JP6562327B2 - 車両用コンソール装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用コンソール装置に関する。
車両における前席セパレートシートの左右シート間に設けられる車両用コンソール装置において、コンソール本体の上面に左右アームレストを有し、左右アームレストの少なくとも一方がコンソール本体に対して前後にスライド可能とされたものがある(例えば特許文献1参照。)。
特開2004−217118号公報
ところで、上記車両用コンソール装置では、アームレスト(スライド部材)がスライドロック機構を有する旨の記載はあるが、スライドロック機構の操作等についての記載はない。上記車両用コンソール装置において、例えば前席に着座した小柄な乗員がアームレストを操作しようとした場合、アームレストが後方にスライドした状態ではアームレストに手が届き難い。このため、後方にスライドしたアームレストを前方に戻す際に、ロック解除操作子を操作しながらアームレストを前方にスライドさせるといった複合動作が必要になると、アームレストの前方移動がし難いという課題がある。
そこで本発明は、前後移動可能なスライド部材を有する車両用コンソール装置において、スライド部材が後方に移動した状態でもスライド部材の前方移動をし易くすることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、車両(例えば実施形態の車両1)の左右シート(例えば実施形態の運転席3および助手席4)間に設けられるコンソール本体(例えば実施形態のコンソール本体11)と、前記コンソール本体に車両前後方向でスライド可能に支持されるスライド部材(例えば実施形態のアームレスト15)と、前記スライド部材が後方移動位置(例えば実施形態の移動後端位置P2)にあるときに前記スライド部材の前方へのスライドをロックするロック手段(例えば実施形態のロック機構45)と、前記ロック手段による前記スライド部材の前記後方移動位置でのロックをロック解除操作に応じて解除するロック解除手段(例えば実施形態のロック解除機構46)と、前記スライド部材が前記後方移動位置にあるときに前記スライド部材を前方へ付勢し、前記スライド部材の前記後方移動位置でのロックが解除されたときに前記スライド部材を前方へスライドさせる付勢手段(例えば実施形態の付勢機構47)と、を備え、前記付勢手段は、前記スライド部材が前記後方移動位置よりも前方にある第二後方移動位置(例えば実施形態のホップアウト位置P3)から前記後方移動位置まで後方移動することによって、前記スライド部材を前方へスライドさせる付勢力を畜力し、且つ、前記後方移動位置と前記スライド部材の前端位置との中間位置まで付勢することを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記ロック解除手段は、後方へ押されることで前記スライド部材の前記後方移動位置でのロックを解除するロック解除ボタン(例えば実施形態のロック解除ボタン35)を有していることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記ロック手段は、前記スライド部材が前記後方移動位置に達すると、前記スライド部材側に設けられた係止爪(例えば実施形態の係止爪33b)が、コンソール側に設けられた係止片(例えば実施形態の後スライドポジションリブ26)に乗り上げて係合位置で降下し、前記係止爪と前記係止片とが当接することでロックされ、前記係止爪の前記係止片との当接部は、下方に進むにつれて後方に傾斜して形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、コンソール本体に支持されるスライド部材のスライドを、スライド部材が後方移動位置にあるときにロックしても、ロック解除時には付勢手段の付勢力によってスライド部材を前方へ移動させることができる。このため、例えば小柄な乗員がシートポジションを前寄りにした状態で後方移動位置にあるスライド部材を操作する際にも、不自然な体勢での操作やロック解除操作子およびスライド部材を併せて操作するような複合動作を無くすことができる。そして、スライドロックを解除し、付勢手段の付勢力によりスライド部材を前方へ移動させた状態で、スライド部材を操作できるので、車両用コンソール装置の操作性および使い勝手を向上させることができる。
