JPH0124050B2 - - Google Patents
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- JPH0124050B2 JPH0124050B2 JP58012334A JP1233483A JPH0124050B2 JP H0124050 B2 JPH0124050 B2 JP H0124050B2 JP 58012334 A JP58012334 A JP 58012334A JP 1233483 A JP1233483 A JP 1233483A JP H0124050 B2 JPH0124050 B2 JP H0124050B2
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- JP
- Japan
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- mold
- lower mold
- cavity
- mold cavity
- press base
- Prior art date
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C35/00—Heating, cooling or curing, e.g. crosslinking or vulcanising; Apparatus therefor
- B29C35/02—Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
- B29D30/0601—Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
- B29D30/0605—Vulcanising presses characterised by moulds integral with the presses having radially movable sectors
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/20—Opening, closing or clamping
- B29C33/202—Clamping means operating on closed or nearly closed mould parts, the clamping means being independently movable of the opening or closing means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/20—Opening, closing or clamping
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、タイヤ加硫機における上下モールド
による加硫成形にさいしての型加圧に関するもの
で、特に上下モールドにおける型の同心度、平行
度を高精度に維持するとともに、より安定かつ竪
固な締付構造が容易に得られるようにしたもので
ある。
による加硫成形にさいしての型加圧に関するもの
で、特に上下モールドにおける型の同心度、平行
度を高精度に維持するとともに、より安定かつ竪
固な締付構造が容易に得られるようにしたもので
ある。
周知のようにタイヤ加硫機においては、上下の
モールド内に装入したグリーンタイヤの加硫成形
に当り、発生する大きな内部圧力に抗して上下モ
ールドを固く閉じた状態に維持することが必要と
され、このために慣用の、または改善された各種
の締付装置が用いられる。従来の慣行手段は、加
硫機両側に設けたサイドプレートを利用して、こ
こにクランクギヤ、カム溝等によつて作動される
サイドリンクを設け、同リンクの運動を介し、上
部モールドを保持する主ビームを昇降させること
により、下部モールドに対する上部モールドの開
閉と締付けを行なうのであるが、これは装置の大
型化、複雑化を招き、プレス効率が悪いとともに
主ビームの撓み等による上下モールドの閉合に不
完全を生じる等の欠点が大である。即ち加硫成形
にさいしての上下モールドの閉合加圧には、上下
モールドの同心度、平行度を厳密に維持せねばな
らないが、慣用手段ではこの点において大きな問
題がある。これに代る改善手段として、上下モー
ルドの開閉クランプ手段と型加圧手段とを分離
し、プレスベース上の下部モールドに対する上部
モールドの開閉クランプに当つては、上部モール
ドを垂直方向に昇降させることによつて行ない、
上下モールドの加圧に当つては、モールド近傍に
おいて直接的にモールドに対して加圧を行ない、
締付力を発生させる手段が採用されている。この
手段においても各種の型式が存在するが、最近の
一例としては、プレスベース上に下部モールド空
胴部を固定し、該空胴部内の下部モールド組立
体、即ちプラテンサポート、断熱材、プラテン及
びモールドから成る組立体を、プレスベース下部
に設置した液圧シリンダにより昇降自在に支持さ
せ、これに対し上部モールド組立体を内蔵する上
部モールド空胴部をビームによつて垂直昇降自在
に支持させ、上部モールド空胴部を下部モールド
空胴部に閉合させて両者をロツクし、下部モール
ド組立体を前記液圧シリンダにより上昇させ、上
部モールド組立体に押付けて型締付けを行なうも
のがあげられる。
モールド内に装入したグリーンタイヤの加硫成形
に当り、発生する大きな内部圧力に抗して上下モ
ールドを固く閉じた状態に維持することが必要と
され、このために慣用の、または改善された各種
の締付装置が用いられる。従来の慣行手段は、加
硫機両側に設けたサイドプレートを利用して、こ
こにクランクギヤ、カム溝等によつて作動される
サイドリンクを設け、同リンクの運動を介し、上
部モールドを保持する主ビームを昇降させること
