JPH04153176A

JPH04153176A - エレベータの監視・制御装置

Info

Publication number: JPH04153176A
Application number: JP2275231A
Authority: JP
Inventors: Kenzo Tateno; 舘野　健三
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1990-10-16
Filing date: 1990-10-16
Publication date: 1992-05-26
Also published as: US5162623A; CN1060827A; KR940009413B1; CN1024913C; KR920007913A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、エレベータの運転状態を遠隔で監視・制御
する装置、特に停電時にかごの最終停止位置を検出する
ためにバフテリーでバックアップする方式を改良した監
視・制御装置に関するものである。

［従来の技術］エレベータは、そのかごの走行に従って発生されるパル
スを加減カウントすることにより、そのかご位置を検出
するデジタル位置制御が一般的となっている。エレベー
タのかご位置の表示は、かご内や乗場では停電時に消え
ても問題はないが、監視盤では停電時でも消えずに保持
されることが要求される。また、エレベータが走行中に
停電が発生した場合には、表示処理が終った後もかごが
かなり空走するため、エレベータの表示位置と停止位置
はずれることがある。

これに対し、特開昭５３−７３７５６号公報には停電発
生後エレベータのかごが完全に停止するまで表示処理を
行い、最終停止位置を検出するためにバッテリーでバッ
クアップする方式が開示されていＺまた、特開平１−２
５６４７７号公報にはエレベータ制御装置と監視盤のデ
ータ授受を直列伝送にて行うシステムにおいて、伝送制
御の一部に表示データ部用処理機能を追加し、バッテリ
ーでバックアップする方式が開示されている。

［発明が解決しようとする課Ｂ］従来のエレベータの監視・制御装置におけるかご位置の
表示はエレベータ制御装置ごとにバノデリー・バックア
ップが必要であり、またエレベータ制御装置と監視盤の
間にかご位置表示データ伝送用信号線がエレベータ制御
装置ごとに必要であり、従って高価になるという課題が
あった。

この発明は、このような課題を解決するためになされた
もので、エレベータ制御装置ごとにバ・７テリー・バッ
クアップする必要がなく、かつ監視盤とのデータ伝送用
信号線を設ける必要もない安価なエレベータの監視・制
御装置を得ることを目的としている。

［課題を解決するための手段］この発明に係るエレベータの監視・制御装置は、少なく
とも１個のエレベータ制御装置と、監視盤と、これらエ
レベータ制御装置および監視盤を相互接続する電力線と
を備え、前記監視盤にはバッテリーでバックアップされ
かつ前記電力線に接続されたインバータ電源を設け、前
記各エレベータ制御装置には、その内部回路に通常電源
を供給する第１！源、前記電力線に接続されかつ前記内
部回路に前記第１電源の停電時、電源を供給する第２’
！源、およびこれら第１電源と第２電源のどちらが電源
を供給すべきかを制御する制御手段を設け、そして前記
各エレベータ制御装置と前記監視盤の両方に、かご位置
やエレベータ制御などのデータの授受を、前記電力線を
通した直列伝送にて行う信号変換制御手段を設けたもの
である。

［作　用］この発明において、エレベータ制御装置の内部回路には
、停電時、監視盤から電源が供給され、かごの最終停止
位置は検出され、このかご位置データはその他のエレベ
ータ制御データと共に電力線を通して監視盤へ伝送され
て表示される。

［実施例コ以下、この発明の一実施例を図面について説明する。

第１図は、この発明に係るエレベータの監視・制御装置
の一実施例を示すブロック図である。監視・制御装置は
、同一構成の少なくとも１個例えば２個のエレベータ制
御装置（１０）および（２ｏ）と、１個の監視ＩＪｌ（
３０）と、これらエレベータ制御装置（ｔｏ）、　（２
０）と監視盤（３ｏ）とを相互接続する電力線（４０）
とを備えている。

エレベータ制御装置（１０月よ、がご（図示しないの走
行に従ってパルスを発生するパルスジェネレータ（Ｐ−
Ｇ）（１１）と、このパルスジェネレータ（１１）の出
力側に接続されてその発生パルスを加減カウントするか
ご位置カウント（１２）と、エレベータを制御する信号
を発生するエレベータ制御部（１３）と、かご位置カウ
ント（１２）の出方側に接続されると共にエレベータ制
御部（１３）と相互接続され、がご位置カウンタ（１２
）からの、がご位置を表わすデータと上述したエレベー
タ制御信号データとからかご位置の検出と監視盤（３０
）とのデータの授受とに関する制御を行う信号変換制御
手段としての監視盤用データ処理部（１４）と、この監
視盤用データ処理部（１４）と相互接続されると共に電
力線（４０）にも接続された公知の電力線搬送通信用イ
ンターフェイスである信号変換回路（１５）と、第１電
源例えば第１安定化Ｘ源（Ｉ６）、およびその出力側に
順方向に接続された策１ダイオード（１７）と、電力線
（４ｏ）に接続された第２１ｉ源例えば第２安定化電源
（１８）およびその出力側に順方向に接続された第２ダ
イオード（Ｉ９）とを有している。なお、第１ダイオー
ド（１７）と第２ダイオード（１９）はそのカソード同
士が一緒に接続されて第１安定化電源（１６）と第２安
定化電源（ｚ８）のどちらが内部回路（１１）、　（１
２）、　（１４）。

（１５）へ電源を供給すべきかを制御する制御手段にな
る。

監視盤（３０）は、データの入出力側処理を行うデータ
入出力処理部（３１）と、このデータ入出力処理部（３
１）と相互接続され、データの変換、解読処理を行う信
号変換制御手段としてのデータ伝送制御部（３２）と、
このデータ伝送制御部（３２）と相互接続されると共に
電力線（４０）にも接続された、エレベータ制御装置（
１０）中の信号変換回路（Ｉ５）と同様な信号変換回路
（３３）と、バッテリー（３４）と、このバッテリー（
３４）の正端子と出力線（４０）の間に接続され、バッ
チ１ｊ−０４）の直流を所定周波数の交流に変換するイ
ンバータ電源（３５）と、このインバータ電源（３５）
に接続され、停電発生時点から所定時間経過後に動作し
てインバータ電［（３５）を停止させる制御回路（３６
）とを有している。

第２図は、この発明で使用される伝送信号フォーマット
の一例を示す図である。第２図において、優先コードは
データ衝突時の優先度を決めるコード、制御コードはデ
ータの種別やデータ長等を決めるコード、そしてチエツ
クフードは伝送誤りをチエツクするためのフードであり
、伝送信号フォーマットは各エレベータ制御装置（１Ｇ
）、　（２０）と監視盤（３０）の間の信号伝送だけで
なく、複数個のエレベータ制御装置（１０）、　（２０
）間の信号伝送が可能なものならどんなものでも良い。

この発明に係るエレベータの監視・制御装置は上述した
ように構成されており、通常、監視盤（３０）では、そ
の内部回路（３１）〜（３３）ヘパ・ノテリー（３４）
の充電回路（図示せず）から電源を供給すると共に、こ
の充電回路からの直流がインバータ電源、（３５）で交
流に変換された後も電力線（４０）を通してエレベータ
制御装置（，１０）、（２０）に供給されている。一方
、エレベータ制御装置（１０）では、その内部回路（１
１）、　（１２）、　（１４）、　（１５）へ第１安定
化電源（１６）からダイオード（１７）を通して電源を
供給している。

この状態において、パルスジェネレ−９（１１）はかご
の走行に応じたパルスを発生し、その数をかご位置カウ
ンタ（１２）がカウントしてかご位置データを作る。監
視盤用データ処理部（１４）は、このかご位置データか
らかごの位置を検出して監視盤（３０）に表示するため
の処理を行うと共に、エレベータ制御部（１３）からの
エレベータ制御データについても同様な処理を行い、こ
の処理結果を第２図に示した伝送信号フォーマットに変
換した後に信号変換回路（１５）を通して電力線（４０
）に出力する。

監視！！　（３０）では、電力線（４０）を通して伝送
されてきたこの信号を信号変換回路（３３）が受信し、
データ伝送制御部（３２）が解読処理し、そしてデータ
入出力処理部（３１）が表示する。

