JPH0332423B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0332423B2 JPH0332423B2 JP59106172A JP10617284A JPH0332423B2 JP H0332423 B2 JPH0332423 B2 JP H0332423B2 JP 59106172 A JP59106172 A JP 59106172A JP 10617284 A JP10617284 A JP 10617284A JP H0332423 B2 JPH0332423 B2 JP H0332423B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection
- injection plunger
- molten metal
- product cavity
- sleeve
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D17/00—Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
- B22D17/14—Machines with evacuated die cavity
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はダイカスト方法及びダイカスト装置に
関するもので、例えばアルミニウム製品のダイカ
ストに用いて有効である。
関するもので、例えばアルミニウム製品のダイカ
ストに用いて有効である。
一般にダイカスト鋳造では、固定型と可動型と
で形成される製品キヤビテイ内や、射出スリーブ
内の空気あるいは熱分解ガスが溶湯内に巻き込ま
れ、ダイカスト製品に鋳巣が生じるという問題が
ある。
で形成される製品キヤビテイ内や、射出スリーブ
内の空気あるいは熱分解ガスが溶湯内に巻き込ま
れ、ダイカスト製品に鋳巣が生じるという問題が
ある。
従来、このような問題を解決するため、製品キ
ヤビテイ内や射出スリーブ内を真空引きして空気
や熱分解ガスを除去する真空ダイカスト方法及び
装置が考え出されている。しかしながら、このよ
うなものでは、射出スリーブ内に注入口から溶湯
を流し込み、射出プランジヤが射出スリーブ内を
前進して注入口を閉じたら、真空引きを開始して
いる。つまり、射出プランジヤと射出スリーブと
によつて形成される空間に、多くの残余空間が存
する時から真空引きを開始しているため、真空引
き装置は製品キヤビテイ内の他にこの残余空間も
真空引きせねばならず、結果として大型の真空引
き装置が必要となる。
ヤビテイ内や射出スリーブ内を真空引きして空気
や熱分解ガスを除去する真空ダイカスト方法及び
装置が考え出されている。しかしながら、このよ
うなものでは、射出スリーブ内に注入口から溶湯
を流し込み、射出プランジヤが射出スリーブ内を
前進して注入口を閉じたら、真空引きを開始して
いる。つまり、射出プランジヤと射出スリーブと
によつて形成される空間に、多くの残余空間が存
する時から真空引きを開始しているため、真空引
き装置は製品キヤビテイ内の他にこの残余空間も
真空引きせねばならず、結果として大型の真空引
き装置が必要となる。
また、必要な真空度を得るに、この残余空間の
分だけ長く時間が必要となる。
分だけ長く時間が必要となる。
また、従来のものでは射出プランジヤが射出ス
リーブ内を前進して注入口を閉じてから、溶融金
属を完全に射出し終わるまでの間に製品キヤビテ
イ内を減圧している。つまり、製品キヤビテイ内
を減圧する時間は、射出プランジヤが射出スリー
ブ内を前出している間の時間に依存しており、こ
の時間が短い場合には充分な減圧時間がとれない
という問題がある。
リーブ内を前進して注入口を閉じてから、溶融金
属を完全に射出し終わるまでの間に製品キヤビテ
イ内を減圧している。つまり、製品キヤビテイ内
を減圧する時間は、射出プランジヤが射出スリー
ブ内を前出している間の時間に依存しており、こ
の時間が短い場合には充分な減圧時間がとれない
という問題がある。
さらにまた、製品キヤビテイ内を真空にして
も、溶湯が射出されるまでの間に可動型と固定型
との当接面における隙間や、可動型を貫通する製
品押出ピンと可動型との隙間から空気を浸入して
真空度が低下するという問題がある。
も、溶湯が射出されるまでの間に可動型と固定型
との当接面における隙間や、可動型を貫通する製
品押出ピンと可動型との隙間から空気を浸入して
真空度が低下するという問題がある。
尚、先行技術文献として実開昭55−129548号公
報なるものがある。
報なるものがある。
本発明は上記問題点に鑑み、減圧容積を減少さ
せるとともに必要減圧度を得るに要する時間を確
保し、減圧された製品キヤビテイ内に空気が浸入
してくるのを防止することを目的とする。
せるとともに必要減圧度を得るに要する時間を確
保し、減圧された製品キヤビテイ内に空気が浸入
してくるのを防止することを目的とする。
本発明の実施例を図に基づいて説明する。第1
図、第2図および第3図は本発明方法を用いるダ
