JP2003300680A - エレベータシステムおよびその制御方法 - Google Patents

エレベータシステムおよびその制御方法

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JP2003300680A JP2002108390A JP2002108390A JP2003300680A JP 2003300680 A JP2003300680 A JP 2003300680A JP 2002108390 A JP2002108390 A JP 2002108390A JP 2002108390 A JP2002108390 A JP 2002108390A JP 2003300680 A JP2003300680 A JP 2003300680A
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Takao Suzuki
孝夫 鈴木
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B3/00Applications of devices for indicating or signalling operating conditions of elevators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/0006Monitoring devices or performance analysers
    • B66B5/0037Performance analysers

Abstract

(57)【要約】 【課題】プログラムおよびその開発装置の専門知識を必
要とせず、簡便な操作方法でデータの設定を行うことを
可能とし、エレベータシステムに関する多くの情報を分
かりやすく表示する。 【解決手段】エレベータシステムを制御する制御盤22
に、エレベータシステム全体を制御するコンピュータ基
板40と、該コンピュータ基板40の記憶部データを表
示するタッチパネル機能付きのモニタ46とを設ける。
モニタ画面44上に表示される擬似ボタンを用いて制御
データを入力する。モニタ画面44には、各階の階高を
表示する階高画面、かご室内操作盤66と類似の操作を
可能にする盤内呼画面、各種の機能設定を行う機能画
面、故障表示を行う第1故障表示画面、各種のデータを
表示するデータ一覧画面等が表示され、これらの画面上
において基づいて必要なデータを入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータシステ
ムおよびその制御方法に関し、特に、エレベータシステ
ムの制御を行う制御盤において、検出データの表示およ
び制御データの入力を行うエレベータシステムおよびそ
の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なエレベータシステムは、基本的
なシステムとして、人または荷物を載せるかご室と、滑
車を介して前記かご室とワイヤで結ばれたつり合いおも
りと、滑車を回転させるモータと、エレベータシステム
全体の制御を行う制御盤とを有する。
【0003】モータは、制御盤内のインバータにより制
御され、滑車の回転、停止の制御や速度制御が可能であ
り、滑車を回転することによりかご室を昇降させる。
【0004】モータの回転軸には、エンコーダが設けら
れており、該エンコーダはモータの回転量を制御盤内の
コンピュータへ供給する。コンピュータは、エンコーダ
から供給された信号に基づいてモータを制御する。
【0005】このコンピュータは、基板上に設けられた
マイコンであり、モニタやキーボードなどの、所謂、マ
ンマシンインタフェースは備えられていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記制御盤には、前記
エンコーダの他に、かご室内呼ボタン、乗り場ボタン、
各種リミットスイッチおよびセンサ等の出力信号が入力
信号として供給される。これらのボタン、スイッチおよ
びセンサ類の入力信号は、コンピュータにおいて処理さ
れる。
【0007】ところで、メンテナンス員が信号を観察す
る場合には、コンピュータ基板上のLEDなどを点灯さ
せるという手段を用いることとなり表示される情報量が
少なく、しかも視認性、操作性に不都合がある。従っ
て、エレベータシステムの状態を適確に診断することが
困難であり、メンテナンスに支障をきたしている。
【0008】例えば、コンピュータが故障を検出した場
合であっても、その表示はLEDを点灯させるなどの手
段に頼らざるを得ず、表示する故障種類の数が制限され
るとともに、その表示形態も故障の有無だけを表示す
る。従って、故障頻度および故障回数などは表示できな
い。
【0009】一方、エレベータシステムの運転には種々
の制御データが設定されている。制御データのうち省エ
ネルギー運転時間などについては、ビル管理者が適宜変
更することが望ましい。また、いたずら防止データ、音
声合成データ、地震感知検出方法などについては、メン
テナンス員が、現場において適宜変更できることが望ま
しい。しかしながら、これらの制御データは、制御プロ
グラムのソースコード中に記述されているので、プログ
ラム言語を理解した開発者等、専門知識を有した者のみ
が変更可能である。しかも変更する手順としては、ソー
スコードの記述、ソースコードのコンパイルおよびコン
パイルデータの転送等を順に行うこととなり手順が複雑
である。また、これらの処理のために専用端末を用意す
る必要がある。
【0010】本発明は、このような課題を考慮してなさ
れたものであって、プログラム言語およびその開発装置
の専門知識を必要とせず、簡便な操作方法でデータの設
定が可能で、且つ、システムに関する多くの情報を分か
りやすく表示することを可能にするエレベータシステム
およびその制御方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエレベータ
システムは、かご室を昇降させるモータと、前記かご室
を含むシステムの運転状態を検出する運転状態検出器
と、前記モータを制御するとともに前記運転状態検出器
で検出された信号をデータ化する制御部と、前記制御部
に接続されまたは前記制御部内に設けられ、前記データ
化された検出データを表示するとともに前記制御部で用
いられる制御データを入力するモニタとを有し、前記制
御データは、前記モニタの備えるタッチパネル機能また
はポインティングデバイス機能により入力されることを
特徴とする。
【0012】運転状態検出器とは、具体的には、エレベ
ータシステムの状態を検出する各種のセンサ、スイッチ
および入力装置などである。
【0013】上記の構成によれば、タッチパネル機能ま
たはポインティングデバイス機能を用いることにより、
簡便な操作方法でデータの設定が可能で、且つ、システ
ムに関する多くの情報を分かりやすく表示することがで
きる。また、画面上の擬似ボタンやテンキーに触れるこ
とによって所定のデータを入力することができるので、
