JPS61253622A - 磁気記録媒体およびその製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体およびその製造方法Info
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- JPS61253622A JPS61253622A JP7407985A JP7407985A JPS61253622A JP S61253622 A JPS61253622 A JP S61253622A JP 7407985 A JP7407985 A JP 7407985A JP 7407985 A JP7407985 A JP 7407985A JP S61253622 A JPS61253622 A JP S61253622A
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- magnetic
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- film
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は磁気記録媒体、特に水平即ち面内記録に使用さ
れるリジッド磁気記録ディスクに関する。
れるリジッド磁気記録ディスクに関する。
リジッドディスクの磁気記録媒体としてはγ−へマタイ
ト(T Fezes、)粉末、Co−Pt膜。
ト(T Fezes、)粉末、Co−Pt膜。
Co−Ni−Pt膜あるいはCo−N1−P膜が使用さ
れている。ヘマタイト塗布媒体はアルミニウムあるいは
アルミニウム合金基板上に樹脂とともに薄膜状に形成さ
れる。このヘマタイト塗付媒体は長期にわたり広い用途
に使われていた。しかし、最近になって高記録密度ディ
スクの高い需要が起って来たが、ヘマタイト塗布媒体で
は高記録密度に対応出来ない。そこでヘマタイト塗布媒
体に代って、薄膜媒体が高記録密度の用途に提案されて
いる。この薄膜媒体としてはメッキ及び蒸着媒体がある
。
れている。ヘマタイト塗布媒体はアルミニウムあるいは
アルミニウム合金基板上に樹脂とともに薄膜状に形成さ
れる。このヘマタイト塗付媒体は長期にわたり広い用途
に使われていた。しかし、最近になって高記録密度ディ
スクの高い需要が起って来たが、ヘマタイト塗布媒体で
は高記録密度に対応出来ない。そこでヘマタイト塗布媒
体に代って、薄膜媒体が高記録密度の用途に提案されて
いる。この薄膜媒体としてはメッキ及び蒸着媒体がある
。
Co−N1−Pのようなメッキ媒体には残留した化学物
質による腐食が起るなどの欠点がある。また、この腐食
のためにデータの書き込み、読み出しする際のエラーが
起るので、極めて高い記録密度を達成することが出来な
い。メッキ薄膜媒体は本質的に高い欠陥密度を有し、耐
食性に劣るものである。
質による腐食が起るなどの欠点がある。また、この腐食
のためにデータの書き込み、読み出しする際のエラーが
起るので、極めて高い記録密度を達成することが出来な
い。メッキ薄膜媒体は本質的に高い欠陥密度を有し、耐
食性に劣るものである。
これに比して、スパッタリングや蒸着で作った薄膜媒体
は、電磁変換特性、浮上性、耐久性、損傷、摩耗、欠陥
密度、耐食性、再生特性のすべての面で優れていると考
えられて来た。蒸着薄膜媒体として、例えばGo−Ni
−PtやCo−Niなどのコバルト基合金が高い水平記
録密度の磁気記録媒体に適しているとして提案されてい
る。Co−Ni−Ptスパッタ膜も水平記録に適したも
のであることが公知である。
は、電磁変換特性、浮上性、耐久性、損傷、摩耗、欠陥
密度、耐食性、再生特性のすべての面で優れていると考
えられて来た。蒸着薄膜媒体として、例えばGo−Ni
−PtやCo−Niなどのコバルト基合金が高い水平記
録密度の磁気記録媒体に適しているとして提案されてい
る。Co−Ni−Ptスパッタ膜も水平記録に適したも
のであることが公知である。
他方、直接にスパッターしたCo−NiやCo−Cr膜
はC軸がスパッター膜面に垂直になる傾向があるので、
水平記録に適さない。
はC軸がスパッター膜面に垂直になる傾向があるので、
水平記録に適さない。
水平記録媒体用としてスパッター薄膜磁気記録媒体が文
献で報告されている。前圧のJ、 Appl。
献で報告されている。前圧のJ、 Appl。
Phys、53 (5)May 1982 P、373
5″旧gh coercivityCo and Co
−Ni alloy fi1ms″及びJ、Appl。
5″旧gh coercivityCo and Co
−Ni alloy fi1ms″及びJ、Appl。
Phys、 53 (10) Oct、 1982 P
