JPH093384A - 印刷インキ用樹脂、その製造方法及び印刷インキ - Google Patents

印刷インキ用樹脂、その製造方法及び印刷インキ

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JPH093384A
JPH093384A JP15730195A JP15730195A JPH093384A JP H093384 A JPH093384 A JP H093384A JP 15730195 A JP15730195 A JP 15730195A JP 15730195 A JP15730195 A JP 15730195A JP H093384 A JPH093384 A JP H093384A
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JP
Japan
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printing ink
resin
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rosin
weight
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JP15730195A
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Koji Sato
孝二 佐藤
Toshiyuki Shibata
利之 柴田
Hisao Yajima
久夫 矢島
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】芳香族成分を低減した印刷インキ用溶剤に、重
量平均分子量が5万以上の樹脂でも溶解するロジンフェ
ノール樹脂及びそれを使用することにより特に流動性、
光沢の良好なインキを提供する。 【構成】フェノール性水酸基の一部が炭素数8〜18の
脂肪酸によりエステル化された変性フェノールホルムア
ルデヒド付加縮合体成分と、ロジン又はその誘導体成分
と、必要に応じてポリオール成分とからなる印刷インキ
用樹脂。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特に低芳香族印刷インキ
用溶剤に溶解する樹脂組成物及びそれらを含む印刷イン
キに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷インキに用いられる溶剤とし
て、芳香族含有有機溶剤が使用されてきた。しかし最
近、芳香族有機溶剤による大気汚染等の環境問題、作業
環境の安全衛生問題が指摘され、これを受けてパラフィ
ン系、ナフテン系成分を主体とする非芳香族系インキ用
有機溶剤への置換検討がなされている。しかし、このよ
うな非芳香族系インキ用有機溶剤は、印刷インキ用樹脂
に用いられるロジンフェノール樹脂に対し溶解性が乏し
いという欠点がある。例えば、当該溶剤のアニリン点
は、同沸点範囲の芳香族系インキ用有機溶剤と比較して
12〜16℃高い。その為印刷インキの流動性、光沢劣
化を招いている。
【0003】さらに、近年印刷速度の高速化が進み、耐
ミスチング性等の高速適性が要求され、これ等を満足す
る為、インキ用樹脂の高分子量化(重量平均分子量が5
〜25万)が必要とされる。樹脂を高分子量化すると一
般にインキ用溶剤との溶解性が劣化する為樹脂の溶解性
を向上する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は特に、芳香族
成分を低減した印刷インキ用溶剤に、重量平均分子量が
5万以上の樹脂でも溶解するロジンフェノール樹脂及び
それを使用することにより特に流動性、光沢の良好なイ
ンキを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、フェノール性
水酸基の一部が炭素数8〜18の脂肪酸によりエステル
化された変性フェノールホルムアルデヒド付加縮合体成
分と、ロジン又はその誘導体成分と、必要に応じてポリ
オール成分とからなる印刷インキ用樹脂に関する。更
に、本発明は、フェノール性水酸基の一部が炭素数8〜
18の脂肪酸によりエステル化された変性フェノールホ
ルムアルデヒド付加縮合体と、ロジン又はその誘導体
