JPH04255996A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH04255996A
JPH04255996A JP3018044A JP1804491A JPH04255996A JP H04255996 A JPH04255996 A JP H04255996A JP 3018044 A JP3018044 A JP 3018044A JP 1804491 A JP1804491 A JP 1804491A JP H04255996 A JPH04255996 A JP H04255996A
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JP
Japan
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data
gate
erasing
transistor
memory cell
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Application number
JP3018044A
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Makoto Yamamoto
誠 山本
Kazuo Kobayashi
和男 小林
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G11C16/10Programming or data input circuits
    • G11C16/14Circuits for erasing electrically, e.g. erase voltage switching circuits
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    • G11C16/32Timing circuits

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不揮発性半導体記憶装
置に関し、特に、所望のメモリセルの記憶データだけ消
去することが可能な不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体記憶装置は、DRAM(
Dynamic  Random  Access  
Memory)やSRAM(スタテック型  Rand
om  Access  Memory)等の揮発性半
導体記憶装置と異なり、電源切断後も記憶データが保持
されることが特徴である。このような不揮発性半導体記
憶装置として代表的なものにPROM(Program
mable  Read  Only  Memory
)がある。PROMは、ユーザ側で情報を書込める不揮
発性半導体記憶装置である。このPROMとして現在既
に商品化されている代表的なものとして、電気的にデー
タが書込まれ紫外線照射によってデータが消去されるE
PROM(Erasable  and  Elect
rically  Programmable  Re
ad  Only  Memory)と、データ消去お
よびデータ書込みのいずれも電気的に行なわれるEEP
ROM(ElectricallyErasable 
 and  Programmable  Read 
 OnlyMemory)とがある。図12は、EPR
OMにおけるメモリセルの構造を示す断面図である。図
13は、EEPROMにおけるメモリセルの構造を示す
断面図である。
【0003】図12を参照して、EPROMにおいて各
メモリセルは、単一のFAMOS(Floating−
gate  Avalanche  injectio
n  MOS)トランジスタを含む。このFAMOSト
ランジスタは、P型基板1上にドレインおよびソースと
してそれぞれ形成されたN型不純物領域2および3と、
N型不純物領域2および3間にまたがるようにP型基板
1上に酸化膜6を介して形成されるポリシリコンの導電
層5と、この導電層5上に酸化膜7を介して形成される
導電層4とを含む。導電層4および5がそれぞれ、この
FAMOSトランジスタのコントロールゲートおよびフ
ローティングゲートである。
【0004】データ書込み時には、ドレイン2およびコ
ントロールゲート4にそれぞれ高電圧が印加される。こ
れによって、ドレイン2およびソース3間に大きなチャ
ネル電流が流れる。ドレイン2およびソース3間のチャ
ネル内の電界はドレイン2近傍において非常に強いので
、チャネル内においてエレクトロンは十分に加速されて
高エネルギを得る。この高エネルギのエレクトロン(ホ
ットエレクトロン)の一部がコントロールゲート4の高
電位によってフローティングゲート5に向かう方向に、
フローティングゲート5および半導体基板1間に設けら
れる酸化膜6の障壁エネルギ以上の高エネルギを持つ。 したがって、この一部のホットエレクトロンがフローテ
ィングゲート5に到達し、フローティングゲート5に捕
獲される。ドレイン2およびコントロールゲート4に高
電圧が印加されなくなると、ホットエレクトロンはフロ
ーティングゲート5に注入されなくなる。しかし、フロ
ーティングゲート5はコントロールゲート4およびP型
基板1とそれぞれ絶縁膜7および6によって電気的に絶
縁されているため、フローティングゲート5に捕獲され
たエレクトロンのポテンシャルエネルギは酸化膜6およ
び7のポテンシャルエネルギよりも低くなる。このため
、フローティングゲート5に一旦捕獲されたエレクトロ
ンは長期間フローティングゲート5に残留する。
【0005】フローティングゲート5にエレクトロンが
捕獲されている状態および、フローティングゲート5に
エレクトロニクスが捕獲されていない状態がそれぞれ、
データ“0”および“1”に対応させられる。
【0006】フローティングゲート5にエレクトロニク
スが捕獲されると、ドレイン2およびソース3間に反転
層が生じにくくなる。このため、データ書込み後のメモ
リセルのしきい値電圧はデータ書込み前に比べて高くな
る。そこで、データ読出しは、コントロールゲート4に
適当な正の電圧を印加し、これによってドレイン2およ
びソース3間に電流が流れるか否かを判別することによ
って行なわれる。前記適当な電圧は、データが書込まれ
ていない、すなわちフローティングゲート5にエレクト
ロンが注入されていないFAMOSトランジスタのしき
い値電圧よりも高く、かつ、データ書込みが行なわれた
、すなわち、フローティングゲート5にエレクトロンが
注入されたFAMOSトランジスタのしきい値電圧より
も低く設定される。これによって、このメモリセルを構
成するFAMOSトランジスタは、そのフローティング
ゲート5にエレクトロンが注入されていない場合に限り
導通して、ドレイン2およびソース3間に流れる電流が
生じる。そこで、ソース3およびドレイン2間に流れる
電流の有無を判別することによって、メモリセルの記憶
データが“0”であるか“1”であるかが判別される。
【0007】データ消去時には、このFAMOSトラン
ジスタに紫外線等の高エネルギを有する光線が照射され
る。これによって、フローティングゲート5に捕獲され
ているエレクトロンがこの光線のフォトエネルギによっ
て励起し、酸化膜6および7のポテンシャルエネルギよ
りも高いエネルギを得る。この結果、フローティングゲ
ート5に捕獲されていたエレクトロンはコントロールゲ
ート4または基板1に放出される。
【0008】EPROMのメモリセルアレイにおいては
、図12に示される構造のFAMOSトランジスタが行
および列のマトリクス状に配列される。そして、同じ行
に配列されるすべてのFAMOSトランジスタのそれぞ
れのコントロールゲート4は同じワード線に接続される
。同じ列に配列されるすべてのFAMOSトランジスタ
のそれぞれのドレイン2は同じビット線に接続される。 ドレイン2およびコントロールゲート4への電圧印加は
、それぞれ、このビット線およびワード線を介して行な
われる。したがって、1本のワード線と1本のビット線
とに高電圧を印加すれば、この1本のワード線とこの1
本のビット線とにそれぞれコントロールゲート4および
ドレイン2を接続される1つのメモリセルにのみデータ
“0”が書込まれる。一方、データ消去時にはメモリセ
ルアレイ全体に紫外線が照射されるので、メモリセルア
レイ内のすべてのメッセージの記憶データが一括して消
去される。
【0009】図13を参照して、EEPROMにおいて
各メモリセルは同一の基板上に形成される、単一のFA
MOSトランジスタ10と単一のMOSトランジスタ1
1とによって構成される。FAMOSトランジスタ10
は、P型基板1上にソースおよびドレインとしてそれぞ
れ形成されるN型不純物拡散層2および3と、コントロ
ールゲート4と、フローティングゲート5とを含む。フ
ローティングゲート5は、ドレイン2および3間にまた
がるように、P型基板1上に酸化膜6を介して形成され
る。コントロールゲート4は、フローティングゲート5
上に酸化膜7を介して形成される。このFAMOSトラ
ンジスタ10において、フローティングゲート5と基板
1との間に設けられる酸化膜6は、ソース2およびドレ
イン3間に対応する部分においては、トンネル現象が生
じないような膜厚(通常200オングストローム以上)
で形成され、ドレイン2端部に対応する部分においては
、トンネル現象が生じ得るように薄く(通常100オン
グストローム程度)形成される。酸化膜6のうちこの膜
厚の薄い部分6bはトンネル酸化膜と呼ばれる。一方、
EPROMのメモリセルとして用いられるFAMOSト
ランジスタ(図12)においては、基板1とフローティ
ングゲート5との間に設けられる酸化膜6の厚さはすべ
ての部分においてトンネル現象が生じない厚さ(通常2
00オングストローム以上)である。EEPROMにお
いては、このトンネル酸化膜6bを利用してデータ書込
みおよびデータ消去が行なわれる。
【0010】データ書込時には、ドレイン2およびコン
トロールゲート4間に、コントロールゲート4を高電位
側とする高電圧が印加される。これによってトンネル酸
化膜6bにフローティングゲート5側を高電位側とする
高電界が発生してトンネル現象が生じる。すなわち、ド
レイン2近傍で発生するホットエレクトロンが酸化膜6
bをトンネルしてフローティングゲート5に注入される
。ドレイン2およびコントロールゲート4間に高電圧が
印加されなくなると、フローティングゲート5に注入さ
れたエレクトロンはEPROMの場合と同様に長時間フ
ローティングゲート5に残留する。
【0011】データ消去時には、データ書込時とは逆に
、ドレイン2およびコントロールゲート4間に、ドレイ
ン2を高電位側とする高電圧が印加される。これによっ
て、酸化膜6bにデータ書込み時とは逆方向の高電界が
発生するので、フローティングゲート5のエレクトロン
が酸化膜6bをトンネルしてドレイン2に放出される。 したがって、フローティングゲート5に捕獲されていた
エレクトロンはフローティングゲート5から除去される
。もちろん、フローティングゲート5にエレクトロンが
捕獲されているFAMOSトランジスタ10のしきい値
電圧は、エレクトロンを注入されていないフローティン
グゲート5を有するFAMOSトランジスタ10のそれ
よりも高い。したがって、EEPROMにおいても、デ
ータ書込みおよびデータ消去は、各メモリセルを構成す
るFAMOSトランジスタ10のしきい値電圧を変化さ
せることによって行なわれる。
【0012】データ読出時には、コントロールゲート4
に適当な電位(エレクトロンを注入されたフローティン
グゲートを有するFAMOSトランジスタ10のしきい
値電圧よりも低く、かつ、エレクトロンを注入されてい
ないフローティングゲート5を有するFAMOSトラン
ジスタ10のしきい値電圧よりも高い電位)を与え、ド
レイン2およびソース3間に流れる電流の有無を判別す
れば、このメモリセルの記憶データが“0”であるか“
1”であるかが判別できる。
【0013】このようなデータ消去,データ書込み,お
よびデータ読出しを1メモリセル単位で行なうために、
EEPROMの各々にはMOSトランジスタ11が設け
られる。MOSトランジスタ11は、ソースとしてP型
基板1上にFAMOSトランジスタ10のドレインと共
通に形成される不純物拡散層2と、ドレインとしてP型
基板1上に形成されるN型不純物拡散層8と、不純物拡
散層2および8間にまたがるようにP型基板1上に形成
されるゲート電極9とを含む。ゲート電極9とP型基板
1とは酸化膜6によって電気的に絶縁される。
【0014】EEPROMのメモリセルアレイにおいて
は、図13に示される構造のメモリセルが行および列の
マトリクス状に配列され、同じ行に配列されるすべての
メモリセルをそれぞれ構成するMOSトランジスタ11
のゲート9が同一のワード線に接続され、同じ列に配列
されるすべてのメモリセルをそれぞれ構成するMOSト
ランジスタ11のドレイン8が同一のビット線に接続さ
れる。そして、データ書込時には、すべてのFAMOS
トランジスタ10のコントロールゲート4に高電位が付
与され、かつ、1本のワード線および1本のビット線に
それぞれ、MOSトランジスタ11のしきい値電圧以上
の電位および接地電位が与えられる。これによって、こ
の1本のワード線とこの1本のビット線にそれぞれゲー
ト9およびドレイン8を接続されるメモリセルにだけデ
ータが書込まれる。データ消去時には、すべてのFAM
OSトランジスタ10のコントロールゲート4が接地さ
れ、かつ、1本のワード線および1本のビット線にそれ
ぞれ、MOSトランジスタ11のしきい値電圧以上の電
位および高電位が与えられる。これによって、この1本
のワード線およびこの1本のビット線にそれぞれゲート
9およびドレイン8を接続されるメモリセルのデータだ
けが消去される。そして、データ読出時には、すべての
FAMOSトランジスタ10のコントロールゲート4に
前記適当な電位が付与され、かつ、1本のワード線にM
OSトランジスタ11のしきい値電圧以上の電位が付与
された状態で、1本のビット線に流れる電流の有無が検
知される。これによって、この1本のワード線およびこ
の1本のビット線にそれぞれゲート9およびドレイン8
を接続されるメモリセルの記憶データのみが読出される
【0015】以上のように、構造的には、EPROMの
メモリセルの各々が1つのトランジスタによって構成さ
れるのに対し、EEPROMのメモリセルの各々は2つ
のトランジスタによって構成される。このため、EPR
OMはビットコストが安く、高集積化が容易であるのに
対し、EEPROMは、ビットコストが高く高集積化が
難しい。一方、動作的には、EPROMにおいて、デー
タ消去が紫外線で行なわれるのに対し、EEPROMに
おいては、データ消去が電気的に行なわれる。このため
EPROMにおけるデータ消去はすべてのメモリセルに
対して一斉に行なうことしかできないのに対し、EEP
ROMにおけるデータ消去は選択的に、たとえば1バイ
ト分のメモリセルごとに(バイト単位で)行なうことが
できる。
【0016】このようなEPROMやEEPROM以外
の不揮発性半導体記憶装置として、すべてのメモリセル
の記憶データを一括して電気的に消去できる、フラッシ
ュEEPROMが注目されつつある。図14は、フラッ
シュEEPROMにおける各メモリセルの断面構造を示
す図である。図14を参照して、各メモリセルはEPR
OMの場合と同様に、1つのFAMOSトランジスタに
よって構成される。しかしながら、このFAMOSトラ
ンジスタは、EPROMの各メモリセルを構成するFA
MOSトランジスタと異なり、フローティングゲート5
とP型基板1との間に介在される酸化膜6の厚さがトン
ネル現象が生じるように薄く、通常100オングストロ
ーム程度に設定される。データ書込み時には、コントロ
ールゲート4およびドレイン2に高電圧が印加され、こ
れによって発生したホットエレクトロンがフローティン
グゲート5に注入される。データ消去時には、コントロ
ールゲート4が接地され、ソース3に高電圧が印加され
る。これによってフローティングゲート5およびソース
3間にトンネル現象が生じ、フローティングゲート5に
蓄積されたエレクトロンが酸化膜6をトンネルしてソー
ス3に放出される。なお、コントロールゲート4および
フローティングゲート5間の酸化膜7の厚さは通常20
0オングストローム以上である。
【0017】このフラッシュEEPROMにおいても、
複数のメモリセルが行および列のマトリクス状に配列さ
れ、かつ、同一の行に配列されるメモリセルをそれぞれ
構成するFAMOSトランジスタのコントロールゲート
4が同一のワード線に接続され、同一の列に配列される
メモリセルをそれぞれ構成するFAMOSトランジスタ
のドレイン2が同一のビット線に接続される。データ書
込み時およびデータ消去時における、コントロールゲー
ト4およびドレイン2への電圧印加は、それぞれ、ワー
ド線およびビット線を介して行なわれる。フラッシュE
EPROMにおいては、すべてのメモリセルを構成する
FAMOSトランジスタのソース3が共通の信号線(以
下、ソース線と呼ぶ)に接続される。データ消去時には
、このソース線に高電圧が印加され、かつ、すべてのワ
ード線が接地される。したがって、フラッシュEEPR
OMにおけるデータ消去は全ビット同時に行なわれる。 なお、ソース線は通常接地電位にある。
【0018】図9は、フラッシュEEPROMにおける
メモリアレイの構成を概念的に示す回路図である。図9
には、簡単のために、1つのメモリアレイにおいてメモ
リセルが3行×3列のマトリクス状に配列される場合が
示される。図10は、フラッシュEEPROMのデータ
書込み時におけるワード線,ビット線,およびソース線
の電位を表形式で示す図であり、図11は、フラッシュ
EEPROMのデータ消去時における、ワード線,ビッ
ト線,およびソース線の電位を表形式で示す図である。
【0019】図9を参照して、1行目のメモリセルM1
1,M12,およびM13のコントロールゲートはワー
ド線WL1に接続され、2行目のメモリセルM21,M
22,およびM23のコントロールゲートはワード線W
L2に接続され、3行目のメモリセルM31,M32,
およびM33のコントロールゲートはワード線WL3に
接続される。1列目のメモリセルM11,M21,およ
びM31のドレインはビット線BL1に接続され、2列
目のメモリセルM12,M22,およびM32のドレイ
ンはビット線BL2に接続され、3列目のメモリセルM
13,M23,およびM33のドレインはビット線BL
3に接続される。ビット線BL1,BL2,およびBL
3はそれぞれ、NチャネルMOSトランジスタQ1,Q
2,およびQ3を介してノードDに接続される。すべて
のメモリセルMij(i=1,2,3:j=1,2,3
)のソースは同一のノードSに接続される。ノードDは
、データ書込み時およびデータ消去時にそれぞれ、高電
位および接地電位とされる。ノードSには、データ書込
み時およびデータ消去時にそれぞれ、接地電位および高
電位が印加される。トランジスタQ1〜Q3は、ノード
Dの電位が供給されるビット線BL1〜BL3のうちか
ら1本だけ選択するために設けられる。トランジスタQ
1,Q2およびQ3の導通状態はそれぞれ、制御信号C
1,C2,およびC3によって制御される。
【0020】たとえばメモリセルM22にデータを書込
む場合には、制御信号C2の論理レベルがハイレベルと
され、他の制御信号C1およびC3の論理レベルはとも
にローレベルとされる。同時に、ワード線WL2に12
V程度の高電圧が印加され、他のワード線WL1および
WL3の電位は0Vとされる。つまり、ビット線BL2
およびワード線WL2が選択される。したがって、選択
されたビット線BL2と選択されたワード線WL2との
接続点に配置されるメモリセル(以下、選択されたメモ
リセルと呼ぶ)M22のコントロールゲート,ドレイン
,およびソースの電位がそれぞれ、図10(a)に示さ
れるように、それぞれ12V,7V,および0Vとなる
。したがって、選択されたメモリセルM22のフローテ
ィングゲートにはドレイン近傍で発生したホットエレク
トロンが注入される。一方、選択されたワード線WLに
接続される他のメモリセルM21およびM23の各々の
コントロールゲート,ドレイン,およびソースの電位は
それぞれ、12V,0V,および0Vとなる。したがっ
て、これらのメモリセルM21およびM23のいずれに
おいても、ホットエレクトロンは発生しないので、フロ
ーティングゲートにエレクトロンは注入されない(図1
0(b)参照)。選択されたビット線BL2に接続され
る他のメモリセルM12およびM32の各々において、
コントロールゲート,ドレイン,およびソースの電位は
それぞれ、図10(c)に示されるように、0V,7V
および0Vとなる。したがって、これらのメモリセルM
12およびM32のいずれにおいても発生したホットエ
レクトロンはフローティングゲート方向に移動しない。 コントロールゲートおよびドレインをそれぞれ非選択の
ワード線および非選択のビット線に接続されるメモリセ
ルM11,M13,M31,およびM33の各々のコン
トロールゲート,ドレイン,およびソースの電位はそれ
ぞれ、図10(d)に示されるように、0V,0V,お
よび7Vとなる。したがって、これらのメモリセルM1
1,M13,M31,およびM33のいずれにおいても
、ホットエレクトロンの発生,発生したホットエレメン
トのフローティングゲートへの注入は行なわれない。そ
れゆえ、選択されたメモリセルM22にのみデータ“0
”が書込まれ、他のメモリセルにはデータが書込まれな
い。
【0021】データ消去時には、制御信号C1〜C3の
それぞれの論理レベルがすべてハイレベルとなる。これ
によって、すべてのビット線BL1〜BL3の電位がほ
ぼ0Vとなる。したがって、データ消去時には、すべて
のメモリセルMijのコントロールゲート,ドレイン,
およびソースの電位がそれぞれ図11に示されるように
、0V,0V,および10Vとなる。このため、すべて
のメモリセルMijのフローティングゲートからソース
にエレクトロンが引抜かれる。非選択のビット線はフロ
ーティング状態でもよいが、データ読出しのためにコン
トロールゲートに印加される電圧(読出し電圧)以下で
ある必要があり、実際にはほぼ0Vとされる。
【0022】このように、フラッシュEEPROMは、
各メモリセルが1つのトランジスタによって構成される
ので、ビットコストが安く高集積化に有利である。一方
、動作的には、フラッシュEEPROMはすべてのメモ
リセルの記憶データが一括して電気的に消去されるよう
に構成される。
【0023】一般に、フラッシュEEPROMのメモリ
アレイは、図9に示すように単一のブロックで構成され
る場合は少なく、複数のブロックで構成される。図8は
、フラッシュEEPROMの一般的な全体構成を示す概
略ブロック図である。図8を参照して、フラッシュEE
PROMは、たとえば、8個のブロック101〜108
に分割されたメモリアレイ100と、ソース回路110
と、Xデコーダ120と、Yデコーダ130と、8個の
ブロック101〜108の各々に対応して1個ずつ設け
られるYゲート140とを含む。フラッュEEPROM
はさらに、8個のブロック101〜108の各々に対応
して1個ずつ設けられる、センスアンプおよび書込み/
消去回路150と、このセンスアンプおよび書込み/消
去回路150の各々に対応して1個ずつ設けられる入出
力バッファ160とを含む。Xデコーダ120は、外部
行アドレス信号を受ける端子A0〜Am接続される。 Yデコーダ130は、外部列アドレス信号を受ける端子
B0〜Bnに接続される。入出力バッファ160の各々
は、メモリアレイ100への書込みデータおよびメモリ
アレイ100からの読出しデータを受ける1つの端子D
0〜D7に接続される。メモリアレイ100において、
ワード線WLは8個のブロック101〜108に共通に
設けられる。一方、ビット線BLは8個のブロック10
1〜108の各々に同じ数ずつ設けられる。メモリセル
(図示せず)はワード線WLおよびビット線BLの交点
の各々に対応して1個ずつ設けられる。メモリアレイ1
00において、8個のブロック101〜108の各々は
1ビットに対応して設けられる。
【0024】Xデコーダ120は、アドレス端子A0〜
Amからの外部行アドレス信号に応答して、1本のワー
ド線WLを選択し、選択したワード線WLに、12V程
度の高電圧(データ書込み時)または5Vの電源電圧(
データ読出し時)を与える。さらに、Xデコーダ120
は、データ消去時に、すべてのワード線WLに0Vを与
える。Yデコーダ130は、アドレス端子B0〜Bnか
らの外部列アドレス信号に応答して、メモリアレイ10
0の各ブロックから1本のビット線BLを選択するため
の信号を出力する。具体的には、Yゲート140の各々
が図9に示されるトランジスタQ1〜Q3に相当するM
OSトランジスタ180を、対応するブロック(101
〜108のうちのいずれか)に含まれるすべてのビット
線BLの各々に対応して1個ずつ含む。
【0025】Yデコーダ130は、外部列アドレス信号
に応答して、Yゲート140の各々に含まれるMOSト
ランジスタ180のうちの1つのみを導通状態にし、他
を非導通状態にすべく、これらのMOSトランジスタ1
80にゲート電圧を供給する。各Yゲート140に含ま
れるMOSトランジスタ180は、メモリアレイ100
内の対応するブロックに含まれるビット線BLの各々と
、対応するセンスアンプおよび書込/消去回路150と
の間に設けられる。したがって、Yデコーダ130の出
力に応答して、メモリアレイ100を構成する8個のブ
ロック101〜108の各々のビット線BLのうちの1
本が、対応するYゲート140を介して対応するセンス
アンプおよび書込み/消去回路150に電気的に接続さ
れる。さらに、ブロック101〜108の各々のビット
線BLは同一のソース線170を介してソース回路11
0に接続される。ソース回路110は、すべてのソース
線170に、0V(データ書込み時およびデータ読出し
時)または10V程度の高電圧(データ消去時)を与え
る。
【0026】データ書込み時には、8ビットの外部デー
タがデータ入出力端子D0〜D7に与えられる。データ
入出力端子D0〜D7の各々はこの8ビットデータのい
ずれかのビットのデータ信号を受ける。入出力バッファ
160の各々は、対応するデータ入出力端子(D0〜D
7のいずれか)からのデータ信号をバッファリングして
対応するセンスアンプおよび書込み/消去回路150に
与える。センスアンプおよび書込み/消去回路150の
各々は、対応する入出力バッファ160からのデータ信
号が論理値“0”に対応するものである場合に、対応す
るYゲート140に7V程度の高電圧を与え、対応する
入出力バッファ160からのデータ信号が論理値“1”
に対応するものであれば、対応するYゲート140に0
V程度の低電圧を与える。この結果、8個のブロック1
01〜108の各々において、Xデコーダ120によっ
て高電圧を印加されたワード線WLおよび対応するYゲ
ート140から高電圧を印加されたビット線BLにそれ
ぞれコントロールゲートおよびドレインを接続される1
つのメモリセルに対してのみ外部データが書込まれる。
【0027】データ読出し時には、センスアンプおよび
書込み/消去回路150の各々が、対応するYゲート1
40を介して電気的に接続される1本のビット線BLに
流れる電流の有無を検知する。さらに、センスアンプお
よび書込み/消去回路150の各々の、前記1本のビッ
ト線BLに流れる電流が検知された場合に論理値“1”
に対応するデータ信号を対応する入出力バッファ160
に出力し、前記1本のビット線BLに流れる電流が検知
されなかった場合に、論理値“0”に対応するデータ信
号を対応する入出力バッファ160に出力する。入出力
バッファ160の各々は、対応するセンスアンプおよび
書込み/消去回路150からのデータ信号をバッファリ
ングして対応するデータ入出力端子D0〜D7に出力す
る。
【0028】それゆえ、1回のデータ書込みによれば、
メモリアレイ100を構成する8このブロック101〜
108のそれぞれに同時に1ビットのデータが書込まれ
、1回のデータ読出しによれば、この8個のブロック1
01〜108のそれぞれから同時に1ビットのデータが
読出される。すなわち、データ書込みおよびデータ読出
しは1バイト単位で行なわれる。
【0029】一方、データ消去時には、センスアンプお
よび書込み/消去回路150の各々は、対応するYゲー
ト140に、0V程度の低電圧を与える。同時に、Yデ
コーダ130が、各Yゲート140に含まれるMOSト
ランジスタ180をすべて導通状態にする。この結果、
メモリアレイ100に含まれるすべてのブロック101
〜108または1つのブロックに含まれるすべてのメモ
リセルの記憶データが消去される。
【0030】なお、データ書込時およびデータ消去時に
、ワード線,ビット線,およびソース線に印加される高
電圧(5V以上)および、通常の電源電圧(5V)はそ
れぞれ、電源端子VppおよびVccに外部から供給さ
れる。実際には、スイッチ回路190が、電源端子Vp
pおよびVccに供給される電圧のうちのいずれかを選
択的にソース回路110,Xデコーダ120,およびY
デコーダ130に供給する。また、フラッシュEEPR
OMの各機能部は、データ書込みモードを指示するライ
トイネーブル信号WE,データ消去モードを指示するイ
レースイネーブル信号EE等の外部制御信号に従って上
記のような動作を実現する。これらの外部制御信号は制
御端子192に供給される。
【0031】このように、1回のデータ消去によって、
メモリアレイ100内の各ブロックにおいてすべてのメ
モリセルの記憶データが消去される。すなわち、データ
消去はデータ書込みおよびデータ読出しのようにバイト
単位で行なわれず、全ビット同時または、メモリアレイ
100を構成するブロック単位で行なわれる。
【0032】このように、フラッシュEEPROMは、
構造的には1つのメモリセルが1つのトランジスタによ
って構成されるので、ビットコストが安く高集積化に有
利である一方、動作的には、データ消去がメモリアレイ
を構成するブロック単位で行なわれるので、メモリアレ
イの記憶データを選択的に消去することはできない。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
不揮発性半導体記憶装置は、構造的にビットコストが安
く高集積化が可能なEPROMおよびフラッシュEEP
ROMと、構造的にビットコストが高く高集積化が困難
なEEPROMとに大別される。近年の半導体記憶装置
の記憶容量の大容量化、すなわち、1つの半導体記憶装
置に含まれるメモリセルの数の増大に伴い、ビットコス
トが安く高集積化に有利なメモリセル構造が要求されつ
つある。このような要求に応えるには、前者の不揮発性
半導体記憶装置が有利である。しかしながら、従来のE
PROMおよびフラッシュEEPROMにおいて、デー
タ消去は全ビット同時にまたはメモリアレイを構成する
ブロック単位で一括して行なわれる。このため、メモリ
アレイ内の一部のメモリセルの記憶データを選択的に消
去したり、新たなデータに書換えることは不可能である
。このような点で、EPROMやフラッシュEEPRO
Mは、機能性が低いという欠点を有する一方、後者の不
揮発性半導体記憶装置(EEPROM)は、ビットコス
トが高く高集積化が困難であるという欠点を有するもの
の、データ消去がバイト単位で行なわれるので、機能性
が高いという利点も有する。このように、従来の不揮発
性半導体記憶装置には、記憶容量の大容量化に適した構
造を有し、かつ、任意のメモリセルの記憶データを選択
的に消去できる高い機能性を有するものがなかった。
【0034】それゆえに、本発明の目的は、上記のよう
な問題点を解決し、ビットコストが安く高集積化に有利
であり、かつ、少なくともバイト単位でデータ消去を行
なうことができる不揮発性半導体記憶装置を提供するこ
とである。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明に係る不揮発性半
導体記憶装置は、複数の行および複数の列に配列された
複数のメモリセルを含み、これら複数のメモリセルの各
々は、トンネル現象を利用してデータ消去を行なうこと
ができる電界効果半導体素子のみを含む。これらの電界
効果半導体素子の各々は、制御端子と、第1および第2
導通端子と、電荷が捕獲されるべきフローティングゲー
ト領域とを有する。上記のような目的を達成するために
、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、データ消去
時に、複数のビット線のうちのいずれかを選択する第1
選択手段と、データ消去時に、複数のワード線のうちの
いずれかを選択する第2選択手段と、データ消去時に、
第1選択手段によって選択されたビット線と第2選択手
段によって選択されたワード線との間に、所定の高電圧
を印加する第1の電圧印加手段とを備える。この所定の
高電圧は、第1選択手段によって選択されたビット線に
接続される第1導通端子と第2選択手段によって選択さ
れたワード線に接続される制御端子に対応するフローテ
ィングゲート領域との間にトンネル現象を生じさせるこ
とができる大きさに設定される。
【0036】好ましくは、すべてのメモリセルの第2導
通端子は共通に接続され、かつ、データの一括消去時に
、共通に接続された第2導通端子とすべてのワード線と
の間に所定の高電圧を印加する第2の電圧印加手段が第
1電圧印加手段に加えて設けられる。この所定の高電圧
は、各メモリセルにおいて第2導通端子とフローティン
グゲート領域との間にトンネル現象を生じさせることが
できる大きさに設定される。
【0037】
【作用】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、上記
のように、データ消去時にいずれかのワード線およびい
ずれかのビット線を選択する手段と、これらの間に高電
圧を印加する手段とを備えるので、このいずれかのワー
ド線と、このいずれかのビット線との交点に配置された
メモリセルにのみトンネル現象を生じさせることができ
る。したがって、メモリセルアレイに含まれるすべての
メモリセルの記憶データではなく、メモリセルアレイ内
のごく一部のメモリセルの記憶データのみが選択的に消
去され得る。
【0038】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の不揮発性半導体
記憶装置のメモリアレイの構成を概念的に示す回路図で
ある。図1には、メモリアレイにおいてメモリセルが3
行×3列のマトリクス状に配列される場合が例示される
。なお、本実施例の半導体記憶装置における各メモリセ
ルの構造は、従来のフラッシュEEPROMにおけるそ
れ(図14)と同一である。
【0039】図1を参照して、9個のメモリセルMij
(i=1,2,3:j=1,2,3)は、従来のフラッ
シュEEPROMの場合(図9)と同様に3本のワード
線WL1〜WL3および3本のビット線BL1〜BL3
に接続される。さらに、これら9個のメモリセルMij
のそれぞれのソースは同一のノードSに接続される。さ
らに、ビット線BL1,BL2,およびBL3はそれぞ
れ、NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2,Q3を
介して同一のノードDに接続される。トランジスタQ1
,Q2,およびQ3の導通状態はそれぞれ、制御信号C
1,C2,およびC3によって制御される。データ書込
みおよびデータ読出しは従来のフラッシュEEPROM
の場合と同様に行なわれるので、説明は省略する。一方
、データ消去時には従来のフラッシュEEPROMの場
合と異なり、記憶データを消去したいメモリセルに接続
されたビット線およびワード線にのみそれぞれ、高電位
および接地電位が付与される。
【0040】次に、データ消去時における図1のノード
や信号線に付与される電位について図2を参照しながら
説明する。図2は、データ消去時における、記憶データ
を消去されるべきメモリセルおよび記憶データを消去さ
れるべきでないメモリセルの各々の、コントロールゲー
ト,ドレイン,およびソースの電位を表形式で示す図で
ある。
【0041】データ消去時には、ノードDが10V程度
の高電圧を印加され、ノードSが接地電位を印加される
かまたは、読出電圧以下(通常0V程度)のフローティ
ング状態とされる。同時に、制御信号C1〜C3のうち
のいずれか1つの論理レベルが選択的にハイレベルとさ
れ、かつ、ワード線WL1〜WL3のうちのいずれか1
本にのみ選択的に接地電位が付与される。たとえば、メ
モリセルM22の記憶データを消去する場合には、制御
信号C2の論理レベルがハイレベルとされ、かつ、他の
制御信号C1およびC3の論理レベルがローレベルとさ
れる。そして、ワード線WL2に接地電位が付与され、
他のワード線WL1およびWL3には5V程度の正の電
位が付与される。したがって、記憶データを消去される
べきメモリセルとして選択されたメモリセルM22のコ
ントロールゲート,ドレイン,およびソースの電位はそ
れぞれ、図2(a)に示されるように、0V,10V,
5V(またはフローティング)となる。このためメモリ
セルM22において、フローティングゲートおよびドレ
イン間に、ドレイン側を高電位とする高電界が発生する
のでフローティングゲートおよびドレイン間にトンネル
現象が生じる。すなわち、フローティングゲートに蓄積
されたエレクトロンがドレインに放出される。一方、記
憶データを消去されるべきメモリセルとして選択されな
かった非選択メモリセルのうち、メモリセルM22と同
じワード線WL2に接続されるメモリセルM21および
M23の各々の、コントロールゲート,ドレイン,およ
びソースの電位はそれぞれ、図2(b)に示されるよう
に、0V,0V,5V(またはフローティング)となる
。このため、これらのメモリセルM21およびM23の
各々においては、コントロールゲートが接地されるもの
の、ソースおよびドレインのいずれにもトンネル現象を
生じさせることができるだけの高電圧が印加されないの
で、フローティングゲートからエレクトロンは放出され
ない。また、非選択メモリセルのうちメモリセルM22
と同じビット線BL2に接続されるメモリセルM12お
よびM32の各々の、コントロールゲート,ドレイン,
およびソースの電位はそれぞれ図2(c)に示されるよ
うに、5V,10V,および5V(またはフローティン
グ)となる。このため、これらのメモリセルM12およ
びM32の各々においては、ドレインに高電圧が印加さ
れるものの、コントロールゲートに正の電圧が印加され
るので、コントロールゲートおよびドレイン間にトンネ
ル現象が生じるだけの高電界が印加されない。したがっ
て、フローティングゲートからエレクトロンは放出され
ない。また、他の非選択メモリセルM11,M13,M
31,およびM33の各々の、コントロールゲート,ド
レイン,およびソースの電位はそれぞれ、図2(d)に
示されるように、5V,0Vおよび5V(またはフロー
ティング)となる。このため、これらのメモリセルM1
1,M13,M31,およびM33の各々においては、
フローティングゲートおよびドレイン間にフローティン
グゲート側を高電位側とする電界が印加されるので、フ
ローティングゲートからエレクトロンは放出されない。 それゆえ、選択されたメモリセルM22の記憶データの
みが消去される。なお、非選択メモリセルのドレインも
、フローティング状態であっても良いが、読出電圧5V
以下(通常0V程度)でなければならない。このように
、本実施例の不揮発性半導体記憶装置においては、記憶
データを消去したいメモリセルに接続されるビット線お
よびワード線にそれぞれ選択的に、トンネル現象を生じ
させるための電位を付与することによって行なわれる。 したがって、所望のメモリセルの記憶データのみを消去
することが可能となる。
【0042】図3は、本実施例の不揮発性半導体記憶装
置の全体構成を示す概略ブロック図である。図3を参照
して、本実施例の不揮発性半導体記憶装置は、図8に示
される従来のフラッシュEEPROMとほぼ同様の全体
構成を有する。ただし、本実施例の不揮発性半導体記憶
装置においては、Xデコーダ120が、データ消去時に
1本のワード線WLを選択し、選択したワード線WLに
接地電位を与え、他のワード線WLに5Vを与えるよう
に構成される。Yデコーダ130は、データ書込時およ
びデータ読出時だけでなくデータ消去時にもYゲート1
40の各々に含まれるMOSトランジスタ180のうち
の1つを導通させ、他を非導通状態にするように構成さ
れる。さらに、ソース回路110は、図8に示されるそ
れと異なり、データ消去時にすべてのソース線170に
5Vを与えるように構成される。さらに、センスアンプ
および書込み/消去回路150の各々は、データ消去時
に、対応するYゲート140に10Vを出力するように
構成される。
【0043】図4は、本実施例におけるXデコーダ12
0の構成を示す部分回路図である。図4を参照して、X
デコーダ120は、すべてのワード線WLの各々に対応
して、(m+2)入力NANDゲート200と、インバ
ータ210と、NチャネルMOSトランジスタ220,
230,および260と、PチャネルMOSトランジス
タ240および250とを含む。NANDゲート200
は、行アドレス端子A0〜Amのそれぞれからの信号a
0〜amをそのままの論理レベルで、または反転して受
ける。さらに、NANDゲート200は制御信号Iを受
ける。具体的には、NANDゲート200には、対応す
るワード線WLのアドレスを指示する行アドレス信号が
行アドレス端子A0〜Amに与えられたときに、このN
ANDゲート200の制御信号I以外の入力信号の論理
レベルがすべてハイレベルとなるように、信号a0〜a
mが反転状態または非反転状態で与えられる。インバー
タ210はNANDゲート200の出力を反転する。ト
ランジスタ220は、インバータ210の出力端と、ト
ランジスタ250および260のゲートとの間に設けら
れ、トランジスタ230はNANDゲート200の出力
端とトランジスタ250および260のゲートとの間に
設けられる。トランジスタ250および260は端子V
2と接地との間に直列に接続される。トランジスタ24
0は端子V2とトランジスタ250および260のゲー
トとの間に設けられる。トランジスタ250および26
0の接続点は対応するワード線WLおよび、トランジス
タ240のゲートに接続される。
【0044】トランジスタ220および230の導通状
態はそれぞれ、制御信号Eおよびその反転信号によって
制御される。
【0045】図5は、本実施例におけるYデコーダ13
0の構成を示す部分回路図である。図5を参照して、Y
デコーダ130は、8個のYゲート140に共通に、1
つのYゲート140に含まれるすべてのトランジスタ1
80の各々に対応して設けられる、(n+1)入力NA
NDゲート300と、NチャネルMOSトランジスタ3
10,320,および350と、PチャネルMOSトラ
ンジスタ330および340とを含む。NANDゲート
300には、列アドレス端子B0〜Bnからの列アドレ
ス信号を構成する(n+1)個の信号b0〜bnがNA
NDゲート300に、対応するトランジスタ180に接
続されるビット線BLのアドレスを指示する列アドレス
する信号が入力されたときにこのNANDゲート300
の(n+1)個の入力信号の論理レベルがすべてハイレ
ベルとなるように、非反転状態または反転状態で入力さ
れる。NANDゲート300の出力はトランジスタ34
0および350のゲートに与えられる。トランジスタ3
40および350は端子V3と接地との間に直列に接続
される。トランジスタ340および350の接続点は各
Yゲート140の対応するトランジスタ180のゲート
に接続されるとともに、トランジスタ330のゲートに
も接続される。トランジスタ330は端子V3とトラン
ジスタ340および350のゲートとの間に設けられる
。トランジスタ320は、常時5Vが供給される端子V
4とトランジスタ340および350のゲートとの間に
設けられる。トランジスタ310および320の導通状
態はそれぞれ、制御信号Fおよびその反転信号によって
制御される。
【0046】図6は本実施例におけるソース回路110
の構成を示す回路図である。図6を参照して、ソース回
路110は、ソース線170の各々に対応して、または
すべてのソース線170に共通に、制御信号Gを受ける
インバータ400と、NチャネルMOSトランジスタ4
10および420とを含む。トランジスタ410および
420は端子V1と接地との間に直列に接続される。ト
ランジスタ410および420のゲートにはそれぞれ、
インバータ400の出力および制御信号Gが与えられる
【0047】図7は、本実施例における、データ書込み
時,データ消去時,およびデータ読出し時の各々の、端
子V1〜V3に付与される電位ならびに、制御信号E,
F,G,およびIの論理レベルを表形式で示す図である
。以下、図3ないし図7を参照しながら本実施例におけ
るデータ書込み時,データ消去時,ならびにデータ読出
し時の各々におけるXデコーダ,Yデコーダ,およびソ
ース回路の動作について説明する。
【0048】まず、データ書込み時には、端子V1〜V
3の電位ならびに、制御信号E,F,G,およびIの論
理レベルが図7(a)に示されるように設定される。し
たがって、図4において、NANDゲート200の出力
論理レベルは制御信号Iを除く他の入力信号、すなわち
行アドレス信号によって決定される。同時に、トランジ
スタ230が導通するので、NANDゲート200の出
力論理レベルがローレベルであれば対応するワード線W
Lに、トランジスタ250を介して高電圧12Vが供給
される。NANDゲート200の出力論理レベルがロー
レベルとなるのは、このNANDゲート200への制御
信号I以外のすべての入力信号の論理レベルがハイレベ
ルとなった場合、すなわち、行アドレス信号が対応する
ワード線WLのアドレスを指示するものである場合のみ
である。したがって、入力される行アドレス信号によっ
て指示される1本のワード線WLに対応して設けられた
NANDゲート200の出力論理レベルのみがローレベ
ルとなり、他のNANDゲート200の出力論理レベル
はすべてハイレベルとなる。これによって、行アドレス
信号に対応する1本のワード線WLにのみ高電圧12V
が印加され、他のワード線WLには、対応するトランジ
スタ260によって接地電位0Vが供給される。一方、
図5においては、トランジスタ310が導通しトランジ
スタ320が非導通状態となるので、NANDゲート3
00の出力論理レベルがローレベルであれば、各Yゲー
ト140内の対応するトランジスタ180のゲートに、
トランジスタ340によって5Vが供給される。NAN
Dゲート300の出力論理レベルがローレベルとなるの
は、このNANDゲート300へのすべての入力信号の
論理レベルがローレベルである場合、すなわち、列アド
レス信号がこのNANDゲート300に対応して設けら
れたトランジスタ180に接続されるビット線BLのア
ドレスを指示するものである場合のみである。したがっ
て、Yゲート140の各々において、列アドレス信号が
指示する1本のビット線BLのみが対応するセンスアン
プおよび書込み/消去回路150に電気的に接続され、
他のビット線BLはすべてフローティング状態となる。 一方、図6においては、トランジスタ420が導通する
ので、ソース線170には接地電位0Vが与えられる。
【0049】それゆえ、データ書込み時には、図3の8
個のブロック101〜108の各々において、行アドレ
ス信号が指示する1本のワード線WLと列アドレス信号
が指示する1本のビット線BLとの交点に配置される1
つのメモリセルに外部データ“0”が書込まれる。
【0050】データ消去時には、端子V1〜V3および
、制御信号E,F,G,およびIの論理レベルが図7(
b)に示されるように設定される。したがって、図4に
おいて、NANDゲート200は、行アドレス信号が対
応するワード線WLを指示するものである場合にのみロ
ーレベルの信号を出力し、かつ、トランジスタ220が
導通する。このため、ワード線WLには、このワード線
WLのアドレスを指示する行アドレス信号が外部から供
給された場合にのみ対応するトランジスタ260によっ
て接地電位0Vを供給され、他の場合には対応するトラ
ンジスタ250によって端子V2の電位5Vを供給され
る。すなわち、行アドレス信号が指示する1本のワード
線WLの電位のみが0Vとなり、他のすべてのワード線
WLの電位は5Vとなる。一方、Yデコーダ130はデ
ータ書込み時と同じ動作をするので、メモリアレイ10
0を構成する8個のブロック101〜108の各々にお
いて、列アドレス信号が指示する1本のビット線BLの
みが対応するセンスアンプおよび書込み/消去回路15
0に電気的に接続される。センスアンプおよび書込み/
消去回路150の各々は、データ消去時には10Vの高
電圧を出力する。したがって、各ブロック101〜10
8の各々において、1本のビット線BLにのみ10Vの
高電圧が印加され、他のビット線BLはすべてフローテ
ィング状態となる。一方、図6においては、トランジス
タ410が導通するので、すべてのソース線170の電
位は5Vとなる。
【0051】それゆえ、図3におけるメモリアレイ10
0を構成する8個のブロック101〜108の各々にお
いて、行アドレス信号が指示するワード線WLと列アド
レス信号が指示するビット線BLとの交点に配置された
1つのメモリセルにのみトンネル現象が生じるので、こ
の1つのメモリセルの記憶データだけが消去される。
【0052】データ読出し時には、制御信号E,F,G
,およびIの論理レベルがデータ書込時と同じように設
定され、端子V1〜V3の電位はすべて5Vに設定され
る(図7(d)参照)。したがって、図4において、ワ
ード線WLには、このワード線WLを指示する行アドレ
ス信号に応答して、5Vが付与される。一方、図5にお
いては、ビット線BLが、このビット線BLを指示する
列アドレス信号に応答して、対応するセンスアンプおよ
び書込み/消去回路150に電気的に接続される。これ
によって、このビット線BLには、このビット線BLを
指示する列アドレス信号に応答して、読出し電圧5Vが
与えられる。一方、ソース回路110はデータ書込み時
と同様に動作して、すべてのソース線170を接地する
【0053】それゆえ、図3のメモリアレイ100を構
成する8個のブロック101〜108の各々において、
行アドレス信号が指示する1本のワード線WLと列アド
レス信号が指示する1本のビット線BLとの交点に配置
された1つのメモリセルのみからデータが読出される。
【0054】以上のように、本実施例の不揮発性半導体
記憶装置においては、メモリアレイ100を構成する8
個のブロック101〜108のそれぞれから1つのメモ
リセルが選択され、これら選択されたメモリセルに対し
て同時に、データ書込みおよびデータ読出しならびにデ
ータ消去が行なわれる。すなわち、従来のフラッシュE
EPROMの場合と異なり、データ書込みやデータ読出
しだけでなく、データ消去もバイト単位で行なわれ得る
。また、本実施例の不揮発性半導体記憶装置によれば、
メモリセルアレイ100内のすべてのメモリセルの記憶
データを一括して消去することも可能である。具体的に
は、このような一括消去を行なうには、端子V1〜V3
の電位および、制御信号E,F,G,およびIの論理レ
ベルが図7(c)に示されるように設定されればよい。
【0055】一括消去時には、図4において、NAND
ゲート200が制御信号I以外のすべての入力信号の論
理レベルにかかわらず、ハイレベルの信号を出力し、か
つ、トランジスタ230が導通する。このため、ワード
線WLにはトランジスタ260によって接地電位0Vが
与えられる。したがって、メモリアレイ100内のすべ
てのワード線WLが各々、対応するトランジスタ260
によって0Vとなる。一方、図5においては、トランジ
スタ310が非導通状態となりトランジスタ320が導
通するので、トランジスタ180のゲートにはトランジ
スタ350によって接地電位が与えられる。このため、
ビット線BLは対応するセンスアンプおよび書込み/消
去回路150と電気的に遮断されフローティング状態と
なる。したがって、メモリアレイ100内のすべてのビ
ット線BLがフローティング状態となる。一方、図6に
おいては、ソース線170にトランジスタ410を介し
て高電圧12Vが付与される。したがって、すべてのソ
