JPH02280181A - 定着装置のクリーニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明はレーザプリンタや電子写真等の画像形成装置内
において、像担持体表面に形成されたトナー像を転写し
た転写紙を熱ローラと加圧ローラとによって定着する定
着装置のクリーニング装置に関する。

【発明の背景】

電子写真複写機や静電記録装置等の静電像を利用した画
像記録装置においては、静電像担持体上に静電像を形成
させ、現像装置によって該静電像にトナーを付着させて
顕像化し、得られたトナー像を転写紙（記録紙）に転写
し、定着して目的のコピーを得る。 上記トナー像を記録紙上に定着させる方法としテ、一般
には熱ローラによってトナーを熔融させ、記録紙上に定
着させる加熱定着方式が用いられている。定着に際して
は記録紙上のトナーがすべて記録紙上で定着されず、一
部が熱ローラ周面に付着するオフセット現象があるため
、熱ローラの清掃（クリーニング）する必要がある。こ
のクリーニングは従来クリーニングローラや、不織布に
よるクリーニングウェブ等セ行われている。

【発明が解決しようとする課題】

以上述べたクリーニングローラによるものは、クリーニ
ングの進行に従って、ローラ自身が次第に汚れてくる。 また不織布等によるクリーニングウェブには巻き取り軸
を一定時間または一定角度回転させてクリーニングウェ
ブの巻き取りを行うと、巻き取り始めと終わりとでは、
巻き取り軸が太くなっていくためクリーニングウェブの
送り量が異なり、必要以上に無駄に送られてしまう。そ
のためテープレコーダのようにピンチローラによって送
り量をコントロールするものや、巻き取り軸の太まりを
常に検知し、巻き取り量を制御するもの（特開昭５８−
１８２６７３号・同６０−１４３３７４号各公報）等が
ある。しかしこれらの方法はテンションアームやセンサ
が必要となり、機構が複雑で高価となる。 またピンチローラやセンサ部がやはり汚れてくる等の課
題がある。

【課題を解決するための手段】

本発明は上記課題を解決するためになされたもので、コ
ピー枚数に応じてクリーニングウェブの送り量を制御す
る方法で、これによってクリーニングウェブは無駄なく
、有効に使用する定着装置を提供することを目的とする
ものである。 上記目的は、移動可能なクリーニングウェブを巻き取り
ながら定着装置の被清掃体に当接させて清掃を行う定着
装置のクリーニング装置において、前記クリーニングウ
ェブを巻き取る巻き取り軸の回転量もしくは回転時間を
、画像記録された記録紙の枚数を計数する積算手段によ
り制御することを特徴とする定着装置のクリーニング装
置によって達成される。

【実施例】

第１図は本発明によるクリーニング装置を備えた定着装
置の一例を示す断面図、第２図はクリーニングウェブの
巻き取り量とコピー枚数の関係を示す線図、第３図は回
転角度とコピー枚数の関係を示す線図、第４図はＣＰＵ
による駆動コントロールを示すブロック図である。 第１図で、ｌは定着用ローラでヒータを内蔵し、画像記
録装置の駆動機構により、所定の周速度を持って矢示の
時計方向に駆動回転する。２は前記熱ローラｌに対向す
る加圧ローラで、熱ローラｌの周面に圧接し反時計方向
に従動回転可能になっている。その圧接部に向かって、
上面にトナー画像を転写した記録紙Ｐを矢示Ａの方向か
ら前方ガイド板３の案内を経て搬入すると、該記録紙Ｐ
を熱ローラｌと加圧ローラ２とで挟持して図示左方向に
搬送する。この際、前記熱ローラｌに内蔵する加熱ヒー
タによってトナーを熔融し、圧接部から排出して冷却固
着したのち分離爪４を介して排出用の排紙ローラ５に送
られる。この排紙ローラ５は前記熱ローラｌの回転にタ
イミングを合わせて駆動され、反時計方向に駆動回転さ
れる。６は前記排紙ローラ５に対向する圧接ローラで、
これら両ローラの間に記録紙が挟持されて、矢示Ｂのよ
うに排出される。 熱定着を行った熱ローラｌの周面は定着の際に多少のト
ナーやキャリヤや紙粉等が付着して、次の定着動作の際
に、画像の汚れを生ずる。このため本発明に係るクリー
ニングウェブによるクリーニングが行われる。 第１図において、７は元巻きローラで、不織布等から成
るクリーニングウェブ１０がその外径部に巻回されてい
る。該クリーニングウェブ１０は押圧ローラ９によって
熱ローラｌの周面に押圧されて、付着したトナーをクリ
ーニングウェブ１０に転写しつつクリーニングを行い、
巻き取りローラ８に巻き取られていくよう構成されてい
る。 このクリーニングウェブｌＯの不織布にシリコンオイル
等を含浸させておくと、より清掃効果をもたらすことが
出来る。 巻き取りローラ８を一定時間、または一定回転角度で駆
動すると６、だんだん巻き取られたクリーニングウェブ
によって巻き取りローラ８の巻軸外径が太くなり、クリ
ーニングウェブｌＯの送り量が増えてくる。そこでこの
巻き取りローラ８の巻軸の太まりと、クリーニングウェ
ブｌＯの送り量の関係、およびトータルコピー枚数（記
録紙の積算枚数）との関係を予め調べておく。そしてコ
ピー枚数の増加、すなわち巻き取りローラ８の軸径に対
してクリーニングウェブｌＯの送り量が一定となるよう
巻き取りローラ８の回転駆動をコントロールする。この
関係を第２図、第３図に示す。即ち、第２図はクリーニ
ングウェブｌＯの送り量とコピー枚数との関係を示し、
第３図は巻き取りローラ８の回転時間または回転角度と
コピー枚数との関係を示しである。 コピー開始時点から一定回転時間、または一定回転角度
で巻き取りローラ８を駆動した場合には、図の点線のよ
うに単調に送り量は増加してしまう。 しかしある一定のコピー枚数に達した時点で、巻き取り
ローラ８の駆動をコントロールする。例えばコピー枚数
が５００枚に達した時点でＪ巻き取りローラ８を小さい
角度で駆動（小刻み送り）する。 こうすることによって、クリーニングウェブｌＯの送り
量を常にほぼ一定とすることが可能である。 即ち、平均的に一定の送り量の範囲にはいっていること
になる。 この巻き取りローラ８の駆動コントロールは第４図に示
すように、画像記録装置をコントロールするＣＰＵによ
って行い、巻き取りローラの太まりとコピー枚数との関
係をあらかじめＣＰＵ　（マイクロプロセッサ）のＲＯ
Ｍ（読み出し専用メモリー）の係数として記憶させて置
き、これとコピー枚数カウンタ１１の情報を用いてＣＰ
Ｕが前記のコントロールをすることができる。 巻き取りローラ８の駆動にはこのＣＰＵのコントロール
信号によって作動する駆動手段Ｍ１例えばパルスモータ
または電動クラッチあるいはソレノイドを用いて容易に
目的とする制御駆動をすることができる。

【発明の効果】

以上述べたように、本発明のクリーニングウェブの巻き
取りローラの駆動を、コピー枚数に対応してコントロー
ルすることによって、クリーニングウェブの送り量を常
にほぼ一定することが出来るようになった。このため従
来コピー開始時と終了時とでクリーニングウェブの送り
量が異なり、むだとなっていた課題を解決することがで
き、安価でむだなく、確実な清掃効果をもたらす定着装
置のクリーニング装置を提供できるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るクリーニング装置を備えた定着装
置の一実施例を示す断面図、第２図はクリーニングウェ
ブとコピー枚数の関係を示した線図、第３図は巻き取り
ローラの回転角とコピー枚数の関係を示した線図、第４
図はＣＰＵによる駆動コントロールを示すブロック図で
ある。 ｌ・・・熱ローラ　　　　　　２・・・加圧ローラ４・
・・分離爪　　　　　　５・・・排紙ローラ６・・・圧
接ローラ　　　　７・・・元巻きローラ８・・・巻き取
りローラ　　９・・・押圧ローラｌＯ・・・クリーニン
グウェブ １１・・・コピー枚数カウンタ Ｍ・・・駆動手段 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 移動可能なクリーニングウェブを巻き取りながら定着装
   置の被清掃体に当接させて清掃を行う定着装置のクリー
   ニング装置において、前記クリーニングウェブを巻き取
   る巻き取り軸の回転量もしくは回転時間を、画像記録さ
   れた記録紙の枚数を計数する積算手段により制御するこ
   とを特徴とする定着装置のクリーニング装置。