本発明によれば、乗員が後方移動位置にあるスライド部材のロックを解除する際に、後方へ手を延ばす動作の延長でロック解除ボタンを後方へ押圧することが可能となる。これにより、スライド部材の後方移動位置でのロックを解除し、付勢手段の付勢力によってスライド部材を前方へ移動させることができる。このため、車両用コンソール装置の操作性および使い勝手をより一層向上させることができる。
本発明によれば、スライド部材を第二後方移動位置までスライドさせる間は、付勢手段の付勢力を受けることなくスライド部材を後方へスライドさせることができる。また、スライド部材の後方移動位置でのロックを解除した際には、スライド部材を適度に前方移動させて前後中間位置(第二後方移動位置)で停止させることができる。
本発明の実施形態における車両の車室内の斜視図である。 上記車両のセンターコンソールの左右アームレストが移動前端位置にある状態の平面図である。 上記センターコンソールの左右アームレストが移動後端位置にある状態の平面図である。 図3の状態から右アームレストがホップアウト位置にスライドした状態の平面図である。 上記アームレストのスライドロック解除操作の説明図であり、(a)はロック解除ボタン等の平面図、(b)は(a)の5b−5b断面図である。 上記アームレストの前方スライド操作の説明図であり、(a)は操作凹部の前辺部等の平面図、(b)は(a)の6b−6b断面図である。 上記アームレストのヒンジ開操作の説明図であり、(a)は開ハンドル等の平面図、(b)は(a)の7b−7b断面図である。 上記移動前端位置にある右アームレストがヒンジ開操作された状態の斜視図である。 上記移動後端位置にある右アームレストがヒンジ開操作された状態の斜視図である。 上記アームレストのスライド組体および回動ベースの平面図である。 上記回動ベースの斜視図である。 上記アームレストの移動前端位置でのスライドロック状態の説明図であり、(a)はロック機構の側面図、(b)は付勢機構の側面図である。 上記アームレストの移動後端位置でのスライドロック状態の説明図であり、(a)はロック機構の側面図、(b)は付勢機構の側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。
図1に示すように、車両1は、車室Cの前部を構成するインストルメントパネル2と、運転席3および助手席4と、運転席3および助手席4の間に配置されたセンターコンソール(車両用コンソール装置)10と、を備えている。
図2〜図4を併せて参照し、センターコンソール10は、上方に開放する物品収納部12および左右一対のカップホルダ13a,13bを形成するコンソール本体11と、コンソール本体11の上部開口を開閉する蓋部材を兼用する左右一対のアームレスト(スライド部材)15a,15bと、を備えている。
コンソール本体11は、物品収納部12の前方に左右カップホルダ13a,13bを連設している。左右アームレスト15a,15bは、物品収納部12および左右カップホルダ13a,13bの上部開口を閉塞する移動前端位置P1と、物品収納部12の上部開口は閉塞したまま左右カップホルダ13a,13bの上部開口を開放する移動後端位置(後方移動位置)P2と、の間で車両前後方向にスライド可能に設けられている。
左右アームレスト15a,15bは、互いに左右対称の構成を有し、運転席3および助手席4に着座した乗員の腕をそれぞれ支持可能である。左右アームレスト15a,15bは、互いに個別に前後スライド可能とされている。左右アームレスト15a,15bは、それぞれの車幅方向(車両左右方向)外側に、車両前後方向に沿うヒンジ軸(回動軸)16a,16bを有している。左右アームレスト15a,15bは、それぞれヒンジ軸16a,16b中心で回動することによっても、物品収納部12および左右カップホルダ13a,13bを開閉可能である。以上の説明では左右対称の構成の符号に「a」、「b」を付して区別したが、以下の説明では特に必要なければ前記「a」、「b」を省略する。
図8〜図11に示すように、アームレスト15は、コンソール本体11にヒンジ軸16中心で回動可能に支持される回動ベース21と、回動ベース21に車両前後方向でスライド可能に支持されるスライド組体31と、を備えている。スライド組体31の上面側には、アームレスト15のパッド31aが装着されている。
