JPH0267377A - 印刷インキ用樹脂の製造方法 - Google Patents

印刷インキ用樹脂の製造方法

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JPH0267377A
JPH0267377A JP63217358A JP21735888A JPH0267377A JP H0267377 A JPH0267377 A JP H0267377A JP 63217358 A JP63217358 A JP 63217358A JP 21735888 A JP21735888 A JP 21735888A JP H0267377 A JPH0267377 A JP H0267377A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 (産業上の利用分野) 本発明は、ロジンおよびその誘導体から選ばれる1種ま
たは2N以上と、フェノール・ホルムアルデヒド付加縮
合体とを酸触媒の存在下で反応せしめてなる樹脂におい
て、樹脂中に30重量%以下の不飽和植物油およびまた
はその不飽和基残存重合油をロジン類と共存させた状態
で、フェノール・ホルムアルデヒド付加縮合体を酸触媒
の存在下で反応することにより1反応時間が大幅に短縮
でき、更にフェノール・ホルムアルデヒド付加縮合体が
アルカリレゾール型である場合には(従来は残存するア
ルカリ金属を中和・水洗いしないとロジンとの反応が不
可能であったものカリ中和・水洗いをすることなく1反
応できることとなり9反応後に残存する触媒の除去工程
を省略することができ、製造コストが安価で。
かつ高溶解性および高融点の印刷適性の良好な樹脂に関
する。
(従来技術) 印刷速度の高速化への対応あるいは加熱乾燥におけるエ
ネルギー消費の増加を抑え、さらに印刷面の光沢を良好
とするためには、印刷インキ用樹脂のインキ溶剤(主と
してパラフィン系溶剤)に対する相溶性を向上し、かつ
印刷インキの乾燥劣化を来す高級アルコールあるいは乾
性油の使用量を低減することが望ましく、また樹脂の軟
化点が高ければ更に乾燥性に有利である。このような観
点から、高溶解性で高融点の印刷インキ用樹脂として、
ロジン、脂肪酸または酸変性アルキッド樹脂等から選ば
れる1種または2種以上と、フェノール・ホルムアルデ
ヒド付加縮合体とを、酸触媒の存在下で少なくとも15
0″Cの温度で反応せしめた印刷インキ用樹脂が検討さ
れている。
しかしながら、このような高溶解性で高融点の印刷イン
キ用樹脂は、酸触媒の存在下でも反応時間が長くかかっ
ていた。
更に利用されるフェノール・ホルムアルデヒド付加縮合
体がアルカリレゾールである場合には縮合反応終了時点
で付加縮合の触媒である塩基性塩類を除去する工程が必
要となり、一般にはフェノール性水酸基よりイオン化傾
向の高い酸性を示す物質で中和し、更に水洗して水のP
Hが5以上となるまで水洗しており、製造工程が複雑で
あり、かつ時間も長くかかっている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、塩基性塩の除去工程を省略すること。
またロジンおよびもしくはそのカルボキシル基含有誘導
体(A)とフェノール・ホルムアルデヒド付加縮合体(
B)との反応時間を短縮化することにより製造コストの
低減を図るものである。
本発明のロジン等変性樹脂の製造においては、不飽和植
物油およびまたは不飽和基残存重合油を用いなかった場
合のレゾールとの反応後の中和、水洗いを必要とした場
合より製造時間が5時間以上も短縮でき、かつ廃水処理
も不要となること、更にロジン類とフェノール・ホルム
アルデヒド付加縮合体との反応も5時間以上短縮できる
ことから安価な樹脂を得ることを可能とするものである
「発明の構成ノ (課題を解決するための手段) 本発明者は、ロジンおよびもしくはそのカルボキシル基
含有誘導体(A)、フェノール・ホルムアルデヒド付加
縮合体(B)、並びに不飽和植物油およびもしくはその
不飽和基残存重合油(C)を酸触媒の存在下で少なくと
も150°Cの温度で反応せしめ。
酸価40以下としてなることを特徴とする印刷インキ用
樹脂を捉供するものである。
本発明において、ロジンおよびもしくはそのカルボキシ
ル基含有誘導体(A)としては、ロジンもしくはその誘
導体である。ロジンおよびまたはその誘導体としては、
ガムロジン、ウッドロジン、トール油ロジン、不均化ロ
ジンまたはこれらの重合物が挙げられ、またマレイン酸
、イタコン酸、クロトン酸等の不飽和カルボン酸を付加
したロジン誘導体等が挙げられる。
本発明において、フェノール・ホルムアルデヒド付加縮
合体(B)としては、レゾール型フェノール樹脂が好ま
しい。このレゾール型フェノール樹脂のフェノール成分
としては石炭酸、クレゾール、  1−または5ec−
ブチルフェノール、アミルフェノール、シクロヘキシル
フェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、
フェニルフェノール、クミルフェノール等のフェノール
、カテコール、レゾルシン、ハイドロキノン、ビスフェ
ノール等の多価フェノールが挙げられ、中でも長鎖アル
キルフェノール、例えばブチルフェノール、ノにルフェ
ノールオクチルフェノール、を主・体とすることが溶解
性の点から好ましい。また1本発明においては必ずしも
長鎖アルキルフェノールのみに限定されるものでなく。
その他のフェノールを長鎖アルキルフェノールと併用す
ることもできる。ただし、これらのフェノールの併用は
使用量があまり多くなると、溶解性が劣化することが多
い。
アルデヒド成分としてはホルムアルデヒド、p−ホルム
アルデヒドなどが挙げられ、フェノール成分1モルに対
して0.2〜4モルを常法により反応させる。
本発明に用いる不飽和植物油およびもしくは不飽和基残
存重合油(C)としては、大豆油、アマニ油。
桐油、米ぬか油、脱水ヒマシ油、オイチシカ油等の不飽
和植物油およびこれら植物油の重合体のうち一部に不飽
和基を残存している重合油が挙げられる。
そしてこれら不飽和植物油およびまたは不飽和基残存重
合油は樹脂中30重量%以下、好ましくは2〜10重量
%が好ましい。30重量%以上の添加量では得られた樹
脂の融点が低下し、インキの乾燥性およびセット性を劣
化させる。
本発明に係るロジン等変性フェノール樹脂を得るために
はp−)ルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン
酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸等のスルホン
酸類、硫酸、塩酸等の鉱酸を触媒して150℃以上の加
熱する必要がある。しかし、このような条件では反応物
が容易に着色するため、還元剤である次亜リン酸、トリ
フェニルホスファイト。
トリフェニルホスフェート等を併用することが好ましい
更に残存する酸触媒等に由来する水素イオンを中和する
ことによって金属の錆を防ぐこともできる。
中和剤としては、リチウム、セシウム、マグネシウム、
カルシウム、ストロンチウム、バリウム、アルミニウム
、亜鉛、チタン、ジルコニウム、アンチモン、セレン等
の金属の水酸化物、酸化物またはカルボン酸塩類等の塩
類の利用が可能である。なお1本発明の樹脂の合成をす
る場合に少量のグリセリン。
トリメチロールエタン、トリメチロールエタン。
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール等のポ
リオールを併用することが出来る。この場合の添加量は
、ポリオールに含まれるOH基とロジンおよびまたはそ
の誘導体に含まれるC0OH基の比が0.8未満である
。(OH基/C0OH基〈0.8)これ以上のOH基と
なるポリオールを併用すると溶解性が劣化する。
更に、ロジンおよびもしくはそのカルボキシル基含有誘
導体(A)と樹脂中の30重量%以下の不飽和植物油お
よびもしくはその不飽和基残存重合油(C)とを、フェ
ノール・ホルムアルデヒド付加縮合体(B)の一部とを
無触媒で反応し、その後残ったフェノール・ホルムアル
デヒド付加縮合体を酸性触媒の存在下で反応を行うこと
も可能である。
本発明のロジン等変性フェノール樹脂の製造においては
、酸触媒の存在下において、ロジンおよびもしくはその
カルボキシル基含有誘導体(A)を、不飽和植物油およ
びもしくはその不飽和基残存重合油(C)に溶解状態と
することで1反応系の粘度が低下し、更に不飽和植物油
およびもしくはその不飽和基残存重合油(C)がフェノ
ール・ホルムアルデヒド付加縮合体(B)と反応したフ
ェノール化油がロジンおよびもしくはそのカルボキシル
基含有誘導体(A)との相溶性が良く1反応が容易に進
み9反応時間が短縮するものと考えられる。したがって
、飽和植物油を使用すると樹脂の可塑化を来たして融点
を低下させ、その結果印刷インキのセットを遅らせるこ
ととなる。
また、更に従来のロジンおよびもしくはそのカルボキシ
ル基含有誘導体(A)とフェノール・ホルムアルデヒド
付加縮合体(B)とだけの反応では不可能であった。ア
ルカリレゾール型フェノール・ホルムアルデヒド付加縮
合体の縮合反応後のアルカリ金属塩触媒の除去工程の省
略が可能となり、大幅な製造時間の低減ができる。
本発明のロジン等変性フェノール樹脂の合成は次のよう
にして得ることができる。以下特に断りがなければ1部
は重量部9%は重量%を表わす。
l)レゾール型フェノール樹脂の合成 反応釜に上記フェノール類とアルデヒド類を所定の割合
で仕込み更にトルエン、キシレン等の溶剤をフェノール
樹脂の固形分が40〜70%となるような量を添加し、
撹拌、加熱し50°Cにて水酸化カルシウム、酸化カル
シウム、水酸化マグネシウム、酸化マグムシラムなどの
不溶性塩基性塩が好ましくこれらの塩を水と混合し、ス
ラリー状として添加する。
また、アンモニア水やアミン類も触媒として利用でき、
塩基性塩およびアミン類のいずれもフェノール1モルに
対し0.05〜0.1モルの範囲で合成できる。
0.05モル以下では反応が遅く未反応物が多くなり。
0.1モル以上では得られる印刷インキ用樹脂の溶解性
が劣化する。また、水の量は3%〜10%が好ましい。
水の量が3%以下であると出来上ったレゾール型フェノ
ール樹脂の着色が大きくなり、10%以上では縮合反応
の進行がおそくなり、必要な分量計のレゾール型フェノ
ール樹脂が得られない。
触媒添加後90〜110℃の反応温度で5〜IO時間反
応を続けた後、冷却して約60°Cとして静置して水を
分離し、除去することによってレゾール型フェノール樹
脂が得られる。このように室温よりやや高めにしておく
と樹脂と水との分離は容易であり。
分離に要する時間は1時間以内で十分である。
2)ロジン等変性フェノールの合成 反応釜にロジン類および不飽和植物油などを仕込みN2
ガスを吹き込みながら加熱して溶解し、150℃以上に
昇温した後、上記レゾール型フェノール樹脂と前記酸触
媒の混合体を滴下しながら反応し。
酸価が40以下となった後、必要に応じて塩基性塩また
は高沸点アミンを加えて触媒の中和をして約1時間攪拌
してくみだすことにより、酸価30以下のロジン等変性
フェノール樹脂が得られる。
また、更には本発明の印刷インキ用樹脂は、従来から印
刷用インキに用いられているロジン変性フェノール樹脂
、アルキッド樹脂9五油樹脂等との併用あるいは一部の
石油樹脂変性、アクリル変性、ウレタン変性等による変
性も可能である。
本発明に係る樹脂を用いて印刷インキ用フェスとするに
は9本発明の樹脂100部に対して溶剤および/または
乾性油(重合油、乾性油アルキッド樹脂等の乾性油変性
体)を50〜150部に溶解する。
実際の使用にあたっては、オクチル酸アルミニウム。
ステアリン酸アルミニウム、オクチル酸ジルコニウム、
アルミニウムトリイソプロポキサイド、アルミニウムジ
プロボキサイドモノアセチルアセトナート等によるゲル
化剤を利用してゲルワニスとし、黄色。
紅色、藍色、または墨色などの所望の顔料を常法によっ
て分散し、必要に応じて耐摩擦向上剤、インキドライヤ
ー、乾燥抑制剤等のコンパウンドなどの各種添加剤を添
加し、適切な粘度となるよう調整することで枚葉オフセ
ットインキ、オフ輪インキ等のオフセットインキとなり
、このオフセットインキは湿し水を使用する通常の印刷
インキとしても、また湿し水を使用しないドライオグラ
フィ用の印刷インキとしても使用することができる。ま
た、新聞インキあるいは凸版インキとしても使用できる
。更に本発明の樹脂を用いてグラビアまたはフレキソイ
ンキ用ワニスとするには9本発明の樹脂100部に対し
常圧における沸点が140°C以下の脂肪族および脂環
族炭化水素を100〜200部で溶解すればよい。
