JP7232418B2 - 車両用シートのアームレスト装置 - Google Patents

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Description

本開示は、車両用シートのアームレスト装置に関する。
特許文献1には、乗物用シートのアームレスト装置が記載されている。アームレスト装置のシートバックの前側の幅方向中央部には、前側が開口する縦長のアームレスト格納凹部が形成されている。アームレスト格納凹部には、アームレスト本体がアームレスト格納凹部内に沿って格納される格納位置と、シートクッションの上面に沿って延びる使用位置とに配置切換可能に配設されている。アームレスト本体は、アームレスト格納凹部の下部に支軸を中心として回動可能に装着されている。アームレスト本体が使用位置に配置された状態において、アームレスト本体の前部には、上方及び前方へ開口する収納室が形成されおり、この収納室には、各種物品を保持するためのホルダ部材が配設されている。アームレスト本体の収納室の開口部には、側断面形状がL字状の開閉蓋が開閉可能に装着されており、開閉蓋の前板部の幅方向中央部には、開閉操作用の操作部が切り欠き状に形成されている。なお、同公報には、格納位置に配置されたアームレスト本体とシートバックのアームレスト格納凹部の天井面とが密接した状態が図示されている。
特開2015-182562号公報
特許文献1に記載のアームレスト装置では、格納位置に配置されたアームレスト本体とシートバックのアームレスト格納凹部の天井面とが密接しているので、アームレスト本体を格納位置から前方(使用位置側)へ引き出す際に、アームレスト本体の開閉蓋の前板部の切り欠き状の操作部に指を掛けようとしても、アームレスト本体の上面とアームレスト格納凹部の天井面との間に指を挿入し難く、アームレスト本体を前方へ引き出し難い。一方、格納位置に配置されたアームレスト本体の上面とアームレスト格納凹部の天井面とを離間させると、格納位置のアームレスト本体とアームレスト格納凹部との間に隙間が生じてしまい、外観上の見栄えが低下する可能性がある。
そこで、本開示は、外観上の見栄えを低下させることなく、アームレスト本体を格納位置から使用位置側へ容易に引き出すことが可能な車両用シートのアームレスト装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、乗員が着座するシートクッションと乗員の背もたれ部になるシートバックとを有するシートに設けられる車両用シートのアームレスト装置であって、格納凹部とアームレスト本体とを備える。格納凹部は、シートバックのシート前方側の面からシート後方側へ凹み、格納空間を区画する。格納凹部は、格納空間の上方を区画する天井面を有する。アームレスト本体は、シートに回転自在に支持される基端側から先端側へ向かって延び、先端側が基端側よりも上方に配置された状態で格納凹部の格納空間内で上下方向に延びる格納位置と、先端側が基端側よりもシート前方側に配置された状態でシートクッションの上方でシートの前後方向に延びる使用位置との間を、基端側を軸として傾動可能である。アームレスト本体を格納位置に配置した格納状態で、アームレスト本体の先端側の先端面には、格納凹部の天井面のシート前方側の端部に近接または接触する第1領域と、第1領域から連続してシート後方側へ延びて格納凹部の天井面から下方へ離間して天井面との間に空間を区画する第2領域とが設けられる。アームレスト本体の先端面の第2領域には、格納状態で先端側へ開口して基端側へ凹む指挿入部が設けられる。
アームレスト本体は、先端側へ向かって開放されるトレー収納孔と、アームレスト本体を使用位置に配置した使用状態で、トレー収納孔に収納されたトレー収納位置とトレー収納位置から先端側へ突出したトレー使用位置との間をスライド移動可能なトレーとを有する。格納状態では、トレーは、トレー収納位置に配置される。トレーは、トレー収納位置に配置された状態でアームレスト本体の先端面となるトレー端面を有する。指挿入部は、トレー端面に設けられ、アームレスト本体の使用状態でシート前方側へ開口してシート後方側へ凹む。
上記構成では、格納状態のアームレスト本体の先端面には、格納凹部の天井面のシート前方側の端部に近接または接触する第1領域と、第1領域から連続してシート後方側へ延びて格納凹部の天井面から下方へ離間して天井面との間に空間を区画する第2領域とが設けられる。すなわち、アームレスト本体の先端面(格納状態の上面)と格納凹部の天井面とが近接又は接触している領域のシート後方側に空間が設けられている。このため、格納位置のアームレスト本体を使用位置へ傾動させるために、格納位置のアームレスト本体の先端面と格納凹部の天井面との間にシート前方側から作業者が指を挿入した際に、指先がアームレスト本体の先端面の第1領域をシート後方側へ越えると直ぐに空間に到達するので、アームレスト本体の先端面と格納凹部の天井面との間に容易に指を挿入することができる。
