JPH04303657A - 段ボールシート用印刷機 - Google Patents

段ボールシート用印刷機

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JPH04303657A
JPH04303657A JP3092953A JP9295391A JPH04303657A JP H04303657 A JPH04303657 A JP H04303657A JP 3092953 A JP3092953 A JP 3092953A JP 9295391 A JP9295391 A JP 9295391A JP H04303657 A JPH04303657 A JP H04303657A
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roll
printing
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plate
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隆 日比野
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Isowa KK
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F17/00Printing apparatus or machines of special types or for particular purposes, not otherwise provided for

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、段ボールシートへの
印刷方法および装置に関し、更に詳細には、印刷運転時
のインキ消費量が少なくて済むと共に、印刷オーダの変
更等に伴なうインキ変えを迅速に行なうことができ、し
かも後工程に直結することができて、鮮明で美しい印刷
を段ボールシートに施し得る段ボールシートの印刷方法
およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来の段ボールシート用印刷機は、一般に
これを2つの型式に大別することができる。すなわち図
8に示す縦通し輪転印刷機と、図9に示すフレキソ印刷
機とがこれであって、使用するインキの性状に伴い夫々
異なる構成が採用されると共に、後述の如く長所および
短所が略相反している。
【0003】先ず縦通し輪転印刷機について述べると、
これは段ボールシートが、その段と直角をなす縦長方向
に通されるのでこの名がある。しかし現在では、段ボー
ルシートを横通しして印刷すると共に、スロッティング
等の工程も併せて実施するプリンタ・スロッタに広く採
用されており、業界ではプリスロ印刷機と称しているの
で、以下この通称に従うものとする。このプリスロ印刷
機は、粘度の高いグリコール系インキを使用し、該イン
キを多くのゴムロールにより練って均一にしてから、版
胴に装着した印版に転移させることを内容としている。 例えば図8は、プリスロ印刷機の各種ロール群を示し、
印版10を装着した版胴12と、該版胴12に対向配置
した圧胴14との間に、段ボールシート16が通されて
適宜の印刷がなされる。またインキ溜め20中のインキ
は、呼出しロール22,仲介ロール24および一連のト
ランスファーロール群18を介して、前記印版10に転
移される。
【0004】前述したプリスロ印刷機には、固有の長所
と短所とがあり、これを列挙すれば以下の通りである。 そしてこれら長所および短所は、基本的に高粘度のグリ
コール系インキを使用することに起因していると云って
よい。 長所 (a) シート表面に盛り上げた形で印刷するため、印
刷の仕上りに光沢がある。(b) 印版の必要箇所にだ
けインキを供給すればよいので、インキ消費量が少なく
て済む(インキは循環させていない)。 (c) 色替えに際し、ロール上のインキは掻き取るだ
けで除去される。従って短時間でオーダチェンジができ
、多種少量の小ロット印刷に対応し得る。また後述のフ
レキソ印刷とは異なり、洗浄廃液は殆ど出ないので、コ
スト高となる廃液処理設備を設ける必要がない。 短所 (a) 近年のグリコール系インキは、速乾性のものが
主流となっており、最近は更にその程度につき改良がな
されている。しかし後述のフレキソ印刷に比べると、印
刷後の乾燥に未だかなりの時間を要する。従って、後工
程におけるダイカッタやフォルダグルワ等に直結し得な
い。 (b) 高粘度のインキを均一に練る必要があるので、
インキ転移のためのロールが多段化して機構が複雑にな
る。またロールが摩耗した場合は、各ロールの間隔を調
整する煩雑な作業を必要とする。 (c) インキ供給時には、シートへのインキ転移量が
多いため濃く印刷され、インキが消費されるにつれシー
