JP3354752B2 - タイヤ加硫金型組立体 - Google Patents

タイヤ加硫金型組立体

Info

Publication number
JP3354752B2
JP3354752B2 JP17363195A JP17363195A JP3354752B2 JP 3354752 B2 JP3354752 B2 JP 3354752B2 JP 17363195 A JP17363195 A JP 17363195A JP 17363195 A JP17363195 A JP 17363195A JP 3354752 B2 JP3354752 B2 JP 3354752B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
tire vulcanizing
tire
plate
vulcanizing mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17363195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08192428A (ja
Inventor
暢彦 入江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP17363195A priority Critical patent/JP3354752B2/ja
Publication of JPH08192428A publication Critical patent/JPH08192428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3354752B2 publication Critical patent/JP3354752B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に装着す
る空気タイヤの加硫設備に適用するタイヤ加硫金型組立
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のタイヤ加硫プレスでは、タイヤ金
型を閉じた状態でタイヤ内方に加熱加圧媒体を導入して
行う加硫の反応時間と、未加硫タイヤの搬入、整形(S
haping)、及び加硫済タイヤの取出しを行うため
の時間とを比べると、後者の方が非常に短かく、そのた
め、タイヤ搬出入等のために金型を開閉する金型開閉装
置やタイヤ搬出入装置の稼働率が悪い。
【0003】この稼働率を改善するために、複数の金型
を跨いで金型開閉装置を走行させる等の改善策が既に提
案されているが、加熱加圧媒体の圧力により生じる金型
を開かせようとする力に抗して金型を開かないようにし
ておく対策の方が高価につきまた、金型開閉装置走行方
式のものでは、加硫タイヤ仕様変更に伴なう金型交換作
業時等に待時間を生じるとともに、危険が伴なうという
問題があって、実用化されていない。
【0004】本件出願人は、この問題点を改善するため
に、タイヤ加硫時、タイヤ内方に導入される高温高圧の
加熱加圧媒体(蒸気、蒸気+イナートガス、または温
水)の圧力により、タイヤ金型を開かせようとする力を
金型内部で相殺して、加硫中、タイヤ金型を開かないよ
うに金型外から締付けておくことを必要としないタイヤ
加硫用割金型装置とこれを適用する加硫設備とを既に提
案した(特願平6−122661号明細書参照)。
【0005】この加硫設備を図17、図18により説明
すると、加硫ステーション1(1a及び1b)は、複数
のタイヤ加硫用金型M(Ma、Mb、Mc、・・・・)
を載架する複数の金型台5(5a、5b、5c、・・
・)からなり、各金型台5には、図示を省略した金型移
動手段(例えばシリンダ駆動のプッシャ)、必要に応じ
て加熱加圧媒体補充手段並びに配管等が設けられてい
る。
【0006】金型開閉ステーション2(2a及び2b)
は、公知のタイヤ加硫機に類似(差異は後記)の金型開
閉装置6(6aと6b)と、タイヤ金型から加硫済タイ
ヤを搬出する公知のアンローダ7(7aと7b)と、タ
イヤ加硫用金型に未加硫タイヤを搬入する公知のローダ
8(8aと8b)とからなり、必要に応じて加硫済タイ
ヤ搬送用コンベヤ9(9aと9b)、未加硫タイヤ用ラ
ック10(10aと10b)等が設けられる。
【0007】金型運搬台車は、床面に固定されたレール
4と、同レール4により案内されて駆動装置(図示せ
ず)により走行する台車3(3a、3b)とからなり、
金型交換ステーションは、被加硫タイヤの仕様変更に伴
なうタイヤ加硫用金型内のトレッド型、サイドウォール
型等の交換や消耗品であるブラダの交換等を行う金型交
換テーブル11と、これらの交換作業に必要な金型開閉
手段とを具えている。
【0008】次に図19〜図21によりタイヤ加硫機用
割金型装置を説明すると、図19は、未加硫タイヤTが
搬入されて、タイヤ加硫用金型が閉じて、ブラダBを介
してタイヤTの内方に加熱加圧媒体が導入されて、加硫
が開始された状態を示している。101がタイヤ加硫用
金型Mの基板で、同基板101は、金型開閉装置6aの
フレーム6e上に水平方向への滑動を可能に載架されて
おり、公知のロック装置(図示せず)によりフレーム6
eに固定されている。
【0009】103が硬質断熱材102を介して基板1
01に固定した下円板(本例では、加熱加圧媒体通路を
設けて、熱板に兼用しているが、下円板103から独立
した従来公知の熱板を下円板103の下側に取付けても
よい)、105が下円板103に固定した下サイドウォ
ール型、106が下サイドウォール型105の円周円筒
面を係合する外周面を持った下ビードリングで、円筒体
120の中央外周部に形成したフランジ120aにクラ
ンパ108により着脱自在に組付けられており、下ビー
ドリング106にボルト締めしたブラダ押え107と下
ビードリング106との間にブラダBの下端部が挟持さ
れている。
【0010】前記円筒体120は、図示のように基板1
02に固定してもよいし、下円板103あるいは下円板
下側の独立熱板に固定してもよい。109が周方向に複
数に分割されたトレッド型で、閉時には、外周面が実用
上の円錐面を形成し、下円板103の外周部に形成した
フランジ103b上に固定した受圧板104上を滑動自
在なセグメント110の内周面にトレッド型109がボ
ルト締めされている。
【0011】111がセグメント110の外周面に係合
する円錐面を内周部に形成したアウターリングで、同ア
ウターリング111には、セグメント110の円錐外周
面に上下方向に形成したT溝110aに係合して滑動可
能なT棒111aがアウターリング111の内周円錐面
に固定されている。また上円板114の外周部に半径方
向に伸びる複数のアーム114aに半径方向への滑動自
在に組付けられたスライドガイド115がセグメント1
10の上面に固定されており、上円板114とアウター
リング111とが軸芯方向に相対的に昇降すると、トレ
ッド型109がセグメント110を介して半径方向に移
動して、拡縮されるとともに、トレッド型109の閉時
には、セグメント110の上端部及び下端部に形成した
爪110b、110cが上円板114及び下円板103
の外周部に形成した爪114b、103aに係合し、ト
レッド型109の開時には、上記爪110bと上記爪1
14b、110cと上記爪103aとの係合が解除され
る。
【0012】113が上円板114(本例では、加熱加
圧媒体通路を設けて、熱板に兼用しているが、上円板1
14から独立した公知の熱板を上円板114の上側に取
付けてもよい)に固定した上サイドウォール型、116
が上サイドウォール型113にボルト締めした上ビード
リングである。121が上記円筒体120に昇降(滑
動)可能に嵌挿したセンターポスト、122がセンター
ポスト121の下端部に一体的に取付けて外周面が円筒
体120の内周面を滑動するブッシュ、123が円筒体
120の上端部に挿入して内周面がセンターポスト12
1を滑動するパッキン、124がパッキン123の抜け
止めであり、センターポスト121の下端部に形成した
凹部121aには、センターポスト昇降シリンダ(図示
せず)のロッドの先端に組付けた自動連結手段が挿入さ
れ、センターポスト121の上端部には、キャップ12
