JPH05254590A - 折りたたみ式の貨物容器又はコンテナ - Google Patents
折りたたみ式の貨物容器又はコンテナInfo
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- JPH05254590A JPH05254590A JP4106486A JP10648692A JPH05254590A JP H05254590 A JPH05254590 A JP H05254590A JP 4106486 A JP4106486 A JP 4106486A JP 10648692 A JP10648692 A JP 10648692A JP H05254590 A JPH05254590 A JP H05254590A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D88/00—Large containers
- B65D88/52—Large containers collapsible, i.e. with walls hinged together or detachably connected
- B65D88/526—Large containers collapsible, i.e. with walls hinged together or detachably connected with detachable side walls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D88/00—Large containers
- B65D88/02—Large containers rigid
- B65D88/022—Large containers rigid in multiple arrangement, e.g. stackable, nestable, connected or joined together side-by-side
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
- Packages (AREA)
- Pallets (AREA)
- Cartons (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の大型コンテナの欠点が除去され、廉価
に製造でき、軽量かつ抵抗力があり、手入れの容易な構
造を有し、多種多様な貨物を収容でき、同時に簡単に折
りたたみ可能なコンテナを提供する。 【構成】 折りたたみ可能なコンテナが底板、天板、側
壁の各部材(1,6,5)を有し、組み起こした状態で
は、これらの部材が底板、天板各部材の4隅に設けた解
離可能の差込み結合部(15,20)を介して互いに結
合され、折りたたんだ状態では、天板部材が底板部材と
前記結合部を介して結合され、そのさい両部材間に側壁
部材と扉を挟み込むようにした。
に製造でき、軽量かつ抵抗力があり、手入れの容易な構
造を有し、多種多様な貨物を収容でき、同時に簡単に折
りたたみ可能なコンテナを提供する。 【構成】 折りたたみ可能なコンテナが底板、天板、側
壁の各部材(1,6,5)を有し、組み起こした状態で
は、これらの部材が底板、天板各部材の4隅に設けた解
離可能の差込み結合部(15,20)を介して互いに結
合され、折りたたんだ状態では、天板部材が底板部材と
前記結合部を介して結合され、そのさい両部材間に側壁
部材と扉を挟み込むようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長方形又は方形の横断
面形を有する折りたたみ可能の貨物容器、又はコンテ
ナ、それも底板部材、側壁部材、天板部材を有し、これ
らの部材が、組立て状態では互いに固定結合され、かつ
また少なくとも1個の、選択的に開閉可能の閉鎖部材が
備えられており、底板部材及び天板部材の角隅区域に
は、底板及び天板の部材を側壁部材と結合するための解
離可能の差込み結合手段が設けられている形式のものに
関する。
面形を有する折りたたみ可能の貨物容器、又はコンテ
ナ、それも底板部材、側壁部材、天板部材を有し、これ
らの部材が、組立て状態では互いに固定結合され、かつ
また少なくとも1個の、選択的に開閉可能の閉鎖部材が
備えられており、底板部材及び天板部材の角隅区域に
は、底板及び天板の部材を側壁部材と結合するための解
離可能の差込み結合手段が設けられている形式のものに
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ごみ処理が大きな問題になってき
ており、それに関連して、ボール箱、フォイル、紙袋な
どの、通例は使い捨てられる包装材料の節約も問題にな
っている。原則として複数回使用可能なボール箱も、返
送費用が割高の上に損傷の可能性もあるため、1回きり
の使用で大ていの場合は捨てられてしまう。こうした産
業廃棄物の処理費用は急激に上昇しつつある。
ており、それに関連して、ボール箱、フォイル、紙袋な
どの、通例は使い捨てられる包装材料の節約も問題にな
っている。原則として複数回使用可能なボール箱も、返
送費用が割高の上に損傷の可能性もあるため、1回きり
の使用で大ていの場合は捨てられてしまう。こうした産
業廃棄物の処理費用は急激に上昇しつつある。
【0003】このため、複数回使用可能な実用的な包装
が求められている。この包装は、一面では、十分に安定
的かつ耐摩耗性を有し、他面では、現在用いられている
多目的用ボール箱のように汎用できるものでなければな
らない。典型的な例は繊維工業の場合である。これまで
は大量のヤーンリールを、ヤーンのメーカーから加工業
者のところまでボール箱で送られていた。これらのボー
ル箱は、再使用するために返送する場合、著しいスペー
スを必要とするため、割が合わないと見られていた。
が求められている。この包装は、一面では、十分に安定
的かつ耐摩耗性を有し、他面では、現在用いられている
多目的用ボール箱のように汎用できるものでなければな
らない。典型的な例は繊維工業の場合である。これまで
は大量のヤーンリールを、ヤーンのメーカーから加工業
者のところまでボール箱で送られていた。これらのボー
ル箱は、再使用するために返送する場合、著しいスペー
スを必要とするため、割が合わないと見られていた。
【0004】特に、大型コンテナ製造の分野では、折り
たたみ可能のコンテナ用の構造物が公知であった。これ
らの構造物は、組立てた状態の使用位置から扁平な空運
送位置へ移行させることができ、この位置、つまり返送
位置では所要スペースも著しく低減される。
たたみ可能のコンテナ用の構造物が公知であった。これ
らの構造物は、組立てた状態の使用位置から扁平な空運
送位置へ移行させることができ、この位置、つまり返送
位置では所要スペースも著しく低減される。
【0005】この種の大型コンテナは、寸法及び基本構
造部材が規格化されており、通例、鋼板製である。これ
らの大型コンテナは、特殊なホイストを用いて動かすよ
うになっている。その場合、このコンテナの構成は、運
ばれる貨物によっても影響される。
造部材が規格化されており、通例、鋼板製である。これ
らの大型コンテナは、特殊なホイストを用いて動かすよ
うになっている。その場合、このコンテナの構成は、運
ばれる貨物によっても影響される。
【0006】DE−OS3317221により公知の大
型容器、つまりコンテナは、端壁及び側壁が、平らな、
パレット状に構成された底板部材と、旋回運動可能にヒ
ンジを介して結合されている。この結果、天板部材を取
外せば、端壁と側壁は底板部材上に折りたたんで、コン
テナを扁平な空運送位置に移すことができる。天板部材
は、その場合、平らに折りたたまれた壁部の上へ載せら
れ、ボルトと接目板とにより固定される。壁部及び天板
の重量が比較的大きいため、壁部の折りたたみはホイス
トを用いて行なわれる。そのさい、天板を正しい位置に
載せることによって固定に用いるボルトが穴に入るよう
にせねばならない。この作業には、作業員の著しい注意
力と熟練が必要である。加えて、個々の壁部のヒンジ軸
が、底板部材の底面から異なる間隔にするようにして、
壁部が平らに折りたためるようにしなければならない。
それによる構成上の難点が生じることは別として、折り
たたみ過程のさいの所定の順序も、ヒンジ又は壁部の損
傷を防ぐためには、同じように作業員の熟練が前提とさ
れる。
型容器、つまりコンテナは、端壁及び側壁が、平らな、
パレット状に構成された底板部材と、旋回運動可能にヒ
ンジを介して結合されている。この結果、天板部材を取
外せば、端壁と側壁は底板部材上に折りたたんで、コン
テナを扁平な空運送位置に移すことができる。天板部材
は、その場合、平らに折りたたまれた壁部の上へ載せら
れ、ボルトと接目板とにより固定される。壁部及び天板
の重量が比較的大きいため、壁部の折りたたみはホイス
トを用いて行なわれる。そのさい、天板を正しい位置に
載せることによって固定に用いるボルトが穴に入るよう
にせねばならない。この作業には、作業員の著しい注意
力と熟練が必要である。加えて、個々の壁部のヒンジ軸
が、底板部材の底面から異なる間隔にするようにして、
壁部が平らに折りたためるようにしなければならない。
それによる構成上の難点が生じることは別として、折り
たたみ過程のさいの所定の順序も、ヒンジ又は壁部の損
傷を防ぐためには、同じように作業員の熟練が前提とさ
れる。
【0007】同じようなことは、CA−PS87595
7により公知の折りたたみ式大型コンテナについても当
てはまる。この場合には、向い合った端壁が両開き式の
扉として構成され、これらの扉が、空運搬位置へ折りた
たむさいに、その垂直ヒンジ軸を中心として、それぞれ
配属の側壁の外側へ折りたたまれる。この大型コンテナ
の場合は、付加的に、側壁と、天板及び底板の部材との
間や、底板部材と扉との間にシールが配置され、コンテ
ナ内室の、少なくともはねかかる水に対するシールがな
されるようになっている。
7により公知の折りたたみ式大型コンテナについても当
てはまる。この場合には、向い合った端壁が両開き式の
扉として構成され、これらの扉が、空運搬位置へ折りた
たむさいに、その垂直ヒンジ軸を中心として、それぞれ
配属の側壁の外側へ折りたたまれる。この大型コンテナ
の場合は、付加的に、側壁と、天板及び底板の部材との
間や、底板部材と扉との間にシールが配置され、コンテ
ナ内室の、少なくともはねかかる水に対するシールがな
されるようになっている。
【0008】また、DE−OS3805981による別
の公知の、ISOスタンダードに従った折りたたみ式貨
物コンテナの場合、各側壁が、ヒンジを介して互いに結
合された3つの区画から構成され、他方、端壁は、コン
テナのところに次のように可動に支承されている。すな
わち、端壁が、ノーマル閉位置からコンテナ天板部材下
へ走入する位置ヘ移動可能である。コンテナを折りたた
むには、側壁区画をヒンジ軸を中心としてアコーデオン
式に内方へ折りたたみ、この結果、空荷運送位置では、
天板部材、端壁、側壁の中間及び下方の区画、底板部材
が、積層状に上下に位置することになる。この折りたた
みは、天板部材の角隅部の枠のところに作用するホイス
トを介して以外には不可能である上に、事故を起さない
ためには著しい注意力が必要である。
の公知の、ISOスタンダードに従った折りたたみ式貨
物コンテナの場合、各側壁が、ヒンジを介して互いに結
合された3つの区画から構成され、他方、端壁は、コン
テナのところに次のように可動に支承されている。すな
わち、端壁が、ノーマル閉位置からコンテナ天板部材下
へ走入する位置ヘ移動可能である。コンテナを折りたた
むには、側壁区画をヒンジ軸を中心としてアコーデオン
式に内方へ折りたたみ、この結果、空荷運送位置では、
天板部材、端壁、側壁の中間及び下方の区画、底板部材
が、積層状に上下に位置することになる。この折りたた
みは、天板部材の角隅部の枠のところに作用するホイス
トを介して以外には不可能である上に、事故を起さない
ためには著しい注意力が必要である。
【0009】更に、DE−GM8611553により公
知の大型コンテナの場合、端壁及び側壁が、ヒンジを介
して底板部材と結合され、天板部材も2部分に構成さ
れ、ヒンジを介して側壁に連結されている。端壁に設け
られた扉の構成は、コンテナを折りたたむさいには外方
へ平らに折りたたむことができる。この大型コンテナの
場合、外装板を有する管製フレームが用いられている。
組立てられた使用位置では、壁部はレバー式のロックを
介して互いに掛止される。この大型コンテナはヒンジ軸
が多いため、組立てられた状態での安定性に乏しく、コ
ンテナ内室の申し分のないシールは難しい。このことを
別にしても、この大型コンテナを折りたたむさいの取扱
いは、厄介で手間がかかる。
知の大型コンテナの場合、端壁及び側壁が、ヒンジを介
して底板部材と結合され、天板部材も2部分に構成さ
れ、ヒンジを介して側壁に連結されている。端壁に設け
られた扉の構成は、コンテナを折りたたむさいには外方
へ平らに折りたたむことができる。この大型コンテナの
場合、外装板を有する管製フレームが用いられている。
組立てられた使用位置では、壁部はレバー式のロックを
介して互いに掛止される。この大型コンテナはヒンジ軸
が多いため、組立てられた状態での安定性に乏しく、コ
ンテナ内室の申し分のないシールは難しい。このことを
別にしても、この大型コンテナを折りたたむさいの取扱
いは、厄介で手間がかかる。
【0010】更に、DE−OS3024707による軽