また、アームレスト本体の先端面の第1領域から連続してシート後方側へ延びる第2領域には、基端側へ凹む指挿入部が設けられる。このため、アームレスト本体の先端面と格納凹部の天井面との間に挿入した指先を、基端側(格納状態の下側)へ凹む指挿入部に挿入して引っ掛けることができるので、格納位置のアームレスト本体の先端側(上端側)をシート前方側へ容易に引き出すことができる。
また、格納状態のアームレスト本体の先端面には、格納凹部の天井面のシート前方側の端部に近接または接触する第1領域が設けられるので、格納状態のアームレスト本体をシート前方側から視た際に、アームレスト本体の先端面と格納凹部の天井面とが近接または接触しており、外観上の見栄えがよい。
従って、外観上の見栄えを低下させることなく、アームレスト本体を格納位置から使用位置側へ容易に引き出すことができる。
また、アームレスト本体の指挿入部がトレーのトレー端面に設けられるので、トレーをトレー収納位置からトレー使用位置へ引き出す際に指挿入部に指先を挿入して引き出すことができる。このように、トレーを引き出すための指挿入部と、アームレスト本体を格納位置から引き出す際の指挿入部とを共通化することができるので、例えば、トレーを引き出すための指挿入部に加えて、アームレスト本体を格納位置から引き出すための専用の構成を設ける場合に比べて、製造コストを削減することができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の車両用シートのアームレスト装置であって、アームレスト本体を使用位置に配置した使用状態で、アームレスト本体の先端面のうち指挿入部よりも下方に位置する領域は、指挿入部よりも上方に位置する領域よりもシート前方側に位置している。
上記構成では、アームレスト本体を使用位置に配置した使用状態で、アームレスト本体の先端面のうち指挿入部よりも下方に位置する領域は、指挿入部よりも上方に位置する領域よりもシート前方側に位置している。このため、アームレスト本体を格納状態にした際に、アームレスト本体の指挿入部よりもシート前方側を、シート後方側よりも上方に長くすることができる。このため、格納状態のアームレスト本体をシート前方側へ引き出す際に、指挿入部のシート前方側で起立する壁を上下方向に長くして、指挿入部に指先を引っ掛け易くすることができる。
本発明の第3の態様は、上記第1の態様または上記第2の態様の車両用シートのアームレスト装置であって、指挿入部は、使用状態のアームレスト本体の高さ方向の中心に対して下側に位置している。
上記構成では、指挿入部は、使用状態のアームレスト本体の高さ方向の中心に対して下側に位置している。このため、アームレスト本体の指挿入部を、格納状態でアームレスト本体のシート前方側の面に近い位置に配置することができるので、アームレスト本体の先端面と格納凹部の天井面との間に指先を挿入する際に、シート後方側への挿入距離を短くすることができ、指挿入部に指先を引っ掛け易くすることができる。
本発明の第の態様は、上記第1~3の態様のいずれかの車両用シートのアームレスト装置であって、アームレスト本体は、トレーをトレー収納位置に解除可能にロックするロック機構を有する。ロック機構は、指挿入部に露出し、使用状態における指挿入部の上方のロック位置とロック位置よりも上方のロック解除位置との間を移動可能にトレーに支持される操作部を有する。ロック機構は、操作部がロック位置に配置された状態で、トレーをトレー収納位置にロック可能であり、操作部がロック位置からロック解除位置へ移動すると、トレーのロックを解除してトレー収納位置からトレー使用位置へのトレーの移動を許容する。
上記構成では、ロック機構の操作部は、使用状態における指挿入部の上方のロック位置と、ロック位置よりも上側のロック解除位置との間を移動可能である。すなわち、格納状態では、ロック機構の操作部をロック位置からシート後方側のロック解除位置へ移動させるとロックが解除される。このように、アームレスト本体を格納位置から使用位置側へ引き出すために指挿入部に指先を挿入する方向(下方)と、トレーのロックを解除するために操作部を移動させる方向(シート後方側)とが異なるので、アームレスト本体を格納位置から引き出すために指挿入部に指先を挿入する際に、トレーのロックを誤って解除してしまうことを防止することができる。
本開示によれば、外観上の見栄えを低下させることなく、アームレスト本体を格納位置から使用位置側へ容易に引き出すことができる。
