JP2008221907A - 車両用シート装置 - Google Patents

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博司 崎田
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Abstract

【課題】アームレストを利用し、シートクッションに荷物を載置する場合、アームレストから荷物保持部材を突出させて、荷物を確実に保持して安定させ、使い勝手が良く、荷物を保持するとき以外は荷物保持部材が邪魔にならない、また、見栄えを悪化させることもない、車両用シート装置を提供する。
【解決手段】係止部材11がアームレスト5に出没可能に収納され、アームレスト5が使用位置のときに突出されて、シートクッション3に載置された荷物Lをアームレスト5とシートクッション3更にはシートバック4と協働して保持する。この係止部材11はアーム状に形成され、前端部が枢支されてアームレスト5に収納する方向へ回動付勢され、アームレスト5の側面部から車幅方向へ突出する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、シートクッション又はシートバックに使用位置と退避位置とに亙って切換え可能なアームレストを装備し、特に、シートクッションに載置された荷物を保持可能な荷物保持部材をアームレストに出没可能に収納した車両用シート装置に関するものである。
従来、自動車等の車両用シート装置として、シートクッション及びシートバックを備え、更に、シートクッション又はシートバックにアームレストを装備し、このアームレストが水平姿勢となる使用位置とこの使用位置から後方へ起立させた退避位置とに亙って切換え可能に構成されたものが周知である。この種の車両用シート装置は、車両の後部シートに広く採用されているが、前部シートの運転席や助手席にも採用可能である。
後部シート用のアームレストを備えた車両用シート装置としては、シートクッション及びシートバックが車内の車幅方向略全幅に亙って連続的に設けられ、シートバックの車幅方向中央部に凹部が形成され、アームレストがこの凹部に収納されて退避位置(収納位置)となるように構成されたものが周知である。
ところで、自動車等の車両では、乗員未着座のシート(例えば、後部シートや前部シートの助手席)のシートクッションに荷物を載置し、その方が便利であるという理由もあるが、この状態では、荷物が不安定であるため、車両を走行させた場合、特に制動時やカーブ走行時に、荷物が移動してシートクッションから落下する虞が生じる。
そこで、特許文献1には、ヘッドレストを利用してシートクッションに載置された荷物の落下を防止する車両用シート装置が開示されている。この車両用シート装置では、シートクッションの前端部に支持部材が取付けられており、ヘッドレストをシートバックから取外し、ヘッドレストのステーを支持部材に取付けて、ヘッドレストをシートクッションの前端側に立設させてして使用する。
尚、特許文献1には、従来技術として、シートクッションにワイヤを介してベルトをクロス状に取付けて、また、シートバックにファスナを介してシートを取付けて、シートクッションに載置された荷物を、このベルトやシートによりシートクッションやシートバックに拘束して保持する技術が記載されている。
特開2004−202191号公報
従来の車両用シート装置では、前記のように、シートクッションに荷物を載置しただけでは、荷物が不安定であるため、車両を走行させた場合、特に制動時やカーブ走行時に、荷物が移動してシートクッションから落下する虞が生じる。ここで、後部シート用のアームレストをシートクッションの上面側近傍で水平姿勢にして使用位置とするものでは、その使用位置のアームレストにより荷物を多少拘束できるが、やはり荷物が不安定であるため、上記課題を解決することはできない。
特許文献1の車両用シート装置では、乗員が着座した際に必要なヘッドレストをシートバックから取外してシートクッションの前端側に取付けるので、乗員が着座する際には元に戻さなければならないし、その付け替え作業を迅速に行うことも難しいので、使い勝手が非常に悪いこと、また、シートクッションの前端部のヘッドレスト取付け用の支持部材が邪魔になり、見栄えも悪くすること、等の問題がある。
また、シートクッションに載置された荷物は、シートクッションの前端側に取付けられたヘッドレストに当たってシートクッションから落下することを防止できるが、このヘッドレストは、荷物を常に拘束するものではないので、荷物の拘束性に劣り、結局、荷物が不安定になり、車両を走行させた場合、荷物が左右方向へ移動し、ヘッドレストを回避してシートクッションから落下する虞もある。尚、特許文献1に従来技術として記載の前記技術では、荷物の拘束性を高めることができるが、それ以外は上記同様の問題がある。
本発明の目的は、アームレストを利用し、そのアームレストに荷物保持部材を出没可能に収納して、アームレストの使用位置と退避位置への切換えに支承をきたさないようにし、シートクッションに荷物を載置する場合、アームレストから荷物保持部材を突出させて、荷物を確実に保持して安定させ、即ち、荷物の拘束性を高めて、車両を走行させた場合、荷物が移動してシートクッションから落下することを確実に防止するとともに、使い勝手が良く、更に、荷物を保持するとき以外は荷物保持部材が邪魔にならない、また、見栄えを悪化させることもない、車両用シート装置を提供することである。