回動ベース21は、コンソール本体11に対して車両前後方向で移動不能に支持されている。スライド組体31は、回動ベース21ひいてはコンソール本体11に対して車両前後方向でスライド可能に支持されている。
回動ベース21は板状をなし、平面視で長辺方向を車両前後方向に沿わせた略長方形状に形成されている。回動ベース21の車幅方向外側には、ヒンジ軸16による軸支部22が突設されている。回動ベース21の車幅方向内側には、コンソール本体11の上部に接地する前後脚部22,23が設けられている。回動ベース21の上面には、前後一対のスライドポジションリブ25,26ならびにポップアウター41当たり部27が突設されている。
スライド組体31は、回動ベース21よりも前後に長い板状のスライドベース32を有している。スライドベース32は、平面視で長辺方向を車両前後方向に沿わせた略長方形状に形成されている。スライドベース32は、回動ベース21に上方から重なるように配置されている。
図10を参照し、アームレスト15は、アームレスト15(スライド組体31)が移動後端位置P2にあるときにアームレスト15の前方へのスライドをロックするロック機構45と、ロック機構45によるアームレスト15の移動後端位置P2でのロックをロック解除操作に応じて解除するロック解除機構46と、アームレスト15が移動後端位置P2にあるときにアームレスト15を前方へ付勢し、アームレスト15の移動後端位置P2でのロックが解除されたときにアームレスト15を前方へスライドさせる付勢機構47と、を備えている。
ロック機構45は、スライドベース32上で車両前後方向に沿う揺動軸33aを中心に揺動可能に設けられるスライドストッパー33と、回動ベース21上に突設される前後スライドポジションリブ25,26と、を備えている。
図12(a)、図13(a)を併せて参照し、スライドストッパー33は、スライドベース32の下方に突出する係止爪33bを有している。スライドストッパー33は、係止爪33bをスライドベース32の下方に突出させるべく付勢されており、かつ付勢力に抗して係止爪33bを上方へ退避可能とされている。
前スライドポジションリブ25は、アームレスト15が移動前端位置P1にあるときに、スライドベース32の下方に突出した係止爪33bに前方から係合することで(図12(a)参照)、アームレスト15の後方へのスライドをロックする。前スライドポジションリブ25は、スライドストッパー33の係止爪33bを前方から当接させる前規制辺部25aと、アームレスト15を移動前端位置P1に向けて移動する過程で係止爪33bを乗り上げさせる後傾斜辺部25bと、を有している。
後スライドポジションリブ26は、アームレスト15が移動後端位置P2にあるときに、スライドベース32の下方に突出した係止爪33bに後方から係合することで(図13(a)参照)、アームレスト15の前方へのスライドをロックする。後スライドポジションリブ26は、スライドストッパー33の係止爪33bを後方から当接させる後規制辺部26aと、アームレスト15を移動後端位置P2に向けて移動する過程で係止爪33bを乗り上げさせる前傾斜辺部26bと、を有している。
図10を参照し、ロック解除機構46は、スライドベース32上で車両前後方向にスライド可能に設けられるロックスライダー34と、ロックスライダー34の前端に連設されるロック解除ボタン35と、を備えている。ロック解除機構46は、スライドベース32と一体的に車両前後方向でスライド可能である。ロックスライダー34はスライドベース32に対して前方へ付勢されており、この付勢力に抗してスライドベース32に対して規定量だけ後方へスライド可能である。
ロックスライダー34の後端部は、スライドストッパー33にカム機構34aを介して係合している。ロックスライダー34は、スライドベース32に対する後方移動に伴い、スライドストッパー33を付勢力に抗して揺動させる。このとき、スライドストッパー33の係止爪33bは、前後スライドポジションリブ25,26との係合位置から上方へ押し上げられて退避する。これにより、前後スライドポジションリブ25,26に対する係止爪33bの係合が解除され、もってロック機構45によるアームレスト15の前後スライドロックが解除される。
図5を併せて参照し、ロック解除ボタン35は、後方への押下によってロックスライダー34を後方移動させ、ロック機構45によるアームレスト15の前後スライドロックを解除させる操作子である。
