JPS59138432A - タイヤ加硫機のモ−ルド締付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、タイヤ加硫機における上下モールドによる加
硫成形にさいしての型加圧に関するもの憲２ で、特に上下モールドにおける型の同心度、平行度を高
精度に維持すると吉もに、より安定かつ竪固な締付構造
が容易に得られるようにしたものである。

周知のようにタイヤ加硫機においては、上下のモールド
内に装入し次グリーンタイヤの加硫成形に当り、発生す
る大きな内部圧力に抗して上下モールドを固く閉じた状
態に維持することが必要とされ、この友めに慣用の、ま
次は改善された各種の締付装置が用いられる。従来の慣
行手段は、加硫機両側に設けたサイドプレートを利用し
て、ここにクランクギヤ、カム溝等によって作動される
サイドリンクを設け、同リンクの運＃を介し、上部モー
ルドを保持する主ビームを昇降させることにより、下部
モールドに対する上部モールドの開閉と締付けを行なう
のであるが、こｎは装置の大型化、複雑化全招き、プレ
ス効率が悪いとともに主ビームの撓み等による上下モー
ルドの閉合に不完全を生じる等の欠点が大である。即ち
加硫成形にさいしての上下モールドの閉合加圧には、上
下Ａ３ モールドの同心度、平行度を厳密に維持せねばなｌ−１
ないが、慣用手段ではこの点において大きな問題がある
。こｎに代る改善手段として、上下モールドの開閉クラ
ンプ手段と型加圧手段とを分離し、プレスペース」二の
下部モールドに対する上部モールドの開閉クランプに当
っては、上部モールドを垂直方向に昇降させることによ
って行ない、上下モールドの加圧に当っては、モールド
近傍において直接的にモールドに対して加圧全行ない、
締付力全発生させる手段が採用されている。この手段に
おいても各種の型式が存在するが、最近の一例としては
、プレスペース上に下部モールド空胴部を固定し、該空
胴部内の下部モールド組立体、即ちプラテンサポート、
断熱材、プラテン及びモールドから成る組立体を、プレ
スペース下部に設置した液圧シリンダにより昇降自在に
支持させ、これに対し上部モールド組立体を内蔵する上
部モールド空胴部全ビームによって垂直昇降自在に支持
させ、上部モールド空胴Ｕを下部モールド空胴部に閉合
させて両者をロックし、下部モールド組立特開１１ａ５
９−１３８４３２　（２）体を前記液圧シリンダにより
上昇させ、上部モールド組立体に押付けて型締付けを行
なうものがあげられる。

かかる改善さｎた方式によるものは、その液圧シリンダ
における有効衝程の比較的短かいこと、型締付力の反作
用が上部モールド支持構造に波及することなく、上部モ
ールド支持構造全比較的簡単化できること、加硫機全体
構造の簡単化、小型化、低コスト実現等の点において一
応の効果は認められるのであるが、その反面、下部モー
ルド組立体がプレスペース上に昇降自在のよつに可動的
に設けらｎる型式では、タイヤの加硫成形−１ユ、最も
重要な因子である」１下モールド組立体間における型の
同心度、平行度において大きな問題点があり、上下モー
ルドの高精度な整合性が得られないのであり、結果とし
て製品品質の向上に寄与できない。更に従来から要求さ
れている構造の簡単化、保守管理の容易化の点について
も、ｉ３Ｔ　ＩＩＪの下部モールド組立体に対する加熱
源としての、例えばスチーム等の配管構造も可動のもの
とすることが８畜５ 要であり、回転継手やフレキシブルチューブ等を採用し
なければならず、構造の複雑化、移動運動の反復による
各部の損傷事故、更にはシール構造の厳重化等の点で、
問題点が残るのである。

