JP7095749B2 - エレベーターの群管理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エレベーターの群管理装置に関する。
特許文献1には、バッテリが設置された複数のかごを備えたエレベーターシステムが開示されている。かごのバッテリは、給電階に設けられた給電装置によって充電される。上記のシステムでは、かごに新規の乗場呼びが割り当てられた際に、当該かごのバッテリ残量が少ない場合には当該かごへの追加呼びの割り当てが禁止される。追加呼びの割り当てが禁止されたかごは、既に割り当てられている呼びに対するサービス完了後に給電走行を行う。
日本特許第5892757号公報
特許文献1に記載のシステムでは、呼びの割当方法によっては、複数のかごのうちバッテリ消費量が相対的に多いかごに新規の呼びが割り当てられ得る。この場合、給電走行の頻度が上昇するため、エレベーターの運行効率が低下する。
この発明は、上記の課題を解決するためになされた。その目的は、バッテリが設置された複数のかごを備えたエレベーターシステムにおいて運行効率を向上させることができるエレベーターの群管理装置を提供することである。
この発明に係る1つのエレベーターの群管理装置は、新規乗場呼びが発生した場合に、給電階で充電可能なバッテリが設置された複数のかごの現在の運行計画及びバッテリ残量に基づいて、複数のかごのうち新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量よりもバッテリ残量が少ないかごをサービス不可かごと判定する判定部と、サービス不可かごでないかご毎に、新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量と現在の運行計画が完了するまでのバッテリ消費量との差分を算出する差分計算部と、差分計算部によって算出されたバッテリ消費量の差分に基づいて、サービス不可かごでないかごのいずれか1つに新規乗場呼びを割り当てる呼び割当部と、を備え、呼び割当部は、サービス不可かごでないかごのうちバッテリ消費量の差分が最小となるかごに新規乗場呼びを割り当てる。
あるいは、この発明に係る他のエレベーターの群管理装置は、新規乗場呼びが発生した場合に、給電階で充電可能なバッテリが設置された複数のかごの現在の運行計画及びバッテリ残量に基づいて、複数のかごのうち新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量よりもバッテリ残量が少ないかごをサービス不可かごと判定する判定部と、サービス不可かごでないかご毎に、新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量と現在の運行計画が完了するまでのバッテリ消費量との差分を算出する差分計算部と、差分計算部によって算出されたバッテリ消費量の差分に基づいて、サービス不可かごでないかごのいずれか1つに新規乗場呼びを割り当てる呼び割当部と、サービス不可かごでないかご毎に、新規乗場呼びが登録された時刻から新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画において新規乗場呼びが登録された階にかごが到着する時刻までの経過時間である待ち時間を算出する待ち時間計算部、を更に備え、サービス不可かごでないかご毎に、バッテリ消費量の差分に第1係数を乗算して得た値と待ち時間に第2係数を乗算して得た値との和を評価値として算出し、サービス不可かごでないかごのうち評価値が最小となるかごに新規乗場呼びを割り当て、かつ、呼び割当部は、バッテリ残量が少ないほど第2係数に対する第1係数の比が大きくなるように第1係数及び第2係数を設定する。
あるいは、この発明に係る他のエレベーターの群管理装置は、新規乗場呼びが発生した場合に、給電階で充電可能なバッテリが設置された複数のかごの現在の運行計画及びバッテリ残量に基づいて、複数のかごのうち新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量よりもバッテリ残量が少ないかごをサービス不可かごと判定する判定部と、サービス不可かごでないかご毎に、新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量と現在の運行計画が完了するまでのバッテリ消費量との差分を算出する差分計算部と、差分計算部によって算出されたバッテリ消費量の差分に基づいて、サービス不可かごでないかごのいずれか1つに新規乗場呼びを割り当てる呼び割当部と、を備え、判定部は、複数のかごのうち新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画の完了時に位置する階から給電階まで移動するための給電走行でのバッテリ消費量に基づく閾値よりも仮更新された運行計画の完了時のバッテリ残量が小さくなるかごを要給電かごと判定し、呼び割当部は、要給電かごに新規乗場呼びを割り当てた場合には、新規乗場呼びへのサービスを含めて更新された運行計画の完了後に当該かごに給電走行を実施させるように当該かごに対応するかご制御装置に対して指示する。