、6941 Effect ofnitrogen
on the high coercivity an
d m1crost−ructures of Co−
Ni alloy films”及び特許出願特開昭5
7−72307号によれば、金属コバルトあるいはCo
−Ni合金を窒素を含む雰囲気中でスパッターを行い窒
素を含む薄膜を形成し、その上で真空あるいは不活性ガ
ス中で熱処理して、良好な磁気特性をもった薄膜磁気記
録媒体を得ている。これらの文献では、スパッタリング
はスパッター膜中に十分に窒素を含ませるために液体窒
素で冷した基板に対して行う必要がある。
、6941 Effect ofnitrogen
on the high coercivity an
d m1crost−ructures of Co−
Ni alloy films”及び特許出願特開昭5
7−72307号によれば、金属コバルトあるいはCo
−Ni合金を窒素を含む雰囲気中でスパッターを行い窒
素を含む薄膜を形成し、その上で真空あるいは不活性ガ
ス中で熱処理して、良好な磁気特性をもった薄膜磁気記
録媒体を得ている。これらの文献では、スパッタリング
はスパッター膜中に十分に窒素を含ませるために液体窒
素で冷した基板に対して行う必要がある。
このように液体窒素で基板を冷却するので、液体窒素を
消費する上に複雑なスパッタリング装置となり、基板の
両面同時スパッターが出来ないなどのためにディスクの
製造原価が高くなる。
消費する上に複雑なスパッタリング装置となり、基板の
両面同時スパッターが出来ないなどのためにディスクの
製造原価が高くなる。
また、Go−Crは通常の場合垂直磁気記録用の媒体と
して用いられるものであるがGo−Cr−基金属合金が
面内磁化用の媒体としても優れた特性を示すことを、本
発明者らは認識して本発明にいたったものである。
して用いられるものであるがGo−Cr−基金属合金が
面内磁化用の媒体としても優れた特性を示すことを、本
発明者らは認識して本発明にいたったものである。
本発明は優れた磁気特性を有し、耐食性の良い水平記録
用の磁気記録媒体及びそれの製造方法を提案することを
目的とする。
用の磁気記録媒体及びそれの製造方法を提案することを
目的とする。
本発明の他の目的は、室温以上の温度の基板にスパンタ
ーして水平磁気記録媒体を作ることのできる製造方法を
提案することである。
ーして水平磁気記録媒体を作ることのできる製造方法を
提案することである。
本発明の磁気記録媒体は、ディスク形基体上に下地層及
び磁性層が形成されており、必要によって磁性層の表面
に保護膜(スパッターされたアモルファス状、グラファ
イト状あるいはダイヤモンド状のカーボン膜や液体潤滑
剤の塗布など)が形成されて、 磁性膜は、 (イ)Cr含有量が3〜20原子%(at%)、P t
、 Rh、 Rn+ Re、 Pd、 I r等の貴金
属含有量が3〜15原子%であるCo−Cr−貴金属合
金であり、(ロ)100〜500人の粒径の結晶粒を主
体とし、 (ハ)そのC軸が実質的に面内にあるh.c.p.結晶
である、 ことを特徴とするものである。
び磁性層が形成されており、必要によって磁性層の表面
に保護膜(スパッターされたアモルファス状、グラファ
イト状あるいはダイヤモンド状のカーボン膜や液体潤滑
剤の塗布など)が形成されて、 磁性膜は、 (イ)Cr含有量が3〜20原子%(at%)、P t
、 Rh、 Rn+ Re、 Pd、 I r等の貴金
属含有量が3〜15原子%であるCo−Cr−貴金属合
金であり、(ロ)100〜500人の粒径の結晶粒を主
体とし、 (ハ)そのC軸が実質的に面内にあるh.c.p.結晶
である、 ことを特徴とするものである。
この磁性膜は残留するCoNやCoOの双方がX線的に
は検出されないことが望ましいが、化学分析によっては
窒素や酸素が5at%以下検出されることもある。また
Go含有量が75at%以上であればS 11 A I
+ M n + Cu + V + T i+ M
O,W等が単独または複合で5%以下含まれてもよい。
は検出されないことが望ましいが、化学分析によっては
窒素や酸素が5at%以下検出されることもある。また
Go含有量が75at%以上であればS 11 A I
+ M n + Cu + V + T i+ M
O,W等が単独または複合で5%以下含まれてもよい。
なお、本明細書において「主体」とは、50%以上の数
の粒子がその粒径範囲に含まれることをいい、この粒径
の測定は電子顕微鏡によって観察することにより行われ
る。
の粒子がその粒径範囲に含まれることをいい、この粒径
の測定は電子顕微鏡によって観察することにより行われ
る。
使用される基板としては、セラミックス(例えばA1!
