JP4050596B2 - 歩行型耕耘機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、左右の走行車輪をエンジンで駆動して走行する基体の後方に、部分正逆転ロ−タリ耕耘装置を連設して構成される歩行型耕耘機に関する。
【0002】
【従来の技術】
基体の後方に連設するロ−タリ耕耘装置を、センタードライブケースに同芯状に支持した内外二重の内ロータリ軸と外ロータリ軸とを正転伝動系と逆転伝動系によって背反方向に回転させて、内ロータリ軸に装着した爪軸筒に設けられている耕耘爪と外ロータリ軸に装着した爪軸筒に設けられている耕耘爪とを同時に正逆転させて耕耘作業を行う部分正逆転ロータリ耕耘装置とした歩行型耕耘機は公知である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−146101号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1にみられるものは、基体の後方に連設するロ−タリ耕耘装置が部分正逆転ロータリ耕耘装置であるにもかかわらず、内ロータリ軸に装着した爪軸筒に設けられている耕耘爪群の耕耘域および外ロータリ軸に装着した爪軸筒に設けられている耕耘爪群の耕耘域と歩行型耕耘機の走行車輪との相対位置関係や、内ロータリ軸側の耕耘爪群および外ロータリ軸側の耕耘爪群双方の回転圏外方を被蓋する耕耘部カバーの構成が考究されていないので、例えば、畝間や作物条間のような個所での耕耘作業には適応性がよくないという難点があった。
【0005】
本発明は、基体の後方に連設するロータリ耕耘装置を部分正逆転ロータリ装置とした歩行型耕耘機であるという点に鑑み、互いに反対方向に回転する内ロータリ軸側の耕耘爪群の耕耘域および外ロータリ軸側の耕耘爪群の耕耘域と歩行型耕耘機の走行車輪との相対位置関係、内ロータリ軸側の耕耘爪群および外ロータリ軸側の耕耘爪群双方の回転圏外方を被蓋する耕耘部カバーの構成を考究して畝間や作物条間のような個所での耕耘作業に対する適応性をも向上させたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そして、請求項1に係る発明は、左右の走行車輪 (10)(10)をエンジン(13)で駆動して走行する基体の後方にロ−タリ耕耘装置を連設し、前記左右の走行車輪(10)(10)を、エンジン(13)を含む基体の横幅よりも狭い轍間距離に変更可能に構成するとともに、前記基体の後方に連設されるロ−タリ耕耘装置は、センタードライブケース(23)に支持した内外二重のロータリ軸(40)(39)を互いに反対方向に回転させて外ロータリ軸(39)と共に回転する第1軸筒(48)(48)に取付けた耕耘爪(51)と、内ロータリ軸(40)に着脱自在に装着する第2軸筒(54)(54)に取付けた耕耘爪(59)を同時に正逆転させて耕耘作業をする部分正逆転ロータリ装置とし、その部分正逆転ロータリ装置の前記第2軸筒(54)(54)を付け替え態勢変更して作業できるようにした歩行型耕耘機において、前記左右の走行車輪(10)(10)を最狭轍間距離になるよう変更した際、外ロータリ軸(39)側の耕耘爪(51)による耕耘域と内ロータリ軸(40)側の耕耘爪(59)による耕耘域との境界が、最狭轍間距離状態の左右走行車輪(10)(10)後方の轍内域又はその近傍部位に位置するように成すとともに、外ロータリ軸(39)側の耕耘爪(51)と内ロータリ軸(40)側の耕耘爪(59)双方の回転圏外方を被蓋する耕耘部カバー(29)は、センタードライブケース(23)に固装するカバー基体(60)の左右縁辺部にヒンジ(61)(61)を介して上下回動可能に装着する左右の天板部(62)(62)を備えるものに形成して、前記カバー基体(60)の前端部には前方に向いて張り出す前方延長カバー体(64)を設け、前記左右の天板部(62)(62)の上下回動中心であるヒンジ(61)(61)の回動軸芯(61a)(61a)、外ロータリ軸(39)側に取付けた耕耘爪(51)による耕耘域と内ロータリ軸(40)側に取付けた耕耘爪(59)による耕耘域との境界を通って上方に伸延する仮想鉛直線付近に位置するように構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明装置の実施例について図面を参照して説明する。図1は部分正逆転ロータリ耕耘装置を連設した歩行型耕耘機の全体側面図、図2は同じく全体平面図、図3は部分正逆転ロータリ耕耘装置を抽出し拡大した平面図、図4は部分正逆転ロータリ耕耘装置の伝動断面図である。
