JP5897853B2 - インキ膜厚分布の形成方法および装置 - Google Patents

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Description

この発明は、インキ供給装置におけるインキローラ群にインキ膜厚分布を形成するインキ膜厚分布の形成方法および装置に関するものである。
図20に輪転印刷機における各色の印刷ユニット内のインカー(インキ供給装置)の要部を示す。同図において、1はインキツボ、2はインキツボ1に蓄えられたインキ、3はインキツボローラ、4(4−1〜4−n)はインキツボローラ3の軸方向に複数並設して設けられたインキツボキー、5はインキ呼び出しローラ、6はインキローラ群、7は刷版、8は刷版7が装着された版胴であり、刷版7には絵柄が焼き付けられている。
このインキ供給装置は、インキツボキー4−1〜4−nの開度調整によってインキツボ1内のインキ2をインキツボローラ3に供給し、このインキツボローラ3に供給されたインキをインキ呼び出しローラ5の呼び出し動作によりインキローラ群6を介して刷版7へ供給する。なお、インキローラ群6のインキの流動経路の末端には、刷版7に接するインキ着ローラ6−1〜6−4が設けられている。
このインキ供給装置において、印刷ジョブの切り替えを行う場合、すなわち前の印刷ジョブの刷版7を交換して次の印刷ジョブの刷版7’とする場合、インキツボキー4−1〜4−nの開度やインキツボローラ3の回転量などを次の印刷ジョブの刷版7’の絵柄に応じた値に変更し、インキツボ1内のインキ2をインキローラ群6を介して交換された刷版7’へ供給する。この場合、本刷りの前に試刷りを行って、インキ供給量を調整し、満足すべき色調を得る。これにより、インキローラ群6には、所望のインキ膜厚分布(インキ膜厚さの勾配)が作られる。
しかしながら、従来のインキ供給装置では、刷版7を刷版7’に交換して次の印刷ジョブを行おうとした場合、前の印刷ジョブの刷版7に対するインキ膜厚分布がインキローラ群6に残っている。この場合、前の印刷ジョブの刷版7に対するインキ膜厚分布を次の印刷ジョブの刷版7’に対するインキ膜厚分布に徐々に変えて行かなければならず、満足すべき色調を得るまでにインキ供給量の調整と試刷りを過大に必要とし、「印刷前準備時間の増加」、「労働負荷の増大」、「印刷資材の浪費」、「生産効率の低下」、「コストアップ」等の問題が生じる。
このため、満足すべき色調を得るまでのインキ供給量の調整と試刷りの回数を少なくすることを目的として、特許文献1や特許文献2に示された「インキ膜厚の制御方法」が提案されている。
〔特許文献1(刷り減らし+プレインキング2)〕
特許文献1に示されたインキ膜厚の制御方法では、印刷ジョブの切り替えに際して、インキ呼び出しローラ5の呼び出し動作をオフとしたうえ、前の印刷ジョブの刷版7を装着したままの状態で本機を運転し、所定枚数の印刷(白紙印刷)を行い、これによってインキ供給装置内のインキを減らし(刷り減らし)、インキローラ群6に上流から下流になるにしたがって薄くなる印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布Ma(図21(a)参照)、すなわち刷版7の絵柄のない部分に対応するインキ膜厚分布Maを残す(インキリムービング)。
次に、インキツボキー4−1〜4−nの開度やインキツボローラ3の回転量などを次の印刷ジョブの刷版7’の絵柄に応じた値に設定したうえ、本機を運転し、インキ呼び出しローラ5を所定回数呼び出し動作させて、インキローラ群6に残されている印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布Maに次の印刷ジョブの刷版7’の絵柄に応じたインキ膜厚分布Mb(図21(b)参照)を重畳する(プレインキング2)。
〔特許文献2(壺返し+プレインキング1)〕
特許文献2に示されたインキ膜厚の制御方法では、印刷ジョブの切り替えに際して、インキツボキー4−1〜4−nの開き量をゼロに設定し、その状態でインキ呼び出しローラ5を所定回数呼び出し動作させて、インキローラ群6上のインキを全てインキツボ1内に戻す(壺返し)。これにより、インキローラ群6内の各ローラがインキを保有していない状態となる。
次に、インキツボキー4−1〜4−nの開度を所定開度(例えば、50%)としたうえ、またインキツボローラ3の回転量を所定量(例えば、50%)としたうえ、インキ呼び出しローラ5を所定回数呼び出し動作させて、印刷中に必要される最低限のインキ膜厚分布Ma(図21(a)参照)をインキローラ群6に形成する(プレインキング1の第1ステップ)。
そして、インキツボキー4−1〜4−nの開度やインキツボローラ3の回転量などを次の印刷ジョブの刷版7’の絵柄に応じた値に設定したうえ、本機を運転し、インキ呼び出しローラ5を所定回数呼び出し動作させて、インキローラ群6に形成されている印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布Maに次の印刷ジョブの刷版7’の絵柄に応じたインキ膜厚分布Mb(図21(b)参照)を重畳する(プレインキング1の第2ステップ)。
特開平10−16193号公報 特開平11−188844号公報 特開昭58−201008号公報 特開昭58−201010号公報
しかしながら、特許文献1に示されたインキ膜厚の制御方法(刷り減らし+プレインキング2)では、インキローラ群6上にインキ膜厚分布Maを残す際、白紙印刷を行うため、紙が無駄になるという問題があった。
また、特許文献2に示されたインキ膜厚の制御方法(壺返し+プレインキング1)では、インキローラ群6上の全てのインキをインキツボ1に戻し、ゼロから次の印刷ジョブの刷版7’の絵柄に応じたインキ膜厚分布を形成するため、時間がかかるという問題があった。また、この方法では、乳化したインキ(湿し水と練り合わされたインキ)をインキツボ1に戻すため、印刷障害が発生し、印刷資材が無駄になるという問題もあった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、印刷ジョブの切替時に、白紙印刷を行うことなく、また壺返しを行うことなく、短時間で、次のジョブの印刷に使用する刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布をインキローラ群に形成することが可能なインキ膜厚分布の形成方法および装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明に係るインキ膜厚分布の形成方法は、前の刷版を使用しての印刷ジョブの終了後、インキローラ群のインキの流動経路の末端に位置するインキ着ローラを脱とするとともに、インキ呼び出しローラの呼び出し動作を停止し、インキローラ群を複数のローラ小群に分割するローラ群分割ステップと、ローラ群分割ステップによって分割された複数のローラ小群のうちの一部のローラ小群内のインキを除去するインキ除去ステップとを備えることを特徴とする(請求項1)。
