JP2009126365A - 収納ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】物品収納部の収納容積を大きくすると共に、多方向からの物品の出し入れを可能とする。
【解決手段】本体部材Mは、内部に収容空間20が画成されると共に、上方開口部15および後方開口部16を備える。本体部材Mの上部には、上方開口部15を開閉するリッド部材Lが配設される。収容空間20内には、後方開口部16を介して本体部材Mから引き出し可能な物品収納箱体Bが収容される。本体部材M内には、リッド部材Lの開放時に物品収納箱体Bの引き出しを規制する第1ロック部材70と、物品収納箱体Bの引き出し時にリッド部材Lの開放を規制する第2ロック部材80とが配設される。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車室内に設置される収納ボックスに関するものである。
セダンタイプやステーションワゴンタイプ等の自動車では、自動車室内における前部座席間(運転席と助手席との間)のフロアに配設されたフロアコンソールに、身辺携帯品や車載常備品等(以下「物品」と云う)を収納可能な収納ボックスが設けられている。すなわちフロアコンソールは、合成樹脂製の本体部材を主体とし、該本体部材の前部本体の上面にチェンジレバーやカップホルダ等が配設されると共に、後部本体の内部に物品収納部が画成された構成のものがある。そして、本体部材の後部本体には、物品収納部の上方開口部を開閉するリッド部材が配設されている。また、前述したフロアコンソールと類似した形態に構成されて単体として取り扱われ、前部座席間のフロアやシート座面等に着脱可能にセットされる簡易型の収納ボックスも実用化されている。
フロアコンソールは、該フロアコンソールが前部座席間のフロアに設置されることから、主に前部座席の乗員が利用することを目的として物品収納部が設けられていた。しかしフロアコンソールは、本体部材の後面が後部座席にも対面しているので、後部座席の乗員が利用できる物品収納部を、フロアコンソールに設けることが提案されている。例えば図8に示すように、本体部材M1の後部本体12内を上下に分割して、前部座席の乗員が利用できる第1物品収納部13および後部座席の乗員が利用できる第2物品収納部14を設けたフロアコンソールFC1がある。すなわち、上側に位置する第1物品収納部13は、後部本体12の上面に開設した上方開口部15を介して上方へ開口するよう本体部材M1に固定したトレー状部材17により画成され、リッド部材L1を本体部材M1の後方へ開放させて物品の出し入れを行なう。また、下側に位置する第2物品収納部14は、後部本体12の後面に開設した後方開口部16を介して本体部材M1の後方へ引き出し可能な物品収納箱体B1により構成され、この物品収納箱体B1を後方へ引き出して物品の出し入れを行なう。このようなフロアコンソールは、例えば特許文献1に開示されている。
特許第2803146号公報
ところで、図8に示す従来のフロアコンソールFC1は、第1物品収納部13および第2物品収納部14が上下に画成されているので、何れの物品収納部13,14も深さ寸法を大きくすることができない。このため、大型のペットボトルや高さ寸法が大きい嵩高の物品等の収納に対応できない欠点があった。また、前部座席に座っている乗員が第2物品収納部14を利用することは殆ど不可能であり、また後部座席に座っている乗員が第1物品収納部13を利用することも殆ど不可能であるから、利便性が低くて使い勝手が悪い課題もあった。
そこで本発明では、物品収納部の収納容積を大きくすると共に、多方向からの物品の出し入れを可能とした収納ボックスを提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の発明は、自動車室内に設置される収納ボックスであって、
内部に収容空間が画成され、上部に設けられて前記収容空間に連通する第1開口部および一側部に設けられて該収容空間に連通する第2開口部を備えた本体部材と、