次に具体例により本発明を説明する。
製造例 l(レゾール型フェノール樹脂の合成)撹拌機
、還流冷却器、温度計つき4つロフラスコにP−オクチ
ルフェノール170部、P−t−ブチルフェノール22
部、P−ホルムアルデヒド92.5部および市販混合キ
シレン60部を仕込み、N!ガスを吹込みながら加熱撹
拌し65°Cとして試薬アンモニア水(28%アンモニ
ア)2部および水道水12部の混合アンモニア水を添加
し100℃まで昇温した後、同温度で6時間反応して6
0℃に冷却し。
20分静置した後分離した水をサイフオンで除去し。
淡黄色の液体265部を得た。このレゾール型フェノー
ル樹脂をフェノール液Iとする。
このフェノール液の固型分(100℃熱風オーブン中で
溶剤を蒸発させて、測定した。)は68%であった。
製造例2 撹拌機、還流冷却器、温度計つき4つロフラスコに、P
−オクチルフェノール185部とビスフェノールA23
部、パラホルムアルデヒド111部および市販混合キシ
レン60部を仕込み、レゾール化触媒としてジエチルア
ミン15部を水道水35部に溶解した液体を添加し、1
05℃、8時間反応させ。
製造例1と同様な操作によって固型分67%の淡黄色レ
ゾール型フェノール液270部を得た。これをレゾール
液■とする。
製造例3(塩基性金属塩を利用したレゾール型フェノー
ル樹脂の合成) 製造例1で示した反応措置にPオクチルフェノール17
0部、p−t−ブチルフェノール22部、P−ホルムア
ルデヒド92.5部および市販キシレン60部を仕込み
、N2ガスを吹込みながら加熱撹拌し。
65°Cとして試薬1級水酸化カルシウム4部を水道水
45部でスラリー化して添加し、100°C,6時間反
応し、製造例1と同様に水を分離し淡色液体282部(
固型分68%)を得、これをレゾール液■とした。
比較製造例1(塩基性金属塩を利用したレゾール型フェ
ノール樹脂の中和、および水洗工程)製造例3で示した
反応物(比較レゾール液1)282部を製造例1で示し
た反応装置に仕込み、撹拌しながら、塩酸(35%塩化
水素含有試薬1級)10部を水20部に溶解して添加し
、60°Cまで昇温しで30分間撹拌して、水道水30
0部を添加し10分撹拌し、静置して水を分離してサイ
フオンで除去した。同様な水洗を合計5回くりかえし、
水層のP H= 6.2として比較レゾール液■を26
8部得た。
この比較レゾール液Iの固型分は65重量%であり、中
和、水洗に要した時間は12時間を要した。
これは水洗が進むにつれ水の分離が悪くなり静置時間が
長くなったためであり、水の量は1500部となった。
実施例1(ロジン等変性フェノール樹脂の合成)撹拌機
、冷却器、温度計つき4つロフラスコに中国ガムロジン
(グレードX)を150部とアマニ油15部を仕込みN
2ガスを吹き込みながら加熱し150°Cでロジンを溶
融し、撹拌をしながら更に220°Cまで昇温し220
部のレゾール液■とP−1−ルエンスルホン酸1部と水
道水1部による酸触媒液2部との混合液を1時間30分
かけて滴下(レゾール液中のキシレンは冷却器で液化し
除去する)シ、その後240°Cにて3時間反応して酸
価を26として汲出した。樹脂1とする。
実施例2 実施例1で示した装置・操作にて中国ガムロジン130
部とマルキード3002 (荒用化学製マレイン化ロジ
ン変性カルボキシル基残存アルキッド樹脂)20部と綿
実油17部を220部のレゾール液3とを反応させ、酸
価を28の樹脂2を得た。
実施例3 実施例1で示した内容の内、220部のレゾール液1の
部分を224部のレゾール液■とから得た外は全て実施
例1と同じ工程で反応し、酸価を25として汲出したも
のを樹脂3とした。
比較例1 実施例1と同様な装置・操作によって中国ガムロジン1
50部、レゾール液■を220部の酸触媒の存在下でエ
ステル化反応させようとしたが、15時間反応しても酸
価54であり、経時による酸価の低下もほとんど見られ
ないこと。また反応物の着色がはげしく実用上不可能な
色相となったので反応を断念した。
比較例2 実施例1と同様な装置・操作によって中国ガムロジン1
50部と比較レゾール1230部を反応させ酸価28の
比較樹脂2を得た。
比較例3(不飽和植物油が多い場合) 実施例1と同様な装置・操作によって中国ガムロジン1