本発ＦＪＡは、かかる従来技術、特にタイヤ加硫機にお
いて、上下モールド空胴部における型の開閉クラング機
構と加圧機構と全分離する型式のものにつき、上下モー
ルドの同心度、平行度を損なうことなく、高精度の整合
性全発揮できるとともに、型加圧を下部モールドにおけ
る直接加圧方式とし、かつ必要構造のより簡単化、小型
化、メンテナンスのより容易化とを可能としたものであ
り、従ってその特徴とする処は、プレスペース、該ペー
ス上に対向設置さｎる下部モールド空胴部並びに該空胴
部に向って垂直方向移動自在な上部モールド空胴部、上
下モールド空胴部の各中心に配置される中心機構、上下
モールド空胴部の機械的ロック手段、下部モールドの下
部に直接作動する型加圧手段を有するタイヤ加硫機にお
いて、前記下部モ＝゛哨部をプレスペースに対して弾性
的に支６ 持する手段、下部モールド空胴部内の下部モールドをプ
レスペースに対して固定する手段、前記モールド空胴部
さ下部モールドとの間に介在する型加圧手段とを具備し
た点にある。

以下図示の実施例に基いて末完Ｆ３Ａ’ｅ詳述すると、
タイヤ加硫機の全体全示している第１図、第２図および
第６図において、設置床２９）上に固定されたプレスペ
ース（２８１には、２台のモールド胴シ旧２ｚが並設さ
れている。この実施例では２台のタイプのもの全例示し
たが、本発明はモールド胴が１台のもの、あるいけ６台
以上のものに対しても適用可能である。各モールド胴（
２１１曽は、第１図において示すように、プレスペース
習上に弾性的に支持される下部モールド空胴部１２３１
　吉、こｎに対し垂直方向に移動して開閉自在に接合さ
れる上部モールド空胴部例との両者から成り、下部モー
ルド空胴部μｓ）はプレスペース１２＆の上面と平行す
る水平台鍼と、向合（至）の周辺をめぐる円筒状の壁（
ハ）とによって形成され、その水平台熟はプレスペース
＆８１上ＦＣ皿バネ等のバネいによって弾性的に支持さ
れるのであ窟７ る。脣た上部モールド空胴部（２４１は同じく円筒状の
壁（５８）とキャップ状の頂部（６１とから形成され、
プレスペース２８１の両側に立設したサイドフレーム（
８）側に、後述する昇降手段によって垂直昇降自在に支
持される。

前記−に下モールド空胴部（２引割および両空胴部内に
内蔵さｎる割り型としての上下モールド組立体の構造の
詳細については、第４図に例示する通りであって、プレ
スペース２８１上に皿バネ等のバネ！２７１金介して弾
性的に支持された下部モールド空胴部（２３）の水平台
（２８Ｉには、第４図のＩ５１−１）線における断面図
である第５図に示すように、台中心（プレス中心）を囲
んで等分配層状に複数個（図例では４個）の押通孔（１
１）が穿設さｎｌこれら挿通孔（ＩＩ）ｋ介してプレス
ペース？＆の対応位置に設けられた同数の連結支持棒１
’ｌ１１が、図示省略しであるがダッシュ等を介して摺
動自在に遊挿され、これら連結支持棒１３１１の各上端
に下部プラテンサボー）　１３０＋が取付ポルｌ−１３
２１によって締着固定される。同すポート匍）の上部に
は既知のように、断熱材（３（釦’に介して下部特開昭
５９−１３８４３２　（８＞ プラテン１３３１が重合状に設けられ、更にこの下部プ
ラテン（３３１上に下部モールド（１２）が設けられる
のである。即ち下部プラテンザポー）　１３０１断熱材
（３０ａ＋下部プラテン則）および下部モールド（１２
）による下部モールド組立体は、前記サポート＋３０１
と連結支持棒１３１）との結合を介しプレスペース１２
８１に固定されることになる。またブレスペースルのプ
レス中心位置には、既知のようにグリーンタイヤの内面
に拡縮自在に変形して添接されるプラグを保持するとと
もに、同プラグ内に加硫加熱源としてのスチーム等の内
圧を供給する手段を具備した中心機構（１（６）が配設
される。同中心機構（１３）はプレスペース２８１、下
部モールド空胴部１２３］、下部モールド組立体ＶＣ亘
って昇降自在に設けられ、かつプラグを介して加硫済み
タイヤ全下部モールドＱ２＋土より離脱させることは、
従来の加硫機におけるそれと同様である。尚プラグやプ
ラグの拡縮変形のための構造や、内圧供給手段について
は、既知であるためにその図示は省　　　゛略しである
。

