JPH02169483A - エレベータの診断監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、計算機ベースのシステムの診断出力を監視す
る装置に関し、詳しくは、診断能力を高めた計算機ベー
スのエレベータ・コントローラを使用するエレベータの
診断監視装置に関する。

［従来の技術及び発明が解決しようとする課題］計算機
ベースのシステムが進歩し、その数が急増するにつれて
、関連するサービスについての新たな問題が増加してい
る。エレベータの場合が、その代表的な例である。ドア
ネらに付与された米国特許４，５６１，０９３号に記載
されているように、従来の技術では、サービス技術者が
この情報を要求するときに存在するエレベータの問題は
、オペレータのメインテナンス用工具（Ｏｐｅｒａｔｏ
ｒ　ｓ　Ｍａｉｎ−ｔｅｎａｎｃｅ　Ｔｏｏｌ　：　Ｏ
Ｍ　Ｔ　）によって抽出することが出来る。ＯＭＴを使
用して、ユーザーは、エレベータ・コントローラに診断
状態を求めるか、あるいは、その問題を複製して特定す
るように、動作することをエレベータに指令しなければ
ならない。

この方法は、過度に単純化したエレベータ制御について
は、良い方法である。しかし、さらに複雑なエレベータ
については、計算機ベースのエレベータ・コントローラ
に、複雑で高価な論理状態解析器（ｌｏｇｉｃ　５ｔａ
ｔｅ　ａｎａｌｙｚｅｒ）を設けて、上記の問題を診断
することが必要な場合がある。しかし、この解析器は、
エレベータ・コントローラの制御ソフトウェアに関する
知識を持った人によって操作されなければならない。即
ち、これは、エレベータのサービス技術者ではない。

この問題を解決するために、診断能力の高いエレベータ
診断が開発された。本出願人が所有するコステらに付与
された米国特許４，７５０，５９１号には、エレベータ
自体の内部で利用可能な信号を使用して、エレベータ昇
降かごの動作状態を判断することによって、エレベータ
を監視する方法及びその装置が開示されている。この技
術は、エレベータ昇降かごが、リンク（連結）した通常
の動作状態の閉ループ・シーケンシャルチェーン（ａ　
ｃｌｏｓｅｄｌｏｏｐ　５ｅｑｕｅｎｔｉａｌ　ｃｈａ
ｉｎ）内で、通常、状態毎に逐次動作することに基づく
ものである。結果として、正常又は異常動作状態への状
態変化の存在下で、選択されたメツセージ信号が供給さ
れる。これらの選択されたメツセージ信号は、エレベー
タ位置にある外部監視装置に送られる。

本発明は、計算機ベースのエレベータ・コントローラか
ら、診断能力の高い診断情報を抽出して記録し、この診
断情報を、有意味な方法で、興味のあるエレベータ作業
者に伝えることができるエレベータ診断監視装置を提供
することを目的とする。

［課題を達成するために手段及び作用］本発明によれば
、通常、連結した動作状態の閉ループ・シーケンス内で
、状態毎に逐次動作するエレベータ・システムの診断能
力の高い診断情報を示す多数の信号が、少なくとも一つ
の計算機ベースのエレベータ・コントローラから、診断
信号を処理できる信号処理手段に伝えられ、興味あるエ
レベータ作業者のために、有意味な方法で、視覚に訴え
、及び／又はハードコピー表示を行う。

また、本発明によれば、信号処理手段は、対応する参照
基準を示す多数の信号をエレベータ・コントローラに供
給し、この信号は、エレベータ・コントローラが一定の
エレベータ動作状態の発生を決定するために使用される
。

また、本発明によれば、少なくとも１つの昇降かごを有
し、昇降かごが、リンクした通常の動作状態の閉ループ
・シーケンシャルチェーンの状態毎に、通常逐次動作す
るエレベータシステムに使用するエレベータの診断監視
装置において、各々のエレベータ昇降かごについて、 対応する多数のエレベータ・パラメータを示す多数の２
状態パラメータ信号の状態を監視する信号処理手段を有
し、この信号処理手段は、各々の変移判定基準がチェー
ンにおける通常の動作状態への変移又は異常な動作状態
への変移を示す変移判定基準を規定する１以上の検出パ
ラメータ信号を、単独で、又は組み合わせて、パラメー
タ信号状態を検出し、それによって、直前の動作状態か
ら１、又は直後の動作状態までの変移を規定する変移判
定基準の満足度を検出して、エレベータがいずれの動作
状態にあるかを決定し、対応する選択変移の存在下で、
選択メツセージ信号を供給し、各々のエレベータ昇降か
ごについて、 選択したパラメータ信号の状態変化を引き起こす最新の
選択数に応答して、最新のパラメータ信号の状態変化を
示す状態変化信号を記憶する動作状態バッファを有し、
この動作状態バッファは、選択メツセージ信号に応答し
て、記憶された状態変化信号に対応するバッファ・メッ
セージ信号を供給し、 各々のエレベータ昇降かごについて、 信号処理手段によって供給された選択メツセージ信号に
応答して、その信号を送信し、動作状態バッファによっ
て供給されたバッファ・メッセージ信号に応答して、そ
の信号を送信する通信手段を有し、 各々のエレベータ昇降かごの通信手段 に応答して、送信された選択メツセージ信号を解読し、
それを示す解読信号を供給するとともに、送信されたバ
ッファ・メッセージ信号を解読し、それを示す解読信号
を供給する監視通信手段を有し、 エレベータ昇降かごの信号処理手段の 各々によって監視された多数のパラメータに関する、パ
ラメータ値の変移判定基準に対応するパラメータ限界値
を示す信号を供給するユーザー入力手段を有し、 監視信号処理手段に応答する表示手段 と有し、 監視通信手段に応答して、解読された 選択メツセージ信号を示す信号を、所定の形式で表示す
るために表示手段に供給するとともに、解読されたバッ
ファ・メッセージ信号を示す信号を、所定の形式で表示
するために表示手段に供給する監視信号処理手段を有し
、この監視信号処理手段は、ユーザー入力手段に応答し
て、パラメータ限界値信号を示す信号を、所定の形式で
表示するために表示手段に供給し、パラメータ限界値信
号を示す信号を、送信用に監視通信手段に供給する。

ユーザー入力手段は、エレベータ昇降がごの信号処理手
段の各々によって監視された多数のパラメータについて
のパラメータ値の変移判定基準に対応するパラメータ限
界値を示す、多数の信号のキーボード入力を供給する手
段により構成することが出来る。また、監視信号処理手
段は、監視通信手段に応答して、解読された選択メツセ
ージ信号を示す信号を記憶するとともに、解読されたバ
ッファ・メッセージ信号を示す信号を記憶する手段によ
り構成することが出来る。さらに、監視通信手段は、監
視信号処理手段に応答して、選択メツセージ信号を示す
信号を、所定の形式でプリントアウトするために、ハー
ドコピープリントアウト装置に供給するとともに、バッ
ファ・メッセージ信号を示す信号を、所定の形式でプリ
ントアウトするために、ハードコピープリントアウト装
置に供給する手段により構成することが出来る。

