JPH1078723A - 定着装置のクリーニング装置 - Google Patents

定着装置のクリーニング装置

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JPH1078723A
JPH1078723A JP9185422A JP18542297A JPH1078723A JP H1078723 A JPH1078723 A JP H1078723A JP 9185422 A JP9185422 A JP 9185422A JP 18542297 A JP18542297 A JP 18542297A JP H1078723 A JPH1078723 A JP H1078723A
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roller
web
fixing
rotation
winding roller
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JP9185422A
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Takahiro Yoshikawa
隆博 吉川
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性の向上を図る。 【解決手段】 定着ローラに対する押当てローラの押圧
力が低く設定された構成の下、所定の通紙枚数がカウン
トされるとCPU28によって巻取りローラ駆動モータ
32が駆動され、これに伴う巻取りローラの回転によっ
て所定量ウェブが巻かれる。定着ローラの回転の有無を
検知する回転検知手段30が備えられており、巻取りロ
ーラ駆動モータ32は回転検知手段30による定着ロー
ラの非回転情報に基づいてのみ駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機やプリンタ等に用いられる熱ローラ方式の定着装置
のクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱ローラ方式の定着装置では、加熱ロー
ラ(定着ローラ)の熱によってトナーを溶融するととも
に加圧ローラとの間の押圧によって記録紙上に定着させ
る加熱定着方式が採用されている。しかしながら、実際
には、記録紙上に転写されたトナーがすべて記録紙上に
定着されず、一部が加熱ローラに付着したり更には付着
したトナーが次の記録紙上に定着するいわゆるオフセッ
ト現象が生じて画像の乱れを来していた。このため、ク
リーニング装置によって加熱ローラの周面を清掃するこ
とが行われている。
【0003】この種のクリーニング装置は、例えば図7
に示すように、ウェブ80が巻かれた繰出しローラ82
と、ウェブ80の先端が留められた巻取りローラ84
と、繰出しローラ82と巻取りローラ84間のウェブ8
0を定着ローラ86に押し当てる押当てローラ88とか
ら概略構成され、押当てローラ88はスプリング90で
常時定着ローラ86に付勢されている。符号92はヒー
タを、94は定着ローラ86に圧接されて従動回転する
加圧ローラを示す。巻取りローラ84の回転駆動による
ウェブ80の移動は、定着ローラ86の回転中に行われ
るようになっている。
【0004】特開平2−280181号公報には、ウェ
ブの移動量の無駄を無くすために、巻取りローラの回転
量もしくは回転駆動時間を、通紙枚数をカウントする積
算手段により制御するものが開示されている。
【0005】また、巻取りローラの回転駆動や、ウェブ
の巻取り終了による巻取りローラの駆動停止を、巻取り
ローラを駆動するモータの電流値により制御する方式も
提案されている。クリーニング量過多の場合にはモータ
の回転負荷が上がり、通常回転時の電流値より高くな
る。これを異常回転値として正常回転値(通常回転時の
電流値)と区別し、モータの電流値検知で判断して巻取
りローラの回転駆動を止めるか、あるいは警告をするな
どしている。クリーニング量過多の状態を放置すると、
画像汚れ等が発生するからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の定着装置の
クリーニング方法及び装置では、上述のように定着ロー
ラ86の回転中に巻取りローラ84を回転駆動してウェ
