JP2970305B2 - スチームアイロン - Google Patents

スチームアイロン

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JP2970305B2
JP2970305B2 JP10434393A JP10434393A JP2970305B2 JP 2970305 B2 JP2970305 B2 JP 2970305B2 JP 10434393 A JP10434393 A JP 10434393A JP 10434393 A JP10434393 A JP 10434393A JP 2970305 B2 JP2970305 B2 JP 2970305B2
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俊英 中村
清一 中田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般家庭で使用されるス
チームアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスチームアイロンは、例
えば実公昭45−17355号公報に記載されているよ
うに、アイロン本体の気化室に供給する水を貯える水タ
ンクには、注水口を閉じる蓋体が設けられるとともに、
前記気化室へ水が円滑に供給されるように通気穴を設け
るのが一般的である。
【0003】しかしながら、このような通気穴は水漏れ
を防止するために極力小さく作られるが、運搬中に水タ
ンクを傾けたり逆さにした場合や、使用中にアイロン本
体を激しく動かした場合には、同通気穴からの水漏れを
完全に防止することは困難である。
【0004】そこで、このような通気穴からの水漏れを
防止するために、例えば実開昭48−74995号公報
に記載されているように、通気穴に弁体を設け、水タン
クを逆さにしたときに同通気穴を閉じるようにしたこと
も考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成のものでも、水タンク内に水が入っている状態で通気
穴が水に浸かると、通気穴からの水漏れを完全に防止す
ることは難しく、加えて、水漏れを防止する効果を高め
るために、通気穴を水タンクの上部に形成した場合にお
いても、実質的に水タンクに入れられる水量が少なくな
り、十分な量の水を貯えることができないという問題が
あった。
【0006】そこで、本発明は水タンクからの不用意な
水漏れが防止できるスチームアイロンを得ることを第1
の目的としている。第2の目的は、通気口による水タン
ク内と大気との通気が円滑に行えるようにすることであ
る。第3の目的は、水タンクの通気を長期に亘って持続
させることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、上記第1の目的
を達成するために本発明のスチームアイロンは、気化室
を有したべースと、前記気化室に供給する水を貯える水
タンクと、この水タンクに形成した注水口と、前記水タ
ンクに設けられ、かつ、気水分離膜を有する通気口を具
備したものである。
【0008】また、第2の目的を達成するために本発明
のスチームアイロンは、気化室を有したべースと、前記
気化室に供給する水を貯える水タンクと、この水タンク
に形成した注水口と、前記水タンクに設けられ、かつ、
気水分離膜を有する通気口と、この通気口との間に通気
用間隙を設けて同通気口を覆うカバーを具備したもので
ある。
【0009】さらに、第3の目的を達成するために本発
明のスチームアイロンは、気化室を有したべースの上方
に把手を設置したアイロン本体と、このアイロン本体に
着脱自在に設けられ、かつ、前記気化室に供給する水を
貯える水タンクと、この水タンクに形成した注水口と、
前記水タンクに設けられ、かつ、同水タンクが上記アイ
ロン本体に装着されたときに、前記把手によって覆われ
る気水分離膜を有した通気口を具備したものである。
【0010】
【作用】本発明のスチームアイロンは、上記構成によ
り、空気だけを気水分離膜を通して通気口を通過させる
ことができるようになり、水タンク内と大気を常時連通
状態にできる一方、水はこの気水分離膜を通過すること
ができず、水タンク内の水の外部への漏出を阻止するこ
とができるようになる。
【0011】また、気水分離膜を有する通気口を、同通
気口との間に通気用間隙を設けてカバーで覆ったことに
より、通気口の気水分離膜に塵埃等が付着して、微細な