トへのインキ転移量が減少して薄く印刷され、従って印
刷の濃淡ムラを生じ易い。このためオペレータは、色の
濃さ・薄さを常に監視し、色が薄くなった時点でインキ
を供給する等の煩雑な作業を必要とする。
【0005】次にフレキソ印刷機は、プリスロ印刷機と
は異なり流動性に富む低粘度の水性インキを使用するも
のであって、インキ乾燥が極めて速いという特徴を有し
ている。例えば図9は、フレキソ印刷機の各種ロール群
を概略的に示し、印版10を装着した版胴12と、該版
胴12に対向配置した圧胴14との間に、段ボールシー
ト16が通されて適宜の印刷がなされる。また版胴12
に近接して、アニロックスロール26およびインキロー
ル28が回転自在に配設され、両ロール26,28の間
に供給されたインキは、版胴12の印版10にアニロッ
クスロール26を介して転移される。なおフレキソイン
キは高度に速乾性であるため、前述のプリスロ印刷とは
異なり、常に循環させて乾燥固化を防止する必要がある
。このため図10に示すように、タンク30中のインキ
は、ポンプ32および供給管34を介して前記両ロール
26,28の間に供給すると共に、ここに滞留したイン
キは、両ロール26,28の両端部から堰止部36,3
6および回収管38を介して前記タンク30に回収する
循環機構が採用されている。
【0006】前述したフレキソ印刷機の長所と短所とを
列挙すれば、以下の通りである。これらの長所および短
所も、使用するインキの性状、すなわち低粘度で高度に
速乾性である点に起因している。 長所 (a) 速乾性のインキを使用するため、印刷後にダイ
カッタやフォルダグルワ等の次工程へ直ちに送ることが
できる。 (b) インキはアニロックスロールおよびインキロー
ルの間全体に行き渡っているので、印刷時に幅方向の色
ムラを生じない。従ってオペレータは、印刷状態を常に
監視する必要がない。 (c) インキの転移機構が極めて簡単である。 短所 (a) インキを常に循環させるシステムを採用してい
るので、色替えの際は多量の水でロールおよび循環系を
洗浄する必要がある。従って、インキの完全回収は無理
でかなりの損失を生ずると共に、公害防止対策の見地か
ら洗浄廃液の処理設備が必要となってコスト高となる。 (b) 色替えに時間を要するため、多種少量の小ロッ
ト印刷には不適である。 (c) プリスロ印刷に比べると光沢がない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べた如く、プ
リスロ印刷機およびフレキソ印刷機は、その使用するイ
ンキの性状に応じて、殆ど相反し合う長所と短所とを夫
々有している。そして業界では、前述したフレキソ印刷
機の長所が着目され、プリスロ印刷機からフレキソ印刷
機への転換が広く行なわれるに至っている。すなわちフ
レキソ印刷機には固有の欠点はあるものの、それを考慮
に入れても、プリスロ印刷機より導入のメリットがある
、と業界で認知された結果と云ってよい。
【0008】ところで最近の業界は、多品種かつ少量の
段ボールシートを加工する小ロット対応に迫られており
、その傾向は年を追って顕著なものとなっている。これ
を印刷機に関して考察すると、多種・少量の段ボールシ
ートの印刷に対応するために、限られた時間内で色替え
を行なう必要があることを意味する。しかるに前記小ロ
ットの印刷に伴う頻繁なオーダ変更の要請に対しては、
先にフレキソ印刷機の短所で述べた如く、色替えに時間
を要する対応が不充分である。また、洗浄廃液を処理す
る問題も内在している。
【0009】このような小ロットの印刷に対しては、色
替え時間が短いことから、前述したプリスロ印刷機が好
適に使用可能である。しかしプリスロ印刷機は、印刷状
態を最適に維持するためオペレータに経験と勘が必要と
され、また印刷後の乾燥に時間を要し後工程に直結しな
い等、先に述べた欠点を有している。従ってユーザーは
、最近増大している多種・少量の小ロット印刷に対して
、前記プリスロ印刷機を必ずしも満足して使用している
ものではなく、フレキソ印刷よりは色替え時間が短いか
ら、という消極的な理由で該プリスロ印刷機を採用して
いるに過ぎない。
【0010】逆に云えば、色替え時間が短縮されて小ロ
ット印刷への対応が充分可能で、印刷中はオペレータに
よる常時監視を必要とせず、しかも印刷後は後工程に直
結し得る機能を備えた印刷機に対するユーザーの旺盛な
潜在的需要がある訳であるが、未だ実現されていないの
が実情である。このような、謂わばプリスロおよびフレ
キソ印刷の各長所を備えた印刷機を実用化するためには
、前記の仕様を満たすに適したインキの開発がキーポイ
ントとなる(これは、先に述べた両タイプの印刷機が夫
々使用されるインキの性状に依存していたのと同様であ
る)。この点に関して出願人は、前述のユーザーサイド
での潜在需要に応えるべくインキメーカーとタイアップ
し、インキ自体の改良から根本的に取り組んだ結果、フ