5がピン126により固定されている。
【0013】118がキャップ125にボルト締めした
フランジ、117がフランジ118にボルト締めしたブ
ラダ押えで、フランジ118の外周部とブラダ押え11
7との間にブラダBの上端部が挟持されており、上記セ
ンターポスト昇降シリンダの作動によりブラダBの両端
部が接近、離間する。なお上記円筒体120には、ブラ
ダBを介してタイヤTの内方に加熱加圧媒体を導入する
複数のノズル127aを有するノズルリング127が固
定され、ノズル127aに連通する加熱加圧媒体通路1
20c、加熱加圧媒体排出通路120dが形成されてお
り、これらの通路120c、120dと金型装置外管路
とを接続する逆止弁付クイックカプラ128、129が
これらの通路120c、120dの出口部に取付けられ
ている。
【0014】130がカバープレートで、同カバープレ
ート130は、その外周部がスペーサリング112及び
硬質断熱材131を介してアウターリング111にボル
ト締めされている。132が上円板114に固定したス
ペーサ、119a、119b、119cが軟質の保温材
である。上円板114とカバープレート130とのロッ
ク手段は、上円板114にボルト締めした内リング13
8と、カバープレート130の内周部にブッシュ133
を介して回転可能に組付けた外リング134と、外リン
グ134の内周と内リング138の外周とに形成され且
つ外リング134の回転角度如何により係合または軸芯
方向に通過可能な複数対の爪134a、138aと、後
記揺動回転装置とにより構成されている。
【0015】なお136は外リング134に固定した抜
け止めである。図20、図21の140が金型開閉装置
6aの支柱部に昇降(滑動)可能に組付けたアーム6c
に固定したボルスタープレートで、昇降シリンダ6dの
作動により昇降する。141がボルスタープレート14
0とカバープレート130とを着脱する公知の着脱装
置、135がボルスタープレート140に固定したプッ
シャ、142が一端をボルスタープレート140に固定
した複数のロッド、143がロッド142の他端にボル
ト締めした金型開閉シリンダ、144が金型開閉シリン
ダ143のロッド143aの先端に固定した延長ロッ
ド、146が延長ロッド144に回転(滑動)可能に組
付けたスリーブ、145がスリーブ146の上端内方に
ねじ込んだブッシュである。
【0016】上記金型開閉シリンダ143と上記上円板
114とを連結する連結手段は、延長ロッド144と、
ブッシュ145と、スリーブ146と、内リング138
に一体的に取付けた連結ロッド139と、連結ロッド1
39の外周上部とスリーブ146の内周下部とに形成し
てスリーブ146の回転角度如何により係合または軸芯
方向に通過可能な複数対の爪139a、146bとによ
り構成されている。
【0017】148がレバーで、同レバー148は、先
端がフォーク状に形成され、ピン149を介してボルス
タープレート140に回転可能に組付けられ、同レバー
148の他端とボルスタープレート140との間には、
シリンダ150が組付けられており、同シリンダ150
の作動によりレバー148がピン149を中心に揺動す
る。
【0018】147がスリーブ146から外方に伸びる
アーム146cに固定したロッドで、同ロッド147
は、スリーブ146と平行である。そして同ロッド14
7が上記レバー148の先端フォーク部に形成したU字
溝に挿入され、スリーブ146の外周に軸芯と平行に形
成したキー溝146aにアーム137の先端が挿入さ
れ、同アーム137が外リング134に固定されてお
り、シリンダ150が作動して、レバー148が揺動す
ることにより、スリーブ146が回転するとともに、ス
リーブ146とアーム137とを介して外リング134
も回転する。
【0019】この回転により、爪134a、138aの
組が係合状態にあるときは、爪139a、146bの組
が通過可能(解除状態)になり、爪134a、138a
の組が通過可能(解除状態)にあるときは、爪139
a、146bの組が係合状態になるようになっている。
また前記プッシャ135はボルスタープレート140の
着脱装置141とカバープレート130とが当接してい
る状態では、前記プッシャ135がカバープレート13
0の内周部分を下方に押し下げて、弾性変形させ、前記
上円板114に固定されたスペーサ132に当たって、
変形量を規制するようになっている。
【0020】そして外リング134が回転されるときに
は、外リング134の内周部の爪134aと内リング1
38の外周爪138aの高さ方向に隙間を有して容易に
回転できる一方、回転させて、前記爪134aと爪13
8aとが係合状態になるようにして後、前記ボルスター
プレート140を上昇させて、爪134aと爪138a
とが当接したときには、前記カバープレート130の下
方変位量の大半が残され、同カバープレート130がバ
ネ体として作用して、アウターリング111、セグメン
ト110、上円板114の相対移動を内部相殺するよう
になっている。
【0021】即ち、タイヤ内部の内圧力がトレッド金型
109、セグメント110の半径方向に力を発生し、こ
の力がアウターリング111の傾斜面で上向きの力に変
換され、アウターリング111がセグメント110に対
して上方向へ移動しようとする動きを前記カバープレー
ト130の下向きの弾性変形力が阻止するようになって
いる。
【0022】前記図17〜図21に示したタイヤ加硫設
備及びタイヤ加硫機用割金型装置の作用は、次の通りで
ある。図19及び図21は、加硫ステーション1aの金
型台5aにあったタイヤ加硫用金型Ma内でタイヤの加
硫が終了し、金型運搬台車3aにより、タイヤ加硫用金
型Maが金型開閉ステーション2aの金型開閉装置6a
内に搬入し終わった状態を示している。
【0023】このとき、爪134a、138aの組は、
係合状態にあり、爪139a、146bの組は、通過可
能の状態にある。この状態から、先ずシリンダ6dを作
動させて、アーム6cを下降させ、着脱装置141によ
り、カバープレート130とボルスタープレート140
とを連結するとともに(図20参照)、プッシャ135
がカバープレート130を下方に変形させ、爪134a
と爪138aとの係合面間に隙間を作る。また加熱加圧
媒体通路120c、120dをクイックカプラ128、
129を介して金型外配管(図示せず)に接続する。
【0024】次いで切換弁(図示せず)を作動させて、
タイヤT内の加熱加圧媒体を排出し、タイヤT内の圧力
が充分に降下したことを確認したら、シリンダ150を
作動させ、爪139a、146bの組を係合させて、上
円板114とシリンダ143のロッド143とを連結す
るとともに、爪134a、138aの組を通過可能の状
態にして、ロックを解除する。
【0025】次いで公知のようにシリンダ143を上円
板114の押下げ方向に作動させるとともに、シリンダ
6dをボルスタープレート140の上昇方向に作動させ
る。そうすると、トレッド型109がタイヤTから引き
剥がされて、拡径するとともに、爪110bと爪114
b、爪103aと爪110cとの係合が解除され、さら
にボルスタープレート140が上昇して、シリンダ14
3がストロークエンドに達すると、爪139a、146
bが係合しているので、上円板114が引き上げられ
て、タイヤ加硫用金型が開く。
【0026】次いで加硫済タイヤTをタイヤ加硫用金型
外へ搬出して、次に加硫されるべきタイヤを搬入し、次
いでシリンダ6dを逆方向に作動させて、タイヤ加硫用
金型を閉じる。そうすると、先ず上円板114に吊架さ
れたセグメント110が受圧板104に当接し、それか
らはシリンダ143が押し戻されながら、ボルスタープ
レート140を介してアウターシリンダ110が下降し
て、トレッド型109が縮径して、タイヤ加硫用金型が
閉じ、さらにプッシャ135がカバープレート130を
下方に撓ませる。
【0027】この間、タイヤTの内方には、整形用圧力
気体が導入され、トレッド型109の縮径の最終段階で
は、爪110bと爪114b、爪103aと爪110c
とが係合する。かくしてタイヤ加硫用金型が閉じ終わ
り、シリンダ143の作動を停止させるとともに、シリ
ンダ150を逆方向に作動させ、爪134a、138a