【0008】
先ず、歩行型耕耘機の全体的な構成から説明すると、図1〜図2にみられるように歩行型耕耘機は、左右一対の走行車輪(10)(10)を軸支した走行ミッションケース(11)と、走行ミッションケース(11)から前延するエンジンフレーム(12)とを基体とし、この基体のエンジンフレーム(12)に搭載するエンジン(13)と、基体から後方に延設する操縦ハンドル(14)とからなり、基体後部に部分正逆転ロータリ耕耘装置(15)が連設される。
【0009】
そして、前記エンジン(13)の出力軸(16)と走行ミッションケース(11)の入力軸(17)間を主伝動ケース(18)に内蔵された主伝動機構で動力断続自在に連動連結して、入力軸(17)に受動した動力を走行ミッションケース(11)内の変速伝動機構を経て前記走行車輪(10)(10)に伝達し、走行車輪(10)(10)を回転駆動して走行するようになっている。
また、走行ミッションケース(11)のPTO軸から作業出力ケース(19)内の出力伝動機構を経て部分正逆転ロータリ耕耘装置(15)の受動軸(20)に動力伝達できるようになっている。
【0010】
走行ミッションケース(11)は、上方の変速機構収容部と下方の最終伝動機構収容部とを左右幅の狭い中間部で連絡させて形成されている。そして、ケース上方の変速機構収容部に前記入力軸(17)と変速機構とが収容され、また、これ等に連動する最終伝動機構及び左右車軸(21)(21)がケース下方の最終伝動機構収容部に収容支架されて、入力軸(17)から左右の車軸(21)(21)へ各別に伝動する変速伝動装置(図示省略)がケース内に構成されている。
【0011】
左右の車軸(21)(21)は走行ミッションケース(11)の最終伝動機構収容部から左右横側方に延出されて、各々の車軸の延出部分に走行車輪(10)(10)が止着される。そして、走行車輪(10)(10)は、左右車軸(21)(21)の軸芯B−B(図2参照)に沿って取付位置を変更して、任意の轍間距離位置で固定できるようになっている。
【0012】
なお、走行車輪(10)(10)の取付位置を変更するにあたっては、前述のように走行ミッションケース(11)の中間部が左右幅狭く形成されていることと、図1にみられる如く側面視で走行車輪(10)(10)が周辺の他部材に干渉しないようになっていることから、図2にみられる如く、両走行車輪(10)(10)を、エンジンを含む基体の横幅よりも狭い轍間距離にして取付けることができ、そのような狭い轍間距離に設定することで、畝間や作物条間をも支障なく走行できるものとなっている。
【0013】
一方、走行ミッションケース(12)の上部、即ち、変速機構収容部の後背部分には作業機連結体(22)が連設されて、この作業機連結体(22)に前記ロータリ耕耘装置(15)のセンタードライブケース(23)の上部が直接に取付けられ、これによりロータリ耕耘装置(15)が歩行型耕耘機の基体に一体的に連設される。
【0014】
なお、前記作業機連結体(22)には変速ガイド板(図示省略)が設けられ、これに開設した案内溝に前記走行ミッションケース(11)の変速機構収容部から後方斜め上方に延出される走行変速レバー(24)が貫挿されて後方に伸延され、その走行変速レバー(24)を前記案内溝に沿って作動させて所望の掛止位置に移動させることによって、走行ミッションケース(11)内の変速伝動装置を変速及び前後進切換えできるようになっている。
