JP6198532B2 - 清掃装置及び定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転体を清掃する清掃装置及びこれを備えた定着装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置は、記録材(シート)に形成されたトナー像を加熱及び加圧して記録材に定着する定着装置が搭載されている。そして、このような定着装置において、従来、定着ローラ(回転体)をウェブにより清掃する清掃装置を設けることが提案されている(特許文献1参照)。
具体的には、上記清掃装置は、送り出しローラに巻き付けられたウェブが、定着ローラに対向配置された圧接ローラを経由して、巻き取りローラに掛け渡されるように構成されている。そして、所定枚数の記録材がニップ部を通過する毎に、所定量ずつ、ウェブが巻き取りローラに巻き取られる構成となっている。
特開2008−15444号公報
しかしながら、このような清掃装置は、例えばウェブが弛んでしまうと、この弛みが取れるまでウェブの清掃面を移動することができず、清掃能力が落ちてしまう虞がある。また、上記清掃装置では、ウェブの定着ローラに対する圧接力を適切に調整することが難しかった。
そこで、本発明は、このような清掃装置を更に発展させた清掃装置を提供することを目的とする。
本発明に係る清掃装置は、回転体と、ウェブ、前記ウェブが巻かれた第1のローラ、前記ウェブを巻き取る第2のローラ、前記第2のローラを駆動する駆動機構、前記ウェブを前記回転体に押圧する第3のローラ、前記第3のローラを前記回転体に向けて付勢する付勢部、前記第3のローラを支持すると共に、前記第3のローラが前記付勢部による付勢力に抗して前記第1のローラ及び前記第2のローラに対し相対移動するのを許容する支持機構を備え、前記回転体を清掃する清掃ユニットと、前記ウェブが前記回転体から離れた第1の位置と前記ウェブが前記回転体に当接する第2の位置とを取り得るように前記回転体に対し前記清掃ユニットを相対移動させる移動機構と、前記駆動機構の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記回転体が前記第1の位置から前記第2の位置へ移動した際、この移動に伴い生じる前記ウェブの弛みが実質解消されるように前記駆動機構を所定時間動作させる。
また、本発明に係る定着装置は、シート上のトナー像をニップ部にて熱定着させる定着装置であって、回転体と、前記回転体を清掃するウェブ、前記ウェブが巻かれた第1のローラ、前記ウェブを巻き取る第2のローラ、前記第2のローラを駆動する駆動機構、前記ウェブを前記回転体に押圧する第3のローラ、前記第3のローラを前記回転体に向けて付勢する付勢部、前記第3のローラを支持すると共に、前記第3のローラが前記付勢部による付勢力に抗して前記第1のローラ及び前記第2のローラに対し相対移動するのを許容する支持機構を備えた清掃ユニットと、前記回転体及びウェブが当接する当接状態と、これら回転体及びウェブが離間した離間状態とに切換え可能に、前記回転体と前記清掃ユニットとの位置関係を相対変化させる移動機構と、前記駆動機構の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記離間状態から前記当接状態へ移動した際、この移動に伴い生じる前記ウェブの弛みが前記第2のローラに巻き取られるように前記駆動機構を作動させる、ことを特徴とする。
更に、本発明に係る定着装置は、シート上のトナー像をその間のニップ部にて熱定着する第1及び第2の回転体と、前記第1の回転体に当接することにより従動回転しつつ前記第1の回転体の熱をその軸線方向へ伝導させる熱伝導回転体と、前記第1の回転体に当接する当接位置と前記第1の回転体から離間した離間位置とを取り得るように前記熱伝導回転体を前記第1の回転体に対し移動させる移動機構と、前記回転体を清掃するウェブ、前記ウェブが巻かれた第1のローラ、前記ウェブを巻き取る第2のローラ、前記第2のローラを駆動する駆動機構、前記ウェブを前記熱伝導回転体に押圧する第3のローラを備え、前記熱伝導回転体を清掃する清掃ユニットと、を備え、前記清掃ユニットは、前記熱伝導回転体が前記当接位置から前記離間位置へ移動するのに伴い、前記ウェブが前記熱伝導回転体に当接した状態から前記熱伝導回転体から離間した状態へ切り替わるように配置され、前記清掃ユニットは、前記第3のローラを前記熱伝導回転体に向けて付勢する付勢部と、前記第3のローラを支持するとともに前記第3のローラが前記付勢部による付勢力に抗して前記第1のローラ及び前記第2のローラに対し相対移動するのを許容する支持機構と、を有する、ことを特徴とする。
本発明によると、回転体及びウェブが離間状態から当接状態へと切り換わった際に、駆動機構を作動させて前記第2のローラにより前記ウェブを巻き取らせることによって、上記状態変化に伴い生じたウェブの弛みを解消することができる。これにより、ウェブの弛みによって清掃面が移動せずに清掃能力が低下することを防止することができる。
また、本発明の別の観点によると、ウェブを熱伝導回転体に押圧する第3のローラを、付勢部によって熱伝導体に向けて付勢すると共に、支持機構によりこの付勢部の付勢力に抗して移動可能に支持している。このため、例え、熱伝導回転体が当接位置と離間位置との間で移動しても、当接位置となった際には、適切にウェブを熱伝導回転体に当接させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す模式図。 本発明の第1の実施の形態に係る定着装置を示す模式図であって、(a)は均熱ローラが当接状態にある場合、(b)は均熱ローラが離間状態にある場合、(c)は均熱ローラが離間状態から当接状態になった場合。 本発明の第1の実施の形態に係る均熱ローラ接離機構を示す模式図であって、(a)は離間位置の場合、(b)は当接位置の場合。 移動ローラの付勢構造を示す模式図。 均熱ローラ接離機構及び巻き取りローラの駆動構造を示す模式図。 本発明の第1の実施の形態に係る制御部を示すブロック図。 本発明の第1の実施の形態に係るクリーニング部の清掃動作を示すメインフローチャート。 図7のフローチャートのサブフローチャート図であって、(a)はクリーニング処理を示すフローチャート図、(b)は張力回復処理を示すフローチャート図、(c)は補正クリーニング処理を示すフローチャート図。 本発明の第2の実施の形態に係る補正クリーニング処理を示すフローチャート図。