03系)やガラスも用いることが出来るが、アルミニウ
ム基体やアルミニウム合金基板(例えば3.9重量%の
Mgを含み残部実質的にAIlの合金)が望ましい。ア
ルミニウム基体やアルミニウム合金基板の場合、アルマ
イト処理膜、N1−Pメッキ膜、Crスパッター膜を下
地として用いることが出来るが、6〜15μmの厚さに
付けたアルマイト処理膜は適切なものである。磁気ディ
スクの外径が3.5“φのように小さな場合は、360
0r、p、mで回転しても周速度が小さいので、1〜5
μm程度の薄いアルマイト処理膜でもよいことがある。
03系)やガラスも用いることが出来るが、アルミニウ
ム基体やアルミニウム合金基板(例えば3.9重量%の
Mgを含み残部実質的にAIlの合金)が望ましい。ア
ルミニウム基体やアルミニウム合金基板の場合、アルマ
イト処理膜、N1−Pメッキ膜、Crスパッター膜を下
地として用いることが出来るが、6〜15μmの厚さに
付けたアルマイト処理膜は適切なものである。磁気ディ
スクの外径が3.5“φのように小さな場合は、360
0r、p、mで回転しても周速度が小さいので、1〜5
μm程度の薄いアルマイト処理膜でもよいことがある。
磁気ヘッドと磁気ディスクとの接触、衝突による衝撃に
耐え、ディスク面の変形を防ぐためにはこのアルマイト
処理膜は十分な硬度、望ましくはビッカース硬度Hvで
300以上をもっていることが必要である。N1−Pの
無電解メッキ膜は十分な硬度をもっているが、本発明の
ディスクのように後で熱処理を行うものである場合は、
この熱処理時の加熱によってN1−P膜が帯磁すること
もあるので、この帯磁の起らない温度で熱処理を行わな
ければならない。Crのスパッターをした膜も利用する
ことが出来るが、耐css性を上げるには数1000人
の厚さに付ける必要があり、スパッター媒体が長く掛る
。
耐え、ディスク面の変形を防ぐためにはこのアルマイト
処理膜は十分な硬度、望ましくはビッカース硬度Hvで
300以上をもっていることが必要である。N1−Pの
無電解メッキ膜は十分な硬度をもっているが、本発明の
ディスクのように後で熱処理を行うものである場合は、
この熱処理時の加熱によってN1−P膜が帯磁すること
もあるので、この帯磁の起らない温度で熱処理を行わな
ければならない。Crのスパッターをした膜も利用する
ことが出来るが、耐css性を上げるには数1000人
の厚さに付ける必要があり、スパッター媒体が長く掛る
。
スパッター媒体の厚さは400〜1ooo人であること
が望ましい。媒体の厚さが薄すぎる場合、十分な磁力が
得られないので、電磁変換特性が劣化する。媒体の厚さ
が厚くなると保磁力が低下する傾向がある上に、スパッ
ターリング時間が長く掛って生産効率の点からよくない
。
が望ましい。媒体の厚さが薄すぎる場合、十分な磁力が
得られないので、電磁変換特性が劣化する。媒体の厚さ
が厚くなると保磁力が低下する傾向がある上に、スパッ
ターリング時間が長く掛って生産効率の点からよくない
。
他の本発明の製造方法は、下地層の形成されたディスク
形基板を室温から300℃の温度に保持し、最終製品の
成分とほぼ同じ成分の合金ターゲットを使用して、窒素
を含む薄膜を形成した後、この薄膜を加熱して薄膜に含
有されていた窒素を放出し、Crを3〜20at%、上
記貴金属を3〜15原子%含み、残部が実質的に75a
t%以上のCoからなる成分を持ち、100〜500人
の粒径の結晶粒を主体とし、そのC軸が主として面内に
ある実質的にh.c.p.結晶構造の磁性薄膜とするこ
とを特徴とするものである。
形基板を室温から300℃の温度に保持し、最終製品の
成分とほぼ同じ成分の合金ターゲットを使用して、窒素
を含む薄膜を形成した後、この薄膜を加熱して薄膜に含
有されていた窒素を放出し、Crを3〜20at%、上
記貴金属を3〜15原子%含み、残部が実質的に75a
t%以上のCoからなる成分を持ち、100〜500人
の粒径の結晶粒を主体とし、そのC軸が主として面内に
ある実質的にh.c.p.結晶構造の磁性薄膜とするこ
とを特徴とするものである。
スパッタリング時の基板温度は、室温から300℃の間
であってもよいが、生産性や窒素の吸収の容易さの点か