レキソインキに近い低粘度と速乾性とを有するグリコー
ル系のインキを開発するのに成功した。
【0011】しかし、この新開発に係るインキを種々試
験した結果、在来のプリスロ印刷機では、該インキの特
性を最大限に引出し得ないことが判明した。またフレキ
ソ印刷機で該インキを使用し得なくはないが、このイン
キは本来のフレキソインキ程に低粘度かつ速乾性という
訳ではないので、インキを循環させる必要はない。従っ
てフレキソ印刷機に特有のインキ循環機構を設ける意味
がなく、また色替えに際しても、洗浄時間を要して小ロ
ット対応が図られず、インキの無駄を生ずることになる
。既に述べた如く夫々の型式の印刷機は、高粘度のグリ
コール系インキおよび低粘度の水性インキの各特性を発
揮させる構造を採用している訳であるから、これは当然
のことでもある。そこで、ユーザーに段ボールシート用
印刷機を提供している出願人には、この新開発に係るイ
ンキの特性を最大限に引出し得る新たな構想に係る印刷
機を提案する責務に直面するに至った。
【0012】
【発明の目的】この発明は、前述した段ボールシート用
印刷機に内在している課題に鑑み、これを好適に解決す
るべく提案されたものであって、印刷運転時のインキ消
費量が少なくて済むと共に、印刷オーダの変更等に伴な
うインキ替えを迅速に行なうことができ、しかも後工程
に直結することができて、鮮明で美しい印刷を段ボール
シートに施し得る段ボールシート印刷方法および簡単な
構成に係る装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明に係る段ボールシートへの
印刷方法は、印版を装着した版胴と、この版胴に対向配
置した圧胴とを備える印刷機を使用し、前記印版にイン
キを転移させて、相互に反対方向に回転する前記版胴と
圧胴との間を通過する段ボールシートに所要の印刷を行
なうに際し、前記版胴に対し近接・離間自在に設けたイ
ンキ転移ロールと、このインキ転移ロールに運転中は常
に接触して回転する絞りロールとの間に、低粘度でかつ
高度に速乾性のインキを循環させることなく供給して、
前記インキ転移ロールを版胴に近接作動させた際にこの
インキを前記印版に転移させ、印刷オーダの変更等に伴
う色替え時には、前記インキ転移ロールおよび絞りロー
ルに付着しているインキを、スクレーパにより直接的ま
たは間接的に掻き取り除去するようにしたことを特徴と
する。
【0014】また前記課題を克服し、所期の目的を達成
するため本願の第2の発明に係る段ボールシート印刷装
置は、印版を装着した版胴と、この版胴に対向配置した
圧胴とからなり、前記印版にインキを転移させると共に
、相互に反対方向に回転する前記版胴と圧胴との間に段
ボールシートを通過させて、該シートに所要の印刷を行
なうよう構成した段ボールシート用印刷機において、前
記版胴に近接してこれと平行に配設され、運転中は常に
接触回転する一対のインキ転移ロールおよび絞りロール
からなり、該絞りロールの回転軸を中心として、前記イ
ンキ転移ロールを所要角度範囲で変位させ得るよう構成
したインキ転移機構と、前記インキ転移機構に近接して
配置され、そのインキ転移ロールと絞りロールとの間に
、低粘度でかつ高度に速乾性のインキを貯留量の調節自
在に供給するインキ供給装置と、前記インキ転移ロール
に近接してこれと平行に配設され、インキ洗浄中は常に
接触回転する一対の第1インキ取上げロールおよび第2
インキ取上げロールと、前記第2インキ取上げロールに
対して接離自在に配設され、接触時に該ロールに転移し
ているインキを除去するスクレーパとからなり、前記イ
ンキ転移機構を絞りロールの回転軸を中心として変位さ
せることにより、該インキ転移機構におけるインキ転移
ロールを、前記版胴に装着した印版に接触してインキを
該印版に転移させるインキ転移位置と、第1インキ取上
げロールに接触してインキを該取上げロールに逆転移さ
せるインキ洗浄位置とを選択し得るよう構成したことを
特徴とする。
【0015】また前記目的を好適に達成するため、本願
の第3の発明に係る段ボールシート印刷装置は、印版を
装着した版胴と、この版胴に対向配置した圧胴とからな
り、前記印版にインキを転移させると共に、相互に反対
方向に回転する前記版胴と圧胴との間に段ボールシート
を通過させて、該シートに所要の印刷を行なうよう構成
した段ボールシート用印刷機において、前記版胴に対し
近接・離間自在に配設され、近接時には該版胴に装着し
た印版と接触して回転するインキ転移ロールと、このイ
ンキ転移ロールに運転中は常に接触して回転し、供給さ
れるインキの量を絞り調整する絞りロールと、これらイ
ンキ転移ロールおよび絞りロールの上方に配設され、両
ロール間に低粘度でかつ高度に速乾性のインキを貯留量
の調節自在に供給するインキ供給装置と、前記インキ転
移ロールに対して接離自在に配設され、接触時に該ロー
ルに転移しているインキを掻き上げ除去するスクレーパ
