JPH11130355A - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

Info

Publication number
JPH11130355A
JPH11130355A JP9300751A JP30075197A JPH11130355A JP H11130355 A JPH11130355 A JP H11130355A JP 9300751 A JP9300751 A JP 9300751A JP 30075197 A JP30075197 A JP 30075197A JP H11130355 A JPH11130355 A JP H11130355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pit
inspection
maintenance
car
inspection mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9300751A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yoneda
孝史 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority to JP9300751A priority Critical patent/JPH11130355A/ja
Publication of JPH11130355A publication Critical patent/JPH11130355A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗かご位置の移動を自動的に行なえるととも
に、ピット内の保守点検中に乗かごを誤って運転するこ
とを防止できるエレベータの制御装置の提供。 【解決手段】 特定のピット点検モード開始操作を検出
する点検運転開始検出手段22と、乗かごを所定距離、
上昇運転するピット点検運転手段25と、このピット点
検運転手段25の実行を記憶する点検モード記憶手段2
4と、この点検モード記憶手段24の記憶が解除されな
いとき平常運転または保守点検運転への移行を阻止する
点検モード優先制御手段26とを備え、ピット内の保守
点検を保守員が一人で行なう際、ピット点検運転手段2
5により乗かご位置をずらす等の作業が自動的に行なえ
る。また、点検モード記憶手段24の記憶が解除されな
い期間中は、点検モード優先制御手段26により平常運
転または保守点検運転への移行を阻止して誤って乗かご
を運転することを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗かごの平常運転
と保守点検運転とを切替える運転切替手段を乗かご内に
備えたエレベータの制御装置に係わり、特に、保守員が
一人でピット内の保守点検を行なうのに好適なエレベー
タの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エレベータの保守台数の増大に伴
い、エレベータの保守点検を保守員が一人で行なうこと
が要望されており、上記の保守点検には、エレベータ昇
降路の下部に形成されるピット内の保守点検も含まれて
いる。また、エレベータの保守点検作業における人身事
故が散発しており、人命に対する安全性の向上もますま
す求められる傾向にある。
【0003】従来、例えば上述したピット内の保守点検
を保守員が一人で行なう場合、まず保守員は乗かごを低
速運転して最下階より少し上昇させて、一般利用者が乗
かごに入れないようにするとともに、保守員がピット内
に入るための隙間を形成し、次いで、保守員が乗かごか
ら乗場に出た後、この乗場から上記の隙間を介してピッ
ト内に入ってピット内スイッチ(FLS)を遮断するこ
とにより乗かごを停止状態に保持し、ピット内保守点検
時の安全性を確保するようになっていた。
【0004】しかしながら、上述した従来の方法では、
保守員が乗場からピット内に入った直後やピット内から
乗場に出る際に、ピット内スイッチが遮断されていない
ため、その際の安全性の確保が不十分であり、例えば、
他の作業者や現地の管理人が乗かご内に入り、誤って乗
かごを運転するという懸念があった。
【0005】そこで、このような従来の問題を解決する
一手段として、例えば特開平6−156914号公報、
特開平6−127860号公報に記載されているよう
に、最下階の一つ手前の階床で一旦停止するものや、警
報を発するようにしたものが提案されている。
【0006】また、例えば特開平7−285748号公
報に記載されているように、ピット内での保守点検作業
を効率的に行なうため、ピット内に保守点検用操作スイ
ッチを設けたものも提案されている。
【0007】また、例えば特開平4−298472号公
報に記載されているように、パーキングスイッチをピッ
ト作業用スイッチとして利用し、ピット内点検灯を点灯
