JP7112004B2 - 検査用ソケット - Google Patents

検査用ソケット Download PDF

Info

Publication number
JP7112004B2
JP7112004B2 JP2020569282A JP2020569282A JP7112004B2 JP 7112004 B2 JP7112004 B2 JP 7112004B2 JP 2020569282 A JP2020569282 A JP 2020569282A JP 2020569282 A JP2020569282 A JP 2020569282A JP 7112004 B2 JP7112004 B2 JP 7112004B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
terminal
cover
latch
lead terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020569282A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020157921A1 (ja
Inventor
潤一 宮明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaichi Electronics Co Ltd
Original Assignee
Yamaichi Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaichi Electronics Co Ltd filed Critical Yamaichi Electronics Co Ltd
Publication of JPWO2020157921A1 publication Critical patent/JPWO2020157921A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7112004B2 publication Critical patent/JP7112004B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/22Contacts for co-operating by abutting
    • H01R13/24Contacts for co-operating by abutting resilient; resiliently-mounted
    • H01R13/2442Contacts for co-operating by abutting resilient; resiliently-mounted with a single cantilevered beam
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2851Testing of integrated circuits [IC]
    • G01R31/2886Features relating to contacting the IC under test, e.g. probe heads; chucks
    • G01R31/2887Features relating to contacting the IC under test, e.g. probe heads; chucks involving moving the probe head or the IC under test; docking stations
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/04Housings; Supporting members; Arrangements of terminals
    • G01R1/0408Test fixtures or contact fields; Connectors or connecting adaptors; Test clips; Test sockets
    • G01R1/0433Sockets for IC's or transistors
    • G01R1/0441Details
    • G01R1/0466Details concerning contact pieces or mechanical details, e.g. hinges or cams; Shielding
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/32Holders for supporting the complete device in operation, i.e. detachable fixtures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/82Coupling devices connected with low or zero insertion force
    • H01R12/85Coupling devices connected with low or zero insertion force contact pressure producing means, contacts activated after insertion of printed circuits or like structures
    • H01R12/88Coupling devices connected with low or zero insertion force contact pressure producing means, contacts activated after insertion of printed circuits or like structures acting manually by rotating or pivoting connector housing parts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Connecting Device With Holders (AREA)