あるいは本発明に係る他のエレベーターの群管理装置は、新規乗場呼びが発生した場合に、給電階で充電可能なバッテリが設置された複数のかごの現在の運行計画及びバッテリ残量に基づいて、複数のかごのうち新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量よりもバッテリ残量が少ないかごをサービス不可かごと判定する判定部と、サービス不可かごでないかご毎に、新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量と現在の運行計画が完了するまでのバッテリ消費量との差分を算出する差分計算部と、差分計算部によって算出されたバッテリ消費量の差分に基づいて、サービス不可かごでないかごのいずれか1つに新規乗場呼びを割り当てる呼び割当部と、を備え、判定部は、新規乗場呼びが出発階及び行先方向を示し目的階を示していない場合に、時間帯別及び階別に記憶された過去の累計降車人数に基づいて新規乗場呼びを登録した乗客の目的階を推定し、当該出発階及び推定された当該目的階に基づいて複数のかごの運行計画を新規乗場呼びへのサービスを含んだ内容に仮更新する。

この発明によれば、差分計算部によって算出されたバッテリ消費量の差分に基づいて、サービス不可かごでないかごのいずれか1つに新規乗場呼びが割り当てられる。このため、バッテリが設置された複数のかごを備えたエレベーターシステムにおいて運行効率を向上させることができる。
実施の形態1におけるエレベーターシステムの構成図である。 実施の形態1における群管理装置の構成図である。 実施の形態1における群管理装置の全体処理の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態1における判定部の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態1における差分計算部の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態1における呼び割当部の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態2における群管理装置の構成図である。 実施の形態2における群管理装置の全体処理の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態2における判定部の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態2における待ち時間計算部の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態2における呼び割当部の動作例を示すフローチャートである。 群管理装置のハードウェア構成図である。
以下、添付の図面を参照して実施の形態について説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号が付される。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるエレベーターシステムの構成図である。
エレベーターシステムは、群管理装置1、複数のかご制御装置2及び複数の呼び登録装置3を備える。呼び登録装置3は、例えば、各階のエレベーターホール又は入場ゲート等に設置される。群管理装置1は、かご制御装置2及び呼び登録装置3と電気的に接続されている。
図1では、1つのかご制御装置2のみが示されている。個々のかご制御装置2は、個々のエレベーターの動作を制御する。
個々のエレベーターは、例えば、巻上機4、かご5及び釣合おもり6を備える。かご5及び釣合おもり6は、昇降路の内部に設けられている。かご5及び釣合おもり6は、巻上機4に巻き掛けられたロープによって昇降路内に吊り下げられている。かご5及び釣合おもり6は、巻上機4が駆動することにより昇降する。巻上機4は、対応するかご制御装置2によって制御される。
呼び登録装置3は、乗客による呼び登録情報の入力を受け付ける。呼び登録情報は、例えば、目的階もしくは行先方向を含む。呼び登録装置3は、例えば、ボタン等の操作部又は無線通信で情報を認識するセンサ等を備える。乗客は、呼び登録装置3の操作部を操作することで呼び登録情報を入力してもよい。乗客は、IDタグ、IDカード又は携帯端末等から送信される呼び登録情報を呼び登録装置3のセンサに読み取らせることで呼び登録情報を入力してもよい。
呼び登録装置3は、入力された呼び登録情報に基づいて乗場呼びを生成する。乗場呼びは、例えば、出発階及び目的階を含む。乗場呼びは、例えば、目的階の代わりに行先方向を含んでもよい。呼び登録装置3は、生成された乗場呼びを群管理装置1に送信する。
群管理装置1は、呼び登録装置3から受信した乗場呼びに対して1つの割当かごを選択する。群管理装置1は、当該割当かごに対応するかご制御装置2に当該乗場呼びを送信する。
かご制御装置2は、群管理装置1から受信した乗場呼びに基づいて巻上機4に駆動指令を出力する。当該巻上機4が駆動することにより、かご5が上下方向に移動し当該乗場呼びに応答する。
かご5には、バッテリ7及び受電装置8が設置されている。昇降路内には、少なくとも1つの送電装置9が設置されている。送電装置9は、電源10に接続されている。送電装置9が設置されている階を「給電階」とも呼ぶ。
バッテリ7は、かご5に設けられた機器を動作させるために必要な電力を供給する。バッテリ7は、例えば、かごドアの戸開閉装置及び照明機器等に電力を供給する。バッテリ7は、かご5の運行に伴い消費されるため、必要に応じて充電される。バッテリ7は、給電階で充電可能である。
受電装置8は、かご5が給電階に停止している状態において、送電装置9と対向する。送電装置9は、例えば、対向する受電装置8に対して非接触で電力を伝送する。受電装置8は、送電装置9から受け取った電力をバッテリ7に充電する。
群管理装置1は、例えば、乗場呼び又は各かご5のバッテリ残量等に基づいて、バッテリ7への給電の要否を判断する。群管理装置1は、必要に応じて給電走行をかご制御装置2に指示する。給電走行は、かご5を給電階に移動させることである。
図2は、実施の形態1における群管理装置の構成図である。
群管理装置1は、呼び取得部11、運行計画取得部12、バッテリ残量取得部13、判定部14、差分計算部15及び呼び割当部16を備える。
呼び取得部11は、呼び登録装置3から乗場呼びを取得する。呼び取得部11は、乗場呼びを判定部14に送信する。
運行計画取得部12は、複数のかご制御装置2から各かご5の現在の運行計画を取得する。かご5の運行計画は、例えば、当該かご5の現在位置及び予定停止階を示す情報を含む。運行計画取得部12は、各かご5の現在の運行計画を判定部14に送信する。
かご5の現在位置は、例えば、建物の階として表される。かご5の現在位置は、例えば、「1階と2階の間」のように、階と階の間の位置として表すこともできる。
例えば、モータエンコーダを巻上機4等が備えている場合には、当該モータエンコーダを利用して検出されるかご相対位置をかご5の現在位置としてもよい。
例えば、レーザーを利用した距離センサをかご5又はかご制御装置2が備えている場合には、かご5から昇降路頂部もしくは下部までの絶対距離をかご5の現在位置としてもよい。
例えば、昇降路内に磁気テープ又はバーコードテープが設置され、かご5又はかご制御装置2が当該テープを読み取るセンサを備えている場合には、当該センサを利用して測定されたかご5の絶対位置をかご5の現在位置としてもよい。
バッテリ残量取得部13は、複数のかご制御装置2から各かご5の現在のバッテリ残量を取得する。バッテリ残量取得部13は、各かご5の現在のバッテリ残量を判定部14に送信する。
バッテリ残量は、例えば、バッテリ7の電圧値から求めることができる。バッテリ残量は、例えば、バッテリ7が最後に充電された時刻からの経過時間及びかごドアの戸開閉回数等に基づいて推定されてもよい。
判定部14は、呼び取得部11から新規乗場呼びを取得する。判定部14は、運行計画取得部12から各かご5の現在の運行計画を受信する。判定部14は、バッテリ残量取得部13から各かご5の現在のバッテリ残量を受信する。
判定部14は、新規乗場呼びへのサービスを含めて各かご5の運行計画を仮更新する。仮更新とは、かご5に新規乗場呼びが割り当てられたと仮定して運行計画を更新することである。仮更新された運行計画は、例えば、新規乗場呼びに含まれる出発階及び目的階が新たな予定停止階として現在の運行計画に追加されたものである。
例えば、新規乗場呼びに含まれる出発階及び目的階の両方が現在の運行計画におけるかご5の移動範囲内に存在する場合、仮更新された運行計画においては、既存の他の呼びへのサービスよりも先に新規乗場呼びへのサービスが完了し得る。例えば、新規乗場呼びに含まれる出発階及び目的階の少なくとも一方が現在の運行計画におけるかご5の移動範囲外に存在する場合、仮更新された運行計画においては、既存の他の呼びへのサービスよりも後に新規乗場呼びへのサービスが完了し得る。
なお、新規乗場呼びに目的階が含まれず行先方向が含まれている場合、判定部14は、過去の実績から推定した目的階に基づいて運行計画の仮更新を行う。例えば、時間帯別及び階別に記憶された過去の累計降車人数に基づいて、新規乗場呼びを登録した乗客の目的階を確率的に推定することができる。降車人数は、例えば、かご5が積載重量計測装置を備えている場合には、当該装置による計測結果の減少量から推定することができる。降車人数は、例えば、かご内5もしくはエレベーターホールにカメラが設けられている場合には、当該カメラで撮影された画像から直接計測してもよい。
判定部14は、仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量をかご5毎に算出する。当該バッテリ消費量を「仮更新後のバッテリ消費量」とも呼ぶ。当該バッテリ消費量は、例えば、仮更新された運行計画を完了するまでに要する時間及びかごドアの戸開閉回数に基づいて算出される。戸開閉回数は、例えば、運行計画におけるかご5の停止回数から推定可能である。
判定部14は、サービス可否の判定をかご5毎に行う。判定部14は、仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量よりも現在のバッテリ残量が少ないかご5を「サービス不可かご」と判定する。サービス不可かごは、新規乗場呼びが割り当てられると運行計画を完了する前にバッテリ残量がゼロになるかご5である。
判定部14は、給電要否の判定をかご5毎に行う。判定部14は、仮更新された運行計画の完了時のバッテリ残量が閾値よりも小さくなるかご5を「要給電かご」と判定する。要給電かごは、新規乗場呼びが割り当てられた場合の運行計画の完了後に給電階でバッテリ7を充電する必要があるかご5である。