前記本体部材に支持され、前記第1開口部を開閉するリッド部材と、
前記収容空間内に収容されて前記1開口部に上部開口が整合すると共に、前記第2開口部を介して本体部材の収容空間から引き出し可能な物品収納箱体と、
前記リッド部材の開放時に、前記収容空間内に収容された前記物品収納箱体の引き出しを規制する第1ロック手段と、
前記物品収納箱体の引き出し時に、前記第1開口部を閉成した前記リッド部材の開放を規制する第2ロック手段とを備えたことを要旨とする。
従って、請求項1に係る発明によれば、本体部材の内部全体が収容空間として画成されるので、嵩高の物品の収納に対応できる。そして、収容空間に物品収納箱体を収容した状態ではリッド部材を開放して上方の第1開口部を介して物品の出し入れを行なうことができると共に、一側方の第2開口部を介して物品収納箱体を引き出した状態でも物品の出し入れを行なうことができるので、物品の出し入れに伴う利便性の向上が図られる。また、リッド部材を開放して、第1開口部を介して物品収納箱体に対する物品の出し入れを行なう際には、第1ロック手段により物品収納箱体の引き出しが規制されると共に、第2開口部から物品収納箱体を引き出して物品の出し入れを行なう際には、第2ロック手段によりリッド部材の開放が規制される。従って、物品収納箱体が引き出された収容空間内へ第1開口部を介して物品を誤って収納してしまうことが防止される。
請求項2に記載の発明は、前記リッド部材の下面から突出した第1姿勢変位手段と、
前記本体部材に設けられ、前記リッド部材の閉成時に前記第1姿勢変位手段が当接することで第1方向へ姿勢変位する前記第1ロック手段と、
前記本体部材と前記第1ロック手段との間に設けられ、該第1ロック手段を前記第1方向と反対の第2方向へ姿勢変位するよう付勢する第1付勢手段と、
前記物品収納箱体に設けられ、該物品収納箱体の収容時に、前記第2方向へ姿勢変位した前記第1ロック手段に係合されると共に、前記第1方向へ姿勢変位した該第1ロック手段との係合が解除される第1係止部とを備えたことを要旨とする。
従って、請求項2に係る発明によれば、リッド部材の閉成時には物品収納箱体の引き出しが許容されるので、引き出した物品収納箱体に対する物品の出し入れを行なうことができる。しかし、リッド部材の開放時には、物品収納箱体を引き出すことができないので、リッド部材を開放して第1開口部を介して物品収納箱体に対する物品の出し入れを行なっている際に、第2開口部から物品収納箱体の引き出しが行なうことができず、第1開口部を介した物品の出し入れが適切に行なわれる。
請求項3に記載の発明は、前記物品収納箱体の側面から突出した第2姿勢変位手段と、
前記本体部材に側方に設けられ、前記物品収納箱体の収容時に前記第2姿勢変位手段が当接することで第3方向へ姿勢変位する前記第2ロック手段と、
前記本体部材と前記第2ロック手段との間に配設され、該第2ロック手段を前記第3方向と反対の第4方向へ姿勢変位するよう付勢する第2付勢手段と、
前記リッド部材に設けられ、該リッド部材の閉成時に、前記第4方向へ姿勢変位した前記第2ロック手段に係合されると共に、前記第3方向へ姿勢変位した該第2ロック手段との係合が解除される第2係止部とを備えたことを要旨とする。
従って、請求項3に係る発明によれば、物品収納箱体の収容時はリッド部材の開放が許容されるので、第1開口部を介して物品収納箱体に対する物品の出し入れを行なうことができる。しかし、物品収納箱体の引き出し時にはリッド部材を開放することができないので、物品収納箱体を引き出して該物品収納箱体に対する物品の出し入れを行なっている際にリッド部材の開放を行なうことができず、誤って収容空間に物品を収納することがない。
本発明に係る収納ボックスによれば、本体部材の内部全体が収容空間として画成されるので、嵩高の物品の収納が可能となる。また、本体部材の上方および一側方からの物品の出し入れが可能となり、物品の収納に伴う利便性の向上が図られる。そして、リッド部材を開放した状態では物品収納箱体の引き出しが不能となり、物品収納箱体を引き出した状態ではリッド部材の開放が不能となるので、上方または一側方からの物品の出し入れを適切に行なうことができる。
