JPS62260810A - 印刷インキ用樹脂 - Google Patents

印刷インキ用樹脂

Info

Publication number
JPS62260810A
JPS62260810A JP61103797A JP10379786A JPS62260810A JP S62260810 A JPS62260810 A JP S62260810A JP 61103797 A JP61103797 A JP 61103797A JP 10379786 A JP10379786 A JP 10379786A JP S62260810 A JPS62260810 A JP S62260810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
resin
parts
rosin
printing ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61103797A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Iida
一喜 飯田
Yoshiyuki Shirai
白井 義之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority to JP61103797A priority Critical patent/JPS62260810A/ja
Publication of JPS62260810A publication Critical patent/JPS62260810A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 (産業上の利用分野) 本発明は、ロジン、脂肪酸または酸変性アルキッド樹脂
等から選ばれる1種または2種以上と、フェノール・ホ
ルムアルデヒド付加縮合体と、を酸触媒の存在下で反応
せしめてなる樹脂において、未反応のカルボン酸および
または酸触媒を塩基性塩により中和してなる印刷インキ
用)1(脂に関する。 さらには、高熔解性および高融
点の印刷インキ用樹脂であって、印刷適性の良好な樹脂
に関する。
(従来技術) 印刷の作業速度の低下や加熱乾燥におけるエネルギー消
費の増加を抑え、さらに印刷面の光沢が良好であるため
には、印刷インキ用樹脂のインキ溶剤(主としてパラフ
ィン系溶剤)に対する相溶性を上げ、かつ印刷インキの
乾燥劣化を来す高級アルコールや乾性油の使用量を低下
することが望ましい。樹脂の軟化点が高ければさらに乾
燥性に有利である。このようなことから、高熔解性で高
融点の印刷インキ用樹脂として、ロジン、脂肪酸または
酸変性アルキッド樹脂等から選ばれる1種または2種以
上と、フェノール・ホルムアルデヒド付加縮合体とを、
酸1帥媒の存在下で少な(とも150℃の温度で反応せ
しめた印刷インキ用樹脂が検討されている。
しかし、この樹脂は触媒である硫酸、p−)ルエンスル
ホン酸等の強酸を含んでいること、また遊離カルボン酸
を原因とする酸価を30以下とするまで反応させること
は反応時間の延長が必要となる。そして、これら強酸の
残存は金属の腐蝕や錆の原因となり、また遊離カルボン
酸はオフセット印刷における印刷適性の劣化を起す。
(発明が解決しようとする問題点) このような点から、遊離カルボン酸や酸触媒を短時間で
中和することが望まれていた。
「発明の構成」 (問題点を解決するための手段) 本発明者等は、ロジンおよびまたはその誘導体。
炭素数6以上の脂肪酸またはその誘導体および酸変性ア
ルキッド樹脂から選ばれる1種または2種以上のカルボ
ン酸と、フェノール・ホルムアルデヒド付加縮合体とを
、酸触媒の存在下で少なくとも150℃の温度で反応せ
しめて得られるロジン等変性フェノール樹脂の反応時間
を短縮し、かつ残存する触媒等に由来する水素イオンを
中和することによって上記問題点を解消する方法と、し
て、反応系内に残存する酸類と反応し、水不溶性または
難溶性となる塩基性塩を添加することが有効であること
を見出したものである。さらに1本発明は、未反応のカ
ルボン酸をライム化等をすることによって融点が上昇し
、凝集性が向上するため、印刷インキの印刷工程中のミ
スチングが減少でき、また湿し水へのインキ成分のブリ
ードも抑えられ、浮きよごれの減少がなされ。
さらに同時に水素イオンの中和によって、金属の腐蝕や
錆の発生のない新規なロジン等変性フェノール樹脂を提
供するものである。
すなわち1本発明は、ロジンおよびまたはその誘導体、