請求項1の車両用シート装置は、車両に装備されたシートクッション及びシートバックと、シートクッション又はシートバックに装備されて水平姿勢となる使用位置とこの使用位置から後方へ起立させた退避位置とに亙って切換え可能なアームレストとを備えた車両用シート装置において、前記アームレストに出没可能に収納され、アームレストが使用位置のときに突出されて、シートクッションに載置された荷物を少なくともアームレストとシートクッションと協働して保持可能な荷物保持部材を設けたことを特徴とする。
この車両用シート装置では、アームレストがシートクッション又はシートバックに装備されて、水平姿勢となる使用位置とこの使用位置から後方へ起立させた退避位置とに亙って自由に切換えられる。シートクッションに荷物を載置する場合、アームレストが使用位置に切換えられた状態で、このアームレストに収納された荷物保持部材がアームレストから突出され、この荷物保持部材により少なくともアームレストとシートクッションと協働して、シートクッションに載置された荷物が保持されて安定し、荷物の拘束性が高められて、車両を走行させた場合、特に制動時やカーブ走行時に、荷物が移動してシートクッションから落下することが確実に防止される。
請求項1の従属請求項として次の構成を採用可能である。
前記アームレストは後部シート用のアームレストであり、前記退避位置はアームレストがシートバックの車幅方向中央部に形成された凹部に収納された収納位置である(請求項2)。この場合、前記使用位置はアームレストがシートクッションの上面側近傍で水平姿勢となる位置であることが好ましい。
前記荷物保持部材は、アームレストの側面部から車幅方向へ突出可能な係止部材からなり、アームレストが使用位置のときに突出された係止部材とアームレストとの間に荷物を保持可能な荷物保持領域が形成される(請求項3)。前記係止部材がアーム状に形成され、前記アームレストに、その使用位置における係止部材の前端部を鉛直軸心回りに回動自在に枢支する枢支部を設ける(請求項4)。前記係止部材をアームレストに収納する方向へ回動付勢する付勢手段を設ける(請求項5)。
前記係止部材は、アームレストから突出する部分にコ字状部分を有し、アームレストが使用位置のときに突出された係止部材のコ字状部分とアームレストとの間に荷物を保持可能な荷物保持領域が形成される(請求項6)。前記アームレストに係止部材を車幅方向へ移動自在に案内する案内部を設ける(請求項7)。前記係止部材をアームレストに収納する方向へ付勢する付勢手段を設ける(請求項8)。前記係止部材がアームレストから突出された係止部材の突出位置を複数位置の何れかに択一的に切換えて固定解除可能に固定する位置切換え固定手段を設ける(請求項9)。
前記荷物保持部材は、アームレストから引出されて荷物をカバー可能なシート状又は網状の可撓性部材からなり、前記シートクッションとシートバックの少なくとも一方の車幅方向外端部側に、可撓性部材の突出側端部を係止可能な係止部を設ける(請求項10)。前記アームレストの内部に可撓性部材を引出し可能に巻取る巻取り装置を設ける(請求項11)。
請求項1の車両用シート装置によれば、シートクッション又はシートバックに装備されて水平姿勢となる使用位置とこの使用位置から後方へ起立させた退避位置とに亙って切換え可能なアームレストを利用し、そのアームレストに内部のデットスペースを有効利用して荷物保持部材を出没可能に収納して、アームレストの使用位置と退避位置への切換えに支承をきたさないようにし、シートクッションに荷物を載置する場合、アームレストを使用位置に切換えた状態で、アームレストから荷物保持部材を突出させて、その荷物保持部材により少なくともアームレストとシートクッションと協働して、荷物を確実に保持して安定させ、即ち、荷物の拘束性を高めて、車両を走行させた場合、特に制動時やカーブ走行時に、荷物が移動してシートクッションから落下することを確実に防止でき、しかも、荷物保持部材をアームレストに対して簡単に確実に迅速に出没させ得るように構成できるので、使い勝手が非常に良く、更に、荷物を保持するとき以外は、荷物保持部材の全部をアームレストに収納しておくことができるので、従来のアームレストと同じ外観形状となり、その荷物保持部材が邪魔にならず、見栄えを悪化させることもない。
請求項2の車両用シート装置によれば、アームレストは後部シート用のアームレストであり、退避位置はアームレストがシートバックの車幅方向中央部に形成された凹部に収納された収納位置であるので、後部シートのシートクッションに載置された荷物を確実に保持でき、また、荷物保持部材をアームレストに収納した状態で、アームレストをシートバックの凹部に確実に収納して収納位置に切換えることができる。
請求項3の車両用シート装置によれば、荷物保持部材は、アームレストの側面部から車幅方向へ突出可能な係止部材からなり、アームレストが使用位置のときに突出された係止部材とアームレストとの間に荷物を保持可能な荷物保持領域が形成されるので、この荷物保持領域においてシートクッションに載置された荷物を確実に保持でき、また、アームレストの上面部からは係止部材が突出しないので、特に、請求項2のような構成の場合、シートクッションのうちアームレストに対して荷物が載置された部分と反対側に乗員が着座した場合に、その乗員の腕掛けにアームレストを使用できる。