次に、本発明に係る収納ボックスにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。実施例では、自動車室内の前部座席間のフロアに配設され、物品収納部を設けたフロアコンソールを挙げて説明する。なお実施例では、前部座席間のフロアに設置した状態において、車体前方を指向する側をフロアコンソールの前側、車体後方(後部座席側)を指向する側をフロアコンソールの後側と指称する。
図1は、実施例のフロアコンソールFCを、本体部材Mにおける前部本体11の大部分を省略すると共に後部本体12を一部破断して示した側面図である。実施例のフロアコンソールFCは、該フロアコンソールFCの主体をなす本体部材Mと、後部本体12の上部に枢支されるリッド部材Lと、後部本体12内に収容されると共に該本体部材Mの後方へ引き出し可能な物品収納箱体Bとを備えている。
本体部材Mは、図1に示すように、前部座席間のフロアに設置可能な前後に長い箱体状に形成され、前後方向の略中間部において前部本体11と後部本体12とに便宜上区分されている。後部本体12は、前部本体11より上方へ突出した形状に形成され、該後部本体12の内部に、前述した物品収納箱体Bを収容可能な収容空間20が画成されている。後部本体12の内部には、後述するロックユニットUを取り付けるユニット設置部21が内部前側部分に確保され、このユニット設置部21を除く大部分が収容空間20となっている。また、後部本体12の上面を構成する上壁部22には、収容空間20と連通する矩形状の上方開口部(第1開口部)15が設けられている。更に、後部本体12の一側方である後側には、該収容空間20に連通する後方開口部(第2開口部)16が設けられている。後方開口部16は、後部本体12の後側の略全面に開口する矩形状をなし、該後方開口部16の開口高さH1は後部本体12の高さ寸法H2と略同一となっている。なお、上壁部22における上方開口部15の前側には、後述するロックレバー部42が前後方向へ移動可能に挿通する本体挿通口23が形成されている。
リッド部材Lは、図1に示すように、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂素材からインジェクション成形された逆トレー形状のアッパー部材30と、同じくポリプロピレン(PP)等の合成樹脂素材からインジェクション成形されてアッパー部材30の下方に組み付けられるトレー状のロア部材31とを有する。このリッド部材Lは、後部本体12の上壁部22と略同一の縦横サイズに形成され、下面後端部分(ロア部材31の後端部分)が本体部材Mの上面後端部分にヒンジ部24を介して枢支されている。従ってリッド部材Lは、ヒンジ部24を中心として回転させることで、上壁部22の上面に倒伏して上方開口部15を閉成した閉成状態(図1)と、上方開口部15の後縁に起立して該上方開口部15を開放した開放状態とに姿勢変位可能となっている。なお、アッパー部材30の外面には、適宜の弾力性を有する表皮材33が貼着されている。
また、リッド部材Lの前端部32に設けた凹部34には、リッド部材Lを開放させる際に操作する開閉用ラッチ40が、枢支軸45を介して該リッド部材Lに枢支されている。この開閉用ラッチ40は、凹部34内においてリッド部材Lの前方に向け延出する操作レバー部41と、この操作レバー部41の下面中央から下方へ垂設され、ロア部材31に設けたリッド挿通口35を介してリッド部材Lの下面から突出したロックレバー部42とを有し、操作ロックレバー部42の位置よりも後側において前述した枢支軸45に枢支されている。このロックレバー部42は、後述するロックユニットUの第1ロック部材(第1ロック手段)70に上方から当接して、該第1ロック部材70の姿勢を変位させる第1姿勢変位手段としても機能する。そして、凹部34内の上部には、後端が該凹部34に保持されると共に、前端が操作レバー部41の枢支軸45より前側の上面に接触し、常に操作レバー部41の前側を下方に付勢する板バネ46が配設されている。更に、操作レバー部41の後端部に、上方へ突出するストッパ部36が形成されている。これにより、板バネ46で上方から付勢された開閉用ラッチ40は、ストッパ部36の上端が板バネ46を固定した凹部34の後部上面に当接することで、前下がり姿勢となることが規制される。