本発明の一実施形態に係る車両用シートのアームレスト装置を備えるシートの概略前面図である。 図1のアームレスト装置のアームレスト本体を使用位置に配置した状態の斜視図である。 トレーの斜視図であって、(a)はトレー収納位置に配置した状態を、(b)はトレー使用位置に配置した状態を、(c)はドリンクホルダとして使用している状態をそれぞれ示す。 図1のIV-IV矢視断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示し、図2の一点鎖線CLはアームレスト本体を傾動させる際の回転軸(軸心)を示す。また、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向を意味し、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係る車両用シートのアームレスト装置10は、例えば、車両1の車室に配置されるシート(車両用シート)2に適用される。シート2は、車幅方向に長尺のシート2であって、乗員が着座する着座部となるシートクッション3と、シートクッション3の後端部に沿って起立して、シートクッション3に着座した乗員の背もたれ部となるシートバック4とを有する。アームレスト装置10は、シートバック4の車幅方向の中央に設けられる。なお、本開示における「シート前方」とは、シートバック4に対してシートクッション3が配置される側の方向をいい、本実施形態では、車両1の前方に対応する。また、本開示における「シート後方」とは、シートクッション3に対してシートバック4が配置される側の方向をいい、本実施形態では、車両1の後方に対応する。すなわち、本開示における「シートの前後方向」は、本実施形態では、車両1の前後方向に対応する。
図1及び図2に示すように、アームレスト装置10は、シートバック4の車幅方向の中央に設けられる格納凹部11と、格納凹部11に傾動可能に支持されるアームレスト本体12とを備える。
格納凹部11は、シートバック4の前面(シート前方側の面)4aから後方へ凹む凹状に形成され、内部に格納空間15を区画する。格納凹部11は、シートバック4の前面4aに上下方向に長尺の矩形状に形成されて格納空間15を前方へ開放可能な前方開口13と、前方開口13の上端縁から後方へ延びて格納空間15の上方を区画する天井面14(図4参照)と、前方開口13の左右の端縁から後方へ延びて格納空間15の左右の両側を区画する左右一対の側面16(図2には、右側の側面16が図示されている。)と、格納空間15の後方を区画する底面17とを有する。格納凹部11の左右の側面16は、アームレスト本体12を傾動可能に支持する。
アームレスト本体12は、格納凹部11の格納空間15に格納可能な略直方体状に形成されて、車幅方向に延びる支軸18の軸心CLを中心として、格納凹部11の下端部の左右の側面16に傾動可能に支持される。アームレスト本体12は、支軸18を介して格納凹部11に支持される基端19側から起立して格納凹部11の格納空間15に格納される格納位置と、格納位置から先端20側(格納位置における上端側)が前下方へ傾動してアームレスト本体12がシートクッション3の上面3aに載置される使用位置との間を傾動可能である。アームレスト本体12を格納位置に配置した格納状態で、アームレスト本体12は、基端19側から上方の先端20側へ向かって僅かに後方へ傾斜した状態で上下方向に延びる。アームレスト本体12を使用位置に配置した使用状態で、アームレスト本体12は、シートクッション3の上方で基端19側から前方の先端20側へ向かって前後方向に略水平に延びている。格納状態のアームレスト本体12の前面12aは、シートバック4の前面4aと略同じ前後位置に配置され、シートクッション3に着座した乗員の背もたれ面となる。格納状態のアームレスト本体12の前面12a側の外周縁は、格納凹部11の前方開口13に近接又は接触する。アームレスト本体12の先端20側には、ドリンクホルダとしても使用可能なトレー21が設けられる。なお、以下の説明では、アームレスト本体12に関する方向は、特に説明のない限り、使用状態での方向を示す。
図2及び図3に示すように、アームレスト本体12の先端20側には、トレー支持部材23が固定される。トレー支持部材23は、アームレスト本体12の先端20で前方へ開口するトレー収納開口22と、トレー収納開口22から後方へ延びるトレー収納孔46(図4参照)とを有し、前後方向に延びる矩形筒状に形成され、アームレスト本体12の先端20側からアームレスト本体12の内部で後方へ延びる。トレー支持部材23の前端面23aは、アームレスト本体12の延設方向(基端19側から先端20側へ向かう方向)に直交する面に対して、下方から後上方へ向かって傾斜している。すなわち、トレー支持部材23の前端面23aは、側面視において下端側が上端側よりも前方に位置している。トレー支持部材23は、トレー21を前後方向にスライド移動自在に支持するとともに、後述する板状のガイド部材32を前後方向にスライド移動自在に支持する。
