JP2000159456A - エレベーター制御装置 - Google Patents

エレベーター制御装置

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JP2000159456A
JP2000159456A JP10332359A JP33235998A JP2000159456A JP 2000159456 A JP2000159456 A JP 2000159456A JP 10332359 A JP10332359 A JP 10332359A JP 33235998 A JP33235998 A JP 33235998A JP 2000159456 A JP2000159456 A JP 2000159456A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マシーンルームレスエレベーター等におい
て、利用者は勿論、エレベーター保守員も安全で、かつ
保守効率の良いエレベーター制御装置を提供する。 【解決手段】 いたずら等により制御装置ドア5を開け
た場合、開閉検知器7からの開閉検知信号が開状態(L
レベル)になって、CPU19が開状態を検知し、実行
遅延時間T1後、エレベーターかごの走行許可信号を禁
止状態にする。同時に警報出力信号をHレベルとし、警
報装置11からブザー鳴動する。一方、保守員が点検の
ために制御装置ドア5を開けた場合、すぐに警報装置1
1が働くのではなく、実行遅延時間T1分遅れているの
で、居住者にとっては騒音となる警報装置11を鳴動さ
せずに保守を実施することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベーター制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多くのエレベーターは、利用者が乗るエ
レベーターかごと、エレベーターかごを駆動するための
巻上機と、重量バランスをとるための釣り合い重りと、
エレベーターかごと釣り合い重りとを巻上機を介して結
合するロープと、エレベーター全体の動作を制御する制
御装置とから構成されており、これをロープ式エレベー
ターと呼んでいる。
【0003】この構成のエレベーターにおいて、エレベ
ーターを設置する建物内のスペースとしてはエレベータ
ーかごが昇降する昇降路が必要であるとともに、巻上機
と制御装置とを収納するエレベーター機械室が昇降路の
上部に必要である。通常、この機械室は建物の屋上部に
設けられる。
【0004】ところが、マンション等の集合住宅では、
その日照権などの建築条件の関係から、建物の最上部に
充分な大きさのエレベーター機械室が確保できない場合
がある。
【0005】この場合、エレベーター機械室を建物内に
設けることができる油圧式のエレベーターなどが採用さ
れていた。しかし、この場合においても建物には機械室
分のスペースが必要となることや、ロープ式に比べ、エ
レベーター駆動時の騒音・振動が大きく、また油を使う
ため発生する臭いが問題視されている。
【0006】これらを解決するために、エレベーター制
御装置を乗り場付近やかごに設置し、巻上機を昇降路最
上部や最下部に格納する方法が採用されてきている。例
えば、一部階床のエレベータードア収納部である戸袋の
奥行きを他階部より大きくして、収納部を形成し、その
収納部にエレベーター制御装置を収納するようにするも
のである。
【0007】この収納部は乗り場ドアが収納される戸袋
の乗り場側に設けられ、ここにエレベーター制御装置を
収納する。そして、巻上機はエレベーターの昇降路最上
部または最下部の空きスペースに配置するように小形化
・薄型化したものである。この結果、エレベーターかご
が上下する昇降路のスペース以外の建物スペースが不要
になる特徴がある。これらをマシーンルームレスエレベ
ーターと呼んでいる。
【0008】このシステムにおける乗り場外観を図8で
説明する。図8は、特定の階の乗り場三方枠1を示した
ものである。これは乗り場ドア2と乗り場ドアの戸袋2
Aと乗り場操作盤4で構成されている。戸袋2Aの制御
装置ドア5は開閉式になっており、その内部には制御装
置3が格納されている。
【0009】図9は図8に示す乗り場三方枠1の断面を
示したものである。この制御装置ドア5は利用者が簡単
に開けられないように、一般には、制御装置ドア鍵33
が設けられている。また、この開閉状況を検知するため
の開閉検知器7も設けられている。なお、6はインター
ホンである。
【0010】次に、図10は制御装置3を更に詳細に示
したものである。制御装置3は、電源部8と主回路部9
と制御回路部10で構成されている。なお、制御回路部
10には、警報装置11及び制御状態表示器12等が設
けられている。
【0011】ところが、この構成ではエレベーター利用
者が使用する乗り場近くに制御装置3を設置することに
なるので、いたずら等により、乗り場三方枠1などに設
けた制御装置ドア5を開けた場合には、制御装置ドア5
を開けた人はもちろん、エレベーターかご内の利用者も