穴が塞がれるのを防止することができるようになるとと
もに、通気路を確保することができるのである。
【0012】さらに、水タンクをアイロン本体に装着し
て使用されているときは、前記把手によって気水分離膜
を有した通気口が覆われるため、アイロン使用中に作業
者が誤って気水分離膜を破損することが防止できるよう
になるのである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。図1および図2において、1はヒータ2
を埋設したベースで気化室3を形成している。4はこの
べース1の上面側を覆うべースカバー、5はこのべース
カバー4上に設置した把手で、アイロン本体6が構成さ
れている。
【0014】7は前記気化室3に供給する水を貯える水
タンクで、前記把手5の前方に着脱自在に設けられてお
り、ロック釦8の手動操作により周知のロック装置(図
示せず)によってアイロン本体6に装着した状態での保
持と、同アイロン本体6からの離脱を行う。
【0015】9は前記水タンク7の底部に設けたノズル
で、水タンク7の上面に突出させたスチーム釦10の押
圧操作により、これに連係させた開閉桿11を上下動さ
せて前記気化室3への水の供給を制御する。
【0016】12は前記水タンク7の上方前面に開口し
た注水口で、摺動自在な蓋体13によって開閉自在に構
成されている。14はこの蓋体13に形成した通気口
で、前記蓋体13によって注水口12を閉鎖したときに
同注水口12と対向する位置に設けられている。
【0017】15は前記通気口14に設けた気水分離膜
で、例えば四ふっ化エチレン樹脂等で構成された多孔質
体で発水性を具備したものであり、具体的には0.1μ
m〜10μmの微細な孔を有している。
【0018】次に、この一実施例の構成における作用を
説明する。まず、アイロンがけ作業を行うときは、アイ
ロン本体6から水タンク7を取り外し、蓋体13を摺動
させて注水口12を開口する。そして、この注水口12
から水タンク7内に水を規定量入れて満たした後、蓋体
13によって注水口12を閉じる。
【0019】水で満たされた水タンク7をアイロン本体
6に装着した後、ヒータ2に通電してべース1を加熱
し、同べース1が所定の温度に加熱されると使用を開始
する。スチーム釦10により開閉桿11を上昇させる
と、開放されたノズル9から気化室3に水が供給されて
気化しスチームが発生する。
【0020】このように、アイロンがけ作業が行われて
いるときにアイロン本体6が激しく動かされたり、或い
は、作業者の誤った操作によって水タンク7が下向きに
なった場合、通気口14が水に浸かることがある。ま
た、水を満たした水タンク7を運搬するときにも通気口
14が水に浸かることがある。
【0021】しかし、水タンク7内の水は通気口14に
設けた気水分離膜15のもつ微細な孔を通過することが
できず、前記のように通気口14が水タンク7内の水に
浸かった場合でも、水が外部へ漏出するのを防止する。
一方、大気はこの微細な孔を通過するため、使用時は水
タンク7内と通気し、気化室3への水を供給を円滑に行
うことができるものである。
【0022】なお、上記の実施例では気水分離膜15を
設けた通気口14を、注水口12を開閉する蓋体13に
形成したが、水タンク7の上部に直接形成してもよく、
使用中に水タンク7内の水面より上部に位置させること
が望ましい。
【0023】図3および図4は本発明の他の実施例を示
したもので、気水分離膜15を有する通気口14との間
に通気用間隙16を設けて同通気口14を覆うカバー1
7を設けたものである。
【0024】この構成によれば、保管時やアイロンがけ
作業中に発生する綿埃りや空気中の埃塵が、気水分離膜
15に付着堆積して微細な孔が閉鎖されることがなく、
長期に亘って良好な通気特性を保つことができる。
【0025】図5および図6はさらに本発明の他の実施
例を示したもので、水タンク7をアイロン本体6に装着
して使用されているときは、把手5によって気水分離膜
18を有した通気口19が覆われるようにしたものであ
る。
【0026】この構成によれば、作業者がアイロン使用
中に誤って気水分離膜18を破損するという問題を解決
することができる。この場合も、水タンク7がアイロン
本体6から取り外されているときに、手が直接気水分離
膜18に触れないよう、水タンク7にカバーが設けられ
ることが望ましい。
【0027】なお、これらの各実施例は、アイロン本体
に水タンクを着脱自在に構成したスチームアイロンにつ
いて説明したが、水タンクがアイロン本体に内蔵された
