JP3615175B2 - エレベーターの制御方法及び装置 - Google Patents

エレベーターの制御方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顧客引き渡し前に実施されるエレベーターの慣らし運転において、作業者をサポートする手段を備えたエレベーター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、顧客引き渡し前のエレベーターの点検は、各種管制運転の可否や数往復の試走行で済ます場合がほとんどである。また顧客引き渡し後におけるエレベーターの自動点検方法は、例えば特開平5−24759号公報には、遠隔箇所から、かごの走行動作開始直前に、かごドアが閉じていることを確認し、かご呼び、ホール呼びのチェックを行なって、共に呼びが無い時のみかご呼びを登録して、走行状態点検、着床レベル点検、ドア開閉状態点検等を行なうことが開示されている。また、特開2000−344436号公報には、遠隔でかご呼びを作成し走行時の加速度を検出し、エレベーターの乗り心地の良否を判断することが開示されている。さらに、特開平6−144736号公報には、休止スイッチを操作すると自動点検動作に移行し、異常があった場合には通信装置を介して監制センタへ通報することが提案されている
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、実際の初期故障要因としては、かごが振動する、ドアが軋む、時々呼びが解除される、あるいは非常停止する等が挙げられる。
【0004】
据付け完了段階では、継続して運転している訳ではなく、数時間運転して初めて起き始める現象があるが、長時間の慣らし運転は、作業者の負担が大きいだけでなく、時間と費用を要する。また、ノイズ等の要因によりマイコンが誤作動する場合は、数時間に1回だけ発生するなど、なかなか見つけ難いものである。
【0005】
一方、上述したエレベーターの自動点検に関する従来技術は、基本的に遠隔操作装置を設置する必要があり、据付け中などの過渡期には、まだ遠隔操作装置を設置する前の状態である場合が多く、また、遠隔操作装置を設置しない場合に自動点検運転ができないという欠点がある。
【0006】
本発明の第1の目的は、顧客引き渡し前のエレベーターの慣らし運転等に際して、作業者の負担を軽減できるエレベーターの制御方法又は制御装置を提供することである。
【0007】
本発明の第2の目的は、顧客引き渡し前のエレベーター状態を実据付け者が確実に把握でき、顧客引き渡し後の初期故障の発生を少なくすることである。
【0008】
本発明の第3の目的は、既存の点検スイッチやかご呼び釦を用いて、新たなスイッチその他の装置を必要とすることなく、慣らし運転を実現することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の特徴とするところは、エレベーターのかご内の所定のスイッチが予定の操作をされたことに応じて、複数モードの運転を一定時間繰返すことである。
【0010】
本発明の第2の特徴とするところは、所定の複数モードでエレベーターを運転させる手順を記憶する手段と、このエレベーターかご内の所定のスイッチが予定の操作をされたことに応じて、前記複数モードの運転を一定時間繰返させる運転制御手段を備えたことである。
【0011】
本発明の他の特徴とするところは、かご内運転盤のキーボックス内のスイッチのような既存のスイッチ及び/又はかご呼び釦が予定の操作をされたことに応じて、端階間直行運転モードと、サービス範囲内の全階に停止させる運転モードを含む複数モードの運転を一定時間繰返させる運転制御手段を備えたことである。
【0012】
本発明のその他の特徴とするところは、慣らし運転中に一般客の乗り込みを抑制するために、運転制御手段による複数モードの運転中に、ホール呼び応答を阻止し、かご内照明を消灯し、乗り場表示器の点灯を阻止し、又は乗り場への案内放送を停止することである。この場合、誤って乗り込んだ一般客を脱出させるため、かご呼びの登録は有効としておくことが望ましい。
【0013】
本発明のさらに他の特徴とするところは、複数モードの運転を一定時間繰返させる運転制御手段が、エレベーター制御装置内において擬似的にかご呼びを作成する手段を備えたことである。
【0014】