Description

本発明は、例えばICチップが封入されたICパッケージを検査する際に用いられる検査用ソケットに関し、より具体的には種類の異なるリード端子を備えたICパッケージを検査するオープントップ型のICソケットに関するものである。
一般に、半導体デバイスは、コアとなるICチップを外部から保護するため、合成樹脂からなるパッケージ内にICチップが封入されている。したがって、半導体デバイスには、ICチップと外部接続機器とを電気的に接続するための端子部が設けられている。この端子部は、パッケージの実装方法に合わせて様々な形態が用意されている。その一例として、特許文献1や特許文献2には、QFP(Quad Flat Package)型の半導体デバイスが開示されている。QFP型の半導体デバイスは、リード端子がパッケージの四つの側面から引き出された表面実装型の半導体パッケージであり、J字状のJ型リード端子(特許文献1)やL字状のガルウィング型(特許文献2)を備えている。
ICチップの小型化および高性能化が進むに伴い、半導体デバイス自体の小型化が求められるが、半導体デバイスを小型化した楊合、必然的にリード端子の高密度化という課題が生じる。しかし、リード端子の高密度化は物理的な限界があるため、最近では、1つのパッケージに複数種類のリード端子を組み合わせたハイブリッド型の半導体デバイスが提案されている(例えば特許文献3乃至5参照)。これによれば、1つのパッケージにリード端子を高密度に配置することができ、その結果、半導体デバイスの小型化と高性能化が可能となる。
また、半導体デバイスは、製品完成後にバーンインテス卜や電気特性検査などの動作検査が行われる。通常、この動作検査は、専用の治具(ICソケット)を用いて実施される。例えば特許文献6にはガルウィング型リード端子を有する半導体パッケージ用のICソケットの一例が開示され、特許文献7にはJ型リード端子を有する半導体パッケージ用のICソケットの一例が開示されている。
特開平5-191028号公報 特開平7-022572号公報 特開平6-224354号公報 特開平6-085142号公報 特開平11-233709号公報 特開2007-149514号公報 特開2009-158384号公報
しかしながら、上述したハイブリッド型の半導体デバイスを試験するにあたっては、以下のような技術的な課題がある。すなわち、種類毎に引出形態が異なるリード端子に対してコン夕ク卜端子を同時に接触させて確実に導通を得なければならない。
そこで、上述した課題を解決するため、本発朋は、種類の異なるリード端子を備えたハイブリッド型の半導体パッケージを一度の検査で同時に検査する際に、リード端子とコンタクト端子の導通を確実に得ることができる検査用ソケツ卜を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る検査用ソケットは、検査デバイスの第1リード端子に接触する第1コンタクト端子と、前記第1リード端子とは異なる種類とされた前記検査デバイスの第2リード端子に接触する第2コンタクト端子と、前記第1リード端子に前記第1コンタクト端子を接触させる第1接触機構と、前記第2リード端子に前記第2コンタクト端子を接触させる第2接触機構と、前記第2接触機構による接触動作の後に前記第1接触機構による接触動作が行われる非同期動作を行う非同期機構と、を備えている。
非同期機構によって、第2接触機構による接触動作の後に第1接触機構による接触動作を行うこととした。これにより、第2リード端子に第2コンタクト端子を接触させて確実に導通を確保した後に、第1リード端子に第1コンタクト端子を接触させることができるので、第1リード端子と第2リード端子が異なる種類であっても、それぞれのリード端子に対して確実に導通を得ることができる。
なお、接触動作とは、リード端子にコンタクト端子が単に触れているだけの場合は含まれず、検査時の状態に相当するような接触状態を意味する。例えば、リード端子と触れた後にコンタクト端子を押し込んで初めて検査時の状態に相当する接触状態が得られる場合は、押し込み後に接触動作が行われたことになり、リード端子を挟み込んだ状態で初めて検査時の状態に相当する接触状態が得られる場合は、挟み込んだ後に接触動作が行われたことになる。
検査デバイスとしては、典型的には、半導体パッケージ、より具体的にはICパッケージが挙げられる。
さらに、本発明の一態様に係る検査用ソケットでは、前記非同期機構は、前記第2接触機構による接触を解除する前に前記第1接触機構による接触の解除を行う。
第2接触機構による接触を解除する前に第1接触機構による接触の解除を行うこととした。これにより、第2リード端子に第2コンタクト端子を接触させた状態で、先ず第1リード端子と第1コンタクト端子との接触状態を解除することができるので、接触状態を解除する際に各端子に対して損傷を与えることを可及的に防止できる。
さらに、本発明の一態様に係る検査用ソケットでは、前記検査デバイスが収容される設置側に設けられたベースと、前記ベースに対して接近離間するように設けられた第1カバーと、前記第1カバーとは独立して前記ベースに対して接近離間するように設けられた第2カバーと、を備え、前記第1接触機構及び前記第2接触機構は、前記第1カバー及び前記第2カバーの動作に応じて駆動される。
ベースに対して接近離間する第1カバー及び第2カバーによって、第1接触機構及び第2接触機構を動作させることとした。これにより、第1コンタクト端子及び第2コンタクト端子の接触動作を第1カバー及び第2カバーの動作に連動させて行うことができ、簡便な操作による検査を実現することができる。
さらに、本発明の一態様に係る検査用ソケットでは、前記第1カバーは、前記第2カバーを収容する第2カバー収容部を備えている。
第2カバーは、第1カバーに設けた第2カバー収容部に収容されて往復動することができる。これにより、第1カバー及び第2カバーをコンパクトに構成することができる。
さらに、本発明の一態様に係る検査用ソケットでは、前記検査デバイスの設置面とは反対側の背面を前記設置面の方向に押圧する押圧位置と、前記検査デバイスから離間した離間位置との間で往復動するラッチを備え、前記ラッチは、前記第1カバー及び/又は前記第2カバーの動作に応じて、前記検査デバイスの検査時には前記押圧位置に位置され、前記検査デバイスの設置時及び取り出し時には前記離間位置に位置される。
ラッチによって検査デバイスの背面を押圧することで、検査時に確実にコンタクト端子の接触を得ることができる。また、検査デバイスを設置する時や取り出す時には、ラッチを検査デバイスから離間させることによって検査デバイスの取り替え作業を容易とすることができる。さらに、ラッチは第1カバー及び/又は第2カバーの動作に応じて駆動されるので、検査作業を簡便にすることができる。
さらに、本発明の一態様に係る検査用ソケットでは、前記ラッチは、前記第2カバーによって動作させられ、前記第2接触機構は、前記ラッチが前記押圧位置に位置することによって接触動作を行う。
第2接触機構として、第2カバーによってラッチの押圧動作を行い、第2リード端子に対して第2コンタクト端子を接触させることとした。第2カバーは第1カバーとは独立してベースに対して動作することができるので、第1接触機構と第2接触機構の非同期機構を実現することができる。
第2リード端子としては、例えば、検査デバイスの背面側の周囲に設けられたJ型リード端子が挙げられる。
さらに、本発明の一態様に係る検査用ソケットでは、前記ラッチは、前記ラッチが前記離間位置に位置することによって前記第2リード端子と前記第2コンタクト端子との接触を解除する。
第2カバーが動作するとラッチの退避動作によって、第2リード端子と第2コンタクト端子との接触が解除される。これにより、第2カバーの動作に連動させて簡便に第2リード端子の接触解除を行うことができる。
さらに、本発明の一態様に係る検査用ソケットでは、前記第1コンタクト端子は、前記第1リード端子の一面側に接触する一面側コンタクト部と、該第1リード端子の他面側に接触する他面側コンタクト部と、前記第1リード端子を挟み込むように前記他面側コンタクト部を前記一面側コンタクト部に対して接近させるアーム部と、を備え、前記第1カバーは、前記アーム部が接触するとともに該アーム部の動作を規定するカム部を備え、前記第1接触機構は、前記ベースに対する前記第1カバーの動作に伴って前記カム部に応じて動作する前記アーム部によって接触動作を行う。
ベースに対して接近離間する第1カバーにカム部を設け、カム部によって動作が規定されるアーム部を有する第1コンタクト端子を設けることとした。アーム部が動作すると、アーム部によって駆動される他面側コンタクト部が一面側コンタクト部に対して接近する。これにより、第1リード端子を一面側コンタクト部と他面側コンタクト部とで挟み込むことができ、良好な接触状態を得ることができる。
第1リード端子としては、例えば、検査デバイスの側方に延びるガルウィング型リード端子が挙げられる。
さらに、本発明の一態様に係る検査用ソケットでは、前記アーム部は、前記第1リード端子を挟み込んだ前記他面側コンタクト部を前記一面側コンタクト部から離間して接触が解除するように駆動され、前記第1接触機構は、前記ベースに対する前記第1カバーの動作に伴って前記カム部に応じて動作する前記アーム部によって接触を解除する。
カム部に応じてアーム部が動作すると、アーム部によって駆動される他面側コンタクト部が一面側コンタクト部に対して離間する。これにより、第1リード端子から他面側コンタクト部を円滑に離間させることができる。
さらに、本発明の一態様に係る検査用ソケットでは、前記カム部は、該カム部に接触して動作する前記アーム部の動作抵抗を増大させる動作抵抗部を備え、前記非同期機構は、前記アーム部が前記動作抵抗部に接触することによって前記非同期動作を行わせる。
第1コンタクト端子の他面側コンタクト部を動作させるアーム部がカム部に設けた動作抵抗部に接触する際に、アーム部の動作が一時的に遅延される。これにより、第2接触機構による接触動作の後に第1接触機構による接触動作を行う非同期動作が実現される。
接触抵抗部としては、例えば、例えば凸形状とされた係合部や、摩擦抵抗を増大させた摩擦部等が挙げられる。
さらに、本発明の一態様に係る検査用ソケットでは、前記カム部は、前記動作抵抗部を挟んで、前記他面側コンタクト部が前記一面側コンタクト部に接近又は離間する動作を規定する第1カム部と、前記他面側コンタクト部が前記一面側コンタクト部に対して離間した状態を維持する動作を規定する第2カム部と、を備えている。
動作抵抗部を挟んで第1カム部と第2カム部を設け、第1カム部で他面側コンタクト部が一面側コンタクト部に接近又は離間する動作を規定することとし、第2カム部で他面側コンタクト部が一面側コンタクト部に対して離間した状態を維持する動作を規定することした。これにより、他面側コンタクト部の開状態と閉動作を明確に分けることができ、非同期動作を確実に行うことができる。