ブ80を移動させる方式を採用しているため、定着ロー
ラ86とウェブ80の間にせき止められたトナー等96
が定着ローラ86の回転によって引きずり出されないよ
うに、押当てローラ88の押圧力を強くする必要があっ
た。定着ローラ86がウェブ80の巻き取り方向と逆に
回転することによる力及び振動によって押当てローラ8
8と定着ローラ86の間のギャップが大きくなり、トナ
ー等96が引きずり出されて次の定着で用紙にオフセッ
トして画像汚れ等を来すからである。このため、巻取り
ローラ84の回転トルクのアップ(ひいては電力消費量
の増加)や、押当てローラ88の変形等による耐久性の
面からの問題があった。
【0007】また、巻取りローラの駆動制御をモータの
電流値によって行う方式においては、モータの電流値検
知を巻取りローラの回転駆動開始(モータオン開始)か
らすぐに行っているが、図8に示すように、モータオン
開始近傍では、モータの突入電流(ピーク部分)と異常
回転値との差があまりないために、誤検知となり易く、
不要な動作中断を招き易いという問題があった。モータ
の突入電流は正常回転値に収束するものであり、異常で
はない。
【0008】また、個々のユーザの使用状態はそれぞれ
異なるため、すなわち、画像比率がユーザによって異な
るため、定着ローラの汚れ方に差ができるが、汚れ量が
多いユーザを基準にすると、汚れ量が少ないユーザでは
ウェブがあまり汚れていない状態で移動したり、ウェブ
の巻き径の大きさによって余計なスペースを要する、と
いう問題があった。
【0009】そこで、請求項1記載の発明は、巻取りロ
ーラのトルクアップを回避して消費電力の低減を図れる
とともに、押当てローラ等の耐久性の向上を図れる定着
装置のクリーニング装置の提供を、その目的とする。請
求項2,3記載の発明は、巻取りローラの回転異常を正
確に検知できて不要な動作中断を来さない定着装置のク
リーニング装置の提供を、その目的とする。請求項4,
5記載の発明は、汚れ量に対応した効率的なウェブの使
用を図れる定着装置のクリーニング装置の提供を、その
目的とする。請求項6記載の発明は、ウェブの巻き終わ
りを正確に検知できて不要な動作中断を来さない定着装
置のクリーニング装置の提供を、その目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、繰出しローラと巻取りロ
ーラ間に張設されたウェブを押当てローラで定着ローラ
に押し当て、所定の通紙枚数毎に巻取りローラを回転駆
動してウェブを移動させる定着装置のクリーニング装置
において、上記定着ローラの回転を検知する回転検知手
段が備えられ、上記巻取りローラは当該回転検知手段に
よる上記定着ローラの非回転情報に基づいて回転駆動さ
れる、という構成を採っている。
【0011】請求項2記載の発明では、繰出しローラと
巻取りローラ間に張設されたウェブを押当てローラで定
着ローラに押し当て、所定の通紙枚数毎に巻取りローラ
を回転駆動してウェブを移動させる定着装置のクリーニ
ング装置であって、上記巻取りローラの回転駆動をその
駆動源としてのモータの電流値により制御する定着装置
のクリーニング装置において、上記巻取りローラの回転
駆動開始から所定時間はモータの電流値を検知せずに、
該回転駆動時間の残りの時間に検知して正常回転値か異
常回転値かを判断する、という構成を採っている。請求
項3記載の発明では、繰出しローラと巻取りローラ間に
張設されたウェブを押当てローラで定着ローラに押し当
て、所定の通紙枚数毎に巻取りローラを回転駆動してウ
ェブを移動させる定着装置のクリーニング装置であっ
て、上記巻取りローラの回転駆動をその駆動源としての
モータの電流値により制御する定着装置のクリーニング
装置において、上記巻取りローラの1回あたりの回転駆
動時間が通常1秒以下であり且つ上記巻取りローラの複
数回の回転駆動のうち少なくとも1回はその回転駆動の
時間が通常より長く設定されている、という構成を採っ
ている。
【0012】請求項4記載の発明では、繰出しローラと
巻取りローラ間に張設されたウェブを押当てローラで定
着ローラに押し当て、所定の通紙枚数毎に巻取りローラ
を回転駆動してウェブを移動させる定着装置のクリーニ
ング装置において、上記巻取りローラの回転駆動時間を
任意に設定できるモータON時間設定手段を備えてい