ース線170の電位が高電位12Vとなる。
【0056】それゆえ、図3において、メモリセル10
0を構成する8個のブロック101〜108の各々にお
いてすべてのメモリセルにトンネル現象が生じ得る状態
となるので、メモリアレイ100内のすべてのメモリセ
ルの記憶データが同時に消去される。
【0057】なお、本実施例においても、高電圧および
5Vはそれぞれ外部端子VppおよびVccに外部から
供給される。実際には、スイッチ回路190が、端子V
ccおよびVppからそれぞれ与えられる5Vおよび1
2Vを選択的に、図4ないし図6における端子V1〜V
3に与える。図6における端子V4は端子Vccに接続
される。また、制御信号E,F,G,およびIはそれぞ
れたとえば、データ書込,データ読出,データの一括消
去,およびバイト単位でのデータ消去のうちのいずれか
のモードを直接または間接的に指示する外部制御信号(
たとえば、ライトイネーブル信号WE,イレースイネー
ブル信号EE等)に基づいて内部で作成される。すなわ
ち、図3においては、内部制御信号発生回路191が、
このような外部制御信号に応答して、これらが指示する
モードに応じた、図7に示されるような論理レベルの信
号E,F,G,およびIを発生する。
【0058】以上のように、本実施例によれば、データ
消去をバイト単位および全ビット同時のいずれの方法に
よっても実現することができる。さらに、各メモリセル
は1つのトランジスタによって構成される。このため、
ビットコストが安く高集積化に有利であり、かつ、デー
タ消去に関する機能性の高い不揮発性半導体記憶装置が
提供される。
【0059】なお、上記実施例においては、メモリアレ
イが、各々が1ビットに対応する8個のブロックに分割
されている場合(バイト構成)について説明されたが、
メモリアレイはどのような数に分割されてもよい。たと
えば、16ビット構成や32ビット構成のメモリアレイ
を有する不揮発性半導体記憶装置に本発明が適用されて
もよい。
【0060】さらに、本実施例の不揮発性半導体記憶装
置は、バイト単位でのデータ消去時には、選択されたメ
モリセルのフローティングゲートからドレインにエレク
トロクロミックが引抜かれるように構成された。しかし
ながら、バイト単位での消去時においても、一括消去時
と同様に、選択されたメモリセルのフローティングゲー
トからソースにエレクトロンが引抜かれてもよい。ただ
し、この場合にはメモリアレイを構成する各ブロック内
のメモリセル列の各々に個別にソース電位を与えること
ができるように、メモリセル列の各々に対応して1本ず
つソース線を設ける必要がある。このため、従来のフラ
ッシュEEPROMに本発明を適用しようとした場合に
、従来のフラッシュEEPROMを大幅に改良する必要
がある。このような点で、本実施例の不揮発性半導体記
憶装置は、従来のフラッシュEEPROMにわずかな改
良を加えるだけで実現されるので、より好ましい。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、各メモ
リセルが1つのトランジスタによって構成される不揮発
性半導体記憶装置を、特定のメモリセルの記憶データだ
けを消去できるように改良することが可能となる。この
結果、ビットコストが安く高集積化に有利なだけでなく
、従来にない高性能な不揮発性半導体記憶装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の不揮発性半導体記憶装置に
おけるメモリアレイの構成を概念的に示す回路図である
【図2】実施例の不揮発性半導体記憶装置におけるデー
タ消去時のワード線,ビット線,およびソース線の電位
を表形式で示す図である。
【図3】実施例の不揮発性半導体記憶装置の全体構成を
示す概略ブロック図である。
【図4】図3におけるXデコーダ120の構成を示す部
分回路図である。
【図5】図3におけるYデコーダ130の構成を示す部
分回路図である。
【図6】図3におけるソース回路110の構成を示す回
路図である。
【図7】図4ないし図6における端子V1〜V3および
制御信号E,F,G,およびIの電位を、データ書込み
時,データ消去時,およびデータ読出し時の各々につい
て表形式で示す図である。
【図8】従来のフラッシュEEPROMの全体構成を示
す概略ブロック図である。
【図9】従来のフラッシュEEPROMにおけるメモリ
アレイの構成を概念的に示す回路図である。
【図10】従来のフラッシュEEPROMにおけるデー
タ書込み時のワード線,ビット線,およびソース線の電
位を表形式で示す図である。
【図11】従来のフラッシュEEPROMにおけるデー
タ消去時の、ワード線,ビット線,およびソース線の電
位を表形式で示す図である。
【図12】EPROMにおける各メモリセルの断面構造
を示す図である。
【図13】EEPROMにおける各メモリセルの断面構
造を示す図である。
【図14】従来のフラッシュEEPROMにおける各メ
モリセルの断面構造を示す図である。
【符号の説明】
1  P型基板 2,3  N型領域 4  コントロールゲート 5  フローティングゲート 6,7  酸化膜 100  メモリアレイ 110  ソース回路 120  Xデコーダ 130  Yデコーダ 140  Yゲート 150  センスアンプおよび書込み/消去回路160
  出力バッファ D0〜D7  データ入出力端子 A0〜Am  行アドレス端子 B0〜Bn  列アドレス端子 E,F,G,I  制御信号 V1〜V4  端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の行および複数の列に配列された
    複数のメモリセルと、前記複数の行に対応して設けられ
    る複数のワード線と、前記複数の列に対応して設けられ
    る複数のビット線とを備え、前記複数のメモリセルの各
    々は、対応する前記ビット線に接続される第1導通端子
    と、対応する前記ワード線に接続される制御端子と、電
    荷を蓄積するためのフローティングゲート領域と、第2
    の導通端子とを有する電界効果半導体素子を含み、デー
    タ消去時に、前記複数のビット線のうちのいずれかを選
    択する第1選択手段と、前記データ消去時に、前記複数
    のワード線のうちのいずれかを選択する第2選択手段と
    、前記データ消去時に、前記第1選択手段によって選択
    された前記いずれかのビット線と、前記第2選択手段に
    よって選択された前記いずれかのワード線との間に、対
    応する前記第1導通端子と対応する前記フローティング
    ゲート領域との間にトンネル現象を生じさせることがで
    きる所定の高電圧を印加する第1の電圧印加手段とをさ
    らに備えた、不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】  前記複数のメモリセルの前記第2導通
    端子は共通に接続され、データの一括消去時に、前記共
    通に接続された第2導通端子と、前記複数のワード線と
    の間に、前記共通に接続された第2導通端子と対応する
    前記フローティングゲート領域との間にトンネル現象を
    生じさせることができる所定の高電圧を印加する第2の
    電圧印加手段をさらに備えた、請求項1記載の不揮発性
    半導体記憶装置。
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Effective date: 19970722