ら100℃以下であることが望ましい。
であってもよいが、生産性や窒素の吸収の容易さの点か
ら100℃以下であることが望ましい。
また、スパッタリング後の熱処理は、スパッター膜に吸
着されている窒素を放出する温度で行う。
着されている窒素を放出する温度で行う。
低い温度で熱処理を行った場合、十分に窒素を放出する
ためには長い加熱時間が必要で、高い温度の場合は短時
間でよい。望ましい温度範囲は310〜500℃である
°。310℃未満で熱処理を行うと数10時間の熱処理
が必要で実際的でない。
ためには長い加熱時間が必要で、高い温度の場合は短時
間でよい。望ましい温度範囲は310〜500℃である
°。310℃未満で熱処理を行うと数10時間の熱処理
が必要で実際的でない。
500℃以上にすると脱ガスは急速に行うことができる
が、Co−Cr−貴金属結晶の粒成長によって、S/N
比が低下するおそれがある。
が、Co−Cr−貴金属結晶の粒成長によって、S/N
比が低下するおそれがある。
本発明の磁気記録媒体の磁性薄膜は成分から云えば、C
rを3〜20at%、上記貴金属を3〜15at%含み
、75at%以上のCoからなるものである。Crを3
at%未満にした場合、磁気特性はCrを多く含むもの
よりも良いが、耐食性に劣り、環境試験によって磁化4
πMs及び角形比S”(保磁力角形比で、減磁曲線のH
e点での接線と、Br点でH軸と平行に引いた直線の交
点におけるHの値とHcの値との比をいう。)が劣化す
る。20at%よりも多くCrを含む場合、4πMsが
極めて低くなり、媒体として使用出来ない。また、Co
を75at%以上とする範囲は75at%未溝のCo量
となると磁化4πMsが低くなり媒体としての有効性を
失うためである。貴金属P tt Rhl Rn、 R
e。
rを3〜20at%、上記貴金属を3〜15at%含み
、75at%以上のCoからなるものである。Crを3
at%未満にした場合、磁気特性はCrを多く含むもの
よりも良いが、耐食性に劣り、環境試験によって磁化4
πMs及び角形比S”(保磁力角形比で、減磁曲線のH
e点での接線と、Br点でH軸と平行に引いた直線の交
点におけるHの値とHcの値との比をいう。)が劣化す
る。20at%よりも多くCrを含む場合、4πMsが
極めて低くなり、媒体として使用出来ない。また、Co
を75at%以上とする範囲は75at%未溝のCo量
となると磁化4πMsが低くなり媒体としての有効性を
失うためである。貴金属P tt Rhl Rn、 R
e。
Pd、Irを3〜15原子%加える理由は、Cr添加に
よる磁化4πMsの減少効果をうすめると共に耐食性を
向上させるためである。貴金属原子が3at%未満では
上記効果が薄く、15at%を超えると耐食性に対する
効果は大きいが、やはり磁化4πMsあるいは保磁力角
形比S0の値を減少させ、磁性膜が媒体として適さなく
なる。
よる磁化4πMsの減少効果をうすめると共に耐食性を
向上させるためである。貴金属原子が3at%未満では
上記効果が薄く、15at%を超えると耐食性に対する
効果は大きいが、やはり磁化4πMsあるいは保磁力角
形比S0の値を減少させ、磁性膜が媒体として適さなく
なる。
本発明においては、窒素を含む不活性雰囲気中でスパッ
タリングした窒素を含むCo−Cr−貴金属合金膜は水
平方向(面内)で極めて低い磁化(4πM5)Lか示さ
ず、はとんど非磁性であるが、これを熱処理して脱窒素
を行うと100〜500人の結晶粒に成長し、そのC軸
が実質的に面内にあるh.c.p.結晶構造となって、
面内で優れた磁気特性を有する膜となるので磁気記録媒
体として優れたものとなる。
タリングした窒素を含むCo−Cr−貴金属合金膜は水
平方向(面内)で極めて低い磁化(4πM5)Lか示さ
ず、はとんど非磁性であるが、これを熱処理して脱窒素
を行うと100〜500人の結晶粒に成長し、そのC軸
が実質的に面内にあるh.c.p.結晶構造となって、
面内で優れた磁気特性を有する膜となるので磁気記録媒
体として優れたものとなる。
窒素等を含まないArのみの雰囲気でスパッタリングし
たCo−Cr膜は保磁力が40’00e前後と低い上に
、垂直方向に配向していて面内磁気記録に適していない
