JPS6059269B2 - 印刷インキ用バインダ− - Google Patents

印刷インキ用バインダ−

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JPS6059269B2
JPS6059269B2 JP52159606A JP15960677A JPS6059269B2 JP S6059269 B2 JPS6059269 B2 JP S6059269B2 JP 52159606 A JP52159606 A JP 52159606A JP 15960677 A JP15960677 A JP 15960677A JP S6059269 B2 JPS6059269 B2 JP S6059269B2
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rosin
printing ink
resin
acid
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JP52159606A
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勝久 清水
恵了 吉本
年永 松林
隆司 角熊
猛 稲垣
吉武 長山
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Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Arakawa Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Arakawa Chemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、インキ溶剤として脂肪族系溶剤および乾性油
からなり、前者を主体とする混合溶剤を使用する印刷イ
ンキに用いられるバインダーに関する。
印刷インキ、とくにオフセット印刷インキに要求される
基本的性質としては、つぎのごときものがあげられる。
すなわち(1)顔料の分散性がよいこと。
(2)粘度および降状値などの流動特性を示す値が適当
であること。
(3)印刷機上でインキが飛散しない、すなわちミスチ
ングしないこと。
(4)水とインキが相接して平面上に画線を形成するた
めに保水部と着肉部との間に界面的なバランスが保たれ
ること。
(5)セットおよび乾燥が速く、かつブロッキングをお
こさないこと。
(6)印刷面の光沢が良好で均一かつ鮮明な印刷物がえ
られること。
(7)印刷面の耐摩耗性がよいこと。
などがあげられる。
従来より、オフセット印刷インキ用ワニスとしては、ア
マニ油などの乾燥油および(または)脂肪族高沸点溶剤
にアルキルフェノール樹脂や各種のロジン誘導体、たと
えばロジンをマレイン化、エステル化、フェノール樹脂
変性、アルキッド樹脂変性あるいはマレイン化石油樹脂
変性したものなどのバインダーを溶解してえられるワニ
スが使用されている。
しかし近年印刷速度は増々高速になり、さらに光沢など
の印刷効果においてもすぐれたバインダーが要求されて
いる。一方、インキ溶剤として乾燥油を使用するばあい
には、ミスチングが発生しやすい、地汚れがでる、セッ
トが遅くなるなどの問題があるので、その使用量は漸次
減少させる方向に進みつつあり、いきおいワニス組成も
乾性油の少ないものへと変化している。しかし、かかる
組成の印刷インキワニスにおいて前記公知のバインダー
を使用しても、印刷効果および作業性の両面において満
足すべきものはなく、光沢を犠性にしてセット時間の短
縮を目的とするばあいにかぎつて実施されているのが現
状である。本発明の目的は、脂肪族系高沸点溶剤および
乾燥油からなり、前者を主体とする混合溶剤を使用する
印刷インキに適するバインダーを提供することにあり、
第2の目的は、ミスチングがなくセットおよび乾燥が速
く高速印刷が可能であり、かつ均一でしかもすぐれた光
沢を有する印刷物を与える印刷インキ用バインダーを提
供することにあ”る。
なお、本発明において脂肪族系高沸点溶剤とは、240
〜330′Cの範囲の任意の沸点を有し、65〜100
℃の範囲のアニリン点を有する石油溶剤をいい、以下こ
