JPS62296946A - 真空ダイカスト装置 - Google Patents

真空ダイカスト装置

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JPS62296946A
JPS62296946A JP13730786A JP13730786A JPS62296946A JP S62296946 A JPS62296946 A JP S62296946A JP 13730786 A JP13730786 A JP 13730786A JP 13730786 A JP13730786 A JP 13730786A JP S62296946 A JPS62296946 A JP S62296946A
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JP
Japan
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cavity
passage
vacuum
molten metal
air passage
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JP13730786A
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Kozo Kuroki
耕三 黒木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明はダイカスト装置に関し、特にキャビティ内を真
空吸引する手段を備えた真空ダイカスト装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、アルミニウム等の溶湯をプランジャーにより。
金型のキャビティ内に圧入、鋳造するダイカスト装置が
広く用いられている。このダイカスト装置は多量生産に
向き、薄物鋳物が容易に得られ、且つその製品の寸法精
度が高く、鋳肌が滑らかで光沢がある等の利点を有して
いる。ところが2ダイカスト装置においても。
製品中に巣が生じることがある。この巣の発生を防止す
るため、溶湯の圧入に先だってキャビティを真空吸引す
る方法が知られている。従来の真空吸引の方法は。
キャビティに真空吸引通路を接続し、この部分から真空
吸引を行っている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、かかる構造ではキャビティ内の到達真空度に限
度があり、十分な真空度を得ることが困難で、鋳物中に
巣が発生したり、薄肉鋳物を製造する場合に溶湯がキャ
ビティの隅部にまでまわらず不良品を生じる等の問題が
あった。
本発明者はこれらの原因を検討した結果9次の事項を見
出した。即ち、キャビティを閉じるために金型を相互に
接合しても、金型の接合面間には微小な隙間が生じてお
り、この隙間からキャビティ内に外気が侵入するので、
キャビティ内の真空吸引を継続しても真空度を十分には
上げることが出来ない。また、キャビティ内を真空吸引
した後溶湯をキャビティ内に注入する際において、キャ
ビティ内を溶湯が完全に満たす前に真空吸引通路に溶湯
が入ることがあり、このように真空吸引通路が溶湯で満
たされるとキャビティ内の真空吸引が停止するので、キ
ャビティ内の残存ガスや溶湯から発生するガスがキャビ
ティ内に滞留してしまい。
キャビティの隅部への溶湯の流れを妨げたり巣を発生さ
せていた。
これを防ぐには真空吸引通路を多数設け、キャビティを
多数の箇所から排気するように構成すれば良いと考えら
れる。しかしながら、真空吸引通路には溶湯が流れ込む
ため、溶湯の噴出を阻止するためのシャフトオフ弁を設
けねばならず、多数の真空吸引通路にそれぞれシャフト
オフ弁を設けると設備が複雑、高価となる。また、この
真空吸引通路には溶湯が流れ込み固化するため、固化し
た金属を金型から外すための突出しビンを設けねばなら
ず、この点からも装置が複雑化する。しかも真空吸引通
路内で冷却固化した金属は。
突出しビンで取り外す際に折れて通路内に残ることがし
ばしばあり、もし通路内に残るとこれを除去する作業が
極めて困難である。更に、真空吸引通路内に入る溶湯は
無駄に消費されるものであり、真空吸引通路が増加すれ
ば溶湯の消費量が増加する。これらの点から真空吸引通
路の数を増加させることは得策ではない。
また、金型全体をフード内に入れ、フードを真空吸引す
ることにより、金型接合面間の隙間からの外気侵入を防
止するようにしたものも知られている。しかし。
この装置では真空タンク、真空ポンプ等の真空供給源を
大型化しなければならず、且つ真空フードを必要とする
ため、装置全体も大型化する。
本発明はかかる従来の問題点に鑑みて為されたもので、
真空供給源にあまり大型なものを必要とすることなく、
キャビティ内を高真空に吸引し且つ外気の侵入を防止す
ることの可能な真空ダイカスト装置を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上述の問題点を解消するため、互いに接合す
る面の少なくとも一方に製品を成形するキャビティを備
えた複数の金型を有するダイカスト装置において、前記
金型の互いに接合する面の少なくとも一方に、前記キャ
ビティから離れた位置でキャビティを取り囲む空気通路
を設け、前記キャビティと空気通路との間には、キャビ
ティを前記空気通路に連通させる補助通路を設け、少な
くとも前記補助通路のキャビティに接続する部分若しく
は前記キャビティに通じるオーバーフロー部に接続する
部分を、溶融金属の通過は阻止するが空気の通過は許容
する微小なギャップで構成し、更に前記空気通路に真空
供給源を接続したことを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明は上述のように、キャビティを取り囲んで空気通
路を設けているので、この空気通路を真空供給源により
真空吸引することにより、外気のキャビティ内への侵入
を防止でき、また、この空気通路はキャビティに補助通
路を介して連通しているので、キャビティ内を真空吸引
することができ、キャビティ内を高真空度にすることが
出来ると共に、溶湯注入時においても外気がキャビティ
内に侵入することがなく、iの無い良好な製品を得るこ
とができる。更に、この補助通路のキャビティに接続す
る部分或いはキャビティに通じるオーバーフロー部に接
続する部分は、溶湯(溶融金属)の通過は阻止するが空
気の通過は許容する微小なギャップとなっているので、
このギャップで溶湯の流れを阻止することができ、補助
通路或いは空気通路に溶湯の流れを阻止するシャフトオ
フ弁を設ける必要がない、また1補助通路内に溶湯が入
って固化し。
製品取り出し後にもその固化した金属が補助通路内に残
ってトラブルの原因となるということが殆ど無い。
ここで、キャビティを空気通路に接続するギヤソブは、
キャビティ周縁の1箇所に狭い幅で設けたものであって
も良いが、ギャップ幅は極力広いことが望ましい、また
、このギャップをキャビティのほぼ全周に設けるとかキ
ャピテイ周縁の複数箇所に分散させて設けることが一層
好ましい。このようにすると、ギャップを介してキャビ
ティを真空吸引する際の通過抵抗が小さくなり、またキ
ャビティ内への溶湯注入時においてキャビティ周縁のギ
ャップの一部が溶湯で潰れたとしても他の部分からの真
空吸引が継続されることとなり。
溶湯注入完了までキャビティの真空吸引が行われ、巣の
発生を一層良好に防止することができる。前記ギャップ
の形成位置は、キャビティ内に注入される溶湯が最後に
充満する部分(ラストフィルポイント)とすることが好
ましい0例えば、キャビティが矩形状の場合には、各角
部にギャップを設けることが好ましい。
キャビティを取り囲んで設けられる空気通路は上記した
ようにキャビティ内に外気が侵入するのを防止するだめ
のものであり、そのため、キャビティを完全に包囲する
ように設けることが最も好ましいが、キャビティの一部
のみを取り囲むように配置した場合でも外気侵入防止効
果は得られる。従って5本発明において空気通路はキャ
ビティ周縁の一部のみの外側に配置されたものであって
も良い。
〔実施例〕
以下7図面に示す本発明の好適な実施例を説明する。
第1図において、1は固定ダイプレート、2は可動ダイ
プレート、3は固定金型、4は可動金型、5はガイドバ
ーである。固定金型3と可動金型4との接合面には製品
成形用のキャビティ6が形成されており、且つ可動金型
4にはキャビティ6に通じるランナー7が形成されてい
る。一方、固定金型3にはランナー7に通じるプランジ
ャー穴8が形成され、固定ダイプレート1にはこのプラ
ンジャー穴8と同径の穴を備えたプランジャースリーブ
9が取付けられている。プランジャースリーブ9内には
プランジャー10が摺動可能に設けられ、プランジャー
10にはシリンダ機構11が接続されている。プランジ
ャースリーブ9のeFJ’Fa近傍の上部側面には給湯
口13が設けられ、この給湯口13よりも前方に真空吸
引口14が設けられる。真空吸引口14は単に円形の穴
でもよいが1図示のようにプランジャースリーブ9の内
面に開口した長手方向に延びる細長い溝形状とすること
が好ましい。プランジャースリーブ9の後端外周には真
空接続口15を備えた開閉スリーブ16が設けられ、且
つこの開閉スリーブ16を往復動させる開閉シリンダ1
7に連結されている。開閉シリンダ17は開閉スリーブ
16を往復動させて給湯口13を開閉し、且つ給湯口1
3に真空接続口15を接続させる。なお、開閉スリーブ
16を往復動させる代わりに回転させて、給湯口13の
開閉を行ってもよい。また、給湯口13の開閉は開閉ス
リーブに限らず、他の任意の機構を使用することができ
例えば給湯口13の上面を平面状とし、平板で開閉する
ようにしてもよい。真空吸引口14及び真空接続口15
にはそれぞれ、配管21,22.エアフィルタ。
弁23.24を介して、エアフィルタ25.真空タンク
26.真空ポンプ27等からなる真空供給源に接続され
ている。
固定金型3の可動金型4との接合面には、第2図に示す
ように、キャビティ6及びプランジャー穴8を包囲する
位置に溝状の空気通路32が形成されており。
且つこの空気通路32とキャビティ6との間には。
キャビティ6の周縁に接して且つキャビティ6を包囲す
る領域(ハンチングで示す領域)に補助通路30が形成
されている。この補助通路30は、第3図に示すように
8微小なギヤ;ノブで構成されている。このギャップ3
0の厚さtはキャビティ6内の溶湯が通過するのは阻止
するが、キャビティ内の空気が通過するのは許容するよ
うな寸法のものである。厚さtとしては。
使用する溶湯の種類、温度、粘度、流入時の流速、圧力
、金型温度等によって異なるが、1ffl常は0.02
〜Q、 2mm程度に選定され、好ましくは0.04〜
0.15 *s程度、更に好ましくは0.0811程度
に選定される。なお、空気通路32や補助通路30は固
定金型3に設ける場合に限らず可動金型4に設けても或
いは双方に設けてもよい。空気通路32は通路33を介
して配管34に接続され、配管34はエアフィルタ、弁
35を介して真空ポンプ27に接続されている。
第1図において、可動金型4の中央付近には製品により
異なるが何本かの製品突出し用の突出しビン37(図面
では1本のみ図示)が設けられ、その突出しビン37の
摺動位置の一部を取り囲む空間38とその空間38に通
じる通路39も設けられている。通路39は配管40に
より配管34に接続されている。空間38とキャビティ
6との間にも、突出しピン37を取り囲んで、溶湯の通
過は阻止するが空気の通過を許容する微小なギャップ4
1が形成されている。
次に、上記ダイカスト装置による動作を説明する。
第4図に示すように、プランジャー10を後退位置とし
、開閉スリーブ16を後退させて給湯口13を開く。
次に給湯口13からボット42により溶湯43をプラン
ジャースリーブ9内に注入する。溶湯注入後、第1図に
示すように開閉スリーブ16を前進させて給湯口13を
閉じ、且つこの給湯口13に真空接続口15を接続させ
る。この状態で、弁23,24.35を開いて真空ポン
プ27の真空を各配管21.22,34゜40に作用さ
せ5金型内を真空に排気する。この際。
キャビティ6は比較的大きい通路であるランナー7でプ
ランジャースリーブ9に連通しているので、主としてラ
ンナー7、プランジャースリーブ9を介して配管21.
22により敏速に真空にされる。一方、他の配管34.
40はキャビティ6を取り囲む空気通路32及び突出し
ピン37を取り囲む空間38を真空吸引し。
キャビティ6内の空気をギャップ30.ギャップ41等
を介して吸引するばかりでなく、金型外部から金型接合
面間の隙間を通って侵入する外気を吸引除去し。
外気がこれらの隙間からキャビティ6内に侵入するのを
防止する。これにより、キャビティ6内が敏速に高真空
に到達する。
次に、各配管からの真空を金型に供給した状態で。
第5図、第6図に示すようにプランジャー10を前進さ
せ、プランジャースリーブ9内の溶湯43をキャビティ
6内に圧入する。この途中、プランジャー10の前進に
伴い、給湯口13.真空吸引口14がキャビティ6とは
次々と切り離されるので、それに応じて弁24.23を
次々と閉じる。しかし、弁35は開放のままとし、金型
間の空気通路32や空間38への真空供給は維続してお
く、このため、プランジャー10の前進に伴い溶湯がラ
ンナー7内に入り、プランジャースリーブを介するキャ
ビティ真空吸引が停止しても。
第2図に矢印で示すようにキャビティ6はその全周縁か
ら外方にギャップ30により空気吸引が継続しており、
また、突出しピン37の周囲のギャップ41 (第1図
参照)からの空気吸引を継続しており、キャビティ6内