上部モールド空胴部蜘における円筒状の壁（５８）にに
９ 続く頂部（叫の中心には、下部モールド空胴部（図画に
おける中心機構（１３）と対応して、同じくプレスセン
ターを占めて中心機構（３９）が設けらｎる。この中心
機構（３９）は、図示のようにモ・−ルド高さ調整構造
を有するもので、頂部ｉ６［１１に調整ナツトＩ囮が可
回動に取付けられ、同ナツ）ｆ閲に調整ネジ筒（３１が
前記ナツト邸）の正逆回動によって昇降自在に螺挿され
たものである。前記調整ネジ筒（３７Ｉの下端に上部プ
ラテンサポート關が固定されるとともに、同サポート（
檜の下面に断熱材（４ηを介して上部プラテン（伺が固
定され、この上部プラテン（囮に上部モールド（１４Ｉ
が配置されるとともに、上部モールド（閥には中心機構
（３９）の中心全貫通しているピストンロッド（Ｉ５）
が連結さｎｌこのロッド（１５）は図示省略しであるが
、中心機構（３９）の上部に設置される液圧シリンダに
属するのである。以上のようにして上部モールド組立体
が構成さｎ、上下モールドｒａ　（１４）によってグリ
ーンタイヤの加硫用割りモールドが形成されるのである
。また上部プラテン（囮下部プラテン１３３１には加硫
用加熱源として既知のようにスチームその他ＩＯ の熱源が供給される。

前記上部モールド空胴部＋２４１　’ｉｉ７その上部モ
ールド組立体とともに、下部モールド空胴部＋２３１に
対して垂直方向に移動させて開閉自在とするに当って、
この実施例においては、第１．２．３図に示す構造が採
用さｎる。即ち２個の下部モールド空胴部＋２２１　＋
２３１　Ｋ対して、２個の−Ｌ部モールド空胴部Ｈ＋２
４１　ｋ共通に開閉させるために、相並ぶ空胴部ｔ２４
１　＋２４１における頂部（６１鏝を、第３図に示すよ
うに連結部材１６０６υにより一体に連結し、プレスペ
ース２３１の両側に設ケタサイドフレーム＋４０１　＋
４０１の各々に、軸受ホックスｔ４Ｈ４１を介してスク
リュ軸１４ａ　ｔＱ　’に正逆回動自在に上下方向に亘
って立設し、第２図に示すように各空胴部迄４１１２４
１の各−側に固設したボールスクリュナツト全内蔵する
昇降サボーＮ４３］ｉ脩を、前記スクリュ軸ｔ４Ｚ　ｔ
４ａにナツトの螺合を介して嵌合することにより、スク
リュ軸！４″４（４４の正逆回動全弁して、同昇降サポ
ート（脩（脩ヲ垂直昇降させることにより、上部モール
ド空胴部盟）シ４１を下部モールド空胴部（路）□□□
ｊに対して開閉させるのである。このさい前記昇降意１
１ サポー）（４３１４３１には、＠３図で示すようにサイ
ド７ンーム顛鴫側に設けたガイドレール（５６１に係合
するスライドガイド（５７）が設けられる。また両スク
リュ軸！４ａ　１４２の回動のためには、第１．２図に
例示するように、サイドフレームｆ４０１　＋４０１上
に亘って適宜モーフ（図示省略）等で回動さｎる回転軸
（４４１を設け、同回転軸（４４１の両端を減速機（４
目全介して各スクリュ軸間１４４に同期伝達するように
して行なわｎる。