の組みを係合状態にして、カバープレート130と上円
板114とをロックするとともに、爪139a、146
bの組を通過可能の状態にし、ボルスタープレート14
0が上昇し、前記爪134aと爪138aとが係合当接
する。次いでタイヤの内方に加熱加圧媒体を導入して、
加硫工程に入る。
【0028】このとき、加熱加圧媒体の圧力によるサイ
ドウォール型105、113を離間させようとする力
が、上円板114、爪114b、110b、セグメント
110、爪110c、103a、下円板103を介して
金型装置内で相殺される。またトレッド型109を拡径
させようとする半径方向の力が、セグメント110を介
してアウターリング111内で相殺されるとともに、セ
グメント110とアウターリング111との間に介在す
る滑動傾斜面により生じる上記半径方向力の垂直分力、
即ち、アウターリング111を浮き上がらせようとする
力が、スペーサリング112、硬質断熱材131、カバ
ープレート130及びカバープレート130の弾性復帰
力、外リング134、爪134a、138a、内リング
138、上円板114、爪114b、110bを介して
金型装置内で相殺される。
【0029】従ってもはやボルスタープレート140を
介して金型装置を外力で押さえておく必要がなく、着脱
装置141を解放し、シリンダ6dを作動させて、アー
ム6cを上昇させてから、前記と逆の手順で金型装置を
加硫ステーションの所定位置に移動させて、加硫を続行
する。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】前記タイヤ加硫設備
は、割金型装置(通称セクショナルモールドコンテナー
或いはセグメンタルモールドコンテナー)の使用を前提
としている。また本件出願人が既に提案した図10に例
示するセルフロック形式の割金型装置の使用を前提とし
ている。
【0031】前記タイヤ加硫設備そのものは、省スペー
ス、製造コストの低減、工場の自動化等に顕著な効果を
有する。そして従来のタイヤ加硫金型(セクショナルモ
ールドコンテナーに組み付けて使用するタイヤ加硫金
型)をそのまま使用できるものの、割金型装置を新に準
備する必要があって、より経済的な加硫設備という観点
からは不都合がある。
【0032】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、本件出願人が既に提案
したタイヤ加硫設備に使用でき、交換作業を自動化で
き、タイヤ内圧力に抗して型開きを阻止できるタイヤ
加硫金型組立体を提供しようとする点にある。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、タイヤ加硫金型の上金型外周部に設け
た上部フランジ若しくは上金型を取り付けるプレートの
外周部に設けた上部フランジと、下金型を昇降可能に組
み付けるプレートの外周部に設けた下部フランジと、上
記各フランジのうち一方のフランジに回転可能に組み付
けるとともに他方のフランジに着脱可能に係合したロッ
クリングとを有するタイヤ加硫金型組立体において、前
記下部プレートの下部に加圧装置の一端部を着脱可能に
取り付け、同加圧装置の他端部に出力棒を、前記下部プ
レート部を貫通して前記下金型に当接するように且つ非
加圧作動時には同加圧装置に引き込めるように進退可能
に取り付けて、前記タイヤ加硫金型を閉鎖して前記ロッ
クリングにより前記各フランジ部を連結したときにタイ
ヤ加硫金型の内部圧力による型開き力を封じるように構
成している。(請求項1)。
【0034】前記請求項1記載のタイヤ加硫金型組立体
において、ロックリングに設けた突起片と同突起片に着
脱可能なロックリングの回転駆動機構とを具えるように
してもよい(請求項2)。前記請求項1記載のタイヤ加
硫金型組立体において、タイヤ加硫金型組立体を設置す
る架台と、同架台に前記加圧装置を支持する弾性支持体
とを具えるようにしてもよい(請求項3)。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)次に本発明のタイヤ加硫金型組立体を
図1〜図5に示す第1実施形態により説明する。図1
は、第1実施例のタイヤ加硫金型組立体を適用するタイ
ヤ加硫設備の平面図である。
【0040】図2は、図1の矢視a−a線に沿う側面図
である。図3は、本発明のタイヤ加硫金型組立体(通称
セクショナルモールドコンテナーを内蔵する形式のタイ
ヤ加硫金型組立体)(第1実施例)を図2の矢印A方向
からみた側面図で、図3のうち、左半分は、加圧装置に
よる加圧が行なわれてタイヤTがブラダーBを介して加
硫されている時の状態を示し、右半分は、金型の交換或
いはブラダーの交換等のために金型組立体が移動する時
の状態を示している。
【0041】図4は、図3のタイヤ加硫金型組立体の平
面図で、一部を切除している。図5は、図2の矢印A方
向からみた本発明のタイヤ加硫金型組立体(通称ツーピ
ースモールド或いは2分割モールドを内蔵する形式のタ
イヤ加硫金型組立体)の縦断側面図で、図5のうち、左
半分は、加圧装置により加圧されてタイヤTがブラダー
Bを介して加硫されている時の状態を示し、右半分は、
金型の交換或いはブラダーの交換等のためにタイヤ加硫
金型組立体が移動する時の状態を示している。
【0042】なおブラダー操作用中心機構は、本件出願
人が既に提案した前記(2)のタイヤ加硫用割金型装置
で詳述したので、図示を省略している。また割金型開閉
装置機構も、前記(2)のタイヤ加硫用割金型装置で詳
述したので、図示を省略している。先ずタイヤ加硫設備
の全体を図1、2により説明すると、1が加圧装置及び
ブラダー操作用中心機構等を内装したベース、M
(M1 、M2 ・・・)がベース1の上面に設置された複
数組のタイヤ加硫金型、2が各タイヤ加硫金型Mに並行
設置された軌道で、同軌道2がベース1の上面に固定さ
れている。
【0043】3が軌道2上を走行する金型開閉装置、2
0が金型開閉装置3の走行フレーム、24が走行フレー
ム20に固定された金型昇降シリンダで、同金型昇降シ
リンダ24のピストンロッドの下端部が走行フレーム2
0に昇降可能に取付けられたアーム21に固定され、同
アーム21には、上部中心機構23が内装されるととも
に金型着脱装置22が取付けられている。
【0044】4が軌道2上を走行するアンローダ、4a
がアーム、4bが同アーム4aの先端部に組付けたタイ
ヤ把持機構で、アーム4aがアンローダ4の走行フレー
ムに昇降可能に且つ揺動可能に取付けられている。同ア
ンローダ4は、軌道2上を走行する点を除けば、公知の
アンローダと同じである。5が軌道2上を走行するロー
ダ、5aがアーム、5bが同アーム5aの先端部に組付
けたタイヤ把持機構で、アーム5aがローダ5の走行フ
レームに昇降可能に且つ揺動可能に取付けられている。
同ローダ5は、軌道2上を走行する点を除けば、公知の
ローダと同じである。
【0045】なお本実施例では、軌道2が金型開閉装置
3とアンローダ4とローダ5とに共用になっているが、
専用にしてもよい。6は本件出願人が既に提案した前記
タイヤ加硫設備で詳述した未加硫タイヤ供給装置、7が
タイヤインフレート用エア切換弁等を内装した加硫済タ
イヤ把持膨張冷却装置(PCI)用ベース、P(P1
2 ・・・)が加硫済タイヤ把持膨張冷却装置用ベース
7に着脱自在に取付けられた複数の加硫済タイヤ把持膨
張冷却装置で、加硫済タイヤ把持膨張冷却装置P
(P1 、P2 ・・・)は、ベース7に着脱自在に取付け
られている点を除けば、公知の加硫済タイヤ把持膨張冷
却装置と類似である。
【0046】8がベース7に固定された軌道、9が軌道
8上を走行する加硫済タイヤ把持膨張冷却装置用アンロ
ーダ、10が同アンローダ9の走行フレームで、同走行
フレーム10の一側面には、ロックハウジング昇降装置
10aが昇降可能に取付けられ、同ロックハウジング昇
降装置10aの先端部には、ロックハウジング着脱装置
10bが取付けられ、上記走行フレーム10の他側面に
は、アーム10cが昇降可能に且つ揺動可能に取付けら
れ、同アーム10cの先端部には、タイヤ把持機構10
dが取付けられている。11が加硫済タイヤ送出用ベル
トコンベア、12が加硫済タイヤ把持膨張冷却装置P
(P1 、P2 ・・・)で使用するリングの保管装置であ
