JPH02134307A - 歯科用修復材 - Google Patents

歯科用修復材

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JPH02134307A
JPH02134307A JP63286404A JP28640488A JPH02134307A JP H02134307 A JPH02134307 A JP H02134307A JP 63286404 A JP63286404 A JP 63286404A JP 28640488 A JP28640488 A JP 28640488A JP H02134307 A JPH02134307 A JP H02134307A
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浩一 岡田
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育男 小村
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    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は歯科用修復材に関する。より詳しくは超微粒子
無機フィラーが扁密度に充填されたポリマーコンポジッ
トである新規な歯科用修復材に関する。なお本発明でい
う歯科用S後月とは一般には歯科用コンポジットレジン
と呼ばれている複合材料であって歯牙充填修復材料、イ
ンレー クラウン寺歯冠補綴材料、義歯材料、支台歯築
盛用材料として利用されるものである。
(従来の技術) 近年歯科医療の分野においで、無機フィラー及び重合!
を単量体を必須構成成分とする組成物5例えは歯科用コ
ンポジットレジンが用いられるようになってきた。とこ
ろでこの歯科用コンポジットレジンに用いられる無機フ
ィラーについて言えば。
粒径範Uが適当に選択されたものを用いると歯科材料と
して桟々の好ましい効果を発現せしめることが知られて
いる。具体的には、従来は20μm以下の破砕状のフィ
ラーが一般的に用いられていたのに対し、近年では、特
開昭54−107189、特開昭57−82303、持
分表昭57−500150.特開昭59−101409
、持分表昭61−501090、特開昭61−1481
09等に見られるように、粒径0.1μm以下のよシ微
細なフィラーが積極的に用いられるよう罠なってきた。
このような微細なフィラーを用いることにより機械的強
度の増大、研磨光沢性、耐磨耗性の向上等を図ることが
できるといわれており、この技術は当該分野においては
非常に重要となりつつある。
ところで歯科用コンポジットレジンに用いられる無機フ
ィラーは、通常予め表面処理を行ってから用いられる。
表面処理を行うことにより組成物中においてはフィラー
と重合性単量体界面の濡れが改善され、フィラー含有量
とその分散性が向上するとともに、重合性単量体を重合
硬化させ成形加工されたコンポジットレジンにおいては
フィラーと樹脂界面の接着が強化され機械的強度が向上
する。当該分野においてはこのような目的で使用されて
いる表面処理剤としてγ−メタクリロイルオキシグロビ
ルトリメトキシシランに代表されるシランカップリング
剤が公知である。
−万、このような有機−無機界面の接着を目的とする表
面処理剤として、前述のγ−メタクリロイルオキシグロ
ビルトリメトキシシランのかわりに、メタクリル基とン
リル基の間のスペーサーをより長いアルキレン基を有す
るシランカップリング剤を用いる試みが一部では行れて
いる。例えば(υ 特公昭44−20871には一般式
〔ただし、Rは水素ま念はアルキル基、Xは加水分解可
能の基、Yは・・イドロカルビル基、nは7から約20
の整数、aは1から3までの整数、bは0から2までの
整数、Cは1から3までの整数でありa−)b−)−c
=4 )で表現される化合物を用いて表面処理された無
機フィラーを配合した組成物が開示烙れている。
しかし、該組成物においては、本発明の歯科用修復材と
違って開用される重合性単量体が単官能性のものが主体
であり、また無機フィラーについても、粒径が0.2μ
mより大きなもののみが用いられている。また本発明の
ような歯科用修復材への応用を示唆する記載は全くない
(2ン   J、Jang、 H,l5hida、 E
、P、Plueddeman 4j Proc、41s
tAnnual Conf erence 、 Re 
inf orced Plast i cs / Co
mpoa 1teinstitute、The 5oc
iety of the Plastics Indu
stry。
5ession  2−C(1986)の中には11−
メタクリロイルオキシワンデシルトリメトキシシランが
記載されている。これを用いて表面処理されたフィラー
を含有する組成物はバインダーとして熱可塑性ポリエス
テル樹脂を用いており、本発明のように(メタ)アクリ
レート系重合性単量体との組み合わせで評価されていな
い。またフィラーの表面処理方法も本発明の場合と違っ
て上記シランカップリング剤にとって効果的な処理方法
が行なわれていない。さらにここにおいても歯科用途を
示唆する記載は全くみられない。
(8)  西山著 歯科材料、器械3(2)284〜2
94(1984)には10−メタクリ口イルオキシデジ
ルトリメトキシシランが示されるが、この文献において
は、ガラス板を該化合物にて表面処理し、この表面性状
のみを従来のγ−メタクリロイルオキシプロピルトリメ
トキシシラン等と比較しているだけで、微細な無機フィ
ラーに対しての表面処理効果を検討していない。また、
文中一般論としてはlO−メタクリロイルオキシデシル
トリメトキシシランをフィラー表面処理剤として用いう
ろことは述べられてはいるが歯科用コンポジットレジン
の表面処理剤としての用法やコンポジットレジン組成に
ついての具体的記載は全くなされていない。
(発明が解決しよりとする課題) ところで、前記のような微細なフィラー 特に0、1 
Am以下のフィラーを重合性単量体中に分散させようと
すると、分散系の粘度上昇が著しく、粒径の粗いフィラ
ーに比べ、はるかに少ない量のフィラー量しか充填でき