<第1の実施の形態>
<画像形成装置の概略構成>
以下、本発明の実施の形態に係る清掃装置を備えた定着装置及び画像形成装置について図面に沿って説明をする。図1に示すように、画像形成装置1は、中間転写ベルト108に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部18Y,18M,18C,18Kを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。イエローの画像形成部18Yは、感光ドラム12yを囲んで帯電ローラ13y、露光装置14y、現像装置15y、一次転写ローラ17y、補助帯電ブラシ19yを配置している。
上記感光ドラム12yは、プロセスユニット11yの中央部に収められており、不図示のドラムモータによって回転駆動される。帯電ローラ13yは、この感光ドラム12yの表面を一様に帯電する。
また、露光装置14yはレーザダイオードから変調出力されたレーザをポリゴンミラー回転体を使用して長手方向に走査するレーザスキャナユニットであり、一様に帯電された感光ドラム12y上に入力画像情報に従ってレーザ露光を行い、静電潜像を形成する。現像装置15yは、トナーとキャリアからなる二成分現像剤によって、静電潜像に応じた可視トナー像を感光ドラム上に形成する。なお、この現像装置15yには、トナーが充填されたトナーボトル16yからトナーが供給される。
一次転写ローラ17yは、無端状の中間転写ベルト108を押圧して、感光ドラム12yと中間転写ベルト108との間に一次転写部を形成し、直流電圧が印加されることにより、感光ドラム12yのトナー像を中間転写ベルト108へ転写する。補助帯電ブラシ19yは、一次転写ローラ17yで転写しきれなかった転写残トナーに一様な電荷を持つよう帯電させる。
なお、上述した画像形成部18Yの構成は、イエロー以外のマゼンタ、シアン及びブラックの画像形成部18M,18C,18Kも同様である。但し、ブラックの画像形成部18Kのみ、感光ドラム12kの表面電位を測定するための電位センサ50を有している。また、ブラックの画像形成部18Kは、帯電装置についても上記イエローの画像形成部18Yの帯電ローラ13yと相違した専用の帯電装置51を有しており、この帯電装置51の帯電高圧は上記電位センサ50の検出値に基づいて調整される。
中間転写ベルト108には、上記画像形成部18Y,18M,18C,18Kによって、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー像が転写される。中間転写ベルト108に担持された四色のトナー像は、二次転写部T2によって記録材(シート)Pへ一括二次転写される。具体的には、二次転写部T2は、中間転写ベルト108が巻回された二次転写ローラ110と二次転写対向ローラ111とを有しており、二次転写対向ローラ111と中間転写ベルト108とを当接させて転写ニップを構成している。そして、この二次転写ローラ110に直流電圧が印加されることで、レジストローラ115から二次転写部T2へと搬送された記録材Pに中間転写ベルト108のトナー像が二次転写される。なお、二次転写部T2において記録材Pに二次転写しきれなかった中間転写ベルト上の残トナーは、中間転写ベルトクリーナ112によって回収される。
また、画像形成装置1は、上記四色のトナー像を二次転写された記録材Pを、中間転写ベルト108から曲率分離し、像加熱装置としての定着装置141へと送り込むように構成されている。この定着装置141は、トナー像を担持した記録材Pを加熱加圧して、記録材Pの表面に未定着トナー像を定着させる。そして、定着装置141によってトナー像が定着された記録材Pは、その後排紙フラッパ119によって仕分けされて排紙トレイ120もしくはインナー排紙トレイ121に排出されるようになっている。
<定着装置の構成>
ついで、上記定着装置141の構成について、図2乃至図5に基づいて説明をする。図2(a)に示すように、定着装置141は、記録材Pに形成されたトナー像を加熱する像加熱部150と、詳しくは後述するクリーニング部(清掃装置)160と、を有して構成されている。像加熱部150は、ヒータ151と、このヒータ151により加熱される回転体である定着ローラ(加熱部材、第2の回転体)117と、回転体である加圧ローラ(加圧部材、第1の回転体)118と、回転体である均熱ローラ126とを有している。加圧ローラ118は、加圧ローラ接離機構153によって定着ローラ117に対して接離可能となっており、定着ローラ117と当接して記録材P(シート上のトナー像)を加熱及び加圧して熱定着すると共に搬送するニップ部152を形成している。また、均熱ローラ(熱伝導回転体)126は、熱伝導率の高い金属によって構成されていると共に均熱ローラ接離機構(移動機構)154(図3参照)によって加圧ローラ118に接離可能な従動ローラ(加圧ローラの回転に従動回転するローラ)である。この均熱ローラ126は、加圧ローラ118の熱をその軸線方向へ伝導する。
上記均熱ローラ接離機構154は、図3に示すように、均熱ローラ126を回転自在に支持する均熱ローラユニット132と、この均熱ローラユニット132を押圧するカム機構131,133とによって構成されている。具体的には、この均熱ローラユニット132は、ユニット回転軸142を支点として均熱ローラユニット132ごと回動自在に構成されている。また、上記カム機構は、回転駆動するカム軸131と、このカム軸131に取り付けられたカム133とから構成されている。
このカム133が均熱ローラユニット132と当接することによって、均熱ローラユニット132はユニット回転軸142を中心に、図3(a)の位置から図3(b)の位置へと移動する。そして、これにより、均熱ローラ126は、加圧ローラ118と当接しない離間位置(図2(b))から加圧ローラ118と当接する当接位置(図2(a)/(c))となるように構成されている。
なお、この均熱ローラ126は、プリント開始後の連続プリント数や、定着ローラ117に設けられたサーミスタの検出温度に基づいて上記当接位置とするか、離間位置とするかが判断される。具体的には、本実施の形態においては、連続プリント数が25枚に達した場合や、サーミスタの温度が225℃以上になった場合に離間位置から当接位置へと移行する。均熱ローラ126が加圧ローラ118に当接すると、加圧ローラ118の表面温度の分布が均一になり、加圧ローラ118の端部昇温などを抑制することができる。
また、当接位置から離間位置への移動の判断は、加圧ローラ118の推定熱量が所定値以下になった場合に行われる。具体的には、プリント中に定着した枚数とプリント終了からの時間経過とから推定蓄熱量を求める。即ち、本実施の形態においては、1枚プリントするごとに10W蓄熱され、プリント後は1秒経過するごとに50W低下するといった推定計算を実施する。例えば、30枚プリントしたジョブでは3000W蓄熱され、上記所定値を0Wとすると、1秒ごとに50W低下するため3000/50=60となり、プリント終了後に60秒間経過すると均熱ローラは離間することとなる。
但し、上述した連続枚数、サーミスタ温度、熱量推定は本実施例の定着装置141の能力に応じて決定したものである。従って使用する定着装置に合わせて実験計測した結果に基づき決定した数値や、理論値計算して求めた値や、通過する記録材の幅や、材質の種類に応じて重み付けした数値や、専用のサーミスタによる計測温度値を切り替え判断条件としても良い。また、カム133の現在角度を正しく把握するためにカム133の位置を検出するセンサを付加しても良い。
<クリーニング部の構成>
ついで、クリーニングウェブが均熱ローラと接離し、このウェブが均熱ローラと当接することで均熱ローラを清掃する上記定着装置141のクリーニング部160の構成について説明する。清掃ユニットであるクリーニング部160は、像加熱部150(像加熱装置)の回転体に付着した付着物(トナーや紙粉など)を清掃する部分である。具体的には、清掃ユニットは、図2(a)に示すように、回転体としての均熱ローラ126を清掃するウェブ(以下、クリーニングウェブとも呼ぶ)128を有している。また、元巻ローラ(第1のローラ)130、移動ローラ(第3のローラ)127、巻き取りローラ(第2のローラ)129、スプリング167、支持機構200(図4)を有している。なお、このクリーニング部160は、後述する駆動機構の動作を制御する制御部800と共に清掃装置を構成している。
このクリーニングウェブ128は、不織紙(不織布)などによって形成されたシート状のウェブ部材であり、元巻部材としての元巻ローラ130に予め巻かれていると共に、巻き取り部材としての巻き取りローラ129によって巻き取られるようになっている。そして、クリーニングウェブ128は、元巻ローラ130と巻き取りローラ129との間において、後述するように、移動ローラ127により均熱ローラ126に向けて押圧される構成となっている。また、クリーニング部160は、上述した均熱ローラ接離機構154と共に、クリーニングウェブ128と均熱ローラ126との相対位置を変更する接離機構154,127を構成している。
接離機構(移動機構)154,127,167は、ウェブ128と均熱ローラ126との相対位置を変更してこれらクリーニングウェブ128及び均熱ローラ126を当接状態(図2(a)の状態)と離間状態(図2(b)の状態)とに切換可能に構成されている。即ち、接離機構154,127,167は、この加圧ローラ118との接離動作に対応して、ウェブ128と均熱ローラ126との関係を当接状態と離間状態とに切換えている。
つまり、クリーニング部160は、均熱ローラ126が当接位置から離間位置へ移動するのに伴い、ウェブ128が均熱ローラ126に当接した状態から均熱ローラ126から離間した状態へ切り替わるように配置されている。言い換えれば、上記当接状態と離間状態とに切換え可能に、均熱ローラ126と清掃ユニット160との位置関係を相対変化させている。
より具体的には、接離機構は、上述した均熱ローラ126を加圧ローラ118に接離させる均熱ローラ接離機構154と、クリーニングウェブ128を均熱ローラ126に向かって付勢する移動ローラ127(付勢部材)と、を備えて構成されている。移動ローラ127は、元巻ローラ130と巻き取りローラ129との間にてクリーニングウェブ128が巻回されたローラである。この移動ローラ127の回転軸127aは、図4に示す支持機構200により矢印方向へ揺動できるように支持された移動軸によって構成されている。一方、他のローラ129,130の回転軸129a,130aは、それぞれ、清掃ユニット内で位置が不動となるように固定軸によって構成されている。また、図4に示すように、移動ローラ127には、スプリング(付勢部)167が掛け渡されており、このスプリング167の付勢力によって移動ローラ127は均熱ローラ126に向かって付勢されている。なお、この支持機構200は、移動ローラ127が上記スプリング167による付勢力に抗して元巻ローラ130及び巻き取りローラ129に対し相対移動するのを許容している。
従って、クリーニングウェブ128は、図2(c)に示すように、均熱ローラ126が均熱ローラ接離機構154によって加圧ローラ118と当接する当接位置になると、移動ローラ127によって均熱ローラ126に対して押し付けられる。そして、この当接位置の均熱ローラ126に対して、スプリング167の所定の付勢力によってクリーニングウェブ128が押し付けられて上記当接状態となる。別の言い方をすると、均熱ローラ接離機構154は、ウェブ128が均熱ローラ126から離れた第1の位置とウェブ128が均熱ローラ126に当接する第2の位置とを取り得るように均熱ローラに対し移動ローラ127(清掃ユニット)を相対移動させている。
つまり、図2に示すように、均熱ローラ接離機構154により均熱ローラ126が加圧ローラ118を押圧する方向が、移動ローラ127がウェブ128を均熱ローラ126に向けて押圧する方向と異なっている。従って、ウェブ128と均熱ローラ126間の当接圧を適切にすることが求められる。
そこで、本例では、清掃ユニット全体をスプリング等で均熱ローラ126に向けて付勢する大掛かりな構成を採用せずに、上述のように、移動ローラ127だけをスプリングにより選択的に付勢する構成としている。従って、ウェブ128を均熱ローラ126に押圧する力は、移動ローラ127を付勢するスプリングの付勢力によって精度良く保証することが可能となる。つまり、簡易な構成で、ウェブ128と均熱ローラ126間の当接圧を保証することが可能となる。そのため、移動ローラ127は、元巻ローラ130と巻き取りローラ129に対し、近付いたり遠ざかったりする構成、即ち、相対移動し得る構成となっている。
また、上述した巻き取りローラ129は、図5に示すように、均熱ローラ接離機構154とその駆動源を兼用して構成されている。具体的には、巻き取りローラ129は、駆動機構である動力伝達機構170を介して駆動機構であるウェブモータ(駆動源)134からの動力が伝達されて回転駆動し、元巻ローラ130に巻かれたクリーニングウェブ128を巻き取るようになっている。
この動力伝達機構170は、2つのワンウェイクラッチ付きギア136,138を有しており、これらワンウェイクラッチ付きギア136,138の空転方向を異なるように設定している。そのため、ウェブモータ134が正回転(第2方向に回転)する場合、ウェブモータ134の回転軸に設けられた駆動ギア135が回転すると共に、この駆動ギア135と噛合する第1ワンウェイクラッチ付きギア136も回転する。この第1ワンウェイクラッチ付きギア136は、正回転時のみカム軸131と係合して回転力が伝達されるため、カム軸131を介して均熱ローラ接離機構154に動力が伝達される。また、同時に、この回転力は、中間ギア137を介して第2ワンウェイクラッチ付きギア138にも伝達されるが、この第2ワンウェイクラッチ付きギア138は、逆回転時のみ軸と係合するため空転し、巻き取りローラ129には動力伝達がなされない。
一方、ウェブモータ134が逆回転(第1方向に回転)する場合、第1ワンウェイクラッチ付きギア136が空転するため、均熱ローラ接離機構154には動力が伝達されない。他方、第2ワンウェイクラッチ付きギア138は、ウェブモータ134が逆回転する場合、空転せずに軸に動力を伝達するため、ギア139,140を介して巻き取りローラ129を回転駆動させる。
このように、動力伝達機構170は、逆回転方向へのウェブモータ134の回転力を巻きローラ129に、正回転方向へのウェブモータ134の回転力を均熱ローラ接離機構154(接離機構)に選択的に伝達している。
なお、本実施の形態では、複数のワンウェイクラッチを用いて上記動力伝達機構170を構成したが、クラッチなどを用いて同様の機構を構成しても良いと共に、ワンウェイクラッチの数や空転方向は、その機構に応じて適宜設定すれば良い。
<制御部の構造>
ついで、画像形成装置の制御部について、図6に基づいて説明をする。図6に示すように、画像形成装置1の制御部800は、演算装置801及び記憶装置802,803を有するコンピュータ本体に、上記画像形成部18、定着装置141などが接続されて構成されている。
具体的には、上記演算装置(CPU)801には、ROM802及びRAM803がバスを介して接続されている。ROM802には、上記定着装置141の像加熱部150を制御する定着制御プログラムや、クリーニング部160を制御するクリーニングプログラムなど、各種プログラムやデータが格納されている。RAM803には、演算装置801に対する作業領域が確保される。
また、上記演算装置801には、上記画像形成部18の制御に関連して、画像制御部810、電圧出力部806が接続されている。この画像制御部810は、出力する画像データをレーザ露光するための制御を行うと共に、ドキュメントリーダーやネットワークからのプリンター出力の画像読込制御を行う。電圧出力部806は、帯電、露光、現像、転写を行う際に用いる電圧を出力する。
更に、演算装置801には、上記定着装置141の制御に関連して、定着ローラ駆動部804、加圧ローラ駆動部811、ウェブモータ134、定着排紙センサ808などが接続されている。この定着ローラ駆動部804は、定着ローラ117を回転駆動させる。また、加圧ローラ駆動部811は、加圧ローラ接離機構153を制御して加圧ローラ118を定着ローラ117に接離させる。更に、演算装置801は、ウェブモータ134を制御して、均熱ローラ126の接離や、クリーニングウェブの巻き取りを制御する。また、定着排紙センサ808は、定着装置141を通過する記録材Pを検出して演算装置801に伝達する。
その他にも、演算装置801には、各モータ、ソレノイド、クラッチを駆動する各種駆動部807や、フラグセンサ、透過型センサ、AD変換入力情報等を伝達するセンサなどの各種センサ809が接続されている。
<均熱ローラの清掃動作>
ついで、上記クリーニングプログラムに基づいた均熱ローラの清掃動作について説明をする。クリーニング部160による均熱ローラ126の清掃に際し(図7のS100)、制御部800は、現在の均熱ローラ126が加圧ローラ118に当接しているか否か(着脱状態)を判断する(S101)。
この時、均熱ローラ126が当接位置にあり、加圧ローラ118と当接する当接状態である場合(S101の当)、制御部800は、均熱ローラ126を当接位置から離間位置へと切換えるか否かを判断する(S102)。そして、制御部800が均熱ローラ126を加圧ローラ118に対して当接させた状態をそのまま維持すると判断した場合(S102のNo)、クリーニング部160を制御して通常のクリーニング処理を実行させる(S130)。つまり、均熱ローラ126が加圧ローラ118に所定時間以上に亘って当接されている場合(S102のNo)、ウェブ128も均熱ローラ126に当接していることになる。そして、後述のウェブ128の弛み解消処理が実施済みとなっていることから、クリーニング部160を制御して通常のクリーニング処理を実行させる(S130)。
具体的には、図8(a)に示すように、制御部800は、通常のクリーニング処理を行うにあたり(S130)、まず、クリーニングウェブ128の巻き取り量を決める値である距離値Lcを初期化する(S131)。次に、制御部800は、定着装置141、即ち、ニップ部152を記録材(シート)Pが通過したか否かを判断し(S132)、定着装置141を記録材Pが通過した場合は、上述した距離値Lcを加算する(S133)。
ここで、制御部800は、距離値Lcをシートサイズに応じて加算し、本実施の形態においては、シートサイズが215.9mm以下のシートの場合、距離値Lcに「1」を加算し、215.9mmより大きい場合、距離値Lcに「2」を加算する。
制御部800は、距離値Lcが加算されると、クリーニングウェブ128の巻き取り量LtをLt=(Lc/2)×0.016(mm)に設定し、この巻き取り量Ltに応じた量だけウェブモータ134を逆回転させる(S134)。ウェブモータ134が逆回転すると、この回転力がギア135,136,137,138,139,140を介して巻き取りローラ129に伝達され(図5参照)、クリーニングウェブ128が巻き取られる。そして、上記巻き取り量分だけクリーニングウェブ128を巻き取ると、制御部800は、ウェブモータ134の回転を停止させ(S135)、クリーニング処理を終了する(S136)。
なお、上記定着装置141の記録材Pの通過の有無は、ニップ部152の出口部分において記録材Pを検知する定着排紙センサ808によって検知する。また、この定着装置141を通過した記録材のサイズ(長さ)は、本実施の形態においては、プリントジョブに設定されたシートサイズを参照することによって検出しているが、上記定着排紙センサ808がONされた時間など、センサによって検知しても良い。また、ウェブ128と均熱ローラ126が継続して当接している状態であるクリーニング処理中において、ウェブ128は、所定枚数のシートがニップ部152を通過する毎に巻き取られれば良い。即ち、本実施の形態では、シートが1枚通過するごとにウェブ128が巻き取られているが、例えば、2枚や3枚ごとなど複数枚毎としても良い。
上述したクリーニング処理が終了すると、制御部800は、図7に示すように、再度、均熱ローラの着脱状態の判断をし(S101)、その後、均熱ローラ126を加圧ローラ118から離間させる必要があるか否かを判断する(S102)。
この時、加圧ローラ118の熱量が所定値以下の場合、制御部800は、均熱ローラ126を当接位置から離間位置に切換えることを判断し(S102のY)、ウェブモータ134を正回転させる(S104)。ウェブモータ134が正回転すると、第1ワンウェイクラッチ付きギア136を介してカム軸131に回転力が伝達され、均熱ローラユニット132とカム133との当接が解除される(図3及び図5参照)。そして、これにより、均熱ローラ126が上記離間位置となる。
均熱ローラ126が離間位置になると、制御部800は、均熱ローラ126の接離状態を判断する際に(S101)、均熱ローラ126が加圧ローラ118から離間していると判断する(S101の離)。制御部800は、均熱ローラ126が離間位置にあると判断すると、この均熱ローラ126を当接位置にするか否かを判断し(S105)、均熱ローラ126を加圧ローラ118に当接させる必要がないと判断した場合には、離間状態を継続する(S105のN)。このとき、均熱ローラ126が加圧ローラ118から離間しているので、ウェブ128も均熱ローラ126から離間した状態となっている。そして、移動ローラ127が支持機構200に可動に保持されていることから、移動ローラ127はスプリング167によって、図2(b)に示すように、右方へ飛び出した状態となっている。
一方、制御部800が均熱ローラ126を離間位置から当接位置に移動させる必要があると判断した場合(S105のY)、制御部800はウェブモータ134を正回転させて均熱ローラ126を離間位置から当接位置にする(S106)。その結果、均熱ローラ126はウェブ128にも当接することになる。
ところで、均熱ローラ126が、図2(a)に示す当接位置から図2(b)に示す離間位置に移動すると、移動ローラ127がスプリング167によって均熱ローラ126に付勢されている関係上、移動ローラ127もこの付勢方向へと移動する。そのため、均熱ローラ126が離間位置にある場合、この移動ローラ127の移動に伴って元巻ローラ130から余分にクリーニングウェブ128が引き出されている。
そして、この状態から離間位置にある均熱ローラ126を、S106のように当接位置へと移動させると、移動ローラ127は図2(c)に示すように、スプリング167の付勢力に抗して所定位置に押し戻される。この時、均熱ローラ126が離間位置になった際に引き出されたクリーニングウェブ128はそのままの状態のため、クリーニングウェブ128に緩み/弛みが生じてしまう。
制御部800は、このクリーニングウェブ128に生じた緩み/弛みを実質解消するため、均熱ローラ126を離間位置から当接位置に移動させると、直後に、張力回復処理(ウェブの弛み解消処理)を実施させる(S170)。即ち、この張力回復処理において、制御部800は、ウェブモータを所定時間動作させて、上記クリーニングウェブ128を、クリーニングウェブ128と均熱ローラ126との当接面が移動可能な状態となるまで巻き上げる。
具体的には、図8(b)に示すように、制御部800は、張力回復処理を行うに際して(S170)、ウェブモータ134を逆回転させ(S171)、クリーニングウェブ128を巻き取りローラ129により所定量巻き上げる(S175)。そして、クリーニングウェブ128が所定量(本実施の形態では0.3mm)巻き上げられると、ウェブモータ134を停止し(S176)、張力回復処理を終了する(S178)。なお、この0.3mm分ウェブを巻き取るには、約3秒間の巻き取り時間(モータ134の動作時間)を要する。なお、この値は、クリーニングウェブ128の当接面が移動可能な状態になる値を実験によって予め求めている。
即ち、制御部800は、当接状態から離間状態へと切り換わった際に、この状態変化に伴い生じるウェブの弛みが実質解消されるようにウェブモータ134を作動させて巻き取りローラ129によりウェブ128を巻き取らせている。なお、当接状態とは、均熱ローラ(回転体)126及びウェブ128が当接する状態、離間状態とは、これら均熱ローラ126及びウェブ128が離間した状態をいう。
また、上記張力回復処理中には、クリーニングウェブ128の当接面を移動させることができない。そのため、張力回復処理中において記録材が定着装置を通過した場合、制御部800は上記張力回復処理が終わった後に、後追いしてクリーニングウェブ128を巻き上げる補正クリーニング処理を行う(図7のS180)。即ち、ウェブの弛みを解消するためのウェブ巻き上げ工程に続けて補正クリーニング処理を行う。
この補正クリーニング処理を行うために、制御部800は、張力回復処理中に補正クリーニング処理にて巻き取るクリーニングウェブの巻き取り量Ltfを決定する距離補正値Lfを加算している。具体的には、制御部800は、張力回復処理において、ウェブモータ134の逆回転が開始されると(図8(b)のS171)、上記距離補正値Lfを初期化し(S172)、記録材Pが定着装置141を通過したか否かを判断する(S173)。
この時、記録材Pが定着装置141を通過していた場合(S173のY)、通過した記録材Pの長さに応じて距離補正値Lfを加算する(S174)。即ち、通過した記録材Pの長さが215.9mmを超えていた場合は距離補正値Lfに「2」を加算し、215.9mm以下の場合には距離補正値Lfに「1」を加算する。
そして、制御部800は、上記距離補正値Lfのカウントをクリーニングウェブ178の巻き上げ終了まで継続(S175のN〜S174)する。張力回復処理が終了すると、制御部800は、上述した補正クリーニング処理を実行する(図7のS180)。
具体的には、図8(c)に示すように、制御部800は、補正クリーニング処理を実行する際にして(S180)、張力回復処理に後追いして巻き取る巻き取り量Ltfを、上記張力回復処理にて加算した距離補正値Lfに基づいて設定する。即ち、巻き取り量Ltf=(Lf/2)×0.016(mm)に設定し、この巻き取り量Ltfに応じた量だけウェブモータ134を逆回転させる(S181)。そして、この巻き取り量Ltfに対応した量だけウェブモータ134を逆回転させると、ウェブモータ134を停止させ(S182)、補正クリーニング処理を終了する(S183)。
上述したように、均熱ローラ126が離間位置から当接位置に移行した際、即ち離間状態から当接状態に移行した際に、クリーニングウェブ128を巻き取ることによって、上記状態変化によって生じたクリーニングウェブの張力を回復することができる。また、この巻き取り動作中にあっても定着装置141は稼働可能であるため、クリーニング部160の動作によって定着装置141の生産性を低下させることがない。
なお、上記実施の形態において、クリーニングウェブ128の張力を回復する際に巻き取るクリーニングウェブ128の巻き取り量は、予め実験によって求めている。しかしながら、クリーニングウェブ128の緩みは、クリーニングウェブ128の位置をセンサにて検出したり、移動ローラ127にロータリエンコーダを備えて駆動がウェブローラに伝達しているか否かを検出したりすることによって、検出することができる。そのため、上記センサにて検出した緩みが無くなるまで巻き取るクリーニングウェブ128の巻き取り量を上記所定量としても良い。即ち、この所定量は、離間状態から当接状態へと切り換わった際にクリーニングウェブ128が巻き取りローラ129によって巻き取られることによって、クリーニングウェブ128の均熱ローラ126との当接面が移動可能な張り状態となる量であれば良い。
また、上記張力回復のための巻き取り動作中に通過した記録材量に応じて後追いしてクリーニングウェブ128を巻き取ることによって、拭き取れていない可能性のある均熱ローラ126の付着物を回収することができる。即ち、ウェブ128の弛みを解消する処理中に定着処理が並行して行われた場合、ウェブ128の弛みを解消する処理中に定着処理されたシートの枚数に応じた量のウェブ128が追加して巻き取りローラに巻き取られるようになっている。これにより、付着物による加圧ローラ118への傷や、均熱ローラ126の均熱性能の低下を防止でき、定着装置141(像加熱部150)の生産性を落とすことなく、クリーニング部160は高いクリーニング性能を有することができる。特に、着脱可能で加圧ローラ118に常に接しておらず、表面温度の下がり易い均熱ローラ126は、その表面にトナーが付着した場合に固着しやすく、このようなトナーをクリーニング部160は清掃することができる。
更に、本実施の形態において、制御部800は、補正巻き取り量を、予め記録材サイズに応じて定められた所定値を、巻き取り動作中に定着装置141を通過した各記録材Pに対して適応して積算した値に基づいて算出している。即ち、シートの長さが215.9mmより大きいか否か、言い換えれば、シートサイズがA4サイズより大きいか否かによって、距離補正値Lfへの加算量を変更しており、これにより、クリーニングウェブ128の巻き取り量を適宜調整することができる。
