JP5515233B2 - 自動車用表示装置 - Google Patents

自動車用表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5515233B2
JP5515233B2 JP2008086758A JP2008086758A JP5515233B2 JP 5515233 B2 JP5515233 B2 JP 5515233B2 JP 2008086758 A JP2008086758 A JP 2008086758A JP 2008086758 A JP2008086758 A JP 2008086758A JP 5515233 B2 JP5515233 B2 JP 5515233B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
transparent display
point
angle
ceiling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008086758A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009237492A (ja
Inventor
浩高 鈴木
真樹 井上
哲夫 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008086758A priority Critical patent/JP5515233B2/ja
Publication of JP2009237492A publication Critical patent/JP2009237492A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5515233B2 publication Critical patent/JP5515233B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

本発明は、自動車用表示装置に関するものである。特に、透明なディスプレイを用いた自動車用表示装置に関するものである。
自動車の車内で使用される自動車用表示装置は、運転席から見たときに反対席の服や外の風景などが写り込み観づらい場合がある。このような写り込みを防止するものとして、例えば、特許文献1に示されるような反射防止フィルターなどがある。
特開平7−92303号公報
一方、透明ELディスプレイなどの透明ディスプレイを自動車用表示装置として採用することが考えられる。この透明ディスプレイは、非発光部の可視光透過率が高い(例えば、透明ELディスプレイの場合、非発光部の可視光透過率が70%以上)という特長を有している。したがって、透明ディスプレイは、この特徴を活かして透明ディスプレイの背面にある構造物や意匠を、透明ディスプレイの表示と重ね合わせて見えるようにすることができる。
しかしながら、透明ディスプレイであっても、運転席又は助手席から見たときに反対席の服や外の風景などが写り込み観づらい場合がある。また、上述のような反射防止膜を透明ディスプレイに貼り付けた場合、光が散乱してしまい透明ディスプレイの背面にある構造物や意匠がぼけてしまい透明ディスプレイの商品性が低下する(透明ディスプレイの特徴が活かせない)という問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、透明ディスプレイの高い可視光透過率を保ちつつ、透明ディスプレイの視認性を低下させる写り込みを抑制できる自動車用表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の自動車用表示装置は、自動車のダッシュボードに設置される自動車用表示装置であって、反射防止フィルターが設けられていない透明ディスプレイと、透明ディスプレイの表示面に設置され、光の散乱を抑制する透明樹脂からなる保護カバーと、透明ディスプレイの設置角度を調整する調整手段とを備え、透明ディスプレイの設置角度は運転席又は助手席に座っている乗員から自動車内の面一な部分である天井が保護カバーに反射して見える角度であり、調整手段は、運転席又は助手席への乗員の着座位置を検出する検出装置と、透明ディスプレイの設置角度が変化するように透明ディスプレイを駆動する駆動装置と、検出装置の検出結果に基づいて、運転席又は助手席への乗員の着座位置に連動して駆動装置を制御して透明ディスプレイの設置角度を調整する制御装置と、を含むことを特徴とするものである。