【0015】
また、作業機連結体(22)の左右側面部には前記操縦ハンドル(14)基部が取付角度調節自在に取付けられており、その操縦ハンドル(14)部において、(25)は主伝動ケースの主伝動機構を断続操作する主クラッチレバー、(26)は駐車ブレーキレバー、(27)はサイドクラッチレバー、(28)は緊急停止デッドマンレバーである。
【0016】
歩行型耕耘機に作業機連結体(22)を介して一体的に連設される部分正逆転ロータリ耕耘装置(15)は、センタードライブケース(23)と、このドライブケース(23)に取付けられる耕耘部カバー(29)と、耕耘部カバー(29)の後方位に延設されるホルダーに上下位置調節自在に取付けた尾輪装置(30)等によって構成され、前記センタードライブケース(23)の下部にはロータリ軸がその軸芯C−Cを前記左右車軸(21)(21)の軸芯B−Bに平行させて横設されている。
なお、図示されている尾輪装置(30)は左右一対の双輪(30a)(30a)を備えたものとなっているが、これは歩行型耕耘機の機体中心線(A−A)の後方延長線上に位置する単輪(30b)とする場合もある。
【0017】
ロータリ耕耘装置(15)のセンタードライブケース(23)は、図4にみられる如く、上方の切換機構収容部と下方のロータリ軸支承部とが、これらの両部よりも著しく左右幅の狭い中間部分によって一体に連絡されるものとなっており、左右のケース半体を合接して形成されている。
【0018】
そして、上部の切換機構収容部には、センタードライブケース(23)に収容される伝動機構の入力軸である受動軸(20)が左右横向きに軸受支承され、該受動軸(20)が歩行型耕耘機の機体右方側に延出されて、該延出部と前記走行ミッションケース(11から右方側に延出されているPTO軸の延出部とが前出の作業出力ケース(19)内部の出力伝動機構によって連動連結される。
【0019】
図4の上半部にみられるように、センタードライブケース(23)上部の切換機構収容部には、前記受動軸(20)が設けられるとともに、該受動軸(22)に平行する回転軸(31)が軸受支承されて、受動軸(22)と回転軸(31)にわたって正逆転切換伝動機構が組成される。
【0020】
具体的には、前記受動軸(20)に、遊転ギヤ(32)と遊転スプロケット(33)と両者の間に在って受動軸(20)にスライド自在にスプライン嵌着される正逆転切換体(34)とを設ける一方で、前記回転軸(31)側に、前記遊転ギヤ(32)に常時噛合する受動ギヤ(35)と、遊転スプロケット(33)に対応する受動スプロケット(36)と、出力スプロケット(37)とが一体になった伝動体を遊転状態に嵌着し、また、前記遊転スプロケット(33)と受動スプロケット(36)とにチエン(38)を掛回して正逆転切換伝動機構が構成されている。
【0021】
そして、正逆転切換体(34)を受動軸(20)の軸心方向にスライド移動操作して遊転ギヤ(32)にクラッチ結合させると、受動軸(20)の動力が正逆転切換体(34)、遊転ギヤ(32)を経て前記伝動体に伝動されて、その伝動体の出力スプロケット(37)が正転する伝動状態になり、また、正逆転切換体(34)を前述とは逆方向にスライド移動操作して遊転スプロケット(33)にクラッチ結合させると、受動軸(20)の動力が正逆転切換体(34)、遊転スプロケット(33)、チエン(38)、受動スプロケット(6)を経て伝動体に伝動されて伝動体の出力スプロケット(37)が逆転する伝動状態となり、さらに、正逆転切換体(34)を遊転ギヤ(32)、遊転スプロケット(33)のいずれにもクラッチ結合しない中立位置に保持すると、前記出力スプロケット(37)からの伝動が停止されるようになっている。
【0022】
前記正逆転切換伝動機構は、通常、伝動体の出力スプロケット(37)が正転する伝動状態に切換保持しておき、必要に応じて出力スプロケット(37)が逆転する伝動状態に切換えるのであり、出力スプロケット(37)に伝達された正転方向又は逆転方向の回転動力はセンタードライブケース(23)下部のロータリ軸支承部に収容されているロータリ軸駆動機構に伝達されるのであるが、該ロータリ軸駆動機構は、図4の下半部にみられるように構成されている。
