JP4071565B2 - エレベータの停電時運転装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、商用電源の停電時にエレベータかご内に閉じ込められた人を最寄階(避難階)に救出するエレベータの停電時運転装置に関し、特に、停電時に閉じ込められた人を救出すると同時に、乗場に残された待客の救出(エレベータ利用)を速やかに可能にしたエレベータの停電時運転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、たとえば特開平5−238657号公報などに参照されるように、商用電源の停電時にエレベータへの供給電源をバッテリ電源に切換えて救出運転を行うエレベータの停電時運転装置は良く知られている。
【0003】
上記公報に記載の従来装置は、救出運転時において、乗客内に車椅子利用者が存在する場合には、エレベータかごが最寄階に着床する際の着床誤差を通常時よりも小さく設定するようになっている。
【0004】
しかしながら、停電時にエレベータホールに取り残された人の救出は考慮していないので、エレベータかごを最寄階に帰着させた後は、乗場呼びなどに応答することもなく、エレベータを休止させている。
【0005】
したがって、エレベータホールに取り残された人のうち、特に、車椅子利用者や高齢者などの弱者は、階段による移動が極めて困難なため、電源が復帰するまで、エレベータホールの階床で待ち続けなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエレベータの停電時運転装置は以上のように、停電時にエレベータホールに取り残された人の救出を考慮していないので、取り残された人が弱者の場合には、電源が復帰するまで待たなければならないという問題点があった。
【0007】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、停電時においても乗場呼びに応答可能にすることにより、乗場に残された弱者を確実に救出移動することのできるエレベータの停電時運転装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータの停電時運転装置は、各サービス階床に設置されて、複数のエレベータのうちの任意のエレベータに乗場呼びを割り当てるための共通の乗場釦と、各エレベータに給電するための商用電源と、商用電源の停電時に各エレベータに個別に給電するための複数のバッテリ電源と、商用電源の停電時に、各エレベータへの供給電源をバッテリ電源に切換えて、各エレベータを乗場呼びに応答させて救出運転を行うための制御手段と、各バッテリ電源の充電容量を確認するバッテリ容量確認手段とを備え、制御手段は、商用電源の停電時に、エレベータのバッテリ電源の充電容量に応じて、第1のエレベータを乗場呼びに応答させるとともに、第1のエレベータ以外の他のエレベータを避難階床に帰着させ、第1のエレベータのバッテリ電源の充電容量が減少して乗場呼びに応答不能になった場合には、他のエレベータの各バッテリ電源の充電容量に応じて、他のエレベータのうちの運転可能なエレベータを1台ずつ順次に乗場呼びに応答させるものである。
【0009】
また、この発明に係るエレベータの停電時運転装置は、各サービス階床に設置されて、複数のエレベータのうちの任意のエレベータに乗場呼びを割り当てるための共通の乗場釦と、各エレベータに給電するための商用電源と、商用電源の停電時に各エレベータに個別に給電するための複数のバッテリ電源と、商用電源の停電時に、各エレベータへの供給電源をバッテリ電源に切換えて、各エレベータを避難階床に帰着させるとともに、乗場呼びに応答させて救出運転を行うための制御手段と、各バッテリ電源の充電容量を確認するバッテリ容量確認手段とを備え、制御手段は、商用電源の停電時に、各エレベータが避難階床に帰着完了した後、エレベータのバッテリ電源の充電容量に応じて、運転可能なエレベータを1台ずつ順次に乗場呼びに応答させるものである。
【0010】