さらに、本発明の一態様に係る検査用ソケットでは、前記第1カバーの動作に応じて、前記第1リード端子に前記第1コンタクト端子を接触させるように押圧する第1端子用ラッチを備え、前記第1端子用ラッチは、前記第1接触機構として、前記第1コンタクト端子を前記第1リード端子に接触させる。
第1接触機構として、第1カバーによって第1端子用ラッチの押圧動作を行い、第1リード端子に対して第1コンタクト端子を接触させることとした。第1カバーは、第2カバーとは独立してベースに対して動作することができるので、第1接触機構と第2接触機構の非同期機構を実現することができる。
さらに、本発明の一態様に係る検査用ソケットでは、前記第1端子用ラッチは、前記第1カバーの動作に応じて、前記第1リード端子と前記第1コンタクト端子との接触を解除する。
第1カバーが動作すると第1端子用ラッチの退避動作によって、第1リード端子と第1コンタクト端子との接触が解除される。これにより、第1カバーの動作に連動させて簡便に第1リード端子の接触解除を行うことができる。
本発明によれば、種類の異なるリード端子を備えたハイブリッド型の半導体パッケージのリード端子に対してコンタクト端子を確実に接触させることができ、一度の検査で完了することができる。
ICパッケージの平面図である。 図1AのICパッケージの側面図である。 本発明の第1実施形態に係るICソケットを示した斜視図である。 図2のICソケットの分解斜視図である。 図3のベースの斜視図である。 図3のベースの平面図である。 図3の第1コンタクト端子を示した正面図である。 図3の第2コンタクト端子を示した正面図である。 図3の支持プレートを示した斜視図である。 図3のマウンターを示した斜視図である。 図3のラッチを示した斜視図である。 図3の第1カバーを示した斜視図である。 図3の第1カバーの縦断面図である。 図10Bの要部拡大図である。 図3の第2カバーの斜視図である。 ICソケットのフリー状態を示し、第1コンタクト端子が見える切断面における縦断面図である。 ICソケットのフリー状態を示し、第2コンタクト端子が見える切断面における縦断面図である。 第1上側接点と第1下側接点を示した部分拡大図である。 ICソケットのオープン状態を示し、第1コンタクト端子が見える切断面における縦断面図である。 ICソケットのオープン状態を示し、第2コンタクト端子が見える切断面における縦断面図である。 第1上側接点と第1下側接点を示した部分拡大図である。 第2接点とJ型リード端子とを示した部分拡大図である。 ICソケットのラッチ押さえ状態を示し、第1コンタクト端子が見える切断面における縦断面図である。 ICソケットのラッチ押さえ状態を示し、第2コンタクト端子が見える切断面における縦断面図である。 第1上側接点と第1下側接点を示した部分拡大図である。 第2接点とJ型リード端子とを示した部分拡大図である。 ICソケットの検査状態を示し、第1コンタクト端子が見える切断面における縦断面図である。 ICソケットの検査状態を示し、第2コンタクト端子が見える切断面における縦断面図である。 第1上側接点と第1下側接点を示した部分拡大図である。 ICソケットのリード解除状態を示し、第1コンタクト端子が見える切断面における縦断面図である。 ICソケットのリード解除状態を示し、第2コンタクト端子が見える切断面における縦断面図である。 第1上側接点と第1下側接点を示した部分拡大図である。 本発明の第2実施形態に係るICソケットを示した縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係るICソケットの要部を示した部分縦断面図である。
[第1実施形態]
以下に、本発明の第1実施形態について説明する。
図1A及び図1Bには、本実施形態に係るICソケツ卜(検査用ソケット)を用いて検査するICデバイス(検査デバイス)1が示されている。ICデバイス1は、内部にICチップが封入されており、平面視した場合に正方形状とされたパッケージ本体1aを有している。ICデバイス1は、QFP(Quad Flat Package)型とされており、パッケージ本体1aの4辺のそれぞれに複数のリード端子1b,1cが設けられている。L字状のガルウィング型リード端子(第1リード端子)1bは、パッケージ本体1aの各辺に対して直交して外方に向かって設けられている。各ガルウィング型リード端子1bは、所定の間隔を有して平行に配列されている。J字状のJ型リード端子(第2リード端子)1cは、ガルウィング型リード端子1bの間に挟まれるように所定間隔を有して配置されている。このように、ガルウィング型リード端子1bとJ型リード端子1cとは、交互に設けられている。
図2には、本実施形態に係るICソケット2が示されている。
なお、本実施形態において、上方とは、ICソケット2が設置される検査基板(図示せず)から離間する方向を意味し、下方とは、検査基板に接近する方向を意味する。
ICソケット2は、平面視した場合に略正方形を有する直方体形状とされている。ICソケット2の中央には、検査時にICデバイス1が収納される収納凹部2aが形成されている。
ICソケット2は、外枠を構成する1つの第1カバー3と、第1カバー3内に収納される1つの第2カバー4とを有している。第1カバー3及び第2カバー4は、ベース5上に設けられている。
第1カバー3は、平面視した場合に外形が略正方形とされ、内部に開口を有する形状とされている。第1カバー3は、ベース5に対して接近離間するように上下方向に往復動可能となっている。
第2カバー4は、第1カバー3内に収納されるように外形が略正方形とされ、内部に開口を有する形状とされている。第2カバーは、第1カバー3に対して独立してベース5に対して上下方向に往復動可能とされている。
ベース5は、ICソケット2の下方に位置し、ICソケット2の基台とされている。ベース5は、検査用基板(図示せず)上に設置される下面を有している。
第1カバー3及び第2カバー4の中央側には、4つのラッチ6が設けられている。各ラッチ6は、第1カバー3及び第2カバー4の各辺に対応して設けられている。各ラッチ6は、ICデバイス1が収納凹部2a内に配置された場合にICデバイス1の背面(上面)を下方に向けて押圧するように動作する。これにより、ICデバイス1が確実に固定されるようになっている。なお、ラッチ6の数は、本実施形態の4つに限定されるものではなく、例えば対向する位置に設けられた2つであっても良い。
図3には、ICソケット2の分解斜視図が示されている。
下方のベース5上に支持プレート7及びマウンター8が順に組み付けられ、これら支持プレート7及びマウンター8を囲むように第1カバー3及び第2カバー4がベース5上に組み付けられる。
各ラッチ6は、第2カバー4に対してラッチピン10を介して取り付けられる。ラッチピン10は、丸棒形状とされた軸体である。ラッチ6は、ラッチピン10回りに回動するように取り付けられる。なお、符号11は、ラッチピン10を第2カバー4に対して回動可能に固定するためのEリングである。
ベース5の下方から、4本のリベット13が挿入されるようになっている。リベット13は、ベース5と第2カバー4とを相対的に固定する固定具であり、リベット13によってベース5と第2カバー4のフリー状態での高さ方向の距離が位置決めされる。
ベース5において、4つの第1コンタクト端子群15が、ベース5の4辺のそれぞれの外側方から差し込まれるようになっている。各第1コンタクト端子群15は、複数の第1コンタクト端子15aを互いに平行に並べて構成されている。各第1コンタクト端子15aは、図1A及び図1Bで示した各ガルウィング型リード端子1bに接触して導通する端子として用いられる。
ベース5において、4つの第2コンタクト端子群16が、ベース5の内側方から各第1コンタクト端子群15に対向するように差し込まれるようになっている。各第2コンタクト端子群16は、複数の第2コンタクト端子16aを互いに平行に並べて構成されている。各第2コンタクト端子16aは、図1A及び図1Bで示した各J型リード端子1cに接触して導通する端子として用いられる。
マウンター8の下方には、複数(本実施形態では4つ)の台座コイルバネ18が設けられる。各台座コイルバネ18は、ベース5に対してマウンター8を上方へ付勢するために用いられる。
第1カバー3の下方には、複数(本実施形態では8つ)の第1コイルバネ19が設けられる。各第1コイルバネ19は、ベース5に対して第1カバー3を上方へ付勢するために用いられる。
第2カバー4の下方には、複数(本実施形態では8つ)の第2コイルバネ20が設けられる。各第2コイルバネ20は、ベース5に対して第2カバー4を上方へ付勢するために用いられる。
<ベース5>
図4A及び図4Bには、ベース5が示されている。
ベース5は、合成樹脂の成形品とされ、平面視した場合に略正方形とされた外形を有している。ベース5の底部には、検査基板(図示せず)上に実装される平面状とされた実装面5aが設けられている。実装面5aの四隅には、位置決め用の凸部5bが設けられている。
ベース5の四隅には、上方に向かって立設された柱状のガイド部5cが設けられている。各ガイド部5cは、平面視した場合に略L字形状とされている内ガイド部5c1と、ベース5の四隅に配置された外ガイド部5c2とを備えている。各内ガイド部5c1は、L字形状の頂部5dがベース5の中心O1(図4B参照)を向くように対称に設置されている。内ガイド部5c1の各外面5eは、第1カバー3の上下方向の往復動をガイドする。各外ガイド5c2は、ベース5の四隅から立設され、内側を向く内面5fは、第2カバー4の上下方向の往復動をガイドする。
ガイド部5cの外方には、第1コイルバネ19(図3参照)が挿入される複数の第1コイルバネ挿入孔5gと、第2コイルバネ20(図3参照)が挿入される複数の第2コイルバネ挿入孔5hが形成されている。
ベース5の中心O1側、すなわち各ガイド部5cの内側には、ベース開口部5iが設けられている。ベース開口部5iは、平面視した場合に正方形とされており、支持プレート7(図3参照)及びマウンター8(図3参照)が収納される空間となっている。
隣り合うガイド部5c間には、第1コンタクト保持部5jと第2コンタクト保持部5kが設けられている。
第1コンタクト保持部5jは、第1コンタクト端子群15(図3参照)を保持する複数のスリット溝から構成されている。第1コンタクト保持部5jのスリット溝は、ベース5の外側から内側に向かって形成されている。スリット溝は、それぞれ、第1コンタクト端子15a(図3参照)に対応している。第1コンタクト端子15aは、スリット溝に圧入された状態で保持される。