請求項4の車両用シート装置によれば、係止部材がアーム状に形成され、アームレストに、その使用位置における係止部材の前端部を鉛直軸心回りに回動自在に枢支する枢支部を設けたので、係止部材を簡単に且つ小型に構成でき、アームレストに収納するうえでも有利なり、また、係止部材をその後方が車幅方向へ開閉するようにスイングさせて、アームレストへの収容位置と使用する突出位置とに亙って簡単に切換えることができる。
請求項5の車両用シート装置によれば、係止部材をアームレストに収納する方向へ回動付勢する付勢手段を設けたので、荷物保持領域においてシートクッションに載置された荷物に、係止部材を付勢手段の付勢力で当てておくことができるので、荷物の拘束性を確実に高めることができ、また、荷物を荷物保持領域から退けることで、係止部材をアームレストに自動的に収納させることができるので、使い勝手が一層良くなる。
請求項6の車両用シート装置によれば、係止部材は、アームレストから突出する部分にコ字状部分を有し、アームレストが使用位置のときに突出された係止部材のコ字状部分とアームレストとの間に荷物を保持可能な荷物保持領域が形成されるので、この荷物保持領域においてシートクッションに載置された荷物を確実に保持でき、また、コ字状部分を有する係止部材とアームレストとの一体性を高めることができるので、荷物を保持する機能を一層高めることができる。
請求項7の車両用シート装置によれば、アームレストに係止部材を車幅方向へ移動自在に案内する案内部を設けたので、係止部材をアームレストへの収容位置と使用する突出位置とに亙ってガタツキなく車幅方向へ円滑に移動させて切換えることができる。
請求項8の車両用シート装置によれば、係止部材をアームレストに収納する方向へ付勢する付勢手段を設けたので、荷物保持領域においてシートクッションに載置された荷物に、係止部材を付勢手段の付勢力で当てておくことができるので、荷物の拘束性を確実に高めることができ、また、荷物を荷物保持領域から退けることで、係止部材をアームレストに自動的に収納させることができるので、使い勝手が一層良くなる。
請求項9の車両用シート装置によれば、係止部材がアームレストから突出された係止部材の突出位置を複数位置の何れかに択一的に切換えて固定解除可能に固定する位置切換え固定手段を設けたので、シートクッションに載置された荷物のサイズや形状に応じて、その荷物を保持可能な適切な突出位置に、係止部材を切換えて固定できるので、荷物を保持する機能を高めることができる。
請求項10の車両用シート装置によれば、荷物保持部材は、アームレストから引出されて荷物をカバー可能なシート状又は網状の可撓性部材からなり、シートクッションとシートバックの少なくとも一方の車幅方向外端部側に、可撓性部材の突出側端部を係止可能な係止部を設けたので、この可撓性部材によりアームレストとシートクッションと協働して、更には、シートバックと協働して、シートクッションに載置された種々のサイズや形状の荷物を確実に保持できる。
請求項11の車両用シート装置によれば、アームレストの内部に可撓性部材を引出し可能に巻取る巻取り装置を設けたので、アームレストに可撓性部材を整然と収納することができ、また、引き出された可撓性部材を、その突出側端部を係止部から係止解除することで、自動的にアームレストに収納させることがで、使い勝手が一層良くなる。
本発明の車両用シート装置は、車両に装備されたシートクッション及びシートバック、シートバックに装備されて水平姿勢となる使用位置とこの使用位置から後方へ起立させた退避位置とに亙って切換え可能なアームレスト、アームレストに出没可能に収納され、アームレストが使用位置のときに突出されて、シートクッションに載置された荷物を少なくともアームレストとシートクッションと協働して保持可能な荷物保持部材を備えている。
図1〜図5に示すように、車両用シート装置1は、自動車の後部シート(例えば、2列目又は3列目シート)に適用され、3人掛けタイプのシートクッション3及びシートバック4を有するシート2と、シートバック4の車幅方向中央部分に装備された後部シート用のアームレスト5と、アームレスト5に装備された荷物保持機構10とを備えている。
シート2は、左右のサイドシート部2aとセンタシート部2bとを有し、これらシート部2a,2bに対応するシートバック4の上端部に3つのヘッドレスト6が装備されている。シートバック4の車幅方向中央部、即ち、センタシート部2bのシートバック4には、アームレスト5を起立姿勢で収納可能な凹部7が前方開放状に形成されている。
アームレスト5は、水平姿勢となる図2に示す使用位置とこの使用位置から後方へ起立させた図1に示す収納位置(退避位置)とに亙って切換え可能に、アームレスト5の基端部(収納位置における下端部)がシートバック4に連結されて、その基端部側を支点に回動可能に構成されている。図1に示すように、アームレスト5が収納位置のとき、アームレスト5の前面と共にセンタシート部2bのシートバック4の前面を形成して、乗員がセンタシート部2bに着座することができる。
図2に示すように、アームレスト5が使用位置のとき、アームレスト5の少なくとも一部(例えば、前端部分)がシートクッション3に載置支持され、或いは、シートバック4に片持ち状に支持された状態になり、サイドシート部2aに着座した乗員の腕をアームレスト5に掛けることができる。アームレスト5は、少なくとも表面側部分にクッション部5aを有し、収納位置におけるセンタシート部2bへの着座感と、使用位置におけるアームレスト5への腕掛感とを良好にしてある。