第１図および第４図に示すように、閉合さｎた上下モー
ルド空胴部（２４Ｉ（２３１ヲその閉合位置においてロ
ックし、また開放に当ってそのロックを解放する機械的
なロック手段として、実施例ではロックリング＋３５１
　ｅ用いている。このロックリング史の構造は第４図お
よび更に第６．７．８図（第６図は第１図におけるｆｉ
＋　−、−ｆｉｌ線断面図）に示される。即ちロックリ
ング１３５１の内面には、その最下端における内向きに
突出さｎた下縁（１０８）と、その上段に同じく内向き
に突出された係止縁（１０１）とによって、内面の周方
向にめぐる溝（ｌｉ３９）が形成され、間溝（１０９）
が先に述べ友下部モールド空胴部聞）における特開昭５
９−１３８４３２　（４） 壁伐句の上端に近い外周面に外向きに突設した嵌合突起
−に可回動に嵌合されることによって空胴部酩側に支持
さｎる。前記係止縁（１（１１）と上縁（１（１３）と
の間に同じく内面の周方向にめぐる係止溝（１０２）が
形成されるとともに、上縁（１０３）の内面には第７図
に示すように歯（ＨＩ３）と切欠（１０５）とが交互に
内向き列投さｎる。これに対し上部モールド空胴部２４
）における壁（５８）の下端には、その外周面に前記リ
ング１３〔側の歯Ｄ０４１０４１ヲ能な切欠（１１１１
）と、前記リング側の切欠（１１）５１を通過可能であ
るとともに歯（１０４）とは係合可能な歯（１（＋６１
’に交互に外向き列設されるのである。またロックリン
グ１３Ｉｌｉｌの正逆回動のためには、第６図に示すよ
うに、下部モールド空胴部内の壁間側に回動用のための
シリンダ等の回動部材（１０７）が取付けられ、その作
動ロッドＩ　１０７ａ、）がロックリング１閲側に連結
されることにより、ロックリングの囲位置においては、
第７図に示すようにリングｌ３１１側の歯（１０４）が
垂直下降してきた上部モールド空胴部例の壁（ハ）四側
の切欠（１１０）と正対し、リングｃｌ目側の切欠（１
０５）が空胴部例の壁瞥側の歯（１０６１と畜１３ 正対する位置にあることによって、壁（財）の下端は第
８図に示すようにその！まりング頓側の係止溝（１０２
）内に下降し、次いで回動部材（１０７）の作動ロッド
（１０７ａｌによりロックリング１３５１　ｅ回動させ
て、リング１３ｆｉｌ側の歯（１０４）が壁（５〜側の
歯（１０６）上に重なることによって、ロックが行なわ
れるようにしたものであるが、このロック手段は図例の
ロックリング（至）以外の構造を用いることが可能であ
る。またロックリング＋３５１は取付けの必要上、２つ
割りと［７ている。第６図における（３５ａ）はその結
合部を示す。

本発明における前記のように閉合ロックさｎた上下モー
ルド空胴８１１ＫＩ２４１（２３１内において、その内
部に位置する上下モールド組立体に対する締付手段とし
ては、！＋！！１図および詳しくは第４．５図に示すよ
うに、プレスペース１２８１上に皿バネ等のバネ鉄によ
って弾性的に支持した下部モールド空胴部（ハ）におけ
る水平台圀に、プレス中心に対して均等配分状に、図例
では４個の液圧シリンダ組立体（４〜のシＩＪ−７ダ嘱
ヲ設置し、同組立体瞥のピストンロッド（４９＋　’に
先に述べた下部モールド組立体における下部１４ プラテンサポー）　＋３０１に取付ポル）　Ｉ　５ｏａ
）によって固定するのである。尚第４図において示した
（５１）は上下モールド（＋２）（１４）による割りモ
ールド組立体を示している。