［実施例コ 以下、添付図面を参照して、本発明の一実施例を説明す
る。

第１図において、コンピュータｌＯは、直列通信リンク
■２を介して、８つの計算機ベースのエレベータ・コン
トローラ１４．１５．１６．１７．１８．１９．２０及
び２工に接続されている。典型的なコンピュータＩＯは
、インターナショナル・ビジネスマシーン・コーポレー
ション（ＩＢＭ）製のラップトツブ型パーソナルコンピ
ュータ、あるいは、ＩＢＭ製のものと同様な他社のコン
ピュータ（即ちＩＢＭの［分岐糸（ｃｌｏｎｅｓ）　Ｊ
　）である。典型的な通信リンク１２は、周知のＲ５４
２２工業基準のものである。

各々のエレベータ・コントローラ１４．１５．１６．１
７．１８．１９．２０及び２１は、エレベータの昇降か
ごの動作を制御するソフトウェアををし、本出願人の所
有するコステらに付与された米国特許４，７５０．５９
１号に記載されているような方法によって、エレベータ
について詳細な診断を行う。即ち、コステらの特許には
、エレベータの昇降かごが、通常の動作状態の閉ループ
チェーンで動作するように設計された、エレベータの監
視方法及びその装置が開示されている。コントローラは
、多数の２状態パラメータ信号を監視する。

各々の信号は、対応する多数のエレベータ・パラメータ
の一つを示している。昇降かどの動作状態の識別は、直
前の動作状態からの変移、あるいは直後の動作状態への
変移を規定する変位判定基準の履行（満足度）を検出す
ることによって行なわれる。変移の検出は、それぞれ連
続的な動作状態中における通常の動作状態への変移、又
は異常な動作状態への変移を示す満足な変移判定基準を
規定する１以上のパラメータ信号を、単独で使用して、
あるいは組み合わせて、そのパラメータ信号の状態を検
出することによって達成される。エレベータ・コントロ
ーラは、対応する選択された変移の存在下に、選択され
たメツセージ信号を供給する。一定のパラメータ信号の
状態変化を生ずる最新の選択数が、動作状態バッファに
記憶され、選択されたメツセージ信号の一部として供給
される。

エレベータの動作監視結果として、コントローラのソフ
トウェアによって、重要なパラメータ信号の状態変化が
記録され、性能データの表示、警報・及び警戒のために
、これらの変化が分析される。

このような分析は、実際の動作状態のシーケンスを、予
め規定した有効な動作状態（エレベータの制御が正常な
場合）のシーケンスと比較することによって、異常を認
識させる。予め規定したシーケンスからの逸脱は、警報
（アラーム）状態、警戒（アラート）状態、及び、幾つ
かのシステム使用会計メツセージ（ｓｙｓｔｅ＋ａ　ｕ
ｓａｇｅ　ａｃｃｏｕｎｔｉｎｇｍｅｓｓａｇｅ）を示
す。他のシステム使用会計メツセージは、正常な動作状
態のシーケンスに不可欠である。性能データは、運転回
数及びドアの動作回数のようなデータから成る。警報メ
ツセージは、乗員が昇降かご内に閉じ込められている場
合の一定の運転停止状態に関係する。警戒メツセージは
、エレベータが性能基準以下で動作していること表示し
ている。

また、動作状態バッファの内容も警報及び警戒の一部と
して提供される。動作状態バッファは、コントローラに
内蔵され、最新の１００の動作状態、あるいは、警報又
は警戒状態に至るまでの重要な動作状態（即ち、重要な
パラメータ信号の状態変化）を記憶する。監視された最
新の１００の動作状態を記憶することは、故障対策（ト
ラブルシューティング）に特に有効である。

動作状態のモデルに従ってエレベータの昇降かごを監視
するとともに、選択された最新の動作状態の発生を記憶
させることは、エレベータに関する問題を診断するため
に有力な方法である。

上記コステらの米国特許の実施例では、状態機械モデル
（ｓｔａｔｅ　ｍａｃｈｉｎｅ　ｍｏｄｅｌ）によるエ
レベータシステムの監視を、計算機ベースのエレベータ
・コントローラによって行っている。コントローラによ
って、重要な変移パラメータ信号が検出され、記録され
ると、これらの信号は、警報状態、副標率性能状態（ｓ
ｕｂ−ｓｔａｎｄａｒｄ　ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅｃｏ
ｎｄｉｔｉｏｎｓ）　（警戒）、及びシステムの使用性
能状態のような重要な動作状態が存在するか否かについ
て分析される。その後、これらの状態を示す診断メツセ
ージは、エレベータ作業者に明示するために、特定のコ
ントローラの外部に設置されたコンピュータＩＯに送ら
れる。問題の状態を示す診断メツセージを外部のコンピ
ュータに送ることによって、計算機ベースのエレベータ
・コントローラのトラブルシューティングの方法を改善
出来る。

第２図は、第１図のコンピュータのブロック図である。

エレベータ・コントローラ１４．１５、Ｉ６．１７．１
８．１９．２０及び２１を互いに接続する通信リンク１
２は、コンピュータＩＯの内部の通信手段２５にも接続
されている。典型的な通信手段２５は、容易に入手可能
な専用デジタル回線の駆動機及び受信機集積回路を含む
。この集積回路は、テキサス・インストルーメンツ社、
あるいはモトローラ社などで販売されている。通信手段
２５は、エレベータ・コントローラ１４、Ｉ５．１６．
１７．１８．１９．２０及び２１のいずれかから、通信
ライン１２を介して送られたエレベータの診断情報を示
すメツセージを入力するために使用される。このメツセ
ージが入力されると、通信手段２５は、メツセージ信号
を解読し、解読したメツセージを示す信号を中央処理装
置（ＣＰＵ）２７に供給する。典型的なＣＰＵは、イン
テルモデル（Ｉｎｔｅｌ　Ｍｏｄｅｌ）　８０１８８マ
イクロプロセツサのような周知のマイクロプロセッサ集
積回路（ＩＣ）及び任意の支持Ｉ　Ｃ（ｓｕｐｐｏｒｔ
ＩＣｓ）　（例えば、割込み制御装置、ダイレクト・メ
モリ・アクセス・コントローラなど）を含む。

上記コステらの米国特許に記載された表ＩＩＩ　（本明
細書では表Ｉとして記載した）には、一定のエレベータ
の状態の診断に応答して、コンピュータ１０に伝えられ
る典型的なメツセージが挙げられている。例えば、エレ
ベータの昇降かごが昇降口に止まっていた場合であって
、ドアが閉じており、開扉コマンドがエレベータ・コン
トローラによって受信された場合に、エレベータの動作
状態の典型的なシーケンスと仮定する（上記コステらの
特許の第４（ａ）図を参照）。開扉コマンドが入力され
ると、エレベータ・コントローラのソフトウェアは、開
扉コマンドのない状態（ＳＯ）から、ドアが開いていて
ドア全閉パラメータ信号がＯＦＦである状態（Ｓ　ｌ　
）に変移するように変わる。次の正常動作状態（Ｓ２）
は、ドアが部分的に開いており、開扉コマンドに応答し
て開扉し続ける状態である。ドアが全開すると、ドアの
全開を示す状態（Ｓ３）に変移して、エレベータ・コン
トローラは、閉扉コマンドが入力されるのを待つ。