このようにすることによって、運転席又は助手席に座っている乗員が透明ディスプレイを見た場合、その前面に設置されている保護カバーにおける乗員の視線に対する反射先は自動車内の面一な部分となる。このように、乗員は、保護カバーに面一な部分が写りこんだとしても写り込んでいることに気づきにくい。換言すると、面一な部分は、保護カバーに写りこんだとしても視認性を低下させにくい。したがって、反射防止フィルターなどを用いる必要がないので、透明ディスプレイの高い可視光透過率を保ちつつ、透明ディスプレイの視認性を低下させる写り込みを抑制できる。
また、通常、自動車内の天井は、一般的に均一性の高い面一な形状であり、柄も均一性が高く、光が当たることも少なく暗い。よって、乗員は、保護カバーに天井が写りこんだとしても、暗く均一なため写り込んでいることに気づきにくい。換言すると、天井は、保護カバーに写りこんだとしても視認性を低下させにくい。また、乗員の体格や着座姿勢によっては、保護カバーに面一な部分が写りにくいこともありうる。そこで、請求項1に示すように、透明ディスプレイの設置角度を調整する調整手段を備える。また、請求項1に示すように、調整手段は、運転席又は助手席への乗員の着座位置を検出する検出装置と、透明ディスプレイの設置角度が変化するように透明ディスプレイを駆動する駆動装置と、検出装置の検出結果に基づいて、運転席又は助手席への乗員の着座位置に連動して駆動装置を制御して透明ディスプレイの設置角度を調整する制御装置とを含むようにする。このように、検出装置で乗員の着座位置を検出することによって、乗員の頭部の位置がある程度わかる。そして、この検出装置での検出結果に基づいて、乗員の着座位置に連動して透明ディスプレイの設置角度を調整することによって、乗員の体格や着座姿勢に応じて自動的に保護カバーに面一な部分が写りこむようにすることができる。
また、請求項に示すように、保護カバーは、表面が凹面としてもよい。
このようにすることによって、反射先が狭められ、広い範囲で表面反射を抑えられるため透明ディスプレイを大きくすることができる。
また、請求項に示すように、検出装置は、運転席又は助手席への乗員の着座位置として運転席又は助手席の座面の位置を検出する位置検出装置と、運転席又は助手席への乗員の着座位置として運転席又は助手席の背もたれの角度を検出する角度検出装置とを含むようにしてもよい。
このように、運転席又は助手席の座面の位置及び背もたれの角度を検出することによって、運転席又は助手席への乗員の着座位置を検出することができる。つまり、運転席又は助手席の座面の位置及び背もたれの角度によって、乗員の頭部の位置がある程度わかる。
また、請求項に示すように、検出装置は、運転席又は助手席への乗員の着座位置の一つとして運転席又は助手席に座っている乗員の目の位置を検出する目検出装置を含むようにしてもよい。
このように、運転席又は助手席上での乗員の目の位置を検出することによって、運転席又は助手席への乗員の着座位置を検出することができる。つまり、乗員の目の位置によって、乗員の頭部の位置がある程度わかる。
また、請求項に示すように、保護カバーの最上端部分の点a、最下端部分の点d、点aから鉛直方向に下ろした点eとして、点e、点a、点dからなる角∠eadを設置角度とした場合、乗員の目の位置を点bとして、点a、点b、点eからなる角∠eabを角度θ1、天井の前端の点cとして、点b、点a、点cからなる角∠bacを角度θ2とした場合、透明ディスプレイの設置角度は、θ1−90°からθ1+θ2÷2−90°の範囲としてもよい。
このように、透明ディスプレイの設置角度をθ1−90°からθ1+θ2÷2−90°の範囲とすることによって、乗員は、保護カバーへの写り込み像として一様な天井を見ることになるため、移りこみが気になりにくい。
また、請求項に示すように、天井において運転席又は助手席の座面の投射面上に存在する部位のうち座面の車両外側の第1の線、天井において運転席又は助手席の座面の投射面上に存在する部位のうち座面の車両内側の第2の線、透明ディスプレイにおいて座面に対して車両外側の第1の辺、透明ディスプレイにおいて座面に対して車両内側の第2の辺として、透明ディスプレイの設置角度は、第1の線から第1の辺に入射して正反射した光線が天井と交差する条件1、第2の線から第2の辺に入射して正反射した光線が天井と交差する条件2、第1の線から第2の辺に入射して正反射した光線が天井と交差する条件3、第2の線から第1の辺に入射して正反射した光線が天井と交差する条件4の4つの条件のうち少なくとも1つを満たすようにしてもよい。
このようにすることによって、乗員が運転席又は助手席上にいる場合、視線も第1の線〜第4の線のいずれかであるため、透明ディスプレイから乗員に入射される光は天井から入力されたものとなる。よって、乗員は、保護カバーへの写り込み像として一様な天井を見ることになるため、移りこみが気になりにくい。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態における自動車用表示装置の概略構成を示すイメージ図である。図2は、本発明の実施の形態における保護カバーの変形例を示す断面図である。図3は、本発明の実施の形態における透明ディスプレイ部分の拡大断面図である。図4は、本発明の実施の形態における自動車用表示装置の概略構成を示すブロック図である。図5は、発明の実施の形態における自動車用表示装置の着座位置に連動して設置角度が変化する場合のイメージ図である。図6は、本発明の実施の形態における自動車用表示装置の設置角度の範囲を説明する側方からのイメージ図である。図7は、本発明の実施の形態における自動車用表示装置の設置角度の範囲を説明する前方からのイメージ図である。