トレー21は、上方へ開口する箱状に形成され、収納物を収納可能な収納部として機能する。トレー21は、トレー支持部材23のトレー収納開口22からトレー収納孔46内に挿入され、トレー支持部材23とトレー21との間に設けられた付勢部材(図示省略)によって前方へ付勢された状態で、トレー支持部材23に前後方向(アームレスト本体12の延設方向)に沿ってスライド移動自在に支持される。トレー21は、上方へ開放可能な収納空間28と、収納空間28の前方で起立するトレー前板部24を有し、トレー前板部24がトレー支持部材23のトレー収納開口22を塞ぐトレー収納位置(図3(a)に示す)と、トレー前板部24がトレー収納開口22よりも前方に位置して収納空間28が上方へ開放されるトレー使用位置(図3(b)及び図3(c)に示す)との間を前後方向にスライド移動可能である。トレー21は、付勢部材によってトレー収納位置からトレー使用位置へ付勢され、後述するロック機構41によってトレー収納位置に解除可能にロックされる。トレー前板部24の前面(トレー端面)24aは、トレー21のスライド方向(アームレスト本体12の延設方向)に直交する面に対して、下方から後上方へ向かって傾斜している。トレー21をトレー収納位置に配置した状態で、トレー前板部24は、トレー支持部材23のトレー収納開口22内に配置され、トレー前板部24の前面24aがトレー支持部材23の前端面23aとともにアームレスト本体12の先端面12b(前端面12b)を構成する。すなわち、トレー21をトレー収納位置に配置した状態で、アームレスト本体12の先端面12b(トレー21の前面24a及びトレー支持部材23の前端面23a)は、側面視において下端側が上端側よりも前方に位置している。トレー前板部24は、その前面24aに設けられる開口26と、開口26から後方へ延びる空間25と、空間25の下方を区画する指掛部29とを有する。開口26は、車幅方向に長尺の矩形状に形成され、トレー前板部24の前面24aの下端側の車幅方向の中央に配置されて前方へ開口する。
ロック機構41は、ロックレバー(操作部)27と、ロックレバー27と一体成形された係止爪35(図4参照)と、トレー支持部材23に設けられる係止孔36(図4参照)とを有する。ロックレバー27は、トレー前板部24の開口26から後方へ延びる空間25のうち指掛部29よりも上方へ離間した位置に配置され、トレー前板部24に上下方向に移動可能に支持される。ロックレバー27は、ロック位置(図3(a)に図示された位置)と、ロック位置よりも上方のロック解除位置との間を移動可能である。係止爪35は、ロックレバー27から下方へ延び、ロック位置でトレー21から下方へ突出する。トレー21をトレー収納位置に配置し、ロックレバー27をロック位置に配置した状態で、係止爪35は、トレー21から下方へ突出してトレー支持部材23の係止孔36に係止され、トレー21をトレー収納位置に保持する。ロックレバー27をロック位置からロック解除位置へ移動させると、係止爪35が係止孔36に対して上方へ移動してトレー収納位置へのトレー21の保持を解除し、トレー21がトレー使用位置側(前方)へスライド移動可能となる。
トレー前板部24の開口26から後方へ延びる空間25のうち、ロック位置のロックレバー27よりも下方の領域は、指を挿入可能な指挿入部30として機能する。指挿入部30は、トレー前板部24の開口26のうちロックレバー27よりも下方の領域31(以下、「指挿入開口31」という。)によって前方へ開放される。トレー21をトレー収納位置に配置した状態で、トレー前板部24の指挿入部30の指挿入開口31の高さ方向の中心(図3(a)に一点鎖線33で示す。)は、アームレスト本体12の高さ方向の中心(図3(a)に一点鎖線44で示す。)よりも下側に位置している。本実施形態では、トレー前板部24の指挿入開口31の全域がアームレスト本体12の先端20側の高さ方向の中央44よりも下方に位置している。アームレスト本体12の先端面12bの下端縁42から指挿入開口31までの長さL1(図3(a)参照)は、アームレスト本体12の先端面12bの上端縁43から指挿入開口31までの長さL2(図3(a)参照)よりも短い。また、上述したように、トレー21をトレー収納位置に配置した状態で、アームレスト本体12の先端面12bは、側面視において下端側が上端側よりも前方に位置しているので、アームレスト本体12の先端面12bのうち指挿入部30の指挿入開口31よりも下方の領域47(図3(a)に示す高さL1の領域47)は、指挿入部30の指挿入開口31よりも上方の領域48(図3(a)に示す高さL2の領域48)よりも前方に位置している。