また、この発明に係るエレベータの停電時運転装置は、各サービス階床に設置されて、複数のエレベータのうちの任意のエレベータに乗場呼びを割り当てるための共通の乗場釦と、各エレベータに給電するための商用電源と、商用電源の停電時に各エレベータに個別に給電するための複数のバッテリ電源と、商用電源の停電時に、各エレベータへの供給電源をバッテリ電源に切換えて、各エレベータを避難階床に帰着させるとともに、乗場呼びに応答させて救出運転を行うための制御手段と、各バッテリ電源の充電容量を確認するバッテリ容量確認手段とを備え、制御手段は、商用電源の停電時に、避難階床に最初に帰着完了した第1のエレベータのバッテリ電源の充電容量に応じて、第1のエレベータが運転可能な場合には、第1のエレベータを最初の乗場呼びに応答させるとともに、第1のエレベータ以外の他のエレベータのうち、運転可能なエレベータを1台ずつ順次に他の乗場呼びに応答させるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の形態1を示す機能ブロック図であり、図2は図1内の各登録手段および制御手段をハードウェアで示すブロック構成図である。
【0012】
図1において、1は各号機かご行先釦であり、複数のエレベータかご内に個別に設置されている。2は各号機かご呼び登録手段であり、各号機かご行先釦1が操作されたときに、各号機かご呼びを登録する。
【0013】
3は乗場釦であり、ビル内の各サービス階床の乗場に個別に設置されており、複数のエレベータのうちの任意のエレベータに乗場呼びを割り当てるために、階床毎に共通の釦からなっている。4は乗場呼登録手段であり、乗場釦3が操作されたときに、乗場呼びを登録する。
【0014】
5は各号機の帰着完了を検出する各号機帰着完了検出手段であり、停電時に避難階に帰着完了すると帰着完了信号を出力する。
6は各号機に設置されたバッテリ電源(後述する)の容量を確認する各号機バッテリ容量確認手段であり、当該のエレベータ号機が運転可能状態にあるとき、バッテリ容量確認信号を出力する。
【0015】
7はマイクロコンピュータからなるバッテリ内蔵の制御手段であり、各号機かご行先釦1に応答した各号機かご呼び登録手段2からの登録情報と、乗場釦3に応答した乗場呼び登録手段4からの登録情報と、各号機帰着完了検出手段5からの帰着完了信号と、各号機バッテリ容量確認手段6からのバッテリ容量確認信号とを取り込み、エレベータかごの走行や停止、ならびに戸の開閉を制御するとともに、表示灯や報知器などを駆動制御する。
【0016】
8は各エレベータかごおよび各乗場に個々に設けられた各号機表示器であり、制御手段7により駆動制御され、エレベータかご内やエレベータホールにいる利用客に対して、各種案内情報(停電状態の救出運転中、通常運伝中、または、休止中など)を表示する。
【0017】
9はエレベータかごおよび乗場に個々に設けられた各号機報知器であり、制御手段7により駆動制御され、エレベータかご内やエレベータホールの利用客に対して、各号機表示器8と同様に、各種案内情報を報知する。
【0018】
10は各号機駆動制御装置であり、エレベータかごを走行させるために巻上モータ(図示せず)を制御するとともに、エレベータかごの戸を開閉させるためにドアモータを制御する。
【0019】
11は各号機毎に個別に設けられたバッテリ電源であり、商用電源からの買電運転時に充電され、商用電源の停電時には、エレベータを運転させるための電源として機能する。
各号機バッテリ電源11の充電容量を示す出力電圧は、各号機バッテリ容量確認手段6に入力されている。
【0020】
各エレベータは、通常時には商用電源から給電され、商用電源の停電時には各エレベータに個別のバッテリ電源11から給電される。
制御手段7は、商用電源の停電時に、各エレベータへの供給電源をバッテリ電源11に切換えて、各エレベータを乗場呼びに応答させて救出運転を行うようになっている。
【0021】
また、後述するように、制御手段7は、商用電源の停電時に、所定号機のエレベータのバッテリ電源11の充電容量に応じて、所定号機を乗場呼びに応答させるとともに、所定号機のバッテリ電源11の充電容量が減少して乗場呼びに応答不能になった場合には、所定号機以外の他号機の各バッテリ電源11の充電容量に応じて、他号機を所定順序で乗場呼びに応答させるようになっている。
【0022】
図2の機能ブロック図(制御手段7のH/W構成)において、前述(図1参照)と同様のものについては、同一符号を付して詳述を省略する。
12はマイクロコンピュータであり、図1内の各号機かご呼び登録手段2と、乗場呼び登録手段3と、制御手段7との各機能を構成している。
【0023】
マイクロコンピュータ12内において、12aは入力回路であり、各号機かご行先釦1および乗場釦3からの操作情報を取り込むとともに、各号機完了検出手段5および各号機バッテリ容量確認手段6からの出力信号を取り込む。
【0024】
12bはマイクロコンピュータ12の本体を構成するCPU、12cはCPU12bに属するメモリである。
12dは出力回路であり、CPU12bからの各種処理データを、各号機表示器8および各号機報知器9に出力するとともに、各号機駆動制御装置10に出力する。
【0025】
次に、図3のフローチャートを参照しながら、図1および図2に示したこの発明の実施の形態1による処理動作について説明する。
図3において、まず、停電が発生したか否かを判定し(ステップS1)、停電が発生した(すなわち、YES)と判定されれば、ステップS2に進む。
【0026】
ステップS2においては、各号機表示器8および各号機報知器9を駆動して、全号機のエレベータかご内および乗場にいる利用客に停電発生状態を知らせるとともに、各号機バッテリ電源11に充電された電力(充電容量)に応じて、特定号機(第1のエレベータ)をかご呼びまたは乗場呼びに引き続き応答させる。
【0027】
また、ステップS2において、特定号機以外のかご呼び登録および乗場呼び登録の応答を無効にして、特定号機以外のエレベータかごを最寄階に帰着させる。
次に、特定号機以外の全かごが帰着完了したか否かを判定し(ステップS3)、特定号機以外の全かごが帰着完了した(すなわち、YES)と判定されれば、ステップS4に進む。
【0028】
ステップS4においては、特定号機の11の充電容量が正常運転可能であるか否かを判定する。ステップS4において、もし、正常運転可能である(すなわち、YES)と判定されれば、ステップS5に進む。
【0029】
ステップS5においては、特定号機を、かご呼びおよび乗場呼びに引き続き応答させるとともに、各号機表示器8および各号機報知器9を駆動して、引き続き停電時運転中であることを報知する。
ステップS5の実行後は、ステップS4に戻り、ステップS4の判定処理を繰り返す。
【0030】
ステップS4において、特定号機のバッテリ電源11の放電が進み、充電容量が不足してきて、正常運転不可能(すなわち、NO)と判定されれば、特定号機を所定階(たとえば、1階)に停止させて運転を休止する(ステップS6)。
【0031】
次に、特定号機以外の他のエレベータかごの中から、あらかじめ設定された他号機のバッテリ電源11の充電容量を確認し、充電容量が正常運転可能であるか否かを判定する(ステップS7)。
【0032】
ステップS7において、他号機の充電容量が正常運転可能である(すなわち、YES)と判定されれば、ステップS8に進む。
ステップS8においては、特定号機以外の他号機を、上記と同様に、かご呼びおよび乗場呼びに応答させ、以下、ステップS7に戻り、次に発生した呼びに対して、あらかじめ設定された所定順序でサービスさせる。
【0033】
このように、各号機を1台ずつ運転継続して、全ての号機のバッテリ容量が無くなるまで運転を継続することにより、各バッテリ電源11の全ての充電容量を最大限に利用することができるので、車椅子利用者や高齢者が容易に目的階に移動することができる。
また、バッテリ容量に余裕のある号機(運転可能なエレベータ)を順次応答させるので、かご呼びや乗場呼びに応答可能な時間を延長することができる。
【0034】
なお、ステップS7において、特定号機以外の他号機のバッテリ電源11の充電容量が正常運転不可能(すなわち、NO)と判定されれば、他号機のエレベータかごを所定階(たとえば、1階)で運転休止させ(ステップS9)、図3の処理ルーチンを終了する。
【0035】
一方、ステップS1において、商用電源に停電が発生していない(すなわち、NO)と判定されれば、全ての号機を平常運転させて(ステップS10)、図3の処理ルーチンを終了する。
【0036】
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、特定号機を最初の救出かごとして、停電直後に乗場呼びに応答させたが、全ての号機が最寄りの避難階に帰着した後で、バッテリ電源11の充電容量をチェックしながら、特定号機から順次に乗場呼びに応答させてもよい。