により、下部モールドに対する上部モールドの開
閉と締付けを行なうのであるが、これは装置の大
型化、複雑化を招き、プレス効率が悪いとともに
主ビームの撓み等による上下モールドの閉合に不
完全を生じる等の欠点が大である。即ち加硫成形
にさいしての上下モールドの閉合加圧には、上下
モールドの同心度、平行度を厳密に維持せねばな
らないが、慣用手段ではこの点において大きな問
題がある。これに代る改善手段として、上下モー
ルドの開閉クランプ手段と型加圧手段とを分離
し、プレスベース上の下部モールドに対する上部
モールドの開閉クランプに当つては、上部モール
ドを垂直方向に昇降させることによつて行ない、
上下モールドの加圧に当つては、モールド近傍に
おいて直接的にモールドに対して加圧を行ない、
締付力を発生させる手段が採用されている。この
手段においても各種の型式が存在するが、最近の
一例としては、プレスベース上に下部モールド空
胴部を固定し、該空胴部内の下部モールド組立
体、即ちプラテンサポート、断熱材、プラテン及
びモールドから成る組立体を、プレスベース下部
に設置した液圧シリンダにより昇降自在に支持さ
せ、これに対し上部モールド組立体を内蔵する上
部モールド空胴部をビームによつて垂直昇降自在
に支持させ、上部モールド空胴部を下部モールド
空胴部に閉合させて両者をロツクし、下部モール
ド組立体を前記液圧シリンダにより上昇させ、上
部モールド組立体に押付けて型締付けを行なうも
のがあげられる。
かかる改善された方式によるものは、その液圧
シリンダにおける有効衝程の比較的短かいこと、
型締付力の反作用が上部モールド支持構造に波及
することなく、上部モールド支持構造を比較的簡
単化できること、加硫機全体構造の簡単化、小型
化、低コスト実現等の点において一応の効果は認
められるのであるが、その反面、下部モールド組
立体がプレスベース上に昇降自在のように可動的
に設けられる型式では、タイヤの加硫成形上、最
も重要な因子である上下モールド組立体間におけ
る型の同心度、平行度において大きな問題点があ
り、上下モールドの高精度な整合性が得られない
のであり、結果として製品品質の向上に寄与でき
ない。更に従来から要求されている構造の簡単
化、保守管理の容易化の点についても、可動の下
部モールド組立体に対する加熱源としての、例え
ばスチーム等の配管構造も可動のものとすること
が必要であり、回転継手やフレキシブルチユーブ
等を採用しなければならず、構造の複雑化、移動
運動の反復による各部の損傷事故、更にはシール
構造の厳重化等の点で、問題点が残るのである。
シリンダにおける有効衝程の比較的短かいこと、
型締付力の反作用が上部モールド支持構造に波及
することなく、上部モールド支持構造を比較的簡
単化できること、加硫機全体構造の簡単化、小型
化、低コスト実現等の点において一応の効果は認
められるのであるが、その反面、下部モールド組
立体がプレスベース上に昇降自在のように可動的
に設けられる型式では、タイヤの加硫成形上、最
も重要な因子である上下モールド組立体間におけ
る型の同心度、平行度において大きな問題点があ
り、上下モールドの高精度な整合性が得られない
のであり、結果として製品品質の向上に寄与でき
ない。更に従来から要求されている構造の簡単
化、保守管理の容易化の点についても、可動の下
部モールド組立体に対する加熱源としての、例え
ばスチーム等の配管構造も可動のものとすること
が必要であり、回転継手やフレキシブルチユーブ
等を採用しなければならず、構造の複雑化、移動
運動の反復による各部の損傷事故、更にはシール
構造の厳重化等の点で、問題点が残るのである。
本発明は、かかる従来技術、特にタイヤ加硫機
において、上下モールド空胴部における型の開閉
クランプ機構と加圧機構とを分離する型式のもの
につき、上下モールドの同心度、平行度を損なう
ことなく、高精度の整合性を発揮できるととも
に、型加圧を下部モールドにおける直接加圧方式
とし、かつ必要構造のより簡単化、小型化、メン
テナンスのより容易化とを可能としたものであ
り、従つてその特徴とする処は、プレスベース、
該ベース上に対向設置される下部モールド空胴部
並びに該空胴部に向つて垂直方向移動自在な上部
モールド空胴部、上下モールド空胴部の各中心に
配置される中心機構、上下モールド空胴部の機械
的ロツク手段、下部モールドの下部に直接作動す
る型加圧手段を有するタイヤ加硫機において、前
記下部モールド空胴部をプレスベースに対して弾
性的に支持する手段、下部モールド空胴部内の下
部モールドをプレスベースに対して固定する手
段、前記モールド空胴部と下部モールドとの間に
介在する型加圧手段とを具備した点にある。
において、上下モールド空胴部における型の開閉
クランプ機構と加圧機構とを分離する型式のもの
につき、上下モールドの同心度、平行度を損なう
ことなく、高精度の整合性を発揮できるととも
に、型加圧を下部モールドにおける直接加圧方式
とし、かつ必要構造のより簡単化、小型化、メン
テナンスのより容易化とを可能としたものであ
り、従つてその特徴とする処は、プレスベース、
該ベース上に対向設置される下部モールド空胴部
並びに該空胴部に向つて垂直方向移動自在な上部
モールド空胴部、上下モールド空胴部の各中心に
配置される中心機構、上下モールド空胴部の機械
的ロツク手段、下部モールドの下部に直接作動す
る型加圧手段を有するタイヤ加硫機において、前
記下部モールド空胴部をプレスベースに対して弾
性的に支持する手段、下部モールド空胴部内の下
部モールドをプレスベースに対して固定する手
段、前記モールド空胴部と下部モールドとの間に
介在する型加圧手段とを具備した点にある。
以下図示の実施例に基いて本発明を詳述する
と、タイヤ加硫機の全体を示している第1図、第
2図および第3図において、設置床29上に固定
されたプレスベース28には、2台のモールド胴