とから構成したことを特徴とする。
【0016】更に、前記目的を好適に達成し得る本願の
第4の発明は、印版を装着した版胴と、この版胴に対向
配置した圧胴とからなり、前記印版にインキを転移させ
ると共に、相互に反対方向に回転する前記版胴と圧胴と
の間に段ボールシートを通過させて、該シートに所要の
印刷を行なうよう構成した段ボールシート用印刷機にお
いて、前記版胴に対し近接・離間自在に配設され、近接
時には該版胴に装着した印版と接触して回転するインキ
転移ロールと、このインキ転移ロールに運転中は常に接
触して回転し、供給されるインキの量を絞り調整する絞
りロールと、これらインキ転移ロールおよび絞りロール
の上方に配設され、両ロール間に低粘度でかつ高度に速
乾性のインキを貯留量の調節自在に供給するインキ供給
装置と、前記絞りロールに対して接離自在に配設され、
接触時に該ロールに転移しているインキを掻き上げ除去
するスクレーパとから構成したことを特徴とする。
【0017】
【実施例】次に、本発明に係る段ボールシートへの印刷
方法および装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図
面を参照しながら以下説明する。図1は、実施例に係る
印刷機の概略側面図であって、段ボールシートへの印刷
状態で示し、また図2は、同印刷機の印刷終了後におけ
るインキ洗浄状態を示す概略側面図である。図示の印刷
機40は、印版42が着脱自在に装着される版胴44と
、段ボールシート43のパスラインを挟む下方に対向配
置した圧胴46とを備え、これら版胴44および圧胴4
6は相互に反対方向への回転がなされる。
【0018】前記版胴44の上方には、印版42にイン
キを転移させるためのインキ転移機構48が配設されて
いる。このインキ転移機構48は、基本的に、印版42
に直接インキを転移させるインキ転移ロール50と、イ
ンキ量の調整を行なう絞りロール52と、絞りロール5
2の回転軸を中心としてインキ転移ロール50を所要角
度範囲で変位させ得る揺動機構(殊に図示せず)とから
構成されている。そして該揺動機構を選択的に作動させ
ることにより、後述する如く該インキ転移ロール50を
、■前記印版42に接触させてインキを該印版42に転
移させるインキ転移位置と、■第1インキ取上げロール
68(後述)に接触してインキを該取上げロール68に
逆転移させるインキ洗浄位置とに変位させ得るものであ
る。 すなわちインキ転移ロール50は、前記版胴44に対し
近接・離間自在に配設され、近接時には該版胴44に装
着した印版42に接触して回転可能となっている。この
インキ転移ロール50の表面には、微細な窪みを所要の
パターンで凹設したアニロックスが形成され、これら微
細窪みは、一定量のインキを溜めると共にロール回転時
のインキ飛散を防止するべく機能している。なおインキ
転移ロール50は鉄系の金属材質が採用されるが、金属
ロールの表面にセラミックス被膜を爆発溶射等の手段に
より形成し、このセラミックス被膜にアニロックスを彫
刻するようにしてもよい。更に、このインキ転移ロール
50として、アニロックスの彫刻を施してない鉄ロール
(メッキだけを施したもの)や、単なるゴムロールも好
適に使用可能である。
【0019】前記インキ転移ロール50に隣接して配設
される絞りロール52は、インキ転移ロール50と運転
中は常に接触すると共に、該ロール50より同速若しく
は低速で回転して、インキ転移ロール50の表面におけ
る余剰インキの絞り調整を行なうべく機能する。また該
絞りロール52は、鉄系の金属材質またはゴム等の柔軟
な材質のものとするのが好適である。なお詳細な図示説
明は省略するが、前記一対のインキ転移ロール50およ
び絞りロール52を備えるインキ転移機構48において
、絞りロール52の回転軸を中心として、前記インキ転
移ロール50を所要角度範囲で変位させ得る揺動機構が
設けられている。この揺動機構を作動させることにより
、該インキ転移ロール50を、■図1に示す如く、印版
42に接触させてインキの転移を行なうインキ転移位置
と、■図2に示す如く、第1インキ取上げロール68(
後述)に接触して、インキを該取上げロール68に逆転
移させるインキ洗浄位置とを選択し得るものである。ま
た両方のロール50,52に異なる回転を与える機構に
ついても、それ自体は公知であるので説明は省略する。
【0020】前記インキ転移ロール50および絞りロー
ル52の上方には、両ロール間50,52にインキを供
給するインキ供給装置54が配設されている。段ボール
シートの印刷機に使用される印版42はゴム凸版である
から、印刷時のインキ供給量の管理により印刷仕上りが
左右される。供給量が多ければ、マージナルゾーンを生
じて仕上りが不良になると共に、シート上での乾燥が遅
れて裏写りしたり、後工程までの時間が長くなる。また
供給量が少な過ぎると、印刷面にカスレや抜けを生ずる
