JPH05500751A - 新規なポリエステルバイオポリマー - Google Patents

新規なポリエステルバイオポリマー

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JPH05500751A
JPH05500751A JP2510584A JP51058490A JPH05500751A JP H05500751 A JPH05500751 A JP H05500751A JP 2510584 A JP2510584 A JP 2510584A JP 51058490 A JP51058490 A JP 51058490A JP H05500751 A JPH05500751 A JP H05500751A
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ピープルズ,オリバー ピー.
シンスキー,アンソニー ジェイ.
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マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 新規なポリエステルバイオポリマー I豆些互1 National +n5tttute of )lealth、海軍研究機関 、および国立科学基金からの助成金の規定により、米国政府は本発明に権利を有 する。
細菌による合成は、これまで長い間、多くのより複雑なバイオポリマーを産生ず る手段でしかなかった。最近になってようやく、これらのバイオポリマーの合成 経路が確かめられた。これら経路に関係する様々な酵素および補助因子の単離に 多くの努力が払われた。これらの発現の調節は主として経験上のものであった。
即ち、栄養分濃度や酸素のようなその他の因子のレベルを変化させて、ポリマー の産生および組成が測定された。
これらの複雑なバイオポリマーの産生を制御し、それを特定の様式に改変するた め、これらの合成に必要な化学反応工程を調べる以下の系を設計することが必要 である;これらの化学反応工程に寄与するタンパク質を単離し、特徴付けること ;これらのタンパク質をフードする遺伝子を単離し、配列決定し、クローニング すること:およびこれらの遺伝子の発現割合および発現1ノベルを調節するメカ ニズノ・を同定し、特徴付け、利用すること。
商業上有用な複雑なバイオポリマーであるポリヒドロキシブチレートは、多数の 細菌が産生ずる細胞間保持物質である。
ポリ−β−ヒドロキシブチレート(PI(B)はD(−)−3−ヒドロキシブチ レートの重合したエステルであり、1925年にBacillus megat eriumで最初に発見された。この独特のポリエステルは、その化学的性質お よび物理的性質の両者のために、さらに進んだ研究の対象として注目されるバイ オポリマーになった。
PHBは生分解性/熱可型性材料として、ある種の抗生物質の有機合成のための キラル中心として、およびドラッグデリバリ−と骨の置換のためのマトリックス としての用途を含む、様々な応用か可能である。このポリマーはインビボの体内 で、ヒト血液の正常な構成成分であるヒドロキシブチレートに分解される。
C2生合成中間体のアセチルCoAからの疎水性結晶性PI(8粒子の酵素的合 成は、多数の細菌で研究されてきた。アセチルC。
AからPHBへの変換には、βケトチオラーゼ、アセトアセチルCoAレタクタ ーゼおよびPHBポリメラーゼの3つの酵素が関与する。
チオラーゼは炭素−炭素結合の合成および開裂を触媒する遍在性酵素であり、従 って細胞内代謝において中心的役割を占める。テルペノイド、ステロイド、マク ロライドおよび他の生合成経路と、脂肪酸の分解とには、異なるチオラーゼ酵素 が関与する。Z、 ramigeraでは、2つのアセチルCoA基が縮合して アセトアセチルCoAを形成するのをβケトチオラーゼが触媒する。次にアセト アセチルCoAはNADP特異的レダクターゼで還元されて、PHBポリメラー ゼの基質であるD(−)−β−ヒドロキシブチリル−CoAが形成される。
βケトチオラーゼ(アセチル−CoA−CoA−C−アセチルトランスフェラー ゼ、E、C,2,3,1,9)は、A、 beijerinckii(Seni orおよびDawes、 Biochem、J、、 134.225−238( 1973))、 A、 eutrophus(OedingおよびSchleg el、 Biochem J、、134. 239−248(1973))、  Clostridium pasteurianum(BerntおよびSch legel、 ArChlMiCmigeraのアセトアセチル−CoAレダク ターゼ遺伝子のクローニングおよび発現は米国特許出願第067、695号に記 載されている。
次にこの遺伝子は、Alcaligenes eutrophusおよびNoc ardiaを含む他の細菌種からレダクターゼ遺伝子を単離するための7・イブ リダイズ用プローブとして用いられた。
Z、 ramigeraでPHB生合成に関与するレダクターゼはヒドロキシブ チリル−CoAのD(−)異性体に立体特異的であり、補助因子としてもっばら NADP(H)を利用する。最もよく特徴付けられたアセトアセチルCoAレダ クターゼは、5aitoら、 Arch、 Microbolland、198 3)により記載されたZoogloea由来のものである。
このNADP特異的な分子量92.000の酵素はFukuiら、 Bioch im肛匹追1工穎ta 917.365−371(1987)により、少量では あるが均一にまで精製された。米国特許出願第067、695号に記載されたよ うに、Z、 ramigera由来のβケトチオラーゼ酵素は今日ではクローニ ングされ、発現され、その精製物は均一にまで精製されている。クローニングさ れた遺伝子は、AlcaligeneseutrophusおよびNocard iaを含む他の細菌種から相当するβケトチオラーゼを同定および単離するのに 用いられた。
Z、ramigeraのPHBポリメラーゼはD−β−ヒドロキシブチリルCo Aに対して立体特異的である。A、 eutrophusは他の基質、例えばD −β−ヒドロキシバレリルCoAを使用し得る。A、 eutrophUSの培 地にプロピオネートを添加すると、C5とC4ユニットのPHB/HVコポリマ ーへの取り込みが起こるからである。GriebelおよびMerrick、  J、 Bacteriol、、 108.782−789(1971)はB、  megateriumの天然のP)18粒子からPHBポリメラーゼを分離した が、その過程で酵素活性はすべて消失した。彼らは2つのタンパク質分画の1つ へPH8粒子を添加することによってのみ、活性を再構築し得た。より最近、F ukuiら、 Arch、 Microbiol、、110. 149−156 (1975)およびTomitaら(1983)はZ、 ramigeraにこ の酵素を発見し、粒子に結合しないPHBポリメラーゼに部分精製した。クロー ニングし、発現させ、新規なポリマーの合成にその産生物を用いる方法は米国特 許出願第067、695号にg己載されている。
A、 eutrophusおよびP、 oleovaransを含む細菌により 産生されるポリヒドロキンアルカノエート(PHA)貯蔵ポリマーの全範囲か見 いだされている。PHAポリマーは、側鎖の長さに変異を有する(CH3〜CH 8HI7)βヒドロキシアルカノエートのD−異性体のへテロポマーである。例 えば、A、 eutrophusは5−クロロペンタン酸の存在下で生育させる と、3−ヒドロキシブチレート、3−ヒドロキシバレレートおよび5−ヒドロキ シバレレートをポリマーに取り込む。
このポリマーは古典的な発酵法で非常に高収量か得られること、および10.0 00よりも大きい分子量のPHAおよびPHBは多くの応用に有用であるという 事実から、新規なPHB様バイオポリマーを開発して応用分野を改善、または新 たに作り出すことか望まれている。
PHB以外のポリ−β−ヒドロキシアルカノエートの、A、 eutrophu sおよびPseudomonas oleovaransの単一培養による産生 は、desmetら、 J、 Bacteriol、、 154.870−87 8 (1983)により報告されている。両方の細菌で、ポリマーは制御された 発酵により産生じた。A、 eutrophusはグルコースとプロピオネート 下で生育させるとPHB−P)tVのヘテロポリマーを産生じ、PHV含有量は 約30%に達する。P、 oleovaransはオクタン下で生育させるとポ リ−β−ヒドロキシオクタノエートを産生ずる。Nocardiaはn−ブタン 下で生育させるとPHB−PH−2〜ブテノエートのコポリマーを産生ずること が報告されている。選択された基質を用いる制御発酵により得られる3−ヒドロ キシブチレートポリマーの最終組成の決定もまた、Holmesらの米国特許第 4.477、654号に記載されている。
基質特異性に関して異なる様々な酵素の利用を可能にし、これらの酵素をコード する遺伝子を他の宿主、特に植物で発現させる方法により、現在利用可能な石油 由来のプラスチックス、特にポリプロピレンの経済的な生体分解性代替物を提供 することが可能となる。
従って、本発明の目的は、複合バイオポリマー、特にPHB。
PHAおよび類似ポリマーの合成方法に用いられる酵素をさらに提供することで ある。
本発明の目的はさらに、これらのポリマー合成タンパク[をコードする他の遺伝 子を単離し、配列決定し、クローニングすること、およびこれらの遺伝子の発現 速度と発現レベルを調節する手段である。
本発明の他の目的は、ポリヒドロキシブチレートおよびポリヒドロキシアルカノ エートを合成するタンパク質をコードする遺伝子から発現する、精製されたタン パク質を提供することである。
本発明の目的はさらに、これらのタンパク質および調節配列を用いて、ポリエス テル骨格を有する新規なバイオポリマーを創製する方法を提供することである。
さらに本発明の目的は一1細菌および植物細胞を製造に用い、生体分解性ポリヒ ドロキシアルカノエートおよび新規な関連ポリマーの経済的な供給源を提供する ことである。
1豆旦!亙 ポリヒドロキンブチレート<PHB)およびポリヒドロキシアルカノニー) ( PHA)ポリエステル合成の遺伝子および酵素を、原核細胞および真核細胞、特 に植物で分子レベルで操作することにより、バイオポリマー合成を制御し改変す る方法。
PHBおよびPHAポリマーの産生に関与する遺伝子の単離、特徴付け、および 発現が例示されている。Zoogloea ramigera株1−16−M、 Alcaligenes eutrophus、 Nocardia salm onicolor。
およびPseudomonas oleovarans由来のPH8およびPH A合成経路の酵素(β−ケトチオラーゼ、アセトアセチル−CoA’Jタクター ゼおよびPHBポリメラーゼあるい、はPI(Aポリメラーゼ)をコードする遺 伝子が、PHBを産生じない生物であるE、 col iで確認または単離され 、発現された。
細菌細胞を用いた好ましい実施態様では、窒素またはリン酸制限条件下でPHB を乾燥細胞重量の70%から80%まで蓄積する能力のあるA、 eutrop husにより産生される。他の実施例では、PHB、 PI(Aおよび新規ポリ マーの発現および合成のために、遺伝子が植物細胞に導入される。ポリマーの特 定の改変には、ポリマー鎖の長さの変化、およびポリマーに異なるモノマーを組 み入れて物理的性質の異なるコポリマーを製造することが含まれる。
・ の な3日 図1はZoogloea ramigera由来のチオラーゼの遺伝子配列であ る。転写開始部位(太い矢印)の上流(−100から−95、および−122か ら−116)で、E、 coli−10−および−35”コンセンサス領域と相 同な位置にある配列を下線で示す。おそらくリポソーム結合部位と考えられる部 位を下線で示す(−11から−8)。
図2はクローンpUCDBK 1のチオラーゼ遺伝子の下流にある、アセトアセ チルCoAレダクターゼをコードするZ、 ramigera DNAの2.3 kbの完全なヌクレオチド配列である。初めの坦1部位から次の担1部位まで伸 びる2094bpの配列が示されている。
ヌクレオチド37のATGからヌクレオチド760のTGA終止コドンまで伸び るアセトアセチルCoAレダクターゼ構造遺伝子の翻訳産物も示す。四角で囲ん だアミノ酸残基2位から6位は、精製タンパク質のエドマン分解で得られる配列 と同一である。可能なリポソーム結合部位を下線で示し、可能なターミネータ− は矢印で示す。Σ1,1および石1の制限酵素部位が示されている。
図3はプラスミドpAeT3にクローニングされたA、 eutrophusD NAの、相当する2kb断片のヌクレオチド配列を示す。それぞれヌクレオチド 40〜1219および1296〜2034に伸びるA、eutr。
phusチオラーゼとアセトアセチルCoAリダクターゼ遺伝子との転写産物を 示す。過剰産生ベクターpATおよびpARの構築に用いた制限エンドヌクレア ーゼ開裂部位を示す。Pstl=Pstl; Ava=2およびDde=Dde 1゜ 図4はAlcaligenes eutrophus H2SのPHBボリメラ ーセ(l1C)遺伝子座のヌクレオチド配列である。オープンリーディングフレ ーム842位から2608位の転写産物で、推定するPH8ポリメラーゼのアミ ノ酸配列を示す。■A遺伝子の最初の72個のヌクレオチドの転写産物も示す。
ヘアピン構造を形成可能な配列(2660位)を矢印で示す。
図5はP、 oleovarans PHAポリメラーゼ遺伝子の可能なコーデ ィング領域、オーブンリーディングフレーム0RFI、ORF2、および0RF 3を示す。0RFIは開始コドンATGのヌクレオチド554に始まって終止コ ドンTGAのヌクレオチド2231に終わり、アミノ酸559個からなるMr= 62.300ダルトンのポリペプチドをコードする。0RF2は開始コドンAT Gのヌクレオチド2297に始まってTAAのヌクレオチド3146に終わり、 アミノ酸283個からなるMr=31.400ダルトンのタンパク質をコードす る。0RF3はATGのヌクレオチド3217に始まってTGAのヌクレオチド 4948に終わり、アミノ酸557個からなるMr=64.400ダルトンのタ ンパク質をコードする。