ない。その結果、0.lAIm以fの超微粒子フィラー
を充填することの利点、即ち機械的強度、耐磨耗性、お
よび研磨光沢性の向上が充分に達成されていないのが現
状である。
それ故、上述の超微粒子フィラーを重合性単量体、即ち
レジンマトリックス中に高密度に充填する技術が望まれ
ていた。
従って、本発明の目的は0.1μm以下の超微粒子フィ
ラーが尚密度に充填された高強度かつ高審美性の歯科用
修復材を提供することにある。
さらに、本発明の別の目的は常時湿潤条件下、咬合圧が
繰り返し加わる口腔内において、長時間にわたって高強
度を保ち続けることの出来る、耐久性の優れた歯科用修
復材を提供することにある。
即ち、公知の歯科用修復材ではフィラー/マトリックス
レジン界面の接着の劣化が材料の耐久性を支配しており
、この点においても技術改良が望まれていた。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは上述の課題を解決すべく、鋭意検討を重ね
た結果、(メタ)アクリロイル基〔(メタ)アクリロイ
ル基の表記はメタクリロイル基またはアクリロイル基を
意味する〕と炭素数8以上の長鎖のアルキレン基を有す
るシランカップリング剤を用いて表面処理された0、1
μm以下の超微粒子無機フィラーを疎水性の強い多官U
ヒ(メタ)アクリレートと組み合せて使用することによ
シ高密度充填、尚強度、高審美性および耐久性向上の目
的が達せられることを見い出し、本発明を完成するに至
った。
即ち、本発明によって与えられる歯科用修復材は (a)粒径0.1.ctm以下の水に不溶性または難溶
性の無機フィラーに対し、下記の一般式 〔ただし R1は水素原子またはメチル基 R2は加水
分解可能な基 R3は炭素数1ないし6の範囲にある炭
化水素基、Xは酸′Jgまたは硫黄原子、rnは2′ま
たは3.nは8から20までの整数を表わす。〕 で表現されるシランカップリング剤が31i%(対無機
フィラー〕以上用いられて表面処理が施された無機フィ
ラー及び (b)下記の一般式 〔ただし R4は炭素数2ないし40の炭化水素基の1
ないし8個で構成される全炭素数が7〜40である有機
基であり、かつ該炭化水素基の少なくとも1個は炭素数
が4以上の基であり、かつ該有機基中の全ての炭化水素
基の数をa個、全ての炭す 化水素基中の炭素原子の総和をb個とすると−〉3の関
係式が成如たつ有機基。R5は水素原子ま九はメチル基
。pは2ないし8の整数〕 で表現される疎水性多官能(メタ)アクリレートの少な
くともlaIを50iii%以上含有してなる(メタ)
アクリレート系重合性単量体を必須構成成分とし、かつ
該重合性単量体100重量部に対し、該表面処理された
無機フィラーが100fHi’部以上配合されているこ
とを特徴とする歯科用修後材である。
本発明の最大の%徴は(1)式で示されるシランカップ
リング剤で表面処理された粒径0.1μm以下の超微粒
子無機フィラーを(n)式で示される疎水カップリング
剤(Hの具体的な例としては下記の化合物群を挙げるこ
とができる。
H3 ! H2c=c−GO(J←Cm +881 +0a13 
)3最小径との算術平均値である。
(1)式のシランカップリング剤で表面処理されて、鍋
度に疎水化された超微粒子無機フィラーは疎水性の多官
能(メタ)アクリレート中では粒子間の相互作用が極度
に弱まるため増粘効果が小きく、高密度充填が可能とな
る。更に(メタ)アクリレートが多官能であることによ
りフィラーとレジンマトリックス間には高度に架橋され
た三次元網目構造が形成され高強度が発現する。
シランカップリング剤(1)においては R2としては
塩素原子、アルコキシ基、インシアナート基、アシロヤ
シ基、イミノキシ基が挙げられるが、これらのなかでも
塩素原子、アルコキン基、インシアナート基が活性が高
く、特に好ましい。シランH3 )I2C=C−C00+CH2す、□SiF:<J+a
(2+5CH3〕3C)f3 R2きC−■0+012昂Si÷OOC即3)3H3 H2C=C−C(−X:’+a(2fs−、+S i 
+(CM 3)3h H2C=C−COO+C)lz+−、、Si −α3Q
(3 H2C=C−COO+01z4 Si %0C)1s 
) 3H3 H2C=C−■O−fCM2チゐSi+0CHsン。
0.1μm以下の無機フィラーの材質に関して言えば、
口腔内部ち湿潤下での隻用がAi!提となるため水に不
溶性あるいはS溶性であることが不可欠である。また、
無機表面とシランカップリング剤(1)とが強固に化字
禎合しうろことが必要であるため、該フィラー表面には
なるべく多くの水酸基が存在するものが望ましい。
さらには、歯冠形態を修復する場合は、天然歯様の色調
を再現しうるフィラーが用いられることが望ましく、そ
のためにそれ自身が無色透明或いはそれに近いこと及び
後述の(メタ)アジリレート系単量体との組み合わせで
ある程度の透明感の得られるものが望ましい。
かかるフィラーとしてはシリカあるいはカオリン、クレ
ー、雲母、マイカ等のシリカを基材とする鉱物、シリカ
を基材とし、M2O3、B2O3、TiO2、Zr0z
、Bad、 La2’s、5ro2、Ca0%P2O5
等を含有するセラミックスやガラスの類、特にランタン
ガラス(たとえばSho文tGM31684町、バリウ
ムガラス(たとえばShottGM27884o、 5
hoti8253■、Ray−8orbT−2000”
、 Ray−8orb T−3000o)、ストロンチ
ウムカラス(たとえばShotJOM32−087■、
Ray−8orb T−4000”入バイオグラス等が
あげられる。さらにはヒドロキシアパタイト、アルミナ
、酸化チタン、ジルコニア、水酸化アルミニウム等も好
適に用いられる。
これら無機フィラーの形態については、特に制限はなく
、球状、破砕状、ウィスカー、針状、板状等種々の形態
のものが目的に合わせて選ばれる。
シランカップリング剤(1)を用いて前述の無機フィラ
ーへ表面処理を施す方法は、従来シランカップリング剤
の表面処理方法として知られている方法によシ行うこと
ができる。
たとえば無機フィラーをブレンダーで攪拌しながら該化
合物(1)をスプレー添加する方法、適当な溶剤へ無機