図2〜図5に示すように、荷物保持機構10は、アームレスト5に出没可能に収納される左右1対の荷物保持部材である係止部材11を備え、図4に示すように、シートクッション3に荷物Lを載置する場合、アームレスト5が使用位置のときに、荷物L側の係止部材11が突出されて、この係止部材11によりアームレスト5とシートクッション3と協働して、更にはシートバック4と協働して、シートクッション3に載置された荷物Lを保持可能に構成されている。
係止部材11は、合成樹脂又は金属で構成されてアーム状に形成され、アームレスト5の側面部から車幅方向へ突出可能に構成され、アームレスト5が使用位置のときに突出された係止部材11とアームレスト5との間に荷物Lを保持可能な荷物保持領域La(図3、図4参照)が形成される。前記構成をより良く実現するために、荷物保持機構10は、更に、1対の係止部材11に対応させて、左右1対の収納部材12及び枢支部13及び付勢手段である捩じりバネ14を備えている。
収納部材12は合成樹脂又は金属で構成されてアームレスト5内に固定的に設けられ、例えば、アームレスト5のアームレスト本体(図示略)に連結され、或いは、アームレスト本体に一体形成されている。尚、アームレスト本体はクッション部5aで被覆されており、その基端部がシートバック4に連結されている。収納部材12には係止部材11を収納可能な収納凹部12aが側方開放状に形成され、この収納凹部12aがアームレスト5の側方へ臨むように収納部材12が配置されている。
図5に示すように、枢支部13は、アームレスト5の使用位置における係止部材11の前端部を鉛直軸心回りに回動自在に枢支するものであり、アームレスト5に設けた収納部材12に設けられ、例えば、収納部材12の収納凹部12aに臨む部分に形成された上下1対の枢支穴部13aからなる。例えば、係止部材11の前端部にピン孔11aが形成され、このピン孔11aに上下1対のピン15が圧縮コイルバネ16を挟んで直列状に挿入され、これらピン15が1対の枢支穴部13aに係合されている。
捩じりバネ14は、係止部材11をアームレスト5(収納凹部12a)に収納する方向へ回動付勢するものであり、ピン15に外装され、捩じられた状態で、一端部が収納部材12に係止され、他端部が係止部材11に係止されている。ここで、係止部材11の全部が収納凹部12aに収納された状態で、係止部材11を掴み易くするために、係止部材11の後端部分に取手を設けてもよい。
この車両用シート装置1によれば、次の作用・効果を奏する。
荷物保持機構10を利用して、シートクッション3に載置された荷物Lを保持する場合、図1に示すように、アームレスト5が収納位置にある状態では、図2に示すように、アームレスト5を使用位置に切換える。ここで、通常時、捩じりバネ14により回動付勢された係止部材11の全部がアームレスト5に収納された状態になる。
図3に示すように、アームレスト5が使用位置に切換えられた状態で、アームレスト5に収納された係止部材11を掴んで回動操作してアームレスト5から突出させる。例えば、係止部材11を最大で90度回動させて側方へ延びるように突出させることができるが、この係止部材11とアームレスト5との間に荷物保持領域Laが形成され、この荷物保持領域Laにおいてシートクッション3に荷物Lを載置する。ここで、荷物Lをアームレスト5に接近させるように載置することが好ましい。
次に、図4に示すように、係止部材11を離すことで、係止部材11が捩じりバネ14によりアームレスト5に収納される方向へ回動して荷物Lに当たって止まり、この係止部材11によりアームレスト5とシートクッション3と協働して、更に、シートバック4と協働して、シートクッション3に載置された荷物Lが保持される。
つまり、使用位置と退避位置とに亙って切換え可能なアームレスト5を利用し、そのアームレスト5に内部のデットスペースを有効利用して係止部材11を出没可能に収納して、アームレスト5の使用位置と退避位置への切換えに支承をきたさないようにし、シートクッション3に荷物Lを載置する場合、アームレスト5を使用位置に切換えた状態で、アームレスト5から係止部材11を突出させて、前記のように荷物Lを確実に保持して安定させ、即ち、荷物Lの拘束性を高めて、自動車を走行させた場合、特に制動時やカーブ走行時に、荷物Lが移動してシートクッション3から落下することを確実に防止できる。
しかも、係止部材11をアームレスト5に対して簡単に確実に迅速に出没させ得るように構成できるので、使い勝手が非常に良く、更に、荷物Lを保持するとき以外は、係止部材11の全部をアームレスト5に収納しておくことができるので、従来のアームレストと同じ外観形状となり、係止部材11が邪魔にならず、見栄えを悪化させることもない。
また、係止部材11は、アームレスト5の側面部から車幅方向へ突出可能に構成され、アームレスト5が使用位置のときに突出された係止部材11とアームレスト5との間に荷物Lを保持可能な荷物保持領域Laが形成されるので、この荷物保持領域Laにおいてシートクッション3に載置された荷物Lを確実に保持でき、また、アームレスト5の上面部からは係止部材11が突出しないので、シートのうちアームレスト5に対して荷物Lが載置された部分と反対側のサイドシート部2aに乗員が着座した場合に、その乗員の腕掛けにアームレスト5を使用できる。