危険な状態となる可能性がある。
【0012】これは、いたずら等により、制御装置3内
の電源を切る等の操作を行った場合に、エレベーターか
ごが走行時でも停止し、エレベーターかご内の利用者が
閉じこめ状態となるためである。
【0013】ところが、これに反してエレベーターの運
行保守を行う専任の保守員は、この制御装置ドア5を開
けてエレベーターの保守を実施する必要がある。従来の
ロープ式エレベーターでは機械室内での作業となるた
め、作業中に第三者が立ち入ることなく安全に進めるこ
とが可能であった。
【0014】しかし、このシステムでは、制御装置3が
エレベーター乗り場に接しているために、建物利用者、
即ち乗降客や通行人の行き交う場所で作業することとな
り非常に危険である。制御装置3には通常3相200V
程度の電圧が印加されており、子供等が不意に近づいて
装置に触れて感電することや、保守員にも危険が及ぶ可
能性があり、社会的にも大問題となる可能性がある。
【0015】これらの問題を防止するために、制御装置
ドア5には制御装置ドア鍵33などを取り付け、第三者
が容易に開けられないような構成としている。また、制
御装置ドア5を開けたときにはエレベーターを停止させ
るように戸開閉状態を検知するための開閉検知部7と操
作回路(図示せず)を設けて安全性を高めている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】(問題点1)しかし、保守員にとっては、
制御装置ドア5を開けた状態でもエレベーターを運転さ
せる必要がある。これは保守に必要な点検項目が制御装
置3の運転状態(かご階床数、運転方向、予防保全デー
タなど)をモニタする制御状態表示器12や制御装置3
内の電磁接触器などの機器を点検しながらエレベーター
を運転する必要があるためである。
【0018】このためエレベーター保守員は、制御装置
3の設置階にエレベーターかごを停止させた後に制御装
置ドア5を開け、制御装置3内の電源を切り、開閉状態
検知部7を無効にして戸閉状態にするといった手順が必
要であった。
【0019】この場合に、保守員が開閉状態検知部7を
無効状態のままにした場合には、当然のことながら制御
装置ドア5を開けてもエレベーターが停止せずに危険な
状態となってしまう重大な欠点となっていた。
【0020】また、エレベーター走行中に制御装置ドア
5を開けるとエレベーターが急停止し、故障状態になる
などの問題点もあった。これらはエレベーター保守員の
操作手順の問題であるが、災害発生時・事故発生時など
の緊急事態に対し点検時間に余裕がない場合に問題とな
ってしまうことがある。例えば地震発生時には複数のエ
レベーターを短期に復旧する必要があるため、一人の保
守員が短時間に複数の建物を点検する必要がある。この
時には、閉じこめ状態となっているエレベーターがある
可能性があるため、少しでも早く復旧を行う必要があ
る。
【0021】(問題点2)また、エレベーターかごには
事故発生時の対応として外部と通話ができるための通話
装置(通常インターホン)が取り付けられている。この
通話のために、制御装置3の付近にインターホン6が取
り付けられ、また建物の管理者の所にも設置するのが一
般的である。
【0022】ところが、最近のエレベーターの保守で
は、このインターホンに電話回線を接続し、直接エレベ
ーターの保守会社と会話ができるようになってきてい
る。この場合、制御装置3付近に取り付けられたインタ
ーホン6は、エレベーター保守員には必要であるが、建
物利用者にとっては無用のものとなっている。
【0023】即ち、かご乗客がインターホンを操作した
場合、インターホン6は鳴動するが制御装置3には制御
装置ドア鍵33があるため、何もすることができず、エ
レベーター保守会社もしくは建物管理者が通話するだけ
になってしまっている。
【0024】この結果、利用者もしくは居住者にとっ
て、制御装置3付近のインターホン6は騒音源でしかな
いという問題がある。この対策としてインターホン6が
動作しないよう接続をはずして、保守時のみ接続する方
法もあるが、非常時に通話できない欠点があった。
【0025】(問題点3)更に、マシンルームレスエレ
ベーターでは制御装置3が小形化されているが、すべて
の制御機器が、この中に収納できず、例えばエレベータ
ーかご、他階(例えば1階下ないし上の乗り場三方
枠)、昇降路内、釣り合い重り、あるいは客先から提供
されたスペースに分散配置しなければならないものもあ
る。
【0026】この場合、非常時発生時に、エレベーター
保守員は制御装置3よりどの機器が問題なのかを判断し
て復旧しなければならない。この時に、問題の発生した
機器を復旧した後にエレベーターを復帰することにな
る。
【0027】ところが、これらの機器が例えばかごにあ
った場合、かごを点検運転等で動作させてから、かごに
乗り込み、機器をチェックすることになる。このため、
事故発生や地震発生時の復旧に時間がかかる欠点があっ
た。
【0028】そこで本発明は、このような制御装置の設
置環境においても、利用者は勿論、エレベーター保守員