フィラー及び該化合物(1)を分散した後、溶剤を留去
する方法、また水溶液中でアルコキシシリル基を酸触媒
によシ加水分解してシラノール基へ変換し、該水溶液中
で無機フィラー表面と反応させた抜水を除去する方法等
がある。いずれの場合も50〜150℃熱処理の工程を
経ることによシフィラーとの反応が完結すると言われて
いる。
しかしながら本発明における処理方法としては、シラン
カップリング剤(1)と無機フィラーを炭化水素系溶剤
中に懸濁させ、該懸濁液を60℃ないし150℃の範囲
で加熱することによシ無機フィラー表面とシランカップ
リング剤CI)との反応を行う方法が望゛ましい。この
方法において用いられる炭化水素系溶剤としては、ヘキ
サン、ヘプタン、デカン、ベンゼン、トルエン、エチル
ベンゼン、キシレン、メシチレン、ジェナルベンゼン、
シクロヘキサン、クロロホルム、ジクロロエタン、トリ
クロロエタン、四塩化炭素等がおばらnる。これらの懸
濁液は溶剤の沸点が150’C以下であり、かつ溶剤が
沸騰する温度まで加熱されると反応がよシ速く進行する
。また無機表面とシランカップリング剤(1)との反応
は形式的には脱水、脱アルコール反応であるため系内に
生成する水、アルコールを前記の溶媒と共に共沸混合物
として反応系外に溝山させるとより効率よく表面処理が
行なわれる。反応が完結するに充分な時間加熱を行った
後、フィラーは濾過、減圧留去、遠心分離、凍結乾燥等
の方法によシ溶剤より回収され、充分乾燥することによ
り全ての工程が完了する。上記の方法により、よ勺−層
、高密度充填が町MEな表面処理フィラーが得られる。
これらの処理方法において、無機フィラーに対して使用
するシランカップリング剤(1)の1は、得られる歯科
用修復材の所望の性質が最大となるように実験に基づい
て決定される。本発明の場合少くとも無機フィラー10
0重量部に対して必要となるシランカップリング剤(1
)は3重量−以上である。これを下畑ると、フィラーの
充填量の低下−?修復材の機械的強度の低下が起こるの
で好ましくない。
本発明において用いられる重合性単量体(b)は歯科用
修復材の用途により適宜選択されるが、表面処理剤とし
て用いたシランカップリング剤(1)と共重合しうるも
のが用いられ、特に(■)式で示される多官能(メタ)
アクリレートが用いられる。
ここでいう多官能とは1分子内に(メタ)アクリロイル
オキシ基を2ないし8個有するものとする。
さらに炭化水素基とは、水素がハロゲン原子で置独又は
それらが互いに接合して複合化した結合部によって連結
されて構成された基を意味する。
ここで用いられる多官能(メタ)アクリレートにおいて
は、無機フィラー(a)の高密度充填を可能ならしめる
ため、その分子構造に一定の制限が加見られる。即ち、
(U)式のR4は炭素数7〜40の比較的大きな疎水性
の有機基であることが好ましい。該有機基はそれ全体が
1個の炭化水素基である場合の他に、複数個の炭素数2
〜38の炭化水素基が前記の結合部分によって連結され
た複合構造をとっていてもよい。この場合複数個の炭化
水素基の少なくともl l1ffiは炭素数4以上の疎
水基でなければならない。これら炭化水素基を連結する
前記のヘアロ原子含有の結合部は、それ自身が有機基の
疎水性を低下させフィラーの簡密度充填を怖 ・げる作用を有するため結合部の数は全体の炭素数に対
しある一定範囲とこえないことが必要である。つまり該
R4中の全炭化水素基t−a個、全ての炭素原子の数を
b個とすると、−〉3の関係が満足CHs CHs CHs 来が大きく本発明が意図するフィラーの島密度充填が困
難となる。また該R’においては、ヒドロキシル基、カ
ルボキシル基、アミノ基、リン酸基、チオール基等の非
常に極性の強い官能基は疎水性を著しく低下させるので
存在してはならない。
(It)式で示される多官能(メタ)アクリレートの具
体的な例としては、 CHs (n=7〜20の整数 R1はメナル基または水素原子
)k+4=2〜1 1の整数) CHs +cH200C−(;C)12)2 H3 Q(s CHs (ただし、 2≦に+t≦10 CHs 00C−C=C!L2 これらの多官能(メタ)アクリレートが全重合性単量体
(b)に対し50重量%以上より好ましくは65重is
以上配合されることは、粒径0.iμrn以下の無機フ
ィラー(a)との組みあわせて粘度上昇を低水準に押え
る効果、即ち該フィラー(a)のレジンマトリックス中
への高密度充填および得られたコンポジットレジンの高
強度化のために不可欠な条件である。
ところで、本発明では(旧式に含まれない多官能(メタ
)アクリレートも使用可能であるが、その配合比は全重
合性単量体(b)に対して50重量%を超えない範囲、
さらに好ましくは35重量%を超えない範囲である。か
かる多官能(メタ)アクリレートとしては以下に示すも
のがあげられる。
n=1〜13の整数、 (n=1〜13の整数、 R1はメチル基または水素原子) R1はメチル基または水素原子) (n=2〜6の整数 R1はメチル基または水素原子)
Ha CH3 飄 (H2C=C−COOCH2勾C部2C山!”12し=
U−しUUQしniしh2U→五Uし−し=しn2Ha (HzC=C−COOG(2cH2−3,0−P=0O
(a 本発明において用いられる(メタ)アクリレート系重合
性単景体は歯科用修復材の機械的強IWの点から多官能
性(メタ)アクリレートが好ましく通常単官能(メタ)
アクリレートは好ましいものではない。しかし、用途、
目的により配合される場合もあり、その場合全(メタ)
アクリレートに対し、該単官能(メタ)アクリレートは
35重j優を超えない範囲が好ましい。かかる単官能(
メタ)アクリレートとしては、以下のものが挙げられる
メチル(メタ)アクリレート、 ステアリル(メタ)アクリレート、 フェニル(メタ)アクリレート、 2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジメチル
アミノエテル(メタコアクリレート、γ−メタクリロイ
ルオキシプロピルトリメトキシシラン、lO−メタクリ
ロイにシルジハイドロジエンホスフエート、4−[:2
−メメクリロイルオキシエテルオキシ力ルボニル〕フタ
ル酸 シランカップリング剤(1)で表面処理された粒径0.