21,22が並設されている。この実施例では2
台のタイプのものを例示したが、本発明はモール
ド胴が1台のもの、あるいは3台以上のものに対
しても適用可能である。各モールド胴21,22
は、第1図において示すように、プレスベース2
8上に弾性的に支持される下部モールド空胴部2
3と、これに対し垂直方向に移動して開閉自在に
接合される上部モールド空胴部24との両者から
成り、下部モールド空胴部23はプレスベース2
8の上面と平行する水平台26と、同台26の周
辺をめぐる円筒状の壁25とによつて形成され、
その水平台26はプレスベース28上に皿バネ等
のバネ27によつて弾性的に支持されるのであ
る。また上部モールド空胴部24は同じく円筒状
の壁58とキヤツプ状の頂部60とから形成さ
れ、プレスベース28の両側に立設したサイドフ
レーム40側に、後述する昇降手段によつて垂直
昇降自在に支持される。
と、タイヤ加硫機の全体を示している第1図、第
2図および第3図において、設置床29上に固定
されたプレスベース28には、2台のモールド胴
21,22が並設されている。この実施例では2
台のタイプのものを例示したが、本発明はモール
ド胴が1台のもの、あるいは3台以上のものに対
しても適用可能である。各モールド胴21,22
は、第1図において示すように、プレスベース2
8上に弾性的に支持される下部モールド空胴部2
3と、これに対し垂直方向に移動して開閉自在に
接合される上部モールド空胴部24との両者から
成り、下部モールド空胴部23はプレスベース2
8の上面と平行する水平台26と、同台26の周
辺をめぐる円筒状の壁25とによつて形成され、
その水平台26はプレスベース28上に皿バネ等
のバネ27によつて弾性的に支持されるのであ
る。また上部モールド空胴部24は同じく円筒状
の壁58とキヤツプ状の頂部60とから形成さ
れ、プレスベース28の両側に立設したサイドフ
レーム40側に、後述する昇降手段によつて垂直
昇降自在に支持される。
前記上下モールド空胴部24,23および両空
胴部内に内蔵される割り型としての上下モールド
組立体の構造の詳細については、第4図に例示す
る通りであつて、プレスベース28上に皿バネ等
のバネ27を介して弾性的に支持された下部モー
ルド空胴部23の水平台26には、第4図の5―
5線における断面図である第5図に示すように、
台中心(プレス中心)を囲んで等分配置状に複数
個(図例では4個)の挿通孔11が穿設され、こ
れら挿通孔11を介してプレスベース28の対応
位置に設けられた同数の連結支持棒31が、図示
省略してあるがブツシユ等を介して摺動自在に遊
挿され、これら連結支持棒31の各上端に下部プ
ラテンサポート30が取付ボルト32によつて締
着固定される。同サポート30の上部には既知の
ように、断熱材30aを介して下部プラテン33
が重合状に設けられ、更にこの下部プラテン33
上に下部モールド12が設けられるのである。即
ち下部プラテンサポート30断熱材30a下部プ
ラテン33および下部モールド12による下部モ
ールド組立体は、前記サポート30と連結支持棒
31との結合を介しプレスベース28に固定され
ることになる。またプレスベース28のプレス中
心位置には、既知のようにグリーンタイヤの内面
に拡縮自在に変形して添接されるプラダを保持す
るとともに、同ブラダ内に加硫加熱源としてのス
チーム等の内圧を供給する手段を具備した中心機
構13が配設される。同中心機構13はプレスベ
ース28、下部モールド空胴部23、下部モール
ド組立体に亘つて昇降自在に設けられ、かつプラ
ダを介して加硫済みタイヤを下部モールド12上
より離脱させることは、従来の加硫機におけるそ
れと同様である。尚ブラダやブラダの拡縮変形の
ための構造や、内圧供給手段については、既知で
あるためにその図示は省略してある。
胴部内に内蔵される割り型としての上下モールド
組立体の構造の詳細については、第4図に例示す
る通りであつて、プレスベース28上に皿バネ等
のバネ27を介して弾性的に支持された下部モー
ルド空胴部23の水平台26には、第4図の5―
5線における断面図である第5図に示すように、
台中心(プレス中心)を囲んで等分配置状に複数
個(図例では4個)の挿通孔11が穿設され、こ
れら挿通孔11を介してプレスベース28の対応
位置に設けられた同数の連結支持棒31が、図示
省略してあるがブツシユ等を介して摺動自在に遊
挿され、これら連結支持棒31の各上端に下部プ
ラテンサポート30が取付ボルト32によつて締
着固定される。同サポート30の上部には既知の
ように、断熱材30aを介して下部プラテン33
が重合状に設けられ、更にこの下部プラテン33
上に下部モールド12が設けられるのである。即
ち下部プラテンサポート30断熱材30a下部プ
ラテン33および下部モールド12による下部モ
ールド組立体は、前記サポート30と連結支持棒
31との結合を介しプレスベース28に固定され
ることになる。またプレスベース28のプレス中
心位置には、既知のようにグリーンタイヤの内面
に拡縮自在に変形して添接されるプラダを保持す
るとともに、同ブラダ内に加硫加熱源としてのス
チーム等の内圧を供給する手段を具備した中心機
構13が配設される。同中心機構13はプレスベ
ース28、下部モールド空胴部23、下部モール
ド組立体に亘つて昇降自在に設けられ、かつプラ
ダを介して加硫済みタイヤを下部モールド12上
より離脱させることは、従来の加硫機におけるそ
れと同様である。尚ブラダやブラダの拡縮変形の
ための構造や、内圧供給手段については、既知で
あるためにその図示は省略してある。
上部モールド空胴部24における円筒状の壁5
8に続く頂部60の中心には、下部モールド空胴
部23側における中心機構13と対応して、同じ
くプレスセンターを占めて中心機構39が設けら
れる。この中心機構39は、図示のようにモール