この発明によれば、前の刷版を使用しての印刷ジョブの終了後(前の印刷ジョブの終了後)、インキ着ローラが脱とされた状態で、またインキ呼び出しローラの呼び出し動作が停止された状態で、インキローラ群が複数のローラ小群に分割される。そして、この分割された複数のローラ小群のうちの一部のローラ小群内のインキが除去される。本発明では、インキローラ群を複数のローラ小群に分割するが、その数は2以上であればその数は幾つあってもよい。また、本発明では、分割された複数のローラ小群のうちの一部のローラ小群内のインキを除去するが、一部のローラ小群であればその数は複数であってもよい。
例えば、本発明において、2つのローラ小群に分割可能な構成とした場合、上流側のローラ小群と下流側のローラ小群とに分割される。そして、この分割されたローラ小群のうちの一部のローラ小群として、例えば上流側のローラ小群内のインキが除去される。この場合、上流側のローラ小群内のインキは、インキ呼び出しローラの呼び出し動作が停止されているので、壺返しすることはできない。また、上流側のローラ小群が下流側のローラ小群から切り離されているので、白紙印刷によって除去することもできない。そこで、本発明では、壺返しや白紙印刷ではなく、インキ洗浄装置を用いたり、ブレードで掻き取るなどして、上流側のローラ小群内のインキを除去するものとする。
本発明は、さらに、インキ除去ステップによって一部のローラ小群内のインキが除去された後、分割されている複数のローラ小群を連結して1つのインキローラ群に戻すローラ群連結ステップと、ローラ群連結ステップによって1つに戻されたインキローラ群を任意の回転回数駆動させるインキローラ群駆動ステップとを設けたことを特徴とする(請求項2)。
例えば、本発明において、2つのローラ小群に分割可能な構成とした場合、上流側のローラ小群内のインキを除去した後、このインキが除去された上流側のローラ小群と下流側のローラ小群とを連結して、1つのインキローラ群に戻す。この場合、インキ着ローラが脱とされているので、下流側のローラ小群内には、前の印刷ジョブの終了後のインキが残されている。ここで、1つに戻されたインキローラ群を任意の回転回数駆動させると、下流側のローラ小群内に残されているインキが上流側のローラ小群との間で均され、インキローラ群に薄くて平坦なインキ膜厚分布(基本インキ膜厚分布)が形成される。
本発明は、さらに、各インキツボキーの開き量を次のジョブの印刷で使用する刷版の絵柄に応じた値に設定する開量設定ステップと、インキローラ群駆動ステップによってインキローラ群が任意の回転回数駆動された後、当該インキローラ群を複数のローラ小群に再分割するローラ群再分割ステップと、ローラ群再分割ステップによってインキローラ群が複数のローラ小群に再分割された状態で、かつ開量設定ステップによって各インキツボキーの開き量が次のジョブの印刷で使用する刷版の絵柄に応じた値に設定された状態で、インキ呼び出しローラの呼び出し動作を所定回数行い、再分割された複数のローラ小群の上流側のローラ小群に予備呼び出し時のインキ膜厚分布を形成する予備呼出ステップとを設けたことを特徴とする(請求項3)。
例えば、本発明において、2つのローラ小群に分割可能な構成とした場合、上流側のローラ小群と下流側のローラ小群とに再分割し、また各インキツボキーの開き量を次のジョブの印刷で使用する刷版の絵柄に応じた値に設定し、再分割された上流側のローラ小群に予備呼び出し時のインキ膜厚分布を形成する。これにより、下流側のローラ小群には基本インキ膜厚分布が形成された状態とされ、上流側のローラ小群には予備呼び出し時のインキ膜厚分布が形成された状態となる。
本発明は、さらに、予備呼出ステップによって上流側のローラ小群に予備呼び出し時のインキ膜厚分布が形成された後、再分割された複数のローラ小群を再連結して1つのインキローラ群に戻すローラ群再連結ステップと、ローラ群再連結ステップによって再分割されたローラ小群が1つのインキローラ群に戻された状態で、インキ着ローラを着として、次の刷版を使用しての印刷ジョブを開始する印刷開始ステップとを設けたことを特徴とする(請求項4)。
例えば、本発明において、2つのローラ小群に分割可能な構成とした場合、上流側のローラ小群に予備呼び出し時のインキ膜厚分布を形成した後、この予備呼び出し時のインキ膜厚分布が形成された上流側のローラ小群と基本インキ膜厚分布が形成されている下流側のローラ小群とを再連結して、1つのインキローラ群に戻す。そして、この1つのインキローラ群に戻した状態で、インキ着ローラを着として、次の刷版を使用しての印刷ジョブ(次の印刷ジョブ)を開始する。
この場合、次の刷版を使用しての印刷時のインキ膜厚分布(最終的な本刷り時のインキ膜厚分布)は、印刷中に、つまり、インキローラ群の末端からインキが消費される状態で作成される。この際、下流側のローラ小群内のインキ膜厚分布が通常の印刷中より薄くなっているため、通常の印刷時よりも速くインキが上流側から下流側に流れ、インキローラ群に本刷り中のインキ膜厚分布が速やかに形成されるものとなる。
なお、本発明は、上述したインキ膜厚分布の形成方法を適用した装置としても構成することが可能である。本願の請求項5〜8の発明は、請求項1〜4のインキ膜厚分布の形成方法に係る発明を装置としたものである。
本発明によれば、前の刷版を使用しての印刷ジョブの終了後、インキローラ群のインキ流動経路の末端に位置するインキ着ローラを脱とするとともに、インキ呼び出しローラの呼び出し動作を停止し、インキローラ群を複数のローラ小群に分割し、この分割された複数のローラ小群のうちの一部のローラ小群内のインキを除去するようにしたので、インキ洗浄装置を用いたり、ブレードで掻き取るなどして、一部のローラ小群内のインキを除去するようにして、印刷ジョブの切替時に、白紙印刷を行うことなく、また壺返しを行うことなく、短時間で、次のジョブの印刷に使用する刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布をインキローラ群に形成することが可能となる。
本発明に係るインキ膜厚分布の形成方法の実施に用いる印刷ジョブ切替制御装置の一実施の形態を示すブロック図である。 この印刷ジョブ切替制御装置によって制御される印刷ユニット内のインキ供給装置の要部(インキローラ群を連結した状態(インキローラ群を分割する前の状態))を示す図である。 この印刷ジョブ切替制御装置によって制御される印刷ユニット内のインキ供給装置の要部(インキローラ群を分割した状態)を示す図である。 この印刷ジョブ切替制御装置におけるメモリの内容を示す図である。 この印刷ジョブ切替制御装置を用いての印刷ジョブの切替時のインキローラ群への次の印刷ジョブのインキ膜厚分布の形成過程を示す図である。 この印刷ジョブ切替制御装置の詳細な動作を説明するためのフローチャートである。 図6に続くフローチャートである。 図7に続くフローチャートである。 図8に続くフローチャートである。 図9に続くフローチャートである。 図10に続くフローチャートである。 図11に続くフローチャートである。 図12に続くフローチャートである。 図13に続くフローチャートである。 インキツボローラ制御装置の内部構成の概略を示すブロック図である。 インキツボローラ制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 インキツボキー制御装置の内部構成の概略を示すブロック図である。 インキツボキー制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 図18に続くフローチャートである。 印刷機における各色の印刷ユニット内のインキ供給装置の要部を示す図である。 インキ供給装置のインキローラ群上に形成されるインキ膜厚分布MaおよびMbを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るインキ膜厚分布の形成方法の実施に用いる印刷ジョブ切替制御装置の一実施の形態を示すブロック図である。