炭素数6以上の脂肪酸またはその誘導体およびr!II
変性アルキッド樹脂から選ばれる1種または2種以上の
カルボン酸と、フェノール・ホルムアルデヒド付加縮合
体と、を酸触媒の存在下で少な(とも150℃の温度で
反応せしめてなる樹脂において。
酸+11i40以下でカルボン酸およびまたは酸触媒と
反応し、水不溶性または!i溶性の塩となる塩基性塩を
添加してなる印刷インキ用樹脂である。
本発明は、ロジン等変性フェノール樹脂の酸価を低下す
るとともに、触媒の中和をすることによって得られる印
刷インキ用樹脂に関する。
本発明にかかわる塩基性塩としては9反応系内に残存す
る酸類と反応して水不溶性またはn溶性の塩となる塩で
ある。この塩基性塩としては、金属の酸化物または水酸
化物等である。その金属としては。
例えば1周期律表第1族ではリチウム、セシウム。
第■族ではマグネシウム、カルシウム、ストロンチウム
、バリウム、亜鉛、第■族ではアルミニウム。
ガリウム、インジュウム、タリウム、第■族ではケイ素
、スズ、鉛、チタン、ジルコニウム、第V族ではバナジ
ウム、アンチモン、第■族ではセレン、等が挙げられる
。これらの金属の酸化物または水酸化物等が本発明の中
和剤またはライム化剤として用いられる。
これらの塩基性塩の樹脂への添加は、カルボン酸とフェ
ノール・ホルムアルデヒド付加縮合体とを酸触媒の存在
下で少なくとも150℃で反応せしめ。
酸価が40以下となったとき1行われる。もし、酸価が
40を超える場合、ライム化するに必要な塩基性塩の添
加量、すなわち金泥の添加量が多くなるため、樹脂が白
濁する。酸価が通常40〜15程度において添加される
。塩基性塩の添加量は、樹脂に対し5重量%以下、望ま
しくは1重9%以下である。
この添加量は、得られる樹脂の透明性および着色性の面
から決められる。
また、塩基性塩の添加は、塩基性塩のまま、すなわち粉
状で投入することができるが、トルエン、キシレン、ミ
ネラルスピリット等の有機溶剤に湿潤したペースト状に
して投入すると、粉の飛散が抑えられ、さらに反応系へ
の分散が良好となる。塩基性塩の反応に要する時間は、
1時間程度である。樹脂の酸価は通常30以下に低下し
1反応触媒に利用した硫酸、p−トルエンスルホン酸、
塩酸等の酸性物質の中和も完了する。
ロジン等変性フェノール樹脂のポリオール成分であるフ
ェノール・ホルムアルデヒド付加縮合体としては、ノボ
ラック型のフェノール樹脂およびレゾール型のフェノー
ル樹脂のいずれも利用でき1両者を混合して使用するこ
とも可能である。
フェノール成分としては石炭酸、クレゾール、り−シャ
リーまたはセカンダリ−ブチルフェノール。
アミルフェノール、シクロヘキシルフェノール、オクチ
ルフェノール、ノニルフェノール、フェニルフェノール
、クミルフェノール等のフェノール、カテコール、レゾ
ルシン、ハイドロキノン、ビスフェノール等の多価フェ
ノールが挙げられ、なかでも長鎖ア、ルキルフェノール
9例えばブチルフェノール、オクチルフェノール、ノニ
ルフェノールを主体とすることが溶解性の点から好まし
い、また9本発明においては必ずしも長鎖アルキルフェ
ノールのみに限定されるものでなく、その他のフェノー
ルを長鎖アルキルフェノールと併用することもできる。
ただし。
これらのフェノールの併用は使用量があまり多くなると
、溶解性が劣化することが多い。
アルデヒド成分としてはホルムアルデヒド、p−ホルム
アルデヒドなどが挙げられ、フェノール成分1モルに対
して0.2〜4モルをリン酸、p−)ルエンスルホン酸
、修理、塩酸、硫酸等の公知の酸触媒下で反応すること
でノボラック型フェノール樹脂が得られ、またフェノー
ル成分1モルに対して0.2〜4モルの水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネ
シウム、酸化マグネシウム等のアルカリ触媒またはアン
モニア水、トリエチレンジアミン、トリエチルアミン等
のアミン類等の公知の塩基性触媒下で反応することでレ
ゾール型フェノール樹脂が得られる。
次にカルボン酸としては、ロジン、脂肪酸、酸変性アル
キッド樹脂等である。ロジンおよびまたはその誘導体と
してはガムロジン、ウッドロジン、トール油ロジン、不
均化ロジンまたはこれらの重合物が挙げられ、またロジ
ンのカルボン酸変性物としてマレイン酸、イタコン酸、
クロトン酸等の不飽和カルボン酸を付加したロジン誘導
体等が挙げられる。
次に、炭素数6以上の脂肪酸またはその誘導体としては
、炭素数6〜18の脂肪酸1重合乾性油脂肪酸、マレイ
ン化乾性油脂肪酸、フマル化乾性油脂肪酸等である。
