JPH01256017A - 磁気記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば磁気ディスク、磁気テープ等の磁気記
録媒体に関するものである。

（従来の技術） 近年、ヘッドの材質の改良や浮上量の低下などにより、
高い保磁力を持つ磁気記録媒体でも記録することが可能
となってきており、これにより、高い保磁力を持つ磁気
記録媒体による高密度記録が要求されてきている。

従来のスパッタ法によって製造された磁気記録媒体では
、Ｃｒ層上にＣｏＣｒＴａの磁性層を形成したち。

のがＣｒ層上にＣｏＮｉ、　ＣｏＮｉＣｒ等の磁性層を
形成したものに比べ優れた磁気特性を有することがわか
っている。これは特願昭６２−２９１５１９号に示され
ている。　また１９８２年１１月の第６回応用磁気学会
と１９８３年１１月の第７回応用磁気学会において、日
本電気−より、二元系媒体及び三元系媒体におけるＣＯ
合金にｐｔを添加する技術が公開されている。

そして、Ｃｒ）浮上にＣ０ＮｉＰｔの磁性層を形成した
ものが特開昭６２−１４１６２８号及び特開昭６１−１
４２５２４号に示されている。

（発明が解決しようとする課題） 磁気記録媒体は高密度記録を行なうために保磁力を高め
ることが要求されているが、従来の磁気記録媒体の保磁
力は約１０００〜１２００［Ｏｅｌ程度であり、特開昭
６２−１４１６２８号の保磁力は約１２００　［Ｏｅｌ
、特開昭６１−１４２５２４号は約１０００　［Ｏｅ］
である。

また第６回応用磁気学会、及び第７回応用磁気学会で示
されたＣＯ合金にｐｔを添加する技術による磁気記録媒
体は、少なくとも１５［ａｔ％１程度のｐｔを添加しな
ければ高い保磁力は得られず、ｐｔが非常に高価なため
あまり実用的ではなかった。

（課題を解決するための手段） 上記課題を解決するための手段として、非磁性基体上に
Ｃｒ層を形成し、このＣｒ層の上にＣｏＣｒＴａＰｔの
四元系合金よりなる磁性層を形成することにより、保磁
力が飛躍的に向上した磁気記録媒体を提供しようとする
ものである。

（実施例） 本発明の磁気記録媒体の実施例及び比較例を以下に示す
。

［実施例１〕 ＮｉＰの基板上にＤＣマグネトロンスパッタ法により、
１０００　［入１のＣｒｌを形成し、その上に６００［
入コのＣ０ＣｒＴａＰｔ層を形成して、ディスクを作製
した。

そして、ＣｏＣｒ［ａＰｔｌｉ９としてＣ０８３”１１
．６Ｔａ５．４のターゲット上にｐｔデツプを適量置く
ことでｐｔ添加間を調節し、そのときの磁気特性を測定
した。

なＪ３、スパッタ条件は阜板加熱２００［℃］、Ａｒガ
ス圧５　［ｍＴｏｒｒ　］である。

［実施例２］ 実施例１において、ＣｏＣｒＴａＰｔ層として００８２
．５−ｙ”８．９　ＴａｙＰｔ４．ｓとＣＯｇｚ４−ｙ
Ｃｒｔ３Ｔａ、　Ｐｔ４．５　（１）　２種類を用い、
Ｔａ添加量を調節して、そのときの磁気特性を測定した
。

し実施例３］ 実施例１において、ＣｏＣｒＴａＰｔ層として００８８
．７−ｘ”ｘ　’５．４　Ｐｔ５．９と００８２．５−
ｘ”ｘ　Ｔａ２．７　Ｐ【４．８の２種類を用い、Ｃｒ
添加Φを調節して、そのときの磁気特性を測定した。

［比較例１］ 実施例１において、１０００　［入］のＣｒ層上に６０
０［入］のＣ０８３”１１．６■ａ５．４　”を形成し
、ディスクを作製し、磁気特性を測定した。

［比較例２］ 実施例１において、Ｃｒ１５を形成せず、ＮｉＰの基板
上に直接Ｃ０Ｃｒ１１．６Ｔａ５．４　ｐｔ　６．３層
を形成し、ディスクを作製し、磁気特性を測定した。

［比較例３］ 実施例１において、磁性体のＣ０ＣｒＴａＰｔ層を７５
０〔入］のＣｏＮｉＰｔ１３に換えてディスクを作製し
、ＣｏＮｉＰｔ層としてＣｏＮｉ１６のターゲット上に
ｐｔチップを適量置くことでｐｔ添添加を調整して磁気
特性を測定した。

し結　果］ 実施例１、比較例１の結果を第１図及び第２図に表わす
。

第１図はＰ（添加量と保磁力との関係を表わしたグラフ
で、保磁力はｐｔの添加量が約６．３［ａｔ％］のとき
に１７００［Ｏｅ］で最大となる。

そしてこの時の飽和磁化量Ｈｓは約６００［ｅｍｕ／ｃ
ｃｌで、磁気記録媒体として充分な値となっている。

またｐｔの添加量をより増加さＵ“ると保磁力は低下し
ていき、約１７［ａｔ％］を越えると比較例１のＣｏＣ
ｒＴａ１を形成したディスク以上の効果は得られなくな
る。

また第２図はｐｔ添加量と、角形比Ｒｓ、保磁力角形比
ｇの関係を表わしたグラフで、角形比Ｒｓ、保磁力角形
比Ｓ共にｐｔの添加ｍが約１０［％］を越えるまで変化
が少なく、Ｒｓ＞　０．８．３”＞　０．９を満たず優
れた特性を示している。