この印刷ジョブ切替制御装置100は、CPU10、RAM11、ROM12、入力装置13、表示器14、出力装置(プリンタ等)15、印刷停止スイッチ16、印刷ジョブ切替開始スイッチ17、印刷機の原動モータ18、原動モータドライバ19、原動モータ用ロータリーエンコーダ20、D/A変換器21、印刷機の原点位置検出器22、印刷機の回転回数カウント用カウンタ23、インキ呼び出し装置24を備えている。
また、ローラ群分割・連結用エアシリンダ25、ローラ群分割・連結用エアシリンダ用バルブ26、洗浄液供給装置27、ドクタ着脱用エアシリンダ28、ドクタ着脱用エアシリンダ用バルブ29、給紙装置30、印刷ユニット31、インキ着ローラ着脱用エアシリンダ32、インキ着ローラ着脱用エアシリンダ用バルブ33、インキ洗浄時の回転回数設定器34、インキ均し時の回転回数設定器35、予備呼び出し動作時の回転回数設定器36、印刷速度設定器37、メモリ38、入出力インターフェイス(I/O,I/F)39−1〜39−11を備えている。
図2はこの印刷ジョブ切替制御装置100によって制御される各印刷ユニット内のインキ供給装置の要部を示す図である。同図において、図20と同一符号は図20を参照して説明した構成要素と同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。このインキ供給装置において、インキローラ群6は同図に点線で示すラインL1を境として、上流側のローラ小群6Aと下流側のローラ小群6Bとに分割可能とされている。
具体的には、上流側のローラ小群6Aのインキ流動経路の最下端に位置するローラ6A1を、このローラ6A1の周面に対接するローラ6A2の軸心を回動中心として揺動する揺動アーム40の一端部に軸支させ、この揺動アーム40の他端部にローラ群分割・連結用エアシリンダ25を連結して設けている。
この構造において、ローラ群分割・連結用エアシリンダ25を伸長動作させると(図3参照)、揺動アーム40がローラ6A2の軸心を回動中心として矢印A方向へ揺動し、この揺動に伴ってローラ6A1がローラ6A2上を転動しながら下流側のローラ小群6Bのインキ流動経路の最上端に位置するローラ6B1から離れる。これにより、インキローラ群6が上流側のローラ小群6Aと下流側のローラ小群6Bとに分割される。
この状態からローラ群分割・連結用エアシリンダ25を縮退動作させると、揺動アーム40がローラ6A2の軸心を回動中心として矢印B方向へ揺動し、ローラ6A1がローラ6A2上を転動しながら下流側のローラ小群6Bの最上端のローラ6B1の周面に対接する(図2参照)。これにより、上流側のローラ小群6Aと下流側のローラ小群6Bとが連結され、1つのインキローラ群6に戻される。
また、インキローラ群6に対しては、上流側のローラ小群6Aの上流側から洗浄液を噴射する洗浄液供給装置27と、上流側のローラ小群6Aのローラ6A2の周面に接して洗浄液を回収するドクタ41とが設けられている。ドクタ41に対してはドクタ着脱用エアシリンダ28が設けられている。洗浄液を回収する場合には、ドクタ着脱用エアシリンダ28を伸長動作させて、ドクタ41をローラ6A2の周面に対接させる。ドクタ着脱用エアシリンダ28を縮退動作させると、ドクタ41がローラ6A2の周面から離れる。
この印刷ジョブ切替制御装置100において、CPU10は、インターフェイス39−1〜39−11を介して与えられる各種入力情報を得て、RAM11やメモリ38にアクセスしながら、ROM12に格納されたプログラムに従って動作する。
原動モータ用ロータリーエンコーダ20は、印刷機の原動モータ18の所定回転角毎に回転パルスを発生して、原動モータドライバ19に出力する。印刷機の原点位置検出器22は、印刷機の1回転毎の原点位置を検出し、原点位置検出信号を発生して印刷機の回転回数カウント用カウンタ23に出力する。
インキ呼び出し装置24はインキ呼び出しローラ5に対して設けられている。インキ呼び出し装置24をオンとすると、インキ呼び出しローラ5の呼び出し動作が開始され、インキ呼び出し装置24をオフとすると、インキ呼び出しローラ5の呼び出し動作が停止される。インキ着ローラ着脱用エアシリンダ32はインキ着ローラ6−1〜6−4に対して設けられている。インキ着ローラ着脱用エアシリンダ32を伸長動作させると、インキ着ローラ6−1〜6−4が着状態(刷版7(7’)に接した状態)となり、インキ着ローラ着脱用エアシリンダ32を縮退動作させると、インキ着ローラ6−1〜6−4が脱状態(刷版7(7’)から離れた状態)となる。
図4にメモリ38の内容を示す。メモリ38にはメモリM1〜M11が設けられる。メモリM1にはインキ洗浄時の印刷機の回転回数N1が記憶される。メモリM2にはインキ均し時の印刷機の回転回数N2が記憶される。メモリM3には予備呼び出し動作時の印刷機の回転回数N3が記憶される。メモリM4には印刷速度Vpが記憶される。メモリM5にはカウント値Nが記憶される。メモリM6には各インキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率が記憶される。メモリM7にはインキツボキーの総数nが記憶される。メモリM8には絵柄面積率とインキツボキーの開き量との関係を示す絵柄面積率−インキツボキー開き量変換テーブルが記憶される。メモリM9には各インキツボキーの開き量が記憶される。メモリM10にはインキツボローラの回転量が記憶される。メモリM11には印刷機の回転回数カウント用カウンタのカウント値が記憶される。
なお、図1において、200はインキ供給装置におけるインキツボローラ3を駆動するインキツボローラ制御装置、300−1〜300−nはインキ供給装置におけるインキツボキー4−1〜4−nの開き量を制御するインキツボキー制御装置である。インキツボローラ制御装置200およびインキツボキー制御装置300−1〜300−nは各色のインキ供給装置毎に設けられているが、この実施の形態では説明を簡単とするためにインキ供給装置は1つとする。すなわち、1つのインキ供給装置を代表して、その動作を説明する。
〔印刷ジョブ切替制御装置の概略的な動作〕