給電要否の判定に用いられる上記閾値は、例えば、仮更新された運行計画の完了時に位置する階から最寄りの給電階まで移動するための給電走行でのバッテリ消費量に基づいて、かご5毎に設定される。当該バッテリ消費量は、例えば、給電走行に要する時間及び給電走行中のかごドアの戸開閉回数に基づいて、かご5毎に算出される。なお、判定部14は、給電階の位置を特定する給電階位置情報を予め保持している。
判定部14は、呼び割当部16に対し、少なくともサービス不可かごを示す情報及び要給電かごを示す情報を送信する。判定部14は、差分計算部15に対し、少なくともサービス不可かごを示す情報を送信する。
差分計算部15は、例えば、判定部14から、新規乗場呼び、サービス不可かごを示す情報、サービス不可かごを除く全てのかご5の現在の運行計画、及び、サービス不可かごを除く全てのかご5についての仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量を受信する。
なお、差分計算部15は、新規乗場呼びを呼び取得部11から直接受信してもよい。また、差分計算部15は、サービス不可かごを除く全てのかご5の現在の運行計画を判定部14から受信する代わりに、サービス不可かごを含む全てのかご5の現在の運行計画を運行計画取得部12から受信してもよい。
差分計算部15は、サービス不可かごでないかご5毎に、現在の運行計画が完了するまでのバッテリ消費量を算出する。当該バッテリ消費量を「仮更新前のバッテリ消費量」とも呼ぶ。当該バッテリ消費量は、例えば、現在の運行計画を完了するまでに要する時間及びかごドアの戸開閉回数に基づいて算出される。なお、現在呼びが割り当てられていないかご5の当該バッテリ消費量は、既にサービスが完了している直近の呼びに対して算出されたバッテリ消費量の値で代用してもよい。
差分計算部15は、サービス不可かごでないかご5毎に、仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量と現在の運行計画が完了するまでのバッテリ消費量との差分を算出する。つまり、差分計算部15は、仮更新前後の運行計画におけるバッテリ消費量の差分を算出する。
差分計算部15は、サービス不可かごを除く全てのかご5についてのバッテリ消費量の差分を示す情報を呼び割当部16に送信する。
呼び割当部16は、例えば、判定部14から、新規乗場呼び、サービス不可かごを示す情報及び要給電かごを示す情報を受信する。呼び割当部16は、差分計算部15から、サービス不可かごを除く全てのかご5についてのバッテリ消費量の差分を示す情報を受信する。
なお、呼び割当部16は、新規乗場呼びを呼び取得部11から直接受信してもよい。
呼び割当部16は、差分計算部15によって算出されたバッテリ消費量の差分に基づいて、サービス不可かごでないかご5のいずれか1つに新規乗場呼びを割り当てる。
呼び割当部16は、例えば、バッテリ消費量の差分が最小となるかご5を割当かごとして決定する。
呼び割当部16は、割当かごとして決定されたかご5に対応するかご制御装置2に新規乗場呼びを送信する。
割当かごとして決定されたかご5が要給電かごである場合、呼び割当部16は、当該かご5に対応するかご制御装置2に対し、新規乗場呼びへのサービスを含めて実際に更新された運行計画の完了後に当該かご5に給電走行を実施させるように指示する。
図3は、実施の形態1における群管理装置の全体処理の一例を示すシーケンス図である。図3には、群管理装置1の各部が送受信する上述した情報が示されている。
図4は、実施の形態1における判定部の動作例を示すフローチャートである。
ステップS101では、新規乗場呼び、各かご5の運行計画及び各かご5のバッテリ残量の受信が行われる。
ステップS102からステップS107までの処理は、群管理装置1によって管理される全てのかご5に対して繰り返される。
ステップS102では、運行計画が仮更新される。
ステップS103では、仮更新された運行計画に基づいて仮更新後のバッテリ消費量が算出される。
ステップS104では、仮更新後のバッテリ消費量よりも現在のバッテリ残量の方が少ないか否かが判定される。つまり、対象のかご5へ新規乗場呼びを割り当てることができるか否かが判定される。
ステップS104において、仮更新後のバッテリ消費量よりも現在のバッテリ残量の方が少ないと判定された場合、ステップS105が実施される。
ステップS105では、対象のかご5がサービス不可かごに分類される。
ステップS104において、仮更新後のバッテリ消費量よりも現在のバッテリ残量の方が少なくないと判定された場合、ステップS106が実施される。
ステップS106では、仮更新された運行計画の完了時のバッテリ残量が閾値よりも小さいか否かが判定される。つまり、仮更新された運行計画の完了後に対象のかご5のバッテリ7を充電する必要があるか否かが判定される。
ステップS106において、仮更新された運行計画の完了時のバッテリ残量が閾値よりも小さいと判定された場合、ステップS107が実施される。
ステップS107では、対象のかご5が要給電かごに分類される。
ステップS106において、仮更新された運行計画の完了時のバッテリ残量が閾値よりも小さくないと判定された場合、対象のかご5は、サービス不可かごにも要給電かごにも分類されない。
全てのかご5に対してステップS102からステップS107までの処理が完了すると、ステップS108が実施される。
ステップS108では、サービス不可かご及び要給電かごの情報が呼び割当部に送信される。
ステップS109では、サービス不可かごの情報が差分計算部に送信される。
図5は、実施の形態1における差分計算部の動作例を示すフローチャートである。
ステップS201では、新規乗場呼び、サービス不可かごの情報、サービス不可かごを除く全てのかご5の運行計画及びサービス不可かごを除く全てのかご5の仮更新後バッテリ消費量の受信が行われる。
ステップS202及びステップS203の処理は、サービス不可かごを除く全てのかご5に対して繰り返される。
ステップS202では、仮更新前のバッテリ消費量が算出される。
ステップS203では、仮更新前後のバッテリ消費量の差分が算出される。
サービス不可かごを除く全てのかご5に対してステップS202及びステップS203の処理が完了すると、ステップS204が実施される。
ステップS204では、サービス不可かごを除く各かご5のバッテリ消費量差分が呼び割当部16に送信される。
図6は、実施の形態1における呼び割当部の動作例を示すフローチャートである。
ステップS301では、新規乗場呼び、サービス不可かごの情報、要給電かごの情報、及びサービス不可かごを除く各かご5のバッテリ消費量差分の受信が行われる。
ステップS302では、サービス不可かごでないかご5の中でバッテリ消費量差分が最小となるかご5が割当かごとして決定される。
ステップS303では、割当かごに対応するかご制御装置2に新規乗場呼びが送信される。これにより、割当かごの運行計画が新規乗場呼びへのサービスを含んだ内容として実際に更新される。
ステップS304では、割当かごが要給電かごであるか否かが判定される。
ステップS304において、割当かごが要給電かごであると判定された場合、ステップS305が実施される。
ステップS305では、割当かごに対応するかご制御装置2に対して、運行計画の完了後に給電走行を実施させるよう指示がなされる。
ステップS304において、割当かごが要給電かごでないと判定された場合、ステップS305は実施されない。
以上で説明した実施の形態1によれば、判定部14は、新規乗場呼びが発生した場合に、給電階で充電可能なバッテリ7が設置された複数のかご5のそれぞれの現在の運行計画及びバッテリ残量に基づいて、複数のかご5のうち新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量よりもバッテリ残量が少ないかご5をサービス不可かごと判定する。差分計算部15は、サービス不可かごでないかご5毎に、新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量と新規乗場呼びへのサービスを含まない現在の運行計画が完了するまでのバッテリ消費量との差分を算出する。呼び割当部16は、差分計算部15によって算出されたサービス不可かごでないかご5毎のバッテリ消費量の差分に基づいて、サービス不可かごでないかご5のいずれか1つに新規乗場呼びを割り当てる。つまり、実施の形態1によれば、かご5に新規乗場呼びが割り当てられた場合及び割り当てられなかった場合のバッテリ消費量のシミュレーション結果に基づいて割当かごが決定される。このため、バッテリ7が設置された複数のかご5を備えたエレベーターシステムにおいて運行効率を向上させることができる。
また、呼び割当部16は、例えば、サービス不可かごでないかご5のうちバッテリ消費量の差分が最小となるかご5に新規乗場呼びを割り当てる。この場合、新規乗場呼びが発生した際に、バッテリ消費量の増分が最も小さいかご5に優先的に新規乗場呼びが割り当てられるため、給電走行の実施回数が最低限に抑えられる。その結果、運行効率を向上させることができる。
また、判定部14は、複数のかご5のうち新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画の完了時に位置する階から給電階まで移動するための給電走行でのバッテリ消費量に基づく閾値よりも仮更新された運行計画の完了時のバッテリ残量が小さくなるかご5を要給電かごと判定する。呼び割当部16は、要給電かごに新規乗場呼びを割り当てた場合には、新規乗場呼びへのサービスを含めて実際に更新された運行計画の完了後に当該かごに給電走行を実施させるように当該かごに対応するかご制御装置2に対して指示する。このため、不必要な給電走行を実施することなく、残量が低下しているバッテリ7に対して確実に給電することができる。
また、判定部14は、例えば、給電走行に要する時間及び給電走行中のかごドアの戸開閉回数に基づいて、給電走行でのバッテリ消費量をかご5毎に算出する。この場合、かご5の戸開閉装置及び照明機器等の動作に起因するバッテリ消費量を算出できる。
また、差分計算部15は、例えば、サービス不可かごでないかご5毎に、現在の運行計画を完了するまでに要する時間及び現在の運行計画におけるかごドアの戸開閉回数に基づいて、現在の運行計画が完了するまでのバッテリ消費量を算出する。この場合、かご5の戸開閉装置及び照明機器等の動作に起因するバッテリ消費量を算出できる。
また、判定部14は、例えば、新規乗場呼びが出発階及び行先方向を示し目的階を示していない場合に、時間帯別及び階別に記憶された過去の累計降車人数に基づいて新規乗場呼びを登録した乗客の目的階を推定し、当該出発階及び推定された当該目的階に基づいて複数のかご5の運行計画を新規乗場呼びへのサービスを含んだ内容に仮更新する。この場合、呼び登録装置3が目的階の入力を受け付ける機能を有していなくとも、バッテリ消費量の差分を算出することが可能となる。
実施の形態2.
以下、実施の形態2について説明する。実施の形態1と重複する説明は適宜省略する。
図7は、実施の形態2における群管理装置の構成図である。
実施の形態2における群管理装置1は、実施の形態1における構成に加えて、待ち時間計算部17を備える。
実施の形態2において、判定部14は、差分計算部15及び待ち時間計算部17に対し、少なくともサービス不可かごを示す情報を送信する。
待ち時間計算部17は、例えば、判定部14から、新規乗場呼び、サービス不可かごを示す情報及びサービス不可かごを除く全てのかご5の現在の運行計画を受信する。
なお、待ち時間計算部17は、新規乗場呼びを呼び取得部11から直接受信してもよい。また、待ち時間計算部17は、サービス不可かごを除く全てのかご5の現在の運行計画を判定部14から受信する代わりに、サービス不可かごを含む全てのかご5の現在の運行計画を運行計画取得部12から受信してもよい。
待ち時間計算部17は、例えば、判定部14と同様にして、サービス不可かごを除く全てのかご5の運行計画を仮更新する。待ち時間計算部17は、運行計画の仮更新を行う代わりに、仮更新された運行計画を示す情報を判定部14から受信してもよい。
待ち時間計算部17は、サービス不可かごでないかご5毎に、仮更新された運行計画における新規乗場呼びを登録した乗客の待ち時間を算出する。当該待ち時間は、新規乗場呼びが登録された時刻から仮更新された運行計画において新規乗場呼びが登録された階にかご5が到着する時刻までの経過時間に相当する。
待ち時間計算部17は、サービス不可かごを除く全てのかご5についての待ち時間を示す情報を呼び割当部16に送信する。
実施の形態2において、呼び割当部16は、待ち時間計算部17から、サービス不可かごを除く全てのかご5についての待ち時間を示す情報を受信する。
実施の形態2において、呼び割当部16は、差分計算部15によって算出されたバッテリ消費量差分及び待ち時間計算部17によって算出された待ち時間に基づいて、サービス不可かごでないかご5のいずれか1つに新規乗場呼びを割り当てる。
実施の形態2において、呼び割当部16は、例えば、サービス不可かごでないかご5毎に評価値VALを算出し、評価値VALが最小となるかご5を割当かごとして決定する。評価値VALは、バッテリ消費量差分BC、待ち時間WT、第1係数α及び第2係数βを用いて、下記の式で算出される。第1係数α及び第2係数βは、例えば、α=0.7、β=0.3のように予め設定しておけばよい。
VAL=α×BC+β×WT
実施の形態2において、呼び割当部16は、例えば、バッテリ残量が多いほど、バッテリ消費量の優先度を下げるために、第2係数βに対する第1係数αの比が小さくなるように前記第1係数及び前記第2係数を動的に決定してもよい。呼び割当部16は、例えば、バッテリ残量が少ないほど、バッテリ消費量の優先度を上げるために、第2係数βに対する第1係数αの比が大きくなるように前記第1係数及び前記第2係数を動的に決定してもよい。
図8は、実施の形態2における群管理装置の全体処理の一例を示すシーケンス図である。図8には、群管理装置1の各部が送受信する上述した情報が示されている。
図9は、実施の形態2における判定部の動作例を示すフローチャートである。
ステップS401からステップS408は、図4におけるステップS101からステップS108と同様である。
ステップS409では、サービス不可かごの情報が差分計算部15及び待ち時間計算部17に送信される。
図10は、実施の形態2における待ち時間計算部の動作例を示すフローチャートである。
ステップS501では、新規乗場呼び、サービス不可かごの情報及びサービス不可かごを除く全てのかご5の運行計画の受信が行われる。
ステップS502の処理は、サービス不可かごを除く全てのかご5に対して繰り返される。
ステップS502では、仮更新後の運行計画に基づいて待ち時間が算出される。
サービス不可かごを除く全てのかご5に対してステップS502の処理が完了すると、ステップS503が実施される。
ステップS503では、サービス不可かごを除く各かご5の待ち時間が呼び割当部16に送信される。
図11は、実施の形態2における呼び割当部の動作例を示すフローチャートである。
ステップS601では、新規乗場呼び、サービス不可かごの情報、要給電かごの情報、サービス不可かごを除く各かご5のバッテリ消費量差分及びサービス不可かごを除く各かご5の待ち時間の受信が行われる。
ステップS602では、サービス不可かごでないかご5の中でバッテリ消費量差分及び待ち時間に基づく評価値が最小となるかご5が割当かごとして決定される。
ステップS603からステップS605は、図6におけるステップS303からステップS305と同様である。
以上で説明した実施の形態2によれば、待ち時間計算部17は、例えば、サービス不可かごでないかご5毎に、新規乗場呼びが登録された時刻から新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画において新規乗場呼びが登録された階にかご5が到着する時刻までの経過時間である待ち時間を算出する。呼び割当部16は、サービス不可かごでないかご5毎に、バッテリ消費量の差分に第1係数を乗算して得た値と待ち時間に第2係数を乗算して得た値との和を評価値として算出し、サービス不可かごでないかご5のうち評価値が最小となるかご5に新規乗場呼びを割り当てる。この場合、新規乗場呼びが発生した際に、バッテリ消費量の増分及び待ち時間を考慮して割当かごが決定される。その結果、乗客の利便性が低下することを抑制しつつ、運行効率を向上させることができる。
また、呼び割当部16は、例えば、バッテリ残量が少ないほど第2係数に対する第1係数の比が大きくなるように第1係数及び第2係数を設定する。この場合、バッテリ残量に応じてバッテリ消費量の優先度を動的に決定することができる。
また、待ち時間計算部17は、例えば、新規乗場呼び及び既存乗場呼びに対応する全乗客の待ち時間の合算値について、仮更新前後の差分を算出してもよい。待ち時間計算部17は、例えば、サービス不可かごを除く全てのかご5についての当該差分を示す情報を待ち時間WTの代わりに呼び割当部16に送信してもよい。呼び割当部16は、例えば、サービス不可かごでないかご5毎に当該差分を用いて評価値VALを算出し、評価値VALが最小となるかご5を割当かごとして決定してもよい。この場合、複数のエレベーターの全体的な待ち時間を最適化することができる。
図12は、群管理装置のハードウェア構成図である。
群管理装置1における呼び取得部11、運行計画取得部12、バッテリ残量取得部13、判定部14、差分計算部15、呼び割当部16及び待ち時間計算部17の各機能は、処理回路により実現される。処理回路は、専用ハードウェア50であってもよい。処理回路は、プロセッサ51およびメモリ52を備えていてもよい。処理回路は、一部が専用ハードウェア50として形成され、更にプロセッサ51およびメモリ52を備えていてもよい。図12は、処理回路が、その一部が専用ハードウェア50として形成され、プロセッサ51およびメモリ52を備えている場合の例を示している。
処理回路の少なくとも一部が、少なくとも1つの専用ハードウェア50である場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。
処理回路が少なくとも1つのプロセッサ51および少なくとも1つのメモリ52を備える場合、群管理装置1の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ52に格納される。プロセッサ51は、メモリ52に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。プロセッサ51は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPとも呼ぶ。メモリ52は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROM、EEPROM等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等が該当する。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、群管理装置1の各機能を実現することができる。なお、かご制御装置2及び呼び登録装置3の各機能も、図12に示す処理回路と同様の処理回路により実現される。
以上のように、この発明は、バッテリが設置された複数のかごを備えたエレベーターシステムに利用できる。
1 群管理装置
2 かご制御装置
3 呼び登録装置
4 巻上機
5 かご
6 釣合おもり
7 バッテリ
8 受電装置
9 送電装置
10 電源
11 呼び取得部
12 運行計画取得部
13 バッテリ残量取得部
14 判定部
15 差分計算部
16 呼び割当部
17 待ち時間計算部
50 専用ハードウェア
51 プロセッサ
52 メモリ

Claims (8)

  1. 新規乗場呼びが発生した場合に、
    給電階で充電可能なバッテリが設置された複数のかごの現在の運行計画及びバッテリ残量に基づいて、
    複数のかごのうち前記新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量よりもバッテリ残量が少ないかごをサービス不可かごと判定する判定部と、
    サービス不可かごでないかご毎に、前記新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量と現在の運行計画が完了するまでのバッテリ消費量との差分を算出する差分計算部と、
    前記差分計算部によって算出されたバッテリ消費量の差分に基づいて、サービス不可かごでないかごのいずれか1つに前記新規乗場呼びを割り当てる呼び割当部と、
    を備え、
    前記呼び割当部は、サービス不可かごでないかごのうちバッテリ消費量の差分が最小となるかごに前記新規乗場呼びを割り当てるエレベーターの群管理装置。
  2. 新規乗場呼びが発生した場合に、
    給電階で充電可能なバッテリが設置された複数のかごの現在の運行計画及びバッテリ残量に基づいて、
    複数のかごのうち前記新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量よりもバッテリ残量が少ないかごをサービス不可かごと判定する判定部と、
    サービス不可かごでないかご毎に、前記新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量と現在の運行計画が完了するまでのバッテリ消費量との差分を算出する差分計算部と、
    前記差分計算部によって算出されたバッテリ消費量の差分に基づいて、サービス不可かごでないかごのいずれか1つに前記新規乗場呼びを割り当てる呼び割当部と、
    サービス不可かごでないかご毎に、前記新規乗場呼びが登録された時刻から前記新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画において前記新規乗場呼びが登録された階にかごが到着する時刻までの経過時間である待ち時間を算出する待ち時間計算部、
    を更に備え、
    前記呼び割当部は、
    サービス不可かごでないかご毎に、バッテリ消費量の差分に第1係数を乗算して得た値と待ち時間に第2係数を乗算して得た値との和を評価値として算出し、サービス不可かごでないかごのうち評価値が最小となるかごに前記新規乗場呼びを割り当て、かつ、バッテリ残量が少ないほど前記第2係数に対する前記第1係数の比が大きくなるように前記第1係数及び前記第2係数を設定するエレベーターの群管理装置。
  3. 前記判定部は、複数のかごのうち前記新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画の完了時に位置する階から給電階まで移動するための給電走行でのバッテリ消費量に基づく閾値よりも仮更新された運行計画の完了時のバッテリ残量が小さくなるかごを要給電かごと判定し、
    前記呼び割当部は、要給電かごに前記新規乗場呼びを割り当てた場合には、前記新規乗場呼びへのサービスを含めて更新された運行計画の完了後に当該かごに給電走行を実施させるように当該かごに対応するかご制御装置に対して指示する請求項1又は請求項2に記載のエレベーターの群管理装置。
  4. 新規乗場呼びが発生した場合に、
    給電階で充電可能なバッテリが設置された複数のかごの現在の運行計画及びバッテリ残量に基づいて、
    複数のかごのうち前記新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量よりもバッテリ残量が少ないかごをサービス不可かごと判定する判定部と、
    サービス不可かごでないかご毎に、前記新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量と現在の運行計画が完了するまでのバッテリ消費量との差分を算出する差分計算部と、
    前記差分計算部によって算出されたバッテリ消費量の差分に基づいて、サービス不可かごでないかごのいずれか1つに前記新規乗場呼びを割り当てる呼び割当部と、
    を備え、
    前記判定部は、複数のかごのうち前記新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画の完了時に位置する階から給電階まで移動するための給電走行でのバッテリ消費量に基づく閾値よりも仮更新された運行計画の完了時のバッテリ残量が小さくなるかごを要給電かごと判定し、
    前記呼び割当部は、要給電かごに前記新規乗場呼びを割り当てた場合には、前記新規乗場呼びへのサービスを含めて更新された運行計画の完了後に当該かごに給電走行を実施させるように当該かごに対応するかご制御装置に対して指示するエレベーターの群管理装置。
  5. 前記判定部は、給電走行に要する時間及び給電走行中のかごドアの戸開閉回数に基づいて、給電走行でのバッテリ消費量をかご毎に算出する請求項3又は4に記載のエレベーターの群管理装置。
  6. 前記差分計算部は、サービス不可かごでないかご毎に、現在の運行計画を完了するまでに要する時間及び現在の運行計画におけるかごドアの戸開閉回数に基づいて、現在の運行計画が完了するまでのバッテリ消費量を算出する請求項1から請求項のいずれか1項に記載のエレベーターの群管理装置。
  7. 前記判定部は、前記新規乗場呼びが出発階及び行先方向を示し目的階を示していない場合に、時間帯別及び階別に記憶された過去の累計降車人数に基づいて前記新規乗場呼びを登録した乗客の目的階を推定し、当該出発階及び推定された当該目的階に基づいて複数のかごの運行計画を前記新規乗場呼びへのサービスを含んだ内容に仮更新する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のエレベーターの群管理装置。
  8. 新規乗場呼びが発生した場合に、
    給電階で充電可能なバッテリが設置された複数のかごの現在の運行計画及びバッテリ残量に基づいて、
    複数のかごのうち前記新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量よりもバッテリ残量が少ないかごをサービス不可かごと判定する判定部と、
    サービス不可かごでないかご毎に、前記新規乗場呼びへのサービスを含めて仮更新された運行計画が完了するまでのバッテリ消費量と現在の運行計画が完了するまでのバッテリ消費量との差分を算出する差分計算部と、
    前記差分計算部によって算出されたバッテリ消費量の差分に基づいて、サービス不可かごでないかごのいずれか1つに前記新規乗場呼びを割り当てる呼び割当部と、
    を備え、
    前記判定部は、前記新規乗場呼びが出発階及び行先方向を示し目的階を示していない場合に、時間帯別及び階別に記憶された過去の累計降車人数に基づいて前記新規乗場呼びを登録した乗客の目的階を推定し、当該出発階及び推定された当該目的階に基づいて複数のかごの運行計画を前記新規乗場呼びへのサービスを含んだ内容に仮更新するエレベーターの群管理装置。
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