JP2003274702A - 車軸耕耘作業機 - Google Patents

車軸耕耘作業機

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JP2003274702A
JP2003274702A JP2002085921A JP2002085921A JP2003274702A JP 2003274702 A JP2003274702 A JP 2003274702A JP 2002085921 A JP2002085921 A JP 2002085921A JP 2002085921 A JP2002085921 A JP 2002085921A JP 2003274702 A JP2003274702 A JP 2003274702A
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JP
Japan
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axle
tiller
transmission
fender
hitch
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Pending
Application number
JP2002085921A
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English (en)
Inventor
Hideaki Nakagawa
秀明 中川
Koji Ninomiya
浩二 二宮
Masao Miyauchi
正男 宮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車軸耕耘作業機の如き小型作業機は、エンジ
ン等の配置、燃料タンクやハンドル、その他の装置(部
品)の取付部に難儀し、ややもすれば大型になって、本
来のコンパクト化、軽量化、更にはコストダウンが課題
となっている。 【解決手段】 本発明は、車軸6に車輪18と耕耘装置
5とを付替できる車軸耕耘作業機8において、伝動ケ−
ス7には、その上部後縁を左右両側から挟むように取り
付けて上下方向に延長したリヤヒッチ9を設けた。該リ
ヤヒッチ9には、上部の前側に燃料タンク10とフ−ド
11との取付部12と、後ろの両側にチエンジガイド1
3、13’と、中間部両側にハンドルア−ム14、1
4’の取付軸15、15’とをそれぞれ設けた。更に、
前記リヤヒッチ9の下部位置で後側面に、抵抗棒16等
の作業器取付用ヒッチ17を固着して構成した車軸耕耘
作業機としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車軸耕耘作業機に
関するもので、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来から車軸耕耘作業機は、車体フレ−
ムから下側に延長した伝動ケ−スに車軸を軸架し、この
車軸に、車輪とロ−タリ耕耘装置とを交互に付替て車輪
によって路上走行や牽引による圃場作業が可能であり、
又、ロ−タリ耕耘装置による耕耘作業を行なう構成の農
機として広く普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような極く小型の
作業機は、エンジンや伝動装置の配置、燃料タンク、フ
−ド、チエンジガイド、ハンドル、作業機取付用の後部
ヒッチ等の取付部材(取付場所)が少なく、ややもすれ
ば大型になって、コンパクト化、軽量化、更にはコスト
ダウンが困難で、これらの解決が課題となっている。
【0004】又、この種、車軸耕耘作業機は、車輪取付
時とロ−タリ耕耘装置を装着した時とでは車体走行幅
(作業幅)が大きく変化して、これらを上側から覆うフ
ェンダ−の構成も課題となっている。更に、車軸耕耘作
業機は、走行中、単軸のために後部ハンドル側が上下に
ふらつく危険性があり、特に、バック走行時の安全性が
課題となっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものであ
る。まず、請求項1の発明は、車体フレ−ム1上に搭載
したエンジン2と、その後方に配置した伝動ミッション
装置3とを伝動装置4によって伝動可能に連結して設
け、前記伝動ミッション装置3には、耕耘装置5を着脱
できる車軸6を軸架した伝動ケ−ス7を連結して下側に
延長して車軸耕耘作業機8を構成し、前記伝動ケ−ス7