プログラム言語およびその開発装置の専門知識が不要と
なる。従って、ビル管理者やメンテナンス員が容易に操
作することができる。
【0014】この場合、前記モニタの画面には、前記検
出データを表示する複数の検出データ表示画面が選択的
に表示されるようにしてもよい。
【0015】また、前記モニタの画面には、前記制御デ
ータを入力する複数の制御データ入力画面が選択的に表
示されるようにしてもよい。
【0016】このように複数の画面を選択的に表示させ
て、操作を分かりやすくすることができ、しかも多くの
情報を表示または入力させることができる。
【0017】前記検出データは故障データを含み、前記
検出データ表示画面には、前記故障データの故障種類名
と故障検出回数が表示されるようにしてもよい。
【0018】前記検出データは、前記かご室の位置、速
度、加減速度、着床誤差、運転回数または稼動時間の少
なくとも1つのデータとしてもよい。
【0019】前記制御データは、満員通過設定、超負荷
設定、待機階設定、いたずら操作防止機能設定、音声案
内機能設定、地震感知検出設定、最高速度設定、加速度
設定、減速度設定、省エネルギーモード時間設定、戸開
延長時間設定、ドアトルク保持時間設定またはブレーキ
遅延時間設定の少なくとも1つのデータとしてもよい。
【0020】前記モニタの画面に、前記かご室の速度曲
線をグラフ形式で表示すると、運転状態を把握しやす
い。
【0021】前記モニタはパスワード入力機能を有し、
入力されたパスワードにより、表示する画面を制限し、
または、前記制御データの入力を制限するようにする
と、操作する人を選別することができ、不正操作を防止
することができる。
【0022】前記制御部は時計機能を有し、該時計機能
の示す時刻により異なる制御を行うようにしてもよい。
【0023】また、本発明に係るエレベータシステム
は、かご室を昇降させるモータと、前記かご室を含むシ
ステムの運転状態を検出する運転状態検出器と、前記モ
ータを制御するとともに前記運転状態検出器で検出され
た信号をデータ化する制御部と、前記制御部に接続され
または前記制御部内に設けられるモニタとを有するエレ
ベータシステムにおいて、前記制御部は、前記モニタの
表示画面を制御するとともに前記モータの回転により前
記かご室の昇降最高速度を30〜600[m/min]
に制御する1枚のコンピュータ基板を有することを特徴
とする。
【0024】このような構成により、コンピュータ基板
の共通化と、在庫の削減を図ることができる。また、コ
ンピュータ基板は1枚なので、制御盤内を簡便な構成に
することができる。
【0025】さらに、本発明に係るエレベータシステム
の制御方法は、かご室を昇降させるモータと、前記かご
室を含むシステムの運転状態を検出する運転状態検出器
と、前記モータを制御するとともに前記運転状態検出器
で検出された信号をデータ化する制御部と、前記制御部
に接続されまたは前記制御部内に設けられるモニタとを
有するエレベータシステムの制御方法において、前記制
御データを入力する入力ステップと、前記制御データに
基づいて前記モータを回転させる回転ステップと、前記
かご室の運転状態を検出する検出ステップと、データ化
された検出データを前記モニタの画面に表示する表示ス
テップとを有し、前記入力ステップでは、前記モニタの
備えるタッチパネル機能またはポインティングデバイス
機能により前記制御データを入力することを特徴とす
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るエレベータシ
ステムおよびその制御方法について、好適な実施の形態
を挙げ、添付の図1〜図17を参照しながら説明する。
【0027】図1および図2に示すように、本実施形態
に係るエレベータシステム10は、人および荷物を載せ
るかご室12を含むシステムである。このエレベータシ
ステム10は、かご室12の他、滑車14を介して前記
かご室12とワイヤ16で結ばれたつり合いおもり18
と、滑車14を回転、停止させるモータ20と、エレベ
ータシステム10全体の制御を行う制御盤(制御部)2
2とを有する。さらに、エレベータシステム10は、後
述する各階制御基板68、階床インジケータ70、呼ボ
タン72、スイッチ73および図示しない荷重センサ、
地震検出センサ等を有する。
【0028】かご室12は、ワイヤ16により2つのガ
イドレール24a、24bに沿って昇降を行い、つり合
いおもり18は、ガイドレール24c、24dに沿って
昇降を行う。
【0029】かご室12の前面には、左右に開閉するか
ご室扉26が設けられており、このかご室扉26は、制
御盤22の制御により各階の乗り場扉28と連動して開
閉する。
【0030】前記モータ20の回転軸には回転量を検出
するエンコーダ30が備えられており、該エンコーダ3
0が検出した信号は制御盤22に供給される。制御盤2
2内に設けられたコンピュータ基板40は、エンコーダ
30からインバータ54およびインタフェース基板58
を通じて供給された信号に基づいて、かご室12の高さ
および動作速度を検出することが可能である。
【0031】かご室12内のかご室制御基板64と制御
盤22とは、下方に弛みを持つテールコード32と配線
ダクト34とを経由して通信する。また、各階制御基板
68と制御盤22とは、通信線を経由して通信する。
【0032】図2に示すように、制御盤22は、制御盤
22の全体の制御を行う制御手段としてのコンピュータ
基板40と、該コンピュータ基板40の動作を監視する
監視基板42と、タッチパネル式の表示装置であり液晶
のモニタ画面44(単に画面ともいう。)を有するモニ
タ46とを有する。また、制御盤22は、3相交流の電
源48を投入および遮断する遮断器50と、インバータ
54で発生するノイズを除去するノイズフィルタ52
と、モータ20の回転を制御するインバータ54と、イ
ンバータ54の出力ノイズを除去してモータ20に電力
を供給するノイズフィルタ56とを有する。さらに、制
御盤22は、前記コンピュータ基板40とインバータ5
4との間に設けられ、信号の受け渡しを行うインタフェ
ース基板58と、該インタフェース基板58およびモー
タ20との間に設けられ、モータ20の制動を行うブレ
ーキ基板60と、前記電源48から直流電源を生成する
電源回路62とを有する。
【0033】コンピュータ基板40は、かご室12内に
設けられたかご室制御基板64と接続されており、該か
ご室制御基板64を介してかご室内操作盤66を制御す
ることが可能である。また、かご室制御基板64は、所
定のセンサおよびスイッチの信号を検出する。例えば、
かご室扉26の開閉に連動して動作するスイッチ67の
状態を検出し、コンピュータ基板40へ通信する。な
お、図2においては、便宜上、かご室制御基板64、か
ご室内操作盤66およびスイッチ67がかご室12とは
別体に示されているが、実際は一体となっている。
【0034】さらに、コンピュータ基板40は、各階制
御基板68の1つと接続されており、各階制御基板68
は各階ごとに直列に接続することにより、コンピュータ
基板40と相互通信を行うことができる。
【0035】各階制御基板68は、各階に設けられた階