。そこで図3に示す如くこのインキ供給装置54は、イ
ンキ供給量を印刷物の図柄に合わせて、必要個所に重点
的にインキを供給し得るようになっている。すなわち、
前記両ロール間50,52と水平に設けたレール56に
、ヘッド58が左右走行可能に載架され、このヘッド5
8から延出させたインキ供給管60は、その開口部を両
ロール間50,52の間に臨ませている。従ってこの供
給管60からのインキは、インキ転移ロール50と絞り
ロール52との間に供給され、そのロール軸方向に貯留
される。但しこの印刷機40に使用されるインキは、先
に述べた如く、出願人により新たに開発された低粘度か
つ速乾性のグリコール系インキであって、フレキソ印刷
機のように循環させる必要はない。
【0021】また、図示しない送風源に接続する一対の
空気吹付管62,62が、ロール端面付近に固定される
か、若しくはロール軸方向への間隔調節自在に設けられ
、その各開口部をインキ転移ロール50と絞りロール5
2との接触部上方に臨ませている。この空気吹付管62
,62から吹出される空気は、ロール端面からのインキ
のこぼれを防止すると共に、前記供給管60から両ロー
ル50,52の間に供給されるインキを、ロール軸方向
に調節自在に貯留するものである。従って印版42や段
ボールシート43の幅に応じて、前記空気吹付管62,
62は、ロール軸方向に同期的に近接・移動されて最も
有効なインキ貯留量が調節される。なお空気吹付管62
,62の対を、ロール軸方向の間隔調節自在に設けるこ
とに替えて、インキ転移ロール50と絞りロール52と
の間に一対のダムを配設し、これらを相互に近接離間自
在とする構造としてもよい。
【0022】なお両ロール50,52の間において、イ
ンキは空気吹付管62,62から吹付けられる空気で規
制される範囲だけに貯留されるので、両ロール50,5
2のインキが存在しない領域は、ロール回転時の摩擦に
より熱を持ったり摩耗したりする不都合を生ずる。そこ
で図3に示す如く、両ロール50,52の接触部上方に
沿って供給管64が配設され、この供給管64に開設し
た多数の通孔64aから、両ロール50,52のインキ
不存在領域に潤滑液を滴下させるよう構成しておくのが
好ましい。この場合に前記通孔64aは、その夫々をバ
ルブ等の手段(図示せず)により開閉可能として、両ロ
ール50,52のインキ不存在領域にのみ潤滑液を滴下
させるようにしておくことは勿論である。
【0023】また前記インキ転移ロール50の上方には
、オーダ変更等による色替えに際し、インキの洗浄を行
なうための機構66が設けられている。すなわちインキ
洗浄機構66は、前記インキ転移ロール50に近接して
これと平行に配設され、インキ洗浄中は常に接触回転す
る一対の第1インキ取上げロール68および第2インキ
取上げロール70と、この第2インキ取上げロール70
に転移しているインキを除去するスクレーパ72とから
基本的に構成される。この場合に、第1インキ取上げロ
ール68はゴム等の柔軟な材質とするのが好適であり、
また第2インキ取上げロール70は鉄系の金属材質とす
るのが好ましい。そしてインキの洗浄に際しては、イン
キ転移機構48に関連して設けた前記揺動機構(図示せ
ず)を作動させ、絞りロール52の回転軸を中心として
前記インキ転移ロール50を、図2に示す如く反時計方
向に変位させる。これにより該インキ転移ロール50は
、第1インキ取上げロール68に接触して回転するに至
り、従ってインキ転移ロール50に付着しているインキ
が第1取上げロール68に逆転移させられる。
【0024】第2インキ取上げロール70に近接した略
接線位置には、長尺のブレード状板体からなるスクレー
パ72が配設されている。すなわち該スクレーパ72は
、第2インキ取上げロール70の回転方向に対し逆らう
方向に、その先端を接線方向に沿って指向させており、
適宜の流体圧シリンダ74により正逆駆動されてロール
表面に接離自在となっている。そして該スクレーパ72
を、第2インキ取上げロール70に接触させることによ
り、該ロール70に転移したインキが掻き上げ除去され
る。この除去されたインキは、スクレーパ72の下方に
設けたインキパン76に回収される。なおインキ洗浄機
構66を、第1インキ取上げロール68と第2インキ取
上げロール70とで構成し、その第2インキ取上げロー
ル70を介して前記スクレーパ72でインキを除去する
ようにした理由は以下の通りである。いま、インキ洗浄
機構66を第1インキ取上げロール68だけで構成し、
このロール68からスクレーパ72でインキを除去する
ようにした機構を仮定してみる。この機構でもインキの
除去自体は好適になし得るが、該ロール68は図2の如
く時計方向に回転するので、スクレーパ72の配設位置
は必然的にロール68の右側とならざるを得ない。 このためスクレーパ72およびインキパン76は、印刷
装置を図2で右方向に大きな設置スペースを必要とする
ことになり、装置全体の大型化を招き、最近殊に著しい