印刷ジョブ切替制御装置100の詳細な動作の説明に入る前に、理解を容易とするために、その概略的な動作について説明しておく。
(1)給紙を停止すると共に、インキ着ローラ6−1〜6−4を脱とし、刷版7を用いての印刷を停止する(前の印刷ジョブを終了する)。この場合、インキローラ群6には、図5(a)に示すように、刷版7の絵柄に応じたインキ膜厚分布Mcが残される。すなわち、前の印刷ジョブのインキ膜厚分布Mcが残される。
(2)インキツボキー4−1〜4−nの開き量を次のジョブの印刷に使用する刷版7’の絵柄に応じた値に設定する。すなわち、次の印刷ジョブの絵柄に応じた値に設定する。
(3)印刷機停止状態で、インキ呼び出しローラ5の呼び出し動作を停止し、インキローラ群6を上流側のローラ小群6Aと下流側のローラ小群6Bとに分割する。これにより、インキローラ群6のインキ膜厚分布Mcは、図5(b)に示すように、上流側のローラ小群6Aのインキ膜厚分布McAと下流側のローラ小群6Bのインキ膜厚分布McBとに分かれる。
(4)印刷機の回転速度を8000rphに増速し、洗浄液供給装置27とドクタ41とによって構成されるインキ洗浄装置をオンにし、その状態で印刷機を一定回転(インキ洗浄時の回転回数N1)させ、上流側のローラ小群6A内のインキを洗浄する。これにより、図5(c)に示されるように、上流側のローラ小群6Aのインキ膜厚分布McAがほゞ零となる。この時、下流側のローラ小群6Bのインキ膜厚分布は、インキ洗浄時の回転回数N1により均されて、平坦なインキ膜厚分布McB’となる。
(5)上流側のローラ小群6Aと下流側のローラ小群6Bとを連結し、1つのインキローラ群6に戻し(図5(d))、印刷機を一定回転(インキ均し時の回転回数N2)させる。これにより、下流側のローラ小群6Bに残されているインキ膜厚分布McB’が上流側のローラ小群6Aとの間で均され、インキローラ群6に薄くて平坦なインキ膜厚分布(基本インキ膜厚分布)Md(図5(e))が形成される。
(6)インキローラ群6を上流側のローラ小群6Aと下流側のローラ小群6Bとに再分割する。これにより、インキローラ群6のインキ膜厚分布Mdは、図5(f)に示すように、上流側のローラ小群6Aの基本インキ膜厚分布MdAと下流側のローラ小群6Bの基本インキ膜厚分布MdBとに分かれる。
(7)インキツボキー4−1〜4−nの開き量の設定が完了していることを確認後、インキ呼び出しローラ5の呼び出し動作をオンにして印刷機を一定回転(予備呼び出し動作時の回転回数N3)させ、上流側のインキローラ小群6Aに予備呼び出し時のインキ膜厚分布MeAを形成する(図5(g))。
(8)上流側のローラ小群6Aと下流側のローラ小群6Bとを再連結させ1つのインキローラ群6に戻す(図5(h))。
(9)インキ着ローラ6−1〜6−4を着とし、給紙を開始して、次の刷版7’を使用しての印刷ジョブを開始する(この時点では、既に、前の刷版7から次の刷版7’への交換が完了しているものとする)。
この場合、次の刷版7’を使用しての印刷時のインキ膜厚分布(最終的な本刷り時のインキ膜厚分布)は、印刷中に、つまり、インキローラ群6の末端からインキが消費される状態で作成される。この際、下流側のローラ小群6B内のインキ膜厚分布MdBが通常の印刷中より薄くなっているため、通常の印刷時よりも速くインキが上流側から下流側に流れ、インキローラ群6に本刷り中のインキ膜厚分布Mf(図5(i))が速やかに形成されるものとなる。
なお、図5(e)に示した状態から直ぐに本刷り中のインキ膜厚分布Mfを形成しようとした場合、インキローラ群6の末端からインキが消費されていない状態で、次のジョブの印刷物に応じたインキ量が供給されることになる。この場合、下流側が厚いインキ膜厚分布になってしまい、印刷物の濃度が高くなり、濃度を下げるために多くの印刷物を印刷しなければならない。これに対して、図5(f)〜図5(h)の工程を設けることによって、下流側が厚いインキ膜厚分布になってしまうことが避けられ、逆に下流側を薄いインキ膜厚分布として、本刷り中のインキ膜厚分布Mfを速やかに得ることができるようになる。
〔印刷ジョブ切替制御装置の詳細な動作〕
印刷ジョブを切り替える場合、オペレータは印刷停止スイッチ16をオンとする。すると、CPU10は、印刷停止スイッチ16がオンとされたことを確認し(図6:ステップS101のYES)、給紙装置30に給紙停止指令を出力し、給紙を停止させる(ステップS102)。
また、CPU10は、インキ着ローラ着脱用エアシリンダ用バルブ33に脱信号を出力し(ステップS103)、インキ着ローラ6−1〜6−4を脱とする。すなわち、インキ着ローラ6−1〜6−4を刷版7から離した状態とする。
また、CPU10は、印刷ユニット31に印刷停止指令を出力するとともに(ステップS104)、原動モータドライバ19に停止信号を出力し、原動モータ20を停止させる。これにより、印刷機が停止する。
この印刷機の停止状態において、インキローラ群6には、図5(a)に示すように、刷版7の絵柄に応じたインキ膜厚分布Mcが残される。すなわち、前の印刷ジョブのインキ膜厚分布Mcが残される。
〔データの入力〕
次に、オペレータは、インキ洗浄時の回転回数N1、インキ均し時の回転回数N2、予備呼び出し動作時の回転回数N3、印刷速度Vpを入力する(図7:ステップS106、S108、S110、S112)。
なお、この場合、インキ洗浄時の回転回数N1の入力はインキ洗浄時の回転回数設定器34より行い、インキ均し時の回転回数N2の入力はインキ均し時の回転回数設定器35より行い、予備呼び出し動作時の回転回数N3の入力は予備呼び出し動作時の回転回数設定器36より行い、印刷速度Vpの入力は印刷速度設定器37より行う。
CPU10は、インキ洗浄時の回転回数設定器34より入力されたインキ洗浄時の回転回数N1をメモリM1に格納し(ステップS107)、インキ均し時の回転回数設定器35より入力されたインキ均し時の回転回数N2をメモリM2に格納し(ステップS109)、予備呼び出し動作時の回転回数設定器36より入力された予備呼び出し動作時の回転回数N3をメモリM3に格納し(ステップS111)、印刷速度設定器37より入力された印刷速度VpをメモリM4に格納する(ステップS113)。
また、CPU10は、入力装置13より入力された刷版7のインキツボキー4−1〜4−nに対応する範囲の絵柄面積率をメモリM6に格納する。なお、この実施の形態において、刷版7のインキツボキー4−1〜4−nに対応する範囲の絵柄面積率の測定には、本出願人による特許文献3や特許文献4に示されているような「絵柄面積率測定装置」を用い、この「絵柄面積率測定装置」を用いて測定した絵柄面積率を可搬型のメモリに書き込み、この絵柄面積率が書き込まれた可搬型のメモリを入力装置13にセットすることによって、刷版7のインキツボキー4−1〜4−nに対応する範囲の絵柄面積率の入力を行う。なお、CPU10と「絵柄面積率測定装置」とをオンラインで結び、「絵柄面積率測定装置」から直接、刷版7のインキツボキー4−1〜4−nに対応する範囲の絵柄面積率を取り込むようにしてもよい。