図6はP、 oleovarans 巴C遺伝子を含有する6kb断片の完全な ヌクレオチド配列分析である。
l肘見1i〜免説」弓。
以下の方法は、βケトチオラーゼ、アセトアセチルCoAレダクターセ、PHB ポリメラーゼ、およびPHAポリメラーゼをコードする遺伝子とそれらの発現産 物とを単離し、その発現を調節する配列を同定し、特徴付け、ぞしてポリマー産 生に対する培養条件および使用基質の影響を調へるために用いられた。
PH8およびPHA様バイオポリマーを製造する系を構築する技法もまた開示さ れている。これらの酵素を細菌または植物細胞で組み合わせ、適当な酸素および 温度の制御培養条件下に適当な基質を用いることにより、様々なポリマーを作成 できる。
これらの発現を調節する酵素またはヌクレオチド配列もまた、発現量を変え、ま たは基質特異性を変光で得られるポリマーをさらに変化させるために改変するこ とが可能である。その効果は、完全細胞を用いては通常利用できなかった基質が 、単離された酵素を用いることにより製造可能であることである。
方法、遺伝子、およびこれらの発現産物およびポリマー合成は以下の実施例に詳 細が記載されているが、それに限定さP+iB生合成経路の遺伝学的研究のため に、まず初めにZoogloea ramigera株1−16M(ATCC1 9623)を用いた。Z、 ramigera DNAは200m1の対数増殖 期中期の培養物から、以下のように精製した。細胞を遠心して集め、20mMの Tris−HCl、 pH8,2で洗浄し、10mjのTris−HCIに再懸 濁した。次に10m1の24%w/vポリエチし・ングリコール8000および 2mlの25mg/+nlリゾチームを加え、次に37℃で30分インキュベー トシて、細胞をスフェロプラストにした。スフェロプラストを遠心して集め、5 mlのTE緩衝液(10mMのTris−HCl、pH8,0,1mMのE D TA )に再懸濁し、300μlの10%w/v SDSを添加し、55°Cで 10分間インキュベート・し7て細胞を溶解した。10m1のTEをさらに添加 し、細胞溶解物をRNA5e(50Mg/ml)およびプロティナーゼK (3 0Mg/ml)と共に37℃で1時間インキュベートした。次にDNAをCsC 1密度勾配遠心により精製した。
E、 coli株はLB (Luria Bertani)培地(NaCI、1 0g/l: トリプトン、10g/1. イースト抽出物、log/l)または 2XTY培地(NaCI、5g/l I−+)ブトン、15 g/ 1 : イ ースト抽出物、log/l)i:生育させた。組換えプラスミドを含有するE、  coliによる、PHBまたはPHAの産生には(NH4)2sO4濃度を0 .04%に減少させ変更した最小培地を用いた。
A、 eutrophus株はトリブチカーゼソイブロス(TSB、 BBL  Microbiology systems、 Cockeysville、  Md)または0.39g/l MgSO4; 0.45g/I K2S0a+  12m11.Im H3P0A: 15mg/I FeSO47H20;24m 1痕跡元素(20mg/l CuSO45H20; 100mg/I Zn5O a6H20; loomg/] MnSO44H20; 2.6g/l CaC l22H20)を含有する限定最小培地に生育させた。pHはNaOHで6.8 に調整し、培地はオートクレーブで滅菌した。窒素源としてNH4Clを最終濃 度0.1%または0.01%になるように添加し、フルクトースを最終濃度0. 5〜1%(V/V)になるように添加した。
プラスミドDIJAの調製は、Ish−HorowiczおよびBurke、N ucleic Ac1ds Res、、 9. 2989−2998 (198 1)の記載に従いBirnboimおよびDolyのNucleic Ac1d s Res、、 7. 1513−1523 (1979>の方法で行った。λ DNAはManiatisら、Mo1ecular C1onin 二A−L  borator Manual、(Cold Spring Harbor L aboratory、 ColdSpring Harbor、 NY 198 2ンに記載の標準的方法で調製した。
DNA配列はM13mp1gおよびM13mp19クローニングベクターを(Y anisch−Perronら、Gene 33.1.03−109(1985 ))用いてSangerら。
Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 USA 74.5463−5 467 (1977)のジデオ牛ン鎖終結法により分析した。α−[35S]− dATPおよびDNAポリメラーゼ1のフレノウ断片はAmershamから購 入した。配列データはVAXシステムでコンパイルし分析した。
ランダムなZ、 ramigeraクロモソームDNA断片の組換えライブラリ ーを、YoungおよびDavis、5cience、222. 778−78 2 (1983)の記載に従いλgt11発現ベクターに構築した。Z、 ra migera DNAはAnderson、Nucleic Ac1ds、9.  3015−3026 (1981)の教示に従いまずEcoRIメチラーゼを 用いてメチル化し、次にMg2“の存在下にDNA5e 1で部分消化した。部 分消化したDNA断片の末端をタレノウポリメラーゼで修復し、EcoRIリン カ−を添加し、過剰量のEcoRlでDNAを完全に消化した。2−8kbの断 片を1.5%アガロースゲルでサイズ選別し、電気溶出により精製し、EcoR I消化されたホスファターゼ処理λgtllのDNAニライゲートした。ライゲ ーションは2μgのλgtll DNAおよび1μgの断片化クロモソームDN Aを用い全jllOJ、tlで、4℃で18時間行った。完全なライゲーション 反応物はインビトロでMan 1atisら(1982)の記載に従い、E、  coli株Bl(B21588およびBHB2690、HohnおよびMurr ay、 Proc、 Natl、 Acad、 Sci、、 USA、74゜3 259−3263 <1977)から調製したλ抽出物を用いてパッケージした 。パッケージしたファージはE、 coli Y2O2Sを用いてプレートにま き増幅させた。
λgt11発現ライブラリーのスクリーニングは、ウサギ抗チオラーゼ抗体を用 いてYoungおよびDavis、 5cience、 222.778−78 2 (1983)に記載の変法により行った。
制限エンドヌクレアーゼ、T4 DNAリガーゼおよびDNAポリメラーゼ1は New England Biolabsから入手し、製造業者の指示した条件 下で用いた。子牛腸アルカリホスファターゼはBoehringer Mann heim Corporationから購入した0 プラスミドの精製、E、  coliの形質転換等を含む全ての慣例的DNA操作は、Maniatisら( 1982)の記載した方法で行った。クロモソームDIJAはA、 eutro phus株から精製し、TSB中で後期対数相まで生育させた。制限酵素消化D NA試料のアガロースゲルからニトロセルロースフィルターへの転写、32p標 mDNAプローブを用いたプレハイブリダイゼーションおよびハイブリダイゼー ションはPeoplesら、 J、 Biol Chem、、 262.97− 102 (1987)に記載されている。制限酵素分析のためのA、 eutr ophusの組換え株からの迅速なプラスミドの単離は、Birnboimおよ びDoly、 NucleicAcldsRes、 7.1513−1523  (1979)のアルカリ抽出法で行った。
L」那二狙胞しソ目L1云這 広宿主プラスミドpLAFR3またはpLAFR3の組換え誘導体のA。
eutrophusへの接合移入は、Eassonら、 J、 Bacteri ol、、 169゜4518−4524 (1987)に記載の方法により行っ た。但しこの場合、受容細胞A、 eutrophusはソニケートせず、また 接合移入体は窒素源として0.01%NH4Cl、炭素源として1%(w/v) フルクトース、および10μg/mlテトラサイクリンを含有するA、 eut rophus無機塩寒天プレートで選択した。
Tn5変異誘発のために、自然ストレプトマイシン耐性株のAeutrophu s 11599 (1599Slンを用いた。唯一のドナーとしてE、 col i MM294A (pRK602)を用いて、上記の様にpRK602 (T n5)の移入を行った。Tn5を含有するA、 eutrophus株はストレ プトマイシン(SOOμg/ml)およびカナマイシン〈100μg/ml)上 での生育によって選択した。
Z、 rami eraチオラーゼ 伝 の6定チオラーゼ抗血清は精製された チオラーゼタンパク質ヲ用いて標準方法により、New Zealand白色ウ サギの雌を用いて調製した。抗体力価はActa Pathol、 Micro biol、 5cand、 26.507−515(1949)のオフタロ二− 二重拡散アッセイで評価した。
精製抗体は血清から、Bigheeら、 Mo1.1mmuno1.20.13 53−1357 (1983)に従いプロティンAアガロースのクロマトグラフ ィーで調製した。約4X10’個の組換えファージをE、 coli Y109 0に吸着させて15cmのLBアガープレートにまき、42°Cで3時間インキ ュベートした。次にプレートを、予め10mM IPTGで飽和させたニトロセ ルロースフィルター(Schleicher & 5chu11、 BA85) の上に載せ、37°Cでさらに4時間インキュベートした。
フィルターを取り除き、TBST(50mM Tris−HCl、 pH7,9 ,150mM NaC1,0,05%Tween−20)で10分間洗浄し、2 0%v/v牛脂児血清を添加したTBST中で30分間インキュベートして、T BSTですすいだ。第一抗体は精製した抗チオラーゼ抗体(10μm)を添加し たTBSTの10ml中でこのフィルターを、室温で1時間インキュベートする ことにより結合させた。次にフィルターを、TBSTを各5分間ずつ3回替えて 洗浄した。結合した第一抗体はビオチン−アビジン ホースラディツシュペルオ キシダーゼ検出系(C1ontech Laboratories)およびポー スラディッシ′−6ルオキシダーゼ発色剤(Bio−Rad Laborato ries、 Richmond、 VA)を用いて検出した。
タンパク質はドデシル硫酸ナトリウムゲル電気泳動により、Lae++v+li 、 Nature 222.680−685 (1970)の方法で分離し、B urnetti、 Anal、 Biochem、 112.195−203  (1981)の記載に準じてニドセルロースフィルター(5chleicher および5chuell BA85)に電気泳動により移した。30Vで一晩移し た後、フィルターをTBS (ツイン20を含有しないTBST)ですすぎ、5 %ウシ血清アルブミンを添加したTBS中でインキュベートした。次に、抗チオ ラーゼ血清と反応するタンパク質を、フィルターを100m1の1%ゼラチン入 りTBSに2mlの抗チオラーゼ血清を添加したものと共に1−2時間インキュ ベートすることにより検出した。結合した第一抗体は、ヤギ抗ウサギIgGのホ ースラディツシュペルオキシダーゼ複合体およびホースラディツシュペルオキシ ダーゼ発色試薬(Bio−Rad Laboratories、 Richmo nd、 CA)を用いて検出した。
アガロースゲルから分離したDNA断片を用い、5outhern、 J、 M o1. Biol、、 98.503−517 (+975>の開発した方法に 基づくS+n1thおよびSummers、 Anal、 Biochem、1 09. 123−129 (1980)のサンドイッチプロット法によりD’N Aプロットを調製した。フィルターは、Rigbyら、J、 Mot、Biol 、、113. 237−251(1977)の二ノクトランスレーンヨン法によ り[α−32P]dATPで高比活性(0,1−1x lo8cpm#z gD NA)にラベルしたDNAプローブとハイブリダイズさせた。プレハイブリダイ ゼーションおよびハイブリダイゼーションは、プールされたポリテン(poly thene)バッグ中で65℃にて行った。プレハイブリダイゼーション/ハイ ブリダイ上−’/ −r ン液は5 x 5SCP (l x 5SCPはQ、 ISM NaC1,0,15Mクエン酸ナトリウム、10mM Na2HPO4 、IQmM NaH2PO4を含有)、5×デンハー液、0.1%(w/v)S DS、 10mM EDTAおよび100μg/ml超音波処理変性サケDNA を含有した。フィルターを8〜18時間プレハイダリダイズさせ、フィルター当 り1107cpのラベル化DNAプローブを用いて16〜18時間ハイブリダイ ズさせた。
溶原性λgtl1組換えクローンはYoungおよびDavis、 5cien ce 222.778−782 (1983)に記載のようにE、 coli  Y1089で調製した。λファージにコードされるタンパク質の調製および分析 のために、溶源菌をLB (100ml)で30℃にて、0.50D6.、に達 するまで生育させた。プロファージは45℃で20分間インキュベートして誘導 し、IPTGを5mMになるように添加して、誘導された溶源菌を37℃で1時 間インキュベートした。細胞を集め、アッセイ緩衝液(0,LM Tris−) 1cI、 pH7,5,5mMβメルカプトエタノール、5%(V/V)グリセ ロール)に再懸濁し、超音波処理により溶菌させ、遠心により細胞残渣をベレッ ト化して、細胞抽出物を一20°Cで貯蔵した。細菌溶解物のタンパク質濃度は 、M、 M、 Bradford、 Anal、 Biochem、 72.2 48−254 (1976)の方法により標準としてウシ血清アルブミンを用い てアッセイした。
チオラーゼ酵素のアッセイはNishN15hiら、 Arch、 Micro biol= 116.21−27 (1978)の記載に従い行った。
DNA断片はMベクターmplOおよびmpHにクローン化し、Sangerら 、Nucleic Ac1ds Res、10. 141−158 (19H) 、Proc、Natl、 Acad、 Sci、 USA 74.5463−5 467 (1977)のジデオキシ鎖終結法により配列決定した。M13配列決 定用プライマーおよび池の試薬はAmersham Corp から購入した。