本発明の望ましい一実施態様においては、既存の点検スイッチとかご呼び最上階釦と最下階釦が所定の操作をされたことによって、各階停止運転及び階端間の直行運転を一定時間繰返す慣らし運転を開始し、慣らし運転中の一般客の乗込みを防止する為に、ホール呼び応答を阻止し、案内放送を禁止し、かご内照明を消灯する。この慣らし運転実行中にエレベーターの異常検出手段が動作したときは直ちに慣らし運転を終了させる慣らし運転中断手段を設け、この運転が終了後、かごの歪みやレールの据付け状態等の要因により発生するかご振動及び、戸開閉状態の異常動作及び、建屋内ノイズの影響によるエレベーター運転制御マイコンの誤作動の有無を確認することで、エレベーターの各機器の慣らし運転後の状態を確認可能としている。
【0015】
さらに具体的には、エレベーターの慣らし運転は、何れかの階でかご内に乗込み、かご内操作盤内の点検スイッチをオンさせた後、最上階及び最下階のかご呼びを同時に押下する操作にて開始する。これにより、ROM又はRAM等の記憶手段に予め設定記憶させた手順に基き、▲1▼最上階直行上昇運転、▲2▼最下階直行下降運転、▲3▼各階停止上昇運転、▲4▼各階停止下降運転を繰り返し運転し、これを所定時間継続する。また、この際、ホール呼びは無効となり、かご内照明もOFFし、本運転中にかご内に乗込むのを防止するとともに、もし、かご内に乗込んだとしても、行先階の登録を有効とすることで、目的階に降車可能としている。
【0016】
本発明のその他の目的や特徴は、以下に述べる実施例の説明で明らかにする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態のエレベーター装置のシステム構成を示すブロック図である。図において、1は複数の階床にサービスするエレベーターのかご、2はエレベーターのかごに対抗配置されたカウンターウエイト、3はエレベーターかご1を昇降駆動する巻き上げ電動機である。4はエレベーターの制御装置5との信号を受送信する通信機器及び入出力装置及びドア12を開閉制御するマイコン等で構成されるかご上器具ボックス、また、かご上器具ボックス4を介して制御装置5の信号はかご内運転盤11に入出力するものである。
【0019】
5はエレベーター制御装置で、6はマイコン制御部であり、中央処理装置CPU及びメモリROM、RAM等で構成される。マイコン内のプログラムは、各種エレベーターの運転を行なう上で必要な制御機能モジュール群で構成されており、図1では主な機能部のみを図示している。エレベーター運転基本制御部61は、マイコンオペレーティングシステム、各種タスク起動管理、入出力処理、タイマー処理、運転モード決定処理等を含んで構成されている。慣らし運転制御部62は、前記エレベーター運転基本制御部61から呼び出される制御機能モジュールの中で、本発明に直接関係する慣らし運転制御を実行する。
【0020】
慣らし運転制御の詳細は後述するが、簡単に述べておくと、かご内運転盤のキーボックス内の既存の点検灯スイッチ及び最上階かご呼び及び最下階かご呼びの操作にて暗号操作されたことを起点に起動開始する。エレベーター制御装置5側で擬似的にかご呼びを登録し、エレベーターを運転せしめると同時に、走行時間を加算し、累積走行時間を算出する。一定走行時間に達すると、自動的に慣らし運転を終了させるものである。また、エレベーターに故障が発生した場合は、慣らし運転を強制終了させるものである。
【0021】
呼び登録制御部64は、かご内運転盤11より入力したかご呼びに応答して呼び登録する制御を行なう。ドア駆動制御部63は、ドアゾーン着床時にドア開閉制御を行う。駆動制御部65は電動機を駆動させ、エレベーターを昇降動作させ、一定レベルに着床するよう制御する。運転状態異常検出制御部66は、エレベーターの運転状態を常に監視し、異常を検出・制御するものである。異常来歴・異常箇所記録部67はエレベーターの異常状態の故障来歴を記録し、また異常箇所を記録する構成である。保守端末装置68は、保守員が携帯し、前記異常来歴・異常箇所記録部67に記録されたデータを読み取ったり、後述する慣らし運転許可/不許可の設定や、慣らし運転時間の設定等を行うためのものである。
【0022】