させるようにしたものも提案されている。
【0008】さらに、例えば特開昭62−606787
号公報に記載されているように、最下階床に保守運転装
置を設けたものも提案されているが、保守運転装置を取
付ける場所の確保が困難なこともあって実施されるには
至っていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術にあっては、エレベータ保守点検作業の安全性を
確保するのに有効であるが、コストがかさむとともにエ
レベータとしての意匠性に不具合を生じるという問題な
どがあり、いずれも実施されていない。
【0010】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、ピット内の保守
点検を保守員が一人で行なう際、乗かご位置をずらす等
の作業を自動的に行なえるとともに、ピット内の保守点
検中に他の作業者などが誤って乗かごを運転することを
防止できるエレベータの制御装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係わる発明は、乗かごの平常運
転と保守点検運転とを切替える運転切替手段を上記乗か
ごの内部に備えたエレベータの制御装置において、上記
乗かごが最下階の戸開レベルに位置することを検出する
位置検出手段と、上記保守点検運転に切替えたとき、上
記最下階のホール釦およびピット内スイッチのうちの少
なくとも一方の特定のピット点検モード開始操作を検出
する点検運転開始検出手段と、上記ピット点検モード開
始操作の検出に応じて上記乗かごを所定の距離、上昇運
転するピット点検運転手段と、このピット点検運転手段
の実行を記憶する点検モード記憶手段と、この点検モー
ド記憶手段の記憶が解除されない期間中は上記平常運転
または保守点検運転への移行を阻止する点検モード優先
制御手段とを備えた構成にしてある。
【0012】上記のように構成した本発明の請求項1に
係わる発明では、ピット内の保守点検を保守員が一人で
行なう際に、ピット点検運転手段により乗かごを所定の
距離、上昇運転することにより、乗かご位置をずらす等
の作業を自動的に行なえる。また、点検モード記憶手段
の記憶が解除されない期間中は、点検モード優先制御手
段により平常運転または保守点検運転への移行を阻止す
るので、ピット内の保守点検中に他の作業者などが乗か
ご内に入り、誤って乗かごを運転することを防止でき
る。
【0013】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項2に係わる発明は、乗かごの平常運転と保守点検
運転とを切替える運転切替手段を上記乗かごの内部に備
えたエレベータの制御装置において、上記乗かごが最下
階の戸開レベルに位置することを検出する位置検出手段
と、上記保守点検運転に切替えたとき、上記最下階のホ
ール釦およびピット内スイッチのうちの少なくとも一方
の特定のピット点検モード開始操作を検出する点検運転
開始検出手段と、上記ピット点検モード開始操作の検出
に応じてピット点検モードの予約処理を登録する予約処
理登録手段と、上記乗かごを所定の距離、上昇運転する
ピット点検運転手段と、このピット点検運転手段の実行
を記憶する点検モード記憶手段と、この点検モード記憶
手段の記憶が解除されない期間中は上記平常運転または
保守点検運転への移行を阻止する点検モード優先制御手
段と、上記最下階のホール釦およびピット内スイッチの
うちの少なくとも一方の特定のピット点検モード解除操
作を検出し、ピット点検モードを解除する点検モード解
除手段とを備えた構成にしてある。
【0014】上記のように構成した本発明の請求項2に
係わる発明でも、ピット内の保守点検を保守員が一人で
行なう際、ピット点検運転手段により乗かごを所定の距
離、上昇運転することにより、乗かご位置をずらす等の
作業が自動的に行なえる。また、点検モード記憶手段の
記憶が解除されない期間中は、点検モード優先制御手段
により平常運転または保守点検運転への移行を阻止する
ので、ピット内の保守点検中に他の作業者などが乗かご
内に入り、誤って乗かごを運転することを防止できる。
さらに、本発明の請求項2に係わる発明では、点検モー
ド解除手段により特定のピット点検モード解除操作を検
出してピット点検モードを解除するので、ピット内の保
守点検を保守員が一人で行なう際に作業効率の向上をさ
らに図れる。
【0015】また特に、本発明の請求項3に係わる発明
は、請求項2に係わる発明において、上記ピット点検モ
ードが解除されたとき、上記乗かごを上記最下階へ帰着
させる運転を行なう最下階帰着手段を備えた構成にして
ある。
【0016】上記のように構成した本発明の請求項3に
係わる発明では、ピット点検モードが解除されたとき、
最下階帰着手段により乗かごを最下階へ帰着させる運転
を行なうので、この点からもピット内保守点検の作業効
率の向上を図れる。
【0017】また特に、本発明の請求項4に係わる発明
