JP2002112602A - 部分逆転ロ−タリ耕耘装置 - Google Patents
部分逆転ロ−タリ耕耘装置Info
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Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
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- Sealing Of Bearings (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耕耘ケ−スの左右側部に第2耕耘筒を、その
軸芯方向外側部に第1耕耘筒を配設して、第1耕耘筒を
正転出力軸で正転駆動し、第2耕耘筒を正転出力軸に二
重軸状に外嵌される逆転出力軸で逆転駆動する部分正逆
転方式のロ−タリ耕耘装置を、耕起土の抱き込み状の付
着堆積が少なく、草藁の締め込み状の巻き付きによる不
具合が生じないものにする。 【解決手段】 同芯二重軸状の正転出力軸と左右の逆転
出力軸を、1列の正転伝動列と左右各1列の逆転伝動列
によって背反回転させるように構成し、逆転出力軸と第
2耕耘筒を連動結合する伝動連結部を耕耘ケ−スの軸受
部から外方に延出した逆転出力軸の軸受部近接個所に設
けると共に、その内側隣接部分に逆転出力軸と軸受部間
を軸封するシ−ルを配設して、伝動連結部及びシ−ル部
が第2耕耘筒によって被われるようにした。
軸芯方向外側部に第1耕耘筒を配設して、第1耕耘筒を
正転出力軸で正転駆動し、第2耕耘筒を正転出力軸に二
重軸状に外嵌される逆転出力軸で逆転駆動する部分正逆
転方式のロ−タリ耕耘装置を、耕起土の抱き込み状の付
着堆積が少なく、草藁の締め込み状の巻き付きによる不
具合が生じないものにする。 【解決手段】 同芯二重軸状の正転出力軸と左右の逆転
出力軸を、1列の正転伝動列と左右各1列の逆転伝動列
によって背反回転させるように構成し、逆転出力軸と第
2耕耘筒を連動結合する伝動連結部を耕耘ケ−スの軸受
部から外方に延出した逆転出力軸の軸受部近接個所に設
けると共に、その内側隣接部分に逆転出力軸と軸受部間
を軸封するシ−ルを配設して、伝動連結部及びシ−ル部
が第2耕耘筒によって被われるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、所定耕耘幅のロ−タ
リ爪軸筒を、背反に回転する複数の耕耘筒によって構成
する部分逆転ロ−タリ耕耘装置に関する。
リ爪軸筒を、背反に回転する複数の耕耘筒によって構成
する部分逆転ロ−タリ耕耘装置に関する。
【0002】
【従来の技術】第1耕耘筒を回転駆動する正転出力軸に
対して反対回転する左右の逆転出力軸でもって、耕耘ケ
−スの横側部に隣接配置した第2耕耘筒を逆転駆動する
部分逆転ロ−タリ耕耘装置が知られている。
対して反対回転する左右の逆転出力軸でもって、耕耘ケ
−スの横側部に隣接配置した第2耕耘筒を逆転駆動する
部分逆転ロ−タリ耕耘装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような部分逆転
ロ−タリ耕耘装置においては、耕耘ケ−スの横側部に隣
接する第2耕耘筒が逆転し、それに取着されている耕耘
爪が前方向きに耕起土を跳ね上げるので、その耕起土が
耕耘ケ−スの下部前面に抱き込み状に堆積して正常な耕
耘が果されない事態になり易く、また、第2耕耘筒が逆
転する故に草藁類が締め込み状に巻き付き易く、それに
よって第2耕耘筒に動力伝達する伝動連結部やシ−ル部
等に不具合が生じ易い傾向がある。
ロ−タリ耕耘装置においては、耕耘ケ−スの横側部に隣
接する第2耕耘筒が逆転し、それに取着されている耕耘
爪が前方向きに耕起土を跳ね上げるので、その耕起土が
耕耘ケ−スの下部前面に抱き込み状に堆積して正常な耕
耘が果されない事態になり易く、また、第2耕耘筒が逆
転する故に草藁類が締め込み状に巻き付き易く、それに
よって第2耕耘筒に動力伝達する伝動連結部やシ−ル部
等に不具合が生じ易い傾向がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、正転出力軸