る、という構成を採っている。
【0013】請求項5記載の発明では、繰出しローラと
巻取りローラ間に張設されたウェブを押当てローラで定
着ローラに押し当て、所定の通紙枚数毎に巻取りローラ
を回転駆動してウェブを移動させる定着装置のクリーニ
ング装置において、上記巻取りローラの回転駆動までの
通紙枚数を任意に設定できる通紙枚数設定手段を備えて
いる、という構成を採っている。
【0014】請求項6記載の発明では、繰出しローラと
巻取りローラ間に張設されたウェブを押当てローラで定
着ローラに押し当て、所定の通紙枚数毎に巻取りローラ
を回転駆動してウェブを移動させる定着装置のクリーニ
ング装置であって、上記巻取りローラの回転駆動をその
駆動源としてのモータの電流値により制御する定着装置
のクリーニング装置において、上記ウェブの終端が上記
繰出しローラに接着され、当該接着力は、上記巻取りロ
ーラを回転駆動するモータの突入電流値以上の電流を消
費する回転駆動力に相当するように設定されている、と
いう構成を採っている。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例(プリンタへの適用
例)を図1乃至図3に基づいて説明する。図2に示すよ
うに、プリンタ本体10には給紙カセット1が備えられ
ており、その一部の給紙カセット1から矢印イ方向に給
紙された用紙50はレジストローラ対2によって所定の
タイミングでドラム状の感光体3へと搬送されるように
なっている。感光体3は時計方向に回転駆動され、その
際帯電チャージャ4によって表面を一様に帯電され、レ
ーザ光学系5からのレーザ光を照射されて表面に静電潜
像を形成される。この潜像は現像器6を通るときトナー
によって可視像化され、この可視像は感光体3へ搬送さ
れた用紙50上に転写チャージャ7により転写される。
転写された用紙50上の可視像は定着装置8によって定
着される。そして、定着装置8を出た用紙50は、例え
ば矢印ロ方向をもって排紙部11へ排出される。定着装
置8はクリーニング装置9よってクリーニングされるよ
うになっている。一方、可視像が転写された後の感光体
3はクリーニング器12によって残留トナーを除去され
る。また、装置内の気流は排気ファン13によりプリン
タ本体10外へ出されるようになっている。
【0016】定着装置8は、図3に示すように、内部に
ヒータ14を有する定着ローラ15と、この定着ローラ
15に圧接されて従動回転する加圧ローラ16とから構
成されており、通紙を行うとともにトナーを用紙50に
加圧するようになっている。定着ローラ15はヒータ1
4により一定温度に保たれ、この熱でトナーは溶融して
用紙50上に定着される。しかし、微量のトナーや紙粉
は逆に用紙50から定着ローラ15側へ移行して定着ロ
ーラ15に固着したり、次用紙に再転写されたりするた
め、クリーニング装置9が必要となる。
【0017】クリーニング装置9は、クリーニングの主
体部材であるウェブ18と、このウェブ18が当初巻付
けられる繰出しローラ20と、ウェブ18の繰り出し端
が接着された巻取りローラ22と、繰出しローラ20と
巻取りローラ22間に張設されたウェブ18を定着ロー
ラ15の周面に押し当てる押当てローラ24と、この押
当てローラ24を定着ローラ15に常時押圧するスプリ
ング26とから概略構成されている。ウェブ18は、耐
熱性布にシリコンオイル等を含浸したものである。定着
ローラ15に対する押当てローラ24の押圧力は、ウェ
ブ18が移動しないクリーニングモードでクリーニング
が良好に行われる範囲で低く設定されている。
【0018】通常は、ウェブ18は移動しない固定状態
に保たれ、定着ローラ15のみ回転してクリーニングが
行われる。ある通紙枚数経過後、トナーで汚れたウェブ
18は巻取りローラ22の回転により移動され、汚れて
いない新しい領域が定着ローラ15に対向する。以降こ
の動作が巻取りローラ22にウェブ18が巻き取られる
まで繰り返し行われる。
【0019】クリーニング装置9は、図1に示すよう
に、制御部としてのCPU28を備えており、巻取りロ
ーラ22の回転駆動はCPU28によって制御されてい
る。また、定着ローラ15の回転の有無が回転検知手段
30によって検知され、その検知信号がCPU28に出
力されるようになっている。また、CPU28は回転検
知手段30の検知信号に基づいて巻取りローラ駆動モー