る。
【0047】次に図3〜図5によりタイヤ加硫金型組立
体を具体的に説明する。割金型装置は、上サイド金型1
00と、下サイド金型101と、分割されたトレッド金
型102と、同トレッド金型102を取付けたセグメン
ト103と、同セグメント103を揺動可能にするアウ
ターリング104とにより構成されている。
【0048】前記上サイド金型100は、プレート10
5に対して相対的に昇降可能にされており、簡略的に図
示した上部中心機構23により駆動される。また前記ア
ウターリング104が前記プレート105にボルト等に
より連結されている。前記プレート105の外周部に
は、フランジ105aが設けられている。このフランジ
105aには、ロックリング106が回転可能に取付け
られ、リング106の下部106aが歯形付になってい
て、下部プレート107の下部フランジ107aの歯形
に係合可能になっている。
【0049】同下部プレート107は、ベース1上に設
けられたローラ115、116により案内されるととも
に、公知な固定装置(図示せず)により所定位置でベー
ス1に対して固定される。下サイド金型101は、加圧
板108に取り付けられ、同加圧板108の中央筒部1
08aは、前記下部プレート107の中央部107bに
より昇降可能に案内される。また前記加圧板108の適
所に垂設したロッド109がばね110を介して前記加
圧板108を下方に引張るように組込まれている。
【0050】また前記下部プレート107と加圧板10
8の間には、ストッパー111が設けられ、同ストッパ
ー111により前記ロッド109による下方移動が適正
量に規制されるようになっている。この適正量とは、前
記加圧板108が下降してストッパー111上に安置さ
れた時に前記ロックリング106を回転させるのに必要
最少限の隙間を与える量である。勿論、この量は、内装
される金型の熱膨張量も加味して決定される。
【0051】前記下プレート107の下面適所には、T
字型溝を有するプロック112が設けられ、同プロック
112が加圧シリンダ113の上部フランジ113aに
係脱自在になっている。前記ブロック112のT字型溝
の向きは、タイヤ加硫金型組立体Mが移動する時、加圧
シリンダ113が障害にならない向きになっている。
【0052】前記加圧シリンダ113のロッド部113
bは、伸長時には前記下プレート107の貫通孔107
bを通過して前記加圧板108に当接するように且つ引
込時にはタイヤ加硫金型組立体の移動を阻げないように
なっている。また加圧シリンダ113は、下端部がばね
等の弾性体114によりベース1上に支持されている。
【0053】このような構造にすれば、加圧シリンダ1
13のロッド113bの全体が引込んだ状態とした時、
加圧シリンダ113が図3の右半部のようにタイヤ加硫
金型組立体の移動を阻げることない。また金型押圧時に
は、反力がフランジ113a→ブロック112→下部プ
レート107へ伝えられて、ロックリング106が連結
状態になっていれば、内装した金型が押圧閉鎖される。
【0054】前記ロックリング106の適所には、突出
したアーム106aがあり、同アーム106aの先端部
には、ローラ106bがある。またベース1側の適所に
は、シリンダ117により移動可能なブロック118あ
り、このブロック118の凹部にローラ106bが嵌合
するようになっている。従って前記ローラ115により
案内されて進入してきたタイヤ加硫金型組立体Mのロッ
クリング106のローラ106bがブロック118に係
合可能であり、係合状態でシリンダ117を駆動すれ
ば、ローラ106bを介してリング106が回転して、
前記リングの歯形部106aと前記下部プレートの歯形
部107aとの係脱が可能になっている。
【0055】次に前記タイヤ加硫金型組立体の作用を具
体的に説明する。 (1)タイヤ加硫金型組立体Mが金型交換場所(図示せ
ず)からタイヤ加硫設備へ公知の方法により運搬されて
くる。 (2)この時、タイヤ加硫金型組立体Mを設置する場所
の加圧シリンダ(加圧装置)113の出力軸は完全に引
込まれている。また係合部もタイヤ加硫金型組立体Mの
進入に都合良く浮いた状態(図3の右半部参照)(図5
の右半部参照)のようになっている。 (3)タイヤ加硫金型組立体Mが所定位置に停止して、
公知の方法により固定される。この時、ロックリング1
06回転駆動部も係合する(図4参照)。 (4)金型開閉装置3が、受入れたタイヤ加硫金型組立
体Mの位置へ移動してきて連結するとともに、ロックリ
ング106の回転駆動機構が作用して、タイヤ加硫金型
組立体Mを開く準備が完了する。 (5)次いでタイヤ加硫金型組立体Mが開かれ、生タイ
ヤが供給されて、タイヤ加硫金型組立体Mが閉じられ
る。 (6)ロックリング106が連結状態にされ、加圧シリ
ンダ113の出力軸が伸長方向に作動して、タイヤ加硫
金型組立体Mが押圧されるとともに、加圧シリンダ11
3の係合部も係合状態にされて(図3の左半部参照)
(図5の左半部参照)、タイヤ加硫金型組立体Mが押
圧、閉鎖される。 (7)加圧シリンダ113による押圧が開始されると、
金型開閉装置3は、連結を解除し、他の金型位置へ移動
して、所定の作業が行われる。その後の適当な時期に当
該金型位置へ戻される。 (8)加硫が終了すると、加圧シリンダ113の出力軸
が加圧状態によりも若干引込まれ、タイヤ加硫金型組立
体Mの押圧、閉鎖が解除されるとともに、ロックリング
106がが回転可能状態にされる。 (9)ロックリング106が回転されて、金型開閉装置
3に連結され、タイヤ加硫金型組立体Mが開かれて、完
成タイヤの取り出しと生タイヤの供給とが順次行われ
る。 (10)生タイヤを供給した後、タイヤ加硫金型組立体
Mが閉じられ、ロックリング106が再び連結状態にさ
れ、加圧シリンダ113の出力軸が伸長方向にされて、
タイヤ加硫金型組立体Mを押圧するとともに、加圧シリ
ンダ113の係合部も係合状態にされて、タイヤ加硫金
型組立体Mが押圧、閉鎖される。
【0056】以下、同様の作用が繰り返し行われて、タ
イヤ加硫金型組立体Mまたはブラダー交換の際は、加圧
シリンダ113の出力軸が完全に引込まれ、取り外され
て、運搬される。図5に示すタイヤ加硫金型組立体(通
称ツーピースモールド或いは2分割モールドを内蔵する
形式のタイヤ加硫金型組立体)の作用も全く同様なの
で、詳細な説明は省略する。
【0057】以上のタイヤ加硫金型組立体によれば、
(1)従来のタイヤ加硫金型を新たに割金型装置を準備
しなくても、本件出願人が既に提案したタイヤ加硫設備
に使用可能になる。(2)金型交換またはブラダー交換
等のためにタイヤ加硫位置から取り外して移動する時、
ロックリングの駆動装置及び加圧装置が自動的に連結解
除されて、交換作業が自動化される利点がある。
【0058】(第2実施形態〜第4実施形態)次に本発
明のタイヤ加硫金型組立体を図6〜図10に示す第2実
施形態、図11に示す第3実施形態、図12〜図16に
示す第4実施形態により説明する。図6は、第2実施形
態のタイヤ加硫金型組立体を適用するタイヤ加硫設備の
一例を示す平面図である。
【0059】図7は、図6の矢視a−a線に沿う側面図
である。図8は、本発明のタイヤ加硫金型組立体の第2
実施形態を示す縦断側面図で、左半部は、本タイヤ加硫
金型組立体に所定の型締め力を与えた加硫中の状態を示
し、右半部は、金型開閉装置により型閉鎖直後の且つ所
定型締め開始前の状態を示している。
【0060】図9は、同タイヤ加硫金型組立体の平面図
である。図10は、図9の加圧制御装置Pの系統図であ
る。図11は、本発明のタイヤ加硫金型組立体の第3実
施形態を示す縦断側面図である。図12は、本発明のタ
イヤ加硫金型組立体の第4実施形態を示す縦断側面図で
ある。
【0061】図13は、同第4実施形態のロックリング
作動機構を示す平面図である。図14は、同第4実施形
態の金型開閉装置の割金型操作装置を示す縦断側面図で
ある。図15は、同第4実施形態の加圧ピストン板の加
圧室への圧力流体給排装置を示す縦断側面図である。
【0062】図16は、図15の圧力流体給排装置の逆
止弁の開状態を示す縦断側面図である。先ずタイヤ加硫
設備の全体を図6、図7により説明する。加硫ステーシ
ョン1’(1a’及び1b’)は、複数のタイヤ加硫金