G/Cに富む領域はMlllsおよびKramer、 Proc、 Natl、  Acad、 Set、 USA 76、2232−2235 (1979)に 記載のように、dGTPの代わりにdlTPを用いて再i 配列決定した。コン ピューターを用いた配列解析はNucleic Ac1ds Res、10.1 41(58(1984)の5tadenプログラムを用いて行った。
精製された目的のDNA 1μgから、約2X 105個の組換え体が得られ、 これをE、 coli Y2O2Sで増幅させた。合計105個の増幅ファージ を、精製したウサギ抗チオラーゼ抗体を用いてスクリーニングした。最初のスク リーニングで10個の潜在的陽性クローンが確認された(LDBKI−LDBK IO)。制限酵素分解による分析により、LDBK2−10のクローンは同一で あることが示された。クローンLDBKIおよびLDBK 2を以下の研究のた めに選択した。LDBKIは3.6kbおよび0.75kbの2個の肚旦RI断 片を含む挿入物を有する。LDBK2は1.65kbおよび1.08kbの3個 の社旦R1断片を含む挿入物を有する。
LDBKIおよびLDBK2の挿入配列にコードされるタンパク質は、チオラー ゼ酵素活性およびウサギ抗チオラーゼ血清との交叉反応について分析した。LD BKlおよびLDBK2ファージDNAを含む溶原性株E、 coliY108 9を調製した。各クローンからいくつかの溶源菌が得られ、その内の2つ、Y1 089/LDBKIおよびY1089/LDBK2を以下の研究に用いた。λg t11ベクターであるBNN97/λgtllの溶源菌をコントロールとして用 いた。チオラーゼ酵素アッセイの結果は、Y1089/LDBKI由来のタンパ ク質はチオラーゼ活性をかなり含有していることを明確に示した。さらに、チオ ラーゼ活性はIPTG添加により、5倍より多くまでも誘導可能である。このこ とはチオラーゼをコードする配列の発現はλg、tl Lベクターに含まれるヱ プロモーターの転写制御下に置かれていることを示す。Y1089/LDBK2 もBNN97/λgtllも、そのタンパク質溶菌物は、[PTGで誘導した場 合でさえも、有意なチオラーゼ活性を示さない。
ウサギ抗チオラーゼ抗体に対し最初に陽性反応を生じたタンパク質のサイズは、 ウェスタンプロット実験により調べた。
タンパク質溶菌物はSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動で分離し、ニトロセ ルロースフィルターに写し、ウサギ抗チオラーゼ血清でスクリーニングした。結 果は、Y1089/LDBKIのIPTG誘導およびIPTG非誘導溶菌物の両 者に、免疫反応陽性の40゜000ダルトンタンパク質が示された。
LDBKI挿入物の制限酵素地図を作成した。完全なチオラーゼ遺伝子領域を含 有する大きな3.6kb EcoR+断片は、操作を容易とするためプラスミド ベクターptlc3にサブクローンした。得られたサブクローンの一つであるp UcDKBlの制限酵素分析から、LDBKlのこの断片の制限地図を確立した 。pUcDBKlのDNAは32pで高比活性にラベル化し、Z、 ra11i geraクロモソームDNAをpUCDBKIの制限酵素地図に用いたのと同じ 酵素で消化したものを含むニトロセルロースフィルターにハイブリダイズさせた 。
サザンハイプリダイゼーシ目ン実験により、5.4kbゲノム断片はpUcDB Klからの1.45kb坦Iル並R1断片および1.05kb鎧ユI断片の両方 にハイブリダイズすることが確認された。サザンハイブリダイゼーション実験に 基づき、クローン化されたpUCDBKI挿入物はZ、 ramigeraゲノ ムに唯1つだけ示される。
pUCDBK 1挿入物のDIJA配列分析は、M13/サンガージデオキシ鎖 終結法を用いて行った。遺伝子をコードする領域を位置付けるため、6個のリー ディングフレームの全てについて、各々のDNA配列をアミノ酸配列のNH2末 端との相同性についてスキャンした。これらの手法を用いることにより、1.4 5kb Ec。
R1/5ail断片内の遺伝子コーディング領域を同定した。遺伝子のプラス鎖 の完全ヌクレオチド配列を図1に示す。EcoR1部位から290bp下流には 、DNA配列をNH2末端アミノ酸配列と比較して帰属されたチオラーゼ構造遺 伝子の開始点がある。このNH2末端配列は、−89位からヌクレオチド117 4位の終止コドン(TAG)まで伸びる単一の長いオープンリーディングフレー ム内にある。セリンに始まり25残基伸びる部分は実験的に決定したNH2末端 配列であり、これはDNA配列の解読による2位から26位の残基と同一である 。次に、DNA配列を解読して残余の残基27位から391位(ヌクレオチド7 9位から1173位)までのアミノ酸配列を推定した。このようにして、ヌクレ オチド1位から1174位(上記リーディングフレーム内)のDNA配列はアミ ノ酸391個の算出分子1140.598のポリペプチドをフードする。この値 はSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動で決定した分子fi 42.000と 非常によく一致する。
他の2つの証拠から、この翻訳産物はチオラーゼの正しいアミノ酸配列であるこ とが確認される。まず、活性部位ペプチドと推定されるアミノ酸配列(NO3− Gly−Met−Asn−Gln−Leu−Cys−Gly−3er−Gly− COOH)を検索すると84位−92位残基に存在した。
さらに、翻訳産物から推定されるアミノ酸組成は実験的に得られたものと非常に より一致している。1.46kb EcoRl−Sail断片のG/C含有量は 66.2%と高い。分けて考えると、5−フランキング290bpのG/C含有 量は57,4%であり、構造遺伝子領域では68.4%である。アミノ酸配列か ら、Z、 ramigeraチオラーゼが5個のシスティン残基を有することが 確認される。Z、 ramigera活性部位のシスティンは残基Cys−89 である。他の分子内または分子間ジスルフィド結合に関与するシスティンはCy s−125、Cys−323、Cys−377およびCys−387である。N H2末端配列の分析は、1位がセリンであることを示した。
ATG開始フドンから7ヌクレオチド上流にはE、 col i配列との相同性 から確認される、可能なリポソーム結合部位5−CTGAGGA−3°がある。
ある種の細菌の遺伝子で翻訳開始可能な、2つのGTGを含む他の開始コドンが 、さらに上流に存在する。5−フランキング領域を、E、 coliプロモータ ーエレメントの”−10”および”−35”との相同性について調べることによ り残基−122位から一116位に可能な“−35”領域が、また−100位か ら一95位に対応する”−10”領域である5−TATAAT−3°が確認され た。ポリ(T)トラクトもまた一255位から一266位に存在する。N−ホル ミルメチオニン残基の除去のみがチオラーゼの翻訳後プロセシングであることが 明かである。なぜなら、他の開始コドンであるATCまたはGTGはフレームか らはずれているか、または構造遺伝子の開始前にインフレームの終止コドンがあ るからである。
pUCDBK 1の1.5Kb 5ail−EcoRI断片は完全なZ、 ra migeraのチオラーゼ構造遺伝子に加えて283bpの5゛−フランキング DNAを含んでいる。このDNA断片がtacプロモーターのベクターpKK  223−3 (またはその誘導体)内に挿入された一連のプラスミド構築物を作 成した。pZT3の作成のために、pUcKBKlをSal +で開裂させ、タ レノウポリメラーゼで平滑末端にし、ヒュR1リンカ−を付加する。EcoRl で消化した後、1.5Kb断片をアガロースゲルから精製して、pKK223− 3のEcoR1部位に挿入した。tacプロモーターに対して正しい方向に挿入 された遺伝子を有する組換えクローンは、制限酵素分析の後E、coli JM 105を形質転換することにより確認した。
次に、チオラーゼ遺伝子の5′末端に隣接する283bpの配列が欠失した一連 のクローンを構築した。p[IcDBKI DNAをEcoRlで内の断ハをア ガロースゲルから精製して、pKK223−3のEcoR1部位にライゲートし た。目的のクローンを制限酵素地図により同定し、5−欠失の程度をDNA配列 決定により測定した。これらの一連のクローン、pZT3.1−pZ73.5の 内、最も欠失の長いクローンは残った5°−フランキングDNAが84bpであ った。従って続< Ba131欠界を以下のように行った: pZT3.5 D NAをEcoRlで完全に消化し、Ba131ヌクレアーゼで処理した;タレノ ウポリメラーゼで末端を修復して、EcoR1’Jンカーを付加し、社旦R1お よびBam旧で完全に消化した後、チオラーゼのNH2末端領域に相当する断片 をアガロースゲルから溶出して、Bam旧−EcoR1?m化したM13mp  11 DNAにライゲートし、E、 coli JMIOI上にプレートした; 50個の形質転換体から一本鎖DNAを調製し、5゛−欠失の程度をT−トラッ キングで分析した;目的のクローンからインビトロで二本鎖DNAを調製し、E coRl−Bam l挿入物を制限酵素消化およびアガロースゲルからの溶出に より回収した。
完全なチオラーゼ遺伝子を再構築するために、pKK223−3から工プロモー ター上流の抛旧部位を欠失させた誘導体ベクター(pKK226)に、pZT3 .5からの290bpのBamHl−肛匝III断片をライゲートした:このC 末端ベクターを次に、目的のBa131が欠失したNH2末端を再構築するため に用いた;クローンpZT3゜5.1およびpZT3.5.2を以下の研究に用 いた。
チオラーゼのATG翻訳開始コドンに隣接した283bpのDNAの配列欠失の 効果は、プラスミドpZT3.1−pZT3.5.2の産生ずるチオラーゼ活性 レベルを分析することにより測定した。各プラスミドを含むE、coli JM 105培養物の100m1f−IPTGと共に15時間、インフレームし、チオ ラーゼレベルをアッセイした。これらの結果のうち最も注目すべきことは、クロ ーンpZT3.3−pZT3゜5.2を用いて得られるチオラーゼの発現レベル は非常に高く、pZT3.5で最大の1780/mgが得られたことである。こ れは完全な283bpの5゛フランキングDIJAを含むプラスミドpZT3に 比較して、5.9倍の増加を示している。このデータは、−84(+)Zr2. 5)(!ニー168(pZT3.2)との間に位置するチオラーゼ5°フランキ ング配列が、チオラーゼ遺伝子のエプロモーターがらの発現を強く阻害すること を示す。これらの配列の位置は−84(pZT3.5)および−124(pZT 3.4>の間に限定し得る。なぜならば、この領域を欠失させると、ニー誘起の チオラーゼ発現が最大レベルとなるためである。さらに−37(pZT3.5. 1)まで、および−26(pZT3.5゜2)までの欠失は、チオラーゼの発現 レベルを増加せず、実際僅かに減少が観察された。この一連のクローンの誘導の タイムコースはpZT3と同じ牛ネティソクスに従い、欠失によってそれとわか るほど影響されないことは注目に値する。
チオラーゼプロモーターが領域−84(+)Zr2.5)がら−124(pZ7 3.4)に存在するか否かを決定するために、Berkおよび5harp。
Ce1l 12.721−732 (1977)の方法に従いZ、 ramig era RNAについてS1ヌクレオチド保護実験を行った。全RNAを100 m1の対数増殖期中期の培養物から、Hinnenbuschら、 J、 Bi ol、 Chem。
258、5238−5247 (1983)の熱フェノール、/ガラスピーズ抽 出法により単離した。5−32pラベル化DNAプローブは以下のように調製し た=10μgのプラスミドpZT3.1 DNAをAvalで完全に消化し、続 いてCIPで処理した;mI制限酵素断片の5°末端を、[γ−32PI−AT Pおよびポリヌクレオチドキナーゼでラベル化した; EcoR1?)1化の後 、DNAを8%アクリルアミドゲルで分離して、32 p−yベル化した280 bpのプローブ断片を溶出し、エタノール沈澱により回収した。プローブ(10 ,OOOcpm)および11Mg RNAをプールし、凍結乾燥し、110At ハイブリダイゼーシヨン緩衝液(40mM PIPES、 1)H6,4; 1 mM EDTA、 pH8,o: 0.4M NaC1: 80%(V/V)ホ ルムアミド)に再懸濁して、90℃で10分間変性させ、55℃で一晩アニール させた。2000単位の31ヌクレアーゼを含有する235μlの水冷S1ヌク レアーゼ緩衝液(0,25M NaC1: 30i+M Na0Ac: 1mM  ZnSO4; 200μg一本鎖子牛胸腺DNA)を添加した後、37°Cて 30分間インキュベートした。反応混合物をフェノール−クロロホルムで1回抽 出し、0.2M Na0Acおよび10MgイーストtRNAキャリアーの存在 下でエタノール沈澱を行った。
得られた断片を6%(W/V)アクリルアミド、7M尿素のDNA配列決定ゲル で分析した。サイズ標準としてマキサムギルバートのGおよびC配列決定反応を 、50.OOOcpmの5−32P−ラベル化プローブDNAで行った。結果は 、保護された断片を明確に示し、そしてRNA開始部位が、−86位または一8 7位のCまたはT残基に位置することを明かに示した。コントロールは、Z、  ramigera RNAの非存在下でプローブは完全に分解されることを示し 、このことはチオラーゼのプロモーター領域が約1obp(−96)および35 bp(−121)上流に存在することを実証する。チオラーゼの5°非翻訳領域 の長さはaabpである。
誘導実験の結果から、チオラーゼ遺伝子がE、 coliにおいて可溶性で触媒 活性な形態で高レベルで発現し得ることを明確に示した。Slヌクレアーゼの実 験で、Z、ramigeraのチオラーゼ遺伝子の転写開始部位をヌクレオチド −86/−87位に位置付けできた。
