JP7095291B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用表示装置に関する。
特許文献1の車両は、フレキシブルなフラットディスプレイ装置と、フラットディスプレイ装置の一端縁を天井に沿ってスライド自在に支持すると共にフラットディスプレイ装置の他端縁を後部座席の前方に引き出すことができる天井収納部とを備える。
特開2005-349977号公報
情報を表示する表示手段を有し自動運転可能な車両では、自動運転時において、運転者も含めて乗員が自由に姿勢を変えられる。このため、自動運転時に乗員が姿勢を変えた場合に、表示手段の表示が、乗員が姿勢を変える前に比べて乗員に視認され難くなる可能性がある。つまり、自動運転時に、表示手段の情報が乗員に視認され難くなるのを抑制するには、改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、自動運転時に、表示手段の情報が乗員に視認され難くなるのを抑制することができる車両用表示装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の本発明に係る車両用表示装置は、車室の前面、後面、上面及び側面の少なくとも2箇所に設けられ情報を表示する複数の表示面を有する表示手段と、乗員の向き及び姿勢を検知する検知手段と、前記検知手段で検知された乗員の向き及び姿勢に応じて前記表示面を選択し、且つ選択された前記表示面に情報が表示されるように前記表示手段の表示を制御する制御手段と、を有し、前記検知手段は、乗員が着座したシートの姿勢に基づいて、乗員の向き及び姿勢を検知する
請求項1に記載の本発明に係る車両用表示装置では、検知手段は、乗員が着座したシートの姿勢に基づいて、乗員の向き及び姿勢を検知する。そして、制御手段が、検知手段で検知された乗員の向き及び姿勢に応じて表示面を選択し、且つ選択された表示面に情報が表示されるように表示手段の表示を制御する。これにより、乗員が、シートの姿勢の変更に伴う自身の向き及び姿勢に合った表示面において情報を視認することができるので、自動運転時に、表示手段の情報が乗員に視認され難くなるのを抑制することができる。なお、乗員の向きとは、乗員が向いている方向を意味する。また、乗員の姿勢とは、乗員の体の構えを意味する。
請求項2に記載の本発明に係る車両用表示装置は、前記検知手段は、乗員が着座したシートの向きに基づいて、乗員の向きを検知する。
請求項2に記載の本発明に係る車両用表示装置では、乗員が着座したシートの向きに基づいて、乗員の向きを検知することで、乗員が着座したシートの向きに基づいて、表示面を選択し、且つ選択された表示面に情報が表示される。そのため、乗員が、シートの向きの変更に伴う自身の向きに合った表示面において情報を視認することができる。
請求項に記載の本発明に係る車両用表示装置は、前記表示手段は、前記表示面に表示される情報を拡大及び縮小可能に設けられ、前記制御手段は、前記表示面に表示される情報を、選択された前記表示面と乗員の頭部との距離に応じて拡大又は縮小させる制御を行う。
請求項に記載の本発明に係る車両用表示装置では、制御手段が、表示面に表示される情報を、選択された表示面と乗員の頭部との距離に応じて拡大又は縮小させる制御を行う。これにより、乗員は、最も視認し易い位置において、最も視認し易い大きさで情報を視認することができるので、表示手段の情報が乗員に視認され難くなるのをさらに抑制することができる。
請求項に記載の本発明に係る車両用表示装置の前記表示手段は、選択された前記表示面に合せて投影方向及び前記表示面に表示される情報の倍率の少なくとも一方が変更可能とされたプロジェクタを有する。
請求項に記載の本発明に係る車両用表示装置では、プロジェクタが複数の投影方向に情報を表示可能となることで、表示手段を複数設けなくて済む。また、プロジェクタが、表示面に表示される情報の倍率を変更可能とされていることで、表示面に対して投影方向に表示手段を移動させなくて済む。これらの理由により、表示手段を簡単な構成とすることができる。
請求項に記載の本発明に係る車両用表示装置の前記車室内には、前記表示手段を収容可能に形成された収容部と、前記表示手段を前記収容部の外側及び内側に移動させる移動手段と、が設けられ、前記制御手段によって、乗員の向き及び姿勢に応じて、前記収容部に収容された前記表示手段の前記表示面が選択された場合に、前記制御手段は、選択された前記表示面を前記収容部の外側へ移動させる。
請求項に記載の本発明に係る車両用表示装置では、乗員の向き及び姿勢に応じて選択された表示面に情報を表示する場合に、制御手段が、選択された表示面を収容部の外側へ移動させる。ここで、表示面に情報を表示しない場合には、表示面が収容部の内側へ収容されるので、乗員が情報を視認しない場合に表示面が乗員の邪魔になるのを抑制することができる。
請求項に記載の本発明に係る車両用表示装置の前記表示手段、前記収容部及び前記移動手段は、ドアトリムに設けられている。
請求項に記載の本発明に係る車両用表示装置では、表示手段、収容部及び移動手段が、既存の設備であるドアトリムに設けられているので、車室内に表示手段設置用の設備を新たに設けなくて済む。
以上説明したように、本発明は、自動運転時に、表示手段の情報が乗員に視認され難くなるのを抑制することができる。
第1実施形態に係る車両の車室内の構成を示す説明図である。 第1実施形態に係る車両用表示装置の各構成を含む車両のブロック図である。 第1実施形態に係る運転席のシートが回転する状態を示す説明図である。 第1実施形態に係るルーフヘッドライニングのスクリーンに映像が表示された状態を示す説明図である。 第1実施形態に係るドアトリムにおいてモニタが上昇した状態を示す説明図である。 (A)第1実施形態に係る車両を側面視した場合の各部の位置を示す説明図であり、(B)第1実施形態に係る車両を平面視した場合の各部の位置を示す説明図である。 第1実施形態に係る車両用表示装置の各表示部が選択される処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る車室内において横になった乗員がモニタを視認する状態を示す説明図である。 (A)第1実施形態に係るフロントウインドガラスに映像が表示された状態を示す説明図であり、(B)第1実施形態に係るリアウインドガラスに映像が表示された状態を示す説明図であり、(C)第1実施形態に係るドアトリムのモニタに映像が表示された状態を示す説明図である。 (A)第2実施形態に係る車両用表示装置において車両前方のスクリーンを乗員が視認する状態を示す説明図であり、(B)第2実施形態に係る車両用表示装置において車両後方のスクリーンを乗員が視認する状態を示す説明図である。 第3実施形態に係る車両用表示装置においてルーフヘッドライニングのスクリーンを乗員が視認する状態を示す説明図である。 第3実施形態に係るルーフヘッドライニングのスクリーンを示す説明図である。 第3実施形態に係るスクリーンが1組のレール部材に支持された状態を示す説明図である。 第1変形例に係る車両用表示装置においてフロントウインドガラスに2つの表示面が設定された状態を示す説明図である。 第2変形例に係る車両用表示装置において運転席のドアトリムにモニタが設けられた状態を示す説明図である。 第3変形例に係るシートに乗員を検知するセンサが設けられた状態を示す説明図である。
[第1実施形態]
第1実施形態の車両10及び車両用表示装置50について説明する。なお、図の矢印FRは車両前方(進行方向)を示しており、矢印UPは車両上方を示しており、矢印OUTは車幅方向外側を示しており、矢印INは車幅方向内側を示している。
〔全体構成〕
図1に示す車両10は、車体12と、側面の一例としてのサイドドア14と、パネル部16と、センターコンソール17と、シート18と、ガラス部22と、自動運転支援部24(図2参照)と、車両用表示装置50とを含んで構成されている。車体12は、フロア15を有する車室13を形成している。また、車室13内における車両上部には、上面の一例としてのルーフヘッドライニング21が設けられている。サイドドア14は、フロントサイドドア26と、リアサイドドア28とを有する。
パネル部16は、車両前側のインストルメントパネル32と、車両後側のアッパーバックパネル33とを有する。センターコンソール17は、フロア15の車幅方向ほぼ中央に設けられ、フロア15を運転席側と助手席側とに区画している。シート18は、フロントシート36と、リアシート38とを有する。ガラス部22は、前面の一例としてのフロントウインドガラス42と、後面の一例としてのリアウインドガラス43と、サイドウインドガラス44とを有する。
フロントサイドドア26の車幅方向内側には、ドアトリム27が設けられている。リアサイドドア28の車幅方向内側には、ドアトリム29が設けられている。インストルメントパネル32の上面には、フロントウインドガラス42に向けて開口した開口部32Aが形成されている。アッパーバックパネル33の上面には、リアウインドガラス43に向けて開口した開口部34Aが形成されている。
図3に示すフロントシート36は、本実施形態では車両10の運転席とされており、車室13内の前部に配置されている。また、フロントシート36は、乗員P(図8参照)が着座するシートクッション36Aと、乗員Pの背凭れを成すシートバック36Bと、乗員Pの頭部を支持するヘッドレスト36Cとを含んで構成されている。さらに、フロントシート36は、フロア15に設けられたターンテーブル37により支持されている。
ターンテーブル37は、例えば、手動式とされており、図示しないロック解除レバーを操作することにより、シートクッション36Aすなわちフロントシート36を、車両上下方向の軸回りに回転可能とされている。また、ターンテーブル37は、フロントシート36が車両前方を向く前向き状態(実線Aで示された状態)と、フロントシート36が車両後方を向く対座状態(二点鎖線Bで示された状態)とを取り得る構成になっている。
シートクッション36Aの後端部には、周知のリクライニング機構を介してシートバック36Bの下端部が連結されている。換言すると、シートバック36Bは、シートクッション36Aに対して、車幅方向を軸方向として回動可能とされている。このように、シートクッション36Aに対するシートバック36Bの傾斜角度(リクライニング角度)が、実線A及び二点鎖線Cで示されたように、変更可能とされている。
フロントシート36に前向き状態で着座した乗員は、フロントウインドガラス34越しに車両10の前方の風景を視認することができる。また、後述する自動運転時において、フロントシート36に対座状態で着座した乗員は、リアウインドガラス43越しに車両10の後方の風景を視認することができる。
図2に示す自動運転支援部24は、車両10を自動的に走行させるために、図示しない各種センサから得られる情報に基づいて自車両及びその周辺の状況を判断し、アクセル量、ブレーキ量及び操舵角等を制御する自動運転制御処理を行うように構成されている。換言すると、自動運転支援部24が動作されることで、車両10の運転状態が自動運転状態となる。また、自動運転支援部24の動作が停止されることで、車両10の運転状態が、運転者により手動操作される手動運転状態となる。自動運転支援部24の動作開始及び動作停止は、乗員が自動運転スイッチ25を操作することにより行われる。
自動運転スイッチ25は、インストルメントパネル32(図1参照)における乗員(運転者)から操作可能な部位に設けられている。また、自動運転スイッチ25は、一例として、押込まれることでON状態となり、再度、押込まれることでOFF状態となるように、車両10の自動運転と手動運転が切替えられる構成とされている。自動運転スイッチ25のON状態及びOFF状態の情報は、後述する制御部90に送られる。
車両10を自動的に走行させるための各種センサとして、外部センサと内部センサとがある。外部センサは、カメラ、レーダー(Radar)及びライダー(LIDER:Laser Imaging Detection and Ranging)のうち少なくとも一つを含み、車両10の周辺状況を検出する。内部センサは、例えば、車速センサ、加速度センサ及びヨーレートセンサのうち少なくとも一つを含み、車両10の走行時の各種物理量を検出することにより走行状態等の車両状況を検出する。
HDD(Hard Disk Drive)97には、後述する各表示面に表示される情報の一例としての映像M(図4参照)のデータが記憶されている。映像Mの表示の動作開始及び動作停止は、乗員が表示スイッチ31を操作することにより行われる。