は高真空に保たれ、溶湯はキャビティ6内に確実に圧入
され、巣のない良好な製品が得られる。また、この際キ
ャビティ6内の溶湯は補助通路30及びギャップ41を
流れることはできないので、外部に流れ出ることがなく
、有効に使用されるとともにキャピテイ内に高密度で鋳
造されることができる。溶湯圧入後は、弁35も閉とな
り金型内の真空は止まり1通常のダイカスト装置と同様
に冷却後、金型を開き、製品を取り出す。
なお、上記実施例ではプランジャースリーブ9を介して
キャビティ6内を真空吸引したが、この真空吸引は省略
し、金型接合面に形成した空気通路32のみによってキ
ャビティを真空吸引するとか、キャビティに直接真空吸
引通路を接続してキャビティを真空吸引するように構成
してもよい。
第7図は上記ダイカスト装置に使用する金型3の変形例
を示す第2図と同様な平面図である。この実施例ではキ
ャビティ6の上縁にオーバーフロー部31を設けている
。このオーバーフロー部31は第8図に示すように溶湯
を一部満たすことができるような凹所で構成されており
、キャビティ6と空気通路32を連結する微小なギャッ
プ30はこのオーバーフロー部31を包囲して設けられ
ている。この実施例も第2図に示す実施例と同様に、キ
ャビティ6内を高真空に保ちながら溶湯注入が可能とな
る。
第9図は更に他の実施例を示す第2図と同様な平面図で
ある。本実施例ではキャビティ6の全周に沿って適当な
間隔を開けた複数箇所に、溶湯の通過は阻止するが空気
の通過を許容する微小なギャップ3OAで形成される補
助通路が設けられ、キャビティ6を空気通路32に連通
させている。本実施例でもキャビティ6を周縁の多数の
箇所で真空吸引しなから溶湯注入することができ、巣の
無い良好な製品を得ることができる。
なお1本実施例において、i8?j%注入時における真
空吸引を有効に作用させるには、ギャップ3OAを極力
キャビティ全周に且つラストフィルポイントに分布させ
ることが望ましく1例えば1図示のように矩形状のキャ
ビティ6に対しては、その四辺の各々に且つ角部にギャ
ップ30Aを配置することが望ましい。
第10図は第9図の実施例の変形例である。この実施例
では、キャビティ6の周囲に複数のオーバーフロー部3
1Aが設けてあり、そのオーバーフロー部31Aを溶湯
の通過は阻止するが空気の通過を許容する微小なギャッ
プ30Bで空気通路32に連通させている。また、キャ
ビティ6を直接空気通路32に連通させる微小なギャッ
プ30Cも設けている0本実施例ではこのギャップ30
B、30Cがキャビティ6を空気通路32に連結する補
助通路を構成する。
第11図は更に他の実施例を示す第2図と同様な平面図
である。この実施例ではキャビティ6の周縁に沿って、
溶湯の通過は阻止するが空気の通過を許容する微小なギ
ャップ30Dが形成され、このギャップ30Dが複数の
比較的深い溝32Aによって空気通路32に連通してい
る。このギャップ30D及び溝32Aはキャビティ6を
空気通路32に連通させる補助通路を構成する。本実施
例では微小なギャップ30Dの幅を狭くしているので、
キャビティ6内の溶湯の流れは阻止しながら真空吸引時
の通過砥抗を小さくすることができ、真空吸引効果を高
める利点が得られる。更に。
本実施例では、キャビティ6内に取付けられる中子(図
示せず)を固定するための固定ピン50.51がシリン
ダ52.53により移動可能に設けられている。
キャビティ6を取り囲んで設けられる空気通路32は固
定ビン50.51を取り囲む空間32B、32Bを備え
ており、これにより固定ビン50.51と金型との間の
隙間を通る外気侵入が防止される。また、キャビティ6
と空間32Bの間の固定ピン50.51の周囲には、溶
湯の流れは阻止するが空気の流れは許容する微小なギャ
ップ54が形成されており、このギャップ54もキャビ
ティ6の真空吸引に役立っている。
第12図は更に他の実施例を示す第2図と同様な平面図
である。この固定金型3にはキャビティ6を取り囲んで
設けられ、′IjL小なギャップ30E、オーバーフロ
ー部3IC等を介してキャビティ6に連通ずる空気通路
32の外側に、同様な追加の空気通路60が形成され、
配管61を介して真空供給源に接続されている。
本実施例では、外部からの空気の侵入を防止する空気通
路60が設けられているので、内側の空気通路32は主
としてキャビティ6内の真空吸引に使用され。
キャビティ6内を一層高真空とすることができる。なお
、空気通路32に接続された配管34及び空気通路60
に接続された配管61は、共通の真空供給源(真空ポン
プ)に連結してもよいが、それぞれ別の真空ポンプに連