炭素数6〜18の脂肪酸としてはカプロン酸、カプリル
酸、カプリン酸、ラウリル酸、トリデカン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、ノナデカ酸、ラウロレン酸、ミリ
ストレイン酸、シーマリン酸、オレイン酸、リノール酸
、リルン酸、エレオステアリン酸、リルン酸等およびこ
れらの混合物であり。
さらに例えばヤシ油脂肪酸、米ヌカ油脂肪酸、大豆油脂
肪酸、アマニ油脂肪酸、綿実油脂肪酸、キリ油脂肪酸や
魚油の脂肪酸等が用いられる。
次に酸変性アルキッド樹脂としては、ロジン変性アルキ
ッド樹脂、脂肪酸変性アルキッド樹脂、マレイン化ロジ
ン変性アルキッド樹脂、フマル化ロジン変性アルキッド
樹脂、マレイン化脂肪酸変性アルキッド樹脂、フマル化
脂肪酸変性アルキッド樹脂等であり、好ましくは酸価が
100〜300の酸変性アルキッド樹脂である。
更にロジン変性アルキッド樹脂としてはガムロジン、ウ
ッドロジン、トール油ロジン、不均化ロジンおよびこれ
らの混合物を以下のポリオールとポリカルボン酸で変性
し、好ましくは酸(ili100〜300のカルボン酸
残存したアルキッド樹脂が挙げられる。ここでポリオー
ルはエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、トリプロピレングリコール、ネオペン
チルグリコール等のグリコール類、グリセリン、トリメ
ヂロールエタン。
トリス−2ヒドロキシエチルイソシアヌレート、ペンタ
エリスリトール、ジグワセリン。ジペンタエリスリトー
ル、トリペンタエリスリトール等のポリオール類の1種
またはこれらの混合物が挙げられる。また、ポリカルボ
ン酸としては無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、トリメリット酸、ピロメリット酸等のベンゼン系ポ
リカルボン酸、アジピン酸、アゼライン酸等の脂肪族ジ
カルボン酸等が挙げられる。また、同様に上記アルキッ
ド樹脂のロジンの部分をマレイン化もしくはフマル化ロ
ジンに一部または全部おきかえて1合成した酸価100
〜300のアルキッド樹脂も本発明の印刷インキ用樹脂
のカルボン酸成分として用いることができる。
更に酸価100〜300のカルボン酸残存の脂肪酸変性
アルキッド樹脂は、前記の脂肪酸とポリオール必要に応
じてポリカルボン酸を反応せしめることによって2本発
明の印刷インキ用樹脂のカルボン酸成分として用いるこ
とができる。
本発明のロジン等変性フェノール樹脂を得るためにはp
−トルエンスルホン酸、ドデシルヘンゼンスルホン酸、
メタンスルホン酸、エタンスルホン酸等のスルホン酸類
、硫酸、塩酸等の鉱酸を触媒して150 ’c以上の加
熱する必要がある。しかし、このような条件では反応物
が容易に着色するため、還元剤である次亜リン酸、トリ
フェニルホスファイト、トリフェニルホスフェート等を
併用することが好ましい。
また、更には本発明の印刷インキ用樹脂は従来から印刷
用インキに用いられているロジン変性フェノール樹脂、
アルキッド樹脂1右油樹脂等との併用や一部の石油樹脂
変性、アクリル変性、ウレタン変性等の変性も可能であ
る。
本発明の樹脂を用いて印刷インキ用ワニスとするには9
本発明の樹脂100重量部に対して溶剤およびまたは乾
性油(または重合油、乾性油アルキッド樹脂等の乾性油
変性体)を50〜150重量部に溶解する。実際の使用
にあたっては、オクチル酸アルミニウム、ステアリン酸
アルミニウム、オクチル酸ジルコニウム、アルミニウム
トリイソプロポキサイド、アルミニウムジプロポキサイ
ドモノアセチルアセトナート等によるゲル化剤を利用し
てゲルワニスとし、黄色、紅色、藍色、または墨色など
の顔料を分散し、必要に応じて耐摩擦向上剤、インキド
ライヤー、乾燥抑制剤等のコンパウンドを添加し、適切
な粘度となるよう調整することで枚葉オフセントインキ
、オフ輪インキ等のオフセットインキとなる。
また、新聞インキや凸版インキとしても使用できる。更
に本発明の樹脂を用いてグラビアまたはフレキソインキ
用ワニスとするには1本発明の樹脂100重量部に対し
、常圧における沸点が140°C以下の脂肪族および脂
環族炭化水素を100〜200重量部で熔解すればよい
次に具体例により本発明を説明する。「部」、「%」と
は重量部2重量%を表わす。
製造例 1 (ノボラック型フェノール樹脂の製造)攪
拌機、還流冷却器、温度計付き4つロフラスコ中に、p
−t−ブチルフェノール1500部、ホルマリン(37
%)570部、水300部、修酸2部を仕込み、90℃