れを単に石油溶剤ということがある。すなわち、本発明
は(イ)20〜60の酸価、(0)初留点278℃、終
留点317Cの沸点範囲を有し、アニリン点が7(代)
の石油溶剤に対する2皓以上の溶解性および(ハ)Y−
4の33%アマニ油粘度を有するロジン変性フェノール
樹脂(4)と55%以上の油長および10〜100の水
酸基価を有するアルキッド樹脂またはその原料成分(B
)とを、重量比で(A):(B)=70:30〜97:
3の割合で共縮合させてえられる共縮合物を有効成分と
する印刷インキ用バインダーに関する。ロジン変性フェ
ノール樹脂は一般に公知であつてロジン成分をフェノー
ル樹脂またはその原料成分および多価アルコールと縮合
させてえられる。
具体的にはロンジ成分をまずフェノール樹脂またはその
原料成分と150〜280℃で1〜1C@間加熱してフ
ェノール樹脂変性樹脂をうる。フェノール樹脂を反応さ
せるばあいには溶融されたロジン成分にこれを分割添加
する方法ないしはその有機溶剤溶液を滴下して加える方
法が好ましい。ロジン成分とフェノール樹脂またはその
原料成分との使用割合は前者1(1)部(重量部、以下
同様)に対して後者40〜120部の範囲が好ましい。
フェノール樹脂またはその原料成分の使用量が前記範囲
より少ないばあいはミスチングが発生し、かつ乾燥が遅
くなり、逆に前記範囲より多くなるとそれ自体の縮合が
主となり生成物の着色がいちじるしく、かつ生成樹脂の
アマニ油粘度が高くなるので、好ましくない。ロジン成
分としては、ガムロジン、ウッドロジン、トール油ロジ
ン、これらの変性物およびこれらの混合物が使用できる
前記変性反応としては、たとえば一部水素添加、不均化
、重合、アルデヒド変性、カルボン酸変性などをあげる
ことができる。カルボン酸変性ロジンは、前記のロジン
をアクリル酸、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、
シトラコン酸およびこれらの無水物などのα,β一不飽
和カルボン酸0.5〜5.0%(重量%、以下同様)と
付加反応させてえられる。このロジン成分の40%まで
をカルボン酸変性石油樹脂で置換することも本発明の一
態様てある。前記カルボン酸変性樹脂は、具体的には沸
点20〜280℃の石油留分を重合させてえられる軟化
点85〜160℃の石油樹脂を1〜10%の前記α,β
一不飽和カルボン酸て変性してえられ、10〜60の酸
価を有するものである。なかでも原料の石油樹脂として
沸点20〜45℃の石油留分を重合させてえられるいわ
ゆるC,系石油樹脂を使用したものが好ましい。フェノ
ール樹脂のフェノール成分としては、たとえばフェノー
ル、クレゾール、Tel−またはSec−ブチルフェノ
ール、アミルフエノール、シクロヘキシルフェノール、
オクチルフェノール、ノニルフェノール、フェニルフェ
ノール、クミルフエノール、ビスフェノールなどがあり
、なかでもTert−またはSec−ブチルフェノール
、オクチルフェノールなどのアルキルフェノールが好ま
しい。アルデヒド成分としては、たとえばホルムアルデ
ヒド、アセトアルデヒド、バラホルムアルデヒドなどが
あげられる。アルデヒドのフェノール成分に対する使用
割合は、フェノール成分1モルに対して1〜4モル、な
かんづく1.5〜3モルの範囲とするのがよい。フェノ
ール樹脂は公知のものであり、アルカリ触媒によるレゾ
ール型と酸触媒によるノボラック型のいずれもが本発明
では使用できる。
これらのうち、室温で液状ないし半固体状または結晶状
のいわゆる初期縮合物を使用するのが好ましいが、さら
に縮合が進んだものであつても使用することができる。
レゾール型の初期縮合物は前記のフェノール成分および
アルデヒド成分を前記の割合で使用し、アルカリ触媒の
存在下40−100℃の温度て2〜5時間程度反応させ
ることによつてえられる。アルカリ触媒としてはナトリ
ウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛など
の酸化物、水酸化物もしくは酢酸塩、またはアンモニア
、低級有機アミンなどがあげられ、これらはフェノール
成分に対して0.1〜5重量%の割合で使用される。ノ
ボラック型のものをうるばあいも触媒が異なるだけでレ