チオラーゼプロモーターの′−35”領域が認識され、RNAポリメラーゼを結 合することが示されているけれども、転写開始速度を決定するのは”−10−領 域である。例えばpZT3の場合、ベクターおよび挿入プロモーターの両方にR NAポリメラーゼ分子が同時に結合することにより、土プロモーターから速やか に転写が開始される結果となり、次にこの1プロモーターが2oogloeaプ ロモーターに結合したポリメラーゼ分子の存在により阻害されるのであるろう。
2つのプロモーターが接近している程、ポリメラーゼの両者への同時の結合チャ ンスは少なくなり、同時に阻害が低くなる。従って、これにより、酵素の発現速 度を制御する1つの手段が提示される。
Z、 rami eraレダクターゼ 伝子の確認チオラーゼ遺伝子のプロモー ター領域を確認し、チオラーゼTAG終止コドンの下流に、可能なターミネータ −配列が存在しないことを確認した後、クローンpUcDBK1に存在する残余 の2 kbのZoogloea DNAを配列決定して、レダクターゼ遺伝子に ついて調べた。完全なpUcDBK1挿入またはその断片を含有する一連の発現 プラスミド(pZTl 〜pZT3>を、E、 colt tacプロモーター ベクターpKK223.3中に構築した。各プラスミドはtacプロモーターに 対して発現のために正しい方向に位置するチオラーゼ遺伝子を有する。エプロモ ーターはチオラーゼの発現を指令するのではなく、オペロン様タイプの機構の2 .3kb下流に位置する任意の遺伝子の発現を指令すると予想するのが理にかな っている。りo −7pZTlは、pUcDBKlの完全な3.8kbEcoR I Z、 ramigera DNA挿入を、ベクターpKK223−3のEc oR1部位に挿入することにより構築した。続いて、pZT2をpZTlがら、 850bp Smal断片を欠失させる直接的な方法で派生させた。pZT3は チオラーゼプロモーターの確認についての記載のようにして構築する。一連のエ プロモーター誘導実験は、各々の組換えり0− ンpZT1、pZT2およびp ZT3テ行った。ヘク9−pKK223−3をコントロールとして用いた。
各々のプラスミドを含有するE、 coli細胞を生育させ、イソプロピル−β −D−ガラクトピラノシド(IPTG)を最終濃度2mMとなるように添加する ことにより誘導させた。15時間誘導を行った後、10m1の培地を収穫し、超 音波で溶菌させた。次に各クローンから細胞溶解物を、酵素アッセイおよび5D S−PAGEの両者で分析した。どちらの細胞溶解物がらもPHBポリメラーゼ 活性は検出されなかった。3つの組換えプラスミドpZT1、pZT2およびp ZT3の各々は、チオラーゼ活性を相当なレベルで示した。さらに、pZTlお よびpZT2からの細胞溶解物は、NADPHを補助因子とするAcAc−Co Aレダクターゼ活性を比較的高レベルで有する。NADPHを補助因子として用 いる場合は、どの細胞溶解物にもレダクターゼ活性が検出されない。コントロー ルのpKK223−3はチオラーゼ活性もレダクターゼ活性も有さない。pZT lおよびpZT2の細胞溶解物は実際に、正しいレダクターゼを含有するという ことを確認するために、この細胞溶解物もまたD(−)β−ヒドロキシブチリル −CoAの酸化についてアッセイした。どちらの場合にも、NADPを電子受容 体として用いて酵素活性が観察された。
上記細胞溶解物の各々は5DS−PAGEでも分析した。結果は、p ZTI、 pZTlおよびpZT3の細胞溶解物タンパク質中に42.000ダルトン付近 のチオラーゼタンパク質が存在することを示す。
このタンパク質はコントロールであるpKK223−3の細胞溶解物には存在し ない。pZTlおよびpZTlの細胞溶解物は、pZT3またはコントロールに は存在しない小さな25.000ダルトンタンパク質も宵し、このタンパク質は AcAcCoAレダクターゼに相当する。結果は、AcAc−CoAレダクター ゼ遺伝子はチオラーゼ遺伝子の下流に位置することを示す。この酵素の完全な構 造遺伝子はpUcDBKlのチオラーゼの3゛末端と下流の最初のSma1部位 との開に位置するにちがいない。
レダクターゼ 伝 の転 4始部位の確認と過剰発現pUcDBK1の最初の鎧 」1部位の2.3kb下流に位置する、2339bpの完全ヌクレオチド配列を 図2に示す。チオラーゼ遺伝子のコドン使用情報を標準として用いて配列データ のコンピューター分析を行い、3つのオーブンリーディングフレームを同定した 。pZTlおよびpZTlの誘導された細胞溶解物中に存在する25.000ダ ルトンのバンドを、次に調製用5DS−PAGEにかけて電気溶出し、N末端タ ンパク質配列のデータを得た。このデータを用いて対応する遺伝子の転写開始部 位を確立した。実験で決定したN末端の5個のアミノ酸は、最初のオーブンリー ディングフレームのDNA配列から推定される2位〜6位の残基と一致する。こ のリーディングフレームの翻訳により、分子1125.000のポリペプチドが 推定される。ヌクレオチド37位のATGに始まりTGA終止コドンヌクレオチ ドに終わる最初のオーブンリーディングフレームの翻訳産物を図2に示す。これ はアセトアセチルCoAレダクターゼタンパク質の推定される一次アミノ酸配列 である。
クローンpZT1およびpZTlのアセトアセチルCoAレダクターゼ遺伝子は l:、coliで、納得できるほど高レベルで発現可能である。しかし、両方の 場合共、止プロモーターからのレダクターゼ遺伝子の発現は、チオラーゼ構造遺 伝子および5°フランキング配列の存在のために至適ではない。より単純なアセ トアセチル−CoAレダクターゼ過剰産生ベクターとしてpZR14を構築した 。pUcDBKI DNAをSal +と計+alとで完全に消化し、ジ吐I末 端をDNAポリメラーゼのフレノウ断片で修復した。EcoRIリンカ−を付加 しEcoRIで消化した後、断片をアガロースゲル電気泳動で分離した。アセト アセチルCoAレダクターゼ構造遺伝子に、5゛末端の36bpフランキングお よび3°末端の266bpフランキングを加えたものに相当する1、05kb断 片を精製し、pKK223−3のEcoR1部位にライゲートした。次に、この pZR14が、レダクターゼ遺伝子が正しい方間に入った正しい制限酵素地図を 有することを確認した。pZR14の誘導実験をpZTl、pZTlおよびpZ T3についての記載と同様にして行った。アセトアセチルCoAレダクターゼが 発現した。
A、 eutro husでのチオラーゼおよびレダクターゼ°伝 の確認 Zoogloeaから最初の2つのPHB遺伝子を単離した方法を適用腰Zoo g 1oeaチオラーゼ遺伝子領域を相同な配列の位置を決めるハイブリダイゼ ーション用プローブとして用いて、他のPHB産生種であるAlcaligen es eutrophusから遺伝子を同定し、単離し、特徴付けた。
次に、pUC8にクローン化された(クローンpAeT3)A、 eutrop hus DNAの2kb Pstl断片の配列を分析して、A、 eutrop hus H16ゲノム中の対応するチオラーゼ遺伝子領域を同定した。pAeT 3の下流の配列もまた、ZoogloeaクローンpUcDBK1のNADP− 関与レダクターゼ遺伝子領域と相同である。A 1cal igenesチオラ ーゼおよびレダクターゼ遺伝子の配列を図3に示す。
チオラーゼおよびレダクターゼ遺伝子をpAeT3がらpKK223゜3にクロ ーニングすることにより、各々の酵素の発現が得られる。Zoog 1oeaと A、 eutrophusとでチオラーゼタンパク質配列を比較することにより 、2つのタンパク質が活性部位Cys−89を含め63%について相同であるこ とが確立された。
A、 eutrophusおよびZoogloeaチオラーゼ遺伝子領域は両方 とも5NocardiaおよびPseudomonas oleovarans  DNAを相同な遺伝子についてスクリーニングするための、ハイブリダイゼー ション用プローブとして用いた。チオラーゼ、レダクターゼおよび他の合成酵素 の遺伝子を、相同な配列を有する上記以外の他の種から、同定する手法は当業者 に周知である。
Z、ramleraのPHBポリメラーゼ”伝 の確認Z、 ramigera 由来のP)IBポリメラーゼは、D(−)−ヒドロキシルブチル−CoAを利用 し、これらを鋳型に依存しないヘッドトゥーテイル縮合反応によるオキジエステ ル結合で重合し、直鎖状のポリマーを得る。これらのポリマーは、最大で10. 000個のモノマーユニットを含み得、I X 106以上の分子量となり得る 。このポリマーは迅速に不溶性となり、細胞中で独立した顆粒として蓄積される 。
広域宿主プラスミドpRK290の誘導体を基にした接合移入システムは、Di ttaらの、Proc、Natl、Acad、Sci、USA 77、 734 7−7351 (1980)に記載され、Z、ramigeraおよびA、 e utrophusについてPI(Bポリメラーゼ遺伝子を単離するために、PH 8陰性変異体の単離、特徴付けおよび補完性に関連して、トランスポゾン変異誘 発および相補性分析が使坩し得る。Schlegelらの、Arch、Micr obiol、 71.283−294 (1970)に記載されている様に、ス ダンブランク染色がPHB陰性変異体の検出に用いられる。生育させ、収穫し、 そしてPHBを放出させるために細胞を溶解することにより、変異体の補完性を スクリーニングし、次いでこれを精製し、その存在および分子量分布を測定し得 る。溶解液中のチオラーゼ、リダクターゼおよびPHBポリメラーゼの活性もま た試験される。 ゛ A、eutro husのPHBポリメラーゼ・ の確Jこれらの技術はまた、 A、eutrophus H2Sのポリ(β)−ヒドロキシブチレート−陰性変 異体の補完性を用いて、Alcaligeneseutrophus H2S中 にPI(Bポリメラーゼ遺伝子(1痩C)を、クローニング、配列決定、および 発現させることにも応用される。
PHBの生合成経路の3つの酵素をコードしている遺伝子は、吐b C−出A− 出Bと統合されていることが結果から示された。E、coli中で3つ全ての遺 伝子を発現させたところ、この細菌では顕著なレベル(乾燥細胞の50%)の、 Pl(B産生があった。p−j、b、Cは、典型的な膜タンパク質とは異なる親 水性の特性の、Mr・63゜900のポリペプチドをコードしており、このこと は、PHBの生合成には恐らく膜種合体が含まれないことを示している。
A、eutrophus H2Sの誘導体(11599Sl、表1〉のPHB− 陰性変異体の構築、特徴付けおよび相補性のための方針を、PHBポリメラーゼ をコードする遺伝子(複数の遺伝子の場合も)の確認および単離に用いた。トラ ンスポゾン変異誘発を用いたことにより、全ての興味ある株へのTn5挿大のク ロモソーム中での位置決めにD)JAハイブリダイゼーション分析の使用が可能 となった。窒素を制限した最少寒天プレートで生育させた時の、不透明なコロニ ー(opaque colony)表現型により、32個の潜在的なPHB陰性 変異体が確認された。3つのクラスに属するだけなのに、Tn5のDNAプロー ブを用いたDNAハイブリダイゼーションで32もの変異体が見つかったのは、 これがPH8−欠損株を濃縮するために用いられる方法であるため、驚くことで はない。
次に、各クラスからの代表、即ち、P)IB S2、PHB 33およびPHB :19を分析するためにさらに詳細なりNAハイブソダイゼーンヨン実験を行っ た。これらの実験により、PHB $2およびPH833株の場合不透明な表現 型を引き起こすTn5挿入はクロモソーム中、図3に示した様に、出A−出B遺 伝子からそれぞれ約1.2kbおよび1.5kb上流に位置していると結論され る。PI(B 819株の場合、Tn5挿入はA、 eutrophusクロモ ソームの他の場所に位置している。
Icの、単離および特徴付けに用いた実験方法および実験材料は以下の通りであ る。この実験方法および実験材料は、mAおよび匡B遺伝子の単離に関して記述 したものと類似である。
細菌株およびプラスミドは表1に示しである。培地および培養条件は上述の通り である。
(以下余白) 表よ:細菌株とプラスミド 株 関連する特質 参照 DH5α プラスミドの宿主 BRL A、eutro hus H2S 野生株 ATCC17699 11599NCIB 11599 DNAの操作方法は上述したのと類似である。制限エンドヌクレアーゼのT4  DNAリガーゼおよびDNAポリメラーゼ1は、NewEngland Bio labsから入手し製造者の指示に従い使用した。
ランの腸のアルカリフォスファターゼは、Boehringer Mannhe im Corporationから購入した。常法のDNA操作方法は、グラス ミドの精製、E、coliの形質転換、その他を含め全て、Man 1atis らの記載した方法を用いて行った。クロモソームDNAは前述した様に、TBS 中で対数増殖期後期まで生育させたA、 eutr。
phus株から精製した。アガロースゲルがらニトロセロロースフィルターへの 制限酵素消化されたDNA試料の転写、ブリハイブリダイゼーションおよび32 p−標識DNAプローブとのハイブリダイゼーションは前述した通りである。制 限酵素分析用の、A、eutrophusのリコンビナント株からのプラスミド の迅速な単離は、アルカリ抽出法で行った。
A、eutro hus、中への 合 A、 eutrophus中への、広域宿主プラスミドpLAFR3あるいはp LAFR3のりコンビナンド誘導体の接合移入は、前述したのと同じ方法を用い て行った。しがしこの場合、受容細胞であるA。
並立」立■細胞は超音波処理せず、そして接合移入体(Transconjug ants)は、0.01%のNHaClを窒素源、1%(w/v)のフルクトー スを炭素源として10μg/m 1のテトラサイクリンを含んだA、e旦匹■旦 奔機質寒天プレート上で選択した。
Tn5変異誘発用には、11599(1599Sl)のJ、eutro hus ストレプトマイシン自然耐性株を用いた。pRK602(Tn5)の移入は、上 述の様にE、coliのMM294A (pRK602)を唯一のドナーとして 用いて行った。Tn5を含んだA、 eu trophus株は、ストレプトマ イシン(500μg/ml)およびカナマイシン(1oo u g/ml)上で 生育させることにより選択した。