CPU10は、入力装置13に可搬型のメモリがセットされると、すなわちインキツボキー4−1〜4−nに対応する範囲の絵柄面積率が入力されると(図8:ステップS114のYES)、メモリM5内のカウント値NをN=1として上書きし(ステップS115)、メモリM5からカウント値Nを読み出し(ステップS116)、N番目のインキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率を可搬型のメモリから読み出して、メモリM6のN番目のインキツボキー用のアドレス位置に記憶させる(ステップS117)。
そして、メモリM5内のカウント値Nを読み出し(ステップS118)、そのカウント値Nに1を加算してメモリM5に上書きし(ステップS119)、メモリM7からインキツボキーの総数nを読み出し(ステップS120)、カウント値Nがインキツボキーの総数nを超えるまで(ステップS121のYES)、ステップS116〜S121の処理動作を繰り返す。これにより、インキツボキー4−1〜4−nに対応する刷版7の各領域毎の絵柄面積率が可搬型のメモリから読み出され、メモリM6に格納されて行く。
〔次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じたインキツボキーの開き量の設定〕
次に、オペレータは、印刷ジョブ切替開始スイッチ17をオンとする。印刷ジョブ切替開始スイッチ17がオンとされると、CPU10は、メモリM5内のカウント値NをN=1として上書きし(図9:ステップS123)、メモリM5からカウント値Nを読み出し(ステップS124)、メモリM6のN番目のインキツボキー用のアドレス位置より、N番目のインキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率を読み出す(ステップS125)。
そして、メモリM8内の絵柄面積率−インキツボキー開き量変換テーブルを読み出し(ステップS126)、この絵柄面積率−インキツボキー開き量変換テーブルを用いて、N番目のインキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率より、N番目のインキツボキーの開き量を求め、この求めたN番目のインキツボキーの開き量をメモリM9のN番目のインキツボキー用のアドレス位置に記憶させると共に(ステップS127)、N番目のインキツボキー制御装置300に送信する(ステップS128)。
そして、N番目のインキツボキー制御装置300からN番目のインキツボキーの開き量の受信完了信号が送信されてきたことを確認し(ステップS129のYES)、メモリM5内のカウント値Nを読み出し(ステップS130)、そのカウント値Nに1を加算してメモリM5に上書きし(ステップS131)、メモリM7からインキツボキーの総数nを読み出し(ステップS132)、カウント値Nがインキツボキーの総数nを超えるまで(ステップS133のYES)、ステップS124〜S133の処理動作を繰り返す。
これにより、刷版7’のインキツボキー4−1〜4−nに対応する範囲の絵柄面積率に対応するインキツボキー4−1〜4−nの開き量が求められ、メモリM9に記憶されて行くと共に、インキツボキー制御装置300−1〜300−nに送信されて行く。
〔インキローラ群の分割〕
次に、CPU10は、インキ呼び出し装置24に動作停止信号を出力し(図10:ステップS134)、インキ呼び出しローラ5の呼び出し動作を停止させる。そして、ローラ群分割・連結用エアシリンダ用バルブ26に分割信号を出力し(ステップS135)、インキローラ群6を上流側のローラ小群6Aと下流側のローラ小群6Bとに分割させる(図3参照)。
これにより、インキローラ群6のインキ膜厚分布Mcは、図5(b)に示すように、上流側のローラ小群6Aのインキ膜厚分布McAと下流側のローラ小群6Bのインキ膜厚分布McBとに分かれる。
〔上流側のローラ小群内のインキの洗浄〕
次に、CPU10は、原動モータドライバ19にD/A変換器21を介して8000rphの回転指令を出力する(ステップS136)。これにより、印刷機が回転し始め、その速度が8000rphまで上昇する。そして、CPU10は、洗浄液供給装置27に洗浄液供給指令を出力し(ステップS137)、ドクタ着脱用エアシリンダ用バルブ29に着信号を出力する(ステップS138)。これにより、洗浄液供給装置27から洗浄液が噴射され、ドクタ41がローラ6A2の周面に対接し、上流側のローラ小群6A内のインキの洗浄が開始される。
CPU10は、この上流側のローラ小群6A内のインキの洗浄を、印刷機の回転回数がメモリM1中のインキ洗浄時の回転回数N1に達するまで続ける。すなわち、CPU10は、ドクタ着脱用エアシリンダ用バルブ29に着信号を出力した後(ステップS138)、印刷機の回転回数カウント用カウンタ23にリセット信号およびイネーブル信号を出力し(ステップS139)、印刷機の回転回数カウント用カウンタ23へのリセット信号の出力を停止させて(ステップS140)、印刷機の回転回数カウント用カウンタ23の零からのカウント動作を開始させる。そして、印刷機の回転回数カウント用カウンタ23のカウント値を読み出してメモリM11に記憶し(ステップS141)、メモリM1中のインキ洗浄時の回転回数N1を読み出し(ステップS142)、印刷機の回転回数カウント用カウンタ23のカウント値がインキ洗浄時の回転回数N1に達するまで(ステップS143のYES)、ステップS141〜S143の処理動作を繰り返す。
そして、印刷機の回転回数カウント用カウンタ23のカウント値がインキ洗浄時の回転回数N1に達した時点で(ステップS143のYES)、洗浄液供給装置27へ洗浄液供給停止指令を出力し(図11:ステップS144)、ドクタ着脱用エアシリンダ用バルブ29に脱信号を出力し(ステップS145)、上流側のローラ小群6A内のインキの洗浄を完了させる。
これにより、図5(c)に示されるように、上流側のローラ小群6Aのインキ膜厚分布McAがほゞ零となる。この時、下流側のローラ小群6Bのインキ膜厚分布は、インキ洗浄時の回転回数N1により均されて、平坦なインキ膜厚分布McB’となる。
〔インキローラ群の連結〕
次に、CPU10は、ローラ群分割・連結用エアシリンダ用バルブ26に連結信号を出力し(ステップS146)、上流側のローラ小群6Aと下流側のローラ小群6Bとを連結し(図2参照)、1つのインキローラ群6に戻す(図5(d))。
そして、印刷機の回転回数カウント用カウンタ23にリセット信号およびイネーブル信号を出力し(ステップS147)、印刷機の回転回数カウント用カウンタ23へのリセット信号の出力を停止させて(ステップS148)、印刷機の回転回数カウント用カウンタ23の零からのカウント動作を開始させる。そして、印刷機の回転回数カウント用カウンタ23のカウント値を読み出してメモリM11に記憶し(ステップS149)、メモリM2中のインキ均し時の回転回数N2を読み出し(ステップS150)、印刷機の回転回数カウント用カウンタ23のカウント値がインキ均し時の回転回数N2に達するまで(ステップS151のYES)、ステップS149〜S151の処理動作を繰り返す。
