JPH117216A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH117216A
JPH117216A JP17299397A JP17299397A JPH117216A JP H117216 A JPH117216 A JP H117216A JP 17299397 A JP17299397 A JP 17299397A JP 17299397 A JP17299397 A JP 17299397A JP H117216 A JPH117216 A JP H117216A
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JP
Japan
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fixing
web
heating
external heating
roll
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JP17299397A
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English (en)
Inventor
Takayasu Ueki
孝安 植木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部加熱部材からの熱伝達効率を長時間維持
し、かつ、加熱定着部材及び外部加熱部材のクリーニン
グ性を良好に保つ。 【解決手段】 記録材7上の未定着画像を加熱定着する
加熱定着部材1と、この加熱定着部材1の外周面に接触
配置されて当該加熱定着部材を外部から加熱する外部加
熱部材2とを備えた定着装置において、外部加熱部材2
が、少なくとも加熱定着部材1よりも低離型性の金属に
て構成され、かつ、当該金属表面が0.07mm以下の
平均表面粗さを有しており、この外部加熱部材2に対し
巻き取り可能なウエブ3aを接触配置したクリーニング
手段3が付設される。更に、必要に応じて、ウエブ3a
と外部加熱部材2との接触圧力が可変調整される圧力可
変手段4やウエブ3aの巻き取り量が可変調整される巻
き取り量可変手段5を設けるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式や静
電記録方式等の画像形成装置で用いられる定着装置に係
り、特に、加熱定着部材に外部加熱部材を付設したタイ
プの定着装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の定着装置としては、図9に
示すように、ヒーターが内蔵された加熱定着ロール10
1と、この加熱定着ロール101に圧接配置されて加熱
定着ロール101との間に所定のニップ域を形成する加
圧定着ロール102(本例ではヒーター内蔵)とを備え
たものが一般的である。このような定着装置は、ヒータ
ーが内蔵され、前記加熱定着ロール101に接触配置さ
れて当該接触点において同方向に回転する外部加熱ロー
ル(本例では硬質のクリーニング兼加熱ロール)103
を備え、定着速度の高速対応を改善することを目的とし
たものが既に提供されている(例えば特開昭53−15
146号公報参照)。尚、この先行例では、加熱定着ロ
ール101へのオイル塗布ロール104及び加圧定着ロ
ール102のクリーニングロール105にも夫々ヒータ
ーが内蔵されており、更に、定着速度の高速対応が改善
されている。
【0003】この種の定着装置において、外部加熱ロー
ル103としては、例えば加熱定着ロール101よりも
表面エネルギーが高い金属が好ましく、その表面が平滑
な場合には、ブレード方式のクリーニング装置106の
ブレード106aが接触配置されている。このとき、定
着時に加熱定着ロール101に付着したトナーは、更に
付着し易い外部加熱ロール103に転移した後、クリー
ニング装置106のブレード106aにより回収容器1
06bに回収されるようになっている。但し、外部加熱
ロール103の表面が軸方向に多数の細かい溝を有する
態様にあっては、これらの溝にトナーが溜まることにな
るため、前記クリーニング装置106は不要とされてい
る。