構造形式の、個数貨物用の貨物容器又はコンテナも公知
である。本発明は、このコンテナを前提としている。こ
のコンテナの場合、底板部材及び天板部材と、側壁部材
との間の連結手段としてヒンジは用いられていない。底
板及び天板の部材と側壁部材とは、この場合、それぞれ
アルミニウム製の成形フレームと、これらのフレームと
結合された薄いアルミニウム製パネルとから成ってい
る。これらのパネルには、場合によって縁みぞ、又は成
形補強リブが設けられている。底板及び天板の部材は垂
直の柱によって、間隔をおいて互いに結合されている。
これらの柱には自体安定的な側壁が固定されている。こ
の場合、柱は底板と天板との部材に、直方体状の角隅部
を介して解離可能に接続されている。これらの角隅部
は、中空成形部として構成された角隅柱の中空スペース
内に突入するピンを保持している。付加的な固定ねじに
よって、底板及び天板各部材の角隅に配置されたこれら
の差込み結合手段が固定される。
構造形式の、個数貨物用の貨物容器又はコンテナも公知
である。本発明は、このコンテナを前提としている。こ
のコンテナの場合、底板部材及び天板部材と、側壁部材
との間の連結手段としてヒンジは用いられていない。底
板及び天板の部材と側壁部材とは、この場合、それぞれ
アルミニウム製の成形フレームと、これらのフレームと
結合された薄いアルミニウム製パネルとから成ってい
る。これらのパネルには、場合によって縁みぞ、又は成
形補強リブが設けられている。底板及び天板の部材は垂
直の柱によって、間隔をおいて互いに結合されている。
これらの柱には自体安定的な側壁が固定されている。こ
の場合、柱は底板と天板との部材に、直方体状の角隅部
を介して解離可能に接続されている。これらの角隅部
は、中空成形部として構成された角隅柱の中空スペース
内に突入するピンを保持している。付加的な固定ねじに
よって、底板及び天板各部材の角隅に配置されたこれら
の差込み結合手段が固定される。
【0011】このコンテナは、組立て、もしくは組外し
を行なって使用位置もしくは平らな空運搬位置にするさ
いに、比較的多くの個別部品を分離せねばならない。こ
れにより組立て、ないし組外し工程自体が比較的厄介か
つ時間を要することは別としても、空輸送時に、ばらば
らにされた個別部品を紛失しないように、特別の配慮が
必要である。
を行なって使用位置もしくは平らな空運搬位置にするさ
いに、比較的多くの個別部品を分離せねばならない。こ
れにより組立て、ないし組外し工程自体が比較的厄介か
つ時間を要することは別としても、空輸送時に、ばらば
らにされた個別部品を紛失しないように、特別の配慮が
必要である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、これ
に対し次のようなコンテナもしくは運送用容器を製造す
ることにある。すなわち、大型コンテナの既述の欠点が
出来るだけ除去され、軽量で費用をかけずに製造でき、
抵抗性があり、手入れの容易な構造を有し、きわめて様
々な貨物を運送でき、しかも同時に簡単に折りたたんで
空運送状態に移すことのできるコンテナである。
に対し次のようなコンテナもしくは運送用容器を製造す
ることにある。すなわち、大型コンテナの既述の欠点が
出来るだけ除去され、軽量で費用をかけずに製造でき、
抵抗性があり、手入れの容易な構造を有し、きわめて様
々な貨物を運送でき、しかも同時に簡単に折りたたんで
空運送状態に移すことのできるコンテナである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば次のようにすることによって解決される。すなわ
ち、折りたたまれた空荷運送状態で天板部材を底板部材
と結合し、その間に側壁部材を挾み込むようにするため
に、差込み結合手段が設けられており、かつまた、この
空運送状態では、少なくとも一方の閉鎖部材が側壁部材
の一方に広幅側を密接させて収納されるようにするので
ある。
れば次のようにすることによって解決される。すなわ
ち、折りたたまれた空荷運送状態で天板部材を底板部材
と結合し、その間に側壁部材を挾み込むようにするため
に、差込み結合手段が設けられており、かつまた、この
空運送状態では、少なくとも一方の閉鎖部材が側壁部材
の一方に広幅側を密接させて収納されるようにするので
ある。
【0014】本発明によるコンテナは、比較的個別部品
の数が少ないのが特徴である。これら少数の部品は、容
易に組立てが可能であり、特に個々の部材は単に互いに
はめ込むだけでよい。折りたたまれた空荷運送状態で
は、側壁や扉等々が底板部材と天板部材との間に収納さ
れる。天板部材は、差込み継手を介して底板部材と不動
に結合されるので、全体は扁平で安定的な“パッケー
ジ”となる。このパッケージは場所をとらずに運搬でき
る。ばらの個別部品は生じない。側壁部材は、任意の順
序で底板部材上に重ねられる。側壁部材と、底板ないし
天板の部材との間にヒンジ継手を用いることを避けるこ
とによって、同時に、コンテナ内室側の底面を完全に平
らに構成でき、言いかえると、縁側に異なる高さの条片
状のヒンジ軸用保持部材等は設ける必要がないようにし
た。天板部材と側壁部材とを除去すると、底板部材は、
必要な場合には直接にパレットとして用いることもでき
る。また、それによって底板及び天板の部材が、異なる
高さの側壁部材と組合せて、必要な場合にはコンテナの
高さを種々の高さの貨物に合わせることが可能である。
の数が少ないのが特徴である。これら少数の部品は、容
易に組立てが可能であり、特に個々の部材は単に互いに
はめ込むだけでよい。折りたたまれた空荷運送状態で
は、側壁や扉等々が底板部材と天板部材との間に収納さ
れる。天板部材は、差込み継手を介して底板部材と不動
に結合されるので、全体は扁平で安定的な“パッケー
ジ”となる。このパッケージは場所をとらずに運搬でき
る。ばらの個別部品は生じない。側壁部材は、任意の順
序で底板部材上に重ねられる。側壁部材と、底板ないし
天板の部材との間にヒンジ継手を用いることを避けるこ
とによって、同時に、コンテナ内室側の底面を完全に平
らに構成でき、言いかえると、縁側に異なる高さの条片
状のヒンジ軸用保持部材等は設ける必要がないようにし
た。天板部材と側壁部材とを除去すると、底板部材は、
必要な場合には直接にパレットとして用いることもでき
る。また、それによって底板及び天板の部材が、異なる
高さの側壁部材と組合せて、必要な場合にはコンテナの
高さを種々の高さの貨物に合わせることが可能である。
【0015】この新コンテナの有利な一実施例は、側壁
部材、底板部材、天板部材のすべて、もしくはいずれか
が、少なくとも実質的にプラスチックで構成されてい
る。このプラスチックは、特に繊維補強されたプラスチ
ック、しかも、熱プラスチックやデュロプラスチックが
適している。これらのプラスチックは、たとえば通常の
プレス加工により加工できる。しかしまた、個々の部材
もしくはすべての部材をプラスチック射出成形法により
製造してもよい。これらの部材は、単層又は複層に構成
でき、場合によっては全体的もしくは部分的にポリウレ
タン発泡物質で構成することもできる。しかし、また、
価格上もしくは製造上の利点を考慮に入れた場合に好都
合であれば、異なる製造法で製造された部材を互いに組
合せることも可能である。ポリウレタン発泡材料製の簡
単な構造のものも存在する。簡単な構造のため、著しい
後加工を必要とせず、特に工具に好都合な、ぴったりと
はめ合わされるように製造が可能である。また、このた
めに安定的な構造形式が得られる。そのさい、通常は表
面保護を必要としない。プラスチック材料は、あらゆる
任意のカラーに着色でき、材料の選択に無関係に耐衝撃
性を有し、かつまた引かき傷を生じないからである。
部材、底板部材、天板部材のすべて、もしくはいずれか
が、少なくとも実質的にプラスチックで構成されてい
る。このプラスチックは、特に繊維補強されたプラスチ
ック、しかも、熱プラスチックやデュロプラスチックが
適している。これらのプラスチックは、たとえば通常の
プレス加工により加工できる。しかしまた、個々の部材
もしくはすべての部材をプラスチック射出成形法により
製造してもよい。これらの部材は、単層又は複層に構成
でき、場合によっては全体的もしくは部分的にポリウレ
タン発泡物質で構成することもできる。しかし、また、
価格上もしくは製造上の利点を考慮に入れた場合に好都
合であれば、異なる製造法で製造された部材を互いに組
合せることも可能である。ポリウレタン発泡材料製の簡
単な構造のものも存在する。簡単な構造のため、著しい
後加工を必要とせず、特に工具に好都合な、ぴったりと
はめ合わされるように製造が可能である。また、このた
めに安定的な構造形式が得られる。そのさい、通常は表
面保護を必要としない。プラスチック材料は、あらゆる
任意のカラーに着色でき、材料の選択に無関係に耐衝撃
性を有し、かつまた引かき傷を生じないからである。
【0016】言うまでもなく、使用目的に照らして適当
となれば、本発明のコンテナの製造に他の材料を用いて
もよい。したがって、コンテナもしくは少なくとも部材
のうちの若干を軽金属で製造することも、全体を金属板
もしくは木で製造することもできる。更にまた複合材料
を用いることもできる。コンテナは、軽量なので吊上げ
装置を用いることなく組立て、組外しが可能である。ま
た、食料品、ガラス、陶磁器等をも含む事実上任意の製
品の荷造りや運送に適している。特に繊維工業では、こ
の種のコンテナは、各種のヤーンリール運搬時の荷造り
に用いることができる。その場合、コンテナは保管目的
にも利用できる。
となれば、本発明のコンテナの製造に他の材料を用いて
もよい。したがって、コンテナもしくは少なくとも部材
のうちの若干を軽金属で製造することも、全体を金属板
もしくは木で製造することもできる。更にまた複合材料
を用いることもできる。コンテナは、軽量なので吊上げ
装置を用いることなく組立て、組外しが可能である。ま
た、食料品、ガラス、陶磁器等をも含む事実上任意の製
品の荷造りや運送に適している。特に繊維工業では、こ
の種のコンテナは、各種のヤーンリール運搬時の荷造り
に用いることができる。その場合、コンテナは保管目的
にも利用できる。
【0017】特にプラスチック製のコンテナの場合は、
比較的長期にわたって戸外に保管しても問題はない。場
合によっては運送時にはね水やほこりを防ぐための密閉
措置が必要となるが、それも高額の出費なしに可能であ
る。
比較的長期にわたって戸外に保管しても問題はない。場
合によっては運送時にはね水やほこりを防ぐための密閉
措置が必要となるが、それも高額の出費なしに可能であ
る。
【0018】各側壁部材は、2つの互いに向い合った側
に平行の柱状成形部を有している。これらの成形部に
は、場合により差込み結合用の部材が配置される。この
成形部は、側壁部材の材料に直接に形成するが、この材
料に付加成形することができる。他方、成形部は、他の
材料、たとえば金属、特に軽金属から成るようにし、側
壁部材内へ組込むか、もしくは側壁部材と、そのほかの
適当な形式で結合することもできる。
に平行の柱状成形部を有している。これらの成形部に
は、場合により差込み結合用の部材が配置される。この
成形部は、側壁部材の材料に直接に形成するが、この材
料に付加成形することができる。他方、成形部は、他の
材料、たとえば金属、特に軽金属から成るようにし、側
壁部材内へ組込むか、もしくは側壁部材と、そのほかの
適当な形式で結合することもできる。
【0019】差込み結合部は、互いに結合される部材の
片方に設けた差込みピンと他方の部材に設けた差込みピ
ン受容穴とを有するようにするのが有利である。これら
の差込みピンにより、扱いが簡単になるだけでなく、安
定的に構成できるので、コンテナを長く使用したのちに
も部材の結合が申し分なく可能になる。
片方に設けた差込みピンと他方の部材に設けた差込みピ
ン受容穴とを有するようにするのが有利である。これら
の差込みピンにより、扱いが簡単になるだけでなく、安
定的に構成できるので、コンテナを長く使用したのちに
も部材の結合が申し分なく可能になる。
【0020】前述の成形部は、各側壁部材の壁面から突
出するように、つまり高くなるように構成することがで
きる。また、これら成形部は、開いた、もしくは閉じた
中空成形部として構成することもできれば、円形その他
の適当な横断面を有する管として構成することもでき
る。
出するように、つまり高くなるように構成することがで
きる。また、これら成形部は、開いた、もしくは閉じた
中空成形部として構成することもできれば、円形その他
の適当な横断面を有する管として構成することもでき
る。
【0021】コンテナは、摩耗部材として少なくとも1
つの扉を有するようにすることができる。この扉は、側
壁部材、もしくはこれと結合された部分のところでヒン
ジ軸を中心として旋回可能に支承され、運送状態のさい
には側壁部材のところへ平らに折りたたみ得るように構
成しておく。前述のように、成形部は壁面より突出する
ように形成されている場合、扉は、双方の突出した成形
部により制限された、各側壁部材の引込んだ区域内へ折
り込めるように構成することができる。この結果、1個
の扉又は両開きの扉が折りたたみ込まれた側壁部材は、
実質的に扁平な板状物を形成することになる。この板状
物は、空で運送する場合には、底板部材と天板部材との
間に僅かの高さで収納されるので、突出部分が損傷する
危険もない。
つの扉を有するようにすることができる。この扉は、側
壁部材、もしくはこれと結合された部分のところでヒン
ジ軸を中心として旋回可能に支承され、運送状態のさい