ド高さ調整構造を有するもので、頂部60に調整
ナツト36が可回動に取付けられ、同ナツト6に
調整ネジ筒37が前記ナツト36の正逆回動によ
つて昇降自在に螺挿されたものである。前記調整
ネジ筒37の下端に上部プラテンサポート38が
固定されるとともに、同サポート38の下面に断
熱材47を介して上部プラテン46が固定され、
この上部プラテン46に上部モールド14が配置
されるとともに、上部モールド14には中心機構
39の中心を貫通しているピストンロツド15が
連結され、このロツド15は図示省略してある
が、中心機構39の上部に設置される液圧シリン
ダに属するのである。以上のようにして上部モー
ルド組立体が構成され、上下モールド12,14
によつてグリーンタイヤの加硫用割りモールド形
成されるのである。また上部プラテン46下部プ
ラテン33には加硫用加熱源として既知のように
スチームその他の熱源が供給される。
8に続く頂部60の中心には、下部モールド空胴
部23側における中心機構13と対応して、同じ
くプレスセンターを占めて中心機構39が設けら
れる。この中心機構39は、図示のようにモール
ド高さ調整構造を有するもので、頂部60に調整
ナツト36が可回動に取付けられ、同ナツト6に
調整ネジ筒37が前記ナツト36の正逆回動によ
つて昇降自在に螺挿されたものである。前記調整
ネジ筒37の下端に上部プラテンサポート38が
固定されるとともに、同サポート38の下面に断
熱材47を介して上部プラテン46が固定され、
この上部プラテン46に上部モールド14が配置
されるとともに、上部モールド14には中心機構
39の中心を貫通しているピストンロツド15が
連結され、このロツド15は図示省略してある
が、中心機構39の上部に設置される液圧シリン
ダに属するのである。以上のようにして上部モー
ルド組立体が構成され、上下モールド12,14
によつてグリーンタイヤの加硫用割りモールド形
成されるのである。また上部プラテン46下部プ
ラテン33には加硫用加熱源として既知のように
スチームその他の熱源が供給される。
前記上部モールド空胴部24をその上部モール
ド組立体とともに、下部モールド空胴部23に対
して垂直方向に移動させて開閉自在とするに当つ
て、この実施例においては、第1,2,3図に示
す構造が採用される。即ち2個の下部モールド空
胴部22,23に対して、2個の上部モールド空
胴部24,24を共通に開閉させるために、相並
ぶ空胴部24,24における頂部60,60を、
第3図に示すように連結部材61,61により一
体に連結し、プレスベース28の両側に設けたサ
イドフレーム40,40の各々に、軸受ボツクス
41,41を介してスクリユ軸42,42を正逆
回動自在に上下方向に亘つて立設し、第2図に示
すように各空胴部24,24の各一側に固設した
ボールスクリユナツトを内蔵する昇降サポート4
3,43を、前記スクリユ軸42,42にナツト
の螺合を介して嵌合することにより、スクリユ軸
42,42の正逆回動を介して、同昇降サポート
43,43を垂直昇降させることにより、上部モ
ールド空胴部24,24を下部モールド空胴部2
3,23に対して開閉させるのである。このさい
前記昇降サポート43,43には、第3図で示す
ようにサイドフレーム40,40側に設けたガイ
ドレール56に係合するスライドガイド57が設
けられる。また両スクリユ軸42,42の回動の
ためには、第1,2図に例示するように、サイド
フレーム40,40上に亘つて適宜モータ(図示
省略)等で回動される回転軸44を設け、同回転
軸44の両端を減速機45を介して各スクリユ軸
42,42に同期伝達するようにして行なわれ
る。
ド組立体とともに、下部モールド空胴部23に対
して垂直方向に移動させて開閉自在とするに当つ
て、この実施例においては、第1,2,3図に示
す構造が採用される。即ち2個の下部モールド空
胴部22,23に対して、2個の上部モールド空
胴部24,24を共通に開閉させるために、相並
ぶ空胴部24,24における頂部60,60を、
第3図に示すように連結部材61,61により一
体に連結し、プレスベース28の両側に設けたサ
イドフレーム40,40の各々に、軸受ボツクス
41,41を介してスクリユ軸42,42を正逆
回動自在に上下方向に亘つて立設し、第2図に示
すように各空胴部24,24の各一側に固設した
ボールスクリユナツトを内蔵する昇降サポート4
3,43を、前記スクリユ軸42,42にナツト
の螺合を介して嵌合することにより、スクリユ軸
42,42の正逆回動を介して、同昇降サポート
43,43を垂直昇降させることにより、上部モ
ールド空胴部24,24を下部モールド空胴部2
3,23に対して開閉させるのである。このさい
前記昇降サポート43,43には、第3図で示す
ようにサイドフレーム40,40側に設けたガイ
ドレール56に係合するスライドガイド57が設
けられる。また両スクリユ軸42,42の回動の
ためには、第1,2図に例示するように、サイド
フレーム40,40上に亘つて適宜モータ(図示
省略)等で回動される回転軸44を設け、同回転
軸44の両端を減速機45を介して各スクリユ軸
42,42に同期伝達するようにして行なわれ
る。
第1図および第4図に示すように、閉合された
上下モールド空胴部24,23をその閉合位置に
おいてロツクし、また開放に当つてそのロツクを
解放する機械的なロツク手段として、実施例では
ロツクリング35を用いている。このロツクリン
グ35の構造は第4図および更に第6,7,8図
(第6図は第1図における6―6線断面図)に示
される。即ちロツクリング35の内面には、その
最下端における内向きに突出された下縁108
と、その上段に同じく内向きに突出された係止縁
101とによつて、内面の周方向にめぐる溝10
9が形成され、同溝109が先に述べた下部モー
ルド空胴部23における壁25の上端に近い外周