【0004】また、従来における他の態様の定着装置と
しては、ヒーターが内蔵された外部加熱ロール113に
て加熱せしめられる加熱定着ロール111と、この加熱
定着ロール111に圧接配置されて加熱定着ロール11
1との間に所定のニップ域を形成する加圧定着ロール1
12とを備えたものが提供されている(例えば特開昭6
2−242980号公報参照)。この種の外部加熱ロー
ル113としては、例えば加熱定着ロール111のクリ
ーニング装置をも兼用するようになっており、薄肉金属
円筒体の外周面の表面粗さを加熱定着ロール111のそ
れよりも粗くしたものが用いられる。そして、外部加熱
ロール113表面に付着したトナーはブレード方式のク
リーニング装置114にて清掃されるようになってい
る。尚、符号115はオイル塗布ロールである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者
(特開昭53−15146号公報)のタイプの定着装置
にあっては、以下のような技術的課題が見られる。すな
わち、外部加熱ロール103の表面が多数の細かい溝を
有する態様にあっては、この溝の存在により、特に、弾
性層を有するソフトロールからなる加熱定着ロール10
1の表面を研磨してしまう虞れがあるほか、外部加熱ロ
ール103の表面にオイル筋を作ってしまったり、ある
いは、トナーの堆積場所、量が不特定であることに伴っ
て加熱定着ロール101の接触圧力が軸方向に対して不
均一になったり、あるいは、外部加熱ロール103上の
トナーの堆積ムラに伴う温度分布のばらつきが生じ易
く、その分、定着画質を低下させ易いという技術的課題
が生ずる。
【0006】一方、外部加熱ロール103の表面が平滑
な態様であれば、上述した技術的課題は有効に回避でき
るかも知れないが、外部加熱ロール103の表面にクリ
ーニング装置106のブレード106aを接触させる
と、ブレード106aのエッジには少なからずトナーが
堆積してしまう。このトナーは高温、低温が繰り返され
ると固着力が増加してしまい、ブレード106aでの清
掃が困難になるという技術的課題が生ずる。
【0007】また、後者(特開昭62−242980号
公報)のタイプにあっては、外部加熱ロール113の表
面が粗いため、所謂ソフトロールからなる加熱定着ロー
ル111の表面を研磨してしまう懸念があるほか、外部
加熱ロール113の表面にオイル筋を作ってしまった
り、あるいは、外部加熱ロール113の表面をブレード
114aで清掃しようとしても、表面凹部に溜まったト
ナーの除去は困難で、かつ、トナーは高温、低温が繰り
返されると固着力が増加してしまい、更に清掃が困難に
なってしまうという技術的課題がある。
【0008】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めに為されたものであって、外部加熱部材からの熱伝達
効率を長時間維持し、かつ、加熱定着部材及び外部加熱
部材のクリーニング性を良好に保つようにした定着装置
を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、記録材7上の未定着画像を加熱定着す
る加熱定着部材1と、この加熱定着部材1の外周面に接
触配置されて当該加熱定着部材を外部から加熱する外部
加熱部材2とを備えた定着装置において、外部加熱部材
2が、加熱定着部材1上に残留するトナー等の画像形成
色材を転移する金属にて構成され、かつ、当該金属表面
が0.07mm以下の平均表面粗さを有しており、この
外部加熱部材2に対し巻き取り可能なウエブ3aを接触
配置したクリーニング手段3が付設されることを特徴と
するものである。
【0010】このような技術的手段において、加熱定着
部材1としては通常加圧定着部材との間に定着ニップ域
を形成するものであれば、ロール状、ベルト状等適宜選
定して差し支えない。また、加熱定着部材1の態様とし
ては、内部に加熱源を有して自身で加熱し、外部加熱部
材2にて加熱定着部材1を補助的に加熱する態様であっ
てもよいし、内部に加熱源を有せずに、外部加熱部材2
にて加熱定着部材1を加熱する態様であってもよい。更
に、外部加熱部材2の態様としても、ロール状に限られ
るものではなく、ベルト状等適宜選定して差し支えな
い。