型(Ma、Mb、Mc、・・・)を載架する複数の金型
台5’(5a’、5b’、5c’、・・・)からなり、
各金型台5には、図示を省略した金型移動手段(例えば
シリンダ駆動のプッシャ)、必要に応じて加熱加圧媒体
補充手段、配管等が設けられている。
【0063】金型開閉ステーション2’(2a’及び2
b’)は、公知のタイヤ加硫機に類似の金型開閉装置
6’(6a’、6b’)と、タイヤ加硫金型から加硫済
タイヤを搬出する公知のアンローダ7a’と、タイヤ加
硫金型に未加硫タイヤを搬入する公知のローダ8a’と
からなり、必要に応じて加硫済タイヤ搬送用コンベア9
a’、未加硫タイヤ用ラック10a’等が設けられてい
る。
【0064】金型運搬台車は、床面に固定されたレール
4’と、レール4’に案内されて駆動手段(図示せず)
により走行する公知の台車3’(3a’と3b’)とか
らなり、金型交換ステーションは、被加硫タイヤの仕様
変更に伴なうタイヤ加硫金型内のトレッド型、サイドウ
ォール型等の交換や、消耗品であるブラダの交換等を行
う金型交換テーブル11’を具えている。なお必要に応
じてタイヤ加硫金型予熱室を附属させてもよい。また金
型交換テーブル11’を単なるタイヤ加硫金型の仮置台
またはタイヤ加硫金型予熱室とし、タイヤ加硫金型フォ
ークリフト等により他の場所に搬送して、金型内の部品
交換を行うようにしてもよい。
【0065】次に本発明のタイヤ加硫金型組立体(第2
実施形態)を図8〜図10により説明する。図8の下金
型222は、加圧板225に公知の方法により固定され
ている。226は下部プレートで、内周部226aによ
り前記加圧板225の中央筒部225aを昇降可能に案
内する。
【0066】前記下部プレート226の外周部フランジ
226bは、歯形フランジになっており、前記ロックリ
ングの下方端224aの歯形フランジに係合可能になっ
ている。前記下部プレート226と加圧板225との間
にはストッパー227があって、前記加圧板225から
垂下した複数本のロッド228とばね229とにより下
部プレート226に設けられた加圧シリンダ230のロ
ッド230aが引込まれている時、前記加圧板225が
前記ストッパー227の上に安置されるようになってい
る。
【0067】このような構造によれば、タイヤT内にブ
ラダBを公知の手順により挿入しつつ金型開閉装置22
6により型閉鎖すると、フランジ223aとフランジ2
26bとが当接した時、ロックリング224とフランジ
226bとの間に図8右半部に示すように隙間が形成さ
れて、ロックリング224が回転可能になる。そしてス
トッパー227の高さが適正高さになれば、図示した2
分割金型の上金型221、下金型222の合せ部分の隙
間が適正量になって、ロックリング226が公知の方法
によりロックされ、その後、加圧シリンダ230のロッ
ド230aが伸長方向に作動すれば、前記金型221、
222の合せ部分の隙間がなくなるとともに、金型22
1、222が所望の型締め力まで押圧される。
【0068】その後、タイヤTにブラダBを介して高温
・高圧媒体を導入すれば、加硫が開始される。前記加圧
シリンダ230による型締め作用は次の通りである。前
記下プレート226の適所のスペーサ231を介して前
記221〜230の部材がベース・プレート232に載
架されており、このベースプレート232上の適所に加
圧制御装置Pが設けられている。この加圧制御装置Pと
加圧シリンダ230とは配管233により連結されてい
る。
【0069】次に前記加圧制御装置Pを図10により説
明する。240は空油圧変換装置で、空気圧による往復
動により高圧の油圧が発生する公知のもので、エヤレシ
ーバ241、パイロッドチェック弁242、メカニカル
バルブ243により運転される。244はパイロットチ
ェック弁で、前記メカバルブ243、空油圧変換器24
5により運転される。
【0070】246は油タンク、247はエヤレシーバ
241へ駆動エヤーを補給する際に使用されるクイック
カプラー型のチェック弁である。248は同チェック弁
247に連結される配管とメカバルブ243を駆動する
プッシュロッド249とが金型開閉ステーション2’
(2a’、2b’)、または金型運搬台車3’(3
a’、3b’)または加硫ステーション5’(5a’、
5b’、5c’)に設けられている。
【0071】金型開閉ステーション2’位置に上記ロッ
ド249、配管248が設けられている場合の例で加圧
制御装置Pの作用を説明する。金型開閉装置により型操
作を実施している間、プッシュロッド249が押し揚げ
られ、チェック弁244が変換器245の発生する油圧
により弁開にされ、タイヤ加硫金型組立体のロッド22
8、ばね229によりシリンダ230内の油が弁244
を経由してタンク246に戻され、結果としてシリンダ
230のロッド230aが引込んだ状態にされる。
【0072】型閉鎖が終了し、ロックリング224が公
知の方法によりロック状態にされたら、前記ロッド24
9が引込められて、バルブ243が切換わり、弁244
が閉じ、弁242が開き、エヤレシーバー241に貯え
られていた空気により空油圧変換器240が作動し、シ
リンダ230が昇圧して、金型が所定型締め力で押圧、
閉鎖される。
【0073】前記エヤーレシーバ241への空圧源の補
充は、配管248を所要時期に上昇連結することにより
可能である。次に図11に示すタイヤ加硫金型組立体
(第3実施形態)を説明する。図8に示すタイヤ加硫金
型組立体(第2実施形態)と同じ部分については各称の
みの記述に止める。221は上金型、222は下金型、
223は上部プレート、223aはフランジ、224は
ロックリング、224aはフランジ、225は加圧板、
225aは中央部筒、226は下部プレート、226a
は中央孔、226bはフランジ、250は前記加圧板2
25から垂下した複数本のロッドで、前記加圧板225
と前記下部プレート226とを離反させるように互いの
間にばね251を介装している。このばね251の出力
は、タイヤT内に供給される型閉鎖直後の初期の圧力に
十分打勝つ出力である。
【0074】前記下部プレート226の適所には、貫通
孔226c、T字型溝を有するブロック226dが設け
られている。加硫ステーションの金型台205にばね2
05aを介して支持された加圧シリンダ205bの上部
フランジ205cが前記T字型溝に係合できるようにな
っている。
【0075】従って金型221、222がばね251に
より押圧、閉鎖されて、運搬台車203aの上の案内ロ
ーラ203b、203cを介して金型台205上の案内
ローラ205d、205eに移しかえられる時、シリン
ダ205bのロッド205fが完全に引込まれていて、
ばね205aでフランジ部205cがT溝内を通過でき
るようになっているので、金型の進入を阻げることがな
い。
【0076】また金型が所定位置に停止して後、シリン
ダロッド205fを伸長すれば、シリンダロッド205
fが加圧板225に当接し、次いでシリンダ205bが
ばね205aを潰して下降し、フランジ部205cがブ
ロック226dに係合して、金型221、222が所定
の型締め力まで締め込まれる。加硫が終了したら、前記
加圧シリンダ205bの加圧を解放することにより、ロ
ッド205fが引込められ、フランジ205cとブロッ
ク226dとの係合も解除されて、金型の移動が可能に
なる。
【0077】次に図12〜図16に示すタイヤ加硫金型
組立体(第4実施形態)を説明する。図12は、金型開
閉ステーションにおいて金型が閉じられ、下金型が下方
からの加圧力により加圧され、この加圧力がタイヤ内の
加熱・加圧媒体により発生する型開き力に打ち勝ってタ
イヤ加硫金型組立体が型締め保持されている状態(右半
分のみ)を示している。
【0078】なお本発明のタイヤ加硫金型組立体の適用
されるタイヤ加硫設備は、図17、図18に示す従来の
タイヤ加硫設備と構成が殆んど同じなので、詳述な説明
は省略し、本加硫金型組立体を使用するために変更され
ている部分についてだけ図12〜図16により説明す
る。200は従来公知の割金型装置で、同割金型装置2
00は、トレッド金型200aと、上サイド金型200
bと、下サイド金型200cと、トレッド金型を取付け
るセグメント200dと、アウターリング200eと、