また、係止部材11がアーム状に形成され、アームレスト5に、その使用位置における係止部材11の前端部を鉛直軸心回りに回動自在に枢支する枢支部13を設けたので、係止部材11を簡単に且つ小型に構成でき、アームレスト5に収納するうえでも有利なり、また、係止部材11をその後方が車幅方向へ開閉するようにスイングさせて、アームレスト5への収容位置と使用する突出位置とに亙って簡単に切換えることができる。
また、係止部材11をアームレスト5に収納する方向へ回動付勢する捩じりバネ14を設けたので、荷物保持領域Laにおいてシートクッション3に載置された荷物Lに、係止部材11を捩じりバネ14の付勢力で当てておくことができるので、荷物Lの拘束性を確実に高めることができ、また、荷物Lを荷物保持領域Laから退けることで、係止部材11をアームレスト5に自動的に収納させることができるので、使い勝手が一層良くなる。
次に、実施例1の荷物保持機構10を変更した他の実施例について説明する。尚、実施例1と基本的に同じものには同一符号を付して説明を省略する。
図6〜図8に示すように、この車両用シート装置A1の荷物保持機構20は、アームレスト5に出没可能に収納される荷物保持部材である係止部材21を備え、図6に示すように、シートクッション3に荷物Lを載置する場合、アームレスト5が使用位置のときに、係止部材21が突出されて、この係止部材21によりアームレスト5とシートクッション3と協働して、シートクッション3に載置された荷物Lを保持可能に構成されている。
係止部材21は、合成樹脂又は金属で構成されて枠状に形成され、アームレスト5の一側面部から車幅方向一方側へ突出可能に構成され、アームレスト5から突出する部分にコ字状部分21aを有し、アームレスト5が使用位置のときに突出された係止部材21のコ字状部分21aとアームレスト5との間に荷物Lを保持可能な荷物保持領域La(図6、図8参照)が形成される。前記構成をより良く実現するために、荷物保持機構20は、更に、収納部材22、案内部23、付勢手段であるバネユニット24を備えている。
収納部材22は合成樹脂又は金属で構成されてアームレスト5内に固定的に設けられている。収納部材22には係止部材21を収納可能な収納部22aが車幅方向の一方側が開放状に形成され、この収納部22aがアームレスト5の一側方へ臨むように収納部材22が配置されている。案内部23は、係止部材21を車幅方向へ移動自在に案内するものであり、アームレスト5に設けた収納部材22のうち、係止部材21が摺動自在に当接する収納部22aの内面(側面、上面、下面)で構成されている。
バネユニット24は、係止部材21をアームレスト5に収納する方向へ付勢するものであり、例えば、アームレスト5内の収納部材22の後側に配置され、このバネユニット24は、例えば、ゼンマイバネと、このゼンマイバネで回動付勢された巻取り軸とを有し、この巻取り軸に巻付けられた紐状部材24aの先端部が係止部材21の反突出側端部に連結されている。
ここで、係止部材21の全部がアームレスト5に収納されたから更に付勢方向へ移動しないように、係止部材21を係止する構造、例えば、係止部材21の反突出側端部を、収納部材22の反開放側端面に当接させる構造、また、係止部材21の全部がアームレスト5から突出しないように、係止部材21を収納部材22に対して抜止めする構造を設けることが好ましい。
この車両用シート装置A1によれば、次の作用・効果を奏する。
荷物保持機構20を利用して、シートクッション3に載置された荷物Lを保持する場合、図6に示すように、アームレスト5が使用位置に切換えられた状態で、アームレスト5に収納された係止部材21を掴んで車幅方向へ移動操作してアームレスト5から突出させる。この係止部材21のコ字状部分21aとアームレスト5との間に荷物保持領域Laが形成され、この荷物保持領域Laにおいてシートクッション3に荷物Lを載置する。
ここで、係止部材21の全部が収納凹部22aに収納された状態で、係止部材21を掴み易くするために、係止部材21の突出側端部に取手を設けてもよい。次に、係止部材21を離すことで、係止部材21がバネユニット24によりアームレスト5に収納される方向へ移動して荷物Lに当たって止まり、この係止部材21によりアームレスト5とシートクッション3と協働して、シートクッション3に載置された荷物Lが保持される。
つまり、係止部材21は、アームレスト5から突出する部分にコ字状部分21aを有し、アームレスト5が使用位置のときに突出された係止部材21のコ字状部分21aとアームレスト5との間に荷物Lを保持可能な荷物保持領域Laが形成されるので、この荷物保持領域Laにおいてシートクッション3に載置された荷物Lを確実に保持でき、また、コ字状部分21aを有する係止部材21とアームレスト4との一体性を高めることができるので、荷物Lを保持する機能を一層高めることができる。
また、アームレスト5に設けた収納部材22に係止部材21を車幅方向へ移動自在に案内する案内部23を設けたので、係止部材21をアームレスト5への収容位置と使用する突出位置とに亙ってガタツキなく車幅方向へ円滑に移動させて切換えることができる。
また、係止部材21をアームレスト5に収納する方向へ付勢するバネユニット24を設けたので、荷物保持領域Laにおいてシートクッション3に載置された荷物Lに、係止部材21をバネユニット24の付勢力で当てておくことができるので、荷物Lの拘束性を確実に高めることができ、また、荷物Lを荷物保持領域Laから退けることで、係止部材21をアームレスト5に自動的に収納させることができるので、使い勝手が一層良くなる。その他の主要な効果は実施例1と同様である。
次に、実施例2を部分的に変更した変形例について説明する。尚、実施例2と基本的に同じものには同一符号を付して説明を省略する。
1]図9に示すように、この荷物保持機構20Aは、前記枠状の係止部材21の代わりに、コ字状の係止部材21Aを備えたものである。この係止部材21Aは、そのコ字状両端部側からヘッドレスト5に挿入され、アームレスト5から突出する部分にコ字状部分が形成されるので、実施例2と同様の作用・効果を奏する。
2]図10に示すように、この荷物保持機構20Bでは、係止部材21Bが枠状に形成されて、アームレスト5の両側面部から車幅方向両側へ突出可能に構成され、そのために、収納部材22Bは車幅方向両側が開放状に形成され、この開放端がアームレスト5の両側方へ臨むように収納部材22Bが配置されている。
こうして、アームレスト5の車幅方向両側の何れに荷物Lを載置しても、その荷物Lを保持可能に構成できる。尚、この荷物保持機構20Bでは、バネユニット24を省略してもよいし、バネユニット24の代わりに、係止部材21Bが車幅方向両側の何れに突出しても、その係止部材21Bをアームレスト5に収納する方向へ付勢する構造を設け、更に、係止部材21Bの全部をアームレスト5に収納した位置に、係止部材21Bを係止解除可能に係止する構造を設けてもよい。
3]図11に示すように、この荷物保持機構20Cは、アームレスト5に出没可能に収納される上下1対の係止部材21Cr,21Clを備え、これら係止部材21Cr,21Clに対応させて、上下1対の収納部材22Cr,22Clを備えている。係止部材21Crと収納部材22Crは、実施例2の係止部材21と収納部材22と同様の構成であり、係止部材21Clと収納部材22Clは、その係止部材21Clが係止部材21Crと反対側へ突出可能な構成である。
尚、1対の収納部材22Cr,22Clを夫々アームレスト5に収納する方向へ付勢する、実施例2のバネユニット24と同様のバネユニット(図示略)が設けられている。この荷物保持機構20Cによれば、アームレスト5の車幅方向両側の何れに荷物Lを載置しても、更に、その両側へ荷物Lを載置しても、その荷物Lを保持可能になる。
4]図12に示すように、この荷物保持機構20Cは、係止部材21Dがアームレスト5から突出された係止部材21Dの突出位置を複数位置の何れかに択一的に切換えて固定解除可能に固定する位置切換え固定機構25を備えている。この位置切換え固定機構25においては、係止部材21Dの前帯状片に複数の係合穴26が車幅方向へ適当間隔おきに形成され、この係合穴26に前側から係合可能な係合部材27と、係合部材27を係止部材21Dの前帯状片の方向(後方)へ付勢するコイルバネ28が設けられている。
係合部材27とコイルバネ28は収納部材22に組込まれており、係合部材27の後端部分は後方程幅狭になるテーパ部27aが形成され、このテーパ部27aが係合穴26に係合解除可能に係合される。故に、係合部材27がある係合穴26に係合している状態で、係止部材21Dに車幅方向へ所定の力を加えると、係合部材27が係合穴26から係合解除して係止部材21Dが車幅方向移動し、次の係合穴26が係合部材27の後側に移動してくると、その係合穴26に係合部材27が係合する。
このように、係止部材21Dの突出位置を複数位置の何れかに択一的に切換えて固定解除可能に固定する位置切換え固定機構25を設けたことで、シートクッション3に載置された荷物Lのサイズや形状に応じて、その荷物Lを保持可能な適切な突出位置に、係止部材21Dを切換えて固定できるので、荷物Lを保持する機能を高めることができる。尚、この荷物保持機構20Dでは、バネユニット24を省略することができる。
また、係止部材21Dの突出の切換えを節度感良く行うことができる。尚、この位置切換え固定機構25のその他の形態としては、例えば、係合部材27を係合穴26から係合解除させるように操作する操作部を、例えば、アームレスト5の使用位置における前面部に設けることも可能である。この場合、係合部材27にテー部27aを形成することが不要になり、係止部材21Dを任意の突出位置で確実に固定可能になる。
図13に示すように、この車両用シート装置B1の荷物保持機構30は、アームレスト5に出没可能に収納される荷物保持部材であるシート状の可撓性部材31を備え、シートクッション3に荷物Lを載置する場合、アームレスト5が使用位置のときに、可撓性部材31が引出されて、この可撓性部材31によりアームレスト5とシートクッション3と協働して、更には、シートバック4と協働して、シートクッション3に載置された荷物Lを保持可能に構成されている。
可撓性部材31の突出側端部には、その全幅に亙ってステー31aが設けられ、そのステー31aに被係止部31b(例えば、フック31b)が設けられている。そして、この荷物保持機構30は、シートクッション3とシートバック4の車幅方向外端部側に設けられて可撓性部材31の突出側端部の被係止部31bを係止可能な係止部32,33(例えば、引っ掛かり部32,33)と、アームレスト5の内部に設けられて可撓性部材31を引出し可能に巻取る巻取り装置35とを備えている。係止部32はシートクッション3の外側面の前後方向中央部分に設けられ、係止部33はシートバック4の外側面の上端部分に設けられている。
図14に示すように、巻取り装置35は、例えば、可撓性部材31が通過可能なスリット36aが形成されたケーシング36、ケーシング36に収容されるとともに両端部が回転自在に支持された巻取り軸37、ケーシング36に収容されて巻取り軸37を回動付勢するゼンマイバネ38を有し、スリット36aがアームレスト5の一側方へ臨むように配置されている。ここで、巻取り装置35により可撓性部材31を最大限巻取った状態で、可撓性部材31の突出側端部(ステー31aや被係止部31b)もアームレスト5の内部に収納されるように構成することが望ましい。
この車両用シート装置B1によれば、次の作用・効果を奏する。
荷物保持機構30を利用して、シートクッション3に載置された荷物Lを保持する場合、アームレスト5が使用位置に切換えられた状態で、アームレスト5に収納された可撓性部材31の突出側端部(ステー31aや被係止部31b)を掴んで車幅方向へ引出してアームレスト5から突出させる。次に、可撓性部材31の被係止部31bを係止部32,33の一方に係止して離すことで、可撓性部材31の弛んだ部分が巻取り装置35で巻取られ、可撓性部材31が荷物Lに当たって荷物Lをカバーした状態になり、この可撓性部材31によりアームレスト5とシートクッション3と協働して、更には、シートバック4と協働して、シートクッション3に載置された荷物Lが保持される。
つまり、可撓性部材31がアームレスト5から引出されて荷物Lをカバー可能なシート状に構成され、シートクッション3とシートバック4の車幅方向外端部側に、可撓性部材31の突出側端部を係止可能な係止部32,33を設けたので、この可撓性部材31によりアームレスト5とシートクッション3と協働して、更には、シートバック4と協働して、シートクッション3に載置された種々のサイズや形状の荷物Lを確実に保持できる。また、アームレスト5の内部に可撓性部材31を引出し可能に巻取る巻取り装置35を設けたので、アームレスト5に可撓性部材31を整然と収納することができ、また、引き出された可撓性部材31を、その突出側端部を係止部32,33から係止解除することで、自動的にアームレスト5に収納させることがで、使い勝手が一層良くなる。
尚、この荷物保持機構30では、係止部32,33の一方を省略してもよいし、係止部32,33の代わりに、シートクッション3とシートバック4の少なくとも一方の車幅方向外端部側に位置する車体側部材(例えば、トリム)に係止部を設けてもよし、ヘッドレスト6のステーを係止部として利用してもよい。尚、可撓性部材31及び巻取り装置35を1対設け、これら可撓性部材31を左右両側へ夫々突出可能に構成してもよい。
図15に示すように、この車両用シート装置C1の荷物保持機構40は、アームレスト5に出没可能に収納される荷物保持部材である網状の可撓性部材41を備え、シートクッション3に荷物Lを載置する場合、アームレスト5が使用位置のときに、可撓性部材41が引出されて、この可撓性部材41によりアームレスト5とシートクッション3と協働して、更には、シートバック4と協働して、シートクッション3に載置された荷物Lを保持可能に構成されている。
また、荷物保持機構40は、シートクッション3とシートバック4の車幅方向外端部側とシートクッション3の前端部側に設けられて、可撓性部材41の突出側端部と幅方向端部とを係止可能な複数の係止部42(例えば、フック42)と、アームレスト5の内部に設けられて可撓性部材41を引出し可能に巻取る巻取り装置45とを備えている。可撓性部材41は、通常時は、実施例3のシート状の可撓性部材31と同形状に維持され、故に、巻取り装置45でスムーズに巻取られ、また、使用時に幅方向へ伸縮可能に構成されている。巻取り装置45は実施例3の巻取り装置35と同様の構造である。
この車両用シート装置C1によれば、次の作用・効果を奏する。
荷物保持機構40を利用して、シートクッション3に載置された荷物Lを保持する場合、アームレスト5が使用位置に切換えられた状態で、アームレスト5に収納された可撓性部材41の突出側端部を掴んで車幅方向へ引出してアームレスト5から突出させる。次に、可撓性部材41の適当な端部の網穴を複数の係止部42のうちの適当な複数の係止部42に引っ掛け係止して離すことで、可撓性部材41の弛んだ部分が巻取り装置45で巻取られ、可撓性部材41が荷物Lに当たって荷物Lをカバーした状態になり、この可撓性部材41によりアームレスト5とシートクッション3と協働して、更には、シートバック4と協働して、シートクッション3に載置された荷物Lが保持される。
この車両用シート装置C1の効果は、実施例3の効果と基本的に同様であり、その変更形態も実施例3と同じように行える。但し、網状の可撓性部材41が特に幅方向へ伸縮自在であり、この可撓性部材の端部の適当な部位を適当な係止部42に引っ掛けて、荷物Lをカバーするカバー形態を種々アレンジできるので、シートクッション3に載置された種々のサイズや形状の荷物Lを、その荷物Lに応じた適切なカバー形態でカバーして保持することができる。