には、その上部後縁を左右両側から挟むように取り付け
て上下方向に延長したリヤヒッチ9を設け、該リヤヒッ
チ9には、上部の前側に燃料タンク10とフ−ド11と
の取付部12と、後ろの両側にチエンジガイド13、1
3’と、中間部両側にハンドルア−ム14、14’の取
付軸15、15’とをそれぞれ設け、更に、前記リヤヒ
ッチ9の下部位置で後側面に、抵抗棒16等の作業器取
付用ヒッチ17を固着して構成した車軸耕耘作業機であ
って、伝動ケ−スを両側から挾んで後側に取り付けたリ
ヤヒッチを利用して、上部前側に燃料タンクやフ−ド
を、後ろ側には伝動ミッション装置の変速機構に連結し
た変速レバ−のガイドを取り付けて設け、中間部には後
方に延長したハンドルア−ムの基部を取り付けるための
軸を左右両側に設けている。更に、リヤヒッチは、下部
の後ろ側にヒッチを溶着して作業器の取り付けができる
構成としている。このように、請求項1の発明は、一つ
のリヤヒッチを有効に利用して、各装置、部品を取り付
けることによって、車軸耕耘作業機をコンパクトに組み
立てて構成し、取付部材を少なくすることによって軽量
化を図ることができた。そして、本案に係る作業機は、
製造コストが安く、大幅にコストダウンをすることがで
きた。
【0006】つぎに、請求項2の発明は、車体フレ−ム
1上に搭載したエンジン2と、その後方に配置した伝動
ミッション装置3とを伝動装置4によって伝動可能に連
結して設け、前記伝動ミッション装置3には、耕耘装置
5を着脱できる車軸6を軸架した伝動ケ−ス7を連結し
て下側に延長して車軸耕耘作業機8を構成し、該伝動ケ
−ス7の左右両側には、前記車軸6の上方から車輪1
8、及び耕耘装置5を覆うフェンダ−19を設け、該フ
ェンダ−19は、車体フレ−ム1に固定するメインフェ
ンダ−19aと、該メインフェンダ−19aに固定する
サブフェンダ−19bとから構成し、該サブフェンダ−
19bは、車軸6に耕耘装置5を装着したとき、最も外
側に位置する内向き爪5aより外側位置まで横幅を拡げ
て取り付けできる構成とし、前記メインフェンダ−19
aは、車軸6に最小トレッドの状態に車輪18を装着し
たとき、フェンダ−機能が発揮できる横幅に固定して構
成した車軸耕耘作業機であって、メインフェンダ−は、
車輪の最小トレッドの横幅に合わせた位置に設けている
から、走行時に車輪の通過位置を目視によって確認する
ことが可能である。したがって、請求項2の発明は、車
輪が作物を踏み付けながら走行することを防止できるも
のでありながら、エンジン側への土の飛散を防止するこ
とができる。
【0007】そして、請求項2の発明は、サブフェンダ
−が上記メインフェンダ−で対応できない広幅部分に対
して効果的に働き、特に、耕耘装置の最も外側に位置す
る内向き爪によって車体側に飛散される土に対して充分
にフェンダ−機能を発揮する。
【0008】つぎに、請求項3の発明は、車体フレ−ム
1側から後方に延長して設けた左右一対のハンドルア−
ム14、14’の中間部を、連結杆20によって左右一
体に連結して設け、該連結杆20の中間部分に、少なく
とも後方側から押圧操作ができる停止ボタン21を設け
て構成した請求項1、又は2記載の車軸耕耘作業機であ
って、停止ボタンは、後方側から押圧操作ができるもの
であるから、バック走行時に、危険な体勢になった作業
者の体が当たることによって押圧操作が可能である。し
たがって、請求項3の発明は、上記のように、すぐにエ
ンジンを停止できるもので安全性が極めて高くなった。
【0009】
【発明の効果】まず、請求項1の発明は、伝動ケ−スの
後部に設けた一つのリヤヒッチを有効に利用して、各装
置、各部品を集中的に取り付けることによって、車軸耕
耘作業機をコンパクトに組み立てて構成できた特徴があ
る。そして、本案は、取付部材を少なくすることによっ
て軽量化を図ることができ、製造コストが安く、大幅に
コストダウンをすることができた効果を有する。
【0010】そして、請求項2の発明は、メインフェン
ダ−を最小トレッド時の両車輪幅に合わせて設けたか
ら、エンジン側への土の飛散を防止するものでありなが
ら、車輪の通過位置を目視して作物の踏み付けを防止で
きる効果がある。そして、サブフェンダ−は、上記メイ
ンフェンダ−で対応できない広幅部分に対して効果的に
働き、特に、耕耘装置の最も外側に位置する内向き爪に
よって車体側に飛散される土に対して充分にフェンダ−
機能を発揮するものとなっている。
【0011】そして、請求項3の発明は、バック走行時
に、危険な体勢になった作業者の体が停止ボタンに当た