も安全で、かつ保守効率の良いエレベーター制御装置を
提供することを目的としている。
【0029】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、エレベーター乗り場近辺に設けられたエレベーター
の制御手段に、点検のために開閉部を設け、その開閉部
の状態を検知する状態検知手段の検知状況に応じてエレ
ベーターの動作を制御するものとし、開閉部を開いた時
や制御装置ドアに故意の振動が加わった時など開閉部の
開状態を検知した場合にエレベーター制御装置に設けた
警報手段により第1の警報を発生するものである。
【0030】これにより、制御手段のドアを開けたこと
が報知されるので、いたずらによる事故を防止できる。
請求項2に記載の発明は、開閉部の開閉動作から第1の
警報の発生または停止までに所定の遅延時間を設けて報
知するものである。
【0031】これは、例えば、エレベーター保守員が制
御手段のドアを開けた場合に必ずしも警報をすぐに発生
する必要がなく、制御手段のドアを開けてから制御手段
の電源部を切る等の処置を行うまでの時間は警報を出さ
ないようにするためのものである。
【0032】請求項3に記載の発明は、第1の警報の発
生を禁止するための手段をエレベーター制御装置に設け
たものである。このため、例えば、制御手段に専用の信
号を入力する信号入力手段を設けたり、または既存の信
号状態の場合にその信号を入力する操作方法を変えるこ
とによって、第1の警報を発生することを禁止する。こ
れは、例えば、請求項1または請求項2に記載の発明の
場合には、点検実施において、状態検知手段を無効にす
ることが必要であるためである。
【0033】請求項4に記載の発明は、第1の警報が禁
止状態のまま、開閉部が閉状態になった場合に、第2の
警報を発生するものである。これは、エレベーター保守
員が請求項3に記載の発明による第1の警報を禁止した
まま制御手段のドアを閉じてしまった場合に第2の警報
を発生するためのものである。
【0034】請求項5に記載の発明は、開状態検知によ
るエレベーター停止時には、エレベーター制御装置が客
先に故障報知をさせない、または一定時間を経過するま
で客先に故障報知させないものである。
【0035】これは、開閉部が開状態になってエレベー
ターが停止することはエレベーター機器自体の問題では
ないために、故障報知の必要性が低いためである。請求
項6に記載の発明は、制御手段内部もしくは付近など制
御手段周辺に設けられた通話装置の呼び出し音の発生
を、開閉部が開状態検知の場合のみ許可する、又は、閉
状態検知の場合に呼び出し音の音量を低減させるもので
ある。
【0036】この結果、制御手段付近の利用者に対して
通話装置の音を低減または消去できる。請求項7に記載
の発明は、請求項6に記載の発明を複数のエレベーター
に適用したものであり、通常、通話装置は複数のエレベ
ーターにおいても1台のみ設置することが多いため、開
閉部が開状態のすべての制御手段に対して、対応する通
話装置の呼び出し音を通常音とするものである。
【0037】この結果、どのエレベーターの制御手段周
辺に取り付けても、通話装置は正常に呼び出しすること
ができる。請求項8に記載の発明は、開閉部が開状態の
場合に他の場所に設けられた制御装置関連機器の動作を
禁止または解除するものである。
【0038】この結果、例えば、地震発生などにおい
て、他の場所に設置された地震感知器の所に保守員が駆
けつけて復帰しなくて良いために、緊急時のエレベータ
ー復旧を早めることができる。
【0039】請求項9に記載の発明は、制御装置関連機
器の動作を禁止または解除する信号入力手段を設けたも
のである。この結果、制御手段のドアを閉状態として
も、機器が動作しないので復旧時における作業効率が向
上する。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。なお、以下の図におい
て、従来例を示す図を含めて、同符号は同一部分または
対応部分を示す。
【0041】(第1の実施形態)まず本発明の第1の実
施形態として、最上階乗り場にエレベーター制御装置3
を設置し、制御装置ドア5に開閉検知器7を取り付けた
場合の例を、図1を用いて説明する。
【0042】エレベーターは、利用者が乗るためのかご
17を、モータと一体になった巻上機15が駆動してい
る。この制御は制御装置3が行っている。制御装置3
は、前述のように、電源部8と主回路部9と制御回路部
10の3ブロックで構成している。電源部8は、建物か
らの動力線即ち受電電線14をブレーカ等で構成された
主電源部13が受け、主回路部9、制御回路部10など
へ電源を供給している。
【0043】この実施形態における説明は、制御回路部
10が中心となる。制御回路部10は、16ビットや3
2ビットのマイクロコンピュータによるCPU19が制
御するものであり、アドレスやデータを管理するバス2
6に様々な装置が付加されている。まず、CPU19を
駆動するためのプログラムを格納している256KB程
度のプログラム記憶部20、変化するデータを格納する
ためにRAM等を用いた128KB程度のデータ記憶部
21、建物関連のデータや速度、停止数などのデータを
格納する電気的消去可能な記億装置(E2 −ROM)を
用いた仕様データ記憶部22、外部信号を入力しCPU
19が読み取れる信号レベルに変換する信号入力バッフ
ァ23、CPU19が扱う信号を外部に出力する信号出
力バッファ24がある。
【0044】一方、主回路部9は、CPU19と結合し
たかご17を滑らかに駆動するための速度制御部や、モ
ータと一体になった巻上機15をトランジスタなどの素
子で駆動する主回路駆動部で構成している。
【0045】この駆動状況をパルスジェネレータ16が
パルス数で表している。この情報を位置検出部25に入
力して、16ビット程度のディジタル値に変換し、かご
17の位置検知や巻上機15駆動の速度制御に使用して
いる。
【0046】開閉検知器7による信号は信号入力バッフ
ァ23に入力される。この信号は通常DC24V程度の
信号であるが、信号入力バッファ23内でフォトカプラ
などにより電圧変換された後、CPU19が読み取れる
信号(DC5V程度)となり開閉状態検知信号としてレ
ジスタに保存される。
【0047】また、信号入力バッファ23と信号出力バ
ッファ24はスイッチ等だけではなく、電線数削減のた
め直列伝送ケーブル27を介して各階の乗り場操作盤4
と信号交換を行っており、かご17へはテールコード1
8を介してかご操作盤(図示せず)と信号交換を行って
いる。
【0048】このテールコード18には先述のインター
ホン6と接続された通信ケーブルが入っており、かご1
7内の乗客は、呼び出しボタン(図示しない)を押して
インターホン6、建物管理者、またはエレベーター保守
会社と通話することができる。
【0049】この実施形態においては、開閉検知器7と
警報装置11とを、信号入出力部である信号入力バッフ
ァ23及び信号出力バッファ24に接続し、警報動作を
行うものである。この警報動作を行う警報装置11とし
ては、例えば、図10に示した制御装置3内の制御回路
部10に格納した停電時のドア動作許可ブザーからなる
警報装置11を兼用する。このドア動作許可ブザーは、
圧電式のブザーを使用するためにDC5Vの電圧で駆動
でき、80dB/m程度の音量を有するので基板上に搭
載することができる。
【0050】図2は、この動作のタイミングチャートを
示したものである。開閉検知器7からの開閉検知信号が
閉状態(Hレベル)の場合、エレベーターは通常走行し
ている(ステップ1)。
【0051】これが、開状態(Lレベル)になると、C
PU19が開状態を検知し、走行許可信号を禁止状態に
する。同時に警報出力信号をHレベルとし、警報装置1
1からブザー鳴動するようにしている(ステップ2)。
【0052】開閉検知信号が、再び閉状態(Hレベル)
となると、走行許可信号が許可状態(Hレベル)とな
り、同時に警報出力信号もLレベルとなり、ブザーは停
止する(ステップ3)。
【0053】従来の機械室のあるエレベーターにおいて
は、制御装置は機械室内に設置されていたこともあり、
制御装置ドアには鍵もかけられていなかった。ところ
が、マシーンルームレスエレベーターでは建物居住者の
いたずらによる制御装置ドア鍵33の破損があるため、
これを防がないと非常に危険であり、この実施形態のも
のが有効な手段となる。
【0054】また、上記例では開閉検知器7を利用した
場合を説明したが、これに振動センサーを使用すると予
防保全の効果を高めることができる。この場合、振動セ
ンサーは、4〜20mA程度の電流出力などのアナログ
出力となるため、信号入力バッファ22にはA/Dコン
バーターを使用する必要がある。振動値としては、誤動
作しない範囲として0.1m/s2 以上程度の値の場合
に警報出力を行うことで充分な性能を確保できる。
【0055】ここで、実行遅延時間の設定について説明
する。図2のタイミングチャートに示すように、実行遅
延時間T1、T2を設定している。この遅延時間T1、
T2のデータは図1において仕様データ記憶部22内に
あらかじめ格納したものであり、T1としては一般に3
0秒程度を設定する(データとして1秒単位とした場合
001EHをE2 −ROMに格納する等)。
【0056】これは、制御装置ドア5を開けてから主電
源部13を切るまでに制御装置3の感電防止用カバー
(図示しないが、制御装置3の前面には通常カバーを取
り付けている)などをはずす時間を考慮したものであ
る。この感電防止用カバーには非金属材料のプラスチッ
ク製を用いている。また、実行解除のための遅延時間T
2は、0もしくはT1と同一の値とするのが一般的であ
る。
【0057】この結果、保守員が点検のために制御装置
ドア5を開けた場合、すぐに警報装置11が働くのでは
なく、実行遅延時間T1分遅れているので、居住者にと
っては騒音となる警報装置11を鳴動させずに保守を実
施することができる。
【0058】一方、いたずらに対しても、短時間後には
警報を発生するので充分な効果がある。また、保守が完
了し、電源を復帰してから制御装置ドア5を閉じるまで
の間も警報がでてしまうが、この実施形態のように遅延
時間を設定することにより、遅延により警報が出ない構
成とすることができる。
【0059】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について説明する。この第2の実施形態は、第1の実施
形態において発生する警報(第1の警報)について、信
号入力手段からの信号の状態や運転状態における特性の
操作で警報の発生を禁止するものである。
【0060】図3に、第2の実施形態における主要部の
構成を示す。図3に示すものは、図1に示すものに対し
て警報禁止信号生成部28を追加している。この警報禁
止信号生成部28がオンとなっていることをCPU19
が読みとり、信号出力バッファ24内の警報出力信号レ
ジスタを無効にすることで警報装置11を動作させない
ものである。
【0061】図3では、警報禁止信号生成部28として
スイッチのオン、オフの例を示したが、エレベーターの
保守用コンソールにより、制御装置3内のデータ記憶部
22や仕様データ記憶部23などの記憶装置に書き込む
方法でも良い。
【0062】また、エレベーター自体のかご呼びや乗り
場操作盤4内のボタン操作によるものでも良い。これに
は乗り場呼びボタンを1秒間に4回押すなど通常考えら
れない入力方法を行ったことを、直列伝送ケーブル27
を介してCPU19が読みとり、前述の記憶装置の場合
と同様な処置にて本モードとすれば実施可能である。
【0063】また、同様にエレベーター保守会社から電
話回線使用により記憶装置に書き込んでも良い。この場
合には、制御装置ドア5が閉状態で事前に警報を止める
ことができるため、第1の実施形態において説明した警
報発生までの遅延処置は不要になる利点がある。
【0064】(第3の実施形態)第3の実施形態は、第
2の実施形態において、警報禁止の操作をしたまま、制
御装置ドア5を閉じてしまった場合の警報に関するもの
である。
【0065】この場合は、エレベーター保守員が警報禁
止信号生成部28の操作を戻し忘れているものとして、
警報装置11を用いて第2の警報を発生するものであ
る。動作タイミングとしては、第1の実施形態に示した
ものと同様に閉状態検知時に警報禁止信号生成部28が
オンの場合、第2の警報出力信号をオンにすることで実
現できる。
【0066】また、第1の実施形態で説明した警報(第
1の警報)と区別するために警報出力信号を断続音とし
ても良い。この場合には仕様データ記憶部22に断続音
周期時間をあらかじめ記録しておき、CPU19が、時
間に従ってオン、オフすることで実現できる。この断続
音周期時間は0.5秒程度としている。
【0067】また、第2の警報はブザーだけでなく、電
話回線使用による保守会社への通報でも良い。これに
は、あらかじめ保守システム用に組み込まれた仕様デー
タ記憶部22のエリアに警報データを書き込むことで保
守システムを実行するためのプログラムが電話回線にデ
ータを通信するので容易に実現することができる。
【0068】また、第2の警報は、乗り場操作盤4、か
ご17内のかご位置インジケータの点滅・全点灯として
もよいし、同一階の乗り場操作盤4内に警報装置11A
を取り付けて警報を発生するようにしても良い。これら
の装置は保守員が気づきやすい警報を用いるので効果が
向上する。
【0069】(第4の実施形態)第4の実施形態は、一
般のエレベーターに組み込まれている信号出力バッファ
24から出力される建物管理者への故障表示の出力条件
を、開閉検知器7が開状態検知になったことによるエレ
ベーター停止時にはオンにさせないこととしたものであ
る。
【0070】この第4の実施形態における建物管理者へ
の故障表示をオンにさせない条件を、第1及び第2の実
施形態において警報(第1の警報)を発生する条件と同
じ条件としている。
【0071】即ち、この第4の実施形態では、建物管理
者に報知する故障表示器29による故障表示を、開閉検
知器7の動作のみでは出力させないため、乗り場三方枠
1の振動などの頻繁に起こりやすい情報で、重要な故障
表示器29により報知させることを防ぐことができる。
【0072】勿論、いたずら等で制御装置ドア5が開い
て故障となった場合には、別の信号(例えば、保守員が
制御装置ドア5を開くのは呼びボタンが押されていない
ときであるのに対し、いたずら等の場合は呼びボタンが
押されているなどの違いがあり、いたずら等に起因して
出力される信号)でエレベーター故障となり、故障表示
器29は動作する。
【0073】(第5の実施形態)第5の実施形態は、制
御装置3の近辺に設置される通話装置であるインターホ
ン6の呼び出し音制限を行うものである。問題点3に示
したように、このインターホン6は利用者や居住者にと
っては不要のものである。
【0074】図4は、第5の実施形態における主要部の
構成を示すブロック図である。図1のものに対して関連
する部分のみ記載しているが、インターホン6内部の呼
び出し音ブザーであるインターホン内ブザー30の駆動
を禁止するには、信号出力バッファ24からの指令でイ
ンターホン内ブザー禁止リレー31を駆動し、インター
ホン内ブザー30の電源回路におけるインターホン内ブ
ザー許可信号をインターホン内ブザー許可信号禁止部3
2により遮断することで実行可能である。
【0075】ここでインターホン内ブザー禁止リレー3
1のように電磁リレーを使用しているのは、エレベータ
ー制御電源がDC24Vであるのに対し、インターホン
電源はDC6VもしくはDC24Vであり、かつエレベ
ーター電源に対して絶縁しているためである。これは、
インバータで駆動する主回路駆動部からのノイズがイン
ターホン6に侵入しないためでもある。
【0076】この動作のタイミングチャートを図5に示
す。通常時は、開閉検知信号が閉状態(Hレベル)であ
り、インターホン内ブザー許可信号はLレベル(呼び出
し音禁止)になっている(ステップ10)。この時に
は、かご17から呼び出しがあってもインターホン内ブ
ザー30は鳴動しない。
【0077】開閉検知信号が開状態(Lレベル)になる
とインターホン内ブザー禁止リレー31をオンとさせて
インターホン内ブザー許可信号がHレベルとなり、かご
17からの呼び出しがあるとインターホン内ブザー30
は鳴動する(ステップ11)。この時には、エレベータ
ー保守員が制御装置3を点検中であるため、かご17と
通話する必要性があるためである。再び、開閉検知信号
が閉状態(Hレベル)になる(ステップ12)と、動作
はステップ10と同一になる。
【0078】(第6の実施形態)第6の実施形態は、第
5の実施形態における機能が複数台のエレベーターに拡
大された場合を示したものである。
【0079】複数台のエレベーターが併設された場合に
は、図8に示した乗り場外観の装置は併設されることに
なるが、通話装置であるインターホン6は、対応する階
に1つのみ設置するのが通常であるので、どの制御装置
3にインターホン6が接続されているのかが不明になっ
ている。そのために開状態の制御装置ドア5に対応する
すべてのインターホン6に対してインターホン内ブザー
許可信号をHレベルとして、呼び出し音出力可能とした
ものである。
【0080】図6に、この動作のタイミングチャートを
示す。図6に示すように、No.1エレベーターの制御
装置ドア5に対するNo.1開閉検知信号が開状態(L
レベル)になるとNo.1インターホン内ブザー許可信
号がHレベルとなり、No.2エレベーターの制御装置
ドア5に対するNo.2開閉検知信号が開状態(Lレベ
ル)になるとNo.2インターホン内ブザー許可信号が
Hレベルとなる。
【0081】また、図6には示されていないが、No.
1エレベーターの制御装置ドア5及びNo.1エレベー
ターの制御装置ドア5が共に開状態になった場合、即ち
No.1開閉検知信号及びNo.2開閉検知信号が共に
開状態(Lレベル)になった場合、No.1インターホ
ン内ブザー許可信号及びNo.2インターホン内ブザー
許可信号が共にHレベルとなる。従って、この場合は、
1つのインターホン6がNo.1エレベーターの制御装
置3、No.2エレベーターの制御装置3のいずれに接
続されていてもインターホン内ブザー30は鳴動する。
【0082】この実施形態によれば、複数のエレベータ
ーについて点検作業を順次行なう場合に、前の制御装置
ドア5を閉状態としインターホン6の接続を次の制御装
置3に移し次の制御装置ドア5を開状態すればその制御
装置3に接続されたインターホン6のインターホン内ブ
ザー30が鳴動するので通常の手順通り点検作業が行わ
れていることが分かる。一方、インターホン6の接続を
次の制御装置3に移さないで次の制御装置ドア5を開状
態とした場合その制御装置3のところからはインターホ
ン内ブザー30が鳴動せず、また、このとき、前の制御
装置ドア5を開状態としたままであれば、前の制御装置
3に接続されたインターホン6のインターホン内ブザー
30が鳴動するので、手順に間違いのあることが分か
る。
【0083】(第7の実施形態)第7の実施形態は、制
御装置3及び状態検知器が、建物、かご17、昇降路な
どに分散配置された場合についてのものである。
【0084】マシンルームレスエレベーターでは、制御
装置3の設置スペースが小さいために、エレベータ乗り
場近辺に設けられた制御装置3(第1の制御部)とは別
に、客先仕様により追加された制御回路は第2の制御部
としてエレベーターのかご17が昇降する昇降路などに
設置している。また、地震感知器などの状態検知器も昇
降路に設置する必要がある。
【0085】ところが、これらの機器が異常もしくは状
態検知した場合に、これらをリセットするには昇降路内
に保守員が入らなければならない。この第7の実施形態
は、これを容易に行うためのものである。
【0086】この第7の実施形態の構成を、図7を用い
て説明する。図7は図1に示すもののうちこの実施形態
に関連する部分のみを記載したものである。地震感知器
36は昇降路内制御部33に収納されて、地震感知器信
号を制御装置3の信号入力バッファ23に入力してい
る。この信号ラインにおいて、信号出力バッファ24で
制御される昇降路機器禁止信号により電磁リレー34を
駆動させて、接点35にて地震感知器信号を無効にする
ものである。
【0087】この結果、地震復旧の場合、保守員は昇降
路に入らなくても制御装置ドア5を開状態にすれば、復
帰できるので容易に乗客を救出することができる。乗客
救出後に昇降路を点検し、異常がなければ地震感知器3
6をリセットすればよく、作業に余裕をもたせることが
できる。
【0088】本例では地震感知器の場合を説明したが、
一般の制御回路でもよく、機器故障の場合に関連する回
路を切り離すことで復帰が容易にできる。特に昇降路に
機器を配置した場合、昇降路が高湿度のため信頼性が低
下する可能性があるためにこの実施形態による切り離し
回路は重要な意味を持つ。
【0089】また、本例では昇降路の場合を示したが、
かご17の上下や、釣り合い重り、建物の電気室などに
ある機器への応用も、同様に実施できる。特に異常発生
時でも、保守員は基本的に一人で原因調査しなければな
らず、この実施形態は有効な手段である。
【0090】本例では、電磁リレー34を用いた構成を
示したが、CPU19自体のみで入力信号を無効にする
ことも可能である。この場合、入力レジスタ値を強制的
に0にすれば実現できる。ただし、一般的に昇降路内制
御部33からの信号が、すべてCPU19に入力される
わけではないので、電磁リレー34が必要な場合が多
い。
【0091】また、昇降路機器禁止信号を、スイッチで
構成される昇降路機器禁止信号生成部37により生成
し、昇降路機器の動作を禁止状態にすることとしてもよ
い。このように構成することにより、制御装置ドア5が
閉状態でも昇降路機器の動作を禁止状態にすることがで
きる。
【0092】(他の実施形態)上記実施形態において
は、制御装置3を乗り場三方枠1に設置した場合を示し
たが、制御装置3の設置個所であればエレベーターの位
置と無関係な部屋や壁の扉でも良い。
【0093】また、制御装置ドア5の開閉状態検知機能
はスイッチのオン、オフや振動センサーの例を示した
が、光による検知や、磁気による検知などでも良い。ま
た、この制御装置ドアの開閉検知を、乗り場三方枠1の
ドアの場合について示したが、乗り場三方枠1内部の制
御装置3の感電防止用カバーについて行なっても良い。
また、全般に、本発明は制御装置3への操作についての
ものであるため、制御装置3のドア5に代わる装置とし
て使用されるものであれば実現可能である。例えば、乗
り場操作盤4のボタンプレートの開閉や、三方枠の戸袋
以外の開閉機構としても良い。
【0094】また、制御装置の取り付け位置を最上階と
しての例を示したが、他の階においても同様である。ま
た、第6の実施形態ではインターホン6の動作を同一階
の場合を示した。しかし、制御装置3がすべて同一階に
設置されるわけではないので、設置階が異なる場合には
インターホン6を個別階に設置し、階毎にインターホン
鳴動を制御することも本構成で実現できる。
【0095】第7の実施形態では、制御部や検知部の一
部が他の場所にある場合を説明したが、制御装置ドア5
のみが外部に面した位置にあり、ドアとスイッチのみで
構成されて、制御装置3自体が、昇降路にある場合でも
同様に実施できる。これは乗り場操作盤4が制御装置3
の点検口として使用する制御装置などが考えられる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、マシーンルームレスエレベーターでの問
題点である利用者のいたずらによる事故を減少させるこ
とができる。
【0097】請求項2、請求項3、及び請求項6に記載
の発明によれば、周囲の居住者への無用の騒音を防ぐこ
とができる。請求項4及び請求項7に記載の発明によれ
ば、保守員の単純ミスを防ぐことができる。
【0098】請求項5に記載の発明によれば、無用の故
障報知を防ぐことができる。請求項8及び請求項9に記
載の発明によれば、緊急時の保守点検の容易化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図2】 本発明の第1の実施形態の動作を示すタイム
チャート。
【図3】 本発明の第2の実施形態における主要部の構
成を示すブロック図。
【図4】 本発明の第5の実施形態における主要部の構
成を示すブロック図。
【図5】 本発明の第5の実施形態の動作を示すタイム
チャート。
【図6】 本発明の第6の実施形態の動作を示すタイム
チャート。
【図7】 本発明の第7の実施形態における主要部の構
成を示すブロック図。
【図8】 従来の乗り場三方枠の構成を示す正面図。
【図9】 図3に示す乗り場三方枠の断面図。
【図10】 従来の制御装置の構成を示す正面図。
【符号の説明】