次に実施例２の結果を第３図に表わす。

第３図はＴａ添加聞と保磁力との関係を表わしたグラフ
で、グラフＡは００８２．５−ｙ”８．９　Ｔａ、、　
Ｐｔ４．５を、グラフＢはＣＯ３２，５−ｙｃｒ１３Ｔ
ａ、、　Ｐｔ、５を表わしている。

グラフからもわかるように、２種類ともＴａ添加聞が６
［ａｔ％］前後で保磁力が最大となり、それ以上の添加
量では急激に減少しており、Ｔａの添加量は１≦Ｔａ≦
８［ａｔ％〕が良い。

また実施例３の結果を第４図に表わす。

第４図はＣｒ添加量と保磁力との関係を表わしたグラフ
で、グラフＣはＣ０８８，７−ｘＣｒｘ　Ｔａ５．ａ　
Ｐｔ５．９を、グラフＤはＣｏ　　　　ＣｒＴａＰｔ　
　　を表わ８２．５−ｘ　　Ｘ　　２．７　４．８して
いる。

そしてグラフＣ１，ｔＣｒＣｒ添加量１［ａｔ％］前後
で保磁力が最大となり、グラフＤはＣｒ添加量が１８［
ａｔ％］前後で保磁力が最大となる。

ところがＣｒ添加量が約１８［ａｔ％］を越えると、飽
和磁化ＱＨ３の減少が大きくなり磁気記録媒体としては
良い特性が得られなくなるためＣｒ添加量は１≦Ｃｒ≦
１８［ａｔ％］が良い。

比較例２における磁気特性を下の表に示す。

表 但し、Ｈｒは残留磁化量、ｔｉｃは保磁力を表わす。

この磁気特性の保磁力ｔｉｃや角形比Ｒｓは実施例１に
比較して相当低いことがわかる。

そして、比較例３の結果を第５図に示す。

第５図はｐｔ添添加的約１３ａｔ％］で最大保持内約１
０００　［Ｏｅｌとなっており、実施例１の方が優れて
いることが分る。

（発明の効果） 本発明の磁気記録媒体は、高価なＰ【の含有量を少なく
した。Ｆ、約１７００［Ｏｅｌの高保磁力を実現でさ、
また飽和磁化量も磁気記録媒体として充分な値を有し、
これにより高密度記録の可能な磁気記録媒体が、製造可
能になるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例１及び比較例１におけるｐｔ添添加と保
磁力との関係を表わすグラフ、第２図は実施例１及び比
較例１におけるｐｔ添加値とＲ３，Ｓ’との関係を表わ
すグラフ、第３図は実施例２におけるＴａ添添加と保磁
力との関係を表わすグラフ、第４図は実施例３における
Ｃｒ添加場と保磁力との関係を表わすグラフ、第５図は
比較例３におけるｐｔ添加Ｍと保磁力との関係を表わす
グラフである。 特　許　出願人　日本ビクター株式会社代表者　垣木　
邦人 第　１　図 第　２　図 ＴａＦ＊Ｘｌｌ１量　（ａｔ’／Ｊ Ｃｒ　　ｈｌＪＯ％　　　　　　　　（ａｔ’ム）第５
図 手続補正書 １、事件の表示 昭和６３年特許願第８２７７８号 ２、発明の名称 磁気記録媒体 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住所　神奈川県横浜市神奈用区守屋町３丁目１２＠地、
′１．補正命令の日付 自発補正 ＼や、１１．、・′ ６、補正の内容 （１）明細書中、第４頁第８行及び第６頁第９行の’　
Ｃｏａ２．５−ｙＣｒａ、　９Ｔａ、　Ｐ　ｔ４．　ｓ
　Ｊをそれぞれ次の通り補正する。 ｒＣ０８６，８−ｙ”８，７　ＴａｙＰ１４．５　’（
２）同、第４頁第１４行及び第６頁第１９行の「Ｃ０８
２，５−ｘ”ｘ　Ｔａ２．７　Ｐｔ４．８　’をそれぞ
れ次の通り補正する。 ”０９２．５−ｘ”ｘ　Ｔａ２．７　Ｐｔ４．８　’（
３）同、第５頁第２行の ’　Ｃ０Ｃｒ１１．ｅＴａｓ、４Ｐｊｅ、３Ｊを次の通
り補正する。 ｒＣ０７６，７”１１．６■ａ５．４　Ｐｔ６．３　’
（４）同、第５頁第７行の「Ｃ０Ｎ１１６」を次の通り
補正する。 ’　Ｃｏ８４Ｎ　！　１６　Ｊ （５）図面、第１図、第３図、第４図及び第５図を別紙
の通り補正する。 ｐＢ／３加量　　（ａ　ｔ’／Ｊ 第　１　図 Ｔａ希加及＜ａｔｏｔｏ） 兜　３　図 Ｃｒ　Ａ　ｍ　ｉｔ　　　　　（ａ　ｔ　’１０）第　
４　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　非磁性基体上にＣｒ層を形成し、このＣｒ層の上にＣ
   ｏＣｒＴａＰｔの四元系合金 （但し、各元素の比率は次の範囲） Ｃｒ：Ｘ１≦Ｘ≦１８［ａｔ％］ Ｔａ：Ｙ１≦Ｙ≦８［ａｔ％］ Ｐｔ：Ｚ１≦Ｚ≦１５［ａｔ％］ Ｃｏ：残余 よりなる磁性層を形成したことを特徴とする磁気記録媒
   体。