図2は、本発明の一実施形態におけるエレベーターの慣らし運転フローチャートである。この処理200は、エレベーター制御装置5における1回/40ms程度の頻度で繰り返し起動されるタイマー割り込み処理である。慣らし運転は、顧客引き渡し前に、エレベーターの慣らし走行をさせる目的である為、顧客引き渡し後に誤って乗客に暗号操作されることを防止する必要がある。このため、顧客引き渡し時には、保守端末装置68を用いて慣らし運転不許可に設定し、通常運転時に誤って慣らし運転制御へ移行することを防止する。
【0023】
さて、ステップ201では、エレベーターの慣らし運転許可をROM内に設けたスペック設定の有無で判断する。ステップ202では、慣らし運転への切替え操作の有無を判定する。据付作業員がかご1内に乗り込み、据付・保守用のキーを用いて運転盤11のキーボックスを開け、その中にある既存の点検灯スイッチをオン状態とした後、最上階及び最下階のかご呼び釦を同時にオンし、その状態を10秒以上継続することで、慣らし運転モードに制御を切替える。この切替え操作がなされていなければ、ステップ202の判断はNoであり、この処理は終了する。据付作業員によって慣らし運転モードへの運転切替え操作がなされれば、ステップ202からステップ203に進み、ホール呼び釦への応答を禁止し、案内放送を禁止し、かご内照明の消灯を行なう。これにより、慣らし運転中にエレベーターかご1に一般客が乗込むのを防止する。万が一、かご内に乗込んだ場合でも、かご呼び釦については、その登録を可能としておくことで、目的階で降車できるようにしている。
【0024】
ステップ204では、現状の慣らし運転の継続時間が、予め設定した所定時間に達したか否かを判定する。所定時間に達していなければ、ステップ205に進んで、運転状態異常検出部66が異常を検出していないかを判定する。ここで異常が無ければステップ300の慣らし運転サブルーチンに進んで初めて、慣らし運転を実行する。慣らし運転の詳細は、図3を参照して後述する。
【0025】
前述のステップ204において、現状の慣らし運転の継続時間が、予め設定した所定時間に達していると判断した場合には、ステップ206においてエレベーターかご1を最下階(1階)に復帰運転させて、ステップ207で慣らし運転を正常に終了させる。この所定時間は、予めROMに格納されたデータである。このROMデータは、初期異常を十分に顕在化させ得る観点から4時間を設定しておき、保守端末装置68にて現地で任意に変更可能とする。
【0026】
前述のステップ205におけるエレベーターの異常監視で、異常発生を検出すれば、ステップ208にて直ちに慣らし運転を強制終了し、ステップ209で保守員による異常要因の改善要求(警報、表示)を行ない、ステップ210でこの処理を終了する。
【0027】
このように、慣らし運転許可スペックがあり(201)、据付作業員が慣らし運転への切替え操作を行い(202)、一般客の乗り込みを抑制し(203)、慣らし運転継続時間が所定時間を超えておらず(204)、かつ、異常を検出していなければ(205)、図3に詳記する慣らし運転サブルーチン300に移行する。
【0028】
図3は、本発明の一実施形態における慣らし運転サブルーチン300のフローチャートである。慣らし運転は、▲1▼最上階直行上昇運転→▲2▼最下階直行下降運転→▲3▼各階停止上昇運転→▲4▼各階停止下降運転→▲1▼最上階直行上昇運転→▲2▼…というように、▲1▼〜▲4▼の運転モードを繰返し、所定時間継続運転する。
【0029】
まず、ステップ301から304にて、現状、前記運転モード▲1▼〜▲4▼のいずれかの運転モード中にあるか否かを判定する。これらの判定結果が前記運転モード▲1▼〜▲4▼のいずれにも属していないとき、ステップ305に進んで、最上階へのかご呼びを擬似的にエレベーター制御装置5内で登録することによって、▲1▼の最上階直行上昇運転を実行する。この最上階へのかご呼びを登録後、ステップ306でリターンし、図2のステップ204に戻り、相変わらず慣らし運転継続時間が所定時間以内であれば、ステップ205に進み、異常検出も無ければ再び慣らし運転サブルーチン300に戻ってくる。
【0030】
再び、図3において、今度は▲1▼の最上階直行上昇運転中であるから、ステップ301の判定はYESであり、ステップ306で、最上階への到着を待ちステップ307にて今度は最下階へのかご呼びを作って▲2▼の最下階直行下降運転を実行する。
【0031】
同様にして、図2のステップ204、205に戻り、相変わらず慣らし運転継続時間が所定時間以内であることと、異常検出も無いことを確認して再び慣らし運転サブルーチン300に戻ってくる。