図1などに示すように、本実施の形態における自動車用表示装置10は、透明ディスプレイ11と、透明ディスプレイ11の表示面(乗員側)に設置され、光の散乱を抑制する透明樹脂からなる保護カバー12とを含む。この自動車用表示装置10は、図3に示すように、ヒンジ50を介して自動車のダッシュボード30に設置される。そして、自動車用表示装置10は、ナビゲーション装置、エアコン装置、オーディオ装置などの表示装置として適用されるものである。
透明ディスプレイ11は、表示部、電極などが透明な部材から構成されるものであり、例えば、無機ELディスプレイ、有機ELディスプレイなどを採用することができる。つまり、透明ディスプレイ11は、表示面側から透明ディスプレイ11の背面(表示面の反対面)側にある構造物や意匠が透明ディスプレイ11を通してみることができる。したがって、透明ディスプレイ11に画像を表示している場合は、表示されている画像と共に、透明ディスプレイ11の背面(表示面の反対面)側にある構造物や意匠が透明ディスプレイ11を通してみることができる。
自動車の車室内で使用される自動車用表示装置10は、表示部の表面(本実施の形態においては保護カバー12)に反対席の服や外の風景などが写り込むことがある。このように、表示部に反対席の服や外の風景などが写りこんだ場合、表示部に表示する画像・情報と写り込んだ反対席の服や外の風景などとが重なってしまい、表示部に表示する画像・情報が観づらいことがある。
そこで、本実施の形態における透明ディスプレイ11は、ダッシュボードに対する設置角度θ0を座席20(運転席又は助手席)に座っている乗員から自動車内の天井40が保護カバー12に反射して見える角度とする。つまり、保護カバー12の表面であり、透明ディスプレイ11の表示面と平行な面に天井40が反射して見える角度とする。換言すると、透明ディスプレイ11のダッシュボードに対する設置角度θ0は、座席20(運転席又は助手席)に座っている乗員の視線に対して、保護カバー12の反射先が自動車内の天井40となるようにする。なお、透明ディスプレイ11の設置角度θ0は、図1に示すように、透明ディスプレイ11の平面部(表示面)と、透明ディスプレイ11とダッシュボード30との接続部分(ヒンジ50部分)から鉛直方向に下ろした線とのなす角度である。
このようにすることによって、座席20に座っている乗員が透明ディスプレイ11を見た場合、その前面に設置されている保護カバー12における乗員の視線に対する反射先は天井40となる。通常、自動車内の天井40は、一般的に均一性の高い面一な形状であり、柄も均一性が高く、光が当たることも少なく暗い。このように、乗員は、保護カバー12に天井40が写りこんだとしても写り込んでいることに気づきにくい。換言すると、天井40は、保護カバー12に写りこんだとしても視認性を低下させにくい。
したがって、保護カバー12への写り込みを防止するために反射防止フィルターなどを用いる必要がないので、透明ディスプレイ11の高い可視光透過率を保ちつつ、視認性を低下させる写り込みを抑制できる。つまり、透明ディスプレイ11への写り込みによって透明ディスプレイ11に表示する画像・情報が観づらくなることを抑制できる。なお、天井40のかわりに、面一な部材を自動車内に配置して、その面一な部材が保護カバー12に反射して見えるようにしてもよい。
また、保護カバー12は、図2に示すように、表面(透明ディスプレイ11と対向する面の反対面)を凹面にすると好ましい。このようにすることによって、反射先が狭められ、広い範囲で表面反射を抑えられるため透明ディスプレイ11を大きくすることができるので好ましい。
そして、自動車用表示装置10は、図4に示すように、透明ディスプレイ11の設置角度θ0を調整するためのものであり、本発明の調整手段に相当する、制御部61、背もたれ角度検出部62、座席位置検出部63、座面高さ検出部64、アクチュエータ65などを備える。
背もたれ角度検出部62は、本発明の角度検出装置(検出装置)に相当するものであり、座席20の背もたれ22の角度を検出するものである。座席位置検出部63は、本発明の位置検出装置(検出装置)に相当するものであり、座席20(座面21)の前後方向(自動車の進行方向における前進後進方向)の位置を検出するものであり。座面高さ検出部64は、本発明の位置検出装置(検出装置)に相当するものであり、座席20(座面21)の高さ方向の位置を検出するものである。この背もたれ角度検出部62、座席位置検出部63、座面高さ検出部64によって、座席20(運転席)への乗員の着座位置を検出することができる。そして、この着座位置によって、乗員の頭部の位置がある程度わかる。