【0011】外部加熱部材2としては、加熱定着部材1
上に残留するトナー等の画像形成色材を転移する金属に
て構成されていれば適宜選定して差し支えないが、構成
の簡略化という観点からすれば、加熱定着部材1よりも
低離型性の金属を用いるのが好ましい。この態様におい
て、腐食を有効に回避するという観点からすれば、ステ
ンレス系素材や、アルマイト処理した素材などを用いる
ことが好ましい。また、外部加熱部材2の表面粗さにつ
いては、平均表面粗さが0.07mm以下であることが
要求されるが、この限界値は、加熱定着部材1からのト
ナー等の画像形成色材の転移性を確保でき、しかも、外
部加熱部材2へトナー等の画像形成色材が固着するとい
う事態を有効に回避するという観点に基づいて選定され
ている。
【0012】更に、クリーニング手段3については、外
部加熱部材2に接触配置されるウエブ3aを備えたもの
であれば適宜選定して差し支えないが、ウエブ3aとし
て繊維質のものを使用すると、繊維の抜けがオイル供給
装置に影響(オイル筋の原因)を与える懸念があるた
め、繊維質の少ないものを使用することが好ましい。更
にまた、ウエブ3aによるクリーニング性を良好に保つ
という観点からすれば、外部加熱部材2に対し弾性を有
するウエブ押し当てロールでウエブ3aを押圧すること
が好ましい。
【0013】また、外部加熱部材2とクリーニング手段
3のウエブ3aとの接触圧力については一定に設定して
も差し支えないが、以下のような観点からすれば、接触
圧力が可変調整される圧力可変手段4を付設することが
好ましい。例えば、クリーニング手段3のウエブ3aに
よるクリーニング性能を良好に保つには、圧力可変手段
4にて、加熱定着部材1が回転した時点で、外部加熱部
材2とクリーニング手段3のウエブ3aとの接触圧力を
増加せしめるようにすることが好ましい。更に、クリー
ニング手段3のウエブ3aから外部加熱部材2へのトナ
ー等の画像形成色材の再転移を有効に回避するという観
点からすれば、圧力可変手段4にて、加熱定着部材1が
回転が停止した時点で、外部加熱部材2とクリーニング
手段3のウエブ3aとの接触圧力を減少せしめるように
することが好ましい。
【0014】また、クリーニング手段3のウエブ巻き取
り量については一定でも差し支えないが、クリーニング
性能を良好に保つという観点からすれば、クリーニング
手段3に対しクリーニング量に応じてウエブ巻き取り量
が可変調整される巻き取り量可変手段5を付設すること
が好ましい。ここで、クリーニング量の選定について
は、例えば画像密度等の情報から予想してもよいし、あ
るいは、ウエブ3aに付着したトナー等の画像形成色材
を直接若しくは間接的に検知することにより予想する等
の各種手法が挙げられる。
【0015】また、外部加熱部材2の端部にオイルが付
着堆積する事態(加熱定着部材1における離型剤として
のオイル塗布に起因)を有効に回避するという観点から
すれば、クリーニング手段3のウエブ3aの幅方向寸法
を外部加熱部材2の幅方向寸法よりも広く設定すること
が好ましい。更に、外部加熱部材2を温度制御するに
は、温度検知センサ6にて外部加熱部材2の温度を検知
することが必要である。このとき、温度検知センサ6の
配設箇所としては、基本的に外部加熱部材2の温度を検
知し得る箇所であれば適宜選定して差し支えないが、外
部加熱部材2上に付着した画像形成色材が温度検知セン
サ6面に堆積することは温度検知性能を低下させること
から、例えば外部加熱部材2の温度検知センサ6をクリ
ーニング手段3のウエブ3aを介して外部加熱部材2に
圧接させることが好ましい。
【0016】以上のように、本発明は、基本的にウエブ
方式のクリーニング手段3を組込んだ定着装置を対象と
するが、外部加熱部材2自体の構成、あるいは、外部加
熱部材2にウエブ方式のクリーニング手段3を付加した
点も今までにない特徴点であるため、本発明の別の態様
として以下のように捉えることもできる。すなわち、本
発明の別の態様としては、記録材7上の未定着画像を加
熱定着する加熱定着部材1と、この加熱定着部材1の外
周面に接触配置されて当該加熱定着部材を外部から加熱
する外部加熱部材2とを備えた定着装置において、外部
加熱部材2が、加熱定着部材1上に残留する画像形成色
材を転移する金属にて構成され、かつ、当該金属表面が