逆に、監視盤（３０）からの信号は、データ伝送制御部
（３２）で第２図の伝送信号フォーマットに変換された
後に信号変換回路（３３）から電力線（４０）を通して
相手先のエレベータ制御装置例えば（１０）に伝送され
る。

停電発生時つまり第１安定化電源（１７）が停電する時
に、監視盤（３０）では、バッテリー（３４）がバック
アップするため、内部回路（３１）〜（３３）はその機
能がなんら阻害されず、またインバータ電源（３５）は
電力線（４０）へ電源を供給し続ける。エレベータ制御
装置（１０）では、ダイオード（１７）および（１９）
によって第１安定化電源（１６）から第２安定化電源（
１８）へ電源が切り替えられ、電力線（４０）から第２
安定化電源（１８）および第２ダイオード（１９）を通
して内部回路（１１）、　（１２）、　（１４）、　（
１５）へ電源が供給され続けるので、かごが最終的に停
止するまでパルスジェネレータ（１１）、かご位置カウ
ンタ（１２）および監視用データ処理部（１４）により
かご位置が検出され、かご位置データは上述したように
信号変換回路（１５）から電力線（４０）を通して監視
盤（３０）に送信され、ここにかごの最終停止位置が表
示される。

停止発生時点から所定時間が経過すると、制御回路（３
６）がインバータ電源（３５）を停止させ、これにより
バッテリー（３４）の消耗を阻止する。なお、上述した
所定時間はエレベータが完全に停止するのに十分な時間
に設定することができる。。インバータ電源（３５）を
停止させると、エレベータ制御装置（１０）、　（２０
）と監視盤（３０）との信号伝送ができなくなるが、伝
送異常になる直前の受信データを監視盤（３０）に保持
するようにすれば、エレベータのかご位置を表示するの
はなんら支障がない。

［発明の効果］以上、詳しく説明したように、この発明は、少なくとも
１個のエレベータ制御装置と、監視盤と、これらエレベ
ータ制御装置および監視盤を相互接続する電力線とを備
え、前記監視盤にはバッテリーでバックアップされかつ
前記電力線に接続されたインバータ１ｉ＃を設け、前記
各エレベータ制御装置には、その内部回路に通常電源を
供給する第１電源、前記電力線に接続され−かつ前記内
部回路に前記第１電源の停電時、電源を供給する第２電
源、およびこれら第１電源と第２電源のどちらが電源を
供給すべきかを制御する制御手段を設け、そして前記各
エレベータｔｄｌ＃装置と前記監視盤の両方に、かご位
置やエレベータ制御などのデータの授受を、前記電力線
を通した直列伝送にて行う信号変換制御手段を設けたの
で、停電時のエレベータのかご位置を検出１表示させる
ためのバッテリーバックアップ電源を各エレベータ装置
ごとに設けてもよく、また電力線搬送通信を設けること
により各エレベータ制御装置と監視盤との間に高価なデ
ータ伝送用信号線を何本も配線する必要がなく、安価な
エレベータ監視・制御装置が得られるという効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第２図
はこの発明で使用される伝送信号フ寸−マットの一例を
示す図である。図において、（１０）と（２０）はエレベータ制御装置
、（１４）は監視盤用データ処理部、（１６）は第１安
定化電源、（１７）と（１９）はダイオード、（１８）
は第２安定化電源、（３０）は監視盤、（３２）はデー
タ伝送制御部、（３４）はバッテリー、（３５）はイン
バータ電源、（４０）は電力線である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）少なくとも１個のエレベータ制御装置と、監視盤
と、これらエレベータ制御装置および監視盤を相互接続
する電力線とを備え、前記監視盤にはバッテリーでバッ
クアップされかつ前記電力線に接続されたインバータ電
源を設け、前記各エレベータ制御装置には、その内部回
路に通常電源を供給する第１電源、前記電力線に接続さ
れかつ前記内部回路に前記第１電源の停電時、電源を供
給する第２電源、およびこれら第１電源と第２電源のど
ちらが電源を供給すべきかを制御する制御手段を設け、
そして前記各エレベータ制御装置と前記監視盤の両方に
、かご位置やエレベータ制御などのデータの授受を、前
記電力線を通した直列伝送にて行う信号変換制御手段を
設けたことを特徴とするエレベータの監視・制御装置。