アクチュエータ65は、本発明の駆動装置に相当するものであり、透明ディスプレイ11の設置角度θ0が変化するように、ヒンジ50部分を支点として透明ディスプレイ11を駆動するものである。そして、制御部61は、本発明の制御装置に相当するものであり、背もたれ角度検出部62、座席位置検出部63、座面高さ検出部64の検出結果に基づいて、乗員の着座位置に連動してアクチュエータ65を制御して透明ディスプレイ11の設置角度θ0を調整する。換言すると、制御部61は、座席20(座面21)の位置、背もたれ22の角度に連動してアクチュエータ65を制御して透明ディスプレイ11の設置角度θ0を調整する。
また、制御部61は、座席20に座っている乗員から天井40が保護カバー12に反射して見えるように、背もたれ角度検出部62、座席位置検出部63、座面高さ検出部64の検出結果とアクチュエータ65の駆動量とを関連付けたマップなどを記憶しておく。
なお、座席20は、座席20(座面21)の前後方向(自動車の進行方向における前進後進方向)の位置、高さ方向の位置、及び背もたれ22の角度を調整可能なものを採用することができる。そして、図示は省略するが、座席20は、座席20(座面21)を前後方向に移動させるアクチュエータ、座席20(座面21)を高さ方向に移動させるアクチュエータ、及び背もたれ22の角度を変更させるアクチュエータなどを備えるものである。
ここで、図5を用いて、自動車用表示装置10の設置角度調整動作の一例について説明する。図5に示すように、乗員の着座位置が点線で示す座席20’(座面21’)の位置、背もたれ22’の角度から実線で示す座席20(座面21)の位置、背もたれ22の角度へとかわった場合、乗員の頭部はH’からHとかわる。このような場合、透明ディスプレイ11の設置角度θ0は、透明ディスプレイ11’の場合の設置角度より小さくなるように調整する。
つまり、透明ディスプレイ11の設置角度θ0は、座席20を後ろにずらす、もしくは/さらに背もたれ22の角度が倒れた、もしくは/さらに座席20の高さが低くなった時に小さくする。換言すると、乗員の頭部の位置が後方もしくは下方に移動した時は、設置角度θ0を小さくなるように調整する。また、この逆もある。なお、図5においては、保護カバー12を省略して透明ディスプレイ11のみを示している。
ここで、図6を用いて透明ディスプレイ11の設置角度について詳しく説明する。
自動車用表示装置10の透明ディスプレイ11の場合、運転席または助手席である座席20に座った乗員の目の位置は、ある程度の範囲おさまるものである。したがって、座席20に座っている乗員から天井40が保護カバー12に反射して見えるようにするための透明ディスプレイ11の設置角度は下記のような範囲におさまるものである。
図6に示すように、透明ディスプレイ11の最上端部分の点a、最下端部分の点d、点aから鉛直方向に下ろした点eからなる∠eadを設置角度θ0とする。そして、乗員の目の位置を点bとし、点a、点b、点eからなる角∠eabを目の位置を表す角度θ1とする。そして、天井40の前端を点cとし、点b、点a、点cからなる角∠bacを角度θ2とする。
図6に示すように、θ0=θ1+θ2÷2−90°で表され、点a、点b、点cの位置からθ0を求めることができる。この角度よりも大きい設置角度では視線の反射がフロントガラスになってしまう。また、設置角度がθ1−90°以下になると乗員自身が写り込んでしまう。
従って、設置角度θ0をθ1−90°からθ1+θ2÷2−90°の範囲とすれば、乗員からは保護カバー12に天井40が映り、透明ディスプレイ11の特長である高い透過率を保ったまま、映り込みによる視認性の低下を抑制することができる。
また、図7に示すように、透明ディスプレイ11の左右方向における設置角度は、以下の条件を満たすものである。
天井40において座席20の座面21の投射面上に存在する部位のうち座面21の車両外側の第1の線A、天井40において座席20の座面21の投射面上に存在する部位のうち座面21の車両内側の第2の線B、透明ディスプレイ11において座面21に対して車両外側の第1の辺C、透明ディスプレイ11において座面21に対して車両内側の第2の辺Dとする。
そして、第1の線Aから第1の辺Cに入射して正反射した光線が天井40と交差することを条件1、第2の線Bから第2の辺Dに入射して正反射した光線が天井40と交差することを条件2、第1の線Aから第2の辺Dに入射して正反射した光線が天井40と交差することを条件3、第2の線Bから第1の辺Cに入射して正反射した光線が天井40と交差することを条件4とする。