ユーザーによるコンパクト化の要請に逆行することにな
る。しかるに図1に示すように、インキ洗浄機構66を
、対をなすインキ取上げロール68,70で構成するよ
うにすれば、第2インキ取上げロール70は図2の如く
反時計方向に回転するので、スクレーパ72の配設位置
は該ロール70の左側でよくなり、従って印刷装置のコ
ンパクト化の要請に適うことになるものである。
【0025】この図1〜図3に示す実施例につき、その
作用を次に説明する。印刷の準備作業として、前述した
揺動機構を作動させ、前記絞りロール52の回転軸を中
心としてインキ転移ロール50を時計方向に変位させる
ことにより、図1に示す如く、■インキ転移機構48の
インキ転移ロール50は版胴44(印版42)に接触さ
せられ、また■インキ洗浄機構66の第1インキ取上げ
ロール68はインキ転移ロール50から離間するに至る
。 更に■スクレーパ72も、第2インキ取上げロール70
から離間している。一対の空気吹付管62,62は、印
版42や段ボールシート43の印刷幅等に応じて、イン
キ転移ロール50および絞りロール52の軸方向間隔が
調節される。そして回転中のインキ転移ロール50と絞
りロール52との間に、前記ヘッド58から延出する供
給管60よりインキが供給される。該インキは両ロール
50,52の間で貯留されるが、該ロールの軸方向に貯
留されたインキは、前記空気吹付管62,62から吹付
けられる空気により一定領域に規制される。また両ロー
ル50,52のインキが供給されない領域では、供給管
64の多数の通孔64aから潤滑液が滴下させられ、該
ロール50,52の摩擦による発熱や摩耗が防止される
【0026】これにより版胴44に装着した印版42の
表面には、インキ転移ロール50を介して、適正量のイ
ンキが必要個所だけに転移される。この状態の下で、図
示しない上流側のストッカより、段ボールシート43を
1枚づつ版胴44と圧胴46との間に供給することによ
り、該シート43には所要の印刷が施される。インキは
速乾性であるから、印刷後は直ちに後工程のダイカッタ
やフォルダグルワ等に送り込むことができる。またイン
キはインキ転移ロール50と絞りロール52の間全体に
行き渡っているので、印刷時に幅方向の色ムラを生ずる
ことがなく、従ってオペレータは印刷状態を常に監視す
る必要がない。更に、印版42の必要箇所にだけインキ
が供給されるから、インキ消費量が少なくて済む利点が
ある。
【0027】印刷オーダの変更等に伴なう色替えのため
に、使用するインキを変える場合は、以下の手順でイン
キ洗浄がなされる。先ず、ヘッド58における供給管6
0からのインキ供給が停止させられる。また前記揺動機
構を逆作動させて、絞りロール52の回転軸を中心とし
てインキ転移ロール50を反時計方向に変位させること
により、図2に示す如く、インキ転移ロール50は版胴
44(印版42)から離間させられて、第1インキ取上
げロール68に接触するに至る。そこで前記流体圧シリ
ンダ74を付勢して、スクレーパ72を第2インキ取上
げロール70に適正圧で接触させる。そしてインキ転移
ロール50および絞りロール52を空回転させると、両
ロール50,52の表面に付着しているインキおよび両
ロールの軸方向に貯留されているインキは、絞りロール
52に接触しているインキ転移ロール50に全て転移す
る。更にこのインキは、第1インキ取上げロールを経て
第2インキ取上げロールに転移し、前記スクレーパ72
により掻き上げ除去される。なお除去されたインキは、
下方に位置するインキパン76に落下して回収される。 このようにオーダ変更に伴う色替えに際し、インキは掻
き取るだけで除去されるから、短時間でオーダチェンジ
ができて多種少量の小ロット印刷に好適に対応すること
ができる。しかも洗浄廃液は殆ど出ないので、インキの
節約が図られると共に公害防止に大きく貢献することが
できる。
【0028】図4は、第2の発明の実施例に係る印刷機
を概略側面で示すものであって、版胴44と圧胴46、
インキ転移ロール50と絞りロール52およびインキ供
給装置54の基本構成は、図1〜図3に関連して説明し
たところと同一である。但し、印刷オーダの変更等に伴
う色替えの際のインキ洗浄機構が相違している。すなわ
ちインキ転移ロール50に近接した位置に、長尺板体か
らなるスクレーパ72が配設され、このスクレーパ72
は、流体圧シリンダ74に接続してロール表面に接離自
在となっている。そして図5に示すように、該スクレー
パ72がインキ転移ロール50に接触することにより、
該ロール50に転移したインキの除去がなされる。除去
されたインキは、スクレーパ72の下方に設けたインキ
パン76に回収される。この実施例の場合は、インキ転
移ロール50は前述の鉄系金属材質であっても、またゴ
ム等の柔軟な材質の何れとしてもよい。
【0029】更に図6は、第3の発明の実施例に係る印
刷機を概略側面で示し、版胴44と圧胴46、インキ転