ロックレバー部42は、リッド部材Lを閉成状態とすると本体部材Mに設けた本体挿通口23に先端部が突入し、その先端部から後方へ突設された係止鈎部43が、該本体挿通口23の後縁部に設けた係止段部37の下方に潜り込むことで、係止鈎部43が係止段部37に対し上下方向において係止するよう構成されている。更に、ロックレバー部42の先端部には、図2〜図4に示すように、左右両方向へ突出する係止凸部(第2係止部)44,44が形成されており、後述する第2ロック部材80の係止板部82,82と係合するようになっている。
前述のように構成された開閉用ラッチ40は、リッド部材Lの閉成状態において非操作時には、図2に実線で示すように、板バネ46の付勢力によりストッパ部36の先端が凹部34の後部上面に当接し、操作レバー部41が略水平となった姿勢に保持される。これにより、リッド部材Lの下面から突出したロックレバー部42が、垂直下方へ延出した状態で本体挿通口23へ突入し、係止鈎部43が係止段部37の下方へ潜り込むので、両部43,37が係止状態となってリッド部材Lが閉成状態にロックされる。一方、リッド部材Lの閉成状態において、指先操作により操作レバー部41の前端部を上方へ引き上げた場合には、図2に2点鎖線で示すように、該操作レバー部41が前上がりの傾斜状態に姿勢変位する。これにより、ロックレバー部42が前方へ変位して傾斜状となり、係止鈎部43が係止段部37の下方から前方へ移動して本体挿通口23に整合するので、これら係止鈎部43と係止段部37との係止状態が解除されてリッド部材Lの開放が許容される。
物品収納箱体Bは、図1に示すように、上方に開口した物品収納部51を画成する収納体50と、収納体50の後部に設けられて本体部材Mの後部意匠面を構成するカバー体52とを備えている。収納体50の深さ寸法Dは、後方開口部16の開口高さH1と略同一に設定されている。また、収納体50の左右側壁50Aにおける外面下部に前後方向へ延在するガイド部53,53が設けられると共に、本体部材Mの側壁面内側に前後方向へ延在するガイドレール54,54が設けられ、これらガイド部53,53がガイドレール54,54に摺動可能に嵌合している。これにより物品収納箱体Bは、収容空間20内に収容されて該物品収納箱体Bの上部開口が上方開口部15に整合する収容位置(図1)と、後方開口部16を介して本体部材Mの後方へ引き出された引き出し位置との間でスライド可能となっている。また、本体部材Mには図示しないストッパが設けられ、物品収納箱体Bが本体部材Mから完全に外れるのを防止するようになっている。なお、物品収納箱体Bをスライド可能に支持する機構は、図1に示す形態以外の様々な形態が実施可能である。
そして、収納体50の一側面である前壁50Bの外面上部には、図1および図2に示すように、後述するロックユニットUの第2ロック部材80に対して後方から離間可能に当接する第2姿勢変位手段としての当接凸部55が設けられている。また、収納体50における前壁50Bの外面上部において、当接凸部55の下方には、上方へ開口すると共に前方へ延出した枠状の係止枠部(第1係止部)56が設けられている。この係止枠部56は、物品収納箱体Bの収容時において、後述するロックユニットUの第1ロック部材70の後下方に位置し、第1ロック部材70が姿勢変位することで係脱可能に係止する。なお図1中の符号57は、物品収納箱体Bをスライドさせる際に指先を掛ける指掛部である。