は、請求項1〜3のいずれかに係わる発明において、上
記ピット点検モードが設定されているとき、その旨を上
記乗かごの乗場で報知する構成にしてある。
【0018】上記のように構成した本発明の請求項4に
係わる発明では、ピット点検モードが設定されていると
き、その旨を上記乗かごの乗場で報知するので、ピット
内の保守点検中に他の作業者などに対して注意を喚起し
て安全性を高められる。
【0019】また特に、本発明の請求項5に係わる発明
は、請求項1〜3のいずれかに係わる発明において、上
記ピット点検モードが設定されているとき、通信回線を
介して保守センタへ通報し、この保守センタにより上記
ピット点検モードが設定されている時間の長さを監視し
て、この時間が所定時間を越えたとき、上記保守センタ
より、ピット点検に携わる保守員の安全確認指令を発す
る構成にしてある。
【0020】上記のように構成した本発明の請求項5に
係わる発明では、ピット点検モードが設定されている時
間が所定時間を越えたとき、保守センタより、ピット点
検に携わる保守員の安全確認指令を自動的に発するの
で、この点からもピット内の保守点検を保守員が一人で
行なう際に安全性を高められる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエレベータの制御
装置の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発
明の一実施形態に係わる制御装置を備えるエレベータの
説明図、図2は本発明の本実施形態に係わる制御装置の
ブロック図、図3は図2の制御装置によりピット点検運
転を開始する際のフローチャート、図4は図2の制御装
置によりピット点検運転を終了する際のフローチャート
である。
【0022】一般にエレベータは、図1に示すように、
昇降路1内を昇降する乗かご2と、昇降路1上部の機械
室3に設置され、乗かご2の運転を制御する制御盤4
と、各階5a〜5dにそれぞれ設けられ、乗かご2の呼
び登録を行なうホール釦6a〜6dとを有している。ま
た、各階5a〜5dと昇降路1との間にはそれぞれハッ
チドア7a〜7dが設けられ、昇降路1下部のピット8
にはピット内スイッチ(例えばFLS)9が設けられ、
乗かご2下部には点検灯10が取付けられている。さら
に、制御盤4は通信回線11を介して保守センタ12と
接続可能である。
【0023】そして、本実施形態の制御装置20は、乗
かご2の平常運転と保守点検運転とを切替える運転切替
手段20aを乗かご2内部に備えるとともに、制御盤4
内に、図2に示すように、位置検出手段21および点検
運転開始検出手段22と、これらの位置検出手段21お
よび点検運転開始検出手段22に接続される予約処理登
録手段例えば制御手段23と、この制御手段23にそれ
ぞれ接続される点検モード記憶手段24、ピット点検運
転手段25、点検モード優先制御手段26、点検モード
解除手段27および最下階帰着手段28とを備えてい
る。
【0024】上述した位置検出手段21は、乗かご2が
最下階5aの戸開レベルに位置することを検出し、点検
運転開始検出手段22は、上記の保守点検運転に切替え
たとき、最下階5aのホール釦6aおよびピット内スイ
ッチ9のうちの少なくとも一方の特定のピット点検モー
ド開始操作、例えば5秒以上継続して押圧する操作を検
出する。
【0025】上述した予約処理登録手段すなわち制御手
段23は、ピット点検モード開始操作の検出に応じてピ
ット点検モードの予約処理を登録し、点検モード記憶手
段24は、ピット点検運転手段25の実行を記憶する。
【0026】上述したピット点検運転手段25は、乗か
ご2を所定の距離、例えば約1.2m上昇運転し、点検
モード優先制御手段26は、点検モード記憶手段24の
記憶が解除されない期間中は平常運転または保守点検運
転への移行を阻止する。
【0027】上述した点検モード解除手段27は、最下
階5aのホール釦6aおよびピット内スイッチ9のうち
の少なくとも一方の特定のピット点検モード解除操作、
例えば2秒内に4回の押圧操作を検出し、ピット点検モ
ードを解除する。最下階帰着手段28は、ピット点検モ
ードが解除されたとき、乗かご2を最下階5aへ帰着さ
せる運転を行なう。
【0028】この実施形態にあっては、図3の処理手順
にしたがってピット点検運転を開始するようになってい
る。すなわち、手順S1として保守員が機械室3で制御
盤4内の制御装置20に対してピット点検モードを設定
し、ピット8内の保守点検作業の準備として、手順S2
として保守員が乗かご2に乗って最下階5aに下降し、
手順S3として乗かご2内でピット点検モードを設定す
る。このとき、手順S4として乗かご2が最下階5aの
戸開レベルに位置するとともに、すべてのドア7a〜7
dが閉じていることを位置検出手段21により検出す
る。
【0029】次いで、手順S5として保守員が最下階5
aでホール釦6aを例えば5秒以上継続して押圧操作し