刷七恣叩゛ 体の 幅および確認 A、 eutrophusのPHB−欠損株を確認するための増幅およびスクリ ーニングの方法は、SchlegelおよびOedingの、Radiatio nand Radioisoto es for Industrial Mi croor anisms、International Atomic En ergy Agency、 Vienna、 223−231 (1971)に 記載されているものを使用した。約105個のKan’接合移入体(Tn5挿入 変異体)のプールを、0.01%のNH4Cl、 1%のフルクトースおよび1 00μg/m 1のカナマイシンを含んだ10 mlの無機質培地に接種し、そ して30’Cで18時間培養口た。この培養物を次に100 mlの同じ培地に 接種し、30℃で30時間培養した。PHB−欠損変異株を増幅するために、こ の培養物がら1o9の細胞を含んだ一部を、密度平衡遠心分離によりショ糖の段 階グラジェントで分画し、そして0.01%のNH4Cl、1%のフルクトース および100μg/mlのカナマイシンを含んだ無機塩寒天プレート上に蒔いた 。30℃で4から5日間生育させた後、不透明な(PHB−欠損)および白(P HB−含有)のコロニーが容易に区別できた。不透明なおよび白の両方のコロニ ーにより産生されたPHBのレベルを定量することにより、不透明なコロニーは P)IB−欠損テ、白コロニーはPI(Bを含有することが確認された。
又2二り亘旦旦丘 β−ケトチオラーゼ、NADP)I−関与のアセトアセチル−CoAリダクター ゼおよびPH8−ポリメラーゼのアッセイを行うために、100 mlのA、  eutrophus株の培養物を30’Cで40時間TBS中で生育させた。T n5変異体株用には1ooμg/mlの濃度のカナマイシンを加え、そしてpL AFR3あるいはその誘導体を含んだ採用には10μg/mlのテトラサイクリ ンを加えた。遠心分離で細胞を回収し、2 mlの細胞溶解バッファー(lom MのTris HCI、pua、。
; 5 mM(7) 73−) ルカプトx 9 / −ル; 5 mMノED TASO,02mMノフェニルーメチルースルフォニルーフルオライド;1o% v/vのグリセリン)に再懸濁し、そして超音波処理で細胞溶解した。細胞溶解 液の一部を遠心分離して細胞残渣デブリスを除去し、β−ケトチオラーゼおよび アセトアセチル−CoAレダクターゼのアッセイ用とした。β−ケトチオラーゼ 活性は、DavisらのLBiol、 Chem、262.82−89 (19 g?)に記載された様に、NADP)Iを補助因子として、アセトアセチル−C oAのアセトアセチル−CoAのチオリシスの速度の測定により決定された。P HBポリメラーゼアッセイは粗細胞溶解液を用いて行い、そして、Fukuiら のArch、 Microbiol、 110.149−156 (1976) に記載された様に、D−’H−ヒドロキシブチルーCoA (約2μCi/μm olの放射比活性)の取り込みレベルを測定した。タンパク質濃度は、Brad fordのAnal、 Biochem、 72.248−254 (1976 )の方法により、Bioradのアッセイ溶液および標準物としてウシ血清アル ブミンを用いて決定された。E、coliのmaxi−cell標識実験は、5 ancarらのJ、Bacteriol、 137.692−693 (197 9)に記載された様に行った。
PHBの 1および 異なった株のPH8レベルを調べるために、粗細胞溶解液の100μmを5%の 次亜塩素酸ナトリウム1.2mlで37°Cにて1時間処理した。不溶のPHB を次に、1o分間微量遠心管で遠心分離し回収し、1 mlのH2O,1mlの アセトン、1mlのエタノールで連続して洗浄し、減圧下で乾燥した。次にPH 8濃度は、LawおよびS 1epeckyのJ、 Bacteriol、 8 2.33−36 (1961)に記載されている様に分光光度計で標準曲線を用 いて定量し、mg PHB/mgタンパク質で表した。
プラスミドの 築および目 性 析 プラスミドpLA29、pLA40、pLA41およびp[、A42は、pAe T29の制限酵素断片を広域宿主ベクター1)LAFR3に挿入するクローニン グで構築し、PHB−陰性のA、 eutrophus株を相補性分析した。
pLAFR3はpLAFRlの誘導体で、FriedmanのGene 18.  289−296 (1982)に記載され、EcoR1部位へ挿入されたpU clllポリリンカークローニング部位を有する。pAeT9の異なった断片を pLAFR3へクローニングした。pLA29は、pAeT29がらの15 k bのEcoR1部位挿入体全体をpLAFR3のEcoRi部位へつなげること で構築した。
pLA40、pLA41およびpLA42を構築するため、先ずpUc18へ対 応する断片をクローニングし、プラスミドpAeT40. pAeT4Lおよび pAeT42を生成した。次にこの断片をBam旧およびEcoRlによる消化 でpUc18から切り出し、アガロースゲル電気泳動で精製し、そして醜ユ旧/ H4ndlllで消化したpLAFR3につなげた。pAeT40を構築するた め、pAeT29のDNAを匙至1で完全に消化しDNAポリメラーゼのフレノ ウ断片を用いて結合性末端を埋めた。アガロースゲル上で断片を分画した後、目 的の7 kb断片を電気溶出で精製し、pUc18の油1部位につなげ、そして 次にE、coliのDH5α細胞を形質転換した後に制限酵素分析によりリコン ビナントプラスミドpAeT40を確認した。進匡1部位の一つがこの酵素の構 造遺伝子の中にあるために、この構築によりアセトアセチル−CoAリダクター ゼ活性は除去される。pAeT41の構i+t、Smal/Ec旦R1消化され たpAeT29のDNAをアガロースゲルで分画し、そして5 kbの逅1ル匹 R1断片を精製し、と旦1/EcoR1消化したpUc18につなぎ、正しいプ ラスミドを得た。β−ケトチオラーゼおよびアセトアセチル−CoAレダクター ゼの構造遺伝子を有する2、3kbの匡1断片の欠損は、pAeT41のDNA を匡1により部分消化し、そして再びつなぐことにより行い、pAeT42を構 築した。
Tn5挿入物のハイブリダイゼーションによるマツピング105個のA、eut rophus 11599 SlのTn5挿入変異体のライブラリーを構築し、 そして32個の潜在的にPHB−陰性のコロニーを、前述の様に窒素制限最少プ レート上での不透明なコロニー表現型で確認した。これらはさらに5outhe rn DNAハイブリダイゼーション分析により特徴付けられた。DNAハイブ リダイゼーション実験は、制限酵素消化された各株からのクロモソームDNAを 、それぞれTn5 DNAプローブ(プラスミドpRK602)と、でA、eu tro husの出A−■B遺伝子座(図3)を含んだ2つのプラスミドpAe T10およびpAeT29とを用いて分析して行った。
32個の「不透明な」株は、たった三つの明確な変異体タイプの雑多なコピーを 表している。これらの三つの明確な変異体タイプは、株PHB #2、PHB  23およびPHB 819で表される。株PHB #2およびPHB Hでは、 トランスポソンTn5はそれぞれ2.3kbおよび0.6kbのクロモソームの Pstl断片に挿入された。これらのクロモソームのPstl断片の両方は、p AeT29にクローニングされた15 kbのA、 eutrophusのDN A上に位置付されたが、2にTn5を挿入したが、pAeT29プラスミド上に はなかった。
さらに詳細なりNAハイブリダイゼーション実験を、PHB #2およびPHB  #3からのクロモソームDNAに対して行い、これらの変異体のそれぞれでの Tn5n5挿入の位!&めをした。これらの株のそれぞれ、および野生株H16 およびPHB #19からのクロモソームD)JAをむユ1、釦11および凪1 1で1肖化し、ニトロセルローズフィルターの両面へ転写し、そしてTn5 D NA (pRK60.2)プローブおよびpAeT29 DNAプローブとハイ ブリダイゼーションさせて、PI(B 32およびPHB 33株中でのTn5 挿入の位置をマツピングした。
野生株H16および、各変異株PHB 、$2、PHB #3およびPHB 3 19の生化学分析の結果を表2に示した。各株の定常相の培養物を100 ml を回収し、細胞溶解し、そしてPH8含量およびβ−ケトチオラーゼ、NADP −特異的アセトアセチルーCoAリダクターゼおよびPHBポリメラーゼ活性に 関してアッセイした。これらの生育条件下では、野生株8.16は有意なレベル のPHB、(1,3mg PH87mgタンパク質、表2)を産生じ、三つの酵 素活性全てが高いレベルであった。変異株PH832およびPHB #3は、P HBを実質的に産生ぜず、そしてPH8319株は野生株のレベルのたった5% しか産生じなかった(表2)。PHBポリメラーゼ活性はこれら三つの変異株全 てで検出されなかったが、しかしPH8319株の細胞溶解液中にPHBが存在 していることは、酵素活性がアッセイの検出レベルよりも恐ら(低いが、酵素が 存在していることを示している。三つの変異体全てのβ−ケトチオラーゼ活性は 、野生株H16の45%(PHB #2)から38%(PH8319)のオーダ ーに減少していた。同様に、NADP−特異的アセトアセチルーCoAリダクタ ーゼ活性は、野生株の50%付近であった。PHB−ポリメラーゼ遺伝子はmA −mBから上流に位置し、後者の遺伝子の発現はPHB’#2およびPHB 9 3株の場合上流に挿入されたTn5に影響されろことがこれらのデータから結論 される。
A、 eut+図迫■を挿入したpAeT:+9の断片を含んだ一連のプラスミ ドを、広域宿主ベクターpLAFR3中で構築して、PHB−陰性変異体の相補 性分析を行った。
各リコンビナントプラスミドpLA29、pLA40、pLA41およびpLA 42は、連結により各A、 eutrophus株に導入され、そして得ら“れ た連結体は、白(PI(Bプラス)の表現型の復活に関して窒素制限プレート上 で分析された。プラスミドpLA29、pLA40SpLA’41およびpLA 42は、それぞれPHB #2およびPHB #3株のクロモソーム中にTn5 が挿入された出A−p2J3Bから上流の領域を含み、これらの二つの株のそれ ぞれの変異を相補し、白いコロニーの表現型を復活している。4つのりコンビナ ンドプラスミド全てはまた、変異株PHB $19に対して野生株コロニーの表 現型を復活した。この株の場合、Tn5n5挿入各プラスミドに含まれているA 、 eutrophusのクロモソーム領域の外側に位置した。ベクターpLA FR3を用いた対照実験では、三つの変異株のそれぞれに導入すると不透明なコ ロニー表現型が得られた。
各相補株の生化学分析は、変異株の特徴付けに関して記述したように行い、そし てこれらの結果もまた表2に示しである。各変異株にpLA29を導入すると、 PHBポリメラーゼ活性およびPHB生合成が復活した(表2)。さらに、約3 から5倍のレベルのβ−ケトチオラーゼおよびNADP−特異的アセトアセチル ーCoAリダクターゼ活性が観察された。プラスミドpLA40およびpLA4 1はまた、PHB−ポリメラーゼおよびPI(B産生をPHB #2(表2)、 PHB #3およびPHB #19に復活させたが、pLA40の場合には、d B遺伝子はこのプラスミドの構築中に破壊された。最後に、プラスミドpLA4 2は、三つの変異株全てにPI(Bポリメラーゼ活性およびPH8産生を復活し たが、出A−IB遺伝子は欠損していた。このプラスミドを含んだ株の場合、β −ケトチオラーゼおよびNADP−特異的アセトアセチルーCoAリダクターゼ 活性は、野生株と同じレベルで残っていた(表2)。
表主:変異および補完されたA、eutrophus H2S株の生化学的分析 株 PH8’ チオラーゼ′2 リダクターゼ゛2 ネ°リメラーセ゛3(X  103) H2S 1.3 8.9 1.0 3.9PHB#2 <0.01 4.0 0 .5 NDPHB#3 <0.01 3.4 0.5 NDTn5319 0. 6. 3.2 : 0.4 NDH16/pLA29 1.0 28.7 ’  9.2 5.3PHB#2/pLA29 t、s 27.5 3.5” 、’3 .8PHB#3/pLA29 0.9 24゜8 4.4 0.7PHB#19 /pLA29 1.8 26.7 4.9 、 1.0PHB:2/pLA40  0.9 20.4 0,45 0.6PHB32/pLA41 18. O3 ,70,9PHB#2/pLA42 L、2 2.0 0.3 4.3PHB# 3/pLA42 0.9 5.5 0.5 0.6PHBS19 LA42 1 .2 5.5 0.4 0.6’、 mg/mgタンパク質 2、ユニンツ/mgタンパク質 3、cpm/min/mgタンパク質 ND:検出可能な活性無し 示した結果は2あるいはそれ以上の実験の平均である。
上述の様に、プラスミドpAeT29上に位置するl止A−mBは、A、 eu trophusプロモーターの制御下でE、coli中で発現した。PHB # 2およびPHB 33株での、凶1C遺伝子が凪A−J±Bから上流に確認され たことと、チオラーゼおよびリダクターゼ活性の減少の観察とから、これら三つ の遺伝千金ては耐山cから上流に位置する単一のプロモーターから発現されてい ることが示された。このことから、プラスミドpAeT41およびpAeT42 を含んだE、coli株の培養物を、細胞が静止期相に達するまで窒素制限条件 下で生育させ、その時点で細胞を回収し、分析した。
pUc18を含んだE、 coliを対照として用いた。β−ケトチオラーゼ、 アセトアセチル−CoAリダクターゼ、PI(BポリメラーゼおよびP)[B濃 度のアッセイの結果は表3に示されており、pAeT41を含んだE、coli の細胞溶解液は、各酵素活性およびPHB産生が顕著なレベルであることを示し ている。
上述のE、coli株のMaxi−cel1分析を、プラスミドpAeT41お よびpAeT42にフードされたポリペプチドの分子量の決定に用いた。このプ ラスミドは、pUC8ベクターの1acZプロモーターからのA、 eu tr ophusの白A−mB遺伝子を発現していたので、プラスミドpAeT10も この分析に含められた。プラスミドpAeT10およびpAeT41を含んだ試 料中で、付加的なタンパク質バンドがそれぞれMr 40,000およびMr  26,000に存在した。これらのプラスミドの両方は、β−ケトチオラーゼ( Mr 41,000)およびNADP−特異的アセトアセチルーCoAレタクタ ーゼ(Mr 26,000>をコードする川A −出B遺伝子を発現している。