1μm以下の無機フィラー(a)と二重合性単量体(b
)との混合比は本発明の歯科用修復材の用途によシ異な
るが少くとも重合性単量体(b) l OO重せ部に対
しフィラー(a)loOIi量部以上、よ)好ましくは
150重量部以上配合される。
またこの0.1μm以ドの無機フィラー(a)は重合性
単量体(b)と混練し一旦重合硬化させて得られる有機
−無機複合フィラーとして用いることもできる。
本発明の修復材においては、粒径が0.1μm以下の無
(幾フィラー(a)および重合性単量体(b)に加えて
さらに粒径の範囲が0.1μrnを超えかつ100μm
の相対的に粗い無機フィラー(C)が配合されることが
できる。粗い無機フィラーの添加よシ、全無機フィラー
の充填率は更に向上し、修復材の機械的強度と物性はエ
ナメル質のそれに近づく。
かかる粗いフィラーとしてはシリカを主成分とするガラ
スま之は/およびシリカを主成分とする鉱物の粉末が好
適に用いられる。該フィラー(C)も(1)式で示され
る化合物やγ−メタクリロイルオキシグロビルトリメト
キシシラン等のシランカップリング剤で表面処理を行っ
てから用いるのが好ましい。該フィラー(C)の痴加量
は無機フィラー(a)と重合性単量体(b)の合#を量
の10倍量(重量比)以内である。
無機フィラー(LL)と重合性単量体(b)が混合され
てなる本発明の修復材は、これを100℃以上に加熱す
るか、あるい)よ電子線を照射する等の外部からエネル
ギーを加える操作を行うことにより、重合硬化させ成形
物に転換されうるが、歯科用修復材の主たる用途におい
ては重合開始剤を冷加することにより重合硬化を容易な
らしむるのが常法となっている。
本発明で用いる重合開始剤は、特別な制約はなく、公知
のいずれのものであっても良いが、通常重合性単量体の
重合性と重合条件を考慮して選択を行う。例えば(メタ
ンアクリレートを加熱重合する場合には、ベンゾイルパ
ーオキサイド(BPOと称する)ジ−t−ブチルパーオ
キサイド、クメンハイドロパーオキサイドなどの有機過
酸化物、2.2−アゾビスイソブチロニトリル、1.l
−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)な
どの化合物が好適に用いられる。
一万、常温重合を行う場合には、ベンゾイルパーオキサ
イド/ジメチルアニリン系、クメンヒドロハーオキブイ
ド/ナオ尿素系、アスコルビン酸/ Cu”埴系、有機
スルフィン酸(またはその塩)/アミン/過酸化物系な
どの酸化−還元系開始剤の他トリブチルボラン、有機ス
ルフィン酸なども好適に用いられる。
他方、可視光線照射による光重合を行なう場合には、α
−ジケトン/第3級アミン、α−ジケトン/アルデヒド
、α−ジケトン/メルカプタンなどの酸化−還元系が好
ましい。α−ジケトンとしてはカンファーキノン、ジア
セチル、2.3−ペンタンジオン、ベンジル、アセナフ
テンキノン、フエナントラキノンなど、第3級アミンと
してはN、N−ジメチルアミンエチルメタクリレート、
N、N−ジメチルアミノ安息香酸エテル、ミヒラークト
ンなど、アルデヒドとしてはシトロネラール、ラクリル
アルデヒド、0−フタルジアルデヒド、p−オクチルオ
キシベンズアルデヒドなど、メルカプタンとしては、l
−デカンチオール、チオサリチル酸、2−メルカプトベ
ンゾキサゾール、4−メルカブトアセトフエノンなどを
挙げることができる。更に、これらの醸化−還元系に有
機過酸化物を添加したα−ジケトン/有機過酸化物/還
元剤の系も好適に用いられる。紫外線照射による光重合
を行う場合は12,4.6−ドリメチルベンゾイル・ジ
フェニルホスフィンオキサイド、ベンゾインメチルエー
テル、ペンシルジメチルケタール、ベンゾフェノン、2
−メチルチオキサントン、シアーにデル、ベンジル、ア
ゾビスイソブチロニトリル、テトラメチルチタラムジス
ルフイドなどの他上記可視光線の光重合開始剤も好適に
用いられる。
これらの重合開始剤の范加量は、重合性単量体(b)に
対して0.01〜10%の範囲が適量である。
また本発明の歯科用修復材においては必要に応じて重合
禁止剤、紫外線吸収剤、螢光剤、顔料等の6加物が加え
られる。
とζろで1本発明の歯科用修復材はその用途に応じて椋
々の加工状態でユーザーに提供される。
以下にその例を示す。
(i)1ペースト(または液)状態 フィラー、重合性単量体、重合開始剤を一括して混合し
てペースト(または液)状にしたもので、重合開始剤は
光重合開始剤または/および加熱重合を目的とする中〜
高温型の重合開始剤が使用される。
(ii)  2ペースト(または液)状態常温重合が可
能な酸化−還元型の重合開始剤の酸化剤と還元剤を分離
し、それぞれをフィラーと重合性単量体と共に混合した
2つのペースト(または〕液。
θ11)粉−液状態 上記還元剤(または酸化剤)とフィラー粉末を混合し念
粉剤と上記酸化剤(または還元剤)′に溶かした重合性
単量体の溶液(液剤)から構成される。
qψ 成型された状態 (1)〜G11)の状態の組成物を成形してから重合硬
化させたもの。a歯がこれに相当する。
(1)〜GiDの半加工状態で歯科医師または技工士に
提供された本発明の修復材は、これらのユーザーの手に
よって成形され、重合・硬化されて、歯科材料としての
機¥1@を発揮するようになる。
(効果) シランカップリング剤(1)を用いて表面処理された0
、 1 #!’n以下の無機フィラー(a)及び疎水性
多官能(メタ)アクリレート(b)よ構成る本発明の歯
科用修復材においては、従来よ)知られている歯科用修
復材よシも、マトリックスレジン中にはるかに多くの0
.1μm以下の超微粒子フィラーを1入することが可能
となる。その結果この超微粒子フィラーが高密度充填さ
れることの種々の好ましい効果、例えば機械的強度、耐
磨耗性、硬度及び研磨沢性の向上が著しく大さく発現す
る。
また本発明の修復材は^度な湿潤条件下において、長期
間にわたり高強度を維持することができ耐久性が優れて
いる。
また、予想外の効果として重合性組成物のペースト状態
