JP6781108B2 - 群管理制御装置、群管理制御方法及び群管理制御システム - Google Patents

群管理制御装置、群管理制御方法及び群管理制御システム Download PDF

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Description

本発明は、例えば、蓄電装置の電力残量に応じた群管理制御を行う群管理制御装置、群管理制御方法及び群管理制御システムに関する。
従来の乗りかごは、昇降路内の電源と、乗りかごとを結ぶテールコードを通じて電力供給を受け、乗りかご内の機器(かご内照明、空調機等)を動作していた。しかし、乗りかごが長行程でサービスを提供するようになると、テールコードの重さが乗りかごの移動に影響を与えるようになる。このため、テールコードをなくし、又はテールコードを通じた乗りかごへの電力供給機能を削減したエレベーター装置が提供されるようになった。このようなエレベーター装置では、乗りかごに設置した蓄電装置から供給される電力により乗りかご内の機器が動作される。蓄電装置の電力残量が少なくなると、昇降路内の給電階に乗りかごが停止して、給電階に設置された給電装置から蓄電装置に非接触給電が行われていた。
しかし、複数のエレベーター装置を群管理制御するエレベーターシステムでは、蓄電装置の電力残量が号機毎に異なる。このため、適切な群管理制御を行わなければ、サービス途中で蓄電装置の電力残量が不足し、利用者にサービスを提供できなくなる。電力残量が少なくなった蓄電装置には優先して給電を行わなければならない。
そこで、複数台の号機を有し、各号機の乗りかごに設置されたバッテリに非接触で給電を行う非接触給電システムとして特許文献1に開示された技術が知られている。特許文献1には、「電力予測手段によって予測された必要電力に予め設定された予備電力を加えた値とバッテリ残電力検出手段によって検出されたバッテリの電力とを比較し、その比較結果に基づいて各号機に対する追加呼びの割り当てを制御する」と記載されている。
特開2013−71804号公報
特許文献1に記載された非接触給電システムは、蓄電装置の電力残量が、呼びから事前に予測された必要電力量より低下した場合に、当該号機への新たな行先階呼びの割り当てを禁止して乗りかごを給電階へ移動させるものである。このシステムでは、号機制御装置が、蓄電装置の電力残量を確認し、乗りかごの運行を制御していた。
乗りかご内の機器や蓄電装置が劣化すると、機器の消費電力量が多くなり、事前に予測した消費予測電力量よりも実際の消費電力量が多くなりやすい。このため、従来は消費予測電力量を実際の消費電力量より多めに予測していた。例えば、特許文献1には、予測された必要電力に予め設定された予備電力を加えると記載されている。
しかし、消費予測電力量が多いと、蓄電装置に十分な電力残量があっても、電力残量が不足すると判断されるため、乗りかごを給電階に移動させて給電する回数が多くなる。このため、所定期間(例えば、1ヶ月間)におけるエレベーター装置の稼働率(例えば、サービス提供時間×100/(サービス提供時間+給電に要した時間))が低下してしまう。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、蓄電装置への給電の影響を抑えて乗りかごを配車することを目的とする。
本発明に係る群管理制御装置は、行先階呼び登録装置に行先階呼びが登録されたことに応じて、予測される蓄電装置の電力残量であって、昇降路を移動する複数台の乗りかごの運行を号機毎に制御する号機制御装置から号機毎に受信する運行データにより表される乗りかごの運行履歴、及び乗りかごに設置される蓄電装置の電力残量データにより表される、予測しようとする時点における蓄電装置の電力残量に基づいて、予測しようとする時点からサービス完了後までに乗りかごで使用される機器の必要電力から予測する消費予測電力量と、サービス完了後における蓄電装置の予測電力残量とを求めて、号機毎に消費予測電力量及び予測電力残量を比較して得た、消費予測電力量と予測電力残量との比較結果を、行先階呼びが割当てられる号機を評価するための割当評価値を号機毎に計算するためにのみ用い、号機毎に割当評価値を設定する比較部と、最も高い割当評価値が設定された号機に行先階呼びを割当て、行先階呼びを割当てた号機を制御する号機制御装置に対して、行先階呼びを割当てた号機の乗りかごを優先して配車させる群管理による運行制御を行う号機運行制御部と、を備える。
本発明によれば、例えば、号機毎に蓄電装置の電力残量に個体差があっても、行先階呼びが登録されると号機毎に消費予測電力量と予測電力残量とを正確に求めて割当評価値を計算するため、望ましい号機の乗りかごを優先して配車する群管理制御が可能となる。このように蓄電装置の電力残量を新たな行先階呼びが発生する度に予測するため、消費予測電力量を多めに予測する必要がない。そして、蓄電装置への給電回数を減らすことができ、稼働率も向上する。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施の形態に係る群管理制御システムの概略構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る蓄電装置の蓄電容量等の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る計算機のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る消費電力テーブルの構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る号機割当て処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る群管理制御システムの概略構成例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る消費電力テーブルの構成例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る蓄電装置の蓄電容量等の例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る蓄電装置の劣化評価値に応じた片寄らせ制御の例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[第1の実施の形態]
