JP2822094B2 - 画像形成装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、転写ドラムの母線方向に設けた転写紙保持
部材により転写紙端部を保持した状態で、転写紙を転写
ドラム周面に巻き付け、この巻き付けた転写紙に潜像担
持体上に形成したトナー像を転写する画像形成装置に関
する。

〔従来の技術〕

電子複写機、プリンタ或いはファクシミリ等として構
成される上記形成の画像形成装置では、転写ドラム周面
にトナーや紙粉やその他の塵埃などが付着するために、
非画像形成時において、クリーニング部材を転写ドラム
周面に対して所定の相対速度差をもって接触回転せし
め、この接触回転するクリーニング部材でそれらの付着
物を除去している。

このようなクリーニングを行う場合に、クリーニング
部材が転写ドラムに接したままであると、クリーニング
部材は、該部材を転写紙保持部材の部位が通過するとき
も、これに接するようになるので、転写紙保持部材の部
位がトナーで汚れるおそれがある。

このような不具合を除去するため、転写紙保持部材に
付着したトナーなどをブロアーにより吸引して除去する
構成が提案されているが、この構成では、トナーを充分
に取り去ることは困難である。

そこで、例えば、実願昭63−159693号、特願平１−33
42号などに開示されているように、転写紙保持部材の通
過時には、クリーニング部材を転写ドラムに対して離隔
させるようにした技術が提案されている。

ところで、この種の画像形成装置では、所定の給紙部
から転写紙を転写ドラムに向けで送り込み、その先端を
転写紙保持部材により保持して転写紙を転写ドラム上に
巻き付けているのであるが、その保持時において、転写
紙を転写紙保持部材に向けて送るとき、転写紙に弛みが
生じるおそれがあるため、クリーニング部材を転写ドラ
ムから大きく離すようにしなければならない。すなわ
ち、転写紙の端部の保持を行うべく、転写ドラム周面の
クリーニング時のクリーニング部材の離隔量よりも大き
な間隙でクリーニング部材を転写ドラムから離隔させる
ようにしなければならないのである。

クリーニング時にも、かような大きな間隙で、クリー
ニング部材を転写ドラムから離隔させるようにすると、
振動や騒音を生じるおそれがあり、又、接離タイミング
に狂いを生じたりして、接離前後のクリーニングが良好
に行われなくなるおそれがある。このような事態を生じ
ると、転写紙の先端や後端の表面がトナーで汚れるよう
になる。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明の目的は、簡単な構成で、振動や騒音などを抑
えつつ、クリーニング部材の転写ドラムに対する接離タ
イミングを正確に設定できるようにした画像形成装置を
提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した
形式の画像形成装置において、転写ドラム周面に対して
当接、離隔する方向に変位自在に支持され、転写ドラム
周面に当接して該周面をクリーニングするクリーニング
部材と、前記クリーニング部材が転写ドラム周面に接し
て該周面のクリーニングを行うとき、クリーニング部材
を回転駆動する駆動源と、前記転写ドラムに設けられ、
転写ドラム周面のクリーニング時、転写紙保持部材がク
リーニング部材の部位を通過するとき、クリーニング部
材を転写ドラムから離隔変位させるクリーニング部材変
位駆動部と、転写紙保持部材によって転写紙端部の保持
を行うとき、前記駆動源によって駆動させられることに
より、前記変位時の間隙より大きい間隙をもってクリー
ニング部材は転写ドラム周面から離隔変位させるクリー
ニング部材変位駆動手段とを設けたことを特徴とする画
像形成装置を提案する。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。

第１図に示した画像形成装置において、転写ドラム１
の基体は、両側の円環部に帯状連繋部1Aをつないだもの
となっていて、その基体には可撓性の支持シート３が巻
装され、この巻装されたシート３が実質的に転写ドラム
の周面を構成している。