これにより、下流側のローラ小群6Bに残されているインキ膜厚分布McB’が上流側のローラ小群6Aとの間で均され、インキローラ群6に薄くて平坦なインキ膜厚分布(基本インキ膜厚分布)Md(図5(e))が形成される。
〔インキローラ群の再分割〕
CPU10は、回転回数カウント用カウンタ23のカウント値がインキ均し時の回転回数N2に達すると(ステップS151のYES)、ローラ群分割・連結用エアシリンダ用バルブ26に分割信号を出力し(図12:ステップS152)、インキローラ群6を上流側のローラ小群6Aと下流側のローラ小群6Bとに再分割させる(図3参照)。
これにより、インキローラ群6のインキ膜厚分布Mdは、図5(f)に示すように、上流側のローラ小群6Aの基本インキ膜厚分布MdAと下流側のローラ小群6Bの基本インキ膜厚分布MdBとに分かれる。
〔インキツボキーの開き量の設定が完了していることの確認〕
次に、CPU10は、メモリM5内のカウント値NをN=1として上書きし(ステップS153)、メモリM5からカウント値Nを読み出し(ステップS154)、N番目のインキツボキー制御装置300からのインキツボキーの開き量の設定完了信号の有無を確認する(ステップS155)。
N番目のインキツボキー制御装置300からインキツボキーの開き量の設定完了信号が送信されてきたことを確認すると(ステップS155のYES)、メモリM5内のカウント値Nを読み出し(ステップS156)、そのカウント値Nに1を加算してメモリM5に上書きし(ステップS157)、メモリM7からインキツボキーの総数nを読み出し(ステップS158)、カウント値Nがインキツボキーの総数nを超えるまで(ステップS159のYES)、ステップS154〜S159の処理動作を繰り返す。
そして、カウント値Nがインキツボキーの総数nを超えると(ステップS159のYES)、CPU10は、インキツボキーの開き量の設定が完了していると判断し、全てのインキツボキー制御装置300(300−1〜300−n)に、全インキツボキーの開き量設定完了信号を送信する(図13:ステップS160)。
〔予備呼び出し〕
CPU10は、全てのインキツボキー制御装置300に全インキツボキーの開き量設定完了信号を送信した後(ステップS160)、メモリM10に格納されているインキツボローラの回転量を読み出し(ステップS161)、その読み出したインキツボローラの回転量をインキツボローラ制御装置200に送信する(ステップS162)。
そして、インキツボローラ制御装置200からのインキツボローラの回転量受信完了信号を受けて(ステップS163のYES)、インキ呼び出し装置24に動作信号を出力し(ステップS164)、インキ呼び出しローラ5の呼び出し動作を開始させる。CPU10は、このインキ呼び出しローラ5の呼び出し動作を、印刷機の回転回数がメモリM3中の予備呼び出し動作時の回転回数N3に達するまで続ける。
すなわち、印刷機の回転回数カウント用カウンタ23にリセット信号およびイネーブル信号を出力し(ステップS165)、印刷機の回転回数カウント用カウンタ23へのリセット信号の出力を停止させて(ステップS166)、印刷機の回転回数カウント用カウンタ23の零からのカウント動作を開始させる。そして、印刷機の回転回数カウント用カウンタ23のカウント値を読み出してメモリM11に記憶し(図14:ステップS167)、メモリM3中の予備呼び出し動作時の回転回数N3を読み出し(ステップS168)、印刷機の回転回数カウント用カウンタ23のカウント値が予備呼び出し動作時の回転回数N3に達するまで(ステップS169のYES)、ステップS167〜S169の処理動作を繰り返す。
これにより、上流側のインキローラ小群6Aに予備呼び出し時のインキ膜厚分布MeAが形成される(図5(g))。
〔インキローラ群の再連結〕
CPU10は、印刷機の回転回数カウント用カウンタ23のカウント値が予備呼び出し動作時の回転回数N3に達すると(ステップS169のYES)、ローラ群分割・連結用エアシリンダ用バルブ26に連結信号を出力し(ステップS170)、上流側のローラ小群6Aと下流側のローラ小群6Bとを再連結し(図3参照)、1つのインキローラ群6に戻す(図5(h))。
〔次のジョブの印刷〕
そして、CPU10は、メモリM4から印刷速度Vpを読み出し(ステップS171)、原動モータドライバ19にD/A変換器21を介して印刷速度の回転指令を出力し(ステップS172)、印刷機の速度を印刷速度Vpとする。また、給紙装置30に給紙指令を出力し(ステップS173)、印刷機への給紙を開始する。また、印刷ユニット31に印刷指令を出力するとともに(ステップS174)、インキ着ローラ着脱用エアシリンダ用バルブ33に着信号を出力し(ステップS175)、インキ着ローラ6−1〜6−4を着とし、次の刷版7’を使用しての印刷ジョブを開始させる。
この場合、次の刷版7’を使用しての印刷時のインキ膜厚分布(最終的な本刷り時のインキ膜厚分布)は、印刷中に、つまり、インキローラ群6の末端からインキが消費される状態で作成される。この際、下流側のローラ小群6B内のインキ膜厚分布MdBが通常の印刷中より薄くなっているため、通常の印刷時よりも速くインキが上流側から下流側に流れ、インキローラ群6に本刷り中のインキ膜厚分布Mf(図5(i))が速やかに形成されるものとなる。
〔インキツボローラ制御装置〕
図15にインキツボローラ制御装置200の内部構成の概略を示す。インキツボローラ制御装置200は、CPU201、RAM202、ROM203、インキツボローラ駆動用モータ204、インキツボローラ駆動用モータドライバ205、インキツボローラ駆動用モータ用ロータリーエンコーダ206、入出力インターフェイス(I/O,I/F)207,208、メモリ209,210を備えており、インターフェイス207を介して印刷ジョブ切替制御装置100と接続されている。メモリ209には受信したインキツボローラの回転量が記憶される。メモリ210には目標とするインキツボローラの送り量が記憶される。
CPU201は、印刷ジョブ切替制御装置100よりインキツボローラの回転量が送られてくると(図16:ステップS201のYES)、その受信した回転量をメモリ209に記憶する(ステップS202)。また、印刷ジョブ切替制御装置100に、インキツボローラの回転量受信完了信号を送信する(ステップS203)。また、受信したインキツボローラの回転量を目標とするインキツボローラの送り量(目標回転量)としてメモリ210に記憶する(ステップS204)。そして、メモリ210から目標回転量を読み出し(ステップS205)、インキツボローラ駆動用モータドライバ205へ送り、インキツボローラ駆動用モータ204の回転量を目標回転量に合わせ込む(ステップS206)。
〔インキツボキー制御装置〕