表示スイッチ31は、インストルメントパネル32における乗員(運転者)から操作可能な部位に設けられている。また、表示スイッチ31は、一例として、図示しないONボタン及びOFFボタンにより構成されている。ONボタンが操作されることで、映像Mの表示がONとなる。一方、OFFボタンが操作されることで、映像Mの表示がOFFとなる。表示スイッチ31のON状態及びOFF状態の情報は、後述する制御部90に送られる。
〔要部構成〕
次に、車両用表示装置50について説明する。
図2に示す車両用表示装置50は、表示手段の一例としての表示部60と、検知手段の一例としての検知部80と、制御手段の一例としての制御部90とを有する。なお、HDD97は、表示部60に含める。
<表示部>
表示部60は、車室13(図1参照)内において、車両前後方向の前側に設けられた前側表示部62と、後側に設けられた後側表示部64と、車両上下方向の上側に設けられた上側表示部66と、車幅方向の一方側に設けられた横側表示部68とを有する。
(前側表示部)
図1に示す前側表示部62は、インストルメントパネル32に内蔵されている。具体的には、前側表示部62は、図示しない光源、レンズ、液晶パネル及び反射鏡を含んで構成されている。本実施形態では、フロントウインドガラス42を前側表示部62に含める。前側表示部62の駆動は、後述する制御部90によって制御される。
前側表示部62では、液晶パネルを透過して反射鏡で反射された光が開口部32Aを通してフロントウインドガラス42へ照射されることで、フロントウインドガラス42の車室内側の表示面42Aに情報を表示可能とされている。なお、表示面42Aは、フロントウインドガラス42のうちフロントシート36と車両前後方向に対向する領域として設定されている。また、前側表示部62では、表示面42Aに表示される情報を、液晶パネルとレンズとの距離を変更することで、拡大及び縮小可能に設けられている。
(後側表示部)
後側表示部64は、アッパーバックパネル33に内蔵されている。具体的には、後側表示部64は、図示しない光源、レンズ、液晶パネル及び反射鏡を含んで構成されている。なお、本実施形態では、リアウインドガラス43を後側表示部64に含める。後側表示部64の駆動は、後述する制御部90によって制御される。
後側表示部64では、液晶パネルを透過して反射鏡で反射された光が開口部34Aを通してリアウインドガラス43へ照射されることで、リアウインドガラス43の車室内側の表示面43Aに情報を表示可能とされている。なお、表示面43Aは、リアウインドガラス43のうちフロントシート36と車両前後方向に対向する領域として設定されている。また、後側表示部64では、表示面43Aに表示される情報を、液晶パネルとレンズとの距離を変更することで、拡大及び縮小可能に設けられている。
(上側表示部)
上側表示部66は、センターコンソール17に設けられ車両上側に向けて投影するプロジェクタ72と、ルーフヘッドライニング21に沿って設けられた表示面の一例としてのスクリーン74とを有する。
プロジェクタ72は、車室13の車両上下方向の高さの中央となる位置よりも下側に配置されている。また、プロジェクタ72は、スクリーン74に合せて、スクリーン74に表示される情報の倍率が変更可能に構成されている。具体的には、プロジェクタ72では、スクリーン74に表示される情報を、図示しない光学系のレンズの距離を変更することで、拡大及び縮小可能に設けられている。プロジェクタ72の駆動は、後述する制御部90によって制御される。上側表示部66では、プロジェクタ72からの光がスクリーン74に投影されることで、スクリーン74に情報を表示可能とされている。
(横側表示部)
図5に示す横側表示部68は、一例として、リアサイドドア28のドアトリム29に設けられている。また、横側表示部68は、情報を表示するモニタ77を有する。モニタ77は、車幅方向を厚さ方向とする平板状に形成されたモニタ本体77Aと、モニタ本体77Aに設けられ情報が表示される表示面の一例としての表示パネル77Bとを有する。また、モニタ77は、表示パネル77Bに表示される情報を、図示しない映像エンジンによって拡大及び縮小可能に設けられている。
ドアトリム29は、リアサイドドア28の図示しないインナパネルに設けられた本体部75と、本体部75から車室13内へ向けて膨出された収容部の一例としてのアームレスト76と、移動手段の一例としての移動部78とを有する。換言すると、横側表示部68、アームレスト76及び移動部78は、ドアトリム29に設けられている。
アームレスト76と本体部75との間は中空とされている。アームレスト76の大きさは、モニタ77のほぼ全体を本体部75との間に収容可能な大きさとされている。換言すると、アームレスト76は、モニタ77を収容可能に形成されている。アームレスト76の車両上側の上壁76Aには、車両前後方向に長く車両上下方向に貫通した開口部76Bが形成されている。
移動部78は、モニタ77を移動させる。具体的には、移動部78は、一例として、図示しないモータにより回転されるピニオン78Aと、モニタ本体77Aの車両前後方向端部に形成されたラック78Bと、アームレスト76内に設けられたガイド板78Cとを有する。ラック78Bの歯部は、ピニオン78Aの歯部と噛合っている。ガイド板78Cは、モニタ本体77Aの移動方向が車両上下方向に沿うように、モニタ本体77Aと接触する。これにより、移動部78は、ピニオン78Aが一方向に回転された場合に、モニタ77をアームレスト76の開口部76Bから外側(車両上側)に移動させる。また、移動部78は、ピニオン78Aが他方向に回転された場合に、モニタ77をアームレスト76の内側に移動させる。
<検知部>
図2に示す検知部80は、一例として、シートセンサ部82と、視線センサ部86とを有する。また、検知部80は、フロントシート36(図1参照)に着座した乗員の向き及び姿勢を検知する。なお、乗員の向きとは、乗員が向いている方向を意味する。また、乗員の姿勢とは、乗員の体の構えを意味する。
(シートセンサ部)
図3に示すシートセンサ部82は、一例として、フロントシート36に着座した図示しない乗員の向きを検知する方向センサ83と、該乗員の上半身の車両前後方向に対する傾斜角度を検知する周知の傾斜センサ84とを有する。
方向センサ83は、一例として、ターンテーブル37に固定された検知ユニット83Aと、フロントシート36に固定された被検知部材83Bとで構成されている。検知ユニット83Aは、図示しない光出射部及び受光素子を有している。そして、検知ユニット83Aは、光出射部から出射された光が受光素子で受光されたか否かを受光素子の出力(HIGH、LOW)に基づいて判定する構成とされている。
被検知部材83Bは、検知ユニット83Aの光出射部から出射された光を反射する金属で構成されている。また、被検知部材83Bは、フロントシート36が車両前方を向いた場合に検知ユニット83Aと車両前後方向に対向するように、フロントシート36に固定されている。これにより、フロントシート36が車両前方を向いた場合には、光出射部から出射された光が被検知部材83Bにより反射され、受光素子で受光されることで、方向センサ83の出力がHIGH状態となる。
一方、フロントシート36が車両後方を向いた場合には、検知ユニット83Aの光出射部から出射された光が被検知部材83Bにより反射されない。このため、方向センサ83の出力がLOW状態となる。このように、方向センサ83では、検知ユニット83Aからの出力がHIGHの場合に、フロントシート36が車両前方を向き、検知ユニット83Aからの出力がLOWの場合に、フロントシート36が車両後方を向いていると判定する。方向センサ83によって検知された乗員の向きの情報は、後述する制御部90(図2参照)に送られる。
傾斜センサ84は、一例として、シートバック36Bに設けられている。また、傾斜センサ84は、車両前後方向に対するシートバック36Bの傾斜角度を検知することで、フロントシート36に着座した乗員の姿勢を検知する構成とされている。なお、本実施形態では、乗員がシートバック36Bと接触している状態で乗員の姿勢が検知されているものとする。傾斜センサ84によって検知された乗員の姿勢の情報は、後述する制御部90(図2参照)に送られる。
(視線センサ部)
図2に示す視線センサ部86は、一例として、車室13(図1参照)内に設けられた図示しない複数台の赤外線カメラで撮影された乗員の顔をリアルタイムで解析することで、乗員の視線方向を数値化して、後述する制御部90に出力する構成とされている。乗員の視線方向を数値化した情報は、乗員の姿勢の情報に相当する。視線センサ部86としては、例えば、SmartEye社製のアイトラッキングシステムがある。また、視線センサ部86は、乗員の向き(車両前方、車両後方及び車両側方のいずれか)に関わらず、乗員の視線を検出する構成とされている。
<制御部>
制御部90は、CPU(Central Processing Unit)92、ROM(Read Only Memory)94、RAM(Random Access Memory)96及びI/O(入出力インターフェース)98が、バス99に接続されたコンピュータで構成されている。制御部90は、車両10の各部の駆動を制御するものであり、制御部90と電気的に接続された各部の作動を制御する。制御部90には、I/O98を介して、自動運転支援部24、自動運転スイッチ25、表示スイッチ31、表示部60、検知部80及びHDD97が接続されている。
また、制御部90には、後述するフローチャート(図7参照)に基づいて処理されるプログラムが設定されている。制御部90は、検知部80で検知された乗員の向き及び姿勢に応じて表示面(表示面42A、43A、スクリーン74、表示パネル77B(図1参照)のいずれか1つ)を選択し、且つ選択された該表示面に情報が表示されるように表示部60の表示を制御する。ここで、車両10における乗員と各表示面との位置関係について説明する。
図6(A)及び図6(B)に示す車両10には、一例として、仮想の位置A、B、C、D、E、F、G、Hが設定されている。仮想の位置A、B、C、D、E、F、G、Hの3次元の座標情報は、予め、制御部90(図2参照)に記憶されている。
位置Aは、フロントシート36(図3参照)が車両前方を向き且つシートバック36B(図3参照)が傾倒されていない状態において、フロントシート36に着座した乗員の両目の間の中央位置として設定されている。なお、乗員の体格は、一例として、日本人の平均身長に基づいて予め設定されている。位置Bは、フロントシート36が車両前方を向き且つシートバック36Bが1段階、車両後側へ傾倒された状態において、フロントシート36に着座した乗員の両目の間の中央位置として設定されている。
位置Cは、フロントシート36が車両前方を向き且つシートバック36Bが最も大きく(2段階)車両後側へ傾倒された状態において、フロントシート36に着座した乗員の両目の間の中央位置として設定されている。位置Dは、フロントシート36が車両後方を向き且つシートバック36Bが傾倒されていない状態において、フロントシート36に着座した乗員の両目の間の中央位置として設定されている。
位置Eは、プロジェクタ72(図1参照)から出射される光の光軸と、スクリーン74(図1参照)との交点の位置として設定されている。位置Fは、表示面42A(図1参照)の中央位置として設定されている。位置Gは、表示面43A(図1参照)の中央位置として設定されている。位置Hは、表示パネル77B(図1参照)の中央位置として設定されている。
制御部90(図2参照)には、フロントシート36に着座した乗員がとり得る各位置と、該乗員が情報の表示面を最も視認し易い位置との組合せが、予め設定されている。一例として、位置Aに対して位置F、位置Bに対して位置E、位置Cに対して位置E又は位置H、位置Dに対して位置Gが設定されている。なお、位置Cに対して、位置Eと位置Hのどちらを視認し易い位置として選択するかについては、視線センサ部86(図2参照)の検出結果に基づいて決定されるようになっている。つまり、乗員が車両上方を視認していることが検出された場合には、位置Eが選択される。一方、乗員が車両側方(一例として右側方)を視認していることが検出された場合には、位置Hが選択される。
また、制御部90には、表示面に表示される情報(一例として映像)を、選択された表示面と乗員の頭部との距離に応じて拡大又は縮小させる制御を行うプログラムが設定されている。本実施形態では、一例として、位置Eに対して乗員の頭部が位置Bに位置している場合には、制御部90が、スクリーン74(図1参照)に映像を通常の倍率(等倍)で表示させる制御を行う。また、位置Eに対して乗員の頭部が位置Cに位置している場合には、制御部90が、スクリーン74に映像を通常よりも拡大して(例えば1.2倍にして)表示させる制御を行う。