ることによって押圧操作されてすぐにエンジンを停止で
きるもので安全性が極めて高くなった効果がある。な
お、連結杆は、左右両側のハンドルア−ムを連結してハ
ンドル強度を高めており、更に安全性を向上している。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。まず、車体フレ−ム1
は、図1、乃至図5に示すように、前部にエンジン2を
搭載し、その後方に伝動ミッション装置3を配置して設
け、これら両装置2、3を伝動装置4によって伝動可能
に連結して構成している。そして、上記伝動装置4に
は、図示は省略したがテンションクラッチ装置が設けら
れ、後述するハンドルフレ−ム14’に設けたクラッチ
レバ−22によって入・切操作可能に構成している。
【0013】そして、伝動ケ−ス7は、図面に示すよう
に、下部の左右両側に車軸6を突出させて設け、上部を
前記伝動ミッション装置3に連結して一体構成とし下部
の車軸6側を下方に延長して構成している。そして、上
記車軸6は、図3、及び図4に示すように、車輪18を
最小トレッドの位置(図3参照)、又は最大トレッドの
位置(図4参照)に着脱自由としてトレッド調節ができ
る構成としている。更に、上記車軸6は、図5に示すよ
うに、延長パイプ23を連結してこれを耕耘軸として内
向き爪5aや外向き爪5bから構成した耕耘装置5を着
脱自由に取り付けできる構成としている。
【0014】つぎに、フェンダ−19について説明す
る。まず、フェンダ−19は、図3、乃至図5に示すよ
うに、メインフェンダ−19aとサブフェンダ−19b
との2枚構成とし、メインフェンダ−19aは、車輪1
8を、図3に示すように、最小トレッドの位置にして横
幅(車幅)を狭くしたときに合わせて取り付けた構成と
している。そして、サブフェンダ−19bは、図6で解
るように、上記メインフェンダ−19aの下側に締付ね
じ24によって幅調節をして着脱自由に取り付けできる
構成とし、図4、及び図5に示すように、上記メインフ
ェンダ−19aの横幅では対応できない範囲まで幅を拡
大して、車輪18の最大トレッド位置(図4参照)、及
び耕耘装置5(図5参照)を装着したときに泥除け作用
ができる位置まで拡げて取り付けできる構成としてい
る。そして、サブフェンダ−19bは、図5に示すよう
に、耕耘装置5を装着したときには、最も外側に位置す
る内向き爪5aの爪先端より更に外側位置まで横幅を拡
げて取り付ける構成としている。
【0015】通常、内向き爪5aは、回転に伴って泥土
を爪内縁に沿って内側(車体側)に向けて斜め方向に跳
ね上げて飛散する傾向が強く、これに対応して、上記の
幅位置まで拡大したサブフェンダ−19bによって適確
に泥除け作用を行なうことができる。
【0016】つぎに、リヤヒッチ9について説明する。
まず、リヤヒッチ9は、図1、及び図2に示すように、
伝動ケ−ス7の上部において、後ろの左右両側から挟む
ように取り付けて上下方向に延長して設けている。実施
例の場合、リヤヒッチ9は、その横断面を変形のコ字型
に形成して、開放側を上記のとおり伝動ケ−ス7側に向
けて左右両側から挾んで取り付け、その伝動ケ−ス7よ
り上方に高く突出させて取付部12を構成している。そ
して、取付部12は、図面に示すように、前側に配置し
た燃料タンク10とフ−ド11との後部をねじ締めによ
って取り付ける構成としている。
【0017】そして、リヤヒッチ9は、上記の如く上方
に高く突出させた取付部12の背後位置において、基部
を下側の伝動ミッション装置3に内装した変速機構に連
結している変速レバ−25を、上記変形コ字型の内空部
分に位置し、両側と背後から囲んだ状態に構成してい
る。そして、チエンジガイド13、13’は、コ字型の
リヤヒッチ9の上部両側に設け、上記変速レバ−25を
図2に示すように、左右に案内できる構成としている。
そして、変速レバ−25は、実施例の場合、路上走行す
る高速と、作業速度(高速、低速)とに変速できる構成
としている。
【0018】そして、取付軸15、15’は、上記リヤ
ヒッチ9の中間部両側に外側から嵌合できるように突出
状態に設け、これにハンドルア−ム14、14’の基部
に形成した嵌合部26、26’を嵌め込んで取り付ける
構成としている。そして、ハンドルア−ム14、14’
は、上記取付軸15、15’を支点に嵌合部26、2
6’を回動してハンドル高さの調節ができる構成として
いる。
【0019】そして、作業器取付用ヒッチ17は、図1
に示すように、リヤヒッチ9の下部位置で後側面に溶接