【0037】
以下、図4のフローチャートを参照しながら、全号機の帰着後に救出運転を実行するこの発明の実施の形態2による処理動作について説明する。
図4において、ステップS12およびS13は、前述(図3参照)のステップS2およびS3にそれぞれ対応している。
【0038】
また、図4において、前述と同様の処理については、同様の符号を付して詳述を省略する。
なお、この発明の実施の形態2によるシステム構成は、前述(図1、図2参照)と同様であり、制御手段7の機能が一部異なるのみである。
【0039】
この場合、制御手段7は、商用電源の停電時に、各エレベータへの供給電源をバッテリ電源11に切換えて、各エレベータを避難階床に帰着させるとともに、乗場呼びに応答し、各エレベータが避難階床に帰着完了した後で、所定号機のバッテリ電源11の充電容量に応じて、所定号機を所定順序で乗場呼びに応答させるようになっている。
【0040】
図4において、まず、停電が発生すると、ステップS1からステップS12に進む。
ステップS12においては、各号機表示器8および各号機報知器9を駆動して、全号機のかご内および乗場に停電発生状態を報知するとともに、全号機のかご呼びおよび乗場呼びを無効にして、全号機を最寄階(避難階)に帰着させる。
【0041】
次に、ステップS13に進み、全号機のエレベータかごが帰着動作を完了したか否かを判定する。
ステップS13において、全号機が帰着完了した(すなわち、YES)と判定されれば、ステップS4に進み、以下、前述と同様のステップS4〜S9を実行し、特定号機から各号機を所定順序で、かご呼びおよび乗場呼びに応答させるとともに、停電時運転中を報知する。
【0042】
このように、停電時において、全号機の最寄階への帰着完了後に救出運転させた場合でも、各号機を1台ずつ運転継続して、全号機のバッテリ容量が無くなるまで運転を継続することができるので、車椅子利用者や高齢者が容易に目的階に移動することができる。
【0043】
実施の形態3.
なお、上記実施の形態2では、全号機の帰着完了後に救出運転を実行(乗場呼びに応答)させたが、最初に帰着完了した号機から直ちに救出運転を実行させてもよい。
【0044】
以下、図5のフローチャートを参照しながら、最初に帰着完了した号機により救出運転を実行したこの発明の実施の形態3による処理動作について説明する。
図5において、ステップS23〜S29は、前述(図4参照)のステップS3〜S9にそれぞれ対応している。
【0045】
また、図5において、前述と同様の処理については、同様の符号を付して詳述を省略する。
なお、この発明の実施の形態3によるシステム構成は、前述(図1、図2参照)と同様であり、制御手段7の機能が一部異なるのみである。
【0046】
この場合、制御手段7は、商用電源の停電時に、各エレベータへの供給電源をバッテリ電源11に切換えて、各エレベータを避難階床に帰着させるとともに、避難階床に最初に帰着完了した第1のエレベータのバッテリ電源の充電容量に応じて、第1のエレベータを最初の乗場呼びに応答させるとともに、第1のエレベータ以外の他のエレベータを所定の順序で他の乗場呼びに応答させるようになっている。
【0047】
図5において、まず、停電が発生すると、ステップS1からステップS12に進み、各号機表示器8および各号機報知器9を駆動して停電発生状態を報知するとともに、各号機を最寄階(避難階)に帰着させる。
【0048】
次に、ステップS23に進み、帰着動作を完了した号機が存在するか否かを判定する。
ステップS23において、帰着完了した号機が少なくとも1台有り(すなわち、YES)と判定されれば、ステップS24に進み、以下、ステップS24〜S29を実行し、最初に帰着完了した第1号機から各号機を所定順序で、かご呼びおよび乗場呼びに応答させるとともに、停電時運転中を報知する。
【0049】
すなわち、ステップS24において、第1号機のバッテリ電源11の充電容量が正常運転可能である(すなわち、YES)と判定されれば、第1号機を呼びに応答させるとともに、停電時運転中を報知する(ステップS25)。
【0050】
