JP6941955B2 - 植播系作業機 - Google Patents
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Description
特許文献1の整地装置は、整地装置の左部の整地伝動ケース、整地装置の右部の整地支持アーム、整地伝動ケース及び整地支持アームに亘って回転自在に支持された駆動軸、駆動軸に取り付けられて駆動軸と一体で回転する整地体を備えている。
苗植付装置の植付伝動ケースの伝動軸の動力が、整地伝動ケースの伝動軸及び伝動チェーンを介して駆動軸に伝達されて、駆動軸及び回転体が回転駆動される。
これにより、整地装置による整地深さを調節したり、整地装置を田面から上側に離れた非作業位置に上昇させたりというように、苗植付装置の作業状態と連係して整地装置の高さを適切に設定することができる。
本発明は、整地装置を備えた植播系作業機において、整地装置の支持構造の簡素化、及び整地伝動ケースの配置の適正化を図ることを目的としている。
機体の後部に支持された作業装置と、
前記作業装置の右部及び左部に亘り、且つ、前記作業装置に支持された整地装置とが備えられ、
前記作業装置は、複数の作業伝動ケースを有し、
前記整地装置は、前記整地装置の右部及び左部のいずれか一方に設けられた整地伝動ケースと、前記整地装置の右部及び左部のいずれか他方に設けられた整地支持アームと、前記整地伝動ケース及び前記整地支持アームに亘って回転自在に支持された駆動軸と、前記駆動軸と一体回転する整地体とを有し、
前記作業伝動ケースのうち右端又は左端に位置する前記作業伝動ケースの外側に支持ケースが設けられ、前記支持ケースと前記作業伝動ケースとの間に第1の中間ケースと第2の中間ケースとが設けられて、第1の前記中間ケースが前記作業伝動ケースに連結され、第2の前記中間ケースを挟んで前記支持ケースと第1の前記中間ケースとが連結され、
前記整地伝動ケースの後部が、左右方向の横軸芯周りに上下揺動自在に前記支持ケースに支持され、前記整地支持アームが、前記横軸芯周りに上下揺動自在に前記作業装置に支持され、
前記作業伝動ケースと前記中間ケースと前記支持ケースと前記整地伝動ケースとの内部に亘って設けられた伝動機構により、前記駆動軸に動力が伝達され、
前記支持ケースと第1の前記中間ケースとに亘って連結ボルトが取り付けられている。
これに加えて、動力が、作業伝動ケースの内部に設けられた伝動機構、支持ケース及び中間ケースの内部に設けられた伝動機構を介して、整地伝動ケースの内部に設けられた伝動機構に伝達され、整地装置の駆動軸に伝達される。
これにより、支持ケース及び中間ケースは、整地伝動ケースを支持する機能に加えて、動力を伝達する機能を備えることになり、構造の簡素化の面で有利なものとなる。
前記伝動機構が、前記作業伝動ケース側の作業伝動軸と、前記支持ケース側の中継伝動軸と、前記作業伝動軸及び前記中継伝動軸を連結する継手部材とを有すると好適である。
これにより、前述のように中間ケースの長さを適切な長さに設定する場合、中間ケースに合わせて継手部材を適切な長さに設定すればよく、作業伝動軸から中継伝動軸への伝動構造を、中間ケースの長さに無理なく対応させることができる。
前記作業伝動軸が前記作業伝動ケースの内部に設けられ、前記中継伝動軸が前記支持ケースの内部に設けられ、前記継手部材が前記中間ケースの内部に設けられていると好適である。
前記継手部材が、キーにより前記作業伝動軸と前記中継伝動軸とに連結される円筒状の部材であり、
前記継手部材の軸芯方向の位置を決める位置決め部材が、前記継手部材における前記作業伝動軸の端部近傍、及び、前記継手部材における前記中継伝動軸の端部近傍に備えられていると好適である。
前記作業装置が、左右方向に沿って支持された支持フレームを有し、
前記作業伝動ケースが、前記支持フレームに連結され、
前記支持フレームの前記整地支持アーム側の端部に、支持部材が連結されて、