には側壁部材のところへ平らに折りたたみ得るように構
成しておく。前述のように、成形部は壁面より突出する
ように形成されている場合、扉は、双方の突出した成形
部により制限された、各側壁部材の引込んだ区域内へ折
り込めるように構成することができる。この結果、1個
の扉又は両開きの扉が折りたたみ込まれた側壁部材は、
実質的に扁平な板状物を形成することになる。この板状
物は、空で運送する場合には、底板部材と天板部材との
間に僅かの高さで収納されるので、突出部分が損傷する
危険もない。
【0022】その場合、次のようにするのが有利であ
る。すなわち、成形部もしくは側壁部材にヒンジ部材を
結合しておき、これらヒンジ部材が、それぞれ2個の平
行なヒンジ軸を有するようにし、これらの軸のうち一方
の軸を、側壁部材に対してヒンジ部材が旋回できるよう
に配置しておき、更に他方の軸は扉に配属しておくよう
にするのである。組立てた使用状態でのコンテナの安定
性を高めるため、各ヒンジ部材は少なくとも1つの位置
にロック可能に構成しておくことができる。また、次の
ような実施形式も考えられる。すなわち、ヒンジ部材を
取外し可能にそれぞれ側壁部材もしくはその成形部のと
ころに取付けておき、コンテナを特定の使用目的のため
に端側のところを片側もしくは両側開放して用いるよう
な場合に、扉を容易に取外しうるようにしておくのであ
る。
る。すなわち、成形部もしくは側壁部材にヒンジ部材を
結合しておき、これらヒンジ部材が、それぞれ2個の平
行なヒンジ軸を有するようにし、これらの軸のうち一方
の軸を、側壁部材に対してヒンジ部材が旋回できるよう
に配置しておき、更に他方の軸は扉に配属しておくよう
にするのである。組立てた使用状態でのコンテナの安定
性を高めるため、各ヒンジ部材は少なくとも1つの位置
にロック可能に構成しておくことができる。また、次の
ような実施形式も考えられる。すなわち、ヒンジ部材を
取外し可能にそれぞれ側壁部材もしくはその成形部のと
ころに取付けておき、コンテナを特定の使用目的のため
に端側のところを片側もしくは両側開放して用いるよう
な場合に、扉を容易に取外しうるようにしておくのであ
る。
【0023】ヒンジ部材と配属される成形部ないし側壁
部材との間や、同じく少なくとも1個の扉とヒンジ部
材、成形部、底板部材又は天板部材のいずれか、又はす
べてとの間にそれぞれシール手段を配置しておくことが
できる。コンテナ内の貨物へのほこり及び又ははね水を
防止するため密閉する必要がある場合も、同じように底
板及び又は天板と、側壁部材との間にシール手段を配置
することが可能である。
部材との間や、同じく少なくとも1個の扉とヒンジ部
材、成形部、底板部材又は天板部材のいずれか、又はす
べてとの間にそれぞれシール手段を配置しておくことが
できる。コンテナ内の貨物へのほこり及び又ははね水を
防止するため密閉する必要がある場合も、同じように底
板及び又は天板と、側壁部材との間にシール手段を配置
することが可能である。
【0024】本発明の一変化形は、特にばら荷運送に用
いられるものだが、この形式の場合、少なくとも1つの
閉鎖部材がスライダとしても構成でき、このスライダ
は、側壁部材及び又は底板部材及び又は天板部材又はこ
れらと結合された部分の案内手段内を変位可能に案内さ
れている。閉鎖位置では、このスライダは、底板部材及
び又は天板部材により錠止可能だが、その代りにスライ
ダが固有の錠止手段を有するようにしてもよい。天板部
材及び又は底板部材は、通例、少なくとも、底面ないし
頂面の区域では閉じられた構成となっている。用途に応
じて、天板及び底板部材は、フレーム形式に構成して、
頂面又は底面が単数又は複数の小さな穴又は比較的大き
い穴を有するようにすることもできる。
いられるものだが、この形式の場合、少なくとも1つの
閉鎖部材がスライダとしても構成でき、このスライダ
は、側壁部材及び又は底板部材及び又は天板部材又はこ
れらと結合された部分の案内手段内を変位可能に案内さ
れている。閉鎖位置では、このスライダは、底板部材及
び又は天板部材により錠止可能だが、その代りにスライ
ダが固有の錠止手段を有するようにしてもよい。天板部
材及び又は底板部材は、通例、少なくとも、底面ないし
頂面の区域では閉じられた構成となっている。用途に応
じて、天板及び底板部材は、フレーム形式に構成して、
頂面又は底面が単数又は複数の小さな穴又は比較的大き
い穴を有するようにすることもできる。
【0025】底板部材及び又は天板部材のところには、
閉鎖部品(扉、スライダ、ブラインド、ベネチアン・ブ
ラインド等)用のストッパ手段を配置しておくことがで
きる。これらのストッパ手段は、たとえば少なくとも底
板部材のところに、有利には付加成形された突出条片を
有するようにすることができる。これらのストッパ手段
は、しかし、また少なくとも1つのストッパ肩により形
成するようにすることもできる。その場合は、次のよう
にするのが有利である。すなわち、ストッパ手段をスト
ッパ条片として構成する場合には、条片を環状に閉じた
形に構成し、既述の形式で側壁部材のところに折りたた
まれた閉鎖部品が、その位置でストッパ手段により固定
可能にしておくことができる。加えて、このストッパ条
片の配置と構成は、次のように選定することもできる。
すなわち、空荷運送の場合に底板部材と天板部材との間
に、それぞれの閉鎖部品と一緒に挾み込まれる側壁部材
が、底板部材と天板部材との間に、横方向へとび出すこ
とのないようにするのである。
閉鎖部品(扉、スライダ、ブラインド、ベネチアン・ブ
ラインド等)用のストッパ手段を配置しておくことがで
きる。これらのストッパ手段は、たとえば少なくとも底
板部材のところに、有利には付加成形された突出条片を
有するようにすることができる。これらのストッパ手段
は、しかし、また少なくとも1つのストッパ肩により形
成するようにすることもできる。その場合は、次のよう
にするのが有利である。すなわち、ストッパ手段をスト
ッパ条片として構成する場合には、条片を環状に閉じた
形に構成し、既述の形式で側壁部材のところに折りたた
まれた閉鎖部品が、その位置でストッパ手段により固定
可能にしておくことができる。加えて、このストッパ条
片の配置と構成は、次のように選定することもできる。
すなわち、空荷運送の場合に底板部材と天板部材との間
に、それぞれの閉鎖部品と一緒に挾み込まれる側壁部材
が、底板部材と天板部材との間に、横方向へとび出すこ
とのないようにするのである。
【0026】特に、コンテナ内部にはね水が入らぬよう
に密閉する場合には、次のようにするのが効果的であ
る。すなわち、ストッパ手段により制限される底板部材
スペースに、外部へ通じる排水設備を設けて、極端な使
用条件下で生じる汗が、垂直の内壁面をつたって流れ落
ち、底板部材の既述の縁側スペース内へ集められ、そこ
から排出設備を介して外へ排出され、貨物に影響するこ
とがないようにするのである。
に密閉する場合には、次のようにするのが効果的であ
る。すなわち、ストッパ手段により制限される底板部材
スペースに、外部へ通じる排水設備を設けて、極端な使
用条件下で生じる汗が、垂直の内壁面をつたって流れ落
ち、底板部材の既述の縁側スペース内へ集められ、そこ
から排出設備を介して外へ排出され、貨物に影響するこ
とがないようにするのである。
【0027】たとえば扉の形に構成された少なくとも一
つの閉鎖部品は、側壁部材と等しい高さにしておくこと
ができる。しかし、特定の場合には次のようにするのが
有利である。すなわち、少なくとも1つの閉鎖部品が、
側壁部材とは異なる高さを有するようにし、しかも、底
板部材及び又は天板部材が側壁部材又は閉鎖部品の区域
に、突出するか、もしくは引込んでいる側壁部分を有す
るようにし、コンテナを組み起した状態では、それら側
壁部分が、側壁部材ないしは少なくとも1つの閉鎖部材
に接続されるようにするのである。
つの閉鎖部品は、側壁部材と等しい高さにしておくこと
ができる。しかし、特定の場合には次のようにするのが
有利である。すなわち、少なくとも1つの閉鎖部品が、
側壁部材とは異なる高さを有するようにし、しかも、底
板部材及び又は天板部材が側壁部材又は閉鎖部品の区域
に、突出するか、もしくは引込んでいる側壁部分を有す
るようにし、コンテナを組み起した状態では、それら側
壁部分が、側壁部材ないしは少なくとも1つの閉鎖部材
に接続されるようにするのである。
【0028】本発明によるコンテナの特に有利な実施形
式は、次の点が特徴である。すなわち、側壁部材が、底
板部材及び又は天板部材と連結手段により結合され紛失
しないようにされ、これらの連結手段が、側壁部材を組
み起された位置から折りたたみ位置へ移すことができる
ように構成されている点である。こうすることにより、
折りたたみ位置へ移すさい、側壁部材を、底板及び天板
部材に対して自動的に正しい位置に置くことが可能であ
る。この目的のために、連結手段は、側壁部材の端側区
域に配置された舌状連結部材を有しており、この連結部
材が、底板部材又は天板部材や各側壁部材のところに旋
回可能に、かつまたこれらの部材の少なくとも1つのと
ころを制限的に縦移動可能に、支承されている。この舌
状連結部材は、折りたたみ又は組み起しのさい側壁部材
の案内手段となるだけでなく、同時に組み起したコンテ
ナの補強部材としても役立っている。外部に突出する部
分を避けようと思えば、連結部材は引込めて配置してお
くことができる。
式は、次の点が特徴である。すなわち、側壁部材が、底
板部材及び又は天板部材と連結手段により結合され紛失
しないようにされ、これらの連結手段が、側壁部材を組
み起された位置から折りたたみ位置へ移すことができる
ように構成されている点である。こうすることにより、
折りたたみ位置へ移すさい、側壁部材を、底板及び天板
部材に対して自動的に正しい位置に置くことが可能であ
る。この目的のために、連結手段は、側壁部材の端側区
域に配置された舌状連結部材を有しており、この連結部
材が、底板部材又は天板部材や各側壁部材のところに旋
回可能に、かつまたこれらの部材の少なくとも1つのと
ころを制限的に縦移動可能に、支承されている。この舌
状連結部材は、折りたたみ又は組み起しのさい側壁部材
の案内手段となるだけでなく、同時に組み起したコンテ
ナの補強部材としても役立っている。外部に突出する部
分を避けようと思えば、連結部材は引込めて配置してお
くことができる。
【0029】別の実施例の場合、連結手段は、有利には
弾性的な少なくとも1つの帯材状の部材を有し、この部
材が底板部材又は天板部材と結合されている。この部材
には、また、各側壁部材も連結されている。
弾性的な少なくとも1つの帯材状の部材を有し、この部
材が底板部材又は天板部材と結合されている。この部材
には、また、各側壁部材も連結されている。
【0030】側壁部材が、底板部材と天板部材とに突合
せ接続するだけで十分な場合が多い。組み起した状態で
のコンテナの安定性を高め、かつシール状態を改善する
ためには、しかし、次のようにするのが有利である。す
なわち、底板部材及び又は天板部材と、側壁部材との間
に、それぞれ形状接続式に互いに係合する連結手段を構
成するが、又は配置して、これらの部材を、たとえばキ
ーとみぞによる結合形式に従って構成することができ
る。
せ接続するだけで十分な場合が多い。組み起した状態で
のコンテナの安定性を高め、かつシール状態を改善する
ためには、しかし、次のようにするのが有利である。す
なわち、底板部材及び又は天板部材と、側壁部材との間
に、それぞれ形状接続式に互いに係合する連結手段を構
成するが、又は配置して、これらの部材を、たとえばキ
ーとみぞによる結合形式に従って構成することができ
る。
【0031】底板部材は、少なくとも角隅区域に台足を
有している。これらの台足を設けることにより、フォー
クリフトによりどの側からも運搬でき、濡れた場所にも
置くことができる。これらの台足は、付加形成するか、
もしくは底板部材と一体に形成しておく。保管場所内又
は運送時に場所を節約するため、これらのコンテナは何
個か重ねられるのが望ましい。この積み重ねは容易に可
能である。積み重ねたコンテナを確実に止めておくた
め、天板部材には、少なくとも角隅区域には、積み重ね
られる第2のコンテナの台足用の案内部材を設けてお
く。また、いくぶん荒い用い方をする場合には、コンテ
ナ保護のために、天板部材、底板部材、側壁部材の少な
くとも1つのいずれか、又はすべてに側部ダンパを設け
ておく。
有している。これらの台足を設けることにより、フォー
クリフトによりどの側からも運搬でき、濡れた場所にも
置くことができる。これらの台足は、付加形成するか、
もしくは底板部材と一体に形成しておく。保管場所内又
は運送時に場所を節約するため、これらのコンテナは何
個か重ねられるのが望ましい。この積み重ねは容易に可
能である。積み重ねたコンテナを確実に止めておくた
め、天板部材には、少なくとも角隅区域には、積み重ね
られる第2のコンテナの台足用の案内部材を設けてお
く。また、いくぶん荒い用い方をする場合には、コンテ
ナ保護のために、天板部材、底板部材、側壁部材の少な
くとも1つのいずれか、又はすべてに側部ダンパを設け
ておく。
【0032】本発明によるコンテナは、外側から見ると
実質的に平らな面で制限された、長方形又は正方形の横
断面形のボディを有しているので、運送スペースを最適
利用するには、組み起した状態で次の外法を有するよう
にする: 長さ:120cm 幅 :115cm 高さ:118cm この外法によって、規格の大型コンテナ内にそれぞれ2
つ並べ2つ重ねで収容することができるる
