JP7023827B2 - 非常用エレベーター - Google Patents

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本発明は、エレベーターに関し、非常時に非常運転を行う非常用エレベーターに適用して好適なものである。
従来、非常用エレベーターは、平常時には通常のエレベーターとして利用されるが、ビル火災等が発生した非常時には、非常運転スイッチがONにされて非常運転が行われ、消防隊による消火作業や建物内に残された人々の救助作業等に使用される。
上記のような従来の非常用エレベーターでは、非常運転時には、安全のために、最下階床レベルよりも下に配置する電気装置(例えば、ピットスイッチや地震感知器等)を回路から切り離す必要があった。例えば特許文献1には、火災発生時に、安全回路電源保護素子が作動して安全回路への電源が遮断されているときでも、乗場ドアスイッチを電源から切り離し、ドアの開閉状況に関係なく乗りかごの走行が可能な二次消防運転を可能とする非常用エレベーターが提案されている。
特開2018-002353号公報
しかし、上述した従来の非常用エレベーターの場合、非常運転スイッチがONになっているときは、ピットスイッチ等は回路から切り離されて無効化されるため、保守作業の実施が効果的な特定状況(例えば、非常運転の完了直後、非常運転中のトラブル発生時、または非常運転スイッチの故障時等)であっても、作業者がピットの保守作業等を実施できないという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、非常運転スイッチがONになっている場合でも、保守作業の安全が確保されるような特定の状況であれば、ピットスイッチを有効化することができる非常用エレベーターを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、平常時は通常のエレベーターとして稼働する一方、非常時には非常運転スイッチがONされたことを契機として所定の非常運転モードで稼働する、以下の非常用エレベーターが提供される。本非常用エレベーターは、前記非常用エレベーターの動作を制御する制御装置と、ピットに設置され、乗りかごの移動モードを切替可能なピットスイッチと、前記ピットにおいて前記ピットスイッチよりも下方に設置され、浸水の有無を検出する浸水検出装置と、を備える。そして、前記非常運転スイッチがONであるとき、前記制御装置は、前記乗りかごが作業者による前記ピットへの侵入が可能な位置で停止しており、保守作業用の運転モードに制御されており、前記保守作業用の運転モードに制御されてからハッチドアが開いたことがあると判断し、かつ、前記浸水検出装置による検出結果に基づく所定条件が満たされていると判断した場合にのみ、前記ピットスイッチを有効にするものである。
本発明によれば、非常運転スイッチがONになっている場合でも、特定の状況であればピットスイッチを有効化することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る非常用エレベーターの全体概略図である。 非常用制御回路の概略構成図である。 第1の実施の形態におけるスイッチ切り離し処理の処理手順例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるスイッチ切り離し処理の処理手順例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る非常用エレベーターの全体概略図である。図1に示す非常用エレベーター1は、平常時(通常時)は一般のエレベーターとして稼働し(非常運転スイッチ24はOFF)、ビル火災等が発生した非常時には、非常運転スイッチ24がONにされて非常運転が行われることにより、消防隊が使用する非常用エレベーターとして稼働する。
非常用エレベーター1は、昇降路11の上部に設置されて、非常用エレベーター1を駆動するモータ(不図示)を備えた巻上機12と、巻上機12に掛け渡されたロープ13の一端に吊下げられた乗りかご14と、乗りかご14と反対側のロープ13の端部に吊下げられて乗りかご14との釣合いをとる釣合い錘15と、非常用エレベーター1の動作を制御する制御装置16と、を備える。
乗りかご14には、開閉可能なかごドア17が設けられており、かごドア17は、かごドア開閉装置(不図示)によって開閉が制御される。また、乗りかご14には、乗客や作業者によって目的階やドア開閉等を操作可能なかご操作盤(不図示)が設けられており、通常運転時は、かご操作盤が操作されると、制御装置16の制御に従って、乗りかご14が目的階に移動した後、かごドア17及びハッチドア21が開く。
また、かごドア17の上部には、乗りかご14の位置を検出するポジテクタ18が取付けられている。ポジテクタ18に対応して、昇降路11側には、形状の異なる位置検出用の複数の遮蔽板19(個別には、遮蔽板19a,19b,・・・)が設置されており、ポジテクタ18は遮蔽板19に対する光の送受に基づいて、乗りかご14の位置(かご位置)を検出することができる。ポジテクタ18によるかご位置の検出結果は、かご位置信号として制御装置16に出力される。
図1に示したように、非常用エレベーター1が停止可能な各乗場(本例では、1階、2階、・・・)には、ハッチドア21(個別には、ハッチドア21a,21b,・・・)が設置されている。通常、ハッチドア21はハッチドア開閉装置(不図示)によって開閉制御され、ロック機構(不図示)によって手動開閉が規制されている。但し、ハッチドア開閉装置に設けられたハッチドアスイッチ22がONに切り替えられた場合には、上記ロック機構が解除されることにより、乗場においてハッチドア21を手動で開閉することができる。ハッチドアスイッチ22は、非常時(非常運転モード)や保守作業時(保守運転モード)において、ONに切り替えられることがある。なお、ハッチドア21の開閉状態は、例えばハッチドア開閉装置によって、ハッチドア開閉信号として制御装置16に出力される。
また、ハッチドア21の近傍には、乗客や作業者によってかご呼びやドア開閉等を操作可能な乗場操作盤(不図示)が設けられており、通常運転時は、乗場操作盤でかご呼びの操作が行われると、制御装置16の制御に従って、乗りかご14が当該乗場に移動した後、かごドア17及びハッチドア21が開く。
図1に示したように、非常用エレベーター1(またはその周辺)には、以下に例示する各種のスイッチが設けられている。保守/通常運転切替スイッチ23は、非常用エレベーター1の運転モードを保守作業時の保守運転モードと平常時の通常運転モードとの間で切り替えるスイッチである。保守/通常運転切替スイッチ23は、保守作業を行う作業者によって操作される。また、非常運転スイッチ24は、ONにされることで、非常用エレベーター1の運転モードを非常時の非常運転モードに切り替えるスイッチである。非常運転スイッチ24は、遠隔地の監視センタ(不図示)から切替可能であってもよい。なお、上述した保守/通常運転モードと非常/通常運転モードは、それぞれを組合せ可能であり、例えば、非常運転モードにおいて保守運転モードを実行する等が可能である。
昇降路11における最下階(本例では1階)の下部空間は、ピット25と呼ばれる。図1の場合、ピット25内の上側から順に、ピットスイッチ26、浸水検出装置27b、及び浸水検出装置27aが設けられている。
ピットスイッチ26は、ピット25内の保守作業(ピット作業)に対する安全を確保するために操作されるスイッチであって、具体的には、乗りかご14の移動を許可する「かご通常モード」と、乗りかご14の移動を許可しない「かご停止モード」との間で、乗りかご14の移動モードを切り替えることができる。ピットスイッチ26の操作によって上記移動モードが「かご停止モード」に切り替えられると、乗りかご14の移動が規制され、かご操作盤や乗場操作盤が操作されても乗りかご14は移動しないように制御される。一般に、ピット作業を行う際は、ピット25に進入可能な空間が確保される所定の位置(例えば、1.5階相当の高さ)に乗りかご14を停止させた後に、ピットスイッチ26を操作してかご停止モードにすることで、その後のピット作業における作業者の安全を確保することができる。
但し、ピットスイッチ26は電気回路であるため、火災発生時等に浸水すると動作が保証されない。そのため、本実施の形態では、ピットスイッチ26自体の有効/無効を、制御装置16(後述する非常用制御回路30)で切り替えられるようにしている。通常、ピットスイッチ26は乗りかご14の移動モードの切替が可能な「有効」に設定されるが、後述するようにピットスイッチ26が浸水する状況では、ピットスイッチ26は「無効」に設定され、このとき、ピットスイッチ26によって乗りかご14の移動モードの切替を行うことはできなくなる。
浸水検出装置27(個別には、浸水検出装置27a,27b)は、それぞれがピット25内への浸水を検出する装置であり、ピット25においてピットスイッチ26よりも下方の異なる高さに設置される。本例では、比較的深い所定位置に浸水検出装置27a(第1の浸水検出装置27aとも称する)が設置され、比較的浅い所定位置(より詳しくは、浸水検出装置27aとピットスイッチ26との間の所定位置)に浸水検出装置27b(第2の浸水検出装置27aとも称する)が設置されている。各装置による浸水の検出信号(第1の浸水検出装置27aによる第1浸水検出信号、第2の浸水検出装置27bによる第2浸水検出信号)は制御装置16に出力される。
制御装置16は、運転モードに応じて非常用エレベーター1の運転を制御する運転制御部28と、非常運転モードにおいてピットスイッチ26の有効/無効を切替可能な有効/無効切替部29と、を備えている。図1にも示したように、制御装置16には、非常用エレベーター1に関する各種の信号・情報、具体的には例えば、乗りかご14の動作状況を示す情報や、上述したかご位置信号、ハッチドア開閉信号、第1浸水検出信号、及び第2浸水検出信号等が入力される。
運転制御部28は、通常時(非常運転スイッチ24がONにされていないとき)、かご制御盤や乗場制御盤の操作に応じて巻上機12の動作を制御することで、予め設定された通常運転を実行する。また、運転制御部28は、非常運転スイッチ24がONにされた操作情報を取得すると、非常用エレベーター1の運転モードを非常運転モードに切り替えて非常運転を実行する。
有効/無効切替部29は、ピットスイッチ26の有効/無効を切り替える非常用制御回路30を有し、非常運転モードで非常用エレベーター1の運転が実行されるときに、後述するスイッチ切り離し処理を実行することにより、ピット25の浸水状況に基づいてピットスイッチ26を有効するか無効にするかを制御する。
図2は、非常用制御回路の概略構成図である。図2に示したように、非常用制御回路30では、スイッチの切替信号や検出信号に応じて、対応する回路が切り替えられる。
ハッチドアスイッチ接点31aは、ハッチドアスイッチ22の状態に応じて開閉状態が変更される。具体的には、ハッチドアスイッチ22がONにされたとき、ハッチドアスイッチ接点31aが閉状態になり、入力バッファ31bで取り込む。
保守/通常運転切替スイッチ接点32aは、保守/通常運転切替スイッチ23の状態に応じて接続状態が変更される。具体的には、保守/通常運転切替スイッチ23で通常運転モードが選択されたときは、保守/通常運転切替スイッチ接点32aは通常運転側(図2では上側)に接続され、通常運転側の入力バッファ32bで取り込む。一方、保守/通常運転切替スイッチ23で保守運転モードが選択されたときは、保守/通常運転切替スイッチ接点32aは保守運転側(図2の下側)に接続され、保守運転側の入力バッファ32cで取り込む。
第1浸水検出スイッチ33a及び第2浸水検出スイッチ34aは、浸水検出装置27a,27bによる浸水検出信号に応じて入力される。具体的には、浸水検出装置27aが浸水を検出して第1浸水検出信号が出力された場合に、第1浸水検出スイッチ33aを入力バッファ33bで取り込み、第2浸水検出スイッチ33bが浸水を検出して第2浸水検出信号が出力された場合に、第2浸水検出スイッチ34aを入力バッファ34bで取り込む。
ピットスイッチ接点35aは、ピットスイッチ26の状態(切替)に応じて開閉状態が変更される。具体的には、ピットスイッチ26でかご停止モードが選択されたとき、ピットスイッチ接点35aが閉状態になり、入力バッファ35bで取り込む。
ピットスイッチバイパス接点36a、ピットスイッチバイパス接点用コイル36b、及び出力バッファ36cは、ピットスイッチ26の切替に対応するピットスイッチ接点についてのバイパス回路を形成する。ピットスイッチバイパス接点36aは、非常運転モードにおいてピットスイッチ26の有効/無効を切り替えるためのスイッチである。具体的には、非常運転スイッチ24がONにされているときは原則として、有効/無効切替部29がソフト制御する出力バッファ36cによってピットスイッチバイパス接点用コイル36bが駆動し、ピットスイッチバイパス接点36aはピットスイッチバイパス接点用コイル36bに接続される。このバイパス接続により、ピットスイッチ接点35aからの入力バッファ35bの取込みが行われなくなり、ピットスイッチ26は無効に制御される。
但し、本実施の形態では、非常運転スイッチ24がONにされているときに、主に有効/無効切替部29がスイッチ切り離し処理(詳細は後述する)を実行し、この処理のなかで所定条件が満たされた場合には、非常運転モード中でもピットスイッチ26を有効にする(図3のステップS110参照)。このとき、有効/無効切替部29は、出力バッファ36cを制御することによってピットスイッチバイパス接点用コイル36bの駆動を抑制(停止)し、ピットスイッチバイパス接点36aのピットスイッチバイパス接点用コイル36bへの接続を解除する(スイッチの切り離し)。この結果、バイパス接続が行われないため、ピットスイッチ26でかご停止モードが選択されるとピットスイッチ接点35aが閉状態になって入力バッファ35bに取り込まれる。すなわち、非常運転モード中でもピットスイッチ26を有効とすることができる。
次に、本実施の形態に係る非常用エレベーター1で実行されるスイッチ切り離し処理について図3を参照しながら説明する。図3は、第1の実施の形態におけるスイッチ切り離し処理の処理手順例を示すフローチャートである。前述したように、スイッチ切り離し処理は、非常運転スイッチ24がONにされているときに(運転制御部28による運転制御が非常運転モードで行われる場合に)、主に有効/無効切替部29によって実行される。
図3によれば、まず、非常運転スイッチ24がONにされると、運転制御部28が、その操作情報を取得して、非常用エレベーター1の運転モードを非常運転モードに切り替える(ステップS101)。その後、ステップS113で非常運転モードが解除されるまで、定期的に(または所定契機ごとに)、以下のステップS102~S112の処理が実行される。
非常運転モード中のステップS102において、有効/無効切替部29は、乗りかご14が作業者によるピット25への進入が可能な位置(ピット進入可能位置)にあるか否かを確認する。具体的には例えば、ピット進入可能位置の最も低い位置を「1.5階相当」とすれば、ステップS102において有効/無効切替部29は、ポジテクタ18によるかご位置の検出結果(かご位置信号)に基づいて、現在のかご位置が「1.5階」以上であるか否かを確認すればよい。ステップS102においてピット進入可能位置にあると判断した場合(ステップS102のYES)、ステップS103に進む。一方、ステップS102においてピット進入可能位置にないと判断した場合(ステップS102のNO)、ピット25における保守作業の実施を許可するべきではない(安全を確保できない)状況であるため、有効/無効切替部29は、ステップS112に進んでピットスイッチ26を無効にする。ステップS112の詳細な処理は後述する。
ステップS103では、有効/無効切替部29は、乗りかご14が移動中でないか否かを確認する。具体的には、有効/無効切替部29は、運転制御部28から乗りかご14の動作状況を示す情報を取得することによって乗りかご14が移動しているか否かを判断し、乗りかご14が移動中ではない、すなわち停止していると判断した場合は(ステップS103のYES)、ステップS104に進む。一方、ステップS103において乗りかご14が移動中であると判断した場合は(ステップS103のNO)、ピット25における保守作業の実施を許可するべきではない(安全を確保できない)状況であるため、有効/無効切替部29は、ステップS112に進んでピットスイッチ26を無効にする。
ステップS104では、有効/無効切替部29は、乗りかご14が保守運転モードであるか否かを確認する。保守運転モードであるか否かは、例えば、保守/通常運転切替スイッチ23の操作情報から判断することができる。ステップS104において保守運転モードであると判断した場合は(ステップS104のYES)、ステップS105に進む。一方、ステップS104において保守運転モードではない、すなわち通常運転モードであると判断した場合は(ステップS104のNO)、ピットスイッチ26を有効にする必要がない状況であるため、有効/無効切替部29は、ステップS112に進んでピットスイッチ26を無効にする。
ステップS105では、有効/無効切替部29は、保守/通常運転切替スイッチ23による保守運転モードへのスイッチ操作が確認されてから現在までの間に、ハッチドア21(特にハッチドア21a)が開いたことがあるか否かを確認する。ハッチドア21の開閉は、例えば、ハッチドア開閉装置から出力されるハッチドア開閉信号に基づいて確認することができる。ステップS105においてハッチドア21が開いたことがあると判断した場合は(ステップS105のYES)、保守作業で作業者がピット25等に入っている(または入る準備ができている)可能性が示唆される状況であり、このときステップS106に進む。一方、ステップS105においてハッチドア21が開いたことがないと判断した場合は(ステップS105のNO)、作業者がピット25に入っている可能性がなく、ピットスイッチ26を有効にする必要がない状況であるため、有効/無効切替部29は、ステップS112に進んでピットスイッチ26を無効にする。
なお、保守作業においてハッチドア21はハッチドアスイッチ22がONに切り替えられてから手動で開かれると考える場合は、ステップS105において、ハッチドア21が開いたことがあるかを確認するのではなく、ハッチドアスイッチ22がONにされた状態でハッチドア21が開かれたことがあるかを確認するようにしてもよい。
ステップS106では、有効/無効切替部29は、深い方に設置された第1の浸水検出装置27aが浸水を検出したか否かを確認する。第1の浸水検出装置27aによる浸水検出の有無は、第1浸水検出信号に基づいて確認することができる。ステップS106において浸水の検出があると判断した場合は(ステップS106のYES)、ステップS107に進む。なおこのとき、有効/無効切替部29は、第1の浸水検出装置27aが浸水を検出した第1浸水検出時刻を取得する。一方、ステップS106において浸水の検出がないと判断した場合は(ステップS106のNO)、ピット25は浸水しておらず(または浸水があっても極めて低水位であり)、ピット25における保守作業を許可してもよい状況であるため、有効/無効切替部29は、ステップS110に進んでピットスイッチ26を有効にする。ステップS110の詳細な処理は後述する。
ステップS107では、有効/無効切替部29は、浅い方に設置された第2の浸水検出装置27bが浸水を検出したか否かを確認する。第2の浸水検出装置27bによる浸水検出の有無は、第2浸水検出信号に基づいて確認することができる。ステップS107において浸水の検出があると判断した場合は(ステップS107のYES)、ステップS108に進む。なおこのとき、有効/無効切替部29は、第2の浸水検出装置27bが浸水を検出した第2浸水検出時刻を取得する。一方、ステップS107において浸水の検出がないと判断した場合は(ステップS107のNO)、ピット25は深い位置では浸水しているものの、ピットスイッチ26に近い浅い位置までは浸水していないことから、ピット25における保守作業をまだ実施可能な状況であると捉えることができる。そこで、このような場合、有効/無効切替部29は、ステップS110に進んでピットスイッチ26を有効にする。
ステップS108の処理は、浸水検出装置27a,27bの双方で浸水が検出された場合に実行される。このステップS108において、有効/無効切替部29は、ピットスイッチ26が浸水するまでの残り時間(浸水所要時間)を算出する。浸水所要時間の具体的な算出方法は限定しないが、例えば、浸水検出装置27a,27b及びピットスイッチ26の設置高さは予め分かっているため、第1浸水検出時刻と第2浸水検出時刻との時間差に基づいて単位時間当たりの浸水水位の上昇率を求め、当該上昇率に基づいて、現在時刻から何分後に浸水水位がピットスイッチ26の設置高さに到達するかを算出すればよい。
そして、次のステップS109において、有効/無効切替部29は、予め設定された所定時間(例えば10分)以内にピットスイッチ26が浸水しないかを確認する。具体的には、ステップS108で算出した浸水所要時間と上記所定時間とを比較すればよい。この比較において「浸水所要時間>所定時間」であった場合は、所定時間内にピットスイッチ26が浸水しないことから、少なくとも上記所定時間が経過するまではピット25における保守作業を実施可能な状況を意味する。そこでこの場合(ステップS109のYES)、有効/無効切替部29は、ステップS110に進んでピットスイッチ26を有効にする。一方、「浸水所要時間≦所定時間」であった場合は、ピットスイッチ26の浸水が近く、ピット25における保守作業の実施を許可すべきではない状況を意味する。そこでこの場合(ステップS109のNO)、有効/無効切替部29は、ステップS112に進んでピットスイッチ26を無効にする。
前述したように、ステップS110において、有効/無効切替部29は、ピットスイッチ26を有効にする。ピットスイッチ26を有効にする場合、有効/無効切替部29は、非常用制御回路30でピットスイッチバイパス接点36aによるバイパス接続を行わないようにする。より具体的には、図2で説明したように、有効無効切替部29が、非常用制御回路30の出力バッファ36cを制御してピットスイッチバイパス接点用コイル36bの駆動を抑制(停止)することで、ピットスイッチバイパス接点36aはピットスイッチバイパス接点用コイル36bにバイパス接続しない。この結果、ピットスイッチ26が操作されてかご停止モードが選択されると、ピットスイッチ接点35aが閉状態になって入力バッファ35bに取り込まれる。すなわち、非常運転モード中でもピットスイッチ26を有効とすることができる。
ステップS110の処理によってピットスイッチ26が有効とされることで、作業者はピット25における保守作業を実施(継続)することができ、その後、保守/通常運転切替スイッチ23の操作によって通常運転モードに切り替えられて保守作業が完了する(ステップS111)。保守作業完了後は、ステップS112に進む。
ステップS112は、保守作業が完了した場合(ステップS111)、あるいは、上述した各判断ステップS102~S107,S109において、ピットスイッチ26を有効にすべきではないと判断された場合に実行される処理であって、有効/無効切替部29は、非常用制御回路30でピットスイッチバイパス接点36aによるバイパス接続を行うことにより、ピットスイッチ26を無効にする。より具体的には、図2で説明したように、有効無効切替部29が、非常用制御回路30の出力バッファ36cを制御してピットスイッチバイパス接点用コイル36bを駆動することで、ピットスイッチバイパス接点36aをピットスイッチバイパス接点用コイル36bにバイパス接続する。このバイパス接続により、ピットスイッチ接点35aからの入力バッファ35bの取込みが行われなくなり、ピットスイッチ26は無効に制御される。
そして最後に、非常運転が終了すると、非常運転スイッチ24がOFFに操作される。このとき運転制御部28は、その操作情報を取得して非常運転モードを解除し、非常用エレベーター1の運転モードを通常運転モードに切り替え、通常運転に復帰する(ステップS113)。以上を以てスイッチ切り離し処理が終了する。
以上、本実施の形態に係る非常用エレベーター1によれば、原則としてピットスイッチ26が無効にされる非常運転モード中であっても、ピット25における保守作業の安全が確保される特定の状況においては、ピットスイッチ26を有効化することができる。上記「特定の状況」を、図3を用いて具体的に言えば、乗りかご14が作業者によるピット25への侵入が可能な位置で停止していること(ステップS102のYES、かつステップS103のYES)、保守作業用の運転モードに制御されていること(ステップS104のYES)、保守作業用の運転モードに制御されてからハッチドア21(21a)が開いたことがあること(ステップS105のYES)、さらに、浸水検出装置27a,27bによる検出結果に基づく所定条件が満たされていること(ステップS106のNO、ステップS107のYES、またはステップS109のYES)の全てが成立している状況に相当する。
そして、非常運転モード中のピットスイッチ26の有効化制御が可能なことにより、本実施の形態に係る非常用エレベーター1では、非常運転スイッチ24がONになっているときでも、保守作業の実施が効果的な特定状況(具体的には例えば、非常運転の完了直後、非常運転中のトラブル発生時、または非常運転スイッチ24の故障時等)において、作業者がピットスイッチ26の操作を含む保守作業を実施することができ、安全性の向上を図ることができる。
なお、第1の実施の形態では、2個の浸水検出装置27a,27bが設置される場合について説明したが、本実施の形態において、浸水検出装置27の設置個数は3個以上であってもよい。設置個数が増えて、異なる高さ(深さ)で浸水を検出できるほど、精度の高い浸水所要時間の算出に期待できる。
(2)第2の実施の形態
本発明の第2の実施の形態に係る非常用エレベーター2について説明する。第2の実施の形態は、浸水検出装置27の設置数を1個に減らし、スイッチ切り離し処理を簡略にした点で、第1の実施の形態と異なるが、その他の構成や処理は第1の実施の形態に係る非常用エレベーター1と共通する。以下では、共通部分の図示や説明を省略し(図1及び図2を参照)、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
なお、第2の実施の形態において、ピット25に設置される1個の浸水検出装置27の設置位置は、ピットスイッチ26よりも深い所定の高さであればよい。但し、好ましくは、ピット25が多少浸水した程度では浸水を検出せず、かつ、ピット25で保守作業を行う作業者の安全を確保できる程度には早期に浸水を検出できる高さであることが求められる。さらに詳しく言えば、浸水検出装置27の設置位置は、ピット25における保守作業が開始された直後に浸水検出装置27が浸水を検出した場合に、その浸水速度が想定内の最大速度であっても、所定時間(例えば10分)の間はピットスイッチ26まで浸水水位が上昇しない程度の高さが確保されることがより好ましい。具体的には例えば、図1に示した浸水検出装置27a,27bの中間程度の高さに、第2の実施の形態における浸水検出装置27が設置されるとしてもよい。
図4は、第2の実施の形態におけるスイッチ切り離し処理の処理手順例を示すフローチャートである。第1の実施の形態におけるスイッチ切り離し処理(図3)と同様、図4に示すスイッチ切り離し処理は、非常運転スイッチ24がONにされているときに(運転制御部28による運転制御が非常運転モードで行われる場合に)、主に有効/無効切替部29によって実行される。
図4において、ステップS101~S105の処理は、図3の同ステップの処理と同じであるため、その説明は省略する。ステップS105においてハッチドア21が開いたことがあると有効/無効切替部29が判断した場合(ステップS105のYES)、保守作業で作業者がピット25等に入っている可能性が示唆される状況であり、このときステップS201に進む。
ステップS201では、有効/無効切替部29は、ピット25に設置された浸水検出装置27によって浸水が検出されていないことを確認する。浸水検出装置27による浸水検出の有無は、浸水検出装置27から制御装置16に出力される浸水検出信号に基づいて確認することができる。
ステップS201において浸水の検出がないと判断した場合は(ステップS201のYES)、ピット25は浸水しておらず(または浸水があっても極めて低水位であり)、ピット25における保守作業を許可してもよい状況である。そこで、この場合、有効/無効切替部29は、ステップS110に進み、非常用制御回路30においてピットスイッチバイパス接点36aをピットスイッチバイパス接点用コイル36bにバイパス接続することで、ピットスイッチ26を有効にする。
一方、ステップS201において浸水の検出があると判断した場合は(ステップS201のNO)、ピットスイッチ26が浸水しているか浸水寸前であり、ピット25における保守作業の実施を許可すべきではない状況である。そこでこの場合、有効/無効切替部29は、ステップS112に進み、非常用制御回路30においてピットスイッチバイパス接点36aをピットスイッチバイパス接点用コイル36bにバイパス接続しないことで、ピットスイッチ26を無効にする。
ステップS110以降の処理は、図3の同ステップの処理と同じであるため、その説明は省略する。
以上、本実施の形態に係る非常用エレベーター2によれば、第1の実施の形態のようにピットスイッチ26の浸水所要時間を算出するほどの精度の良さはないものの、図4に示したスイッチ切り離し処理が行われることにより、原則としてピットスイッチ26が無効にされる非常運転モード中であっても、ピット25における保守作業の安全が確保される特定の状況においてはピットスイッチ26を有効化することができる。上記「特定の状況」を、図4を用いて具体的に言えば、乗りかご14が作業者によるピット25への侵入が可能な位置で停止していること(ステップS102のYES、かつステップS103のYES)、保守作業用の運転モードに制御されていること(ステップS104のYES)、保守作業用の運転モードに制御されてからハッチドア21(21a)が開いたことがあること(ステップS105のYES)、さらに、浸水検出装置27による検出結果に基づく所定条件が満たされていること(ステップS201のYES)の全てが成立している状況に相当する。
したがって、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果に期待できる。すなわち、非常運転スイッチ24がONになっている場合でも、特定の状況であればピットスイッチ26を有効化することができ、安全性の向上を図ることができる。また、第2の実施の形態に係る非常用エレベーター2は、第1の実施の形態に係る非常用エレベーター1に比べて浸水検出装置27の設置個数を少なくできるため、コストを低減することができる。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。例えば、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、図面に示した制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実施には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 非常用エレベーター
11 昇降路
12 巻上機
13 ロープ
14 乗りかご
15 釣合い錘
16 制御装置
17 かごドア
18 ポジテクタ
19(19a,19b,・・・) 遮蔽板
21(21a,21b,・・・) ハッチドア
22 ハッチドアスイッチ
23 保守/通常運転切替スイッチ
24 非常運転スイッチ
25 ピット
26 ピットスイッチ
27(27a,27b) 浸水検出装置
28 運転制御部
29 有効/無効切替部
30 非常用制御回路
31a ハッチドアスイッチ接点
31b 入力バッファ
32a 保守/通常運転切替スイッチ接点
32b,32c 入力バッファ
33a 第1浸水検出スイッチ
33b 入力バッファ
34a 第2浸水検出スイッチ
34b 入力バッファ
35a ピットスイッチ接点
35b 入力バッファ
36a ピットスイッチバイパス接点
36b ピットスイッチバイパス接点用コイル
36c 出力バッファ

Claims (5)

  1. 平常時は通常のエレベーターとして稼働する一方、非常時には非常運転スイッチがONされたことを契機として所定の非常運転モードで稼働する非常用エレベーターであって、
    前記非常用エレベーターの動作を制御する制御装置と、
    ピットに設置され、乗りかごの移動モードを切替可能なピットスイッチと、
    前記ピットにおいて前記ピットスイッチよりも下方に設置され、浸水の有無を検出する浸水検出装置と、
    を備え、
    前記非常運転スイッチがONであるとき、
    前記制御装置は、前記乗りかごが作業者による前記ピットへの侵入が可能な位置で停止しており、保守作業用の運転モードに制御されており、前記保守作業用の運転モードに制御されてからハッチドアが開いたことがあると判断し、かつ、前記浸水検出装置による検出結果に基づく所定条件が満たされていると判断した場合にのみ、前記ピットスイッチを有効にする
    ことを特徴とする非常用エレベーター。
  2. 前記制御装置は、前記浸水検出装置によって浸水が検出されていない場合に、前記所定条件が満たされていると判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の非常用エレベーター。
  3. 前記浸水検出装置には、前記ピットにおいて前記ピットスイッチよりも下方の異なる高さに設置された第1及び第2の浸水検出装置が含まれ、
    前記制御装置は、
    前記第1または前記第2の浸水検出装置によって浸水が検出されていない場合には、前記所定条件が満たされていると判断し、また、
    前記第1及び前記第2の浸水検出装置によって浸水が検出されている場合であっても、所定時間のうちに前記ピットスイッチが浸水しない状況であると判断すれば、前記所定条件が満たされていると判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の非常用エレベーター。
  4. 前記制御装置は、
    前記第1及び前記第2の浸水検出装置によって浸水が検出された場合に、それぞれの浸水検出時刻の時間差に基づいて、前記ピットスイッチが浸水するまでの所要時間を算出し、当該算出した所要時間と前記所定時間とを比較することにより、前記所定時間のうちに前記ピットスイッチが浸水しない状況であるか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項3に記載の非常用エレベーター。
  5. 前記制御装置は、前記ピットスイッチの切替に対応するピットスイッチ接点についてバイパス回路を設けた非常用制御回路を有し、
    前記制御装置は、前記非常用制御回路において、前記バイパス回路を接続することによって前記ピットスイッチを無効にし、前記バイパス回路を接続しないことによって前記ピットスイッチを有効にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の非常用エレベーター。
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