＄ｒ・八 閉扉コマンドが入力されると、ドアが部分的に開いてい
て閉扉コマンドに応答してドアが閉じる状態（Ｓ４）に
変移する。ドアが全閉しており、開扉コマンドが存在し
ない場合には、対応する状態（Ｓ５）に変移する。その
後、開扉コマンドが入力されると、開扉コマンドが既に
入力されていてドア全閉パラメータ信号がＯＦＦである
状ｆｉ（Ｓｌ）に変移する。この昇降かごのドア正常動
作状態の閉ループ・シーケンスは、エレベータの昇降か
ごが正常に動作するために期待されるシーケンスである
。

エレベータ・コントローラによって達成される出力機能
は、状態変化の各々に関係する。例えば、状態ＳＯから
状態Ｓ１に変移する場合には、ハードウェア又はソフト
ウェアに関係するタイマが始動する。その後、状態ＳＯ
で開扉コマンドが入力されたときから、中間状！１１！
Ｓｌ及びＳ２を経て、状！Ｓ３でドア全開状態が検知さ
れるまで、タイマは動作中である。状！Ｓ３に到達する
と、タイマの値は、開扉用に予め選択されたタイムリミ
ツトと比較される。このタイムリミツトが過ぎると、エ
レベータ・コントローラは、通信リンク１２を通じて、
コンピュータ１０内部の通信手段２５に、選択したメン
テナンス要求メツセージを送る。記載されたような特定
の状態に関して、メンテナンスメツセージ・サブタイプ
番号３０（表■参照）が送られる。また、特定のタイム
リミツト超過の発生回数に加え、エレベータ・コントロ
ーラによって実際のタイムリミツトと比較された現在の
タイムリミツト、不履行が起こった前回の時間、及びタ
イムリミツト超過の前回の発生時の昇降口を示す情報な
どの追加のデータワードも送られる。エレベータの診断
能力を高めるこれらのデータワードは、その後、コンピ
ュータデイスプレィ２９に表示するため、あるいは、外
部に接続したプリンタ３２によってハードコピープリン
トアウトするために、ＣＰＵ２７によって処理される。

ラップ・トップ型パーソナルコンピュータ用として典型
的なデイスプレィ２９は、液晶デイスプレィ技術を使用
した８０桁２５行キャラクタ・マトリックスから成る。

プリンタ３２は、通信リンク３４によって通信手段２５
に接続されている。プリンタ通信のために使用される典
型的なプロトコールは、周知のＲ８２３２シリアルタイ
プ、あるいは周知のセントロニクス（Ｃｅｎｔｒｏｎｉ
ｃｓ）並列通信のプロトコールである。プリンタは、様
々な周知のメーカー（沖データ、エプソン、東芝など）
によって製造されている周知のタイプ（例えば、ドツト
・マトリックス・レーザーなど）のプリンタを使用する
ことが出来る。通信リンク１２を通じて、いずれかのエ
レベータ・コントローラから送られたデータワードは、
将来の操作及び参照用として、記憶手段３６に記憶させ
ることも出来る。典型的な記憶手段３６は、幾つかのタ
イプの電子記憶媒体と、ＣＰＵ２７によって一時記憶及
び操作するための非持久性ランダム・アクセス・メモリ
（ＲＡＭ）と、持久性のフロッピーディスクタイプの磁
気記憶装置と、転送可能な記憶装置と、持久性の磁気ハ
ードディスク記憶装置と、高容量記憶装置とから成る。

即ち、本発明の装置は、システム設置中に、周期的評価
又は問題位置の分析に使用するものである。典型的な動
作シーケンスは、次の通りである。

エレベータのメンテナンス作業者が、エレベータ機械室
内、あるいはそれに隣接した所に、コンピュータ１０．
及び任意のプリンタ３２を配置する。

コンピュータＩＯは、通信リンク１２によって、８つ以
下の計算機ベースのエレベータ・コントローラ１４乃至
２１に接続される。典型的には、１８Ｍラップトツブ型
パーソナルコンピュータは、Ｒ２３２プロトコールを提
供する少なくとも一つの通信ボートと、セントロニクス
・パラレルプロトコールを提供する少なくとも一つの通
信ボートが設けられている。任意のプリンタ３２は、セ
ントロニクス・パラレルボート、あるいはＩＢＭコンコ
ンピュータＩＯ９２３２シリアルボートの一つに、直接
接続される。典型的なＲ５４２２プロトコールエレクト
ロニクスは、１８Ｍコンピュータに設けられていないの
で、一般に利用できるＲ８２３２／Ｒ５４２２アダプタ
を、ＩＢＭコンビュ−夕のＲ８２３２ボートの一つに接
続し、Ｒ５４２２通信リンク１２を提供するＲ５４２２
ケーブルをアダプタに接続する。

コンピュータ及びプリンタをエレベータ・コントローラ
に接続すると、コンピュータＩＯの動作を制御するソフ
トウェア・プログラムが、コンピュータ１０にロードさ
れる。典型的には、このソフトウェアは、１８Ｍコンピ
ュータ１０のシステムディスクドライブ（即ちｒＡＪド
ライブ）に配置されたフロッピーディスクに設けられて
いる。また、データフロッピーディスクは、１８Ｍコン
ピュータ１０の第２のディスクドライブ（即ちｒＢＪド
ライブ）にロードされる。コンピュータ１０及びプリン
タ３２には、電力が供給される。

パワーアップ後、このソフトウェアによって、構成プロ
グラム（コンフィギユレーションプログラム）又は監視
プログラムを選択することが、ユーザーに示される。構
成プログラムは、通常、エレベータ設置のパラメータを
入力することが望ましいとき、あるいはユーザーがファ
イル−ヒの構成（コンフィギユレーション）を確信して
いない場合、あるいは構成ファイルを編集することが望
ましい場合に実行される。監視プログラムは、通常、特
定のエレベータ設置に関する構成ファイルが確立されて
、ユーザーがいずれかのエレベータ・コントローラから
の情報を抽出したいと望む場合に、実行される。その後
の解釈及び／又は対話に関するユーザーへのすべてのデ
ータの表示は、デイスプレィ２９によって行われる。

構成プログラムを実行する場合に通常入力される情報に
は、位置の名称、ビルディング番号、昇降かごの数、及
び各々の昇降かどの機械番号が含まれる。この情報は、
１８Ｍコンピュータ１０のキーボード３８のキーストロ
ーク入力により、ユーザーによって入力される。