トレー21の上方には、缶またはペットボトル等の容器を保持可能なガイド部材32が配置される。ガイド部材32は、上下方向と交叉する板状に形成され、2つの容器を保持可能な容器保持開口34を有し、トレー21をトレー使用位置に配置した状態で、トレー支持部材23に前後にスライド移動可能に支持される。ガイド部材32は、トレー支持部材23の内部に収納されたガイド収納位置(図3(b)参照)と、ガイド収納位置よりも前方のガイド使用位置(図3(c)参照)との間をスライド移動可能である。ガイド収納位置のガイド部材32は、トレー使用位置のトレー21の収納空間28を上方へ開放する。ガイド使用位置のガイド部材32は、トレー使用位置のトレー21の収納空間28の上方に位置する。ガイド使用位置のガイド部材32は、容器保持開口34内に配置されてトレー21に載置される容器を保持することによって、ドリンクホルダとして機能する。
次に、格納状態のアームレスト本体12について説明する。図4に示すように、格納状態では、トレー21がトレー収納位置に配置され、ロックレバー27がロック位置に配置され、係止爪35がトレー支持部材23の係止孔36に係止されてトレー21をトレー収納位置に保持している。格納状態では、アームレスト本体12の先端面12bは、アームレスト本体12の延設方向(図4に一点鎖線45で示す方向)に直交する面に対して、前方から後下方へ向かって傾斜している。すなわち、格納状態のアームレスト本体12の先端面12bは、側面視において指挿入部30の指挿入開口31よりも前側の領域47が、指挿入部30の指挿入開口31よりも後側の領域48よりも上方に位置している。格納状態では、アームレスト本体12の先端面12bの前端部(第1領域)39(本実施形態では、トレー支持部材23の前端部側の上面23a)が、シートバック4の格納凹部11の天井面14の前端部(シート前方側の端部)38に接触している。格納状態のアームレスト本体12の先端面12bのうち格納凹部11の天井面14に接触する前端部39から連続して後方へ延びる後方領域(第2領域)40(本実施形態では、アームレスト本体12の先端面12bの前端部39を除くすべての領域)は、格納凹部11の天井面14から下方へ離間して天井面14との間に空間37を区画する。本実施形態では、アームレスト本体12の先端面12bと格納凹部11の天井面14との間の空間37は、前方から後方へ向かうほど上下方向に広くなっている。格納状態のアームレスト本体12の先端面12bの後方領域40には、トレー前板部24の指挿入部30の指挿入開口31が設けられる。すなわち、格納状態のアームレスト本体12の指挿入部30は、アームレスト本体12の先端面12bと格納凹部11の天井面14との間の空間37に指挿入開口31を介して連通する。指挿入開口31は、格納状態のアームレスト本体12の先端面12bの前端部39の後方近傍に配置される。
次に、アームレスト本体12を格納位置から使用位置へ移動させる際の作業について説明する。アームレスト本体12を格納位置から使用位置へ移動させる際には、作業者は、先ず、格納状態のアームレスト本体12の先端面12bとシートバック4の格納凹部11の天井面14との間に前方から指を挿入する。次に、作業者は、指を下方へ折り曲げて、指先を指挿入開口31から指挿入部30に挿入して指掛部29に引っ掛けた状態で、アームレスト本体12の先端20側を格納凹部11の格納空間15から前下方へ引き出してアームレスト本体12を格納位置から使用位置へ移動させる。これにより、アームレスト本体12を格納状態から使用状態にして、アームレスト本体12をアームレストとして機能させることができる。
次に、トレー21をトレー収納位置からトレー使用位置へ移動させる際の作業について説明する。トレー21をトレー収納位置からトレー使用位置へ移動させる際には、作業者は、使用位置のアームレスト本体12の指挿入部30に指を挿入し、ロックレバー27を操作してロック位置から上方へ引き上げる。ロックレバー27をロック位置からロック解除位置へ移動させると、トレー21のトレー収納位置へのロックが解除され、トレー21が付勢部材に付勢されて前方のトレー使用位置へスライド移動する。これにより、トレー21の収納空間28が上方へ開放され、トレー21の収納空間28に収納物を収納可能となる。更に、ガイド部材32をガイド収納位置からガイド使用位置へ引き出すことによって、トレー21及びガイド部材32を、ドリンクホルダとして使用することができる。
上記のように構成されたアームレスト装置10では、格納状態のアームレスト本体12の先端面12bの後方領域40は、格納凹部11の天井面14から下方へ離間して天井面14との間に空間37を区画する。このため、アームレスト本体12を格納位置から使用位置へ移動させるために、作業者がアームレスト本体12の先端面12bと格納凹部11の天井面14との間に前方から指を挿入すると、指は、格納凹部11の天井面14の前端部38を上方へ弾性変形させながら後方へ移動し、アームレスト本体12の先端面12bの前端部39を後方へ越えると、後方の空間37に到達する。このように、作業者の指がアームレスト本体12の先端面12bの前端部39を後方へ越えると直ぐに空間37に到達するので、格納凹部11の天井面14から指への圧力を抑えることができ、アームレスト本体12の先端面12bと格納凹部11の天井面14との間に容易に指を挿入することができる。
また、格納状態のアームレスト本体12の先端面12bの後方領域40には、トレー前板部24の指挿入部30の指挿入開口31が設けられる。このため、アームレスト本体12を格納位置から使用位置へ移動させるために、アームレスト本体12の先端面12bと格納凹部11の天井面14との間に挿入した指を、指挿入開口31から下方へ凹む指挿入部30に挿入して指掛部29に引っ掛ける(以下、単に「指挿入部30に引っ掛ける」という。)ことができるので、アームレスト本体12の先端20側を前下方へ容易に引き出すことができる。
また、使用状態のアームレスト本体12の先端面12bのうち指挿入部30の指挿入開口31よりも下方の領域47は、指挿入部30の指挿入開口31よりも上方の領域48よりも前方に位置している。すなわち、格納状態でアームレスト本体12の先端面12bの指挿入開口31よりも前側の領域47が、指挿入開口31よりもよりも後側の領域48よりも上方に位置しているので、指挿入部30の前方の指掛部29の上下方向の長さを上方へ長く確保することができ、指挿入部30に指先を引っ掛け易くすることができる。
また、使用状態の指挿入開口31の高さ方向の中心(図3(a)に一点鎖線33で示す。)は、アームレスト本体12の高さ方向の中心(図3(a)に一点鎖線44で示す。)よりも下側に位置している。このため、アームレスト本体12の指挿入部30の指挿入開口31を、格納状態でアームレスト本体12の前面12aに近い位置に配置することができるので、アームレスト本体12の先端面12bと格納凹部11の天井面14との間に指を挿入する際に、後方への指の挿入距離を短くすることができ、指挿入部30に指先を引っ掛け易くすることができる。
また、格納状態のアームレスト本体12の先端面12bの指挿入部30に指先を挿入して、アームレスト本体12を格納位置から使用位置へ移動させることができるので、アームレスト本体12を格納位置から前方へ引き出すための引き出し紐等を、格納状態のアームレスト本体12から前方へ露出させる必要がない。このため、格納状態のアームレスト本体12を前方から視た際の外観上の見栄えがよい。
また、格納状態のアームレスト本体12の先端面12bの前端部39が、シートバック4の格納凹部11の天井面14の前端部38に接触しているので、格納状態のアームレスト本体12を前方から視た際に、アームレスト本体12の先端面12bと格納凹部11の天井面14とが接触しており、外観上の見栄えがよい。
また、格納状態のアームレスト本体12の指挿入部30は、アームレスト本体12の先端面12bの後方領域40に設けられる。すなわち、格納状態のアームレスト本体12の指挿入部30は、アームレスト本体12の先端面12bのうち格納凹部11の天井面14に接触する領域(前端部39)よりも後方に位置するので、格納状態のアームレスト本体12を前方から視た際に指挿入部30が露出しない。このため、格納状態のアームレスト本体12を前方から視た際のアームレスト本体12の外観上の見栄えがよい。
従って、本実施形態によれば、外観上の見栄えを低下させることなく、アームレスト本体12を格納位置から前下方(使用位置側)へ容易に引き出すことができる。
また、トレー21を引き出すための指挿入部30と、アームレスト本体12を格納位置から引き出す際の指挿入部30とを共通化しているので、例えば、トレー21を引き出すための指挿入部30に加えて、アームレスト本体12を格納位置から引き出すための専用の構成(引き出し紐等)を設ける場合に比べて、製造コストを削減することができる。
また、ロックレバー27は、指挿入部30よりも上方のロック位置と、ロック位置よりも更に上方のロック解除位置との間を上下方向に移動可能である。すなわち、格納状態では、ロックレバー27をロック位置から後方のロック解除位置へ移動させるとロックが解除される。このように、格納状態で、アームレスト本体12を格納位置から使用位置側へ引き出すために指挿入部30に指先を挿入する方向(下方)と、トレー21のロックを解除するためにロックレバー27を移動させる方向(後方)とが異なるので、アームレスト本体12を格納位置から引き出すために指挿入部30に指先を挿入する際に、トレー21のロックを誤って解除してしまうことを防止することができる。
なお、本実施形態では、トレー21をトレー収納位置からトレー使用位置へ付勢する付勢部材を設けたが、付勢部材を設けなくてもよい。
また、本実施形態では、トレー21をトレー収納位置にロックするロック機構41のロックレバー27に係止爪35を一体成形することによって、ロックレバー27と係止爪35とを機械的に連動させたが、これに限定されるものではなく、ロックレバー27と係止爪35とを別体に成形して互いに電気的に接続し、ロックレバー27と係止爪35とを電気的に連動させてもよい。
また、本実施形態では、トレー21をトレー収納位置にロックするロック機構41を設けたが、ロック機構41を設けなくてもよい。この場合、トレー前板部24に、ロックレバー27を設けることなく、単に基端19側へ凹む指挿入部30を設けてもよい。
また、本実施形態では、缶またはペットボトル等の容器を保持可能なガイド部材32をトレー21の上方に設け、トレー21を、収納物を収納可能な収納部に加え、ドリンクホルダとしても機能させたが、これに限定されるものではなく、ガイド部材32を設けることなく、トレー21を収納部としてのみ機能させてもよい。
また、本実施形態では、アームレスト本体12にトレー支持部材23及びトレー21を設けたが、トレー支持部材23及びトレー21を設けなくてもよい。この場合であっても、アームレスト本体12の先端面12bに基端19側へ凹む指挿入部30を設けることによって、アームレスト本体12の外観上の見栄えを低下させることなく、アームレスト本体12を格納位置から前下方(使用位置側)へ容易に引き出すことができる。
また、本実施形態では、格納状態の指挿入部30の指挿入開口31よりも前方のアームレスト本体12の前後方向の長さL1を、指挿入部30の指挿入開口31よりも後方のアームレスト本体12の前後方向の長さL2よりも短くしたが、これに限定されるものではない。
また、本実施形態では、使用状態の指挿入開口31の高さ方向の中心(図3(a)に一点鎖線33で示す。)を、アームレスト本体12の高さ方向の中心(図3(a)に一点鎖線44で示す。)よりも下側に配置したが、これに限定されるものではない。
また、本実施形態では、使用状態のアームレスト本体12の先端面12bを、側面視において下方から後上方へ延びるように、アームレスト本体12の延設方向に直交する面に対して傾斜させたが、これに限定されるものではない。例えば、アームレスト本体12の先端面12bを、アームレスト本体12の延設方向に直交させてもよい。すなわち、使用状態のアームレスト本体12の先端面12bの指挿入開口31よりも下方の領域47を、指挿入開口31よりも上方の領域48よりも前方に配置しなくてもよい。この場合、格納凹部11の天井面14をアームレスト本体12の先端面12bに対して傾斜させるなどして、格納状態のアームレスト本体12の先端面12bの後方領域40と格納凹部11の天井面14との間に空間37を区画してもよい。
また、本実施形態では、格納状態のアームレスト本体12の先端面12bの前端部39を除く全ての領域(前端部39から連続して後方へ延びる全ての領域(後方領域40))を、格納凹部11の天井面14から下方へ離間する第2領域としたが、これに限定されるものではない。例えば、格納状態のアームレスト本体12の先端面12bの前端部39を除く領域のうち前端部39から連続して後方へ延びる一部の領域を、格納凹部11の天井面14から下方へ離間する第2領域としてもよい。この場合、指挿入部30は、格納状態のアームレスト本体12の先端面12bの前記一部の領域に設けられる。
また、本実施形態では、アームレスト装置10をシートバック4の車幅方向の中央に設けたが、これに限定されるものではない。
また、本実施形態では、格納状態のアームレスト本体12の先端面12bの前端部39を、シートバック4の格納凹部11の天井面14の前端部38に接触させたが、天井面14の前端部38に接触させることなく近接させてもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、本開示に係る車両用シートのアームレスト装置10を、シートバック4に対してシートクッション3が車両1の前方に配置されるシート2に適用したが、これに限定されるものではなく、シートバック4に対してシートクッション3が車両1の左右方向の一方または後方に配置されるシートに適用してもよい。この場合、「シート前方」は、車両1の左右方向の上記一方または後方に対応する。
