JP6952551B2 - プレスシステム - Google Patents

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Description

本発明は、プレスシステムに関する。
従来のプレスにおいて、クランク軸がサーボモータによって回転されるときの回転モーションを設定する方法が、たとえば特開2013−184222号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2013−184222号公報
サーボプレスの大きな特徴は、様々なスライドモーションが可能なことである。スライドモーションをより任意に設定可能であるが、モーション設定が煩雑なため、希望するモーションの作成に多大な工数を必要としている。また、プレスと連動する材料送り装置(フィーダ)も、生産性を高めるための最適なモーションの作成に多大な工数を必要としている。
本発明の目的は、モーションの生成に要する工数を低減できるプレスシステムを提供することである。
本発明に係るプレスシステムは、プレス部と、搬送部と、操作部とを備えている。プレス部は、上金型を装着可能で、昇降動作を行なうスライドと、下金型を装着可能なボルスタとを有している。プレス部は、ボルスタに対するスライドの昇降動作によって、ワークをプレス加工する。搬送部は、ワークを搬送する。操作部は、スライドの昇降方向における位置に関するスライド位置パラメータ、および、搬送部の動作に関する搬送パラメータの入力のために、操作される。スライド位置パラメータは、ワークを上金型と干渉せず搬送可能な送り可能高さと、上金型がワークに接触するタッチ位置と、加工が終了する加工終了位置とを含んでいる。搬送パラメータは、ワークの搬送方向における、ワークのプレス加工終了後、次のプレス加工開始前に、搬送部がワークを搬送する長さを示す送り長さを含んでいる。プレスシステムは、制御部をさらに備えている。制御部は、少なくとも送り可能高さ、タッチ位置および加工終了位置に基づいてプレスモーションを自動生成し、少なくとも送り可能高さおよび送り長さに基づいてフィーダモーションを自動生成し、プレスモーションとフィーダモーションとを合成した合成モーションを自動生成する。
本発明のプレスシステムによれば、モーションの生成に要する工数を低減することができる。
実施形態に基づくプレスシステムの構成を説明する図である。 実施形態に基づくプレス装置の斜視図である。 プレス装置の要部を示す側断面図である。 プレス装置の別の要部を示す一部断面の平面図である。 実施形態に基づくプレスシステムの駆動系の概要を説明する図である。 実施形態に基づくCPUの機能ブロック図である。 表示器に表示される入力画面の第1の例を示す図である。 タッチ速度の設定に使用されるテーブルの一例を示す図である。 スライドが送り可能高さにあるときの金型およびワークの配置を示す模式図である。 スライドがタッチ位置にあるときの金型およびワークの配置を示す模式図である。 スライドが加工終了位置にあるときの金型およびワークの配置を示す模式図である。 表示器に表示される入力画面の第2の例を示す図である。 表示器に表示される入力画面の第3の例を示す図である。 スライド位置パラメータの各位置に対応するメインシャフトの回転角度を説明する図である。 実施形態に基づくプレスシステムのモーション生成について説明するフロー図である。 実施形態に基づくプレスシステムにより生成されたプレスモーションおよびフィーダモーションを示す図である。 表示器に表示される出力画面の例を示す図である。 表示器に表示される入力画面の第4の例を示す図である。
本実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。
本例においては、プレス装置に関し、順送型のプレス装置を例に挙げて説明する。
<全体構成>
図1は、実施形態に基づくプレスシステムの構成を説明する図である。図1に示されるように、プレスシステムは、アンコイラ100と、レベラーフィーダ(搬送部)200と、プレス装置(プレス部)10と、搬送コンベア120とを備えている。
アンコイラ100には、コイル材(帯板)が巻き付けられている。本実施形態においては、ワーク(材料)としてコイル材をプレス加工する場合について説明する。アンコイラ100から巻き出されたコイル材が、レベラーフィーダ200を介して、プレス装置10に搬送される。
レベラーフィーダ200は、アンコイラ100からプレス装置10に搬送するコイル材の送り高さの位置を調整するとともに、設定された搬送方向の動作条件(フィーダモーション)に従って、プレス装置10に対してコイル材を搬送する。
プレス装置10は、レベラーフィーダ200から搬送されたコイル材をプレス加工する。
搬送コンベア120は、プレス装置10においてプレス加工により成形されたワークを搬送する。たとえば、搬送コンベア120は、成形されたワークを次のプレス装置に搬送することも可能である。
プレスシステムの各部は同期しており、一連の作業が順次連続して実行される。アンコイラ100からコイル材がレベラーフィーダ200を介してプレス装置10に搬送される。そして、プレス装置10でプレス加工され、加工されたワークは搬送コンベア120により搬送される。上記一連の処理が繰り返される。
なお、上記プレスシステムの構成は、一例であり、特に当該構成に限られるものではない。
レベラーフィーダ200は、プレス装置10からの指示に従って動作する。この点で、レベラーフィーダ200を制御する制御部は、プレス装置10に設けられる。