結した方が効率がよい。
第13図は本発明の更に他の実施例を示す固定金型3の
平面図である。この実施例ではキャビティ6を取り囲む
空気通路32.キャビティ6を取り囲み且つキャビティ
6を空気通路32に連通させる微小なギャップ30Fか
ら成る補助通路、空気通路を取り囲む補助空気通路60
Aを有し、更にキャビティ6に直接接続される真空吸引
通路70.その通路70を開閉するシャフトオフ弁71
を存している。この実施例ではキャビティ6内をシャフ
トオフ弁71.真空吸引通路70を介して真空吸引する
ことができ、敏速な真空吸引が可能であり、しかも溶湯
を注入して真空吸引通路70が閉じてもギャップ30F
、空気通路32を介して真空吸引をm続することができ
る利点がある。なお。
この実施例になる金型を使用する場合には、第1図に示
すようにプランジャ一部分からの真空吸引は省略しても
よい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように1本発明は、互いに接合
する面の少なくとも一方に製品を成形するキャビティを
備えた複数の金型を有するダイカスト装置において、前
記キャビティから離れた位置にキャビティを取り囲む空
気通路を設け、該空気通路に真空供給源を接続すると共
に、前記キャビティを微小なギャップを備えた補助通路
で空気通路に接続したものであるので。
キャビティ内への外気侵入を防止しながらキャビティ内
を真空吸引して真空鋳造が可能であり、巣の無い良好な
製品を得ることができる。しかも、キャビティを空気通
路に接続するギャップは溶湯を通さないので。
空気通路或いは補助通路に溶湯噴出阻止用のシャットオ
フ弁を設ける必要はなく、またこれらの部分に溶湯が入
り込んで固化し、その除去に苦労するということがあま
りなく、そのため金型の取扱が容易となる。しかもキャ
ビティの周縁の広い領域に或いは種々な位置にギャップ
を配置することができ、キャビティの真空吸引が極めて
良好となり、一層巣の無い良好な製品を得ることができ
る。また、真空吸引する部分は金型全体をフードに入れ
て真空にする場合に比べて少ないので、真空供給源とし
てあまり大型な装置を必要としない。このように2本発
明の真空ダイカスト装置は比較的簡単な構造の装置によ
り、巣の無い良好な製品を得ることができ、且つ取り扱
いも容易である等の種々な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例になる真空ダイカスト装置の
要部断面図、第2図はその固定金型を可動金型側から見
た平面図、第3図は固定金型と稼動金型の一部を拡大し
て示す断面図、第4図、第5図、第6図は溶湯の正大動
作を説明する要部断面図、第7図は他の実施例における
固定金型の平面図、第8図はその実施例における固定金
型と稼動金型の一部を拡大して示す断面図、第9図〜第
13図はそれぞれ他の実施例における固定金型の平面図
である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互いに接合する面の少なくとも一方に製品を成形
    するキャビティを備えた複数の金型を有するダイカスト
    装置において、前記金型の互いに接合する面の少なくと
    も一方に、前記キャビティから離れた位置でキャビティ
    を取り囲む空気通路を設け、前記キャビティと空気通路
    との間には、キャビティを前記空気通路に連通させる補
    助通路を設け、少なくとも前記補助通路のキャビティに
    接続する部分若しくは前記キャビティに通じるオーバー
    フロー部に接続する部分を、溶融金属の通過は阻止する
    が空気の通過は許容する微小なギャップで構成し、更に
    前記空気通路に真空供給源を接続したことを特徴とする
    真空ダイカスト装置。
  2. (2)前記ギャップが、前記キャビティの周縁に沿って
    複数箇所に分布していることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の真空ダイカスト装置。
  3. (3)前記ギャップが、前記キャビティのほぼ全周を取
    り囲んで形成されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の真空ダイカスト装置。
JP13730786A 1986-06-14 1986-06-14 真空ダイカスト装置 Pending JPS62296946A (ja)

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