ゾール型のもののばあいとほぼ同様であり、触媒として
は塩酸、硫酸などの無機酸やギ酸、酢酸、シユウ酸、マ
ロン酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸があげら
れる。またロジン成分とフェノール樹脂の原料成分とを
直接反応させるばあいには、前記のアルカリ性または酸
性の触媒の存在下に80〜150′Cで1〜3時間程度
、ついで150〜280℃で1〜1時間程度反応させれ
ばよい。このようにしてえられたロジン変性フェノール
樹脂はついで多価アルコールと反応せられる。この反応
は230〜300℃、好ましくは250〜290℃の温
度で2〜3叫間で終了する。多価アルコールの使用はと
くに重要てあつて、生成するエステル化物がなるべく遊
離の水酸基を有さず、かつ20〜60の範囲の酸価を有
するように使用することが肝要であり、具体的にはロジ
ン成分のカルボキシル基に対して0.3〜0.9当量、
好ましくは0.4〜0.8当量の水酸基となる割合で多
価アルコールを使用する。エステル化反応はロジン成分
とフェノール樹脂またはその原料成分との反応に先立つ
て、または同時に行なつてもよい。本発明では前記ロジ
ン変性フェノール樹脂のうち、酸価が20〜60の範囲
であり、かつ初留点278℃、終留点317Cの沸点範
囲を有し、アニリン点が73゜Cの石油溶剤(a)に対
する溶解性が2皓以上であり、さらに33%アマニ油粘
度がY−4(ガードナーホルト粘度計)のものを使用す
ることを必須とする。
石油溶剤(a)に対する溶解性が2皓より低いと、つい
でアルキッド樹脂と反応させてえられる共縮合物の石油
溶剤(a)に対する溶解性が劣り、印刷物の光沢が低下
するので、好ましくない。33%アマニ油粘度がYより
低いとミスチングが発生し、セットや乾燥が遅くなるの
で好ましくなく、また4より高いと光沢が低下し、かつ
機上安定性が低下する傾向がある。
多価アルコールとしては、たとえばエチレングリコール
、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、グリセリン、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、
ジグリセロール、ソルビトールまたはこれらの混合物を
使用することができ、とくに3〜4価のアルコールが好
ましい。
本発明て使用する一方の原料であるアルキッド樹脂は、
できるだけ酸価を有さず、55%以上好ましくは70%
以上の油長、10〜10C@ましくは15〜80の水酸
基価を有することが必要である。
油長が55%より低いとえられる共縮合物の石油溶剤(
a)に対する溶解性が低下するので印刷物の光沢が劣る
。水酸基価が10より低いとロジン変性フェノール樹脂
との共縮合物をえがたく、100より高いと共縮合物の
石油溶剤への溶解性が低下し、また印刷時の界面的バラ
ンスがくずれて希望する光沢の印刷物をえがたい。前記
のアルキッド樹脂をうるには、公知の方法にしたがつて
油または高級脂肪酸、多塩基酸および多価アルコールを
180〜270℃の温度で1〜1m間反応させれはよい
油を使用するばあいには、これと多価アルコールとを公
知の触媒の存在下にあらかじめエステル交換反応をさせ
、ついで多塩基酸と縮合反応させるのがよい。油または
その高級脂肪酸としては、たとえばヤシ油、脱水ヒマシ
油、アマニ油、ダイス油、綿実油、サフラワ油、ヌカ油
などの油またはその脂肪酸、あるいはトール油脂肪酸な
どを使用すればよい。
これらのうち、とくに半乾性油ないし乾性油またはこれ
らの脂肪酸を使用するのが好ましい。多塩基酸としては
、たとえばフルタ酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テ
トラヒドロフタル酸、シユウ酸、コハク酸、マレイン酸
、フマル酸および存在するこれらの無水物などを使用す
ることができる。多価アルコールとしては、前記ロジン
変性フェノール樹脂を製造するのに使用される多価アル
コールを使用すればよい。
これら各成分の使用割合は、えられるアルキッド樹脂が
前記の油長および水酸基価を有し、かつできるかぎりカ
ルボキシル基を有しないようにすれはよく、たとえば高
級脂肪酸および多塩基酸のカルボキシル基に対して1.
05〜1.5当量の水酸基となるように多価アルコール
を使用すればよい。
高級脂肪酸にかえて、あるいはそれと共に油を使用する
はあいは、油を構成する高級脂肪酸と多価アルコールの
量を考慮して他の成分の使用量を決定する。ロジン変性
フェノール樹脂とアルキッド樹脂との反応は、230〜
30(代)、好ましくは250〜280℃の温度で2〜
8時間程度行なえばよい。
ロジン変性フェノールとアルキッド樹脂の原料成分との
反応も前記の条件を用いてもよいが、好ましくはまず1
80〜23(代)の温度で1〜3時間程度反応させ、つ
いで230〜300℃、好ましくは250〜280℃の
温度で2〜8時間程度反応させるのがよい。ロジン変性
フェノール樹脂とアルキッド樹脂との使用割合は、前者
70〜97%、好ましくは80〜95%に対して後者3
〜30%、好ましくは5〜20とする。
後者の使用割合が3%に満たないばあいは、良好な光沢
を有する印刷物がえられず、逆に30%を超えると印刷
時にミスチングが発生しやすく、しかもセットや乾燥が
遅いので高速印刷ができない傾向がある。アルキッド樹
脂にかえて前述したごときその原料成分を使用するばあ
いには、除去される縮合生成水を考慮して3〜30%、
好ましくは5〜20%のアルキッド樹脂が生成する量を
使用すればよく、各原料成分相互間の割合は前記アルキ
ッド樹脂を製造するばあいの割合と同じである。このよ
うにして40以下の酸価、X−4の33%アマニ油粘度
、2CPi以上の石油溶剤(a)に対する溶解性および
110℃以上の軟化点を有する共縮合物がえられる。
共縮合物の酸価が40を超えると印刷時の界面的バラン
スがくずれやすく、33%アマニ油粘度が乙より高いと
印刷物の光沢が劣り、Xより低いとミスチングが発生し
やすく、セットも遅くなる。石油溶剤(a)への溶解性
が20ft1未満のばあい光沢が劣る。軟化点は高いほ
どよく、低いとブロッキングが生ずる。これらのうちで
も石油溶剤(b)に対する溶解性が2〜2唯、とくに5
〜l唯のものが最もすぐれたバインダーである。石油溶
剤(b)に対する溶解性とは、共縮合物1部を前記の石
油溶剤(a)2部に溶解してえられる溶液に初留点24
4℃、終留点262℃の沸点範囲および90.4℃のア
ニリン点を有する石油溶剤(b)を添加したばあいに濁
りを生ずるときの石油溶剤(b)の添加量(部)をいう
。本発明のバインダーをインキ用ワニスにするには、バ
インダー10娼を石油溶剤および(または)乾性油80
〜2(1)部に溶解すればよいが、石油溶剤を55%以
上含む溶剤に溶解するばあいに本発明のバインダーの特
徴が顕著である。
実際の使用にあたつては、前記のワニスに黄色、藍色、
紅色または黒色の顔料、耐摩擦向上剤(ワックス系コン
パウンド)、ゲル化剤、インキ用ドライヤーなどを配合
し練肉してインキをえ、オフセットインキおよび輪転イ
ンキなどの平版インキや新聞印刷インキ、凸版インキな
どとして使用する。つぎに実施例および応用例をあげて
本発明の特徴を明らかにする。
なお参考例は、本発明で使用するロジン変性フェノール
樹脂およびアルキッド樹脂のそれぞれ製造例を示すもの
である。参考例1 攪拌機、温度計、滴下ロードおよび分水管つき還流冷却
器を付した3eの4ツロフラスコに1300yのロジン
を仕込み、チッ素気流下に加熱して250℃にし、同温
度で滴下ロードよりp−オクチルフェノールホルムアル
デヒド初期縮合物(レゾール型、不揮発分74%)14
93yを3時間で滴下反応させた。
滴下終了後、同温度で3紛間保温したのち84.5yの
グリセリンを添加し、さらに加熱して290℃とし、縮
合反応を行なつた。このようにして酸価35、石油溶剤