タ32を制御する。CPU28に接続された図示しない
ROMには予め通紙枚数、巻取りローラ駆動モータ32
のON時間が設定されており、所定の定着枚数に達する
とCPU28によって巻取りローラ駆動モータ32が駆
動されるが、定着ローラ15が回転しているときは駆動
されず、定着ローラ15が回転していないのが回転検知
手段30の情報によって確認された時にのみ駆動される
(請求項1)。
【0020】定着ローラ15に対する押当てローラ24
の押圧力は強く設定されていないので、巻取りローラ2
2の回転トルクも高くならないとともに、押当てローラ
24等の部材の変形も抑制される。これによって消費電
力の低減、耐久性の向上を図ることができる。また、押
圧力が強くなくても、定着ローラ15が回転しない時に
巻取りローラ22が回転駆動されるので、定着ローラ1
5とウェブ18間にせき止められたトナー等34が引き
ずり出される不具合も生じない。
【0021】また、CPU28には巻取りローラ駆動モ
ータ32の電流値が電流検知手段36により出力される
ようになっている。本実施例では、図4に示すように、
巻取りローラ22の回転駆動開始(巻取りローラ駆動モ
ータ32オン開始)から約0.5秒(所定時間)は巻取
りローラ22の電流値を検知せずに、モータオン時間の
残りの時間(判断時間)に検知して正常回転値か異常回
転値かを判断することとしている(請求項2)。上記所
定時間は突入電流が正常回転値に収束するまでの目安の
時間である。これによって突入電流を異常回転値とみな
す誤検知を極力少なくすることができる。さらに詳しく
説明すると、上記判断時間内での検知は複数回行われ、
その平均値が算出される。CPU28に接続された図示
しないROMには異常回転の場合に相当する電流値(異
常回転値)が予め設定されており、これと上記平均値と
が比較される。図4における各電流値の具体的一例を述
べると、入力5Vのとき、突入電流は500mA、正常
回転値は100mA、異常回転値の設定値は300mA
である。図4の図面上では、0.5秒を経過した後は異
常回転値と正常回転値が明確に区別されているが、実際
には不安定である。このため、上記複数回検知による平
均値算出方式が有効となる。
【0022】異常回転値に達した場合には巻取りローラ
駆動モータ32はCPU28によって停止制御される。
この場合、巻取りローラ駆動モータ32を停止させずに
異常回転であることを表示する方式とすることもでき
る。また、プリンタ本体10に備えられた操作パネル3
8には、巻取りローラ22の回転駆動間における通紙枚
数をサービスマン等が任意に設定できる通紙枚数設定手
段40と、巻取りローラ駆動モータ32のON時間を任
意に設定できるモータON時間設定手段42が備えられ
ており、それぞれの設定値がCPU28に出力されるよ
うになっている(請求項4,5)。
【0023】通常の巻取りローラ22の回転駆動時間は
1回あたり1秒以下に設定されているが、CPU28に
よって、巻取りローラ22の複数回の回転駆動のうち少
なくとも1回は設定時間より長く制御することもできる
(請求項3)。本実施例では3回に1回を長くし、長い
場合の時間は1.5〜2秒としている。このようにした
場合、図4に示すように、判断時間が長くなるため、検
知回数を多くでき、すなわち、検知精度を上げることが
でき、巻取りローラ駆動モータ32の突入電流と異常回
転における電流値との区別を明確にでき、誤検知による
不具合を高精度に回避することができる。巻取りローラ
22の1回当たりの回転駆動時間(モータON時間)が
短い場合(1秒以下)には、図8に示すように、判断時
間が短いため(本発明を適用した場合)、検知回数の少
なさによって精度のよい判断ができない懸念があり、こ
の場合、巻取りローラ22の緊急停止動作が行われて無
用な作業中断を招くおそれがある。
【0024】通紙枚数設定手段40又はモータON時間
設定手段42によって特定の設定値が入力されると、当
該設定値に基づいた制御が優先して行われる。これによ
り、ユーザによって異なる「汚れ度合い」に応じた設
定、すなわち実情に則した設定を行うことができる。例
えば、汚れ度合いの少ないユーザの場合には、通紙枚数
設定手段40によって枚数が多めに設定され、あるいは
モータON時間設定手段42によってON時間が短く設
定される。従って、通紙枚数(通紙周期)又はモータO