実質的に平らな面で制限された、長方形又は正方形の横
断面形のボディを有しているので、運送スペースを最適
利用するには、組み起した状態で次の外法を有するよう
にする: 長さ:120cm 幅 :115cm 高さ:118cm この外法によって、規格の大型コンテナ内にそれぞれ2
つ並べ2つ重ねで収容することができるる
【0033】
【実施例】以下で本発明のコンテナのその他の特徴を、
図示の実施例につき説明する。
図示の実施例につき説明する。
【0034】図1から図7までに示した貨物容器、すな
わち小型コンテナは、互いに直角をなす平らな、外面を
有する実質的に立方体又は平行6面体の形状を有してい
る。理解を容易にするために、種々の状態の2の形状の
小型コンテナについて、その基本構造を明らかにするこ
とにする。構造の個々の詳細については、以下に図面に
つき説明する。
わち小型コンテナは、互いに直角をなす平らな、外面を
有する実質的に立方体又は平行6面体の形状を有してい
る。理解を容易にするために、種々の状態の2の形状の
小型コンテナについて、その基本構造を明らかにするこ
とにする。構造の個々の詳細については、以下に図面に
つき説明する。
【0035】この小型コンテナは、実質的に長方形の平
らな板状底板部材1を有している。底板部材1は、4個
所の角隅部に各1個の台足2を有している。台足間には
各1つの中間スペース3が空けられている。このスペー
ス3により、コンテナをフォークリフトで持上げること
ができる。台足2とは反対側の平らな底板部材底面4
(図2)上には、互いに向い合った側に実質的に平行な
2つの側壁部材5が立てられている。側壁部材5は、天
板部材6を支持し、天板部材6は縁部が側壁部材5と整
列するように終っている。天板部材6は、外側が平らな
頂面をなすように構成され、4隅に頂面から突出するア
ングル条片8を有している。これらのアングル条片8
は、一方では天板部材6の角隅部の補強に役立ち、他方
では、同種のコンテナを積み重ねるさい(図2参照)、
台足2の案内手段として役立つ。このため、アングル条
片8の互いに向い合った内面の間隔は、同じくアングル
状の台足2の外側間隔に応じて必要な遊びを設けて選ば
れている。そうすることにより、コンテナを積み重ねる
さい、上に載せられるコンテナが申し分なく横方向に案
内される。
らな板状底板部材1を有している。底板部材1は、4個
所の角隅部に各1個の台足2を有している。台足間には
各1つの中間スペース3が空けられている。このスペー
ス3により、コンテナをフォークリフトで持上げること
ができる。台足2とは反対側の平らな底板部材底面4
(図2)上には、互いに向い合った側に実質的に平行な
2つの側壁部材5が立てられている。側壁部材5は、天
板部材6を支持し、天板部材6は縁部が側壁部材5と整
列するように終っている。天板部材6は、外側が平らな
頂面をなすように構成され、4隅に頂面から突出するア
ングル条片8を有している。これらのアングル条片8
は、一方では天板部材6の角隅部の補強に役立ち、他方
では、同種のコンテナを積み重ねるさい(図2参照)、
台足2の案内手段として役立つ。このため、アングル条
片8の互いに向い合った内面の間隔は、同じくアングル
状の台足2の外側間隔に応じて必要な遊びを設けて選ば
れている。そうすることにより、コンテナを積み重ねる
さい、上に載せられるコンテナが申し分なく横方向に案
内される。
【0036】コンテナは、前後の端側がそれぞれ2枚の
扉又は扉半部10により閉鎖可能である。これらの扉又
は扉半部は、垂直のヒンジ軸を中心として旋回可能に、
それぞれ細長い条片状のヒンジ部材11のところに取付
けられている。ヒンジ部材11は、ヒンジを介して側壁
部材5と結合されている。扉10をヒンジ部材11のと
ころに旋回可能に支承するのに役立っているこのヒンジ
は符号12で示されている。
扉又は扉半部10により閉鎖可能である。これらの扉又
は扉半部は、垂直のヒンジ軸を中心として旋回可能に、
それぞれ細長い条片状のヒンジ部材11のところに取付
けられている。ヒンジ部材11は、ヒンジを介して側壁
部材5と結合されている。扉10をヒンジ部材11のと
ころに旋回可能に支承するのに役立っているこのヒンジ
は符号12で示されている。
【0037】特に図2から分かるように、扉10は、コ
ンテナを積み重ねた場合にも、いつでも選択的に開閉で
きるので、何の支障なしに貨物の積み降しが可能であ
る。このことは、特に、コンテナを保管又は貯蔵用容器
として用いる場合に好都合である。各扉又は扉半部10
の開角は約90°〜100°である。ヒンジ12を構成
し、場合によっては2つのヒンジ軸を有することもでき
るヒンジ取付け具の構成に応じて、個々の場合に必要な
場合には、開角を180°以上にすることもできる。
ンテナを積み重ねた場合にも、いつでも選択的に開閉で
きるので、何の支障なしに貨物の積み降しが可能であ
る。このことは、特に、コンテナを保管又は貯蔵用容器
として用いる場合に好都合である。各扉又は扉半部10
の開角は約90°〜100°である。ヒンジ12を構成
し、場合によっては2つのヒンジ軸を有することもでき
るヒンジ取付け具の構成に応じて、個々の場合に必要な
場合には、開角を180°以上にすることもできる。
【0038】図1と図2には、コンテナを組み起した状
態で示したが、このコンテナは折りたたむこともでき
る。この折りたたみを可能にするため、側壁部材5を底
板及び天板部材1,6と結合すべく、これら両部材の角
隅区域に差込み連結手段を設けておく。その構造の詳細
は、特に図3と図6から知ることができる。
態で示したが、このコンテナは折りたたむこともでき
る。この折りたたみを可能にするため、側壁部材5を底
板及び天板部材1,6と結合すべく、これら両部材の角
隅区域に差込み連結手段を設けておく。その構造の詳細
は、特に図3と図6から知ることができる。
【0039】天板部材6は、側壁部材5に配属される向
い合った側壁のところに、下方へ突出する付加形成され
た条片状の側方部分14を有し、この部分の延長部の形
で天板部材6の4隅にそれぞれ1個、横断面長方形の平
行な差込みピン15が設けられている。横断面が実質的
にU字形の天板部材6から突出している差込みピン15
には、同じく横断面が長方形の受容穴16が配属されて
いる。これらの受容穴は、ほぼ長方形又は方形の横断面
を有する成形部17の内面により形成されている。これ
らの成形部17は、柱として機能し、互いに向い合った
端側が、それぞれ対をなして側壁部材5を制限してい
る。成形部17は、柱として機能しているので、たとえ
ば積み重ねるさいに垂直に上方からコンテナに作用する
荷重を吸収する。加えて、成形部17の間にそれぞれ配
置されている平らで薄い側壁パネル18を補強し安定化
する機能も有している。
い合った側壁のところに、下方へ突出する付加形成され
た条片状の側方部分14を有し、この部分の延長部の形
で天板部材6の4隅にそれぞれ1個、横断面長方形の平
行な差込みピン15が設けられている。横断面が実質的
にU字形の天板部材6から突出している差込みピン15
には、同じく横断面が長方形の受容穴16が配属されて
いる。これらの受容穴は、ほぼ長方形又は方形の横断面
を有する成形部17の内面により形成されている。これ
らの成形部17は、柱として機能し、互いに向い合った
端側が、それぞれ対をなして側壁部材5を制限してい
る。成形部17は、柱として機能しているので、たとえ
ば積み重ねるさいに垂直に上方からコンテナに作用する
荷重を吸収する。加えて、成形部17の間にそれぞれ配
置されている平らで薄い側壁パネル18を補強し安定化
する機能も有している。
【0040】成形部17は、円筒形の管又はその他の横
断面を有する管の形状をしていてもよい。また、開放成
形部であってもよい。成形部17は、金属形材の形式
で、たとえばプラスチック製の側壁部材5内へ埋め込ん
でおくことができるが、また、直接に側壁部材5の材料
で造ることもできる。加えて言及しておくべき点は、原
則として次のような実施形式も考えられるという点であ
る。すなわち、成形部17を側壁部材5の全高にわたっ
て延びるようにせず、側壁部材5の上部と下部の縁部区
域に続く、比較的短く縦方向に延びる条片状部材を代り
に用いることもできる。
断面を有する管の形状をしていてもよい。また、開放成
形部であってもよい。成形部17は、金属形材の形式
で、たとえばプラスチック製の側壁部材5内へ埋め込ん
でおくことができるが、また、直接に側壁部材5の材料
で造ることもできる。加えて言及しておくべき点は、原
則として次のような実施形式も考えられるという点であ
る。すなわち、成形部17を側壁部材5の全高にわたっ
て延びるようにせず、側壁部材5の上部と下部の縁部区
域に続く、比較的短く縦方向に延びる条片状部材を代り
に用いることもできる。
【0041】受容穴16とは反対の例に、角壁部材5
は、横断面が同様に長方形の差込みピン19を有してい
る。これらの差込みピン19は、受容穴16と同軸的に
整列するようにし、天板部材6の差込みピン15と実質
的に等しい構成にしておく。差込みピン19はこの実施
例の場合、成形部17の中空室内へ差込まれ、固定され
る。特に図6から分かるように、底板部材1には、その
4隅の区域に長方形横断面の差込穴20が形成されてい
る。これらの差込穴20は、側壁部材5の下方差込みピ
ン19を受容するのに役立ち、これらの差込みピン19
に相応する構成を有している。
は、横断面が同様に長方形の差込みピン19を有してい
る。これらの差込みピン19は、受容穴16と同軸的に
整列するようにし、天板部材6の差込みピン15と実質
的に等しい構成にしておく。差込みピン19はこの実施
例の場合、成形部17の中空室内へ差込まれ、固定され
る。特に図6から分かるように、底板部材1には、その
4隅の区域に長方形横断面の差込穴20が形成されてい
る。これらの差込穴20は、側壁部材5の下方差込みピ
ン19を受容するのに役立ち、これらの差込みピン19
に相応する構成を有している。
【0042】たとえば図3及び図5から分かるように、
側壁部材5の端側に配置された成形部17は、平らで滑
らかな側壁部材内面21から内方へ突出して形成されて
おり、それによって内面21と一緒にそれぞれ1つのみ
ぞ状のスペースを制限し、側壁部材5全体にほぼU字形
横断面を与えている。側壁部材5の外壁は、それぞれ滑
らかであるが、成形してもよければ、その他の形状にし
てもよい。側壁部材5、底板及び天板部材1,6の内面
についても同様である。
側壁部材5の端側に配置された成形部17は、平らで滑
らかな側壁部材内面21から内方へ突出して形成されて
おり、それによって内面21と一緒にそれぞれ1つのみ
ぞ状のスペースを制限し、側壁部材5全体にほぼU字形
横断面を与えている。側壁部材5の外壁は、それぞれ滑
らかであるが、成形してもよければ、その他の形状にし
てもよい。側壁部材5、底板及び天板部材1,6の内面
についても同様である。
【0043】これれと関連して言えば、次のような実施
形式も考えられる。すなわち、成形部17が、側壁部材
5の外壁のほうへ、少なくともその高さの一部を突出す
るように形成されるか、又は安定的な閉じられたフレー
ムの部分を形成するようにして、2つのフレーム内へ壁
面パネルをはめ込むようにするのである。
形式も考えられる。すなわち、成形部17が、側壁部材
5の外壁のほうへ、少なくともその高さの一部を突出す
るように形成されるか、又は安定的な閉じられたフレー
ムの部分を形成するようにして、2つのフレーム内へ壁
面パネルをはめ込むようにするのである。
【0044】ヒンジ条片11のところには、扉10が、
既述の形式で垂直のヒンジ軸を中心として外方へ旋回可
能に取付けられているが、このヒンジ条片11は、成形
部17のところに第2の垂直関節軸を中心として内方へ
折りたたみ可能に支承され、この結果、扉10は、ヒン
ジ条片11と一緒に、図5に示したように、双方の成形
部17と内面21により制限された、所属側壁部材5の
スペース内へ折り込むことができる。成形部17が内面
21から突出する寸法は、扉10の厚さに実質的に合致
するので、扉10は、図5の左側に示した折りたたまれ
た状態では、実質的にプレート状の側壁部材5の平らな
内側を形成することになる。この点は、図4からも知る
ことができる。図4には、双方の側壁部材5とたたみ込
まれた扉10が示してある。
既述の形式で垂直のヒンジ軸を中心として外方へ旋回可
能に取付けられているが、このヒンジ条片11は、成形
部17のところに第2の垂直関節軸を中心として内方へ
折りたたみ可能に支承され、この結果、扉10は、ヒン
ジ条片11と一緒に、図5に示したように、双方の成形
部17と内面21により制限された、所属側壁部材5の
スペース内へ折り込むことができる。成形部17が内面
21から突出する寸法は、扉10の厚さに実質的に合致
するので、扉10は、図5の左側に示した折りたたまれ
た状態では、実質的にプレート状の側壁部材5の平らな
内側を形成することになる。この点は、図4からも知る
ことができる。図4には、双方の側壁部材5とたたみ込
まれた扉10が示してある。
【0045】扉10(図3)は、側壁部材5により高さ
が高い。扉10は、底板部材3の平らな底面上に立てら
れているが、下方には動くのに必要な遊びが設けられて
いる。扉10の上縁には、立てた状態では(図1)、天
板部材6の閉鎖面22が続いている。この閉鎖面22は
天板部材6の側壁14より低くされている。底板部材1
の平らな底面には、場合によっては天板部材の閉鎖面2
2にも、扉10用の、内方へ突出するストッパ手段を設