これら2つのタンパク質ノイツれも、匡A−IB遺伝子を含まないプラスミドp AeT42を含んだ細胞の抽出液中には存在しなかった。ベクター pUC8を 用いた対照実験では、Mr 41,000あるいはMr 26,000にはシグ ナルを与えなかった。プラスミドpAeT41およびpAeT42の両者は、E 、 coli中でPHBポリメラーゼ遺伝子(川c)を発現し、そしてこれらの プラスミドを含んだ細胞の抽出物を含んだ試料中には、M、 58,000のシ グナルが明瞭に現れた。さらに、このタンパク質は、mC遺伝子を含まないプラ スミドpAeT10を含んだ細胞からの抽出液を含んだ、試料中には存在せず、 そしてpUC8を含んだ細胞の対照試料にも存在しない。Mr 30゜000付 近の付加的なバンドは、全ての試料中に存在し、そしてpUC8を含んだ細胞抽 出液の対照実験でもまた見いだされ、それ故これはベクターのタンパク質であろ うと思われる。これらのデータからE、 col iで発現されているmC遺伝 子は約M、 58、000のポリペプチドをコードしていると考えられる。
表1: E、 co l i中の出C−A −Hの発現確認のためのりコンビナ ンドE、 col iの生化学的分析 チオラーゼ゛ リタ゛クターセ゛ 本°リメラーセ’ PH8プラスミド ーへ m ンへ°り pUc18 0. 5 ND ND O. 015pAeT41 59.0 2 .5 2.4xlO’ 2.977AeT42 0.9 ND 0.02X10 ’ 0.011ND:検出可能な活性無し 示した結果は2あるいはそれ以上の実験の平均である。
hbcのヌクレオチド配夕1ノ プラスミドpAeT42中にクローニングされたA. eutrophusクロ モノームDNAの2 kbのSmal−Pstl断片は、1山cおよび恐らく調 節配列の完全な構造遺伝子を含んでいる。この断片は、上述のンデオキシ配列決 定方法を用いて、DNA鎖の両方から何回も配列決定された。単一の長いオーブ ンリーディングフレームは、ヌクレオチド820からヌクレオチド2608のT GA停止コドンまで延びている。潜在的な翻訳開始コドンは、位置842(AT G)、1067(ATG)および1097(ATG)に存在する。これらの潜在 的な開始部位から翻訳すると、それぞれMr 63,940、Mr 55,51 3およびMr 54,483のタンパク質が生成される。位置842のATGか らの翻訳生成物と、位置1067のATGからの翻訳生成物および以下に記述す るP. oleovaransのPHAポリメラーゼ遺伝子の生成物との間のア ミノ酸配列に顕著に相同性があることは、恐らく最初のATG(位置842)が 正しいごとを示している。図4は、針巳1部位から下流に位置する山A遺伝子の 最初の30のヌクレオチドまでの、この領域の全部のヌクレオチド配列を表して いる。
位置842のATGから位置2609のTGAまての、このオーブンリーディン グフレームの翻訳生成物もまた示しである。プラスミドpAeT4 2のmC遺 伝子にコードされたPHBポリメラーゼは、M。
・63, 940の589アミノ酸のポリペプチドである。mA遺伝子産生物の N−末端の10個のアミノ酸もまた図4に示されている。
図4に示されたヌクレオチド配列の付加的な特徴には、虱1部位から上流で始ま り、位置76のTGA停止コドンで終わる、オーブンリーディングフレームのC −末端が含まれる。凪CのTGA停止コドン(位ffi2609)から85 b p上下流位置にmΔ構造遺伝子のATG開始コドン(位置2969)がある。こ れらのデータから、A. eut rophusのPHB生合成経路の三つの酵 素は、図4に示した様にpj34C 1皿A−pj34Bとして統合された三つ の遺伝子にコードされていることは明白である。
E.coli中でlCのみを発現させると、PHBあるいは顕著なレベルのP) IBポリメラーゼ活性のいづれも産生されない(プラスミドpAeT42)。E .coliはA. eutrophusの匡A− 11B遺伝子が存在しないと 、PHBポリメラーゼを基質としてD− (−)−ヒドロキシルブチリル−Co Aを合成できない様である。pAeT42の挿入体は吐bc用のプロモーターお よび構造遺伝子を含んでいるので(プラスミドpLA42はPHB−陰性変異株 の全て相補する、表2)、E. c。
11中では使用できる基質がない場合に、PHBポリメラーゼは活性がないか分 解されると考えられる。
P)IBポリメラーゼをフードする、プラスミドpLA42中にA. eutr ophusクロモソームDNAを挿入した核酸配列は、Mr 63,940の単 一のポリペプチド(図4)を予測させる。PH8ポリメラーゼは以前には精製お よび特徴付されていないが、E.coliのmaxi−cell実験の結果はこ のペプチドがMr = 58,000であることを示し、遺伝子配列から予想さ れるのと良く一致している。
何年もの間、(D)〜βーヒドロキシブチリルーCoAの重合は、膜に結合した ポリメラーゼが関与し、サイトプラズムの水性の環境と疎水性の結晶性PI(B 顆粒どの間に一種のバリアーを形成する、と提唱されていた。PHBポリメラー ゼポリペプチドの親水性の性質は、典型的な膜貫通構造を示唆しない。さらに、 Methylol)acteriusの天然のPHB顆粒のNMRによる研究で は、高度に結晶性で固体の状態とは逆で、これらの顆粒は流動性の状態であるこ とが示された。これらのデータを合わせると、PHHの生合成には複雑な膜に結 合した重合系を全く必要と巳ないという考えに保証を与える。文献で提案された PI(Bポリメラーゼ用の機構には二つの部分的反応が含まれる。最初のアシル −3−酵素中間体の形成の次に、第二の反応でプライマー受容体への転移が起こ る。PHBポリメラーゼの予測される一次構造には5つのシスティン残基Cys 24a、C3’5319、Cys382、Cysa3sおよびCysas9があ る。
P、oleovarans PHAポリメラーゼ・伝 の確認Pseudomo nas oleovarans中でのポリヒドロ牛ンアルカノエ−) (PHA )ポリエステルの生合成に関与する遺伝子もまた以下の様に単離された。
1983年にde SmetらはJ、 Bacteriol、154゜870− 878で、Pseudomonas oleovarans TF4−IL(A TCC29347)により産生されるポリマーであるポリーB−ヒドロキシオク タノエートを確認した。
引き続きの研究で、P、 oleovaransは、使用する炭素源に依存して 一連のPHAバイオポリマーを産生じ得ることが示された。
炭素源は、例えば、n−アルカンおよび1−アルケン(Lageveen ラ、 A 1. Environ、 Microbiol、 54.2924−293 2 (1988弼、あるいは脂肪酸(Brandlら、A 、 Environ 、 Microbiol、 54.1977−1982 (198g)である。
この経路は、アルカン/アルケンの脂肪酸への変換を含む様であり、次にこの脂 肪酸がB−酸化経路に入り、B−ヒドロ牛/アセチル−CoAのD異性体の形成 が起こり、PHAポリメラーゼによりポリマー中に取り込まれる。1)チオラー ゼ/リダクターゼ酵素を宵さない、あるいは2)PHAポリメラーゼはB−ヒド ロキシルブチレートを基質として使用できないことから、P、 oleovar ansは、B−ヒドロキシルブチレートノ取り込みを示していないo P、ol eovaransのPHAポリメラーゼに使用される広い範囲の基質により、こ の酵素をコードする遺伝子は、ポリエステルのパイオポリマー工学において特別 の興味をもたれている。
Lユ紅玉nの8−ケトチオラーゼ遺伝子をDNAハイブリダイゼーションプロー ブとして用い、シ堕遅立工匹のB−ケトチオラーゼおよびNADP−特異的アセ トアセチルーCoAリダクターゼを単離するために用いたアプローチを、上述の 通り行い、P、oleova=のPHAポリメラーゼ遺伝子を単離した。P、  oleovaransクロモソームDNAのサザンDNAハイブリダイゼーショ ンにより、L牡旦」五uのPHBポリメラーゼ遺伝子(Ic)に高い相同性を示 す6 kbのEcoR1制限酵素断片が確認された。この6 kbのEcoR1 制限酵素断片は、E、coliプラスミドベクターであるpUc18中に標準的 な方法でクローニングされ、プラスミドpPO23を得た。
A、eutro husのIc遺伝子にハイブリダイゼーションする領域は、図 5に示した様に位置づけされた。完全な6 kbの断片のヌクレオチド配列分析 により、三つの潜在的なタンパク質コード領域(図5に示されたオーブンリーデ ィングフレーム0RF1.0RF2および0RF3)が確認された。ORF l は、ヌクレオチド544のATG開始コドンから始まりヌクレオチド2231の TGA停止コドンで終わる(図6)。このオーブンリーディングフレームは、[ シあコ止uの出C遺伝子とハイブリダイゼーションするpP023挿入領域に含 まれている。
0RFIは、M、= 62,300ダルトンの559アミノ酸のポリペプチドを コードしている。0RFIを翻訳して推定したタンパク質の配列と、[朋遍四± 肛のPi(Bポリメラーゼとを、プログラムALIGNを用いて比較し、二つの タンパク質の間に52%の同一性のあることが判明した。0RF3は、位ffi  2297のATGから始まり、位置3146のTAAで終わり、モしてM、  = 64,400ダルトンの577アミノ酸のタンパク質をコードしている。0 RFIおよび0RF3の推定されたポリペプチド産生物は、」C遺伝子産物と4 0%および42%の絶対同一性かあった。単離され試験し得た全てのPHA陰性 株は0RFIで相補され、この遺伝子が通常に発現されるPHAポリメラーゼを コードしていることが確認された。0RF3はまた、PI(Aポリメラーゼをコ ードしていると信じられている。しかし、遺伝子発現試験は0RF3が通常は発 現されないことを示している。
0RF2は、位置3217のATGから始まり位置4948のTGAで終わり、 そしてM、 = 31,400ダルトンの283アミノ酸のタンパク質をコード している。この遺伝子は、PHAデポリメラーゼをコードしていると信じられて いる。
PHBSPHAおよび類似ポリマーの合j以上により、L胚」コ斑■のPHB生 合成遺伝子をE、 col iへ導入することにより、新しいPhB産生株を構 築することが可能で、乾燥細胞重量の50%までのPHBの蓄積が得られること が確立された。新しいあるいは改良されたポリエステル産生株の構築が、多くの システムで、A、 eu旦」五巨からのP)IB生合成遺伝子、あるいはP、  oleovaransからのPHAポリメラーゼ遺伝子および0RF2および0 RF3のいづれかにより現在可能となった。A、 eutr。
蝕■のB−ケトチオラーゼおよびP、oleovarans中のNADP−特異 的アセトアセチルーCoAリダクターゼ遺伝子を、広域宿主発現ベクターpNM 185 (Mermodら、J、 Bacteriol、 167、447−4 54 (1986)、あるいはpERD20/pERD21 (Ramosら、 FEBS LETTERS 225.241−246 (1986)の中で、■ がプロモーターの制御下で発現する73−282 (1983))による。これ らと同じベクターが、[肛且匹lのPHBポリメラーゼ遺伝子あるいはプラスミ ドpPO23にクローニングされた三つのP、 oleovarans遺伝子の 発現に使用し得る(図5)。
二つのプラスミドpLAP1およびpLAP2が構築され、これらはP、 ol eovaransのPHAポリメラーゼ遺伝子および0RF2(pLAPl)あ るいはPHAポリメラーゼ遺伝子および0RF2プラス0RF3(pLAP2) ヲAeutrOhusの戯Cボロモーターの制御下で発現するはずである(図4 )。
これらのプラスミドを構築するため、1山cプロモーターを含んだプラスミドp AeT42中のA、 euμ立±U挿入体の最初の810ヌクレオチドを含んだ 、 810 bpのSma 1−BstB 1制限酵素断片をE、coliベク ターpUc19中の唯一の漁1部位につなげ、プラスミドpAeTB1を得た。
シュ1消化したpPO23のDNAの端から170ovaransのPHAポリ メラーゼ遺伝子プロモーターを除去し、そして引続き」1で消化することにより PHAポリメラーゼ構造遺伝子プラス0RF2を回収し、そしてこの断片をSm al/C1al消化したpBLSK+ベクター(Stratagene、 La  Jolla、 CA 92037)にクローニングした。pPOBloの挿入 は、PHAポリメラーゼ構造遺伝子のATG開始コドン(ヌクレオチド535、 図6)からすぐ上流の19bpを含むことで、完全なPHAポリメラーゼ構造遺 伝子および0RF2であることを確認した。構造遺伝子と0RF2は次に、2. 6kbのBamHl−Xhol断片上に回収され得、そしてBamt(1/5a il消化したpAeTBlにつなげ、プラスミドpAeP1を得た。坦山Cプロ モーター〜PHAポリメラーゼ構造遺伝子−0RF2構築物を含んだpAePl の完全な挿入体を、次に3,4のに吐1−■匝111断片に切り取り、そして広 域宿主ベクターpLAFR3のポリリンカー領域にクローニングし、「弦旦」± u株中にとりこんだ。pAeP2を構築するために、pPOBloからの2.6 kbのh■1−臘ユ1断片と、0RF3を含んだpPO23から)2.5 kb ノclal−匹1断片とを、BamH1/5alt消化したpAeTBlとつな げ、pAeP2を得た。もう一度、V山C−PHAポリメラーゼ−0RF2−O RF3構築物を、5.9 kbの江」1−ニIII断片として切り取り、そして pLARF3のポリリンカーR域へクローニングし、pLAP2を得た。pLA Plは、紅玉」二点u中のPHAポリメラーゼおよび0RF2の両方を発現する はずであり、モしてpLAP2はそれに加えて0RF3を発現するはっである。
もしこれらの遺伝子が発現されないなら、B−ケトチオラーゼおよびNADP− 特異的アセトアセチルーCoAリダクターセ遺伝子用に上述した、広い宿主領域 を有する発現ベクターに挿入し得る。