床インジケータ70および呼ボタン72の制御を行う。
また、各階制御基板68は、所定のセンサまたはスイッ
チの信号を検出する。例えば、乗り場扉28の開閉に連
動して動作するスイッチ73の状態を検出し、コンピュ
ータ基板40へ通信する。
【0036】監視基板42は、所謂、ウォッチドッグ機
能を持ち、該ウォッチドッグ機能によりコンピュータ基
板40が正常に動作しているか否かを確認する。コンピ
ュータ基板40が動作していないときには、警報通知や
その他所定の対応処置を講じる。
【0037】モニタ46は、コンピュータ基板40の入
出力装置としての機能を持ち、コンピュータ基板40上
のRAM94(図3参照)、フラッシュメモリ96等に
記憶されているデータを表示する。また、モニタ46
は、タッチパネル(またはタッチスクリーンともい
う。)の機能を持ち、モニタ画面44に指で直接触れる
ことによりデータを入力することができ、入力されたデ
ータはコンピュータ基板40に供給される。タッチパネ
ルの方式は感圧式および静電式等があり、使用条件およ
び設計条件により適当なものを選定すればよい。タッチ
パネルは、キーボードのような機械的スイッチがないの
で耐環境性に優れる。また、モニタ画面44に直接触れ
て操作するので、入力操作の習熟が不要であり、直感的
な操作が可能である。
【0038】さらに、モニタ46は、省電力モードの機
能を有する。つまり、一定時間入力がないときにはモニ
タ画面44の表示を消し、再度モニタ画面44に触れる
と画面が表示される。これにより、電力消費の低減が図
られる。また、モニタ46は、画面が再表示されたとき
には、最後に操作を行った画面と同一の画面が表示され
るレジューム機能(スタンバイ機能またはレジューム機
能ともいう。)を有する。モニタ46は、液晶型のモニ
タなので、画面表示時も電力消費が少ない。
【0039】入力装置はタッチパネル式に限らず任意の
ポインティングデバイス(画面上での入力位置や座標を
指定する入力機器であり、具体的には、マウス、トラッ
クパッド、トラックボール等である。)を用いてもよ
い。
【0040】インタフェース基板58は、コンピュータ
基板40およびブレーキ基板60と信号の授受を行う。
また、インタフェース基板58は、インバータ54に対
してはフォトカプラなどの絶縁素子を介して信号の授受
を行ので、信頼性および耐ノイズ性に優れる。インタフ
ェース基板58は、前記エンコーダ30の信号をインバ
ータ54を介して検出する。検出したエンコーダ30の
信号を、コンピュータ基板40へ供給する。
【0041】ブレーキ基板60は、モータ20の回転を
制動する機能を持ち、半導体リレーおよび機械式リレー
を組み合わせて構成しており、静粛な切換動作音および
高寿命を実現している。
【0042】電源回路62は、交流から直流電源を生成
するものであり、コンピュータ基板40、監視基板4
2、インタフェース基板58で使用するロジック回路用
の低電圧と、モニタ46で使用する24[V]電圧とを
生成してそれぞれ供給する。
【0043】制御盤22は、かご室12の積載荷重を検
出する荷重センサ(図示せず)および地震検出センサ
(図示せず)等と接続されている。
【0044】図3に示すように、コンピュータ基板40
は、バス80に種々の素子が接続されており、各素子は
マイコン82により制御される。マイコン82は、記憶
部であるROM84を有し、該ROM84に記憶された
プログラム86に従って動作する。また、コンピュータ
基板40は、かご室制御基板64および各階制御基板6
8と通信を行う第1通信回路88と、モニタ46と通信
を行う第2通信回路90と、インタフェース基板58と
通信を行う第3通信回路92とを有する。第1〜第3通
信回路88、90、92は、シリアル通信形式であるの
で、各通信用のハーネスは条数が少ない。さらに、コン
ピュータ基板40は、マイコン82で用いるデータを一
時的に記憶するRAM94と、電源断時にもデータを記
憶保持するフラッシュメモリ96と、エンコーダ30の
信号等をカウントするカウンタ98と、マイコン82に
時刻信号を与える時計100とを有する。
【0045】カウンタ98は、高速カウントが可能なも
のであり、かご室12の速度が低速から高速の各範囲に
おいて、正確に速度および位置(高さ)をカウントする
ことができる。記憶部であるRAM94およびフラッシ
ュメモリ96は、制御データおよび故障データを記憶す
るのに十分な記憶容量を有する。
【0046】コンピュータ基板40は、このような素子
を有することから、低層から高層のいかなるビルにも適
用可能であり、また、昇降速度が低速から高速のいかな
る型式のモータ20にも適用可能である。具体的には、
昇降最高速度の基準値として30、45、60、90、
105、120、150、180、210、240、3
60、600[m/min]等の速度に対応可能であ
る。
【0047】従って、コンピュータ基板40は、種々の
エレベータシステムに適用可能であり、基板の共通化お
よび在庫の削減を図ることができる。また、コンピュー
タ基板40は、1枚で高速運転から低速運転まで制御す
ることができるので、制御盤22内の構成が簡便にな
る。
【0048】図4に示すように、制御盤22はキュービ
クル型構造であり、メンテナンス時に操作するモニタ4
6、遮断器50、インバータ54および電源回路62
は、前面扉側に設けられている。これ以外の、例えば前
記インタフェース基板58等は裏面に設けられている。
制御盤22内の各機器は耐環境性を考慮し、防塵・防滴
構造とすると好適であり、具体的には、規格値IP64
(JIS−B6015参照)を満たすようにすると、粉
塵または結露等に対して高い信頼性を得ることができ
る。
【0049】次に、コンピュータ基板40の制御下にお
いて、モニタ46のモニタ画面44に表示される画面の
例について図5〜図17を参照しながら説明する。以下
の説明では、適用されるビルが16階である例について
示す。
【0050】モニタ画面44(図4参照)に表示される
画面は、図5に示すように、メイン画面200(図6も
参照)を基準とした階層構造をなしており、各画面上に
表示されるボタンに触れることにより画面遷移が行われ
る。なお、各画面上に表示されるボタンは、あくまでも
表示上の擬似ボタンであり、指で触れることにより前記
マイコン82に指示を与えるためのものである。
【0051】メイン画面200の下層には、5つの画面
が設けられている。すなわち、各階の階高を表示する階
高画面202(図7も参照)と、前記かご室内操作盤6
6と類似の操作を可能にする盤内呼画面204(図8も
参照)と、各種の機能設定を行う機能画面206(図9
も参照)と、故障表示を行う第1故障表示画面208
(検出データ入力画面、図14も参照)と、各種のデー
タを表示するデータ一覧画面210(検出データ表示画
面、図16も参照)が設けられている。
【0052】機能画面206の下層には、パスワードの
設定を行うパスワード画面211(図10A、図10B
も参照)と、主にメンテナンス員が操作する第1現場設
定画面212(制御データ入力画面、図11も参照)