更に、実施例のフロアコンソールFCは、図2〜図4に示すように、リッド部材Lの開放時には収容空間20内に収容された物品収納箱体Bの引き出しを規制すると共に、物品収納箱体Bの引き出し時には上方開口部15を閉成したリッド部材Lの開放を規制するロックユニットUを備えている。すなわちロックユニットUは、前部座席の乗員がリッド部材Lを開放して物品の出し入れを行なう際には、後部座席の乗員が物品収納箱体Bを本体部材Mの後方へ引き出すことを規制する。またロックユニットUは、後部座席の乗員が物品収納箱体Bを本体部材Mの後方へ引き出して物品の出し入れを行なう際には、前部座席の乗員がリッド部材Lを開放することを規制するよう機能する。このようなロックユニットUは、本体部材Mに取り付けられる矩形箱体状のユニットボックス60に、リッド部材Lと連繋して物品収納箱体Bの引き出しを規制する第1ロック部材(第1ロック手段)70と、物品収納箱体Bと連繋してリッド部材Lの開放を規制する第2ロック部材(第2ロック手段)80とを備えている。
ユニットボックス60は、図2〜図4に示すように、左側壁60A、右側壁60B、前壁60Cおよび底壁60Dを備え、上方および後方には全面が開口すると共に下方には後側半分が開口している。左側壁60Aの外面および右側壁60Bの外面には、水平側方へ延出する固定リブ61,61が前後へ離間して形成されており、ユニットボックス60は、これら固定リブ61,61を利用して後部本体12の内側に設けたユニット設置部21に取り付けられ、本体部材Mに固定される。そして、左側壁60Aの内面上縁部および右側壁60Bの内面上縁部には、ガイド溝62,62が前後方向へ延在形成され、第2ロック部材80を前後方向へスライドさせ得るよう構成されている。また、左側壁60Aの略中央および右側壁60Bの略中央には、支持孔63,63が左右方向において同一軸線上に形成され、第1ロック部材70を枢支する支軸64の左右両端部が突入係止される。更に、底壁60Dの左右中央には取着部65が形成され、後述する第1付勢手段としての板バネ75が取り付けられる。
第1ロック部材70は、図2〜図4に示すように、ユニットボックス60の下面開口部に臨むように位置し、左側壁60Aおよび右側壁60Bの間に左右水平に支持された支軸64に枢支されて、ユニットボックス60内において前後方向へ回動するようになっている。この第1ロック部材70は、ユニットボックス60の前後方向へ延在する係止レバー部71と、該係止レバー部71の前端部から上方へ延出して本体挿通口23に突入したロックレバー部42に下方から対向する当接レバー部72とを有した側面形状が略L形を呈し、係止レバー部71の上面において、当接レバー部72と係止鈎部73との間で支軸64に枢支される。そして、係止レバー部71の後端部には下方へ突出する係止鈎部73が形成され、該係止鈎部73は、第1ロック部材70の姿勢変位に基づき、第1ロック部材70の後下方に位置する係止枠部56に上方から係脱可能に係合する。すなわち、ユニットボックス60に配設した第1ロック部材70は、図2に示すように、収容空間20の収容位置に収容された物品収納箱体Bに設けた係止枠部56に対して前上方に位置しているので、該第1ロック部材70が姿勢変位することで、係止鈎部73が係止枠部56に係脱する。また、当接レバー部72の上端部には当接面部74が形成され、ロックレバー部42が上方から当接可能になっている。更に、係止レバー部71の下面において、支軸64より前側の部分には、ユニットボックス60の取着部65に固定された板バネ75の後端部が当接している。これにより第1ロック部材70は、常に係止レバー部71の前側が上方へ移動するよう弾力付勢されている。
従って、リッド部材Lが上方開口部15を閉成した際には、図2に示すように、本体挿通口23に突入したロックレバー部42が、当接レバー部72の当接面部74に上方から当接する。従って第1ロック部材70は、係止レバー部71の前側が押し下げられて後側が上方へ移動する第1方向へ回動しながら姿勢変位する。第1ロック部材70が第1方向へ姿勢変位して係止レバー部71が水平状態となると、収容空間20の収容位置に収容された物品収納箱体Bの係止枠部56に対する係止鈎部73の係合が解除されるので、この状態が第1ロック部材70の「非係合姿勢」とされる。すなわち、リッド部材Lの閉成時には、リッド部材Lに設けたロックレバー部42が、第1ロック部材70と物品収納箱体Bに設けた係止枠部56との係合が解除されるよう該第1ロック部材70を非係合姿勢に姿勢変位させるので、物品収納箱体Bのスライドが許容される。