構成のスチームアイロンにも適用されるものであるほ
か、図7〜図9に示すようなアイロン装置にも実施可能
である。
【0028】すなわち、このアイロン装置は、スタンド
20にアイロン本体21を着脱自在に載置することによ
り、アイロン本体21の加熱と、スタンド20に設けた
水タンク22内の水のアイロン本体21への供給を行う
ものである。前記水タンク22はスタンド20に対して
着脱自在に設けられており、この水タンク22をスタン
ド20から取り外して注排水が行える。
【0029】そして、注水口23を開閉する開閉自在な
蓋体24で覆われた部分には、気水分離膜25を有した
通気口26が設けられており、運搬時等通気口26から
の漏水防止と、ポンプ装置(図示せず)によってアイロ
ン本体21に水が供給されるときの水タンク22内への
大気の通気作用は前記の実施例と同様の作用効果を奏す
るものである。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明のスチームアイロン
は、気化室に供給する水を貯える水タンクに気水分離膜
を有する通気口を具備したことにより、気水分離膜を通
して通気口から空気を水タンク内に流通させて気化室へ
の水の供給を円滑に行うとともに、運搬時や使用時等に
万一通気口に水が浸かっても、水タンク内の水の外部へ
の漏出を確実に防止することができ、アイロンがけ中の
衣類にシミをつけるという不具合も解決できる。
【0031】また、水タンクの規定満水量を実質的に増
加させることができ、水タンクを大型化することなく作
業を中断しての水の注ぎ足し動作を少なくするととも
に、1度の注水での実質的な連続作業時間を延長して効
率よくアイロンがけ作業が行える。
【0032】また、気水分離膜を有する通気口をカバー
で覆ったことにより、通気口の気水分離膜に塵埃等が付
着して、微細な穴が塞がれるのを防止することができ、
長期に亘って良好な大気の通気状態が得られ、安定した
スチームを発生させることができる。
【0033】さらに、水タンクをアイロン本体に装着し
たときに、把手によって気水分離膜を有した通気口を覆
ったことにより、気水分離膜の破損を防止することがで
き、耐久性に優れた通気構成を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示したスチームアイロンの
要部断面図
【図2】同スチームアイロンの要部断面図
【図3】本発明の他の実施例を示したスチームアイロン
の要部断面図
【図4】同スチームアイロンの要部断面図
【図5】本発明の他の実施例を示したスチームアイロン
の要部断面図
【図6】同スチームアイロンの要部断面図
【図7】本発明の他の実施例を示したアイロン装置の斜
視図
【図8】同アイロン装置の要部斜視図
【図9】同アイロン装置の要部断面図
【符号の説明】
1 ベース 3 気化室 7 水タンク 12 注水口 14 通気口 15 気水分離膜
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06F 75/06 D06F 75/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気化室を有したべースと、前記気化室に供
    給する水を貯える水タンクと、この水タンクに形成した
    注水口と、前記水タンクに設けられ、かつ、気水分離膜
    を有する通気口を具備したスチームアイロン。
  2. 【請求項2】注水口を開閉する蓋体に気水分離膜を有す
    る通気口を形成した請求項1記載のスチームアイロン。
  3. 【請求項3】気化室を有したべースと、前記気化室に供
    給する水を貯える水タンクと、この水タンクに形成した
    注水口と、前記水タンクに設けられ、かつ、気水分離膜
    を有する通気口と、この通気口との間に通気用間隙を設
    けて同通気口を覆うカバーを具備したスチームアイロ
    ン。
  4. 【請求項4】気化室を有したべースの上方に把手を設置
    したアイロン本体と、このアイロン本体に着脱自在に設
    けられ、かつ、前記気化室に供給する水を貯える水タン
    クと、この水タンクに形成した注水口と、前記水タンク
    に設けられ、かつ、同水タンクが前記アイロン本体に装
    着されたときに、前記把手によって覆われる気水分離膜
    を有した通気口を具備したスチームアイロン。
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