転写ドラム１の母線方向には転写紙保持部材４が設け
られている。図に示した転写紙保持部材４は、先端4aの
方が可動側となっていて、転写紙を保持するときは図の
閉鎖位置から第４図に示すように傾斜態位に開くように
なっている。この状態の転写紙保持部材４に所定の給紙
部から送られた転写紙５の先端が入り込んだあと、転写
紙保持部材４が閉じ、転写紙先端が保持されて、転写紙
が転写ドラム周面に巻き付けられる。

転写ドラム１は第４図に示すように潜像担持体の一例
のドラム状感光体２に圧接するようになっていて、この
状態で、両者はそれぞれ矢印方向に回転駆動され、この
とき、感光体２上に形成されたトナー像が転写ドラム１
上に巻き付けられた転写紙上に、転写チャージャ６のコ
ロナ放電により、転写される。例えば、カラー画像形成
装置である場合には、感光体２上には互いに異なった色
のトナー像が順次形成され、これらが転写ドラム上の転
写紙に重ね転写されるのである。このような転写を終え
たあと、転写紙は転写ドラム１から外され、以後、図示
されない定着装置を通って機外へ排出される。なお、第
１図において破線で囲まれる領域は、転写紙上の有効画
像形成領域である。

上述のように、図示した画像形成装置は、転写ドラム
１の母線方向に設けた転写紙保持部材４により転写紙端
部を保持した状態で、転写紙を転写ドラム周面に巻き付
け、この巻き付けた転写紙に潜像担持体上に形成したト
ナー像を転写するように構成されている。

第１図に示した画像形成装置は、ユニット化されたク
リーニング装置を有し、このクリーニング装置のクリー
ニング部材８は、転写ドラム１と平行に配設され、かか
るクリーニング部材８は、本例では円周状に刈り込んだ
ブラシより成る。クリーニング部材８は、クリーニング
装置のケース９に支持され、該クリーニング装置が、画
像形成装置本体に固設された支承軸12の周りに揺動する
ことによって、転写ドラム１に対して当接、離隔する方
向に変位自在となっている。クリーニング装置のケース
９には、引っ張りばね７の弾力により、クリーニング部
材８が転写ドラム１に圧接する方向の回動習性が付与さ
れ、この習性による回動は、図示されないストッパ手段
で阻止され、この状態で、クリーニング部材８が転写ド
ラム１の周面に当接する。クリーニング部材としては、
ブラシより成るものの他、スポンジローラ、布又はその
他の繊維を巻き付けたローラなど適宜なものを用いるこ
とができる。

転写ドラム１の一方の円環状部には、転写紙保持部材
４の長手方向の延長上位置に、クリーニング部材の変位
駆動用カム13が設けられている。このカム13は、転写ド
ラム１の端面などに設け、これを転写ドラム１の周面よ
りも突出させるようにしてもよい。

一方、クリーニング装置のケース９には、クリーニン
グ部材８を回転駆動するための駆動源であるモータ14が
固装され、又、クリーニング部材８の軸8A上にはワンウ
ェイクラッチ17を介したギア16や、その軸8Aに一体化さ
れるカムフォロワ18や補助ローラ19などが設けられてい
る。

更に、クリーニング装置のケース９に支持された軸21
上にはワンウェイクラッチ22を介したギア23が設けら
れ、更に、その軸端にカム24が固定されている。そし
て、このカム24は画像形成装置本体側板25に回転自在に
軸装されたカムフォロワ26に対して係脱自在となってい
る。

ここで、画像形成時には、第４図に示すように、カム
フォロワ26にはカム24の長径側頂部が接触していて、ク
リーニング装置は図示右側へ大きく旋回した位置にあ
り、この状態で、クリーニング部材８が転写ドラム１か
ら大きく離れている。このような態勢で、例えば、最後
の画像形成のトナー像転写動作が終了して転写紙端部が
既に外れた転写紙保持部材４が、クリーニング部材８の
部位（以下、この部位をクリーニングポジションと言
う）を通過したとき、第１図に示すモータ14が破線方向
に回転するようになっている。なお、モータ14は、実線
方向にも回転するようになっていて、以後、この方向に
回転する場合を正転とし、破線方向に回転する場合を逆
転としておく。