本発明によるモールド締付けは以下のようにして行なわ
れる。即ち上部モールド空胸部（２４１並びに上部モー
ルドｔ１４１のタイヤ加硫成形完了後の開放に当っては
、ロックリング卵ヲ解放方向に回動させ、そのリング（
開側の歯（１０４３ｉ空胴部圓の壁Ｈにおける歯（１０
６１との係合位置より切欠（１１０）側に移動させてロ
ックを解放して後、サイドフレーム（州におけるスクリ
ュ軸間の開放方向回動にょジ、昇降サポート（脩が直進
上昇することにより、空胴部例並びに上部モールドｃ＋
４Ｉｉ完全開放位置に避退させることができる。従って
開放状態においての、加硫済みタイヤの取出しは、既知
のように中心機構（１３）’ｅ操作して、同タイヤ會下
部モールドα匂側より離脱上昇させ、ブラダの離脱、ア
ンローダによるタイヤの搬出によって支障なく得られる
ので、次には下部モールド（ｌり上に新しいグリーンタ
イヤをクィ畜１５ ヤローダを介して搬入セット１〜、中心機構（３９１ｋ
下降させてプラグをグリーンタイヤ内面に装填すると共
にブラダ内にスチーム等の加熱源を供給してタイヤのプ
レシエーンビングを行ないつつ、上部モールド空胴部＋
２４１　’に下降させて、下部モールド空胴部（２３１
に対する閉合と、下部モールド（１りに対する上部モー
ルド（１４Ｉの閉合全行なうが、このさい上部モールド
（１４）が第４図に示すようなトップモールドとサイド
モールドによる組立タイプの場合、ピストンロッド（１
５）によってモールド体は下方に押し下げられており、
この押下はスクリュ軸間による空胴部し引の下降により
上部プラテン（４Ｇ）がトップモールドの上面に接触す
るまで維持され、後は全体が一体に下降し、この下降行
程の時、グリーンタイヤ側も同行下降される。また完全
閉合の直前においては、上部モールド空胴部並び下部モ
ールド（Ｉ４）を下降させるスクリュ軸１４４における
下方向に働く力Ｆ２け、割りモールドが内側に閑じらｎ
るようにピストンロッド（１６１における下方向に働く
力Ｆ１よりも大きいものとされる。完全閉合とともに上
部モ特開昭５９−１３８４３２　（５） −ルド空胴部（２４１の下降は停止されるが、このさい
同空胴部（２４Ｉの壁（ら（へ）の下端における歯（１
０６）汀、解放位置ＶＣあるロック１１ング關の切欠（
１０５）ｉＣ位置する九め、壁（５８ｉの下端け＠８図
示のように、ロックリング１３０における係止溝（１１
３２）内に落し込み状に入り込んだ位置となっている。

従って停止とともに同すング廁をロック方向に回ｗノさ
せ、歯［１０４）歯（１１１６）の係合全弁して上下モ
ールド空胴部１２４１１２３１のロック一体化が得られ
る。次いで液圧シリンダ組立体（４８におけるシリンダ
φ０）の、！４図τ゛示したピストンロッド（痢下端の
ヘッドエンド側のスペース０）９）　内側高圧の流体圧
（液圧）を供給することによって、シリンダ団に下方に
バネｔ２７１に抗して移１１Ｎ、、同シリンダーと一体
に下部モールド空胸部（乙も下方へ移動シ、ロックリン
グ１３５１１ｆ：　Ｊ：つてロックされた上部モールド
空胴部（２４１を下方向に引張ることによって、モール
ド組立体（［ｉｏに対する締付力が生じるのであり、こ
の加圧下に上下プラテン１８３１　＋４（至）における
加熱、タイヤ内部ＩＣおける内圧と相−まって、タイヤ
の加硫成形が得らｎる。また加硫中に何等かの畜１７ 理由によってシリンダ組立体（４８内における液圧が抜
けた時には、第４図において図示されているシリンダ団
の上面と下部プラテンサポート＋３０１の下面との間に
存するクリアランスＡがゼロドアＺる。これはシリンダ
値０）が上下モールド空胴部Ｉ２３１ｉ２４Ｉ内におけ
るタイヤ加熱加硫用のスチーム等の圧力によって引張り
上げられるためである。またモールド高さの調整は、先
に述べた上部モールド空胴部例側の調整ナラ）　１３６
１調整ネジ筒（３ηにおける回動上下によって容易に得
られ、第４図において示した高さＢが調整さｎることに
なる。

本発明の締付装置によれば、その大きな特長と利点とし
て、下部モールド（１２）の位置を決定する下部プラテ
ン（北側をプレスペース四側に確実に固定し、下部モー
ルド空胴部＋２３１’ｉ　、前記プラテン關と空胴部１
２３）との闇に介設した液圧シリンダ組立体（４８１に
よって下方へ移動自在に弾性的に支持させることによっ
て、上下モールドにおける型の同心度、平行度を全く損
なうことなく、しかも下部モールドの下部側からの型加
圧が強力かつ確実に得らｎ畜１８ るのである。かかるタイヤ加硫機における割りモールド
組立体（［ｉｏとして示した上下モールドの分割閉合と
型締めに当って、従来のよりに上方からビームその他を
介して加圧すること、あるいけ何方から加圧することは
、加圧時における割りモールドの撓みや曲り変形、はみ
出し等がきわめて生じ易いのであり、こｎらの変形を防
止するためには割りモールドの下部から押上げ式に直接
加圧締着することが有利であり、かつ均等加圧が得易い
のであるが、このため下部プラテン側をブレスペース上
に昇降自在に設け、同プラテン下面に液圧シリンダのピ
ストンロッドを直接連結するものでは、高熱環境下にお
ける反復上下は、下モールドの上モールドに対する整合
の前提要件である同心度、平行度全維持することが難し
く、僅かな使用によって位置の移動、狂い、傾き等を生
じ易く、安定性に欠けるのである。しかもプラテン側に
は加熱加硫のための熱源の供給構造が必須とされ、プラ
テンと共に移動運動する配管施設や構造がきわめて面倒
で、その強固な設計とシールの完全とが要童１９ 才されるため、可動部分にこｎらをさらすことも不利で
ある。