PHBポリメラーゼおよびPHAポリメラーゼ遺伝子は、細菌および植物システ ム中では、PHAポリマーの産生の役に立たないことを証明しなければならない 。しかし、クローニングされ特徴付けられた遺伝子は、さらに二つのポリメラー ゼの融合による構築あるいは化学的変異誘発ζこより改変し得る。機能的なポリ メラーゼ酵素は次に、表現型による外観あるいは増大した密度によりポリマーの 蓄積が検出できる適切な生物体中で選択できる。これは、酵素の特異性を変える 、新規のポリメラーゼを創製するだめの直線的なアプローチである。
o 1eovaransで示した様に、一連の生物体からのポリマー遺伝子およ び遺伝子産生物の単離および特徴付けの後、遺伝子産生物の発現を制御する手段 が確立し得る。≧岨匝二のチオラーゼ遺伝子の過剰生産は、L二r山teraの 転写開始部位およびプロモーターを定義するために使用する実験で示された。過 剰産生は酵素を均一まで精製することを可能にし、そして分析および基質特異性 の比較のための試薬に用い得る量を与える。加えて、精製された酵素は、in  vitroのポリマー合成用の立体特異的基質の合成に使用し得る。さらに、ポ リマーの過剰生産に対応する転写調節機構か一連の環境条件下で解明されたなら 、既知のポリマーおよび新規のポリマーの酵素的合成用のin vitroシス テムが開発され、新しい物質が提供される。この新しい物質は、次にこのポリマ ーの最適の利用がなされる様に、化学組成、分子量およびレオロジー特性に関し て分析される。
E、coLi中でのし二y山pチオラーゼの過剰生産システムは、合成された上 プロモーターを用いて構築され、一連のチオラーゼ発現プラスミドを生成し、E 、coLi細胞中に導入された最適の構築体が総可溶性細胞タンパク質の約20 −30%のチオラーゼを与える。この方法は試薬に用い得る量のチオラーゼを与 え、平均150 mgの純粋なチオラーゼが1Lの培養物から得られる。
L坦扛し■およびA、 eutro husの遺伝子調節が起こると予想される 本質的に二つの条件がある;栄養制限条件下で炭素が不足した細胞に引続いて炭 素源を与え、次いで栄養制限条件下で生育した細胞が大量のPHBを蓄積させ、 そして栄養制限条件を取り去ると、PHBの分解が起こる。
ポリマーの生合成遺伝子の転写調節は、以下の様に決定される。種々の条件下で 生育した培養物を、酵素アッセイ(チオラーゼ、リダクターゼおよびシンセター ゼ)およびRNA精製の両方ために回収する。RNA試料をクローニングされた 遺伝子をプローブとして、一連のノーザンI\イブリダイゼーション実験で分析 する。有用なRNAハイブリダイゼーションの方法論には、RNAのグリオキシ ル化(McMasterおよびCarmichaelのProc、Natl、  Acad、 Sci、 USA 74.4835 (1977));ホルムアル デヒSci、 tlsA 16.4743 (1977));ニトロセルローズ あるいはナイロンフィルターへの移動(ThomasのProc、Natl、  Acad、 Sci。
旦77、52[)1 (1980));およびニックトランスレーションにより 32pで標識したDNAプローブとのハイブリダイゼーシヨン(Rigbyらの J、 Mal、 Biol、 113.237 (1977))が含まれる。D NAプローブは、クローンpHcDBK1(Z、 ramigera) ;およ びpAeT3 (A、 eutエアーから調製した。これらの実験の結果の一つ として、遺伝子のオペロンの統合およびmRNAの長さの確定ができた。
それぞれの生合成酵素のレベルを操作し、そしてポリマー合成におけるその効果 をモニターした。速度制限酵素(あるいは複数の場合も有り得る)を過剰産生ず ることで経路の流量を増大させるためには、生合成経路中の速度制限酵素(ある いは複数の場合も有り得る)を確認することが必要である;各酵素の過剰生産の 効果は、異なるモノマーユニットの取り込み、即ちブチレートで生育させたしム コ」±巨により産生されたコポリマー中のPHB:PRYの比率に影響する;そ して一つの種からの遺伝子を他の種の中で発現させ、例えば、包ユニUの遺伝子 をA、eul旦±■で、およびその逆に、および他の生物体からの他の単離およ び特徴付けられた不均一な遺伝子を、例えば複数の宿主生物体中でポリマー生合 成遺伝子を過剰生産させるためには、これらの細菌中で機能する広域宿主発現ベ クターを使用しなければならない。一つの例として、遺伝子投与量による酵素の 過剰生産を行った。例えば、プロモーター領域を含んだ完全なpUcDBK1挿 入体は、ベクターpsUP104(A。
Poblerm集のMo1ecular Genetics of the B acteria−Plant 1nteraction、(Spring−Ve rlag、 NY 1983)中にSimonらが記載)へクローニングし得、 そしてL坦肚■ユl−16−Mを形質転換するのに使用し得る。各酵素の過剰生 産の度合は酵素アッセイでモニターされ得る。同様のアプローチが、いかなる数 の他の遺伝子にも行い得る;例えば、チオラーゼ;チオラーゼおよびリダクター ゼ; リダクターゼ: リダクターゼおよびシンセターゼ、その他。第二に、遺 伝子は、高効率のプロモーター、即ちtac(GillらのJ、 Bact、  167、611−615 (1986)およびtol (MermodらのJ、  Bact、 167.447−454 (1986)の転写調節下に置き得る 。この場合構築物は、対応した遺伝子を欠損した変異体へ連節される。ポリマー の生合成遺伝子あるいは目的の遺伝子の発現は、次に過剰生産のレベルを酵素ア ッセイを用いてモニターし定量することで、厳密に調節し得る。各構築物を試験 するので、ポリマー合成の効果、即ち合成の速度およびレベルをルーチン的にモ ニターすることができる。
78られる基 あるいは酵素の特6性を・・えることによるポリ二二艷炙二玖亥 異なった細菌によって産生されたPHBあるいはPi(Aの分子量を決定する因 子は、種々の細菌により産生されたポリマーの分子量分布を分析することで解明 できる。多くのPHB−生産微生物が、D(−)−ヒドロキシルブチレート以外 のモノマーをポリマー鎖に組み込む能力にはほとんど疑問はない。L匹■並鳳Σ により産生されたPHB−PH’/コポリマーの場合、プロピオネートが先ずプ ロピオニル−CoAに変換され、次にこれがβ−ケトチオラーゼの基質として働 (と提案されている。過剰生産システムから得られる高い収量の純粋な酵素が、 三つのPHB−生合成酵素のそれぞれが利用し得る代わりの基質の範囲を決定す るた5に必要であり、そして得られる基質が厳格に制御し得るin VitrO システム中で、種々のタイプのPHB一様の新ポリマーが合成され得る。
チオラーゼおよびリダクターゼ酵素は、PHBおよびPHB一様のポリマーの生 合成の本質的な部分であるが、生成される新しいタイプのポリマーを最終的に決 定するのはPHBポリメラーゼである。このことは、その多くは細胞中に入らず 、そのため発酵工程によるPHBへの取り込みを試験できない基質についても、 全部の範囲の基質を試験することが、酵素を用いたin vitroシステムの 開発により、容易となった。
一つ以上のりダクターゼ酵素の過剰産生および精製により、酵素の反応速度およ び特異性を比較する手段が提供された。
zoogloeaのリダクターゼは、NADP−特異的であると報告されている が、A、 eutrophusの酵素は明かにNADあるいはNADPのいづれ かを使用する。この酵素の立体特異性は、この酵素をPHBポリメラーゼの研究 用のD−基質の合成用の有用な試薬として得る。アセトアセチル誘導体の内試験 されるものは、CoAのオキソエステルおよびオキソバンテテインピヴアロエー ト(OPP)およびそのメチレン誘導体である。このメチレンアナログのオキソ エステルではなくケトンがZoogloeaのチオラーゼにより分解される。
種々のより長い鎖のアルキル誘導体が、特にC5からCBの直鎖の3−オキソチ オールエステル、オキソエステルおよびメチレンケトン、もまたPHBポリメラ ーゼの基質として有用であり得、B、 megaterium中のCs−Cs− β−ヒドロキシアルカノエートが存在すれば、オレフィン、アルコールおよびエ ポキシドも基質として有用であり得る。
Z、 ramigeraの粗抽出物中の、L−ヒドロキシルブチリルCoAでは なくD−β−ヒドロキシルブチリルCoAはPHBポリメラーゼの基質である。
他のD−ヒドロキシルアシルCoA種も代わりの基質あるいはD−β−ヒドロキ シバレリルCoA (HV−CoA)の様な共基質として利用できると予測され ている。[2−3H]HB−CoAおよびβ−[3−” C]−HV−CoAは 、それぞれ酵素的あるいは化学的合成により簡単に調製でき、そして基質として 使用し得、そして沈澱したあるいはゲル濾過で分離したポリマー中の3Hおよび IAC含量あるいは比率をモニターし得る。ブロックコポリマー領域、例えば( HB)5T111(H’/) +582(HB)saa・は、例えば、HB−O XO−COAおよび)tV−S−CoAモノマーの様な基質の比率および延長期 での脱離基を慎重に制御することで構築し得ると予測できる。
分岐したβ−ヒドロキシアンルCoA ’Rを含んだ付加的な他の基質も試験し 得る。この様な化合物は通常細胞中へ輸送されないので、全細胞中では試験は行 えない。他の基質は、正常な[”C]−PHB形成の阻害に関して、先ず可溶性 の[” C]−)IBCoAを不溶性のポリマーに取り込ませることで、次いで 共重合の共基質として、そして最後にホモポリマー化で、試験され得る。代わり の基質は、HB−CoA・に対するに7、VllaXs および、キャリプレー トされたゲル濾過実験で決定されるポリマーサイズで試験される。
連続してP)IBを 生する 法 PHBは、栄養制限条件下、通常は窒素制限条件(例えば、0゜1%窒素、種に 依存する)で生育させると、細菌中で産生され貯蔵され、酸素、リン酸あるいは 他の非−炭素栄養源を制限してもまたPH8合成および貯蔵は誘起される。例え ば、窒素固定細菌Azotobacter beijerinckijは、酸素 制限下、グルコース/アンモニウム塩で生育すると、乾燥細胞重量の70%まで をPHBとして蓄積する。利用可能な酸素を増大させるとPH8合成が減少し、 そして二つの生合成酵素のレベルの減少を伴う。酵素レベルの減少は遺伝子レベ ルで働いている調節機構(あるいは複数の場合も有り得る)を反映する。Alc aligenes eutrophusの生育の窒素制限は、乾燥細胞重量の8 0%までのPHB収量を与える。同様に、1a101)acteriumおよび Pseudomonas sp、も窒素制限下でP)IB産生を増大させる。
非制限条件下では、通常はPI(Bを産生ずる生物体中のPHBは、分解酵素に より迅速に分解する。制限条件下の生育で蓄積されたPHBは非制限条件下では 分解されないので、この分解酵素が不活性な様にあるいは欠失している様に、こ れらの生物体を変異することができる。これらの細菌を生育させるために、PF IBは培地中に排出されても良い。あるいは、Pi(Bを代謝(生合成および分 解)しない必須酵素を生物体へ導入し、その生物体に制限条件下で大量のPHB を蓄積させ、そして条件が非制限に変化しまたときに、生物体が培地中へPHB 放出するようにし得る。
制限および非制限条件をくりかえすことで、最大量のPHBを蓄積することがで き(ポリマー含量の関数として増殖する細菌の吸光度に基づき)、細菌の複製を 促進する非制限条件へ変化させることで、蓄積されたポリマーを培地中へ放出さ せる。
細菌を破壊することなくポリマーを含んだ培地を連続除去することで、生物体は 通常の発酵システムで培養できる。
植物中での発現、および、PHBおよびPHAポリマーの産生上述の様に細菌発 現システムを用いて、チオラーゼ、リダクターゼ、および/あるいはPHB用の ポリメラーゼ、あるいはPI(Aをコードしている遺伝子は、種々の種の植物中 で発現され得、所望するポリマー性の産生物を産生ずる。この様なシステムの利 点は、石油に基づくプラスティックへの依存の減少、および種々の土壌の上で生 育可能な植物用の経済的に有用な作物の創製、等で即座に明白となる。
植物の遺伝子工学用の第一に要求されることは、外来DNAを植物組織へ運搬す るシステムである。現時点で最も一般的なベクターは、Agrobacteri um tumefaciensの腫瘍誘起(T1)プラスミドであり、感染によ りDIJAを運搬する。カリフラワーモザイクウィルスあるいはGem1niウ イルスベクターを基にしたベクターの様な、植物DNAウィルスもまたベクター として使用し得る。植物細胞へ直接遺伝子を転移する多くの方法があり、プロト プラストによる化学的に刺激されたDNAの取り込み、エレクトロポーレーショ ン、無処理の植物細胞のエレクトロインジェクション、リボン・・−ムを介した プロト・プラストの形質転換、および植物への直接注入によるDNA形質転換、 が含まれる。化学的に刺激した取り込みは、プロトプラストをドナーおよびキャ リアーDNAを13%(W/V)のポリエチレングリコールの存在下で40 m MのCaC12中でインキュベートすることが必要である。ボスト−インキュベ ーションを行い、CaCl2濃度を徐々に上昇させると共にPEG濃度を徐々に 低くする。エレクトロボーレーションは、高い電圧の電気パルスを用い、細胞膜 を可逆的に透過性とし、DNAを含む大きな分子の取り込みを容易にする。電気 注入および直接注入は、最初にプロトプラストの形成を行う必要がないという利 点を有する。これらの方法は、当業者には既知である。例えば、C,P、 Li chtensteinおよびS、L、Fullerによる総説、”Vector s for the genetic engineering of pla nts+、 Genetjc En 1neerin P、 W、 J、 Ri gby編果vo1.6.104−171 (Academic Press L td、 1987)を参照。
遺伝子は、サイトプラズム、ミトコンドリア、あるいはクロロプラストへ、直接 あるいはターゲツティング用配列のいづれかを用いて、導入し得る。ベクターお よびターゲツティング用配列および植物用のプロモーターは、当業者に既知であ り、そしてPharmacia−IJB Biotechnology、 80 0 CentenniaI Aye、、 Piscatavay、 NJ 08 854−9932およびStragene、 La J。