【0032】
再度、図3において、今度は▲2▼の最下階直行下降運転中であるから、ステップ302の判定はYESであり、ステップ308で、最下階への到着を待ちステップ309にて今度は各階へのかご呼びを作って▲3▼の各階停止上昇運転を実行する。
【0033】
また同様に、図2のステップ204、205に戻り、相変わらず慣らし運転継続時間が所定時間以内であることと、異常検出も無いことを確認して再び慣らし運転サブルーチン300に戻ってくる。
【0034】
再度、図3において、今度は▲3▼の各階停止上昇運転中であるから、ステップ303の判定はYESであり、ステップ310で、最上階への到着を待ちステップ311にて再び各階へのかご呼びを作って、▲4▼の各階停止下降運転を実行する。
【0035】
また同様に、図2のステップ204、205に戻り、慣らし運転継続時間が所定時間以内であることと、異常検出も無いことを確認すれば再び慣らし運転サブルーチン300に戻る。
【0036】
再度、図3において、今度は▲4▼の各階停止下降運転中であるから、ステップ304の判定はYESであり、ステップ312で、最下階への到着を待ち再びステップ305にて最上階へのかご呼びを作って、▲1▼の最上階直行上昇運転を実行する。
【0037】
以下、同様にして、異常が発生しない限りは、前述の所定時間例えば4時間の間、▲1▼〜▲4▼の運転モードからなる慣らし運転を続行するのである。
【0038】
以上の実施例においては、予め設定された端階間直行運転及び各階停止運転を含む所定の複数モード▲1▼〜▲4▼の運転を記憶する記憶手段(ROM又はRAM)と、このエレベーターのかご内運転盤11のキーボックス内の既存のスイッチとかご呼び釦とが予定の順序で操作されたこと(ステップ202)に応じて、擬似的にかご呼びを作成する(ステップ305、307、309、311)ことによって前記複数モード▲1▼〜▲4▼の運転を一定時間繰返させる(図2のステップ300:図3)運転制御手段62と、前記運転制御手段62による前記複数モード▲1▼〜▲4▼の運転中に、ホール呼び応答を阻止する(ステップ203)手段と、かご内照明を消灯する(同上)手段と、乗り場への案内放送を停止する(同上)手段と、前記エレベーターの異常を検出する(ステップ205)手段と、この異常検出手段の出力に応じて、前記運転制御手段による前記複数モードの運転を停止させる(ステップ208)手段と、前記一定時間が経過した(ステップ204)とき、前記エレベーターかご1を最下階に停止させ(ステップ206)て、この運転を終了させる(ステップ207)手段とを備えている。
【0039】
以上の実施例によれば、既存の点検スイッチとかご呼び釦を組み合わせた操作により慣らし運転を実行することにより、新たにスイッチを設ける必要は無い。また、自動的に所定の複数の運転モードを繰返すことで、据付け作業者が慣らし運転に付き切りとなるなどの負担を軽減でき、時間と費用の節約が可能となる。さらに、据付作業者が、顧客引き渡し前のエレベーター状態を確実に把握でき、顧客引き渡し後のエレベーターの初期故障を最小限に押さえ、不良要因を早期に改善できる効果が得られる。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、最初の予定の操作のみで、自動的に所定の複数の運転モードでエレベーターの運転を繰返すことにより、据付け作業者が慣らし運転に付き切りとなるなどの負担を軽減でき、時間と費用の節約が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のエレベーター装置のシステム構成を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施形態におけるエレベーターの慣らし運転フローチャート。
【図3】本発明の一実施形態における慣らし運転サブルーチンのフローチャート。
【符号の説明】
1…かご、11…運転盤、2…カウンタウエート、3…電動機、4…かご上器具ボックス、5…エレベーター制御装置、6…マイコン制御部、61…エレベーター基本制御部、62…慣らし運転制御部、63…ドア駆動制御部、64…呼び登録制御部、65…駆動制御部、66…運転状態異常検出制御部、67…異常来歴及び異常箇所記録部、68…保守端末装置。

Claims (11)