さらに、図5に示すモニタ77について、制御部90(図2参照)には、アームレスト76に収容されたモニタ77の表示パネル77Bが選択された場合に、表示パネル77Bをアームレスト76の外側へ移動させる制御を行うプログラムが設定されている。また、制御部90には、モニタ77の表示パネル77Bが選択されなかった場合に、表示パネル77Bをアームレスト76の内側へ移動させる制御を行うプログラムが設定されている。
〔作用及び効果〕
次に、第1実施形態の車両用表示装置50の作用及び効果について、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、車両10における各部の符号については、図1、図2、図3、図4、図5及び図6(A)、(B)を参照するものとする。
ステップS10では、図示しないアクセルの操作によって車両10の運転開始が制御部90により検知され、ステップS12に移行する。
ステップS12では、自動運転スイッチ25のON、OFFが制御部90により判断される。自動運転スイッチ25がON状態(自動運転状態)の場合には、ステップS14に移行する。一方、自動運転スイッチ25がOFF状態(手動運転状態)の場合には、ステップS20に移行する。
ステップS14では、フロントシート36の回転の有無が、検知部80(方向センサ83)の検知結果に基づいて制御部90により判断される。フロントシート36が回転されていない場合には、乗員Pが車両前方を視認していると判断して、ステップS16に移行する。一方、フロントシート36が回転されている場合には、乗員Pが車両後方を視認していると判断して、ステップS18に移行する。
ステップS16では、フロントシート36の傾倒の有無が、検知部80(傾斜センサ84)の検知結果に基づいて制御部90により判断される。フロントシート36が傾倒されていない場合には、ステップS20に移行する。一方、フロントシート36が傾倒されている場合には、ステップS22に移行する。
ステップS18では、図9(B)に示す表示面43Aに映像Mが表示される。表示面43Aに表示された映像Mは、フロントシート36に着座した乗員P(図8参照)によって視認される。そして、図7に示すステップS32に移行する。
ステップS20では、図9(A)に示す表示面42Aに映像Mが表示される。表示面42Aに表示された映像Mは、フロントシート36に着座した乗員Pによって視認される。そして、図7に示すステップS32に移行する。
ステップS22では、フロントシート36の車両後側への傾倒が1段階であるか2段階であるかが、傾斜センサ84の検知結果に基づいて、制御部90により判断される。フロントシート36が1段階に傾倒されている場合には、ステップS24に移行する。一方、フロントシート36が2段階に傾倒されている場合には、ステップS26に移行する。
ステップS24では、図4に示すスクリーン74に映像Mが表示される。スクリーン74に表示された映像Mは、1段階に傾倒されているフロントシート36に着座した乗員Pによって視認される。そして、図7に示すステップS32に移行する。
ステップS26では、乗員Pが横向きであるか否かが、視線センサ部86の検知結果に基づいて、制御部90により判断される。乗員Pが横向きと判断された場合には、ステップS28に移行する。一方、乗員Pが横向きではない(仰向け状態)と判断された場合には、ステップS30に移行する。
ステップS28では、図9(C)に示す表示パネル77Bに映像Mが表示される。そして、図8に示すように、表示パネル77Bに表示された映像Mは、2段階に傾倒されているフロントシート36に横向きで寝ている乗員Pによって視認される。そして、図7に示すステップS32に移行する。
ステップS30では、図4に示すスクリーン74に通常時よりも1.2倍に拡大された映像Mが表示される。スクリーン74に拡大表示された映像Mは、2段階に傾倒されているフロントシート36に寝ている乗員Pによって視認される。そして、図7に示すステップS32に移行する。
ステップS32では、映像Mの表示を終了するか否かが判断される。具体的には、表示スイッチ31がON状態となっている場合には、表示継続と判断され、ステップS12に移行する。一方、表示スイッチ31がOFF状態となっている場合には、表示終了と判断され、プログラムが終了される。
以上、説明したように、車両用表示装置50では、検知部80が乗員Pの向き及び姿勢を検知する。そして、制御部90が、検知部80で検知された乗員Pの向き及び姿勢に応じて表示面を選択し、且つ選択された表示面に情報が表示されるように表示部60の表示を制御する。これにより、乗員Pが、自身の向き及び姿勢に合った表示面において情報(一例として映像M)を視認することができるので、自動運転時に、表示部60の映像Mが乗員Pに視認され難くなるのを抑制することができる。
また、車両用表示装置50では、制御部90が、表示面に表示される映像Mを、選択された表示面と乗員Pの頭部との距離に応じて拡大(通常時に戻す場合は縮小)させる制御を行う。これにより、乗員Pは、最も視認し易い位置において、最も視認し易い大きさで映像Mを視認することができるので、表示部60の情報が乗員Pに視認され難くなるのをさらに抑制することができる。
さらに、車両用表示装置50では、プロジェクタ72が、選択されたスクリーン74に表示される映像Mの倍率を変更可能とされていることで、スクリーン74に対して投影方向(車両上下方向)にプロジェクタ72を移動させなくて済む。これにより、プロジェクタ72を移動可能に構成したものと比べて、表示部60を簡単な構成とすることができる。
加えて、車両用表示装置50では、表示パネル77Bに映像Mを表示する場合に、制御部90が、表示パネル77Bをアームレスト76の外側へ移動させる。ここで、表示パネル77Bに映像Mを表示しない場合には、表示パネル77Bがアームレスト76の内側へ収容される。このため、乗員Pが映像Mを視認しない場合に、表示パネル77Bが乗員Pの邪魔(例えば、乗員Pが腕を動かすときに表示パネル77Bと接触することで、腕の可動範囲が狭くなるような邪魔)になるのを抑制することができる。