上サイド金型200bを取付けるトッププレート200
fと、下サイド金型200cを取付けるボトムプレート
200gと、トッププレート200fの中央部に取付け
るバヨネットロッド200hとにより構成されている。
【0079】Tはタイヤ、Bはブラダで、ブラダBを操
作したりタイヤ内へ加熱加圧媒体を供給ブラダ操作装置
201がボトムプレート200gの下側の下加熱板20
2に取付けられている。下加熱板202は、断熱材20
3を介して(ドーナツ型の)加圧ピストン板204に取
付けられている。同加圧ピストン板204の直下の下部
プレート205に加圧室205aが形成され、同加圧ピ
ストン板204と下部プレート205との間にシール部
材206、207が介装され、同下部プレート205の
適所に取付けられた逆止弁206を介して圧力流体が供
給されたり負圧がかけられたりして、加圧ピストン板2
04が昇降するようになっている。
【0080】同下部プレート205の外周部には、上記
加圧ピストン板204の上昇移動量を規則するストッパ
208が設けられ、外周フランジ205bには、複数の
爪が設けられている。上記アウターリング200e、及
びトッププレート200fの上方には、上加熱板209
があって、前記アウターリング200eが固定されてい
る。
【0081】上加熱板209は、断熱材210を介して
上部プレート211に固定されている。上部プレート2
11の外周フランジ211cには、摺動部材211a、
211bがあって、ロックリング212が回転可能に支
持されている。ロックリング212の下端には、上記下
部プレート205のフランジ205bの爪に嵌脱可能な
爪212aが設けられている。
【0082】上記上部プレート211の外周フランジ2
11cは、上記爪212aの通過を許容して、上方から
の組立作業が可能になっており、上記摺動部材211b
は、このフランジ211cの爪に取付けられている。ロ
ックリング212の上端部には、上記摺動部材211
a、211bにより回転摺動可能なフランジ212bが
設けられ、同ロックリング212の適所には、ローラ2
13が取付けられている。
【0083】6cは金型開閉装置6aの支柱部に昇降可
能に組付けたアーム、140は同アーム6cに固定した
ボルスタープレートで、昇降シリンダ6dの作動により
昇降される。141はボルスタープレートとプレート2
11とを着脱する公知の着脱装置である。160はボル
スタープレート140に取付けられた滑動レール161
上をシリンダ162により滑動するブロックである。
【0084】同ブロック160には、上記ローラ213
が嵌合する凹部160aが設けられている。以上の構造
によれば、ボルスタープレート140が下降してきて、
金型組立体Mのプレート211に当接した時、ブロック
160の凹部160a部分にローラ213が入り込み、
加圧室205a内の圧力流体が排出されれば、爪205
bと爪212aと間に隙間が形成され、シリンダ162
によりロックリング212が回転し、爪212aが爪2
05bを通過できる位置で回転を止めた後、ボルスター
プレート140が上昇すれば、割金型装置Mが従来と同
様に開かれることになる。
【0085】図14は、割金型開閉装置を示している
が、この割金型開閉装置は、図20、図21に示した割
金型開閉装置から不要になった部分を取り除いただけな
ので、詳細な説明は省略する。図15、図16は、上記
金型組立体Mの下部プレート205に設けられた逆止弁
206の開放と圧力流体を供給、排出する圧力流体給排
装置を示しており、図15は、逆止弁206を開く前の
状態を示し、図16は、逆止弁206を開いた状態を示
している。
【0086】圧力流体給排装置300は、金型開閉装置
6のフレーム6e及び加硫ステーション1の金型台5及
び金型運搬台車3に設けられている。301はシリンダ
で、同シリンダ301は、フレーム6e、金型台5、ま
たは金型運搬台車3の適所に固定され、ロッド301a
の端部には、圧力流体用ホース302を有するフランジ
303が固定されている。
【0087】そして同フランジ303には、二重管構造
の内筒管304が立設され、外筒管305がスプリング
306により付勢力を与えられた状態で昇降可能になっ
ている。外筒管305の上端部は、逆止弁206の下部
フランジに当接して、端面シール(図示せず)により気
密的に保持される。
【0088】上記内筒管304の上端部には、複数個の
通路304aがあって、下方の通路304bに連絡さ
れ、フランジ303内の通路303aを経由してホース
302に連絡している。304cはパッキン、304d
はガイドブッシュ、304eはパッキン押えで、上記通
路304aと同様の通路304fを有している。
【0089】同パッキン押え304eは、ボルト304
gにより内筒管304の上端部に固定されている。ボル
ト304gは、上記シリンダ301が作動し、スプリン
グ306が圧縮されて、逆止弁206の下端フランジに
外筒管が当接した後、さらに上昇し、逆止弁206の弁
体206aが内筒管304の上端部のボルト304gに
より押し上げられて、逆止弁通路が開の状態になる。
【0090】上記ホース302の先には、公知の切替弁
307が設けられており、圧力流体の供給、排出が行わ
れ、さらには必要に応じてバキュームが供給される。以
上のタイヤ加硫金型組立体によれば、従来のタイヤ加硫
金型に新たに割金型装置を準備しなくても、本件出願人
が既に提案したタイヤ加硫設備に使用可能になる利点が
ある。
【0091】
【発明の効果】以上のタイヤ加硫金型組立体によれば、
(1)従来のタイヤ加硫金型を新たに割金型装置を準備
しなくても、本件出願人が既に提案したタイヤ加硫設備
に使用できる。(2)金型交換またはブラダー交換等の
ためにタイヤ加硫位置から取り外して移動する時、ロッ
クリングの駆動装置及び加圧装置を自動的に連結解除で
きて、交換作業を自動化できる。(3)金型開閉ステー
ションズの金型閉鎖直後から運搬、加硫ステーションで
の加硫、及び再度金型開閉ステーションへ戻して金型を
開くまでの間、タイヤ内圧力に抗して型開きを阻止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ加硫金型組立体の第1実施形態
を適用するタイヤ加硫設備の一例を示す平面図である。
【図2】図1の矢視a−a線に沿う側面図である。
【図3】図2の矢印A方向からみた本発明のタイヤ加硫
金型組立体の第1実施形態を示す側面図である。
【図4】本発明のタイヤ加硫金型組立体の第1実施形態
を示す平面図である。
【図5】同第1実施形態のタイヤ加硫金型組立体を図2
の矢印A方向からみた縦断側面図である。
【図6】本発明のタイヤ加硫金型組立体の第2実施形態
を適用するタイヤ加硫設備の他の例を示す平面図であ
る。
【図7】図6の矢視a−a線に沿う側面図である。
【図8】本発明のタイヤ加硫金型組立体の第2実施形態
を図7の矢視b−b線に沿って示す縦断側面図である。
【図9】同第2実施形態のタイヤ加硫金型組立体の平面
図である。
【図10】図9に示す加圧制御装置の系統図である。
【図11】本発明のタイヤ加硫金型組立体の第3実施形
態を示す縦断側面図である。
【図12】本発明のタイヤ加硫金型組立体の第4実施形
態を示す縦断側面図である。
【図13】同第4実施形態のロックリング作動機構を示
す平面図である。
【図14】同第4実施形態の金型開閉装置の割金型操作
装置を示す縦断側面図である。
【図15】同第4実施形態の加圧ピストン板の加圧室へ
の圧力流体給排装置を示す縦断側面図である。
【図16】図15の圧力流体給排装置の逆止弁の開状態
を示す縦断側面図である。
【図17】従来のタイヤ加硫設備の一例を示す平面図で
ある。
【図18】図17の矢視c−c線に沿う縦断正面図であ
る。
【図19】同タイヤ加硫設備に適用するタイヤ金型を示
す縦断側面図である。
【図20】同タイヤ金型と金型開閉装置との1態様を図
18のd−d線に沿って示す縦断正面図である。
【図21】同タイヤ金型と金型開閉装置との他の態様を
図18のd−d線に沿って示す縦断正面図である。
【符号の説明】
204 加圧ピストン板 205 下部プレート 205a 加圧室 205b 外周フランジ 206 逆止弁 211 上部プレート 211c 外周フランジ 212 ロックリング