一方、リッド部材Lが上方開口部15を開放した際には、図5に示すように、ロックレバー部42が当接レバー部72の当接面部74から離間する。従って第1ロック部材70は、係止レバー部71の前側下部に接触する板バネ75の付勢力により、ロックレバー部42の当接時における第1方向と反対方向、すなわち係止レバー部71の前側が押し上げられて後側が下方へ移動する第2方向へ回動しながら姿勢変位する。第1ロック部材70が第2方向へ姿勢変位して係止レバー部71が後下がり状態となると、収容空間20の収容位置に収容された物品収納箱体Bの係止枠部56に係止レバー部71の係止鈎部73が上方から係合するので、この状態が第1ロック部材70の「係合姿勢」とされる。すなわち、リッド部材Lの開放時には、本体部材Mに固定したユニットボックス60に設けた板バネ75が、第1ロック部材70が係止枠部56に係合するよう該第1ロック部材70を係合姿勢に姿勢変位させるので、物品収納箱体Bのスライドが規制される。
第2ロック部材80は、図2〜図4に示すように、ユニットボックス60の上面開口部から後面開口部に臨むように位置し、上方および下方に開口した枠体状に構成されている。そして、左縦壁80Aの外面上縁部および右縦壁80Bの外面上縁部には、ユニットボックス60に設けたガイド溝62,62に摺動可能に係合する突片部81,81が水平側方へ突出するように形成され、この突片部81,81が対応のガイド溝62,62に各々係合することで、ユニットボックス60内において前後方向へのスライドが可能となる。また、左縦壁80Aと前縦壁80Cとの上縁角部および右縦壁80Bと前縦壁80Cとの上縁角部に、係止板部82,82が形成されている。これら係止板部82,82の左右間隔S1は、係止レバー部71の左右幅S2より僅かに大きく設定されていると共に、係止凸部44,44の先端間隔S3より小さく設定されている。そして係止板部82,82は、第2ロック部材80がユニットボックス60内において後方に位置した際には、係止凸部44,44の上方へ移動して該係止凸部44,44と上下方向において係合し、第2ロック部材80がユニットボックス60内において前方に位置した際には、ロックレバー部42の係止凸部44,44より前方に位置するようになっている。また、第2ロック部材80の後縦壁80Dは、物品収納箱体Bに設けた前述の当接凸部55に、一側方である前方から整合する位置に設けられ、該当接凸部55が後縦壁80Dに当接するよう構成される。更に、本体部材Mに固定されたユニットボックス60の前壁60Cと第2ロック部材80の前縦壁80Cとの間には、第2付勢手段としての圧縮コイルバネ83が、適宜圧縮された状態で配設されている。これにより第2ロック部材80は、図6および図7に示すように、常には後方に向けて弾力付勢されている。
従って、物品収納箱体Bが収容空間20内の収容位置に収容された際には、図2および図4に示すように、該物品収納箱体Bの当接凸部55が、後縦壁80Dに対して後側から当接する。従って第2ロック部材80は、本体部材Mの前方である第3方向へスライドしながら姿勢変位する。これにより、本体挿通口23を介して下方へ延出しているロックレバー部42に設けた係止凸部44,44と係止板部82,82との係合が解除されるので、この状態が第2ロック部材80の「非係合姿勢」とされる。すなわち、物品収納箱体Bの収容時には、物品収納箱体Bに設けた当接凸部55が、第2ロック部材80とリッド部材Lに設けた係止凸部44,44との係合が解除されるよう該第2ロック部材80を非係合姿勢に姿勢変位させるので、リッド部材Lの開放が許容される。