イカスト装置の一実施例を示すものである。第1
図はダイカスト装置の可動型4と固定型5を閉じ
た状態の断面図、第2図は第1図における−
断面図、第3図は第2図における−断面図を
示すものである。
図、第2図および第3図は本発明方法を用いるダ
イカスト装置の一実施例を示すものである。第1
図はダイカスト装置の可動型4と固定型5を閉じ
た状態の断面図、第2図は第1図における−
断面図、第3図は第2図における−断面図を
示すものである。
図中2は固定ベース1に配された可動プラテン
で、この可動プラテン2は図示しない油圧ピスト
ンにより図中左右方向に摺動自在である。この可
動プラテン2の一側面にはダイベース6が固定さ
れ、さらにこのダイベース6には可動型4が固定
されている。
で、この可動プラテン2は図示しない油圧ピスト
ンにより図中左右方向に摺動自在である。この可
動プラテン2の一側面にはダイベース6が固定さ
れ、さらにこのダイベース6には可動型4が固定
されている。
3は前記固定ベース1に固定された固定プラテ
ンで、この固定プラテン3には固定型5が固定さ
れている。そして、前記可動型4が図中右方向に
摺動して前記固定型5に当接することにより可動
型4と固定型5との間にキヤビテイ7が形成され
る。キヤビテイ7は製品を形成する製品キヤビテ
イ8、この製品キヤビテイ8に溶湯を導くランナ
ー9、製品キヤビテイ8とランナー9とを結ぶラ
ンナーゲート12、製品キヤビテイ8から溢流し
た溶湯を受け入れるオーバーフロー10、製品キ
ヤビテイ8とオーバーフロー10を結ぶオーバー
フローゲート13、製品キヤビテイ8を真空源と
結ぶためのバキユームランナー11、製品キヤビ
テイ8とバキユームランナー11とを結ぶバキユ
ームランナーゲート14から構成されている。
ンで、この固定プラテン3には固定型5が固定さ
れている。そして、前記可動型4が図中右方向に
摺動して前記固定型5に当接することにより可動
型4と固定型5との間にキヤビテイ7が形成され
る。キヤビテイ7は製品を形成する製品キヤビテ
イ8、この製品キヤビテイ8に溶湯を導くランナ
ー9、製品キヤビテイ8とランナー9とを結ぶラ
ンナーゲート12、製品キヤビテイ8から溢流し
た溶湯を受け入れるオーバーフロー10、製品キ
ヤビテイ8とオーバーフロー10を結ぶオーバー
フローゲート13、製品キヤビテイ8を真空源と
結ぶためのバキユームランナー11、製品キヤビ
テイ8とバキユームランナー11とを結ぶバキユ
ームランナーゲート14から構成されている。
ランナー9は、前記固定型5及び固定プラテン
3内に固定された円筒状の射出スリーブ15の一
端側に開口しており、この射出スリーブ15の他
端側からは射出プランジヤ16が摺動自在に挿入
されている。そして、この射出スリーブ15の他
端近傍に設けた溶湯注入口15aより溶湯が注入
され、射出プランジヤ16が図示しない油圧機構
により図中左方向に前進して射出スリーブ15内
の溶湯が前記ランナー9、前記ランナーゲート1
2を介して製品キヤビテイ8内に至り、さらにオ
ーバーフローゲート13からオーバーフロー10
へ、またバキユームランナーゲート14からバキ
ユームランナー11に至る。
3内に固定された円筒状の射出スリーブ15の一
端側に開口しており、この射出スリーブ15の他
端側からは射出プランジヤ16が摺動自在に挿入
されている。そして、この射出スリーブ15の他
端近傍に設けた溶湯注入口15aより溶湯が注入
され、射出プランジヤ16が図示しない油圧機構
により図中左方向に前進して射出スリーブ15内
の溶湯が前記ランナー9、前記ランナーゲート1
2を介して製品キヤビテイ8内に至り、さらにオ
ーバーフローゲート13からオーバーフロー10
へ、またバキユームランナーゲート14からバキ
ユームランナー11に至る。
前記固定型5内には前記バキユームランナー1
1に一端を連通し、他端が減圧装置である真空装
置100に連通するカツトオフ吸引通路17が形
成されている。そして、このカツトオフ吸引通路
17の通路途中には、このカツトオフ吸引通路1
7を前記真空装置100に連通させる連通状態
か、大気に開放させる開放状態かに切替る電磁弁
105(切替弁)が配されている。前記真空装置
100は真空ポンプ101、この真空ポンプ10
1からの負圧を貯える真空タンク102、前記真
空ポンプと前記電磁弁105とを結ぶ通路を開閉
する手動バルブ103、前記カツトオフ吸引通路
17中を流れる空気内の不純物を取り除くエアー
フイルター104、真空ポンプ101を駆動する
モータ106とから構成されている。
1に一端を連通し、他端が減圧装置である真空装
置100に連通するカツトオフ吸引通路17が形
成されている。そして、このカツトオフ吸引通路
17の通路途中には、このカツトオフ吸引通路1
7を前記真空装置100に連通させる連通状態
か、大気に開放させる開放状態かに切替る電磁弁
105(切替弁)が配されている。前記真空装置
100は真空ポンプ101、この真空ポンプ10
1からの負圧を貯える真空タンク102、前記真
空ポンプと前記電磁弁105とを結ぶ通路を開閉
する手動バルブ103、前記カツトオフ吸引通路