での操作性が改善されたことがあげられる。即ち、ペー
ストのベタつきや糸引きが解消されたり、さらには何形
性(ペーストを歯冠形態に何形した後、重合させずにそ
のまま長時間放置しても形が崩れないこと)が著しく向
上する。
さらには、本発明の修復材においては、重合時の収縮、
重合硬化物の熱膨張、変色、吸水が従来技術に比べ著し
く低くおさえられる。
以上のように本発明の歯科用修復材は従来技術では到底
達成しえなかつ+a々の好ましい性能を有しておシ、前
歯あるいは臼歯用コンポジットレジン(例えは歯牙充填
修復材料、インレーやクラ9ン等の歯冠補綴材料、義歯
材料)や支台歯築盛用材料として好適に使用される。
(実施例) 次に本発明を製造例、実施例および比較例によシ説明す
るが、本発明はかかる実施例によシ限定されるものでは
ない。
なお、実施例および比較例に記載した諸量の定義および
測定法は文末にまとめて説明した。
製造?111゜ 8−メタクリロイルオキシオクチルトリメトキシシラン
の合成 攪拌器を備えた反応容器へ7−オクチニルメタクリレー
)50S’1ハイドロキノンモノメチルエーテル250
I#y1及び塩化白金酸6水塩の1%テトラヒドロフラ
ン溶液1.5匡を加え、この混合物を40℃に加熱した
。ここへトリクロロシラン429を攪拌しながら徐々に
滴下し、この間反応混合物の温度は45℃を超えないよ
うに調節した。
滴下終了後、該混合物を60℃まで加熱し、この温度で
さらに1時間反応を行い8−メタクリロイルオキシトリ
クロロシランを合成した。
次に、攪拌器を備えた反応容器にメタノールs o o
 ccおよびトリエチルアミン1002を入れ、0℃ま
で冷却した。先に合成した8−メタクリロイルオキシオ
クチルトリクロロシランを滴ドロートに入れ反応容器に
接続した。反応容器内の溶液を激しく攪拌し、乾燥N2
ガスを吹き込みながら、8−メタクリロイルオキシオク
チルトリクロロシランをゆっくり滴下し比。滴下終了後
24時間は0℃に保ち、その後室温まで昇温した。この
反応混合物の溶媒を減圧留去し、残留物に多量のエチル
エーテルを加え九。不溶のトリエチルアミンの塩酸塩を
濾別した後、エチルエーテルを減圧留去し、8−メタク
リロイルオキシオクチルトリメトキシシランの粗製物7
8Fを得虎。この粗製物をガスクロマトグラフィーで分
析したところ、8−メタクリロイルオキシオクチルトリ
メトキシシランの純度は87.5%であった。この粗生
成物に無水塩化第2鉄1.Ofを加え分別蒸留を行い、
沸点143〜144℃(0,1wHj)の留分を集める
ことによ)純度97.0%の8−メタクリロイルオキシ
オクチルトリメトキシシラン522t−得た。
該化合物を10チCDα3溶液として室温で90Mfl
zNMRの測定を行ったところδ=6.1および5,5
にメタクリロイル基のエチレン性プロトンシグナルt1
  δ=4.5にメトキシ基のプロトンシグナルを、δ
=1.9にメタクリロイル基のメチルプロトンシグナル
を、δ=4.2〜4.0に酸素原子に隣接するメチレン
プロトンシグナルをδ二〇、8〜0.4にケイ素原子に
隣接するメチレンプロトンシグナルを、δ=1.9〜1
.0に31のメチレンプロトンシグナルを観測し、谷ン
グナルの積分値は該化合物の各プロトン比と一致しfc
o−また赤外吸収スペクトルを測定したところ原料の7
−オクチニルメタクリレートには見られた、3020c
rR14社の末端ビニルの伸縮振動による奴収は消失し
ておシ、替シに11803  付近の5i−Cの変角振
動による吸収、および1090cPR付近に5i−O−
Cの骨格振動による吸収を観測し%核化合物が8−メタ
クリロイルオキシオクチルトリメトキシシランであるこ
とを確認した。
製造例2゜ 11−メタクリロイルオキシクンデシルトリメトキシシ
ランの合成 10−ワンデセニルメタクリレート60tを用い、実抱
例1と同じ方法によシ合成を行ったところ、11−メタ
クリロイルオキシ9ンデシルトリメトキシシランの粗生
成物86tを得た。
このイIt’ll−メタクリロイルオキシクンデシルト
リメトキシシラン50Fをメタノール500dに溶解し
、これをドライアイス−エチルエーテルにて冷却すると
、11−メタクリロイルオキシウンデシルトリメトキシ
ンランが析出してキ虎。再結晶を、!J)返すことによ
り郭度97.5チのll−メタクリロイルオキシクンデ
シルトリメトキシシラン272を得た。
該化合物を10チCDα3溶液として室温で90MHz
 N M Hの測定を行ったところδ=6.1および5
.5にメタクリロイル基のエチレン性プロトンシグナル
を、δ=4.5にメトキシ基のプロトンシグナルを、δ
=1.9にメタクリロイル基のメチルプロトンシグナル
を、δ=4.2〜4.0に酸素原子に隣接するメチレン
プロトンシグナルをδ=0.8〜0.4にケイ素原子に
隣接するメチレンプロトンシグナルを、δ=1.9〜1
.υにIAシのメチレンプロトンシグナルを観測し、各
シグナルの、積分1直は該化合物の各プロトン比と一致
した。ま次赤外吸収スペクトルを測定したところ原料の
lO−ウンデセニルメタクリレートには見られたs  
3020an−”付近の末端ビニルの伸縮振動による吸
収は消失しており、替りに1180cIn は近の5i
−cの変角撮動による吸収、および1L190cfR付
近に5i−U−Cの骨格振動による吸収を観測し、該化
合物が11−メタクリロイルオキシウンデシルトリメト
キシシランであることを81誌し比。
製造3゜ 20−メ:jlクリロイルオキシエイコシルトリメトキ
シシランの合成 19−エイコセニルメタクリレート93りを用い、実施
例1と同じ方法によシ合成を行ったところ20−メタク
リロイルオキシエイコシルトリメトキシシランの粗生成
物1082を得た。
この粗生成物の精製は実施例2と同様の方法で行い50
fの粗生成物よ)純度96.0−の20−メタクリロイ
ルオキシエイコシルトリメトキシシラン23Fを得た。
これの”)(−、NMR、IR,スペクトルを測定し、