図17にインキツボキー制御装置300(300−1〜300−n)の内部構成の概略を示す。インキツボキー制御装置300は、CPU301、RAM302、ROM303、インキツボキー駆動用モータ304、インキツボキー駆動用モータドライバ305、インキツボキー駆動用モータ用ロータリーエンコーダ306、カウンタ307、入出力インターフェイス(I/O,I/F)308,309、メモリ310〜313を備えており、インターフェイス308を介して印刷ジョブ切替制御装置100と接続されている。メモリ310には受信したインキツボキーの開き量が記憶される。メモリ311には目標とするインキツボキーの開き量が記憶される。メモリ312にはカウンタ307のカウント値が記憶される。メモリ313には現在のインキツボキーの開き量が記憶される。
CPU301は、印刷ジョブ切替制御装置100よりインキツボキーの開き量が送られてくると(図18:ステップ301のYES)、その受信した開き量をメモリ310に記憶するとともに(ステップS302)、印刷ジョブ切替制御装置100にインキツボキーの開き量受信完了信号を送信する(ステップS303)。また、受信したインキツボキーの開き量を目標とする開き量としてメモリ311に記憶する(ステップS304)。
そして、カウンタ307のカウント値を読み取ってメモリ312に記憶し(ステップS305)、この読み取ったカウンタ307のカウント値より現在のインキツボキーの開き量を求めてメモリ313に記憶し(ステップS306)、メモリ311から目標とするインキツボキーの開き量を読み出し(ステップS307)、現在のインキツボキーの開き量が目標とする開き量と同じであれば(ステップS308のYES)、直ちにステップS317(図19)へ進み、印刷ジョブ切替制御装置100へインキツボキーの開き量の設定完了信号を出力する。
現在のインキツボキーの開き量が目標とする開き量と同じでない場合には(ステップS308のNO)、現在のインキツボキーの開き量が目標とする開き量と同じになるまでインキツボキー駆動用モータ304を駆動した後(図19:ステップS309〜S316)、印刷ジョブ切替制御装置100へインキツボキーの開き量の設定完了信号を出力する(ステップS317)。
すなわち、現在のインキツボキーの開き量が目標とする開き量よりも小さい場合には(ステップS309のYES)、インキツボキー駆動用モータドライバ305に正転指令を送り(ステップS310)、カウンタ307よりカウント値を読み出して(ステップS312)、そのカウント値より現在のインキツボキーの開き量を演算し(ステップS313)、メモリ311から目標とするインキツボキーの開き量を読み出し(ステップS314)、現在のインキツボキーの開き量が目標とするインキツボキーの開き量と一致するまで(ステップS315のYES)、ステップS312〜S315の処理動作を繰り返す。
また、現在のインキツボキーの開き量が目標とする開き量よりも大きい場合には(ステップS309のNO)、インキツボキー駆動用モータドライバ305に逆転指令を送り(ステップS311)、カウンタ307よりカウント値を読み出して(ステップS312)、そのカウント値より現在のインキツボキーの開き量を演算し(ステップS313)、メモリ311から目標とするインキツボキーの開き量を読み出し(ステップS314)、現在のインキツボキーの開き量が目標とするインキツボキーの開き量と一致するまで(ステップS315のYES)、ステップS312〜S315の処理動作を繰り返す。
そして、ステップS315において現在のインキツボキーの開き量が目標とするインキツボキーの開き量と一致すれば(ステップS315のYES)、インキツボキー駆動用モータドライバ305に停止指令を出力し(ステップS316)、印刷ジョブ切替制御装置100へインキツボキーの開き量の設定完了信号を出力する(ステップS317)。
印刷ジョブ切替制御装置100へインキツボキーの開き量の設定完了信号を出力すると(ステップS317)、CPU301は、印刷ジョブ切替制御装置100からの全インキツボキーの開き量設定完了信号を受信した時点で(ステップS318のYES)、印刷ジョブ切替制御装置100へのインキツボキーの開き量の設定完了信号の出力を停止する(ステップS319)。
なお、上述した実施の形態では、上流側のローラ小群6Aに対して洗浄液供給装置27とドクタ41とによって構成されるインキ洗浄装置を設けるようにしたが、ブレードで掻き取るなどして、上流側のローラ小群6A内のインキを除去するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、インキローラ群6を上流側のローラ小群6Aと下流側のローラ小群6Bとに2分割するようにしたが、3分割したり、4分割したりするなど、さらに多くのローラ小群に分割するようにしてもよい。また、その場合、分割されたローラ小群のうちの一部のローラ小群内のインキを除去するようにするが、一部のローラ小群であればその数は複数であってもよい。
また、上述した実施の形態では、揺動アーム40を用いてインキローラ群6を分割・連結するようにしたが、インキローラ群6を分割・連結する機構は揺動アームを用いた機構に限られるものでないことは言うまでもない。
本発明のインキ膜厚分布の形成方法および装置は、印刷ジョブの切替時に、インキ供給装置におけるインキローラ群に次のジョブの印刷に使用する刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布を形成するインキ膜厚分布の形成方法および装置として、輪転印刷機など各種の印刷機に適用することが可能である。
1…インキツボ、2…インキ、3…インキツボローラ、4(4−1〜4−n)…インキツボキー、5…インキ呼び出しローラ、6…インキローラ群、6−1〜6−4…インキ着ローラ、6A…上流側のローラ小群、6B…下流側のローラ小群、6A1,6A2,6B1…ローラ、7…刷版、8…版胴、10…CPU、11…RAM、12…ROM、13…入力装置、14…表示器、15…出力装置(プリンタ等)、16…印刷停止スイッチ、17…印刷ジョブ切替開始スイッチ、18…印刷機の原動モータ、19…原動モータドライバ、20…原動モータ用ロータリーエンコーダ、21…D/A変換器、22…印刷機の原点位置検出器、23…印刷機の回転回数カウント用カウンタ、24…インキ呼び出し装置、25…ローラ群分割・連結用エアシリンダ、26…ローラ群分割・連結用エアシリンダ用バルブ、27…洗浄液供給装置、28…ドクタ着脱用エアシリンダ、29…ドクタ着脱用エアシリンダ用バルブ、30…給紙装置、31…印刷ユニット、32…インキ着ローラ着脱用エアシリンダ、33…インキ着ローラ着脱用エアシリンダ用バルブ、34…インキ洗浄時の回転回数設定器、35…インキ均し時の回転回数設定器、36…予備呼び出し動作時の回転回数設定器、37…印刷速度設定器、38…メモリ、39…入出力インターフェイス(I/O,I/F)、40…揺動アーム、41…ドクタ、M1〜M11…メモリ、100…印刷ジョブ切替制御装置、200…インキツボローラ制御装置、201…CPU、202…RAM、203…ROM、204…インキツボローラ駆動用モータ、205…インキツボローラ駆動用モータドライバ、206…インキツボローラ駆動用モータ用ロータリーエンコーダ、207,208…入出力インターフェイス(I/O,I/F)、209,210…メモリ、300(300−1〜300−n)…インキツボキー制御装置、301…CPU、302…RAM、303…ROM、304…インキツボキー駆動用モータ、305…インキツボキー駆動用モータドライバ、306…インキツボキー駆動用モータ用ロータリーエンコーダ、307…カウンタ、308,309…入出力インターフェイス(I/O,I/F)、310〜313…メモリ。