一方、物品収納箱体Bが収容空間20から引き出された際には、図6および図7に示すように、当接凸部55が後縦壁80Dから離間して、該当接凸部55による該後縦壁80Dへの当接が解除される。従って第2ロック部材80は、前縦壁80Cに接触する圧縮コイルバネ83の付勢力により、当接凸部55の当接時における第3方向と反対方向、すなわち本体部材Mの後方である第4方向へスライドしながら姿勢変位する。これにより、ロックレバー部42に設けた係止凸部44,44の上方へ係止板部82,82が移動して、該係止凸部44,44と係止板部82,82とが上下方向において係合するので、この状態が第2ロック部材80の「係合姿勢」とされる。すなわち、物品収納箱体Bの引き出し時には、ユニットボックス60に設けた圧縮コイルバネ83が、第2ロック部材80が係止凸部44,44に係止するよう該第2ロック部材80を係合姿勢に姿勢変位させるので、リッド部材Lの開放が規制される。なお、図6および図7に示すように、係止板部82,82が係止凸部44,44の上方へ移動して、前縦壁80Cが第1ロック部材70の当接レバー部72に接触した時点で、第2ロック部材80の後方へのスライドが規制される。
従って、実施例のフロアコンソールFCでは、本体部材Mの後部本体12の高さ寸法H2と同等の高さ寸法を有する物品収納部51が該後部本体12内に設けられているので、高さ寸法が大きい嵩高の物品の収納が可能となる。また、リッド部材Lを開放して上方開口部15を介して物品収納部51への物品の出し入れを行ない得ると共に、物品収納箱体Bを後方開口部16から引き出して物品収納部51への物品の出し入れを行なうこともでき、本体部材Mの上方および後方の2方向から物品収納部51に対する物品の出し入れが可能となって利便性の向上が図られる。
そして、前部座席の乗員が物品収納箱体Bに対して物品の出し入れを行なうためにリッド部材Lを開放した際には、物品収納箱体Bの後方への引き出しが規制される。従って、前部座席の乗員が上方開口部15を介して物品収納箱体B内に手を入れている際に、誤って後部座席の乗員が該物品収納箱体Bを後方へ引き出すことが防止される。
一方、後部座席の乗員が物品収納箱体Bに対して物品の出し入れを行なうために該物品収納箱体Bを後方へ引き出した際には、リッド部材Lの開放が規制される。従って、後部座席の乗員が後方へ引き出した物品収納箱体Bに物品の出し入れを行なっている際に、前部座席の乗員がリッド部材Lを開放することができない。これにより、前部座席の乗員が収容空間20内へ物品を収納してしまうことがないと共に、前部座席の乗員が収納空間内に手を入れている際に誤って後部座席の乗員が物品収納箱体Bを押し込むことが防止される。
(変更例)
ロックユニットUを構成する第1ロック部材70および第2ロック部材80は、前述した実施例に示した以外の形態としても実施可能である。
(1)第1ロック部材70は、実施例に示した回動タイプの他に、例えば上下方向に昇降スライド可能なスライドタイプとしてもよい。
(2)第2ロック部材80は、実施例に示したスライドタイプの他に、例えば第1ロック部材70のような回動タイプとしてもよい。
(3)リッド部材Lの閉成状態および物品収納箱体Bの収容状態を検知するスイッチ等の検知手段を設け、第1ロック部材70および第2ロック部材80の姿勢変位をモータや電磁ソレノイド等の作動手段で行なうようにしてもよい。
実施例では、収納ボックスとして、自動車室内における前部座席間のフロアに配設されるフロアコンソールFCを例示したが、本願が対象とする収納ボックスはこれに限定されず、前部座席間やシート座面上に着脱可能にセットされる単体の収納ボックスも対象とされる。
実施例では、本体部材Mの上部に設けた第1開口部としての上方開口部15および一側部である後部へ開口する第2開口部としての後方開口部16を有する収納ボックスを例示したが、第2開口部を設ける部位は本体部材Mの後部に限定されない。例えば、第2開口部を本体部材Mの前部に設けた前方開口部として、物品収納箱体Bを該前方開口部を介して本体部材Mの前方へ引き出す構成とした収納ボックスでもよい。また第2開口部を、本体部材Mの左側部または右側部に設けた側方開口部として、物品収納箱体Bを該側方開口部を介して本体部材Mの側方へ引き出す構成とした収納ボックスでもよい。
実施例では、本体部材Mに枢支される回転タイプのリッド部材Lを例示したが、該リッド部材Lの配設形態はこれに限定されず、例えばスライドタイプであってもよい。また、リッド部材Lは、本体部材Mの前方が開放する回転タイプであってもよい。
実施例のフロアコンソールを、本体部材における前部本体の大部分を省略すると共に後部本体を一部破断して示した側面図である。 ロックユニットおよびこれに関連する部材を破断した状態で示した部分断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 リッド部材を開放させた際に、第1ロック部材が係止姿勢に姿勢変位して物品収納箱体の引き出しが規制された状態を示した断面図である。 物品収納箱体を後方へ引き出した際に、第2ロック部材が係止姿勢に姿勢変位してリッド部材の開放が規制された状態を示した断面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 本体部材内に第1物品収納部および第2物品収納部を設けたフロアコンソールを示した斜視図である。
符号の説明
15 上方開口部(第1開口部),16 後方開口部(第2開口部)
20 収容空間,42 ロックレバー部(第1姿勢変位手段)
44 係止凸部(第2係止部),55 当接凸部(第2姿勢変位手段)
56 係止枠部(第1係止部),70 第1ロック部材(第1ロック手段)
75 板バネ(第1付勢手段),80 第2ロック部材(第2ロック手段)
83 圧縮コイルバネ(第2付勢手段),B 物品収納箱体,L リッド部材,M 本体部材

Claims (3)

  1. 自動車室内に設置される収納ボックスであって、
    内部に収容空間が画成され、上部に設けられて前記収容空間に連通する第1開口部および一側部に設けられて該収容空間に連通する第2開口部を備えた本体部材と、
    前記本体部材に支持され、前記第1開口部を開閉するリッド部材と、
    前記収容空間内に収容されて前記1開口部に上部開口が整合すると共に、前記第2開口部を介して本体部材の収容空間から引き出し可能な物品収納箱体と、
    前記リッド部材の開放時に、前記収容空間内に収容された前記物品収納箱体の引き出しを規制する第1ロック手段と、
    前記物品収納箱体の引き出し時に、前記第1開口部を閉成した前記リッド部材の開放を規制する第2ロック手段とを備えた
    ことを特徴とする収納ボックス。
  2. 前記リッド部材の下面から突出した第1姿勢変位手段と、
    前記本体部材に設けられ、前記リッド部材の閉成時に前記第1姿勢変位手段が当接することで第1方向へ姿勢変位する前記第1ロック手段と、
    前記本体部材と前記第1ロック手段との間に設けられ、該第1ロック手段を前記第1方向と反対の第2方向へ姿勢変位するよう付勢する第1付勢手段と、
    前記物品収納箱体に設けられ、該物品収納箱体の収容時に、前記第2方向へ姿勢変位した前記第1ロック手段に係合されると共に、前記第1方向へ姿勢変位した該第1ロック手段との係合が解除される第1係止部とを備えた請求項1記載の収納ボックス。
  3. 前記物品収納箱体の側面から突出した第2姿勢変位手段と、
    前記本体部材に側方に設けられ、前記物品収納箱体の収容時に前記第2姿勢変位手段が当接することで第3方向へ姿勢変位する前記第2ロック手段と、
    前記本体部材と前記第2ロック手段との間に配設され、該第2ロック手段を前記第3方向と反対の第4方向へ姿勢変位するよう付勢する第2付勢手段と、
    前記リッド部材に設けられ、該リッド部材の閉成時に、前記第4方向へ姿勢変位した前記第2ロック手段に係合されると共に、前記第3方向へ姿勢変位した該第2ロック手段との係合が解除される第2係止部とを備えた請求項1または2記載の収納ボックス。
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