と、必要に応じてポリオールとを反応させてなる上記印
刷インキ用樹脂に関する。
【0006】更に、本発明は、上記印刷インキ用樹脂を
溶剤および/または乾性油に溶解させゲル化剤の存在下
でゲル化させたゲルワニスを15〜40重量%含む印刷
インキに関する。
【0007】本発明において、フェノールホルムアルデ
ヒド付加縮合体としては、レゾール型フェノール樹脂が
好ましい。このレゾール型フェノール樹脂のフェノール
成分としては石炭酸,クレゾール,t−またはsec−
ブチルフェノール,アミルフェノール,シクロヘキシル
フェノール,オクチルフェノール,ノニルフェノール,
ドデシルフェノール,ペンタデカンフェノール,オクタ
デカンフェノール,ノナデカンフェノール,ジオクチル
フェノール,フェニルフェノール,クミルフェノール等
のフェノール,カテコール,レゾルシン,ハイドロキノ
ン,ビスフェノール等の多価フェノールが挙げられ、中
でも溶解性の点から長鎖アルキルフェノールで尚且つコ
ストの安いもの、例えばノニルフェノール,オクチルフ
ェノールが好ましい。勿論、ドデシル、ペンタデカン、
オクタデカン、ノナデカン、ジオクチル等の長鎖フェノ
ールを使用すれば、溶解性はさらに向上するが若干コス
ト高になる。
【0008】ホルムアルデヒド類としてはホルムアルデ
ヒド,p−ホルムアルデヒドなどが挙げられる。
【0009】一般にフェノール性水酸基は加熱昇温して
も脂肪酸のカルボン酸基とはエステル化反応しにくい。
しかし、酸触媒を使用してエステル化反応することがで
きる。酸性触媒としてはp−トルエンスルホン酸,ドデ
シルベンゼンスルホン酸,メタンスルホン酸,エタンス
ルホン酸等のスルホン酸類、硫酸,塩酸等の鉱酸等があ
る。これらの酸触媒はロジンフェノールの全樹脂中0.
01〜1重量%で200℃以上の温度で反応させる。し
かし、このような条件では反応物が容易に着色するた
め、還元剤である次亜リン酸,トリフェニルホスファイ
ト,トリフェニルホスフェート等を併用することもあ
る。
【0010】本発明に用いる炭素数8以上の脂肪酸とし
ては、オクチル酸、ノニル酸、デカン酸、ドデカン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、大豆油脂肪
酸、あまに油脂肪酸、桐油脂肪酸、その他各種油脂脂肪
酸が上げられる。脂肪酸による変性は全印刷インキ樹脂
中1〜15重量%が好ましく、1重量%より少ないと芳
香族成分を低減した印刷インキ溶剤に溶解しにくくな
り、又、15重量%より多いと、印刷インキの乾燥性が
劣化する。
【0011】本発明において、ロジンまたはその誘導体
としては、ガムロジン,ウッドロジン,トール油ロジ
ン,不均化ロジンまたはこれらの重合物が挙げら、また
マレイン酸,イタコン酸,クロトン酸等の不飽和カルボ
ン酸を付加したロジン誘導体等が挙げられる。
【0012】樹脂中に残存する酸触媒等に由来する水素
イオンを中和することによって金属の錆を防ぐこともで
きる。中和剤としては、リチウム,セシウム,マグネシ
ウム,カルシウム,ストロンチウム,バリウム,アルミ
ニウム,亜鉛,チタン,ジルコニウム,アンチモン,セ
レン等の金属の水酸化物,酸化物またはカルボン酸塩類
の利用が可能である。
【0013】本発明のポリオール成分としてエチレング
リコール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメ
チロールプロパン、(モノ又はジ)ペンタエリスリトー
ル等がある。
【0014】本発明で使用するフェノールホルムアルデ
ヒド付加縮合体は、例えば次のようにして得ることがで
きる。反応釜に上記フェノール類とホルムアルデヒド類
を、フェノール類1モルに対してホルムアルデヒド類
0.2〜4モル、好ましくは1.5〜2.5モルの割合
で仕込み、更にトルエン,キシレン等の溶剤をフェノー
ル樹脂の固形分が40〜70%となるような量を添加
し、攪拌,加熱し50℃にて塩基性触媒下で付加縮合さ
せる。塩基性触媒としては、水酸化カルシウム,酸化カ
ルシウム,水酸化マグネシウム,酸化マグネシウムなど
の不溶性塩基性塩が好ましく、これらの塩を水と混合
し、スラリー状として添加する。また、アンモニウム水
やアミン類も触媒として利用でき、塩基性塩およびアミ
ン類のいずれもフェノール1モルに対し0.05〜0.
1モルの範囲で使用する。0.05モル以下では反応が
遅く未反応物が多くなり、0.1モル以上では得られる
印刷インキ用樹脂の溶解性が劣化する。また、水の量は
3〜10重量%が好ましい。
【0015】触媒添加後65〜110℃の反応温度で5
〜10時間反応を続けた後、冷却して約60℃としその
後塩酸、蟻酸、酢酸で中和水洗を行なう。
【0016】本発明の印刷インキ用樹脂は、例えば、以
下のようにして合成することができる。 反応釜に脂肪酸を仕込み窒素ガスを吹き込みながら
加熱し、200〜260℃に昇温した後、p−トルエン
スルフォン酸等の酸性触媒を仕込み、さらにフェノール
ホルムアルデヒド付加縮合体を滴下しながら加え反応さ
せ、さらにロジンを仕込む。 反応釜に脂肪酸を仕込み加熱し200〜260℃に
昇温した後、p−トルエンスルフォン酸等の酸性触媒を
仕込み、さらに先に仕込んだ脂肪酸のカルボン酸当量と
同等量以上のフェノールの水酸基当量分のフェノールホ
ルムアルデヒド付加縮合体を滴下しながら加え反応さ
せ、その後ロジンを仕込み、更にフェノールホルムアル
デヒド付加縮合体の残りを滴下しながら加え反応させ
る。 反応釜に脂肪酸およびロジンを仕込み窒素ガスを吹
き込みながら加熱し、200〜260℃に昇温した後、
p−トルエンスルフォン酸等の酸性触媒を仕込み、さら
にフェノールホルムアルデヒド付加縮合体を滴下しなが
ら加え反応させる。
【0017】上記で得られた終了反応物にポリオールを
加えエステル化反応させ、酸価が25以下になったら汲
み出す。
【0018】本発明の印刷インキ用樹脂は、変性フェノ
ールホルムアルデヒド付加縮合体成分25〜50重量
%、ロジン成分40〜70重量%およびポリオール0〜
6重量%からなる。ポリオール成分は樹脂の酸価が高く
なる場合に酸価を25以下程度に調製するために配合す
ることができる。又、変性フェノールホルムアルデヒド
付加縮合体中の脂肪酸成分は全樹脂中1〜15重量%を
占める。得られた印刷インキ用樹脂の重量平均分子量は
5万〜20万である。本発明の印刷インキ用樹脂は、従
来から印刷インキに用いられているロジン変性フェノー
ル樹脂,アルキッド樹脂,石油樹脂等との併用あるいは
一部の石油樹脂変性,アクリル変性,ウレタン変性等に
よる変性も可能である。
【0019】本発明に使用の芳香族成分を1%に減じた
印刷インキ用溶剤のアニリン点は65〜95℃が好まし
い。もしアニリン点が95℃より高い溶剤を利用すれ
ば、インキ組成中の使用樹脂との溶解性に乏しく、イン
キの流動性が不十分であり、その結果被印刷体へのレベ
リングが乏しく光沢のない印刷物しか得られない。また
65℃より低いアニリン点の溶剤を利用したインキは乾
燥時のインキ被膜からの溶剤の離脱性が悪く乾燥劣化を
起こしてしまう。このような印刷インキ用溶剤は、日本
石油(株)製印刷インキ用溶剤0号ソルベントH、AF
ソルベント4〜7がある。
【0020】本発明の印刷インキは 顔料 10〜25重量% 変性フェノールホルムアルデヒド付加縮合体 20〜35重量% アルキッド樹脂 0〜5 重量% 乾性油 0〜25重量% 印刷インキ用溶剤 10〜40重量% 乾燥促進剤 0〜3 重量% その他の添加剤 0〜10重量% からなる。
【0021】顔料としては公知の一般的なもの、例えば
ベンジジンエロー,レーキレッドC,カーミン6B,フ
タロシアニンブルー,カーボンブラック、必要に応じて
無機顔料や流動性調整剤としての体質顔料が使用され
る。
【0022】本発明の印刷インキ用樹脂を用いて印刷イ
ンキ用ワニスとするには、樹脂100重量部に対して溶
剤および/または乾性油(重合油,乾性油アルキッド樹
脂等の乾性油変性体)を50〜150重量部に溶解す
る。実際の使用にあたっては、オクチル酸アルミニウ
ム,ステアリン酸アルミニウム,オクチル酸ジルコニウ
ム,アルミニウムトリイソプロポキサイド,アルミニウ
ムジプロポキサイドモノアセチルアセトナート等による
ゲル化剤を利用してゲルワニスとする。必要に応じて耐
摩擦向上剤,インキドライヤー,乾燥抑制剤等のコンパ
ウンドなどの各種添加剤を添加し、適切な粘度となるよ
う調整することで枚葉オフセットインキ,オフ輪インキ
等のオフセットインキとなり、このオフセットインキは
湿し水を使用する通常の印刷インキとしても、また湿し
水を使用しない水無し平版印刷用の印刷インキとしても
使用することができる。また、新聞インキあるいは凸版
インキとしても使用できる。
【0023】
【実施例】次に実施例により本発明を説明する。例中
「部」「%」は重量基準である。 製造例1(レゾール型フェノール樹脂の合成) 攪拌機,還流冷却器,温度計付4つ口フラスコにp−オ
クチルフェノール206部、p−ホルムアルデヒド84
部、キシレン250部を仕込み、N2 ガスを吹き込みな
がら加熱攪拌し、55℃で水酸カルシウム3.5部を水
35部に分散させて、その分散液を添加し70℃に昇温
し、同温度で6時間反応させる。その後、冷却し、塩酸
で中和、水洗する。このレゾール型フェノール樹脂をレ
ゾ−ル液とする。このレゾールの固型分(120℃熱風
オーブン中で溶剤を蒸発させる)は52%であった。
【0024】製造例2(ロジンフェノール樹脂の合成) 攪拌機,還流冷却器,温度計付4つ口フラスコにN2
スを吹き込みながら、(1)脂肪酸を仕込み、加熱攪拌
し、その後昇温し、260℃でp−トルエンスルフォン
酸を仕込み、レゾール液を滴下しながら仕込み、仕込み
終了後ロジン部を仕込む。又は(2)脂肪酸を仕込み、
加熱攪拌昇温し、250℃でp−トルエンスルフォン酸
を仕込み、一部のレゾール液を滴下しながら仕込み、そ
の後ロジンを仕込み、残レゾール液を滴下しながら仕込
む。又は(3)脂肪酸、ロジンを仕込み加熱溶解攪拌
し、250℃でp−トルエンスルフォン酸を仕込み、レ
ゾ−ル液を滴下しながら仕込む。以上(1)、(2)又
は(3)を仕込んだ後ポリオールを仕込み酸価が25以
下になったら汲み出す。以下表1の仕込み量(重量部で
示す)で反応させた。
【0025】
【表1】
【0026】注)ロジンと反応するレゾール液は固形分
の重量部を示す。 溶解性:樹脂2gを試験管に取り、溶剤を加えながら加
熱溶解させた後25℃に冷却した時の白濁しない下記
(最小x)%で数字が小さい方が良い AF6:日本石油(株)製インキ用溶剤AFソルベント
6(芳香族成分:0.2重量%、沸点:302〜321
℃、アニリン点:93.6℃)
【0027】上記樹脂を溶剤,アマニ油に180℃で溶
解させ、160℃に温度を下げ、ALCH0.8%を添
加し、1時間攪拌しワニスを得た。得られた印刷インキ
用ワニス処方を表2に示す。また、このワニスを使用し
て3本ロールで顔料その他の添加剤を練肉して得たイン
キ処方と性状を表3に示す。
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【発明の効果】本発明の印刷インキ用樹脂は、流動性、
光沢等のインキ適性を十分に保持しつつ、環境問題の少
ない芳香族成分を1%以下に減じた印刷インキ用溶剤に
溶解させることができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】本発明の印刷インキは 顔料 10〜25重量% 本発明の印刷インキ用樹脂 20〜35重量% アルキッド樹脂 0〜5 重量% 乾性油 0〜25重量% 印刷インキ用溶剤 10〜40重量% 乾燥促進剤 0〜3 重量% その他の添加剤 0〜10重量% からなる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】製造例2(ロジンフェノール樹脂の合成) 攪拌機,還流冷却器,温度計付4つ口フラスコにN2
スを吹き込みながら、(1)脂肪酸を仕込み、加熱攪拌
し、その後昇温し、260℃でp−トルエンスルフォン
酸を仕込み、レゾール液を滴下しながら仕込み、仕込み
終了後ロジンを仕込む。又は(2)脂肪酸を仕込み、加
熱攪拌昇温し、250℃でp−トルエンスルフォン酸を
仕込み、一部のレゾール液を滴下しながら仕込み、その
後ロジンを仕込み、残レゾール液を滴下しながら仕込
む。又は(3)脂肪酸、ロジンを仕込み加熱溶解攪拌
し、250℃でp−トルエンスルフォン酸を仕込み、レ
ゾ−ル液を滴下しながら仕込む。以上(1)、(2)又
は(3)を仕込んだ後ポリオールを仕込み酸価が25以
下になったら汲み出す。以下表1の仕込み量(重量部で
示す)で反応させた。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェノール性水酸基の一部が炭素数8〜
    18の脂肪酸によりエステル化された変性フェノールホ
    ルムアルデヒド付加縮合体成分と、ロジン又はその誘導
    体成分と、必要に応じてポリオール成分とからなる印刷
    インキ用樹脂。
  2. 【請求項2】 変性フェノールホルムアルデヒド付加縮
    合体の炭素数8〜13の脂肪酸による変性が全印刷イン
    キ用樹脂中1〜15重量%である請求項1記載の印刷イ
    ンキ用樹脂。
  3. 【請求項3】 重量平均分子量が5万〜20万である請
    求項1又は2記載の印刷インキ用樹脂。
  4. 【請求項4】 フェノール性水酸基の一部が炭素数8〜
    18の脂肪酸によりエステル化された変性フェノールホ
    ルムアルデヒド付加縮合体と、ロジン又はその誘導体
    と、必要に応じてポリオールを反応させてなる請求項1
    ないし3記載の印刷インキ用樹脂の製造方法。
  5. 【請求項5】 変性フェノールホルムアルデヒド付加縮
    合体がフェノール類とホルムアルデヒド類とを塩基性触
    媒下に付加縮合し、中和後、酸触媒の存在下で炭素数8
    〜18の脂肪酸をエステル化反応させたものである請求
    項4記載の印刷インキ用樹脂の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3記載の印刷インキ用樹
    脂を溶剤および/または乾性油に溶解させゲル化剤の存
    在下でゲル化させたゲルワニスを15〜40重量%含む
    印刷インキ。
  7. 【請求項7】 印刷インキ溶剤が芳香族成分が1重量%
    以下である請求項6記載の印刷インキ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005532414A (ja) * 2001-12-13 2005-10-27 クリスチャン ヨンク ウォーターレスの水洗可能なオフセット印刷インキおよびその製造方法
JP2008239644A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Arakawa Chem Ind Co Ltd 印刷インキ用樹脂、印刷インキ用樹脂ワニス組成物および印刷インキ組成物
WO2018008413A1 (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 Dicグラフィックス株式会社 ポリエステル変性フェノール樹脂及び印刷インキ

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