JP2007254036A - エレベータの運転制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】地震発生時に乗りかご内に乗客がいる場合に、速やかに運転を再開して閉じ込め事故を防ぐ。
【解決手段】エレベータの運転を停止させるような地震が発生した場合に(ステップS11〜S13)、乗りかご内に設けられた所定の釦が操作されているか否かによって乗客の有無を判断する(ステップS14)。そして、乗りかご内での釦操作があり、乗客がいるものと判断された場合は、乗りかごを低速で最寄階まで移動させて戸開した後、停止状態とする(ステップS15〜S18)。これにより、乗りかご内に乗客がいる場合に、速やかに閉じ込め事故を防ぐことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータの運転を制御するための運転制御装置に係り、特に、地震が発生したときに乗りかご内の乗客の有無に応じた運転制御を行うエレベータの運転制御装置に関する。
近年、建物の高層化などに伴い、エレベータは縦の交通手段として不可欠なものとなっている。また、その一方で、地震が発生した場合でのエレベータの安全性の問題が指摘されている。
通常、エレベータでは、地震が発生すると、その揺れを検知することで、通常運転から管制運転に切り替え、乗りかごを速やかに最寄階まで移動させて乗客を降車させている。また、非常に大きな揺れを伴う地震が発生した場合には、エレベータを緊急停止させている。
しかしながら、例えば地震発生時に管制運転によって乗りかごを最寄階まで移動させているときに、再び非常に大きな揺れを伴う地震が発生すると、乗りかご内の乗客の有無に関係なく、エレベータが緊急停止してしまうため、所謂「閉じ込め事故」が発生してしまうといった問題があった。
そこで、本発明は、地震発生時に乗りかご内に乗客がいる場合に、速やかに運転を再開して閉じ込め事故を防ぐことのできるエレベータの運転制御装置を提供することを目的とする。
本発明のエレベータの運転制御装置は、エレベータの乗りかごに設けられた所定の釦と、地震の発生を検知する地震検知手段と、この地震検知手段によって地震の発生が検知された際に、上記乗りかご内の所定の釦が操作されているか否か検出する釦操作検出手段と、この釦操作検出手段によって釦操作が検出されている場合に上記乗りかご内に乗客がいるものとして判断して特定の運転制御を行う運転制御手段とを具備して構成される。
本発明によれば、地震発生時に乗りかご内に乗客がいる場合に、速やかに運転を再開して閉じ込め事故を防ぐことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るエレベータの全体構成を示す図である。また、図2はこのエレベータの乗りかごの内部構成を示す図である。
図1に示すように、ビル11にはエレベータの昇降路12が設けられており、そこに1台のエレベータ13が設置されている。このエレベータ13は、乗りかご14、カウンタウェイト15、ロープ16、巻上機17などから構成される。
乗りかご14は利用者を乗せてビル11の各階床間を移動するものであり、カウンタウェイト15はその乗りかご14とほぼ同じ重量を有する。ロープ16は巻上機17に巻き掛けられ、その一端に乗りかご14、他端にカウンタウェイト15が連結されている。これにより、巻上機17の駆動に伴い、乗りかご14はロープ16を介してカウンタウェイト15とは反対の方向につるべ式に移動する。
乗りかご14には、各階の着床時に図示せぬホールドアと係合して開閉動作するかごドア31が設けられている。また、この乗りかご14の中には、各種操作を行うための操作盤32が設けられている。
図2に示すように、操作盤32は、かごドア31の近傍に設置されており、その操作盤上には行先階を指定するための各階毎の行先釦33や、かごドア31を開閉するための戸開釦34と戸閉釦35、また、非常事態を外部に知らせるための非常呼び釦36などが配設されている。これらの釦の操作信号は、図示せぬ伝送ケーブルを介してビル最上部の機械室18内の制御盤19に与えられる。
制御盤19は、エレベータの運転制御装置として用いられ、巻上機17を駆動制御するなど、エレベータ13の運行に関わる全体の制御を行う。この制御盤19には、乗りかご14内の行先釦33の操作によって登録されたかご呼び情報を記憶する記憶装置20と、異常検知時にエレベータ13の運行を緊急停止するための安全装置21が組み込まれている。
さらに、昇降路12の最下部(ピット部)には、所定値以上のP波(primary wave)を検知した際に制御盤19に信号を出力して、エレベータ13に対して管制運転モードでの運転を行わせるためのP波検知器22が設置されている。
一方、機械室18には、所定値以上のS波(secondary wave)を検知した際に制御盤19に信号を出力し、エレベータ13の運転を強制的に停止させるためのS波検知器23が設置されている。
これらの地震検知器22,23以外にも、エレベータ13には図示しない各種のセンサが設けられている。そして、これらセンサが出力する信号の幾つかは、制御盤19から通信回線24を介して遠隔監視センタ25に送信されることにより、エレベータ13が常時遠隔監視される。遠隔監視センタ25は必要により制御盤19に信号を供給し、エレベータ13の遠隔制御や遠隔点検を行うこともある。
次に、同実施形態の動作を説明する。
図3は同実施形態のエレベータの地震発生時の運転制御を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示される各処理は、コンピュータである制御盤19が所定のプログラムを読み込むことにより実行される。
今、地震が発生したとする(ステップS11)。地震が発生すると、P波とS波が伝播する。ここで、本震であるS波はP波に比べて伝播時間が遅いことから、P波を検出した時点でエレベータを管制運転モードで運転する手法が広く知られている。
P波がP波検知器22によって検知されると、その検知信号が制御盤19に出力される。制御盤19は、この検知信号を入力することで、エレベータ13の運転モードを管制運転モードに切り替え、直ちに乗りかご14を最寄階で停止させて乗客を降車させるように制御する(ステップS12)。
また、P波に続いてS波が伝播すると、これをS波検知器23が検知する。この場合、S波はP波に比べて大きな揺れを伴うため、エレベータ13を運行させるには危険である。そのため、例えば先に検知したP波が所定値よりも小さく管制運転モードが起動しなかったとしても、S波が検知された場合には安全装置21によりエレベータ13を強制的に停止させることになる。
ここで、地震発生に伴い、安全装置21が作動した場合に(ステップS13のYes)、制御盤19では、乗りかご14内の所定の釦が操作されているか否かを判断する(ステップS14)。上記所定の釦としては、図2に示した操作盤32上の各階の行先釦33あるいは非常呼び釦36を選定することが好ましい。この行先釦3あるいは非常呼び釦36が操作されている場合に(ステップS14のYes)、制御盤19は乗りかご14内に乗客がいるものと判断し、エレベータを直ぐに停止させずに、以下のような特定の運転制御を行う。
すなわち、乗りかご14内に乗客がいる場合には、乗りかご14を所定レベル以下の低速状態で運転して最寄階まで移動させる(ステップS15)。このときの移動方向としては、乗りかご14をカウンタウェイト(C/W)15と離れる方向とする。これは、乗りかご14とカウンタウェイト15が交差する方向に移動させると、地震によってカウンタウェイト15を支えている図示せぬカードレールが変形していたり、ロープ16が絡まっているなどしている場合に互いに接触して二次災害が発生してしまう可能性があるからである。
また、乗りかご14の移動速度を所定レベル以下に落として移動させるのは、安全を確認しながら運転するためであり、その間に例えば異常な音や振動が発生するなど、何らかの異常が検知された場合には(ステップS16のYes)、制御盤19は直ちに乗りかご14の運転を止めてエレベータ13を休止状態とする(ステップS19)。
移動中に異常が検知されなければ(ステップS16のNo)、制御盤19はそのまま乗りかご14を最寄階まで移動させて停止し、そこでかごドア31を戸開して乗客を降車させる(ステップS17)。そして、乗客の降車後にエレベータ13を停止状態とする(ステップS18)。
一方、上記ステップS14において、乗りかご14内での釦操作がなかった場合には(ステップS14のNo)、制御盤19は、乗りかご14内に乗客がいないものと判断し、エレベータ13を休止状態とする(ステップS19)。この場合、乗りかご14が階床間で停止していても、その中に乗客はいないため、しばらくの間放置していても差し支えない。
このように、エレベータ13の運転を停止させるような大きな揺れを伴い地震が発生した場合に、直ぐにエレベータ13の運転を止めるのではなく、乗りかご14内での釦操作によって乗客の有無を判断し、もし、乗りかご14内に乗客がいれば、乗りかご14を最寄階で停止させる運転を行うことで、乗客の閉じ込めを防ぐことができる。特に、乗りかご14内での釦の操作状態によって乗客の有無を判断することで、例えば荷重センサや監視カメラなどの特別な機器を必要とせずに正確な乗客検出を行うことができ、乗りかご14内に乗客がいる場合には最寄階までの運転によって乗客の安全を速やかに確保することができる。
なお、上記実施形態では、乗客の有無を判断するための所定の釦として、行先釦33あるいは非常呼び釦36を例にしたが、必ずしも、これに限られるものではなく、例えば戸開釦34や戸閉釦35なでも良く、また、乗りかご14内の他の釦操作によって乗客の有無を判断することでも良い。
また、上記実施形態では、ビルに1台のエレベータが設置されている場合を例にして説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、複数台のエレベータが設置されているビルに対しても適用可能である。この場合、制御盤では、エレベータの号機毎(乗りかご毎)に上記同様の運転制御を行うことになる。
要するに、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の形態を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
図1は本発明の一実施形態に係るエレベータの全体構成を示す図である。 図2は同実施形態におけるエレベータの乗りかごの内部構成を示す図である。 図3は同実施形態のエレベータの地震発生時の運転制御を示すフローチャートである。
符号の説明
11…ビル、12…昇降路、13…エレベータ、14…乗りかご、15…カウンタウェイト、16…ロープ、17…巻上機、18…機械室、19…制御盤、20…記憶装置、21…安全装置、22…P波検知器、23…S波検知器、24…通信回線、25…遠隔監視センタ、31…かごドア、32…操作盤、33…行先釦、34…戸開釦、35…戸閉釦、36…非常呼び釦。

Claims (4)

  1. エレベータの乗りかごに設けられた所定の釦と、
    地震の発生を検知する地震検知手段と、
    この地震検知手段によって地震の発生が検知された際に、上記乗りかご内の所定の釦が操作されているか否か検出する釦操作検出手段と、
    この釦操作検出手段によって釦操作が検出されている場合に上記乗りかご内に乗客がいるものとして判断して特定の運転制御を行う運転制御手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータの運転制御装置。
  2. 上記所定の釦とは、行先階を指定するための複数の行先釦であることを特徴とする請求項1記載のエレベータの運転制御装置。
  3. 上記所定の釦とは、非常事態を上記乗りかごの外部に知らせるための非常呼び釦であることを特徴とする請求項1記載のエレベータの運転制御装置。
  4. 上記運転制御手段は、上記乗りかご内に乗客がいるものと判断した場合に上記乗りかごを所定のレベル以下の速度で最寄階まで移動させて停止し、そこで戸開して乗客を降車させることを特徴とする請求項1記載のエレベータの運転制御装置。
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