によって取り付け、抵抗棒16を取り付けできる構成と
している。そして、左右一対のハンドルア−ム14、1
4’は、図7に示すように、その中間部に架け渡した連
結杆20によって左右を一体に連結して構成している。
そして、停止ボタン21は、実施例の場合、図7に示す
ように、上記連結杆20の左右の中間部分に設け、後方
側から押圧操作ができる構成としている。したがって、
停止ボタン21は、作業機8がバック走行時に危険な体
勢になった作業者が体で押圧することによってエンジン
2を停止することができる。
【0020】以上述べたように、本案実施例に係る車軸
耕耘作業機8は、伝動ケ−スの後部に設けたリヤヒッチ
9を利用して、上部前側に燃料タンク10やフ−ド11
を、後ろ側には伝動ミッション装置3の変速機構に連結
した変速レバ−25のガイド13、13’を取り付けて
いる。そして、リヤヒッチ9は、中間部には後方に延長
したハンドルア−ム14、14’の基部を取り付けるた
めの取付軸15、15’を左右両側に設けている。更
に、リヤヒッチ9は、下部の後ろ側にヒッチ17を溶着
して抵抗棒16等の作業器の取り付けができる構成とし
ている。
【0021】このように、実施例の構成は、一つのリヤ
ヒッチ9を有効に利用して、各装置や部品を取り付ける
ことによって、車軸耕耘作業機8をコンパクトに組み立
てて構成し、取付部材を少なくすることによって軽量化
を図ることができた特徴がある。そして、本案に係る作
業機8は、製造コストも安く、従来に比較して大幅にコ
ストダウンをすることができたものである。
【0022】そして、メインフェンダ−19は、車輪1
8の最小トレッドの横幅に合わせた位置に設けているか
ら、この状態で走行する時には、車輪18の通過位置を
目視によって確認しながら進み、車輪18が作物を踏み
付けて走行することを防止できるものでありながら、走
行中に車輪18が跳ね上げる泥土がエンジン2側に飛散
するのを未然に防止することができる。
【0023】又、サブフェンダ−19bは、メインフェ
ンダ−19aで対応できない広幅部分に対して効果的に
働き、特に、耕耘装置5の最も外側に位置する内向き爪
5aによって車体1側に跳ね上げて飛散される泥土に対
して泥除け作用ができる優れた効果がある。
【0024】そして、実施例における停止ボタン21
は、後方側から押圧操作ができるものであるから、バッ
ク走行時に、危険な体勢になった作業者の体が当たるこ
とによって押圧操作が可能である。したがって、本案実
施例は、上記のように、危険な状態になったときに、す
ぐ、エンジンを停止できて安全性が極めて高くなった優
れた特徴がある。
【0025】別実施例1 つぎに、図8に基づいて別実施例1を説明する。別実施
例1は、部分逆転ロ−タリ耕耘装置に関するものであっ
て、車体に取り付けた耕耘伝動ケ−スの下部両側に軸架
している正転側耕耘筒の内側端面に、該正転側耕耘筒の
軸芯に対して一定の傾斜角度を保持した状態で傾斜回転
する逆転側耕耘筒の外側端面を対向させて軸装し、該逆
転側耕耘筒の外側端面に取り付けたシ−ル、及び防護鍔
部材と、この防護鍔部材の中心部分に形成した切欠孔の
内空まで先端部分が突入した状態で回転する筒型カバ−
を上記正転側耕耘筒の内側端面に装着して構成した保護
装置である。
【0026】従来の部分逆転ロ−タリ耕耘装置における
保護装置は、例えば特許第3203324号公報の図2
に示されているように、第2耕耘筒(逆転側)13の外
側開口部を撓みシ−ル23で塞ぎ、その外側に防護鍔部
24を嵌め込んで保護する構成としている。そして、シ
−ル防護カバ−25は、第1耕耘筒(正転側)30の内
側端部に取り付けて、前記防護鍔部24を外側から覆
い、その外周縁を上記第2耕耘筒13の開口側の外径よ
り大径に形成して、その外周を回転する構成にしてい
る。
【0027】上述のように、従来のシ−ル防護カバ−2
5は、特許第3203324号公報の図2で解るよう
に、第1耕耘筒30の軸芯に対して一定の傾斜角度を保
持して傾斜回転する第2耕耘筒13の外周部より外側を
回転し、尚且つ、異物の侵入を防止して防塵をする必要
がある。そのため、シ−ル防護カバ−25は、外周縁部
を第2耕耘筒13の外周形状に沿わせた大径の椀縁状に
形成して、その外周面と接触しない程度に密着度を保つ
必要があって設計上の精度が要求される。
【0028】このように、従来公知の保護装置は、大径
で設計精度を要するから、時代の要請となっているコン
パクト化、コストダウンに逆行する課題がある。それに
対して、別実施例1は、従来の課題を解決してコンパク