尚、前記開示事項以外の種々の変更を付加して実施可能である。例えば、シートクッションに装備されたアームレストに対して、前記構成を採用可能であるし、後部シートでも左右に独立したシートの場合には、各シートのアームレストに対して前記構成を採用可能であるし、前部シート(特に、助手席)にアームレストが装備されているものでは、そのアームレストに対して前記構成を採用可能である。
実施例1の車両用シート装置の斜視図である。 実施例1の車両用シート装置のアームレストが使用位置のときの斜視図である。 実施例1の車両用シート装置の係止部材が突出した状態の斜視図である。 実施例1の車両用シート装置の荷物を保持した状態の斜視図である。 実施例1の車両用シート装置の要部の分解斜視図である。 実施例2の車両用シート装置の荷物を保持した状態の斜視図である。 実施例2の車両用シート装置の要部の分解斜視図である。 実施例2の車両用シート装置の要部の断面図である。 実施例2の変形例1の係止部材の斜視図である。 実施例2の変形例2の車両用シート装置の要部の断面図である。 実施例2の変形例3の車両用シート装置の要部の断面図である。 実施例2の変形例4の車両用シート装置の要部の分解斜視図である。 実施例3の車両用シート装置の可撓性部材が引出された状態の斜視図である。 実施例3の車両用シート装置の巻取り装置の断面図である。 実施例4の車両用シート装置の可撓性部材が引出された状態の斜視図である。
符号の説明
L 荷物
La 荷物保持領域
1,A1,B1,C1 車両用シート装置
3 シートクッション
4 シートバック
5 アームレスト
7 凹部
11 係止部材
13 枢支部
14 捩じりバネ
21,21A,21B,21Cl,21Cr,21D 係止部材
21a コ字状部分
23 案内部
24 バネユニット
25 位置切換え固定機構
31,41 可撓性部材
32,33,42 係止部
35,45 巻取り装置

Claims (11)

  1. 車両に装備されたシートクッション及びシートバックと、シートクッション又はシートバックに装備されて水平姿勢となる使用位置とこの使用位置から後方へ起立させた退避位置とに亙って切換え可能なアームレストとを備えた車両用シート装置において、
    前記アームレストに出没可能に収納され、アームレストが使用位置のときに突出されて、シートクッションに載置された荷物を少なくともアームレストとシートクッションと協働して保持可能な荷物保持部材を設けたことを特徴とする車両用シート装置。
  2. 前記アームレストは後部シート用のアームレストであり、
    前記退避位置はアームレストがシートバックの車幅方向中央部に形成された凹部に収納された収納位置であることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート装置。
  3. 前記荷物保持部材は、アームレストの側面部から車幅方向へ突出可能な係止部材からなり、アームレストが使用位置のときに突出された係止部材とアームレストとの間に荷物を保持可能な荷物保持領域が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート装置。
  4. 前記係止部材がアーム状に形成され、
    前記アームレストに、その使用位置における係止部材の前端部を鉛直軸心回りに回動自在に枢支する枢支部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の車両用シート装置。
  5. 前記係止部材をアームレストに収納する方向へ回動付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項4に記載の車両用シート装置。
  6. 前記係止部材は、アームレストから突出する部分にコ字状部分を有し、アームレストが使用位置のときに突出された係止部材のコ字状部分とアームレストとの間に荷物を保持可能な荷物保持領域が形成されることを特徴とする請求項3に記載の車両用シート装置。
  7. 前記アームレストに係止部材を車幅方向へ移動自在に案内する案内部を設けたことを特徴とする請求項6に記載の車両用シート装置。
  8. 前記係止部材をアームレストに収納する方向へ付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項7に記載の車両用シート装置。
  9. 前記係止部材がアームレストから突出された係止部材の突出位置を複数位置の何れかに択一的に切換えて固定解除可能に固定する位置切換え固定手段を設けたことを特徴とする請求項7に記載の車両用シート装置。
  10. 前記荷物保持部材は、アームレストから引出されて荷物をカバー可能なシート状又は網状の可撓性部材からなり、
    前記シートクッションとシートバックの少なくとも一方の車幅方向外端部側に、可撓性部材の突出側端部を係止可能な係止部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート装置。
  11. 前記アームレストの内部に可撓性部材を引出し可能に巻取る巻取り装置を設けたことを特徴とする請求項10に記載の車両用シート装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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