第2コンタクト保持部5kは、第2コンタクト端子群16(図3参照)を保持する複数のスリット溝から構成されている。第2コンタクト保持部5kのスリット溝は、ベース5の内側から外側に向かって形成されている。スリット溝は、それぞれ、第2コンタクト端子16a(図3参照)に対応している。第2コンタクト端子16aは、スリット溝に圧入された状態で保持され、抜け止め用の封止コマ(この実施形態では、支持プレート7が兼務)によって固定される。
<第1コンタクト端子15a>
図5には、第1コンタクト端子15aが示されている。第1コンタクト端子15aは、電気伝導性の良い金属製とされ、所定間隔を有して並列に配列されることによって第1コンタクト端子群15(図3参照)を構成する。
第1コンタクト端子15aは、基部15bと、基部15bから上方側に二股に分岐する上部コンタクト部15c及び下部コンタクト部15dとを備えている。
基部15bは、下方に突出する複数(本実施形態では2つ)の第1基板側端子15b1を備えている。各第1基板側端子15b1は、検査基板(図示せず)に対して電気的に接続される。
上部コンタクト部15cは、基部15bに対して連続的に接続された渦巻き部15c1と、渦巻き部15c1から分岐するとともに同図において左方(ICソケット2の内側)に向かう接点側アーム部15c2と、渦巻き部15c1から分岐するとともに上方に向かう駆動側アーム部15c3とを備えている。渦巻き部15c1は、複数の曲部を有する渦巻状に形成されており、接点側アーム部15c2及び駆動側アーム部15c3に対して基部15bとの間で弾性力を与える。接点側アーム部15c2の先端(左端)には、下面にてガルウィング型リード端子1b(図1参照)の上面に接触する第1上側接点15c4が設けられている。駆動側アーム部15c3の先端(上端)には、後述するカム部3d(図10B参照)に対して摺動する摺動部15c5が設けられている。摺動部15c5は、凸とされた曲面形状とされている。
下部コンタクト部15dは、基部に対して図において左方(ICソケット2の内側)に向かうとともに、斜め上方に延在して第1上側接点15c4に接近するように設けられている。下部コンタクト部15dの先端(左端)には、上面にてガルウィング型リード端子1b(図1参照)の下面に接触する第1下側接点15d1が設けられている。第1下側接点15d1は、第1上側接点15c4の下方に対向している。第1下側接点15d1は平面部を有しており、その面積は、第1上側接点15c4の面積よりも大きくされている。第1上側接点15c4と第1下側接点15d1とは、駆動側アーム部15c3の変位に応じて互いの離間距離が変化し、検査時にはガルウィング型リード端子1bを挟み込むことによって電気的に接触して導通を得るようになっている。
本実施形態において、第1コンタクト端子15aは、上部コンタクト端子15cと下部コンタクト端子15dとがともに1枚の金属板(導電性部材)から構成されている。ただし、上部コンタクト端子15cと下部コンタクト端子15dの少なくとも一方が導電性であればよい。すなわち、一方のコンタクト端子15c,15dを導電体とし、他方のコンタクト端子15d,15cを合成樹脂などで例えばインサート成形によって形成して、これら両コンタクト端子15c、15dでリード端子を挟持するようにしてもよい。
<第2コンタクト端子16a>
図6には、第2コンタクト端子16aが示されている。第2コンタクト端子16aは、電気伝導性の良い金属製とされ、所定間隔を有して並列に配列されることによって第2コンタクト端子群16(図3参照)を構成する。
第2コンタクト端子16aは、基部16bと、基部16b対して連続的に接続された蛇行部16cと、蛇行部16cに対して連続的に接続された第2コンタクト部16dとを備えている。
基部16bは、下方に突出する複数(本実施形態では2つ)の第2基板側端子16b1を備えている。各第2基板側端子16b1は、検査基板(図示せず)に対して電気的に接続される。この実施形態において、第2基板側端子16b1は2カ所設けられており、第2コンタクト端子16aの配列順に合わせて、それらが選択的に選ばれることにより、所定の端子パターンが形成されるようになっている。
蛇行部16cは、複数の折り返し部を有して上方へ向かうように蛇行した形状を有している。蛇行部16cによって、第2コンタクト部16dに対して基部16bとの間で上下方向の弾性力を付与している。
第2コンタクト部16dは、上下方向に延在するとともに、先端(上端)の上面に第2接点16d1を備えている。第2接点16d1は、検査時に、J型リード端子1c(図1参照)に対して接触して導通を得るようになっている。
<支持プレート7>
図7には、支持プレート7が示されている。
支持プレート7は、平面視した場合に略正方形とされた外形を有している。支持プレート7は、ベース5のベース開口部5i(図4B参照)内に収納される。
支持プレート7の下面には、下方へ突出する係止爪7aが設けられている。係止爪7aは、四隅にそれぞれ設けられている。係止爪7aは、ベース5の中央の底面に形成された係止穴5l(図4B参照)に挿入されて係合するようになっている。係止爪7aがベース5の係止穴5lに係合されることによって、支持プレート7がベース5に対して不動に固定される。
支持プレート7の上面7bは平面とされており、その四隅にはマウンター8(図3参照)が当接する凸部7b1が設けられている。各凸部7b1の頂面は同一平面となるように高さが設定されている。すなわち、凸部7b1は、マウンター8のストッパとして用いられ、検査時における基準面を規定する。
<マウンター8>
図8には、マウンター8が示されている。
マウンター8は、平面視した場合に略正方形とされた外形を有している。マウンター8は、ベース5のベース開口部5i(図4B参照)内に収納され、支持プレート7の上方に設置される。
マウンター8の中央には、上方に開口した設置用凹部8aが形成されている。設置用凹部8aは、ICデバイス1(図1参照)の外形状に対応した略正方形とされている。設置用凹部8aの下端は、設置面8bによって規定されている。ICデバイス(図1参照)は、上方から設置用凹部8a内に挿入され、設置面8b上に設置される。
マウンター8の四隅には、下方へ延在するガイド部8cが設けられている。ガイド部8cの先端には、爪部8dが設けられている。ガイド部8cは、ベース5の4箇所に設けられたガイド孔部5m(図4B参照)に挿入される。各ガイド部がガイド孔部5mの挿通されることによって、マウンター8がベース5に対して上下方向に往復動可能となっている。
マウンター8は、台座コイルバネ18(図3参照)によってベース5に対して上方に付勢されている。無負荷状態では、台座コイルバネ18によってマウンター8が上方に付勢されて支持プレート7から離間した状態となっている。マウンター8の上方位置は、ガイド部8cに設けた爪部8dによって規制される。マウンター8は、ラッチ6(図3参照)によってICデバイス1を介して下方に外力が加わった場合に、支持プレート7へ接近するように移動させられ、支持プレート7に接触した状態で停止させられる。
<ラッチ6>
図9には、ラッチが示されている。
ラッチ6は、樹脂製とされており、ロ字状の枠体6aを備えている。枠体6aは、両側部に設けられたスイングアーム6a1と、スイングアーム6a1の一端(同図において下端(左端))にて両スイングアーム6a1間を接続するように設けられたガイドアーム6a2と、スイングアーム6a1の他端(同図において上端(右端))にて両スイングアーム6a1間を接続するように設けられた押圧部6a3とを備えている。
両スイングアーム6a1の両側部には、外方に突出する軸部6bが設けられている。軸部6bは、ベース5のガイド部5cに形成したガイド溝部5n(図4A参照)に差し込まれる。
ガイドアーム6a2には、その長手方向に沿ってピン挿通孔6cが形成されている。ピン挿通孔6cには、図3に示したラッチピン10が挿通される。ラッチピン10をピン挿通孔6cに挿通することによって、ラッチ6を第2カバー4(図3参照)の丸穴4c(図11参照)に対して回動自在に固定する。ラッチピン10回りにラッチ6が回動すると、軸部6bの動きに応じて押圧部6a3が揺動する。このように、軸部6bは、ガイド溝部5nの形状に応じて押圧部6a3の揺動動作を規定する。
押圧部6a3の下面は、ICデバイス1(図1参照)の上面に当接することによってICデバイス1を下方へと押圧する。
<第1カバー3>
図10Aには、第1カバー3が示されている。
第1カバー3は、樹脂製とされており、平面視した場合に正方形の外形を有している。第1カバー3の中央部には、上下方向に貫通する正方形の開口部3aが形成されている。開口部3aを介して、ICデバイス1(図1参照)が上方から挿入され、また取り出される。開口部3aを取り囲むように平面視してロ字状に形成された収容凹部(第2カバー収容部)3bが形成されている。この収容凹部3bに第2カバー4が上方から収容可能とされている。収容凹部3b内で第2カバー4は上下方向に往復動する。
また、上述したように、第1カバー3は、第1コイルバネ19によってベース5から上方に付勢されている。
図10Bには、第1カバー3の縦断面が示されている。図10Bは、第1カバー3の中心を通るとともに第1カバー3の一辺に平行な切断線における断面図である。同図に示されているように、第1カバー3の側方の下側には、上下方向に延在する長穴部3cが形成されている。長穴部3cは、上端3c1および下端3c2が閉じられた形状となっている。長穴部3cには、ラッチピン10(図3参照)が挿通される。長穴部3cは、1つのラッチピン10に対してラッチピン10の長手方向に離間して2つ設けられており、ラッチピン10を2箇所で案内するようになっている。これにより、ラッチピン10は、長穴部3c内を上下方向に第1カバー3に対して移動可能とされている。
第1カバー3には、図5に示した第1コンタクト端子15aの摺動部15c5が当接するカム部3dが設けられている。カム部3dは、第1カバー3の4辺のそれぞれに沿って設けられており、第1カバー3の外方を向くようにカム面を有している。カム部3dは、下方から上方に向かうとともに第1カバー3の外側に向かって凸状に湾曲する曲面を有する第1カム部3d1と、第1カム部3d1の上方に設けられ、下方から上方に向かって略平面状に設けられた第2カム部3d2とを備えている。
第1カム部3d1と第2カム部3d2との間には、係合部(動作抵抗部)3d3が設けられている。係合部3d3は、第1カム部3d1と第2カム部3d2との接続位置からさらに第1カバー3の外方に突出した形状とされている。この係合部3d3によって、カム部3d上を摺動する第1コンタクト端子15aの摺動部15c5(図5参照)に対して動作抵抗を与えるようになっている。
図10Cには、カム部3dの詳細、すなわち図10Bに示した要部Aの部分拡大図が示されている。同図から分かるように、係合部3d3は、第1カム部3d1と第2カム部3d2との接続位置から外方に突出した凸状とされている。
後述するように、カム部3dによって、摺動部15c5(図5参照)の動きが規定されることで、第1コンタクト端子15a(図5参照)の接点15c4,15d1間の開閉タイミングが決定される。
<第2カバー4>
図11には、第2カバー4が示されている。
第2カバー4は、樹脂製とされており、平面視した場合に正方形の外形を有している。第2カバー4の中央部には、上下方向に貫通する正方形の開口部4aが形成されている。開口部4aを介して、ICデバイス1(図1参照)が上方から挿入され、また取り出される。
第2カバー4の四隅には、下方へ突出するガイドリブ4bが設けられている。ガイドリブ4bの外面がベース5のガイド部5cの内面5f(図4A参照)に当接するように配置される。これにより、第2カバー4がベース5に対して正確に再現性良く上下動することができるようになっている。
第2カバー4の各所には、丸穴4cが形成されている。各丸穴4cにラッチピン10(図3参照)を挿通することによって、ラッチ6が第2カバー4に対して回動自在に固定される。
上述したように、第2カバー4は、第1カバー3の収容凹部3b(図10A参照)内に収容された状態で上下動するようになっている。また、第2カバー4は、第2コイルバネ20(図3参照)によってベース5から上方に付勢されている。
<ICソケット2の動作>
次に、ICソケット2の動作について説明する。
ICソケット2の動作を説明する以下の各図では、図番の末尾が「A」の図(例えば図12A等)は、第1コンタクト端子15aが見える位置で切断した縦断面図であり、図番の末尾が「B」の図(例えば図12B等)は、第2コンタクト端子16aが見える位置で切断した縦断面図である。また、以下の各図では検査基板が示されていないが、ICソケット2が検査基板上に設置されているものとする。
<<フリー状態(無負荷状態)>>
図12A及び図12Bには、フリー状態すなわちICソケット2に対してプッシャー30による外力が加えられていない状態が示されている。プッシャー30は、ICソケット2に対して上方から下方へ向かう押圧力を加えるものであり、図示しないアクチュエータによって上下動するようになっている。
フリー状態では、第1カバー3は第1コイルバネ19(図3参照)によって上方に押し上げられ、第2カバー4は第2コイルバネ20(図3参照)によって上方に押し上げられている。このとき、ラッチ6は、閉じた状態(押圧部6a3が下方に位置する状態)とされている。
図12Aに示すように、第1コンタクト端子15aの摺動部15c5は、第1カバー3のカム部3dの第1カム部3d1の下方に位置している。これにより、第1コンタクト端子15aは無負荷状態となり、第1コンタクト端子15aの接点15c4,15d1間は接近した状態となっている(図12C参照)。
図12Bに示すように、第2コンタクト端子16aは無負荷状態とされ、蛇行部16cは自然長とされていることにより、第2接点16d1は上方に位置している。
<<オープン状態>>
図13A及び図13Bにはオープン状態が示されている。
オープン状態は、フリー状態からプッシャー30を押し下げて第1カバー3及び第2カバー4を下方へ変位させることによって得られる。オープン状態において、第1カバー3及び第2カバー4は最も押し下げられた状態となる。
第2カバー4の下方への移動によって第2カバー4に対してラッチピン10を介して取り付けられたラッチ6のガイドアーム6a2も下方へと押し下げられる。一方でラッチ6のスイングアーム6a1に設けられた軸部6bはベース5に設けられたガイド溝部5n(図4A参照)に沿って移動する。これにより、ラッチ6の押圧部6a3は上方へと揺動し、ラッチ6が開状態となる。
図13Aに示すように、第1コンタクト端子15aは、第1カバー3が押し下げられることによって、摺動部15c5が第1カバー3のカム部3d上を摺動する。摺動部15c5が第1カム部3d1から第2カム部3d2へと移動することで、摺動部15c5がICソケット2の外側に押し出され、駆動側アーム部15c3が回動して第1上側接点15c4が上方かつ外側へと変位する。これにより、第1上側接点15c4が第1下側接点15d1の上方から外側に退避することで、第1下側接点15d1が上方に向けて現れ、第1コンタクト端子15aのオープン状態が得られる(図13C参照)。
図13Bに示すように、第2コンタクト端子16aは無負荷状態とされ、蛇行部16cは自然長とされていることにより、第2接点16d1は上方に位置している。図13Dには、オープン状態における第2接点16d1とJ型リード端子1cとの位置関係が示されている。同図に示されているように、第2接点16d1とJ型リード端子1cとは離間しており接触していない。
このようなオープン状態にて、ICデバイス1を収納凹部2a内へと挿入する。これにより、ICデバイス1は、マウンター8の設置面8b上に載置されることで設置用凹部8a内に設置される。
<<ラッチ押さえ状態>>
図14A及び図14Bには、ラッチ押さえ状態が示されている。このラッチ押さえ状態は、オープン状態からプッシャー30を除圧して上昇させることによって得られる。このとき、プッシャー30の位置は、オープン状態とフリー状態との間の位置となる。
図14Aに示すように、プッシャー30を上昇させると、第2カバー4が第2コイルバネ20(図3参照)の弾性復元力によって上方に移動する。このとき、第2カバー4は、第1カバー3よりも先に上昇する。これは、第1カバー3のカム部3dに対して摺動する摺動部15c5がカム部3dの係合部3d3に係合して第1カバー3の上昇を抑制しているからである。
摺動部15c5が係合部3d3に係止されているので、図14Cに示すように、第1コンタクト端子15aの接点15c4,15d1間は開いたままである。なお、図14Cに示すように、第1下側接点15d1とガルウィング型リード端子1bとは接触しているが、第1下側接点15d1上にガルウィング型リード端子1bが載せられている状態に過ぎず、検査時に相当するような接触状態は得られていない。
第2カバー4の上昇に伴いラッチピン10が上昇するので、ラッチ6は軸部6b(図9参照)を中心として揺動し、ラッチ6の押圧部6a3が下方へと移動してICソケット2の上面(背面)を下方へと押圧する。これにより、マウンター8が台座コイルバネ18(図3参照)の弾性力に抗して下方へと移動し、支持プレート7の上面7bに当接することによって下方への動きが停止される。
図14B及び図14Dに示すように、上記動作に伴い、ICデバイス1のJ型リード端子1cが第2接点16d1に対して当接し、第2コンタクト端子16aの蛇行部16cの弾性力に抗して第2接点16d1を押し下げることでワイピングしながら確実な接触が得られる。
このように、ラッチ押さえ状態では、先に第2コンタクト端子16aがJ型リード端子1cに接触する一方で、第1コンタクト端子15aは未だガルウィング型リード端子1bを第1上側接点15c4と第1下側接点15d1とで挟み込んでいない。このように、第1コンタクト端子15aと第2コンタクト端子16aとの間で非同期動作が実現されている。
<<検査状態>>
図15A及び図15Bには、テスト状態が示されている。
図15Aに示すように、ラッチ押さえ状態からプッシャー30をさらに上昇させると、ラッチピン10が第1カバー3の長穴部3cの上端3c1(図10B参照)に当接する。これにより、第1コンタクト端子15aの摺動部15c5とカム部3dの係合部3d3との係合状態が解除される。そして、摺動部15c5がカム部3dの第1カム部3d1を摺動することによってICソケット2の内側へと移動し、これに伴い第1上側接点15c4が下方へと移動することによって、ガルウィング型リード端子1bを第1上側接点15c4と第1下側接点15d1とで挟み込む(図15C参照)。これにより、第1コンタクト端子15aとガルウィング型リード端子1bとの電気的な接続が行われる。
図15Bに示すように、第2コンタクト端子16aは、ラッチ6によってICデバイス1が下方へ押し下げられた状態なので、J型リード端子1cと電気的に接続されている。第2コンタクト端子16aとJ型リード端子1cとの接続状態は、図14Dに示したようなラッチ押さえ状態から継続している。
上述した検査状態にて、ICデバイス1の所定のバーンインテスト等の検査が行われる。
<<リード解除状態>>
図16A及び図16Bには、リード解除状態が示されている。
検査状態にてICデバイス1の検査が終了すると、リード解除状態に移行する。プッシャー30によって第1カバー3を下方へと押し下げる。リード解除状態のプッシャー30の位置は、検査状態とオープン状態との間である。
図16Aに示すように、第1カバー3が押し下げられると、第1コンタクト端子15aの摺動部15c5が第1カム部3d1上を摺動しながら上昇する。これにより、摺動部15c5がICソケット2の外側へと押し広げられ、第1上側接点15c4が上方かつ外方へと移動する。そして、摺動部15c5が係合部3d3に係止される。これにより、図16Cに示すように、第1コンタクト端子15aとガルウィング型リード端子1bとの接触が解除される。
図16Bに示すように、第2コンタクト端子16aは、ラッチ6によってICデバイス1が下方へ押し下げられた状態とされており、J型リード端子1cに接近した状態とされている。なお、このとき、第2コンタクト端子16aはJ型リード端子1cと接触していてもしていなくても良い。
このように、リード解除状態では、先に第1コンタクト端子15aがガルウィング型リード端子1bと接触解除される一方で、ラッチ6がICデバイス1の上面に接触して下方へ押し下げている。すなわち、第2コンタクト端子16aは未だJ型リード端子1cに接近した状態とされている。このように、第1コンタクト端子15aと第2コンタクト端子16aとの間で非同期動作が実現されている。
リード解除状態からさらにプッシャー30を下降させると、図13A及び図13Bに示したオープン状態となる。これにより、ラッチ6の押圧部6a3が上方外側に退避するので、検査済みのICデバイス1を取り出すことができる。
以上の一連の動作を繰り返すことによって、ICデバイス1の検査が連続的に行われる。
以上の通り、ガルウィング型リード端子1bに第1コンタクト端子15aを接触させる第1接触機構として、第1コンタクト端子15aの摺動部15c5と、第1カバー3に設けたカム部3dとを備えている。
J型リード端子1cに第2コンタクト端子16aを接触させる第2接触機構として、ICデバイス1の上面を下方に押圧するラッチ6と、押圧力に応じて下方へ移動するマウンター8とを備えている。
第2コンタクト端子16aの接触動作の後に第1コンタクト端子15aの接触動作が行われる非同期動作を行う非同期機構として、カム部3dに設けた係合部3d3と、係合部3d3に対して摺動する摺動部15c5とを備えている。
<第1実施形態の作用効果>
以上の通り、本実施形態によれば以下の作用効果を奏する。
第2コンタクト端子16aとJ型リード端子1cとを接触させた後に、第1コンタクト端子15aの第1上側接点15c4と第1下側接点15d1との間でガルウィング型リード端子1bを挟んで接触させることとした。これにより、J型リード端子1cに第2コンタクト端子16aを接触させて確実に導通を確保した後に、ガルウィング型リード端子1bに第1コンタクト端子15aを接触させることができるので、異なる種類のリード端子1b,1cであっても、それぞれのリード端子1b,1cに対して確実に導通を得ることができる。
また、第2コンタクト端子16aとJ型リード端子1cとの接触を解除する前に、ガルウィング型リード端子1bを挟み込んでいた第1コンタクト端子15aの第1上側接点15c4を上方に退避させてガルウィング型リード端子1bとの接触を解除することとした。これにより、J型リード端子1cに第2コンタクト端子16aを接触させた状態で、先ずガルウィング型リード端子1bと第1コンタクト端子15aとの接触状態を解除することができるので、接触状態を解除する際に各端子に対して損傷を与えることを可及的に防止できる。
ベース5に対して接近離間する第1カバー3及び第2カバー4によって、第1コンタクト端子15a及び第2コンタクト端子16aによる接触動作を行うこととした。これにより、第1コンタクト端子15a及び第2コンタクト端子16aの接触動作を第1カバー3及び第2カバー4の動作に連動させて行うことができ、簡便な操作による検査を実現することができる。
第2カバー4は、第1カバー3に設けた収容凹部3b(図10A参照)に収容されて往復動することができる。これにより、第1カバー3及び第2カバー4をコンパクトに構成することができる。
ラッチ6によってICデバイス1の背面を押圧することで、検査時に確実に第2コンタクト端子16aの接触を得ることができる。また、ICデバイス1を設置する時や取り出す時には、ラッチ6をICデバイス1から離間させることによってICデバイス1の取り替え作業を容易とすることができる。さらに、ラッチ6は第2カバー4の上下の動作に応じて駆動されるので、検査作業を簡便にすることができる。
第2カバー4によってラッチ6の押圧動作を行い、J型リード端子1cに対して第2コンタクト端子16aを確実に接触させることとした。第2カバー4は第1カバー3とは独立してベース5に対して動作することができるので、第1コンタクト端子15aの接触動作と第2コンタクト端子16aの接触動作とを非同期とすることができる。
第2カバー4が下方向に動作するとラッチ6の退避動作によって、J型リード端子1cと第2コンタクト端子16aとの接触が解除される。これにより、第2カバー4の動作に連動させて簡便にJ型リード端子1cの接触解除を行うことができる。
ベース5に対して接近離間する第1カバー3にカム部3dを設け、カム部3dによって動作が規定される接点側アーム部15c2及び駆動側アーム部15c3を有する第1コンタクト端子15aを設けることとした。駆動側アーム部15c3が動作すると、接点側アーム部15c2によって駆動される第1上側接点15c4が第1下側接点15d1に対して接近する。これにより、ガルウィング型リード端子1bを第1上側接点15c4と第1下側接点15d1とで挟み込むことができ、良好な接触状態を得ることができる。
カム部3dに応じて駆動側アーム部15c3が動作させることで、接点側アーム部15c2によって駆動される第1上側接点15c4を第1下側接点15d1に対して離間させることができる。これにより、ガルウィング型リード端子1bから第1上側接点15c4を円滑に離間させることができる。
第1コンタクト端子15aの第1上側接点15c4を動作させる接点側アーム部15c2の摺動部15c5がカム部3dに設けた係合部3d3に接触する際に、駆動側アーム部15c3の動作が一時的に遅延される。これにより、ラッチ6の押圧動作によって、J型リード端子1cを第2コンタクト端子16aに接触させた後に、ガルウィング型リード端子1bを第1上側接点15c4と第1下側接点15d1との間に挟み込む接触動作を行う非同期動作が実現される。
係合部3d3を挟んで第1カム部3d1と第2カム部3d2を設け、第1カム部3d1で第1上側接点15c4が第1下側接点15d1に接近又は離間する動作を規定することとし、第2カム部3d2で第1上側接点15c4が第1下側接点15d1に対して離間した状態を維持する動作を規定することした。これにより、第1上側接点15c4の開状態と閉動作を明確に分けることができ、非同期動作を確実に行うことができる。
なお、本実施形態ではカム部3dに係合部3d3を用いたが、本発明はこれに限定されない。例えば、係合部3d3を省略して第1カム部3d1と第2カム部3d2との接続部を滑らかに接続した形状であっても、この接続部に他のカム部3dよりも大きな摩擦力を発生させるように粗面化しても良い。このように粗面化した接続部を設けることによっても、摺動部15c5の摺動動作に対して抵抗を与えることができ、係合部3d3と同様の非同期動作を実現することができる。
[第2実施形態]
以下に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態は、第1コンタクト端子及び第2コンタクト端子にプローブピンを用いた点と、第1コンタクト端子を駆動させる機構とが第1実施形態に対して相違する。したがって、以下の説明では、第1実施形態との相違点について主として説明し、その他の共通する事項については説明を省略する。
図17に示すように、第1コンタクト端子15a’と第2コンタクト端子16a’には、プローブピンが設けられている。プローブピンは、プランジャ型とされており、円筒バレル内に圧縮バネを備えている。円筒バレルに対して出没可能なピンが圧縮バネによって上方向に付勢されている。
ラッチ6は、第1実施形態と同様に動作し、ICデバイス1の上面を下方に押圧することによって、J型リード端子1cと第2コンタクト端子16a’との接触が行われる。すなわち、J型リード端子1cの下部が第2コンタクト端子16a’の上部を押圧することによって、確実な接触が行われる。
第1カバー3に対して、第1端子用ラッチ22が回動可能に固定されている。第1端子用ラッチ22は、図9に示したラッチ6と同様の形状とされている。第1端子用ラッチ22のスイングアーム22aに設けられた軸部(図示せず。図9の軸部6bに相当)が、ベース5に形成された第1端子用ガイド溝部に挿入されている。第1端子用溝部は、図示しないが、図4Aに示したガイド溝部5nに相当する形状で、ガイド溝部5nの下方に形成されている。
第1端子用ラッチ22は、第1カバー3の動作に応じてラッチ6と同様に揺動し、ガルウィング型リード端子1bの上面を下方に押圧することによって、第1コンタクト端子15a’との間で挟み込むことによって接触が確実に行われる。すなわち、ガルウィング型リード端子1bの下部と、第1コンタクト端子15a’の上部とが接触して導通が行われることになる。
第1カバー3と第2カバー4とは、プッシャー30に当接する上面の高さが異なるので、第1端子用ラッチ22及びラッチ6の動作タイミングを異ならせることができる。これにより、ガルウィング型リード端子1bが第1端子用ラッチ22によって第1コンタクト端子15a’に対して挟み込まれるタイミングと、第2コンタクト端子16a’がJ型リード端子1cに対して接触するタイミングとを異ならせることができ、非同期動作が実現される。
[第3実施形態]
以下に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1コンタクト端子の接触方式を片当てとした点で第1実施形態と相違する。なお、第1実施形態と同様の構成についてはその説明を省略する。
図18に示すように、本実施形態の第1コンタクト端子15”は、1つの基部から分岐する2つの独立した上側コンタクト部15e1,15e2を備えている。したがって、第1コンタクト端子15”は、第1実施形態にて図5を用いて説明した下部コンタクト部15dは備えていない。
一方の第1上側コンタクト部15e1は、ICデバイス1のガルウィング型リード端子1bの一部(図18では左側の根元部)に対して上方から接触する。他方の第2上側コンタクト部15e2は、ガルウィング型リード端子1bの別の一部(図18では右側の傾斜部)に対して上方から接触する。このように、1つのガルウィング型リード端子1bに対して2つの上側コンタクト端子15e1.15e2を同方向(すなわち上方向)から接触させても良い。
なお、第1端子用ラッチ22及びラッチ6の動作タイミングを異ならせる方法は、上記の方法に限定されるものではなく、第1カバー3と第2カバー4の動作タイミングを異ならせる方法であれば他の方法を用いても良い。
1 ICデバイス(検査デバイス)
1a パッケージ本体
1b ガルウィング型リード端子(第1リード端子)
1c J型リード端子(第2リード端子)
2 ICソケット(検査用ソケット)
2a 収納凹部
3 第1カバー
3a 開口部
3b 収容凹部(第2カバー収容部)
3c 長穴部
3c1 上端
3c2 下端
3d カム部(第1接触機構)
3d1 第1カム部
3d2 第2カム部
3d3 係合部(動作抵抗部,非同期機構)
4 第2カバー
4a 開口部
4b ガイドリブ
4c 丸穴
5 ベース
5a 実装面
5b 凸部
5c ガイド部
5d (ガイド部の)頂部
5e 外面
5f 内面
5g 第1コイルバネ挿入孔
5h 第2コイルバネ挿入孔
5i ベース開口部
5j 第1コンタクト保持部
5k 第2コンタクト保持部
5l 係止穴
5m ガイド孔部
5n ガイド溝部
6 ラッチ(第2接触機構)
6a 枠体
6a1 スイングアーム
6a2 ガイドアーム
6a3 押圧部
6b 軸部
6c ピン挿通孔
7 支持プレート
7a 係止爪
7b 上面
7b1 凸部
8 マウンター(第2接触機構)
8a 設置用凹部
8b 設置面
8c ガイド部
8d 爪部
10 ラッチピン
11 Eリング
13 リベット
15 第1コンタクト端子群
15a,15a’,15a” 第1コンタクト端子
15b 基部
15b1 第1基板側端子
15c 上部コンタクト部
15c1 渦巻き部
15c2 接点側アーム部
15c3 駆動側アーム部
15c4 第1上側接点(他面側コンタクト部)
15c5 摺動部(第1接触機構,非同期機構)
15d 下部コンタクト部
15d1 第1下側接点(一面側コンタクト部)
15e1 第1上側コンタクト部
15e2 第2上側コンタクト部
16 第2コンタクト端子群
16a,16a’ 第2コンタクト端子
16b 基部
16b1 第2基板側端子
16c 蛇行部
16d 第2コンタクト部
16d1 第2接点
18 台座コイルバネ
19 第1コイルバネ
20 第2コイルバネ
22 第1端子用ラッチ
22a スイングアーム
30 プッシャー
O1 中心