本発明によれば、下部プラテン（３３）は常にブンスペ
ース關−ヒに安定確実に固定され、下部モールド空胴部
（２３１側を弾性支持のもとに昇降させるので、空胴部
引下げ方式による下部モールドよりの直接加圧としてき
わめて有利である。即ちこｎによって上下モールド（１
２）　（＋４１の整合性は完全化され、両モールドにお
ける同心度、平行度は高精度に維持され、型の撓み、変
形面り、位置寸法の狂いやけみ出しをなくし、加硫精度
を著しく向上できる。このさい下方への下部モールド引
き下げ分を予じめ一ヒ方に浮かして置くために、皿バネ
等のバネｎを介して下部モールド空胴部１２Ｂｌ　’に
プレスペース２８１上に浮上支持させるため、下部グラ
テン（３３Ｉと空胴部（社）１間に設ける液圧シリンダ
組立体（４８１における締付けのための必要ストローク
も５〜１０關程度のようにきわめて短かくて済み、コン
パクトでブレスペースの下方空間に著しく突出する必要
なく、ブレスペース瞥の下方空間を広く残して、必要配
管特開昭５９−１３８４３２　＜６’） 構造の施工、設置も容易であるし、シリンダ組立体（州
側に特別の冷却構造を設ける必要なく、下部プラテンｌ
３３）側への必要配管施工や保守も、同プラテンが固定
の次め容易である。装置必要構造としても実施例のよう
に比較的簡単で済み、この種クイヤ加硫機用の締付装置
として優ｎｆＣものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は末完ｆ３Ａ’を実施する２モールドクイプのタ
イヤ加硫機における半部縦断正面図、第２図は同側面図
、第６図は同平面図、第４図は本発明締付装置実施例の
縦断正面図、第５図は第４図５−５線断面図、第６図は
第１図６−６線断面図、第７図は同ロック構造要部の平
面図、第８図は第６図の８−８線断面図である。 ｉ２＆・・・ブレスペース、１２３＋・・・下部モール
ド空胴部、圓・・・上部モールド空胴部、（１３）　＋
３９１・・・中心機構、（３５）・・ロックリング、Ｉ
２７１・・・バネ、（脩・・・液圧シリンダ組立体、ｔ
＋ｓ−・・ピストンロッド、（５０１・・・シリンダ、
’３０１・・・下部プラテンサポーク、１３１）・・・
連結支持棒、（３３１・・・下部プラテン、（４０・・
・上部プラテン、（１２１・・・下モールド、２１ （１４）・・・上部モールド。 手続補正書（自発） １　事件の表示 昭和５８年　特許　願第１２３３４　　号２・　発　　
明　の名称 タイヤ加硫機のモールド締付製置 ３、補正をする者 事件との関係　　’ＭＦ出１ｉ１１ｉ１人（１１９）　
　株式会社神戸製鋼所 ４、代理人　８５７７ ２０３−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　プレスペース、該ペース上に対向設置される下部
   モールド空胴部並びに該空胴部に向って垂直方向移動自
   在な上部モールド空胴部、上下モールド空胴部の各中心
   に配置される中心機構、上下モールド空胴部の機械的ロ
   ック手段、下部モールドの下部に直接作動する型加圧手
   段を有するタイヤ加硫機において、前記下部モールド空
   胴部全プレスペースに対して弾性的に支持する手段、下
   部モールド空胴部内の下部モールドをプレスペースに対
   して固定する手段、前記下部モールド空胴部と下部モー
   ルドとの間に介在する型加圧手段とを具備したこと全特
   徴とするタイヤ加硫機のモールド締付装置。