該化合物が20−メタクリロイルオキシエイコシルトリ
メトキシシランであることを確認した。
(実施例1) 平均粒径0.04μmのシリカ微粉末(日本アエロジル
 0X−50@)  50 t%製造例1で合成した8
−メタクリロイルオキシオクチルトリメトキシシラン7
.5f及びトルエン500 atをフラスコに入れ、激
しく攪拌しながら2時間加熱還流を行った。
放冷後トルエンを減圧下に留去した後、12時間真空乾
燥を行い、さらに90℃で2時間減圧下で加熱し、トル
エンを十分に除去して表面処理フィラーを得た。
次に、1.10−デカンジオールジメタクリレート35
311に部、2,2.4− ) IJ メfルヘ*す)
fレンジインシアネート1モルとグリセリンジメタクリ
レート2モルとの付加物(以下U−4THと称する。)
65重量部及び過酸化ベンゾイル1重量部を配合し重合
性単量体組成物を得た。該組成物100重量部と上記の
表面処理されたフィラー150重量部を混合練和した後
真空下で脱泡を行い、重合性のコンポジット組成物(ペ
ースト状)を得た。
この組成物の稠度(荷重402)を測定した結果を第1
表に示す。
実施例2〜12および比較例1 8−メタクリロイルオキシオクチルトリメトキシシラン
の代わシに第1表に示したシランカップリング剤を用い
て実施例1の方法に従って表面処理され*、0X−50
0を用いて実施例1と同一の組成物を調合し念。その稠
度を測定し、結果を併せて第1表に記載した。
J′に下刃〉白 第    1    表 比較例2 実施例1において同じ7ランカツプリング剤l?を用い
て同様な方法によシ表面処理されたフィラーを得た。こ
のフィラーを用い実施例1と同様な組成物を得ようとし
たが粘度が鳩くフィラーを全m重合性単量体中へ練り込
むことができなかつ念。
実施例9〜17および比較例3〜8 実捲例2で用いた表面処理された無機フィラー150i
[1部と第2表に示す重合性単量体組成物100重量部
を混練し、得られた組成物について稠度(荷重402)
を測定した。結果を第2表に示す。
なお、第2表以降における重合性単量体の略号は以下に
示す通りである。
MMA   :メチルメタクリレート L)D   :1.to−デカンジオールジメタクリレ
ートME−HD: 1.6−ビス(2−メタクリロイル
オキシエトキシ)ヘキサン DTMA  ニ ジテトラメチレングリコールジメタクリレートGDM−
P :グリセリンジメタクリレートの安息香酸エステル GDM   :グリセリンジメタクリレートD)LMP
E : 1.2−ビス(2−ヒドロキシ−3−メタクリ
ロイルオキシプロポキシ)エタン D−2,6E : 2.2−ビス(メタクリロイルオキ
シポリエトキシフェニル〕プロパン (1分子中にエトキシ基を平均2.6個有する)Bis
−GMA : 2.2−ビス(4−(3−メタクリロイ
ルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル〕プロ
パン U−4TH: 2.2.4− )ジメチルへキサメチレ
ンジイソシアネート1モルとグリセリンジメタクリレー
ト2モルの付加物 3G  ニトリエチレングリコールジメタクリレート)
゛べi” ;’+s白 PETA:ペンタエリスリトールトリアクリレートNP
G−HMP  : 1,3−ビス(2−ヒドロキシ−3
−メタクリロイルオキシプロポキシ)−2,2−ジメチ
ルプロパン Hs 第2異の実施例9〜12及び比較例3〜6よシ重合性単
量体として疎水性多官舵メタクリレートを用いると稠度
が大きく、フィラーを多量に充填しうろことがわかる。
実施例13〜15及び比較例7〜8より、本発明で用い
られる疎水性メタクリレート単量体が50重量%以上含
まれる組成物でないと、稠度が充分大きくならず使用す
ることができない。
実施例18及び比較例9 実施例2及び比較例1で用いたペースト状重合性組成物
を130’c、1.5気圧で1時間加熱加圧重合を行っ
た。得られた硬化物の圧縮強度を第3表に示す。
比較例10 溶融シリカ粉末を振動ボールミルで粉砕し、分級するこ
とによシ、平均粒径1,8μm1粒径範囲0.1μm〜
7pmの粉末を得九。(これをフィラーFSとする)こ
の粉末100重量部に対し、11−メタクリロイルオキ
シウンデシルトリメトキシンラフ2重澄部及びトルエン
200重量部゛を用い実捲例1と同様な方法で表面処理
を行った。この表面処理フィラー150.ii盪部及び
実施例1で用いた重合性単量体100重量部を混合練和
して得られたペースト状組成物について、実施例1と同
様な方法で稠度を、また実施例18と同様な方法で圧縮
強度を測定したN来を併せて第3表に示す。
実施例19及び比較例11〜13 実施例18及び比較例10で用いた表面処理された無機
フィラー6150重量部、及び過酸化ベンゾイルを1重
−%官有する第3表記載の重合性単量体組成物100重
量部を混合練和して得られたペースト状組成物について
、実施例1と同様な方法で稠度を、また実施例18と同
様な方法で圧縮強度を測定した結果を併せて第3表に示
す。
7;ンFj 第3表よシ明らかなように、長鎖アルキレン鎖を有する
シランカップリング剤で処理された超微粒子フィラー及
び多官能メタクリレート主体の11合性単量体よシ成る
本発明の組成物は、ペースト状態において稠度が大きく
、かつ硬化物の機械的強度に優れていることがわかる。
比較例14 実施例2で用いた表面処理無機フィラー50重量部及び
重合性単量体100M量部を混線して重合性組成物を得
た。これを実施例18と同様な方法で重合硬化させた硬
化物について圧縮強度を6111定したところ3020
 ky / ctAにすぎず、実施例18と比較すると
、フィラー含量が少いと機械的強度が乏しいことがわか
る。
実施例20 実施例2で用いた表面処理された無機フィラー3001
景部及び実施例1で用いた重合性単量体組成物100重
量部を混合練和し重合性組成物を得た。この組成物を1
30℃、1.5気圧で1時間加熱加圧重合し、得られた
硬化物を振動ボールミルで粉砕、分級して粒径範囲0.