Claims (14)

  1. 検査デバイスの第1リード端子に接触する第1コンタクト端子と、
    前記第1リード端子とは異なる種類とされた前記検査デバイスの第2リード端子に接触する第2コンタクト端子と、
    前記第1リード端子に前記第1コンタクト端子を接触させる第1接触機構と、
    前記第2リード端子に前記第2コンタクト端子を接触させる第2接触機構と、
    前記第2接触機構による接触動作の後に前記第1接触機構による接触動作が行われる非同期動作を行う非同期機構と、
    を備えている検査用ソケット。
  2. 前記非同期機構は、前記第2接触機構による接触を解除する前に前記第1接触機構による接触の解除を行う請求項1に記載の検査用ソケット。
  3. 前記検査デバイスが収容される設置側に設けられたベースと、
    前記ベースに対して接近離間するように設けられた第1カバーと、
    前記第1カバーとは独立して前記ベースに対して接近離間するように設けられた第2カバーと、
    を備え、
    前記第1接触機構及び前記第2接触機構は、前記第1カバー及び前記第2カバーの動作に応じて駆動される請求項1又は2に記載の検査用ソケット。
  4. 前記第1カバーは、前記第2カバーを収容する第2カバー収容部を備えている請求項3に記載の検査用ソケット。
  5. 前記検査デバイスの設置面とは反対側の背面を前記設置面の方向に押圧する押圧位置と、前記検査デバイスから離間した離間位置との間で往復動するラッチを備え、
    前記ラッチは、前記第1カバー及び/又は前記第2カバーの動作に応じて、前記検査デバイスの検査時には前記押圧位置に位置され、前記検査デバイスの設置時及び取り出し時には前記離間位置に位置される請求項3又は4に記載の検査用ソケット。
  6. 前記ラッチは、前記第2カバーによって動作させられ、
    前記第2接触機構は、前記ラッチが前記押圧位置に位置することによって接触動作を行う請求項5に記載の検査用ソケット。
  7. 前記ラッチは、前記ラッチが前記離間位置に位置することによって前記第2リード端子と前記第2コンタクト端子との接触を解除する請求項6に記載の検査用ソケット。
  8. 前記第1コンタクト端子は、前記第1リード端子の一面側に接触する一面側コンタクト部と、該第1リード端子の他面側に接触する他面側コンタクト部と、前記第1リード端子を挟み込むように前記他面側コンタクト部を前記一面側コンタクト部に対して接近させるアーム部と、を備え、
    前記第1カバーは、前記アーム部が接触するとともに該アーム部の動作を規定するカム部を備え、
    前記第1接触機構は、前記ベースに対する前記第1カバーの動作に伴って前記カム部に応じて動作する前記アーム部によって接触動作を行う請求項3から7のいずれかに記載の検査用ソケット。
  9. 前記アーム部は、前記第1リード端子を挟み込んだ前記他面側コンタクト部を前記一面側コンタクト部から離間して接触が解除するように駆動され、
    前記第1接触機構は、前記ベースに対する前記第1カバーの動作に伴って前記カム部に応じて動作する前記アーム部によって接触を解除する請求項8に記載の検査用ソケット。
  10. 前記一面側コンタクト部および前記他面側コンタクト部のいずれか一方が導電体とされ、他方が樹脂とされている請求項8又は9に記載の検査用ソケット。
  11. 前記カム部は、該カム部に接触して動作する前記アーム部の動作抵抗を増大させる動作抵抗部を備え、
    前記非同期機構は、前記アーム部が前記動作抵抗部に接触することによって前記非同期動作を行わせる請求項8から10のいずれかに記載の検査用ソケット。
  12. 前記カム部は、前記動作抵抗部を挟んで、前記他面側コンタクト部が前記一面側コンタクト部に接近又は離間する動作を規定する第1カム部と、前記他面側コンタクト部が前記一面側コンタクト部に対して離間した状態を維持する動作を規定する第2カム部と、を備えている請求項11に記載の検査用ソケット。
  13. 前記第1カバーの動作に応じて、前記第1リード端子に前記第1コンタクト端子を接触させるように押圧する第1端子用ラッチを備え、
    前記第1端子用ラッチは、前記第1接触機として、前記第1コンタクト端子を前記第1リード端子に接触させる請求項6又は7に記載の検査用ソケット。
  14. 前記第1端子用ラッチは、前記第1カバーの動作に応じて、前記第1リード端子と前記第1コンタクト端子との接触を解除する請求項13に記載の検査用ソケット。
JP2020569282A 2019-01-31 2019-01-31 検査用ソケット Active JP7112004B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/003405 WO2020157921A1 (ja) 2019-01-31 2019-01-31 検査用ソケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020157921A1 JPWO2020157921A1 (ja) 2021-11-18
JP7112004B2 true JP7112004B2 (ja) 2022-08-03