N時間を変えることにより、画像比率が低いユーザにと
ってウェブ18の交換周期を長くすることができる。ま
た、交換周期を同一にした場合には、ウェブ18の巻取
り外形の嵩張りを小さくでき、よって省スペース化を図
ることができる。
【0025】また、本実施例においては、ウェブ18の
終端は、図5に示すように、繰出しローラ20に接着さ
れている。この接着力は、図6に示すように、巻取りロ
ーラ駆動モータ32の突入電流値以上の電流を消費する
回転駆動力(接着部分の剥離開始力)に相当するよう
に、すなわち電流値Eに設定されてCPU28のROM
に記憶されている(請求項6)。この電流値Eは巻取り
ローラ駆動モータ32が動こうとしても動けないいわゆ
るローラロックの場合の大電流に相当する。電流値Eの
レベルが検知された場合には、CPU28によって巻取
りローラ駆動モータ32が停止されるとともに、操作パ
ネル38の巻き取り終了表示手段43を介してウェブ1
8の巻取り終了が表示される。これを受けてオペレータ
はウエブを交換することになる。このように電流値Eを
巻取りローラ駆動モータ32の突入電流値より大きく設
定した場合、異常でない突入電流値が判断に入り込まな
いので、ウェブ18のエンド検知が正確にでき、誤検知
による不要な動作停止等を回避することができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、定着ロー
ラに対する押当てローラの押圧力を低く設定するととも
に、所定の通紙枚数後の巻取りローラの回転駆動を定着
ローラが回転していないのを確認して行う構成としたの
で、巻取りローラの回転トルクが高くならず、押当てロ
ーラ等の部材の変形も抑制される。これによって消費電
力の低減、耐久性の向上を図ることができる。
【0027】請求項2記載の発明によれば、巻取りロー
ラの回転駆動開始から所定時間はモータの電流値を検知
せずに、該回転駆動時間の残りの時間に検知して正常回
転値か異常回転値かを判断するようにしたので、巻取り
ローラ駆動モータの突入電流と異常回転値の検知を正確
にでき、誤検知による緊急動作停止等の不具合を回避す
ることができる。
【0028】請求項3記載の発明によれば、巻取りロー
ラの複数回の回転駆動のうち少なくとも1回は通常の回
転駆動時間より長くするようにしたので、判断時間の長
さによって巻取りローラ駆動モータの突入電流と異常回
転値の検知を正確にでき、誤検知による緊急動作停止等
の不具合を回避することができる。
【0029】請求項4又は5記載の発明によれば、巻取
りローラの回転駆動時間又は通紙枚数を任意に設定でき
る構成としたので、ユーザの使用状況に応じて適正な回
転駆動時間又は通紙枚数を設定でき、これによってウェ
ブの効率的な使用を図ることができるとともに、交換周
期を同一にした場合にはウェブの巻き外形の小型化すな
わち省スペース化を図ることができる。
【0030】請求項6記載の発明によれば、繰出しロー
ラに対するウェブ終端の接着力を、巻取りローラ駆動モ
ータの突入電流より大きい電流を要する大きさとしたの
で、ウェブエンドを正確に検知することができ、誤検知
による不要な動作停止等を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す定着装置のクリーニン
グ装置の制御ブロック図である。
【図2】クリーニング装置を備えたプリンタの概要側面
図である。
【図3】定着装置のクリーニング装置の概要側面図であ
る。
【図4】巻取りローラの回転駆動時間を長くした場合の
モータ突入電流と異常回転値との関係を示すグラフであ
る。
【図5】繰出しローラに対するウェブ終端の接着状態を
示す斜視図である。
【図6】ウェブ終端の剥離開始に相当する電流値と突入
電流値との関係を示すグラフである。
【図7】従来例の概要側面図である。
【図8】従来例におけるモータ突入電流と異常回転値と
の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
15 定着ローラ 18 ウェブ 20 繰出しローラ 22 巻取りローラ 24 押当てローラ 30 回転検知手段 40 通紙枚数設定手段 42 モータON時間設定手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繰出しローラと巻取りローラ間に張設され