1…乗り場三方枠 2…乗り場ドア 2A…戸袋 3…制御装置 4…操作盤 5…制御装置ドア 6…インターホン 7…開閉検知器 8…電源部 9…主回路部 10…制御回路部 11、11A…警報装置 12…制御情報表示器 13…主電源部 14…受電電線 15…巻上機 16…パルスジェネレータ(PG) 17…かご 18…テールコード 19…CPU 20…プログラム記憶部 21…データ記憶部 22…仕様データ記憶部 23…信号入力バッファ 24…信号出力バッファ 25…位置位置検出部 26…バス 27…直列伝送ケーブル 28…警報禁止信号生成部 29…故障表示器 30…インターホン内ブザー 31…インターホン内ブザー禁止リレー 32…インターホン内ブザー許可信号禁止部 33…昇降路内制御部 34…電磁リレー 35…接点 36…地震感知器 37…昇降路機器禁止信号生成部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベーター乗り場近辺に設けられエレベ
    ーターを制御する制御手段と、 この制御手段の点検のために設けられた開閉部と、 この開閉部の状態を検知する状態検知手段と、 この状態検知手段の検知状況に応じてエレベーターの動
    作を制御する手段と、 前記状態検知手段により前記開閉部の開状態を検知した
    場合に第1の警報を発生する警報手段とを備えたことを
    特徴とするエレベーター制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のエレベーター制御装置に
    おいて、前記状態検知手段により前記開閉部の開状態を
    検知してから前記第1の警報を発生するまで、及び閉状
    態を検知してからから前記第1の警報を停止するまでに
    各々所定の遅延時間を与えるための遅延手段を備えたこ
    とを特徴とするエレベーター制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のエレベー
    ター制御装置において、前記第1の警報の発生を禁止す
    るための手段を備えたことを特徴とするエレベーター制
    御装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のエレベーター制御装置に
    おいて、前記第1の警報の発生を禁止する状態のまま、
    前記開閉部が閉状態になった場合に、第2の警報を発生
    する手段を備えたことを特徴とするエレベーター制御装
    置。
  5. 【請求項5】エレベーター乗り場近辺に設けられエレベ
    ーターを制御する制御手段と、 この制御手段の点検のために設けられた開閉部と、 この開閉部の状態を検知する状態検知手段と、 この状態検知手段の検知状況に応じてエレベーターの動
    作を制御する手段と、 前記状態検知手段により前記開閉部の開状態を検知した
    ことによるエレベーター停止時には、故障報知を実行さ
    せない、または一定時間を経過するまで故障報知を実行
    させない手段とを備えたことを特徴とするエレベーター
    制御装置。
  6. 【請求項6】エレベーター乗り場近辺に設けられエレベ
    ーターを制御する制御手段と、 この制御手段の点検のために設けられた開閉部と、 この開閉部の状態を検知する状態検知手段と、 この状態検知手段の検知状況に応じてエレベーターの動
    作を制御する手段と、 前記状態検知手段による閉状態検知時には、かごまたは
    利用者との通話のために前記制御手段周辺に設けられた
    通信装置の呼び出し音を低減または消去させる呼び出し
    音低減または消去手段とを備えたことを特徴とするエレ
    ベーター制御装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のエレベーター制御装置に
    おいて、エレベータが複数ある場合、開閉部が開状態で
    あることを検知した状態検知手段に対応するすべての通
    信装置に対する前記呼び出し音低減または消去手段の動
    作を禁止させる手段を備えたことを特徴とするエレベー
    ター制御装置。
  8. 【請求項8】エレベーター乗り場近辺に設けられエレベ
    ーターを制御する第1の制御部と、 この第1の制御部から分離して他の場所に設けられた第
    2の制御部もしくは他の機器と、 前記第1の制御部の点検のために設けられた開閉部と、 この開閉部の状態を検知する状態検知手段と この状態検知手段の検知状況に応じてエレベーターの動
    作を制御する手段と、 前記開閉部検知手段による開状態検知時には、前記第2
    の制御部もしくは他の機器の少なくとも一部の動作を禁
    止または解除する動作禁止または解除手段とを備えたこ
    とを特徴とするエレベーター制御装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載のエレベーター制御装置に
    おいて、前記動作禁止または解除手段により前記第2の
    制御部もしくは他の機器の少なくとも一部の動作の禁止
    または解除を実施させるための信号を入力する信号入力
    手段を備えたことを特徴とするエレベーター制御装置。
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