なお、本例においては、レベラーフィーダ200を制御する制御部がプレス装置10に設けられる構成について説明するが、これに限られず、たとえば、プレス装置10を制御する制御部がレベラーフィーダ200側に設けられていても良い。プレス装置10およびレベラーフィーダ200を制御する制御部が、プレス装置10およびレベラーフィーダ200とは別の位置に配置され、プレス装置10およびレベラーフィーダ200は遠隔操作される仕様であってもよい。実施形態においては、1つの制御部がレベラーフィーダ200およびプレス装置10をともに制御する場合について説明する。
<プレス装置>
図2は、実施形態に基づくプレス装置10の斜視図である。
図2に示されるように、一例としてプランジャが設けられていない順送型のプレス装置が示されている。
プレス装置10は、本体フレーム2と、スライド20と、ベッド4と、ボルスタ5と、コントロールパネル6と、制御部40とを備えている。
プレス装置10の本体フレーム2の略中央部には、スライド20が上下動自在に支承されている。スライド20に対する下方には、ベッド4上に取り付けられたボルスタ5が配置されている。本体フレーム2の側方には、制御部40が設けられている。本体フレーム2の側方の、制御部40に対して前方には、制御部40に接続されたコントロールパネル6が設けられている。
スライド20の下面には、ワークを加工するための金型のうちの、上金型が着脱可能に装着されている。ボルスタ5の上面には、ワークを加工するための金型のうちの、下金型が着脱可能に装着されている。これらの金型に対応する所定のワークを下金型に位置させ、上金型をスライド20と共に降下させて、上金型と下金型との間にワークを挟み込んでプレス加工する。
また、プレス装置10本体と通信可能に設けられた外部から遠隔操作可能なリモコン(リモート制御部)70が設けられている。オペレータ(運転者)はリモコン70を操作することにより各種の設定操作を行うことが可能である。リモコン70は、制御部40と通信し、リモコン70からの指示に従ってプレス装置10を動作させることが可能である。
本例においては、リモコン70において、スライド20を上下動作させることが可能な上ボタン72および下ボタン74と、決定ボタン76とが設けられている場合が示されている。
コントロールパネル6は、プレス装置10を制御するために必要な各種データを入力するものであり、データを入力するためのスイッチやテンキー、および設定画面やプレス装置10から出力されるデータを表示する表示器61を有している。
表示器61としては、透明タッチスイッチパネルを液晶表示器またはプラズマ表示器などのグラフィック表示器の前面に装着した、プログラマブル表示器が採用されている。
このコントロールパネル6は、予め設定されたデータを記憶したIC(Integrated Circuit)カードなどの外部記憶媒体からのデータ入力装置、または無線や通信回線を介してデータを送受信する通信装置を備えていてもよい。
本例においては、プレス装置10に対してコントロールパネル6およびリモコン70の双方が設けられる構成について説明するが、上記プレス装置10の構成は一例であって当該構成に限定されるものではない。プレス装置10に対して、たとえばコントロールパネル6およびリモコン70の一方のみが設けられてもよい。
図3は、プレス装置10の要部を示す側断面図である。図3に示されるように、プレス装置10は、サーボプレスである。
プレス装置10は、サーボモータ121と、球面孔33Aと、ねじ軸37と、球体部37Aと、ねじ部37Bと、コンロッド本体38とを有している。さらに、プレス装置10は、雌ねじ部38Aと、コンロッド39と、メインシャフト110と、エキセン部110Aと、サイドフレーム111と、軸受部112〜114と、メインギア115と、動力伝達軸116と、伝達ギア116Aと、軸受部117,118と、プーリ119とを有している。
プレス装置10では、サーボモータ121によりスライド20を駆動している。スライド20の上部に形成された球面孔33A内には、ダイハイト調整用のねじ軸37の下端に設けられた球体部37Aが抜け止めされた状態で回動自在に挿入されている。球面孔33Aおよび球体部37Aにより、球状継手が構成されている。ねじ軸37のねじ部37Bは、上方に向けてスライド20から露出し、ねじ軸37の上方に設けたコンロッド本体38の雌ねじ部38Aに螺合している。ねじ軸37およびコンロッド本体38により、伸縮自在なコンロッド39が構成されている。
なお、ダイハイトとは、スライド20を下死点に配置したときのスライド20の下面からボルスタ5の上面の距離をいう。
コンロッド39の上部は、メインシャフト110に設けられたクランク状のエキセン部110Aに回動自在に連結されている。メインシャフト110は、本体フレーム2を構成する左右一対の厚板状のサイドフレーム111間において、前後3箇所の軸受部112,113,114で支承されている。メインシャフト110の後部側には、メインギア115が取り付けられている。
メインギア115は、その下方に設けられた動力伝達軸116の伝達ギア116Aと噛合している。動力伝達軸116は、サイドフレーム111間において、前後2箇所の軸受部117,118で支承されている。動力伝達軸116の後端には、従動側のプーリ119が取り付けられている。プーリ119は、その下方に配置されたサーボモータ121により駆動される。
プレス装置10は、ブラケット122と、出力軸121Aと、プーリ123と、ベルト124と、ブラケット125と、位置検出器126と、ロッド127と、位置センサ128と、補助フレーム129と、ボルト131,132とをさらに有している。
サーボモータ121は、略L字形状のブラケット122を介してサイドフレーム111間に支持されている。サーボモータ121の出力軸121Aは、プレス装置10の前後方向に沿って突出しており、出力軸121Aに設けられた駆動側のプーリ123と従動側のプーリ119に巻回されたベルト124により動力が伝達される。
また、スライド20の背面側には、上下2箇所からサイドフレーム111間に向けて後方に突出した一対のブラケット125が取り付けられている。上下のブラケット125間には、リニアスケールなどの位置検出器126を構成するロッド127が取り付けられている。このロッド127には、スライド20の上下位置を検出するためのスケールが設けられており、同じく位置検出器126を構成する位置センサ128に上下動自在に嵌挿されている。位置センサ128は、一方のサイドフレーム111に設けられた補助フレーム129に固定されている。
補助フレーム129は、上下方向に縦長に形成されており、下部がボルト131によりサイドフレーム111に取り付けられ、上部が上下方向に長い長孔内に挿入されたボルト132により上下方向に摺動自在に支持されている。このように補助フレーム129は、上下いずれか一方側(本実施形態では下側)のみがサイドフレーム111に固定され、他方側が上下動自在に支持されているため、サイドフレーム111の温度変化による伸縮の影響を受けないようになっている。これにより、位置センサ128は、サイドフレーム111のそのような伸縮の影響を受けずに、スライド位置およびダイハイト位置を正確に検出可能としている。
一方、スライド20のスライド位置およびダイハイトは、スライド20内に設けられたスライド位置調整機構133(図4)によって調整される。図4は、プレス装置10の別の要部を示す一部断面の平面図である。
スライド位置調整機構133は、図4に示されるように、球体部37Aの外周にピン37Cを介して取り付けられたウォームホイール134と、ウォームホイール134と噛合するウォームギア135と、ウォームギア135の端部に取り付けられた入力ギア136と、入力ギア136に噛合する出力ギア137(図3)を有したインダクションモータ138とで構成される。インダクションモータ138は、軸方向長さが短いフラット形状とされ、コンパクトに構成されている。インダクションモータ138の回転動によりウォームホイール134を介してねじ軸37を回動させることが可能である。これによってねじ軸37のねじ部37Bとコンロッド本体38の雌ねじ部38Aとの螺合長さが変化し、スライド20のスライド位置およびダイハイトが調整される。
<プレスシステムの駆動系の構成>
図5は、実施形態に基づくプレスシステムの駆動系の概要を説明する図である。
図5に示されるように、レベラーフィーダ200は、搬送ローラ63と、サーボモータ62と、エンコーダ64と、サーボアンプ60とを含んでいる。
プレス装置10は、制御部40と、サーボアンプ66と、サーボモータ121と、エンコーダ65と、メインギア115と、メインシャフト110と、エキセン部110Aと、スライド20と、上金型22Aと、下金型22Bと、ボルスタ5とを含んでいる。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)42と、メモリ44と、通信回路46と、入力部48とを含んでいる。
通信回路46は、リモコン70と通信可能に設けられている。
CPU42は、サーボアンプ60に目標値を出力する。サーボアンプ60は、目標値に基づいてサーボモータ62に速度指示する。搬送ローラ63は、サーボモータ62の駆動に従ってワークWの搬送動作を実行する。
エンコーダ64は、サーボアンプ60に速度指示に従うサーボモータ62の回転数に応じたフィードバック信号を出力する。
サーボアンプ60は、エンコーダ64からのフィードバック信号に基づいてサーボモータ62への電力供給を制御することによりサーボモータ62の回転数を目標値に従う値に調節する。
当該処理によりCPU42は、ワークWの搬送動作における搬送速度を制御する。
また、同様に、CPU42は、サーボアンプ66に目標値を出力する。サーボアンプ66は、目標値に基づいてサーボモータ121に速度指示する。メインギア115は、サーボモータ121の駆動に従いメインシャフト110を駆動する。メインシャフト110の駆動に従って、エキセン部110Aは回動する。エキセン部110Aは、スライド20と連結されており、エキセン部110Aの回動動作に従い上金型22Aが装着されたスライド20は昇降動作する。設定された昇降方向の動作条件(プレスモーション)に従ってスライド20が下死点位置に下降することにより、上金型22Aと下金型22Bとの間に搬送されたワークWに対してプレス加工が実行される。
上金型22Aは、スライド20に装着されており、スライド20の昇降動作に伴ってスライド20と一体に上下方向に往復移動する、可動金型である。下金型22Bは、ボルスタ5に装着されており、ボルスタ5上に載置され固定されている、固定金型である。ボルスタ5に対するスライド20の昇降動作によって、上金型22Aと下金型22Bとの間にワークWが挟み込まれ、ワークWがプレス加工される。
エンコーダ65は、サーボアンプ66に速度指示に従うサーボモータ121の回転数に応じたフィードバック信号を出力する。
サーボアンプ66は、エンコーダ65からのフィードバック信号に基づいてサーボモータ121への電力供給を制御することにより、サーボモータ121の回転数を目標値に従う値に調節する。
当該処理によりCPU42は、スライド20の昇降動作における速度を制御する。
実施形態に基づくCPU42は、メモリ44に格納された制御データに基づいてレベラーフィーダ200(単にフィーダとも称する)による搬送動作とプレス装置10のスライド20の昇降動作とを同期させた処理を実行する。
具体的には、メモリ44は、スライド20の昇降動作とレベラーフィーダ200によるワークの搬送動作とが関連付けられた制御データを記憶する。
入力部48は、各種のパラメータの入力を受け付ける。本例においては、入力部48は、コントロールパネル6またはリモコン70を介して、パラメータの入力を受け付ける。オペレータは、コントロールパネル6のスイッチおよびテンキー、またはリモコン70の各ボタンを操作することにより、各種のパラメータを入力する。コントロールパネル6とリモコン70とは、実施形態の操作部を構成している。
入力部48が受けるパラメータは、スライド20の昇降方向における位置に関するスライド位置パラメータを含んでいる。入力部48が受けるパラメータは、レベラーフィーダ200の動作に関する搬送パラメータを含んでいる。
<モーション生成>
次に、実施形態に基づくモーションの生成方法について説明する。
図6は、実施形態に基づくCPU42の機能ブロック図である。
図6に示されるようにCPU42は、タッチ速度生成部51と、プレスモーション生成部53と、フィーダモーション生成部55と、モーション合成部56と、実行部58とを含んでいる。
機能ブロック図の各々は、メモリ44に格納されている所定のアプリケーションプログラムをCPU42が実行することにより、各部(通信回路46など)と連携して実現される。
タッチ速度生成部51は、入力部48に入力されたワークWの材質および板厚に基づいて、スライド20が下降して上金型22AがワークWに接触するときのスライド20の速度(タッチ速度)を設定する。
図7は、表示器61に表示される入力画面の第1の例を示す図である。オペレータは、コントロールパネル6またはリモコン70を操作することにより、図7に示す入力画面において、ワークWの材質および板厚を入力する。またオペレータは、コントロールパネル6またはリモコン70を操作することにより、図7に示す入力画面において、生産モードを選択する。
生産モードは、騒音の抑制を最も重視する「低騒音」モードと、「低騒音」モードよりも騒音は大きくなるが振動を抑制できる程度にタッチ速度を設定する「低振動」モードと、生産性を最も重視した「高生産」モードとを含んでいる。また、オペレータが任意のタッチ速度を編集することも可能である(「カスタムA」および「カスタムB」)。
図8は、タッチ速度の設定に使用されるテーブルの一例を示す図である。図8には、特定の材質のワークWに対する、各々の板厚および生産モードに対応して定められているタッチ速度が示されている。たとえば、板厚1mmのワークWに対して、「低振動」モードを選択した場合のタッチ速度は32mm/秒であり、「低騒音」モードを選択した場合のタッチ速度は22mm/秒である。板厚3.2mmのワークWに対して、「低振動」モードを選択した場合のタッチ速度は35mm/秒であり、「低騒音」モードを選択した場合のタッチ速度は25mm/秒である。
図8に示す例では、「カスタムA」の場合、板厚に関わらずタッチ速度を10mm/秒とし、「カスタムB」の場合、板厚に関わらずタッチ速度を20mm/秒とする設定がなされている。図8に示す「カスタムA」および「カスタムB」の列は、オペレータが任意に編集可能である。他方、図8に示す「低振動」および「低騒音」の列は、オペレータが編集不可能である。
また、図8には図示しないが、「高生産」モードを選択した場合には、スライド20の最大速度をタッチ速度とするように、設定されている。
図8に示すタッチ速度テーブルは、制御部40のメモリ44(図5)に記憶されている。ワークWの材質毎に、図8に示すようなタッチ速度テーブルがメモリ44に記憶されている。また、同じ材質のワークWに対して、抜き、曲げ、および絞りなど、加工方法毎に異なるタッチ速度テーブルが、メモリ44に記憶されている。メモリ44は、ワークWの材質、板厚および加工方法とタッチ速度との対応を示すデータベースを保存している。
タッチ速度生成部51は、図7に示す入力画面に入力されたワークWの材質および加工方法に基づいて、メモリ44から該当するタッチ速度テーブルを呼び出す。タッチ速度生成部51はさらに、呼び出したタッチ速度テーブルの中から、図7の入力画面に入力されたワークWの板厚および生産モードに対応するタッチ速度の値を読み出す。このようにして、タッチ速度が設定される。
プレスモーション生成部53は、入力部48に入力されたスライド位置パラメータに基づいて、プレスモーションを自動生成する。スライド位置パラメータは、送り可能高さと、タッチ位置と、加工終了位置とを含んでいる。
フィーダモーション生成部55は、入力部48に入力された搬送パラメータに基づいて、フィーダモーションを自動生成する。搬送パラメータは、送り長さを含んでいる。
モーション合成部56は、プレスモーション生成部53が生成したプレスモーションと、フィーダモーション生成部55が生成したフィーダモーションとを自動で合成して、合成モーションを自動生成する。
送り可能高さは、搬送されるワークWに上金型22Aが干渉しないスライド20の位置の下限を示す。図9は、スライド20が送り可能高さにあるときの金型およびワークWの配置を示す模式図である。スライド20が送り可能高さよりもボルスタ5から離れていれば、ワークWを上金型22Aと干渉せず搬送可能である。
タッチ位置は、上金型22AがワークWに接触するときのスライド20の位置を示す。図10は、スライド20がタッチ位置にあるときの金型およびワークWの配置を示す模式図である。ボルスタ5に向かって降下するスライド20がタッチ位置に到達するとき、下金型22B上に載置されているワークWに上金型22Aが接触する。
加工終了位置は、ワークWのプレス加工が終了する時点でのスライド20の位置を示す。図11は、スライド20が加工終了位置にあるときの金型およびワークWの配置を示す模式図である。ボルスタ5に向かって降下するスライド20が加工終了位置に到達すると、ワークWのプレス加工が終了する。
送り長さは、ワークWの搬送方向における、ワークWのプレス加工終了後、次回のプレス加工開始前に、レベラーフィーダ200がワークWを搬送する長さを示す。レベラーフィーダ200により搬送されるワークWの搬送速度は、送り速度と称される。送り速度は、メモリ44に保存されている。または送り速度は、入力部48に入力される搬送パラメータに含まれていてもよい。
実行部58は、モーション合成部56により生成された合成モーションに基づいて、レベラーフィーダ200の搬送動作およびプレス装置10のプレス加工を制御する。具体的には、実行部58は、合成モーションに基づいてサーボアンプ60,66にそれぞれサーボモータ62,121を駆動するための目標値を出力し、プレスモーションとフィーダモーションとが同期する同期処理を実行する。
図12は、表示器61に表示される入力画面の第2の例を示す図である。オペレータは、コントロールパネル6またはリモコン70を操作することにより、図12に示す入力画面において、送り可能高さ、タッチ位置および加工終了位置を入力する。プレスモーション生成部53がプレスモーションを生成すると、単位時間当たりの生産量を最大にするための運転モードが設定される。また、生産速度(単位:SPM(Shot per minute))が設定される。設定された運転モードおよび生産速度が図12に示す入力画面に表示される。
運転モードは、回転モーション、反転モーション、および振子モーションを含んでいる。
回転モーションは、エキセン部110A(図3)を一方向に1回転してスライド20を1サイクル駆動する運転モードである。
反転モーションは、スライド20の上死点および下死点にそれぞれ対応するエキセン部110Aの回転角度の間に設定した所定の下限位置、上限位置に対応する2つの回転角度間で、下降行程と上昇行程とで反転駆動する運転モードである。
振子モーションは、スライド20の下死点に対応するエキセン部110Aの下死回転角度からそれぞれ正転方向および逆転方向に所定角度離れた2つの回転角度を2つの上限位置とし、このうちの一方の上限位置から下死回転角度を通過して他方の上限位置まで一方向に回転駆動して、スライド20を下死点をはさんで往復駆動する運転モードである。
図12には、運転モードとして振子モーションが設定されていることが図示されている。
図13は、表示器61に表示される入力画面の第3の例を示す図である。オペレータは、コントロールパネル6またはリモコン70を操作することにより、図13に示す入力画面において、送り長さを入力する。CPU42は、送り長さおよび送り速度から、送り時間を算出する。算出された送り時間が図13に示す入力画面に表示される。
図14は、スライド位置パラメータの各位置に対応するメインシャフト110の回転角度を説明する図である。図14には、スライド20の上死点TDC、下死点BDC、送り可能高さP1、タッチ位置P2、加工終了位置P3、飛び跳ね防止高さP4、および送り可能高さP5に対応する、メインシャフト110の回転角度が示されている。
スライド20は、送り可能高さP1,P5を上限位置として下死点BDCをはさんで往復駆動する、振子モーションを運転モードとする。スライド20は、送り可能高さP1から降下を始め、タッチ位置P2および加工終了位置P3を順に通過して下死点BDCに至り、下死点BDCから上昇して飛び跳ね防止高さP4を通過して送り可能高さP1まで移動して停止する。
図14に示されるように、加工終了位置P3は、下死点BDCよりも上方の位置として設定されている。降下するスライド20は、下死点BDCに到達するよりも前に、加工終了位置P3を通過する。
飛び跳ね防止高さP4は、下死点BDCよりも上方の位置として設定されている。スライド20は、下死点BDCを通過した後に上昇を開始して、飛び跳ね防止高さP4を通過する。ワークWのプレス加工が終了した後に上金型22Aを上昇させるときにワークWが上金型22Aと下金型22Bとの間でバタつくことを防止できるように、加工終了位置P3から飛び跳ね防止高さP4まで移動する間のスライド20の速度は、低速に設定される。
飛び跳ね防止高さP4は、ワークWの材質、板厚および加工方法の条件毎に、異なる位置が設定され得る。設定された飛び跳ね防止高さP4は、メモリ44(図5)に保存されている。プレス加工されるワークWの材質、板厚、または加工方法を変更する場合に、当該ワークWに対応する飛び跳ね防止高さP4がメモリ44に保存されていなければ、加工を開始する前に複数回試行することにより、飛び跳ね防止高さP4が設定される。
図15は、実施形態に基づくプレスシステムのモーション生成について説明するフロー図である。
図15に示されるように、まずステップS1において、入力部48へ各種パラメータを入力する。具体的には、オペレータは、図7および図12,13に示す各入力画面に、モーション生成のために必要な各パラメータを入力する。
次にステップS2において、タッチ速度を設定する。具体的には、タッチ速度生成部51は、図7に示す入力画面に入力されたワークWの材質および板厚に基づいて、図8に示すタッチ速度テーブルを参照して、タッチ速度を設定する。
次にステップS3において、フィーダモーションを生成する。具体的には、フィーダモーション生成部55は、図13に示す入力画面に入力された送り長さおよび送り速度に基づいて、フィーダモーションを生成する。
図16は、実施形態に基づくプレスシステムにより生成されたプレスモーションおよびフィーダモーションを示す図である。図16(A)のグラフの横軸は時間を示し、縦軸はサーボモータ121による回転駆動に基づくメインシャフト110の角速度ωを示す。角速度ωmaxは、メインシャフト110の角速度の最大値として設定されている値を示す。角速度ω1は、ステップS2で設定されたタッチ速度に対応するメインシャフト110の角速度を示す。メインシャフト110が角速度ω1で回転することにより、スライド20の加工速度はタッチ速度に設定される。図16(A)中には、送り可能高さP1、タッチ位置P2、加工終了位置P3、飛び跳ね防止高さP4および送り可能高さP5がプロットされている。図16(B)のグラフの横軸は時間を示し、縦軸はワークWの搬送速度vを示す。
図16(B)に示されるように、ワークWが停止した状態(搬送速度v=0)から、設定された送り速度に到達するまで、所定の加速度で加速する。送り速度に達した後、所定の加速度で減速することで設定された搬送長さだけワークWが搬送された時点において搬送速度v=0まで減速され得る位置まで、設定された送り速度でのワークWの搬送が継続する。搬送速度が増大または減少するときの加速度の所定値は、メモリ44に保存されている。
ワークWは、設定された送り速度から所定の加速度で減速して、設定された搬送長さだけワークWが搬送された時点で搬送速度v=0になり、ワークWの搬送が完了する。以上のようにして、フィーダモーションが生成される。
図15に戻って、次にステップS4において、プレスモーションを生成する。具体的には、プレスモーション生成部53は、図12に示す入力画面に入力された送り可能高さ(P1)、タッチ位置(P2)および加工終了位置(P3)、ならびにステップS2で設定されたタッチ速度に基づいて、プレスモーションを生成する。
このとき、生成されるプレスモーションが振子モーションであるか回転モーションであるかが判定される。具体的には、振子モーションに基づいてサーボモータ121を駆動する場合と、回転モーションに基づいてサーボモータ121を駆動する場合との、2通りのプレスモーションを生成する。そして、振子モーションと回転モーションとのうち、生産速度がより大きくなる方のプレスモーションが選択される。
図16(A)に示されるように、送り可能高さP1はスライド20が停止している位置であり、そのため送り可能高さP1におけるメインシャフト110の角速度ωはゼロである。スライド20は、送り可能高さP1から下死点BDCへ向けて下降を開始し、最大角速度ωmaxに到達するまで所定の加速度で加速する。最大角速度ωmaxに達した後、所定の加速度で減速することでタッチ位置P2に対応する回転角度においてタッチ速度ω1にまで減速され得る位置まで、最大角速度ωmaxでのメインシャフト110の回転が継続する。メインシャフト110の最大角速度ωmaxおよび加減速するときの加速度の所定値は、メモリ44に保存されている。
メインシャフト110は、最大角速度ωmaxから減速して、スライド20がタッチ位置P2に到達する時点で角速度ω1で回転する。その後、メインシャフト110は、スライド20が加工終了位置P3に到達するまで、等しい角速度ω1で回転する。これにより、スライド20は、タッチ位置P2から加工終了位置P3まで、タッチ速度で下降する。
スライド20が加工終了位置P3に到達すると、メインシャフト110(およびスライド20)は加速を開始する。スライド20が加工終了位置P3と飛び跳ね防止高さP4との間を移動中は、ワークWのバタつきを防止するために、スライド20はタッチ速度よりも僅かに大きい速度で移動し、メインシャフト110は角速度ω1よりも僅かに大きい速度で回転する。
スライド20が飛び跳ね防止高さP4に到達すると、スライド20は、最大角速度ωmaxに到達するまで、所定の加速度で再加速する。最大速度ωmaxに達した後、所定の加速度で減速することで送り可能高さP5に対応する回転角度において角速度ゼロにまで減速され得る位置まで、最大角速度ωmaxでのメインシャフト110の回転が継続する。
メインシャフト110は、最大角速度ωmaxから減速して、スライド20が送り可能高さP5に到達する時点で、回転を停止する。スライド20は、送り可能高さP5の位置で、停止する。以上のようにして、プレスモーションが生成される。
次にステップS5において、合成モーションを生成する。具体的には、モーション合成部56は、ステップS3で生成されたフィーダモーションと、ステップS4で生成されたプレスモーションとを合成して、合成モーションを生成する。
図16に示されるように、スライド20が送り可能高さP5で停止した後、ワークWの搬送を開始する。ワークWが送り長さだけ搬送されて送り完了した後、すなわちフィーダ移動時間が経過した後、スライド20の降下を開始する。このようにして、ワークWと上金型22Aとの干渉が起こらない合成モーションが生成される。
このとき、合成モーションに含まれるプレスモーションが振子モーションであるか回転モーションであるかが判定される。上述した通りステップS3のプレスモーションの生成時には、振子モーションと回転モーションとのうち、プレスモーション単独として生産速度がより大きくなる方のプレスモーションが選択される。一方、合成モーションとして考慮した場合に、生産速度をさらに大きくできる場合には、ステップS3で選択されたモーションとは異なるモーションが、このステップS5で選び直される。
次にステップS6において、生成された合成モーションに従って、ワークWを加工する。実行部58は、生成された合成モーションに基づいて、ワークWのプレス加工を実行する。
次にステップS7において、ステップS5で生成された合成モーションに基づくワークWの加工時の結果が、適切であるか否かを判断する。たとえば、サーボモータ121の電流値からメインシャフト110の回転に要するトルクを算出し、当該トルクが許容値を超えている場合、加工時の結果が不適であると判断される。またたとえば、加工時に発生する振動を測定し、その振動が許容値を超えている場合、加工時の結果が不適であると判断される。トルクまたは振動などの許容値は、メモリ44に保存されている。
加工時の結果が不適であると判断された場合(ステップS7においてNO)、次にステップS8において、合成モーションを修正する。たとえば、プレス加工中の速度(すなわち、スライド20のタッチ速度(メインシャフト110の角速度ω1))以外の速度を小さくする修正が行われる。
合成モーションの修正後、ステップS6に戻り、修正された合成モーションに従って、ワークWを加工する。続いてステップS7において、修正された合成モーションに基づくワークWの加工時の結果が、適切であるか否かを判断する。
加工時の結果が適切であると判断された場合(ステップS7においてYES)、ステップS9に進み、合成モーションがメモリ44に保存される。
次にステップS10において、結果を出力する。図17は、表示器61に表示される出力画面の例を示す図である。図17に示されるように、スライド位置パラメータおよび搬送パラメータとして入力された値と、モーションの自動生成に伴って定められた設定および算出された値とを、一画面に表示することにより、オペレータは、表示器61の該当の画面を見ることによって、プレスシステムの運転状態を容易に把握することができる。
そして、処理を終了する(エンド)。
なおこれまでの実施形態においては、図7,12−13に示されるように複数の入力画面に各種のパラメータを順次入力する例について説明したが、入力画面は一画面にまとめられていてもよい。図18は、表示器61に表示される入力画面の第4の例を示す図である。図18に示す入力画面は、図7と同様にワークWの材質、板厚および生産モードの入力が可能であり、図12と同様に送り可能高さ、タッチ位置および加工終了位置の入力が可能であり、図13と同様に送り可能高さおよび送り長さの入力が可能である。送り速度(フィード速度)の入力もまた可能である。
入力画面にどの値を入力すればよいかを既に理解している熟練オペレータにとっては、入力画面を一画面にまとめることで、一画面で全ての情報を入力することができ入力画面を切り換える手間が省けるので、作業効率の向上が図れる。
<作用・効果>
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
実施形態に基づくプレスシステムによれば、図16に示すように、スライドの昇降方向における位置に関するスライド位置パラメータの設定を行なうことで、プレスモーションが自動で生成される。搬送部の動作に関する搬送パラメータの設定を行なうことで、フィーダモーションが自動で生成される。自動で生成されたプレスモーションとフィーダモーションとを合成させることにより、低振動性、低騒音性を兼ね備えた条件で、材料送り装置(レベラーフィーダ200)と連動した最速のプレスモーションを自動で生成することができる。したがって、モーションの設定に要する工数を低減することができる。
スライド位置パラメータは、図12に示すように、送り可能高さと、タッチ位置と、加工終了位置とを含んでいる。これらの位置は、加工対象のワークWによって定まり、実施形態のプレスシステムを運転するオペレータが既知である。搬送パラメータに含まれる送り長さもまた、加工対象のワークWによって定まり、オペレータが既知である。未熟練経験者であっても、既知の設定値をパラメータとして入力することで、自動でプレスモーションおよびフィーダモーションを生成することができ、ワークWと金型との干渉の発生しない最適なモーションを簡単に生成することができる。
搬送パラメータは、送り速度をさらに含んでいる。フィーダモーションは、レベラーフィーダ200を、速度ゼロから送り速度まで加速し、送り長さに対応する距離だけ駆動を続け、送り速度から速度ゼロまで減速するように、送り長さおよび送り速度に基づいて生成される。このようにして、フィーダモーションを自動で生成することができる。
また図7,8に示すように、ワークWの材質および板厚に基づいて、タッチ速度が設定される。プレスモーションは、スライド20の速度が送り可能高さにおいてゼロであり、タッチ位置から加工終了位置までタッチ速度が維持されるように、生成される。このようにして、プレスモーションを自動で生成することができる。
また図15に示すように、生成された合成モーションによりワークWをプレス加工した加工結果に基づいて合成モーションの適否を判定することにより、たとえばサーボモータ121に過大な負荷がかかるなどの事象の発生を抑制することができる。
また図15に示すように、合成モーションの判定が否の場合には合成モーションを修正することにより、サーボモータ121にかかる負荷を適正化でき、振動も抑制された、適正な条件でプレスシステムを稼働することができる。
また、生成された合成モーションをメモリ44に記憶保存することにより、後に同じ条件でプレス加工をする場合にはメモリ44から合成モーションを読み出して使用することができるので、作業効率をより向上することができる。
また、生成されるプレスモーションが振子モーションであるか回転モーションであるかを判定することにより、振子モーションと回転モーションとのうち生産速度の大きい方を選択して、適切なプレスモーションを生成することができる。
また、プレスモーションが振子モーションであるか回転モーションであるかの判定を、プレスモーションの自動生成時と、プレスモーションおよびフィーダモーションの合成時との双方で行なうことにより、最も生産速度の大きい合成モーションを生成することができる。
なおこれまでの説明においては、スライド20の運転モードが振子モーションまたは回転モーションである例について説明した。上述した実施形態の思想は、これらの運転モードに限られず、たとえば、運転モードが反転モーションである場合にも適用することが可能である。
プレス装置は、実施の形態で説明した構成に限られるものではなく、たとえば、コンロッドとスライドとの間にプランジャとプランジャホルダとが介在する構成であってもよい。偏心機構は、クランクシャフト構造でもよいし、ドラム構造でもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 本体フレーム、4 ベッド、5 ボルスタ、6 コントロールパネル、10 プレス装置、20 スライド、22A 上金型、22B 下金型、37 ねじ軸、38 コンロッド本体、39 コンロッド、40 制御部、42 CPU、44 メモリ、46 通信回路、48 入力部、51 タッチ速度生成部、53 プレスモーション生成部、55 フィーダモーション生成部、56 モーション合成部、58 実行部、60,66 サーボアンプ、61 表示器、62,121 サーボモータ、63 搬送ローラ、64,65 エンコーダ、70 リモコン、72,74 ボタン、76 決定ボタン、100 アンコイラ、110 メインシャフト、110A エキセン部、115 メインギア、200 レベラーフィーダ。

Claims (8)

  1. 上金型を装着可能で、昇降動作を行なうスライドと、下金型を装着可能なボルスタとを有し、前記ボルスタに対する前記スライドの昇降動作によってワークをプレス加工するプレス部と、
    前記ワークを搬送する搬送部と、
    前記スライドの昇降方向における位置に関するスライド位置パラメータおよび前記搬送部の動作に関する搬送パラメータの入力のために操作される操作部とを備え、
    前記スライド位置パラメータは、前記ワークを前記上金型と干渉せず搬送可能な送り可能高さと、前記上金型が前記ワークに接触するタッチ位置と、加工が終了する加工終了位置とを含み、
    前記搬送パラメータは、前記ワークの搬送方向における、前記ワークのプレス加工終了後、次のプレス加工開始前に、前記搬送部が前記ワークを搬送する長さを示す送り長さを含み、
    制御部をさらに備え、
    前記制御部は、少なくとも前記送り可能高さ、前記タッチ位置および前記加工終了位置に基づいてプレスモーションを自動生成し、少なくとも前記送り可能高さおよび前記送り長さに基づいてフィーダモーションを自動生成し、前記プレスモーションと前記フィーダモーションとを合成した合成モーションを自動生成する、プレスシステム。
  2. 前記制御部は、少なくとも前記送り可能高さ、前記送り長さ、および、前記搬送部により搬送される前記ワークの速度を示す送り速度に基づいて前記フィーダモーションを自動生成する、請求項1に記載のプレスシステム。
  3. 前記操作部は、前記ワークの材質および板厚の入力のために操作され、
    前記制御部は、前記ワークの材質および板厚に基づいて、前記上金型が前記ワークに接触するときの前記スライドの速度を示すタッチ速度を設定し、少なくとも前記送り可能高さ、前記タッチ位置、前記加工終了位置および前記タッチ速度に基づいて前記プレスモーションを自動生成する、請求項1または2に記載のプレスシステム。
  4. 前記制御部は、前記合成モーションにより前記ワークをプレス加工した加工結果に基づいて前記合成モーションの適否を判定する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のプレスシステム。
  5. 前記制御部は、前記合成モーションの判定が否の場合、前記合成モーションを修正する、請求項4に記載のプレスシステム。
  6. 前記合成モーションを記憶保存するメモリをさらに備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載のプレスシステム。
  7. 前記制御部は、前記プレスモーションの生成時に、前記プレスモーションが振子モーションであるか回転モーションであるかを判定する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のプレスシステム。
  8. 前記制御部は、前記合成モーションの生成時に、前記合成モーションに含まれる前記プレスモーションが振子モーションであるか回転モーションであるかを判定する、請求項7に記載のプレスシステム。
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