(a)に対する溶解性2CPi以上、軟化点153℃お
よび33%アマニ油粘度Z−Z1のロジン変性フェノー
ル樹脂(1)を2185fえた。参考例2 参考例1と同様のフラスコに1200fのロジン、10
67y(7)p−オクチルフェノール、329yのバラ
ホルムアルデヒド(含水率15%)および1.8fの酸
化マグネシウムを仕込み、チッ素ガス気流下に加熱して
110℃とし、同温度て4時間攪拌した。
.ついでさらに加熱して250℃にして78yのグリセ
リンを添加し、同温度で縮合反応を行なつた。このよう
にして酸価48.石油溶剤(a)に対する溶解性2@以
上、軟化点164℃および33%アマニ油粘度4のロジ
ン変性フェノール樹脂(■)2350yをえ.た。参考
例3 参考例1と同様のフラスコに1300yのロジン、57
8.5y(7)p−オクチルフェノール、421y(7
)p一Tert−ブチルフェノール、356yのパラホ
ルムアールデヒド(含水率15%)および2ダの酸化マ
グネシウムを仕込み、チッ素気流下に加熱して110℃
にし、同温度で4時間攪拌した。
ついでさらに加熱して250でCに昇温した時点で26
yの無水マレイン酸を添加して3紛間保温したのち、6
5yのグリセリンを添加して、同温度で縮合反応を行な
い、反応物の酸価が45になつた時に取出してロジン変
性フェノール樹脂(■)2355yをえた。このものは
2唯以上の石油溶剤(a)に対する溶解性、156の軟
化点およびZ−4の33%アマニ油粘度を有していた。
参考例4 参考例1と同様のフラスコに1120′のロジン、72
80yのマレイン化石油樹脂(C5系石油樹脂(軟化点
110のC)10娼と無水マレイン酸3.7部を200
℃で1時間反応させてえられたもの)を仕込み、チッ素
気流下に加熱溶融し、250℃で滴下ロードよりp−オ
クチルフェノールホルムアルデヒド初期・縮合物(参考
例1て使用したもの)1280yを4時間にわたつて滴
下し、さらに3紛間保温した。
ついで56fのグリセリンを添加して270℃で縮合反
応を行ない、反応物の酸価が34になるまで保温したの
ち取出して、2185yのロジン変性フェノール゛樹脂
(■)をえた。このものは2皓以上の石油溶剤(a)に
対する溶解性、173.5℃の軟化点およびZ4〜4の
33%アマニ油粘度を有していた。参考例5 参考例1と同様のフラスコに1515yのマレイン化ロ
ジンン(ロジン10娼に無水マレイン酸1部を付加させ
たもの)を仕込み、,チッ素気流下に加熱して260℃
にし、同温度て滴下ロードよりp−オクチルフェノール
ホルムアルデヒド初期縮合物(レゾール型、不揮発分7
3.1%)1231yを3時間かかつて滴下反応させた
、滴下終了後、同温度で3紛間保温し、ついで70.5
yのグリセリンを添加し、さらに加熱して270℃で7
時間縮合反応を行なつた。
このようにして酸価37、33%アマニ油粘度乙−、石
油溶剤(a)への溶解性2CPi以上、軟化点156℃
のロジン変性フェノール樹脂(■)2259yをえた。
参考例6 アマニ油、ペンタエリスリトールおよびイソフタル酸を
220℃で縮合させて、油長80%、水酸基価42、酸
価5のアルキッド樹脂(1)をえた。
参考例7アマニ油、トリメチロールプo/ぐンおよびイ
ソフタル酸を200℃で縮合させて、油長75%、水酸
基価2F3s酸価7のアルキッド樹脂(■)をえた。
つぎにこれらのロジン変性フェノール樹脂およびアルキ
ド樹脂を用いた本発明の実施例を示す。実施例195部
のロジン変性フェノール樹脂(1)を加熱溶融して25
0゜Cにし、5部のアルキッド樹脂(1)を添加したの
ち270℃に加熱昇温し、同温度で4時間共縮合反応を
行なつて、22.4の酸価、20倍以上の石油溶剤(a