(6)に左右の逆転出力軸(12a) (12a)を同芯二重
軸状に外嵌して各々が独立に回転するように耕耘ケ−ス
(1)の軸受部(3a)(3a)に内挿支承して、その正転出
力軸(6)と左右の逆転出力軸(12a)(12a)とを前記
耕耘ケ−ス(1)内に収容組成する1列の正転伝動列とそ
の左右側部に配設する左右各1列の逆転伝動列によって
背反に回転させ、耕耘ケ−ス(1)の左右側部に隣接位置
する第2耕耘筒(13)(13)を左右の逆転出力軸(12
a)(12a)で回転駆動し、第2耕耘筒(13)(13)の
軸芯方向外側に位置する第1耕耘筒(30)(30)を正転
出力軸(6)で回転駆動する部分逆転ロ−タリ耕耘装置に
おいて、前記逆転出力軸(12a)(12a)に第2耕耘筒
(13)(13)を連動結合する伝動連結部(20)(20)
を、前記軸受部(3a)(3a)から外方に延出した逆転出
力軸(12a)(12a)の軸受部(3a)(3a)に近接する
部分に設けるとともに、その内側隣接部分に、前記逆転
出力軸(12a)の外径と耕耘ケ−ス(1)との間を軸封す
るシ−ル(17)を配設して伝動連結部(20)(20)及び
シ−ル(17)部が第2耕耘筒(13)(13)によって被わ
れるようにしたことを特徴とするもので、このように構
成したことによって、耕耘ケ−スの横側部に隣接する第
2耕耘筒が逆転駆動される部分逆転ロ−タリ耕耘装置で
ありながら、耕耘ケ−スへの耕起土の抱き込み状の堆積
が少なくなり、また、草藁類の締め込み状の巻き付きに
よって前記伝動連結部やシ−ル部が悪影響を受けること
がないようにしたものである。
(6)に左右の逆転出力軸(12a) (12a)を同芯二重
軸状に外嵌して各々が独立に回転するように耕耘ケ−ス
(1)の軸受部(3a)(3a)に内挿支承して、その正転出
力軸(6)と左右の逆転出力軸(12a)(12a)とを前記
耕耘ケ−ス(1)内に収容組成する1列の正転伝動列とそ
の左右側部に配設する左右各1列の逆転伝動列によって
背反に回転させ、耕耘ケ−ス(1)の左右側部に隣接位置
する第2耕耘筒(13)(13)を左右の逆転出力軸(12
a)(12a)で回転駆動し、第2耕耘筒(13)(13)の
軸芯方向外側に位置する第1耕耘筒(30)(30)を正転
出力軸(6)で回転駆動する部分逆転ロ−タリ耕耘装置に
おいて、前記逆転出力軸(12a)(12a)に第2耕耘筒
(13)(13)を連動結合する伝動連結部(20)(20)
を、前記軸受部(3a)(3a)から外方に延出した逆転出
力軸(12a)(12a)の軸受部(3a)(3a)に近接する
部分に設けるとともに、その内側隣接部分に、前記逆転
出力軸(12a)の外径と耕耘ケ−ス(1)との間を軸封す
るシ−ル(17)を配設して伝動連結部(20)(20)及び
シ−ル(17)部が第2耕耘筒(13)(13)によって被わ
れるようにしたことを特徴とするもので、このように構
成したことによって、耕耘ケ−スの横側部に隣接する第
2耕耘筒が逆転駆動される部分逆転ロ−タリ耕耘装置で
ありながら、耕耘ケ−スへの耕起土の抱き込み状の堆積
が少なくなり、また、草藁類の締め込み状の巻き付きに
よって前記伝動連結部やシ−ル部が悪影響を受けること
がないようにしたものである。
【0005】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
するが、図面は、第2耕耘筒が傾斜耕耘筒になったセン
タ−ドライブ型の部分逆転ロ−タリ耕耘装置として構成
された具体例を示しており、図1は本発明に係る部分逆
転ロ−タリ耕耘装置の要部の断面図、図2はその一部分
を拡大した断面図、図3はシ−ルの一部分を拡大した部
分図である。
するが、図面は、第2耕耘筒が傾斜耕耘筒になったセン
タ−ドライブ型の部分逆転ロ−タリ耕耘装置として構成
された具体例を示しており、図1は本発明に係る部分逆
転ロ−タリ耕耘装置の要部の断面図、図2はその一部分
を拡大した断面図、図3はシ−ルの一部分を拡大した部
分図である。
【0006】図1および図2において、耕耘ケ−ス(1)
は、その下方の左右壁部に上下方向長さ(L)の開孔部
(2)(2)を開設し、各々の開孔部(2)(2)の外側を、開
口孔周縁に締結取着する蓋体(3)(3)で閉塞するように
構成されている。そして、各々の蓋体(3)には、耕耘ケ
−ス(1)に収容組成する伝動機構のうちの主伝動機構
(4)に連動する中間回転軸(5)の軸端部を軸受支持する
部分が設けられており、また、別個所においては、外側
方に向けて延出する軸受部(3a)が一体に形設されてい
る。
は、その下方の左右壁部に上下方向長さ(L)の開孔部
(2)(2)を開設し、各々の開孔部(2)(2)の外側を、開
口孔周縁に締結取着する蓋体(3)(3)で閉塞するように
構成されている。そして、各々の蓋体(3)には、耕耘ケ
−ス(1)に収容組成する伝動機構のうちの主伝動機構
(4)に連動する中間回転軸(5)の軸端部を軸受支持する
部分が設けられており、また、別個所においては、外側
方に向けて延出する軸受部(3a)が一体に形設されてい
る。
【0007】耕耘ケ−ス(1)に収容組成する耕耘伝動機
構の内の主伝動機構(4)は、耕耘ケ−ス(1)の下部に横
設される水平軸芯(O1)の正転出力軸(6)を、図外の耕
耘ケ−ス上部に設けられる入力軸に連動連結するチエン
伝動機構に構成され、前記中間回転軸(5)は、正転出力
軸(6)よりも伝動上位にあって正転出力軸(6)に平行に
設けられ、前記チエン伝動機構に係り合うスプロケット
(7)によって回転駆動されるようになっている。なお、
(8)は正転出力軸(6)の中央部に嵌着される受動スプロ
ケット、(9)はチエン、(10)はテンションスプロケッ
トである。
構の内の主伝動機構(4)は、耕耘ケ−ス(1)の下部に横
設される水平軸芯(O1)の正転出力軸(6)を、図外の耕
耘ケ−ス上部に設けられる入力軸に連動連結するチエン
伝動機構に構成され、前記中間回転軸(5)は、正転出力
軸(6)よりも伝動上位にあって正転出力軸(6)に平行に
設けられ、前記チエン伝動機構に係り合うスプロケット
(7)によって回転駆動されるようになっている。なお、
(8)は正転出力軸(6)の中央部に嵌着される受動スプロ
ケット、(9)はチエン、(10)はテンションスプロケッ
トである。
【0008】中間回転軸(5)のスプロケット(7)の左右
両脇部分には駆動ギヤ(11)(11)が嵌着され、各々の
駆動ギヤ(11)(11)には受動ギヤ(12)(12)がそれ
ぞれ常時噛合されて耕耘伝動機構の副伝動機構(GL)
(GR)が構成されており、常時噛合する駆動ギヤと受動
ギヤ(11)(12)、(11)(12)は、上述した耕耘ケ−
ス(1)の開口孔(2)(2)に填まり込む状態に配設されて
いる。
両脇部分には駆動ギヤ(11)(11)が嵌着され、各々の
駆動ギヤ(11)(11)には受動ギヤ(12)(12)がそれ
ぞれ常時噛合されて耕耘伝動機構の副伝動機構(GL)
(GR)が構成されており、常時噛合する駆動ギヤと受動
ギヤ(11)(12)、(11)(12)は、上述した耕耘ケ−
ス(1)の開口孔(2)(2)に填まり込む状態に配設されて
いる。
【0009】副伝動機構(GL)(GR)は、後述する第2
耕耘筒(13)(13)を、主伝動機構(4)の正転出力軸
(6)に対して反対方向に回転駆動するためのものであ
り、各々の副伝動機構(GL)(GR)における前記受動ギ
ヤ(12)(12)は、それぞれの副伝動機構(GL)(GR)
の逆転出力軸(12a)(12a)の内端部に一体に形成さ
れている。そして、各々の副伝動機構(GL)(GR)の逆
転出力軸(12a)は、ニ−ドルベアリング(14)を介し
て主伝動機構(4)の正転出力軸(6)に回転自在に外嵌し
て主伝動機構(4)の正転出力軸(6)と同芯二重軸状に設
けられ、前記ニ−ドルベアリング(14)の外側部位にダ
ストシ−ル(15)をそれぞれ介装して正逆両出力軸(6)
(12a)の嵌合面間を軸封している。
耕耘筒(13)(13)を、主伝動機構(4)の正転出力軸
(6)に対して反対方向に回転駆動するためのものであ
り、各々の副伝動機構(GL)(GR)における前記受動ギ
ヤ(12)(12)は、それぞれの副伝動機構(GL)(GR)
の逆転出力軸(12a)(12a)の内端部に一体に形成さ
れている。そして、各々の副伝動機構(GL)(GR)の逆
転出力軸(12a)は、ニ−ドルベアリング(14)を介し
て主伝動機構(4)の正転出力軸(6)に回転自在に外嵌し
て主伝動機構(4)の正転出力軸(6)と同芯二重軸状に設
けられ、前記ニ−ドルベアリング(14)の外側部位にダ
ストシ−ル(15)をそれぞれ介装して正逆両出力軸(6)
(12a)の嵌合面間を軸封している。
【0010】また、各々の副伝動機構(GL)(GR)の逆
転出力軸(12a)(12a)は、プレ−ンメタル(16)を
介して前記蓋体(3)(3)の軸受部(3a)(3a)の内径孔
に内嵌され、軸受部(3a)(3a)の外端部において逆転
出力軸(12a)(12a)の外径と支持筒部(3a)(3a)
の内径孔との間に介装するシ−ル(17)によって両者間
を軸封している。
転出力軸(12a)(12a)は、プレ−ンメタル(16)を
介して前記蓋体(3)(3)の軸受部(3a)(3a)の内径孔
に内嵌され、軸受部(3a)(3a)の外端部において逆転
出力軸(12a)(12a)の外径と支持筒部(3a)(3a)
の内径孔との間に介装するシ−ル(17)によって両者間
を軸封している。
【0011】前記シ−ル(17)は、耐油性ゴムなどの弾
性材によって形成され、インボリュ−トスプライン孔に
形成された内径部(17a)を、前記逆転出力軸(12a)
の外径部に刻設されたインボリュ−トスプライン部に外
嵌合致させるとともに、外周のリップ部(17b)を、前
記軸受部(3a)の内周面に当接させて設けられている。
性材によって形成され、インボリュ−トスプライン孔に
形成された内径部(17a)を、前記逆転出力軸(12a)
の外径部に刻設されたインボリュ−トスプライン部に外
嵌合致させるとともに、外周のリップ部(17b)を、前
記軸受部(3a)の内周面に当接させて設けられている。
【0012】副伝動機構(GL)(GR)の逆転出力軸(1
2a)(12a)は、耕耘ケ−ス(1)の一部分である前記
軸受部(3a)(3a)の外端より外方に延出され、この延
出部分にインボリュ−トスプラインがそれぞれ刻設され
ていて、各々のインボリュ−トスプライン部にスパ−ギ
ヤ(18)を嵌着固定し、該スパ−ギヤ(18)を第2耕耘
筒(13)(13)の内径部に形設されているインタ−ナル
ギヤ(19)(19)に噛合させて第2耕耘筒(13)(13)
を回転駆動する伝動連結部(20)(20)が構成されてい
る。
2a)(12a)は、耕耘ケ−ス(1)の一部分である前記
軸受部(3a)(3a)の外端より外方に延出され、この延
出部分にインボリュ−トスプラインがそれぞれ刻設され
ていて、各々のインボリュ−トスプライン部にスパ−ギ
ヤ(18)を嵌着固定し、該スパ−ギヤ(18)を第2耕耘
筒(13)(13)の内径部に形設されているインタ−ナル
ギヤ(19)(19)に噛合させて第2耕耘筒(13)(13)
を回転駆動する伝動連結部(20)(20)が構成されてい
る。
【0013】各々の第2耕耘筒(13)(13)は、前記両
出力軸(6)、(12a)(12a)の軸芯(O1)に対して一
定角度に傾斜する軸芯(O2)の回りを回転するように、
支持筒部(3a)の外径に軸受(21)を介して回転自在に
支承されており、軸芯方向の内側筒端部は、同部の内径
と軸受部(3a)の外径との間に介装する通常のオイルシ
−ル(22)によって軸封され、また、各々の第2耕耘筒
(13)の内側筒端部は耕耘ケ−ス(1)の横側面部に重合
して回転するようになっている。また、各々の第2耕耘
筒(13)の軸芯方向外側筒の端部は、その内径部と前記
逆転出力軸(12a)の外径部間に装着する撓みシ−ル
(23)によって第2耕耘筒(13)の傾斜回転に伴う間隔
変化に追従できるように軸封されている。
出力軸(6)、(12a)(12a)の軸芯(O1)に対して一
定角度に傾斜する軸芯(O2)の回りを回転するように、
支持筒部(3a)の外径に軸受(21)を介して回転自在に
支承されており、軸芯方向の内側筒端部は、同部の内径
と軸受部(3a)の外径との間に介装する通常のオイルシ
−ル(22)によって軸封され、また、各々の第2耕耘筒
(13)の内側筒端部は耕耘ケ−ス(1)の横側面部に重合
して回転するようになっている。また、各々の第2耕耘
筒(13)の軸芯方向外側筒の端部は、その内径部と前記
逆転出力軸(12a)の外径部間に装着する撓みシ−ル
(23)によって第2耕耘筒(13)の傾斜回転に伴う間隔
変化に追従できるように軸封されている。
【0014】なお、撓みシ−ル(23)は、図2にみられ
るように、逆転出力軸(12a)と第2耕耘筒(13)との
間に介装され、両者の間隔変化に追従して屈伸する部分
の動きを妨げない範囲で、その屈伸部分を保護する鍔部
(24)を外側に付設したものとなっている。
るように、逆転出力軸(12a)と第2耕耘筒(13)との
間に介装され、両者の間隔変化に追従して屈伸する部分
の動きを妨げない範囲で、その屈伸部分を保護する鍔部
(24)を外側に付設したものとなっている。
【0015】さらに、各々の第2耕耘筒(13)の外側筒
端外周部を、前記両軸芯(O1)(O2)の交点(P)を中心
とする球面状部(13a)に形成する一方で、前記鍔部
(24)の更に外側に位置する保護カバ−(25)を正転出
力軸(6)と共に回転するように設けて、その外周縁部を
少なくとも内面が前記球面状部(13a)に相似する球面
になった椀縁状に形成し、この球面の椀縁状部を前記球
面状部(13a)に接触しない状態でそれに被冠重合させ
てあり、この保護カバ−(25)によって前記撓みシ−ル
(23)が二重に保護されるようになっている。
端外周部を、前記両軸芯(O1)(O2)の交点(P)を中心
とする球面状部(13a)に形成する一方で、前記鍔部
(24)の更に外側に位置する保護カバ−(25)を正転出
力軸(6)と共に回転するように設けて、その外周縁部を
少なくとも内面が前記球面状部(13a)に相似する球面
になった椀縁状に形成し、この球面の椀縁状部を前記球
面状部(13a)に接触しない状態でそれに被冠重合させ
てあり、この保護カバ−(25)によって前記撓みシ−ル
(23)が二重に保護されるようになっている。
【0016】そうして、第2耕耘筒(13)には必要数の
耕耘爪取付座(26)を設け、各々の耕耘爪取付座(26)
に耕耘爪(27)(28)を取付けている。また、第1耕耘
筒(30)(30)は、前記保護カバ−(25)を正転出力軸
(6)に嵌着したうえで、その外方から正転出力軸(6)に
着脱自在に挿し込んで楔着固定されるのであり、外周に
は必要本数の耕耘爪取付座(31)が間配り装着され、そ
れぞれの取付座に一般的な耕耘ナタ爪(32)が取付けら
れている。
耕耘爪取付座(26)を設け、各々の耕耘爪取付座(26)
に耕耘爪(27)(28)を取付けている。また、第1耕耘
筒(30)(30)は、前記保護カバ−(25)を正転出力軸
(6)に嵌着したうえで、その外方から正転出力軸(6)に
着脱自在に挿し込んで楔着固定されるのであり、外周に
は必要本数の耕耘爪取付座(31)が間配り装着され、そ
れぞれの取付座に一般的な耕耘ナタ爪(32)が取付けら
れている。
【0017】なお、本発明は、一般的な耕耘機や、管理
機或いはティラ−などの小型軽量機用のロ−タリ耕耘装
置に適用できることは勿論のこと、乗用トラクタ用のロ
−タリ耕耘装置にも適用できる。
機或いはティラ−などの小型軽量機用のロ−タリ耕耘装
置に適用できることは勿論のこと、乗用トラクタ用のロ
−タリ耕耘装置にも適用できる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明装置は、耕耘伝動
機構の正転出力軸(6)に左右の逆転出力軸(12a) (1
2a)を同芯二重軸状に外嵌して各々が独立に回転する
ように耕耘ケ−ス(1)の軸受部(3a)(3a)に内挿支承
して、その正転出力軸(6)と左右の逆転出力軸(12a)
(12a)とを前記耕耘ケ−ス(1)内に収容組成する1列
の正転伝動列とその左右側部に配設する左右各1列の逆
転伝動列によって背反に回転させて、耕耘ケ−ス(1)側
部に隣接位置する第2耕耘筒(13)(13)を左右の逆転
出力軸(12a)(12a)で回転駆動し、第2耕耘筒(1
3)(13)の軸芯方向外側に位置する第1耕耘筒(30)
(30)を正転出力軸(6)で回転駆動する部分逆転ロ−タ
リ耕耘装置において、前記逆転出力軸(12a)(12a)
に第2耕耘筒(13)(13)を連動結合する伝動連結部
(20)(20)を、前記軸受部(3a)(3a)から外方に延
出した逆転出力軸(12a)(12a)の軸受部(3a)(3
a)に近接する部分に設けるとともに、その内側隣接部
分に、前記逆転出力軸(12a)の外径と耕耘ケ−ス(1)
との間を軸封するシ−ル(17)を配設して伝動連結部
(20)(20)及びシ−ル(17)部が第2耕耘筒(13)
(13)によって被われるようにしたことを特徴とするも
のであるから、耕耘ケ−ス(1)の横側部に隣接位置する
第2耕耘筒(13)(13)が第1耕耘筒(30)(30)に対
して逆転する部分逆転ロ−タリ耕耘装置であるにも拘ら
ず、耕耘ケ−ス(1)内の耕耘伝動機構が3列に集約コン
パクト化されることで耕耘ケ−ス(1)幅が狭小化される
ことにより耕起土の抱き込み状の堆積が少なくなり、ま
た、逆転出力軸(12a)(12a)から第2耕耘筒(13)
(13)に動力伝達する伝動連結部(20)(20)及び逆転
出力軸(12a)外径と耕耘ケ−ス(1)の軸受部(3a)間
を軸封するシ−ル(17)が共に第2耕耘筒(13)(13)
によって被われ、締め込み状に巻き付く草藁類の影響を
受けることもなくなり好適に稼動するものとなった。
機構の正転出力軸(6)に左右の逆転出力軸(12a) (1
2a)を同芯二重軸状に外嵌して各々が独立に回転する
ように耕耘ケ−ス(1)の軸受部(3a)(3a)に内挿支承
して、その正転出力軸(6)と左右の逆転出力軸(12a)
(12a)とを前記耕耘ケ−ス(1)内に収容組成する1列
の正転伝動列とその左右側部に配設する左右各1列の逆
転伝動列によって背反に回転させて、耕耘ケ−ス(1)側
部に隣接位置する第2耕耘筒(13)(13)を左右の逆転
出力軸(12a)(12a)で回転駆動し、第2耕耘筒(1
3)(13)の軸芯方向外側に位置する第1耕耘筒(30)
(30)を正転出力軸(6)で回転駆動する部分逆転ロ−タ
リ耕耘装置において、前記逆転出力軸(12a)(12a)
に第2耕耘筒(13)(13)を連動結合する伝動連結部
(20)(20)を、前記軸受部(3a)(3a)から外方に延
出した逆転出力軸(12a)(12a)の軸受部(3a)(3
a)に近接する部分に設けるとともに、その内側隣接部
分に、前記逆転出力軸(12a)の外径と耕耘ケ−ス(1)
との間を軸封するシ−ル(17)を配設して伝動連結部
(20)(20)及びシ−ル(17)部が第2耕耘筒(13)
(13)によって被われるようにしたことを特徴とするも
のであるから、耕耘ケ−ス(1)の横側部に隣接位置する
第2耕耘筒(13)(13)が第1耕耘筒(30)(30)に対
して逆転する部分逆転ロ−タリ耕耘装置であるにも拘ら
ず、耕耘ケ−ス(1)内の耕耘伝動機構が3列に集約コン
パクト化されることで耕耘ケ−ス(1)幅が狭小化される
ことにより耕起土の抱き込み状の堆積が少なくなり、ま
た、逆転出力軸(12a)(12a)から第2耕耘筒(13)
(13)に動力伝達する伝動連結部(20)(20)及び逆転
出力軸(12a)外径と耕耘ケ−ス(1)の軸受部(3a)間
を軸封するシ−ル(17)が共に第2耕耘筒(13)(13)
によって被われ、締め込み状に巻き付く草藁類の影響を
受けることもなくなり好適に稼動するものとなった。
【図1】本発明に係る部分逆転ロ−タリ耕耘装置の要部
の断面図である。
の断面図である。
【図2】図1の一部分を拡大した断面図である。
【図3】シ−ルの一部分を拡大した部分図である。
1 耕耘ケ−ス 3a 軸受部 6 正転出力軸 12a 逆転出力軸 13 第2耕耘筒 17 シ−ル 30 第1耕耘筒
Claims (1)
- 【請求項1】 耕耘伝動機構の正転出力軸(6)に左右の
逆転出力軸(12a)(12a)を同芯二重軸状に外嵌して
各々が独立に回転するように耕耘ケ−ス(1)の軸受部
(3a)(3a)に内挿支承して、その正転出力軸(6)と左
右の逆転出力軸(12a)(12a)とを前記耕耘ケ−ス
(1)内に収容組成する1列の正転伝動列とその左右側部
に配設する左右各1列の逆転伝動列によって背反に回転
させて、耕耘ケ−ス(1)の左右側部に隣接位置する第2
耕耘筒(13)(13)を左右の逆転出力軸(12a)(12
a)で回転駆動し、第2耕耘筒(13)(13)の軸芯方向
外側に位置する第1耕耘筒(30)(30)を正転出力軸
(6)で回転駆動する部分逆転ロ−タリ耕耘装置におい
て、逆転出力軸(12a)(12a)に第2耕耘筒(13)
(13)を連動結合する伝動連結部(20)(20)を、前記
軸受部(3a)(3a)から外方に延出した逆転出力軸(1
2a)(12a)の軸受部(3a)(3a)に近接する部分に
設けるとともに、その内側隣接部分に前記逆転出力軸
(12a)の外径と耕耘ケ−ス(1)との間を軸封するシ−
ル(17)を配設して、伝動連結部(20)(20)及びシ−
ル(17)部が第2耕耘筒(13)(13)によって被われる
ようにしたことを特徴とする部分逆転ロ−タリ耕耘装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001237350A JP2002112602A (ja) | 2001-08-06 | 2001-08-06 | 部分逆転ロ−タリ耕耘装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001237350A JP2002112602A (ja) | 2001-08-06 | 2001-08-06 | 部分逆転ロ−タリ耕耘装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32911699A Division JP3274117B2 (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 部分逆転ロ−タリ耕耘装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002112602A true JP2002112602A (ja) | 2002-04-16 |
Family
ID=19068445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001237350A Pending JP2002112602A (ja) | 2001-08-06 | 2001-08-06 | 部分逆転ロ−タリ耕耘装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002112602A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016214595A1 (de) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | Zf Friedrichshafen Ag | Getriebe sowie Kraftfahrzeug |
CN108684235A (zh) * | 2017-03-29 | 2018-10-23 | 株式会社久保田 | 插播式作业机 |
-
2001
- 2001-08-06 JP JP2001237350A patent/JP2002112602A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016214595A1 (de) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | Zf Friedrichshafen Ag | Getriebe sowie Kraftfahrzeug |
CN108684235A (zh) * | 2017-03-29 | 2018-10-23 | 株式会社久保田 | 插播式作业机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040615 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040811 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041109 |