構成プログラムの他の特徴は、例えば、上記の開扉／閉
扉シーケンスにおいて、現在の開扉タイムリミツト（こ
れはドアが実際に開放されるタイムリミツトと比較され
る。）が、ユーザーによって選択できる多数の所定のパ
ラメータリミット値の一つであるということである。ユ
ーザーは、表Ｈに示すような、幾つかの典型的なエレベ
ータの動作パラメータを制限するための省略（不履行）
時の値に加えて、対応するパラメータの定義を修正する
ことを選択できる。選択した省略（不履行）時の値は、
キーボード３８とデイスプレィ２９を使用するユーザー
によって相互に入力される。第３図は、表Ｈに記載した
多数の典型的なエレベータ・パラメータを含む典型的な
コンピュータ表示面を示している。ユーザーが現在の値
を設定できるパラメータは、長方形で囲まれた中にある
。特定のエレベータ・コントローラは、一定のエレベー
タの状態を決定するために、現在の値を使用する。これ
らの値は、監視プログラムが入力されたときに、コンピ
ュータｌＯによって、通信リンク１２を介して、特定の
エレベータ・コントローラに送られる。

システム構成が完了すると、コンピュータ１０に接続さ
れた計算機ベースのエレベータ・コントローラ＋４乃至
２１のいずれかから、エレベータの診断情報を抽出でき
る、監視プログラムが入力される。この情報は、通常、
５００ミリ秒の間隔でコンピュータに送られる。

表Ｉ＋ パラメータ 星−艮 Ａｌｅｒｔ　Ｔｈｒｅｓｈｏｌｄ ＰＯＲＭｅｓｓａｇｅ　Ｅｎａｂｌｅ 割込み可能な場合、昇降かごに動力 が供給されているときは必ず警報を ０ｎｅ−Ｆｌｏｏｒ　Ｒｕｎ 発する。

Ｅｖｅｎｔ　Ｂｕｔｔｅｒ　ｗｉｔｈ　ＡｌｅｒｔｒＹ
Ｊを入力する場合、プログラム は、発生した各々の警戒に関する動 作状態バッファを貯える。

０ｎｅ−Ｆｌｏｏｒ　Ｒｕｎ ５ｔａｒｔ　Ｌａｎｄｉｎｇ Ｎｕｄｇｅ　Ｔｈｒｅｓｈｏｌｄ 注意を促すこと（ナッジング）が開 始される連続的な実行の最大許容数。

この数を越えた場合に、前扉又は後 扉の警戒を発する。

０ｎｅ−Ｆｌｏｏｒ　Ｒｕｎ Ｅｎｄ　Ｌａｎｄｉｎｇ Ｆ　Ｄｏｏｒ　Ｃ１ｏｓｅ Ｅｘｃｅｓｓｉｖｅ　Ｄｏｏｒ Ｃ１ｏｓｅ　Ｃｙｃｌｅｓ 閉扉時間が過度の場合の最大許容数。

この数を越えた場合に、前扉又は後 扉の警戒を発する。

ＲＤｏｏｒ　Ｃ１ｏｓｅ 後扉を閉じるための最大許容時間。

実際の時間がこの時間を越えると、 後扉の閉扉超過時間のカウンタが増 分される。

ＲＤｏｏｒ　Ｃｙｃｌｅ Ｆ　Ｄｏｏｒ　０ｐｅｎ 前扉の最大許容開扉時間。実際の時 間がこの時間を越えると、警戒を発 する。

Ｒｕｎ　Ｃｙｃｌｅ ＲＤｏｏｒ　０ｐｅｎ 後扉の最大許容開扉時間。実際の時 間がこの時間を越えると、警戒を発 する。

Ｎｏ　Ｃａｒ　Ｒｅ５ｐｏｎｓｅ Ｄｅｃｅｌｅｒａｔｉｏｎ 油圧式エレベータを停止させるため の最大許容時間。この時間を超過す ると、警戒を発する。

Ｆ　Ｄｏｏｒ　ｃｙｃｌｅ 前扉を完全な動作サイクルで動作さ せるための最大許容時間。実際の時 間がこの時間を超過すると、警報を Ｅｍｅｒｇｅｎｃｙ　Ｂｕｔｔｏｎ いずれかの警戒の発生の最大許容数。

この数を越えた場合に警報を発する。

「最初の昇降口」から「最後の昇降 口」までの１フロアの動作の監視時 間に関する最大許容時間。所定の時 間を越えると、警戒を発する。

監視される１フａアの動作の最初の 昇降口。

監視されるｌフロアの動作の最後の 昇降口。

前扉を閉じるための最大許容時間。

実際の時間がこの時間を越えると、 前扉の閉扉超過時間のカウンタが増 分（インクリメント）される。

発する。

後扉を完全な動作サイクルで動作さ せるための最大許容時間。実際の時 間がこの時間を超過すると、警報を 発する。

昇降かごの動作を完全な動作にする ための最大許容時間。実際の時間が この時間を越えると、警報を発する。

静止ドアの不履行（即ち、ドアが開 かないこと、昇降機のドアが連結し ないこと、又はドアに関するソフト ウェアの遮断）のクリアランスの最 大許容時間。時間内でトラブルが明 らかにならない場合には、警報を発 する。

最初の問題が検出されたときに緊急 Ｇｒｏｕｐ　Ｃｏｍａ　Ｄｅｌａｙ 停止ボタンを押した場合に、［Ｎ０ Ｃａｒ　Ｒｅ５ｐｏｎｓｅＪに関する最大許容時間。

群通信故障の遅延検出から、故障が 明らかになるまでの最大許容時間。

時間内にトラブルが明らかにならな い場合には、警報を発する。

監視プログラムを入力した後、デイスプレィ・スクリー
ン２９に、第４図に示すようなメインメニューが表示さ
れる。このメニューは、エレベータの高性能の診断デー
タを抽出し、記録し、又は転送するために、オペレータ
が人手可能な選択である。コンピュータ１０のソフトウ
ェアは、単一のキーストロークで大部分の選択が入力で
きるようになっている。例えば、監視プログラムを最初
に入力する場合には、ユーザーは、スクリーンに現れて
いるリストから、上述したように構成プログラムにおい
て開発された所望の位置構成ファイルを選択するために
、典型的には、機能キーＰＩを押す。この単一のキース
トローク入力のより、操作が容易になる。