に加熱した後、90分反応させ塩酸4部を加えて、12
0分更に反応して水2000部の水を加えて、20分間
攪拌して、1時間放置した。その復水を除き更にもう1
度2000部の水を加えて20分間攪拌して、30分放
置した後に水を除き、加熱して脱水工程に入り、120
℃で3時間攪拌してキシレン1800部滴下して熔解し
、不揮発分50%のノボラック型フェノール樹脂溶液約
3600部を得た。これをAノボラックとする。
製造例 2 製造例1で示した工程でp−t−ブチルフェノール15
0部に替え、p−オクチルフェノール1850部とビス
フェノールA23部の混合物を使用した以外は全く同様
な1桑作を行い不揮発分52%の樹脂ン容/皮約360
0部を1厚た。これをBノボラックとする。
製造例 3 (レゾール型フェノール樹脂の製造)攪拌
機、水分離器付逼流冷却器、温度計付き4つロフラスコ
にp−オクチルフェノール170部、p−t−ブチルフ
ェノール22部、35%ホルマリン170部、93%水
酸化ナトリウム12部、水道水100部を加え、90’
Cに加熱し、4時間反応させた後、200部のトルエン
を加えてフェノール樹脂を溶解し、6N塩酸25部を水
道水200部で希釈して添加して中和した後、静置し、
水層除去した後。
200部の水で2回水洗し、pH5〜6とした後。
トルエン層’c採出した。このフェノール樹脂のトルエ
ン溶液は不揮発分50%で収量は420であった。この
レゾール型フェノール樹脂溶液をAレゾールとする。
実施例 1 (オフセット印刷適性の良好なインキ用樹
脂) 攪拌機、水分離器付コンデンサー、温度計付き4つ目フ
ラスコに、中国ガムロジン200部とグイマレックスレ
ジン(理化バーキュレス製重合ロジン)50部を仕込み
、窒素ガスを吹き込みながら加熱し、200℃以下で熔
融、攪拌し、260’Cまで昇温する。パフボラック5
00部と硫酸/次亜リン酸=377で混合したエステル
化触媒1.5部をよく混合して2時間かけて滴下する。
この間キシレンと水(エステル化による反応脱水)を水
分Mlt V3付コンデン号−を通して回収して2・6
0℃に温度を保った。滴下後4時間で酸価38となった
。この時点水酸化カルシウム(試薬1級和光純薬!pA
)  1部をトルエン5部に湿潤したペーストを添加し
て1時間30分反応して汲み出した。この樹脂の酸価は
18で、融点(キャピラリー法)163℃であった。
実施例 2 実施例1と同様な反応装置に、中国ガムロジン200部
とマルキード33 (荒用化学工業製マレイン化ロジン
)50部を仕込み、窒素ガスを吹き込みながら加熱し、
200℃以下で溶融、攪拌し、200℃まで昇温する。
同温度でAレゾール500部を2時間かけて滴下した。
この間キシレンと水を回収した。Aレゾールの滴下終了
時にp−トルエンスルホン酸1.5部を同量の水に熔解
した触媒溶液を滴下して、3時間反応して酸価36とし
た。
この反応系に水酸化バリウム(伊藤薬品、試薬1級)1
.8部をキシレン4部で湿潤したものを滴下して1時間
30分反応して汲み出した。この樹脂の酸価は16であ
った。融点は164℃であった。
実施例 3 実施例1と同様な反応装置に中国ガムロジン300部を
仕込み、窒素ガスを吹き込みながら加熱し。
200 ’C以下で熔融し、攪拌しながら260℃に昇
温しで、300部のAレゾールを1時間かけて滴下し、
同温度で1時間攪拌した後、p−トルエンスルホン酸/
水=1/1の触媒溶液1.6部を混合したBノボラック
280部を1時間かけて滴下して、同温度で4時間反応
して酸価が38となった時点で酸化マグネシウム1.4
部を添加して2時間反応して汲み出した。
この樹脂の酸価は17であった。また融点は168℃で
あった。
比較例 1 (従来の樹脂合成例) 実施例1において、水酸化カルシウムを添加することな
く反応を続け、フェノール樹脂の滴下終了1麦、10時
間で汲み出した。
この樹脂の酸価は24で、融点は152℃であった。
比較例2 実施例2において、水酸化バリウムを添加することなく
1反応を続け、フェノール樹脂滴下終了後10時間で汲
み出した。
この樹脂の酸価は22で、融点は156℃であった。
比較例3 実施例3において、酸化マグネシウムを添加することな
く2反応を続け、フェノール樹脂滴下終了後6時間で汲
み出した。
この樹脂の酸価は34で、融点は153℃であった。
〔インキ化評価〕
a、ワニス化 得られた6種のロジン等変性フェノール樹脂2゜0部、
00号重合油48部2日石O号ソルベントH(日本石油
化学製ノルマルパラフィン)160部を4つロフラスコ