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ加硫金型の上金型外周部に設けた
    上部フランジ若しくは上金型を取付けるプレートの外周
    部に設けた上部フランジと、下金型を昇降可能に組み付
    ける下部プレートの外周部に前記上部フランジに対向さ
    せた設けた下部フランジと、上記各フランジのうち一方
    のフランジに回転可能に組み付けるとともに他方のフラ
    ンジに着脱可能に係合しててこれらのフランジの互いに
    離れる方向への移動を規制するロックリングとを有する
    タイヤ加硫金型組立体において、 前記下部プレートの下部に加圧装置の一端部を着脱可能
    に取り付け、同加圧装置の他端部に出力棒を前記下部プ
    レート部を貫通して前記下金型に当接するように且つ同
    加圧装置に引き込めるように進退可能に取付けて、前記
    タイヤ加硫金型を閉鎖して前記ロックリングにより前記
    各フランジ部を連結したときにタイヤ加硫金型の内部圧
    力による型開き力を封じるように構成したことを特徴と
    するタイヤ加硫金型組立体。
  2. 【請求項2】 前記ロックリングに設けた突起片と同突
    起片に着脱可能なロックリングの回転駆動機構とを具え
    ている請求項1記載のタイヤ加硫金型組立体。
  3. 【請求項3】 タイヤ加硫金型組立体を設置する架台
    と、同架台に前記加圧装置を支持する弾性支持体とを具
    えている請求項1記載のタイヤ加硫金型組立体。
JP17363195A 1994-11-16 1995-07-10 タイヤ加硫金型組立体 Expired - Fee Related JP3354752B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17363195A JP3354752B2 (ja) 1994-11-16 1995-07-10 タイヤ加硫金型組立体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28163094 1994-11-16
JP6-281630 1994-11-16
JP17363195A JP3354752B2 (ja) 1994-11-16 1995-07-10 タイヤ加硫金型組立体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08192428A JPH08192428A (ja) 1996-07-30
JP3354752B2 true JP3354752B2 (ja) 2002-12-09