  1. 乗り場に配置されたホール呼び釦と、エレベーターかご内に配置され行先階を指示するかご呼び釦と、これらの釦で指示された呼びに応答して多階床間にサービスするエレベーターかごを備えたエレベーターの制御方法において、エレベーターかご内の所定スイッチが予定の操作をされたことに応じて、前記エレベーターに複数モードの運転を一定時間繰返す慣らし運転を実行するステップと、人為的入力に応動して前記慣らし運転を不許可に設定するステップとを備えたことを特徴とするエレベーターの制御方法。
  2. 乗り場に配置されたホール呼び釦と、エレベーターかご内に配置され行先階を指示するかご呼び釦と、これらの釦で指示された呼びに応答して多階床間にサービスするエレベーターかごを備えたエレベーターの制御装置において、エレベーターに所定の複数モードの運転を行わせる手順を記憶する記憶手段と、このエレベーターかご内の所定スイッチが予定の操作をされたことに応じて、前記手順に基き前記複数モードの運転を一定時間繰返す慣らし運転を実行させる運転制御手段と、人為的入力に応動して前記慣らし運転を不許可に設定する手段とを備えたことを特徴とするエレベーターの制御装置。
  3. 請求項2において、前記所定スイッチは、エレベーターかご内の他機能のスイッチ及び/又はかご呼び釦である複数個のスイッチ類を含み、前記運転制御手段は、これら複数個のスイッチ類が予定の順序で操作をされたことに応じて、前記慣らし運転を実行させるように構成したことを特徴とするエレベーターの制御装置。
  4. 請求項3において、前記かご内の多機能のスイッチは、かご内運転盤のキーボックス内のスイッチであることを特徴とするエレベーターの制御装置。
  5. 請求項2〜4のいずれかにおいて、前記慣らし運転は、そのエレベーターのサービス範囲における端階間直行運転モードと、サービス範囲内の全階に停止させる運転モードを含むことを特徴とするエレベーターの制御装置。
  6. 請求項2〜5のいずれかにおいて、前記運転制御手段による前記慣らし運転を実行中に、ホール呼び応答を阻止する手段、かご内照明を消灯する手段、乗り場表示器の点灯を阻止する手段、又は乗り場への案内放送を停止する手段のうち少なくとも1つを備えたことを特徴とするエレベーターの制御装置。
  7. 請求項2〜6のいずれかにおいて、前記運転制御手段による前記慣らし運転を実行中に、かご呼びの登録を可能としたまま、ホール呼び応答を阻止する手段を備えたことを特徴とするエレベーターの制御装置。
  8. 請求項2〜7のいずれかにおいて、前記エレベーターの異常を検出する手段と、この異常検出手段の出力に応じて、前記運転制御手段による前記慣らし運転を停止させる手段を備えたことを特徴とするエレベーターの制御装置。
  9. 請求項2〜8のいずれかにおいて、前記慣らし運転を実行させる前記運転制御手段は、エレベーター制御装置内において擬似的にかご呼びを作成する手段を備えたことを特徴とするエレベーターの制御装置。
  10. 請求項2〜9のいずれかにおいて、前記慣らし運転を実行させる前記運転制御手段は、一定時間が経過したとき、エレベーターかごを最下階に停止させて、これら所定の複数モードの運転を終了するように構成したことを特徴とするエレベーターの制御装置。
  11. 乗り場に配置されたホール呼び釦と、エレベーターかご内に配置され行先階を指示するかご呼び釦と、これらの釦で指示された呼びに応答して多階床間にサービスするエレベーターかごを備えたエレベーターの制御装置において、予め設定された端階間直行運転及び各階停止運転を含む所定の複数モードをもつ慣らし運転のための手順を記憶する手段と、このエレベーターのかご内運転盤のキーボックス内の既存のスイッチと所定のかご呼び釦とが予定の順序で操作されたことに応じて擬似的にかご呼びを作成することによって前記慣らし運転を一定時間繰返させる運転制御手段と、この運転制御手段による前記慣らし運転中に少なくともかご内照明を消灯して一般客の乗り込みを抑制する手段と、前記エレベーターの異常を検出する手段と、この異常検出手段の出力に応じて前記運転制御手段による前記慣らし運転を停止させる手段と、前記一定時間が経過したとき前記エレベーターかごを最下階に停止させて前記慣らし運転を終了させる手段と、人為的入力に応動して前記慣らし運転を不許可に設定する手段とを備えたことを特徴とするエレベーターの制御装置。
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