前記整地支持アームの後部が、前記横軸芯周りに上下揺動自在に前記支持部材に支持されていると好適である。
本発明によると、整地伝動ケース及び整地支持アームを備えた整地装置において、整地支持アームが支持部材を介して支持フレームに支持されるのであり、整地支持アームを充分な強度で支持することができる。
前記支持部材が、前記支持フレームにボルトで連結されて、
前記整地支持アームと前記ボルトとの干渉を避けるように、前記整地支持アームの前記ボルトに対向する部分が、外側に張り出していると好適である。
前記支持部材がチャンネル状の部材であると好適である。
前記駆動軸の前記整地伝動ケース側の部分に、前記整地伝動ケースと前記整地体との間隔を確保するスペーサが備えられ、
前記駆動軸の前記整地支持アーム側の部分に、前記整地支持アームと前記整地体との間隔を確保するスペーサが備えられていると好適である。
前記整地伝動ケースの前記駆動軸が支持される部分及び前記整地支持アームの前記駆動軸が支持される部分において、前記整地体とは反対側の外側の部分に、前記駆動軸を支持する為の開口部が形成されて、
前記駆動軸の前記開口部の部分に、シール部材が備えられ、
前記駆動軸の端部に、前記シール部材を外側から保護する保護部材が備えられていると好適である。
本発明によると、駆動軸の端部に備えられた保護部材によりシール部材が外側から保護されるのであり、シール部材の耐久性を向上させることができる。
前記作業装置が、左右方向に沿って支持された支持フレームを有し、
前記作業伝動ケースが、前記支持フレームに連結され、
前記支持フレームの右部及び左部に、上下向きの縦フレームが備えられて、
前記整地装置を上昇側に付勢するバネを取り付ける為の取付部材が、前記縦フレームに備えられていると好適である。
図1及び図2に示すように、乗用型田植機において、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2を備えた機体Kの後部に、リンク機構3が上下揺動自在に連結され、リンク機構3の後部に6条植型式の苗植付装置5(作業装置に相当)が支持されて、リンク機構3を昇降駆動する油圧シリンダ4が備えられている。
図1,2,3に示すように、苗植付装置5は、1個のフィードケース17、3個の植付伝動ケース6(作業伝動ケースに相当)、植付伝動ケース6の後部に回転自在に支持された回転ケース7、回転ケース7の両端に備えられた植付アーム8、苗植付装置5の下部に上下動自在に支持されたセンターフロート9及びサイドフロート11、6個の苗のせ面を備えた苗のせ台10、苗のせ台10の苗のせ面の各々に備えられた縦送り機構25等を備えている。
図4,5,6に示すように、支持フレーム18の右端部及び左端部に、上下向きの縦フレーム26が連結され上側に延出されて、縦フレーム26の上部に亘って横フレーム50が連結されている。苗のせ台10の上部の前面にガイドレール27が連結され、横フレーム50に備えられたローラー51に、ガイドレール27が横移動自在に支持されている。
図1,2,3に示すように、機体Kにおいて運転座席31の後側に、肥料を貯留するホッパー12、及び、2つの植付条に対応した3個の繰り出し部13が備えられており、繰り出し部13の左側にブロア14が備えられている。
図1に示すように、機体Kの前部に、エンジン49が支持されている。エンジン49の動力が、静油圧式無段変速装置(図示せず)からギヤ変速式の副変速装置(図示せず)を介して、前輪1及び後輪2に伝達される。
作業者が操作する昇降操作レバー72による苗植付装置5の昇降操作について、以下のように説明する。
前述のように、昇降操作レバー72を上昇位置に操作した状態で、苗植付装置5がリンク機構3の上限位置に達すると、リンク機構3の動作がフィードバックリンク(図示せず)を介して、昇降操作レバー72に伝達されて、昇降操作レバー72が中立位置に操作される。
後述の(苗植付装置の昇降制御)−1,2に記載のように、植付アーム8による苗の植付深さが設定深さに維持されるように、苗植付装置5が自動的に昇降駆動される為の構造について、本項及び後述の(苗植付装置の昇降制御の構造)−2により説明する。
植付深さレバー42をレバーガイド43に係合させることによって、横軸芯P5(センターフロート9及びサイドフロート11)の位置を固定して、設定高さA1(設定深さ)(図14参照)を設定することができる。
支持リンク78,79により平行リンクが形成されており、植付深さレバー42の操作に連動して連係ロッド82によって、支持部材80が前側の斜め下側及び後側の斜め上側に平行移動するのであり、植付深さレバー42をレバーガイド43に係合させることにより、支持部材80の位置が決まる。
図14に示すように、苗植付装置5に対するセンターフロート9の上下動を機械的に取り出して制御弁71に伝達する感知機構88が、制御弁71とセンターフロート9とに亘って接続されている。
苗植付装置5に対してセンターフロート9が下降した場合、感知アーム85の下限位置ピン85bが支持部材80のワイヤ受け部80aの下部に当たることにより、感知アーム85の揺動が止められて、苗植付装置5に対するセンターフロート9の下降が停止する。
これにより、苗植付装置5が田面Gから離れる位置に上昇した場合、感知アーム85の下限位置ピン85bが支持部材80のワイヤ受け部80aの下部に当たる下限位置で、センターフロート9が止められて、これ以上に下降しない状態となる。
植付アーム8による苗の植付深さが設定深さに維持されるように、苗植付装置5が自動的に昇降駆動される状態について、本項及び後述の(苗植付装置の昇降制御)−2により説明する。
植付アーム8は苗植付装置5に対して一定の軌跡で回転駆動されるのであり、植付アーム8による苗の植付深さが設定深さとなっている状態である。
センターフロート9は田面Gに接地追従するのであり、支持部材80(横軸芯P7)が田面Gから設定高さA1に設定された状態である。
図7及び図14に示す状態において、苗植付装置5が上昇すると(苗植付装置5が田面Gから離間すると)、支持部材80(横軸芯P7)も一緒に設定高さA1から上昇するのであり、植付アーム8による苗の植付深さが設定深さよりも浅くなり、苗植付装置5に対してセンターフロート9が下降する状態となる。
この場合、図7及び図8に示すように、感知アーム85の前部が急速に上昇する状態となるのであるが、感知アーム85のピン85aが接続部材87の長孔87aに沿って上側に移動するだけで、感知アーム85により感知ワイヤ86のインナー86aが制御弁71側に急速に戻し操作される状態は生じない。これにより、前述の下降付勢バネによって制御弁71が少し遅れて下降位置に操作される状態となるのであり、苗植付装置5及び支持部材80(横軸芯P7)が急速に下降するような状態は生じない。
前述の(苗植付装置の昇降制御)−1,2に記載のように、植付アーム8による苗の植付深さが設定深さに維持されている状態において、設定深さの変更について説明する。
この場合、植付深さレバー42の深側(下側)への操作に伴って、連係ロッド82により支持リンク78,79が上側に操作されて、支持部材80が田面Gから設定高さA1に維持されるのであり、支持部材80に対して苗植付装置5の位置が下側に設定される。
この場合、植付深さレバー42の浅側(上側)への操作に伴って、連係ロッド82により支持リンク78,79が下側に操作されて、支持部材80が田面Gから設定高さA1に維持されるのであり、支持部材80に対して苗植付装置5の位置が上側に設定される。
図5に示すように、フィードケース17がリンク機構3の後部下部の前後軸芯P1周りにローリング自在に支持されて、苗植付装置5の全体が前後軸芯P1周りにローリング自在に支持されている。図14に示すように、フィードケース17に傾斜センサー48が取り付けられて、水平面(田面G)に対する苗植付装置5の左右方向の傾斜角度が傾斜センサー48によって検出されており、傾斜センサー48の検出値が後述する制御装置40に入力される。
図14に示すように、機体Kにおいて運転座席31の下側に、制御装置40が取り付けられている。機体Kにバッテリー124が搭載されており、制御装置40とバッテリー124とに亘ってハーネス125が接続されて、制御装置40に電力が供給される。
昇降操作レバー72が下降位置及び植付位置に操作されると、制御装置40によりブロア14が作動し、制御装置40によりローリング機構46(電動モータ46b)が作動する。
図2,3,4,5に示すように、整地装置53が、機体Kと苗植付装置5との間に位置するように、苗植付装置5の右部及び左部に亘って配置され、昇降自在に苗植付装置5に支持されている。
図4及び図10に示すように、苗植付装置5の左端の植付伝動ケース6において、植付伝動軸32の部分の外側に支持ケース91が設けられており、支持ケース91と植付伝動ケース6との間に、中間ケース89,92が設けられている。植付伝動ケース6における植付伝動軸32の部分の外側に、中間ケース89がボルト90により連結されており、中間ケース92を挟んで、支持ケース91と中間ケース89とがボルト93により連結されている。
この場合、植付伝動軸32の軸芯方向から視た場合、ボルト90の配置とボルト93の配置とが異なるものに設定されている。
図4及び図5に示すように、支持フレーム18の右端部及び左端部に、ブラケット94が溶接によって連結されている。図4及び図11に示すように、開放部分が下側に向くチャンネル状の部材である支持部材95が、前後方向に配置されており、支持軸97が支持部材95の後部に溶接よって連結されている。
図4及び図10に示すように、苗植付装置5に伝達された動力が、左端の植付伝動ケース6の植付伝動軸32から、中間ケース89,92、支持ケース91及び整地伝動ケース81の内部に亘って設けられた伝動系により、整地装置53の駆動軸61,107に伝達される。
整地装置53が石等の異物を挟み込んで、駆動軸61,107及び整地体62,63に大きな負荷が発生すると、トルクリミッター106が遮断状態となって、整地装置53の破損が防止される。
図10に示すように、駆動軸61,107が支持される整地伝動ケース81の前部において、整地体62,63とは反対側の外側の部分に、駆動軸107を支持する為の開口部81cが形成されており、駆動軸107が整地伝動ケース81の開口部81cから外側に少し出ている。
図3,5,12に示すように、リンク機構3の左隣に位置するように、支持フレーム52が支持フレーム18に連結されて、支持フレーム52の左右方向の横軸芯P3周りに、扇型の昇降ギヤ54が上下に揺動自在に支持されている。ピニオンギヤ55aを備えたギヤ機構55、及びギヤ機構55を駆動する電動モータ56が支持フレーム52に連結されて、ギヤ機構55のピニオンギヤ55aが昇降ギヤ54に咬合している。
図8及び図15に示すように、田面Gに接地して田面Gを整地する作業位置A3、及び、田面Gから上側に離れた非作業位置A4の範囲において、電動モータ56により整地装置53を昇降駆動することができる。
図2及び図8に示すように、整地装置53の後側に、センターフロート9が配置されている。図7及び図8に示すように、感知機構88において、感知ロッド84が、整地装置53の後側に上下方向に配置されている。
感知アーム85が、感知ロッド84の上部から整地装置53の上側を前側に延出されている。感知ワイヤ86が、感知アーム85の前部から上側に延出されている。
図4及び図5に示すように、整地装置53において、スペーサ64及びボス部材57により、整地体62,63が設けられていない非存在領域114,115,116が設定されている。
図5及び図6に示すように、苗植付装置5において、正面視で横フレーム50におけるリンク機構3の右側の部分に、制御装置118及び操作ボックス119が取り付けられている。
図15に示すように、制御装置118と作動スイッチ120及び整地深さダイヤル121とに亘ってハーネス122が接続されて、作動スイッチ120及び整地深さダイヤル121の操作信号が制御装置118に入力される。
制御装置118と電動モータ56とに亘ってハーネス130が接続されて、制御装置118により電動モータ56が作動する。
前述の(整地装置の制御系の構成)の記載に基づいて、制御装置118が電動モータ56を作動させて整地装置53を昇降駆動するのであり、制御装置118による整地装置53の昇降制御について以下に説明する。
整地装置53が作業位置A3に位置している状態で、昇降操作レバー72が植付位置から別の位置に操作されると、作動スイッチ120を押し操作しなくても、整地装置53が非作業位置A4に自動的に上昇する。
図1〜図15は、整地装置53を装備した乗用型田植機が示されている。
これに対して、整地装置53を装備しない乗用型田植機では、機体Kや苗植付装置5等がそのまま使用されて、以下の(1)〜(6)に示すような変更が施されるのであり、(1)〜(6)に示す変更以外の部分は、整地装置53を装備した乗用型田植機と同じである。
この場合、ベアリング及びシール部材を備えたカバー部材(図示せず)が、左端の植付伝動ケース6における植付伝動軸32の部分に外側に、ボルト90により連結され、植付伝動軸32の端部にキャップ(図示せず)が取り付けられる。
支持姿勢は、支持フレーム18から下向きに延出されて地面に接地して、苗植付装置5を地面に支持するスタンドとして機能する姿勢である。
整地装置53の右部に整地伝動ケース81を備え、整地装置53の左部に整地支持アーム83を備えてもよい。
この構成によると、苗植付装置5の右端の植付伝動ケース6に、中間ケース89,92及び支持ケース91が連結され、支持フレーム18の左部のブラケット94に、支持部材95(連結部材96及び支持軸97)が連結される。
中継伝動軸101を長くして、中間ケース92の内部において、中継伝動軸101と継手部材102とをキー103により連結するように構成してもよい。
この構成によると、継手部材102が短いものとなるのであり、中間ケース89の内部又は中間ケース92の内部において、継手部材102と植付伝動軸32及び中継伝動軸101とがキー103により連結される。この場合、1個の位置決め部材104を、植付伝動軸32の端部32aと中継伝動軸101の端部101aとの間に位置するように、継手部材102に取り付ければよい。
この構成によると、中間ケース89のフランジ部89aに、蓋部材(図示せず)を連結して、植付伝動軸32が中間ケース89から露出しないようにすればよい。
6 作業伝動ケース
18 支持フレーム
26 縦フレーム
32 伝動機構、作業伝動軸
32a 作業伝動軸の端部
53 整地装置
59 バネ
61,107 駆動軸
62,63 整地体
68,69 スペーサ
81 整地伝動ケース
81c,83c 開口部
83 整地支持アーム
83b 整地支持アームのボルトに対向する部分
89 第1の中間ケース
92 第2の中間ケース
91 支持ケース
93 ボルト(連結ボルト)
95 支持部材
100 ボルト
101 伝動機構、中継伝動軸
101a 中継伝動時の端部
102 伝動機構、継手部材
103 キー
104 位置決め部材
108 伝動機構
109 取付部材
110 シール部材
111 保護部材
K 機体
P2 横軸芯
Claims (10)
- 機体の後部に支持された作業装置と、
前記作業装置の右部及び左部に亘り、且つ、前記作業装置に支持された整地装置とが備えられ、
前記作業装置は、複数の作業伝動ケースを有し、
前記整地装置は、前記整地装置の右部及び左部のいずれか一方に設けられた整地伝動ケースと、前記整地装置の右部及び左部のいずれか他方に設けられた整地支持アームと、前記整地伝動ケース及び前記整地支持アームに亘って回転自在に支持された駆動軸と、前記駆動軸と一体回転する整地体とを有し、
前記作業伝動ケースのうち右端又は左端に位置する前記作業伝動ケースの外側に支持ケースが設けられ、前記支持ケースと前記作業伝動ケースとの間に第1の中間ケースと第2の中間ケースとが設けられて、第1の前記中間ケースが前記作業伝動ケースに連結され、第2の前記中間ケースを挟んで前記支持ケースと第1の前記中間ケースとが連結され、
前記整地伝動ケースの後部が、左右方向の横軸芯周りに上下揺動自在に前記支持ケースに支持され、前記整地支持アームが、前記横軸芯周りに上下揺動自在に前記作業装置に支持され、
前記作業伝動ケースと前記中間ケースと前記支持ケースと前記整地伝動ケースとの内部に亘って設けられた伝動機構により、前記駆動軸に動力が伝達され、
前記支持ケースと第1の前記中間ケースとに亘って連結ボルトが取り付けられている植播系作業機。 - 前記伝動機構が、前記作業伝動ケース側の作業伝動軸と、前記支持ケース側の中継伝動軸と、前記作業伝動軸及び前記中継伝動軸を連結する継手部材とを有する請求項1に記載の植播系作業機。
- 前記作業伝動軸が前記作業伝動ケースの内部に設けられ、前記中継伝動軸が前記支持ケースの内部に設けられ、前記継手部材が前記中間ケースの内部に設けられている請求項2に記載の植播系作業機。
- 前記継手部材が、キーにより前記作業伝動軸と前記中継伝動軸とに連結される円筒状の部材であり、
前記継手部材の軸芯方向の位置を決める位置決め部材が、前記継手部材における前記作業伝動軸の端部近傍、及び、前記継手部材における前記中継伝動軸の端部近傍に備えられている請求項2又は3に記載の植播系作業機。 - 前記作業装置が、左右方向に沿って支持された支持フレームを有し、
前記作業伝動ケースが、前記支持フレームに連結され、
前記支持フレームの前記整地支持アーム側の端部に、支持部材が連結されて、
前記整地支持アームの後部が、前記横軸芯周りに上下揺動自在に前記支持部材に支持されている請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の植播系作業機。 - 前記支持部材が、前記支持フレームにボルトで連結されて、
前記整地支持アームと前記ボルトとの干渉を避けるように、前記整地支持アームの前記ボルトに対向する部分が、外側に張り出している請求項5に記載の植播系作業機。 - 前記支持部材がチャンネル状の部材である請求項5又は6に記載の植播系作業機。
- 前記駆動軸の前記整地伝動ケース側の部分に、前記整地伝動ケースと前記整地体との間隔を確保するスペーサが備えられ、
前記駆動軸の前記整地支持アーム側の部分に、前記整地支持アームと前記整地体との間隔を確保するスペーサが備えられている請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載の植播系作業機。 - 前記整地伝動ケースの前記駆動軸が支持される部分及び前記整地支持アームの前記駆動軸が支持される部分において、前記整地体とは反対側の外側の部分に、前記駆動軸を支持する為の開口部が形成されて、
前記駆動軸の前記開口部の部分に、シール部材が備えられ、
前記駆動軸の端部に、前記シール部材を外側から保護する保護部材が備えられている請求項1〜8のうちのいずれか一項に記載の植播系作業機。 - 前記作業装置が、左右方向に沿って支持された支持フレームを有し、
前記作業伝動ケースが、前記支持フレームに連結され、
前記支持フレームの右部及び左部に、上下向きの縦フレームが備えられて、
前記整地装置を上昇側に付勢するバネを取り付ける為の取付部材が、前記縦フレームに備えられている請求項1〜9のうちのいずれか一項に記載の植播系作業機。
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