00部、A−00重合油(東新化学製9重合アマニ油)
60部とレゾール液III  150部を反応させ酸価
18の比較樹脂3を得た。
得られた樹脂の恒数、製造時間を表−1に示す。
表−ま ただし ※1 色相は33%トルエン溶液にてガードナー色見本
と比較(16以上は実用性なし) ※2 キャピラリー法 ヤマト化学製MP−21にて測
定 ※325°Cにおいて白石0号ソルベントH(日本石油
化学製パラフィン系インキ溶剤)に溶解した樹脂が析出
し白濁する時点の溶液中の樹脂濃度(百分率で表す) 実施例4(インキ化およびインキ評価)樹脂1〜3およ
び比較樹脂2〜3のワニスおよびインキ化は次のとおり
行った。すなわち、樹脂1〜3および比較樹脂2をそれ
ぞれ50部、00号重合油IO部、ナフチゾールHT(
6石化学製インキ溶剤)40部を、4つロフラスコで1
80°C130分撹拌してワニスを得た。
各ワニスの粘度(ポイズ、25°Cで測定)は下記のと
おりである。
樹脂1    300 樹脂2   300 樹脂3   320 比較樹脂2  310 比較樹脂3 260 ゲルワニスの作製 上記それぞれのワニス98.5部に/IcH(粗研ファ
インケミカル製ゲル化剤)1.5部を添加し180°C
,2時間撹拌した。
インキの作製 カーミン6B18部、ワックスコンパウンド3部。
ナフチゾールHTS部に、各ワニスおよびゲルワニスを
用いて常法によりインキを作製した。ただし。
得られたインキの1.R(1・Rインコメ−ターリ−デ
ィング30°C)およびS−R(スプレッドメーター2
5°C1分間での半径)を、それぞれ6.5゜および1
9.6ないし19.8に調製するために、ワニスおよび
ゲルワニスの使用量を以下のように調整した。
使用樹脂  ワニス  ゲルワニス インキ1   樹脂1    15部  60部インキ
2   樹脂2    20   55インキ3   
樹脂3    15   60比較インキ2 比較樹脂
2  15   60比較インキ3  〃  3 15
  60インキの評価 〔印刷評価〕 ■インキの評価は、三菱重工L−500オフ輪印刷機、
井上金属製TECドライヤー装置を用いて印刷テストを
行った。
評価結果を表−2に示した。なお評価法は次の通りであ
る。
乾燥温度−排紙直後の印刷物でベタツキのない状態を乾
燥とし、その時点でのドライヤー出口での紙面温度で判
定した。
光沢−印刷物を村上色彩製光沢針GM26D(60”−
60”)を用いて測定した。
ミスチング−インキ練りローラーから10cmの距離に
白紙を置いてミストによる着色の強さを目視で評価した
湿し水の着色−印刷後の湿し水のインキのブリードによ
る着色の大小を、目視評価した。
表−3オフセット輪転印刷の結果 粘度はPH型粘度計にて測定 以上の結果から本発明の印刷インキ用樹脂ならびに樹脂
製造法によって得られた樹脂は製造時間を短縮し、安価
なものとなり得るものである。またこの印刷インキ用樹
脂を利用した印刷インキも同様に安価であり十分性能を
満足できるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ロジンおよびもしくはそのカルボキシル基含有誘導
    体(A)、フェノール・ホルムアルデヒド付加縮合体(
    B)、並びに不飽和植物油およびもしくはその不飽和基
    残存重合油(C)を酸触媒の存在下で少なくとも150
    ℃の温度で反応せしめ、酸価40以下としてなることを
    特徴とする印刷インキ用樹脂。 2、不飽和植物油およびもしくはその不飽和基残存重合
    油(C)の添加量が樹脂処方中の30重量%以下、好ま
    しくは2〜10重量%であり、この不飽和植物油および
    もしくはその不飽和基残存重合油(C)をロジンおよび
    もしくはその誘導体(A)と溶解状態とした後、フェノ
    ールホルム・アルデヒド付加縮合体(B)を酸性触媒の
    存在下で反応させることにより、酸価40以下とするこ
    とを特徴とする印刷インキ用樹脂の製造法。 3、請求項1もしくは2記載の印刷インキ用樹脂を含有
    することを特徴とする印刷インキ組成物。
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