面に外向きに突設した嵌合突起34に可回動に嵌
合されることによつて空胴部23側に支持され
る。前記係止縁101と上縁103との間に同じ
く内面の周方向にめぐる係止溝102が形成され
るとともに、上縁103の内面には第7図に示す
ように歯104と切欠105とが交互に内向き列
設される。これに対し上部モールド空胴部24に
おける壁58の下端には、その外周面に前記リン
グ35側の歯104を通過可能な切欠110と、
前記リング側の切欠105を通過可能であるとと
もに歯104とは係合可能な歯106を交互に外
向き列設されるのである。またロツクリング35
の正逆回動のためには、第6図に示すように、下
部モールド空胴部23の壁25側に回動用のため
のシリンダ等の回動部材107が取付けられ、そ
の作動ロツド107aがロツクリング35側に連
結されることにより、ロツクリングの開位置にお
いては、第7図に示すようにリング35側の歯1
04が垂直下降してきた上部モールド空胴部24
の壁58側の切欠110と正対し、リング35側
の切欠105が空胴部24の壁58側の歯106
と正対する位置にあることによつて、壁58の下
端は第8図に示すようにそのままリング35側の
係止溝102内に下降し、次いで回動部材107
の作動ロツド107aによりロツクリング35を
回動させて、リング35側の歯104が壁58側
の歯106上に重なることによつて、ロツクが行
なわれるようにしたものであるが、このロツク手
段は図例のロツクリング35以外の構造を用いる
ことが可能である。またロツクリング35は取付
けの必要上、2つ割りとしている。第6図におけ
る35aはその結合部を示す。
上下モールド空胴部24,23をその閉合位置に
おいてロツクし、また開放に当つてそのロツクを
解放する機械的なロツク手段として、実施例では
ロツクリング35を用いている。このロツクリン
グ35の構造は第4図および更に第6,7,8図
(第6図は第1図における6―6線断面図)に示
される。即ちロツクリング35の内面には、その
最下端における内向きに突出された下縁108
と、その上段に同じく内向きに突出された係止縁
101とによつて、内面の周方向にめぐる溝10
9が形成され、同溝109が先に述べた下部モー
ルド空胴部23における壁25の上端に近い外周
面に外向きに突設した嵌合突起34に可回動に嵌
合されることによつて空胴部23側に支持され
る。前記係止縁101と上縁103との間に同じ
く内面の周方向にめぐる係止溝102が形成され
るとともに、上縁103の内面には第7図に示す
ように歯104と切欠105とが交互に内向き列
設される。これに対し上部モールド空胴部24に
おける壁58の下端には、その外周面に前記リン
グ35側の歯104を通過可能な切欠110と、
前記リング側の切欠105を通過可能であるとと
もに歯104とは係合可能な歯106を交互に外
向き列設されるのである。またロツクリング35
の正逆回動のためには、第6図に示すように、下
部モールド空胴部23の壁25側に回動用のため
のシリンダ等の回動部材107が取付けられ、そ
の作動ロツド107aがロツクリング35側に連
結されることにより、ロツクリングの開位置にお
いては、第7図に示すようにリング35側の歯1
04が垂直下降してきた上部モールド空胴部24
の壁58側の切欠110と正対し、リング35側
の切欠105が空胴部24の壁58側の歯106
と正対する位置にあることによつて、壁58の下
端は第8図に示すようにそのままリング35側の
係止溝102内に下降し、次いで回動部材107
の作動ロツド107aによりロツクリング35を
回動させて、リング35側の歯104が壁58側
の歯106上に重なることによつて、ロツクが行
なわれるようにしたものであるが、このロツク手
段は図例のロツクリング35以外の構造を用いる
ことが可能である。またロツクリング35は取付
けの必要上、2つ割りとしている。第6図におけ
る35aはその結合部を示す。
本発明における前記のように閉合ロツクされた
上下モールド空胴部24,23内において、その
内部に位置する上下モールド組立体に対する締付
手段としては、第1図および詳しくは第4,5図
に示すように、プレスベース28上に皿バネ等の
バネ27によつて弾性的に支持した下部モールド
空胴部23における水平台26に、プレス中心に
対して均等配分状に、図例では4個の液圧シリン
ダ組立体48のシリンダ50を設置し、同組立体
48のピストンロツド49を先に述べた下部モー
ルド組立体における下部プラテンサポート30に
取付ボルト50aによつて固定するのである。尚
第4図において示した51は上下モールド12,
14による割りモールド組立体を示している。
上下モールド空胴部24,23内において、その
内部に位置する上下モールド組立体に対する締付
手段としては、第1図および詳しくは第4,5図
に示すように、プレスベース28上に皿バネ等の
バネ27によつて弾性的に支持した下部モールド
空胴部23における水平台26に、プレス中心に
対して均等配分状に、図例では4個の液圧シリン
ダ組立体48のシリンダ50を設置し、同組立体
48のピストンロツド49を先に述べた下部モー
ルド組立体における下部プラテンサポート30に
取付ボルト50aによつて固定するのである。尚
第4図において示した51は上下モールド12,
14による割りモールド組立体を示している。
本発明によるモールド締付けは以下のようにし
て行なわれる。即ち上部モールド空胴部24並び
に上部モールド14のタイヤ加硫成形完了後の開
放に当つては、ロツクリング35を解放方向に回
動させ、そのリング35側の歯104を空胴部2
4の壁58における歯106との係合位置より切
欠110側に移動させてロツクを解放して後、サ
イドフレーム40におけるスクリユ軸42の開放
方向回動により、昇降サポート43が直進上昇す
ることにより、空胴部24並びに上部モールド1