17中を流れる空気内の不純物を取り除くエアー
フイルター104、真空ポンプ101を駆動する
モータ106とから構成されている。
前記カツトオフ吸引通路17と前記バキユムラ
ンナー11との合流点には、前記可動型4を摺動
自在に貫通するカツトオフピン18(開閉手段)
の一端18aが位置し、このカツトオフピン18
の他端18bはシリンダ19内に配されたピスト
ン20にカツプリング21を介して連結されてい
る。そして、このピストン20はシリンダ19内
を油圧によつて摺動自在であり、このピストン2
0の摺動により前記カツトオフピン18の一端1
8aが前記バキユームランナ11と前記カツトオ
フ吸引通路17間との連通開閉を行う。
ンナー11との合流点には、前記可動型4を摺動
自在に貫通するカツトオフピン18(開閉手段)
の一端18aが位置し、このカツトオフピン18
の他端18bはシリンダ19内に配されたピスト
ン20にカツプリング21を介して連結されてい
る。そして、このピストン20はシリンダ19内
を油圧によつて摺動自在であり、このピストン2
0の摺動により前記カツトオフピン18の一端1
8aが前記バキユームランナ11と前記カツトオ
フ吸引通路17間との連通開閉を行う。
前記カツトオフピン18の略中央部にはカツト
オフピン18より径の大きなロツド22が固定さ
れており、前記ダイベース6に固定された後進位
置リミツトスイツチ23および前進位置リミツト
スイツチ24にロツド22が当接することにより
カツトオフピン18の位置を検出している。
オフピン18より径の大きなロツド22が固定さ
れており、前記ダイベース6に固定された後進位
置リミツトスイツチ23および前進位置リミツト
スイツチ24にロツド22が当接することにより
カツトオフピン18の位置を検出している。
前記可動型4の当接面には、第2図にも示すよ
うに前記製品キヤビテイ8を囲むようにして吸引
溝27が形成されており、この吸引溝27と前記
オーバーフロー10とは第1の吸引ベント28
a、第2の吸引ベント28b、第1の吸引ベント
28aと第2の吸引ベント28bとの間に位置す
る吸引ベント留り29とによつて連通している。
うに前記製品キヤビテイ8を囲むようにして吸引
溝27が形成されており、この吸引溝27と前記
オーバーフロー10とは第1の吸引ベント28
a、第2の吸引ベント28b、第1の吸引ベント
28aと第2の吸引ベント28bとの間に位置す
る吸引ベント留り29とによつて連通している。
第3図は第2図の−断面図であるが、この
図からもわかる様に製品キヤビテイ8は、オーバ
ーフローゲート13、オーバーフロー10、第1
の吸引ベント28a、吸引ベント留り29、第2
の吸引ベント28bを順番に介して前記吸引溝2
3に6ケ所で連通している。また、オーバーフロ
ーゲート13、第1の吸引ベント28a、第2の
吸引ベント28bの深さは、オーバーフローゲー
ト13、第1の吸引ベント28a、第2の吸引ベ
ント28bの順で浅くなつており、オーバーフロ
ー10、吸引ベント留り29、吸入溝27もこの
順番で浅くなつている。
図からもわかる様に製品キヤビテイ8は、オーバ
ーフローゲート13、オーバーフロー10、第1
の吸引ベント28a、吸引ベント留り29、第2
の吸引ベント28bを順番に介して前記吸引溝2
3に6ケ所で連通している。また、オーバーフロ
ーゲート13、第1の吸引ベント28a、第2の
吸引ベント28bの深さは、オーバーフローゲー
ト13、第1の吸引ベント28a、第2の吸引ベ
ント28bの順で浅くなつており、オーバーフロ
ー10、吸引ベント留り29、吸入溝27もこの
順番で浅くなつている。
前記吸引溝27は、前記固定型5に形成した連
通路26によつて前記カツトオフ吸引通路17に
連通しており、この連通路26、カツトオフ吸引
通路17、電磁弁105を介して前記真空装置1
00に連通している。
通路26によつて前記カツトオフ吸引通路17に
連通しており、この連通路26、カツトオフ吸引
通路17、電磁弁105を介して前記真空装置1
00に連通している。
前記キヤビテイ7内および前記射出スリーブ1
5内の空気および潤滑剤より発生する熱分解ガス
は、前記真空装置100の作動により前記バキユ
ームランナー11を通じてカツトオフ吸引通路1
7に至り、電磁弁105を介して真空装置100
に吸引される。また、さらにオーバーフローゲー
ト13、オーバーフロー10、吸引ベント28
a、吸引ベント留り29、吸引ベント28bを介
し、吸引溝27から通路26、カツトオフ吸引通
路17を通つて真空装置100に吸引される。
5内の空気および潤滑剤より発生する熱分解ガス
は、前記真空装置100の作動により前記バキユ
ームランナー11を通じてカツトオフ吸引通路1
7に至り、電磁弁105を介して真空装置100
に吸引される。また、さらにオーバーフローゲー
ト13、オーバーフロー10、吸引ベント28
a、吸引ベント留り29、吸引ベント28bを介
し、吸引溝27から通路26、カツトオフ吸引通
路17を通つて真空装置100に吸引される。
前記可動型4の前記固定型5と当接する面に
は、前記キヤビテイ7、前記吸引溝27、前記射
出スリーブ15を包囲するシールゴム30が、可
動型4に固定されたシールゴム固定板31により
固定され、前記可動型4と前記固定型5とが当接
した時、両型間のシールを行つている。
は、前記キヤビテイ7、前記吸引溝27、前記射
出スリーブ15を包囲するシールゴム30が、可
動型4に固定されたシールゴム固定板31により
固定され、前記可動型4と前記固定型5とが当接
した時、両型間のシールを行つている。
第1図中32は型外に設けられた中間停止リミ
ツトスイツチ(検知手段)で、前記射出プランジ
ヤ16に設けられたロツド16aがこのリミツト
スイツチ32をたたくことにより、射出プランジ
ヤ16の中間停止位置を検出している。33は前
記リミツトスイツチ32に結線された中間停止タ
イマーで、前記射出プランジヤ16の中間停止時
間を制御している。34は前記電磁弁105に結
線された吸引タイマーで、前記電磁弁105の開
閉時間を制御している。
ツトスイツチ(検知手段)で、前記射出プランジ
ヤ16に設けられたロツド16aがこのリミツト
スイツチ32をたたくことにより、射出プランジ
ヤ16の中間停止位置を検出している。33は前
記リミツトスイツチ32に結線された中間停止タ
イマーで、前記射出プランジヤ16の中間停止時
間を制御している。34は前記電磁弁105に結
線された吸引タイマーで、前記電磁弁105の開
閉時間を制御している。
前記キヤビテイ7に対向する位置には、前記可
動型4を貫通する押出ピン36が配され、この押
出ピン36は油圧機構(省図示)によつて前後動
する押出板35に固定されている。そして、前記
可動型4と固定型5が開くと、この押出ピン36
がキヤビテイ7内に突出し、製品を押し出してい
る。
動型4を貫通する押出ピン36が配され、この押
出ピン36は油圧機構(省図示)によつて前後動
する押出板35に固定されている。そして、前記
可動型4と固定型5が開くと、この押出ピン36
がキヤビテイ7内に突出し、製品を押し出してい
る。
次に本実施例の作動を説明する。
まずピストン20を図中左方向に摺動させるこ
とによりカツトオフピン18を後退させ、後進位
置リミツトスイツチ23によりカツトオフピン1
8の後退を確認した後、可動型4を前進させて固
定型5に当接させ型締めを行う。
とによりカツトオフピン18を後退させ、後進位
置リミツトスイツチ23によりカツトオフピン1
8の後退を確認した後、可動型4を前進させて固
定型5に当接させ型締めを行う。
次に射出スリーブ15内に溶湯注入口15aよ
り溶湯を注入し、射出スリーブ15内の空気が溶
湯中に巻き込まれないよう、かつランナー11ま
で溶湯が浸入しないよう0.2〜0.1m/secの速度で
低速前進させる。射出プランジヤ16が溶湯注入
口15aを閉塞し、射出スリーブ15と射出プラ
ンジヤ16の先端とで形成される空間が溶湯で80
%程度以上で100%未満充填される位置まで射出
プランジヤ16が前進すると、その位置に予め設
置された前記リミツトスイツチ32が射出プラン
ジヤ16の位置を検知し、射出プランジヤ16は
その位置で一旦停止する。この状態を第4図に示
すが、この図からもわかる様に本実施例では溶融
金属は射出スリーブ15が対向するランナー9内
にも流入している。
り溶湯を注入し、射出スリーブ15内の空気が溶
湯中に巻き込まれないよう、かつランナー11ま
で溶湯が浸入しないよう0.2〜0.1m/secの速度で
低速前進させる。射出プランジヤ16が溶湯注入
口15aを閉塞し、射出スリーブ15と射出プラ
ンジヤ16の先端とで形成される空間が溶湯で80
%程度以上で100%未満充填される位置まで射出
プランジヤ16が前進すると、その位置に予め設
置された前記リミツトスイツチ32が射出プラン
ジヤ16の位置を検知し、射出プランジヤ16は
その位置で一旦停止する。この状態を第4図に示
すが、この図からもわかる様に本実施例では溶融
金属は射出スリーブ15が対向するランナー9内
にも流入している。
この射出プランジヤ16の前進過程において、
カツトオフピン18は後退したままであり、電磁
弁105は大気開放されているので、キヤビテイ
7および射出スリーブ15内の空気および潤滑剤
から発生する嫌悪な熱分解ガスの一部は、射出プ
ランジヤ16の前出に伴いバキユームランナーゲ
ート14、バキユームランナー11、カツトオフ
吸引通路17、電磁弁105を通つて大気に放出
される。
カツトオフピン18は後退したままであり、電磁
弁105は大気開放されているので、キヤビテイ
7および射出スリーブ15内の空気および潤滑剤
から発生する嫌悪な熱分解ガスの一部は、射出プ
ランジヤ16の前出に伴いバキユームランナーゲ
ート14、バキユームランナー11、カツトオフ
吸引通路17、電磁弁105を通つて大気に放出
される。
そして、前述した如く中間停止リミツトスイツ
チ32が射出プランジヤ16の中間停止位置を検
知して射出プランジヤ16が中間停止すると、そ
れと同時に中間停止タイマー33、吸引タイマー
34が作動する。そしてこの中間停止リミツトス
イツチ32からの検知信号により電磁弁105が