Family

ID=26495538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17363195A Expired - Fee Related JP3354752B2 (ja) 1994-11-16 1995-07-10 タイヤ加硫金型組立体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3354752B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10119049A (ja) * 1996-10-23 1998-05-12 Fuji Seiko Kk タイヤ加硫装置
JP3810585B2 (ja) * 1999-05-18 2006-08-16 三菱重工業株式会社 タイヤ加硫装置
JP4146039B2 (ja) * 1999-07-14 2008-09-03 三菱重工業株式会社 免震ゴム製造用の加硫型締め装置
WO2018146743A1 (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 三菱重工機械システム株式会社 タイヤ加硫装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59138432A (ja) * 1983-01-27 1984-08-08 Kobe Steel Ltd タイヤ加硫機のモ−ルド締付装置
JPH0453930Y2 (ja) * 1985-04-05 1992-12-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08192428A (ja) 1996-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5589200A (en) Split mold apparatus for a tire vulcanizer
US3167810A (en) Tire carcass loading apparatus for tire curing press
EP0963826A1 (en) Tire mold transporter
KR0158524B1 (ko) 타이어가황금형조립체
JP3354752B2 (ja) タイヤ加硫金型組立体
JP5270241B2 (ja) タイヤ加硫機の中心機構、およびタイヤ加硫機のモールド操作方法
JP3300735B2 (ja) タイヤ加硫用金型組立体
JP4138153B2 (ja) タイヤ金型のセグメント駆動装置
JP2703170B2 (ja) タイヤ加硫設備
JP3254097B2 (ja) タイヤ加硫用金型組立体
JP3810585B2 (ja) タイヤ加硫装置
JP2000317943A (ja) タイヤ加硫機及びタイヤ加硫設備
JP3085833B2 (ja) タイヤ加硫用金型
JP3009567B2 (ja) タイヤ加硫設備
JP3181180B2 (ja) タイヤ加硫設備
JP4191352B2 (ja) タイヤ金型用コンテナ
JP3722865B2 (ja) タイヤ加硫金型組立体
EP0669202A2 (en) Tire vulcanizing press
JP4007714B2 (ja) タイヤ加硫装置およびその金型交換方法
JP3095591B2 (ja) タイヤ加硫設備
JPH11333845A (ja) タイヤ加硫装置およびタイヤ加硫装置の金型交換方法並びにタイヤ加硫方法
JP2000202834A (ja) タイヤ加硫設備
JP3272568B2 (ja) タイヤ金型運搬装置
JP2001322126A (ja) タイヤ加硫機の中心機構
JPH071469A (ja) タイヤ加硫装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020820

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080927

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080927

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090927

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090927

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100927

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110927

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110927

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120927

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120927

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120927

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130927

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees