JPH05229101A - インキ装置 - Google Patents

インキ装置

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Publication number
JPH05229101A
JPH05229101A JP4033523A JP3352392A JPH05229101A JP H05229101 A JPH05229101 A JP H05229101A JP 4033523 A JP4033523 A JP 4033523A JP 3352392 A JP3352392 A JP 3352392A JP H05229101 A JPH05229101 A JP H05229101A
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JP
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ink
roller
inking
doctor
rollers
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JP4033523A
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Manabu Fukuda
学 福田
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Individual
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Priority to EP92304829A priority patent/EP0557635A1/en
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/02Ducts, containers, supply or metering devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/20Ink-removing or collecting devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/16Continuous, e.g. endless, band apparatus

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明はインキ着けローラに印刷インキが濃
度むらとなって残留するのを未然にしかも有効的に防止
し、印刷むらやインキ汚れを発生させるのを防止し、練
って均されたきめ細かな印刷インキをインキ着けローラ
に印刷むらなく綺麗に盛ることができるインキ装置を提
供することにある。 【構成】この発明に係るインキ装置は、インキ出しロー
ラ13によりインキつぼ11から導出された印刷インキ
をインキローラ列14を介してインキ着けローラ35,
37に移し、上記インキ着けローラ35,37から版の
画線部に印刷インキを着けるインキ装置において、上記
インキローラ列14は複数列32,33設けられ、各イ
ンキローラ列32,33からのインキ着けローラ35,
37にドクタ装置25を設け、このドクタ装置25で残
留インキを掻き取りつつ均し、ローラ面をクリーニング
する一方、前記インキローラ列32,33の最終段側イ
ンキローラ34,36をインキ着けローラ35,37に
ドクタ装置25よりローラ回転方向側で外接させたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は印刷物を作る印刷機械
に用いられるインキ装置に係り、特に印刷インキを版に
供給するインキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷機械に用いられるインキ装置(Inki
ng Arrangement)は、インキつぼに貯められた印刷イン
クをインキ出しローラからインキローラ列を介してイン
キ着けローラに移し、このインキ着けローラから版胴等
の版に印刷インキを練って供給するようになっている。
【0003】従来のインキ装置は、図3に示すように構
成され、インキつぼ1に貯められた印刷インキをインキ
出しローラ2により取り出し、多数のインキローラを組
み合せたインキローラ列3に案内している。インキロー
ラ列3は、取り出された印刷インキを適量移送させるイ
ンキ移しローラ4と、印刷インキの濃度変化を最小限に
保ち、この流動性を確保する練りローラ5と、一定の幅
で軸方向に往復ストロークして印刷インキをむらなく均
一に配分する往復ローラ6と、印刷インキを最後に版胴
7等の版の画線部に転着させるインキ着けローラ8とを
組み合せたもので、インキローラ列3は、印刷インキの
練りや転移性を考えて、金ローラとゴムローラとが交互
に配置され、印刷インキの濃度を一定にするための重要
な役割を果している。
【0004】枚葉紙印刷機や巻取紙印刷機等の印刷機械
では、版胴などの版を組み込んだインキ装置をセット
し、このインキ装置にて印刷インキを練って版胴に着
け、インキが着けられた版胴に印刷用紙を送って、この
紙に印圧を加え、印刷するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のインキ装置で
は、インキ移しローラ4からインキ着けローラ8に至る
まで数多くのインキローラを組み合せ、このインキロー
ラ列3にて印刷インキを練ってならし、版胴7に付着さ
せる印刷インキの濃度が一定になるようにしている。
【0006】しかし、従来のインキ装置では、印刷イン
キはインキローラ列3を下段側に次々に転着していく
が、一度の転着で下段側のインキローラにインキを完全
に移すことは困難であり、下段側インキローラに移され
なかった印刷インキはインキローラのローラ面にそのま
ま残されることがある。特に、版胴7に印刷インキを着
けるインキ着けローラに残留インキが残ると、この残留
インキが版胴7に印刷インキの濃度むらとなって表わ
れ、印刷むらやインキ汚れが発生するおそれがあった。
【0007】この発明は上述した事情を考慮してなされ
たもので、インキ着けローラに印刷インキが濃度むらと
なって残留するのを未然にしかも有効的に防止し、印刷
むらやインキ汚れを発生させるのを防止したインキ装置
を提供することを目的とする。
【0008】この発明の他の目的は、練って均されたき
め細かな印刷インキをインキ着けローラに印刷むらなく
綺麗に盛ることができ、高級美術印刷等の高級な印刷に
適したインキ装置を提供するにある。
【0009】この発明のさらに他の目的は、ドクタ装置
の取扱いを容易に行ない得るようにしてインキの色替え
やインキ洗浄をスムーズにかつ簡単に行ない得るように
したインキ装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るインキ装
置は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載
したように、インキ出しローラによりインキつぼから導
出された印刷インキをインキローラ列を介してインキ着
けローラに移し、上記インキ着けローラから版の画線部
に印刷インキを着けるインキ装置において、上記インキ
ローラ列は複数列設けられ、各インキローラ列からのイ
ンキ着けローラにドクタ装置を設け、このドクタ装置で
残留インキを掻き取りつつ均し、ローラ面をクリーニン
グする一方、前記インキローラ列の最終段側インキロー
ラをインキ着けローラにドクタ装置よりローラ回転方向
側で外接させたものである。
【0011】また、上述した課題を解決するために、こ
の発明のインキ装置は請求項2に記載したように、イン
キ着けローラはインキローラ列の最終段側インキローラ
に外接される駆動ゴムローラであり、ドクタ装置は、イ
ンキ着けローラの頂部よりローラ回転方向側に鋭角に外
接するドクタブレードと、このドクタブレードよりロー
ラ反回転方向側に対向して設けられたインキ逆流止めブ
レードとを備え、上記ドクタブレードとインキ逆流止め
ブレードとの間にインキ溜りを形成したり、また請求項
3に記載したように、複数列のインキローラ列の少なく
とも1つは、ドクタ装置が各インキローラ列で囲まれる
一方、このドクタ装置を備えたインキローラ列は、所要
の支軸廻りに回動自在に支持され、前記ドクタ装置を解
放自在としたものである。
【0012】
【作用】このインキ装置は、複数のインキローラ列を備
え、版胴等の版に印刷インキを着ける各インキローラ列
からのインキ着けローラにドクタ装置を設け、このドク
タ装置で残留インキを掻き取りつつ均し、ローラ面を均
しかつクリーニングさせたので、インキ着けローラのロ
ーラ面に濃度むらが発生するのを未然に防止でき、残留
インキの濃度むらによる悪影響を防止し、印刷むらや汚
れのない綺麗な印刷を施すことができる。
【0013】また、このドクタ装置は、インキ着けロー
ラのローラ頂部よりローラ回転方向側で鋭角に外接する
ドクタブレードを備え、このドクタブレードでインキ着
けローラのローラ面に付着した印刷インキを掻き取りつ
つ均すので、インキ着けローラはドクタ装置のローラ回
転方向側でインキの濃度むらの発生を効果的に防止でき
る。
【0014】さらに、このインキ装置では、各インキロ
ーラ列で囲まれたドクタ装置を備えたインキローラ列
は、所要の軸廻りに回動自在に支持されてドクタ装置を
解放自在としたので、インキの色替えやインキ洗浄作業
時に、インキローラ列を回動させてドクタ装置を解放さ
せ、ドクタ装置をインキ着けローラから緩めたり、取り
外すことが容易にでき、インキの色替えやインキ洗浄作
業を簡単かつスムーズに行なうことができる。また、こ
れらの作業の際にインキ着けローラのローラ面の損傷や
破損を有効的に防止できる。
【0015】
【実施例】以下、この発明に係るインキ装置の一実施例
について添付図面を参照して説明する。
【0016】このインキ装置10は、枚葉紙印刷機や巻
取紙印刷機等の印刷機械に用いられる。インキ装置10
は図1に示すように構成され、インキつぼ11に貯溜さ
れた印刷インキを練って版胴12等の版に転着させるも
のである。
【0017】インキつぼ11に貯溜された印刷インキは
インキ出しローラ13により取り出され、多数のインキ
ローラを組み合せたインキ練りローラとしてのインキロ
ーラ列14に案内される。このインキローラ列14は印
刷インキのタック値(粘着力)を考慮し、さらにインキ
の練りや転移性を考慮して基本的にはゴムローラと金属
製金ローラとが交互に配置される。
【0018】ゴムローラは鉄芯(コア)に合成ゴムや天
然ゴム等を被覆したものであり、合成ゴムには主として
ネオプレン、チオコールや耐油性に優れたニトリルゴム
等が用いられる。
【0019】前記インキローラ列14は、インキ出しロ
ーラ13から取り出された印刷インキを適量移送するゴ
ムローラ製のインキ移しローラ15と、このインキ移し
ローラ15からの印刷インキを練り、インキの流動性を
保つ練りローラ16,17と、印刷インキをローラの軸
方向に所要幅だけ往復移動させてならす往復ローラ18
と、印刷インキを版としての版胴12に移すゴムローラ
製のインキ着けローラ35,37とを有する。練りロー
ラ16,17には金属製の金ローラ16と中間ゴムロー
ラ17とがある。ゴムローラの硬度は、例えば転動ゴム
ローラである練りゴムローラ17で30度〜40度程
度、駆動ゴムローラであるインキ着けローラ35,37
で25度〜30度である。
【0020】また、往復ローラ18は印刷インキをロー
ラ軸方向にならす駆動式金ローラであり、この金ローラ
は一定のストロークで軸方向に往復動せしめられる。
【0021】このインキ装置10のインキローラ列14
は途中から複数系統例えば均し側インキローラ列32と
仕上げ側インキローラ列33との2系統にセパレートさ
れる。均し側インキローラ列32は最終段側インキロー
ラ34であるゴムローラを均しインキ着けローラ35に
外接させる一方、仕上げ側インキローラ列33は最終段
側インキローラ36であるゴムローラを仕上げインキ着
けローラ37に外接させ、各インキローラ列32,33
で練られたインキが均しインキ着けローラ35および仕
上げインキ着けローラ37から版胴12に転着させるよ
うにしたものである。
【0022】仕上げインキ着けローラ37と均しインキ
着けローラ35は共に駆動ゴムローラで形成され、各イ
ンキ着けローラ37,35のスムーズな回転を保証する
と共に、版胴12にその回転方向に離間して外接してい
る。
【0023】また、インキ着けローラ35,37には、
インキ転着後(あるいは転着前)のローラ面を滑らかに
し、濃度むらやローラ面の乾きを防止するためローラ2
1を設けるとよい。このローラ21はインキをならすた
めの往復ローラであってもよい。
【0024】また、均しインキ着けローラ35および仕
上げインキ着けローラ37には、ドクタ装置25がそれ
ぞれ設けられる。このドクタ装置25はインキ着けロー
ラ35,37のローラ面に付着した印刷インキを掻き取
り、ローラ幅方向に均すために設けられる。
【0025】ドクタ装置25はインキ着けローラ35,
37のローラ頂部からローラ回転方向側で角度θの鋭角
に自由端側が外接するドクタブレード26を有し、この
ドクタブレード26で、版胴12に転着後の残された印
刷インキを掻き取り、幅方向に均すようになっている。
ドクタブレード26はゴム製、プラスチック製、セラミ
ック製あるいは金属製からなり、片持梁状ブレードの先
端部をインキ着けローラ35,37のローラ面に押圧接
触させている。インキ着けローラ35,37は、ドクタ
ブレード26が押圧接触しても、スムーズに駆動される
ように駆動式ゴムローラとなっている。
【0026】ドクタ装置25のドクタブレード26で掻
き取られたインキはドクタブレード26とインキ逆流止
めブレード27との間のインキ溜り28に貯溜される。
インキ逆流止めブレード27は例えばインキ着けローラ
35,37の頂部にドクタブレード26に対向してこの
ドクタブレード26よりローラ反回転方向側にローラ面
から所定の微小間隙をおいて設けられる。インキ溜り2
8に溜えられた残留インキはインキ着けローラ35,3
7の回転により練られてきめ細かにされる一方、図示し
ない回収タンクあるいはインキつぼ11に回収されて再
利用に供される。
【0027】ところで、ドクタ装置25のドクタブレー
ド26で印刷インキを掻き取るとき、摩擦による発熱作
用のために、インキにだれが生じるおそれがある。この
インキだれを防止するため、インキ着けローラ35,3
7は水冷却あるいはオイル冷却の冷却装置(図示せず)
によりローラ面が冷却され、一定温度に保たれる。冷却
装置はインキ着ローラ35,37内に冷却オイルあるい
は冷却水を循環させることにより構成される。
【0028】一方、仕上げインキ着けローラ37には、
ドクタ装置25のローラ回転方向側に回収インキローラ
列40の回収インキローラ41が回動自在に外接してい
る。この回収インキローラ41は、往復駆動する金ロー
ラで形成され、この回収インキローラ41にて回収され
たインキは、回収インキローラ列40を通って供給側イ
ンキローラ列31のインキ移しローラ15あるいはイン
キローラ列の途中段インキゴムローラに回収されるよう
になっている。
【0029】回収インキローラ列40は回収インキロー
ラ41および回収練りローラ16,17を組み合せて構
成される。このうち練りローラ16は駆動式金ローラで
あり、練りローラ17は転動式ゴムローラである。回収
インキローラ41で回収されたインキは回収インキロー
ラ列40を通って回収され、供給側インキローラ14に
再び供給されるようになっている。
【0030】また、インキ装置10は均し側インキロー
ラ列32がフレーム枠44により、練りローラ17の支
軸あるいはインキ着けローラ35の支軸廻りに回動自在
に支持され、均し側インキローラ列32を回動させるこ
とにより、ドクタ装置25が解放されるようになってい
る。
【0031】このインキ装置10はインキの色替えやイ
ンキ洗浄作業を行なう必要があり、このインキの色替え
やインキ洗浄作業時には、ガソリンや石油等からなる洗
浄剤による拭き取りなどのために、作業員が手をドクタ
装置25内に挿入して、作業を進める必要がある。
【0032】均し側インキローラ列32の場合、ドクタ
装置25が各インキローラ列32,33で囲まれた狭い
空間内に位置するため、ドクタ装置25の取扱い作業が
困難なものとなっているが、均し側インキローラ列32
をフレーム枠44により一体的に回動自在とすること
で、ドクタ装置25が解放され、その取扱いが容易にな
る。
【0033】仕上げ側インキローラ列33側のドクタ装
置25はインキローラ列に囲まれた空間内に位置しない
ので、回動させる必要がなく、固定枠に固定される構造
となっている。
【0034】さらに、インキ着けローラ35,37に
は、補助インキ供給装置46を鎖線で示すように設けて
もよい。
【0035】次に、インキ装置10の作用を説明する。
【0036】インキつぼ11に貯溜された印刷インキは
金ローラ製のインキ出しローラ13により取り出され、
インキ移しローラ15からインキローラ列14を順々に
案内される。インキローラ列14では複数の練りローラ
16,17や往復ローラ18の共働作用により印刷イン
キが練られ、ならされてインキ濃度が一様化される。
【0037】この印刷インキはインキローラ列14を下
段側に順々に案内されて往復ローラ18からインキ着け
ローラ35,37に移され、このインキ着けローラ3