たとき、手順S6として点検運転開始検出手段22によ
り上記のホール釦6aの特定の操作を検出し、ピット点
検運転手段25により乗かご2を所定の距離、約1.2
m上昇運転した後、手順S7として最下階5aに設けら
れるホール釦6aを点滅させ、保守員がピット8内に入
るための準備が終了したことを知らせる。また、ピット
点検モード記憶手段24により上記のピット点検運転手
段25の実行を記憶し、点検モード優先制御手段26に
より乗かご2の平常運転および保守点検運転のいずれを
も阻止する。
【0030】次いで、手順S8として保守員が最下階5
aのハッチドア7aを開けてピット8内に入るととも
に、手順S9として制御手段23にピット点検開始フラ
ッグがセットされるとともに、乗かご2下部の点検灯1
0が点灯し、通信回線11を介して保守センタ12に通
報し、この保守センタ12によりピット点検モードが設
定されている時間の長さを監視する。
【0031】一方、上記の手順S6で乗かご2の上昇運
転が終了しないとき、手順S10として乗かご2の上昇
運転を継続するとともに、手順S11としてホール釦6
aを点灯させ、乗かご2が所定位置に達したとき、ホー
ル釦6aを点滅させ、保守員がピット8内に入るための
準備が終了したことを知らせる。
【0032】次いでピット8内に保守員が入って保守点
検作業を行なった後、図4の処理手順にしたがってピッ
ト点検運転を終了するようになっている。すなわち、手
順S21としてピット8内の保守員がピット内スイッチ
9を特定時間内に特定回数操作することによりピット作
業終了信号を出力して、ハッチドア7aを開けてピット
8内より最下階5aへ出る。このとき、手順S21とし
て制御手段23にピット点検開始フラッグがセットされ
ており、手順S22として乗かご2が所定位置に位置す
ることを判定すると、手順S23として上記のピット作
業終了信号の出力を検知し、手順S24として上記のハ
ッチドア7aが開かれたことを検知する。
【0033】次いで手順S25として、ピット8から出
た保守員は、ハッチドア7aを閉じてから、最下階5a
のホール釦6aの特定の操作(2秒内に4回ON)を検
出し、手順S26として上記のピット内スイッチ9の操
作から所定時間経過したと判定したとき、手順S27と
して最下階帰着手段28により乗かご2を最下階5aへ
帰着させる運転を行なうとともに、ホール釦6aを消灯
させる。手順S28として、点検モード解除手段27に
より制御手段23のピット点検開始フラッグをリセット
するとともに、点検灯10を消灯した後、通信回線11
を介して保守センタ12へピット内作業終了の通報を行
なうようになっている。
【0034】このように構成した実施形態では、ピット
8内の保守点検を保守員が一人で行なう際、ピット点検
運転手段25により乗かご2を所定の距離、上昇運転す
ることにより、乗かご2の位置をずらす等の作業を自動
的に行なえる。さらに、点検モード解除手段27により
特定のピット点検モード解除操作を検出してピット点検
モードを解除するとともに、このピット点検モードが解
除されたとき、最下階帰着手段28により乗かご2を最
下階5aへ帰着させる運転を行なうので、これらの点か
らもピット内保守点検の作業効率の向上を図れる。
【0035】また、本実施形態では、点検モード記憶手
段24の記憶が解除されない期間中は、点検モード優先
制御手段26により平常運転または保守点検運転への移
行を阻止するので、ピット8内の保守点検中に他の作業
者などが乗かご2内に入り、誤って乗かご2を運転する
ことを防止できる。さらに、ピット点検モードが設定さ
れているとき、その旨を最下階5aのホール釦6aで報
知するので、ピット8内の保守点検中に他の作業者など
が最下階5aにいる場合、注意を喚起して安全性を高め
られる。さらに、ピット点検モードが設定されている時
間が所定時間を越えたとき、保守センタ12より、ピッ
ト点検に携わる保守員の安全確認指令を発するので、こ
の点からもピット内の保守点検を保守員が一人で行なう
際に安全性を高められる。
【0036】また、本実施形態では、既設の制御盤4内
に設けたので、新規に装置を特に増設することを要せず
に、ピット8内の保守点検を保守員が一人で行なう際の
安全性を確保できる。
【0037】なお、上記実施形態では、手順S1として
保守員が機械室3でピット点検モードを設定するととも
に、手順S3として乗かご2内でもピット点検モードを
設定し、安全性を特に考慮する要にしたが、本発明はこ
れに限られず、必要に応じて、上記の機械室3でのピッ
ト点検モードの設定、および乗かご2内でのピット点検
モードの設定のいずれか一方のみを行なうようにしても
よい。
【0038】
【発明の効果】以上のように構成したので、本発明の請
求項1に係わる発明は、乗かご位置をずらす等の作業を
自動的に行なえるとともに、点検モード記憶手段の記憶
が解除されない期間中は、ピット内の保守点検中に他の
作業者などが乗かご内に入り、誤って乗かごを運転する