0.07mm以下の平均表面粗さを有しているものを挙
げることができる。また、本発明の更に別の態様とし
は、記録材7上の未定着画像を加熱定着する加熱定着部
材1と、この加熱定着部材1の外周面に接触配置されて
当該加熱定着部材を外部から加熱する外部加熱部材2と
を備えた定着装置において、外部加熱部材2に対し巻き
取り可能なウエブ3aが接触配置されたクリーニング手
段3を付設したものを挙げることができる。
【0017】次に、上述した技術的手段の作用について
説明する。図1において、外部加熱部材2は加熱定着部
材1を加熱する目的のものであるが、外部加熱部材2が
加熱定着部材1に残留するトナー等の画像形成色材を転
移する金属にて構成されるため、加熱定着部材1上のト
ナー等の画像形成色材は外部加熱部材2に転移する。ま
た、外部加熱部材2の平均表面粗さは0.07mm以下
であるから、外部加熱部材2の表面溝は十分に小さく抑
えられており、表面溝にある画像形成色材が除去し難く
く、経時変化(高温、低温の繰り返し)により画像形成
色材の固着力が不必要に増加することはない。このた
め、ウエブ方式のクリーニング手段3によって外部加熱
部材2上の画像形成色材は効果的に清掃される。このと
き、クリーニング手段3のウエブ3aは常に新しい清掃
面で外部加熱部材2を清掃するため、ブレード方式に比
べて、クリーニング性能が高められる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は本発明が適用された定着装置の実施の形態1の概
要を示し、図3は図2中III方向から見た矢視図であ
る。同図において、定着装置は所謂ベルトニップ方式を
採用したタイプであり、ヒーター21が内蔵された加熱
定着ロール20と、複数の支持ロール31〜33に掛け
渡されて前記加熱定着ロール20に対し所定のニップ域
にて圧接配置される無端ベルト34を有するベルトモジ
ュール30とを備えたものである。
【0019】本実施の形態において、加熱定着ロール2
0は弾性層を有するものであり、この加熱定着ロール2
0の周囲には例えばトナー離型剤としてのオイルを供給
するオイル供給装置22が設けられている。また、ベル
トモジュール30の無端ベルト34の接触ニップ域下流
端には前記支持ロール31が加熱定着ロール20側に押
圧配置されており、当該支持ロール31に対応した加熱
定着ロール20部分を弾性変形させることで用紙15の
セルフストリッピング機能を確保するようになってい
る。更に、無端ベルト34の接触ニップ域の支持ロール
31の手前内側にはアシストパッド35が配設されてお
り、無端ベルト34を加熱定着ロール20との間で挟持
することで、セルフストリッピング部位における無端ベ
ルト34の速度アップを抑え、像乱れを抑えるようにな
っている。尚、本実施の形態において、無端ベルト34
の接触ニップ域の手前側に位置する支持ロール32内に
はヒーター36が内蔵されており、接触ニップ域に向か
う無端ベルト34を予備加熱するようになっている。
【0020】特に、本実施の形態では、図2及び図3に
示すように、加熱定着ロール20の回転方向下流側には
外部加熱ロール40が接触配置されると共に、加熱定着
ロール20に追従して回転するようになっており、この
外部加熱ロール40にはウエブクリーニング装置50が
接触配置されている。より具体的に述べると、外部加熱
ロール40はヒーター41が内蔵されたロールであり、
加熱定着ロール20に比べて低離型性(トナー離型性が
低い)の金属、例えば腐食等を回避する上で有効なステ
ンレス系素材が用いられる。尚、これ以外に、アルマイ
ト処理した金属等適宜選定することは可能である。更
に、本実施の形態に係る外部加熱ロール40の表面は
0.07mm以下の平均表面粗さに設定されている。
【0021】また、ウエブクリーニング装置50は、巻
き取り自在な繊維質の少ないウエブ51を有するもの
で、一方のウエブ供給ロール52からウエブ51を供給
し、他方のウエブ回収ロール53へウエブ51を回収す
るようになっており、外部加熱ロール40に対応するウ
エブ51の背面側に例えばスポンジからなるウエブ押し
当てロール54を配設し、このウエブ押し当てロール5
4にてウエブ51を外部加熱ロール40に所定のニップ