始めに、本発明の第1の実施の形態に係る群管理制御システムについて説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る群管理制御システム1の概略構成例を示す説明図である。
群管理制御システム1は、A号機〜C号機の3台の乗りかご2A〜2Cと、昇降路20の所定階に設けられる給電装置21A〜21Cと、3台の乗りかご2A〜2Cの動作を制御する号機制御装置6A〜6Cと、群管理制御装置7と、行先階呼び登録装置8とを備える。群管理制御装置7には、号機制御装置6A〜6Cと、行先階呼び登録装置8とが接続されている。
まず、A号機の乗りかご2Aについて構成を説明する。
乗りかご2Aは、図示しない釣合重りとバランスをとりながら昇降路20内の昇り方向又は降り方向に昇降することが可能である。乗りかご2Aの運行は号機制御装置6Aによって制御されている。乗りかご2Aには、受電装置3A、蓄電装置4A及び電力残量計測装置5Aが搭載されている。図1では、給電装置21Aに受電装置3Aが対向するように乗りかご2Aが停車している様子が示される。このとき、受電装置3Aは、給電装置21Aから電力の供給を受けており、蓄電装置4Aを充電する。
ここで、蓄電装置4A〜4Cに関係する語句の定義について図2を参照して説明する。
図2は、蓄電装置4Aの蓄電容量等の例を示す説明図である。
本実施の形態において蓄電装置4Aの蓄電容量は、蓄電可能な電力量を表す。蓄電装置4Aは、劣化しておらず、現在の蓄電装置4Aの蓄電容量は、新品の蓄電装置4Aの初期値と同じ100%であるとする。つまり、蓄電装置4Aが満充電されると、電力残量は、蓄電容量と同じとなる。そして、蓄電装置4Aから電力供給を受けることで乗りかご2Aで使用される機器(行先階ボタンランプ、空調機、かご内照明、ドア等)が動作し、機器により電力が消費される。例えば、1階から10階への行先階呼びが登録され、乗りかご2Aが運行した場合、「1階でのドア開閉による消費電力」、「1階から10階までの9階床分の移動にかかる消費電力」、「10階でのドア開閉による消費電力」の総合計が機器の消費電力量となる。蓄電装置4Aが満充電された後、乗りかご2Aが運行され、機器が蓄電装置4Aから供給される電力を消費することにより、蓄電装置4Aの電力残量が機器の消費電力量だけ減少する。
このため、比較部11は、乗りかご2Aの運行前に、A号機に行先階呼びを割当てた場合における機器の消費電力量を予測する。この予測された機器の消費電力量を消費予測電力量と呼ぶ。また、比較部11は、現在の電力残量から消費予測電力量を引いた値を予測電力残量として予測する。予測電力残量がプラスであれば乗りかご2Aを運行可能であるが、予測電力残量がマイナスであれば乗りかご2Aを運行することはできず、蓄電装置4Aには充電が必要となる。また、予測電力残量がプラスであっても、充電閾値th1(例えば、蓄電容量の20%)以下であれば、運行途中で電力残量が不足するおそれがあるため、蓄電装置4Aに充電が必要となる。蓄電装置4Aに充電が必要であれば、号機運行制御部12は、乗りかご2Aを給電階に移動し、給電装置21Aから受電装置3Aを通じて蓄電装置4Aに給電するよう運行を制御する。
再び、図1の説明に戻る。
電力残量計測装置5Aは、蓄電装置4Aの電力残量を計測しており、号機制御装置6Aに電力残量データを送信する。電力残量計測装置5Aは、蓄電装置4Aが満充電になるまでの時間も計測しており、計測時間を電力残量データに含めて号機制御装置6Aに送信できる。電力残量計測装置5Aは、号機制御装置6Aに設置される場合もある。
号機制御装置6Aは、運行データ送信部9Aと電力残量データ送信部10Aを備える。号機制御装置6Aは、A号機である乗りかご2Aの運行を制御している。
運行データ送信部9Aは、乗りかご2Aの運行データ(例えば、乗りかご2Aの位置、ドア開閉状態、ドアセンサーのオン又はオフ、空調機の使用電力等の情報を含む)を群管理制御装置7に送信する。運行データ送信部9Aが群管理制御装置7に運行データを送信するタイミングは、例えば、行先階呼び登録装置8に行先階呼びが登録された時であり、群管理制御装置7から号機制御装置6Aに与えられる送信指示により運行データの送信が開始される。
電力残量データ送信部10Aは、電力残量計測装置5Aから受信した蓄電装置4Aの電力残量データを群管理制御装置7に送信する。電力残量データ送信部10Aが群管理制御装置7に電力残量データを送信するタイミングは、例えば、行先階呼び登録装置8に行先階呼びが登録された時であり、群管理制御装置7から号機制御装置6Aに与えられる送信指示により電力残量データの送信が開始される。
なお、A号機と同じ昇降路20内に設けられるB号機及びC号機についてもA号機と同様に構成されている。そして、B号機の乗りかご2Bには、受電装置3B、蓄電装置4B及び電力残量計測装置5Bが搭載され、C号機の乗りかご2Cには、受電装置3C、蓄電装置4C及び電力残量計測装置5Cが搭載されている。B号機の受電装置3Bは、給電装置21Bから給電された電力を蓄電装置4Bに充電し、C号機の受電装置3Cは、給電装置21Cから給電された電力を蓄電装置4Cに充電する。
A号機の号機制御装置6Aと同様に、B号機の号機制御装置6Bは、運行データ送信部9Bと電力残量データ送信部10Bを備え、C号機の号機制御装置6Cは、運行データ送信部9Cと電力残量データ送信部10Cを備える。そして、行先階呼び登録装置8に行先階呼びが登録された時に、運行データ送信部9Bは、乗りかご2Bの運行データを群管理制御装置7に送信し、電力残量データ送信部10Bは、蓄電装置4Bの電力残量データを群管理制御装置7に送信する。同様に、行先階呼び登録装置8に行先階呼びが登録された時に、運行データ送信部9Cは、乗りかご2Cの運行データを群管理制御装置7に送信し、電力残量データ送信部10Cは、蓄電装置4Cの電力残量データを群管理制御装置7に送信する。
群管理制御装置7は、比較部11、号機運行制御部12及び消費電力テーブルT1を備える。
消費電力テーブルT1は、号機制御装置6A〜6Cから送信される号機毎の運行データ、及び蓄電装置の電力残量データにより表される蓄電装置の電力残量を格納するテーブルである。消費電力テーブルT1には、号機毎の運行データにより表される運行履歴と、機器の必要電力とが格納される。例えば、消費電力テーブルT1には、1階床から10階床に乗りかご2Aが移動したときの電力残量の変化が、履歴管理された運行データのまとまりを表す運行履歴として格納されている。消費電力テーブルT1の詳細な構成例は後述する図4に示す。
比較部11は、行先階呼び登録装置8に行先階呼びが登録されたことにより、乗りかご2A〜2Cの運行履歴、及び蓄電装置4A〜4Cの電力残量に基づいて、乗りかご2A〜2Cで使用される機器の必要電力から予測する消費予測電力量と、蓄電装置4A〜4Cの予測電力残量とを求める。乗りかご2A〜2Cの運行履歴は、号機制御装置6A〜6Cから号機毎に受信する乗りかご2A〜2Cの運行データにより表される。蓄電装置4A〜4Cの電力残量は、蓄電装置4A〜4Cの電力残量データにより表される。また、比較部11は、消費電力テーブルT1を参照し、号機毎の運行履歴及び電力残量の変化に基づいて、乗りかご2A〜2Cの移動に必要な電力量を予測する消費予測電力量と、蓄電装置4A〜4Cの予測電力残量とを求めて、号機毎に消費予測電力量及び予測電力残量を比較して行先階呼びが割当てられる号機を評価するための割当評価値を号機毎に計算する。そして、比較部11は、機器の劣化が進行したことにより、機器の消費予測電力量が多い号機に対して高い割当評価値を設定する。割当評価値は、例えば、乗りかご2A〜2Cの運行状況、機器の劣化の進行具合等によって計算される値であり、割当評価値が高い号機であれば優先して行先階呼びが割当てられ、配車される。
号機運行制御部12は、他の号機に設定された割当評価値よりも高い割当評価値が設定された号機に行先階呼びを割当てる。号機運行制御部12は、例えば、A号機に行先階呼びを割当てた場合、号機制御装置6Aに行先階呼びを割当てた号機の乗りかご2Aを優先して配車する群管理による運行制御を行わせる。ただし、蓄電装置4Aより蓄電装置4Bの予測電力残量が少ないことから、例えば、A号機の割当評価値が「3」と計算され、B号機の割当評価値が「2」と計算されても、B号機の乗りかご2Bが行先階呼びが登録された乗場階の近くにいれば、B号機の割当評価値が「4」に設定されることがある。このように割当評価値は、各号機に行先階呼びを割当てるために用いられる相対的な値である。この場合、号機運行制御部12により、乗りかご2Bを優先して配車する制御が行われる。
また、号機運行制御部12は、機器の劣化が進行したことにより、機器の消費予測電力量が多い号機の乗りかごを優先して配車する運行制御を行う。この場合、比較部11により、機器の消費予測電力量が多い号機に対して、高い割当評価値が設定される。例えば、B号機の乗りかご2Bで使用される機器の消費予測電力量が多い場合にも、B号機の割当評価値が「4」に設定されることがある。この場合にも、号機運行制御部12により、乗りかご2Bが優先して配車する制御が行われる。このため、劣化が進行して消費予測電力量が多い機器を備える乗りかごが配車されやすくなる。
なお、蓄電装置の予測電力残量が充電閾値th1以下であれば、比較部11により低い割当評価値(例えば、「1」)が設定される。このため、号機運行制御部12は、割当評価値が低く、かつ、予測電力残量が充電閾値th1以下である号機の乗りかごを、給電装置が設置される給電階に移動して、昇降路20に設けられた給電装置から非接触で蓄電装置に給電させる制御を行う。
号機運行制御部12は、例えば、最も割当評価値が高い号機に行先階呼びを割当てる。ここで、乗場階に設置された行先階呼び登録装置8を操作して乗客が行先階呼びを登録すると、号機運行制御部12は、呼び登録データを行先階呼び登録装置8から取得する。号機運行制御部12は、呼び登録データを取得すると、各号機の割当評価値に基づいて、いずれかの号機に行先階呼びを割当てる。そして、号機運行制御部12は、現在の電力残量で割当てを果たす乗りかご2A〜2Cの中から、待ち時間が最短となる乗りかごを優先的に配車する制御を行う。
例えば、乗りかご2Aが優先的に配車されるとする。この場合、号機運行制御部12は、行先階呼びを割当てたA号機の号機制御装置6Aに号機割当て信号を出力する。号機割当て信号が入力した号機制御装置6Aは、割当てられた行先階呼びに従って、乗りかご2Aを行先階呼びが登録された乗車階に移動させる制御を行う。
このように号機運行制御部12が、号機に行先階呼びを割当てる際には、事前に比較部11により、号機毎の運行履歴及び電力残量を用いて計算した消費予測電力量と、現在の電力残量とを比較して計算された割当評価値を用いている。このため、個体差がある蓄電装置4A〜4Cの正確な電力残量に基づいて割当てるべき号機を優先して配車する運行制御が可能となる。
次に、群管理制御システム1の各装置を構成する計算機Cのハードウェア構成を説明する。
図3は、計算機Cのハードウェア構成例を示すブロック図である。例えば、号機制御装置6A〜6C、群管理制御装置7は、計算機Cにより構成される。
計算機Cは、いわゆるコンピューターとして用いられるハードウェアである。計算機Cは、バスC4にそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)C1、ROM(Read Only Memory)C2、RAM(Random Access Memory)C3を備える。さらに、計算機Cは、不揮発性ストレージC5、ネットワークインターフェイスC6を備える。
CPU C1は、本実施の形態例に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM C2から読み出して実行する。RAM C3には、演算処理の途中に発生した変数やパラメーター等が一時的に書き込まれる。CPU C1により、各号機制御装置6A〜6Cの運行データ送信部9A〜9C、電力残量データ送信部10A〜10C、及び群管理制御装置7の比較部11及び号機運行制御部12の機能が実現される。
不揮発性ストレージC5としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ等が用いられる。この不揮発性ストレージC5には、OS(Operating System)、各種のパラメーターの他に、計算機Cを機能させるためのプログラムが記録されている。ROM C2、不揮発性ストレージC5は、CPU C1が動作するために必要なプログラムやデータ等を記録しており、計算機Cによって実行されるプログラムを格納したコンピュータ読取可能な非一過性の記録媒体の一例として用いられる。このため、ROM C2、不揮発性ストレージC5には、このプログラムが永続的に格納される。消費電力テーブルT1は、群管理制御装置7に設けられたRAM C3又は不揮発性ストレージC5に保存されており、比較部11が適宜読出すことが可能である。
ネットワークインターフェイスC6には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、端子が接続されたLAN(Local Area Network)、専用線等を介して各種のデータを装置間で送受信することが可能である。例えば、号機制御装置6A〜6Cは、ネットワークインターフェイスC6を通じて乗りかご2A〜2Cから電力残量データを受信し、群管理制御装置7に電力残量データ及び運行データを送信する。そして、ネットワークインターフェイスC6を通じて群管理制御装置7から号機割当て信号を受信する。
図4は、消費電力テーブルT1の説明図である。消費電力テーブルT1には、運行履歴及び電力残量の変化が号機毎に管理されている。
比較部11は、運行履歴及び電力残量の変化に基づいて、乗りかご2A〜2Cの運行に伴い蓄電装置4A〜4Cで消費される電力量(消費電力量)から求めた号機毎の必要電力を消費電力テーブルT1に格納する。ただし、図4に示す消費電力テーブルT1には、A号機及びB号機の運行履歴及び電力残量の変化に基づく必要電力が格納されているものとする。
例えば、消費電力テーブルT1のデータNo.1、データNo.2は、割当て済みの行先階呼びにおける電力残量変化を示す過去の実績値を表す。データNo.3は、新規に登録された行先階呼びに対して予測される号機毎の電力残量変化を示す現在の予測値を表す。
A号機に注目すると、データNo.1では、乗りかご2Aが1階床から10階床まで運行したことにより、蓄電装置4Aの電力残量が100%から90%に変化することが示される。データNo.2においても同様に蓄電装置4Aの電力残量が10%変化することが示される。
B号機に注目すると、データNo.1では、乗りかご2Bが1階床から10階床まで運行したことにより、蓄電装置4Bの電力残量が100%から80%に変化することが示される。データNo.2においても蓄電装置4Bの電力残量が20%変化することが示される。このことから、乗りかご2B内で使用される機器は、乗りかご2A内で使用される機器よりも劣化が進行しているため、機器の消費電力量が多く、蓄電装置4Bの電力残量が、蓄電装置4Aよりも早く減少することが分かる。図示しないが、C号機の運行履歴及び電力残量の変化についても消費電力テーブルT1に格納されている。
比較部11は、消費電力テーブルT1を参照し、運行履歴及び電力残量の変化に基づいて、乗りかご2A,2Bが所定階床分を移動するときの必要電力を計算し、消費電力テーブルT1に格納する。例えば、A号機では、乗りかご2Aが1階床から10階床まで運行するための必要電力は、蓄電装置4Aの満充電(100%)の10%分である。B号機では、乗りかご2Bが1階床から10階床まで運行するための必要電力は、蓄電装置4Bの満充電(100%)の20%分である。そして、比較部11は、号機毎に消費予測電力量と予測電力残量を計算して割当評価値を求める。
号機運行制御部12は、割当評価値が高い号機に行先階呼びを割当てる。例えば、データNo.3に示すように、1階床から20階床まで運行する行先階呼びが割当てられた場合における、各蓄電装置の電力残量を考慮する。A号機では現在の電力残量が50%であり、サービス完了後の予測電力残量が30%に変化するのに対して、B号機では現在の電力残量が50%であり、サービス完了後の予測電力残量が10%に変化することが示される。例えば、サービス完了後の予測電力残量が20%以下になる場合を割当不可とすると、B号機の乗りかご2Bを、電力残量が50%の状態で1階床から20階床まで運行させることができない。この場合、比較部11により、B号機の割当評価値が最も低い値とされるため、号機運行制御部12は、乗りかご2Bを行先階呼びの割当て対象から外す。そして、号機運行制御部12は、割当評価値が低い乗りかご2Bを給電階に移動して蓄電装置4Bに給電する制御を行う。
行先階呼びの割当は、例えば、電力残量が新規の行先階呼びに対応可能であり、かつ、行先階呼びを登録した乗客の待ち時間が最短となる号機が優先される。例えば、行先階呼びが登録された乗場階に近い階床で待機している号機の割当評価値が高くなるため、この号機に行先階呼びが割当てられる。
図5は、号機割当て処理の例を示すフローチャートである。
始めに、行先階呼び登録装置8は、乗客により新規の行先階呼びが登録されたか判断する(S1)。新規の行先階呼びが登録されていない場合(S1のNO)、本処理を終了し、所定時間後に再び本処理を開始する。新規の行先階呼びが登録された場合(S1のYES)、行先階呼びが群管理制御装置7に送信される。
次に、比較部11は、号機を表す変数nを「1」で初期化する(S2)。なお、変数nの「1」はA号機、「2」はB号機、「3」はC号機を表す。ステップS2にて変数nに「1」が設定されると、以降の処理は、A号機に関する処理となる。
次に、比較部11は、n号機における割当て済みの行先階呼びによる乗りかご2nの消費電力量(消費予測電力量)を計算する(S3)。割当て済みとは、新規に行先階呼びを登録した乗客とは異なる他の乗客により以前登録された行先階呼びに対して、A号機に行先階呼びが割当てられた状態をいう。乗りかご2nとは、乗りかご2A〜2Cのいずれかを表し、変数nが「1」であれば乗りかご2A、「2」は乗りかご2B、「3」は乗りかご2Cを表す。次に、比較部11は、n号機における割当て済みの行先階呼びによるサービス完了後の乗りかご2nの電力残量(予測電力残量)を計算する(S4)。例えば、ステップS3,S4では、A号機の乗りかご2Aにおける割当て済みの行先階呼びによる消費電力量及び電力残量が求められる。
次に、比較部11は、今回、新規に登録された行先階呼びをn号機に割当てた場合の消費電力量(消費予測電力量)を計算し(S5)、サービス完了後における電力残量(予測電力残量)を計算する(S6)。例えば、ステップS5,S6では、A号機の乗りかご2Aにおける新規に登録された行先階呼びによる消費電力量及び電力残量が求められる。
次に、比較部11は、新規に登録された行先階呼びに対するn号機の待ち時間を計算する(S7)。例えば、A号機の乗りかご2Aが、新規に行先階呼びが登録された階床の近くで待機していれば、待ち時間が少なく計算されるが、離れた階床に移動中であれば待ち時間が多く計算される。
そして、比較部11は、ステップS5,S6にて計算されたn号機の消費電力量及び電力残量と、ステップS7にて計算された待ち時間に基づいて、n号機の割当評価値を計算する(S8)。割当評価値とは、行先階呼びを割当てる号機を選択する際に参照される号機毎に付けられる値であり、上述したように機器の消費予測電力量が多い号機に対して高い割当評価値が割当てられるため、割当評価値が高い号機に優先して行先階呼びが割当てられる。
次に、比較部11は、変数nに「1」を加える(S9)。ここまでの説明では、変数nに「1」が設定されていたため、変数nが「2」に設定されると、以降の説明では、B号機に関する処理となる。
次に、比較部11は、変数nが固定値Nmaxを超えたか否かを判定する(S10)。固定値Nmaxは、例えば、全ての号機の数であり、本実施の形態では、「3」が設定されている。群管理制御装置7が群管理可能な号機の数に応じて任意の値が固定値Nmaxに設定される。
ここまでの説明では、変数nの「2」が固定値Nmaxの「3」より小さいため(S10のNO)、ステップS3に移る。そして、比較部11が、B号機における割当て済みの行先階呼びによる消費電力量及びサービス完了後の電力残量を計算し(S3,S4)、新規の行先階呼びを割当てた場合の消費電力量及びサービス完了後の電力残量を計算する(S5,S6)。そして、比較部11が待ち時間を計算し(S7)、割当て評価値を計算し(S8)、変数nに「1」を加え(S9)、変数nを「3」に設定する。
変数nが「3」に設定されても、固定値Nmaxを超えないため(S10のNO)、ステップS3に移り、C号機におけるステップS3〜S7までの処理を行い、割当評価値を計算する(S8)。そして、比較部11は、変数nに「1」を加え(S9)、変数nを「4」に設定する。変数nの「4」は、固定値Nmaxの「3」を超えるため(S10のYES)、ステップS11に移る。
そして、号機運行制御部12は、割当評価値が高い号機に行先階呼びを割当てる(S11)。割当評価値が高い号機は、予測電力残量が新規に登録された行先階呼びに対応可能であり、かつ、待ち時間が最短となるものが選ばれる。そして、本処理を終了する。
以上説明した第1の実施の形態に係る群管理制御装置7は、行先階呼び登録装置8に行先階呼びが登録されたタイミングで、号機制御装置6A〜6Cから送信される運行データ及び電力残量データを受信する。そして、群管理制御装置7の比較部11は、号機毎の運行履歴及び電力残量の変化を用いて計算した、号機毎の消費予測電力量と電力残量とをそれぞれ比較し、割当評価値を計算する。号機運行制御部12は、比較部11により計算された割当評価値が高い号機を優先して運行を制御することができる。
ここで、消費電力テーブルT1に示した必要電力は、直近の運行履歴及び電力残量の変化とに基づいて号機毎に計算される。比較部11は、行先階呼びが登録される度に、この必要電力を用いて、ある階床分の運行における消費予測電力量を正確に予測し、予測電力残量も予測する。このため、従来のように消費予測電力量に対してさらに予備電力を加える必要がない。そして、号機運行制御部12は、号機毎に消費電力量の増減に個体差があっても、行先階呼びが登録された時点における正確な情報に基づいて行先階呼びを割当てるための望ましい号機に片寄らせた制御が可能となる。
また、比較部11により消費予測電力量及び予測電力残量が正確に予測されたことにより、号機運行制御部12は、電力残量が充電閾値th1以下となるまで乗りかごの運行を継続することができる。このため、号機毎の所定期間における稼働率を高めることができる。
また、比較部11は、電力残量が充電閾値th1以下となった蓄電装置を備える乗りかごの号機に対して最も低い割当評価値を設定する。そして、号機運行制御部12は、当該号機への新たな行先階呼びの割当てを禁止した後、乗りかごを給電階へ移動させる。このため、給電中の号機については、行先階呼びの割当てからは除き、残りの号機によりサービスを継続することが可能である。
また、機器の劣化が進行したことにより、機器の消費電力量が多い乗りかごについて、優先して配車する制御を行うことにより、この機器の劣化をさらに進行させることができる。このため、劣化が進行した機器の交換タイミングを、他の乗りかごで使用される機器の交換タイミングと異ならせることができ、複数の号機で同時に機器の交換のために停止することでサービスを提供できなくなる事態が避けられる。
なお、乗りかごで使用される機器が劣化すると蓄電装置の消費予測電力量が多くなるので、通常の使用であるにも関わらず蓄電装置の消費予測電力量が多ければ、号機運行制御部12は、機器の交換指示情報を不図示の監視センター等に送信してもよい。交換指示情報を受信した監視センターは、例えば、定期メンテナンス時に機器を新品に交換する指示を作業者に提示する。新品に交換された機器は、劣化した機器よりも消費電力量が少なくなる。このため、機器に電力を供給する蓄電装置の消費電力量を抑え、所定期間内(例えば、1ヶ月間)における蓄電装置への給電回数も減らすことができる。
また、給電装置は、受電装置に接触して給電してもよい。この場合であっても、受電装置は、給電装置から供給された電力により、蓄電装置を充電することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る群管理制御システムについて説明する。この群管理制御システムでは、劣化を予測した蓄電装置の交換時期が複数の号機で重ならないようにするため、特定の号機で片寄らせた運行制御が行われる。
図6は、第2の実施の形態に係る群管理制御システム1Aの概略構成例を示す説明図である。
号機運行制御部12が各号機の運行を制御する方法は、第1の実施の形態に示した方法に限らない。例えば、複数の号機に設置された蓄電装置を同時に交換するために、複数の号機が同時に停止して、サービス可能な号機が少なくなることを避けたいという要望があった。そこで、第2の実施の形態では、事前に蓄電装置4A〜4Cの劣化を予測し、予測結果を群管理制御に活かすようにしている。
群管理制御システム1Aが備える群管理制御装置7は、第1の実施の形態に係る比較部11,号機運行制御部12に加えて、劣化予測部13を有する。そして、群管理制御装置7は、消費電力テーブルT2を備える。
劣化予測部13は、運行履歴及び電力残量の変化に基づいて、号機毎に蓄電装置4A〜4Cの劣化の進行を予測する。ここで、劣化予測部13は、例えば、蓄電装置4A〜4Cの電圧、消費予測電力量、充放電にかかる時間等を用いて、蓄電装置4A〜4Cの劣化を予測する。蓄電装置4A〜4Cをコンデンサとして見た場合、コンデンサに蓄えることができる静電エネルギーEは、コンデンサのコンデンサ容量C、電圧Vを用いて、次式(1)にて計算される。
E=(1/2)CV[J]…(1)
一般に蓄電装置の劣化の進行は、使用可能なコンデンサの容量Cが減ることで表される。蓄電装置を充電する電圧を一定とした場合、コンデンサの容量Cが小さくなると、静電エネルギーEが少なくなるため、蓄電装置の充放電にかかる時間が短くなる。このため、比較部11は、蓄電装置の充放電にかかる時間に基づいて、各号機の蓄電装置4A〜4Cの劣化の進行状況を比較することが可能である。充放電にかかる時間は、上述したように、電力残量計測装置5A〜5Cによる計測時間から求めることができる。例えば、比較部11は、消費予測電力量と、放電時間に対する電圧の減少分、及び充電時間に対する電圧の増加分を確認することで、蓄電装置毎に劣化の進行を判定する。例えば、新品の蓄電装置を満充電したときの電圧及び充放電時間に対して、現在使用している蓄電装置を満充電したときの電圧が低く、かつ、充放電時間が短ければ、この蓄電装置の劣化が進行していると判定される。そして、比較部11は、蓄電装置4A〜4C毎に劣化の進行状況を示す劣化評価値を計算する。劣化評価値は、蓄電装置の劣化が進行するにつれて小さい値とする。
号機運行制御部12は、劣化予測部13により劣化が進行していると予測された蓄電装置を有する乗りかごを優先して配車することで、蓄電装置4A〜4Cの交換時期が複数の号機で重ならないように片寄らせた群管理制御を行う。このような運行制御により、号機運行制御部12は、蓄電装置4A〜4Cの交換時期が複数号機で重ならないようにする。
図7は、消費電力テーブルT2の説明図である。消費電力テーブルT2には、比較部11が管理する運行履歴と電力残量が格納されている。消費電力テーブルT2は、群管理制御装置7に設けられたRAM C3又は不揮発性ストレージC5に保存されており、比較部11が適宜読出すことが可能である。
図8は、蓄電装置4A〜4Cの蓄電容量等の例を示す説明図である。
消費電力テーブルT2は、運行履歴と、電力残量の変化を号機毎に管理している。消費電力テーブルT2では、電力残量及び必要電力を電力量[Wh]で表す。電力量[Wh]は、蓄電装置に用いられるコンデンサの静電エネルギーE[J]を換算して求めた値である。
そして、各蓄電装置に給電するタイミングで乗りかご毎に使用される機器の平均消費電力が更新される。例えば、1階から10階への行先階呼びが登録された場合、「1階でのドア開閉による消費電力」+「1階から10階までの9階床分の移動にかかる消費電力」+「10階でのドア開閉による消費電力」が比較部11により予測される消費予測電力量となる。
また、1階から6階への行先階呼びが登録された状況で、新たに6階から10階への行先階呼びが登録された場合について検討する。この場合、「1階でのドア開閉による消費電力」+「1階から6階までの5階床分の移動にかかる消費電力」+「6階でのドア開閉による消費電力」+「6階から10階までの4階床分の移動にかかる消費電力」+「10階でのドア開閉による消費電力」が比較部11により予測される消費予測電力量となる。そして、比較部11により予測された様々な運転状態における各機器の平均消費電力をまとめた必要電力が消費電力テーブルT2に格納される。
上述したように蓄電装置4A〜4Cは、コンデンサが劣化することにより充電可能な蓄電容量が変わる。つまり、蓄電装置4A〜4Cは、充放電を繰り返すことにより劣化が進行する。例えば、C号機の蓄電装置4Cの蓄電容量が初期の100%である場合、蓄電装置4Cを満充電すると電力残量が100Whとなる。しかし、A号機の蓄電装置4Aの劣化が進行し、蓄電装置4Aの蓄電容量が初期の80%である場合、蓄電装置4Aを満充電しても電力残量が100Wh×0.8=80Whにしかならない。同様に、B号機の蓄電装置4Bの劣化が進行し、蓄電装置4Bの蓄電容量が初期の70%である場合、蓄電装置4Bを満充電しても電力残量が100Wh×0.7=70Whにしかならない。
乗りかご2A〜2C内で使用される機器の劣化の進行具合や機器の個体差等により、同じ階床分であっても必要電力が異なる。例えば、A号機では、10階床分の移動の必要電力が9Wh、B号機では11Wh、C号機では10Whとする。
このため、図7により、充電の状態が満充電であれば、A号機の乗りかご2Aによる1階床から10階床までの運行に対して、蓄電装置4Aの電力残量が80Whから71Whに変化することが示される。同様に、B号機では、蓄電装置4Bの電力残量が70Whから59Whに変化し、C号機では、蓄電装置4Cの電力残量が100Whから90Whに変化することが示される。
充電の状態が蓄電容量の3/4である場合、蓄電装置4A,4B,4Cの電力残量は、満充電の蓄電容量に対して、それぞれ60Wh、52.5Wh、75Whとなる。そして、各号機の乗りかご2A〜2Cが1階床から10階床まで運行すると、それぞれの電力残量が51Wh、41.5Wh、65Whに変化する。
充電の状態が蓄電容量の半分である場合、蓄電装置4A,4B,4Cの電力残量は、満充電の蓄電容量に対して、それぞれ40Wh、35Wh、50Whとなる。そして、各号機の乗りかご2A〜2Cが1階床から20階床まで運行すると、乗りかご2A〜2Cが1階床から10階床まで運行するときの必要電力を2倍した18Wh、22Wh、20Whが必要電力となる。このため、蓄電装置4A,4B,4Cの電力残量が22Wh、13Wh、30Whに変化する。例えば、運行後の電力残量が初期の蓄電容量の20%(20Wh)以下となる場合を割当不可とすると、B号機には、1階床から20階床まで運行する行先階呼びに割当てることができない。このため、A号機又はC号機が1階床から20階床まで運行する行先階呼びに割当てられる。
図9は、蓄電装置の劣化評価値に応じた片寄らせ制御の例を示すフローチャートである。図9に示す処理は、図5に示した処理により行先階呼びが号機に割当てられた後、割当評価値が最も低い号機の蓄電装置について号機運行制御部12が充電の要否を判断する処理である。ここでは、図7の消費電力テーブルT2より、B号機の蓄電装置4Bについて処理が行われる。
始めに、号機運行制御部12は、電力残量データに基づいて、蓄電装置4Bの予測電力残量が充電閾値th1(図2を参照)以下であるか否かを判断する(S11)。予測電力残量が充電閾値th1を超えていれば(S11のNO)、蓄電装置4Bの充電は不要であるため、本処理を終了する。
予測電力残量が充電閾値th1以下であれば(S11のYES)、号機運行制御部12は、蓄電装置4Bを備える乗りかご2Bを給電階に移動させる制御を行う(S12)。給電階に乗りかご2Bが停車すると、給電装置21Bによる受電装置3Bを介した蓄電装置4Bへの充電が開始される。このとき、電力残量計測装置5Bは、蓄電装置4Bの電圧がE[V]、すなわち満充電されるまでの充電時間の計測を開始する(S13)。
蓄電装置4Bへの充電中に、群管理制御装置7の比較部11は、前回の蓄電装置4Bに対する給電から今回の給電までの運行履歴に基づいて、乗りかご2Bの移動時、かごドアの開閉時、待機時等における平均消費電力を計算し、これらの平均消費電力を必要電力としてまとめて消費電力テーブルT2を更新する(S14)。この処理により、例えば、消費電力テーブルT2の充電の状態の欄にある必要電力が更新される。
蓄電装置4Bへの充電が完了すると、電力残量計測装置5Bは、充電時間の計測を終了する(S15)。この時、蓄電装置4Bの電圧がE[V]、すなわち満充電された状態となる。
次に、群管理制御装置7の比較部11は、前回の蓄電装置4Bに対する給電から今回の給電までの運行履歴、並びに消費電力量と各運転状態における通電時間及び充電時間に基づいて、蓄電装置4Bの劣化評価値を計算する(S16)。劣化評価値とは、例えば、給電時における蓄電装置4Bの電圧が、満充電における電圧値に戻るまでの時間等により求められる。例えば、蓄電装置4Bの劣化が進行していなければ100秒で満充電になるにもかかわらず、60秒で満充電になった場合、蓄電装置4Bの劣化が進行していると評価される。劣化評価値は、蓄電装置4Bの劣化が進行するほどに小さい値とする。例えば、蓄電装置4Bの蓄電容量が初期値の100%であるときに「5」、初期値の80%であるときに「3」、初期値の60%であるときに「1」とした値を劣化評価値とする。
次に、号機運行制御部12は、蓄電装置4Bの劣化評価値が劣化閾値(例えば、「1」)以下であるか否かを判断する(S17)。例えば、蓄電装置4Bの劣化評価値が「2」であり、劣化閾値以下でない場合(S17のNO)、蓄電装置4Bの劣化が進行しておらず、まだ乗りかご2Bの片寄らせ制御は不要であるため、本処理を終了する。
一方、蓄電装置4Bの劣化評価値が「1」であり、劣化閾値以下である場合(S17のYES)、この蓄電装置4Bをできるだけ多く使用して、蓄電装置4Bの交換時期を早める必要がある。このため、行先階呼びを優先して割当てるために用いる割当優先度フラグを設定する(S18)。割当優先度フラグが設定された号機は、片寄らせ制御の対象となる。そして、この号機の割当評価値が高く設定され、この号機の乗りかごが優先して配車されやすくなる。その後、本処理を終了する。
号機運行制御部12は、複数の号機間で蓄電装置の劣化の進行が異なる場合に、最も劣化が進行していると予測された蓄電装置が設置された乗りかごの号機と、次に劣化が進行していると予測された他の蓄電装置が設置された他の乗りかごの号機を優先して配車する群管理制御を行う。例えば、最も劣化が進行した蓄電装置4Bを備える乗りかご2Bの号機と、次に劣化が進行した蓄電装置4Aを備える乗りかご2Aの号機とを片寄らせ制御することで、例えば、乗りかご2Bと乗りかご2Aだけを優先して群管理制御することが可能となる。この場合、劣化が進行している蓄電装置4Bだけでなく、蓄電装置4Aについても劣化を進行させることができる。しかし、蓄電装置4Aについては、蓄電装置4Bと交換時期を異ならせるため、適宜、乗りかご2Aの号機と、劣化が進行していない蓄電装置4Cを備える乗りかご2Cの号機を群管理制御の対象として扱う。これにより、蓄電装置4Bの劣化の進行だけが早くなって、交換時期には蓄電装置4Bだけを優先して交換することが可能となる。
以上説明した第2の実施の形態に係る群管理制御システム1Aでは、割当可能な号機が複数ある場合は、蓄電装置4A〜4Cのうち、劣化が最も進行している蓄電装置を有する号機を優先して配車する制御を行う。このような片寄らせ制御により、劣化が進行している蓄電装置の劣化の進行をさらに早めることができる。そして、保守交換時期には、劣化が進行した蓄電装置だけを優先して交換することができる。このため、保守交換時期に複数の号機の蓄電装置を同時に交換することで、稼働率が低下する事態を避けることができる。
また、号機運行制御部12は、劣化が進行している蓄電装置を正確に把握することが可能であるため、この蓄電装置の劣化の進行をコントロールできるように、乗りかご2A〜2Cを運行制御することが可能となる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…群管理制御システム、2A〜2C…乗りかご、3A〜3C…受電装置、4A〜4C…蓄電装置、5A〜5C…電力残量計測装置、6A〜6C…号機制御装置、7…群管理制御装置、8…行先階呼び登録装置、9A〜9C…運行データ送信部、10A〜10C…電力残量データ送信部、11…比較部、12…号機運行制御部、13…劣化予測部、20…昇降路、21A〜21C…給電装置

Claims (8)

  1. 行先階呼び登録装置に行先階呼びが登録されたことに応じて、予測される蓄電装置の電力残量であって、昇降路を移動する複数台の乗りかごの運行を号機毎に制御する号機制御装置から号機毎に受信する運行データにより表される前記乗りかごの運行履歴、及び前記乗りかごに設置される前記蓄電装置の電力残量データにより表される、予測しようとする時点における前記蓄電装置の前記電力残量に基づいて、前記予測しようとする時点からサービス完了後までに前記乗りかごで使用される機器の必要電力から予測する消費予測電力量と、前記サービス完了後における前記蓄電装置の予測電力残量とを求めて、号機毎に前記消費予測電力量及び前記予測電力残量を比較して得た、前記消費予測電力量と前記予測電力残量との比較結果を、前記行先階呼びが割当てられる号機を評価するための割当評価値を号機毎に計算するためにのみ用い、号機毎に前記割当評価値を設定する比較部と、
    最も高い前記割当評価値が設定された号機に前記行先階呼びを割当て、前記行先階呼びを割当てた号機を制御する前記号機制御装置に対して、前記行先階呼びを割当てた号機の前記乗りかごを優先して配車させる群管理による運行制御を行う号機運行制御部と、を備える
    群管理制御装置。
  2. 前記号機運行制御部は、前記割当評価値が低く、かつ、前記予測電力残量が充電閾値以下である前記乗りかごを、前記昇降路に設けられた給電装置が設置される給電階に移動して、前記給電装置から前記蓄電装置に給電させる運行制御を行う
    請求項1に記載の群管理制御装置。
  3. 前記比較部は、前記機器の劣化が進行したことにより、通常の使用であるにも関わらず消費電力が多くなった前記機器の前記消費予測電力量が多い号機に対して、高い割当評価値を設定する
    請求項2に記載の群管理制御装置。
  4. さらに、号機毎の前記運行履歴と、前記運行履歴に示される過去の実績値として電力残量の変化から求められた前記機器の必要電力と、前記行先階呼びが登録されたことに応じて前記過去の実績値から求められた現在の予測値としての前記機器の必要電力とを格納する消費電力テーブルを備え、
    前記比較部は、前記消費電力テーブルに格納された前記過去の実績値としての前記運行履歴及び前記電力残量の変化に基づいて、前記乗りかごの運行に伴い前記蓄電装置で消費される電力量から求めた号機毎の前記必要電力を前記消費電力テーブルに格納し、同じ階床分の移動であるにも関わらず、他の号機よりも前記消費電力が多い号機の前記乗りかごで使用される前記機器を劣化が進行していると判断する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の群管理制御装置。
  5. さらに、前記運行履歴及び前記電力残量の変化に基づいて、号機毎に前記蓄電装置の劣化の進行を予測する劣化予測部を備え、
    前記号機運行制御部は、前記劣化予測部により劣化が進行していると予測された前記蓄電装置が設置された前記乗りかごを優先して配車する
    請求項4に記載の群管理制御装置。
  6. 前記号機運行制御部は、複数の号機間で前記蓄電装置の劣化の進行が異なる場合に、最も劣化が進行していると予測された前記蓄電装置が設置された前記乗りかごの号機と、次に劣化が進行していると予測された他の前記蓄電装置が設置された他の前記乗りかごの号機とを優先して配車する群管理制御を行う
    請求項5に記載の群管理制御装置。
  7. 比較部及び運行制御部を備える群管理制御装置により行われる群管理制御方法であって、
    前記比較部が、行先階呼び登録装置に行先階呼びが登録されたことに応じて、予測される蓄電装置の電力残量であって、昇降路を移動する複数台の乗りかごの運行を号機毎に制御する号機制御装置から号機毎に受信する運行データにより表される前記乗りかごの運行履歴、及び前記乗りかごに設置される前記蓄電装置の電力残量データにより表される、予測しようとする時点における前記蓄電装置の前記電力残量に基づいて、前記予測しようとする時点からサービス完了後までに前記乗りかごで使用される機器の必要電力から予測する消費予測電力量と、前記サービス完了後における前記蓄電装置の予測電力残量とを求めて、号機毎に前記消費予測電力量及び前記予測電力残量を比較して得た、前記消費予測電力量と前記予測電力残量との比較結果を、前記行先階呼びが割当てられる号機を評価するための割当評価値を号機毎に計算するためにのみ用い、号機毎に前記割当評価値を設定するステップと、
    前記運行制御部が、最も高い前記割当評価値が設定された号機に前記行先階呼びを割当て、前記行先階呼びを割当てた号機を制御する前記号機制御装置に対して、前記行先階呼びを割当てた号機の前記乗りかごを優先して配車させる群管理による運行制御を行うステップと、を含む
    群管理制御方法。
  8. 行先階呼びが登録される行先階呼び登録装置と、昇降路を移動する複数台の乗りかごと、前記乗りかごの運行を制御する号機制御装置と、号機毎に前記乗りかごの運行を群管理制御する群管理制御装置と、を備え、
    前記乗りかごは、
    前記乗りかごの移動中に消費される電力を、前記乗りかごで使用される機器に供給する蓄電装置と、
    給電階に設置された給電装置から給電される電力を受電し、前記蓄電装置を充電する受電装置と、を備え、
    前記号機制御装置は、
    前記乗りかごの運行データを前記群管理制御装置に送信する運行データ送信部と、
    前記蓄電装置の電力残量データを前記群管理制御装置に送信する電力残量データ送信部と、を備え、
    前記群管理制御装置は、
    前記行先階呼び登録装置に前記行先階呼びが登録されたことに応じて、予測される前記蓄電装置の電力残量であって、前記号機制御装置から号機毎に受信する運行データにより表される前記乗りかごの運行履歴、及び前記乗りかごに設置される前記蓄電装置の電力残量データにより表される、予測しようとする時点における前記蓄電装置の前記電力残量に基づいて、前記予測しようとする時点からサービス完了後までに前記乗りかごで使用される機器の必要電力から予測する消費予測電力量と、前記サービス完了後における前記蓄電装置の予測電力残量とを求めて、号機毎に前記消費予測電力量及び前記予測電力残量を比較して得た、前記消費予測電力量と前記予測電力残量との比較結果を、前記行先階呼びが割当てられる号機を評価するための割当評価値を号機毎に計算するためにのみ用い、号機毎に前記割当評価値を設定する比較部と、
    最も高い前記割当評価値が設定された号機に前記行先階呼びを割当て、前記行先階呼びを割当てた号機を制御する前記号機制御装置に対して、前記行先階呼びを割当てた号機の前記乗りかごを優先して配車させる群管理による運行制御を行う号機運行制御部と、を備える
    群管理制御システム。
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