トな構成であって、生産コストを安くできるものであり
ながら、撓みシ−ルを草藁や小石から護り、本来のシ−
ル保護機能を充分に発揮してシ−ルの耐久性を向上する
特徴がある。
【0029】以下、別実施例1を具体的に説明する。ま
ず、耕耘伝動ケ−ス30は、図面から解るように、下部
両側を開口してその部分に、上側に中間軸31を軸受
し、その下側に正逆回転の内外二つの出力軸32、33
を軸受支持するように外側に突出した軸受部34、34
を一体に形成した左右一対の蓋体35、35を取り付け
て構成している。そして、入力スプロケット36と伝動
ギヤ37は、上記中間軸31の伝動上手側で耕耘伝動ケ
−ス30の下部に一体に軸受支持して設け、上方の車体
側から入力された回転動力を中間軸31の中間ギヤ3
8、38に伝動する構成としている。
【0030】そして、出力軸32、33は、図面に示す
ように、中間軸31の伝動下手側に前述のように内外二
重構成にして相互に逆転可能にニ−ドルベアリング39
で支持している。そして、左右の内側出力軸33、33
は、中心の伝動スプロケット40を中間軸31の中間ス
プロケット41にチエン42によって伝動する構成とし
ている。一方、外側出力軸32、32は、内側端部に一
体として構成しているギヤ43、43を、中間ギヤ3
8、38にそれぞれ噛合して伝動する構成としている。
【0031】このように、内外の二重出力軸32、33
は、中間軸31から一方がチエン伝動され、他方がギヤ
伝動されるから、相互に逆の回転動力が伝動される構成
となっている。そして、正転側耕耘筒44、44は、外
側に複数個の耕耘爪取付座45が設けられ、内側を上記
出力軸33に挿入して伝動可能に連結して耕耘装置46
を構成している。そして、逆転側耕耘筒47、47は、
前記蓋体35に形成した軸受部34の外周に、上記出力
軸33に対して一定の傾斜角度を保持して回転自由に軸
受され、外側出力軸32、32の伝動ギヤ48、48を
インタ−ナルギヤ49、49に伝動可能に噛合して傾斜
回転可能に構成している。
【0032】そして、逆転側耕耘筒47、47は、外周
に耕耘爪取付座50、50を設け、軸方向の外側開口部
に撓みシ−ル51、51を設けて塞ぎ、その外側に防護
鍔部材52、52を嵌め込んで構成している。この場
合、防護鍔部材52、52は、中心部分に切欠孔54、
54を形成している。そして、筒型カバ−53、53
は、前記正転側耕耘筒44、44の内側端面に溶着して
取り付け、上記逆転側耕耘筒47、47の外側開口部に
ある防護鍔部材52、52の中心部分の切欠孔54、5
4の内空に突入状態で回転する構成にしている。
【0033】このとき、筒型カバ−53、53は、正転
側耕耘筒44、44と共に水平状態で正回転するのに対
して、防護鍔部材52、52が逆転側耕耘筒47、47
によって傾斜状態で逆回転を続けるが、先端部分が切欠
孔54、54の内空に出入りして支障なく円滑に回転す
ることができる。
【0034】このように、別実施例1は、対向する正転
側耕耘筒44、44の内側端面と逆転側耕耘筒47、4
7の外側端面とを、上記の構成にしたから、相互に逆回
転する関係で草藁が両筒の境目に捩じ込むように作用す
るが、これを筒型カバ−53、53で防ぎ、更に、内側
の防護鍔部材52、52によって保護して、撓みシ−ル
51、51の破損を防止できる。
【0035】そして、前述した従来型のシ−ル保護カバ
−25は、設計精度を高めて製作しても、草藁や土の押
圧力が働くと第2耕耘筒13の外周面に接触して回転す
ることが多く、伝動ロスの発生は避けられない構成上の
欠陥がある。以上述べたように、別実施例1は、従来装
置に比較して、単なる筒状のカバ−に形成して、著しく
簡素化しコンパクトにした特徴がある。そして、別実施
例1に係る保護装置は、従来に比較すると低コストで製
造できる特徴があり、充分な保護機能を有し、撓みシ−
ルの耐久性を向上できる効果を有する。
【0036】なお、別実施例1に係る装置は、実施例と
して説明したセンタ−ドライブ型に限るものではなく、
サイドドライブ型の耕耘装置にも採用できる。更に、別
実施例1は、大型、小型の耕耘機は勿論のこと、トラク
タの耕耘装置でも利用でき、要するに、部分逆転ロ−タ
リ耕耘装置であれば、全てに利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であって、側面図である。
【図2】本発明の実施例であって、平面図である。
【図3】本発明の実施例であって、平面図である。
【図4】本発明の実施例であって、平面図である。
【図5】本発明の実施例であって、平面図である。
【図6】本発明の実施例であって、側面図である。
【図7】本発明の実施例であって、平面図である。
【図8】本発明の別実施例1であって、その要部を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 車体フレ−ム 2 エンジン 3 伝動ミッション装置 4 伝動装置 5 耕耘装置 5a 内向き爪 5b 外向き爪 6 車軸 7 伝動ケ−ス 8 車軸耕耘作業機 9 リヤヒッチ 10 燃料タンク 11 フ−ド 12 取付部 13、13’ チエンジガイド 14、14’ ハンド
ルア−ム 15、15’ 取付軸 16 抵抗棒 17 作業器取付用ヒッチ 18 車輪 19 フェンダ− 19a メインフェン
ダ− 19b サブフェンダ− 20 連結杆 21 停止ボタン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B033 AA07 AB01 AB11 AC04 DA01 DA04 DB03 DB05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレ−ム1上に搭載したエンジン2
    と、その後方に配置した伝動ミッション装置3とを伝動
    装置4によって伝動可能に連結して設け、前記伝動ミッ
    ション装置3には、耕耘装置5を着脱できる車軸6を軸
    架した伝動ケ−ス7を連結して下側に延長して車軸耕耘
    作業機8を構成し、前記伝動ケ−ス7には、その上部後
    縁を左右両側から挟むように取り付けて上下方向に延長
    したリヤヒッチ9を設け、該リヤヒッチ9には、上部の
    前側に燃料タンク10とフ−ド11との取付部12と、
    後ろの両側にチエンジガイド13、13’と、中間部両
    側にハンドルア−ム14、14’の取付軸15、15’
    とをそれぞれ設け、更に、前記リヤヒッチ9の下部位置
    で後側面に、抵抗棒16等の作業器取付用ヒッチ17を
    固着して構成した車軸耕耘作業機。
  2. 【請求項2】 車体フレ−ム1上に搭載したエンジン2
    と、その後方に配置した伝動ミッション装置3とを伝動
    装置4によって伝動可能に連結して設け、前記伝動ミッ
    ション装置3には、耕耘装置5を着脱できる車軸6を軸
    架した伝動ケ−ス7を連結して下側に延長して車軸耕耘
    作業機8を構成し、該伝動ケ−ス7の左右両側には、前
    記車軸6の上方から車輪18、及び耕耘装置5を覆うフ
    ェンダ−19を設け、該フェンダ−19は、車体フレ−
    ム1に固定するメインフェンダ−19aと、該メインフ
    ェンダ−19aに固定するサブフェンダ−19bとから
    構成し、該サブフェンダ−19bは、車軸6に耕耘装置
    5を装着したとき、最も外側に位置する内向き爪5aよ
    り外側位置まで横幅を拡げて取り付けできる構成とし、
    前記メインフェンダ−19aは、車軸6に最小トレッド
    の状態に車輪18を装着したとき、フェンダ−機能が発
    揮できる横幅に固定して構成した車軸耕耘作業機。
  3. 【請求項3】 車体フレ−ム1側から後方に延長して設
    けた左右一対のハンドルア−ム14、14’の中間部
    を、連結杆20によって左右一体に連結して設け、該連
    結杆20の中間部分に、少なくとも後方側から押圧操作
    ができる停止ボタン21を設けて構成した請求項1、又
    2記載の車軸耕耘作業機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008228626A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 歩行型移動農機
JP2011211966A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Hitachi Koki Co Ltd 歩行型耕耘機

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JP2008228626A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 歩行型移動農機
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