また、車両用表示装置50では、表示部60(モニタ77)、アームレスト76及び移動部78が、既存の設備であるドアトリム29に設けられているので、車室13内に表示部60設置用の設備を新たに設けなくて済む。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る車両用表示装置100について説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一の部材、同一の部位及び同一の処理については、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図10(A)に示す第2実施形態の車両用表示装置100は、第1実施形態の車両用表示装置50(図2参照)において、表示部60に換えて、表示手段の一例としての表示部102が設けられた構成とされている。表示部102以外の構成については、基本的に車両用表示装置50と同様の構成とされているため、説明を省略する。
表示部102は、一例として、車室13内において、車両前後方向の前側に設けられた前側表示部104と、後側に設けられた後側表示部106と、プロジェクタ72と、プロジェクタ72を支持する支持部110とを有する。
(前側表示部)
前側表示部104は、インストルメントパネル32に設けられている。具体的には、前側表示部104は、情報が表示(投影)されるスクリーン板108と、スクリーン板108を、開口部32A(図1参照)を通して車両上下方向に上昇及び下降させる昇降部109とを有する。なお、開口部32Aの形成場所は、第1実施形態とは異なっており、インストルメントパネル32の車幅方向の中央部とされている。
スクリーン板108は、上昇された場合に、車両前方を向いた乗員Pによって視認される表示面108Aを有する。また、スクリーン板108は、下降された場合にインストルメントパネル32内に収納される。さらに、スクリーン板108には、図示しないラックが形成されている。
昇降部109は、スクリーン板108のラックと噛合う図示しないピニオン及びモータを備えている。また、昇降部109の動作は、制御部90(図2参照)により制御される。本実施形態では、一例として、検知部80(図2参照)において乗員Pが車両前方を視認していることが検知された場合には、制御部90が昇降部109を動作させて、スクリーン板108を上昇させる(又は上昇状態で保持する)ようになっている。一方、検知部80において乗員Pが車両後方を視認していることが検知された場合には、制御部90が昇降部109を動作させて、スクリーン板108を下降させる(又は下降状態で保持する)ようになっている。
(後側表示部)
後側表示部106は、アッパーバックパネル33に設けられている。具体的には、後側表示部106は、情報が表示(投影)されるスクリーン板112と、スクリーン板112を、開口部34A(図1参照)を通して車両上下方向に上昇及び下降させる昇降部113とを有する。なお、開口部34Aの形成場所は、第1実施形態とは異なっており、アッパーバックパネル33の車幅方向の中央部とされている。
スクリーン板112は、上昇された場合に、車両後方を向いた乗員Pによって視認される表示面112Aを有する。また、スクリーン板112は、下降された場合にアッパーバックパネル33内に収納される。さらに、スクリーン板112には、図示しないラックが形成されている。
昇降部113は、スクリーン板112のラックと噛合う図示しないピニオン及びモータを備えている。また、昇降部113の動作は、制御部90(図2参照)により制御される。本実施形態では、一例として、検知部80(図2参照)において乗員Pが車両後方を視認していることが検知された場合には、制御部90が昇降部113を動作させて、スクリーン板112を上昇させる(又は上昇状態で保持する)ようになっている。一方、検知部80において乗員Pが車両前方を視認していることが検知された場合には、制御部90が昇降部113を動作させて、スクリーン板112を下降させる(又は下降状態で保持する)ようになっている。
(支持部)
支持部110は、一例として、図示しない置台、回転用モータ及び昇降用モータを含んで構成されている。置台は、プロジェクタ72を載置可能な大きさの板材と、同心円状に配置され、板材を車両上下方向に昇降させ且つ車両上下方向を軸方向として回転可能とされた複数の円錐台筒状の部材とで構成されている。回転用モータの動作及び昇降用モータの動作は、制御部90(図2参照)により制御される。そして、支持部110は、置台にプロジェクタ72が載置された状態で、回転用モータが動作されることで、プロジェクタ72の投影方向を車両前方又は車両後方に変更させる。また、支持部110は、置台にプロジェクタ72が載置された状態で、昇降用モータが動作されることで、プロジェクタ72の投影高さを変更させる。
第2実施形態のプロジェクタ72は、支持部110が動作されることで、スクリーン板108の位置又はスクリーン板112の位置に合せた投影が可能となっている。また、プロジェクタ72は、スクリーン板108及びスクリーン板112に表示される情報の倍率(表示倍率)が変更可能に構成されている。乗員Pの頭部とスクリーン板108との距離に比べて、乗員Pの頭部とスクリーン板112との距離の方が長い。このため、スクリーン板112に表示される情報は、一例として、スクリーン板108に表示される情報の1.2倍の大きさに拡大されて表示されるようになっている。
〔作用及び効果〕
次に、第2実施形態の車両用表示装置100の作用及び効果について説明する。
図10(A)に示すように、自動運転中で且つ乗員Pが車両前方を向いている場合には、昇降部109が、スクリーン板108を上昇させる。また、支持部110が、プロジェクタ72を支持しながら上昇させ且つ車両前方に向けて回転させる。そして、スクリーン板108には、プロジェクタ72によって、乗員Pとスクリーン板108との距離に合わせた等倍率(1.0倍)の映像Mが投影される。これにより、車両前方を向いた乗員Pは、表示面108Aの映像Mを視認することができる。
図10(B)に示すように、自動運転中で且つ乗員Pが車両後方を向いている場合には、昇降部113が、スクリーン板112を上昇させる。また、支持部110が、プロジェクタ72を支持しながら上昇させ且つ車両後方に向けて回転させる。そして、スクリーン板112には、プロジェクタ72によって、乗員Pとスクリーン板112との距離に合わせて倍率が1.2倍に調整された映像Mが投影される。これにより、車両後方を向いた乗員Pは、表示面112Aの映像Mを視認することができる。