また、ステップS24において、第1号機のバッテリ容量が不足している(すなわち、NO)と判定されれば、ステップS26に進み、最初に帰着完了した第1号機を所定階(たとえば、1階)に移動させて運転を休止する。
【0051】
続いて、ステップS27に進み、最初に帰着完了した第1号機以外の中から、あらかじめ設定された他号機のバッテリ容量を確認し、運転可能であれば、ステップS28に進み、上記と同様に、他号機を呼びに応答させて停電時運転中を報知する。
【0052】
このように、停電時に最初に避難階に帰着完了した号機から、所定順序で1台ずつ運転を継続することにより、前述と同様に、全ての号機のバッテリ容量が無くなるまで運転を継続することができ、車椅子利用者や高齢者が容易に日的階に移動することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、各サービス階床に設置されて、複数のエレベータのうちの任意のエレベータに乗場呼びを割り当てるための共通の乗場釦と、各エレベータに給電するための商用電源と、商用電源の停電時に各エレベータに個別に給電するための複数のバッテリ電源と、商用電源の停電時に、各エレベータへの供給電源をバッテリ電源に切換えて、各エレベータを乗場呼びに応答させて救出運転を行うための制御手段と、各バッテリ電源の充電容量を確認するバッテリ容量確認手段とを備え、制御手段は、商用電源の停電時に、エレベータのバッテリ電源の充電容量に応じて、第1のエレベータを乗場呼びに応答させるとともに、第1のエレベータ以外の他のエレベータを避難階床に帰着させ、第1のエレベータのバッテリ電源の充電容量が減少して乗場呼びに応答不能になった場合には、他のエレベータの各バッテリ電源の充電容量に応じて、他のエレベータのうちの運転可能なエレベータを1台ずつ順次に乗場呼びに応答させるようにしたので、停電時に乗場に残された弱者を確実に救出移動することのできるエレベータの停電時運転装置が得られる効果がある。
【0054】
また、この発明によれば、各サービス階床に設置されて、複数のエレベータのうちの任意のエレベータに乗場呼びを割り当てるための共通の乗場釦と、各エレベータに給電するための商用電源と、商用電源の停電時に各エレベータに個別に給電するための複数のバッテリ電源と、商用電源の停電時に、各エレベータへの供給電源をバッテリ電源に切換えて、各エレベータを避難階床に帰着させるとともに、乗場呼びに応答させて救出運転を行うための制御手段と、各バッテリ電源の充電容量を確認するバッテリ容量確認手段とを備え、制御手段は、商用電源の停電時に、各エレベータが避難階床に帰着完了した後、エレベータのバッテリ電源の充電容量に応じて、運転可能なエレベータを1台ずつ順次に乗場呼びに応答させるようにしたので、停電時に乗場に残された弱者を確実に救出移動することのできるエレベータの停電時運転装置が得られる効果がある。
【0055】
また、この発明によれば、各サービス階床に設置されて、複数のエレベータのうちの任意のエレベータに乗場呼びを割り当てるための共通の乗場釦と、各エレベータに給電するための商用電源と、商用電源の停電時に各エレベータに個別に給電するための複数のバッテリ電源と、商用電源の停電時に、各エレベータへの供給電源をバッテリ電源に切換えて、各エレベータを避難階床に帰着させるとともに、乗場呼びに応答させて救出運転を行うための制御手段と、各バッテリ電源の充電容量を確認するバッテリ容量確認手段とを備え、制御手段は、商用電源の停電時に、避難階床に最初に帰着完了した第1のエレベータのバッテリ電源の充電容量に応じて、第1のエレベータが運転可能な場合には、第1のエレベータを最初の乗場呼びに応答させるとともに、第1のエレベータ以外の他のエレベータのうち、運転可能なエレベータを1台ずつ順次に他の乗場呼びに応答させるようにしたので、停電時に乗場に残された弱者を確実に救出移動することのできるエレベータの停電時運転装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すブロック構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による制御手段のH/W構成を示す機能ブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による処理動作を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2による処理動作を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3による処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 