本開示に係る車両用シートのアームレスト装置は、乗員が着座する車両用シートに広く適用することができる。
1:車両
2:シート(車両用シート)
3:シートクッション
4:シートバック
4a:シートバックの前面(シート前方側の面)
10:アームレスト装置
11:格納凹部
12:アームレスト本体
12b:アームレスト本体の先端面
14:格納凹部の天井面
15:格納空間
19:アームレスト本体の基端
20:アームレスト本体の先端
21:トレー
24:トレー前板部
24a:トレー前板部の前面(トレー端面)
27:ロックレバー(操作部)
30:指挿入部
37:空間
38:格納凹部の天井面の前端部(シート前方側の端部)
39:アームレスト本体の先端面の前端部(第1領域)
40:アームレスト本体の先端面の後方領域(第2領域)
41:ロック機構
46:トレー収納孔

Claims (4)

  1. 乗員が着座するシートクッションと乗員の背もたれ部になるシートバックとを有するシートに設けられるアームレスト装置であって、
    前記シートバックのシート前方側の面からシート後方側へ凹み、格納空間を区画する格納凹部と、
    前記シートに回転自在に支持される基端側から先端側へ向かって延び、前記先端側が前記基端側よりも上方に配置された状態で前記格納凹部の前記格納空間内で上下方向に延びる格納位置と、前記先端側が前記基端側よりもシート前方側に配置された状態で前記シートクッションの上方で前記シートの前後方向に延びる使用位置との間を、前記基端側を軸として傾動可能なアームレスト本体と、を備え、
    前記格納凹部は、前記格納空間の上方を区画する天井面を有し、
    前記アームレスト本体を前記格納位置に配置した格納状態で、前記アームレスト本体の前記先端側の先端面には、前記格納凹部の前記天井面のシート前方側の端部に近接または接触する第1領域と、前記第1領域から連続してシート後方側へ延びて前記格納凹部の前記天井面から下方へ離間して前記天井面との間に空間を区画する第2領域とが設けられ、
    前記アームレスト本体の前記先端面の前記第2領域には、前記格納状態で前記先端側へ開口して前記基端側へ凹む指挿入部が設けられ
    前記アームレスト本体は、前記先端側へ向かって開放されるトレー収納孔と、前記アームレスト本体を前記使用位置に配置した使用状態で、前記トレー収納孔に収納されたトレー収納位置と前記トレー収納位置から前記先端側へ突出したトレー使用位置との間をスライド移動可能なトレーとを有し、
    前記格納状態では、前記トレーは、前記トレー収納位置に配置され、
    前記トレーは、前記トレー収納位置に配置された状態で前記アームレスト本体の前記先端面となるトレー端面を有し、
    前記指挿入部は、前記トレー端面に設けられ、前記アームレスト本体の前記使用状態でシート前方側へ開口してシート後方側へ凹む
    ことを特徴とする車両用シートのアームレスト装置。
  2. 請求項1に記載のアームレスト装置であって、
    記使用状態前記アームレスト本体の前記先端面のうち前記指挿入部よりも下方に位置する領域は、前記指挿入部よりも上方に位置する領域よりもシート前方側に位置している
    ことを特徴とする車両用シートのアームレスト装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のアームレスト装置であって、
    前記指挿入部は、前記使用状態の前記アームレスト本体の高さ方向の中心に対して下側に位置している
    ことを特徴とする車両用シートのアームレスト装置。
  4. 請求項1~請求項3のいずれかに記載のアームレスト装置であって、
    前記アームレスト本体は、前記トレーを前記トレー収納位置に解除可能にロックするロック機構を有し、
    前記ロック機構は、前記指挿入部に露出し、前記使用状態における前記指挿入部の上方のロック位置と前記ロック位置よりも上方のロック解除位置との間を移動可能に前記トレーに支持される操作部を有し、
    前記ロック機構は、前記操作部が前記ロック位置に配置された状態で、前記トレーを前記トレー収納位置にロック可能であり、前記操作部が前記ロック位置から前記ロック解除位置へ移動すると、前記トレーのロックを解除して前記トレー収納位置から前記トレー使用位置への前記トレーの移動を許容する
    ことを特徴とする車両用シートのアームレスト装置。
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