幅で押圧するようになっている。更に、本実施の形態で
は、ウエブ回収ロール53はウエブ巻き取りモータ55
にて矢印方向に巻き取られるようになっており、ウエブ
51は外部加熱ロール40との接触部にて同一方向に移
動するようになっている。
【0022】更にまた、本実施の形態において、ウエブ
51の軸方向の長さは外部加熱ロール40の軸方向長さ
よりも長く設定されており、また、外部加熱ロール40
のヒータランプ41をオンオフ制御するために温度検知
センサ42が設置されている。この温度検知センサ42
は、外部加熱ロール40の軸方向のうち加熱定着ロール
20の用紙通過部Sを除く部位(用紙非通過部)に対応
した箇所にウエブ51を介して押圧配置されている。
【0023】次に、本実施の形態に係る定着装置の作動
について説明する。外部加熱ロール40は加熱定着ロー
ル20を加熱する目的のために設けられるから、外部加
熱ロール40の表面温度は加熱定着ロール20のそれよ
りも+20゜〜+40゜程度に設定されている。ここ
で、本実施の形態では、外部加熱ロール40が加熱定着
ロール20に比べて低離型性の金属で構成されているた
め、用紙15通過時には加熱定着ロール20に付着した
トナーが外部加熱ロール40に転移する。
【0024】また、本実施の形態において、外部加熱ロ
ール40の平均表面粗さを0.07mm以下に設定した
理由は以下の通りである。すなわち、外部加熱ロール4
0の平均表面粗さを変え、トナー転移量及びトナーの固
着状態を調べたところ、図4に示すような結果が得られ
た。同図によれば、平均表面粗さが粗い程、外部加熱ロ
ール40側へのトナー転移量が多いことが確認された
が、外部加熱ロール40の平均表面粗さが粗すぎると、
例えば図5に示すように、外部加熱ロール40にある細
かい溝43にトナー44が固着してしまう現象が見ら
れ、トナー44を除去することが困難になってしまう懸
念がある。特に、このような状況を長期に亘って放置す
ると、経時変化(高温、低温の繰り返し)によりトナー
の固着力が増加し、ますますトナーの除去が困難になっ
てしまい、加熱定着ロール20への熱伝達ロスの原因に
なってしまうばかりか、この固着したトナー44により
加熱定着ロール20表面を研磨することになる。また、
表面の溝43により加熱定着ロール20にオイルの筋を
発生させ、高密度の画像定着において画質劣化が問題と
なった。このため、本実施の形態では、トナー転移量が
確保でき、かつ、トナーの固着現象が生じない範囲で、
外部加熱ロール40の平均表面粗さを選定するようにし
たものである。
【0025】また、外部加熱ロール40に転移したトナ
ーはウエブクリーニング装置50のウエブ51でふき取
られる。図6(a)(b)は外部加熱ロール40に接触
するウエブ51の巻き取り方向によりトナー56がウエ
ブ51に転移する割合を示したものである。一般に、ウ
エブ51と外部加熱ロール40との接触ニップ域でのウ
エブ51表面のトナー量は接触ニップ域開始部に近い方
が外部加熱ロール40からのトナーにより付着量が多
い。このような状況下において、仮に、図6(a)に示
すように、ウエブ51を外部加熱ロール40と逆方向に
回転させた場合には、ウエブ51と外部加熱ロール40
との接触ニップ域においてウエブ51には既にトナー5
6が転移しているため、接触ニップ域開始部に外部加熱
ロール40より新たなトナー56が転移しようとすると
ウエブ51上のトナー56が飽和状態に至っていること
が多く発生する。このため、トナー56の転移効率は低
下し、十分なクリーニング性が得られない懸念がある。
【0026】これに対し、本実施の形態では、図6
(b)に示すように、ウエブ51を外部加熱ロール40
と同方向に回転させるようにしたので、接触ニップ域開
始部には常に新しいウエブ51が配置されることにな
り、ウエブ51面には比較的少ないトナー56しか付着
していない。つまり、飽和するまでのトナーの付着許容
量は多くなり、接触ニップ域のトナー転移量が均等化さ
れる。従って、低粘弾性のカラートナーを使用した場合
には、高温での溶融度が高く接触ニップ域でトナーが糸
を引いてしまうが、接触ニップ域開始部(入口)ではウ
エブ51に転移しているトナー量が比較的少なく、接触
ニップ域出口ではウエブ51に転移したトナーは固着す
るため、外部加熱ロール40に転移したトナーが加熱定
着ロール20へ再転移することはない。
【0027】更に、本実施の形態では、加熱定着ロール
20に塗布されたオイルが外部加熱ロール40側に付着
し、外部加熱ロール40の表面に付着した微少オイルが
外部加熱ロール40の端部へと移動堆積し、オイルのリ
ングを発生させ、オイルが落下するというような懸念が
ある。本実施の形態では、ウエブ51の軸方向長さが外
部加熱ロール40の軸方向長さよりも長く設定されてい
るため、ウエブ51が外部加熱ロール40上のオイルの
リングを拭き取り、上述した不具合を解消するようにな
っている。
【0028】また、本実施の形態において、外部加熱ロ
ール40の温度検知センサ42は、用紙非通過部に対応
した箇所でウエブ51を介して外部加熱ロール40に押
圧配置されている。このため、温度検知センサ42の表
面は常にきれいなウエブ51で清掃されることになり、
長期間に渡り正確な温度検知が可能である。従って、外
部加熱ロール40表面に温度検知センサ42を直接接触
させるときに生ずる弊害、すなわち、温度検知センサ4
2表面にトナーが堆積し正確な温度検知を長時間維持さ
せることが困難となり、また、金属製の外部加熱ロール
40との間の摩擦抵抗が大きくなり、温度検知センサ4
2表面が損傷し易いという弊害は有効に回避される。
【0029】◎実施の形態2 図7は実施の形態2に係る定着装置の概要を示す。同図
において、定着装置の基本的構成は、実施の形態1と略
同様であるが、実施の形態1と異なり、加熱定着ロール
20が回転する時、及び、回転を停止する時に、外部加
熱ロール40とウエブ51との接触圧力を変化させる圧
力可変機構60が配設されている。この圧力可変機構6
0は、機体に固定された一対の支持フレーム61にウエ
ブ押し当てロール54の両端シャフト54aを回転自在
に位置決め固定し、一方、一対の支持フレーム61には
加熱定着ロール20の周方向に沿って延びる係合用長孔
62を形成すると共に、この係合用長孔62に外部加熱
ロール40の両端支持シャフト40aを摺動自在に係合
させ、更に、支持フレーム61に係止された板バネ63
にて前記外部加熱ロール40の支持シャフト40aを係
合用長孔62の一端側(ウエブ51から離間する方向)
に常時押圧配置したものである。
【0030】一般に、ウエブ51と外部加熱ロール40
との接触圧力は高い方がウエブ51に転移するトナー量
は多い。しかし、外部加熱ロール40の回転が停止する
時でもヒーターランプ41は高温に制御されているた
め、ウエブ51に転移したトナーが再び外部加熱ロール
40に転移して固着してしまうという懸念がある。しか
しながら、本実施の形態にあっては、外部加熱ロール4
0の回転停止時には、板バネ63の付勢力によって外部
加熱ロール40がウエブ51から離間する方向へ押し付
けられるため、外部加熱ロール40に対するウエブ51
の接触圧力が減少せしめられ、その分、ウエブ51の温
度が低下することになり、ウエブ51に転移したトナー
が外部加熱ロール40側へ再転移する事態は有効に回避
される。一方、加熱定着ロール20が回転し、外部加熱
ロール40が追従回転すると、加熱定着ロール20と外
部加熱ロール40との間の接触摩擦力が板バネ63の付
勢力を超えた時点で、外部加熱ロール40が加熱定着ロ
ール20の下流側に移動せしめられる。これにより、ウ
エブ51と外部加熱ロール40との接触圧力が増加せし
められ、ウエブ51によるクリーニング性能は良好に保
たれる。
【0031】◎実施の形態3 図8は実施の形態3に係る定着装置の概要を示す。同図
において、定着装置の基本的構成は、実施の形態1と略
同様であるが、実施の形態1と異なり、クリーニング量
に応じてウエブ巻き取り量を変化させるウエブ巻き取り
量可変装置70が設けられている。このウエブ巻き取り
量可変装置70は、ウエブ51の張力変化検知用のウエ
ブ張力ロール71をウエブ51に押圧配置し、このウエ
ブ張力ロール71からの検出信号を制御装置72に取り
込み、この制御装置72からの制御信号によってウエブ
巻き取りモータ55を制御し、ウエブ51の巻き取り量
を変化させるものである。
【0032】一般に、外部加熱ロール40の表面に付着