けておく。このストッパ手段は、底面縁部近くに縁部に
沿って配置されたストッパ条片23(図4)により形成
されるようにする。その詳しい構成については、図1
2、図13のところで更に説明することにする。
が高い。扉10は、底板部材3の平らな底面上に立てら
れているが、下方には動くのに必要な遊びが設けられて
いる。扉10の上縁には、立てた状態では(図1)、天
板部材6の閉鎖面22が続いている。この閉鎖面22は
天板部材6の側壁14より低くされている。底板部材1
の平らな底面には、場合によっては天板部材の閉鎖面2
2にも、扉10用の、内方へ突出するストッパ手段を設
けておく。このストッパ手段は、底面縁部近くに縁部に
沿って配置されたストッパ条片23(図4)により形成
されるようにする。その詳しい構成については、図1
2、図13のところで更に説明することにする。
【0046】これまで説明したコンテナの扱いは次のよ
うに行なう:たとえば図1と図2に示した組み起した使
用状態では、底板部材1と天板部材6とが、差込み部材
15,19を介して結合されている。底板、天板各部材
の4隅での差込み結合は、錠止具により固定される。こ
れら錠止具は、たとえば成形部17と差込みピン15,
19とに、心合せされた穴24(図3)を有しており、
これらの穴に固定ピン25を差込むようにする。固定ピ
ンには、紛失防止のため、場合によってはチェーンを付
けて止めておく。扉10は、選択的に開閉可能である。
扉10には、図3に示した閉鎖具26を設けておくこと
ができる。
うに行なう:たとえば図1と図2に示した組み起した使
用状態では、底板部材1と天板部材6とが、差込み部材
15,19を介して結合されている。底板、天板各部材
の4隅での差込み結合は、錠止具により固定される。こ
れら錠止具は、たとえば成形部17と差込みピン15,
19とに、心合せされた穴24(図3)を有しており、
これらの穴に固定ピン25を差込むようにする。固定ピ
ンには、紛失防止のため、場合によってはチェーンを付
けて止めておく。扉10は、選択的に開閉可能である。
扉10には、図3に示した閉鎖具26を設けておくこと
ができる。
【0047】その時々の用途に応じて、コンテナは、天
板部材6を除去したのち、図4に示した状態でもパレッ
ト形式で使用できる。この場合、扉10は側壁部材5の
凹所内へ折りたたまれている。この状態では、貨物の積
み降しは、双方の端側からも上方からも可能である。言
うまでもなく、天板部材6は、図4に示した状態のコン
テナ上に取付け可能である。更に別の利用法を挙げれ
ば、たとえば貨物を積んだのちに、天板部材を組付けて
もよい。このようにコンテナを用いる場合、折りたたん
だ扉10は、成形部17や底面4と一緒に、平らな内面
区域を形成する。このため、たとえば個数貨物の押込み
が容易になる。
板部材6を除去したのち、図4に示した状態でもパレッ
ト形式で使用できる。この場合、扉10は側壁部材5の
凹所内へ折りたたまれている。この状態では、貨物の積
み降しは、双方の端側からも上方からも可能である。言
うまでもなく、天板部材6は、図4に示した状態のコン
テナ上に取付け可能である。更に別の利用法を挙げれ
ば、たとえば貨物を積んだのちに、天板部材を組付けて
もよい。このようにコンテナを用いる場合、折りたたん
だ扉10は、成形部17や底面4と一緒に、平らな内面
区域を形成する。このため、たとえば個数貨物の押込み
が容易になる。
【0048】扉10を図4の位置へたたみ込むさい、底
板部材3のストッパ条片23を乗りこえるためには、側
壁部材5を少し持ち上げるか、もしくは扉10を、その
ヒンジ12内で限定的に縦移動可能に支承しておくよう
にする。これについては、更に後述する。あるいはま
た、ヒンジ部材11を、側壁部材5に対してヒンジ軸に
沿って限定的に移動可能に取付けおくこともできる。
板部材3のストッパ条片23を乗りこえるためには、側
壁部材5を少し持ち上げるか、もしくは扉10を、その
ヒンジ12内で限定的に縦移動可能に支承しておくよう
にする。これについては、更に後述する。あるいはま
た、ヒンジ部材11を、側壁部材5に対してヒンジ軸に
沿って限定的に移動可能に取付けおくこともできる。
【0049】言うまでもなく、図示の2枚扉構成の代り
に、扉10は1枚扉構成にすることもできる。その場合
は、ヒンジ部材11を介して側壁部材の片方にだけ扉が
取付けられる。
に、扉10は1枚扉構成にすることもできる。その場合
は、ヒンジ部材11を介して側壁部材の片方にだけ扉が
取付けられる。
【0050】しかし、いずれにしても、コンテナには、
扉10を通してのみでなく、図3に示したように、天板
部材6を取外して、上方から積み降しが可能である。
扉10を通してのみでなく、図3に示したように、天板
部材6を取外して、上方から積み降しが可能である。
【0051】特に戻り輸送の場合、空のコンテナは、簡
単な操作で、図7に示した扁平な空荷輸送位置に折りた
たむことができる。そのように折りたたむには、固定ピ
ン25を抜いたのち、天板部材6を取外し(図3)、側
壁部材5を底板部材1から引抜いて、扉10を折りたた
み(図5)、扉10が側壁部材5の内側に平らに折り込
まれるようにする。
単な操作で、図7に示した扁平な空荷輸送位置に折りた
たむことができる。そのように折りたたむには、固定ピ
ン25を抜いたのち、天板部材6を取外し(図3)、側
壁部材5を底板部材1から引抜いて、扉10を折りたた
み(図5)、扉10が側壁部材5の内側に平らに折り込
まれるようにする。
【0052】次に、扉10が折りたたまれ、ほぼプレー
ト状となった側壁部材5を、図6から分かるように、底
板部材1上に平らに重ねる。順序はどうでもよい。
ト状となった側壁部材5を、図6から分かるように、底
板部材1上に平らに重ねる。順序はどうでもよい。
【0053】次いで天板部材6の差込みピン15を差込
み穴20に差込むと、図7に示したコンパクトな扁平な
ユニットが得られる。このユニットでは、天板部材6が
底板部材1と直接に固定結合されており、たたみ込まれ
た扉10を有する側壁部材5は、横断面がほぼU字形の
天板部材6と平らな底板部材1との間に挾み込まれて、
紛失のおそれがない。
み穴20に差込むと、図7に示したコンパクトな扁平な
ユニットが得られる。このユニットでは、天板部材6が
底板部材1と直接に固定結合されており、たたみ込まれ
た扉10を有する側壁部材5は、横断面がほぼU字形の
天板部材6と平らな底板部材1との間に挾み込まれて、
紛失のおそれがない。
【0054】図7に示したこの扁平なプレート状の状態
では、所要スペースは、図1の組み起された状態での所
要スペースの約1/5にすぎない。この扁平でコンパク
トな“パッケージ”は、そのまま立てても運送可能であ
る。また、複数個重ねることもできる。既述のように、
図7に符号27で示した台足2の外方面の間隔は、天板
部材6のアングル片8の内側面間隔より、いく分小さい
ので、折りたたまれた状態でも、積み重ねたコンテナは
申し分なく横方向に案内され、同時に積み重ね作業が容
易になる。
では、所要スペースは、図1の組み起された状態での所
要スペースの約1/5にすぎない。この扁平でコンパク
トな“パッケージ”は、そのまま立てても運送可能であ
る。また、複数個重ねることもできる。既述のように、
図7に符号27で示した台足2の外方面の間隔は、天板
部材6のアングル片8の内側面間隔より、いく分小さい
ので、折りたたまれた状態でも、積み重ねたコンテナは
申し分なく横方向に案内され、同時に積み重ね作業が容
易になる。
【0055】図7のたたみ重ねた状態からコンテナを再
び組み立てるには、前述の経過を逆にたどればよい。天
板部材6と底板部材1は、側壁部材5と、極めて安定的
で、かつまた取扱いの簡単な差込み結合により結合され
ているだけなので、使用状態から空荷輸送状態への変換
及びその逆の変換には多くの手数を必要とせず、未経験
者でも直ちに実施可能である。
び組み立てるには、前述の経過を逆にたどればよい。天
板部材6と底板部材1は、側壁部材5と、極めて安定的
で、かつまた取扱いの簡単な差込み結合により結合され
ているだけなので、使用状態から空荷輸送状態への変換
及びその逆の変換には多くの手数を必要とせず、未経験
者でも直ちに実施可能である。
【0056】以下では、図1から図7までにその基本構
造と機能形式のみを示したコンテナの、細部の構成につ
いて若干説明することにする:通例、底板部材1又は天
板部材6は、側壁部材5と次のように結合させて紛失し
ないようにする。すなわち、使用状態から空輸送状態へ
の変換及びその逆の変換が、相応の結合手段を取り外す
ことなしに行ないうるように結合するのである。特に簡
単かつ有利な実施形式の場合、たとえば図8〜図10に
示した形式で行なわれる:底板部材1の端側に扉10と
並んで2個の平らな接目板29が、相応の固定ねじ30
を介して旋回可能に取付けられている。各接目板29
は、短冊穴31を有し、この穴に止めねじ32が係止さ
れている。この止めねじ32は、固定ねじ30と軸平行
に側壁部材5の成形部17の区域に取付けられている。
造と機能形式のみを示したコンテナの、細部の構成につ
いて若干説明することにする:通例、底板部材1又は天
板部材6は、側壁部材5と次のように結合させて紛失し
ないようにする。すなわち、使用状態から空輸送状態へ
の変換及びその逆の変換が、相応の結合手段を取り外す
ことなしに行ないうるように結合するのである。特に簡
単かつ有利な実施形式の場合、たとえば図8〜図10に
示した形式で行なわれる:底板部材1の端側に扉10と
並んで2個の平らな接目板29が、相応の固定ねじ30
を介して旋回可能に取付けられている。各接目板29
は、短冊穴31を有し、この穴に止めねじ32が係止さ
れている。この止めねじ32は、固定ねじ30と軸平行
に側壁部材5の成形部17の区域に取付けられている。
【0057】図8と図9との比較により分かる点は、目
板29とその短冊穴31との長さが、次のように選ばれ
ている点である。すなわち、図8に示した使用位置から
出発して、各側壁部材5の差込みピン19が差込み穴2
0から完全に抜け出るところまで(図9)、各側壁部材
5を持ち上げることのできる長さにするのである。こう
することにより、側壁部材5は、任意の順序で底板部材
1の上に重ねることができる(図10)。接目板29
は、その場合、相応の傾斜位置を占める。目板29は、
底板部材1を側壁部材5と、紛失しないよう結合すると
いう既述の機能に加えて、側壁部材5を底板部材1に差
込むさいの案内機能をも有している。加えて、接目板2
9は、図10の折りたたみ状態では、U字形天板部材6
と底板部材1との間に位置する側壁部材5の横方向のず
れを付加的に防止する機能を有している。
板29とその短冊穴31との長さが、次のように選ばれ
ている点である。すなわち、図8に示した使用位置から
出発して、各側壁部材5の差込みピン19が差込み穴2
0から完全に抜け出るところまで(図9)、各側壁部材
5を持ち上げることのできる長さにするのである。こう
することにより、側壁部材5は、任意の順序で底板部材
1の上に重ねることができる(図10)。接目板29
は、その場合、相応の傾斜位置を占める。目板29は、
底板部材1を側壁部材5と、紛失しないよう結合すると
いう既述の機能に加えて、側壁部材5を底板部材1に差
込むさいの案内機能をも有している。加えて、接目板2
9は、図10の折りたたみ状態では、U字形天板部材6
と底板部材1との間に位置する側壁部材5の横方向のず
れを付加的に防止する機能を有している。
【0058】底板部材1には、4隅に側方へ突出する緩
衝条片33が備えてある。これらの緩衝条片は、場合に
よっては弾性材料製、たとえばゴム製にしてもよい。こ
れらの緩衝条片33は、図9から分かるように、横方向
に接目板29より突出しているので、目板を外部からの
緩衝に対し保護している。同時に、側壁部材5の外面の
損傷を防止する機能を有している。
衝条片33が備えてある。これらの緩衝条片は、場合に
よっては弾性材料製、たとえばゴム製にしてもよい。こ
れらの緩衝条片33は、図9から分かるように、横方向
に接目板29より突出しているので、目板を外部からの
緩衝に対し保護している。同時に、側壁部材5の外面の
損傷を防止する機能を有している。
【0059】原則として、目板29を底板部材1と側壁
部材5のところに設けた凹所に配置することも可能であ
る。
部材5のところに設けた凹所に配置することも可能であ
る。
【0060】あるいは又、接目板を底板部材1のところ
ではなく、天板部材6のところに、相応の形式で固定ね
じ30を介して旋回可能に配置しておくことも考えられ
る。その場合は、折りたたむさい、側壁部材5をU字形
横断面を有する天板部材内へ収容し、天板部材の上方向
き差込みピン15へ底板部材1を差込むようにする。
ではなく、天板部材6のところに、相応の形式で固定ね
じ30を介して旋回可能に配置しておくことも考えられ
る。その場合は、折りたたむさい、側壁部材5をU字形
横断面を有する天板部材内へ収容し、天板部材の上方向
き差込みピン15へ底板部材1を差込むようにする。
【0061】目板29の代りに別の適当な結合手段を用
いることもできる。たとえば固定用チェーンもしくはフ
レキシブルなつなぎ部材を用いることができる。その種
の解決手段を示したのが図13である。底板部材1に
は、各側壁部材5用のフレキシブルなつなぎ部材34が
一端を符号35のところで固定され、他端は符号36の
ところで各側壁部材5と結合されている。フレキシブル
なつなぎ部材34により、同じように側壁部材の差込み