作動され、大気開放側105bから真空装置側1
05aに切換えられる。このことによりキヤビテ
イ7内及び射出スリーブ15内の空気、熱分解ガ
スはバキユームランナーゲート14、バキユーム
ランナー11、カツトオフ吸引通路17、電磁弁
105を通つて真空装置100に吸引される。こ
の時、射出スリーブ15と射出プランジヤ16と
によつて形成される空間は80%以上溶湯で満たさ
れているので、残余空間はほとんどない。従つ
て、真空装置100によつて真空に引かれる空間
はほとんどキヤビテイ7のみでよく、射出スリー
ブ15内を真空に引かなくてよい分だけ真空装置
の負荷は小さく、小型の真空装置で充分な真空度
を得ることができる。
チ32が射出プランジヤ16の中間停止位置を検
知して射出プランジヤ16が中間停止すると、そ
れと同時に中間停止タイマー33、吸引タイマー
34が作動する。そしてこの中間停止リミツトス
イツチ32からの検知信号により電磁弁105が
作動され、大気開放側105bから真空装置側1
05aに切換えられる。このことによりキヤビテ
イ7内及び射出スリーブ15内の空気、熱分解ガ
スはバキユームランナーゲート14、バキユーム
ランナー11、カツトオフ吸引通路17、電磁弁
105を通つて真空装置100に吸引される。こ
の時、射出スリーブ15と射出プランジヤ16と
によつて形成される空間は80%以上溶湯で満たさ
れているので、残余空間はほとんどない。従つ
て、真空装置100によつて真空に引かれる空間
はほとんどキヤビテイ7のみでよく、射出スリー
ブ15内を真空に引かなくてよい分だけ真空装置
の負荷は小さく、小型の真空装置で充分な真空度
を得ることができる。
また、射出プランジヤ16と射出スリーブ15
との間には微少クリアランスが存在しているた
め、真空装置100でキヤビテイ7を真空にして
もこのクリアランスから空気が浸入する恐れがあ
る。しかし、前述した如く射出スリーブ15内が
80%程度以上で100%未満溶湯で満たされてから
真空引きを開始するので、射出スリーブ15内の
溶湯が射出プランジヤ16と射出スリーブ15と
のクリアランスをほとんど覆つてしまい、空気が
浸入するのを防いでいる。
との間には微少クリアランスが存在しているた
め、真空装置100でキヤビテイ7を真空にして
もこのクリアランスから空気が浸入する恐れがあ
る。しかし、前述した如く射出スリーブ15内が
80%程度以上で100%未満溶湯で満たされてから
真空引きを開始するので、射出スリーブ15内の
溶湯が射出プランジヤ16と射出スリーブ15と
のクリアランスをほとんど覆つてしまい、空気が
浸入するのを防いでいる。
また、放射スリーブ15内を満たす溶湯が100
%以上だと、真空装置100で真空に引かれるこ
とにより、この溶湯がランナー9から、ランナー
ゲート12に至り、そこで凝固する恐れがある
が、本実施例ではその心配はない。
%以上だと、真空装置100で真空に引かれるこ
とにより、この溶湯がランナー9から、ランナー
ゲート12に至り、そこで凝固する恐れがある
が、本実施例ではその心配はない。
尚、本発明において射出プランジヤと射出スリ
ーブとによつて形成される空間が溶融金属で充填
されるということは、この空間が溶融金属で80〜
100%占められることを言う。
ーブとによつて形成される空間が溶融金属で充填
されるということは、この空間が溶融金属で80〜
100%占められることを言う。
次に、中間停止タイマー33によりあらかじめ
設定された所定時間後(本実施例では約1秒)、
ピストン20を図中右方向に摺動させることによ
りカツトオフピン18を前進させ、バキユームラ
ンナー11とカツトオフ吸引通路17との間を遮
断する。この遮断したことを前進位置リミツトス
イツチ24により検出することにより射出プラン
ジヤ16の高速前進させて射出スリーブ15内の
溶湯をキヤビテイ7内に射出する。このため溶湯
がカツトオフ吸引通路17に浸入することは確実
に防止できる。
設定された所定時間後(本実施例では約1秒)、
ピストン20を図中右方向に摺動させることによ
りカツトオフピン18を前進させ、バキユームラ
ンナー11とカツトオフ吸引通路17との間を遮
断する。この遮断したことを前進位置リミツトス
イツチ24により検出することにより射出プラン
ジヤ16の高速前進させて射出スリーブ15内の
溶湯をキヤビテイ7内に射出する。このため溶湯
がカツトオフ吸引通路17に浸入することは確実
に防止できる。
なお、カツトオフピン18によりバキユームラ
ンナー11とカツトオフ吸引通路17の間を遮断
してから射出が完了するまでの時間内も真空装置
100は作動しつづけているので、製品キヤビテ
イ8内はオーバーフロートゲート13、オーバフ
ロー10、吸引ベント28a、吸引ベント29、
吸引ベント28b、吸引溝27を介して常に減圧
されつづけている。従つて、射出中のキヤビテイ
7内の残留空気とガスおよび金型外よりキヤビテ
イ7内に浸入する空気は真空装置100に吸引さ
れ、キヤビテイ7内を減圧度の高い状態に保つこ
とができる。
ンナー11とカツトオフ吸引通路17の間を遮断
してから射出が完了するまでの時間内も真空装置