Family

ID=71842015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020569282A Active JP7112004B2 (ja) 2019-01-31 2019-01-31 検査用ソケット

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11415624B2 (ja)
JP (1) JP7112004B2 (ja)
CN (1) CN111742228B (ja)
SG (1) SG11202104077RA (ja)
WO (1) WO2020157921A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020157921A1 (ja) 2019-01-31 2020-08-06 山一電機株式会社 検査用ソケット
CN113764947A (zh) * 2020-06-02 2021-12-07 山一电机株式会社 插座、ic封装以及接触片对连接器壳体的安装方法
US20230083634A1 (en) * 2021-09-14 2023-03-16 Advantest Test Solutions, Inc. Parallel test cell with self actuated sockets

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040262725A1 (en) 2003-06-27 2004-12-30 Intel Corporation Hybrid package with non-insertable and insertable conductive features, complementary receptacle, and methods of fabrication, assembly, and operation therefor
JP2007304051A (ja) 2006-05-15 2007-11-22 Nec Electronics Corp 半導体集積回路用ソケット

Family Cites Families (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4463217A (en) * 1981-09-14 1984-07-31 Texas Instruments Incorporated Plastic surface mounted high pinout integrated circuit package
US4836861A (en) * 1987-04-24 1989-06-06 Tactical Fabs, Inc. Solar cell and cell mount
JP2501266B2 (ja) 1991-11-15 1996-05-29 株式会社東芝 半導体モジュ―ル
US5228866A (en) * 1992-07-06 1993-07-20 Wells Electronics, Inc. Socket for integrated circuit carrier
JPH0685142A (ja) 1992-09-07 1994-03-25 Nec Kyushu Ltd Ic用パッケージ
JPH06224354A (ja) 1993-01-22 1994-08-12 Seiko Epson Corp 表面実装icのリード構造
JP3515141B2 (ja) * 1993-05-18 2004-04-05 株式会社東芝 半導体パッケージ
JPH07147376A (ja) * 1993-11-24 1995-06-06 Hitachi Ltd 半導体装置およびその製造に用いるリードフレームならびにその半導体装置を組み込んだ電子装置
JPH07249723A (ja) * 1994-03-11 1995-09-26 Fujitsu Miyagi Electron:Kk 半導体装置の実装構造及び半導体装置の実装方法及びリードフレーム
JPH07326451A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Matsushita Electric Works Ltd Ic用アダプタ
JPH0945811A (ja) 1995-08-01 1997-02-14 Fujitsu Ltd 半導体装置
KR100187727B1 (ko) * 1996-02-29 1999-06-01 윤종용 처리기 접촉 불량을 확인할 수 있는 접촉 점검 장치 및 이를 내장한 집적회로 소자 검사 시스템
JPH10312871A (ja) * 1997-05-15 1998-11-24 Sony Corp 半導体パッケージの特性測定用ソケット
JP3966963B2 (ja) * 1997-10-03 2007-08-29 株式会社エンプラス 電気部品用ソケット
JPH11233709A (ja) 1998-02-13 1999-08-27 Hitachi Ltd 半導体装置およびその製造方法ならびに電子装置
JP3020030B2 (ja) * 1998-04-01 2000-03-15 モレックス インコーポレーテッド バーンインソケット
JP3821970B2 (ja) * 1998-11-30 2006-09-13 株式会社エンプラス Icソケット及びicソケットのコンタクトピン
JP4251585B2 (ja) * 1998-12-26 2009-04-08 株式会社エンプラス Icソケット
JP3576489B2 (ja) * 2000-12-26 2004-10-13 山一電機株式会社 2点接触形icソケット
US7275938B2 (en) * 2001-06-19 2007-10-02 Molex Incorporated Socket for semiconductor package
JP2003317891A (ja) * 2002-04-23 2003-11-07 Yamaichi Electronics Co Ltd Icソケット
JP2004055356A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Yamaichi Electronics Co Ltd Icソケット
DE10249205B3 (de) * 2002-10-22 2004-08-05 Siemens Ag Leistungsbauelementanordnung zur mechatronischen Integration von Leistungsbauelementen
JP3803099B2 (ja) * 2002-12-17 2006-08-02 山一電機株式会社 半導体装置用ソケット
US7460223B2 (en) * 2003-09-19 2008-12-02 Applied Biosystems Inc. Inverted orientation for a microplate
JP2005174670A (ja) 2003-12-09 2005-06-30 Yamaichi Electronics Co Ltd オープントップ型icソケット
JP4464250B2 (ja) * 2004-10-29 2010-05-19 株式会社エンプラス 電気部品用ソケット
JP4168346B2 (ja) * 2004-12-07 2008-10-22 株式会社アドリンクス 表面実装部品の実装構造
JP4729346B2 (ja) * 2005-06-30 2011-07-20 株式会社エンプラス 電気部品用ソケット
JP4705462B2 (ja) 2005-11-29 2011-06-22 株式会社エンプラス 電気部品用ソケット
US7413458B2 (en) * 2006-07-07 2008-08-19 Enplas Corporation Socket for electrical parts
US7871283B2 (en) * 2007-12-03 2011-01-18 Yamaichi Electronics Co., Ltd. Semiconductor package socket
JP4594980B2 (ja) 2007-12-27 2010-12-08 山一電機株式会社 半導体装置用ソケット
TW201010187A (en) * 2008-08-18 2010-03-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Electrical connector
JP6116112B2 (ja) * 2011-02-04 2017-04-19 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー Icデバイス用ソケット
SG193040A1 (en) * 2012-02-21 2013-09-30 Test Max Mfg Pte Ltd Test socket with hook-like pin contact edge
JP2017026505A (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置の製造方法
JP2018092813A (ja) * 2016-12-05 2018-06-14 株式会社ネバーグ プローブピンおよびicソケット
JP7018309B2 (ja) * 2017-12-27 2022-02-10 株式会社エンプラス 電気部品用ソケット
JP6898569B2 (ja) * 2018-07-27 2021-07-07 山一電機株式会社 半導体用icソケット
US10225932B1 (en) * 2018-08-27 2019-03-05 Tactotek Oy Interfacing arrangement, method for manufacturing an interfacing arrangement, and multilayer structure hosting an interfacing arrangement
WO2020157921A1 (ja) 2019-01-31 2020-08-06 山一電機株式会社 検査用ソケット

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040262725A1 (en) 2003-06-27 2004-12-30 Intel Corporation Hybrid package with non-insertable and insertable conductive features, complementary receptacle, and methods of fabrication, assembly, and operation therefor
JP2007304051A (ja) 2006-05-15 2007-11-22 Nec Electronics Corp 半導体集積回路用ソケット

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020157921A1 (ja) 2020-08-06
US11415624B2 (en) 2022-08-16
US20210148970A1 (en) 2021-05-20
JPWO2020157921A1 (ja) 2021-11-18
CN111742228B (zh) 2023-03-21
CN111742228A (zh) 2020-10-02
SG11202104077RA (en) 2021-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7112004B2 (ja) 検査用ソケット
KR100642094B1 (ko) Bga 패키지와 같은 복수 개의 전도성 단자를 구비한전자 부품을 탈착 가능하게 장착하기 위한 소켓
US7214084B2 (en) Socket for electrical parts
JP2003217774A (ja) コンタクトピン及びicソケット
JP2002025731A (ja) ソケット及び電子部品装着装置
KR20130062060A (ko) 볼 그리드 어레이 패키지용 테스트 소켓
US7134892B2 (en) Socket for electrical parts
KR101077940B1 (ko) 반도체 패키지 인서트 장치
US8926354B2 (en) Socket for electric parts
JP5094267B2 (ja) ボールグリッドとの完全な互換性を有する一体化されたスライダを有するbgaic装置用バーンインソケット
TWI821525B (zh) 檢查用插槽
KR20160131965A (ko) 테스트소켓 용 어댑터
JP5687084B2 (ja) 電気部品用ソケット
US6293809B1 (en) Socket for electrical parts
JP5140659B2 (ja) 電気部品用ソケット
US8021177B2 (en) Burn-in socket
JP4266466B2 (ja) ソケット及び電子部品装着装置
JP4180906B2 (ja) コンタクトピン,コンタクトピン成形方法及び電気部品用ソケット
US7165986B2 (en) Socket for electrical parts
JP3821970B2 (ja) Icソケット及びicソケットのコンタクトピン
KR100466483B1 (ko) 집적회로패키지용소켓장치
US6767236B2 (en) Socket for electrical parts
US8096822B2 (en) IC socket having restraining mechanism
JP2004228042A (ja) 電気部品用ソケット
JP3942936B2 (ja) 電気部品用ソケット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7112004

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150