1μm〜100μm、平均粒径12μmの有機無機複合
フィラーを得た。
一方、1.10−デカンジオールジメタクリレート35
重量部、U−4TH65重量部及び、2,4゜6− )
 1.1メチルベンゾイルジフエニルホスフインオキサ
イド0.5重量部を混合溶解し重合性単量体組成物を得
た。この単量体組成物100重量部、上記フィラー40
0重量部及び、実施例2の無機フィラー200重量部を
混合練和し重合性組成物(ペースト状)を得た。このペ
ーストの稠度を測定すると(荷重IKP)24.2mで
ありペーストのベタつきがなく、ま穴付形性が良く歯科
用修復材として操作性に優れたペースト性状であった。
さらにこのペーストにキセノンランプ(Kulzer!
1!DentacolorXS■)を用いて90秒間光
照射を行い硬化させた後、さらに120℃で30分間加
熱して硬化物を得た。この硬化物の圧縮強度は4520
Kp / aJ s 曲げ強度は1020 Kp / 
d、プリネル硬度は48であった。
比較例15 比較例1で用いた無機フィラーを用い、実施例20と同
様の配合比を持つ有機−無機複合フィラーを作成しよう
としたが粘度が高く無機フィラーを重合性単量体中に全
看練シ込むことは不可能であった。
実施例21 ホウケイ酸ガラス(ダウコーニング製、パイレックスガ
ラス)を振動ボールミルで粉砕した後分級し、粒径範囲
0.19m〜20μm平均粒径2.4μmの粉末を得た
。この粉末400重量部、トルzylo00重量部及び
11−メタクリロイルオキシウンデシルトリメトキシラ
ン10重景部からなる懸濁液を2時間加熱還流した。放
冷後フィラーを吸引口過によシ回収し12時間真空乾浮
した後さらに90℃で2時間空気中で乾燥して、表面処
理フィラーを得た。このフィラー6501tI1部、実
施例2で用いたシリカフィラー200重量部及び実施例
20で用いた重合性単1体組成物100重量部を混合練
和した後真空脱泡し、重合性組成物(ペースト状)を得
た。このペーストについて荷重I Kpで稠度を測定し
た。さらにこのペーストK キーk / 75 ング(
Kulzer製Dentacolor XS’ )を用
いて90秒間光照射を行い光硬化させた後さらに120
℃で30分間加熱した硬化物について実施例20と同じ
評価を行った結果を第4表に示す。
比較例16 実施例21の表面処理されたホウケイ酸ガラスフィラー
及び比較例1の表面処理された超微粒子シリカフィラー
と重合性単量体を用いて、実施例21と同じ配合比の重
合性組成物を得ようと[7たが、粘度が高く、フィラー
を全量重合性単量体中へ練り込むことができなかった。
比較例17 比較例1の表面処理された超微粒子シリカフィラー15
0重量部及び重合性単量体組成物100重量部を混練し
た。ここへ11−メタクリロイルオキ7つ/デシルトリ
メトキシシランのかわシにγ−メタクリロイルオキシプ
ロビルトリメトキシシ2ンを用いて災施例21と同じ方
法により表面処理されたホウケイ酸ガラスフィラーを徐
々に加えて混練してゆきペースト稠度が実施例21と同
程度になるまで加えてゆくと300重量部が混練された
に過ぎなかった。この組成物について実施例21と同じ
評価を行った結果をあわせて第4表に示す。
実施例22及び比較例18.19 実施例21及び比較例16.17の無機フィラーを用い
て第4表に示す組成物を製造し、同様な評価を行つ九結
果を併せて第4表に示す。
実施例23 平均粒径0,02μmの超微粒子T−アルミナ粉末(日
本アエロジル、アルミニウムオキサイドC@)50重量
部、11−メタクリロイルオキシウンデシルトリメトキ
シ7ラン1031量部、及びトルエン500 #Igを
2時間加熱還流した。放冷後トルエンを減圧留去した後
12時間真空乾燥を行いさらに90℃で2時間減圧下で
加熱しトルエンを充分に除去して表面処理された超微粒
子アルミナフィラーを得た0次にランタンガラス粉末(
Sho員GM 31684°)を粉砕、分級し粒径範囲
Q、1μm〜10μm、平均粒径が2.8μmの粉末を
得た。
この粉末ioo重量部に対し、2重量部の11−メタク
リロイルオキシウンデシルトリメトキシシランを用い、
実施例21のホウケイ酸ガラスと同じ方法によシ表面処
理を行つ九。
一方、D −2,6E 30重量部、U−4TH35重
量部、D035重量部及び2,4.6−ドリメチルベン
ソイルジフエニルホスフインオキサイド0.5 li量
部を混合し重合性単量体組成物を得汽。
これらのフィラー及び重合性単量体を用い、第5表に示
す組成の重合性組成物を製造し、実施例21と同じ評価
を行った結果を併せて第5表に示す。
比較例20 実施例23のγ−アルミナ粉末50重量部に対し10重
量部のT−メタクリロイルオキシグロビルトリメトキシ
シランを用いて同様に表面処理を行った。実施例23で
用いた超微粒子アルミナフィラーの代わりに上記フィラ
ーを用い、他は同一の組成、配合比で重合性組成物を得
ようとしたが、粘度が高くフィラー全量を重合性単量体
中へ練り込むことができなかった。
比較例21 比較例20で用いた表面処理されたアルミナフィラーを
用い、第5表に示す組成、配合比の重合性組成物を梨遺
し実施例23と同様の評価を行った結果を併せて第5表