点と、本発明を比較するとその間の相違は明らかである
。
たCo−Cr膜は保磁力が40’00e前後と低い上に
、垂直方向に配向していて面内磁気記録に適していない
点と、本発明を比較するとその間の相違は明らかである
。
以下、本発明を具体的実施例によって詳細に説明する。
なお以下に述べる実施例はマグネトロンr、f、スパッ
タ装置によったが、イオン工学的に同様のことが言える
イオンビームスパッタリング等によって本発明の効果を
得ることが可能であることは勿論である。
タ装置によったが、イオン工学的に同様のことが言える
イオンビームスパッタリング等によって本発明の効果を
得ることが可能であることは勿論である。
マグネシウムを4%含むアルミニウム合金基板(大きさ
:外径130m、内径40fi、厚さ1.9mm)をク
ロム酸を含む酸浴中で電解処理し、その表面に12μm
のアルマイト層の下地層を形成し、かつその表面を2μ
m研磨し平坦にした。この下地層のビッカース硬度Hv
は350であった。
:外径130m、内径40fi、厚さ1.9mm)をク
ロム酸を含む酸浴中で電解処理し、その表面に12μm
のアルマイト層の下地層を形成し、かつその表面を2μ
m研磨し平坦にした。この下地層のビッカース硬度Hv
は350であった。
次に、平板マグネトロンr、f、スパッタリング装置を
用い、下記条件にて下地層上にNを含むCo−Cr−貴
金属合金薄膜を形成した。
用い、下記条件にて下地層上にNを含むCo−Cr−貴
金属合金薄膜を形成した。
初期排気 1〜2 X 10−’Torr全
雰囲気(A r +Nz) 10〜15 mTorr
雰囲気中N2ガス濃度 (全圧に対するN1分圧の%) 0〜70%投入電力
1 kW ターゲット組成 Co−Cr−貴金属(目標とする
薄膜の組成に一致させる。
雰囲気(A r +Nz) 10〜15 mTorr
雰囲気中N2ガス濃度 (全圧に対するN1分圧の%) 0〜70%投入電力
1 kW ターゲット組成 Co−Cr−貴金属(目標とする
薄膜の組成に一致させる。
例えば、Co量 Cr膜 P t= 80 / 10
(at%)の薄膜を形成する場合には、Co80at%
。
(at%)の薄膜を形成する場合には、Co80at%
。
CrlOat%、PtlOat%のターゲットを用いる
。) 極間隔 108鶴 薄膜形成速度 100〜300人/min。
。) 極間隔 108鶴 薄膜形成速度 100〜300人/min。
膜厚 700人
基板温度 70℃
この膜形成処理後、真空中にて320〜350℃で1〜
3時間熱処理を行い、窒素を放出させた。
3時間熱処理を行い、窒素を放出させた。
この磁性膜からは、CoN、CoOがX線的には検出さ
れなかった。その後、カーボン保護膜を500人厚さと
なるようスパッタリングして形成し、磁気記録媒体とし
た。
れなかった。その後、カーボン保護膜を500人厚さと
なるようスパッタリングして形成し、磁気記録媒体とし
た。
この磁気記録媒体の磁気特性を上記以外の条件と共に第
1表に示す。
1表に示す。
この磁気記録媒体を60℃の温度で80〜90%の相対
湿度の雰囲気中に2週間暴露した後の磁気特性も第1表
に示す。
湿度の雰囲気中に2週間暴露した後の磁気特性も第1表
に示す。
第1表でサンプル嵐1〜18は本発明の実施例で、サン
プル磁19〜25は比較例である。N111〜18はい
ずれも環境試験の前後で磁気特性にほとんど差がなく、
耐食性が向上していることがわかる。第1表に(002
)面のX線回折強度と(100)面のX線回折強度との
比、即ちI(002)/I(100)で定義されるR値
も示しであるが、本発明のものはいずれも3以下で、は
ぼ面内にC軸が配向していることが明らかで、比較例の
嵐25゜26は各々4.1,4.9とRが大で、はぼ垂
直に配向している。比較例の阻19.21,22.24
は上記の環境試験で特性が劣化した。また、C。
プル磁19〜25は比較例である。N111〜18はい
ずれも環境試験の前後で磁気特性にほとんど差がなく、
耐食性が向上していることがわかる。第1表に(002
)面のX線回折強度と(100)面のX線回折強度との
比、即ちI(002)/I(100)で定義されるR値
も示しであるが、本発明のものはいずれも3以下で、は