モータ14が破線方向に逆転すると、ギア15に噛み合う
ギア23が回転し、このとき、ワンウェイクラッチ22は、
その回転を軸21に伝えて、この軸21を回転させる。する
と、この軸21に一体のカム24が第４図の位置から時計方
向に回転し、これに伴い、ばね７（第１図）に引かれて
クリーニング装置のケース９が軸12の周りに反時計方向
に旋回し、カム24の短径側頂部が第１図及び第２図に示
す如くカムフォロワ26に当接したとき、ケース９に設け
たスイッチ作動用突子9AがスイッチS1を作動させてモー
タ14を止める。すなわち、カム24第４図の位置から1/2
回転した状態で、カム24が第２図に示す位置で停止し、
このとき、クリーニング部材８が第１図及び第２図に示
すように転写ドラム１の周面に接するのである。なお、
モータ14が破線矢印の向きに回転するとき、ギア15に噛
み合うギア16は回転するものの、ワンウェイクラッチ17
はその回転を軸8Aには伝えず、クリーニング部材８は回
転しない。

この状態で、別途指令により、第１図のモータ14が正
転方向、すなわち今までとは逆の実線方向に回転するよ
うになっていて、これに伴い、ギア15に噛み合うギア16
が回転する。このとき、ワンウェイクラッチ17はギア16
の回転を軸8Aに伝えてクリーニング部材８を第２図に示
すように矢印の向きに回転させる。

転写ドラム１は図示されない駆動手段により、第２図
に示すように、矢印の向きに回転駆動される。このと
き、転写ドラム１の表面の移動方向と、クリーニング部
材８の表面の移動方向とが異なっている。この状態で、
クリーニング部材８は転写ドラム１の表面をクリーニン
グするのである。第１図に符号108で示すものは、クリ
ーニング部材８に付着したトナーなどを、この部材８か
ら除去する回収ローラである。

一方、モータ14の実線矢印の向きの正転に伴って、ギ
ア15に噛み合うギア23が回転するものの、ワンウェイク
ラッチ22はその回転を軸21に伝えず、カム24は第２図の
位置に停止したままである。

上述のように、図示した画像形成装置は、転写ドラム
周面に対して当接、離隔する方向に変位自在に支持さ
れ、転写ドラム周面に当接して該周面をクリーニングす
るクリーニング部材８と、クリーニング部材８が転写ド
ラム周面に接して該周面のクリーニングを行うとき、ク
リーニング部材８を回転駆動するモータ14より成る駆動
源とを有している。

ところで、クリーニング部材８が転写ドラム１に接し
てクリーニングを行う時に、第１図に示した転写紙保持
部材４がクリーニングポジション近くまで来ると、クリ
ーニング部材８の変位駆動用カム13がカムフォロワ18を
徐々に押しやるようになり、支承軸12のまわりにケース
９を旋回させて、クリーニング部材８を第３図に示す如
く転写ドラム１から離隔させる。そして、カム13が通過
すると、カムフォロワ18は再び転写ドラム１に直接、接
するようになる。

カム13がカムフォロワ18の部位を通過するとき、クリ
ーニング部材８は転写ドラム１から離れるのであるが、
このときの離隔距離δ_１は、閉じた転写紙保持部材４
（第１図）がクリーニング部材８に当たらない程度（例
えば２乃至3mm程度）の間隙となっていて、閉鎖した転
写紙保持部材４がクリーニング部材８に当らずに、転写
紙保持部材の通過を許す最小の間隙であることが望まし
い。なお、カム13は、転写紙保持部材４がクリーニング
ポジションを通過するときは必ず、クリーニング部材８
が転写ドラム１に接触することがないように、且つ、第
１図において転写ドラム上の破線で囲まれる有効画像形
成領域の先端側から正確にクリーニング部材８が接触す
るように、その形状が定められている。