また、動力伝達機構170によって、ウェブモータ134の正回転と、この正回転とは反対の逆回転とを巻き取りローラ129と均熱ローラ接離機構154とに選択的に動力伝達可能に構成している。これにより、正回転方向及び逆回転方向に回転駆動可能なウェブモータ134によって、巻き取りローラ129と均熱ローラ接離機構154との駆動源を兼用することができ、定着装置141をコンパクトに構成することができる。
<第2の実施の形態>
ついで、本発明の第2の実施の形態に係る定着装置について図9に基づいて説明をする。なお、この第2の実施の形態に係る定着装置は、第1の実施の形態に係る定着装置とクリーニング部の補正クリーニング処理時の制御の方法のみが異なる。このため、以下の説明では、第1の実施の形態との相違点についてのみ説明を行い、その他の説明は省略する。
図9に示すように、制御部800は、補正クリーニング処理を実行するに際し(S190)、まず、距離補正値Lfが2以上であるか否かを判断する(S191)。そして、距離補正値Lfが2以上の場合(S191のY)、距離補正値Lfから2を減算し(S192)、ウェブモータ134を駆動させる(S193)。
そして、制御部800は、クリーニングウェブ128を0.016mm巻き取ると、ウェブモータ134を停止し(S194)、所定の停止時間だけ駆動を停止する(S195)。なお、本実施の形態ではこの停止時間は、100msに設定されており、この値は均熱ローラ126の1回転に要する時間を予め測定した時間である。
制御部800は、上記距離補正値Lfが2未満になるまで、上記ステップS191〜S195の動作を繰り返し、補正巻き取り量Ltfを複数回に分割して断続的に巻き取る。そして、距離補正値Lfが2未満になると(S191のN)、補正クリーニング処理を終了する(S196)。
このように、本実施の形態では、張力回復処理中に複数枚の記録材が定着装置141を通過した場合、補正クリーニング処理において、補正巻き取り量Ltfを停止と巻き取りを繰り返しながら分割して巻き取っている。これにより、停止している時間の分だけクリーニングウェブ128によってより多くの付着物を除去することができる。即ち、クリーニングウェブ128を連続して巻き取る場合、クリーニングウェブ128が移動しながら均熱ローラ126を清掃するため、停止した状態で清掃を行う事に比較して、ある一カ所で付着物を清掃できる面積は小さくなる。従って同じ距離のウェブを用いる場合でも停止して十分に拭き取った後にクリーニングウェブ128を送る方がクリーニング性能を高くすることができる。
なお、上記第1及び第2の実施の形態において、定着装置141は、加熱部材として定着ローラ117、加圧部材として加圧ローラ118を用いたが、これら加熱部材及び加圧部材は、それぞれフィルムによって構成されても良い。また、加熱部材を加熱するヒータ151は、ランプヒータに限らず、誘導加熱、抵抗加熱、輻射加熱、ヒートパイプ等でもよい。
また、本実施の形態においては、定着装置141を通過する記録材Pを定着排紙センサ808によって検出していたが、搬送処理による駆動シーケンスから記録材Pが定着装置141を通過するタイミングによって記録材Pが通過したか否かを判断しても良い。
更に、距離値Lcや距離補正値Lfへの加算は、クリーニングウェブ128の特性に応じて、単順な定着装置141を通過した記録材の枚数に応じて設定したり、画像濃度に応じた重み付けしたり、使用したトナー量に応じて重み付けしたりしても良い。また、本実施の形態では、主に均熱ローラ接離機構154の移動によって、ウェブを均熱ローラに接離させて(当接状態と離間状態とを切り換えて)いる。しかしながら、例えば、移動ローラ127の位置を操作自在(移動方向両側に駆動自在)に構成したりして、清掃装置側のみにて移動機構を構成しても良い。
また、定着装置141は、均熱ローラ126の接離と、巻き取りローラ129とを別々の駆動源によって駆動させてもよい。更に、上記実施の形態では、クリーニング部160は、均熱ローラ126を清掃しているが、このクリーニング部160の清掃対象としての回転体は、例えば、上記加圧部材や、加熱部材であっても良い。また、上記実施の形態に記載された発明は、どのように組み合わされても良い。
126,117,118:回転体(均熱ローラ、定着ローラ、加圧ローラ)、127:第3のローラ(移動ローラ)、154:移動機構(均熱ローラ接離機構)、128:ウェブ、129:第2のローラ(巻き取りローラ)、130:第1のローラ(元巻ローラ)、134,170:駆動機構(ウェブモータ)、141:定着装置、160,800:清掃装置、160:清掃ユニット(クリーニング部)、167:付勢部(スプリング)、200:支持機構、800:制御部

Claims (13)

  1. シート上のトナー像をニップ部にて熱定着させる定着装置であって、
    回転体と、
    前記回転体を清掃するウェブ、前記ウェブが巻かれた第1のローラ、前記ウェブを巻き取る第2のローラ、前記第2のローラを駆動する駆動機構、前記ウェブを前記回転体に押圧する第3のローラ、前記第3のローラを前記回転体に向けて付勢する付勢部、前記第3のローラを支持すると共に、前記第3のローラが前記付勢部による付勢力に抗して前記第1のローラ及び前記第2のローラに対し相対移動するのを許容する支持機構を備えた清掃ユニットと、
    前記回転体及びウェブが当接する当接状態と、これら回転体及びウェブが離間した離間状態とに切換え可能に、前記回転体と前記清掃ユニットとの位置関係を相対変化させる移動機構と、
    前記駆動機構の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記離間状態から前記当接状態へ移動した際、この移動に伴い生じる前記ウェブの弛みが前記第2のローラに巻き取られるように前記駆動機構を作動させる、