に仕込み、窒素ガスを吹き込みなが加熱、攪拌し、18
0℃に昇温し、30分攪拌後。
100℃まで冷却し、ALCH(用研ファインケミカル
製ゲル化剤)4部を添加し、10分が(はんした後、昇
温し、180’cで1時間攪拌してゲルワニスを得た。
b、インキの作成 得られたゲルワニスのそれぞれを使ってインキ化した。
つまりゲルワニス60部にカーミン6BA(東洋インキ
製造(掬社製紅顔料)18部を三本ロールミルを用いて
分散し2日石O号ソルベントHとワニスおよびまたはゲ
ルワニスを用いて総fit00部となるように、またク
ック値5.5〜6.O,フロー値19.0〜20.0(
25°Cにおける)となるように8周整した。
〔印刷評価〕
■インキの評価は5三菱重工L−500オフ輪印刷機、
井上金Jm裂TECドライヤー装置を用いて印刷テスト
を行った。
評価結果を表−1に示した。尚評価法は次の通りである
乾燥温度−排紙直後の印刷物でベタツキのない状態を乾
燥とし、その時点でのドライヤー出口での紙面温度で判
定した。
光沢−印刷物を村上色彩製光沢計GM26D(60°−
60°)を用いて/IIII定した。
ミスチング−インキ練りローラーから10cmの距離に
白紙を置いてミストによる着色の強さを目視で評価した
湿し水の着色−印刷後の湿し水のインキのブリートによ
る着色の大小を、目視評価した。
(以下余白) 表−1オフセット輪転印刷の結果 ■インキ乳化水のpHの測定および乳化水に鉄板を浸し
て36時間後の錆の有無 テスト法はインキ50gと精製水150gをハイスピー
ドミキサー1000回転で10分間攪拌し。
ろ過した乳化水を使用した。
p HOよII定は日立−堀場M−7pHメーターで測
定した。
錆テストは熱延鋼板(20mmx 30mmx’1mm
)を用いた。
結果は表−2のとおりである。
表−2乳化水pHおよび鉄の錆の有無 以上の結果から本発明の樹脂は反応時間が短く。
性能面でも優れた印刷インキ用樹脂であることが判る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ロジンおよびまたはその誘導体、炭素数6以上の脂
    肪酸またはその誘導体および酸変性アルキッド樹脂から
    選ばれる1種または2種以上のカルボン酸と、フェノー
    ル・ホルムアルデヒド付加縮合体と、を酸触媒の存在下
    で少なくとも150℃の温度で反応せしめてなる樹脂に
    おいて、酸価40以下でカルボン酸およびまたは酸触媒
    と反応し、水不溶性または難溶性の塩となる塩基性塩を
    添加してなることを特徴とする印刷インキ用樹脂。 2、塩基性塩が金属酸化物および金属水酸化物から選ば
    れる少なくとも1種である特許請求の範囲第1項記載の
    印刷インキ用樹脂。 3、塩基性塩を添加し、酸価を30以下としてなる特許
    請求の範囲第1項または第2項記載の印刷インキ用樹脂
JP61103797A 1986-05-08 1986-05-08 印刷インキ用樹脂 Pending JPS62260810A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61103797A JPS62260810A (ja) 1986-05-08 1986-05-08 印刷インキ用樹脂

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61103797A JPS62260810A (ja) 1986-05-08 1986-05-08 印刷インキ用樹脂

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62260810A true JPS62260810A (ja) 1987-11-13

Family

ID=14363385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61103797A Pending JPS62260810A (ja) 1986-05-08 1986-05-08 印刷インキ用樹脂

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62260810A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02261814A (ja) * 1989-03-31 1990-10-24 Toyo Ink Mfg Co Ltd 印刷インキ用樹脂組成物