まとめると、車両用表示装置100では、検知部80(図2参照)が乗員Pの向き及び姿勢を検知する。そして、制御部90(図2参照)が、検知部80で検知された乗員Pの向き及び姿勢に応じて表示面を選択し、且つ選択された表示面に情報(映像M)が表示されるように表示部102の表示を制御する。これにより、乗員Pが、自身の向き及び姿勢に合った表示面において情報を視認することができるので、自動運転時に、表示部102の映像Mが乗員Pに視認され難くなるのを抑制することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る車両用表示装置120について説明する。なお、前述した第1、第2実施形態と基本的に同一の部材、同一の部位及び同一の処理については、前記第1、第2実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図11に示す第3実施形態の車両用表示装置120は、第2実施形態の車両用表示装置100(図10(A)参照)において、表示部102に換えて、表示手段の一例としての表示部122が設けられた構成とされている。表示部122以外の構成については、基本的に車両用表示装置100と同様の構成とされているため、説明を省略する。
表示部122は、一例として、前側表示部104と、後側表示部106と、プロジェクタ72と、支持部110と、ルーフヘッドライニング21に設けられた上側表示部124とを有する。なお、支持部110には、プロジェクタ72が上側表示部124に向けて映像M(図12参照)を投影可能となるように、プロジェクタ72が載置される板材の角度を変更する図示しない傾斜用モータが設けられている。
図12に示す上側表示部124は、表示面の一例としてのスクリーン126と、スクリーン126を案内するガイドレール127A、127Bと、スクリーン126の送り出し及び巻き取りが可能とされたスクリーン移動部128とを有する。
スクリーン126は、送り出し状態において車両上下方向から見た場合に、車両前後方向を長手方向とし車幅方向を短手方向とする矩形状に形成されている。また、スクリーン126は、フロントウインドガラス42の付近からリアウインドガラス43の付近まで延びている。さらに、スクリーン126は、送り出し状態において、ルーフヘッドライニング21に沿って配置されている。
ガイドレール127A、127Bは、車幅方向に間隔をあけてルーフヘッドライニング21に設けられ、車両前後方向に延在されている。また、図13に示すように、ガイドレール127A、127Bは、車両前後方向から見た場合の断面形状が略U字状に形成されており、断面の開口側が車幅方向に対向した状態で配置されている。ガイドレール127Aは、スクリーン126の車幅方向の一端部を支持する。ガイドレール127Bは、スクリーン126の車幅方向の他端部を支持する。なお、ガイドレール127A、127Bがルーフヘッドライニング21に沿って設けられていることにより、スクリーン126は、一例として、車両前後方向の中央部が前端部及び後端部に比べて車両上側に位置する湾曲状態で配置される。
図11に示す第3実施形態のプロジェクタ72は、図示しない映像エンジンを有する。この映像エンジンは、湾曲状態で配置されたスクリーン126が視認された場合に、スクリーン126に表示される映像が平面状態で視認されるように、映像の補正処理を行う構成とされている。
〔作用及び効果〕
次に、第3実施形態の車両用表示装置120の作用及び効果について説明する。
図11に示す車両用表示装置120では、乗員Pが車両前方を見た場合にスクリーン板108が上昇され、スクリーン板108に映像が表示される。また、乗員Pが車両後方を見た場合にスクリーン板112が上昇され、スクリーン板112に映像が表示される。
さらに、フロントシート36(図1参照)が2段階の傾倒状態とされ且つ乗員Pが車両上方を視認する場合には、巻き取られているスクリーン126がスクリーン移動部128(図12参照)により送り出され、ルーフヘッドライニング21の車室側を覆う。そして、プロジェクタ72が支持部110によってスクリーン126に向けて配置され、スクリーン126に映像M(図12参照)が投影される。これにより、車両上方を向いた乗員Pは、スクリーン126の映像Mを視認することができる。
まとめると、車両用表示装置120では、検知部80(図2参照)が乗員Pの向き及び姿勢を検知する。そして、制御部90(図2参照)が、検知部80で検知された乗員Pの向き及び姿勢に応じて表示面を選択し、且つ選択された表示面に情報(映像M)が表示されるように表示部122の表示を制御する。これにより、乗員Pが、自身の向き及び姿勢に合った表示面において情報を視認することができるので、自動運転時に、表示部122の映像Mが乗員Pに視認され難くなるのを抑制することができる。
本発明は上記の実施形態に限定されない。
<第1変形例>
図14に示すように、車両前側のフロントウインドガラス42の1箇所のみにおいて、スクリーン板108を車幅方向に移動可能に設けた車両用表示装置130を用いてもよい。車両用表示装置130は、図示しない乗員の視線に合わせてスクリーン板108が車幅方向に移動され、且つ移動されたスクリーン板108に向けてプロジェクタ72の投影方向が支持部110により変更される構成とされている。なお、移動前の表示面108Aと、移動後の表示面108Aとは、複数の表示面に含まれる。このように、車室13内の1箇所のみにおいて複数の表示面を有する構成として、乗員の視線に合わせて表示面を変更することで、自動運転時に、情報が乗員に視認され難くなるのを抑制することができる。
<第2変形例>
図15に示すように、フロントサイドドア26のドアトリム27に横側表示部68を設けた車両用表示装置140を用いてもよい。フロントシート36が車両後方に向けて配置された状態であれば、図示しない乗員が、最も近い場所にあるドアトリム27のモニタ77において情報を視認することができる。
<第3変形例>