11a、 CAから市販されている。
有用な炭素基質を産生ずる全てのタイプの植物は、ポリマー産生のために改良し 得る。植物中でのポリマーの産生に関して用いる場合、用語「ポリマー」は、P )IB、 PHA、および開示したポリメラーゼを使用して脂肪酸から合成され る炭素を基にした新規のポリマーを含む。もしも植物が適切な脂肪酸を形成しな い場合、チオラーゼおよびリダクターゼ遺伝子を一つあるいはそれ以上のポリメ ラーゼと共に植物に導入し得る。A、 eutrophusのポリメラーゼは、 C4および05基質を重合する。P、oleovaransのポリメラーゼは、 C6からC18の脂肪酸の様に、より長い基質に働き、短い鎖の脂肪酸には働か ない。好ましくは変異誘発により、グリセリンエステルおよび脂肪酸分解経路を ブロックして植物が適切な基質を形成する様に改変し得る。
遺伝子は、全てのタイプの植物へ導入し得る。広く生育され、これらの遺伝的シ ステムは良く特徴付けられているために、トウモロフン、小麦および米の様な、 穀物植物が好ましい。他の有用な農耕用の植物には、タバコおよび高脂肪種子植 物、特に荒れ地あるいは無機塩を含んだ土壌で生育するこれらの変種が含まれる 。
これらの遺伝子は、また、植物細胞培養/ステムへも導入でき、これらの多くは 当業者に既知である。種々の穀物および他の農耕用の作物の培養は、D、 A、  Evans、 W、 R,5harpおよびP、 V、 Amm1ratoi ii集のHandbook of Plant Ce1l Cu1turevo l、4 (Macmillan PublishingCo、 NY 1986 )に詳細に記載されている。多くの遺伝子研究が行われた植物システムの特別な 例は、Arabidopsis thalianaである。細菌中での産生に関 して記述したように、細胞培養中でのポリマー産生は、クローニングされた遺伝 子の導入のみならず、基質および条件の変化により操作できる。
本発明の、炭素−炭素骨格を有するポリヒドロキシブチレートおよびポリヒドロ キシブチレート一様のポリマーを、上述の詳細な記述に従ったりコンビナンド技 術を用いて作る方法、および得られるポリマー、の改変および変更は当業者には 明白である。この様な変更および改変は添付した請求項の範囲内にあるものと見 なされる。
、== ミ ;EM@::u ニニ=!暑=!二至=F/6 政′、3 (、、 r)、、、/)FIGURE5 FIGURE 6 jpage I) FIGIIRE 6 (page 21FIGURE 6 (page 3) mw Tc 為 ^1,1−〇□h−”aLyALau^aap+cd、−一−rh+xup+a ^ニーC1yしeu4λυVa上cymclyThtPro撃撃≠拷■香[IJ claLymvaWλuL−u^−$fP平成4年1月10日 PCT/US90103851 、発明の名称 新規なポリエステルバイオポリマー 3、特許出願人 住所 アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02139゜ケンブリッジ、マサチ ューセノツ アベニュー 77名称 マサチューセッツ インスティテユート  オブ住所 〒540 大阪府大阪市中央区域見−下目2、特許請求の範囲 1、宿主中でポリエステルバイオポリマーを構築する方法であって、 βケトチオラーゼおよびアセトアセチルCoAレダクターゼを含む、ポリヒドロ キノアルカノエートの合成に必要な酵素をコードする遺伝子の発現のために、宿 主を選択する工程、該宿主に、単離されたボ1ノヒドロキシアルカノエートポリ メラーゼをコードする構造遺伝子を該遺伝子の発現の調節配列と組み合わせて導 入する工程、および発現した該酵素にポリヒドロキノアルカノエートを合成する ために適当な基質を提供する工程、 を包含する、方法。
2、前記ポリヒドロキシアルカノエートがポリヒドロキンブチレートである、請 求項1に記載の方法。
3、酵素をそれらの基質特異性に基づいて選択する工程をさらに包含する、請求 項1に記載の方法。
4、酵素をコードする遺伝子を改変することにより酵素の基質特異性を変化させ る工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
5、特定のインデューサーに反応して、ポリマーの合成に必要な酵素をコードす る遺伝子の発現を制御する、調節配列を発現ヘクターに提供する工程をさらに包 含する、請求項1に記載の方法。
6、ポリマー合成の特定のインデューサーが温度変化および特定の基質からなる 群から選択される、請求項5に記載の方法。
7、前記遺伝子がZooqloea、 Azotobacter、 Alcal igenes。
Bacillus、Nocardia、Clostridium、Haloba cterium、Escherichia、 PseudomonasおよびR hodospirilliumからなる群から選択される細菌に由来する、請求 項1に記載の方法。
8、ポリマー合成に必要な酵素の少なくとも1つが欠損した細菌宿主中で前記遺 伝子を発現させる工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
9、前記遺伝子を植物宿主中で発現させる工程をさらに包含する、請求項1に記 載の方法。
10、前記遺伝子が、ヒドロキシアシルCoA基質のD異性体に立体特異的な酵 素を特徴とする請求項1に記載の方法。
11、 請求項1に記載の方法で製造される/<イオポリマー。
12、NaC1、クエン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム溶液中で約16から1 8時間、65°Cにて、ポリヒドロキシアルカノエートボリメラーセをコードす る遺伝子とノ・イブリダイズする、単離されたDNA配列。
H,Zooqloea、 Azotobacter、 Alcaligenes 、 Bacillus、 N。
cardia、 Clostridium、 Halobacterium、  Escherichia、 PseudomonasおよびRhodospir i lliumからなる群から選択される細菌に見いだされる酵素を特徴とする 請求項12に記載の配列。
14、Pseudomonas oleovaransに見いだされる酵素を特 徴とする請求項12に記載の配列。
15、図6に示された配列を有する、請求項14に記載の配列。
161図6に示すヌクレオチド554位から2231位のオーブンリーディング フレーム1およびヌクレオチド3217位から3146位のオーブンリーディン グフレーム3、または標準的条件下でこれらにハイブリダイズする配列を有する 、請求項14に記載の配列。
17、単離された構造遺伝子から発現される、ポリヒドロキシアルカノエートポ リメラーゼ。
18、Pseudomonas oleovaransに見いだされる遺伝子が コードする、請求項17に記載のポリヒドロキシアルカノエートポリメラーゼ。
19、ポリエステル骨格を有するバイオポリマーを合成する系であって、 βケトチオラーゼおよびアセトアセチルCoAレダクターゼを含むポリヒドロキ ノアルカノエートの合成に必要な酵素をフードする遺伝子、および単離されたポ リヒドロキシアルカノエートポリメラーゼをコードする構造遺伝子、とを遺伝子 を宿主中で発現させるための調節配列と組み合わせて、該酵素群かポリヒドロキ ノアルカノエートを合成するための適切な基質を含んだ栄養培地中で、発現させ るための宿主を包含する、系。
20、前記宿主か細菌および植物からなる群から選択される、請求項19に記載 の系。
21、前記基質か、アセトアセチル誘導体、オレフィン、エステル、アルコール 、ジオール、エボ牛ンド、D−ヒドロキシブチリルCoASD−βヒドロキシバ レリルCOA% 分枝βヒドロキシアシルCoASD−3−ヒドロキシブチリル CoAのアシルCoAモノマー類似体、ア/ルチオエステルCoA、およびこれ らの組合せからなる群から選択される、請求項19に記載の系。
国際調査報告 国際調査報告 US 9003851 SA 38887

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.宿主中でポリエステルバイオポリマーを構築する方法であって、 ポリヒドロキシアルカノエートの合成に必要な酵素をコードする遺伝子の発現の ために、宿主を選択する工程、該宿主に、βケトチオラーゼ、アセトアセチルC oAレダクターゼ、ポリヒドロキシブチレートポリメラーゼ、およびポリヒドロ キシアルカノエートポリメラーゼからなる群から選択される酵素をコードする単 離された構造遺伝子群を、該遺伝子群を宿主中で発現させる調節配列と組み合わ せて導入する工程、 導入された遺伝子群にコードされる酵素を発現させる工程、および 発現した該酵素群にポリヒドロキシアルカノエートを合成するために、適当な基 質を提供する工程、を包含する、方法。
  2. 2.前記ポリヒドロキシアルカノエートがポリヒドロキシブチレートである、請 求項1に記載の方法。
  3. 3.酵素をそれらの基質特異性に基づいて選択する工程をさらに包含する、請求 項1に記載の方法。
  4. 4.酵素をコードする遺伝子を改変することにより酵素の基質特異性を変化させ る工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  5. 5.特定のインデューサーに反応して、ポリマーの合成に必要な酵素をコードす る遺伝子の発現を制御する、調節配列を発現ベクターに提供する工程をさらに包 含する、請求項1に記載の方法。
  6. 6.前記インデューサーが温度変化および特定の基質からなる群から選択される 、請求項5に記載の方法。
  7. 7.前記遺伝子がZoogloea,Azotobacter,Alcalig enes,Bacil1us,Nocardia,Clostridium,H alobacterium,Escherichia,Pseudomonas およびRhodospirilliumからなる群から選択される細菌に由来す る、請求項1に記載の方法。
  8. 8.ポリマー合成に必要な酵素の少なくとも1つが欠損した細菌宿主中で前記遺 伝子を発現させる工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  9. 9.前記遺伝子を植物宿主中で発現させる工程をさらに包含する、請求項1に記 載の方法。
  10. 10.前記遺伝子が、ヒドロキシアシルCoA基質のD異性体に立体特異的な酵 素をコードする、請求項1に記載の方法。
  11. 11.請求項1に記載の方法で製造されるバイオポリマー。
  12. 12.NaCl、クエン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム溶液中で約16から1 8時間、65℃にて、ポリヒドロキシブチレートポリメラーゼをコードする遺伝 子とハイブリダイズする、単離されたDM配列。
  13. 13.Zoogloea,Azotobacter,Alcaligenes, Bacillus,Nocardia,Clostridium,Haloba cterium,Escherichia,PseudomonasおよびRh odospirilliumからなる群から選択される細菌に発現される酵素を コードする、請求項12に記載の配列。
  14. 14.図4に示す請求項13に記載の配列。
  15. 15.標準条件下でポリヒドロキシアルカノエートポリメラーゼをコードする遺 伝子とハイブリダイズする、単離されたDNA配列。
  16. 16.Pseudomonas oleovaransに見いだされる酵素をコ ードする、請求項15に記載の配列。
  17. 17.図6に示された配列を有する、請求項16に記載の配列。
  18. 18.図6に示すヌクレオチド554位から2231位のオープンリーディング フレーム1およびヌクレオチド3217位から4948位のオープンリーディン グフレーム3を有する、請求項16に記載の配列。
  19. 19.図6に示すヌクレオチド2297位から3146位のオープンリーディン グフレーム2の配列、または標準的条件下でこれらにハイブリダイズする配列を 有する、単離されたDNA配列。
  20. 20.単離された構造遺伝子から発現される、ポリヒドロキシブチレートポリメ ラーゼ。
  21. 21.Zoogloea ramigeraおよびAlcaligenes e utrophusからなる群から選択される細菌に見いだされる遺伝子がコード する、請求項20に記載のポリヒドロキシブチレートポリメラーゼ。
  22. 22.単離された構造遺伝子から発現される、ポリヒドロキシアルカノエートポ リメラーゼ。
  23. 23.Pseudomonas oleovaransに見いだされる遺伝子に コードされる、請求項22に記載のポリヒドロキシアルカノエートポリメラーゼ 。
  24. 24.図6のヌクレオチド2297位から3146位のオープンリーディングフ レーム2から発現されるタンパク質。
  25. 25.ポリエステル骨格を有するバイオポリマーを合成する系であって、 ポリヒドロキシアルカノエートの合成に必要な酵素群をコードする遺伝子群の発 現のための宿主、該遺伝子群の該宿主中での発現のための調節配列と組み合わさ れた、βケトチオラーゼ、アセトアセチルCoAレダクターゼ、ポリヒドロキシ ブチレートポリメラーゼ、およびポリヒドロキシアルカノエートポリメラーゼか らなる群から選択される酵素群をコードする、単離された構造遺伝子、および該 酵素群がポリヒドロキシアルカノエートを合成するための基質、 を包含する、系。
  26. 26.前記宿主が細菌および植物からなる群から選択される、請求項25に記載 の系。
  27. 27.前記基質が、アセトアセチル誘導体、オレフィン、エステル、アルコール 、ジオール、エポキシド、D−ヒドロキシブチリルCoA、D−βヒドロキシバ レリルCoA、分枝βヒドロキシアシルCoA、D−3−ヒドロキシブテリルC oAのモノマーアシルCoAアナログ、アシルチオエステルCoA、およびこれ らの組合せからなる群から選択される、請求項25に記載の系。
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