各号機かご行先釦、2 各号機かご呼び登録手段、3 乗場釦、4 乗場呼び登録手段、5 各号機帰着完了検出手段、6 各号機バッテリ容量確認手段、7 制御手段、8 各号機表示器、9 各号機報知器、10 各号機駆動制御装置、11 各号機バッテリ電源、12 マイクロコンピュータ、12b CPU、12c メモリ。

Claims (3)

  1. 各サービス階床に設置されて、複数のエレベータのうちの任意のエレベータに乗場呼びを割り当てるための共通の乗場釦と、
    前記各エレベータに給電するための商用電源と、
    前記商用電源の停電時に前記各エレベータに個別に給電するための複数のバッテリ電源と、
    前記商用電源の停電時に、前記各エレベータへの供給電源を前記バッテリ電源に切換えて、前記各エレベータを前記乗場呼びに応答させて救出運転を行うための制御手段と、
    前記各バッテリ電源の充電容量を確認するバッテリ容量確認手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記商用電源の停電時に、
    前記各エレベータのバッテリ電源の充電容量に応じて、第1のエレベータを前記乗場呼びに応答させるとともに、前記第1のエレベータ以外の他のエレベータを避難階床に帰着させ、
    前記第1のエレベータのバッテリ電源の充電容量が減少して前記乗場呼びに応答不能になった場合には、前記他のエレベータの各バッテリ電源の充電容量に応じて、前記他のエレベータのうちの運転可能なエレベータを1台ずつ順次に前記乗場呼びに応答させることを特徴とするエレベータの停電時運転装置。
  2. 各サービス階床に設置されて、複数のエレベータのうちの任意のエレベータに乗場呼びを割り当てるための共通の乗場釦と、
    前記各エレベータに給電するための商用電源と、
    前記商用電源の停電時に前記各エレベータに個別に給電するための複数のバッテリ電源と、
    前記商用電源の停電時に、前記各エレベータへの供給電源を前記バッテリ電源に切換えて、前記各エレベータを避難階床に帰着させるとともに、前記乗場呼びに応答させて救出運転を行うための制御手段と、
    前記各バッテリ電源の充電容量を確認するバッテリ容量確認手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記商用電源の停電時に、
    前記各エレベータが前記避難階床に帰着完了した後、
    前記各エレベータのバッテリ電源の充電容量に応じて、運転可能なエレベータを1台ずつ順次に前記乗場呼びに応答させることを特徴とするエレベータの停電時運転装置。
  3. 各サービス階床に設置されて、複数のエレベータのうちの任意のエレベータに乗場呼びを割り当てるための共通の乗場釦と、
    前記各エレベータに給電するための商用電源と、
    前記商用電源の停電時に前記各エレベータに個別に給電するための複数のバッテリ電源と、
    前記商用電源の停電時に、前記各エレベータへの供給電源を前記バッテリ電源に切換えて、前記各エレベータを避難階床に帰着させるとともに、前記乗場呼びに応答させて救出運転を行うための制御手段と、
    前記各バッテリ電源の充電容量を確認するバッテリ容量確認手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記商用電源の停電時に、
    前記避難階床に最初に帰着完了した第1のエレベータのバッテリ電源の充電容量に応じて、前記第1のエレベータが運転可能な場合には、前記第1のエレベータを最初の乗場呼びに応答させるとともに、
    前記第1のエレベータ以外の他のエレベータのうち、運転可能なエレベータを1台ずつ順次に他の乗場呼びに応答させることを特徴とするエレベータの停電時運転装置。
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