ここで、アームレスト15の前端部の車幅方向内側には、乗員がアームレスト15を開閉操作するための操作凹部36が設けられている。操作凹部36は、ガーニッシュ37により形成されている。ガーニッシュ37は、アームレスト15のパッド31aを避けてスライドベース32に取り付けられている。ガーニッシュ37は、平面視略矩形状をなし、その後辺部からロック解除ボタン35を操作凹部36内に突出させる。
図6を併せて参照し、ガーニッシュ37の外側辺部には、アームレスト15をヒンジ軸16中心で開操作するための開ハンドル38が設けられている。アームレスト15は、物品収納部12の上部開口を閉塞した状態でヒンジ軸16中心の回動がロックされる。開ハンドル38は、手指等で上方へ引き上げるように回動操作されることで、アームレスト15のヒンジ軸16中心の回動のロックを解除する。開ハンドル38は、ロック解除操作後には、そのままアームレスト15をヒンジ軸16中心で開操作するための取っ手として機能する。
図7を併せて参照し、ガーニッシュ37の前辺部39は、アームレスト15を前方へスライドさせるための取っ手として機能する。
図10を参照し、付勢機構47は、スライドベース32上で車両前後方向にスライド可能に設けられるポップアウター41と、ポップアウター41の例えば内側に配置される付勢バネ42と、回動ベース21上に突設されるポップアウター41当たり部27と、を備えている。
ポップアウター41は、付勢バネ42によって後方に付勢されており、この付勢力に抗して規定量だけ前方へスライド可能である。
図12(b)、図13(b)を併せて参照し、付勢バネ42は、例えば軸方向(伸縮方向)を車両前後方向に沿わせた圧縮コイルスプリングである。付勢バネ42は、ポップアウター41に設けられたバネ後端受け部41aとスライドベース32上に突設されたバネ前端受け部32aとの間に縮接されている。ポップアウター41の前端部の下方には、スライドベース32の下方に突出するアウター係止爪41bが突設されている。
アウター係止爪41bは、アームレスト15が移動前端位置P1にあるときは、回動ベース21のポップアウター41当たり部27に対して前方に離間する(図12(b)参照。)。
アウター係止爪41bは、アームレスト15がスライド範囲の中央よりもやや後方のホップアウト位置(第二後方移動位置)P3まで移動したときは、回動ベース21のポップアウター41当たり部27に前方から当接して係合する。この状態から、アームレスト15が移動後端位置P2までさらに移動すると、スライドベース32に対してポップアウター41が前方へ相対移動し、アームレスト15のホップアウト位置P3から移動後端位置P2までの移動分だけ付勢バネ42が圧縮される(図13(b)参照。)。すなわち、アームレスト15の後方移動に要する力の一部が付勢バネ42に畜力される。
アームレスト15が移動後端位置P2に達すると、後スライドポジションリブ26の前傾斜辺部26bによって後スライドポジションリブ26に乗り上げたスライドストッパー33の係止爪33bが、後スライドポジションリブ26の後規制辺部26aとの係合位置まで降下する(図13(a)参照。)。これにより、係止爪33bが後スライドポジションリブ26の後規制辺部26aに係合し、回動ベース21に対するスライドベース32の前方移動(ひいてはアームレスト15の前方移動)が規制される。このとき、スライドベース32は付勢バネ42によって前方へ付勢されている。
この状態でロック解除ボタン35が後方へ押下されると、スライドストッパー33の係止爪33bによるスライドベース32の前方移動の規制が解除され、付勢バネ42の付勢力が解放される。これにより、図4に示すように、スライドベース32がホップアウト位置P3まで飛び出す(ホップアウトする)。このとき、スライドベース32は、ホップアウト位置P3までは付勢力を受けて前方移動する。スライドベース32がホップアウト位置P3にあるとき、アームレスト15はその前端部がカップホルダ13の後端部と重なる程度まで前進する。スライドベース32は、ホップアウト位置P3よりも前方には惰性のみで前進可能である。このため、ホップアウトしたスライドベース32は、カップホルダ13の不使用時にはホップアウト位置P3を超えて前進可能であり、カップホルダ13の使用時には容器等に当接するのみで停止可能である。
次に、上記実施形態の作用について説明する。
図2に示すように、アームレスト15が移動前端位置P1にある状態で、乗員がアームレスト15を後方へのスライドにより開くときには、まず、図5に示すように、乗員の手指fで操作凹部36内後端のロック解除ボタン35を後方へ押下する。これにより、ロック機構45によるアームレスト15の後方へのスライドロックが解除される。このとき、移動後端位置P2にあるアームレスト15に対して手を後方へ延ばす動作の延長で、乗員がロック解除ボタン35を後方へ押下できるので、ロック解除操作が容易である。
その後、ロック解除ボタン35を押下する動作の延長で、乗員がアームレスト15を後方へ押し込むようにスライドさせることで、カップホルダ13が外部に露出して使用可能となる。このとき、アームレスト15を移動後端位置P2まで移動させる過程では、アームレスト15を前方へ付勢する力を付勢機構47が畜力される。アームレスト15は、ホップアウト位置P3までは付勢バネ42の反力を受けることなく後方へスライド可能なので、アームレスト15の開操作がスムーズである。アームレスト15が移動後退位置までスライドした時点で、ロック機構45によりアームレスト15の前方移動を自動的に規制させる。
図3に示すように、アームレスト15が移動後端位置P2にある状態で、乗員がアームレスト15を前方へのスライドにより閉じるときには、アームレスト15を後方へスライドさせる場合と同様、図5に示すように、乗員の手指fで操作凹部36内後端のロック解除ボタン35を後方へ押下する。これにより、ロック機構45によるアームレスト15の前方へのスライドロックが解除される。
アームレスト15の前方へのスライドロックが解除されると、付勢機構47の付勢力によってアームレスト15が自動的に前方へホップアウトする。このため、乗員は移動後端位置P2からある程度前方に移動したアームレスト15の前端部に手を掛けて前方へ引き出すことができる(図6参照)。
図8、図9に示すように、乗員がアームレスト15をヒンジ軸16中心の回動により開くときには、図7に示すように、乗員の手指fで操作凹部36内の車幅方向外側の開ハンドル38を上方に引き上げる。これにより、アームレスト15のヒンジ軸16中心の回動のロックが解除される。その後、開ハンドル38を引き上げる動作の延長で、乗員がアームレスト15を上方へ回動させることで、カップホルダ13および物品収納部12が外部に露出して使用可能となる。
以上説明したように、上記実施形態における車両用コンソール装置(センターコンソール10)は、車両1の運転席3および助手席4の間に設けられるコンソール本体11と、コンソール本体11に車両前後方向でスライド可能に支持されるアームレスト15と、アームレスト15が移動後端位置P2にあるときにアームレスト15の前方へのスライドをロックするロック機構45と、ロック機構45によるアームレスト15の移動後端位置P2でのロックをロック解除操作に応じて解除するロック解除機構46と、アームレスト15が移動後端位置P2にあるときにアームレスト15を前方へ付勢し、アームレスト15の移動後端位置P2でのロックが解除されたときにアームレスト15を前方へスライドさせる付勢機構47と、を備えている。
この構成によれば、コンソール本体11に支持されるアームレスト15のスライドを、アームレスト15が移動後端位置P2にあるときにロックしても、ロック解除時には付勢機構47の付勢力によってアームレスト15を前方へ移動させることができる。このため、例えば小柄な乗員がシートポジションを前寄りにした状態で移動後端位置P2にあるアームレスト15を操作する際にも、不自然な体勢での操作やロック解除操作子およびアームレスト15を併せて操作するような複合動作を無くすことができる。そして、スライドロックを解除し、付勢機構47の付勢力によりアームレスト15を前方へ移動させた状態で、アームレスト15を操作できるので、車両用コンソール装置の操作性および使い勝手を向上させることができる。
上記実施形態における車両用コンソール装置において、ロック解除機構46は、後方へ押されることでアームレスト15の移動後端位置P2でのロックを解除するロック解除ボタン35を有している。
この構成によれば、乗員が移動後端位置P2にあるアームレスト15のロックを解除する際に、後方へ手を延ばす動作の延長でロック解除ボタン35を後方へ押圧することが可能となる。これにより、アームレスト15の移動後端位置P2でのロックを解除し、付勢機構47の付勢力によってアームレスト15を前方へ移動させることができる。このため、車両用コンソール装置の操作性および使い勝手をより一層向上させることができる。
上記実施形態における車両用コンソール装置において、付勢機構47は、前記アームレスト15が移動後端位置P2よりも前方にあるホップアウト位置P3から移動後端位置P2まで後方移動することによって、アームレスト15を前方へスライドさせる付勢力を畜力する。
この構成によれば、アームレスト15をホップアウト位置P3までスライドさせる間は、付勢機構47の付勢力を受けることなくアームレスト15を後方へスライドさせることができる。また、アームレスト15の移動後端位置P2でのロックを解除した際には、アームレスト15を適度に前方移動させて前後中間位置(ホップアウト位置P3)で停止させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、前席セパレートシートの左右シート間のセンターコンソールに限らず、後席セパレートシートの左右シート間のコンソールボックス等に適用してもよい。また、カップホルダおよび物品収納部を持たない、あるいは異なる機能部を有するコンソール装置に適用してもよい。また、アームレストではないスライド部材を備えるコンソール装置に適用してもよい。また、スライド部材は左右対称の分割体に限らず左右非対称の分割体や三以上の分割体さらには左右一体のものであってもよい。また、ロック機構45、ロック解除機構46および付勢機構47と同等の機能を有するロック手段、ロック解除手段および付勢手段であれば、これらの細部構成は問わず、かつ電気的な制御を含むものであってもよい。また、ロック手段がスライド部材の移動後端位置よりも前方の後方移動位置でスライド部材の前方へのスライドをロックするもの(後方への移動代を残してロックするもの)であってもよい。また、付勢手段がスライド部材をスライド範囲の中央を超える位置まで付勢したり移動前端位置まで付勢するものであってもよい。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 車両
3 運転席(右シート)
4 助手席(左シート)
11 コンソール本体
15 アームレスト(スライド部材)
35 ロック解除ボタン
45 ロック機構(ロック手段)
46 ロック解除機構(ロック解除手段)
47 付勢機構(付勢手段)
P2 移動後端位置(後方移動位置)
P3 ホップアウト位置(第二後方移動位置)

Claims (3)

  1. 車両の左右シート間に設けられるコンソール本体と、
    前記コンソール本体に車両前後方向でスライド可能に支持されるスライド部材と、
    前記スライド部材が後方移動位置にあるときに前記スライド部材の前方へのスライドをロックするロック手段と、
    前記ロック手段による前記スライド部材の前記後方移動位置でのロックをロック解除操作に応じて解除するロック解除手段と、
    前記スライド部材が前記後方移動位置にあるときに前記スライド部材を前方へ付勢し、前記スライド部材の前記後方移動位置でのロックが解除されたときに前記スライド部材を前方へスライドさせる付勢手段と、を備え
    前記付勢手段は、前記スライド部材が前記後方移動位置よりも前方にある第二後方移動位置から前記後方移動位置まで後方移動することによって、前記スライド部材を前方へスライドさせる付勢力を畜力し、且つ、前記後方移動位置と前記スライド部材の前端位置との中間位置まで付勢する
    ことを特徴とする車両用コンソール装置。
  2. 前記ロック解除手段は、後方へ押されることで前記スライド部材の前記後方移動位置でのロックを解除するロック解除ボタンを有していることを特徴とする請求項1に記載の車両用コンソール装置。
  3. 前記ロック手段は、前記スライド部材が前記後方移動位置に達すると、前記スライド部材側に設けられた係止爪が、コンソール側に設けられた係止片に乗り上げて係合位置で降下し、前記係止爪と前記係止片とが当接することでロックされ、
    前記係止爪の前記係止片との当接部は、下方に進むにつれて後方に傾斜して形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用コンソール装置。
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