ぼ面内にC軸が配向していることが明らかで、比較例の
嵐25゜26は各々4.1,4.9とRが大で、はぼ垂
直に配向している。比較例の阻19.21,22.24
は上記の環境試験で特性が劣化した。また、C。
が75at%未満であるN120,23は4πMsある
いは保磁力角形比S”が低い。
いは保磁力角形比S”が低い。
以上詳述の通り、本発明によれば優れた磁気特性および
耐食性をもつ面内記録に適した磁気記録媒体が得られる
。
耐食性をもつ面内記録に適した磁気記録媒体が得られる
。
Claims (8)
- (1)ディスク形基板の板面上に、下地層及び磁性膜層
が形成された磁気記録媒体において、磁性膜は、 (イ)Cr含有量が3〜20原子%、Pt、Rh、Rn
、Re、Pd、Ir等の貴金属含有量が単独又は複合で
3〜15原子%かつ、Co含有量が75原子%以上であ
るCo−Cr−貴金属基合金であり、 (ロ)100〜500Åの粒径の結晶粒を主体とし、 (ハ)そのC軸が実質的に面内にあるh.c.p.結晶
である、 ことを特徴とする磁気記録媒体。 - (2)磁性膜はCoNとCoOの双方がX線的に検出さ
れないことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁
気記録媒体。 - (3)基板はアルミニウム基体又はアルミニウム基合金
基板であり、その上にアルマイト膜が形成されているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
磁気記録媒体。 - (4)下地層の形成されたディスク形基板を室温から3
00℃の温度に保持し、最終製品の成分とほぼ同じ成分
の合金ターゲットを使用して、窒素を含む不活性気体雰
囲気中で上記基板上にスパッタリングあるいは蒸着をし
て窒素を含む薄膜を形成した後、この薄膜を加熱して薄
膜に含有されていた窒素を放出し、Crを3〜20原子
%、貴金属原子Pt、Rh、Rn、Re、Pd、Ir等
を単独又は複合で3〜15原子%含み、Coを75原子
%以上含有し、100〜500Åの粒径の結晶粒を主体
とし、そのC軸が主として面内にある実質的にh.c.
p.結晶構造を有する磁性薄膜とすることを特徴とする
磁気記録媒体の製造方法。 - (5)上記薄膜がアルマイト処理したアルミニウム基体
又はアルミニウム基合金基板上に形成することを特徴と
する特許請求の範囲第4項記載の製造方法。 - (6)上記薄膜が400〜1000Åの厚さであること
を特徴とする特許請求の範囲第5項記載の製造方法。 - (7)上記基板をスパッタリングあるいは蒸着時に室温
から100℃の温度に保持することを特徴とする特許請
求の範囲第4項記載の製造方法。 - (8)上記加熱処理を真空雰囲気中で310〜500℃
の温度で行うことを特徴とする特許請求の範囲第4項乃
至第7項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60074079A JPH0670849B2 (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60074079A JPH0670849B2 (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61253622A true JPS61253622A (ja) | 1986-11-11 |
JPH0670849B2 JPH0670849B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=13536800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60074079A Expired - Lifetime JPH0670849B2 (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0670849B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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