5,37から版胴12等の版に練って着けられる。版胴
12に着けられる印刷インキはインキローラ列14(3
2,33)により一様に練られ、きめ細かなインキ粒子
となり、かつインキむらのない状態で付着される。
【0038】版胴12に付着された印刷インキは、版胴
12の版面に送られる印刷用紙を図示しない圧力胴で印
圧を加えることにより、印刷用紙に転写され、印刷が施
される。
【0039】また、このインキ装置10はインキ着けロ
ーラ35,37のローラ頂部にドクタ装置25を設け、
このドクタ装置25のドクタブレード26で、版胴12
に転着後、インキ着けローラ35,37のローラ面に残
留したインキを掻き取りかつローラ幅方向に均し、残留
インキによる濃度むらが生じるのを防止している。
【0040】また、ドクタブレード26で掻き取られた
インキは、このドクタブレード26とインキ逆流止めブ
レード27との間のインキ溜り28に貯溜され、一部は
そのまま再使用される一方、残りは図示しない回収タン
ク等に回収され、再利用に供される。
【0041】一方、インキ溜り28に貯溜されたインキ
はインキの流動性によりインキ着けローラ35,37の
回転に伴って再度練られ、ドクタブレード26で均され
て、ローラ幅方向に一様化され、インキ濃度むらやイン
キ乾きのない状態のローラ面を形成できる。このインキ
着けローラ35,37のローラ面にインキローラ列14
で練られ、一様化されたインキがインキローラ列14の
最終段側インキローラ18から例えば30%程度転着さ
れるので、インキ着けローラ35,37は版胴12への
転着前のローラ面は均されて濃度むらのない一様かつ均
一濃度のインキが付着したローラ面となる。このため、
版胴12の版面により印刷される印刷用紙には、インキ
むらやインキ汚れのない綺麗な印刷を施すことができ
る。高級美術印刷等の高級な印刷に適したものとなる。
印刷速度は例えば40m/分あるいは60m/分程度で
ある。
【0042】また、このインキ装置10においては、版
胴12にインキを転着させた後、均しインキ着けローラ
35に残留したインキはドクタ装置25で掻き落されつ
つ均されて一様化された後、一様化された均しインキ着
けローラ35のローラ面に均しインキローラ列32で練
られたインキが最終段側インキゴムローラ34からスム
ーズに転着され、この転着されたインキは続いて版胴1
2に転着される。
【0043】また、このインキ装置30は均しインキ着
けローラ35より版胴12の回転方向側に仕上げインキ
着けローラ37が設けられている。仕上げインキ着けロ
ーラ37も版胴12にインキを転着させる一方、この仕
上げインキ着けローラ37に残留したインキは、ドクタ
装置25で掻き落され、かつ均されてさらに一様化され
る一方、回収インキローラ41にて回収される。
【0044】このように仕上げインキ着けローラ37の
ローラ面はドクタ装置25および回収インキローラ41
にてクリーニングされ、インキ濃度むらの解消が行なわ
れる。この濃度むらのない一様な仕上げインキ着けロー
ラ37のローラ面に仕上げインキローラ列33で練られ
たインキが最終段側インキローラ36から一様に転着さ
れるので、仕上げインキ着けローラ37のローラ面はイ
ンキむらやインキ汚れのない綺麗なローラ面となる。こ
の結果、版胴12に転着されるインキはインキ濃度むら
のない一様なものとなる。
【0045】図2は、本発明に係るインキ装置の他の実
施例を示すものである。
【0046】この実施例に示されたインキ装置10A
は、インキローラ列14の均し側インキローラ列32A
を、図1に示すものと異にしたもので、他の構成は異な
らないので同一符号を付して説明を省略する。
【0047】このインキ装置10Aは均し側インキロー
ラ列32Aにゴム等の可撓性のインキ転着ベルト50を
設け、このインキ転着ベルト50を両ローラ51,52
間に掛け渡したものである。両ローラ51,52はフレ
ーム枠54でローラ支軸AまたはB廻りに回動自在に支
持され、フレーム枠54を回動させることにより、ドク
タ装置25が解放され、インキの色替えやインキ洗浄作
業をスムーズに行ない得るようにしている。
【0048】また、均し側インキローラ列32Aにイン
キ転着ベルト50を採用することにより、インキローラ
の本数を少なくすることができ、インキローラ本数を減
らしても、インキを遠くまで運ぶことができるメリット
がある。その他は、一実施例で示したものと同様な効果