したトナーはウエブ51との接触ニップ域でウエブ51
に転移する。このとき、接触ニップ域のウエブ51にあ
る程度以上のトナーが付着すると、飽和してそれ以上の
トナーはウエブ51に転移できない。このため、外部加
熱ロール40の表面はトナーが付着したままとなり、加
熱定着ロール20への熱伝達の効率低下、及び、加熱定
着ロール20表面との間に摩擦抵抗を不必要に発生させ
てしまう。これを防止するために、本実施の形態では、
上述したウエブ巻き取り量可変装置70を設け、ウエブ
51に転移したトナーが飽和量を越えないようにした。
【0033】すなわち、接触ニップ域においては、ウエ
ブのみが接触している場合と、トナーが大量に付着した
場合とでは摩擦力が大きく異なる。そこで、ウエブ51
を巻き取るときに発生するトルクをウエブ51に接触さ
せたウエブ張力ロール71で検出し、この検出量によっ
てウエブ51の巻き取り量を適宜変化させる。具体的に
は、ウエブ張力ロール71の検出量が通常よりも大きい
と、それだけクリーニングすべきトナー量が多いという
ことに相当するため、ウエブ51の巻き取り量を通常よ
りも多く設定し、逆に、ウエブ張力ロール71の検出量
が通常よりも小さいと、それだけクリーニングすべきト
ナー量が少ないということに相当するため、ウエブ51
の巻き取り量を通常よりも少なく設定するようにすれば
よい。こうすることで、接触ニップ域におけるウエブ5
1に転移したトナー量を飽和させる事態は有効に回避さ
れ、ウエブクリーニング装置50のクリーニング性能は
常時良好に保たれる。
【0034】また、本実施の形態においては、ウエブ張
力ロール71でウエブ51の張力を直接的に検出する方
式を採用したが、クリーニング量を間接的に予想できる
情報、例えば画像信号等の画像密度を制御装置72に取
り込み、この制御装置72からの制御信号によってウエ
ブ巻き取りモータ55を制御し、ウエブ51の巻き取り
量を変化させるようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項8記載の発
明によれば、外部加熱部材の表面性を工夫することで、
加熱定着部材から外部加熱部材への残留画像形成色材の
転移性を向上させ、かつ、クリーニング手段による外部
加熱部材のクリーニング性を良好に保つことができる。
また、請求項9記載の発明によれば、外部加熱部材にウ
エブ方式のクリーニング手段を付加することで、ブレー
ド方式のクリーニング手段に比べてクリーニング性能を
高めることができる。従って、請求項1記載の発明によ
れば、外部加熱部材の表面性を工夫し、かつ、外部加熱
部材にウエブ方式のクリーニング手段を付加すること
で、外部加熱の熱伝達を長期間維持し、かつ、加熱定着
部材及び外部加熱部材を効果的にクリーニングすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る定着装置の概要を示す説明図で
ある。
【図2】 本発明が適用された定着装置の実施の形態1
を示す説明図である。
【図3】 図2中III方向から見た説明図である。
【図4】 実施の形態1において、外部加熱ロールの表
面平均粗さとトナーの固着状態との関係を示すグラフ図
である。
【図5】 実施の形態1において、外部加熱ロールの表
面平均粗さとトナーの固着状態との関係を模式的に示し
た説明図である。
【図6】 (a)(b)は本実施の形態で用いられるク
リーニング装置のウエブの回転方向とクリーニング性と
の関係を示す説明図である。
【図7】 実施の形態2に係る定着装置で用いられる外
部加熱ロールとクリーニング装置のウエブとの接触圧力
を可変とする圧力可変機構の一例を示す説明図である。
【図8】 実施の形態3に係る定着装置で用いられるク
リーニング装置のウエブの巻き取り量可変機構の一例を
示す説明図である。
【図9】 (a)(b)は従来における定着装置の夫々
異なる一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…加熱定着部材,2…外部加熱部材,3…クリーニン
グ手段,3a…ウエブ,4…圧力可変手段,5…巻き取
り量可変手段,6…温度検知センサ,7…記録材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材(7)上の未定着画像を加熱定着