ピン19を、底板部材1の差込み穴20から完全に抜き
出すことができ(図9)、側壁部材は底板部材1上にた
たみ込むことができる。
いることもできる。たとえば固定用チェーンもしくはフ
レキシブルなつなぎ部材を用いることができる。その種
の解決手段を示したのが図13である。底板部材1に
は、各側壁部材5用のフレキシブルなつなぎ部材34が
一端を符号35のところで固定され、他端は符号36の
ところで各側壁部材5と結合されている。フレキシブル
なつなぎ部材34により、同じように側壁部材の差込み
ピン19を、底板部材1の差込み穴20から完全に抜き
出すことができ(図9)、側壁部材は底板部材1上にた
たみ込むことができる。
【0062】条片状のヒンジ部材11の詳しい構造は、
特に図11〜図13に示してある:ヒンジ部材11のそ
れぞれは、有利にはアルミニウム製か、又は繊維により
補強されたプラスチック製の成形レールの形状を有し、
垂直ヒンジ軸35(図11)を有するヒンジ34を介し
て、長方形横断面の成形部17のところに旋回可能に取
付けられている。成形部17は、2つの側が側壁部材5
のプラスチック材料に覆われており、ヒンジ34は、成
形部17と側壁内面21との間の角隅区域に配置されて
いる。ヒンジ部材11には、ヒンジ12を介して扉10
が取付けられている。ヒンジ軸35に平行な、ヒンジ1
2の垂直ヒンジ軸は符号36で示してあり、成形部17
のすぐ横に延びている。ヒンジ部材11は、加えて、縁
部が開いたみぞ37を有するように構成されている。こ
のみぞ内へは、場合によって、リップシールとして構成
された弾性的なシール条片38を交換可能にはめ込んで
おく。このシール条片38は、扉10の相応のシール面
39と協働することにより、扉10が閉じられた場合、
この区域でコンテナ内部へのはね水やほこりの侵入が効
果的に防止される。加えて、ヒンジ部材11は、図11
に示された使用位置では、ストッパ面390を成形部1
7の内方へ向いた側面に密着させている。こうすること
により、ヒンジ軸35を中心として外方へ旋回する場合
に、定位置に固定される。ストッパ面390の区域に
は、必要とあれば符号38で示したのに似たシール条片
を配置しておくことができる。このシール条片は成形部
17と効果的に協働し、この区域にも密封される。
特に図11〜図13に示してある:ヒンジ部材11のそ
れぞれは、有利にはアルミニウム製か、又は繊維により
補強されたプラスチック製の成形レールの形状を有し、
垂直ヒンジ軸35(図11)を有するヒンジ34を介し
て、長方形横断面の成形部17のところに旋回可能に取
付けられている。成形部17は、2つの側が側壁部材5
のプラスチック材料に覆われており、ヒンジ34は、成
形部17と側壁内面21との間の角隅区域に配置されて
いる。ヒンジ部材11には、ヒンジ12を介して扉10
が取付けられている。ヒンジ軸35に平行な、ヒンジ1
2の垂直ヒンジ軸は符号36で示してあり、成形部17
のすぐ横に延びている。ヒンジ部材11は、加えて、縁
部が開いたみぞ37を有するように構成されている。こ
のみぞ内へは、場合によって、リップシールとして構成
された弾性的なシール条片38を交換可能にはめ込んで
おく。このシール条片38は、扉10の相応のシール面
39と協働することにより、扉10が閉じられた場合、
この区域でコンテナ内部へのはね水やほこりの侵入が効
果的に防止される。加えて、ヒンジ部材11は、図11
に示された使用位置では、ストッパ面390を成形部1
7の内方へ向いた側面に密着させている。こうすること
により、ヒンジ軸35を中心として外方へ旋回する場合
に、定位置に固定される。ストッパ面390の区域に
は、必要とあれば符号38で示したのに似たシール条片
を配置しておくことができる。このシール条片は成形部
17と効果的に協働し、この区域にも密封される。
【0063】これらのシール条片(たとえば38)の材
料としては、たとえば、コルク被覆したモスラバーが適
しており、この材料を用いることによって、コンテナを
戸外に保管する場合は特に、扉10の凍結が防止され
る。もちろん、他の適当なシール材料も利用できる。
料としては、たとえば、コルク被覆したモスラバーが適
しており、この材料を用いることによって、コンテナを
戸外に保管する場合は特に、扉10の凍結が防止され
る。もちろん、他の適当なシール材料も利用できる。
【0064】底板部材1の底面4に配置されたストッパ
条片23は、図11〜図13から分かるように、側壁部
材5と閉じた扉10とに実質的に平行に延びる部分から
成る閉じられた形に構成されている。各ヒンジ部材11
の区域では、このストッパ条片23が、符号40のとこ
ろで内方へ段状に引込められており、コンテナを組み起
こした状態では、ストッパ条片23が、同時にヒンジ部
材11用の内側ストッパとして機能する。ヒンジ部材1
1は、したがって、図11,図12に示した使用位置で
は、ストッパ条片23の部分40と、成形部17の内面
との間に位置固定され、ストッパ面390を介して成形
部17に密接している。
条片23は、図11〜図13から分かるように、側壁部
材5と閉じた扉10とに実質的に平行に延びる部分から
成る閉じられた形に構成されている。各ヒンジ部材11
の区域では、このストッパ条片23が、符号40のとこ
ろで内方へ段状に引込められており、コンテナを組み起
こした状態では、ストッパ条片23が、同時にヒンジ部
材11用の内側ストッパとして機能する。ヒンジ部材1
1は、したがって、図11,図12に示した使用位置で
は、ストッパ条片23の部分40と、成形部17の内面
との間に位置固定され、ストッパ面390を介して成形
部17に密接している。
【0065】ストッパ条片23は、加えて、各側壁部材
5と平行な部分41が、側壁内面21から間隔をおいて
位置しており、しかも、この間隔は、側壁部材5内へ扉
10がたたみ込まれる場合に、扉をヒンジ部材11と一
緒に位置固定できる間隔である。このことが特に重要な
のは、図4のところで既に説明したように、扉10を折
りたたんだ状態のコンテナに貨物の積み降ろしを行なう
場合である。
5と平行な部分41が、側壁内面21から間隔をおいて
位置しており、しかも、この間隔は、側壁部材5内へ扉
10がたたみ込まれる場合に、扉をヒンジ部材11と一
緒に位置固定できる間隔である。このことが特に重要な
のは、図4のところで既に説明したように、扉10を折
りたたんだ状態のコンテナに貨物の積み降ろしを行なう
場合である。
【0066】扉の隙間の区域にもはね水やほこりが入ら
ぬように閉鎖するため、扉10又はストッパ条片23の
ところに、それも扉10と協働する区域にシール条片3
8に似たシール条片を配置しておくこともできる。その
場合は、各扉の内側にも方形に閉じられた枠状シールを
設け、扉は、このシールをヒンジ部材11の相応のシー
ル条片や底板部材1のストッパ条片23、更には、天板
部材6の閉鎖面22に相応に構成されたストッパ条片に
密接させる。
ぬように閉鎖するため、扉10又はストッパ条片23の
ところに、それも扉10と協働する区域にシール条片3
8に似たシール条片を配置しておくこともできる。その
場合は、各扉の内側にも方形に閉じられた枠状シールを
設け、扉は、このシールをヒンジ部材11の相応のシー
ル条片や底板部材1のストッパ条片23、更には、天板
部材6の閉鎖面22に相応に構成されたストッパ条片に
密接させる。
【0067】図11は、扉10を閉じた状態で示した図
である。この場合、成形され、場合によっては補強リブ
を備えた扉パネルは、符号42のところでストッパ条片
23に密接している。ヒンジ部材11は、既述のように
位置固定されている。
である。この場合、成形され、場合によっては補強リブ
を備えた扉パネルは、符号42のところでストッパ条片
23に密接している。ヒンジ部材11は、既述のように
位置固定されている。
【0068】図12には、扉10が全開位置で示されて
いる。この場合の開角は約90°〜100°であり、通
常は、この角度で十分である。言うまでもないが、個々
の場合に、必要とあれば、開角をより大きく選定するこ
とができる。そのためには、ヒンジ軸36を更にコンテ
ナの前方へ押出し、かつ又は成形部17の形状を変更す
ればよい。成形部17及び側壁部材5は、符号43の位
置で同時にドアストッパを形成する。
いる。この場合の開角は約90°〜100°であり、通
常は、この角度で十分である。言うまでもないが、個々
の場合に、必要とあれば、開角をより大きく選定するこ
とができる。そのためには、ヒンジ軸36を更にコンテ
ナの前方へ押出し、かつ又は成形部17の形状を変更す
ればよい。成形部17及び側壁部材5は、符号43の位
置で同時にドアストッパを形成する。
【0069】図13には、ヒンジ部材11を有する扉1
0が、側壁部材5内へ折りたたまれた位置で示されてい
る。この位置では、扉10は、既述のように、コンテナ
を立てた場合、ストッパ条片23の部分41により定位
置に固定される。
0が、側壁部材5内へ折りたたまれた位置で示されてい
る。この位置では、扉10は、既述のように、コンテナ
を立てた場合、ストッパ条片23の部分41により定位
置に固定される。
【0070】ストッパ条片28は、底面4の縁辺区域に
それ自体で閉じられた排水壁を形成する。この排水壁に
よって、側壁内面21のところに発生し、下に溜る汗が
コンテナ内部へ侵入するのが防止される。同時に、この
排水壁は、底板部材1の付加的補強リブとして機能す
る。底面4の周辺に溜った凝縮水を、妨げられずに排水
するために、底板部材1には、少なくとも1つの排水穴
44形式の排水設備を設けておく。この排水穴は、スト
ッパ条片23と側壁部材5とにより制限されたスペース
に開口している(図13)。
それ自体で閉じられた排水壁を形成する。この排水壁に
よって、側壁内面21のところに発生し、下に溜る汗が
コンテナ内部へ侵入するのが防止される。同時に、この
排水壁は、底板部材1の付加的補強リブとして機能す
る。底面4の周辺に溜った凝縮水を、妨げられずに排水
するために、底板部材1には、少なくとも1つの排水穴
44形式の排水設備を設けておく。この排水穴は、スト
ッパ条片23と側壁部材5とにより制限されたスペース
に開口している(図13)。
【0071】ヒンジ12,34は、従来慣用のヒンジ帯
材の形態で任意に構成してよい。しかし、有利な形式
は、このヒンジを分離可能に構成することによって、扉
10を、たとえば修理の場合にヒンジ部材11から取外
せるようにし、かつ又はヒンジ部材11も側壁部材5か
らヒンジ34を取外せて、コンテナから取出せるように
した形式である。
材の形態で任意に構成してよい。しかし、有利な形式
は、このヒンジを分離可能に構成することによって、扉
10を、たとえば修理の場合にヒンジ部材11から取外
せるようにし、かつ又はヒンジ部材11も側壁部材5か
らヒンジ34を取外せて、コンテナから取出せるように
した形式である。
【0072】図1〜図7について略説した簡単なコンテ
ナ形式の場合、たとえば図3から分かるように、組み起
こした状態で互いに隣接する側が平らな面として構成さ
れている。コンテナの多くの用途の場合、これで十分で
ある。しかし、たとえば、これら分離継目の区域のシー
ル状態を改善しようとしたり、付加的な安定性を得よう
と思えば、継目区域で各部材を形状接続するのが有利で
ある。その例を示したのが図14、図15である:すな
わち、天板部材6の側壁14と各側壁部材5の壁面パネ
ル18との間の突合せ面にキー/みぞ結合部が設けられ
ている。この結合部は、側壁14に設けられたみぞ45
と、壁部パネル18に設けられ、みぞ45に係合するキ
ー46とから成っている。これと対応するキー/みぞ結
合部を、底板部材1と各側壁部材5の壁面パネル18と
の間にも設けておく(図15)。壁面パネル18のみぞ
は、符号47で示し、これと係合する底板部材1のキー
は符号48で示してある。
ナ形式の場合、たとえば図3から分かるように、組み起
こした状態で互いに隣接する側が平らな面として構成さ
れている。コンテナの多くの用途の場合、これで十分で
ある。しかし、たとえば、これら分離継目の区域のシー
ル状態を改善しようとしたり、付加的な安定性を得よう
と思えば、継目区域で各部材を形状接続するのが有利で
ある。その例を示したのが図14、図15である:すな
わち、天板部材6の側壁14と各側壁部材5の壁面パネ
ル18との間の突合せ面にキー/みぞ結合部が設けられ
ている。この結合部は、側壁14に設けられたみぞ45
と、壁部パネル18に設けられ、みぞ45に係合するキ
ー46とから成っている。これと対応するキー/みぞ結
合部を、底板部材1と各側壁部材5の壁面パネル18と
の間にも設けておく(図15)。壁面パネル18のみぞ
は、符号47で示し、これと係合する底板部材1のキー
は符号48で示してある。
【0073】みぞ45,47内へは、必要とあれば、も
ちろんシール条片38(図11)に似たシール部材を入
れておくこともできる。加えて、前記キー/みぞ結合部
の代りにラビリンスシールその他を利用することもでき
る。
ちろんシール条片38(図11)に似たシール部材を入
れておくこともできる。加えて、前記キー/みぞ結合部
の代りにラビリンスシールその他を利用することもでき
る。
【0074】以上に説明した実施例の場合、天板部材6
は、平らな外面7(図1)、もしくは僅かに上方へ湾曲
するか、ないしは屋根状にされるかした外面7(図1
0)により閉じられている。たとえば長持ちや行李の形
式で特定の目的に用いる場合は、しかし、図16に示し
たように、天板部材6を開放的に構成するのがよい。こ
