
定されており、このリード部材はその形状により中間移
送ローラ（６０）の周部の溝内に貫入、その弧状の形状
により、ブランク（２１，２２）を保持ディスク（６
８）の周部に移送する特許請求の範囲第３項乃至第１２
項いずれか１に記載のパック製造装置。
【請求項１４】前記シート材（３３，３４）用の無端コ
ンベア、ブランク（２１，２２）及び保持ディスク（６
８）は共通のトランスミッションにより移動可能で、間
欠運動機構（８１）が保持ディスク（６８）に設けら
れ、中間移送ローラ（６０）が保持ディスク（６８）に
間欠運動を伝達する主軸（８９）の通路として中空ロー
ラに形成されている特許請求の範囲第８項乃至第１３項
いずれか１に記載のパック製造装置。
【請求項１５】押圧装置（９４，１０６）が設けられ、
この押圧装置が中空マンドレル（２３）の前後側面（２
７，２８）に向けて交互に前進可能で、ブランク（２
１，２２）の部分を固定する特許請求の範囲第７項乃至
第１４項いずれか１に記載のパック製造装置。
【請求項１６】連続した中空ローラ（２３）間に、個々
に移動可能で特に枢動可能である２個の形状の異なる押
圧装置（９４，１０６）が配置され、中空マンドレル
（２３）に収容されたブランク（２１，２２）を固定す
る第１押圧装置（９４）は一側が開放した中空形状（Ｕ
字状形状）を備え、他方の押圧装置（１０６）は押圧ロ
ッドを備え、この押圧ロッドは一側に突出して押圧装置
（９４）の中空形状内に貫入可能である特許請求の範囲
第１５項記載のパック製造装置。
【請求項１７】前記押圧装置（９４，１０６）は各押圧
装置（９４，１０６）に設けられたクランク機構（１４
５，１４６）枢動腕（１４１，１４２）上で作動可能で
あり、各クランク機構（１４５，１４６）は制御壁（１
２８）内の個々の制御溝（１２９，１３０）により移動
可能である特許請求の範囲第１５項又は第１６項記載の
パック製造装置。
【請求項１８】前記ブランク（２１，２２）を中空マン
ドレル（２３）に固定する押圧手段は押圧プレート（９
５）として形成され、半径方向に移動可能な支持ラム
（１３４）によりその都度移動される特許請求の範囲第
７項乃至第１７項のいずれか１に記載のパック製造装
置。
【請求項１９】前記押圧プレート（９５）は好ましくは
（２個の）支持ばね（１４０）上に弾性的に装着され、
この支持ばねは支持ラム（１３４）の横方向に突出する
張出しコンソール（１３８）の保持ラム（１３９）上に
支持されている特許請求の範囲第１８項記載のパック製
造装置。
【請求項２０】前記ブランク（２１，２２）を中空マン
ドレル（２３）の後側面（２８）の領域内に固定あるい
は折曲げるために、折曲げ脚（９８）が各中空マンドレ
ル（２３）に半径方向に移動可能に設けられ、この折曲
げ脚（９８）は支持ラム（１３４）により、押圧プレー
ト（９５）が中空マンドレル（２３）に当接した後に折
曲げ脚（９８）が折曲げ位置となるように移動される特
許請求の範囲第７項乃至第１９項のいずれか１に記載の
パック製造装置。
【請求項２１】前記支持ラム（１３４）は横方向に装着
された案内ローラ（１３７）により移動可能で、この案
内ローラは制御壁（１２８）内の制御溝（１３１）内に
貫入する特許請求の範囲第１８項乃至第２０項のいずれ
か１に記載のパック製造装置。
【請求項２２】錫箔ブランク（２１）及び紙ブランク
（２２）から（ソフトカップ状の）パックを製造するた
め、折曲げターレット（２０）に好ましくは約９０°互
いに周方向に離隔した位置に２個のブランクユニット
（３１，３２）が設けられ、折曲げ部材は所定位置に固
定され、底壁を含む錫箔ブランク（２１）を移動可能と
するのが好適な場合には、錫箔ブランクを供給する第１
ブランクユニット（３１）と紙ブランク（２２）用のブ
ランクユニット（３２）との間に配置され、好ましくは
折曲げターレット（２０）の上部領域内に配置される特
許請求の範囲第１項乃至第２１項いずれか１に記載のパ
ック製造装置。
【請求項２３】前記ブランクユニット（３１，３２）は
ほぼ同一構造に形成されブランクユニット（３２）の移
送ステーション（３６）の領域内で紙ブランク（２２）
は、中空マンドレル（２３）により、この中空マンドレ
ル（２３）の後側面（２８）の領域内で環状のオーバー
ラップ（３９）が形成されるようにほぼ中央に位置され
る特許請求の範囲第２２項記載のパック製造装置。
【請求項２４】前記中空マンドレル（２３）を越えて後
部で突出し環状オーバーラップ（３９）に属する内部タ
ブ（１０８）が折曲げユニットで折曲げられ、この折曲
げユニットに多数の回転折曲げフィンガ（１１０）が設
けられ、この折曲げフィンガは特に枢動可能に弾性的に
可動に装着され、折曲げユニット（１０９）がより高速
で回転されると、内部タブ（１０８）を把持しかつ側面
（２８）の回りに対して折曲げる特許請求の範囲第２３
項記載のパック製造装置。
【請求項２５】特に一群の煙草であるパック内容物はそ
れぞれ一群の煙草を収容するポケット（４２）を設けた
ポケット付きチェーンであるのが好ましい無端コンベア
により折曲げターレット（２０）に供給され、ポケット
付きチェーン（４１）はブランクユニット（３２）の反
対側であるのが好ましい下部領域における折曲げターレ
ット（２０）の周部まで、ポケット（４２）を中空マン
ドレル（２３）に整合させてポケット付きチェーン（４
１）が一側に突出する中空マンドレル（２３）の反対側
のターレットディスク（２４）の側部上を案内される特
許請求の範囲第１項乃至第２４項いずれか１に記載のパ
ック製造装置。
【請求項２６】前記中空マンドレル（２３）から離隔す
る方向に向くターレットディスク（２４）の一側上で、
折曲げターレット（２０）は円筒状の支持部（１１９）
を有し、この支持部はターレットディスク（２４）に結
合され、ターレットディスク（２４）の近部でポケット
付きチェーン（４１）を収容する全周に延在する凹部
（１２０）を設けられ、各中空マンドレル（２３）には
移動可能な押出しラム（１２４）が設けられ、この押出
しラムは支持部（１１９）内で案内され、初期位置から
ポケット（４２）及び同軸線方向に延在する中空間を介
して凹部（１２）内のポケット付きチェーン（４１）の
移動範囲外に移動可能である特許請求の範囲第２５項記
載のパック製造装置。
【請求項２７】前記押出しラム（１２４）はガイドロー
ラ（１２５）を介し、ポット状あるいは円筒状の制御ボ
ディ（１２７）の外面に延設されたガイド溝（１２６）
により移動可能で、この制御ボディは折曲げターレット
（２０）として同軸に固定状態に配置されている特許請
求の範囲第２６項記載のパック製造装置。
【請求項２８】前記円筒状の制御ボディ（１２７）は制
御壁（１２８）に結合されて、ターレット軸（１１８）
上を不動に装着された共通のモールドを形成する特許請
求の範囲第２７項記載のパック製造装置。
【請求項２９】前記ポケット付きチェーン（４１）が折
曲げターレット（２０）に当接する領域の外側で、ラム
（１２４）は端部位置に移動され、この位置では、ラム
の端部に取付けられたラム端部プレート（１３３）が中
空マンドレル（２３）の自由開放端と同一面となる特許
請求の範囲第２６項乃至第２８項いずれか１に記載のパ
ック製造装置。
【請求項３０】前記ポケット付きチェーン（４１）は、
特に各ポケット（４２）の延長部が支持部（１１９）の
全周に延在するガイドトラフ（１２１）内に貫入するこ
とによる横方向移動に対して凹部（１２０）内を案内さ
れる特許請求の範囲第２６項乃至第２９項いずれか１に
記載のパック製造装置。