4を完全開放位置に避退させることができる。従
つて開放状態においての、加硫済みタイヤの取出
しは、既知のように中心機構13を操作して、同
タイヤを下部モールド12側より離脱上昇させ、
ブラダの離脱、アンローダによるタイヤの搬出に
よつて支障なく得られるので、次には下部モール
ド12上に新しいグリーンタイヤをタイヤローダ
を介して搬入セツトし、中心機構39を下降させ
てブラダをグリーンタイヤ内面に装填すると共に
ブラダ内にスチーム等の加熱源を供給してタイヤ
のプレシエーンピングを行ないつつ、上部モール
ド空胴部24を下降させて、下部モールド空胴部
23に対する閉合と、下部モールド12に対する
上部モールド14の閉合を行なうが、このさい上
部モールド14が第4図に示すようなトツプモー
ルドとサイドモールドによる組立タイプの場合、
ピストンロツド15によつてモールド体は下方に
押し下げられており、この押下はスクリユ軸42
による空胴部24の下降により上部プラテン46
がトツプモールドの上面に接触するまで維持さ
れ、後は全体が一体に下降し、この下降行程の
時、グリーンタイヤ側も同行下降される。また完
全閉合の直前においては、上部モールド空胴部並
び下部モールド14を下降させるスクリユ軸42
における下方向に働く力F2は、割りモールドが
内側に閉じられるようにピストンロツド15にお
ける下方向に働く力F1よりも大きいものとされ
る。完全閉合とともに上部モールド空胴部24の
下降は停止されるが、このさい同空胴部24の壁
58の下端における歯106は、解放位置にある
ロツクリング35の切欠105に位置するため、
壁58の下端は第8図示のように、ロツクリング
35における係止溝102内に落し込み状に入り
込んだ位置となつている。従つて停止とともに同
リング35をロツク方向に回動させ、歯104、
歯106の係合を介して上下モールド空胴部2
4,23のロツク一体化が得られる。次いで液圧
シリンダ組立体48におけるシリンダ50の、第
4図で示したピストンロツド49下端のヘツドエ
ンド側のスペース59内に高圧の流体圧(液圧)
を供給することによつて、シリンダ50は下方に
バネ27に抗して移動し、同シリンダ50と一体
に下部モールド空胴部23も下方へ移動し、ロツ
クリング35によつてロツクされた上部モールド
空胴部24を下方向に引張ることによつて、モー
ルド組立体51に対する締付力が生じるのであ
り、この加圧下に上下プラテン33,46におけ
る加熱、タイヤ内部における内圧と相まつて、タ
イヤの加硫成形が得られる。また加硫中に何等か
の理由によつてシリンダ組立体48内における液
圧が抜けた時には、第4図において図示されてい
るシリンダ50の上面と下部プラテンサポート3
0の下面との間に存するクリアランスAがゼロと
なる。これはシリンダ50が上下モールド空胴部
23,24内におけるタイヤ加熱加硫用のスチー
ム等の圧力によつて引張り上げられるためであ
る。またモールド高さの調整は、先に述べた上部
モールド空胴部24側の調整ナツト36調整ネジ
筒37における回動上下によつて容易に得られ、
第4図において示した高さBが調整されることに
なる。
て行なわれる。即ち上部モールド空胴部24並び
に上部モールド14のタイヤ加硫成形完了後の開
放に当つては、ロツクリング35を解放方向に回
動させ、そのリング35側の歯104を空胴部2
4の壁58における歯106との係合位置より切
欠110側に移動させてロツクを解放して後、サ
イドフレーム40におけるスクリユ軸42の開放
方向回動により、昇降サポート43が直進上昇す
ることにより、空胴部24並びに上部モールド1
4を完全開放位置に避退させることができる。従
つて開放状態においての、加硫済みタイヤの取出
しは、既知のように中心機構13を操作して、同
タイヤを下部モールド12側より離脱上昇させ、
ブラダの離脱、アンローダによるタイヤの搬出に
よつて支障なく得られるので、次には下部モール
ド12上に新しいグリーンタイヤをタイヤローダ
を介して搬入セツトし、中心機構39を下降させ
てブラダをグリーンタイヤ内面に装填すると共に
ブラダ内にスチーム等の加熱源を供給してタイヤ
のプレシエーンピングを行ないつつ、上部モール
ド空胴部24を下降させて、下部モールド空胴部
23に対する閉合と、下部モールド12に対する
上部モールド14の閉合を行なうが、このさい上
部モールド14が第4図に示すようなトツプモー
ルドとサイドモールドによる組立タイプの場合、
ピストンロツド15によつてモールド体は下方に
押し下げられており、この押下はスクリユ軸42
による空胴部24の下降により上部プラテン46
がトツプモールドの上面に接触するまで維持さ
れ、後は全体が一体に下降し、この下降行程の
時、グリーンタイヤ側も同行下降される。また完
全閉合の直前においては、上部モールド空胴部並
び下部モールド14を下降させるスクリユ軸42
における下方向に働く力F2は、割りモールドが
内側に閉じられるようにピストンロツド15にお
ける下方向に働く力F1よりも大きいものとされ
る。完全閉合とともに上部モールド空胴部24の
下降は停止されるが、このさい同空胴部24の壁
58の下端における歯106は、解放位置にある
ロツクリング35の切欠105に位置するため、
壁58の下端は第8図示のように、ロツクリング
35における係止溝102内に落し込み状に入り
込んだ位置となつている。従つて停止とともに同
リング35をロツク方向に回動させ、歯104、
歯106の係合を介して上下モールド空胴部2
4,23のロツク一体化が得られる。次いで液圧
シリンダ組立体48におけるシリンダ50の、第
4図で示したピストンロツド49下端のヘツドエ
ンド側のスペース59内に高圧の流体圧(液圧)
を供給することによつて、シリンダ50は下方に
バネ27に抗して移動し、同シリンダ50と一体
に下部モールド空胴部23も下方へ移動し、ロツ
クリング35によつてロツクされた上部モールド
空胴部24を下方向に引張ることによつて、モー
ルド組立体51に対する締付力が生じるのであ
り、この加圧下に上下プラテン33,46におけ
る加熱、タイヤ内部における内圧と相まつて、タ
イヤの加硫成形が得られる。また加硫中に何等か
の理由によつてシリンダ組立体48内における液
圧が抜けた時には、第4図において図示されてい
るシリンダ50の上面と下部プラテンサポート3
0の下面との間に存するクリアランスAがゼロと
なる。これはシリンダ50が上下モールド空胴部
23,24内におけるタイヤ加熱加硫用のスチー
ム等の圧力によつて引張り上げられるためであ
る。またモールド高さの調整は、先に述べた上部
モールド空胴部24側の調整ナツト36調整ネジ
筒37における回動上下によつて容易に得られ、
第4図において示した高さBが調整されることに
なる。
本発明の締付装置によれば、その大きな特長と
利点として、下部モールド12の位置を決定する
下部プラテン33側をプレスベース28側に確実
に固定し、下部モールド空胴部23を、前記プラ
テン33と空胴部23との間に介設した液圧シリ
ンダ組立体48によつて下方へ移動自在に弾性的
に支持させることによつて、上下モールドにおけ
る型の同心度、平行度を全く損なうことなく、し
かも下部モールドの下部側からの型加圧が強力か
つ確実に得られるのである。かかるタイヤ加硫機
における割りモールド組立体51として示した上
下モールドの分割閉合と型締めに当つて、従来の
ように上方からビームその他を介して加圧するこ
と、あるいは側方から加圧することは、加圧時に
おける割りモールドの撓みや曲り変形、はみ出し
等がきわめて生じ易いのであり、これらの変形を
防止するためには割りモールドの下部から押上げ
式に直接加圧締着することが有利であり、かつ均
等加圧が得易いのであるが、このため下部プラテ
ン側をプレスベース上に昇降自在に設け、同プラ
テン下面に液圧シリンダのピストンロツドを直接
連結するものでは、高熱環境下における反復上下
は、下モールドの上モールドに対する整合の前提
要件である同心度、平行度を維持することが難し
く、僅かな使用によつて位置の移動、狂い、傾き
等を生じ易く、安定性に欠けるのである。しかも
プラテン側には加熱加硫のための熱源の供給構造
が必須とされ、プラテンと共に移動運動する配管
施設や構造がきわめて面倒で、その強固な設計と
シールの完全とが要求されるため、可動部分にこ
れらをさらすことも不利である。
利点として、下部モールド12の位置を決定する
下部プラテン33側をプレスベース28側に確実
に固定し、下部モールド空胴部23を、前記プラ
テン33と空胴部23との間に介設した液圧シリ
ンダ組立体48によつて下方へ移動自在に弾性的
に支持させることによつて、上下モールドにおけ
る型の同心度、平行度を全く損なうことなく、し
かも下部モールドの下部側からの型加圧が強力か
つ確実に得られるのである。かかるタイヤ加硫機
における割りモールド組立体51として示した上
下モールドの分割閉合と型締めに当つて、従来の
ように上方からビームその他を介して加圧するこ
と、あるいは側方から加圧することは、加圧時に
おける割りモールドの撓みや曲り変形、はみ出し
等がきわめて生じ易いのであり、これらの変形を
防止するためには割りモールドの下部から押上げ
式に直接加圧締着することが有利であり、かつ均
等加圧が得易いのであるが、このため下部プラテ
ン側をプレスベース上に昇降自在に設け、同プラ
テン下面に液圧シリンダのピストンロツドを直接
連結するものでは、高熱環境下における反復上下
は、下モールドの上モールドに対する整合の前提
要件である同心度、平行度を維持することが難し
く、僅かな使用によつて位置の移動、狂い、傾き
等を生じ易く、安定性に欠けるのである。しかも
プラテン側には加熱加硫のための熱源の供給構造
が必須とされ、プラテンと共に移動運動する配管
施設や構造がきわめて面倒で、その強固な設計と
シールの完全とが要求されるため、可動部分にこ
れらをさらすことも不利である。
本発明によれば、下部プラテン33は常にプレ
スベース28上に安定確実に固定され、下部モー
ルド空胴部23側を弾性支持のもとに昇降させる
ので、空胴部引下げ方式による下部モールドより
の直接加圧としてきわめて有利である。即ちこれ
によつて上下モールド12,14の整合性は完全
化され、両モールドにおける同心度、平行度は高
精度に維持され、型の撓み、変形曲り、位置寸法
の狂いやはみ出しをなくし、加硫精度を著しく向
上できる。このさい下方への下部モールド引き下
げ分を予じめ上方に浮かして置くために、皿バネ
等のバネ27を介して下部モールド空胴部23を
プレスベース28上に浮上支持させるため、下部
プラテン33と空胴部23間に設ける液圧シリン
ダ組立体48における締付けのための必要ストロ
ークも5〜10mm程度のようにきわめて短かくて済
み、コンパクトでプレスベースの下方空間に著し
く突出する必要なく、プレスベース28の下方空
間を広く残して、必要配管構造の施工、設置も容
易であるし、シリンダ組立体48側に特別の冷却
構造を設ける必要なく、下部プラテン33側への
必要配管施工や保守も、同プラテンが固定のため
容易である。装置必要構造としても実施例のよう
に比較的簡単で済み、この種タイヤ加硫機用の締
付装置として優れたものである。
スベース28上に安定確実に固定され、下部モー
ルド空胴部23側を弾性支持のもとに昇降させる
ので、空胴部引下げ方式による下部モールドより
の直接加圧としてきわめて有利である。即ちこれ
によつて上下モールド12,14の整合性は完全
化され、両モールドにおける同心度、平行度は高
精度に維持され、型の撓み、変形曲り、位置寸法
の狂いやはみ出しをなくし、加硫精度を著しく向
上できる。このさい下方への下部モールド引き下
げ分を予じめ上方に浮かして置くために、皿バネ