ことを防止できる。したがって、ピット内の保守点検を
保守員が一人で行なう際に作業効率の向上を図れるとと
もに、ピット内の保守点検を保守員が一人で行なう際に
安全性を確保できるという効果がある。
【0039】また、本発明の請求項2に係わる発明は、
乗かご位置をずらす等の作業を自動的に行なえるととも
に、点検モード記憶手段の記憶が解除されない期間中
は、ピット内の保守点検中に他の作業者などが乗かご内
に入り、誤って乗かごを運転することを防止でき、さら
に、特定のピット点検モード解除操作を検出してピット
点検モードを容易に解除できる。したがって、ピット内
の保守点検を保守員が一人で行なう際に作業効率の向上
を図れるとともに、ピット内の保守点検を保守員が一人
で行なう際に安全性を確保できるという効果がある。
【0040】また、本発明の請求項3に係わる発明は、
ピット点検モードが解除されたとき、最下階帰着手段に
より乗かごを最下階へ帰着させる運転を自動的に行なえ
るので、この点からもピット内保守点検の作業効率の向
上を図れる。
【0041】また、本発明の請求項4に係わる発明は、
ピット点検モードが設定されているとき、その旨を乗か
ごの乗場で報知するので、ピット内の保守点検中に他の
作業者などに対して注意を喚起して安全性を高められ
る。
【0042】また、本発明の請求項5に係わる発明は、
ピット点検モードが設定されている時間が所定時間を越
えたとき、保守センタより、ピット点検に携わる保守員
の安全確認指令を自動的に発するので、この点からもピ
ット内の保守点検を保守員が一人で行なう際に安全性を
高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる制御装置を備える
エレベータの説明図である。
【図2】本発明の本実施形態に係わる制御装置のブロッ
ク図である。
【図3】図2の制御装置によりピット点検運転を開始す
る際のフローチャートである。
【図4】図2の制御装置によりピット点検運転を終了す
る際のフローチャートである。
【符号の説明】
2 乗かご 5a 最下階 6a ホール釦 8 ピット 9 ピット内スイッチ 10 点検灯 11 通信回線 12 保守センタ 20 制御装置 20a 運転切替手段 21 位置検出手段 22 点検運転開始検出手段 23 制御手段(予約処理登録手段) 24 点検モード記憶手段 25 ピット点検運転手段 26 点検モード優先制御手段 27 点検モード解除手段 28 最下階帰着手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗かごの平常運転と保守点検運転とを切
    替える運転切替手段を上記乗かごの内部に備えたエレベ
    ータの制御装置において、 上記乗かごが最下階の戸開レベルに位置することを検出
    する位置検出手段と、上記保守点検運転に切替えたと
    き、上記最下階のホール釦およびピット内スイッチのう
    ちの少なくとも一方の特定のピット点検モード開始操作
    を検出する点検運転開始検出手段と、上記乗かごを所定
    の距離、上昇運転するピット点検運転手段と、このピッ
    ト点検運転手段の実行を記憶する点検モード記憶手段
    と、この点検モード記憶手段の記憶が解除されない期間
    中は上記平常運転または保守点検運転への移行を阻止す
    る点検モード優先制御手段とを備えたことを特徴とする
    エレベータの制御装置。
  2. 【請求項2】 乗かごの平常運転と保守点検運転とを切
    替える運転切替手段を上記乗かごの内部に備えたエレベ
    ータの制御装置において、 上記乗かごが最下階の戸開レベルに位置することを検出
    する位置検出手段と、上記保守点検運転に切替えたと
    き、上記最下階のホール釦およびピット内スイッチのう
    ちの少なくとも一方の特定のピット点検モード開始操作
    を検出する点検運転開始検出手段と、上記ピット点検モ
    ード開始操作の検出に応じてピット点検モードの予約処
    理を登録する予約処理登録手段と、上記乗かごを所定の
    距離、上昇運転するピット点検運転手段と、このピット
    点検運転手段の実行を記憶する点検モード記憶手段と、
    この点検モード記憶手段の記憶が解除されない期間中は
    上記平常運転または保守点検運転への移行を阻止する点
    検モード優先制御手段と、上記最下階のホール釦および
    ピット内スイッチのうちの少なくとも一方の特定のピッ
    ト点検モード解除操作を検出し、ピット点検モードを解
    除する点検モード解除手段とを備えたことを特徴とする
    エレベータの制御装置。
  3. 【請求項3】 上記ピット点検モードが解除されたと
    き、上記乗かごを上記最下階へ帰着させる運転を行なう
    最下階帰着手段を備えたことを特徴とする請求項2記載
    のエレベータの制御装置。
  4. 【請求項4】 上記ピット点検モードが設定されている
    とき、その旨を上記乗かごの乗場で報知することを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載のエレベータの制
    御装置。
  5. 【請求項5】 上記ピット点検モードが設定されている
    とき、通信回線を介して保守センタへ通報し、この保守
    センタにより上記ピット点検モードが設定されている時
    間の長さを監視して、この時間が所定時間を越えたと
    き、上記保守センタより、ピット点検に携わる保守員の
    安全確認指令を発するようにしたことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載のエレベータの制御装置。
JP9300751A 1997-10-31 1997-10-31 エレベータの制御装置 Pending JPH11130355A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9300751A JPH11130355A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 エレベータの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9300751A JPH11130355A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 エレベータの制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11130355A true JPH11130355A (ja) 1999-05-18

Family

ID=17888666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9300751A Pending JPH11130355A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 エレベータの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11130355A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005095249A1 (en) * 2004-03-31 2005-10-13 Otis Elevator Company Elevator inspection system
JP2007062852A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ保守運転装置
KR100831856B1 (ko) 2006-09-15 2008-05-22 오티스 엘리베이터 컴파니 엘리베이터 장치, 엘리베이터 장치의 작동 방법 및 엘리베이터 장치를 작동시키기 위한 소프트웨어를 기록한 컴퓨터로 읽을 수 있는 저장 매체
JP2008143614A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Mitsubishi Electric Corp エレベータの制御装置
JP2010023929A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Hitachi Ltd エレベーターの保守時安全装置
EP1110900B2 (en) 1999-12-20 2011-07-27 Mitsubishi Elevator Europe B.V. Shaft safety system for an elevator
JP2012030942A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータシステム
JP2012121721A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Hitachi Building Systems Co Ltd 昇降機の保守装置
JP2014101205A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 機械室レスエレベータ
JP2015044677A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 東芝エレベータ株式会社 エレベータ用保守点検装置
JP2016188140A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 フジテック株式会社 エレベータの制御システム
JPWO2017187506A1 (ja) * 2016-04-26 2018-08-16 三菱電機株式会社 エレベータの点検運転装置
WO2022003947A1 (ja) * 2020-07-03 2022-01-06 株式会社日立製作所 エレベーター、エレベーター制御方法、およびエレベーター制御プログラム

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1110900B2 (en) 1999-12-20 2011-07-27 Mitsubishi Elevator Europe B.V. Shaft safety system for an elevator
JP2007530391A (ja) * 2004-03-31 2007-11-01 オーチス エレベータ カンパニー エレベータ点検システム
WO2005095249A1 (en) * 2004-03-31 2005-10-13 Otis Elevator Company Elevator inspection system
JP2007062852A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ保守運転装置
KR100831856B1 (ko) 2006-09-15 2008-05-22 오티스 엘리베이터 컴파니 엘리베이터 장치, 엘리베이터 장치의 작동 방법 및 엘리베이터 장치를 작동시키기 위한 소프트웨어를 기록한 컴퓨터로 읽을 수 있는 저장 매체
JP2008143614A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Mitsubishi Electric Corp エレベータの制御装置
JP2010023929A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Hitachi Ltd エレベーターの保守時安全装置
JP2012030942A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータシステム
JP2012121721A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Hitachi Building Systems Co Ltd 昇降機の保守装置
JP2014101205A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 機械室レスエレベータ
JP2015044677A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 東芝エレベータ株式会社 エレベータ用保守点検装置
JP2016188140A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 フジテック株式会社 エレベータの制御システム
JPWO2017187506A1 (ja) * 2016-04-26 2018-08-16 三菱電機株式会社 エレベータの点検運転装置
WO2022003947A1 (ja) * 2020-07-03 2022-01-06 株式会社日立製作所 エレベーター、エレベーター制御方法、およびエレベーター制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001080836A (ja) 昇降路の出入りにおける安全性確保の方法及びエレベータ装置
JPH11130355A (ja) エレベータの制御装置
CN101462663B (zh) 电梯异常或故障时的控制系统
JP2011032028A (ja) エレベータ安全装置
JP2005206346A (ja) エレベーター装置の保守点検方法
JP2006321604A (ja) 荷物用昇降機
JP2007230685A (ja) エレベータの戸開閉異常監視装置
JP2003341955A (ja) エレベータの火災時救出運転装置
JP2007153597A (ja) エレベータ制御装置
JP2011131998A (ja) エレベータ制御システム
JPH08127479A (ja) エレベータの制御装置
JP2011178524A (ja) エレベータ戸開動作システム
JP2007062852A (ja) エレベータ保守運転装置
JPH07285752A (ja) エレベーターの手動運転装置
JP3615175B2 (ja) エレベーターの制御方法及び装置
JP3400339B2 (ja) エレベータ制御装置
JPS6122673B2 (ja)
CN1989059A (zh) 电梯控制装置
JPH1111811A (ja) エレベーター装置
JP5022936B2 (ja) エレベータの保守運転装置
JP2000198636A (ja) エレベ―タの保守運転装置
JPH04266365A (ja) エレベータの運転装置
JP2001348173A (ja) エレベータの制御装置
JPS6113491Y2 (ja)
JPH019821Y2 (ja)