)に対する溶解性、7j倍の石油溶剤(b)に対する溶
解性、軟化点144.5℃、zの33%アマニ油粘度を
有する樹脂をえた。
これを本発明のバインダー(1)とする。実施例2 (1)部のロジン変性フェノール樹脂(1)と■部のア
ルキッド樹脂(1)を使用して実施例1と同様の操作を
行ない、酸価23.&石油溶剤(a)に対する溶解性2
0倍以上、石油溶剤(b)に対する溶解性8.0f8、
軟化点138℃、お%アマニ油粘度Y−Zを有する樹脂
をえた。
これを本発明のバインダー(■)とする。実施例3 8α邦のロジン変性フェノール樹脂(1)と2U■のア
ルキッド樹脂(1)を使用して実施例1と同様の操作を
行なつて酸価16.F3.石油溶剤に対する溶解性2@
以上、石油溶剤(b)に対する溶解性10倍、軟化点1
15℃、33%アマニ油粘度X−Yを有する樹脂をえた
これを本発明のバインダー(■)とする。実施例4 9(2)のロジン変性フェノール樹脂(■)と1娼のア
ルキッド樹脂(■)を使用し、実施例1と同様の操作を
行なつて、酸価3\石油溶剤(a)に対する溶解性2C
Pi以上、石油溶剤(b)に対する溶解性18倍、軟化
点142′Cl33%アマニ油粘度Z+を有する樹脂を
えた。
これを本発明のバインダー(■)とする。実施例5 9CH,のロジン変性フェノール樹脂(■)と1娼のア
ルキッド樹脂(1)を使用し、280℃で4時間共縮合
反応を行ない、酸価31.5、石油溶剤(a)に対する
溶解性2唯以上、石油溶剤(b)に対する溶解性6.4
倍、軟化点138℃、33%アマニ油粘度Z−を有する
樹脂をえた。
これを本発明のバインダー(■)とする。実施例690
fff)のロジン変性フェノール樹脂(■)と1娼のア
ルキッド樹脂(1)を使用し、実施例1と同様の操作を
行なつて、酸価27.\石油溶剤(a)に対する溶解性
20ft1以上、石油溶剤(b)に対する溶解性8.皓
、軟化点1関℃、33%アマニ油粘度Z3+を有する樹
脂をえた。
これを本発明のバインダー(■)とする。実施例7 90mのロジン変性フェノール樹脂(1)と1W,のア
ルキッド樹脂(■)を270℃で6時間共縮合させて、
酸価24.7、石油溶剤(a)に対する溶解性20倍以
上、石油溶剤(b)に対する溶解性7.8倍、軟化点1
40℃、アマニ油粘度Zの樹脂をえた。
これを本発明のバインダー(■)とする。実施例8 参考例1と同様のフラスコに900部のロジン変性フェ
ノール樹脂(1)、60部のアマニ油脂肪酸、13.6
部のトール油脂肪酸を仕込み、チッ素気流下に加熱して
180℃にし、同温度で15.?のペンタエリスリトー
ルを添加して2時間保温した。
ついで102部のイソフタル酸を添加し、さらに加熱し
て200℃で2時間保温したのち、260℃で5時間縮
合反応を行なつた。このようにして、酸価25.2、石
油溶剤(a)に対する溶解性2皓以上、石油溶剤(b)
に対する溶解性9.0f8、軟化点135℃、33%ア
マニ油粘度Y+を有する本発明のバインダー(■)をえ
た。実施例9 (社)部のロジン変性フェノール樹脂(■)とw部”の
アルキッド樹脂(1)とを270℃で7時間共縮合し、
酸価28.1、石油溶剤(a)に対する溶解性20倍以
上、石油溶剤(b)に対する溶解性8.皓、軟化点13
8.5℃、33%アマニ油粘度Y+の樹脂をえた。
これを本発明のバインダー(■)とする。応用例 本発明の種々のバインダーおよび比較例についてオフセ
ット印刷インキへの応用試験を行なつた。
(インキの調製) 5娼の樹脂を2?のアマニ油および3娼の石油溶剤(a
)に溶解してワニスをえた。
このワニスを用いて、つぎの配合割合で3本ロールによ