    たウェブを押当てローラで定着ローラに押し当て、所定
    の通紙枚数毎に巻取りローラを回転駆動してウェブを移
    動させる定着装置のクリーニング装置において、 上記定着ローラの回転を検知する回転検知手段が備えら
    れ、上記巻取りローラは当該回転検知手段による上記定
    着ローラの非回転情報に基づいて回転駆動されることを
    特徴とする定着装置のクリーニング装置。
  2. 【請求項2】繰出しローラと巻取りローラ間に張設され
    たウェブを押当てローラで定着ローラに押し当て、所定
    の通紙枚数毎に巻取りローラを回転駆動してウェブを移
    動させる定着装置のクリーニング装置であって、上記巻
    取りローラの回転駆動をその駆動源としてのモータの電
    流値により制御する定着装置のクリーニング装置におい
    て、 上記巻取りローラの回転駆動開始から所定時間はモータ
    の電流値を検知せずに、該回転駆動時間の残りの時間に
    検知して正常回転値か異常回転値かを判断することを特
    徴とする定着装置のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】繰出しローラと巻取りローラ間に張設され
    たウェブを押当てローラで定着ローラに押し当て、所定
    の通紙枚数毎に巻取りローラを回転駆動してウェブを移
    動させる定着装置のクリーニング装置であって、上記巻
    取りローラの回転駆動をその駆動源としてのモータの電
    流値により制御する定着装置のクリーニング装置におい
    て、 上記巻取りローラの1回あたりの回転駆動時間が通常1
    秒以下であり且つ上記巻取りローラの複数回の回転駆動
    のうち少なくとも1回はその回転駆動の時間が通常より
    長く設定されていることを特徴とする定着装置のクリー
    ニング装置。
  4. 【請求項4】繰出しローラと巻取りローラ間に張設され
    たウェブを押当てローラで定着ローラに押し当て、所定
    の通紙枚数毎に巻取りローラを回転駆動してウェブを移
    動させる定着装置のクリーニング装置において、 上記巻取りローラの回転駆動時間を任意に設定できるモ
    ータON時間設定手段を備えていることを特徴とする定
    着装置のクリーニング装置。
  5. 【請求項5】繰出しローラと巻取りローラ間に張設され
    たウェブを押当てローラで定着ローラに押し当て、所定
    の通紙枚数毎に巻取りローラを回転駆動してウェブを移
    動させる定着装置のクリーニング装置において、 上記巻取りローラの回転駆動までの通紙枚数を任意に設
    定できる通紙枚数設定手段を備えていることを特徴とす
    る定着装置のクリーニング装置。
  6. 【請求項6】繰出しローラと巻取りローラ間に張設され
    たウェブを押当てローラで定着ローラに押し当て、所定
    の通紙枚数毎に巻取りローラを回転駆動してウェブを移
    動させる定着装置のクリーニング装置であって、上記巻
    取りローラの回転駆動をその駆動源としてのモータの電
    流値により制御する定着装置のクリーニング装置におい
    て、 上記ウェブの終端が上記繰出しローラに接着され、当該
    接着力は、上記巻取りローラを回転駆動するモータの突
    入電流値以上の電流を消費する回転駆動力に相当するよ
    うに設定されていることを特徴とする定着装置のクリー
    ニング装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006220888A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および定着器
JP2012177863A (ja) * 2011-02-28 2012-09-13 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2015081970A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 カシオ電子工業株式会社 巻き取り装置及び巻き取り方法

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