この条件1から条件4の4つの条件のうち少なくとも1つを満たすことによって、乗員が運転席又は助手席上にいる場合、視線は第1の線〜第4の線のいずれかであるため、透明ディスプレイ11から乗員に入射される光は天井40から入力されたものとなる。よって、乗員は、保護カバー12への写り込み像として一様な天井40を見ることになるため、移りこみが気になりにくい。
なお、上述の実施の形態においては、座席20(運転席)への乗員の着座位置を検出する検出装置として、背もたれ角度検出部62、座席位置検出部63、座面高さ検出部64の例を採用して説明したが本発明はこれに限定されるものではない。座席20(運転席)への乗員の着座位置を検出する検出装置としては、座席20に座っている乗員の目の位置を検出する目検出装置を採用するようにしてもよい。また、背もたれ角度検出部62、座席位置検出部63、座面高さ検出部64と目検出装置とを採用することによっても本発明の目的は達成できる。
この目検出装置に関しては、周知技術であるため詳しい説明は省略するが、例えば、フロントガラスの下方内側の近傍に撮像素子(例えばCCDカメラ)を設け、この撮像素子にて撮像された画像から乗員の目の位置を検出することができる。
また、図7の場合、座面21の幅を基準としたが、これをヘッドレスト23の幅としても良い。この場合、ヘッドレスト23の投射面上に存在する部位のうちヘッドレスト23の車両外側の第1の線A’(図示しない)、天井40においてヘッドレスト23の投射面上に存在する部位のうちヘッドレスト23の車両内側の第2の線B’(図示しない)、透明ディスプレイ11においてヘッドレスト23に対して車両外側の第1の辺C、透明ディスプレイ11においてヘッドレスト23に対して車両内側の第2の辺Dとして、第1の線A’から第1の辺Cに入射して正反射した光線が天井40と交差することを条件5、第2の線B’から第2の辺Dに入射して正反射した光線が天井40と交差することを条件6、第1の線A’から第2の辺Dに入射して正反射した光線が天井40と交差することを条件7、第2の線B’から第1の辺Cに入射して正反射した光線が天井40と交差することを条件8する。この条件5から条件8の4つの条件のうち少なくとも1つを満たすことによって、乗員の頭部がヘッドレスト23に対応した位置(ヘッドレスト23の水平方向幅の内側)に存在する限りは、乗員は写り込み像として一様な天井40を見ることができる。さらに、ヘッドレスト23の幅を基準とした場合、乗員は、乗員の頭部がヘッドレスト23に対応した位置となるような正しい着座姿勢を取らなければ、写り込み像として一様な天井40を見ることができない可能性があるため、乗員に正しい着座姿勢を取るよう促すことができる。
また、上述の実施の形態においては、透明ディスプレイ11の設置角度は、自動的にて調整する例を採用して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。透明ディスプレイ11の設置角度は、上述の範囲内において乗員が手動で調整するようにしてもよい。
また、上述の実施の形態においては、透明ディスプレイ11の設置角度を調整できる例を採用して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。透明ディスプレイ11の設置角度は、保護カバー12に天井40が写りこむ角度に固定するようにしても本発明の目的は達成できるものである。
また、上述の実施の形態においては、写り込み像は天井40としたが、これは車室内に設けた一様な部材、例えば天井40に設けた一様な内装シートであっても良い。
また、一様な部材とは、天井40に設けた一様な内装シートと室内灯と室内灯のスイッチとであっても良い。
本発明の実施の形態における自動車用表示装置の概略構成を示すイメージ図である。 本発明の実施の形態における保護カバーの変形例を示す断面図である。 本発明の実施の形態における透明ディスプレイ部分の拡大断面図である。 本発明の実施の形態における自動車用表示装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における自動車用表示装置の着座位置に連動して設置角度が変化する場合のイメージ図である。 本発明の実施の形態における自動車用表示装置の設置角度の範囲を説明する側方からのイメージ図である。 本発明の実施の形態における自動車用表示装置の設置角度の範囲を説明する前方からのイメージ図である。
符号の説明
10 自動車用表示装置(表示装置)、11 透明ディスプレイ、12,1221 保護カバー、20 座席、21 座面、22 背もたれ、23 ヘッドレスト、30 ダッシュボード、40 天井、H 頭部、50 ヒンジ、61 制御部、62 背もたれ角度検出部、63 座席位置検出部、64 座面高さ検出部、65 アクチュエータ

Claims (6)

  1. 自動車のダッシュボードに設置される自動車用表示装置であって、
    反射防止フィルターが設けられていない透明ディスプレイと、前記透明ディスプレイの表示面に設置され、光の散乱を抑制する透明樹脂からなる保護カバーと、前記透明ディスプレイの設置角度を調整する調整手段とを備え、
    前記透明ディスプレイの設置角度は、運転席又は助手席に座っている乗員から前記自動車内の面一な部分である天井が前記保護カバーに反射して見える角度であり、
    前記調整手段は、
    前記運転席又は助手席への乗員の着座位置を検出する検出装置と、
    前記透明ディスプレイの設置角度が変化するように当該透明ディスプレイを駆動する駆動装置と、
    前記検出装置の検出結果に基づいて、前記運転席又は助手席への乗員の着座位置に連動して前記駆動装置を制御して前記透明ディスプレイの設置角度を調整する制御装置と、
    を含むことを特徴とする自動車用表示装置。
  2. 前記保護カバーは、表面が凹面であることを特徴とする請求項1に記載の自動車用表示装置。
  3. 前記検出装置は、前記運転席又は助手席への乗員の着座位置として前記運転席又は助手席の座面の位置を検出する位置検出装置と、前記運転席又は助手席への乗員の着座位置として前記運転席又は助手席の背もたれの角度を検出する角度検出装置とを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動車用表示装置。
  4. 前記検出装置は、前記運転席又は助手席への乗員の着座位置として前記運転席又は助手席に座っている乗員の目の位置を検出する目検出装置を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の自動車用表示装置。
  5. 前記保護カバーの最上端部分の点a、最下端部分の点d、点aから鉛直方向に下ろした点eとして、前記点e、前記点a、前記点dからなる角∠eadを前記設置角度とした場合、
    前記乗員の目の位置を点bとして、前記点a、前記点b、前記点eからなる角∠eabを角度θ1、前記天井の前端の点cとして、前記点b、前記点a、前記点cからなる角∠bacを角度θ2とした場合、
    前記透明ディスプレイの設置角度は、θ1−90°からθ1+θ2÷2−90°の範囲であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の自動車用表示装置。
  6. 前記天井において前記運転席又は助手席の座面の投射面上に存在する部位のうち前記座面の車両外側の第1の線、
    前記天井において前記運転席又は助手席の座面の投射面上に存在する部位のうち座面の車両内側の第2の線、
    前記透明ディスプレイにおいて前記座面に対して車両外側の第1の辺、
    前記透明ディスプレイにおいて前記座面に対して車両内側の第2の辺として、
    前記透明ディスプレイの設置角度は、前記第1の線から前記第1の辺に入射して正反射した光線が前記天井と交差する条件1、前記第2の線から前記第2の辺に入射して正反射した光線が前記天井と交差する条件2、前記第1の線から前記第2の辺に入射して正反射した光線が前記天井と交差する条件3、前記第2の線から前記第1の辺に入射して正反射した光線が前記天井と交差する条件4の4つの条件のうち少なくとも1つを満たすことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の自動車用表示装置。
JP2008086758A 2008-03-28 2008-03-28 自動車用表示装置 Expired - Fee Related JP5515233B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008086758A JP5515233B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 自動車用表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008086758A JP5515233B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 自動車用表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009237492A JP2009237492A (ja) 2009-10-15
JP5515233B2 true JP5515233B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=41251459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008086758A Expired - Fee Related JP5515233B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 自動車用表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5515233B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7916574B1 (en) 2004-03-05 2011-03-29 Netlist, Inc. Circuit providing load isolation and memory domain translation for memory module
US7289386B2 (en) 2004-03-05 2007-10-30 Netlist, Inc. Memory module decoder

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE468427B (sv) * 1990-08-30 1993-01-18 Volvo Ab Anordning foer att minimera foerstaytesreflexer i en bildskaerm
JP2000235353A (ja) * 1999-02-12 2000-08-29 Denso Corp 車両用表示装置
JP4246466B2 (ja) * 2002-10-04 2009-04-02 富士通テン株式会社 車載用表示装置
JP2004189188A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Nissan Motor Co Ltd 車両用表示装置
JP2005148543A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Rohm Co Ltd 平面映像装置
JP4779484B2 (ja) * 2005-07-21 2011-09-28 株式会社デンソー 表示器の角度制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009237492A (ja) 2009-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7095291B2 (ja) 車両用表示装置
JP6221942B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
US20120002028A1 (en) Face image pick-up apparatus for vehicle
JP2006231998A (ja) フロントピラー死角の視認装置
JP5288037B2 (ja) 車両用表示装置
JP6585571B2 (ja) 表示装置、及び、車両用ドア
JP2018167633A (ja) 電子ミラーシステム、自動車用ドア及び自動車
CN110337377A (zh) 具有显示装置的机动车和用于运行机动车的显示装置的方法
JP5146122B2 (ja) 車両用表示装置
JP2007022174A (ja) 車載用表示システム
JP2010208359A (ja) 車両用表示装置
JP5515233B2 (ja) 自動車用表示装置
EP1298013B1 (en) Passenger compartment monitoring apparatus
KR20190091629A (ko) 자동차의 a-필러측 사각지대 관찰장치
JP2008055942A (ja) 夜間前方情報提供装置
JP6527849B2 (ja) 表示装置、及び、内装部材ユニット
US20210031627A1 (en) Vehicle display device
JP2015085879A (ja) 車両用表示装置
JP2006159931A (ja) 車両用投影表示装置及び方法
JP2005119523A (ja) 車両用サンバイザ装置
JP2005257327A (ja) 車両用乗員検出装置
JP6187091B2 (ja) ドライバー眼球位置推定装置
US12011998B2 (en) Vehicle display device
JP2017178025A (ja) 運転支援装置
JP4770850B2 (ja) 自動車用前方視認形ドアミラー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140317

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5515233

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees