JPH0596097A - アイロン装置 - Google Patents

アイロン装置

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JPH0596097A
JPH0596097A JP3258933A JP25893391A JPH0596097A JP H0596097 A JPH0596097 A JP H0596097A JP 3258933 A JP3258933 A JP 3258933A JP 25893391 A JP25893391 A JP 25893391A JP H0596097 A JPH0596097 A JP H0596097A
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stand
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Toyohiko Yagi
豊彦 八木
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は衣類等のしわ伸ばしを行なうアイロ
ン装置に関するもので、タンク内に水が残った状態のま
ま収納保管してもベース等が腐食する恐れがなく、ま
た、保管中にタンク内の水が外部に流れ出すことが防止
できるアイロン装置を得ることを目的とする。 【構成】 気化室14への給水を制御する弁装置20を
設けたアイロン本体10をスタンド23に載置して、ケ
ース体24により前記アイロン本体10を覆うととも
に、このケース体24の内面に、前記アイロン本体10
の操作釦21と対向して突部25を突出させてあり、上
記ケース体24のスタンド23への装着に応動して、前
記突部25が操作釦21を押圧してノズル18が閉じら
れ、気化室14への水の供給を停止させる。また、ケー
ス体24の装着に応動して、同ケース体24の内面に注
水口17と対向して取り付けたゴム部材26により、前
記タンク16の注水口17を塞いで水が流出しないよう
にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衣類等のしわ伸ばしを行
うアイロン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアイロン装置は、例えば
実開昭57−181297公報などに示されているよう
な構成を採っており、具体的には図3のような構造にな
っていた。すなわち、気化室101を形成したベース1
02と、気化室101の上方に配置した注水口103を
有するタンク104と、このタンク104内の水を前記
気化室101に供給制御する弁装置105と、この弁装
置105を操作する操作釦106とを備えており、上記
操作釦106の手動操作によって弁装置105を開閉動
作するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
造のものでは、アイロンかけ作業を終えて収納保管する
際、操作釦106の押圧操作を忘れて、弁装置105を
開いた状態で放置すると、タンク104内に残った水が
気化室101内に流れ込み、ベース102を腐食させて
しまうという問題があった。
【0004】また、保管中にアイロン本体が転倒した場
合は、タンク104内に残った水が外部に流れ出してし
まうという問題もあった。したがって、収納保管する前
にタンク104内の残水をその都度確実に排水しなけれ
ばならず、使用後の後始末に手間がかかるものであっ
た。
【0005】そこで本発明は、タンク内に水が残った状
態のまま収納保管しても、ベース等が腐食する恐れのな
いアイロン装置を得ることを第1の目的としている。
【0006】また第2の目的は、保管中にアイロン本体
が万一転倒しても、タンク内の水が外部に流れ出すこと
を防止できるアイロン装置を得ることである。
【0007】さらに第3の目的は、このようなベース等
の腐食や、または水の外部への流出を簡単な構成で防止
したアイロン装置を得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、上記第1の目的
を達成するために本発明は、気化室への給水を制御する
弁装置を設けたアイロン本体と、このアイロン本体を載
置するスタンドと、前記アイロン本体を覆ってスタンド
に取付けられるケース体とを備え、上記ケース体のスタ
ンドへの装着に応動して上記弁装置を動作させ、気化室
への水の供給を停止させるようにしたものである。
【0009】また、第2の目的を達成するために本発明
は、注水口を有するタンクを設けたアイロン本体と、こ
のアイロン本体を載置するスタンドと、前記アイロン本
体を覆ってスタンドに取付けられるケース体とを備え、
上記ケース体のスタンドへの装着に応動して上記タンク
の注水口を塞ぐようにしたものである。
【0010】さらに、第3の目的を達成するために本発
明は、注水口を有するタンクと、このタンク内の水の前
記気化室への供給を制御する弁装置を設けたアイロン本
体と、このアイロン本体を覆うケース体とを備え、上記
ケース体のアイロン本体への装着に応動して、上記弁装
置または注水口を閉塞動作させるようにしたものであ
る。
【0011】
【作用】この技術的手段による作用は次のようになる。
すなわち、本発明のアイロン装置は、上記構成により、
アイロンかけ作業終了後、ケース体を装着してアイロン
本体を覆って収納すると、弁装置を自動的に閉じて気化
室への給水を停止させることができる。したがって、ベ
ース等の腐食を確実に防止できるとともに、収納保管す
るたびに、弁装置を手動で閉じる操作が不要で後始末が
簡単に行えるようになるのである。
【0012】また、ケース体の装着に応動してタンクの
注水口を塞ぐことができるようになるため、収納保管
後、アイロン本体が誤って転倒してもタンク内の水が流
れ出すことがなくなるのである。
【0013】さらに、使用後ケース体のアイロン本体へ
の装着に応動して、上記弁装置または注水口を閉塞動作
させるようにしたことにより、ベース等の腐食や、また
は水の外部への流出が簡単な構成で防止することができ
るようになるのである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。図1において、11はヒータ12によっ
て加熱されるベースで、蓋体13で覆われた気化室14
を形成している。15はベース11の上面側を覆うカバ
ー、16は上部に注水口17を形成した着脱自在なタン
クで、この底部に設けたノズル18と対向してパッキン
グ19により気化室14とシール結合している。
【0015】20はタンク16の底部に設けたノズル1
8を開閉する弁装置で、操作釦21の押す操作を繰返す
ことによって上下動し、この操作釦21と連動する開閉
桿22を介してノズル18を開閉する。そして、この操
作釦21が上方位置にあれば、タンク16内の水はノズ
ル18、パッキング19を介して気化室14に供給さ
れ、操作釦21が下方位置にあれば、ノズル18は閉じ
られて気化室14への水の供給は停止される。
【0016】23はアイロン本体10を載置するスタン
ド、24はアイロン本体10を覆うようにしてスタンド
23に装着されるケース体で、ロック装置(図示せず)
によってスタンド23と着脱自在に連結される。このケ
ース体24の内面上方には、前記アイロン本体10の操
作釦21と対向した位置に内方へ突出させた突部25が
形成してあり、スタンド23に載置されたアイロン本体
10をケース体24で覆うことにより、前記突部25が
操作釦21を押圧してノズル18が閉じられるようにな
っている。
【0017】また、図2において、26はケース体24
の内面上方にねじ止めしたゴム部材で、前記アイロン本
体10に設けたタンク15の注水口17と対向して配置
されており、スタンド23に載置されたアイロン本体1
0をケース体24で覆うことにより、前記ゴム部材25
で注水口17が塞がれるようになっている。
【0018】次に、この一実施例の構成における作用に
ついて説明する。まず、操作釦21を上方に位置させた
状態では、スプリング20aが開閉桿22を上方に引き
上げてノズル18を開放するため、タンク16内の水は
ノズル18を介して気化室14に供給され、スチームを
噴出させることができる。
【0019】そして、スチームの噴出を停止させるとき
は、操作釦21をスプリング20aに打ち勝って下方に
押し下げることにより、開閉桿22は下方へ押し下げら
れてノズル18が閉じられ、気化室14へは供給されず
「ドライ」の状態となり、一般にアイロンかけ作業は
「ドライ」と「スチーム」を切替えながら行われる。
【0020】次に、アイロンかけ作業を終えて収納保管
時の操作について詳細に説明する。アイロン本体10を
スタンド23に載置し、ケース体24をスタンド23に
装着すると、アイロン本体10の操作釦21が例え作業
者が押し下げ動作を忘れて上方に位置していても、この
操作釦21と対向した位置に形成したケース体24の突
部25が操作釦21を下方に押し下げてノズル18を閉
じるようになっている。
【0021】したがって、タンク16内に水が残ってい
ても気化室14に供給されることがなく、使用後残水を
排出する必要がないとともに、操作釦21を下方に押し
下げ動作を忘れたとしても、保管中にベース11等を腐
食させることがない。
【0022】また、タンク16の注水口17と対向した
位置に取り付けたゴム部材26によって注水口17を水
密に塞ぐことにより、収納保管後、誤って転倒した場合
でもタンク16内の残水が外部に流出することもない。
【0023】なお、本発明の実施例では、ケース体24
のスタンド23への装着に応動して、弁装置20または
注水口17を各々単独で閉じるように構成したが、これ
らを同時に実施してもよい。
【0024】また、実施例のようにスタンドに載置した
アイロン本体をケース体で覆うほか、アイロン本体を覆
うようにケース体をこのアイロン本体に装着し、同ケー
ス体のアイロン本体への装着に応動して、これらの弁装
置または注水口が閉じられるようにすることも可能であ
り、所期の目的を簡単に実現することができるものであ
る。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、気化室への給水
を制御する弁装置を設けたアイロン本体と、このアイロ
ン本体を載置するスタンドと、前記アイロン本体を覆っ
てスタンドに取付けられるケース体とを備え、上記ケー
ス体のスタンドへの装着に応動して上記弁装置を動作さ
せ、気化室への水の供給を停止させるようにしたことに
より、ケース体を装着してアイロン本体を覆って収納す
ると、弁装置を自動的に閉じて気化室への給水を停止さ
せてベース等の腐食を確実に防止することができ、長期
に亘って良好なスチームを安定して噴出させることがで
きるとともに、収納保管するたびに、弁装置を手動で閉
じる操作を不要にして後始末を簡単にすることができ
る。
【0026】また、注水口を有するタンクを設けたアイ
ロン本体と、このアイロン本体を載置するスタンドと、
前記アイロン本体を覆ってスタンドに取付けられるケー
ス体とを備え、上記ケース体のスタンドへの装着に応動
して上記タンクの注水口を塞ぐようにしたことにより、
タンク内の残水を排出する手間を省くことができるとと
もに、収納保管後に、アイロン本体が誤って転倒しても
タンク内の水の流出を防止して安全に保管することがで
きる。
【0027】さらに、注水口を有するタンクと、このタ
ンク内の水の前記気化室への供給を制御する弁装置を設
けたアイロン本体と、このアイロン本体を覆うケース体
とを備え、上記ケース体のアイロン本体への装着に応動
して、上記弁装置または注水口を閉塞動作させるように
したことにより、ベース等の腐食防止や、または水の外
部への流出防止を簡単な構成で実現することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示したアイロン装置の要部
断面図
【図2】本発明の他の一実施例を示したアイロン装置の
要部断面図
【図3】従来のアイロンの要部断面図
【符号の説明】 10 アイロン本体 11 ベース 12 ヒータ 14 気化室 16 タンク 17 注水口 20 弁装置 23 スタンド 24 ケース体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータによって加熱されるベース、この
    ベースに形成した気化室、この気化室の上方に配置した
    タンク、このタンク内の水の前記気化室への供給を制御
    する弁装置を有するアイロン本体と、アイロン本体を載
    置するスタンドと、前記アイロン本体を覆ってスタンド
    に取付けられるケース体とを備え、上記ケース体のスタ
    ンドへの装着に応動して上記弁装置を動作させ、気化室
    への水の供給を停止させるアイロン装置。
  2. 【請求項2】 ヒータによって加熱されるベース、この
    ベースに形成した気化室、この気化室の上方に配置した
    タンク、このタンク内に水を入れる注水口を有するアイ
    ロン本体と、アイロン本体を載置するスタンドと、前記
    アイロン本体を覆ってスタンドに取付けられるケース体
    とを備え、上記ケース体のスタンドへの装着に応動して
    上記タンクの注水口を塞ぐアイロン装置。
  3. 【請求項3】 ヒータによって加熱されるベース、この
    ベースに形成した気化室、この気化室の上方に配置した
    注水口を有するタンク、このタンク内の水の前記気化室
    への供給を制御する弁装置を有するアイロン本体と、こ
    のアイロン本体を覆うケース体とを備え、上記ケース体
    のアイロン本体への装着に応動して、上記弁装置または
    注水口を閉塞動作させるアイロン装置。
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JP2789885B2 (ja) 1998-08-27

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