ユーザーが適当な位置構成ファイルを選択した後、プロ
グラムの動作は、メインメニューに戻される。この点で
、ユーザーは、典型的に、２つの方法のうちの一つによ
って、エレベータ・コントローラからデータを抽出する
。エレベータ・コントローラに現在記憶されているヒス
トリーデータ（ｈｉｓｔｏｒｉｃａｌ　ｄａｔａ）が、
報告されたプログラム（例えば、作業者によって報告さ
れたエレベータの誤動作による）の診断において、いず
れかの値によって構成できる場合には、ユーザーは、こ
のような情報についてエレベータ制御システム（ＥＣ９
）ｐポーリングするために、「Ｆ３」を選択する。デー
タの意味が不明の（興味がない）場合には、ユーザーは
、コントローラからデータを「フラッシュ」（消去）す
るために、「Ｆ２」を選択する。フラッシュを選択した
後、ユーザーは、将来の判断のために、フラッシュされ
たデータを記憶手段３６のフロッピーディスク部に記憶
させることができ、消去することも出来る。また、フラ
ッシュを選択した場合に、データがフラッシュされるエ
レベータ昇降かどのコントローラの各々について入力さ
れた警報数又は警戒数を、デイスプレィ２９に表示する
ことも出来る。

現在のデータ（即ち、実時間動作）についてシステムを
ポーリングすることが望ましい場合には、ユーザーは、
最初に、記憶されたデータについてエレベータ・コント
ローラをフラッシュしてから、現在のデータにつ（，１
てコントローラをポーリングすべきである。ポーリング
操作の結果、スクリーンには、ポーリングされたエレベ
ータの昇降かごの様々な操作機能（例えば、モード、動
作、緊急ボタンの状況、昇降かどの位置、群状況など）
が表示され、その昇降かごについて、警報又は警戒状態
が存在するか否かが表示される。ポーリング操作中にエ
レベータ・コントローラからコンピュータＩＯに送られ
たデータは、必要ならば、将来の判断のために記憶手段
３６に記憶される。

ポーリング又はフラッシュ操作の結果が、警報又は警戒
状態を示している場合には、エレベータ・コントローラ
は、コントローラの動作状態バッファの内容をコンピュ
ータ１０に送る。第５図は、警報又は警戒状態の結果と
して、コントローラの動作状態バッファの典型的な内容
のコンピュータ・スクリーンを示している。エレベータ
・コントローラによって監視される幾つかの典型的なエ
レベータ・パラメータの状態変化を引き起こすための最
新のものが示されている。

エレベータ・コントローラの内容が、フラッシュ又はポ
ーリングされて、その後に、記憶手段３６に記憶される
と、ユーザーは、その結果記憶されたデータを見るため
に、幾つかの選択が可能である。ユーザーは、メインメ
ニューから「Ｒ５」を選択することによって、エレベー
タ・コントローラによりコンピュータ１０に送られた様
々なタイプの情報を表示させることが出来る。例えば、
警報、警戒及び動作状態バッファ、又は、性能データを
、デイスプレィ２９に表示させることができ、あるいは
、このデータを、ハードコピープリントアウトするため
に、プリンタ３２に送ることが出来る。結果として生じ
る警報又は警戒状態に関する動作状態バッファの内容が
、コンピュータ・スクリーン（第５図）に表示されるこ
とについて説明したが、警報又は警戒が存在しない動作
状態バッファを表示することも出来る。これは、フラッ
シュ又はポーリング操作を行って、各々の昇降かどのコ
ントローラに関するデータについて、生じた動作状態バ
ッファのページをめくるようなことはしないで、一つの
昇降かごのコントローラに関して一つの動作状態バッフ
ァが表示できる時間を記憶させることである。

第２の選択をした場合には、ユーザーは、警報又は警戒
とともに、警報又は警戒についての対応する原因を表示
させることが出来る。第６図は、警報表示、選択的な詳
細な警報の説明、及びそれについての可能な原因に関す
るコンピュータ・スクリーンについて示している。警戒
状態に関する表示も同様である。

また、ユーザーは、ポーリング中に集められたエレベー
タの性能データを表示させることも出来る。いずれかの
エレベータの昇降かごに関する性能データは、通常、ポ
ーリング・セツションの終わりに記憶される。第７図は
、エレベータ・コントローラのポーリング中に集められ
た典型的なエレベータ性能データに関するコンピュータ
・スクリーンを示している。警報、警戒及び動作状態バ
ッファに関する性能データを、プリントアウトすること
も出来る。

通信リンク１２を介してエレベータ・コントローラ１４
乃至２Ｉと通信し、Ｒ５２３２シリアル・インターフェ
イス又はセントロニクス・パラレル・インターフェイス
を介してプリンタ３２と通信し、キーボード３８を介し
てユーザーと対話し、エレベータの高性能の診断情報を
示す信号を記憶装置３６に記憶し、デイスプレィ２９の
デイスプレィ・スクリーンを処理するなどの、主なコン
ピュータ機能を制御するソフトウェアは、周知の方法に
よって実施することが出来る。ＩＢＭのようなメーカー
から、これら上記の機能を行うためのコンピュータ・デ
ィスク動作システム（ＤＯＳ）のソフトウェアに関する
、公開された情報を入手することが出来る。ＩＢＭのＤ
ＯＳと結合するコンピュータ・ソフトウェアは、ＩＢＭ
自身又は様々な販売店から通常入手できる様々なコンピ
ュータ言語（例えば、パスカル、アブセンブラなど）か
ら、設計者の選択により、書き込むことが出来る。

本明細書では、計算機ベースのエレベータ・コントロー
ラに具体化するとともに、前記コステらに付与された米
国特許に開示されたエレベータの監視方法及びその装置
に関連して、本発明の詳細な説明したが、本発明は、リ
ンク（結合）した通常の動作状態の閉ループ逐次チェー
ンの状態毎に、通常逐次動作する他のタイプのエレベー
タシステムに利用することが出来る。本発明が利用でき
るエレベータシステムは、満足な変移判定基準（各々の
判定基準は、チェーンにおける通常の動作状態への変移
又は異常な動作状態への変移を示す。）を規定する１以
上の感知されるシステム・パラメータ信号を単独で、又
は組み合わせて、システムのパラメータ信号状態を検出
することにより、直前の動作状態から、あるいは直後の
動作状態までの変移を規定する変移判定基準の満足度を
検出して、いずれの動作状態であるかを決定し、対応す
る選択された変移の存在の下に、選択されたメツセージ
信号を提供するものである。

上述したように、コンピュータ１０と多数のエレベータ
・コントローラ１４乃至２１との間の通信リンクは、周
知のＲ９４２２通信プロトコールによって提供すること
が出来る。しかし、どのようなシリアル又はパラレル通
信プロトコールも使用することができ、プロトコールの
選択は、物理的環境のような基準、及びシステムコント
ローラ及びコンピュータに利用できる通信インターフェ
イスに依存する。また、８つのエレベータ・コントロー
ラからエレベータの高性能の診断情報を抽出し、記録し
、送るために、ＩＢＭラップトツブ型パーソナルコンピ
ュータが使用されているが、エレベータ・コントローラ
を周知のタイプの市販のコンピュータに接続することも
出来る。また、一般に人手できる電子部品、あるいは、
ゲート・アレイやプログラム可能な論理素子のような注
文設計の部品を使用して、本発明の装置設計又は製造す
ることも出来る。

［発明の効果］ 上述したように、本発明によれば、通常、リンクした動
作状態の閉ループ・シーケンス内で、状態毎に逐次動作
するエレベータ・システムの診断能力の高い診断情報を
示す多数の信号が、少くとも一つの計算機ベースのエレ
ベータ・コントローラから、診断信号を処理できる信号
処理手段に伝えられ、興味のあるエレベータ作業者のた
めに、有意味な方法で、視覚に訴え、及び／又はハード
コピーを表示を行うことが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、シリアル通信リンクを介して、高い診断能力
の計算機ベースの８つのエレベータ・コントローラに接
続された本発明のコンピュータを示す図、 第２図は、第１図のコンピュータのブロック図、第３図
は、多数の典型的なエレベータのパラメータを表示する
ためのコンピュータ・スクリーンを示す図、 第４図は、監視プログラム用の典型的なメインメニュー
を表示するためのコンピュータ・スクリーンを示す図、 第５図は、警報状態又は警戒状態の結果として、エレベ
ータ・コントローラの動作状態バッファの典型的な内容
のコンピュータ・スクリーンを示す図、 第６図は、警報表示に加えて、選択的な警報の詳細な説
明、及び警報に関する可能な原因に関するコンピュータ
・スクリーンを示す図、第７図は、エレベータ・コント
ローラのポーリング中に集められた典型的なエレベータ
の性能データに関するコンピュータ・スクリーンを示す
図である。 ０・・・コンピュータ ２・・・通信リンク ４〜２１・・・エレベータ・コントローラ５・・・通信
手段 ７・・・ＣＰＵ ９・・・デイスプレィ ２・・・プリンタ ４・・・通信リンク ６・・・記憶装置 ８・・・キーボード 手続補正書 （自発） 平成２年１月３１日 １、事件の表示 平成１年特許願第２８４６６３号 ２、発明の名称 エレベータの診断監視装置 東京都中央区明石町１番２９号掖済会ビル５、補正によ
り増加する請求項の数 「発明の詳細な説明」の欄 ７、補正の内容 （１）明細書の「特許請求の範囲」を別紙の通り補正す
る。 （２）明細書の「発明の詳細な説明」において、８頁５
行目から１１頁１６行目の「また、本発明によれば、・
・・・・・構成することが出来る。」を、下記のように
補正をする。 ［また、本発明によれば、少なくとも１つの昇降かごを
有するエレベータシステムに使用するエレベータの監視
装置を提供することができ、この監視装置は、 各々のエレベータ昇降かごに設けられ、対応する多数の
エレベータ・パラメータを示す多数の２状態パラメータ
信号の状態を監視するとともに、昇降かごがリンクした
通常の動作状態の閉ループ・シーケンシャルチェーンの
状態毎に通常逐次動作するエレベータの動作状態を、チ
ェーンにおける通常の動作状態への変移又は異常な動作
状態への変移を示す変移判定基準を規定する１以上の検
出パラメータ信号を単独又は組み合わせてパラメータ信
号状態を検出して、直前の動作状態から又は直後の動作
状態までの変移を規定する変移判定基準の満足度を検出
することによって、特定し、対応する被選択変移の存在
下で被選択メツセージ信号を供給する信号処理手段と、
各々のエレベータ昇降かごに設けられ、所定数の最新の
被選択パラメータ信号の状態変化に応答して、最新のパ
ラメータ信号の状態変化を示す状態変化信号を記憶する
とともに、被選択メツセージ信号に応答して、記憶され
た状態変化信号に対応するバッファ・メッセージ信号を
供給する動作状態バッファと、 各々のエレベータ昇降かごに設けられ、信号処理手段に
よって供給された被選択メツセージ信号に応答して、そ
の信号を送信するとともに、動作状態バッファによって
供給されたバッファ・メッセージ信号に応答して、その
信号を送信する通信手段と、 エレベータ昇降かごの通信手段の各々 に応答して、送信された被選択メツセージ信号を解読し
、それを示す解読信号を供給するとともに、送信された
バッファ・メッセージ信号を解読し、それを示す解読信
号を供給する監視通信手段と、エレベータ昇降かごの信
号処理手段の 各々によって監視された多数のパラメータに関して、パ
ラメータ値の変移判定基準に対応するパラメータ限界値
を示す信号を供給するユーザー入力手段と、 監視信号処理手段に応答する表示手段 と、 監視通信手段に応答して、解読された 被選択メツセージ信号を示す信号を、所定の形式で表示
するために表示手段に供給するとともに、解読されたバ
ッファ・メッセージ信号を示す信号を、所定の形式で表
示するために表示手段に供給し、ユーザー入力手段に応
答して、パラメータ限界値信号を示す信号を、所定の形
式で表示するために表示手段に供給し、パラメータ限界
値信号を示す信号を、送信用に監視通信手段に供給する
監視信号処理手段から構成することが出来る。 この場合、ユーザー入力手段は、各々のエレベータ昇降
かどの信号処理手段によって監視された多数のパラメー
タについてのパラメータ値の変移判定基準に対応するパ
ラメータ限界値を示す多数の信号のキーボード入力を供
給する手段から構成することが出来る。また、監視信号
処理手段は、監視通信手段に応答して、解読された被選
択メツセージ信号を示す信号を記憶するとともに、解読
されたバッファ・メッセージ信号を示す信号を記憶する
手段から構成することが出来る。さらに、監視通信手段
は、監視信号処理手段に応答して、被選択メツセージ信
号を示す信号を、所定の形式でプリントアウトするため
にハードコピープリントアウト装置に供給するとともに
、バッファ・メッセージ信号を示す信号を、所定の形式
でプリントアウトするためにハードコピープリントアウ
ト装置に供給する手段から構成することが出来る。 また、本発明によれば、エレベータ・コントローラの診
断信号出力がエレベータの動作状態を示す被選択メツセ
ージ信号を含み、各々の動作状態が、エレベータ・コン
トローラによって監視される１以上の被選択エレベータ
・パラメータ信号の各々の所定の論理状態によって規定
される変移判定基準の満足度に基づいて、各々のエレベ
ータの動作状態をコントローラによって決定し、診断信
号出力には、エレベータ・コントローラによって監視さ
れる１以上の被選択エレベータ・パラメータ信号のいず
れかの論理状態変化の発生を示す事象信号も含まれる、
エレベータ・コントローラの診断信号出力の監視装置を
提供することができ、この装置は、 エレベータ・コントローラによって監 視される１以上の被選択エレベータ・パラメータ信号の
各々についてのパラメータ値の変移判定基準に対応する
所望のパラメータ限界値を示す信号を供給するユーザー
入力手段と、 情報を視覚的に表示するデイスプレィ・スクリーンを有
する表示手段と、 被選択メツセージ信号を示す信号を、 デイスプレィ・スクリーン上に所定の形式で視覚的に表
示するために表示手段に供給するとともに、事象信号を
示す信号を、デイスプレィ・スクリーン上に所定の形式
で視覚的に表示するために表示手段に供給し、ユーザー
入力手段に応答して、所望のパラメータ限界値信号を示
す信号を、デイスプレィ・スクリーン上に所定の形式で
視覚的に表示するために表示手段に供給するとともに、
パラメータ限界値信号を示す信号をエレベータ・コント
ローラに伝達する監視信号処理手段から構成することが
出来る。 この場合、ユーザー入力手段は、所望のパラメータ限界
値を示す信号の各々の所望の値を示すキーボード入力信
号を供給する手段がら構成することが出来る。また、監
視信号処理手段は、被選択メツセージ信号を示す信号を
記憶するとともに、事象信号を示す信号を記憶する手段
から構成することが出来る。 さらに、本発明によれば、エレベータ・コントローラの
診断信号出力がエレベータの動作状態を示す被選択メツ
セージ信号を含み、各々の動作状態が、エレベータ・コ
ントローラによって監視される１以上の被選択エレベー
タ・パラメータ信号の各々の所定の論理状態によって規
定される変移判定基準の満足度に基づいて、各々のエレ
ベータの動作状態を前記エレベータ・コントローラによ
って決定し、診断信号出力には、コントローラによって
監視される１以上の被選択エレベータ・パラメータ信号
のいずれかの論理状態変化の発生を示す事象信号も含ま
れる、エレベータ・コントローラの診断信号出力の監視
方法を提供することができ、この方法は、 エレベータ・コントローラによって監 視される１以上の被選択エレベータ・パラメータ信号の
各々についてのパラメータ値の変移判定基準に対応する
パラメータ限界値を示す信号を供給する工程と、 パラメータ限界値信号を示す信号を所 定の形式で視覚的に表示する工程と、 パラメータ限界値信号を示す信号をエ レベータ・コントローラに送信する工程と、被選択メツ
セージ信号を示す信号を供 給する工程と、 被選択メツセージ信号を示す信号を所 定の形式で視覚的に表示する工程と、 事象信号を示す信号を供給する工程と、事象信号を示す
信号を所定の形式で視 覚的に表示する工程から構成することが出来る。 この場合、この方法が、さらに、パラメータ限界値を示
す前記信号の各々の所望の値を、キーボードによって入
力する工程を含むことも出来る。 また、この方法は、さらに、被選択メツセージ信号を示
す信号を記憶する工程と、事象信号を示す信号を記憶す
る工程を含むことも出来る。」［別紙］ ２、特許請求の範囲 （１）　　少なくとも１つの昇降かごを有するエレベー
タシステムに使用するエレベータの監視装置において、 各々のエレベータ昇降かごに設けられ、対応する多数の
エレベータ・パラメータを示す多数の２状態パラメータ
信号の状態を監視するとともに、昇降かごがリンクした
通常の動作状態の閉ループ・シーケンシャルチェーンの
状態毎に通常逐次動作するエレベータの動作状態を、チ
ェーンにおける通常の動作状態への変移又は異常な動作
状態への変移を示す変移判定基準を規定する１以上の検
出パラメータ信号を単独又は組み合わせてパラメータ信
号状態を検出して、直前の動作状態から又は直後の動作
状態までの変移を規定する変移判定基準の満足度を検出
することによって、特定し、対応する被選択変移の存在
下で被選択メツセージ信号を供給する信号処理手段と、
各々のエレベータ昇降かごに設けられ、所定数の最新の
被選択パラメータ信号の状態変化に応答して、最新のパ
ラメータ信号の状態変化を示す状態変化信号を記憶する
とともに、前記被選択メツセージ信号に応答して、前記
記憶された状態変化信号に対応するバッファ・メッセー
ジ信号を供給する動作状態バッファと、 各々のエレベータ昇降かごに設けられ、前記信号処理手
段によって供給された前記被選択メツセージ信号に応答
して、その信号を送信するとともに、前記動作状態バッ
ファによって供給された前記バッファ・メッセージ信号
に応答して、その信号を送信する通信手段と、 前記エレベータ昇降かどの通信手段の 各々に応答して、前記送信された被選択メツセージ信号
を解読し、それを示す解読信号を供給するとともに、前
記送信されたバッファ・メッセージ信号を解読し、それ
を示す解読信号を供給する監視通信手段と、 前記エレベータ昇降がごの信号処理手 段の各々によって監視された前記多数のバラメー夕に関
して、パラメータ値の変移判定基準に対応するパラメー
タ限界値を示す信号を供給するユーザー入力手段と、 前記監視信号処理手段に応答する表示 手段と、 前記監視通信手段に応答して、前記解 読された被選択メツセージ信号を示す信号を、所定の形
式で表示するために前記表示手段に供給するとともに、
前記解読されたバッファ・メッセージ信号を示す信号を
、所定の形式で表示するために前記表示手段に供給し、
前記ユーザー入力手段に応答して、前記パラメータ限界
値信号を示す信号を、所定の形式で表示するために前記
表示手段に供給し、前記パラメータ限界値信号を示す信
号を、送信用に前記監視通信手段に供給する監視信号処
理手段とから成ることを特徴とする、エレベータの監視
装置。 （２）前記ユーザー入力手段は、前記各々のエレベータ
昇降かどの信号処理手段によって監視された前記多数の
パラメータについてのパラメータ値の変移判定基準に対
応するパラメータ限界値を示す前記多数の信号のキーボ
ード入力を供給する手段から成ることを特徴とする請求
項１項記載の装置。 （３）前記監視信号処理手段が、前記監視通信手段に応
答して、前記解読された被選択メツセージ信号を示す信
号を記憶するとともに、前記解読されたバッファ・メッ
セージ信号を示す信号を記憶する手段から成ることを特
徴とする請求項１項記載の装置。 （４）前記監視通信手段が、前記監視信号処理手段に応
答して、前記被選択メツセージ信号を示す信号を、所定
の形式でプリントアウトするためにハードコピープリン
トアウト装置に供給するとともに、前記バッファ・メッ
セージ信号を示す信号を、所定の形式でプリントアウト
するためにハードコピープリントアウト装置に供給する
手段から成ることを特徴とする請求項１項記載の装置。 （５）エレベータ・コントローラの診断信号出力がエレ
ベータの動作状態を示す被選択メツセージ信号を含み、
各々の動作状態が、前記エレベータ・コントローラによ
って監視される１以上の被選択エレベータ・パラメータ
信号の各々の所定の論理状態によって規定される変移判
定基準の満足度に基づいて、各々のエレベータの動作状
態を前記コントローラによって決定し、前記診断信号出
力には、前記エレベータ・コントローラによって監視さ
れる１以上の被選択エレベータ・パラメータ信号のいず
れかの論理状態変化の発生を示す事象信号も含まれる、
エレベータ・コントローラの診断信号出力の監視装置に
おいて、 前記エレベータ・コントローラによっ て監視される１以上の被選択エレベータ・パラメータ信
号の各々についてのパラメータ値の変移判定基準に対応
する所望のパラメータ限界値を示す信号を供給するユー
ザー入力手段と、 情報を視覚的に表示するデイスプレィ・スクリーンを有
する表示手段と、 前記被選択メツセージ信号を示す信号 を、前記デイスプレィ・スクリーン上に所定の形式で視
覚的に表示するために前記表示手段に供給するとともに
、前記事象信号を示す信号を、前記デイスプレィ・スク
リーン上に所定の形式で視覚的に表示するために前記表
示手段に供給し、前記ユーザー入力手段に応答して、前
記所望のパラメータ限界値信号を示す信号を、前記デイ
スプレィ・スクリーン上に所定の形式で視覚的に表示す
るために前記表示手段に供給するとともに、前記パラメ
ータ限界値信号を示す信号を前記エレベータ・コントロ
ーラに伝達する監視信号処理手段とから成ることを特徴
とする、エレベータ・コントローラの診断信号出力を監
視する装置。 （６）前記ユーザー入力手段は、所望のパラメータ限界
値を示す前記信号の各々の所望の値を示すキーボード入
力信号を供給する手段から成ることを特徴とする請求項
５項記載の装置。 （７）前記監視信号処理手段が、前記被選択メツセージ
信号を示す信号を記憶するとともに、前記事象信号を示
す信号を記憶する手段から成ることを特徴とする請求項
５項記載の装置。 （８）エレベータ・コントローラの診断信号出力がエレ
ベータの動作状態を示す被選択メツセージ信号を含み、
各々の動作状態が、前記エレベータ・コントローラによ
って監視される１以上の被選択エレベータ・パラメータ
信号の各々の所定の論理状態によって規定される変移判
定基準の満足度に基づいて、各々のエレベータの動作状
態を前記エレベータ・コントローラによって決定し、前
記診断信号出力には、前記コントローラによって監視さ
れる１以上の被選択エレベータ・パラメータ信号のいず
れ・かの論理状態変化の発生を示す事象信号も含まれる
、エレベータ・コントローラの診断信号出力の監視方法
において、 前記エレベータ・コントローラによっ て監視される１以上の被選択エレベータ・パラメータ信
号の各々についてのパラメータ値の変移判定基準に対応
するパラメータ限界値を示す信号を供給する工程と、 前記パラメータ限界値信号を示す信号 を所定の形式で視覚的に表示する工程と、前記パラメー
タ限界値信号を示す前記 信号を前記エレベータ・コントローラに送信する工程と
、 前記被選択メツセージ信号を示す信号 を供給する工程と、 前記被選択メツセージ信号を示す信号 を所定の形式で視覚的に表示する工程と、前記事象信号
を示す信号を供給する工 程と、 前記事象信号を示す前記信号を所定の 形式で視覚的に表示する工程とから成ることを特徴とす
る、エレベータ・コントローラの診断信号出力の監視方
法。 （９）前記方法が、さらに、パラメータ限界値を示す前
記信号の各々の所望の値を、キーボードによって入力す
る工程から成ることを特徴とする請求項８項に記載の方
法。 （１０）前記方法が、さらに、前記被選択メツセージ信
号を示す前記信号を記憶する工程と、前記事象信号を示
す前記信号を記憶する工程とから成ることを特徴とする
請求項８項に記載の方法。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも１つの昇降かごを有し、昇降かごが、
   リンクした通常の動作状態の閉ループ・シーケンシャル
   チェーンの状態毎に、通常逐次動作するエレベータシス
   テムに使用するエレベータの診断監視装置において、 各々のエレベータ昇降かごについて、 対応する多数のエレベータ・パラメータを示す多数の２
   状態パラメータ信号の状態を監視する信号処理手段を有
   し、該信号処理手段は、各々の変移判定基準がチェーン
   における通常の動作状態への変移又は異常な動作状態へ
   の変移を示す変移判定基準を規定する１以上の検出パラ
   メータ信号を、単独で、又は組み合わせて、パラメータ
   信号状態を検出し、それによって、直前の動作状態から
   、又は直後の動作状態までの変移を規定する変移判定基
   準の満足度を検出して、エレベータがいずれの動作状態
   にあるかを決定し、対応する選択変移の存在下で、選択
   メッセージ信号を供給し、各々のエレベータ昇降かごに
   ついて、 選択したパラメータ信号の状態変化を引き起こす最新の
   選択数に応答して、最新のパラメータ信号の状態変化を
   示す状態変化信号を記憶する動作状態バッファを有し、
   該動作状態バッファは、選択メッセージ信号に応答して
   、記憶された状態変化信号に対応するバッファ・メッセ
   ージ信号を供給し、 各々のエレベータ昇降かごについて、 信号処理手段によって供給された選択メッセージ信号に
   応答して、その信号を送信し、動作状態バッファによっ
   て供給されたバッファ・メッセージ信号に応答して、そ
   の信号を送信する通信手段を有し、 各々のエレベータ昇降かごの通信手段 に応答して、送信された選択メッセージ信号を解読し、
   それを示す解読信号を供給するとともに、送信されたバ
   ッファ・メッセージ信号を解読し、それを示す解読信号
   を供給する監視通信手段を有し、 エレベータ昇降かごの信号処理手段の 各々によって監視された多数のパラメータに関する、パ
   ラメータ値の変移判定基準に対応するパラメータ限界値
   を示す信号を供給するユーザー入力手段を有し、 監視信号処理手段に応答する表示手段 と有し、 監視通信手段に応答して、解読された 選択メッセージ信号を示す信号を、所定の形式で表示す
   るために表示手段に供給するとともに、解読されたバッ
   ファ・メッセージ信号を示す信号を、所定の形式で表示
   するために表示手段に供給する監視信号処理手段を有し
   、該監視信号処理手段は、ユーザー入力手段に応答して
   、パラメータ限界値信号を示す信号を、所定の形式で表
   示するために表示手段に供給し、パラメータ限界値信号
   を示す信号を、送信用に監視通信手段に供給することを
   特徴とする、エレベータの診断監視装置。
2. （２）前記ユーザー入力手段は、エレベータ昇降かごの
   信号処理手段の各々によって監視された多数のパラメー
   タについてのパラメータ値の変移判定基準に対応するパ
   ラメータ限界値を示す、多数の信号のキーボード入力を
   供給する手段から成ることを特徴とする、請求項１項記
   載の装置。
3. （３）前記監視信号処理手段が、監視通信手段に応答し
   て、解読された選択メッセージ信号を示す信号を記憶す
   るとともに、解読されたバッファ・メッセージ信号を示
   す信号を記憶する手段から成ることを特徴とする、請求
   項１項記載の装置。
4. （４）前記監視通信手段が、監視信号処理手段に応答し
   て、選択メッセージ信号を示す信号を、所定の形式でプ
   リントアウトするために、ハードコピープリントアウト
   装置に供給するとともに、バッファ・メッセージ信号を
   示す信号を、所定の形式でプリントアウトするために、
   ハードコピープリントアウト装置に供給する手段から成
   ることを特徴とする、請求項１項記載の装置。