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 前記制御部は、前記ウェブの弛みを解消する処理中に定着処理が並行して行われた場合、前記ウェブの弛みを解消する処理中に定着処理されたシートの枚数に応じた量の前記ウェブが追加して前記第2のローラに巻き取られるように前記駆動機構を制御する、
    ことを特徴とする請求項記載の定着装置。
  3. 前記制御部は、前記ウェブの弛みを解消する処理中に定着処理されたシートの枚数に応じた量の前記ウェブを追加して前記第2のローラに巻き取る際、前記ウェブが前記第2のローラに断続的に巻き取られるように前記駆動機構を制御する、
    ことを特徴とする請求項記載の定着装置。
  4. 前記制御部は、前記回転体及びウェブが継続して当接している状態の際に、前記ニップ部を所定枚数のシートが通過する毎に前記ウェブが所定量ずつ前記第2のローラに巻き取られるように前記駆動機構の動作を制御する、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項記載の定着装置。
  5. 前記付勢部は、スプリングである、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項記載の定着装置。
  6. 前記ニップ部をその間で形成する第1及び第2の回転体を有し、
    前記回転体は前記第1の回転体に当接することにより従動回転しつつ前記第1の回転体の熱をその軸線方向へ伝導させる熱伝導回転体であり、
    前記移動機構は、前記熱伝導回転体を移動させて前記第1の回転体と接離させると共に、この第1の回転体との接離動作に対応して、前記ウェブと前記熱伝導回転体との関係を前記当接状態と前記離間状態とに切換え、
    前記清掃ユニットは、前記熱伝導回転体を清掃する、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項記載の定着装置。
  7. シート上のトナー像をその間のニップ部にて熱定着する第1及び第2の回転体と、
    前記第1の回転体に当接することにより従動回転しつつ前記第1の回転体の熱をその軸線方向へ伝導させる熱伝導回転体と、
    前記第1の回転体に当接する当接位置と前記第1の回転体から離間した離間位置とを取り得るように前記熱伝導回転体を前記第1の回転体に対し移動させる移動機構と、
    前記回転体を清掃するウェブ、前記ウェブが巻かれた第1のローラ、前記ウェブを巻き取る第2のローラ、前記第2のローラを駆動する駆動機構、前記ウェブを前記熱伝導回転体に押圧する第3のローラを備え、前記熱伝導回転体を清掃する清掃ユニットと、を備え、
    前記清掃ユニットは、前記熱伝導回転体が前記当接位置から前記離間位置へ移動するのに伴い、前記ウェブが前記熱伝導回転体に当接した状態から前記熱伝導回転体から離間した状態へ切り替わるように配置され、
    前記清掃ユニットは、前記第3のローラを前記熱伝導回転体に向けて付勢する付勢部と、前記第3のローラを支持するとともに前記第3のローラが前記付勢部による付勢力に抗して前記第1のローラ及び前記第2のローラに対し相対移動するのを許容する支持機構と、を有する、
    ことを特徴とする定着装置。
  8. 前記駆動機構の動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記熱伝導回転体が前記離間位置から前記当接位置へ移動した際、この移動に伴い生じる前記ウェブの弛みが前記第2のローラに巻き取られるように前記駆動機構の動作を制御する、
    ことを特徴とする請求項記載の定着装置。
  9. 前記制御部は、前記ウェブの弛みを解消する処理中に定着処理が並行して行われた場合、前記ウェブの弛み分に加えて、定着処理されたシートの枚数に応じた分の前記ウェブが前記第2のローラに巻き取られるように前記駆動機構を制御する、
    ことを特徴とする請求項記載の定着装置。
  10. 前記制御部は、前記ウェブの弛みを解消する処理中に定着処理されたシートの枚数に応じた量の前記ウェブを追加して前記第2のローラに巻き取る際、前記ウェブが前記第2のローラに断続的に巻き取られるように前記駆動機構を制御する、
    ことを特徴とする請求項記載の定着装置。
  11. 前記制御部は、前記熱伝導回転体が前記当接位置に継続して位置しているとき、前記ニップ部を所定枚数のシートが通過する毎に前記ウェブが所定量ずつ前記第2のローラに巻き取られるように前記駆動機構の動作を制御する、
    ことを特徴とする請求項乃至10のいずれか1項記載の定着装置。
  12. 前記付勢部は、スプリングである、
    ことを特徴とする請求項乃至11のいずれか1項記載の定着装置。
  13. 回転体と、
    ウェブ、前記ウェブが巻かれた第1のローラ、前記ウェブを巻き取る第2のローラ、前記第2のローラを駆動する駆動機構、前記ウェブを前記回転体に押圧する第3のローラ、前記第3のローラを前記回転体に向けて付勢する付勢部、前記第3のローラを支持すると共に、前記第3のローラが前記付勢部による付勢力に抗して前記第1のローラ及び前記第2のローラに対し相対移動するのを許容する支持機構を備え、前記回転体を清掃する清掃ユニットと、
    前記ウェブが前記回転体から離れた第1の位置と前記ウェブが前記回転体に当接する第2の位置とを取り得るように前記回転体に対し前記清掃ユニットを相対移動させる移動機構と、
    前記駆動機構の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記回転体が前記第1の位置から前記第2の位置へ移動した際、この移動に伴い生じる前記ウェブの弛みが実質解消されるように前記駆動機構を所定時間動作させる、
    ことを特徴とする清掃装置。
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