100は作動しつづけているので、製品キヤビテ
イ8内はオーバーフロートゲート13、オーバフ
ロー10、吸引ベント28a、吸引ベント29、
吸引ベント28b、吸引溝27を介して常に減圧
されつづけている。従つて、射出中のキヤビテイ
7内の残留空気とガスおよび金型外よりキヤビテ
イ7内に浸入する空気は真空装置100に吸引さ
れ、キヤビテイ7内を減圧度の高い状態に保つこ
とができる。
前記電磁弁105は、吸引タイマー34により
所定時間(本実施例では3秒〜4秒)連通状態に
保たれ、所定時間経過後開放状態となりカツトオ
フ吸引通路17が大気に連通する。この電磁弁1
05が連通状態に保たれている間に溶融金属の製
品キヤビテイ7への射出が完了する。
所定時間(本実施例では3秒〜4秒)連通状態に
保たれ、所定時間経過後開放状態となりカツトオ
フ吸引通路17が大気に連通する。この電磁弁1
05が連通状態に保たれている間に溶融金属の製
品キヤビテイ7への射出が完了する。
その後、キヤビテイ7内に注入された溶湯が凝
固し終つたら可動型を図中左方向に移動させて型
を開き、押出ピン36を押し出すことにより製品
を取り出す。
固し終つたら可動型を図中左方向に移動させて型
を開き、押出ピン36を押し出すことにより製品
を取り出す。
以上のような作動を順次繰り返してダイカスト
鋳造がなされる。
鋳造がなされる。
以上説明した様な本実施例を用いれば以下の様
な効果を得ることができる。
な効果を得ることができる。
(1) 潤滑剤が溶湯に接することにより発生する嫌
悪な熱分解ガスの一部は大気に開放されるの
で、真空装置100に吸引される量が減少し真
空装置の寿命が向上する。
悪な熱分解ガスの一部は大気に開放されるの
で、真空装置100に吸引される量が減少し真
空装置の寿命が向上する。
(2) 射出プランジヤ16は0.1〜0.2m/secで低速
前進するので吸引前に射出スリーブ15内の空
気および熱分解ガスが溶湯中に巻き込まれるの
を防止できる。
前進するので吸引前に射出スリーブ15内の空
気および熱分解ガスが溶湯中に巻き込まれるの
を防止できる。
(3) 射出スリーブ15内が80%程度以上で100%
未満溶湯で充填された後吸引されるので減圧容
積を小さくでき、真空装置100を小型化でき
ると共に短時間で吸引できる。
未満溶湯で充填された後吸引されるので減圧容
積を小さくでき、真空装置100を小型化でき
ると共に短時間で吸引できる。
(4) バキユームランナーゲート14から真空装置
100に至る吸引系の流路断面積は充分大きく
設計されているので通路抵抗が少なく短時間に
高い減圧作用が得られる。
100に至る吸引系の流路断面積は充分大きく
設計されているので通路抵抗が少なく短時間に
高い減圧作用が得られる。
(5) 射出プランジヤ16を中間停止することによ
り、吸引時間を任意に設定できる。
り、吸引時間を任意に設定できる。
(6) カツトオフピン18が前進しバキユームラン
ナー11とカツトオフ吸引通路17間を遮断し
たことを確認した後、射出が行われるので、吸
引系への溶湯の浸入は確実に防止できる。
ナー11とカツトオフ吸引通路17間を遮断し
たことを確認した後、射出が行われるので、吸
引系への溶湯の浸入は確実に防止できる。
(7) カツトオフピン18によりバキユームランナ
ー11とカツトオフ吸引通路17間を遮断後か
ら射出完了まで吸引ベント28により吸引を継
続できるので、その間の型外から流入する空気
とキヤビテイ7内の残留空気および熱分解ガス
の吸引が可能となり減圧効果を維持できる。な
お吸引ベント28は溶湯が浸入しない程度に薄
く(本実施例では0.1mm)、かつ多数個設け、さ
らに吸引ベント28の通路抵抗を減らし、かつ
溶湯が多少浸入したとしても吸引溝に浸入しな
いよう吸引ベント28の途中に吸引ベント留り
21を設けているので、従来の例えば押出ピン
孔のすきまから吸引する方法より、吸引能力を
大きくできると共に目づまりを起こすことがな
い。またキヤビテイの外周をおおうように吸引
溝27が設けられているので可動型4と固定型
5の微少な型スキマからも吸引が可能である。
ー11とカツトオフ吸引通路17間を遮断後か
ら射出完了まで吸引ベント28により吸引を継
続できるので、その間の型外から流入する空気
とキヤビテイ7内の残留空気および熱分解ガス
の吸引が可能となり減圧効果を維持できる。な
お吸引ベント28は溶湯が浸入しない程度に薄
く(本実施例では0.1mm)、かつ多数個設け、さ
らに吸引ベント28の通路抵抗を減らし、かつ
溶湯が多少浸入したとしても吸引溝に浸入しな
いよう吸引ベント28の途中に吸引ベント留り
21を設けているので、従来の例えば押出ピン
孔のすきまから吸引する方法より、吸引能力を
大きくできると共に目づまりを起こすことがな
い。またキヤビテイの外周をおおうように吸引
溝27が設けられているので可動型4と固定型
5の微少な型スキマからも吸引が可能である。
なお、本発明者等が実験検討したところ、従来
の装置でダイカスト鋳造した製品は比重が2.70
g/cm3、100g/Al当りに含まれるガス量は20c.c.