Claims (8)

  1. インキツボキーを複数備え、これらインキツボキーの開き量の調整によってインキツボ内よりインキツボローラに供給されるインキの量を調整し、このインキツボローラに供給されたインキをインキ呼び出しローラの呼び出し動作によりインキローラ群を介して刷版へ供給するインキ供給装置におけるインキローラ群に、次のジョブの印刷に使用する刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布を形成するインキ膜厚分布の形成方法において、
    前の刷版を使用しての印刷ジョブの終了後、前記インキローラ群のインキの流動経路の末端に位置するインキ着ローラを脱とするとともに、前記インキ呼び出しローラの呼び出し動作を停止し、前記インキローラ群を複数のローラ小群に分割するローラ群分割ステップと、
    前記ローラ群分割ステップによって分割された複数のローラ小群のうちの一部のローラ小群内のインキを除去するインキ除去ステップと
    を備えることを特徴とするインキ膜厚分布の形成方法。
  2. 請求項1に記載されたインキ膜厚分布の形成方法において、
    前記インキ除去ステップによって前記一部のローラ小群内のインキが除去された後、前記分割されている複数のローラ小群を連結して1つのインキローラ群に戻すローラ群連結ステップと、
    前記ローラ群連結ステップによって1つに戻された前記インキローラ群を任意の回転回数駆動させるインキローラ群駆動ステップと
    を備えることを特徴とするインキ膜厚分布の形成方法。
  3. 請求項2に記載されたインキ膜厚分布の形成方法において、
    前記各インキツボキーの開き量を次のジョブの印刷で使用する刷版の絵柄に応じた値に設定する開量設定ステップと、
    前記インキローラ群駆動ステップによって前記インキローラ群が任意の回転回数駆動された後、当該インキローラ群を複数のローラ小群に再分割するローラ群再分割ステップと、
    前記ローラ群再分割ステップによって前記インキローラ群が複数のローラ小群に再分割された状態で、かつ前記開量設定ステップによって前記各インキツボキーの開き量が次のジョブの印刷で使用する刷版の絵柄に応じた値に設定された状態で、前記インキ呼び出しローラの呼び出し動作を所定回数行い、前記再分割された複数のローラ小群の上流側のローラ小群に予備呼び出し時のインキ膜厚分布を形成する予備呼出ステップと
    を備えることを特徴とするインキ膜厚分布の形成方法。
  4. 請求項3に記載されたインキ膜厚分布の形成方法において、
    前記予備呼出ステップによって前記上流側のローラ小群に前記予備呼び出し時のインキ膜厚分布が形成された後、前記再分割された複数のローラ小群を再連結して1つのインキローラ群に戻すローラ群再連結ステップと、
    前記ローラ群再連結ステップによって前記再分割されたローラ小群が1つのインキローラ群に戻された状態で、前記インキ着ローラを着として、次の刷版を使用しての印刷ジョブを開始する印刷開始ステップと
    を備えることを特徴とするインキ膜厚分布の形成方法。
  5. インキツボキーを複数備え、これらインキツボキーの開き量の調整によってインキツボ内よりインキツボローラに供給されるインキの量を調整し、このインキツボローラに供給されたインキをインキ呼び出しローラの呼び出し動作によりインキローラ群を介して刷版へ供給するインキ供給装置におけるインキローラ群に、次のジョブの印刷に使用する刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布を形成するインキ膜厚分布の形成装置において
    記インキローラ群のインキの流動経路の末端に位置するインキ着ローラを脱とするとともに、前記インキ呼び出しローラの呼び出し動作を停止させ、前記インキローラ群を複数のローラ小群に分割するローラ群分割手段と、
    前の刷版を使用しての印刷ジョブの終了後、前記ローラ群分割手段が行う前記インキ着ローラを脱とするタイミング、前記インキ呼び出しローラの呼び出し動作を停止するタイミング、前記インキローラ群を複数のローラ小群に分割するタイミングを制御する制御手段と、
    前記ローラ群分割手段によって分割された複数のローラ小群のうちの一部のローラ小群内のインキを除去するインキ除去手段と
    を備えることを特徴とするインキ膜厚分布の形成装置。
  6. 請求項5に記載されたインキ膜厚分布の形成装置において、
    前記インキ除去手段によって前記一部のローラ小群内のインキが除去された後、前記分割されている複数のローラ小群を連結して1つのインキローラ群に戻すローラ群連結手段と、
    前記ローラ群連結手段によって1つに戻された前記インキローラ群を任意の回転回数駆動させるインキローラ群駆動手段と
    を備えることを特徴とするインキ膜厚分布の形成装置。
  7. 請求項6に記載されたインキ膜厚分布の形成装置において、
    前記各インキツボキーの開き量を次のジョブの印刷で使用する刷版の絵柄に応じた値に設定する開量設定手段と、
    前記インキローラ群駆動手段によって前記インキローラ群が任意の回転回数駆動された後、当該インキローラ群を複数のローラ小群に再分割するローラ群再分割手段と、
    前記ローラ群再分割手段によって前記インキローラ群が複数のローラ小群に再分割された状態で、かつ前記開量設定手段によって前記各インキツボキーの開き量が次のジョブの印刷で使用する刷版の絵柄に応じた値に設定された状態で、前記インキ呼び出しローラの呼び出し動作を所定回数行い、前記再分割された複数のローラ小群の上流側のローラ小群に予備呼び出し時のインキ膜厚分布を形成する予備呼出手段と
    を備えることを特徴とするインキ膜厚分布の形成装置。
  8. 請求項7に記載されたインキ膜厚分布の形成装置において、
    前記予備呼出手段によって前記上流側のローラ小群に前記予備呼び出し時のインキ膜厚分布が形成された後、前記再分割された複数のローラ小群を再連結して1つのインキローラ群に戻すローラ群再連結手段と、
    前記ローラ群再連結手段によって前記再分割されたローラ小群が1つのインキローラ群に戻された状態で、前記インキ着ローラを着として、次の刷版を使用しての印刷ジョブを開始する印刷開始手段と
    を備えることを特徴とするインキ膜厚分布の形成装置。
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