移ロール50と絞りロール52およびインキ供給装置5
4の基本構成は、図1〜図3で説明した構成と同一であ
る。但し、印刷オーダの変更等に伴う色替えの際のイン
キ洗浄機構が相違している。すなわち絞りロール52に
近接した位置に、長尺板体からなるスクレーパ72が配
設され、このスクレーパ72は流体圧シリンダ74に接
続してロール表面に接離自在となっている。そして図7
に示すように、該スクレーパ72が絞りロール52に接
触することにより、該ロール52に転移したインキの除
去がなされる。除去されたインキは、スクレーパ72の
下方に設けたインキパン76に回収される。なおこの実
施例の場合、絞りロール52の材質は、鉄系金属材料ま
たはゴム系の柔軟材料の何れもが好適に使用可能である
【0030】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る段ボ
ールシートへの印刷方法および装置は、新たに開発され
た低粘度かつ速乾性のグリコール系インキの特性を最大
限に発揮するべく提案されたものであって、印刷に際し
ては、速乾性インキを使用し得るために後工程に直ちに
送り込むことができ、また色ムラを生ずることがないの
で、オペレータは印刷状態を常に監視する必要がない。 更に、インキを常時循環させる必要がないために機構が
簡素化され、しかも印版の必要箇所にだけインキを供給
し得るので、インキ消費量が少なくて済む利点がある。 また印刷オーダの変更等に伴なう色替え時には、ロール
に付着しているインキを掻き取るだけで除去し得るので
、短時間でオーダチェンジができ、多種少量の小ロット
印刷に好適に対応することができる。しかも前記の如く
インキの常時循環は必要としないために洗浄廃液も殆ど
出ることがなく、インキの大幅な節約が図られると共に
公害防止の見地からも極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例に係る印刷機の概略側
面図であって、段ボールシートへの印刷状態で示すもの
である。
【図2】図2は、図1に示す印刷機の印刷終了後におけ
るインキ洗浄状態を示す概略側面図である。
【図3】図3は、図1に示す印刷機の概略構成を示す斜
視図である。
【図4】図4は、本願の別発明の実施例に係る印刷機の
概略側面図であって、段ボールシートへの印刷状態で示
すものである。
【図5】図5は、図4に示す印刷機の印刷終了後におけ
るインキ洗浄状態を示す概略側面図である。
【図6】図6は、本願の更に別の発明の実施例に係る印
刷機の概略側面図であって、段ボールシートへの印刷状
態で示すものである。
【図7】図7は、図6に示す印刷機の印刷終了後におけ
るインキ洗浄状態を示す概略側面図である。
【図8】図8は、従来技術に係るプリスロ印刷機の各種
ロール配列を概略的に示す側面図である。
【図9】図9は、従来技術に係るフレキソ印刷機の各種
ロール配列を概略的に示す側面図である。
【図10】図10は、図9に示すフレキソ印刷機におけ
るインキ循環供給系の概略機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
10  段ボールシート用印刷機 42  印版 43  段ボールシート 44  版胴 46  圧胴 50  インキ転移ロール 52  絞りロール 54  インキ供給装置 68  第1インキ取上げロール 70  第2インキ取上げロール 72  スクレーパ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  印版(42)を装着した版胴(44)
    と、この版胴(44)に対向配置した圧胴(46)とを
    備える印刷機を使用し、前記印版(42)にインキを転
    移させて、相互に反対方向に回転する前記版胴(44)
    と圧胴(46)との間を通過する段ボールシート(43
    )に所要の印刷を行なうに際し、前記版胴(44)に対
    し近接・離間自在に設けたインキ転移ロール(50)と
    、このインキ転移ロール(50)に運転中は常に接触し
    て回転する絞りロール(52)との間に、低粘度でかつ
    高度に速乾性のインキを循環させることなく供給して、
    前記インキ転移ロール(50)を版胴(44)に近接作
    動させた際にこのインキを前記印版(42)に転移させ
    、印刷オーダの変更等に伴う色替え時には、前記インキ
    転移ロール(50)および絞りロール(52)に付着し
    ているインキを、スクレーパ(72)により直接的また
    は間接的に掻き取り除去するようにしたことを特徴とす
    る段ボールシートへの印刷方法。
  2. 【請求項2】  印版(42)を装着した版胴(44)
    と、この版胴(44)に対向配置した圧胴(46)とか
    らなり、前記印版(42)にインキを転移させると共に