等のバネ27を介して下部モールド空胴部23を
プレスベース28上に浮上支持させるため、下部
プラテン33と空胴部23間に設ける液圧シリン
ダ組立体48における締付けのための必要ストロ
ークも5〜10mm程度のようにきわめて短かくて済
み、コンパクトでプレスベースの下方空間に著し
く突出する必要なく、プレスベース28の下方空
間を広く残して、必要配管構造の施工、設置も容
易であるし、シリンダ組立体48側に特別の冷却
構造を設ける必要なく、下部プラテン33側への
必要配管施工や保守も、同プラテンが固定のため
容易である。装置必要構造としても実施例のよう
に比較的簡単で済み、この種タイヤ加硫機用の締
付装置として優れたものである。
第1図は本発明を実施する2モールドタイプの
タイヤ加硫機における半部縦断正面図、第2図は
同側面図、第3図は同平面図、第4図は本発明締
付装置実施例の縦断正面図、第5図は第4図5―
5線断面図、第6図は第1図6―6線断面図、第
7図は同ロツク構造要部の平面図、第8図は第6
図の8―8線断面図である。 28……プレスベース、23……下部モールド
空胴部、24……上部モールド空胴部、13,3
9……中心機構、35……ロツクリング、27…
…バネ、48……液圧シリンダ組立体、49……
ピストンロツド、50……シリンダ、30……下
部プラテンサポータ、31……連結支持棒、33
……下部プラテン、46……上部プラテン、12
……下モールド、14……上部モールド。
タイヤ加硫機における半部縦断正面図、第2図は
同側面図、第3図は同平面図、第4図は本発明締
付装置実施例の縦断正面図、第5図は第4図5―
5線断面図、第6図は第1図6―6線断面図、第
7図は同ロツク構造要部の平面図、第8図は第6
図の8―8線断面図である。 28……プレスベース、23……下部モールド
空胴部、24……上部モールド空胴部、13,3
9……中心機構、35……ロツクリング、27…
…バネ、48……液圧シリンダ組立体、49……
ピストンロツド、50……シリンダ、30……下
部プラテンサポータ、31……連結支持棒、33
……下部プラテン、46……上部プラテン、12
……下モールド、14……上部モールド。
Claims (1)
- 1 プレスベース、該ベース上に対向設置される
下部モールド空胴部並びに該空胴部に向つて垂直
方向移動自在な上部モールド空胴部、上下モール
ド空胴部の各中心に配置される中心機構、上下モ
ールド空胴部の機械的ロツク手段、下部モールド
の下部に直接作動する型加圧手段を有するタイヤ
加硫機において、前記下部モールド空胴部をプレ
スベースに対して弾性的に支持する手段、下部モ
ールド空胴部内の下部モールドをプレスベースに
対して固定する手段、前記下部モールド空胴部と
下部モールドとの間に介在する型加圧手段とを具
備したことを特徴とするタイヤ加硫機のモールド
締付装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58012334A JPS59138432A (ja) | 1983-01-27 | 1983-01-27 | タイヤ加硫機のモ−ルド締付装置 |
US06/572,254 US4563139A (en) | 1983-01-27 | 1984-01-20 | Mold clamping mechanism for tire curing machines |
KR1019840000327A KR860000718B1 (ko) | 1983-01-27 | 1984-01-26 | 타이어 가황기의 모울드 체결장치 |
EP84300487A EP0115431B1 (en) | 1983-01-27 | 1984-01-26 | Mold clamping mechanism for a tire curing press |
DE8484300487T DE3464552D1 (en) | 1983-01-27 | 1984-01-26 | Mold clamping mechanism for a tire curing press |
US06/766,356 US4686129A (en) | 1983-01-27 | 1985-08-16 | Mold clamping mechanism for tire curing machines |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58012334A JPS59138432A (ja) | 1983-01-27 | 1983-01-27 | タイヤ加硫機のモ−ルド締付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59138432A JPS59138432A (ja) | 1984-08-08 |
JPH0124050B2 true JPH0124050B2 (ja) | 1989-05-10 |
Family
ID=11802401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58012334A Granted JPS59138432A (ja) | 1983-01-27 | 1983-01-27 | タイヤ加硫機のモ−ルド締付装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US4563139A (ja) |
EP (1) | EP0115431B1 (ja) |
JP (1) | JPS59138432A (ja) |
KR (1) | KR860000718B1 (ja) |
DE (1) | DE3464552D1 (ja) |
Cited By (1)
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