クリーニング時には、転写ドラム１は予め定められた
回数だけ回転するようになっていて、この回転時に、転
写紙保持部材４がクリーニングポジションを通過する毎
に、クリーニング部材８の離隔動作が繰り返えされる。
このようにして、転写紙保持部材４にトナーなどが入り
込み、その転写紙保持部がトナーで汚される不具合を除
去できる。また本例の転写紙保持部材４は開閉動作を行
うが、ここにトナーなどが詰まることによって、これが
作動不良を起こす不具合も除去できる。

カム13は、転写ドラム１の側に設けられ、クリーニン
グ時、転写紙保持部材４がクリーニングポジションを通
過するときのみ、閉鎖した転写紙保持部材４の通過を許
す最小の間隙δ_１をもって、クリーニング部材８を、転
写ドラム１の回転毎に周期的に離隔変位させる。このよ
うに、本例の画像形成装置は、転写ドラム１に設けら
れ、転写ドラム周面のクリーニング時、転写紙保持部材
４がクリーニング部材８の部位を通過するとき、クリー
ニング部材８を転写ドラム１から離隔変位させるクリー
ニング部材変位駆動部を有し、カム13が、このクリーニ
ング部材変位駆動部の一例を構成している。

上述の如く、画像形成に悪影響を与えることのない適
時に、転写ドラム１に対するクリーニング動作が実行さ
れるのであるが、ここで、かようなクリーニングが終了
すると、第１図に示すモータ14が破線矢印の向きに逆転
する。すると、ギア15に噛み合っているギア23が回転
し、これに伴い、ワンウェイクラッチ22はその回転を軸
21に伝達し、カム24を第２図の位置から時計方向に回転
させる。このとき、カム24が相対的にカムフォロワ26に
よって押しやられ、クリーニング装置が図示時計方向に
旋回させられ、カム24が1/2回転して第４図に示す位置
に回転した状態で、スイッチ作動用突子9BがスイッチS2
を作動させることにより、モータ14が止められるように
なっている。一方、モータ14の破線矢印向きの逆転に拘
らず、ワンウェイクラッチ17はギア16の回転を軸8Aに伝
えず、クリーニング部材８は停止したままである。

説明を元に戻して、第４図に示すように、カム24が図
の位置に回転した状態で、クリーニング装置は最も大き
く右方向に旋回せしめられ、クリーニング部材８はδ_１
（第３図）より大きなδ_２の距離をもって転写ドラム１
から離隔する。

ここで、クリーニングが終了すると、クリーニング部
材８は上述の如く大きく離隔するのであるが、このあ
と、画像形成が行われなければ、クリーニング部材８は
転写ドラム１から大きく離れたまま待機する。

このような態勢で、画像形成プロセスが開始される
と、転写ドラム１が矢印方向に回転し、この間、転写紙
保持部材４は図の如く傾斜態位に開いた状態になる。

一方、所定の給紙部からは転写紙５が、開いた転写紙
保持部材４に向けて送られ、これが閉じた状態で転写紙
の先端は保持される。このような開いた転写紙保持部材
４がクリーニングポジションを通過するとき、δ_１（第
３図）なる間隙でクリーニング部材８を離隔させたので
は、転写紙保持部材４がクリーニング部材８にぶつかる
おそれがあり、転写紙保持部材４をトナーで汚したりす
る。

又、転写紙５の先端を転写紙保持部材４に確実にくわ
え込ませるために、転写紙を転写ドラム１の線速よりも
速く移動させているのであるが、このようにすると、こ
の先端が転写紙保持部材４に入り込んだあと、転写紙に
弛みを生じる場合があり、この弛み部分がクリーニング
部材８に接触してしまうと、やはり、転写紙がトナーで
汚れる。このような不具合を回避するために、δ_１より
も大きいδ_２なる間隙をもってクリーニング部材８を転
写ドラム１から離隔させねばならないのである。δ_２と
いうのは、このような転写紙端部の保持を行う上で、支
障を来たすことのないような間隙のことである。