乗員の姿勢の検知は、視線センサ部86(図2参照)による検知に限定されない。例えば、図16に示すように、フロントシート36において、複数の圧力センサ152を配置した車両用表示装置150を用いてもよい。具体的には、シートクッション36Aにおいて、車両前後方向及び車幅方向に間隔をあけて複数の圧力センサ152を配置する。さらに、シートバック36Bにおいて、車両上下方向及び車幅方向に間隔をあけて複数の圧力センサ152を配置する。そして、圧力センサ152により測定された圧力の違いに基づいて、乗員が正面を向いているのか、横を向いているのか、前かがみになっているのか、シートバック36Bに凭れているのか等を判断してもよい。
<他の変形例>
各表示面に表示される情報は、文字、図、写真のいずれであってもよく、また、動画、静止画のいずれであってもよい。また、各表示面に表示される情報は、投影される映像Mに限らず、電光掲示板に表示される情報や、掲示板に貼り付けられた絵等であってもよい。フロントシート36は、運転席に限らず、助手席であってもよい。
車両用表示装置50において、スクリーン板108、112を設けて、フロントウインドガラス42、リアウインドガラス43に情報を表示させずに、スクリーン板108、112に情報を表示させてもよい。また、車両用表示装置50において、スクリーン74に表示される映像Mの倍率は、1.2倍に限らず、他の倍率であってもよい。さらに、スクリーン74に通常時よりも拡大された映像Mを表示せずに、通常時と同じ倍率で映像Mを表示してもよい。加えて、車両用表示装置50において、フロントシート36に圧力センサ152を設けて乗員Pの頭部の位置を検知し、乗員Pの頭部とモニタ77との距離に応じて、表示パネル77Bに表示される情報を、拡大又は縮小させてもよい。
さらに、車両用表示装置50において、モニタ77は、昇降されるものに限らず、アームレスト76又はドアトリム29から外側へ突出された状態で固定されたものであってもよい。また、モニタ77は、アームレスト76又はドアトリム29に埋め込まれ、表示面のみが露出された構成であってもよい。さらに、モニタ77は、液晶パネル、有機ELディスプレイのいずれであってもよい。
表示部102は、情報の投影方向及び情報の倍率の両方が変更可能とされたものに限らず、情報の投影方向のみが変更可能とされたものや、情報の倍率のみが変更可能とされたものであってもよい。なお、情報の倍率のみが変更可能とされる場合とは、例えば、スクリーン板108が車両前後方向に間隔をあけて2枚配置され、手前側のスクリーン板108に情報を投影する場合と、奥側のスクリーン板108に情報を投影する場合とがある。
また、車両用表示装置100、120のインストルメントパネル32及びアッパーバックパネル33を収容部の一例とし、昇降部109、113を移動手段の一例としてもよい。換言すると、表示手段、収容部及び移動手段は、ドアトリム29に設けられていなくてもよい。
フロントシート36において、シートクッション36Aとシートバック36Bとの連結部に、車幅方向を軸方向とする軸部と、該軸部の回転角度を検知する角度センサとを設けて、角度センサの出力に基づいてシートバック36Bの傾斜を検知してもよい。
車両用表示装置50、100、120、130、140、150において、自動運転が解除されたら情報の表示を停止するように設定してもよい。
以上、本発明の実施形態及び各変形例に係る車両用表示装置について説明したが、これらの実施形態及び各変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 車両
13 車室
14 サイドドア(側面の一例)
21 ルーフヘッドライニング(上面の一例)
29 ドアトリム
42 フロントウインドガラス(前面の一例)
42A 表示面
43 リアウインドガラス(後面の一例)
43A 表示面
50 車両用表示装置
60 表示部(表示手段の一例)
72 プロジェクタ
74 スクリーン(表示面の一例)
76 アームレスト(収容部の一例)
77B 表示パネル(表示面の一例)
78 移動部(移動手段の一例)
80 検知部(検知手段の一例)
90 制御部(制御手段の一例)
100 車両用表示装置
102 表示部(表示手段の一例)
108A 表示面
112A 表示面
120 車両用表示装置
122 表示部(表示手段の一例)
126 スクリーン(表示面の一例)
130 車両用表示装置
140 車両用表示装置
150 車両用表示装置
P 乗員

Claims (6)

  1. 車室の前面、後面、上面及び側面の少なくとも2箇所に設けられ情報を表示する複数の表示面を有する表示手段と、
    乗員の向き及び姿勢を検知する検知手段と、
    前記検知手段で検知された乗員の向き及び姿勢に応じて前記表示面を選択し、且つ選択された前記表示面に情報が表示されるように前記表示手段の表示を制御する制御手段と、
    を有し、
    前記検知手段は、乗員が着座したシートの姿勢に基づいて、乗員の向き及び姿勢を検知する車両用表示装置。
  2. 前記検知手段は、乗員が着座したシートの向きに基づいて、乗員の向きを検知する
    請求項1に記載の車両用表示装置
  3. 前記表示手段は、前記表示面に表示される情報を拡大及び縮小可能に設けられ、
    前記制御手段は、前記表示面に表示される情報を、選択された前記表示面と乗員の頭部との距離に応じて拡大又は縮小させる制御を行う請求項1又は請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記表示手段は、選択された前記表示面に合せて投影方向及び前記表示面に表示される情報の倍率の少なくとも一方が変更可能とされたプロジェクタを有する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  5. 前記車室内には、
    前記表示手段を収容可能に形成された収容部と、
    前記表示手段を前記収容部の外側及び内側に移動させる移動手段と、
    が設けられ、
    前記制御手段によって、乗員の向き及び姿勢に応じて、前記収容部に収容された前記表示手段の前記表示面が選択された場合に、前記制御手段は、選択された前記表示面を前記収容部の外側へ移動させる請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  6. 前記表示手段、前記収容部及び前記移動手段は、ドアトリムに設けられている請求項に記載の車両用表示装置。
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