の場合には、天板部材6aは、開放フレーム形式に構成
し、このフレームが入口開口50を取囲むようにし、そ
の他の点では、外面7が無い点を除いて、既述の天板部
材6と等しい構成にされる。
は、平らな外面7(図1)、もしくは僅かに上方へ湾曲
するか、ないしは屋根状にされるかした外面7(図1
0)により閉じられている。たとえば長持ちや行李の形
式で特定の目的に用いる場合は、しかし、図16に示し
たように、天板部材6を開放的に構成するのがよい。こ
の場合には、天板部材6aは、開放フレーム形式に構成
し、このフレームが入口開口50を取囲むようにし、そ
の他の点では、外面7が無い点を除いて、既述の天板部
材6と等しい構成にされる。
【0075】このようなフレーム状天板部材6aを備え
たコンテナにも、既述の実施例に用いられた扉10を備
えておくことができるが、他の実施例の場合同様、別形
式の閉鎖部を用いることもできる。その例として、図1
6〜図18には、特にばら荷の収容に適した実施例が示
してある。この場合には、2個の閉鎖部材が2個のスラ
イダ51の形式で備えられている。これらの前壁と後壁
とを形成するスライダ51は、成形部17に設けられた
垂直の案内みぞ52(図17)内を案内され、任意に上
方へスライドさせることができる。図18から分かるよ
うに、底板部材1には、各スライダ51用に支持縁52
が設けられている。この支持縁52には、垂直のシール
面53が続いており、このシール面53が、スライダ5
1を内方へ支え、同時に支持縁52と一緒に2重面シー
ルを形成している。必要とあれば、底板部材1のこの区
域には、シール条片38(図11)に似たシール条片を
配置しておくこともできる。これらのシール条片には、
場合により相応のシール条片を案内みぞ52の区域に配
属しておく。図17に符号54により破線で示したの
が、それである。
たコンテナにも、既述の実施例に用いられた扉10を備
えておくことができるが、他の実施例の場合同様、別形
式の閉鎖部を用いることもできる。その例として、図1
6〜図18には、特にばら荷の収容に適した実施例が示
してある。この場合には、2個の閉鎖部材が2個のスラ
イダ51の形式で備えられている。これらの前壁と後壁
とを形成するスライダ51は、成形部17に設けられた
垂直の案内みぞ52(図17)内を案内され、任意に上
方へスライドさせることができる。図18から分かるよ
うに、底板部材1には、各スライダ51用に支持縁52
が設けられている。この支持縁52には、垂直のシール
面53が続いており、このシール面53が、スライダ5
1を内方へ支え、同時に支持縁52と一緒に2重面シー
ルを形成している。必要とあれば、底板部材1のこの区
域には、シール条片38(図11)に似たシール条片を
配置しておくこともできる。これらのシール条片には、
場合により相応のシール条片を案内みぞ52の区域に配
属しておく。図17に符号54により破線で示したの
が、それである。
【0076】天板部材6(図18)ないし天板部材6a
(図16)の区域でも、事情は原則として同じである。
図18から分かるように、天板部材6は、端側の外縁部
区域にそれぞれみぞ55を有し、閉鎖状態では、これら
のみぞ55が取手56を備えたスライダ51にかぶさる
状態となる。スライダ51は、符号57のところで天板
部材6の相応のストッパ面58に支えられる。必要とあ
れば、天板部材6のところに既述のストッパ条片を配置
しておくことができる。通常、この形式の場合、はね水
防止用の付加的シール措置は不要である。
(図16)の区域でも、事情は原則として同じである。
図18から分かるように、天板部材6は、端側の外縁部
区域にそれぞれみぞ55を有し、閉鎖状態では、これら
のみぞ55が取手56を備えたスライダ51にかぶさる
状態となる。スライダ51は、符号57のところで天板
部材6の相応のストッパ面58に支えられる。必要とあ
れば、天板部材6のところに既述のストッパ条片を配置
しておくことができる。通常、この形式の場合、はね水
防止用の付加的シール措置は不要である。
【0077】図18の形式の場合、閉鎖時にはスライダ
51は、天板部材6により自動的に固定されるので、天
板部材6を除去しなければ、スライダ51は操作できな
い。したがって、この解決策は、個数貨物の運送用コン
テナに適している。
51は、天板部材6により自動的に固定されるので、天
板部材6を除去しなければ、スライダ51は操作できな
い。したがって、この解決策は、個数貨物の運送用コン
テナに適している。
【0078】これに対し、図16に示した変化形の場合
は、天板部材6aを取付けたまま、実質的にプレート状
のスライダ51は、妨げられることなく任意の高さに引
上げることができる。このため、その下縁のところに
は、調節可能の隙間60が生じる。この実施例に特に適
しているばら荷運送に用いる場合、ばら荷は、場合によ
ってはコンテナを相応に傾けて間隙60から送出させる
ことができる。
は、天板部材6aを取付けたまま、実質的にプレート状
のスライダ51は、妨げられることなく任意の高さに引
上げることができる。このため、その下縁のところに
は、調節可能の隙間60が生じる。この実施例に特に適
しているばら荷運送に用いる場合、ばら荷は、場合によ
ってはコンテナを相応に傾けて間隙60から送出させる
ことができる。
【0079】スライダ51を、空運送位置で受容するた
めには、図17から分かるように、成形部材17のとこ
ろに付加的なスライダ案内部を設けておく。この案内部
は、案内みぞ52に対し直角方向に延びる別の案内みぞ
61により形成され、この案内みぞ61内へ符号62に
より破線で示したスライダがはめ込まれる。
めには、図17から分かるように、成形部材17のとこ
ろに付加的なスライダ案内部を設けておく。この案内部
は、案内みぞ52に対し直角方向に延びる別の案内みぞ
61により形成され、この案内みぞ61内へ符号62に
より破線で示したスライダがはめ込まれる。
【0080】スライダ51の内側に汗が発生するような
場合、この汗は、底板部材に設けられた補集みぞ63
(図18)に集められ、外へ排出される。このみぞ63
には、場合により付加的な排水設備を配属しておいても
よい。
場合、この汗は、底板部材に設けられた補集みぞ63
(図18)に集められ、外へ排出される。このみぞ63
には、場合により付加的な排水設備を配属しておいても
よい。
【0081】閉じられたストッパ条片23(たとえば図
11参照)を用いる場合は、側壁部材5の寸法を次のよ
うに選定しておく。すなわち、底板部材上に側壁部材5
を載せる場合、ストッパ条片23が同時に付加的に側壁
部材5の横方向への止め部材として役立つ。平らな底面
4からストッパ条片23が突出しているため、扉10を
折りたたむさいには側壁部材5を持上げることは既に述
べたが、必要とあれば、この持上げを不要にすることが
できる。
11参照)を用いる場合は、側壁部材5の寸法を次のよ
うに選定しておく。すなわち、底板部材上に側壁部材5
を載せる場合、ストッパ条片23が同時に付加的に側壁
部材5の横方向への止め部材として役立つ。平らな底面
4からストッパ条片23が突出しているため、扉10を
折りたたむさいには側壁部材5を持上げることは既に述
べたが、必要とあれば、この持上げを不要にすることが
できる。
【0082】そのためには、たとえばヒンジ12及び又
は34(図11)を次のように構成すればよい。すなわ
ち、底板部材1に対する各扉10及び又は所属ヒンジ部
材11の上方への可動度をヒンジにより制限できるよう
にして、ストッパ条片23を越して旋回できる程度だけ
扉10を持上げることができるようにするのである。
は34(図11)を次のように構成すればよい。すなわ
ち、底板部材1に対する各扉10及び又は所属ヒンジ部
材11の上方への可動度をヒンジにより制限できるよう
にして、ストッパ条片23を越して旋回できる程度だけ
扉10を持上げることができるようにするのである。
【0083】図19に示したのが、そのように構成した
実施例である:扉10が取付けられているヒンジ部材1
1のヒンジ12は、それぞれ扉10と結合された第1の
ヒンジ部分64を有し、このヒンジ部分64がヒンジピ
ン65の上に旋回可能に支承されている。ヒンジピン6
5は他方のヒンジ部分66内へ圧入されており、ヒンジ
部分66はヒンジ部材11と結合されている。扉10
は、ヒンジ部分64と一緒にヒンジピン65に沿って寸
法xだけ上方へ移動可能である。この寸法xは、たとえ
ば小さなアングル部材66の形状に構成されたストッパ
によって規定されている。アングル部材66は、ヒンジ
12上方のヒンジ部材11に固定しておく。
実施例である:扉10が取付けられているヒンジ部材1
1のヒンジ12は、それぞれ扉10と結合された第1の
ヒンジ部分64を有し、このヒンジ部分64がヒンジピ
ン65の上に旋回可能に支承されている。ヒンジピン6
5は他方のヒンジ部分66内へ圧入されており、ヒンジ
部分66はヒンジ部材11と結合されている。扉10
は、ヒンジ部分64と一緒にヒンジピン65に沿って寸
法xだけ上方へ移動可能である。この寸法xは、たとえ
ば小さなアングル部材66の形状に構成されたストッパ
によって規定されている。アングル部材66は、ヒンジ
12上方のヒンジ部材11に固定しておく。
【0084】扉10の最大移動距離に相当する寸法x
は、ストッパ条片23の高さより大である。
は、ストッパ条片23の高さより大である。
【0085】底板部材1、天板部材6、側壁部材5は、
以上の各実施例の場合、扉10も含めてプラスチック材
料によりそれぞれが一体に形成されている。このプラス
チック材料は繊維により補強も可能である。各部材は、
また、既述のように、滑らかな壁部に構成されている
が、場合によっては内側に補強リブと補強部分を有する
ように構成してもよい。各部材内部へは、フレーム、条
片、その他の形状の補強材を埋込むこともできる。その
場合、特に底部グループ内のその種の支持フレーム部分
及び補強材には、有利にはアルミニウム等の金属も使用
してよい。その場合の構成は、次のように行なう。すな
わち、成形部材17と一緒に力を吸収するフレーム構造
物が得られるようにし、このフレーム構造物により、そ
の間に位置する壁部又は壁面パネルが、それぞれ実質的
に遮蔽の機能しかもたないようにするのである。
以上の各実施例の場合、扉10も含めてプラスチック材
料によりそれぞれが一体に形成されている。このプラス
チック材料は繊維により補強も可能である。各部材は、
また、既述のように、滑らかな壁部に構成されている
が、場合によっては内側に補強リブと補強部分を有する
ように構成してもよい。各部材内部へは、フレーム、条
片、その他の形状の補強材を埋込むこともできる。その
場合、特に底部グループ内のその種の支持フレーム部分
及び補強材には、有利にはアルミニウム等の金属も使用
してよい。その場合の構成は、次のように行なう。すな
わち、成形部材17と一緒に力を吸収するフレーム構造
物が得られるようにし、このフレーム構造物により、そ
の間に位置する壁部又は壁面パネルが、それぞれ実質的
に遮蔽の機能しかもたないようにするのである。
【0086】材料の選択には制限をおかない。特に金属
構造物も考えられる。簡単な構造なので、部材1,5,
6の内側又は外側に断熱材又は断冷材を被覆することも
でき、また、コンテナ内部に、たとえばヤーンリールそ
の他用の特別な受容設備を設けておくこともできる。
構造物も考えられる。簡単な構造なので、部材1,5,
6の内側又は外側に断熱材又は断冷材を被覆することも
でき、また、コンテナ内部に、たとえばヤーンリールそ
の他用の特別な受容設備を設けておくこともできる。
【0087】コンテナの外法は有利には、長さ×幅×高
さ=120×115×118cmである。このため、規
格の大型コンテナに特にスペースを節約して収納するこ
とができる。
さ=120×115×118cmである。このため、規
格の大型コンテナに特にスペースを節約して収納するこ
とができる。
【0088】終りに、なお言及しておきたい点は、底板
部材1と天板部材6との4隅に設けられた差込み結合部
は、言うまでもなく別形式にすることもできるという点
である。たとえば、底板部材1に突出する差込みピン1
9を設けて、これが成形部材17又は側壁部材5の、相
応の受容穴20に差込まれるようにすることもできる。
底板部材自体、必要とあればトラフ状の底面4を有する
ようにして、極めて様々な用途や多種多様な貨物に適応
できるようにすることもできる。
部材1と天板部材6との4隅に設けられた差込み結合部
は、言うまでもなく別形式にすることもできるという点
である。たとえば、底板部材1に突出する差込みピン1
9を設けて、これが成形部材17又は側壁部材5の、相
応の受容穴20に差込まれるようにすることもできる。
底板部材自体、必要とあればトラフ状の底面4を有する
ようにして、極めて様々な用途や多種多様な貨物に適応
できるようにすることもできる。
【0089】天板部材6及び又は底板部材1、更に側壁
部材5は、必要とあれば防弾措置を施すこともできるの
で、コンテナは軍用に供することもできる。
部材5は、必要とあれば防弾措置を施すこともできるの
で、コンテナは軍用に供することもできる。
【図1】本発明による貨物容器、すなわち小型コンテナ
を、閉じた状態で示した略示斜視図である。
を、閉じた状態で示した略示斜視図である。
【図2】図1のコンテナの扉を開いた状態で示し、その
上に等しい形式の、扉を閉じた状態のコンテナを重ねた
ところを示した斜視図である。
上に等しい形式の、扉を閉じた状態のコンテナを重ねた
ところを示した斜視図である。
【図3】図1に示したコンテナの天板部材を取外して示
した斜視図である。
した斜視図である。
【図4】天板部材を取去り、扉を折りたたんだ状態で示
した図1のコンテナの斜視図である。
した図1のコンテナの斜視図である。
【図5】図4のコンテナの側壁部材を倒して示した斜視
図である。
図である。
【図6】図1のコンテナの底板部材に両側壁部材を載せ
た状態を示した斜視図である。
た状態を示した斜視図である。
【図7】図1のコンテナを折りたたんで、空荷運送の状
態で示した斜視図である。
態で示した斜視図である。
【図8】図1のコンテナの底板部材の一部を拡大して示
した側面図である。
した側面図である。
【図9】図8のコンテナの側壁部材を底板部材から引き
抜いたところを示した別の部分側面図である。
抜いたところを示した別の部分側面図である。
【図10】図8のコンテナを折りたたんで空荷運送の状
態にして示した、図7同様の部分側面図である。
態にして示した、図7同様の部分側面図である。
【図11】図8のXI−XI線に沿った部分断面図で、
扉を閉じた位置で示した図である。
扉を閉じた位置で示した図である。
【図12】図11同様の部分断面図で、扉を全開にした
状態で示した図である。
状態で示した図である。
【図13】図11同様の部分断面図で、扉を折りたたん
だ状態で示した図である。
だ状態で示した図である。
【図14】図1に示した実施例の変化形の天板部材から
側壁部材への接続区域を示した部分断面図である。
側壁部材への接続区域を示した部分断面図である。
【図15】図14に示した変化形の側壁部材から底板部
材への接続区域を示した部分断面図である。
材への接続区域を示した部分断面図である。
【図16】本発明による貨物容器、すなわち小型コンテ
ナの別の実施例の略示斜視図である。
ナの別の実施例の略示斜視図である。
【図17】図16のXVII−XVII線に沿った部分
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図18】図16のXVIII−XVIII線に沿った
部分拡大断面図である。
部分拡大断面図である。
【図19】図1のコンテナのヒンジ部分の変化形を拡大
して示した部分側面図である。
して示した部分側面図である。
1 底板部材、 2 台足、 3 中間スペース、 4
底面、 5 側壁部材、 6 天板部材、 7 頂
面、 10 扉、 11 ヒンジ部材、 12ヒンジ、
14 天板側壁、 15 差込み部、 16 受容
穴、 17 成形部材、 18 壁面パネル、 19
差込み部、 20 差込み穴、 23 ストッパ条片、
25 固定ピン、 29 目板、 30 固定ねじ、
34 ヒンジ、 35,36 ヒンジ軸、 37 み
ぞ、 38 シール条片、 39シール面、 45,4
7 みぞ、 46,48 キー、 50 入口開口、
51,62 スライダ、 52 案内みぞ、 58 ス
トッパ面、 60 間隙、61 案内みぞ、 63 補
集みぞ、 64 一方のヒンジ部分、 65 ヒンジピ
ン、 66 他方のヒンジ部分
底面、 5 側壁部材、 6 天板部材、 7 頂
面、 10 扉、 11 ヒンジ部材、 12ヒンジ、
14 天板側壁、 15 差込み部、 16 受容
穴、 17 成形部材、 18 壁面パネル、 19
差込み部、 20 差込み穴、 23 ストッパ条片、
25 固定ピン、 29 目板、 30 固定ねじ、
34 ヒンジ、 35,36 ヒンジ軸、 37 み
ぞ、 38 シール条片、 39シール面、 45,4
7 みぞ、 46,48 キー、 50 入口開口、
51,62 スライダ、 52 案内みぞ、 58 ス
トッパ面、 60 間隙、61 案内みぞ、 63 補
集みぞ、 64 一方のヒンジ部分、 65 ヒンジピ
ン、 66 他方のヒンジ部分
Claims (34)
- 【請求項1】 折りたたみ式貨物容器もしくはコンテナ
であって、底板部材と、側壁部材と、天板部材とを有
し、これらの部材が、組立てられた状態では互いに不動
に結合された状態となり、加えて、少なくとも1個の、
選択的に開閉可能の閉鎖部材が備えられており、さら
に、底板部材と天板部材の角隅区域には、これら部材を
側壁部材と結合するための解離可能の差込み結合手段が
設けられている形式のものにおいて、 差込み結合手段(15,16;19,10)が、空荷の
コンテナの折りたたまれた状態で、間に側壁部材(5)
を挾み込んで天板部材(6)と底板部材(1)とを結合
するために備えられ、かつまた、この空荷状態で、少な
くとも1個の扉部分(10;51)が、前記諸部材のう
ちの1個に広幅側を接して収納されることを特徴とす
る、折りたたみ式の貨物容器又はコンテナ。 - 【請求項2】 差込み結合手段が、互いに結合される部
材(1,5,6)の一方に設けられた差込み部(15,
19)と、それぞれ他方の部材に設けられた差込み部の
受容穴(16,20)を有することを特徴とする、請求
項1に記載の貨物容器又はコンテナ。 - 【請求項3】 側壁部材(5)が、それぞれ2つの互い
に向い合った側に、柱状の、平行な成形部材(17)を
有しており、これらの成形部材に、場合により差込み結
合手段の部材が配置されていることを特徴とする、請求
項1又は2に記載の貨物容器又はコンテナ。 - 【請求項4】 成形部材(17)が、各側壁部材(5)
に壁面から突出して設けられていることを特徴とする、
請求項3に記載の貨物容器又はコンテナ。 - 【請求項5】 成形部材(17)が、側壁部材(5)の
内側に突出して設けられていることを特徴とする、請求
項4に記載の貨物容器又はコンテナ。 - 【請求項6】 成形部材(17)が、中空成形部又は管
として構成されていることを特徴とする、請求項3から
5までのいずれか1項に記載の貨物容器又はコンテナ。 - 【請求項7】 閉鎖部材として少なくとも1個の扉(1
0)を有しており、この扉(10)が、一方の側壁部材
(5)、もしくはこの側壁部材と結合された部分(1
1)のところにヒンジ軸を中心として旋回可能に支承さ
れ、運送状態では側壁部材(5)に平らにたたみ込める
ように構成されていることを特徴とする、請求項1から
6までのいずれか1項に記載の貨物容器又はコンテナ。 - 【請求項8】 扉が、双方の突出した成形部材(17)
により制限された凹区域内へはめ込まれる具合にたたみ
込み可能に構成されていることを特徴とする、請求項4
又は7に記載の貨物容器又はコンテナ。 - 【請求項9】 ヒンジ部材(11)が、成形部材(1
7)又は側壁部材(5)と結合され、それぞれ2個の平
行なヒンジ軸(35,36)を有しており、これらの軸
のうち、一方の軸は、ヒンジ部材(11)が側壁部材
(5)に対して旋回できるように配置され、他方の軸
(36)は扉(10)に配属されていることを特徴とす
る、請求項7又は8に記載の貨物容器又はコンテナ。 - 【請求項10】 ヒンジ部材(11)を、少なくとも1
つの位置に掛止可能であることを特徴とする、請求項9
記載の貨物容器又はコンテナ。 - 【請求項11】 ヒンジ部材(11)が、側壁(5)又
はその成形部材(17)に取外し可能に取付けられてい
ることを特徴とする、請求項9又は10に記載の貨物容
器又はコンテナ。 - 【請求項12】 ヒンジ部材(11)と、成形部材(1
7)又は側壁部材(5)との間にシール手段(390)
が配置されていることを特徴とする、請求項8から11
までのいずれか1項に記載の貨物容器又はコンテナ。 - 【請求項13】 扉(10)と、ヒンジ部材(11)及
び又は底板部材との間、あるいはまた扉(10)と天板
部材との間にシール手段が配置されていることを特徴と
する、請求項8から12までのいずれか1項に記載の貨
物容器又はコンテナ。 - 【請求項14】 底板部材及び又は天板部材(1;6)
のところに閉鎖部材(10;51)用のストッパ手段
(23;52,53)が設けられていることを特徴とす
る、請求項1から13までのいずれか1項に記載の貨物
容器又はコンテナ。 - 【請求項15】 前記ストッパ手段が、少なくとも底板
部材のところに隆起したストッパ条片(23)を有する
ことを特徴とする、請求項7又は14に記載の貨物容器
又はコンテナ。 - 【請求項16】 前記ストッパ条片(23)が、底板部
材縁区域上に方形に閉じられた形状に設けられており、
かつまた側壁部材(5)に重なるように折りたたまれた
閉鎖部材が、この位置にストッパ手段(23)により固
定可能であることを特徴とする、請求項15に記載の貨
物容器又はコンテナ。 - 【請求項17】 ヒンジ部材(11)が、ストッパ手段
(23)によりヒンジ部材の各位値にロック可能である
ことを特徴とする、請求項10から16までのいずれか
1項に記載の貨物容器又はコンテナ。 - 【請求項18】 ストッパ手段(23)により制限され
た、底板部材(1)のスペースが、外方へ通じる排水設
備(44)を有することを特徴とする、請求項14から
17までのいずれか1項に記載の貨物容器又はコンテ
ナ。 - 【請求項19】 少なくとも一方の閉鎖部材が、側壁部
材(5)の高さと異なる高さを有しており、更に、底板
部材及び又は天板部材(1;6)が、側壁部材(5)又
は閉鎖部材(10;51)の区域に、突出した、もしく
は引込んだ側壁部を有し、これらの側壁部が、コンテナ
を組立てた状態では、側壁部材(5)ないし少なくとも
一方の閉鎖部材(10)に接続されることを特徴とす
る、請求項1から18までのいずれか1項に記載の貨物
容器又はコンテナ。 - 【請求項20】 側壁部材(5)が、底板部材又は天板
部材(1,6)と、連結手段(29;34)を介して紛
失不能に結合されており、これら連結手段は、側壁部材
(5)が組立て位置から折りたたまれた空荷運送位置へ
移ることができるように構成されていることを特徴とす
る、請求項1から19までのいずれか1項に記載の貨物
容器又はコンテナ。 - 【請求項21】 前記連結手段が、側壁部材(5)の端
側区域に配置された接目板状の連結部材(29)を有し
ており、この連結部材が、底板部材又は天板部材(1,
6)と各側壁部材(5)のところに旋回可能に支承さ
れ、かつまたこれらの部材のうちの少なくとも1つの部
材のところに、限定的な縦移動ができるように支承され
ていることを特徴とする、請求項20に記載の貨物容器
又はコンテナ。 - 【請求項22】 前記連結手段(29)が、引込められ
た位置に配置されていることを特徴とする、請求項20
又は21に記載の貨物容器又はコンテナ。 - 【請求項23】 前記連結手段が、底板部材又は天板部
材(1,6)と結合された少なくとも1つの、有利には
弾性的なベルト状部材(34)を有し、この部材(3
4)に各側壁部材(5)が付加連結されていることを特
徴とする、請求項20記載の貨物容器又はコンテナ。 - 【請求項24】 底板部材及び又は天板部材(1,6)
と、側壁部材(5)との間にシール手段が配置されてい
ることを特徴とする、請求項1から23までのいずれか
1項に記載の貨物容器又はコンテナ。 - 【請求項25】 底板部材及び又は天板部材(1,6)
と、側壁部材(5)との間に、それぞれ形状接続式に互
いに掛止された連結部材(45,46;47;48)が
配置されていることを特徴とする、請求項1から24ま
でのいずれか1項に記載の貨物容器又はコンテナ。 - 【請求項26】 底板部材(1)が、少なくとも角隅区
域に台足(2)を有することを特徴とする、請求項1か
ら25までのいずれか1項に記載の貨物容器又はコンテ
ナ。 - 【請求項27】 天板部材(6)が、少なくとも角隅区
域に、積み重ねられる第2のコンテナの台足(2)用の
案内手段(8)を有することを特徴とする、請求項26
に記載の貨物容器又はコンテナ。 - 【請求項28】 天板部材(6)、底板部材(1)、側
壁部材(5)の少なくとも片方のいずれもが、又はいず
れかが、側方バンパ(33)を有することを特徴とす
る、請求項1から27までのいずれか1項に記載の貨物
容器又はコンテナ。 - 【請求項29】 少なくとも一方の閉鎖部材がスライダ
(51)として構成され、このスライダが、側壁部材
(5)、底板部材(1)、天板部材(6)のすべての、
又はいずれかの案内手段(52)内、又はこれら部材と
結合された部分(17)の案内手段(52)内を移動可
能に案内されていることを特徴とする、請求項1から2
8までのいずれか1項に記載の貨物容器又はコンテナ。 - 【請求項30】 天板部材及び又は底板部材(6a,
1)が、フレームとして構成されていることを特徴とす
る、請求項1から29までのいずれか1項に記載の貨物
容器又はコンテナ。 - 【請求項31】 側壁部材(5)、底板部材(1)、天
板部材(6)のいずれか、又はすべてが、少なくとも実
質的にプラスチック製であることを特徴とする、請求項
1から30までのいずれか1項に記載の貨物容器又はコ
ンテナ。 - 【請求項32】 組立てられた状態では、実質的に次の
寸法、すなわち長さ×幅×高さ=120×115×11
8cmの寸法を有することを特徴とする、請求項1から
31までのいずれか1項に記載の貨物容器又はコンテ
ナ。 - 【請求項33】 閉鎖部材(10,51)が、閉鎖手段
(26)を備えていることを特徴とする、請求項1から
32までのいずれか1項に記載の貨物容器又はコンテ
ナ。 - 【請求項34】 天板部材(6)及び又は底板部材
(1)と、側壁部材(5)とが防弾式に構成されている
ことを特徴とする、請求項1から33までのいずれか1
項に記載の貨物容器又はコンテナ。
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