    、相互に反対方向に回転する前記版胴(44)と圧胴(
    46)との間に段ボールシート(43)を通過させて、
    該シート(43)に所要の印刷を行なうよう構成した段
    ボールシート用印刷機において、前記版胴(44)に近
    接してこれと平行に配設され、運転中は常に接触回転す
    る一対のインキ転移ロール(50)および絞りロール(
    52)からなり、該絞りロール(52)の回転軸を中心
    として、前記インキ転移ロール(50)を所要角度範囲
    で変位させ得るよう構成したインキ転移機構(48)と
    、前記インキ転移機構(48)に近接して配置され、そ
    のインキ転移ロール(50)と絞りロール(52)との
    間に、低粘度でかつ高度に速乾性のインキを貯留量の調
    節自在に供給するインキ供給装置(54)と、前記イン
    キ転移ロール(50)に近接してこれと平行に配設され
    、インキ洗浄中は常に接触回転する一対の第1インキ取
    上げロール(68)および第2インキ取上げロール(7
    0)と、前記第2インキ取上げロール(70)に対して
    接離自在に配設され、接触時に該ロール(70)に転移
    しているインキを除去するスクレーパ(72)とからな
    り、前記インキ転移機構(48)を絞りロール(52)
    の回転軸を中心として変位させることにより、該インキ
    転移機構(48)におけるインキ転移ロール(50)を
    、前記版胴(44)に装着した印版(42)に接触して
    インキを該印版(42)に転移させるインキ転移位置と
    、第1インキ取上げロール(68)に接触してインキを
    該取上げロール(68)に逆転移させるインキ洗浄位置
    とを選択し得るよう構成したことを特徴とする段ボール
    シート用印刷機。
  3. 【請求項3】  印版(42)を装着した版胴(44)
    と、この版胴(44)に対向配置した圧胴(46)とか
    らなり、前記印版(42)にインキを転移させると共に
    、相互に反対方向に回転する前記版胴(44)と圧胴(
    46)との間に段ボールシート(43)を通過させて、
    該シート(43)に所要の印刷を行なうよう構成した段
    ボールシート用印刷機において、前記版胴(44)に対
    し近接・離間自在に配設され、近接時には該版胴(44
    )に装着した印版(42)と接触して回転するインキ転
    移ロール(50)と、このインキ転移ロール(50)に
    運転中は常に接触して回転し、供給されるインキの量を
    絞り調整する絞りロール(52)と、これらインキ転移
    ロール(50)および絞りロール(52)の上方に配設
    され、両ロール間(50,52)に低粘度でかつ高度に
    速乾性のインキを貯留量の調節自在に供給するインキ供
    給装置(54)と、前記インキ転移ロール(50)に対
    して接離自在に配設され、接触時に該ロール(50)に
    転移しているインキを掻き上げ除去するスクレーパ(7
    2)とから構成したことを特徴とする段ボールシート用
    印刷機。
  4. 【請求項4】  印版(42)を装着した版胴(44)
    と、この版胴(44)に対向配置した圧胴(46)とか
    らなり、前記印版(42)にインキを転移させると共に
    、相互に反対方向に回転する前記版胴(44)と圧胴(
    46)との間に段ボールシート(43)を通過させて、
    該シート(43)に所要の印刷を行なうよう構成した段
    ボールシート用印刷機において、前記版胴(44)に対
    し近接・離間自在に配設され、近接時には該版胴(44
    )に装着した印版(42)と接触して回転するインキ転
    移ロール(50)と、このインキ転移ロール(50)に
    運転中は常に接触して回転し、供給されるインキの量を
    絞り調整する絞りロール(52)と、これらインキ転移
    ロール(50)および絞りロール(52)の上方に配設
    され、両ロール間(50,52)に低粘度でかつ高度に
    速乾性のインキを貯留量の調節自在に供給するインキ供
    給装置(54)と、前記絞りロール(52)に対して接
    離自在に配設され、接触時に該ロール(52)に転移し
    ているインキを掻き上げ除去するスクレーパ(72)と
    から構成したことを特徴とする段ボールシート用印刷機
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JPH01257051A (ja) * 1988-04-07 1989-10-13 Osaka Insatsu Ink Seizo Kk フレキソ印刷ユニットの洗浄装置

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