【0023】
図4は、正逆転切換伝動機構の出力スプロケット(37)が正転する伝動状態を示しており、この図4においてセンタードライブケース(23)下部のロータリ軸支承部には左右一対の外ロータリ軸(39)(39)と、それらの外ロータリ軸(39)(39)を相対回転自在に貫通して左右に延出する内ロータリ軸(40)とが内外二重軸状に軸受支承されると共に、外ロータリ軸(39)(39)並びに内ロータリ軸(40)より上方に在って両ロータリ軸(39)(39)、(40)に平行する中間回転軸(41)が回転自在に軸受支承されている。
【0024】
そして、ロータリ軸支承部の内部における前記内ロータリ軸(40)の軸心方向中央部にロータリ軸スプロケット(42)がスプライン嵌着され、このロータリ軸スプロケット(42)と前述した正逆転切換伝動機構の出力スプロケット(37)とにチエン(43)を巻き掛け、センタードライブケース(23)の中間部に支承して前記チエン(43)に掛回外側から噛合させるアイドルスプロケット(44)でチエン張りして内ロータリ軸(40)を前記正逆転切換伝動機構に連動連結し、これによって内ロータリ軸(40)を図1の側面視状態において反時計回り(正転方向)に回転するように成されている。
【0025】
また、中間回転軸(41)の軸心方向中央部には、前記チエン(43)の掛回内側に噛合する逆転入力スプロケット(45)がスプライン嵌着され、チエン(43)の回動に連れて中間回転軸(41)を内ロータリ軸(40)と同じく正転方向に回転させるようになっている。
【0026】
しかして、中間回転軸(41)部において、逆転入力スプロケット(45)の左右両脇部には逆転駆動ギヤ(46)(46)が各々スプライン取付けされ、各々の逆転駆動ギヤ(46)(46)が、前記左右の外出力軸(39)(39)の内端部に設けられている逆転被動ギヤ(47)(47)に各々噛合され、左右の外ロータリ軸(39)(39)を内ロータリ軸(40)とは反対の時計回り方向(逆転方向)に回転させるようになっている。
【0027】
なお、左右の外ロータリ軸(39)(39)には、それぞれの外方軸端部から外嵌して外ロータリ軸(39)(39)にスプライン結合する第1軸筒(48)(48)が設けられ、各々の第1軸筒(48)(48)の軸心方向内端寄り部分を、前記ロータリ軸支承部に形成されている左右の軸承部に差込んで各々を軸受(49)(49)で回転自在に支持させている。
言い換えると、前述した第1軸筒(48)(48)の支持によってロータリ軸支承部への外ロータリ軸(39)(39)の支持が行われ、また、外ロータリ軸(39)(39)に貫通された内ロータリ軸(40)のロータリ軸支承部への支持もが果されるようになっている。
【0028】
センタードライブケース(23)のロータリ軸支承部から左右に突出する外ロータリ軸(39)(39)と共に回転する第1軸筒(48)(48)には、必要数の爪取付部(50)(50)が設けられて、各々の爪取付部(50)に、図1の側面視状態において時計回り方向(逆転方向)に回転する耕耘爪(51)が挿し込まれてボルト(52)で止着される。
【0029】
また、第1軸筒(48)(48)の軸芯方向外端部には円板状のフランジ体(53)がそれぞれ固着されるが、このフランジ体(53)は前記爪取付部(50)の外側面に接合して設けられる。そして、前記ボルト(52)と重合する部分は凹欠または開孔(53a)されていて、前記ボルト(52)の締め弛め所作をフランジ体(53)の外側から行えるようにしてあり、又、フランジ体(53)の外側面(接合面側)には外向きに突出する輪状凸部(53b)が形設され、その輪状凸部(53b)の外径は前記第1軸筒(48)の外径よりもやや径大とされている。
【0030】
他方、左右の外ロータリ軸(39)(39)および第1軸筒(48)(48)の外端より横外方に突出した内ロータリ軸(40)の左右延出部(40a)(40a)には各々の外端側から外挿する第2軸筒(54)(54)を装して前記延出部(40a)(40a)に刻設されている雄スプラインにスプライン結合させ、第2軸筒(54)(54) の外端側から内挿して内ロータリ軸(40)に穿設されている雌ネジに螺合する固定ボルト(55)(55)で抜け止め固定される。
【0031】
また、各々の第2軸筒(54)(54)の内端部には、周縁が内向きに屈曲した円盤体(56)が固設されて、第2軸筒(54)(54)が前述の所定状態に装されたときに円盤体(56)の屈曲周縁部が輪状凸部(53b)の外径に被冠し、屈曲周縁部と輪状凸部(53b)とがラビリンス構造に重合して、第1軸筒(48)と第2軸筒(54)とが相隣接する部分への草藁等の巻付きを防止するとともに、内ロータリ軸(40)と外ロータリ軸(39)との嵌合部ならびに外ロータリ軸(39)と第1軸筒(48)との嵌合部への草藁等の侵入を防止するようになっている。
【0032】
そして、左右それぞれの第2軸筒(57)(57)の外周にも所用数の爪取付部(58)(58)が設けられて、各々の爪取付部(58)(58)に、図1の側面視状態において反時計回り方向(正転方向)に回転する耕耘爪(59)が取付けられてボルト止めされている。
【0033】
図4の実施例においては、左右の第2軸筒(57)(57)に取付けられている耕耘爪(59)群の左右各々の耕耘域(L1)(L2)のほうがドライブケース(23)の両脇部に位置する左右の第1軸筒(48)(48)に取付けられている耕耘爪(51)群の総和耕耘域(L3)よりも広くなるように設定されており、この設定状態において、左側の第1軸筒(48)の耕耘爪(51)群による耕耘域と左側の第2軸筒(57)の耕耘爪(59)群による耕耘域との境界、及び右側の第1軸筒(48)の耕耘爪(51)群による耕耘域と右側の第2軸筒(57)の耕耘爪(59)群による耕耘域との境界が、それぞれ轍間距離を最小幅にした時の左右走行車輪(10)(10)後方の轍内域又はその近傍に位置するようになっている(図2参照)。
【0034】
また、耕耘部カバー(29)の後方に位置する尾輪装置(30)が双輪(30a)(30a)を備える場合は、左右の双輪(30a)(30a)はそれぞれ前述した左右の耕耘域(L1)(L2)の後方を追従し、また、尾輪装置(30)が単輪(30b)の場合には、その単輪(30b)は前述した総和耕耘域(L3)の中央後方部分を追従するようになっている。
なお、左右の第2軸筒(57)の耕耘爪(59)群による左右それぞれの耕耘幅(耕耘域L1、L2)は、軸長を異ならせて構成した第2軸筒(57)を選択的に内ロータリ軸(40)の左右延出部(40a)( 40a)に装することで任意幅に変更設定することができる。
【0035】
外ロータリ軸(39)(39)と共に回転する第1軸筒(48)(48)に装着されて時計回り方向(逆転方向)に回転する耕耘爪(51)群と、前記内ロータリ軸(40)によって回転駆動される第2軸筒(57)(57)に装着されて反時計回り方向(正転方向)に回転する耕耘爪(59)群双方の回転圏の上方及び左右両側方は前出の耕耘部カバー(29)によって被蓋される。
また、尾輪装置(30)を支持するホルダーは、耕耘部カバー(29)とは別個に前記センタードライブケース(23)に取付けられて後方に延出される。
【0036】
耕耘部カバー(29)は、前記耕耘爪(51)(59)の回転圏から適宜上方に離間した部位において前記センタードライブケース(23)に固装するカバー基体(60)と、そのカバー基体(60)の左右の縁辺部にそれぞれヒンジ(61)(61)を介して上下回動可能に装着する左右の天板部(62)(62)と、左右の天板部(62)(62)の遊端側に各々連設する左右の側板部(63)(63)とから成る。
【0037】
また、前記カバー基体(60)の前端部には、前方に向いて張り出す前方延長カバー体(64)が着脱自在又は一体的に設けられ、該延長カバー体(64)が、外ロータリ軸(39)(39)と共に回転する第1軸筒(48)(48)に装着されて図1において時計回り方向(逆転方向)に回転する耕耘爪(51)によって前方向きに跳ね上げられる耕土等の前方飛散を効果的に阻止するようにされている。
【0038】
そして、上述した左右の天板部(62)(62)は、それらの上外面側において両者に跨って組成されている開度調節固定機構(65)によって通常はカバー基体(60)と略一直線状となる水平状に保たれ、必要に応じて開度調節固定機構(65)を操作することにより、前記ヒンジ(61)(61)の回動軸芯(61a)(61a)を支点に上方に回動させて任意角度に開き保持できるようになっている。
【0039】
なお、前記左右のヒンジ(61)(61)の回動軸芯(61a)(61a)は、図4にみられるように、左側の第1軸筒(48)の耕耘爪(51)群による耕耘域と左側の第2軸筒(57)の耕耘爪(59)群による耕耘域との境界を通って上方に伸延する仮想鉛直線付近と、右側の第1軸筒(48)の耕耘爪(51)群による耕耘域と右側の第2軸筒(57)の耕耘爪(59)群による耕耘域との境界を通って上方に伸延する仮想鉛直線付近に位置している。
【0040】
このように構成されたロータリ耕耘装置が図4の伝動状態にある時には、先にも記述したように、外ロータリ軸(39)(39)側の耕耘爪(51)が時計回り方向(逆転方向)に回転し、内ロータリ軸(40)側の耕耘爪(59)群が反時計回り方向(正転方向)に回転して、互いに反対方向に回転する両耕耘爪(51)(59)群によって所定幅(L1+L2+L3)の耕耘作業が行われるのである。
【0041】
図5〜6は、作業態勢変更例を示しており、この場合には、図4において内ロータリ軸(40)の左右延出部(40a)(40a)に嵌装されている第2軸筒(54)(54)を抜き外し、左右延出部(40a)(40a)に図5のように延長軸筒(66A)(66A)を自由回転状態に外挿し支持させ、各々の延長軸筒(66A)(66A)を外ロータリ軸(39)(39)側の第1軸筒(48)(48)に結合して第1軸筒(48)(48)と共に時計回り方向(逆転方向)に回転させるようにして、延長軸筒(66A)(66A)に装着する耕耘爪(67)(67)も前記第1軸筒(48)に装着されている耕耘爪(51)群と共に逆転する態勢にし、耕耘部カバー(29)の左右天板部(62)(62)を図5に仮想線で示しているように上方に回動し適宜角度に開き保持して対地作業を行うのである。
【0042】
なお、前記延長軸筒(66A)(66A)は、第2軸筒(54)(54)を抜き外した内ロータリ軸(40)の左右延出部(40a)(40a)を被包する被包体を兼ねており、各々の延長軸筒(66A)の内端部に固設したフランジ体(68)を前述した第1軸筒(48)側のフランジ体(53)に合接し、両フランジ体(68)(53)を複数本のボルト(69)で締結固定して取付けられ、各々の延長軸筒(66A)の外端側はそれと一体的な蓋(70)によって閉塞されている。
【0043】
また、延長軸筒(66A)の内端部に固設されるフランジ体(68)の内面側(フランジ体53に接合する側)には、前記フランジ体(53)に形設されている輪状凸部(53b)に対応する輪状凹部が形成されていて、両フランジ体(68)(53)が合接されると輪状凹部が輪状凸部(53b)にインロ−嵌合する。
【0044】
また、延長軸筒(66A)に装着する耕耘爪(67)は、延長軸筒(66A)外周に固設されている爪取付部(71)に挿し込んでボルト(72)で締付固定して取付けられるのであるが、延長軸筒(66A)の最内端に位置する爪取付部(71a)は延長軸筒(66A)内端のフランジ体(68)外面に接合して設けられてフランジ体(68)に重合するので、該爪取付部(71a)に挿し込まれた耕耘爪(67)を締付けるボルト(72a)は、接合した前記両フランジ体(68)(53)をも共締めするものにしてある。
【0045】
図5のように態勢変更して作業する場合、延長軸筒(66A)(66A)は内ロータリ軸(40)の左右延出部(40a)( 40a)に外挿して支持されると共に、インロー嵌合構造の両フランジ体(68)(53)によって第1軸筒(48)側に結合されるので支持が堅牢なものとなる。
そして、この場合に図5に仮想線で示しているように走行車輪(10)(10)の轍間距離を最狭に変更しておけば、歩行型耕耘機は畝(U)(U)の間を支障なく走行でき、ロータリ耕耘装置(15)は畝間に対応位置するのであり、この際、第1軸筒(48)に装着されている耕耘爪(51)群と延長軸筒(66A)(66A)に装着した耕耘爪(67)(67)の全てが逆転方向(走行車輪10の回転方向とは逆の方向)にアップカット回転して耕土を前方上向きに跳ね上げ、その耕土が適宜に開き角度に保持されている耕耘部カバー(29)の左右天板部(62)(62)に沿って移行されて両側の畝(U)(U)の上方に効果的に放擲されるのである。
【0046】
図7はもう一つの態勢変更例を示しており、この例では、第2軸筒(54)(54)を抜き外した内ロータリ軸(40)の左右延出部(40a)( 40a)を被包体(66)(66)で被って、逆転する外ロータリ軸(39)(39)側の第1軸筒(48)(48)に装着されている耕耘爪(51)(51)群のみによって耕耘作業できるようにしているのであり、この場合には、逆転する耕耘爪(51)群による耕耘幅が最小幅となって、幅狭部分の土入れ作業が行えるほか、図7に仮想線で示しているように作溝作業をすることもできることとなる。
【0047】
なお、図7においては、被包体(66)を前述した延長軸筒(66A)(66A)のと同じように内ロータリ軸(40)の左右延出部(40a)(40a)に自由回転状態に外挿し支持させ、それをフランジ結合で第1軸筒(48)側に止着するようにしているが、この被包体(66)は例えば内ロータリ軸(40)側に止着する構造にするなど他の如何なる支持止着構造で設けられてもよいものである。
【0048】
また、図示の実施例のものは、ドライブケース(23)上部の切換機構収容部に正逆転切換伝動機構を備えているので、この正逆転切換伝動機構の正逆転切換体(34)を遊転スプロケット(33)にクラッチ結合させて出力スプロケット(37)が反対回転するように切り換えることによって、図4の態勢において外ロ−タリ軸(39)(39)側の第1軸筒(48)(48)に装着されている耕耘爪(51)群を正転させ、内ロ−タリ軸(40)側の第2軸筒(57)(57)に装着されている耕耘爪(59)群を逆転させて作業することができ、また、図5〜6および図7の作業態勢において全ての耕耘爪を正転させて作業することもできるのである。
【0049】
【発明の効果】
本発明に係る歩行型耕耘機は、左右の走行車輪 (10)(10)をエンジン(13)で駆動して走行する基体の後方にロ−タリ耕耘装置を連設し、前記左右の走行車輪(10)(10)を、エンジン(13)を含む基体の横幅よりも狭い轍間距離に変更可能に構成するとともに、前記基体の後方に連設されるロ−タリ耕耘装置は、センタードライブケース(23)に支持した内外二重のロータリ軸(40)(39)を互いに反対方向に回転させて外ロータリ軸(39)と共に回転する第1軸筒(48)(48)に取付けた耕耘爪(51)と、内ロータリ軸(40)に着脱自在に装着する第2軸筒(54)(54)に取付けた耕耘爪(59)を同時に正逆転させて耕耘作業をする部分正逆転ロータリ装置とし、その部分正逆転ロータリ装置の前記第2軸筒(54)(54)を付け替え態勢変更して作業できるようにした歩行型耕耘機において、前記左右の走行車輪(10)(10)を最狭轍間距離になるよう変更した際、外ロータリ軸(39)側の耕耘爪(51)による耕耘域と内ロータリ軸(40)側の耕耘爪(59)による耕耘域との境界が、最狭轍間距離状態の左右走行車輪(10)(10)後方の轍内域又はその近傍部位に位置するように成すとともに、外ロータリ軸(39)側の耕耘爪(51)と内ロータリ軸(40)側の耕耘爪(59)双方の回転圏外方を被蓋する耕耘部カバー(29)は、センタードライブケース(23)に固装するカバー基体(60)の左右縁辺部にヒンジ(61)(61)を介して上下回動可能に装着する左右の天板部(62)(62)を備えるものに形成して、前記カバー基体(60)の前端部には前方に向いて張り出す前方延長カバー体(64)を設け、前記左右の天板部(62)(62)の上下回動中心であるヒンジ(61)(61)の回動軸芯(61a)(61a)、外ロータリ軸(39)側に取付けた耕耘爪(51)による耕耘域と内ロータリ軸(40)側に取付けた耕耘爪(59)による耕耘域との境界を通って上方に伸延する仮想鉛直線付近に位置するようにしているので、畝間や作物条間のような狭小個所をも支障なく走行しながら土入れや作溝などの耕耘作業を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 部分正逆転ロータリ装置を装備した歩行型耕耘機の全体側面図である。
【図2】 同じく全体平面図である。
【図3】 部分正逆転ロータリ耕耘装置を抽出し拡大した平面図である。
【図4】 部分正逆転ロータリ耕耘装置の伝動断面図である。
【図5】 部分正逆転ロータリ耕耘装置の作業態勢変更例を示す部分図である。
【図6】 図5を左方からみた側面部分図である。
【図7】 部分正逆転ロータリ耕耘装置の他の作業態勢変更例を示す部分図である。
【符号の説明】
10 走行車輪
13 エンジン
23 センタードライブケース
29 耕耘部カバー
39 外ロータリ軸
40 内ロータリ軸
40a 外方突出部分
51 耕耘爪
53 フランジ体
53b 輪状凸部
54 軸筒
56 円盤体
59 耕耘爪
60 カバー基体
61 ヒンジ
61a 回動軸芯
62 天板部
66 被包体
67 耕耘爪
68 フランジ体
66A 延長軸筒

Claims (1)

  1. 左右の走行車輪 (10)(10)をエンジン(13)で駆動して走行する基体の後方にロ−タリ耕耘装置を連設し、前記左右の走行車輪(10)(10)を、エンジン(13)を含む基体の横幅よりも狭い轍間距離に変更可能に構成するとともに、前記基体の後方に連設されるロ−タリ耕耘装置は、センタードライブケース(23)に支持した内外二重のロータリ軸(40)(39)を互いに反対方向に回転させて外ロータリ軸(39)と共に回転する第1軸筒(48)(48)に取付けた耕耘爪(51)と、内ロータリ軸(40)に着脱自在に装着する第2軸筒(54)(54)に取付けた耕耘爪(59)を同時に正逆転させて耕耘作業をする部分正逆転ロータリ装置とし、その部分正逆転ロータリ装置の前記第2軸筒(54)(54)を付け替え態勢変更して作業できるようにした歩行型耕耘機において、前記左右の走行車輪(10)(10)を最狭轍間距離になるよう変更した際、外ロータリ軸(39)側の耕耘爪(51)による耕耘域と内ロータリ軸(40)側の耕耘爪(59)による耕耘域との境界が、最狭轍間距離状態の左右走行車輪(10)(10)後方の轍内域又はその近傍部位に位置するように成すとともに、外ロータリ軸(39)側の耕耘爪(51)と内ロータリ軸(40)側の耕耘爪(59)双方の回転圏外方を被蓋する耕耘部カバー(29)は、センタードライブケース(23)に固装するカバー基体(60)の左右縁辺部にヒンジ(61)(61)を介して上下回動可能に装着する左右の天板部(62)(62)を備えるものに形成して、前記カバー基体(60)の前端部には前方に向いて張り出す前方延長カバー体(64)を設け、前記左右の天板部(62)(62)の上下回動中心であるヒンジ(61)(61)の回動軸芯(61a)(61a)、外ロータリ軸(39)側に取付けた耕耘爪(51)による耕耘域と内ロータリ軸(40)側に取付けた耕耘爪(59)による耕耘域との境界を通って上方に伸延する仮想鉛直線付近に位置するようにしてあることを特徴とする歩行型耕耘機。
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