と、補助設定を行う第1補助設定画面214(制御デー
タ入力画面、図12も参照)と、運転に関する制御時間
を設定する制御時間設定画面216(制御データ入力画
面、図13も参照)と、時計100(図3参照)の時刻
合わせを行う時刻設定画面217(制御データ入力画
面)とが設けられている。
【0053】第1現場設定画面212の下層には、複数
のサブ設定画面213が設けられており、第1補助設定
画面214の下層には、第2〜第4補助設定画面(制御
データ入力画面表示画面)218、220および222
が設けられている。
【0054】第1故障表示画面208の下層には、第2
〜第8故障表示画面(検出データ表示画面)224、2
26、228、230、232、234、236が設け
られている。
【0055】データ一覧画面210の下層には、かご室
12の運転に関するデータを表示する運転曲線画面23
8と、負荷に関する情報を表示する負荷補償画面240
と、運転速度に関するデータを表示する速度表示画面2
42と、かご室12の実際の昇降速度をグラフ形式で表
示させるグラフ画面244(図17も参照)とが設けら
れている。
【0056】なお、モニタ画面44にはこれら以外に
も、図示を省略する多くの画面が設けられており、種々
のデータの入力および表示が可能となっている。
【0057】図6に示すように、メイン画面200は、
かご室12の現在階を示す現在階表示部200aと、か
ご室12を上階へ移動させる指示を与える上昇指示ボタ
ン200bと、下階へ下降させる指示を与える下降指示
ボタン200cと、かご室扉26(図1参照)を開ける
扉開ボタン200dと、かご室扉26を閉める扉閉ボタ
ン200eと、時計100(図3参照)のデータに基づ
いて現在時刻を示す時刻表示部200fと、データの有
無を表示するデータレディ表示200gとを有する。
【0058】また、メイン画面200は、階高画面20
2(図7)を呼び出す階高ボタン200hと、盤内呼画
面204(図8)を呼び出す盤内呼ボタン200iと、
機能画面206(図9)を呼び出す機能ボタン200j
と、第1故障表示画面208(図14)を呼び出す故障
ボタン200kと、データ一覧画面210(図16)を
呼び出す一覧ボタン200Lとを有する。
【0059】このように、メイン画面200において
は、かご室12の基本動作の指示を与えることができる
ので、簡易的な動作確認を行うことができる。また、下
層の5つの画面に割り当てられた呼び出しボタン、つま
り階高ボタン200h、盤内呼ボタン200i、機能ボ
タン200j、故障ボタン200kおよび一覧ボタン2
00Lに触れることにより画面間の遷移を容易に行うこ
とができる。
【0060】図7に示すように、階高画面202は、各
階ごとに入力された高さを表示する階高データ表示部2
02aと、かご室12の現在の高さを表示する位置カウ
ンタ202bと、メイン画面200を呼び出す表紙ボタ
ン202cとを有する。
【0061】位置カウンタ202bの値により、かご室
12の正確な現在高さを確認することができる。
【0062】図8に示すように、盤内呼画面204は、
各階に応じた行先ボタン204aと、現在階を表示する
シングル階表示部204bと、停止可能階を表示するア
ドバンス階表示部204cとを有する。また、盤内呼画
面204は、メイン画面200を呼び出す表紙ボタン2
04dと、自動調整モードに移行する調整モードボタン
204eと、自動調整モード時に表示される開始ボタン
204fと、終了ボタン204gと、かご室12が各階
において停止したときの着床誤差を表示する着床誤差表
示部204hとを有する。
【0063】行先ボタン204aは、行先階を指示する
ためのボタンであり、その指示に応じてかご室12は昇
降を行う。かご室12の昇降に応じて、かご室12の位
置が、シングル階表示部204bによって示され、アド
バンス階表示部204cによって停止可能階が示され
る。具体的には、シングル階表示部204bおよびアド
バンス階表示部204cの丸マークのうちそれぞれ1つ
ずつが白丸「○」となってかご室12の現在階および停
止可能階が示される。図8に示す例では、行先階は9階
であり、かご室12は4階付近を上昇中である。また、
アドバンス階表示部204cについては、7階が白丸
「○」となっているので、5階および6階の行先ボタン
204aは無効である。この時点では、7階および8階
については停止可能であるので、7階または8階の行先
ボタン204aに触れることによりこれらの階にかご室
12を停止させることができる。
【0064】着床誤差表示部204hは、着床誤差、つ
まり設定された各階の高さとかご室12の高さとの誤差
を表示する部分である。この着床誤差は小さいことが好
ましい。
【0065】調整モードボタン204eに触れると、自
動調整のモードに移行し、開始ボタン204fおよび終
了ボタン204gが表示される。開始ボタン204fに
触れると、自動調整が開始される。自動調整は、任意の
階にかご室12を昇降させるという動作を連続して実行
するものであり、このときの着床誤差を計測しながら好
適な運転条件を設定する。自動調整実行中の着床誤差
は、着床誤差表示部204hに表示されるので、この値
が十分に小さくなったことを確認した後、終了ボタン2
04gに触れる。これにより自動調整が終了し、開始ボ
タン204fおよび終了ボタン204gは盤内呼画面2
04から消える。
【0066】図9に示すように、機能画面206は、種
々の点検およびテストを行うためのテストボタン206
aと、データの書き込みを実行するデータ書き込みボタ
ン206bと、メイン画面200へ戻るための表紙ボタ
ン206cと、データ一覧画面210を呼び出す一覧ボ
タン206dとを有する。また、機能画面206は、下
層の画面を呼び出すパスワードボタン206e、現場設
定ボタン206f、補助設定ボタン206g、時間設定
ボタン206hおよび時刻設定ボタン206iの5つの
ボタンを有し、それぞれのボタンに触れることによって
パスワード画面211、第1現場設定画面212、第1
補助設定画面214、制御時間設定画面216および時
刻設定画面217が呼び出される。
【0067】図10Aに示すように、パスワード画面2
11は、4つのパスワードの入力部、つまり第1パスワ
ード入力部211a、第2パスワード入力部211b、
第3パスワード入力部211cおよび第4パスワード入
力部211dを有する。また、パスワード画面211
は、メイン画面200へ戻る表紙ボタン211eと、パ
スワード変更のモード設定を行うモードボタン211f
とを有する。モードボタン211fは、初期状態におい
ては「変更」と表示されている。
【0068】第1パスワードは、主にビル管理者用のパ
スワードであり、制御時間設定画面216等の操作また
は表示を許可するものである。第2パスワードは、主に
メンテナンス員用のパスワードであり、第1故障表示画
面208、盤内呼画面204等の操作または表示を許可
するものである。第3パスワードは、工場出荷時の設定
用パスワードであり、ビルの階床数や各階の高さ等の入
力を許可するものである。第4パスワードは、開発者用
のパスワードであり、エレベータシステム10の制御に
固有の値に対して変更を許可するものである。
【0069】第1〜第4パスワードは、それぞれアクセ
ス権が昇順となっており、第4パスワードは全ての操作
が可能である。また、例えば、第3パスワードが正常に
入力されたときは第1および第2パスワードによる操作
も可能である。
【0070】このように第1〜第4パスワードによって
アクセスする画面を制限することができるので、不正操
作を防止することができる。
【0071】パスワード画面211において、モードボ
タン211fに触れると、図10Bに示すパスワードの
変更モードの画面となり、モードボタン211fは、
「変更終了」の表示に変わる。また、「0」〜「9」の
数字キーを含むテンキー250と括弧状の入力位置マー
ク211gとが表示される。
【0072】上カーソルキー250aおよび下カーソル
キー250bにより入力位置マーク211gを上下に移
動させ、入力または変更するパスワードとして第1〜第
4パスワード入力部211a〜211dのいずれか1つ
を選択する。入力位置マーク211gを所定の位置に移
し、「0」〜「9」の数字キーを用いてパスワードを入
力した後、ENTキー250cにより入力値を決定す
る。入力の途中でESCキー250dにより入力をキャ
ンセルすることができる。また、BSキー250eによ
り1文字後退させることができ、CLRキー250fに
より入力値をクリアさせることができる。パスワードの
入力を終了した後、モードボタン211fに触れること
により、変更モードを終了して図10Aに示す画面に戻
る。
【0073】なお、モードボタン211fは、各種デー
タの設定を行う画面に共通のボタンであり、例えば、第
1現場設定画面212(図11参照)のモードボタン2
12i、第1補助設定画面214(図12参照)のモー
ドボタン214m、制御時間設定画面216(図13参
照)のモードボタン216hも同様の機能を有する。す
なわち、これらのモードボタン212i、214m、2
16hに触れることによりテンキー250が表示され、
上記と同様の操作によって数値を入力することができ
る。
【0074】図11に示すように、第1現場設定画面2
12は、適用するビルの階床数を設定する階床数設定部
212aと、かご室12の昇降する最高速度を設定する
最高速度設定部212bと、かご室12の動作開始時の
加速度を設定する加速度設定部212cと、かご室12
の停止時の減速度を設定する減速度設定部212dとを
有する。また、第1現場設定画面212は、階床数、最
高速度、加速度および減速度のデフォルト値を与える初
期値ボタン212eと、サブ設定画面213(図5参
照)との画面間の遷移を行うための前頁ボタン212f
および次頁ボタン212gと、メイン画面200へ戻る
表紙ボタン212hと、設定値変更のモード設定を行う
モードボタン212iとを有する。
【0075】モードボタン212iにより、前記テンキ
ー250を表示させ、このテンキー250によって階床
数設定部212a、最高速度設定部212b、加速度設
定部212c、減速度設定部212dに値をそれぞれ入
力する。各入力部の左端には入力する数値の範囲が表示
されている。この表示の範囲外の値は、自動的に入力が
拒絶される。従って誤入力を防止することができる。ま
た、この表示によって入力値の範囲を確認することがで
きる。
【0076】なお、第1現場設定画面212(図5)の
下層には、第2現場設定画面に相当する複数のサブ設定
画面213が設けてあり、階床数、最高速度、加速度お
よび減速度以外の種々のデータについて設定が可能にな
っている。
【0077】図12に示すように、第1補助設定画面2
14は、満員通過機能で用いる閾値重量を設定する満員
通過設定部214aと、超負荷時に運転を停止させる閾
値重量を設定する超負荷設定部214bと、待機階を設
定する待機階設定部214cと、いたずら操作防止機能
(例えば、1人の乗員が全階の行先ボタンを押すという
操作を無効にする機能)の有無を選択するいたずら防止
設定部214dと、到着階案内等の音声案内機能の有無
を選択する音声案内設定部214eと、P波およびS波
の地震に対する運転停止機能の有効または無効を設定す
るP波地震感知検出部214fおよびS波地震感知検知
部214gとを有する。
【0078】また、第1補助設定画面214は、第2〜
第4補助設定画面218、220、222をそれぞれ呼
び出す呼び出しボタン214h、214i、214j
と、メイン画面200へ戻る表紙ボタン214kと、機
能画面206へ戻る機能ボタン214Lと、設定値変更
のモード設定を行うモードボタン214mとを有する。
【0079】モードボタン214mにより、前記テンキ
ー250を表示させることができるので、このテンキー
250によって各設定値を入力する。各入力部の左端に
は数値の制限範囲が表示されており、この範囲外の値は
自動的に入力が拒絶される。
【0080】図13に示すように、制御時間設定画面2
16は、音声案内を終了する時刻を設定する音声案内時
間設定部216aと、休止時にかご室12内の照明を消
灯するなどの省エネルギー状態に移行する時間を設定す
る省エネ時間設定部216bと、かご室扉26および乗
り場扉28(図1参照)の開状態の時間を設定する戸開
延長時間設定部216cと、かご室扉26および乗り場
扉28を閉じる際、閉じるトルクを保持する時間を設定
するドアトルク保持時間設定部216dと、ブレーキ時
間を変更し減速停止時の乗り心地を微調整させるための
ブレーキ遅延時間設定部216eとを有する。
【0081】また、制御時間設定画面216は、メイン
画面200へ戻る表紙ボタン216fと、機能画面20
6へ戻る機能ボタン216gと、設定値変更のモード設
定を行うモードボタン216hとを有する。
【0082】モードボタン216hにより、前記テンキ
ー250を表示させることができるので、このテンキー
250によって各設定値を入力する。各入力部の左端に
は数値の制限範囲が表示されており、この範囲外の値は
自動的に入力が拒絶される。
【0083】図14に示すように、第1故障表示画面2
08は、コンピュータ基板40によって検出された各種
の故障を、各故障ごとに発生回数を表示する故障表示部
208aと、下層の第2〜第8故障表示画面224、2
26、228、230、232、234、236をそれ
ぞれ呼び出す呼び出しボタン208b、208c、20
8d、208e、208f、208g、208hと、メ
イン画面200へ戻る表紙ボタン208iとを有する。
【0084】故障表示部208aには、エレベータシス
テム10において代表的な故障名が表示されており、各
故障名は一般的なメンテナンス員が容易に理解できる名
称で表示されている。例えば、「2.ドアSW」は、乗
り場扉28の開閉不良を示す故障であり、図14の例で
は1階から16階までの各階の乗り場扉28における開
閉不良の合計値が12回であることを示している。
【0085】また、「10.インダクタ不良」は、かご
室12の階床を検出するインダクタ(図示せず)に35
回の故障があったことを示している。
【0086】第1故障表示画面208の下層には、第2
〜第8故障表示画面224、226、228、230、
232、234、236が設けられており、これらの画
面により多数の故障について発生回数を表示するととも
に第1故障表示画面208の内容についてさらに詳細に
表示することができる。
【0087】例えば、図15Aに示すように、第2故障
表示画面224では、第1故障表示画面208における
「2.ドアSW」の故障について各階ごとに区別して表
示することができる。図15Aの例では、1階の乗り場
扉28に5回、3階の乗り場扉28に7回の故障があっ
たことが示されている。
【0088】また、図15Bに示すように、第4故障表
示画面228では、制御盤22内の故障について表示す
ることができる。図15Cに示すように、第5故障表示
画面230では、各種のスイッチ関連の故障について表
示することができる。図15Dに示すように、第8故障
表示画面236では、各階ごとの呼ボタン72(図2参
照)の故障について表示することができる。
【0089】このように、第1〜第8故障表示画面20
8、224、226、228、230、232、23
4、236により、多くの故障原因についてそれぞれ故
障発生回数を表示させることができるので、メンテナン
ス員は、これらの情報に基づいて具体的な故障原因を総
合的に、且つ、迅速に判断することができる。
【0090】なお、第1〜第8故障表示画面208、2
24、226、228、230、232、234、23
6に表示される故障回数は、コンピュータ基板40(図
4参照)上に設けられた小スイッチ(図示せず)を操作
することにより初期値「0」にリセットが可能である。
【0091】図16に示すように、データ一覧画面21
0は、かご室12の現在の高さを表示する位置カウンタ
210aと、遮蔽板内のパルス数を示すパルス表示部2
10bと、かご室12の実際の加速時間を表示する加速
時間表示部210cと、減速時間を表示する減速時間表
示部210dと、負荷補償入力値を表示する負荷補償表
示部210eと、かご室12の現在の速度を表示する現
在速度表示部210fとを有する。また、データ一覧画
面210は、かご室12が稼働した時間を積算表示する
稼動時間表示部210gと、運行した回数を示す運行回
数表示部210hとを有する。
【0092】さらに、データ一覧画面210は、運転曲
線画面238を呼び出す運転曲線ボタン210iと、負
荷補償画面240を呼び出す負荷補償ボタン210j
と、速度表示画面242を呼び出す速度表示ボタン21
0kと、グラフ画面244を呼び出すグラフボタン21
0Lとを有する。さらにまた、データ一覧画面210
は、メイン画面200へ戻る表紙ボタン210mと、機
能画面206を呼び出す機能ボタン210nとを有す
る。
【0093】図17に示すように、グラフ画面244
は、かご室12の速度の経時変化をグラフ形式で表示す
るグラフ表示領域244aと、メイン画面200へ戻る
表紙ボタン244bと、データ一覧画面210へ戻る一
覧ボタン244cとを有する。グラフ表示領域244a
は、横軸が時間、縦軸が昇降速度であり、所定のトリガ
信号によりかご室12の昇降速度がグラフ244dによ
って表される。このグラフ244dによって、かご室1
2の昇降動作を確認することができ、特に、加減速時に
おける乗り心地の適否を判断することができる。グラフ
表示領域244aには、かご室12の加減速度等を表示
させてもよい。
【0094】上記のように、モニタ画面44に表示され
る各画面は、階層構造に構成されているので、所用の画
面への移行が容易である。また、各層におけるすべての
画面において、操作を終了したときには表紙ボタン(例
えば、図7における表紙ボタン202c)に触れること
によって初期画面であるメイン画面200へ戻ることが
できる。さらに、上下層間の画面遷移以外に、関連する
画面を呼び出すボタンが設けられているので、画面遷移
操作が容易である。例えば、図9の機能画面206にお
いて、一覧ボタン206dに触れることによってデータ
一覧画面210を呼び出すことができる。
【0095】次に、このように構成されるエレベータシ
ステム10を運用および制御する方法について説明す
る。
【0096】まず、遮断器50(図2参照)を投入して
エレベータシステム10を起動させる。電源回路62
は、電源48から制御盤22内で用いる複数の直流電源
を生成して各機器に供給する。通常、遮断器50は投入
した状態にしておく。
【0097】電源が供給されたコンピュータ基板40
(図3参照)では、マイコン82がプログラム86に従
って起動し、制御盤22およびエレベータシステム10
の制御を行う。
【0098】モニタ46は、マイコン82の制御下にお
いて画面表示を行い、初期画面として、メイン画面20
0(図6参照)を表示する。
【0099】次に、調整員が、エレベータシステム10
に必須の制御データを入力する。必須の制御データと
は、適用するビルの仕様等のデータであり、具体的に
は、ビルの階床数、最高速度、加速度、減速度および各
階の高さ等である。
【0100】例えば、ビルの階床数を設定するために
は、機能画面206において現場設定ボタン206fに
触れて第1現場設定画面212を呼び出す。このとき、
画面上でパスワードの確認を求められるので、第1現場
設定画面212の操作が許可されるための第3パスワー
ドを入力する。第1現場設定画面212においては、モ
ードボタン212iに触れることによってテンキー25
0(図10B参照)を表示させ、このテンキー250の
操作によってビルの階床数等を入力する。入力したデー
タは、フラッシュメモリ96(図3参照)に記録される
ので、万一停電になった場合でもデータが消失すること
がない。基本的に、これ以外の入力データおよび故障デ
ータ等もフラッシュメモリ96に記録される。
【0101】また、第1補助設定画面214(図12参
照)における各種データの設定や、時計調整である時刻
設定画面217(図5参照)の設定等を行う。
【0102】次いで、調整員が、エレベータシステム1
0の自動調整を行う。具体的には、メイン画面200の
盤内呼ボタン200iに触れることによって盤内呼画面
204を呼び出す。このとき、画面上でパスワードの確
認を求められるので、盤内呼画面204の操作が許可さ
れるための第3パスワードを入力する。
【0103】盤内呼画面204においては、調整モード
ボタン204e、開始ボタン204fに順に触れること
によって自動調整が開始されかご室12が昇降する。着
床誤差表示部204hに表示される着床誤差が十分に小
さい値に収束したら終了ボタン204gに触れて自動調
整を終了し、この後、表紙ボタン204dに触れてメイ
ン画面200に戻る。自動調整によって設定された運転
条件のデータはフラッシュメモリ96に記録される。
【0104】自動調整終了後には、必要に応じてグラフ
画面244を表示し、かご室12の昇降速度を確認する
ようにしてもよい。
【0105】なお、第4パスワードに対応する調整は、
特に行う必要はない。なぜなら、第4パスワードに対応
するデータは、エレベータシステム10に固有の設計値
であり、通常はROM84に設定された初期値によって
運転されるからである。
【0106】次に、必要な制御データの入力および自動
調整が終了した後、エレベータシステム10の通常運転
が開始される。なお、モニタ46は、所定時間経過後に
自動的に省電力のスリープ状態になる。
【0107】エレベータシステム10の通常運転におい
ては、制御盤22およびモニタ46の操作は不要であ
る。すなわち、エレベータの利用者が、かご室内操作盤
66および呼ボタン72(図2参照)を操作し、この操
作を認識したコンピュータ基板40が、モータ20、か
ご室扉26および乗り場扉28を動作させることにより
エレベータシステム10を制御する。
【0108】エレベータシステム10の通常運転におい
て、コンピュータ基板40は、各種の異常を検出してそ
の回数をフラッシュメモリ96に記録する。例えば、乗
り場扉28の開閉に連動して動作するスイッチ73(図
2参照)の故障を各階ごとに検出し、故障が発生するた
びにその回数をカウントアップしてフラッシュメモリ9
6に記録する。
【0109】また、コンピュータ基板40は、制御盤2
2内で発生した異常、例えば、インバータ54やインタ
フェース基板58で発生した異常についても検出してそ
の回数をフラッシュメモリ96に記録する。
【0110】これらの故障のうち、重大な故障について
は、警報通知や運転停止など所定の対応処置を講じ、軽
微な故障については、発生回数を記録して運転を続行す
る。
【0111】次に、メンテナンス時においては、メンテ
ナンス員が故障データを確認する。具体的には、まず、
スリープ状態にあるモニタ46のモニタ画面44に触れ
て、画面を再表示させる。
【0112】次いで、メンテナンス時において、メンテ
ナンス員は、メイン画面200における故障ボタン20
0kに触れて第1故障表示画面208(図14参照)を
呼び出す。このとき、画面上でパスワードの確認を求め
られるので、第1故障表示画面208の操作が許可され
るための第2パスワードを入力する。
【0113】表示された第1故障表示画面208上で、
故障の有無を確認する。例えば、図14に示す例のよう
に「2.ドアSW」の項に故障発生回数が表示されてい
れば、いずれかの階のスイッチ73が故障していること
が分かるので、より詳細な第2故障表示画面224(図
15A参照)を確認することにより故障の階を特定す
る。このように、第1〜第8故障表示画面208、22
4、226、228、230、232、234、236
に表示される情報により故障個所を特定することができ
るので、メンテナンス作業を迅速に行うことができる。
【0114】また、故障表示は、その故障の種類ごとに
発生回数が表示されるので、修理を要するか否かの緊急
度を判断することができる。すなわち、軽微な故障でし
かも発生回数が少ない(例えば、1回)ときには、当面
の運転には支障がないので、故障修理の準備を整えた
上、次回のメンテナンス時に修理を行うようにしてもよ
い。
【0115】なお、故障の修理を行った後には、フラッ
シュメモリ96内に記録された故障カウント値をリセッ
トする。このリセットは、コンピュータ基板40(図4
参照)上に設けられた小スイッチを操作することにより
行われる。
【0116】また、メンテナンス員は、階高画面202
(図7参照)、データ一覧画面210(図16参照)お
よびその下層の画面において入力された制御データやか
ご室12の運転状態を確認するようにするとよい。
【0117】次に、ビル管理者が設定を変更する手順に
ついて説明する。従来のエレベータシステムにおいて
は、ビル管理者がエレベータシステムの設定を変更する
ことは困難であったが、省エネルギー運転時間、時刻設
定等は、ビル管理者が適宜変更することが好ましい。本
実施の形態に係るエレベータシステム10においては、
次のようにしてビル管理者が設定の変更を行うことがで
きる。
【0118】まず、スリープ状態にあるモニタ46のモ
ニタ画面44に触れて、画面を再表示させる。
【0119】次いで、メイン画面200における時刻表
示部200f(図6参照)を確認し、表示時刻に誤差が
あるときには、時刻設定画面217(図5参照)を呼び
出して、時刻設定を行う。このとき、画面上でパスワー
ドの確認を求められるので、時刻設定画面217の操作
が許可されるための第1パスワードを入力してから時刻
設定を行う。例えば、サマータイム制度のある国におい
て、サマータイムの実施時に時計機能の調整を行うよう
にするとよい。この場合、エレベータメーカの調整員ま
たはメンテナンス員が現場に赴くことなく、ビル管理者
が時計機能の調整を容易に行うことができる。
【0120】次に、所定の制御時間の設定を行うときに
は、機能画面206の時間設定ボタン206hに触れて
制御時間設定画面216を呼び出す。このとき、画面上
でパスワードの確認を求められるので、時刻設定画面2
17の操作が許可されるための第1パスワードを入力す
る。制御時間設定画面216においては、前記のとおり
音声案内時間設定部216a、省エネ時間設定部216
b、戸開延長時間設定部216c、ドアトルク保持時間
設定部216d、ブレーキ遅延時間設定部216eの設
定が可能である。
【0121】音声案内時間設定部216aにより、音声
案内を終了する時刻を設定することができるので、ビル
におけるテナントの業務終了時刻等に合わせて音声案内
機能の終了時間を適宜設定することができる。なお、こ
の音声案内時間の機能は、時刻設定画面217で調整さ
れた時計100(図3参照)の時間に基づいて実行され
る。
【0122】省エネ時間設定部216bにより、休止時
にかご室12内の照明を消灯するなどの省エネルギー状
態に移行する時間を設定することができるので、ビルの
節電計画等に対応することができる。
【0123】また、戸開延長時間設定部216c、ドア
トルク保持時間設定部216dおよびブレーキ遅延時間
設定部216eもビル管理上の都合や好みの乗り心地を
得るために適宜変更することができる。
【0124】なお、エレベータシステム10の実施形態
は上記の例に限ることなく、例えば、16階以上のビル
に適用されるものであってもよい。この場合、階床数が
表示される画面(例えば、図7の階高画面202)にお
いて、全階床数が1つの画面で表示できないときには、
複数の画面に分割して表示するとよい。
【0125】また、エレベータシステム10におけるか
ご室12は、1基に限ることなく、複数のかご室12を
有するシステムであってもよい。モニタ画面44には、
図5に示す画面の階層構造図、フローチャートまたはヘ
ルプ表示などを表示させて、操作者の操作を補助するよ
うにしてもよい。入力形態は、画面上の問いに対して
「YES」、「NO」等を用いた選択回答式にしてもよ
い。
【0126】さらに、本発明に係るエレベータシステム
およびその制御方法は、上述の実施の形態に限らず、こ
の発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採りう
ることはもちろんである。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るエレ
ベータシステムおよびその制御方法によれば、プログラ
ムおよびその開発装置の専門知識を必要とせず、簡便な
操作方法でデータの設定を行うことができるという効果
を達成することができる。また、システムに関する多く
の情報を分かりやすく表示することができるので、例え
ば、故障が発生した場合には、故障原因を総合的、且
つ、迅速に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るエレベータシステムの概略
一部省略斜視図である。
【図2】本実施の形態に係るエレベータシステムの概略
ブロック図である。
【図3】コンピュータ基板の概略ブロック図である。
【図4】前面扉を開いた制御盤の概略斜視図である。
【図5】モニタ画面に表示される画面の階層構造図であ
る。
【図6】メイン画面を示す説明図である。
【図7】階高画面を示す説明図である。
【図8】盤内呼画面を示す説明図である。
【図9】機能画面を示す説明図である。
【図10】図10Aは、パスワード画面を示す説明図で
あり、図10Bは、パスワード画面にテンキーが表示さ
れた状態を示す説明図である。
【図11】第1現場設定画面を示す説明図である。
【図12】第1補助設定画面を示す説明図である。
【図13】制御時間設定画面を示す説明図である。
【図14】第1故障表示画面を示す説明図である。
【図15】図15Aは、第2故障表示画面を示す説明図
であり、図15Bは、第4故障表示画面を示す説明図で
あり、図15Cは、第5故障表示画面を示す説明図であ
り、図15Dは、第8故障表示画面を示す説明図であ
る。
【図16】データ一覧画面を示す説明図である。
【図17】グラフ画面を示す説明図である。
【符号の説明】
10…エレベータシステム 12…かご室 20…モータ 22…制御盤 26…かご室扉 28…乗リ場扉 30…エンコーダ 40…コンピュー
タ基板 44…モニタ画面 46…モニタ 54…インバータ 82…マイコン 84…ROM 86…プログラム 96…フラッシュメモリ 98…カウンタ 100…時計 200…メイン画
面 202…階高画面 204…盤内呼画
面 206…機能画面 208…第1故障
表示画面 210…データ一覧画面 211…パスワー
ド画面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】かご室を昇降させるモータと、 前記かご室を含むシステムの運転状態を検出する運転状
    態検出器と、 前記モータを制御するとともに前記運転状態検出器で検
    出された信号をデータ化する制御部と、 前記制御部に接続されまたは前記制御部内に設けられ、
    前記データ化された検出データを表示するとともに前記
    制御部で用いられる制御データを入力するモニタとを有
    し、 前記制御データは、前記モニタの備えるタッチパネル機
    能またはポインティングデバイス機能により入力される
    ことを特徴とするエレベータシステム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のエレベータシステムにおい
    て、 前記モニタの画面には、前記検出データを表示する複数
    の検出データ表示画面が選択的に表示されることを特徴
    とするエレベータシステム。
  3. 【請求項3】請求項1記載のエレベータシステムにおい
    て、 前記モニタの画面には、前記制御データを入力する複数
    の制御データ入力画面が選択的に表示されることを特徴
    とするエレベータシステム。
  4. 【請求項4】請求項2記載のエレベータシステムにおい
    て、 前記検出データは故障データを含み、前記検出データ表
    示画面には、前記故障データの故障種類名と故障検出回
    数が表示されることを特徴とするエレベータシステム。
  5. 【請求項5】請求項1または2記載のエレベータシステ
    ムにおいて、 前記検出データは、前記かご室の位置、速度、加減速
    度、着床誤差、運転回数または稼動時間の少なくとも1
    つのデータであることを特徴とするエレベータシステ
    ム。
  6. 【請求項6】請求項1または3記載のエレベータシステ
    ムにおいて、 前記制御データは、満員通過設定、超負荷設定、待機階
    設定、いたずら操作防止機能設定、音声案内機能設定、
    地震感知検出設定、最高速度設定、加速度設定、減速度
    設定、省エネルギーモード時間設定、戸開延長時間設
    定、ドアトルク保持時間設定またはブレーキ遅延時間設
    定の少なくとも1つのデータであることを特徴とするエ
    レベータシステム。
  7. 【請求項7】請求項1記載のエレベータシステムにおい
    て、 前記モニタの画面には、前記かご室の速度曲線がグラフ
    形式で表示されることを特徴とするエレベータシステ
    ム。
  8. 【請求項8】請求項1記載のエレベータシステムにおい
    て、 前記モニタはパスワード入力機能を有し、入力されたパ
    スワードにより、表示する画面を制限し、または、前記
    制御データの入力を制限することを特徴とするエレベー
    タシステム。
  9. 【請求項9】請求項1記載のエレベータシステムにおい
    て、 前記制御部は時計機能を有し、該時計機能の示す時刻に
    より異なる制御を行うことを特徴とするエレベータシス
    テム。
  10. 【請求項10】かご室を昇降させるモータと、 前記かご室を含むシステムの運転状態を検出する運転状
    態検出器と、 前記モータを制御するとともに前記運転状態検出器で検
    出された信号をデータ化する制御部と、 前記制御部に接続されまたは前記制御部内に設けられる
    モニタとを有するエレベータシステムにおいて、 前記制御部は、前記モニタの表示画面を制御するととも
    に前記モータの回転により前記かご室の昇降最高速度を
    30〜600[m/min]に制御する1枚のコンピュ
    ータ基板を有することを特徴とするエレベータシステ
    ム。
  11. 【請求項11】かご室を昇降させるモータと、 前記かご室を含むシステムの運転状態を検出する運転状
    態検出器と、 前記モータを制御するとともに前記運転状態検出器で検
    出された信号をデータ化する制御部と、 前記制御部に接続されまたは前記制御部内に設けられる
    モニタとを有するエレベータシステムの制御方法におい
    て、 前記制御データを入力する入力ステップと、 前記制御データに基づいて前記モータを回転させる回転
    ステップと、 前記かご室の運転状態を検出する検出ステップと、 データ化された検出データを前記モニタの画面に表示す
    る表示ステップとを有し、 前記入力ステップでは、前記モニタの備えるタッチパネ
    ル機能またはポインティングデバイス機能により前記制
    御データを入力することを特徴とするエレベータシステ
    ムの制御方法。
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