に示す0 第   5   表 実施例24 実施例21で製造された1合性組成物を用いて同様の硬
化方法により、曲げ強度の試験片を作製し九。この試験
片を劣化を加速するため70℃水中に保存し、1日後、
10日後30日後及び100日後にそれぞれ曲げ強度を
測定した。結果を第6表に示す。
比較例22 Bis −GMA 65重量部、3G35重量部、及び
2、4.6−1”) メf”4F’フエニルホスフイン
オキサイト0.5重量部を混合溶解し重合性単量体組成
物を得た。
上記重合性単量体100重量部、比較例17で用いた、
γ−MPSで表面処理されたOX−50150重量部及
びγ−MPSで表面処理されたホウケイ酸ガラス300
重量部を混合練和し、重合性組成物を得た。この組成物
に対し実施例24と同様な評価を行った結果をあわせて
第6表に示す。
第 表 第6表から明らかなように、本発明の修復材は70℃水
中において長期間にわたって高強度を保ちつづけており
耐水性に優れていることがわかる。
なお実施例における諸量の定義及び測定方法は以下に示
す通りである。
中 平均粒子径及び粒子径の範囲 0.1μm以下の超微粒子粉末については、透過型電子
顕微鏡写真からの測定及びBET法により測定された比
表面積からの換算により決定した。O,1μm以上のフ
ィラーについては堀場製作所製自動粒度分布測定装置C
APA 500型を用いて測定した。測定原理は光透過
式遠心沈降法(自然沈降併用)でろる。
(i)ペースト稠度 一定量の重合性単量体と一定量の表面処理された無機フ
ィラーを混練しペースト状組成物を得る場合、ペースト
の粘性が低い程、フィラーの壜入可能限界量は太きいと
言える。
実施例では粘性の指標として以下に定義する稠度を採用
し、フィラー積大可能量の大小の指標とした。即ち、0
.5#Itのペーストを秤り取り25℃の恒温室で24
時間放置した。これをガラス板(5×51)の中心に盛
り上げるように静置した。次に、その上に所定の荷重の
かかったガラス板(5x 5 cy+ )を静かに乗せ
120秒経過後に展延されたペーストの長径と短径をガ
ラス板越しに測定し、その両者の算術平均値をもって稠
度とした。尚、測定は25°Cの雰囲気下で行った。示
された値は3回繰り返した独立な測定の平均値である。
qlo  曲げ強度 ペーストを2X2X3ONの角柱状金型に壜入し所定の
方法で重合硬化させた後金型からはずし、37℃水中で
24時間浸漬したものをインストロン万能試験機を用い
て3点曲げ試験(両末端支点間距離= 20 ws %
 クロスヘツドスピード= 1 #x/ min )を
行った。測定値は10個の試料の平均値である。
(1v)圧縮強度 ペーストを直径4!舖、高さ41の円筒状金型に壜入し
、所定の方法で重合硬化させた後、金型からはずし37
°C1水中で24時間9.潰したものをインストロン万
能試験機を用いクロスヘツドスピード2 w / mi
nで測定した。測定値は10個の試料の平均値である。
(V)  グリネル硬度 ペーストを直径10za、厚さ5IIJの金型に壜入し
上17jをカバーグラスで圧接した後所定の方法により
重合硬化させた。
金型より硬化物をとり出しガラス圧接面を+220のサ
ンドペーパーで0.5 aa研削した面を試験面とした
特許出願人 株式会社 り ラ し

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)粒径0.1μm以下の水に不溶性または難溶
    性の無機フィラーに対し、下記の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔ただし、R^1は水素原子またはメチル基、R^2は
    加水分解可能な基、R^3は炭素数1ないし6の範囲に
    ある炭化水素基、Xは酸素ま たは硫黄原子、mは2または3、nは8か ら20までの整数を表わす〕 で表現されるシランカップリング剤が3重 量%(対無機フィラー)以上用いられて表 面処理が施された無機フィラー及び (b)下記の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔ただし、R^4は炭素数2ないし40の炭化水素基の
    1ないし8個で構成される全炭 素数が7〜40である有機基であり、かつ 該炭化水素基の少なくとも1個は炭素数が 4以上の基であり、かつ、該有機基中の全 ての炭化水素基の数をa個、全ての炭化水 素基中の炭素原子の総和をb個とすると (b)/(a)>3の関係式が成りたつ有機基。R^5
    は水素原子またはメチル基。pは2ないし8 の整数〕 で表現される疎水性多官能(メタ)アクリレートの少な
    くとも1種を50重量%以上含有してなる(メタ)アク
    リレート系重合性単量体を必須構成成分とし、かつ該重
    合性単量体100重量部に対し、該表面処理された無機
    フィラーが100重量部以上配合されていることを特徴
    とする歯科用修復材。 2、粒径の範囲が0.1μmを超え、かつ100μm以
    内にある無機フィラーがさらに配合されてなる請求項1
    記載の歯科用修復材。
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