であるのに対し、本実施例の装置でダイカスト鋳
造した製品は比重が2.74g/cm3、100g/Al当り
に含まれるガス量は3c.c.であつた。比重が高いと
いうことは製品内に発生している鋳巣が少ないと
いうことを示している。またT6熱処理を実施し
たところふくれはほとんど発生しなかつた。
の装置でダイカスト鋳造した製品は比重が2.70
g/cm3、100g/Al当りに含まれるガス量は20c.c.
であるのに対し、本実施例の装置でダイカスト鋳
造した製品は比重が2.74g/cm3、100g/Al当り
に含まれるガス量は3c.c.であつた。比重が高いと
いうことは製品内に発生している鋳巣が少ないと
いうことを示している。またT6熱処理を実施し
たところふくれはほとんど発生しなかつた。
また肉厚1mmのダイカスト製品を従来の装置で
ダイカスト鋳造した製品は面粗度30μzで製品押
出し時に割れが発生したのに対し、本実施例の装
置でダイカスト鋳造した製品は面粗度9μzで問題
なく良品の鋳造が可能であつた。面粗度が小さい
ということは湯回りが向上していることを示して
いる。
ダイカスト鋳造した製品は面粗度30μzで製品押
出し時に割れが発生したのに対し、本実施例の装
置でダイカスト鋳造した製品は面粗度9μzで問題
なく良品の鋳造が可能であつた。面粗度が小さい
ということは湯回りが向上していることを示して
いる。
尚、本実施例では吸引ベント28の一端をオー
バーフロー11内に開口させたが、直接製品部8
に開口させてもよい。
バーフロー11内に開口させたが、直接製品部8
に開口させてもよい。
以上説明した様に本発明のダイカスト方法を用
いれば、射出スリーブ内における溶融金属の充填
割合が所定値に達した状態で射出プランジヤを一
時停止させてから減圧作動を行うようにしている
ので、減圧容積を小さくすることができ、ひいて
は減圧装置の小型化、減圧時間の短縮化を図るこ
とができる。さらに、射出プランジヤを一時停止
させてから減圧作動を行うようにしているので、
射出プランジヤの一時停止の時間を調整すれば減
圧時間を充分に確保することができるとともに、
製品キヤビテイの減圧後に射出プランジヤを高速
で前進させているので、製品内への空気、熱分解
がその巻き込みを少なくすることができ、その結
果、湯回りを促進し、鋳巣や湯じわのないダイカ
スト製品を得ることができる。
いれば、射出スリーブ内における溶融金属の充填
割合が所定値に達した状態で射出プランジヤを一
時停止させてから減圧作動を行うようにしている
ので、減圧容積を小さくすることができ、ひいて
は減圧装置の小型化、減圧時間の短縮化を図るこ
とができる。さらに、射出プランジヤを一時停止
させてから減圧作動を行うようにしているので、
射出プランジヤの一時停止の時間を調整すれば減
圧時間を充分に確保することができるとともに、
製品キヤビテイの減圧後に射出プランジヤを高速
で前進させているので、製品内への空気、熱分解
がその巻き込みを少なくすることができ、その結
果、湯回りを促進し、鋳巣や湯じわのないダイカ
スト製品を得ることができる。
また、本発明のダイカスト装置を用いれば、本
発明のダイカスト方法を容易に遂行することがで
きる。
発明のダイカスト方法を容易に遂行することがで
きる。
第1図は本発明装置の実施例を示す断面図、第
2図は第1図装置の可動型の正面図、第3図は第
2図の−断面図、第4図は第1図装置の作動
を示すに供する部分断面図である。 4……可動型、5……固定型、8……製品キヤ
ビテイ、15……射出スリーブ、16……射出プ
ランジヤ、18……カツトオフピン(開閉手段)、
27……吸引溝、32……中間停止リミツトスイ
ツチ(検知手段)、100……真空装置(減圧装
置)、105……電磁弁(切替弁)。
2図は第1図装置の可動型の正面図、第3図は第
2図の−断面図、第4図は第1図装置の作動
を示すに供する部分断面図である。 4……可動型、5……固定型、8……製品キヤ
ビテイ、15……射出スリーブ、16……射出プ
ランジヤ、18……カツトオフピン(開閉手段)、
27……吸引溝、32……中間停止リミツトスイ
ツチ(検知手段)、100……真空装置(減圧装
置)、105……電磁弁(切替弁)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 可動型を固定型に当接させて両型間に製品キ
ヤビテイを形成し、この製品キヤビテイ内に射出
スリーブ内の溶融金属を射出プランジヤにより射
出するダイカスト方法において、 前記射出スリーブ内に溶融金属を供給した後、
前記射出スリーブ内にて前記射出プランジヤを前
記射出スリーブ内の空気が溶湯中に巻き込まれな
い速度で低速前進させる第1工程と、 前記射出スリーブ内における溶融金属の充填割
合が100%未満の所定値に達した時に、前記射出
プランジヤの前進を停止させる第2工程と、 前記射出プランジヤを停止させた状態で、前記
製品キヤビテイ内を減圧装置に連通させて前記製
品キヤビテイ内の空気・熱分解ガス及び前記射出
スリーブ内の溶融金属液面上方の空間内の空気・
熱分解ガスを排出する第3工程と、 前記製品キヤビテイ内と前記減圧装置とを遮断
した後前記射出プランジヤを前記第1工程での前
記速度より速い速度で高速前進させることにより
前記射出スリーブ内の溶融金属を前記製品キヤビ
テイ内に射出する第4工程とからなるダイカスト
方法。 2 固定型と、 この固定型に当接して製品キヤビテイを形成す
る摺動自在な可動型と、 前記製品キヤビテイ内に溶融金属を導くための
射出スリーブと、 この射出スリーブ内に摺動自在に配され前記溶
融金属を前記製品キヤビテイ内に押し出す射出プ
ランジヤと、 前記射出スリーブ内における前記射出プランジ
ヤによる前記溶融金属の充填割合が100%未満の
所定値に達した時の射出プランジヤの位置を検知
する検知手段と、 前記製品キヤビテイ内の空気・熱分解ガスを排
出して減圧させる減圧装置と、 前記製品キヤビテイ内と前記減圧装置とを結ぶ
通路の開閉を行うカツトオフピンと、 前記製品キヤビテイ内と前記減圧装置とを結ぶ
通路を連通状態かあるいは前記減圧装置との連通
を断つて大気に開放させる開放状態かに切り替え
る切替弁とを備え、 前記検知手段が前記射出プランジヤの位置を検
知するまでは前記射出プランジヤを前記射出スリ
ーブ内の空気が溶湯中に巻き込まれない速度で低
速前進させ、前記検知手段が前記射出プランジヤ
の位置を検出すると前記射出プランジヤの前進を
一時停止し、所定時間後前記射出プランジヤを前
記前進速度より高速で前進させ、かつ、 前記射出プランジヤが低速前進から一時停止す
るまでは前記カツトオフピンが通路開状態でかつ
前記切替弁が開放状態であり、 前記射出プランジヤが一時停止している時には
前記カツトオフピンが通路開状態でかつ前記切替
弁が連通状態であり、 前記射出プランジヤが一時停止後高速前進して
いる時には前記カツトオフピンが通路閉状態であ
ることを特徴とするダイカスト装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59106172A JPS60250867A (ja) | 1984-05-24 | 1984-05-24 | ダイカスト方法及びダイカスト装置 |
BR8502339A BR8502339A (pt) | 1984-05-24 | 1985-05-17 | Processo e aparelho de fundicao em molde de um artigo de metal |
US06/736,762 US4586560A (en) | 1984-05-24 | 1985-05-22 | Die-casting method and apparatus |
DE3518635A DE3518635C2 (de) | 1984-05-24 | 1985-05-23 | Druckgußvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59106172A JPS60250867A (ja) | 1984-05-24 | 1984-05-24 | ダイカスト方法及びダイカスト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60250867A JPS60250867A (ja) | 1985-12-11 |
JPH0332423B2 true JPH0332423B2 (ja) | 1991-05-13 |
Family
ID=14426833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59106172A Granted JPS60250867A (ja) | 1984-05-24 | 1984-05-24 | ダイカスト方法及びダイカスト装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4586560A (ja) |
JP (1) | JPS60250867A (ja) |
BR (1) | BR8502339A (ja) |
DE (1) | DE3518635C2 (ja) |
Families Citing this family (47)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS62220264A (ja) * | 1986-03-20 | 1987-09-28 | Kozo Kuroki | 真空ダイカスト装置 |
JPS62296946A (ja) * | 1986-06-14 | 1987-12-24 | Kozo Kuroki | 真空ダイカスト装置 |
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JPH0815648B2 (ja) * | 1987-09-03 | 1996-02-21 | 東洋機械金属株式会社 | 真空ダイカストマシンの運転方法 |
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