を奏する。
【0049】なお、この発明の実施例の説明において
は、インキローラ列は図1にはダブルインキローラ列を
備えた例を示したが、ダブルインキローラ列に限定され
ず種々のインキローラの組み合せが考えられる。
【0050】
【発明の効果】以上に述べたようにこの発明に係るイン
キ装置においては、複数列のインキローラ列を備え、版
胴等の版に印刷インキを付着させる各インキローラ列か
らのインキ着けローラにドクタ装置を設け、このドクタ
装置で版に転着後の残留インキを掻き取りつつ均し、練
りを加えた状態でローラ面を均して一様化させたので、
インキ着けローラのローラ面にインキの乾きや濃度むら
が発生するのを防止して、残留インキの濃度むらによる
悪影響を防止し、印刷むらや汚れのない綺麗な印刷を施
すことができる。
【0051】また、ドクタ装置はインキ着けローラのロ
ーラ頂部よりローラ回転方向側で鋭角に外接するドクタ
ブレードとこのドクタブレードに対向するインキ逆流止
めブレードとの間にインキ溜りを形成したので、インキ
着けローラのローラ面のインキの乾きを効果的に防止す
る一方、インキ着けローラは駆動式ゴムローラで安定的
かつスムーズに回転せしめられるので、インキの濃度む
らを有効的に防止できる。
【0052】さらに、複数列のインキローラ列で囲まれ
たドクタ装置を備えたインキローラ列は、所要の支軸廻
りに回動自在に支持されて、ドクタ装置を解放自在とし
たので、インキの色替えやインキ洗浄作業時には、イン
キローラ列を回動させてドクタ装置を解放させることが
できるので、これらの作業を簡単かつスムーズに効率よ
く行なうことができる。ドクタ装置の取扱いも容易にな
るので、インキ着けローラのローラ面の損傷や破損を有
効的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るインキ装置の一実施例を示す
図。
【図2】この発明に係るインキ装置の他の実施例を示す
図。
【図3】従来のインキ装置を示す図。
【符号の説明】
10,30 インキ装置 11 インキつぼ 12 版胴(版) 13 インキ出しローラ 14 インキローラ列 15 インキ移しローラ 16,17 練りローラ 18 往復ローラ 25 ドクタ装置 26 ドクタブレード 27 インキ逆流止めブレード 28 インキ溜り 32,32A 均し側インキローラ列 33 仕上げ側インキローラ列 34,36 最終段側インキローラゴム 35 均しインキ着けローラ 37 仕上げインキ着けローラ 40 回収インキ着けローラ列 41 回収インキローラ 44 フレーム枠 46 補助インキ供給装置 50 インキ転着ベルト 54 フレーム枠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキ出しローラによりインキつぼから
    導出された印刷インキをインキローラ列を介してインキ
    着けローラに移し、上記インキ着けローラから版の画線
    部に印刷インキを着けるインキ装置において、上記イン
    キローラ列は複数列設けられ、各インキローラ列からの
    インキ着けローラにドクタ装置を設け、このドクタ装置
    で残留インキを掻き取りつつ均し、ローラ面をクリーニ
    ングする一方、前記インキローラ列の最終段側インキロ
    ーラをインキ着けローラにドクタ装置よりローラ回転方
    向側で外接させたことを特徴とするインキ装置。
  2. 【請求項2】 インキ着けローラはインキローラ列の最
    終段側インキローラに外接される駆動ゴムローラであ
    り、ドクタ装置は、インキ着けローラの頂部よりローラ
    回転方向側に鋭角に外接するドクタブレードと、このド
    クタブレードよりローラ反回転方向側に対向して設けら
    れたインキ逆流止めブレードとを備え、上記ドクタブレ
    ードとインキ逆流止めブレードとの間にインキ溜りを形
    成した請求項1記載のインキ装置。
  3. 【請求項3】 複数列のインキローラ列の少なくとも1
    つは、ドクタ装置が各インキローラ列で囲まれる一方、
    このドクタ装置を備えたインキローラ列は、所要の支軸
    廻りに回動自在に支持され、前記ドクタ装置を解放自在
    とした請求項1記載のインキ装置。
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