り練肉して、インキをえた。「カーミン6B(赤色顔料
) 2娼ただし石油溶剤(a)の使用量はインキ
のタンク値が11±0.5、フロー値が17±0.5と
なるように適宜調整した。
(性能試験および結果) 光 沢:インキ0.4ccをRIテスター((株)明製
作所 製)にてアート紙に展色したのち、20℃、6
5%RHにて24時間調湿し、600一 6暁沢計によ
り測定した。
セット時間:インキ0.4ccを前記RIテスターにて
アート紙に展色したのち展色物を時間ご とに分
割し、RIテスターローラを用い て展色物から別の
アート紙上へのインキ の付着度を観察し、インキが
付着しなく なるまでの時間(分)を測定した。
ミスチング度:インキ4ccをインコメータにチヤ
ージし、400rpmで1分間、さらに 1200rp
mにて3時間回転し、ロール直下 に置いた白色紙上
へのインキの飛散度合 を観察した。
試験結果を第1表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(イ)20〜60の酸価、(ロ)初留点278℃、終
    留点312℃の沸点範囲を有し、アニリン点が73℃の
    石油溶剤に対する20倍以上の溶解性および(ハ)Y〜
    Z_5の33%アマニ油粘度を有するロジン変性フェノ
    ール樹脂(A)と55%以上の油長および10〜100
    の水酸基価を有するアルキッド樹脂、またはその原料成
    分(B)とを、重量比で(A):(B)=70:30〜
    97:3の割合で共縮合させてえられる共縮合物を有効
    成分とする印刷インキ用バインダー。 2 ロジン変性フェノール樹脂(A)とアルキッド樹脂
    またはその原料成分(B)との重量比が(A):(B)
    =80:20〜95:5である特許請求の範囲第1項記
    載の印刷インキ用バインダー。 3 ロジン変性フェノール樹脂が100重量部のロジン
    成分と40〜120重量部のフェノール樹脂またはその
    原料成分とを反応させ、ついで多価アルコールを反応さ
    せてえられる特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    印刷インキ用バインダー。 4 ロジン成分がその40重量%以下の範囲までカルボ
    ン酸変性石油樹脂で置換されている特許請求の範囲第3
    項記載の印刷インキ用バインダー。 5 フェノール樹脂がレゾール型の初期縮合物である特
    許請求の範囲第3項記載の印刷インキ用バインダー。 6 多価アルコールが3価または4価のアルコールであ
    る特許請求の範囲第3項記載の印刷インキ用バインダー
    。 7 アルキッド樹脂が70%以上の油長および15〜8
    0の水酸基価を有する特許請求の範囲第1項または第2
    項記載の印刷インキ用バインダー。 8 アルキッド樹脂の脂肪酸成分が乾性油ないし半乾性
    油脂肪酸である特許請求の範囲第7項記載の印刷インキ
    用バインダー。 9 共縮合反応の温度が230〜300℃である特許請
    求の範囲第1項または第2項記載の印刷インキ用バイン
    ダー。 10 共縮合物が(イ)40以下の酸価、(ロ)初留点
    278℃、終留点312℃の沸点範囲を有し、アニリン
    点が73℃の石油溶剤に対する20倍以上の溶解性、(
    ハ)X〜Z_4の33%アマニ油粘度および(ニ)11
    0℃以上の軟化点を有する特許請求の範囲第1項または
    第2項記載の印刷インキ用バインダー。
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