従来は、クリーニング時にも、δ_２なる距離だけ周期
的にクリーニング部材８を転写ドラム１から離隔させて
いたのであるが、このような離隔動作をソレノイドによ
り行うものとすると、その吸引ストロークが大きくな
り、振動や騒音などを生じ、又クリーニング部材８の接
離タイミングが狂い、転写紙の先端や後端部の裏面がト
ナーで汚れるおそれがある。

本例では、クリーニング時には、クリーニング部材８
の離隔量が小さくなっていて、しかも、転写ドラムに設
けたカム13より成るクリーニング部材の変位駆動部で、
クリーニング部材８を転写ドラム１の回転毎に周期的に
離隔させるので、振動や騒音などの発生が抑えられる。
又、ソレノイドを用いる場合、電気信号系の出力タイミ
ングが狂ったり、或いは、ソレノイドの立ち上がり時間
がばらついたりするが、本例では、カムによる直接駆動
方式であるため、クリーニング部材を正確なタイミング
で転写ドラムに対して接離させることができる。

クリーニング工程前後におけるクリーニング部材８の
大きな離隔動作も、ソレノイドや電磁クラッチなどを用
いることなく、モータの逆転を利用して行うものである
ため、構造も簡単になり、衝撃音や振動などが生じにく
くなる。

上述のように、本例の画像形成装置は、転写紙保持部
材によって転写紙端部の保持を行うとき、駆動源の一例
であるモータ14によって駆動させられることにより、カ
ムによる変位時の間隙δ_１より大きい間隙δ_２をもって
クリーニング部材８を転写ドラム周面から離隔変位させ
るクリーニング部材変位駆動手段を有しており、第１図
に示したギア15,ギア23,ワンウェイクラッチ22,軸21,カ
ム24及びカムフォロワ26などが、そのクリーニング部材
変位駆動手段の一例を構成している。

第５図は本実施例に対応したタイミングチャートの一
例であり、図中、転写ドラムホームポジションというの
は、転写紙保持部材４がクリーニングポジションに来た
ときの位置のことである。

〔発明の効果〕

本発明によれば、転写紙の保持を確実に行うことが可
能であり、しかもクリーニング部材の転写ドラムに対す
る接離タイミングを正確に設定することができるので、
接離前後におけるクリーニング不良が生じにくくなる。
更に、その接離に伴う振動や騒音などの発生を抑えるこ
とができ、このような一連の機能を簡単な構成で達成す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の画像形成装置に備えられるク
リーニング部材の接離構成部の斜視図、第２図はその要
部正面図、第３図はクリーニング時にクリーニング部材
が微小間隔で転写ドラムから離隔した状態を示す第２図
からの作用図、第４図はクリーニング部材が画像形成時
に転写ドラムから大きく離隔した状態を示す第２図から
の作用図、第５図は上記実施例に対応したタイミングチ
ャートである。 １……転写ドラム、４……転写紙保持部材 ５……転写紙、８……クリーニング部材

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】転写ドラムの母線方向に設けた転写紙保持
   部材により転写紙端部を保持した状態で、転写紙を転写
   ドラム周面に巻き付け、この巻き付けた転写紙に潜像担
   持体上に形成したトナー像を転写する画像形成装置にお
   いて、 転写ドラム周面に対して当接、離隔する方向に変位自在
   に支持され、転写ドラム周面に当接して該周面をクリー
   ニングするクリーニング部材と、 前記クリーニング部材が転写ドラム周面に接して該周面
   のクリーニングを行うとき、クリーニング部材を回転駆
   動する駆動源と、 前記転写ドラムに設けられ、転写ドラム周面のクリーニ
   ング時、転写紙保持部材がクリーニング部材の部位を通
   過するとき、クリーニング部材を転写ドラムから離隔変
   位させるクリーニング部材変位駆動部と、 転写紙保持部材によって転写紙端部の保持を行うとき、
   前記駆動源によって駆動させられることにより、前記変
   位時の間隙より大きい間隙をもってクリーニング部材を
   転写ドラム周面から離隔変位させるクリーニング部材変
   位駆動手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。