    する加熱定着部材(1)と、この加熱定着部材(1)の
    外周面に接触配置されて当該加熱定着部材を外部から加
    熱する外部加熱部材(2)とを備えた定着装置におい
    て、 外部加熱部材(2)は、加熱定着部材(1)上に残留す
    る画像形成色材を転移する金属にて構成され、かつ、当
    該金属表面が0.07mm以下の平均表面粗さを有して
    おり、この外部加熱部材(2)に対し巻き取り可能なウ
    エブ(3a)を接触配置したクリーニング手段(3)が
    付設されることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の定着装置において、 外部加熱部材(2)は少なくとも加熱定着部材(1)よ
    りも低離型性の金属にて構成されることを特徴とする定
    着装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の定着装置において、 加熱定着部材(1)が回転した時点で、外部加熱部材
    (2)とクリーニング手段(3)のウエブ(3a)との
    接触圧力が増加せしめられる圧力可変手段(4)を付設
    したことを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の定着装置において、 加熱定着部材(1)が回転が停止した時点で、外部加熱
    部材(2)とクリーニング手段(3)のウエブ(3a)
    との接触圧力が減少せしめられる圧力可変手段(4)を
    付設したことを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の定着装置において、 クリーニング手段(3)にはクリーニング量に応じてウ
    エブ巻き取り量が可変調整される巻き取り量可変手段
    (5)を付設したことを特徴とする定着装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の定着装置において、 クリーニング手段(3)のウエブ(3a)の幅方向寸法
    は外部加熱部材(2)の幅方向寸法よりも広く設定され
    ていることを特徴とする定着装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の定着装置において、 外部加熱部材(2)の温度検知センサ(6)をクリーニ
    ング手段(3)のウエブ(3a)を介して外部加熱部材
    (2)に圧接させたことを特徴とする定着装置。
  8. 【請求項8】 記録材(7)上の未定着画像を加熱定着
    する加熱定着部材(1)と、この加熱定着部材(1)の
    外周面に接触配置されて当該加熱定着部材を外部から加
    熱する外部加熱部材(2)とを備えた定着装置におい
    て、 外部加熱部材(2)は、加熱定着部材(1)上に残留す
    る画像形成色材を転移する金属にて構成され、かつ、当
    該金属表面が0.07mm以下の平均表面粗さを有して
    いることを特徴とする定着装置。
  9. 【請求項9】 記録材(7)上の未定着画像を加熱定着
    する加熱定着部材(1)と、この加熱定着部材(1)の
    外周面に接触配置されて当該加熱定着部材を外部から加
    熱する外部加熱部材(2)とを備えた定着装置におい
    て、 外部加熱部材(2)に対し巻き取り可能なウエブ(3
    a)が接触配置されたクリーニング手段(3)を付設し
    たことを特徴とする定着装置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7155154B2 (en) 2003-09-01 2006-12-26 Fuji Xerox Co., Ltd. Fixing device and image forming device
US7650105B2 (en) 2006-07-27 2010-01-19 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus
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