JP2005255873A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Harima Chem Inc グラビア印刷インキ用ワニス組成物
US8158743B2 (en) 2003-03-05 2012-04-17 Arizona Chemical Company, Llc Rosin phenolic resins for printing inks
WO2018008413A1 (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 Dicグラフィックス株式会社 ポリエステル変性フェノール樹脂及び印刷インキ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02261814A (ja) * 1989-03-31 1990-10-24 Toyo Ink Mfg Co Ltd 印刷インキ用樹脂組成物
US8158743B2 (en) 2003-03-05 2012-04-17 Arizona Chemical Company, Llc Rosin phenolic resins for printing inks
US8450446B2 (en) 2003-03-05 2013-05-28 Arizona Chemical Company, Llc Rosen phenolic resins and uses related thereto
JP2005255873A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Harima Chem Inc グラビア印刷インキ用ワニス組成物
JP4623359B2 (ja) * 2004-03-12 2011-02-02 ハリマ化成株式会社 グラビア印刷インキ用ワニス組成物の製造方法
WO2018008413A1 (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 Dicグラフィックス株式会社 ポリエステル変性フェノール樹脂及び印刷インキ
JP6316520B1 (ja) * 2016-07-08 2018-04-25 Dicグラフィックス株式会社 ポリエステル変性フェノール樹脂及び印刷インキ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5582419B2 (ja) ロジン変性フェノール樹脂、その製造方法および印刷インキ
JP6128159B2 (ja) 平版印刷インキ組成物および印刷物
JP2009227785A (ja) ロジン変性フェノール樹脂、印刷インキ用樹脂ワニス、顔料コーティング剤および印刷インキ
JP2000281954A (ja) オフセット印刷インキ用ゲルワニス及びそれを用いたオフセット印刷インキ組成物
JPS62260810A (ja) 印刷インキ用樹脂
JP5796274B2 (ja) ロジン変性フェノール樹脂、その製造方法および印刷インキ
JP2507788B2 (ja) 印刷インキ用樹脂の製造方法
JPH07179565A (ja) 変性ロジンフェノール樹脂、その製造方法および使用
JP6103482B2 (ja) オフセット印刷ロジン変性フェノール樹脂、オフセット印刷インキ用ゲルワニス、およびオフセット印刷インキ
JPH0737506B2 (ja) 印刷インキ用樹脂およびその製造方法
JPS6127424B2 (ja)
JPS6127425B2 (ja)
JP4623359B2 (ja) グラビア印刷インキ用ワニス組成物の製造方法
JPH0813948B2 (ja) 印刷インキ
JP3240768B2 (ja) ロジン変性フェノール樹脂の製造方法
JP6284033B2 (ja) オフセット印刷インキ用ロジン変性フェノール樹脂の製造方法、オフセット印刷インキ用ゲルワニス、およびオフセット印刷インキ
JP3079846B2 (ja) 印刷インキ
JP5708946B2 (ja) 印刷インキ用バインダー、印刷インキ用ワニスおよび印刷インキ
JPS6330579A (ja) 印刷インキ用樹脂
JPS6386771A (ja) 印刷インキ
JPS61287919A (ja) 印刷インキ用樹脂
JP2750190B2 (ja) 乾式平版印刷インキ
JPH09302056A (ja) ロジン変性フェノール樹脂および印刷インキ
JPS62127370A (ja) 印刷インキ
JPH093384A (ja) 印刷インキ用樹脂、その製造方法及び印刷インキ